JP2003121000A - 給湯器の制御方法及び給湯器 - Google Patents

給湯器の制御方法及び給湯器

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JP2003121000A
JP2003121000A JP2001314864A JP2001314864A JP2003121000A JP 2003121000 A JP2003121000 A JP 2003121000A JP 2001314864 A JP2001314864 A JP 2001314864A JP 2001314864 A JP2001314864 A JP 2001314864A JP 2003121000 A JP2003121000 A JP 2003121000A
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temperature
flow rate
water supply
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Nobuyuki Yamamoto
伸幸 山本
Hideki Yamaguchi
英樹 山口
Takanori Nagano
貴則 永野
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Original Assignee
Noritz Corp
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  • Instantaneous Water Boilers, Portable Hot-Water Supply Apparatuses, And Control Of Portable Hot-Water Supply Apparatuses (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 給湯単機能型のような単純な給湯器を用いて
浴槽へ湯張りする場合に、湯温調整の手間を省いて利便
性を高め、捨て水等の水資源の無駄をなくし得る制御方
法及びこの制御方法を備えた給湯器を提供する。 【解決手段】 給湯流量が設定流量を超える給湯状態が
発生したか否かを監視し(S1)、発生すれば給湯流量の
積算を開始する(S2)。積算流量値が判定積算値を超え
れば、現在の給湯は湯張り使用のためと判定し、給湯設
定温度を湯張り用の湯張り温度値に変更設定する(S3で
YES、S4)。積算流量値が設定湯張り量に到達するか、
又は、給湯流量が設定流量を下回り最低作動流量になる
かすれば、湯張り終了と判定し、給湯設定温度としてリ
モコンにユーザが設定していた元の温度値に復帰させる
(S5でYES、S6)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、給湯器から台所等
の通常の給湯カランに加えて浴室の風呂カランにも給湯
し得るようにして、その給湯を浴槽の湯張りに利用する
ために用いられる給湯器における制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の給湯器として最も単純な
構成例である給湯単機能型といわれる給湯器が知られて
いる。このものでは、水道水等を熱交換器に入水させ、
この熱交換器において燃焼器からの燃焼熱により所定温
度まで加熱し、加熱後の湯を給湯カランや風呂カランま
で延ばした配管を通して給湯するようになっている。そ
して、このような給湯単機能型の給湯器においては、給
湯温度がリモコンに入力設定された設定温度になるよう
に加熱作動や湯水混合による温調等の制御が行われるよ
うになっている。また、上記リモコンは給湯器自体が給
湯を主目的とするものであるため給湯を主として利用す
る台所等に設置され、浴室には設置されていないのが通
常である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の給湯
器の場合、リモコンに対して入力設定される設定温度は
台所等の給湯を通常に使用するための温度であるため、
風呂カランを開いて浴槽内に湯張りする場合に上記リモ
コンに対する温度設定を特に変更操作しない限りは台所
等での通常使用温度の湯が湯張りされてしまい、ぬる過
ぎたり熱過ぎたりという不都合が生じて入浴に適した湯
温に調整するための手間が生じる上に、多量の捨て水が
発生してしまい水資源の無駄を生じさせてしまうという
不都合が生じる。
【0004】すなわち、上記の台所等で通常使用する給
湯温度として上記リモコンには例えば37℃〜40℃程
