JP2000320963A - 凍結真空乾燥装置 - Google Patents

凍結真空乾燥装置

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JP2000320963A
JP2000320963A JP11131259A JP13125999A JP2000320963A JP 2000320963 A JP2000320963 A JP 2000320963A JP 11131259 A JP11131259 A JP 11131259A JP 13125999 A JP13125999 A JP 13125999A JP 2000320963 A JP2000320963 A JP 2000320963A
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dried
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勝彦 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入庫側と出庫側とを連通させることなく入出
庫ができ、また入庫側のエリアをより小さくすることの
できる凍結真空乾燥装置を提供すること。 【解決手段】 凍結乾燥庫41内に一段又は複数段の棚
板12を配設し、凍結乾燥庫41の側壁に第1の開口4
2及びこれを開閉する第1のゲート43を設け、第1の
開口42に対向する凍結乾燥庫41の側壁に第2の開口
52及びこれを開閉する第2のゲート53を設け、入庫
手段として、第1の開口42の前に被凍結乾燥体を搬送
するコンベア47と、被凍結乾燥体を第1の開口42か
ら凍結乾燥庫41内に押し入れる入庫プッシャー49を
設け、出庫手段として、凍結乾燥庫41内の被凍結乾燥
体を第2の開口52から外部へ押し出す出庫プッシャー
51を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被乾燥体を凍結状
態で真空乾燥する凍結真空乾燥装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図12は、被乾燥体の一例として、薬液
2が分注されたバイアル瓶1を示す。符号3はバイアル
瓶1の蓋であるゴム栓3を示す。ゴム栓3は円盤形状で
あるキャップ部4とバイアル瓶1の開口部1aに挿入さ
れる部分である円筒形状の胴部5とから成り、胴部5に
は切欠き5aが形成されている。
【0003】蒸気滅菌・無菌処理されているバイアル瓶
1及び薬液2を、図12に示すようにバイアル瓶1の開
口部1aに、ゴム栓3の胴部5を半分ぐらい挿入させた
状態で、後述する凍結真空乾燥装置の凍結乾燥庫内で凍
結真空乾燥させる。凍結乾燥庫内では、バイアル瓶1の
内部と凍結乾燥庫内の空間とは、切欠き5aを介して連
通しており、バイアル瓶1内の薬液2は凍結真空乾燥さ
れ、その溶媒が昇華され、溶質が残る。凍結真空乾燥さ
れた後は、ゴム栓3が打栓(封栓)され完全にバイアル
瓶1の蓋は閉められ、この内部に分注されている薬品は
密封される。
【0004】図5に、従来(第1従来例)の凍結真空乾
燥装置10を示す。凍結乾燥庫11内には複数段(図示
では6段)の棚板12が配設されている。凍結乾燥庫1
1の一側壁には開口13が形成され、この開口13を開
閉するゲート14が設けられている。ゲート14はゲー
ト駆動シリンダ15によって駆動される。
【0005】開口13の前(凍結乾燥庫11の外部)に
は入庫用コンベア17が配設されている。凍結乾燥庫1
1内の棚板12と入庫用コンベア17との間には、入庫
用コンベア17と上面のレベルを一致させて入庫用渡り
板16が設けられている。入庫用コンベア17と入庫用
渡り板16との間及び入庫用渡り板16と棚板12との
間の間隙は、それぞれバイアル瓶1の太さ(直径)より
小さい。更に、凍結乾燥庫11の外部には入庫用コンベ
