JP2000320692A - バタフライ弁及びその弁座取付方法 - Google Patents
バタフライ弁及びその弁座取付方法Info
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- JP2000320692A JP2000320692A JP11132006A JP13200699A JP2000320692A JP 2000320692 A JP2000320692 A JP 2000320692A JP 11132006 A JP11132006 A JP 11132006A JP 13200699 A JP13200699 A JP 13200699A JP 2000320692 A JP2000320692 A JP 2000320692A
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- valve
- wedge member
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ゴムの使用量が少なくて環境に優しいバタフ
ライ弁の提供を課題とする。また、容易かつ確実に取付
固定できる弁座取付方法の提供も課題とする。 【解決手段】 バタフライ弁においては、弁座13が、
断面視蟻溝状の弁座取付溝14内に挿入されると共に、
断面視した場合に弁座取付溝14の底面14aに面した
外周部分が二股分岐13a及び13bされ、底面14a
には、これらの間に挿入されて押し広げる楔部材15が
取り付けられる構成を採用した。また、弁座取付方法に
おいては、底面14aに楔部材15を挿入して取り付け
る楔部材取付工程と、この後、二股分岐13a及び13
bを互いに近づけるように圧迫してから弁座13を弁座
取付溝14内に挿入する挿入工程と、この後、さらに弁
座13を弁座取付溝14内に挿入して楔部材15で二股
分岐13a及び13b間を押し広げて弁座取付溝14内
で太らせる押し広げ工程とを有する方法を採用した。
ライ弁の提供を課題とする。また、容易かつ確実に取付
固定できる弁座取付方法の提供も課題とする。 【解決手段】 バタフライ弁においては、弁座13が、
断面視蟻溝状の弁座取付溝14内に挿入されると共に、
断面視した場合に弁座取付溝14の底面14aに面した
外周部分が二股分岐13a及び13bされ、底面14a
には、これらの間に挿入されて押し広げる楔部材15が
取り付けられる構成を採用した。また、弁座取付方法に
おいては、底面14aに楔部材15を挿入して取り付け
る楔部材取付工程と、この後、二股分岐13a及び13
bを互いに近づけるように圧迫してから弁座13を弁座
取付溝14内に挿入する挿入工程と、この後、さらに弁
座13を弁座取付溝14内に挿入して楔部材15で二股
分岐13a及び13b間を押し広げて弁座取付溝14内
で太らせる押し広げ工程とを有する方法を採用した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上水路等の管路に
接続されて流体の圧力や流量制御等を行うバタフライ弁
に関するものである。
接続されて流体の圧力や流量制御等を行うバタフライ弁
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】様々な分野において、流体の圧力や流量
制御等を目的としてバタフライ弁が広く用いられてい
る。従来のこの種の一般的なバタフライ弁について、図
10を参照しながら以下にその概略構造を説明する。こ
のバタフライ弁は、流体の流通する筒状の流路が形成さ
れた弁箱1と、流路内に流体の流入方向に対して垂直か
つ回動自在に支持された弁棒2と、該弁棒2に固定され
て回動して流路を開閉する弁体3と、該弁体3が閉じた
状態でその周縁が密接する弁座4と、弁棒2を回動させ
るための回転駆動力を伝達する駆動力伝達機構5(減速
機)とを備えている。
制御等を目的としてバタフライ弁が広く用いられてい
る。従来のこの種の一般的なバタフライ弁について、図
10を参照しながら以下にその概略構造を説明する。こ
のバタフライ弁は、流体の流通する筒状の流路が形成さ
れた弁箱1と、流路内に流体の流入方向に対して垂直か
つ回動自在に支持された弁棒2と、該弁棒2に固定され
て回動して流路を開閉する弁体3と、該弁体3が閉じた
状態でその周縁が密接する弁座4と、弁棒2を回動させ
るための回転駆動力を伝達する駆動力伝達機構5(減速
機)とを備えている。
【0003】弁座4は、ゴム材を薄肉円筒形状に成形加
工したものであり、弁箱1の内壁面1aの全面を覆うよ
うに、弁箱1内の流路全長と同じ長さを有している。ま
た、その肉厚においては、弁体3が密接する際にある程
度変形してシール性を得るためや摩耗などを考慮して、
所定寸法の肉厚を有している。バタフライ弁にこの弁座
4を取り付ける場合には、弁座4の外周面4aと前記内
壁面1aとの間に隙間ができないように弁座4を弁箱1
内に挿入して取り付けるが、その固定方法としては、前
記外周面4aと前記内壁面1aとの間に接着剤を塗布
し、弁座4を挿入した状態で加硫させる方法などがあ
る。
工したものであり、弁箱1の内壁面1aの全面を覆うよ
うに、弁箱1内の流路全長と同じ長さを有している。ま
た、その肉厚においては、弁体3が密接する際にある程
度変形してシール性を得るためや摩耗などを考慮して、
所定寸法の肉厚を有している。バタフライ弁にこの弁座
4を取り付ける場合には、弁座4の外周面4aと前記内
壁面1aとの間に隙間ができないように弁座4を弁箱1
内に挿入して取り付けるが、その固定方法としては、前
記外周面4aと前記内壁面1aとの間に接着剤を塗布
し、弁座4を挿入した状態で加硫させる方法などがあ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記説明の
従来のバタフライ弁は、以下のような問題を有してい
る。すなわち、弁座4の材質としてはゴムが好ましく用
いられ、一般的には上述したように弁箱1内の流路全長
にわたってライニングして使用されているが、その劣化
に伴う弁座4の交換が必要とされた場合には、弁箱1内
より弁座4を残らず取り除く必要があるため、取り除か
