JP2000320891A - 風呂装置 - Google Patents

風呂装置

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JP2000320891A
JP2000320891A JP11127283A JP12728399A JP2000320891A JP 2000320891 A JP2000320891 A JP 2000320891A JP 11127283 A JP11127283 A JP 11127283A JP 12728399 A JP12728399 A JP 12728399A JP 2000320891 A JP2000320891 A JP 2000320891A
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秀和 福井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 浴室の環境を正確に反映し、快適な温度に保
温することができる風呂装置の開発を課題とする。 【解決手段】 風呂装置1では、前回の追い焚き終了時
の湯温ThEEと今回の追い焚き開始時の湯温ThS の差異Δ
Thを演算し順次積算して温度差の積算値ΣΔThを算出す
る。また追い焚きの休止時間Tt(分)を積算し、休止時
間累積値 ΣTt(分)を計算する。そして自動運転が終
了する度に、ΣΔThとΣTt(分)から、累積的な温度勾
配Tmを演算する。自動運転が終わる度に温度勾配Tmを
「大」、「中」、「小」に選別し、「大」、「小」の数
から「中」の数を引いて累積する。「大」の累積回数が
20を越えると、保温目標温度fts を0.5°C上方に
変更し、「小」の累積回数が20を越えると、保温目標
温度fts を0.5°C下方に変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は風呂装置に関するも
のであり、より具体的には浴槽内に張られた水(湯)を
自動的に追い焚きして保温する風呂機能を備えた風呂装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】いつでも快適な湯温となるように、浴槽
内の湯を自動的に保温する機能を備えた風呂装置が知ら
れている。この種の風呂装置は、追い焚き機能を備えて
いて、浴槽内の湯を適宜追い焚きし、浴槽内の湯を目標
温度まで上昇させ、使用者が希望する設定温度に湯温を
維持する。保温機能における追い焚きは、湯温が一定の
温度以下となった場合に行なわれるものや、前回の追い
焚きから所定の時間が経過した時に行なわれるものがあ
るが、いずれにしても一定の目標温度まで湯を昇温し、
追い焚きを休止する。そして旧来の風呂装置では、保温
の際の追い焚きの目標温度は、使用者が設定した設定温
度と同一であった。また旧来の風呂装置では、使用者が
設定温度を変更しない限り、追い焚きの目標温度は変わ
らない。
【0003】ところで、人間の体感温度は、周囲の温度
や湿度によって微妙に変化する。そのため、湯温が同じ
40°Cであったとしても、夏期と冬期では使用者が感
じる温度は異なる。このように使用者が快いと感じる湯
温は、周囲の環境によって異なる。これに対して旧来の
風呂装置は、保温の際の追い焚きの目標温度と使用者が
設定した設定温度が同一であり、使用者が設定温度を変
更しないかぎり、追い焚きの目標温度は変わらない。そ
のため使用者は季節によって湯を熱く感じ、ある時はぬ
るく感じるという問題があった。また湯温の冷め方につ
いても、夏期と冬期では異なり、ある時期は頻繁に追い
焚きがなされ、ある時期は追い焚き間隔が長いという問
題があった。
【0004】この問題に対処するため、周囲の環境に応
じて、保温の際の目標温度自体を変更する風呂装置が提
案されている。従来技術のこの形式の風呂装置では、外
気温や、入水温度を検知し、この温度を基準として季節
を判断し、保温の際の目標温度を変更するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
風呂装置は、単に外気温や入水温度を参考にして保温の
際の目標温度を変更するものであるから、必ずしも浴室
の環境を正確に反映しない。そのため本来上昇すべき目
標温度を低下傾向に変更したり、降下すべき目標温度を
上昇させてしまうという場合もある。そのため、使用者
にかえって違和感を与えてしまう場合がある。
【0006】そこで本発明は、従来技術の上記した問題
点に注目し、浴室の環境を正確に反映し、快適な温度に
保温することができる風呂装置の開発を課題とするもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】そして上記した課題を解
決するための請求項1に記載の発明は、浴槽内の湯を追
い焚きする追い焚き手段を有し、追い焚きと休止を繰り
返して浴槽内の湯を目標温度に保温する風呂保温機能を
有する風呂装置において、各休止中の湯の温度勾配、或
いは複数回の休止を累積した湯の温度勾配を検知する温
度勾配検知機能を有し、検知された温度勾配を一定の基
準により複数の段階に選別し、選別回数を所定の基準に
従って差し引きし、その差し引きした数が所定の数に至
った時に目標温度を変更する目標温度変更機能を有する
ことを特徴とする風呂装置である。
【0008】なお請求項1の中で、「水」の文言がある
が、本発明及び本明細書の中で、「水」「湯」の文言
は、厳格に使い分けられているわけではなく、両者は実
質的に同一である。すなわち「水」と表現した場合には
「湯」を含み、「湯」と表現した場合には「水」を含
む。本発明の風呂装置では、温度勾配検知機能によって
休止中における湯の温度勾配、或いは複数回の休止を累
積した湯の温度勾配を検知する。この温度勾配は、浴槽
の温度変化そのものであるから、浴室の環境を正確に反
映している。そして本発明の風呂装置では、各検知され
た温度勾配を一定の基準により複数の段階に選別する。
さらに本発明では、選別回数を所定の基準に従って差し
引きし、その差し引きした数が所定の数に至った時に目
標温度を変更する。そのため突発的な変動が相殺され、
季節の変化を的確に把握することができ、心地良い温度
に保温することができる。
【0009】また同様の目的を達成するための請求項2
に記載の発明は、浴槽内の湯を追い焚きする追い焚き手
段を有し、追い焚きと休止を繰り返して浴槽内の湯を目
標温度に保温する風呂保温機能を有する風呂装置におい
て、複数回の休止を累積した湯の温度勾配を検知する温
度勾配検知機能を有し、検知された温度勾配を低下の大
きさを基準にして三以上の段階に選別し、各段階に選別
された数に基づいて所定の演算を行い、当該演算値に応
じて目標温度を変更する目標温度変更機能を有すること
を特徴とする風呂装置である。
【0010】本発明の風呂装置においては、温度勾配検
知機能によって湯の温度勾配が検知される。この温度勾
配は、浴槽の温度変化そのものであるから、浴室の環境
を正確に反映している。そして特に本発明の風呂装置で
は、湯の温度勾配は複数回の休止を累積したものである
から、突発的な変動が相殺され、信頼性が高い。また本
発明の風呂装置では、検知された温度勾配を低下の大き
さを基準にして三以上の段階に選別する。これは、冬的
傾向を示す時と、夏的傾向を示す時、さらに春秋的傾向