ア17によって搬送されてきたバイアル瓶1を入庫用渡
り板16を介して棚板12の上に押し入れる入庫プッシ
ャー18が配設されている。入庫プッシャー18は、シ
リンダ18cと、シリンダ18cによって駆動される駆
動ロッド18bと、駆動ロッド18bの先端に取り付け
られバイアル瓶1に当接する部分であるプッシャー部1
8aとからなる。
【0006】入庫用渡り板16の下側には、これと同様
な出庫用渡り板19が、棚板12から、バイアル瓶1の
太さより小さい間隙を隔てて設けられ、更に出庫用渡り
板19から、バイアル瓶1の太さより小さい間隙を隔て
て出庫用コンベア20が配設されている。これら出庫用
渡り板19及び出庫用コンベア20が配設されている側
の凍結乾燥庫11の側壁と対向する側の側壁には、シー
ル22を介して出庫プッシャー21が取り付けられてい
る。出庫プッシャー21は、シリンダ21cと、シリン
ダ21cによって駆動される駆動ロッド21bと、駆動
ロッド21bの先端に取り付けられバイアル瓶1に当接
する部分であるプッシャー部21aとからなる。
【0007】複数の段からなる棚板12は、例えば本出
願人による特開平5−113291号公報に示されてい
るように、昇降手段によって入庫時には入庫用渡り板1
6にその上面レベルを順次位置合わされ、出庫時には出
庫用渡り板19に順次位置合わせされる。これについて
は、後述する本発明の実施の形態においても、同じ構成
を用いており、そこで詳述する。
【0008】従来(第1従来例)の凍結真空乾燥装置1
0は以上のように構成されるが、次にその作用について
説明する。
【0009】先ず、図5及び図6を参照してバイアル瓶
1の凍結乾燥庫11への入庫について説明する。図6
は、入庫時の作用をわかりやすくするために図5におけ
る凍結乾燥庫11内を平面的に示した模式図であるが、
入庫用コンベア17により1列もしくは2列に搬送され
てきたバイアル瓶1は、入庫用コンベア17上のゲート
23を所定のタイミングで開閉させ、所定の本数が入庫
用渡り板16と入庫プッシャー18との間に並べられ
る。そして、入庫プッシャー18の駆動ロッド18bを
駆動させプッシャー部18aを横一列に並んだバイアル
瓶1に当接させて押し、入庫用渡り板16を介して、凍
結乾燥庫11内の棚板12上に載せる。これを繰り返し
て、図6Bに示すように棚板12の上に次々とバイアル
瓶1を載せていく。他の段の棚板12についても、後述
する昇降手段により棚板12を入庫位置に合わせ、同様
にバイアル瓶1を載せていく。バイアル瓶1の入庫が終
わると、ゲート14により開口13を閉じて凍結真空乾
燥を行う。
【0010】次に、凍結真空乾燥を行った後、バイアル
瓶1を凍結乾燥庫11の外に取り出す出庫について図
7、8を参照して説明する。凍結真空乾燥後、ゲート1
4を開け、出庫プッシャー21の駆動ロッド21bを駆
動させ、棚板12上のバイアル瓶1にプッシャー部21
aを当接させて押し、出庫用渡り板19を介して出庫用
コンベア20へと押し出され搬送されていく。(図8参
照)。
【0011】次に、第2の従来例としての凍結真空乾燥
装置25について説明する。図9にこの装置25を示す
が、凍結乾燥庫26内には複数段(図示では4段)の棚
板12が配設されている。凍結乾燥庫26の一側壁には
開口27が形成され、この開口27を開閉するゲート2
8が設けられている。ゲート28はゲート駆動シリンダ
29によって駆動され、その駆動ロッド30はベローズ
31によってシールされている。
【0012】開口27の前(凍結乾燥庫26の外部)に
は入庫用コンベア32が配設されている。凍結乾燥庫2
6内の棚板12と入庫用コンベア32との間には、入庫
用コンベア32と上面のレベルを一致させて入庫用渡り
板33が設けられている。なお、バイアル瓶1はトレイ
34に入れられて搬送されてくる。更に、凍結乾燥庫1
1の外部には入庫用コンベア32によって搬送されてき