れた弁座4の廃棄処分を考慮すると、ゴムの使用量が多
い場合には環境上、好ましくないという問題である。ま
た、別の問題としては、バタフライ弁への弁座4の取り
付け工程を考慮した場合、この様な長くて大きい弁座4
を弁箱1内に正しく挿入して加硫で全ての面接触部分に
おいて均等かつ確実に固定させるといった作業は手間で
あり、場合によっては困難であるという問題がある。
従来のバタフライ弁は、以下のような問題を有してい
る。すなわち、弁座4の材質としてはゴムが好ましく用
いられ、一般的には上述したように弁箱1内の流路全長
にわたってライニングして使用されているが、その劣化
に伴う弁座4の交換が必要とされた場合には、弁箱1内
より弁座4を残らず取り除く必要があるため、取り除か
れた弁座4の廃棄処分を考慮すると、ゴムの使用量が多
い場合には環境上、好ましくないという問題である。ま
た、別の問題としては、バタフライ弁への弁座4の取り
付け工程を考慮した場合、この様な長くて大きい弁座4
を弁箱1内に正しく挿入して加硫で全ての面接触部分に
おいて均等かつ確実に固定させるといった作業は手間で
あり、場合によっては困難であるという問題がある。
【0005】本発明は上記事情を鑑みてなされたもので
あって、下記をその目的としている。すなわち、ゴムの
使用量が少なくて環境に優しいバタフライ弁の提供を目
的とする。また、本発明の別の目的としては、容易かつ
確実に取り付け固定できる弁座取付方法の提供も目的と
する。
あって、下記をその目的としている。すなわち、ゴムの
使用量が少なくて環境に優しいバタフライ弁の提供を目
的とする。また、本発明の別の目的としては、容易かつ
確実に取り付け固定できる弁座取付方法の提供も目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のバタフライ弁及
びその弁座取付方法は、上記課題を解決するために以下
の手段を採用した。すなわち、請求項1記載のバタフラ
イ弁は、流体の流通する筒状の流路が形成された弁箱
と、前記流路内に前記流体の流入方向に対して垂直かつ
回動自在に支持された弁棒と、該弁棒に固定されて回動
して前記流路を開閉する弁体と、該弁体が閉じた状態で
その周縁が密接する弁座とを備えたバタフライ弁におい
て、前記弁座が、前記流路の内周面に沿って開口して形
成された断面視蟻溝状の弁座取付溝内に挿入された環状
の弾性体であると共に、前記断面視した場合に前記弁座
取付溝の底面に面した外周部分が前記底面に向かって開
拡するように二股分岐され、前記底面には、前記二股分
岐の間に挿入されてこれらを互いに離間させる方向に押
し広げる環状の楔部材が取り付けられていることを特徴
とする。
びその弁座取付方法は、上記課題を解決するために以下
の手段を採用した。すなわち、請求項1記載のバタフラ
イ弁は、流体の流通する筒状の流路が形成された弁箱
と、前記流路内に前記流体の流入方向に対して垂直かつ
回動自在に支持された弁棒と、該弁棒に固定されて回動
して前記流路を開閉する弁体と、該弁体が閉じた状態で
その周縁が密接する弁座とを備えたバタフライ弁におい
て、前記弁座が、前記流路の内周面に沿って開口して形
成された断面視蟻溝状の弁座取付溝内に挿入された環状
の弾性体であると共に、前記断面視した場合に前記弁座
取付溝の底面に面した外周部分が前記底面に向かって開
拡するように二股分岐され、前記底面には、前記二股分
岐の間に挿入されてこれらを互いに離間させる方向に押
し広げる環状の楔部材が取り付けられていることを特徴
とする。
【0007】上記請求項1記載のバタフライ弁によれ
ば、弁箱の弁座取付溝内の底面に、予め成形された楔部
材を挿入して取り付けた後、二股分岐間を互いに近づけ
るように弁座の外周部分を圧迫してからこれを弁座取付
溝内に挿入し、さらに二股分岐間に弁座取付溝内の楔部
材が入り込むように弁座を弁座取付溝の底面に向かって
挿入することで、二股分岐間が楔部材によって押し広げ
られ、弁座の外周部分が弁座取付溝内の形状に合致する
ように厚み方向に太るので、弁座取付溝内に容易かつ確
実に固定される。また、このようにして固定された弁座
は、従来の大型形状の弁座に比較して小さい環状体であ
るので、寿命等の理由によりこれを廃棄処分する場合に
は、廃棄処分量が少なくて済む。
ば、弁箱の弁座取付溝内の底面に、予め成形された楔部
材を挿入して取り付けた後、二股分岐間を互いに近づけ
るように弁座の外周部分を圧迫してからこれを弁座取付
溝内に挿入し、さらに二股分岐間に弁座取付溝内の楔部
材が入り込むように弁座を弁座取付溝の底面に向かって
挿入することで、二股分岐間が楔部材によって押し広げ
られ、弁座の外周部分が弁座取付溝内の形状に合致する
ように厚み方向に太るので、弁座取付溝内に容易かつ確
実に固定される。また、このようにして固定された弁座
は、従来の大型形状の弁座に比較して小さい環状体であ
るので、寿命等の理由によりこれを廃棄処分する場合に
は、廃棄処分量が少なくて済む。
【0008】請求項2記載のバタフライ弁は、請求項1
記載のバタフライ弁において、前記弁座が、硬度が45
〜75の範囲を有するゴム材であり、前記楔部材が、硬
度が85〜95の範囲でかつ前記弁座の硬度よりも高い
ゴム材であることを特徴とする。
記載のバタフライ弁において、前記弁座が、硬度が45
〜75の範囲を有するゴム材であり、前記楔部材が、硬
度が85〜95の範囲でかつ前記弁座の硬度よりも高い
ゴム材であることを特徴とする。
【0009】上記請求項2記載のバタフライ弁によれ
ば、弁座の硬度を45〜75の範囲とし、楔部材の硬度
を85〜95の範囲でかつ弁座の硬度よりも高いものと
することで、弁座を弁箱の弁座取付溝内に挿入したとき
に、楔部材が弁座の硬度に負けて変形することなく、確
実に弁座外周部分の二股分岐間を押し広げて太らせるこ
とができる。
ば、弁座の硬度を45〜75の範囲とし、楔部材の硬度
を85〜95の範囲でかつ弁座の硬度よりも高いものと
することで、弁座を弁箱の弁座取付溝内に挿入したとき
に、楔部材が弁座の硬度に負けて変形することなく、確
実に弁座外周部分の二股分岐間を押し広げて太らせるこ
とができる。
【0010】請求項3のバタフライ弁は、請求項1また