度が既に入力設定されている場合に、そのまま風呂カラ
ンを開けると、上記の台所等での通常使用温度の湯が浴
槽内に湯張りされてしまい、特に冬場又はその他の季節
であってもこのままでは入浴するにはぬるいため、その
後、追い焚きの必要が生じてしまう。この際、上記給湯
器に追い焚き機能が付加されていれば追い焚き操作を行
えば足りるものの、給湯器が上記の如く給湯単機能型の
場合には通常は追い焚き機能は付加されていないため、
上記の湯張りした湯を一旦全て排水(捨て水)した上
で、リモコンの温度設定を風呂への湯張り用の温度に変
更操作して再度湯張りを行うことになる。
【0005】逆に、上記台所等において食器のすすぎ仕
上げ等のために一時的に比較的高い温度(例えば70
℃)をリモコンに入力設定していた状態のまま、上記風
呂カランを開けると、その高温の湯が浴槽内に湯張りさ
れてしまうことになる。この場合には、入浴には熱過ぎ
るため、差し水をして湯温を調整する必要がある上に、
差し水により浴槽からあふれ出た湯を捨て水とせざるを
得なくなってしまう。
【0006】つまり、上記の如き給湯器は給湯がメイン
の機能であり、その給湯を通常利用する場所(台所等)
での必要温度がリモコンに設定されてこの設定温度の湯
を給湯するようになっているため、上記給湯を一時的に
湯張りに利用する場合には、風呂カランを開く前にいち
いちリモコンの設定温度を湯張り用の温度に変更操作し
ないと、上記の如き不都合が生じてしまうことになる。
【0007】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、例えば給湯単
機能型のような単純な給湯器を用いてその給湯を浴槽へ
の湯張りにも利用するような場合に、湯温調整の手間を
省いて利便性を高め、捨て水等の水資源の無駄をなくし
得る給湯器の制御方法及びかかる制御方法を備えた給湯
器を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明は、入水を設定温度に基づき加
熱して給湯する給湯器の制御方法を対象として、給湯流
量を検出しつつその給湯流量が設定流量以上である給湯
状態が発生したとき、その給湯状態の継続時間が判定時
間値を超えることを条件に上記設定温度を所定の湯張り
温度値に強制的に変更設定する制御を行うこととした。
【0009】この請求項1によれば、湯張りのために風
呂カランを開く際には早期に湯張りを完了させるために
上記風呂カランは最大限に開かれるのが通常であるた
め、給湯の検出流量がある設定流量以上の給湯状態が所
定の判定時間値継続することをもって湯張りのための給
湯使用が生じていると判定し得る。そして、この判定に
より設定温度を強制的に所定の湯張り温度値に変更設定
することにより、ユーザがいちいち設定温度の変更操作
をしなくても適温の湯張りを行わせることが可能にな
り、湯温調整のための手間を省いて利便性の向上や、無
駄な捨て水の発生を回避して省資源化を図り得る。
【0010】ここで、上記の「給湯流量の検出」はその
給湯流量を直接に検出してもよいし、その給湯に伴い入
水される入水流量を検出することで給湯流量を間接に検
出するようにしてもよい。また、「湯張り温度値」とし
ては、その時の設定温度の高低の如何に拘わらず予め定
めた湯張り用の固定値を用いてもよいし、あるいは、そ
の時の設定温度に対しプラスα(αは正又は負の値)し
た温度値を用いてもよい。後者の場合、その時の設定温
度の高低如何に応じて関係付けたαの値を予め定めてお
いてもよく、例えばその時の設定温度が所定の通常使用
温度範囲であればそれに正の値のαを、その時の設定温
度が高温範囲であれば負の値のαをそれぞれ抽出して設
定温度に加えればよい。
【0011】請求項2に係る発明では、入水を設定温度
に基づき加熱して給湯する給湯器の制御方法を対象とし
て、給湯流量を検出しつつその給湯流量が設定流量以上
である給湯状態が発生したとき、その給湯状態が継続し
かつその積算流量値が判定積算値を超えることを条件に
上記設定温度を所定の湯張り温度値に強制的に変更設定
する制御を行うこととした。
【0012】この請求項2によれば、請求項1の場合の
「判定時間値」の代わりに「判定積算値」を用いて湯張
りのための給湯使用が生じているか否かを判定し得る。
すなわち、湯張りのために風呂カランを開く際にはある
一定時間継続して略最大限に開かれるのが通常であるた
め、給湯の検出流量がある設定流量以上の給湯状態が継
続しかつその継続により給湯される給湯量(積算流量
値)が所定の判定給湯量(判定積算値)を超えれば、現
在の給湯状態は湯張りのための給湯使用であると判定し
得る。そして、この判定により設定温度を強制的に所定