たトレイ34を入庫用渡り板33を介して棚板12の上
に押し入れるプッシャー35が配設されている。プッシ
ャー35は、シリンダ35dと、シリンダ35dによっ
て駆動され、ベローズ35cによってシールされた駆動
ロッド35bと、駆動ロッド35bの先端に取り付けら
れトレイ34に当接する部分であるプッシャー部35a
とからなる。
【0013】この装置25では、高度な無菌性を確保す
るために入庫側エリアをアイソレートしている。一点鎖
線で示したものがアイソレータ37を示す。また、開口
27と対向する凍結乾燥庫26の側壁には出庫用扉36
が設けられている。
【0014】複数の段からなる棚板12は、上述の第1
従来例と同様に昇降手段によって入庫時、出庫時には、
それぞれ入庫レベル、出庫レベルの高さに順次位置合わ
せされる。これについては、後述する本発明の実施の形
態においても、同じ構成を用いており、そこで詳述す
る。
【0015】第2従来例の凍結真空乾燥装置25は以上
のように構成されるが、次にその作用について説明す
る。
【0016】先ず、図9及び図10を参照してバイアル
瓶1の凍結乾燥庫26への入庫について説明する。入庫
用コンベア32によりトレイ34に入れられて搬送され
てきたバイアル瓶1は、プッシャー35の駆動ロッド3
5bの駆動によりプッシャー部35aがトレイ34に当
接し、入庫用渡り板33を介して、凍結乾燥庫26内の
棚板12上にトレイ34ごと送り出される。図10に、
A、B、Cの順でこの入庫を示した。他の段の棚板12
についても、前記した昇降手段により棚板12を入庫位
置に合わせ、同様にトレイ34ごとバイアル瓶1を載せ
ていく。バイアル瓶1の入庫が終わると、ゲート28に
より開口27を閉じて凍結真空乾燥を行う。
【0017】次に、凍結真空乾燥を行った後、バイアル
瓶1を凍結乾燥庫26の外に取り出す出庫について図1
1を参照して説明する。凍結真空乾燥後、ゲート28及
び出庫用扉36を開け、プッシャー35の駆動ロッド3
5bを駆動させ、棚板12上のトレイ34にプッシャー
部35aを当接させて、トレイ34ごと押し出す。そし
て、例えば人の手によって取り出される。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】上記第1の従来例の凍
結真空乾燥装置10では、入庫側と出庫側が凍結乾燥庫
11の同一側壁側にあり、1つの開口13を介して入出
庫が行われる。従って、第2従来例のように入庫側をア
イソレートしようとする場合、出庫側も含めてアイソレ
ートしなければならないが、バイアル瓶に入った医薬品
等を凍結乾燥処理する場合、凍結乾燥処理後、バイアル
瓶は完全に封をされ医薬品は密封されているので、出庫
側エリアのアイソレートは必要としない。また、出庫側
エリアは入庫側エリアに比べて大きなスペース要し、従
って、アイソレートするエリアが大きくなってしまう。
また、この装置10では、入庫時及び出庫時には外部と
は遮断されておらず、例えば、医薬品を凍結乾燥する場
合に必要な高度な無菌性が確保されない。
【0019】また、第2従来では、入庫側と出庫側が対
向して設けられているので、入庫側のみのアイソレート
エリアで済むが、トレイ34を使用しているため、その
分大きなアイソレートエリアを必要とし、アイソレータ
37の建造費、その維持管理コストが高くなるという問
題がある。また、アイソレータ37が大きくなると、グ
ローブBOXやハーフスーツを介してのメンテナンス作
業も非常に困難になる。また、この第2従来では、図1
1に示されるように出庫時にアイソレータ37と外部と
が連通し、やはり高度な無菌性が確保されない。
【0020】本発明は上述の問題に鑑みてなされ、入庫
側と出庫側を同時に開けないで入出庫ができ、また入庫
側のスペースを小さくすることのできる凍結真空乾燥装
置を提供することを課題とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】以上の課題は、凍結乾燥