は2記載のバタフライ弁において、前記楔部材と前記弁
座との接触面のどちらか一方には、係合突部が形成さ
れ、他方には前記係合突部が係合する係合溝が形成され
ていることを特徴とする。
は2記載のバタフライ弁において、前記楔部材と前記弁
座との接触面のどちらか一方には、係合突部が形成さ
れ、他方には前記係合突部が係合する係合溝が形成され
ていることを特徴とする。
【0011】上記請求項3記載のバタフライ弁によれ
ば、楔部材と弁座との接触面のどちらか一方に係合突部
を形成するとともに他方にこの係合突部が係合する係合
溝を形成することで、弁座取付溝内に弁座を挿入固定し
た際に係合突部と係合溝とが係合して弁座と楔部材との
間が離間不可に結合される。したがい、楔部材が弁座外
周部分の二股分岐間より外れることがないので、弁座外
周部分が弁座取付溝内で太った状態に維持される。
ば、楔部材と弁座との接触面のどちらか一方に係合突部
を形成するとともに他方にこの係合突部が係合する係合
溝を形成することで、弁座取付溝内に弁座を挿入固定し
た際に係合突部と係合溝とが係合して弁座と楔部材との
間が離間不可に結合される。したがい、楔部材が弁座外
周部分の二股分岐間より外れることがないので、弁座外
周部分が弁座取付溝内で太った状態に維持される。
【0012】請求項4記載のバタフライ弁は、請求項1
〜3のいずれかに記載のバタフライ弁において、前記弁
座取付溝の前記底面と前記楔部材との接触面のどちらか
一方には嵌合突部が形成され、他方には前記嵌合突部が
嵌合する嵌合溝が形成されていることを特徴とする。
〜3のいずれかに記載のバタフライ弁において、前記弁
座取付溝の前記底面と前記楔部材との接触面のどちらか
一方には嵌合突部が形成され、他方には前記嵌合突部が
嵌合する嵌合溝が形成されていることを特徴とする。
【0013】上記請求項4記載のバタフライ弁によれ
ば、嵌合突部を嵌合溝に嵌合させるように底面に楔部材
を取り付けることで、楔部材を弁座取付溝の底面に容易
かつ正確に位置決め固定できる。
ば、嵌合突部を嵌合溝に嵌合させるように底面に楔部材
を取り付けることで、楔部材を弁座取付溝の底面に容易
かつ正確に位置決め固定できる。
【0014】請求項5記載のバタフライ弁は、請求項1
〜4のいずれかに記載のバタフライ弁において、前記楔
部材が、その周方向に沿って複数個に分割されているこ
とを特徴とする。
〜4のいずれかに記載のバタフライ弁において、前記楔
部材が、その周方向に沿って複数個に分割されているこ
とを特徴とする。
【0015】上記請求項5記載のバタフライ弁によれ
ば、楔部材を周方向に沿って複数個に分割した構成を採
用することで、これを弁座取付溝内に挿入固定する際に
曲げながら挿入する必要がなくなる。したがい、楔部材
の材質を選定するにあたり、挿入作業時に曲げることを
考慮して楔部材の硬度を下げる必要がない。
ば、楔部材を周方向に沿って複数個に分割した構成を採
用することで、これを弁座取付溝内に挿入固定する際に
曲げながら挿入する必要がなくなる。したがい、楔部材
の材質を選定するにあたり、挿入作業時に曲げることを
考慮して楔部材の硬度を下げる必要がない。
【0016】請求項6記載のバタフライ弁への弁座取付
方法は、流体の流通する筒状の流路が形成された弁箱
と、前記流路内に前記流体の流入方向に対して垂直かつ
回動自在に支持された弁棒と、該弁棒に固定されて回動
して前記流路を開閉する弁体とを備えたバタフライ弁へ
の弁座取付方法において、前記流路の内周面に沿って開
口して形成された断面視蟻溝形状の弁座取付溝内の底面
に、予め成形された楔部材を挿入して取り付ける楔部材
取付工程と、該楔部材取付工程の後、環状かつその軸線
を通る仮想平面で見た断面が外周に向かって開拡するよ
うに二股分岐された弾性体である弁座を、前記二股分岐
を互いに近づけるように圧迫してから前記弁座取付溝内
に挿入する挿入工程と、該挿入工程の後、さらに弁座を
前記弁座取付溝内に挿入して前記楔部材で前記二股分岐
間を再び押し広げて前記弁座取付溝内で太らせる押し広
げ工程とを有することを特徴とする。
方法は、流体の流通する筒状の流路が形成された弁箱
と、前記流路内に前記流体の流入方向に対して垂直かつ
回動自在に支持された弁棒と、該弁棒に固定されて回動
して前記流路を開閉する弁体とを備えたバタフライ弁へ
の弁座取付方法において、前記流路の内周面に沿って開
口して形成された断面視蟻溝形状の弁座取付溝内の底面
に、予め成形された楔部材を挿入して取り付ける楔部材
取付工程と、該楔部材取付工程の後、環状かつその軸線
を通る仮想平面で見た断面が外周に向かって開拡するよ
うに二股分岐された弾性体である弁座を、前記二股分岐
を互いに近づけるように圧迫してから前記弁座取付溝内
に挿入する挿入工程と、該挿入工程の後、さらに弁座を
前記弁座取付溝内に挿入して前記楔部材で前記二股分岐
間を再び押し広げて前記弁座取付溝内で太らせる押し広
げ工程とを有することを特徴とする。
【0017】上記請求項6記載のバタフライ弁への弁座
取付方法によれば、弁箱の弁座取付溝内の底面に、予め
成形された楔部材を挿入して取り付けた後、二股分岐間
を互いに近づけるように弁座の外周部分を圧迫してから
これを弁座取付溝内に挿入し、さらに二股分岐間に弁座
取付溝内の楔部材が入り込むように弁座を弁座取付溝の
底面に向かって挿入することで、二股分岐間が楔部材に
よって押し広げられ、弁座の外周部分が弁座取付溝内の
形状に合致するように厚み方向に太るので、弁座取付溝
内に容易かつ確実に固定される。
取付方法によれば、弁箱の弁座取付溝内の底面に、予め
成形された楔部材を挿入して取り付けた後、二股分岐間
を互いに近づけるように弁座の外周部分を圧迫してから
これを弁座取付溝内に挿入し、さらに二股分岐間に弁座
取付溝内の楔部材が入り込むように弁座を弁座取付溝の
底面に向かって挿入することで、二股分岐間が楔部材に
よって押し広げられ、弁座の外周部分が弁座取付溝内の
形状に合致するように厚み方向に太るので、弁座取付溝
内に容易かつ確実に固定される。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態について、図