の湯張り温度値に変更設定することにより、請求項1の
場合と同様に、ユーザがいちいち設定温度の変更操作を
しなくても適温の湯張りを行わせることが可能になり、
湯温調整のための手間を省いて利便性の向上や、無駄な
捨て水の発生を回避して省資源化を図り得る。
【0013】以上の請求項1又は請求項2の給湯器の制
御方法における「湯張り温度値」としては、次の各制御
方法により設定するようにしてもよい。第1としては、
上記湯張り温度値を入水温度又は外気温の検出温度に基
づいて設定するようにする(請求項3)。この場合に
は、湯張りの温度を冬場は熱めの湯温に、夏場はぬるめ
の湯温にすることが可能となり、季節に応じて適温の湯
張りを行い得る。このような季節変動を入水温度又は外
気温の検出温度に基づいて湯張り温度値に付与し得るこ
とになる。なお、入水温度又は外気温の検出は直接又は
間接に行えばよい。
【0014】第2としては、上記湯張り温度値を、検出
流量が設定流量以上である給湯状態の開始から設定温度
で既に給湯された給湯量をも含めた設定湯張り量の全量
が所定の浴湯温度になるように設定する(請求項4)。
つまり、湯張り温度値の変更設定までに既に湯張りとし
て給湯された湯温(設定温度)が所定の浴湯温度よりも
低ければ湯張り温度値を最終的に湯張りしたい浴湯温度
よりも高めに、上記設定温度が浴湯温度よりも高ければ
湯張り温度値を浴湯温度よりも低めに設定する。これに
より、最終的に湯張りされた全量を所定の浴湯温度に少
しでも近づけ得ることになる。
【0015】また、以上の請求項1〜請求項4のいずれ
かの給湯器の制御方法においては、次のいずれかの制御
をさらに付加するようにしてもよい。すなわち、第1の
付加制御としては、給湯流量の検出に基づき給湯停止が
検知されたとき、元の設定温度に戻すようにする(請求
項5)。この場合、湯張り温度値の変更設定により湯張
りが継続された後、風呂カランを閉じれば給湯が停止さ
れ給湯流量もほぼゼロになる。そして、変更設定された
湯張り温度値を元の設定温度に戻されるため、その後、
通常使用される台所等の場所での給湯使用があれぱ元の
通常使用温度(設定温度)での給湯が自動的に得られる
ことになる。これにより、利便性の向上が図られる。
【0016】第2の付加制御としては、検出流量が設定
流量以上である給湯状態の発生からの積算流量値が設定
湯張り量値に到達したとき、元の設定温度に戻すように
する(請求項6)。すなわち、予め湯張り量値を設定し
ておき、積算流量値がその設定湯張り量値に到達すれ
ば、通常、ユーザは風呂カランを閉じるであろうため、
次の通常使用される台所等の場所での給湯に備えて元の
設定温度に自動的に戻すようにするものである。これに
よっても利便性の向上が図られることになる。また、こ
の際に、元の設定温度に戻す前に報知するようにしても
よい(請求項7)。このようにすることにより、ユーザ
に対し湯張りが終了したことを報知することが可能にな
り、この報知により必要な湯張りの湯量を確保した段階
での風呂カランの閉止操作を促すことが可能になる。な
お、上記の「報知」はブザー等の吹鳴、音声案内の出
力、あるいは、ランプ等の点灯・点滅等のいずれか又は
組み合わせにより行えばよい。
【0017】請求項8に係る発明では、以上の請求項1
〜請求項7のいずれかの給湯器の制御方法を実行する制
御手段を備えて給湯器を構成するようにした。これによ
り、以上説明した利便性や無駄な捨て水発生の解消等が
得られる給湯器を提供し得ることになる。
【0018】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1〜請求
項7のいずれかの給湯器の制御方法によれば、自動湯張
り機能や追い焚き機能等を実現するための制御を備えて
おらず設定温度に基づいてのみ給湯を行うような単純な
構成の給湯器であっても、給湯を浴槽への湯張りに使用
していることを判定することができる。そして、この判
定に基づき設定温度を強制的に所定の湯張り温度値に変
更設定することにより、ユーザがいちいち設定温度の変
更操作をしなくても適温の湯張りを行わせることがで
き、湯温調整のための手間を省いて利便性の向上や、無
駄な捨て水の発生を回避して省資源化を共に図ることが
できるようになる。
【0019】特に、請求項3によれば、湯張りの温度を
冬場は熱めの湯温に、夏場はぬるめの湯温にするという
ように季節に応じて適温の湯張りを行うことができ、ま
た、請求項4によれば、湯張り温度値の変更設定までに
既に湯張りとして給湯されたものを含め、最終的に湯張
りされた全量を所定の浴湯温度に少しでも近づけること
ができるようになる。
【0020】また、請求項5又は請求項6によれば、湯