を示す時に選別する趣旨である。そして本発明では、各
段階に選別された数に基づいて所定の演算を行い、当該
演算値に応じて目標温度を変更する。演算方法は、例え
ば温度勾配が大きい回数から中程度の回数、或いは小さ
い場合を引いたり、さらに引く際に中程度の回数と小さ
い回数に異なる係数を掛けるといったものである。さら
に大きい回数を中程度の回数で除する場合や、平方根を
とる場合も考えられる。要するに、検知された複数の温
度勾配のデータを3以上の集合に分け、この集合の間で
所定の演算を行なって季節を把握する。
【0011】また同様の課題を解決するための請求項3
に記載の発明は、浴槽内の湯を追い焚きする追い焚き手
段を有し、追い焚きと休止を繰り返して浴槽内の湯を目
標温度に保温する風呂保温機能を有する風呂装置におい
て、複数回の休止を累積した湯の温度勾配を検知する温
度勾配検知機能を有し、検知された温度勾配を低下の大
きさを基準にして三以上の段階に選別し、温度勾配が大
きい場合の選別回数から温度勾配が中程の選別回数を引
いた数が所定の数になった場合は目標温度を上方に変更
し、温度勾配が小さい場合の選別回数から中程の選別回
数を引いた数が所定の数になった場合は目標温度を下方
に変更する目標温度変更機能を有することを特徴とする
風呂装置である。
【0012】本発明の風呂装置においては、温度勾配検
知機能によって湯の温度勾配が検知される。この温度勾
配は、浴槽の温度変化そのものであるから、浴室の環境
を正確に反映している。そして特に本発明の風呂装置で
は、湯の温度勾配は複数回の休止を累積したものである
から、突発的な変動が相殺され、信頼性が高い。また本
発明の風呂装置では、検知された温度勾配を低下の大き
さを基準にして三以上の段階に選別する。これは、冬的
傾向を示す時と、夏的傾向を示す時、さらに春秋的傾向
を示す時に選別する趣旨である。そして本発明では、温
度勾配が大きい場合の選別回数、すなわち冬的傾向を示
す回数から、温度勾配が中程の選別回数、すなわち春秋
的傾向を示す回数を引く。ここで冬的傾向を示す温度低
下が大きい回数から春秋的傾向を示す温度低下が中程の
回数を引いたとき、冬的傾向を示す回数が多い場合は、
冬期であると考えてよい。そこで本発明は、温度低下が
大きい回数から温度低下が中程の回数を引いた数が、所
定の数となった場合は、目標温度を上方に変更する。一
方、温度勾配が小さい場合の選別回数、すなわち夏的傾
向を示す回数から、春秋的傾向を示す回数を引いた時、
夏的傾向を示す回数が多い場合は、夏期であると考えて
よい。そこで本発明では、温度低下が小さい回数から温
度低下が中程の回数を引いた数が、所定の数となっと場
合は、目標温度を下方に変更する。
【0013】また同様の課題を解決するための請求項4
に記載の発明は、浴槽内の湯を追い焚きする追い焚き手
段を有し、追い焚きと休止を繰り返して浴槽内の湯を目
標温度に保温する風呂保温機能を有する風呂装置におい
て、各休止時間内の浴槽内の湯の温度勾配、或いは複数
回の休止時間を累積した浴槽内の湯の温度勾配を検知す
る温度勾配検知機能を有し、検知された温度勾配を低下
の大きさを基準として、大、中、小の三段階に選別し、
温度勾配が大に選別された回数から温度勾配が中に選別
された回数を引いた数が所定の数になった場合は目標温
度を上方に変更し、温度勾配が小に選別された回数から
温度勾配が中に選別された回数を引いた数が所定の数に
なった場合は目標温度を下方に変更する目標温度変更機
能を有することを特徴とする風呂装置である。
【0014】本発明の風呂装置においては、温度勾配検
知機能によって湯の温度勾配が検知される。この温度勾
配は、浴槽の温度変化そのものであるから、浴室の環境
を正確に反映している。また本発明の風呂装置では、検
知された温度勾配を低下の大きさを基準にして大、中、
小の三段階に選別する。これは、夏的傾向を示す時
(小)と、冬的傾向を示す時(大)、さらに春秋的傾向
を示す時(中)に選別する趣旨である。そして温度勾配
が大(冬的傾向)である場合の選別回数、温度勾配が中
(春秋的傾向)の選別回数引く。ここで温度勾配が大
(冬的傾向)である回数から、中(春秋的傾向)の回数
を引いたとき、大(冬的傾向)である回数が多い場合
は、冬期であると考えてよい。そこで本発明は、温度勾
配が大(冬的傾向)である回数から中(春秋的傾向)の
回数を引いた数が、所定の数となった場合は、目標温度
を上方に変更する。一方、温度勾配が小(夏的傾向)で
ある回数から、中(春秋的傾向)の回数を引いたとき、
小(夏的傾向)である回数が多い場合は、夏期であると
考えてよい。そこで本発明は、温度勾配が小(夏的傾
向)である回数から中(春秋的傾向)の回数を引いた数
が、所定の数となった場合は、目標温度を下方に変更す
る。
【0015】また上記した発明を発展させた請求項5に
記載の発明は、前回の追い焚き終了時の湯温ThEEを検知
する追い焚き後湯温検知手段と、当該追い焚きから休止
を挟んで再開した追い焚きの開始前の湯温ThS を検知す
る追い焚き前湯温検知手段を有し、温度勾配検知機能
は、前記追い焚き終了時の湯温ThEEと追い焚き開始前の
湯温ThS の温度差を演算すると共に複数回の前記温度差
を累積し、且つ温度差が演算された追い焚き間の休止時
間を累積し、前記温度差の累積値を休止時間の累積値で
除すことにより、複数回の休止時間を累積した浴槽内の
湯の温度勾配を検知するものであることを特徴とする請
求項1乃至4のいずれかに記載の風呂装置である。
【0016】本発明の風呂装置では、追い焚き終了時の
湯温ThE と、休止を挟んで再開した追い焚きの開始前の
湯温ThS の温度差を累積し、これを休止時間の累積値で
除する。本発明では、複数回の休止時間を累積した浴槽
内の湯の温度勾配が演算により検知される。特に本発明
の風呂装置では、こうして湯の温度勾配を累積し、これ
を基礎として目標温度を変更するので、突発的な変動が
相殺され、信頼性が高い。
【0017】また請求項6に記載の風呂装置は、追い焚
きに要した熱量Fを演算する熱量演算手段と、追い焚き
終了時の湯温ThE を検知する追い焚き後水温検知手段を
備え、追い焚き開始前の浴槽内の湯温ThS は、次式に基
づく演算により検知されることを特徴とする請求項5に
記載の風呂装置である。
【0018】
【数1】
【0019】式1の中の(F/Q)は、熱量演算手段に
よって演算された熱量Fを、浴槽内の水量Qで割るもの
であり、追い焚きによって変化した温度を計算するもの
である。そして本発明の風呂装置では、追い焚き終了時
の浴槽内の水温ThE から追い焚きによって変化した温度
を引く。その結果、追い焚き開始直前(開始時と同意
義)の水温が演算されることとなる。
【0020】また請求項7に記載の発明は、追い焚きに
要した熱量Fは、次式によって決定されることを特徴と
する請求項6に記載の風呂装置である。
【0021】
【数2】
【0022】本発明の風呂装置では、追い焚き時におけ
る総熱量を積分によって求めている。本発明の風呂装置
は、追い焚き時のバーナ出力が一定であっても、変動す
るものであっても、追い焚きの際の正確な熱量が分か
る。
【0023】さらに請求項8に記載の発明は、温度勾配
検知機能は、複数回の休止時間を累積した浴槽内の湯の
温度勾配を検知するものであり、休止時に人が入浴した