庫内に配設された棚板と、前記凍結乾燥庫の一側壁に形
成された第1の開口と、該第1の開口を開閉する第1の
ゲートとを備え、前記第1のゲートを開にして前記第1
の開口から被凍結乾燥体を前記凍結乾燥庫内に入庫手段
により供給し、前記第1のゲートを閉じた後、前記被凍
結乾燥体を凍結真空乾燥し、この凍結真空乾燥した被凍
結乾燥体を出庫手段により前記凍結乾燥庫の外部に取り
出すようにした凍結真空乾燥装置において、前記第1の
開口に対向する前記凍結乾燥庫の側壁に第2の開口を形
成し、該第2の開口を開閉する第2のゲートを設け、前
記入庫手段は、前記第1の開口の前に前記被凍結乾燥体
を搬送するコンベアと、前記被凍結乾燥体を前記第1の
開口から前記凍結乾燥庫内に押し入れる入庫プッシャー
とから成り、前記出庫手段は、前記凍結乾燥庫内の前記
被凍結乾燥体を、前記第2の開口から前記凍結乾燥庫の
外部へ押し出す出庫プッシャーであることを特徴とする
凍結真空乾燥装置、によって解決される。
【0022】または、凍結乾燥庫内に配設された複数段
の棚板と、これら棚板の最下段または最上段の棚板に固
定された駆動シリンダの駆動ロッドと、前記凍結乾燥庫
の一側壁に形成された第1の開口と、該第1の開口を開
閉する第1のゲートとを備え、前記駆動ロッドの駆動に
より、前記棚板を順次、前記第1の開口に対向する位置
に移動させ、前記第1のゲートを開にして前記第1の開
口から被凍結乾燥体を前記凍結乾燥庫内に入庫手段によ
り供給し、前記第1のゲートを閉じた後、前記被凍結乾
燥体を凍結真空乾燥し、この凍結真空乾燥した被凍結乾
燥体を出庫手段により前記凍結乾燥庫の外部に取り出す
ようにした凍結真空乾燥装置において、前記第1の開口
に対向する前記凍結乾燥庫の側壁に第2の開口を形成
し、該第2の開口を開閉する第2のゲートを設け、前記
入庫手段は、前記第1の開口の前に前記被凍結乾燥体を
搬送するコンベアと、前記被凍結乾燥体を前記第1の開
口から前記凍結乾燥庫内に押し入れる入庫プッシャーと
から成り、前記出庫手段は、前記凍結乾燥庫内の前記被
凍結乾燥体を、前記第2の開口から前記凍結乾燥庫の外
部へ押し出す出庫プッシャーであり、前記駆動ロッドの
駆動により、前記棚板を順次、前記第2の開口に対向す
る位置に移動させて、前記出庫プッシャーにより、前記
被凍結乾燥体を前記凍結乾燥庫の外部に押し出すように
したことを特徴とする凍結真空乾燥装置、によって解決
される。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明するが、上記従来例と同一の構成
の部分については同一の符号を付しその詳細な説明を省
略する。
【0024】図1は、本実施の形態による凍結真空乾燥
装置40を示す。凍結乾燥庫41内には複数段(図示で
は4段)の棚板12a、b、c、dからなる棚板12が
配設されている。凍結乾燥庫41の一側壁には第1の開
口42が形成され、この第1の開口42を開閉する第1
のゲート43が設けられている。第1のゲート43は第
1ゲート駆動シリンダ44によって駆動される。なお、
この駆動ロッド45はベローズ46によりシールされて
いる。
【0025】開口42の前(凍結乾燥庫41の庫外側)
には入庫用コンベア47が配設されている。凍結乾燥庫
41内の棚板12と入庫用コンベア47との間には、入
庫用コンベア47と上面のレベルを一致させて入庫用渡
り板48が設けられている。入庫用コンベア47と入庫
用渡り板48との間及び入庫用渡り板48と棚板12と
の間の間隙は、それぞれバイアル瓶1の太さ(直径)よ
り小さい。更に、この入庫側には入庫用コンベア47に
よって搬送されてきたバイアル瓶1を入庫用渡り板48
を介して棚板12の上に送り出す入庫プッシャー49が
配設されている。入庫プッシャー49は、シリンダ49
dと、シリンダ49dによって駆動され、ベローズ49
cでシールされた駆動ロッド49bと、駆動ロッド49