面を参照しながら以下に説明する。図1、図2に示すよ
うに、本実施形態のバタフライ弁は、流体の流通する筒
状の流路が形成された弁箱10と、流路内に流体の流入
方向に対して垂直かつ回動自在に支持された弁棒11
と、該弁棒11に固定されて回動して流路を開閉する弁
体12と、該弁体12が閉じた状態でその周縁が密接す
る弁座13と、弁棒11を回動させるための回転駆動力
を伝達する駆動力伝達機構14A(減速機)とを備えて
いる。なお、これらの図面では、バタフライ弁を閉じた
状態を示しており、弁体12が、流体の流れ方向に対抗
するとともに弁座13に密接している。
面を参照しながら以下に説明する。図1、図2に示すよ
うに、本実施形態のバタフライ弁は、流体の流通する筒
状の流路が形成された弁箱10と、流路内に流体の流入
方向に対して垂直かつ回動自在に支持された弁棒11
と、該弁棒11に固定されて回動して流路を開閉する弁
体12と、該弁体12が閉じた状態でその周縁が密接す
る弁座13と、弁棒11を回動させるための回転駆動力
を伝達する駆動力伝達機構14A(減速機)とを備えて
いる。なお、これらの図面では、バタフライ弁を閉じた
状態を示しており、弁体12が、流体の流れ方向に対抗
するとともに弁座13に密接している。
【0019】図3に示すように、弁座13は、流路の内
周面10aに沿って開口10bして形成された断面視蟻
溝状の弁座取付溝14内に圧入された環状の弾性体であ
ると共に、前記断面視した場合に弁座取付溝14の底面
14aに面した外周部分が底面14aに向かって開拡す
るように二股分岐13a及び13bされている。そし
て、底面14aには、これら二股分岐13a及び13b
の間に挿入されてこれらを互いに離間させる方向に押し
広げる環状の楔部材15が取り付けられている。
周面10aに沿って開口10bして形成された断面視蟻
溝状の弁座取付溝14内に圧入された環状の弾性体であ
ると共に、前記断面視した場合に弁座取付溝14の底面
14aに面した外周部分が底面14aに向かって開拡す
るように二股分岐13a及び13bされている。そし
て、底面14aには、これら二股分岐13a及び13b
の間に挿入されてこれらを互いに離間させる方向に押し
広げる環状の楔部材15が取り付けられている。
【0020】同図の視線において、弁座取付溝14は、
底面14aから開口10bに向かって互いに接近すると
共に開口10b近傍で互いに平行となる一対の側面14
b及び14cとを有する環状の凹溝である。さらに、底
面14aには、楔部材15が嵌合する嵌合溝14dが環
状に形成されている。
底面14aから開口10bに向かって互いに接近すると
共に開口10b近傍で互いに平行となる一対の側面14
b及び14cとを有する環状の凹溝である。さらに、底
面14aには、楔部材15が嵌合する嵌合溝14dが環
状に形成されている。
【0021】楔部材15は、図4に示すように、弁棒1
1が通される部分を境に2分割された環状体であり、図
5に示すように、その断面形状は、前記嵌合溝14d内
に嵌合する嵌合突部15aより離れるにしたがって先細
りとなる楔形状を有している。特に先端部分15bは、
図5の斜線に示す部分15cが抉られて厚みが薄いもの
となっているが、これは、弁座取付溝14内で弁座13
の二股分岐13a及び13bの間に挿入されてこれらを
押し広げる際に、二股分岐13a及び13bが曲げ変形
を起こすための逃げ空間を与えるために形成されたもの
である。この逃げ空間を設けたことにより、二股分岐1
3a及び13bは十分な曲げ変形が行えるようになるの
で、スムーズに弁座13が取り付けられるようになって
いる。また、先端部分15bにはアールが付けられてお
り、このアールに沿って二股分岐13a及び13b間が
スムーズに分かれるようになっている。同じく図5の断
面に示すように、楔部材15には、後述される弁座13
の一対の係合突部13cが係合する一対の係合溝15d
が形成されている。なお、本発明の楔部材15は、予め
成形加工されたものであるが、別法として、例えばこれ
を使用せずに弁座取付溝14内に弁座13を挿入し、そ
の後、弁座13の二股分岐13a及び13b間と弁座取
付溝14の底面14aとの間に形成される空間内に樹脂
を注入して硬化させることにより、楔部材15と同等の
物を取り付ける方法も考えられるが、これは、注入工程
が難しく手間がかかる上に、注入に失敗した場合にはや
り直しが大変であるという問題が生じることとなる。し
かし、楔部材15を使用する方式では、そのような問題
を生じることがない。
1が通される部分を境に2分割された環状体であり、図
5に示すように、その断面形状は、前記嵌合溝14d内
に嵌合する嵌合突部15aより離れるにしたがって先細
りとなる楔形状を有している。特に先端部分15bは、
図5の斜線に示す部分15cが抉られて厚みが薄いもの
となっているが、これは、弁座取付溝14内で弁座13
の二股分岐13a及び13bの間に挿入されてこれらを
押し広げる際に、二股分岐13a及び13bが曲げ変形
を起こすための逃げ空間を与えるために形成されたもの
である。この逃げ空間を設けたことにより、二股分岐1
3a及び13bは十分な曲げ変形が行えるようになるの
で、スムーズに弁座13が取り付けられるようになって
いる。また、先端部分15bにはアールが付けられてお
り、このアールに沿って二股分岐13a及び13b間が
スムーズに分かれるようになっている。同じく図5の断
面に示すように、楔部材15には、後述される弁座13
の一対の係合突部13cが係合する一対の係合溝15d
が形成されている。なお、本発明の楔部材15は、予め
成形加工されたものであるが、別法として、例えばこれ
を使用せずに弁座取付溝14内に弁座13を挿入し、そ
の後、弁座13の二股分岐13a及び13b間と弁座取
付溝14の底面14aとの間に形成される空間内に樹脂
を注入して硬化させることにより、楔部材15と同等の
物を取り付ける方法も考えられるが、これは、注入工程
が難しく手間がかかる上に、注入に失敗した場合にはや
り直しが大変であるという問題が生じることとなる。し
かし、楔部材15を使用する方式では、そのような問題
を生じることがない。
【0022】弁座13は、図6に示すように、弁棒11