兆候が認められたときは、当該休止を、休止時間を累積
した浴槽内の湯の温度勾配の累積対象から除外すること
を特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の風呂装
置である。
【0024】人が入浴した兆候が認められる例として
は、リモコン操作を行なって風呂の運転を行なった場合
や、水位の変化が現れた場合が挙げられる。本発明の風
呂装置では、休止中に人が入浴した兆候が認められたと
きは、累積対象から除外されるので、最も大きな誤差要
素が除外される。
【0025】また請求項9に記載の発明は、温度勾配検
知機能は、複数回の休止時間を累積した浴槽内の湯の温
度勾配を検知するものであり、温度勾配の測定は、一定
時間の間、一定時刻まで、又は所定の人為的操作がある
までのいずれかまで連続的に行なわれることを特徴とす
る請求項1乃至7のいずれかに記載の風呂装置である。
【0026】本発明は、温度勾配検知期間の累積期間を
具体的に開示したものである。本発明の風呂装置では、
湯の温度勾配は複数回の休止が累積されるから、突発的
な変動が相殺され、信頼性が高い。
【0027】
【発明の実施の形態】以下さらに本発明の実施形態につ
いて説明する。図1は、本発明の実施形態の風呂保温機
能を採用する風呂の配管系統図である。図2は、本発明
の実施形態の風呂装置のコントローラのブロック図であ
る。図3は、本発明を所定の時間が経過した時に追い焚
きが行なわれる風呂装置に適用した場合における浴槽内
の湯温の基本的な変化を示すタイムチャート図である。
図4は、本発明の実施形態の風呂装置の自動保温機能の
動作を示すフローチャート図である。図5は、本発明の
実施形態の風呂装置の季節感応機能の動作を示すフロー
チャート図である。図6は、本発明の風呂装置を使用し
た場合における10月の浴槽内の湯温の変化を示すタイ
ムチャート図である。図7は、本発明の風呂装置を使用
した場合における3月の浴槽内の湯温の変化を示すタイ
ムチャート図である。図8は、本発明の風呂装置を使用
した場合における6月の浴槽内の湯温の変化を示すタイ
ムチャート図である。図9は、本発明を一定の温度以下
となった場合に追い焚きが行なわれる構成の風呂装置に
適用した場合における浴槽内の湯温の基本的な変化を示
すタイムチャート図である。図10は、本発明の他の実
施形態の風呂装置を採用する風呂の配管系統図である。
図11は、本発明の他の実施形態の風呂装置のコントロ
ーラのブロック図である。図12は、給湯号数と給湯ガ
ス圧との関係を示すグラフである。図13は、給湯ガス
圧と追い焚き用バーナの出力との関係を示すグラフであ
る。図14は、追い焚き用バーナの出力変化の一例を示
すグラフである。図15は、追い焚き用バーナの総熱量
を演算するフローチャート図である。
【0028】本発明の風呂装置1は、例えば図1に示す
ような機械的構成を持つ風呂に適用される。風呂装置1
は、落とし込み給湯及び他栓への給湯を行う給湯部2
と、浴槽3内の湯を追い焚きする追い焚き部5を持つ。
【0029】給湯部2は、公知の給湯器と同様の構成で
あり、給湯用熱交換器10を流れる高温湯回路11と、
給湯用熱交換器10をバイパスするバイパス回路12を
持つ。そしてバイパス回路12を流れるバイパス水量を
バイパス水量調節弁15によって調節し、高温湯回路1
1を流れる高温湯とバイパス回路12を流れる冷水を混
合して湯の温度を調節する。また高温湯回路11とバイ
パス回路12との混合部分の下流側には水量調節弁18
と温度センサー20が設けられており、温度センサー2
0によって検知された温度が前記したバイパス水量調節
弁15等にフィードバックされると共に、水量調節弁1
8によって総水量が調節される。
【0030】高温湯回路11には、水量センサー14
と、温度センサー19が設けられ、高温湯の温度が80
°C程度となる様に比例制御弁17が調節される。
【0031】追い焚き部5は、浴槽3と追い焚き用熱交
換器21とを循環する浴槽循環回路22を持つものであ
る。すなわち浴槽循環回路22は、追い焚き用熱交換器
21側から浴槽3へ湯を送る往き側水路23と、浴槽3
から追い焚き用熱交換器21側に湯を戻す戻り側水路2
4を持つ。そして戻り側水路24には、水位センサー2
5と、循環ポンプ26、水流スイッチ27及び湯温セン
サー28が設けられている。ここで水位センサー25
は、浴槽3内の水位を検出するものであり、後記する様
に浴槽内の湯量を演算する際の基礎となるデータを検出
するものである。また湯温センサー28は、追い焚き終
了時の浴槽内の湯温ThE , ThEEを検知することができ、
追い焚き後水温検知手段として機能する。
【0032】給湯部2と追い焚き部5とは、落とし込み
水路30によって接続されている。落とし込み水路30
は、前記した給湯部2の温度センサー20が取付けられ
た部位の下流側から枝分けされ、追い焚き部5の往き側
水路23と戻り側水路24の双方に接続されている。ま
た落とし込み水路30の往き側水路23との接続部位、
および落とし込み水路30の戻り側水路24との接続部
位には安全弁31,電磁弁32,水量センサー33が接
続され、さらにその下流には二つの逆止弁34,35が
設けられている。
【0033】上記した給湯部2と追い焚き部5の熱交換
器10,21は、それぞれ独立した燃焼ケース37,3
0内に配されており、それぞれ独立した給気ファン4
0,41によって給気される。またバーナ47,48に
供給されるガスの経路も、元電磁弁43以降が独立して
おり、給湯部2は、比例制御弁17によって比例制御さ
れ、追い焚き部5は、電磁弁45を経て追い焚き用のバ
ーナ48にガスが供給される。従って、風呂装置1では
追い焚き用のバーナ48は、全開状態で燃焼されるか、
停止されるかのいずれかであり、追い焚き時におけるバ
ーナ48の実効出力は一定である。
【0034】本発明の風呂装置1は、風呂装置1自体の
コントローラ46内に内蔵されたCPUを中心として制
御される。CPUには、追い焚き部5に設けられた水位
センサー25の信号と、湯温センサー28の信号等が入
力される。またCPUの出力に応じ、所定のリレー等を
介して追い焚き部5に属する電磁弁45、ファン40及
び循環ポンプ26が起動・停止される。
【0035】前記したCPUには、公知の給湯器の制御
プログラムの他に、自動保温機能を果たすプログラムが
内蔵されている。自動保温プログラムは、本実施形態で
は、一定時間ごとに追い焚きを行い、保温目標温度fts
まで湯温を上昇させるものである。なお本実施形態で
は、保温目標温度fts は、基本温度ftb と付加温度Tsの
合計からなる。またCPUには、本実施例に特有のプロ
グラムとして、季節を感応して保温の目標温度を変更す
る目標温度変更プログラムが入力されている。目標温度
変更プログラムは、温度勾配検知機能と図4のフローチ
ャート図で説明される季節感応機能を含む。CPUは、
追い焚きに要した熱量Fを演算する熱量演算機能(熱量
演算手段)と、追い焚き時間t や休止時間 Tt を演算す
るためのタイマー機能と、水量演算機能と、追い焚き前
の湯温を推定する追い焚き前温度推定機能及び目標温度
変更機能を持つ。またCPUには、休止時間積算メモリ
ーMti と、温度差積算メモリーMth 、及び温度勾配Tmが
大の回数を積算するメモリーU、温度勾配Tmが小の回数
を積算するメモリーDを持つ。