bの先端に取り付けられバイアル瓶1に当接する部分で
あるプッシャー部49aとからなる。
【0026】また、第2の従来例と同様に、高度な無菌
性を確保するために入庫側エリアをアイソレートしてい
る。一点鎖線で示したものがアイソレータ50を示す。
すなわち、第1の開口42はアイソレータ50により外
部とは遮断され、入庫用コンベア47はアイソレータ5
0内に配設され、入庫プッシャー49は、アイソレータ
50に気密にその駆動ロッド49bを駆動可能に取り付
けられている。
【0027】アイソレータ50の下側には、凍結乾燥庫
41の側壁にシール67を介して出庫プッシャー51が
取り付けられている。出庫プッシャー51は、シリンダ
51cと、シリンダ51cによって駆動される駆動ロッ
ド51bと、駆動ロッド51bの先端に取り付けられバ
イアル瓶1に当接する部分であるプッシャー部51aと
からなる。
【0028】この入庫側と対向する凍結乾燥庫41の側
壁には第2の開口52が形成され、この第2の開口52
を開閉する第2のゲート53が設けられている。第2の
ゲート53は第2ゲート駆動シリンダ54によって駆動
される。
【0029】この第2の開口52の前(凍結乾燥庫41
の庫外側)には出庫用コンベア55が配設されている。
更に入庫側と同様に凍結乾燥庫41内の棚板12と出庫
用コンベア55との間には、出庫用コンベア55と上面
のレベルを一致させて出庫用渡り板56が設けられてい
る。出庫用コンベア55と出庫用渡り板56との間及び
出庫用渡り板56と棚板12との間の間隙は、それぞれ
バイアル瓶1の太さ(直径)より小さい。
【0030】次に、複数段の棚板12a〜dの昇降につ
いて説明する。
【0031】図1に示される凍結真空乾燥装置40は凍
結乾燥庫41内にバイアル瓶1を四段にして積み込むこ
とができる棚板12a〜dを備えており、この棚板12
a〜dの構造を説明すると、補助棚58の上部に位置す
る、上部封栓枠57が駆動ロッド64の下端部に固定さ
れており、駆動ロッド64が駆動シリンダ59内を上下
方向に摺動すると、上部封栓枠57も凍結乾燥庫41内
を上下方向に摺動する。棚板12dの下部に位置する下
部封栓枠61は吊りボルト65dを介して棚板12bに
吊り下げられている。凍結乾燥庫41の底壁部には駆動
ロッド64が下方に移動した場合に、下部封栓枠61が
載置されるクッション材60が取り付けられている。図
1では駆動ロッド64が最上方に位置する状態を示して
いる。
【0032】図に示すように、上部及び下部封栓枠5
7、61の間には各棚板12a〜dが設けられており、
最上部に設けられている補助棚58は上部封栓枠57に
固定されている。この補助棚58は側部に取り付けられ
ている金具に形成された孔に、吊りボルト65a、65
b及びガイドポール62を挿通させている。最下部に設
けられている棚板12dは下部封栓枠61に固定されて
おり、この棚板12dも補助棚58と同様に、側部に取
り付けられている金具に形成された孔に、吊りボルト6
5d及びガイドポール6を挿通させている。
【0033】また、補助棚58と棚板12dとの間に設
けられている棚板12a、12b、12cはそれぞれ金
具を介在させて、棚板12aが吊りボルト65aにより
補助棚58に吊り下げられ、棚板12bが吊りボルト6
5bにより補助棚58に吊り下げられ、棚板12cが吊
りボルト65cにより棚板12aに吊り下げられてい
る。
【0034】各吊りボルト65a〜dは、図では駆動ロ
ッド64が最上方の位置にあるので、各吊りボルト65
a〜dの頭部が各棚板12a〜dの上面に当接し、また
各吊りボルト65a〜dに螺合しているナット63が各
棚板12a〜dの底面に当接しているが、各吊りボルト
65a〜dは各棚板12a〜dの側部に設けられている
金具に形成された孔に挿通されているだけであって、各
棚板12a〜dとは固定されていない。従って、駆動ロ
ッド64が作動して上部封栓枠57が下方に移動したと