張りのための給湯使用の終了を検知又は推定して、給湯
温度を元の通常使用温度に戻すことができ、利便性の向
上を図ることができる。さらに請求項7によれば、請求
項6の給湯使用の終了の推定に基づき、その旨をユーザ
に報知することができ、ユーザに対し風呂カランの閉止
操作を促して無駄な湯張りを回避させることができる。
【0021】請求項8に係る給湯器によれば、以上の請
求項1〜請求項7のいずれかの給湯器の制御方法に基づ
く利便性や無駄な捨て水発生の解消等を得ることができ
る給湯器を提供することができるようになる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0023】<第1実施形態>図1は、本発明の第1実
施形態に係る制御方法を適用した給湯器を示し、1は給
湯器、2は洗面所や台所等に設置されたカラン(以下
「台所カラン」という)、3は浴槽4に湯を落とし込む
(湯張り)ために浴室に設置された風呂カラン、5は上
記給湯器1の制御を行う制御手段としてのコントロー
ラ、6は上記台所カラン2の近傍位置に設置され上記コ
ントローラ5に対し無線又は有線により相互通信可能に
接続されたリモコン(リモートコントローラ)である。
【0024】上記給湯器1は、水道管に接続された入水
管路11から熱交換器12に導入される水を燃焼器とし
ての燃焼バーナ13の燃焼熱により加熱し、加熱後の湯
水を出湯管路14を通して出湯しそれぞれ配管を通して
下流端の上記台所カラン2や風呂カラン3まで給湯させ
るようになっている。上記入水管路11と出湯管路14
との間にはバイパス管路15が設けられて、このバイパ
ス管路15からの水が上記熱交換器12からの出湯に対
し一定割合で混合されて温調された後に給湯されるよう
になっている。つまり、入水管路11に供給された水が
熱交換器12側とバイパス管路15側とに分流する流量
割合を予め試験等により把握しておき、上記熱交換器1
2からの出湯に対し一定割合で水を混合した後に後述の
設定温度になるように燃焼バーナ13による加熱制御を
行うようにしている。これにより、湯水混合弁等の機器
を省略して単純かつ低コストの給湯器とされている。
【0025】上記入水管路11には入水流量検出手段と
しての入水流量センサ16と、入水温度検出手段として
の入水温度センサ17とが配設されている一方、上記出
湯管路14には上記バイパス管路15との合流点よりも
下流側位置に水量調整弁(過流出防止弁)18と、給湯
温度検出手段としての給湯温度センサ19とが配設され
ている。上記水量調整弁18は、燃焼バーナ13の燃焼
能力に限りがあるため、通過流量を絞ることにより上記
燃焼能力を補って後述の設定温度での給湯を可能とする
ものである。すなわち、入水温度が冷た過ぎたり、上記
リモコン6に入力設定される設定温度が高過ぎたり、あ
るいは、大流量の給湯が継続されたりして入水管路11
から水道管等の給水圧に基づき供給される水をそのまま
の流量で入水させたとすると、上記燃焼能力では設定温
度まで昇温しきれない場合に、上記水量調整弁が閉側に
作動されて設定温度まで昇温させ得る程度まで通過流量
を低減させるようになっている。つまり、上記水量調整
弁18の開度調整によっても給湯温度の温調を行い得る
ようになっている。
【0026】また、上記燃焼バーナ13には燃料ガスを
供給するガス供給管21が接続され、このガス供給管2
1には上流側から元ガス電磁弁22、電磁比例弁23、
第1及び第2の供給切換弁24a,24bがそれぞれ介
装されている。上記元ガス電磁弁22は燃料ガスの供給
を断続させるために、上記電磁比例弁23は燃料ガスの
供給量を調整するために、上記第1及び第2の供給切換
弁24a,24bは上記燃焼バーナ13の燃焼量を段階
的に切換えるためにそれぞれ配設されている。また、上
記燃焼バーナ13には燃焼用空気を供給するための送風
ファン25も付設されている。上記の燃料ガス供給のた
めの各弁22,23,24a,24b、送風ファン25
及び燃焼バーナ13の点火機構26等によって燃焼系7
が構成されている。
【0027】以上の給湯器はMPU及びメモリー等によ
り構成されたコントローラ5によって、給湯制御が上記
のリモコン6にユーザにより入力設定された設定温度や
各種センサからの出力等に基づいて行われるようになっ
ている。
【0028】すなわち、上記コントローラ5は図2に示
すように給湯温度についての設定温度の出力を受けて給
湯温度が設定温度になるように給湯制御を行う給湯制御
部51と、給湯状態を監視することにより現在の給湯使
用が浴槽4に対する湯張りのためのものであるか否かを
判定する湯張り判定処理部52と、この湯張り判定処理