が通される部分を境に2分割された環状体であり、図7
に示すように、その断面形状は、二股分岐13a及び1
3bの内側に、楔部材15の係合溝15dに係合する一
対の前記係合突部13cが形成されている。二股分岐1
3a及び13b間には間隙gが形成されており、これら
を互いに近づけて接するように圧迫できるようになって
いる。また、図7の断面において、弁体12が当接する
内周面13dは、弁体12が回転しながら近づいてくる
方向に向かって傾斜した面となっており、弁体12を回
転させるほど弁体12の周縁12aが食い込んで密接に
シールできるようになっている。
が通される部分を境に2分割された環状体であり、図7
に示すように、その断面形状は、二股分岐13a及び1
3bの内側に、楔部材15の係合溝15dに係合する一
対の前記係合突部13cが形成されている。二股分岐1
3a及び13b間には間隙gが形成されており、これら
を互いに近づけて接するように圧迫できるようになって
いる。また、図7の断面において、弁体12が当接する
内周面13dは、弁体12が回転しながら近づいてくる
方向に向かって傾斜した面となっており、弁体12を回
転させるほど弁体12の周縁12aが食い込んで密接に
シールできるようになっている。
【0023】また、弁座13の分割部分の分割面13e
は、図8の視線では、弁棒11の周面に合わせて弁棒1
1の軸線Axを中心としたアール形状となっている。さ
らに、図8、図9に示すように、分割面13e近傍の内
周面13dには、この内周面13dの傾斜方向とは逆方
向に傾斜する傾斜面13fが形成されている。この傾斜
面13fは、回転する弁体がスムーズに回転できるよう
に取り去られた後に形成された面である。なお、弁座1
3の材質としては、硬度が45HA〜75HA(HAは、
水道用ゴム規格)の範囲を有するゴム材が好ましく、前
記楔部材15の材質としては、硬度が85HA〜95HA
の範囲でかつ弁座13の硬度よりも高いゴム材が好まし
い。さらに好ましくは、硬度65HAの弁座13と、硬
度90HAの楔部材15との組み合わせを用いることが
好ましい。
は、図8の視線では、弁棒11の周面に合わせて弁棒1
1の軸線Axを中心としたアール形状となっている。さ
らに、図8、図9に示すように、分割面13e近傍の内
周面13dには、この内周面13dの傾斜方向とは逆方
向に傾斜する傾斜面13fが形成されている。この傾斜
面13fは、回転する弁体がスムーズに回転できるよう
に取り去られた後に形成された面である。なお、弁座1
3の材質としては、硬度が45HA〜75HA(HAは、
水道用ゴム規格)の範囲を有するゴム材が好ましく、前
記楔部材15の材質としては、硬度が85HA〜95HA
の範囲でかつ弁座13の硬度よりも高いゴム材が好まし
い。さらに好ましくは、硬度65HAの弁座13と、硬
度90HAの楔部材15との組み合わせを用いることが
好ましい。
【0024】以上説明のバタフライ弁への弁座13の取
付方法は、以下のような手順によって行われる。すなわ
ち、楔部材取付工程においては、流路の内周面10aに
沿って開口して形成された断面視蟻溝形状の弁座取付溝
14内の底面14aに、予め成形された楔部材15を挿
入してその嵌合突部15aが嵌合溝14d内に嵌合する
ように取り付ける。このとき、必要に応じて嵌合突部1
5aと嵌合溝14dとの間に接着剤を塗布してから取り
付けを行う。この楔部材取付工程の後の弁座13の挿入
工程では、環状かつその軸線を通る仮想平面で見た断面
が外周に向かって開拡するように二股分岐13a及び1
3bされた弾性体である弁座13を、二股分岐13a及
び13bを互いに近づけるように圧迫してから弁座取付
溝14内に挿入する。なお、必要に応じて挿入前の弁座
13等には接着剤を塗布しておく。この挿入工程の後の
弁座13の押し広げ工程では、弁座13をさらに弁座取
付溝14内に挿入して、楔部材15で二股分岐間13a
及び13bを再び押し広げて弁座取付溝14内で太らせ
ることにより、図3に示す取付完了状態となる。このと
き、弁座13の各係合突部13cがそれぞれ楔部材15
の係合溝15dに係合し、弁座13と楔部材15との間
が離間不可に結合される。
付方法は、以下のような手順によって行われる。すなわ
ち、楔部材取付工程においては、流路の内周面10aに
沿って開口して形成された断面視蟻溝形状の弁座取付溝
14内の底面14aに、予め成形された楔部材15を挿
入してその嵌合突部15aが嵌合溝14d内に嵌合する
ように取り付ける。このとき、必要に応じて嵌合突部1
5aと嵌合溝14dとの間に接着剤を塗布してから取り
付けを行う。この楔部材取付工程の後の弁座13の挿入
工程では、環状かつその軸線を通る仮想平面で見た断面
が外周に向かって開拡するように二股分岐13a及び1
3bされた弾性体である弁座13を、二股分岐13a及
び13bを互いに近づけるように圧迫してから弁座取付
溝14内に挿入する。なお、必要に応じて挿入前の弁座
13等には接着剤を塗布しておく。この挿入工程の後の
弁座13の押し広げ工程では、弁座13をさらに弁座取
付溝14内に挿入して、楔部材15で二股分岐間13a
及び13bを再び押し広げて弁座取付溝14内で太らせ
ることにより、図3に示す取付完了状態となる。このと
き、弁座13の各係合突部13cがそれぞれ楔部材15
の係合溝15dに係合し、弁座13と楔部材15との間
が離間不可に結合される。
【0025】本実施形態のバタフライ弁によれば、従来
のバタフライ弁のように弁箱内に形成された流路全面を
覆うように大型の弁座を取り付けるものではなく、シー
ルを行うのに必要最低限である、弁体12周縁が接する
部分のみに環状の弁座13を設ける構成を採用するもの
であるので、例えば材質としてゴムを使用する場合、従
来に比較してゴムの使用量が少なくて環境に優しいバタ
フライ弁を提供することが可能となる。また、本実施形
態の弁座13は、楔部材15が取り付けられた弁座取付
溝14内に挿入するだけで固定できるので、従来に比較
して容易かつ確実に取り付け固定することも可能とな
る。
のバタフライ弁のように弁箱内に形成された流路全面を
覆うように大型の弁座を取り付けるものではなく、シー
ルを行うのに必要最低限である、弁体12周縁が接する