【0036】ここでタイマー機能は、例えばカウンター
によって実現され、追い焚きに要した時間t や、休止時
間Tt、すなわち特定の追い焚きと、その次に行なわれた
追い焚きとの間の時間を計時するものである。
【0037】熱量演算機能は、追い焚きに要した熱量F
を積分して演算する機能である。すなわち本発明の風呂
装置1では、次式の演算が行なわれる。
【0038】
【数2】
【0039】なお、図1に示した風呂装置1の場合で
は、追い焚き部5のバーナ48は、電磁弁45によって
ガスの入り切りが行われ、全開と全閉の状態しかないの
で、単位時間あたりのバーナの実効出力f(A)は定数とな
る。従って本実施形態の風呂装置1においては、実質
上、バ−ナの単位時間あたりのバーナの実効出力f(A)に
燃焼時間を乗じることにより、追い焚きに要した熱量F
が求められる。なおバ−ナの単位時間あたりの実効出力
f(A)は「f(A)=Im ×η」によって求められる。ここで
m は、バーナの出力であり、ηは、風呂追い焚き効率
である。従って熱量演算機能では、下記の式の演算が行
なわれる。
【0040】
【数3】
【0041】上記した式では、「バ−ナの単位時間あた
りの実効出力f(A)」を活用しており、当該数値は理論値
であって実測値ではないが、この誤差は実際上わずかで
あり、実用上の問題はない。なお、もちろん演算には実
測値に近い値を採用することが望ましく、可能な限り実
測値に近いように補正すべきである。たとえば風呂装置
1を設置する際に、浴槽3内に水を入れ、一定時間追い
焚きを行なってバーナ48の出力を実測し、この値を上
記した式に活用することも推奨される。
【0042】また水量演算機能(水量検出手段)は、水
位センサー25の信号と、予め記憶された浴槽3の形状
等から、現状の浴槽3内に残っている湯量Qを演算する
ものである。なお水量については、コントローラの水量
設定値や、設定湯量をそのまま活用して後記する演算を
行うことも可能である。
【0043】そして本実施形態の風呂装置1では、追い
焚き前温度推定機能を有し、前記した熱量演算機能によ
り演算された追い焚きに要した熱量Fと、水量演算機能
によって演算された浴槽3内に残っている湯量Qと、湯
温センサー28により検出された追い焚き終了直後の湯
温ThE から、追い焚きが行なわれる直前の湯温ThS が演
算される。すなわち本発明の風呂装置1では、次式の演
算が行なわれる。
【0044】
【数1】
【0045】さら本実施形態の風呂装置1では、前回の
追い焚き終了時の湯温ThEEと今回の追い焚き開始時の湯
温ThS (開始直前も同じ)の差異ΔThを演算する。すな
わち追い焚きの度に、次式の演算を行なう。
【0046】
【数4】
【0047】また風呂装置1では、そしてこの差異ΔTh
の値を順次積算し、温度差の積算値ΣΔThを算出する。
また同時に追い焚きの休止時間Tt(分)についても順次
積算し、休止時間累積値ΣTt(分)を計算する。
【0048】そして風呂装置1では、自動運転が終了す
る度に、前記したΣΔThとΣTt(分)から、休止時の累
積的な一時間当たりの温度勾配Tmが演算される。すなわ
ち風呂装置1では、自動運転が終了する度に、次式の演
算が行なわれる。
【0049】
【数5】
【0050】そして風呂装置1では、温度勾配Tmを
「大」、「中」、「小」に選別する。具体的には、本実
施形態では、温度勾配Tmが4°C以上の時を「大」と
し、1°Cを越えて4°C未満の時を「中」とし、1°
C以下の時を「小」とする。そして自動運転が終了する
度に、「大」の回数と、「小」の回数を累積してゆく。
また、当該自動運転の際の温度勾配Tmが、「中」であっ
た時は、「大」「小」の累積回数から、1を引く。温度
勾配Tmの演算及び「大」「小」の回数の積算は、前記し
た様に自動運転が終了する度に行なわれるが、長時間に
渡って連続的に自動運転される機種もあることから、例
えば720分といった長時間に渡って連続運転される
と、自動運転のオン・オフに係わらず温度勾配の演算及
び「大」「小」の回数の積算が行なわれる。すなわち2
4時間風呂と称される連続運転を常態とする風呂では、
自動運転がオフされる頻度が極めて小さいので、これに
備えて一定時間毎に温度勾配の演算及び「大」「小」の
回数の積算が行なわれる。
【0051】そして「大」の累積回数が20を越える
と、保温目標温度fts を0.5°C上方に変更する。よ
り具体的には、付加温度Tsに0.5°Cを加え、保温目
標温度fts を全体として0.5°C上昇させる。また
「小」の累積回数が20を越えると、保温目標温度fts
を0.5°C下方に変更する。より具体的には、付加温
度Tsから0.5°Cを引き、保温目標温度fts を全体と
して0.5°C下降させる。
【0052】すなわち、「大」の累積回数が20を越え
た場合は、湯温低下が激しい状態が続いた訳であるか
ら、冬期であると予想され、追い焚きの保温目標温度ft
s を0.5°C上昇させる。逆に「小」の累積回数が2
0を越えた場合は、湯温変化がほとんど無い状態が続い
た訳であるから、夏期であると考えられ、追い焚きの目
標温度を0.5°C低下させる。ただし、保温目標温度
fts が極端に高くなったり、極端に低くなることを防ぐ
ため、保温目標温度fts は、37°C以上48°C以下
となる様に制限されている。
【0053】次に本実施形態の風呂装置1の具体的な動
作を説明する。ここで風呂装置の保温方法には、前記し
た様に、所定の時間が経過すると自動的に追い焚きが開
始されるタイプと、湯温が一定温度以下になった時に追
い焚きが開始されるタイプがあるが、本実施形態では、
前者のタイプを前提として説明する。すなわち本実施形
態の風呂装置の湯温の変化は、図2の通りであり、例え
ば20秒といった一定の休止時間Ttや、状況等に応じて
選定された可変的な休止時間Ttが経過すると、自動的に
追い焚きが開始される。そして湯温が保温目標温度fts
に達したところで燃焼を停止する。
【0054】本実施形態の風呂装置1の自動保温機能の
動作工程は、図4のフローチャート図の通りである。本
実施形態の風呂装置1では、リモコン等の自動スイッチ
をONすることにより、ステップ1に移行し、直ちに自
動注湯が行なわれる。より具体的には、給湯部2から落
とし込み水路30を介して所定の水位に至るまで浴槽3
に湯が張られる。そして保温目標温度fts と一致するよ
うにステップ2で保温追い焚きが開始される。ここで保
温目標温度fts は、基本温度ftb と付加温度Tsの合計で
あり、基本温度ftb は使用者がリモコンによって設定す
る希望設定温度と一致する。工場から出荷された段階で
は付加温度Tsは0であり、保温目標温度fts は、リモコ
ンで設定された希望設定温度と一致するが、すでに長期
に渡って使用されている場合は、後記する機能によって
変更されている場合もある。
【0055】いま仮に保温目標温度fts を40°Cとす
ると、ステップ3で浴槽内の湯温が保温目標温度fts た
る40°Cとなるのを待つ。そして浴槽内の湯温が保温
目標温度fts に達すると、ステップ4に移行し、湯温セ
ンサー28によって湯温fthが測定され、その湯温fth
が前回の追い焚き終了後の湯温ThEEとして記憶される。
また休止時間積算メモリーMti と、温度差積算メモリー
Mth が共にクリアされる。そして同時に燃焼が停止し、