きは、各棚板12a〜dの間隔A、B、C、Dは図示よ
りも狭くなる。すなわち、駆動ロッド64が作動して下
部封栓枠61がクッション材60に載置されて動きが停
止した後は、次の棚板12cが下方に移動するので、棚
板12cと棚板12dとの間隔Aは狭くなる。
【0035】更に、上部封栓枠57が下方に移動して棚
板12cが棚板12d上のバイアル瓶1のゴム栓3に当
接すると、棚板12cはゴム栓3上に載置され、次に棚
板12bと棚板12cとの間隔Bは狭くなる。このよう
にして各棚板12a〜dの間隔A、B、C、Dは順次狭
くなる。
【0036】ガイドポール62は上部封栓枠57、各棚
板12a〜dに設けられている孔を挿通して、駆動ロッ
ド64が移動する際に、各棚板12a〜dが安定して移
動できるようにしている。
【0037】なお、この凍結真空乾燥装置40には薬液
2を凍結乾燥するために温度調節する加熱・冷却手段の
媒体入口と媒体出口が配設されており(図示省略)、ま
た、凍結乾燥庫41内を真空にするために、図示されて
いない排気手段が設けられている。
【0038】本発明の実施の形態による凍結真空乾燥装
置40は以上のように構成されるが、次にこの作用につ
いて説明する。
【0039】図2は、入庫時の作用を説明するための模
式図であり、凍結乾燥庫41内を平面的に示す。先ず、
第1ゲート43が開けられる。このとき第2ゲート53
は閉じている。(図1で示す状態)。図示しない分注機
から入庫用コンベア47により一列で搬送されてきたバ
イアル瓶1は、入庫用コンベア47上に設けられたゲー
ト66を所定のタイミングで開閉させ、所定の本数が入
庫用渡り板48と入庫プッシャー49との間に並べられ
る。そして、入庫プッシャー49の駆動ロッド49bを
駆動させプッシャー部49aを横一列に並んだバイアル
瓶1に当接させて押し、入庫用渡り板48を介して、凍
結乾燥庫41内の棚板12上に載せる。これを繰り返し
て、図2Bに示すように棚板12の上に次々とバイアル
瓶1を載せていく。バイアル瓶1は、先ず、棚板12a
に載せられ、駆動ロッド64を上昇させ、順次棚板12
b、c、dを入庫用コンベア47及び入庫用渡り板48
のレベルに位置合わせをして、バイアル瓶1を載置させ
ていく。バイアル瓶1の入庫が終わると、ゲート43に
より開口42を閉じて凍結真空乾燥を行う。
【0040】入庫時のバイアル瓶1内には図12に示す
ように、薬液2が分注されており、ゴム栓3の胴部5が
半分ぐらい挿入されている。すなわち、図に示すように
バイアル瓶1がゴム栓3により完全に蓋をされておら
ず、バイアル瓶1の内部と凍結乾燥庫41の空間とは切
欠き5aを介して連通している。
【0041】この状態で冷却・加熱用媒体を導入し、循
環させ、更に図示されていない排気装置により凍結乾燥
庫41内を真空することにより、薬液2は凍結真空乾燥
される。すなわち、薬液2中の溶媒が昇華し、バイアル
瓶の内部は溶質のみが残る。
【0042】凍結真空乾燥が終了すると、薬品(溶質)
をバイアル瓶1内で完全密封するため、ゴム栓3がバイ
アル瓶1の開口1aに打栓される。そのために駆動ロッ
ド64は駆動シリンダ59内を下方に摺動する。各棚板
12a〜dと吊りボルト65a〜dは上述したように固
定されていないので、駆動ロッド64の上端に取り付け
られている上部封栓枠57が下方に移動すると、棚板の
間隔A、B、C、Dは狭くなる。これにより、各棚板1
2a〜dの上に載置されているバイアル瓶1は、各棚板
12a〜d及び補助棚58との間に挟まれる。更に上部
封栓枠57が下方に移動すると、ゴム栓3は下方にプレ
スされバイアル瓶1は完全にゴム栓3により蓋がされ、
薬品はバイアル瓶1内で密封される。
【0043】次に、バイアル瓶1を凍結乾燥庫41の外
に取り出す出庫について図3、4を参照して説明する。
上述したように、バイアル瓶1の打栓作業のため、駆動
ロッド64を下降させると下部封栓枠61はクッション
材60に載置され、各棚板12a〜dの間隔A、B、