部52による判定結果に基づいて上記給湯制御部51に
対しそれまでの設定温度を強制的に湯張り用の湯張り温
度値に変更設定したり戻したりする設定変更部53とを
備えている。つまり、上記給湯制御部51は通常は原則
としてユーザがリモコン6に入力設定した温度値の出力
を受けこれを設定温度(目標温度)にして給湯制御を行
う一方、一時的に例外として上記変更設定処理部53か
ら出力される湯張り温度値への強制変更指令を受けこの
湯張り温度値を上記設定温度にして給湯制御を行うよう
になっている。
【0029】上記給湯制御部51は、台所カラン2又は
風呂カラン3がユーザにより開かれて入水流量センサ1
6が所定の最低作動流量以上の流量を検出すると制御を
開始し、燃焼系7を作動させて燃焼バーナ13を設定温
度に応じた燃焼能力により燃焼作動させるようになって
いる。この際、入水温度センサ17や給湯温度センサ1
9からの各検出温度に基づいて、当初はFF制御によ
り、それ以降はFB制御により給湯温度が設定温度にな
るように燃焼作動が制御される。また、水量調整弁18
の作動制御によっても給湯温度が設定温度になるように
補完される。
【0030】上記湯張り判定処理部52は、入水流量セ
ンサ16により検出される入水流量(入水流量=給湯流
量)に基づいて給湯状態の監視を行うようになってい
る。そして、給湯流量が所定の設定流量以上である給湯
状態が発生したとき、その給湯状態が継続している限り
検出される給湯流量を積算し、その積算流量値(積算給
湯量)が所定の判定積算値(設定積算給湯量)以上にな
れば現在の給湯は湯張りのための使用(以下「湯張り使
用」という)であると判定し、設定変更部53に判定結
果を出力するようになっている。加えて、この判定結果
の出力後も上記の給湯状態が継続する限り給湯流量の積
算を続行してその積算流量値が設定湯張り量に到達すれ
ば、湯張り終了と推定・判断しその判定結果を上記設定
変更部53に出力するようになっている。この際、入水
流量センサ16からの検出流量(給湯流量)が最低作動
流量よりも少なくなれば、風呂カラン3は閉じられた、
つまり湯張り終了と判定して上記設定変更部53に出力
する。この場合には、上記積算流量値による推定・判定
に優先して湯張り終了の判定結果を出力する。
【0031】上記の設定流量としては、湯張りのために
風呂カラン3が開かれる場合には早期に湯張りを完了さ
せるために通常ユーザは最大開度で開くことが多いこと
を考慮して、給湯器1による最大給湯流量又は水量調整
弁18の作動流量(例えば25L/min)に相当する
流量値を設定すればよく、好ましくは、その流量値から
余裕分(例えば3L/min)だけ減じた流量値を設定
すればよい。また、上記判定積算値としては、例えば浴
槽4に対する全湯張り量(通常想定される設定湯張り量
に相当)が150〜200Lであれば50L程度を設定
すればよい。つまり、台所カラン2での給湯使用として
は多すぎて通常考え難い程度の量とすればよい。
【0032】上記設定変更部53は、上記湯張り使用の
判定結果の出力を受けて所定の湯張り温度値に強制変更
するための指令を給湯制御部51に出力し、それまで給
湯制御に用いていた設定温度に代えて上記湯張り温度値
を湯張り用の設定温度として変更設定するようになって
いる。なお、それまでの設定温度の温度値は復帰時のた
めに別途記憶しておく。その後、上記の湯張り終了の判
定結果の出力を受けた場合には、変更設定した設定温度
の温度値を元の温度値(元々、リモコン6に入力設定さ
れていた温度値)に復帰させる指令を上記給湯制御部5
1に出力して給湯制御を変更前の元の設定温度に基づく
ものに戻すようになっている。
【0033】上記の湯張り温度値の設定は次のような種
々の設定法を採用すればよい。第1の設定法は最も単純
なものであり、予め定めた固定温度値を設定する。第2
の設定法は、台所カラン2での給湯使用のためにリモコ
ン6に入力設定されている設定温度に湯張り用としてプ
ラスα(αは正又は負の値)を加算した温度値を設定す
る。例えば、リモコン6による設定温度が37℃であれ
ば、αとして+4〜+5℃を選択し湯張り温度値として
42℃を設定し、上記設定温度が60℃であればαとし
て−17〜−18℃を選択し湯張り温度として42℃を
設定する。つまり、設定温度の値とαの値との関係を予
めテーブルにして記憶設定しておき、その時の設定温度
に基づいてテーブルからαの値を抽出して湯張り温度値
を決定するようにする。
【0034】第3の設定法は、入水温度センサ17によ
り検出される入水温度に基づいて湯張り温度値を設定す
る。すなわち、入水温度の季節変動を加味して湯張り温
度値を変化させるものである。湯張り温度値として、例