最初の追い焚きが終了する。
【0056】続いてステップ5に移行し、休止タイマー
がセットされる。休止タイマーが計時する休止時間Tt
は、20分といった一定時間である場合もあるし、湯温
の低下に応じて適宜変更される場合もある。
【0057】そしてタイマーがアップ(ステップ6)
し、第一回目の休止時間Ttが経過すると、ステップ8で
二回目の追い焚きが開始される。具体的には、最初に循
環ポンプ26を起動し、一定時間のプリ循環の後、追い
焚き側のバーナ48に点火される。そしてステップ9
で、過去の熱量演算が初期値に戻され、追い焚きが開始
される。また同時に熱量演算機能が働き、式5に基づい
て熱量の積算が開始される。
【0058】保温目標温度fts まで浴槽内の湯が加熱さ
れると(ステップ10)、二度目の追い焚きが終了する
(ステップ11)。またステップ11では、湯温センサ
ー28の検出温度fth を追い焚き終了時の温度ThE とし
て記録する。
【0059】続いて、ステップ12で風呂に人が入浴中
であるか否かを判定する。この判定は、リモコン操作の
よる風呂運転(足し湯、足し水、追い焚き等)や、水位
低下による補水、水位上昇による入浴検知の有無により
判断する。要するに、センサーやリモコン等に、何らか
の人為的操作や、人の存在によって発生する変化が生じ
たときには、入浴した兆候が認められ、風呂に人が入浴
中であると判断する。当該判定の基準は、上記した場合
に限定されるものではなく、他の基準を採用してもよ
い。入浴中であるか否かは、追い焚き開始から追い焚き
終了に至るまでの間、常時監視しておくことが望まし
い。
【0060】そしてステップ12で入浴中であると判断
された場合は、足し湯や足し水の影響によって、熱量演
算に無視できない誤差が生じるので、追い焚き時間間隔
の変更を行なうべきではない。そのためステップ12で
入浴中であると判断された場合は、ステップ5に戻る。
【0061】逆に、ステップ12で入浴中でないと判断
された場合は、ステップ13に移行し、休止時間Ttの積
算が行なわれる。具体的には、前記した休止時間積算メ
モリーMti に今回の休止時間Ttが加えられる。すなわち
ステップ13で次の演算が行なわれる。
【0062】
【数6】
【0063】さらに休止前後の温度差の演算とその積算
が行なわれる。より具体的には、次の演算が行なわれ
る。
【0064】
【数7】
【0065】また前回の追い焚き終了後の湯温ThEEの記
憶がステップ4で測定された値から、今回の追い焚き後
の湯温fth に置き換えられる。
【0066】そしてステップ14に移行し、自動運転が
開始されてから720分が経過したか否かが判断され
る。720分を経過していない場合は、ステップ5に移
行し、前記した工程を繰り返す。すなわちステップ5で
休止タイマをセットし、休止タイマがアップすると追い
焚きが開始される。また同時に熱量の積算値がクリアさ
れる。そして新たに熱量Fの積算を行い、湯温が保温目
標温度fts に達するのを待つ。湯温が保温目標温度fts
に達すれば湯温センサー28の検出した湯温fthを追い
焚き終了時の温度ThE として記録し、燃焼を停止する。
さらにステップ12で入浴中であるか否かをチェック
し、ステップ13に移行して休止時間Ttの積算と、温度
差の積算が行なわれる。こうして順次追い焚きと演算が
行なわれる。そしてステップ14で720分が経過した
ことが確認されると、季節を感応するための図5のフロ
ーチャート図に示す演算が開始される。また一連の自動
保温機能は、図4のフローチャート図の様に休止時間積
算メモリーMti と、温度差積算メモリーMth がリセット
されて、ステップ5に戻される。次に、季節を感応する
ための演算について説明する。この演算機能は、前記し
た様にステップ14で720分が経過したことが確認さ
れた場合に開始される。また720分が経過する前に、
自動運転がOFFとなった場合も同様に季節感応演算が
開始される。
【0067】図5は、720分以上連続的に自動運転が
なされた場合、或いは途中で自動運転が終了された場合
に行なわれる季節感応演算のフローチャート図である。
この演算では、ステップ1で、休止中おける湯温の低下
勾配Tmが演算される。すなわち次式の演算が行なわれ
る。
【0068】
【数8】
【0069】そしてステップ2及びステップ4で演算さ
れた温度勾配Tmを4°Cと1°Cを基準として「大」
「中」「小」の三段階に区分する。より具体的には、最
初のステップ2で温度勾配Tmが4°C以上であるか否か
が判断される。そして温度勾配Tmが4°C以上であるな
らばステップ3に移行し、メモリー「U」に1が加算さ
れる。なお前記した様に温度勾配Tmが4°C以上である
場合は、冬的傾向を示している。一方温度勾配Tmが4°
C未満であるならば、ステップ4に移行し、温度勾配Tm
が1°C以下であるか否かが判断される。そして温度勾
配Tmが1°C以下であるならばステップ5に移行し、メ
モリー「D」に1が加算される。前記した様に温度勾配
Tmが1°C以下である場合は、夏的傾向を示している。
さらにステップ4で温度勾配Tmが1°C以下ではないと
判断されると、ステップ6に移行する。ここで前回のス
テップ4でNOと判断された場合は、温度勾配Tmが4°
C以上ではなく、且つ1°C以下でもない場合であり、
「1°C<Tm<4°C」の場合である。この場合は、春
秋的傾向であるといえる。そしてステップ6では、前記
した温度勾配Tmが「大」である時のメモリーUと、
「小」である時のメモリー「D」からそれぞれ1ずつ引
く。
【0070】続いてステップ7、ステップ9で、メモリ
ーU,Dが20以上となったか否かを確認する。すなわ
ちステップ7で、メモリーUが20以上であるか否かが
確認される。メモリーUが20以上であるならば、冬的
傾向が強いと言えるので付加温度Tsに0.5°Cを加え
る。また同時にメモリーU,Dが共にクリアされる。一
方ステップ7がNOであるならばステップ9に移行し、
メモリーDが20以上であるか否かが確認される。メモ
リーDが20以上であるならば、夏的傾向が強いと言え
るので、付加温度Tsから0.5°Cを減ずる。また同時
にメモリーU,Dが共にクリアされる。ステップ9がN
Oであるならば、メモリーU,Dは共に20以下である
から、春秋的傾向が強いと判断され、付加温度Tsを変更
することなくステップ11に移行する。
【0071】ステップ11では、保温目標温度fts が、
基礎温度ftb と新たな付加温度Tsの合計に修正される。
そして季節感応機能のプログラムを終了する。この時、
既に風呂自動運転が終了されている場合は、新たに自動
運転スイッチがONされるのを待ち、自動運転スイッチ
がONされた時は、新たに修正された保温目標温度fts
を基準として保温がなされる。現在風呂自動運転が行な
われている最中である場合は、次回以降の追い焚きの目
標温度に新たな保温目標温度fts が活用される。
【0072】次に、本実施形態の風呂装置の保温目標温
度fts が変更される場合のモデルケースを説明する。例
えば、10月の湯温の変化を見ると、図6の通りであ
る。10月は、秋から冬にさしかかる過渡期であり、温
度勾配Tmが大きくなる日が多い。すなわち10月1日は
累積した温度勾配Tmが「大」であり、メモリーUが1と
なる。続く2日,3日も、温度勾配Tmが「大」であり、