C、Dは順次狭くなるが、この状態から駆動ロッド64
の上昇により各棚板12a〜dを再び吊り下げて間隔
A、B、C、Dを拡げ、まず最下段の棚板12dを出庫
用渡り板56及び出庫用コンベア55の高さに合わせる
(図3で示される状態)。そして、第1ゲート43は閉
じたままとして、第2ゲート53を開け、出庫プッシャ
ー51の駆動ロッド51bを駆動させ、棚板12d上の
バイアル瓶1にプッシャー部51aを当接させて押し、
出庫用渡り板56を介して出庫用コンベア55へと押し
出す。そして、バイアル瓶1は次工程、例えば巻締機へ
と搬送されていく。駆動ロッド64を下方に移動させる
ことにより、棚板12dから順次、棚板12c、b、a
のバイアル瓶1を出庫していく。
【0044】以上述べたように、入庫時は、出庫用の第
2ゲート53は閉じられており、従って凍結乾燥庫41
内と外部とを遮断した状態で入庫操作を行うことができ
る。また、出庫時は、入庫用の第1ゲート43は閉じら
れており、従って入庫側のアイソレータ50と外部とを
遮断した状態で出庫操作を行うことができる。すなわ
ち、入庫用の第1ゲート43と出庫用の第2ゲート53
を同時に開けないで入出庫操作ができるので、入庫側及
び出庫側それぞれの無菌性の維持が可能である。
【0045】また、入庫時は、入庫用コンベア47上の
1列もしくは2列に整列したバイアル瓶1を、トレイを
使用しないで直接入庫プッシャー49で送り込むため、
アイソレートするエリアが、入庫用コンベア47上の最
小限の範囲だけで済み、より小さくできる。従って、無
菌性の維持、アイソレータ50内のメンテナンス、調整
などの作業の容易さを実現する。
【0046】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、勿論、本発明はこれに限定されることなく、本発
明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
【0047】以上の実施の形態では、被凍結乾燥体をバ
イアル瓶1に入れられた医薬品としたが、これに限ら
ず、例えば食品や染料、顔料などでも良い。その場合に
は、医薬品のように高度な無菌性は必要としないので入
庫側にアイソレータ50を設けなくとも良い。
【0048】また、以上の実施の形態では、凍結乾燥庫
内の棚板を複数段としたが、一段でも良い。
【0049】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の凍結真空乾
燥装置によれば、入庫側と出庫側とを連通させることな
く入出庫が行え、また入庫側のエリアをより小さくする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態による凍結真空乾燥装置の内部を示
す側面図であり、入庫時を示す。
【図2】実施の形態による入庫時の作用を説明する模式
平面図である。
【図3】実施の形態による凍結真空乾燥装置の内部を示
す側面図であり、出庫時を示す。
【図4】実施の形態による出庫時の作用を説明する模式
平面図である。
【図5】第1従来例の凍結真空乾燥装置の内部を示す側
面図であり、入庫時を示す。
【図6】第1従来例の入庫時の作用を説明する模式平面
図である。
【図7】第1従来例の凍結真空乾燥装置の内部を示す側
面図であり、出庫時を示す。
【図8】第1従来例の出庫時の作用を説明する模式平面
図である。
【図9】第2従来例の凍結真空乾燥装置の内部を示す側
面図であり、入庫時を示す。
【図10】第2従来例の入庫時の作用を説明する模式平
面図である。
【図11】第2従来例の凍結真空乾燥装置の内部を示す
側面図であり、出庫時を示す。
【図12】バイアル瓶の断面図である。
【符号の説明】
1 バイアル瓶 12 棚板 40 凍結乾燥装置 41 凍結乾燥庫 42 第1の開口 43 第1のゲート 47 入庫用コンベア 49 入庫プッシャー 50 アイソレータ 51 出庫プッシャー 52 第2の開口 53 第2のゲート