部分のみに環状の弁座13を設ける構成を採用するもの
であるので、例えば材質としてゴムを使用する場合、従
来に比較してゴムの使用量が少なくて環境に優しいバタ
フライ弁を提供することが可能となる。また、本実施形
態の弁座13は、楔部材15が取り付けられた弁座取付
溝14内に挿入するだけで固定できるので、従来に比較
して容易かつ確実に取り付け固定することも可能とな
る。
【0026】また、本実施形態のバタフライ弁によれ
ば、弁座13の硬度を45HA〜75HAの範囲とし、楔
部材15の硬度を85HA〜95HAの範囲でかつ弁座1
3の硬度よりも高いものとすることで、弁座13を弁箱
10の弁座取付溝14内に挿入したときに、楔部材15
が弁座13の硬度に負けて変形することなく、確実に弁
座13の二股分岐13a及び13b間を押し広げて太ら
せることができるので、しっかりと弁座13を弁箱10
の弁座取付溝14内に固定することが可能となる。
ば、弁座13の硬度を45HA〜75HAの範囲とし、楔
部材15の硬度を85HA〜95HAの範囲でかつ弁座1
3の硬度よりも高いものとすることで、弁座13を弁箱
10の弁座取付溝14内に挿入したときに、楔部材15
が弁座13の硬度に負けて変形することなく、確実に弁
座13の二股分岐13a及び13b間を押し広げて太ら
せることができるので、しっかりと弁座13を弁箱10
の弁座取付溝14内に固定することが可能となる。
【0027】また、本実施形態のバタフライ弁によれ
ば、弁座13に係合突部13cを形成するとともに楔部
材15にこの係合突部13cが係合する係合溝15dを
形成することで、弁座取付溝14内に弁座13を挿入固
定した際に係合突部13cと係合溝15dとが係合して
弁座13と楔部材15との間が離間不可に結合され、弁
座13の外周部分が弁座取付溝14内で太った状態に維
持できるので、弁座13をより確実に弁座取付溝14内
に固定することが可能となる。
ば、弁座13に係合突部13cを形成するとともに楔部
材15にこの係合突部13cが係合する係合溝15dを
形成することで、弁座取付溝14内に弁座13を挿入固
定した際に係合突部13cと係合溝15dとが係合して
弁座13と楔部材15との間が離間不可に結合され、弁
座13の外周部分が弁座取付溝14内で太った状態に維
持できるので、弁座13をより確実に弁座取付溝14内
に固定することが可能となる。
【0028】また、本実施形態のバタフライ弁によれ
ば、弁座取付溝14の底面14aに嵌合溝14dを形成
するとともに楔部材15の底部を嵌合溝14dに嵌合す
る嵌合突部15aとして形成し、これら嵌合突部15a
と嵌合溝14dとが嵌合するように底面14aに楔部材
15を取り付けることで、楔部材15を弁座取付溝14
の底面14aに容易かつ正確に位置決め固定することが
可能となる。
ば、弁座取付溝14の底面14aに嵌合溝14dを形成
するとともに楔部材15の底部を嵌合溝14dに嵌合す
る嵌合突部15aとして形成し、これら嵌合突部15a
と嵌合溝14dとが嵌合するように底面14aに楔部材
15を取り付けることで、楔部材15を弁座取付溝14
の底面14aに容易かつ正確に位置決め固定することが
可能となる。
【0029】なお、本実施形態において、楔部材15
は、弁棒11が通る箇所のみを避けるように2分割する
構造としたが、この2分割構造に限らず、その周方向に
沿って3分割以上の複数個に細かく分割する構成を採用
してもよい。この場合、楔部材15を周方向に沿って複
数個に分割した構成を採用することで、これを弁座取付
溝14内に挿入固定する際に曲げながら挿入する必要が
なくなるので、容易に挿入することが可能となる上に、
挿入作業時の曲げを考慮して楔部材15の硬度を下げる
必要性がなくなるので、例えば金属を材質とするなど、
材質選定の自由度を広げることも可能となる。
は、弁棒11が通る箇所のみを避けるように2分割する
構造としたが、この2分割構造に限らず、その周方向に
沿って3分割以上の複数個に細かく分割する構成を採用
してもよい。この場合、楔部材15を周方向に沿って複
数個に分割した構成を採用することで、これを弁座取付
溝14内に挿入固定する際に曲げながら挿入する必要が
なくなるので、容易に挿入することが可能となる上に、
挿入作業時の曲げを考慮して楔部材15の硬度を下げる
必要性がなくなるので、例えば金属を材質とするなど、
材質選定の自由度を広げることも可能となる。
【0030】また、本実施形態において、楔部材15及
び弁座13はゴム製としたが、これに限らず、設計条件
に応じて適宜材質を変更しても良い。また、本実施形態
において、弁座13と楔部材15との間の係合突部13
cと係合溝15dは1対づつ形成するものとしたが、こ
れに限らず、2対以上設ける構成を採用しても良い。ま
た、本実施形態において、楔部材15側に嵌合突部15
aを形成するとともに弁座取付溝14側に嵌合溝14d
を形成するものとしたが、これに限らず、逆に、楔部材
15側に嵌合溝を形成するとともに弁座取付溝14側に
嵌合突部を形成する構成を採用しても良い。
び弁座13はゴム製としたが、これに限らず、設計条件
に応じて適宜材質を変更しても良い。また、本実施形態
において、弁座13と楔部材15との間の係合突部13
cと係合溝15dは1対づつ形成するものとしたが、こ
れに限らず、2対以上設ける構成を採用しても良い。ま
た、本実施形態において、楔部材15側に嵌合突部15
aを形成するとともに弁座取付溝14側に嵌合溝14d
を形成するものとしたが、これに限らず、逆に、楔部材
15側に嵌合溝を形成するとともに弁座取付溝14側に
嵌合突部を形成する構成を採用しても良い。
【0031】
【発明の効果】本発明の上記請求項1記載のバタフライ
弁によれば、従来のバタフライ弁のように弁箱内に形成
された流路全面を覆うように大型の弁座を取り付けるも
のではなく、シールを行うのに必要最低限である、弁体
周縁が接する部分のみに環状の弁座を設ける構成を採用
するものであるので、例えば材質としてゴムを使用する
場合、従来に比較してゴムの使用量が少なくて環境に優
しいバタフライ弁を提供することが可能となる。また、
本発明の弁座は、楔部材が取り付けられた弁座取付溝内