メモリーUが3となる。翌4日は、温度勾配Tmが「中」
であり、メモリーUから1が減じられて2となる。続く
5日は、温かい陽気であり、温度勾配Tmは「小」であっ
たため、メモリーUが2を維持し、メモリーDが1とな
る。こうしてメモリーU,Dの積算が行なわれ、30日
にメモリーUが20となり、メモリーDが2となったと
仮定すると、メモリーU,Dがクリアされ、保温目標温
度fts が0.5°C上昇し、翌11月1日は、変更され
た保温目標温度ftsを基準として保温制御される。
【0073】また4月は春であり、図7の様に温度勾配
Tmが「中」となる日が多い。そのためメモリーU,D
は、20を越えることはなく、保温目標温度fts の変更
はなされない。
【0074】次に6月は、春から夏にさしかかる時期で
あり、図8の様に温度勾配Tmが小となる日が多い。その
ためメモリーDが20を越えることとなり、保温目標温
度fts が下方に修正される。
【0075】以上説明した実施形態は、保温を所定の休
止時間をおいて行なうものを例に説明した。しかしなが
ら本発明は、休止時間を基準とする自動保温に限定され
るものではなく、一定の温度以下となった場合に追い焚
きが行なわれる構成の風呂装置にも適用することができ
る。一定の温度以下となった場合に追い焚きが行なわれ
る構成の風呂装置に本発明を適用する場合には、図9の
様に休止時間に長短が現れ、休止時間は変数となる。
【0076】また上記した実施形態では、季節感応機能
を果たすプログラムにおいて、単に「大」又は「小」の
数から「中」の数を引く演算を行なったが、例えば、
「中」の数を「大」から引く場合は、「中」の数に定数
を掛けるといった操作を行なう場合もある。さらに
「大」又は「小」の数を「中」の数で除したり、これら
の平方根を演算に利用することも可能である。また上記
した例では、いずれかのメモリーが20を越えた場合に
目標温度の変更を行なうが、20という数は任意であ
り、またU,Dのメモリーの限度が同一である必要もな
い。さらに先の例では、温度勾配を大、中、小に分けた
が、さらに細かく分けてもよい。
【0077】また前述した風呂装置は、風呂装置1の追
い焚き時の出力が一定の場合に好適なものであるが、風
呂装置の構造によっては、追い焚き時の出力が変動する
ものもある。例えば図10に示す構成の風呂装置の様
に、燃焼ケース60を共有し、一つのファン61しか持
たない場合には、追い焚き時に他栓16から給湯されて
給湯部2が作動すると、給湯部側のバーナ70を燃焼さ
せるためにファン61の給気量が変動し、追い焚き部5
のバーナ71の出力が変動してしまう。また当該風呂装
置では、ガスの供給回路が給湯部2と追い焚き部5で共
通であり、単一の比例弁62から両者が分岐されてい
る。そして当該比例弁62は、一般に給湯部2の要求に
よって制御され、給湯部2が高出力を要求する場合には
開度が大きくなり、給湯部2が低出力を要求する場合に
は開度が小さくなる。そのため追い焚き部5側のバーナ
71の出力が変動してしまう。
【0078】本発明は、もちろん図10の様なバーナの
出力が変化する風呂装置にも適用できる。以下、バーナ
の出力が変化する風呂装置に本発明を採用する場合の留
意点を説明する。先の実施形態の風呂装置は、追い焚き
の間のバーナの出力変動が小さいので、熱量の積分は、
単にバーナ出力に燃焼時間を乗じるといった簡単な演算
で足りるが、図10に示すような、追い焚き時のバーナ
出力の変動が大きい風呂装置では、複雑な演算を要す
る。
【0079】本実施形態の風呂装置のブロック図は、図
11の通りであり、先の実施形態の構成に加えて、CP
Uの入力側に給湯部2側の水量センサー14の信号と、
入水温を測定する温度センサー19の信号及び給湯部2
の湯温設定信号が入力されている。以下、この種の風呂
装置における熱量演算について補足説明する。本実施形
態では、追い焚きの際における給湯部2の使用状況によ
って変化する追い焚き用バーナ71の実効出力を、時間
の関数として求め、この関数を積分することによって、
追い焚き中の浴湯循環加熱器の加熱量を演算する。
【0080】すなわち給湯部2を使用しないで追い焚き
だけをしているときは、追い焚き用熱交換器21を加熱
するバーナ71の実効出力は、先の実施例と同一であ
り、「f(A)=(Im ×η)t」で表すことができる。こ
こでIm は、バーナの出力であり、ηは、風呂追い焚き
効率である。
【0081】また追い焚きと同時に給湯部2を使用する
と、給湯部2の設定温度によって、比例弁62が比例制
御されるので、追い焚き用熱交換器21を加熱するバー
ナ71のガス圧が変化して、バーナ71の実効出力も変
化する。従って演算には先のものとは異なる風呂出力の
関数が採用される必要がある。
【0082】追い焚きと同時に給湯部2を使用した場合
の、追い焚き用熱交換器21を加熱するバーナ71の実
効出力は、例えば次の様にして決定される。すなわち給
湯部2のガス圧(以下、「給湯ガス圧」という)を予め
実験により求めておくことで、バーナ71の実効出力を
算出するようにする。
【0083】給湯ガス圧は図12に示すような実験グラ
フに基づき、給湯号数(給湯部2の入水温度と入水量お
よび設定温度によって定まる号数。すなわち給湯器が消
費する熱量に相関する号数)から求めることができる。
図12の実験グラフは、給湯号数と給湯ガス圧との関係
を示すものである。そして図12は、給湯部2側が二つ
のガスバーナ70a,70bを持ち、これらの燃焼・消
火が2個の電磁弁によって調整できるようにした構成に
おいて、1個の電磁弁のみを開いたときの直線「N1」
と、2個の電磁弁を開いたときの直線「N2」とをそれ
ぞれグラフにしている。グラフで明らかなように、同じ
給湯号数のとき、1個の電磁弁のみを開いたとき「N
1」の給湯ガス圧P1 は、2個の電磁弁を開いたとき
「N2」の給湯ガス圧P2 よりも高くなる。そして「N
1」、「N2」は、比例弁62の開度が大きくなるに従
い、給湯号数も供給ガス圧も大きくなる。
【0084】このように変化する給湯ガス圧と風呂出力
との関係は、図13に示すようになる。ここで図13の
グラフは、前記したように、給湯ガス圧とバーナ71の
実効出力(ふろ出力)の関係を示す。同じ給湯ガス圧で
も電磁弁が1個のみ開いているとき「N1」と、2個開
いているとき「N2」とで、実効出力が異なるのは、ガ
ス通路の流路抵抗が変化するからである。すなわち、2
個の電磁弁が開いているとき「N2」は、ガス通路が並
列に接続された状態となるため、1個の電磁弁しか開い
ていないとき「N1」よりも流路抵抗が小さくなり、ガ
スが追い焚き用熱交換器21よりも給湯部2側へ流れや
すくなるため、実効出力が低下する。ここで、それぞれ
電磁弁が1個又は2個、開いたときの給湯ガス圧P1
2 における実効出力をP1,N1 とP2,N2 とする。以
上のように、同じ給湯号数であっても、「N1」か「N
2」によって、実効出力は異なるものである。
【0085】上記した図12のグラフのデータや、図1
3のグラフのデータは、予め実験により求められ、RA
MまたはROM内に記憶されている。追い焚きの際に、
同時に給湯があった場合には、マイクロコンピータに入
力される水量センサ−14の信号(給湯器へ供給される
入水量)、温度センサ−19の信号(入水温度)およ
び、温度設定器の信号(設定温度)から給湯部2に必要
な熱量が演算され、これに対応する給湯号数が決定され