えば入水温度が10℃未満(冬場を想定)であれば「4
3℃」を、10℃〜20℃の範囲であれば「42℃」
を、20℃以上(夏場を想定)であれば「40℃」をそ
れぞれ設定する。つまり、入水温度と湯張り温度値との
関係を予めテーブルにして記憶設定し、検出された入水
温度に基づいてこのテーブルから湯張り温度値を抽出し
て設定する。なお、季節変動を加味するものであるた
め、上記の入水温度の代わりに、例えばF点サーミスタ
等の外気温検出手段により検出した外気温を用いてもよ
い。
【0035】第4の設定法は、最終的に湯張り終了した
ときの湯張り量の全量が所定の浴湯温度になるように設
定する。つまり、湯張り使用と判定されるまでに既に湯
張りのために給湯された湯量をも含めた平均温度が上記
の浴湯温度になるように演算により設定する。例えば最
終的に42℃の浴湯温度Tbにするには、湯張り使用で
あるとの判定がなされるまでに37℃の設定温度Tnで
50Lの給湯量(積算流量値Va)が既に湯張りされて
いるとすると、設定湯張り量Vn(予め代表値を記憶設
定又はリモコン6等による入力設定により変更設定した
設定湯張り量)が例えば180Lであれば、次の関係式
により湯張り温度値Tx(℃)を求めて設定すればよ
い。
【0036】 (Tx−Tb)×(Vn−Va)=(Tb−Tn)×Va これに上記の具体的数値を代入して湯張り温度値Txを
求めると、Txは約44℃となり、この湯張り温度値Tx
に変更設定して設定湯張り量までの残量130Lを給湯
することにより、最終的に湯張り完了時には浴槽4に湯
張りされた全量を42℃の浴湯温度Tbにすることがで
きる。なお、上記の具体的数値はリモコン6への設定温
度が台所カラン2での通常使用温度である場合を示した
が、その設定温度が一時的に高温(例えば60〜70
℃)に設定されていても、上式に基づいて演算した湯張
り温度値を用いることにより、最終的に湯張りされた全
量を所定の浴湯温度にすることができる。
【0037】以下、図3のフローチャートに基づいて主
として湯張り判定処理部52及び設定変更部53の処理
を説明すると、まず、上記の給湯流量が設定流量以上で
ある給湯状態が発生したか否かの監視を行い(ステップ
S1)、この給湯状態が発生すれば給湯流量の積算を行
う(ステップS1でYES、S2)。そして、この積算
流量値が判定積算値を超えたか否かの判定を、上記給湯
状態の継続(S1)及び積算の続行(S2)を条件とし
て繰り返す(ステップS3でNO、S1、S2)。
【0038】次に、ステップS3で積算流量値が判定積
算値を超えた場合には、湯張り使用であると判定し、設
定温度として湯張り温度値を変更設定する(ステップS
3でYES、S4)。そして、湯張り終了と判定される
まで上記湯張り温度値に基づいて給湯を続ける(ステッ
プS5でNO、S4)。
【0039】上記給湯流量の積算を続行して積算流量値
が設定湯張り量を超えるか、又は、給湯の停止(入水流
量センサの検出値が最低作動流量未満)になれば、湯張
り終了と判定する(ステップS5)。湯張り終了と判定
すれば、ユーザに対する湯張り終了の旨を報知手段とし
てのリモコン6に内蔵されたブザーの吹鳴、表示部に対
する文字表示による案内、又は、内蔵スピーカによる音
声案内等により報知した上で、ステップS4で変更設定
した設定温度を元のリモコン6にユーザが入力設定して
いた温度値に戻す(ステップS5でYES、S6)。
【0040】以上により、湯張り時にリモコン6等によ
り設定温度をいちいち変更しなくても、風呂カラン3を
開くだけで自動的に所定の湯張り温度の湯を浴槽4に落
とし込み湯張りすることができるようになる。これによ
り、無駄な捨て水の発生を回避することができる。特
に、リモコン6が台所にしか設置されていない場合に高
い利便性を得ることができる。
【0041】なお、本実施形態の制御方法を適用する給
湯器としては、図1に示す給湯器1に代えて図4に示す
給湯器1aとしてもよい。
【0042】この給湯器1aは、図1の給湯器1の出湯
管路14に介装させた水量調整弁18の代わりに、入水
管路11の最上流側位置に水ガバナ20を介装させたも
のである。その他の構成は図1の給湯器1と同じである
ため、同一構成要素には図1の符号と同じ符号を付して
詳細な説明を省略する。
【0043】上記の水ガバナ20は可変式のものであ
り、例えば図5に示すように入水温度と通過させる最大
流量との関係テーブルを予め定め、これをコントローラ
5に記憶設定しておき、入水温度センサ17による検出
温度に基づいてそのときに入水管路11に入水させる最
大流量を変更設定するようになっている。上記図5の関
係テーブルはある入水温度に対し上記最大流量の値とし
