JP2000321414A - 光再帰性反射シート - Google Patents
光再帰性反射シートInfo
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- sheet
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- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B5/00—Optical elements other than lenses
- G02B5/12—Reflex reflectors
- G02B5/126—Reflex reflectors including curved refracting surface
- G02B5/128—Reflex reflectors including curved refracting surface transparent spheres being embedded in matrix
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- General Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Illuminated Signs And Luminous Advertising (AREA)
- Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 文字等が組み込まれているにもかかわらず、
通常の拡散光条件下にはこれらの文字等を視認できない
が、光再帰性反射観察条件下にのみこれらの文字等を認
識可能な光再帰性反射シートを提供すること。 【解決手段】 上方に透明な第1着色層を有するかもし
くは有しない光再帰性反射要素を含む光再帰性反射シー
トにおいて、第1着色層の上方もしくは下方に所定の色
を有する第2着色層が部分的に施されておりかつ、その
際、第2着色層の色の色相、明度及び彩度が、それぞ
れ、前記光再帰性反射要素の色のものもしくは第1着色
層の色のものに同じであるかもしくはほぼ同じであるよ
うに構成する。
通常の拡散光条件下にはこれらの文字等を視認できない
が、光再帰性反射観察条件下にのみこれらの文字等を認
識可能な光再帰性反射シートを提供すること。 【解決手段】 上方に透明な第1着色層を有するかもし
くは有しない光再帰性反射要素を含む光再帰性反射シー
トにおいて、第1着色層の上方もしくは下方に所定の色
を有する第2着色層が部分的に施されておりかつ、その
際、第2着色層の色の色相、明度及び彩度が、それぞ
れ、前記光再帰性反射要素の色のものもしくは第1着色
層の色のものに同じであるかもしくはほぼ同じであるよ
うに構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光再帰性反射シート
に関し、特に、所定の文字やデザイン等(以下、文字等
と記す)が組み込まれていて、例えば昼光下で観察する
際に一般的に遭遇するような通常の拡散光条件下ではこ
れらの文字等を視認できないが、光再帰性反射による観
察条件下でのみこれらの文字等を認識可能な、光再帰性
反射シートに関する。本発明の光再帰性反射シートは、
このような特性を利用して、車両等に貼付する装飾シー
ト、例えばラベル、ステッカー、エンブレム等として有
利に使用することができる。
に関し、特に、所定の文字やデザイン等(以下、文字等
と記す)が組み込まれていて、例えば昼光下で観察する
際に一般的に遭遇するような通常の拡散光条件下ではこ
れらの文字等を視認できないが、光再帰性反射による観
察条件下でのみこれらの文字等を認識可能な、光再帰性
反射シートに関する。本発明の光再帰性反射シートは、
このような特性を利用して、車両等に貼付する装飾シー
ト、例えばラベル、ステッカー、エンブレム等として有
利に使用することができる。
【0002】
【従来の技術】従来から、車両等(乗用車、トラック、
オートバイなど、旅客用及び貨物用を問わずに、乗り物
全般を指す)のラベル、ステッカー、エンブレム等に使
用される装飾シートにおいて、それに組み込まれた文字
やデザイン等の視認性を向上させるための技術は多く知
られている。
オートバイなど、旅客用及び貨物用を問わずに、乗り物
全般を指す)のラベル、ステッカー、エンブレム等に使
用される装飾シートにおいて、それに組み込まれた文字
やデザイン等の視認性を向上させるための技術は多く知
られている。
【0003】例えば、特開昭57−151991号公報
は、再帰反射シート又はこの反射シートに透明接着剤層
を介して貼り合わされる透明プラスチック板の対向する
いずれか一方の表面に写植用転写文字を転写して前記反
射シート及び透明プラスチック板を一体に貼り合わせる
ことを特徴とする反射プレートの製造方法を開示してい
る。しかし、このようにして製造された反射プレートで
は、透明プラスチック板に転写された文字を昼夜とも同
じようにしか認識することができず、光再帰性反射観察
条件下でのみ文字等を認識可能な反射プレートを提供す
ることが望ましい。