る。そして図13のグラフのデータから給湯ガス圧が求
められる。給湯ガス圧が「N1」のグラフであるか、
「N2」のグラフであるかは、電磁弁へのON・OFF
信号を確認することにより決定され、所定の補正が行わ
れる。
【0086】従ってこのような実効出力の変化は、時間
の関数として求めることができ、その一例を図14に示
す。図14は、当初、給湯部2を使用しないで追い焚き
をし、その最中に他栓への給湯があって、給湯部2中の
電磁弁が開放されてバーナ70a,70bが燃焼され
(バーナ71は燃焼を続けている)、次に他栓への給湯
が終了してバーナ71だけが燃焼し、さらに続いて他栓
への給湯があって、電磁弁が開放されてバーナ70aが
燃焼され、その後に他栓への給湯が終了して追い焚きだ
けが行われた状態を示している。
【0087】より具体的には、当初、給湯部2を使用し
ないで追い焚きをするために、追い焚き用熱交換器21
のみを使用しているときの実効出力がP, N3 となる。
その後、給湯部2が使用された場合は、水量センサ−1
4の信号(給湯器へ供給される入水量)、温度センサ−
19の信号(入水温度)および、温度設定器の信号(設
定温度)に基づいて実効出力が演算され、例えば実効出
力がP, N2 となる。その後再び給湯部2を使用しない
で、追い焚きのみ行うときは実効出力が再度P, N3
なる。続いて、もう一度給湯部2が使用された場合は、
実効出力は例えばP, N1 となる。P, N1 のように先
の給湯使用時に比べて実効出力が小さい場合とは、例え
ば先の給湯使用時に比べて設定温度が低く、比例弁62
が絞られた状態となる場合が考えられる。そして、給湯
部2の使用を終了し、再び給湯部2の使用をしないで、
追い焚きのみ行うときは実効出力がP, N3 となる。図
14は、以上のような使用例を示したものである。この
ような関数として求められた追い焚き時の実効出力から
追い焚き時の総熱量を求める。上記した関数f(A)は、給
湯ガス圧P、給湯能力設数N及び時間Tの関数たるf
(P,N,T) 又は給湯設定号数G,給湯能力設数N、ガス種K及び時
間Tの関数たるf (G,N,K,T) となる。
【0088】具体的な追い焚き時の実効出力の積分積算
は、図15の様なフローチャートに従って行われる。す
なわち追い焚きが開始される時刻が近づくと、風呂出力
積算が開始される。そしてステップ21において、n=
0が設定される。すなわち積算の繰り返し回数、より具
体的には追い焚きの時間をリセットする。続くステップ
22において、F0 =0が設定される。すなわち積算熱
量をリセットする。ステップ23で追い焚きが開始され
ると、ステップ24でその燃焼が定常燃焼であるか否か
が判断される。ここで定常燃焼であるならば、風呂出力
積算を続行するためにステップ25に移行し、逆に定常
燃焼でないならば、ステップ25〜29を飛ばしてステ
ップ30に移行する。
【0089】先のステップ24で定常燃焼であると判断
され、ステップ25に移行した場合は、先のnに1sが
プラスされて記憶される。続くステップ26では、追い
焚き部5だけの単独使用であるか否かが判断される。こ
こで追い焚き部5だけの単独使用であるならば、前述の
様にバーナ出力は一定であるからステップ27に移行
し、A=f0(一定値)を記憶させる。また追い焚き部5
だけの単独使用でないならば、ステップ28に移行し、
上記した実験データに基づく熱量をAとして記憶させ
る。
【0090】そしてステップ27又はステップ28を経
てステップ29に移行し、先にリセットして0とした積
算熱量にAを加える。そしてステップ30に移行し、浴
槽3内の湯の温度が設定温度以上であるか否かを確認す
る。もし湯の温度が設定温度以上でないならば、ステッ
プ24に戻り、ステップ25で繰り返し回数をカウント
し、ステップ26で追い焚き部5の単独使用であるかど
うかに応じてステップ27,28で異なる数値をAに記
憶させ、ステップ29で順次積算してゆく。これらのス
テップを繰り返すうち、ステップ30で設定温度以上と
なったことが確認されると、ステップ31に移行して追
い焚きを停止し、風呂出力の積算を終了する。
【0091】熱量演算以外のステップは、先の実施形態
と全く同一である。
【0092】
【発明の効果】請求項1,2,3,4に記載の風呂装置
は、浴槽の温度変化そのものに基づいて目標温度を変更
する。従って請求項1,2,3, 4に記載の風呂装置
は、季節の変化を的確に把握することができ、心地良い
温度に保温することができる効果がある。特に請求項
2,3に記載の風呂装置では、湯の温度勾配Tmは複数回
の休止を累積したものであるから、突発的な変動が相殺
され、信頼性が高い。また請求項3に記載の風呂装置で
は、検知された温度勾配Tmを低下の大きさを基準にして
三以上の段階に選別し、温度勾配Tmが大きい場合の選別
回数から、温度勾配Tmが中程の選別回数を引く。そして
温度低下が大きい回数から温度低下が中程の回数を引い
た数が、所定の数となった場合は、目標温度を上方に変
更し、温度勾配Tmが小さい場合の選別回数から温度低下
が中程の回数を引いた数が、所定の数となった場合は、
目標温度を下方に変更する。このように本発明では、温
度勾配Tmを夏的傾向の時と冬的傾向の時および春秋的傾
向の時に分け、これを差し引きするので、突発的要因が
相殺され、正確な季節が把握される。そのため本発明の
風呂装置は、いつも心地良い温度に保温することができ
る効果がある。請求項4に記載の風呂装置は、検知され
た温度勾配Tmの低下の大きさを基準にして大、中、小の
三段階に選別するものであり、簡単な構成でありなが
ら、最大の効果を発揮することができるものであり、い
つも心地良い温度に保温することができる効果がある。
【0093】請求項5に記載の風呂装置は、簡単な演算
によって複数回の休止時間を累積した浴槽内の湯の温度
勾配Tmが検知される。特に本発明の風呂装置では、こう
して湯の温度勾配Tmを累積し、これを基礎として目標温
度を変更するので、突発的な変動が相殺され、信頼性が
高い。
【0094】また請求項6に記載の風呂装置では、追い
焚き終了時の浴槽内の湯温ThE から追い焚きによって変
化した温度を引くことによって追い焚き開始直前の水温
を演算する。そのため本発明は、目標温度を変更する基
礎となる追い焚き終了時の浴槽内の水温ThE を正確且つ
容易に算出することができる効果がある。
【0095】さらに請求項7に記載の風呂装置では、追
い焚き時における総熱量を積分によって求めている。本
発明の風呂装置は、追い焚き時のバーナ出力が一定であ
っても、変動するものであっても、追い焚きの際の正確
な熱量が分かるという効果がある。
【0096】さらに請求項8に記載の風呂装置では、休
止中に人が入浴した兆候が認められたときは、累積対象
から除外されるので、最も大きな誤差要素が除外され
る。そのため本発明の風呂装置は、季節の把握が確実で
あり、信頼性が高い。
【0097】また請求項9に記載の風呂装置では、湯の
温度勾配Tmは複数回の休止が累積されるから、突発的な
変動が相殺され、信頼性が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の風呂保温機能を採用する風
呂の配管系統図である。
【図2】本発明の実施形態の風呂装置のコントローラの
ブロック図である。