て上限値と下限値とが定められ、最大流量として上限値
と下限値との間の範囲により定められている。通常はこ
の範囲の中央値を選択すればよい。以上の水ガバナ20
を入水管路11に介装させることにより、単純かつ低コ
ストの給湯器1aとしつつも、入水温度が季節変動等に
起因して変動しても、幅広い設定温度での給湯を行うこ
とができるようにしている。
【0044】なお、上記の水ガバナ20として、入水温
度の如何に拘わらず入水の最大流量範囲を設定する固定
式のものを適用した給湯器に対し本実施形態の制御方法
を適用しても、もちろんよい。
【0045】<第2実施形態>図6は第2実施形態の給
湯器の制御方法として湯張り判定処理部52a及び変更
設定処理部53の処理内容についてのフローチャートで
ある。この第2実施形態は、第1実施形態において説明
した給湯器1又は1aに適用するものであり、湯張り判
定処理部52aの判定処理の内容においてのみ第1実施
形態と異なり、他の構成は第1実施形態と同じである。
このため、以下では異なる点を主に説明し、第1実施形
態と同じ構成の場合には第1実施形態と同じ符号を付し
て詳細な説明を省略する。
【0046】この第2実施形態のコントローラ5aは、
給湯制御部51と、湯張り判定処理部52aと、変更設
定処理部53とを備えている(図2参照)。上記湯張り
判定処理部52aは、入水流量センサ16により検出さ
れる入水流量(=給湯流量)に基づいて給湯状態の監視
を第1実施形態と同様に行い、給湯流量が第1実施形態
で説明した所定の設定流量以上である給湯状態が発生し
たとき、その給湯状態が継続していることを条件に継続
時間を内蔵タイマにより計時し、その継続時間が所定の
判定時間値以上になれば現在の給湯は湯張り使用である
と判定し、設定変更部53に判定結果を出力するように
なっている。加えて、湯張り終了の判定を第1実施形態
の湯張り判定処理部52と同様処理により行う。すなわ
ち、上記の所定の給湯状態が発生すれば給湯流量の積算
を開始し、上記の湯張り使用であるとの判定後も積算を
続行して積算流量値が設定湯張り量(例えば180L)
に到達するか、上記の給湯状態が解消されて入水流量セ
ンサ16からの検出流量(給湯流量)が最低作動流量よ
りも少なくなるかすれば、湯張り終了と判定して上記設
定変更部53に出力する。
【0047】以下、図6を参照しつつ主として湯張り判
定処理部52aでの処理を中心に説明すると、まず、給
湯流量が設定流量以上である給湯状態が発生したか否か
の監視を第1実施形態(図3参照)と同様に行い(ステ
ップS1)、この給湯状態が発生すれば内蔵タイマをス
タートさせて上記給湯状態が継続する限り経過時間の計
時を行う(ステップS1でYES、S20)。そして、
内蔵タイマのタイマ値(継続時間)が判定時間値を超え
たか否かの判定を、上記給湯状態の継続(S1)を条件
として内蔵タイマの計時(S20)を続行しつつ繰り返
す(ステップS30でNO、S1、S20)。
【0048】次に、ステップS30でタイマ値が判定時
間値を超えた場合には、湯張り使用であると判定し、設
定温度として湯張り温度値を変更設定する(ステップS
30でYES、S4)。以下、第1実施形態(図3参
照)と同様に、湯張り終了と判定されるまで上記湯張り
温度値に基づいて給湯を続け(ステップS5でNO、S
4)、湯張り終了と判定すれば、ユーザに対する湯張り
終了の旨を報知した上で、ステップS4で変更設定した
設定温度をリモコン6にユーザが入力設定していた元の
温度値に戻す(ステップS5でYES、S6)。
【0049】上記の判定時間値は上記所定の給湯状態に
おける設定流量との関係で定めればよく、例えば設定流
量として入水(給湯)の最大流量25L/minを設定
した場合であれば2min(2分)を上記判定時間値と
して設定すればよい。
【0050】以上により、第1実施形態と同様の効果を
得ることができる。
【0051】なお、本発明の制御方法の適用対象として
は、上記の第1又は第2実施形態で示した給湯器1,1
aそのものには限られず、細部の構成を異にする給湯器
であっても本発明の制御方法を適用したものとすること
ができる。例えば、上記の第1又は第2実施形態のバイ
パス管路15には通水制御機構等が省略されているが、
これに限らず、バイパス管路15の途中位置に、又は、
バイパス管路15と、入水管路11もしくは出湯管路1
4との接続部位置に通水制御機構を介装してもよい。ま
た、第1又は第2実施形態の燃焼系7には2つの供給切
換弁24a,24bを配設しているが、このような供給
切換弁としては任意の数のものを配設してもよいし、あ
るいは、全く配設しなくてもよい。供給切換弁がなくて