に挿入するだけで固定できるので、従来に比較して容易
かつ確実に取り付け固定することも可能となる。
弁によれば、従来のバタフライ弁のように弁箱内に形成
された流路全面を覆うように大型の弁座を取り付けるも
のではなく、シールを行うのに必要最低限である、弁体
周縁が接する部分のみに環状の弁座を設ける構成を採用
するものであるので、例えば材質としてゴムを使用する
場合、従来に比較してゴムの使用量が少なくて環境に優
しいバタフライ弁を提供することが可能となる。また、
本発明の弁座は、楔部材が取り付けられた弁座取付溝内
に挿入するだけで固定できるので、従来に比較して容易
かつ確実に取り付け固定することも可能となる。
【0032】また、上記請求項2記載のバタフライ弁に
よれば、弁座の硬度を45〜75の範囲とし、楔部材の
硬度を85〜95の範囲でかつ弁座の硬度よりも高いも
のとすることで、弁座を弁箱の弁座取付溝内に挿入した
ときに、楔部材が弁座の硬度に負けて変形することな
く、確実に弁座外周部分の二股分岐間を押し広げて太ら
せることができるので、しっかりと弁座を弁箱の弁座取
付溝内に固定することが可能となる。
よれば、弁座の硬度を45〜75の範囲とし、楔部材の
硬度を85〜95の範囲でかつ弁座の硬度よりも高いも
のとすることで、弁座を弁箱の弁座取付溝内に挿入した
ときに、楔部材が弁座の硬度に負けて変形することな
く、確実に弁座外周部分の二股分岐間を押し広げて太ら
せることができるので、しっかりと弁座を弁箱の弁座取
付溝内に固定することが可能となる。
【0033】また、上記請求項3記載のバタフライ弁に
よれば、楔部材と弁座との接触面のどちらか一方に係合
突部を形成するとともに他方にこの係合突部が係合する
係合溝を形成することで、弁座取付溝内に弁座を挿入固
定した際に係合突部と係合溝とが係合して弁座と楔部材
との間が離間不可に結合され、弁座外周部分が弁座取付
溝内で太った状態に維持できるので、弁座をより確実に
弁座取付溝内に固定することが可能となる。
よれば、楔部材と弁座との接触面のどちらか一方に係合
突部を形成するとともに他方にこの係合突部が係合する
係合溝を形成することで、弁座取付溝内に弁座を挿入固
定した際に係合突部と係合溝とが係合して弁座と楔部材
との間が離間不可に結合され、弁座外周部分が弁座取付
溝内で太った状態に維持できるので、弁座をより確実に
弁座取付溝内に固定することが可能となる。
【0034】また、上記請求項4記載のバタフライ弁に
よれば、弁座取付溝の底面と楔部材との接触面のどちら
か一方に嵌合突部を形成するとともに他方にこの嵌合突
部が嵌合する嵌合溝を形成し、これら嵌合突部と嵌合溝
とが嵌合するように底面に楔部材を取り付けることで、
楔部材を弁座取付溝の底面に容易かつ正確に位置決め固
定することが可能となる。
よれば、弁座取付溝の底面と楔部材との接触面のどちら
か一方に嵌合突部を形成するとともに他方にこの嵌合突
部が嵌合する嵌合溝を形成し、これら嵌合突部と嵌合溝
とが嵌合するように底面に楔部材を取り付けることで、
楔部材を弁座取付溝の底面に容易かつ正確に位置決め固
定することが可能となる。
【0035】また、上記請求項5記載のバタフライ弁に
よれば、楔部材を周方向に沿って複数個に分割した構成
を採用することで、これを弁座取付溝内に挿入固定する
に際してこれを曲げながら挿入する必要がなくなるの
で、容易に挿入することが可能となる上に、挿入作業時
に曲げることを考慮して楔部材の硬度を下げる必要性が
なくなるので、例えば金属を材質とするなど、材質選定
の自由度を広げることも可能となる。
よれば、楔部材を周方向に沿って複数個に分割した構成
を採用することで、これを弁座取付溝内に挿入固定する
に際してこれを曲げながら挿入する必要がなくなるの
で、容易に挿入することが可能となる上に、挿入作業時
に曲げることを考慮して楔部材の硬度を下げる必要性が
なくなるので、例えば金属を材質とするなど、材質選定
の自由度を広げることも可能となる。
【0036】また、上記請求項6記載のバタフライ弁へ
の弁座取付方法によれば、弁座は、楔部材が取り付けら
れた弁座取付溝内に挿入するだけで固定できるので、従
来に比較して容易かつ確実に取り付け固定することが可
能となる。
の弁座取付方法によれば、弁座は、楔部材が取り付けら
れた弁座取付溝内に挿入するだけで固定できるので、従
来に比較して容易かつ確実に取り付け固定することが可
能となる。
【図1】 本発明のバタフライ弁の一実施形態を示す図
であって、正面図である。
であって、正面図である。
【図2】 同バタフライ弁を示す図であって、図1のA
−A線側から見た視図である。
−A線側から見た視図である。
【図3】 同バタフライ弁を示す図であって、図2のB
部拡大図である。
部拡大図である。
【図4】 同バタフライ弁の一構成要素である楔部材を
示す図であって、正面図である。
示す図であって、正面図である。
【図5】 同バタフライ弁の同楔部材を示す図であっ
て、図4のC−C線での断面拡大図である。
て、図4のC−C線での断面拡大図である。
【図6】 同バタフライ弁の一構成要素である弁座を示
す図であって、正面図である。
す図であって、正面図である。
【図7】 同バタフライ弁の同弁座を示す図であって、
図6のD−D線での断面拡大図である。
図6のD−D線での断面拡大図である。
【図8】 同バタフライ弁の同弁座を示す図であって、
図6のE−E線側から見た視図である。
図6のE−E線側から見た視図である。
【図9】 同バタフライ弁の同弁座を示す図であって、
図8のF−F線側から見た視図である。
図8のF−F線側から見た視図である。
【図10】 従来のバタフライ弁を示す図であって、側
面図である。
面図である。
10・・・弁箱 10a・・・内周面 10b・・・開口 11・・・弁棒 12・・・弁体 12a・・・周縁 13・・・弁座 13a、13b・・・二股分岐 13c・・・係合突部 14・・・弁座取付溝 14a・・・底面 14d・・・嵌合溝 15・・・楔部材 15a・・・嵌合突部 15d・・・係合溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荒木 美喜夫 東京都中央区京橋1丁目3番3号 前澤工 業株式会社内 (72)発明者 越中谷 矗 東京都中央区京橋1丁目3番3号 前澤工 業株式会社内 Fターム(参考) 3H052 AA02 BA02 BA25 BA26 CB02 CB19 CB23 CB34 EA02