【図3】本発明を所定の時間が経過した時に追い焚きが
行なわれる風呂装置に適用した場合における浴槽内の湯
温の基本的な変化を示すタイムチャート図である。
【図4】本発明の実施形態の風呂装置の自動保温機能の
動作を示すフローチャート図である。
【図5】本発明の実施形態の風呂装置の季節感応機能の
動作を示すフローチャート図である。
【図6】本発明の風呂装置を使用した場合における10
月の浴槽内の湯温の変化を示すタイムチャート図であ
る。
【図7】本発明の風呂装置を使用した場合における3月
の浴槽内の湯温の変化を示すタイムチャート図である。
【図8】本発明の風呂装置を使用した場合における6月
の浴槽内の湯温の変化を示すタイムチャート図である。
【図9】本発明を一定の温度以下となった場合に追い焚
きが行なわれる構成の風呂装置に適用した場合における
浴槽内の湯温の基本的な変化を示すタイムチャート図で
ある。
【図10】本発明の他の実施形態の風呂装置を採用する
風呂の配管系統図である。
【図11】本発明の他の実施形態の風呂装置のコントロ
ーラのブロック図である。
【図12】給湯号数と給湯ガス圧との関係を示すグラフ
である。
【図13】給湯ガス圧と追い焚き用バーナの出力との関
係を示すグラフである。
【図14】追い焚き用バーナの出力変化の一例を示すグ
ラフである。
【図15】追い焚き用バーナの総熱量を演算するフロー
チャート図である。
【符号の説明】
1 風呂装置 2 給湯部 5 追い焚き部 25 水位センサー 28 湯温センサー

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴槽内の湯を追い焚きする追い焚き手段
    を有し、追い焚きと休止を繰り返して浴槽内の湯を目標
    温度に保温する風呂保温機能を有する風呂装置におい
    て、各休止中の湯の温度勾配、或いは複数回の休止を累
    積した湯の温度勾配を検知する温度勾配検知機能を有
    し、検知された温度勾配を一定の基準により複数の段階
    に選別し、選別回数を所定の基準に従って差し引きし、
    その差し引きした数が所定の数に至った時に目標温度を
    変更する目標温度変更機能を有することを特徴とする風
    呂装置。
  2. 【請求項2】 浴槽内の湯を追い焚きする追い焚き手段
    を有し、追い焚きと休止を繰り返して浴槽内の湯を目標
    温度に保温する風呂保温機能を有する風呂装置におい
    て、複数回の休止を累積した湯の温度勾配を検知する温
    度勾配検知機能を有し、検知された温度勾配を低下の大
    きさを基準にして三以上の段階に選別し、各段階に選別
    された数に基づいて所定の演算を行い、当該演算値に応
    じて目標温度を変更する目標温度変更機能を有すること
    を特徴とする風呂装置。
  3. 【請求項3】 浴槽内の湯を追い焚きする追い焚き手段
    を有し、追い焚きと休止を繰り返して浴槽内の湯を目標
    温度に保温する風呂保温機能を有する風呂装置におい
    て、複数回の休止を累積した湯の温度勾配を検知する温
    度勾配検知機能を有し、検知された温度勾配を低下の大
    きさを基準にして三以上の段階に選別し、温度勾配が大
    きい場合の選別回数から温度勾配が中程の選別回数を引
    いた数が所定の数になった場合は目標温度を上方に変更
    し、温度勾配が小さい場合の選別回数から中程の選別回
    数を引いた数が所定の数になった場合は目標温度を下方
    に変更する目標温度変更機能を有することを特徴とする
    風呂装置。
  4. 【請求項4】 浴槽内の湯を追い焚きする追い焚き手段
    を有し、追い焚きと休止を繰り返して浴槽内の湯を目標
    温度に保温する風呂保温機能を有する風呂装置におい
    て、各休止時間内の浴槽内の湯の温度勾配、或いは複数
    回の休止時間を累積した浴槽内の湯の温度勾配を検知す
    る温度勾配検知機能を有し、検知された温度勾配を低下
    の大きさを基準として、大、中、小の三段階に選別し、
    温度勾配が大に選別された回数から温度勾配が中に選別
    された回数を引いた数が所定の数になった場合は目標温
    度を上方に変更し、温度勾配が小に選別された回数から
    温度勾配が中に選別された回数を引いた数が所定の数に
    なった場合は目標温度を下方に変更する目標温度変更機
    能を有することを特徴とする風呂装置。
  5. 【請求項5】 前回の追い焚き終了時の湯温ThEEを検知
    する追い焚き後湯温検知手段と、当該追い焚きから休止
    を挟んで再開した追い焚きの開始前の湯温ThSを検知す
    る追い焚き前湯温検知手段を有し、温度勾配検知機能
    は、前記追い焚き終了時の湯温ThEEと追い焚き開始前の
    湯温ThS の温度差を演算すると共に複数回の前記温度差
    を累積し、且つ温度差が演算された追い焚き間の休止時
    間を累積し、前記温度差の累積値を休止時間の累積値で
    除すことにより、複数回の休止時間を累積した浴槽内の
    湯の温度勾配を検知するものであることを特徴とする請
    求項1乃至4のいずれかに記載の風呂装置。
  6. 【請求項6】 追い焚きに要した熱量Fを演算する熱量
    演算手段と、追い焚き終了時の湯温ThE を検知する追い
    焚き後水温検知手段を備え、追い焚き開始前の浴槽内の
    湯温ThS は、次式に基づく演算により検知されることを
    特徴とする請求項5に記載の風呂装置。 【数1】
  7. 【請求項7】 追い焚きに要した熱量Fは、次式によっ
    て決定されることを特徴とする請求項6に記載の風呂装
    置。 【数2】
  8. 【請求項8】 温度勾配検知機能は、複数回の休止時間
    を累積した浴槽内の湯の温度勾配を検知するものであ
    り、休止時に人が入浴した兆候が認められたときは、当
    該休止を、休止時間を累積した浴槽内の湯の温度勾配の
    累積対象から除外することを特徴とする請求項1乃至7
    のいずれかに記載の風呂装置。
  9. 【請求項9】 温度勾配検知機能は、複数回の休止時間
    を累積した浴槽内の湯の温度勾配を検知するものであ
    り、温度勾配の測定は、一定時間の間、一定時刻まで、
    又は所定の人為的操作があるまでのいずれかまで連続的
    に行なわれることを特徴とする請求項1乃至8のいずれ
    かに記載の風呂装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006322638A (ja) * 2005-05-17 2006-11-30 Matsushita Electric Works Ltd 浴室機器制御システム
JP2015072101A (ja) * 2013-10-03 2015-04-16 大阪瓦斯株式会社 風呂設備の浴槽断熱レベル推定システム及び風呂設備
JP2017194246A (ja) * 2016-04-22 2017-10-26 株式会社ノーリツ 風呂装置
JP7640437B2 (ja) 2021-11-09 2025-03-05 株式会社コロナ 風呂給湯機

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