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 凍結乾燥庫内に配設された棚板と、前記
    凍結乾燥庫の一側壁に形成された第1の開口と、該第1
    の開口を開閉する第1のゲートとを備え、 前記第1のゲートを開にして前記第1の開口から被凍結
    乾燥体を前記凍結乾燥庫内に入庫手段により供給し、前
    記第1のゲートを閉じた後、前記被凍結乾燥体を凍結真
    空乾燥し、この凍結真空乾燥した被凍結乾燥体を出庫手
    段により前記凍結乾燥庫の外部に取り出すようにした凍
    結真空乾燥装置において、 前記第1の開口に対向する前記凍結乾燥庫の側壁に第2
    の開口を形成し、該第2の開口を開閉する第2のゲート
    を設け、 前記入庫手段は、前記第1の開口の前に前記被凍結乾燥
    体を搬送するコンベアと、前記被凍結乾燥体を前記第1
    の開口から前記凍結乾燥庫内に押し入れる入庫プッシャ
    ーとから成り、 前記出庫手段は、前記凍結乾燥庫内の前記被凍結乾燥体
    を、前記第2の開口から前記凍結乾燥庫の外部へ押し出
    す出庫プッシャーであることを特徴とする凍結真空乾燥
    装置。
  2. 【請求項2】 前記被凍結乾燥体はバイアル瓶に入れら
    れた医薬品であり、前記第1の開口はアイソレータによ
    り外部とは遮断され、前記コンベアは前記アイソレータ
    内に設置され、前記入庫プッシャーは前記アイソレータ
    に気密にそのロッドを駆動可能に取り付けられているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の凍結真空乾燥装置。
  3. 【請求項3】 凍結乾燥庫内に配設された複数段の棚板
    と、これら棚板の最下段または最上段の棚板に固定され
    た駆動シリンダの駆動ロッドと、前記凍結乾燥庫の一側
    壁に形成された第1の開口と、該第1の開口を開閉する
    第1のゲートとを備え、 前記駆動ロッドの駆動により、前記棚板を順次、前記第
    1の開口に対向する位置に移動させ、前記第1のゲート
    を開にして前記第1の開口から被凍結乾燥体を前記凍結
    乾燥庫内に入庫手段により供給し、前記第1のゲートを
    閉じた後、前記被凍結乾燥体を凍結真空乾燥し、この凍
    結真空乾燥した被凍結乾燥体を出庫手段により前記凍結
    乾燥庫の外部に取り出すようにした凍結真空乾燥装置に
    おいて、 前記第1の開口に対向する前記凍結乾燥庫の側壁に第2
    の開口を形成し、該第2の開口を開閉する第2のゲート
    を設け、 前記入庫手段は、前記第1の開口の前に前記被凍結乾燥
    体を搬送するコンベアと、前記被凍結乾燥体を前記第1
    の開口から前記凍結乾燥庫内に押し入れる入庫プッシャ
    ーとから成り、 前記出庫手段は、前記凍結乾燥庫内の前記被凍結乾燥体
    を、前記第2の開口から前記凍結乾燥庫の外部へ押し出
    す出庫プッシャーであり、前記駆動ロッドの駆動によ
    り、前記棚板を順次、前記第2の開口に対向する位置に
    移動させて、前記出庫プッシャーにより、前記被凍結乾
    燥体を前記凍結乾燥庫の外部に押し出すようにしたこと
    を特徴とする凍結真空乾燥装置。
  4. 【請求項4】 前記被凍結乾燥体はバイアル瓶に入れら
    れた医薬品であり、前記第1の開口はアイソレータによ
    り外部とは遮断され、前記コンベアは前記アイソレータ
    内に設置され、前記入庫プッシャーは前記アイソレータ
    に気密にそのロッドを駆動可能に取り付けられているこ
    とを特徴とする請求項4に記載の凍結真空乾燥装置。
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