Claims (6)
- 【請求項1】 流体の流通する筒状の流路が形成された
弁箱と、前記流路内に前記流体の流入方向に対して垂直
かつ回動自在に支持された弁棒と、該弁棒に固定されて
回動して前記流路を開閉する弁体と、該弁体が閉じた状
態でその周縁が密接する弁座とを備えたバタフライ弁に
おいて、 前記弁座は、前記流路の内周面に沿って開口して形成さ
れた断面視蟻溝状の弁座取付溝内に挿入される形状の弾
性体であると共に、前記断面視した場合に前記弁座取付
溝の底面に面した外周部分が前記底面に向かって開拡す
るように二股分岐され、 前記底面には、前記二股分岐の間に挿入されてこれらを
互いに離間させる方向に押し広げる楔部材が取り付けら
れていることを特徴とするバタフライ弁。 - 【請求項2】 請求項1記載のバタフライ弁において、 前記弁座は、硬度が45〜75の範囲を有するゴム材で
あり、 前記楔部材は、硬度が85〜95の範囲でかつ前記弁座
の硬度よりも高いゴム材であることを特徴とするバタフ
ライ弁。 - 【請求項3】 請求項1または2記載のバタフライ弁に
おいて、 前記楔部材と前記弁座との接触面のどちらか一方には、
係合突部が形成され、他方には前記係合突部が係合する
係合溝が形成されていることを特徴とするバタフライ
弁。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載のバタフ
ライ弁において、 前記弁座取付溝の前記底面と前記楔部材との接触面のど
ちらか一方には嵌合突部が形成され、他方には前記嵌合
突部が嵌合する嵌合溝が形成されていることを特徴とす
るバタフライ弁。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載のバタフ
ライ弁において、 前記楔部材は、その周方向に沿って複数個に分割されて
いることを特徴とするバタフライ弁。 - 【請求項6】 流体の流通する筒状の流路が形成された
弁箱と、前記流路内に前記流体の流入方向に対して垂直
かつ回動自在に支持された弁棒と、該弁棒に固定されて
回動して前記流路を開閉する弁体とを備えたバタフライ
弁への弁座取付方法において、 前記流路の内周面に沿って開口して形成された断面視蟻
溝形状の弁座取付溝内の底面に、予め成形された楔部材
を挿入して取り付ける楔部材取付工程と、 該楔部材取付工程の後、環状かつその軸線を通る仮想平
面で見た断面が外周に向かって開拡するように二股分岐
された弾性体である弁座を、前記二股分岐を互いに近づ
けるように圧迫してから前記弁座取付溝内に挿入する挿
入工程と、 該挿入工程の後、さらに弁座を前記弁座取付溝内に挿入
して前記楔部材で前記二股分岐間を再び押し広げて前記
弁座取付溝内で太らせる押し広げ工程とを有することを
特徴とするバタフライ弁への弁座取付方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11132006A JP2000320692A (ja) | 1999-05-12 | 1999-05-12 | バタフライ弁及びその弁座取付方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11132006A JP2000320692A (ja) | 1999-05-12 | 1999-05-12 | バタフライ弁及びその弁座取付方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000320692A true JP2000320692A (ja) | 2000-11-24 |
Family
ID=15071352
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11132006A Withdrawn JP2000320692A (ja) | 1999-05-12 | 1999-05-12 | バタフライ弁及びその弁座取付方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000320692A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2882585A1 (fr) * | 2005-02-25 | 2006-09-01 | Ksb Sas Soc Par Actions Simpli | Robinet a siege a levres |
| KR101284359B1 (ko) * | 2011-12-23 | 2013-07-08 | 한국기계연구원 | 버터플라이 밸브 단면고정형 수명시험장치 |
| WO2015190767A1 (ko) * | 2014-06-10 | 2015-12-17 | 김형규 | 개폐 밸브 |
-
1999
- 1999-05-12 JP JP11132006A patent/JP2000320692A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2882585A1 (fr) * | 2005-02-25 | 2006-09-01 | Ksb Sas Soc Par Actions Simpli | Robinet a siege a levres |
| EP1696157A3 (fr) * | 2005-02-25 | 2017-09-20 | Ksb S.A.S | Robinet |
| KR101284359B1 (ko) * | 2011-12-23 | 2013-07-08 | 한국기계연구원 | 버터플라이 밸브 단면고정형 수명시험장치 |
| WO2015190767A1 (ko) * | 2014-06-10 | 2015-12-17 | 김형규 | 개폐 밸브 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060801 |