も電磁比例弁23により燃焼能力の調整が可能だからで
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を適用した給湯器の模式
図である。
【図2】コントローラの内容を示すブロック図である。
【図3】主として湯張り判定処理部及び変更設定処理部
の制御内容を示すフローチャートである。
【図4】第1実施形態を適用した他の給湯器の模式図で
ある。
【図5】入水の最大流量と入水温度との関係図である。
【図6】第2実施形態における図3相当図である。
【符号の説明】
1,1a 給湯器 5,5a コントローラ(制御手段) 16 入水流量センサ(給湯流量センサ) 51 給湯制御部 52,52a 湯張り判定処理部 53 変更設定処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永野 貴則 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式会 社ノーリツ内 Fターム(参考) 3L024 CC06 CC11 DD16 EE12 GG05 GG22 GG41 HH17 HH21 3L034 CA03

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入水を設定温度に基づき加熱して給湯す
    る給湯器の制御方法において、 給湯流量を検出し、給湯流量が設定流量以上である給湯
    状態が発生したとき、その給湯状態の継続時間が判定時
    間値を超えることを条件に上記設定温度を所定の湯張り
    温度値に強制的に変更設定するようにすることを特徴と
    する給湯器の制御方法。
  2. 【請求項2】 入水を設定温度に基づき加熱して給湯す
    る給湯器の制御方法において、 給湯流量を検出し、給湯流量が設定流量以上である給湯
    状態が発生したとき、その給湯状態が継続しかつその積
    算流量値が判定積算値を超えることを条件に上記設定温
    度を所定の湯張り温度値に強制的に変更設定するように
    することを特徴とする給湯器の制御方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の給湯器の
    制御方法であって、 上記湯張り温度値を入水温度又は外気温の検出温度に基
    づいて設定するようにする、給湯器の制御方法。
  4. 【請求項4】 請求項1又は請求項2に記載の給湯器の
    制御方法であって、 上記湯張り温度値を、給湯流量が設定流量以上である給
    湯状態の開始から設定温度で既に給湯された給湯量をも
    含めた設定湯張り量の全量が所定の浴湯温度になるよう
    に設定する、給湯器の制御方法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜請求項4のいずれかに記載の
    給湯器の制御方法であって、 給湯流量の検出に基づき給湯停止が検知されたとき、元
    の設定温度に戻すようにする、給湯器の制御方法。
  6. 【請求項6】 請求項1〜請求項4のいずれかに記載の
    給湯器の制御方法であって、 給湯流量が設定流量以上である給湯状態の発生からの積
    算流量値が設定湯張り量値に到達したとき、元の設定温
    度に戻すようにする、給湯器の制御方法。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の給湯器の制御方法であ
    って、 元の設定温度に戻す前に報知するようにする、給湯器の
    制御方法。
  8. 【請求項8】 請求項1〜請求項7のいずれかに記載の
    給湯器の制御方法を実行する制御手段を備えていること
    を特徴とする給湯器。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012202633A (ja) * 2011-03-25 2012-10-22 Osaka Gas Co Ltd 給湯装置
JP2013228178A (ja) * 2012-04-27 2013-11-07 Noritz Corp 給湯装置
CN115468310A (zh) * 2022-08-08 2022-12-13 青岛经济技术开发区海尔热水器有限公司 一种储水式热水器的加热控制方法及装置
KR102916356B1 (ko) 2025-07-22 2026-01-22 한국건설기술연구원 급탕온도 제어 시스템 및 이를 이용한 급탕 온도 제어 방법

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