は、再帰反射シート又はこの反射シートに透明接着剤層
を介して貼り合わされる透明プラスチック板の対向する
いずれか一方の表面に写植用転写文字を転写して前記反
射シート及び透明プラスチック板を一体に貼り合わせる
ことを特徴とする反射プレートの製造方法を開示してい
る。しかし、このようにして製造された反射プレートで
は、透明プラスチック板に転写された文字を昼夜とも同
じようにしか認識することができず、光再帰性反射観察
条件下でのみ文字等を認識可能な反射プレートを提供す
ることが望ましい。
【0004】さらに、本件出願人は、特開昭60−10
0103号公報において、光再帰性反射性素子の改良を
通じて夜間の視認が良好な多面広角逆行反射性物品を提
案した。この反射性物品は、多面になっている見る面に
ついて広い逆行反射角度性を示し、薄い可撓性逆行反射
シートに必要な微粒状の製造に適用できる三角錐型の逆
行反射性素子の使用に基づくものである。しかし、この
反射性物品においても、光再帰性反射観察条件下でのみ
文字等を認識可能とすることはまだ提案されていない。
0103号公報において、光再帰性反射性素子の改良を
通じて夜間の視認が良好な多面広角逆行反射性物品を提
案した。この反射性物品は、多面になっている見る面に
ついて広い逆行反射角度性を示し、薄い可撓性逆行反射
シートに必要な微粒状の製造に適用できる三角錐型の逆
行反射性素子の使用に基づくものである。しかし、この
反射性物品においても、光再帰性反射観察条件下でのみ
文字等を認識可能とすることはまだ提案されていない。
【0005】光再帰性反射観察条件下でのみ文字等を認
識可能とすることを目的としたものではないが、特開平
5−113763号公報には、一定の視角で見た場合に
のみ想定立体表示の隠し陰影がその周囲の背景部より暗
く見え、その結果として想定立体表示が浮き上がって見
える光輝性立体表示シートが提案されている。この光輝
性立体表示シートは、ベース層と、光反射層と、凹凸下
面を有する透明凹凸層と、透明表面保護層とを下から順
に構成されたものであって、透明凹凸層の凹凸下面が、
背景部と、隠し陰影部とで構成され、特定の方向から見
た場合にのみその隠し陰影部が鮮明に視認できることを
特徴としている。
識可能とすることを目的としたものではないが、特開平
5−113763号公報には、一定の視角で見た場合に
のみ想定立体表示の隠し陰影がその周囲の背景部より暗
く見え、その結果として想定立体表示が浮き上がって見
える光輝性立体表示シートが提案されている。この光輝
性立体表示シートは、ベース層と、光反射層と、凹凸下
面を有する透明凹凸層と、透明表面保護層とを下から順
に構成されたものであって、透明凹凸層の凹凸下面が、
背景部と、隠し陰影部とで構成され、特定の方向から見
た場合にのみその隠し陰影部が鮮明に視認できることを
特徴としている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
の光再帰性反射シートはどれも、それに文字やデザイン
等が組み込まれるとともに、それらの文字等が例えば昼
間のような通常の拡散光条件下では隠蔽され、例えば夜
間の光照射下のような光再帰性反射観察条件下でのみ視
認可能となることについて言及していない。すなわち、
従来の光再帰性反射シートでは、昼夜における文字等の
視認性の変化を説明すると、図1に示すようになる。図
1の例では、従来の光再帰性反射シートの表面15(図
中、×印が付与されている)に、その表面の色とは同一
でないインク、すなわち、色相と明度が異なるインク
で、「3M」なる文字パターン18(図中、○印が付与
されている)が印刷されている。印刷された文字パター
ン(印刷部)18は、それを昼光下において観察した場
合、図1(A)に示されるように、背景部のシート表面
15とは色相と明度が異なるため、明瞭に視認可能であ
る。次いで、夜間になって同じ光再帰性反射シートに光
を照射した場合、印刷部に入った光は透過されず、背景
部に入った光のみが全反射により再帰性反射する。この
明度差により、図1(B)に示されるように、全反射に
より明るく浮かび上がったシート表面15の背景部のな
かに暗い印刷部が沈み込んだ形で、印刷された文字パタ
ーン18を明瞭に視認可能である。
の光再帰性反射シートはどれも、それに文字やデザイン
等が組み込まれるとともに、それらの文字等が例えば昼
間のような通常の拡散光条件下では隠蔽され、例えば夜
間の光照射下のような光再帰性反射観察条件下でのみ視
認可能となることについて言及していない。すなわち、
従来の光再帰性反射シートでは、昼夜における文字等の
視認性の変化を説明すると、図1に示すようになる。図
1の例では、従来の光再帰性反射シートの表面15(図
中、×印が付与されている)に、その表面の色とは同一
でないインク、すなわち、色相と明度が異なるインク
で、「3M」なる文字パターン18(図中、○印が付与
されている)が印刷されている。印刷された文字パター
ン(印刷部)18は、それを昼光下において観察した場
合、図1(A)に示されるように、背景部のシート表面
15とは色相と明度が異なるため、明瞭に視認可能であ
る。次いで、夜間になって同じ光再帰性反射シートに光
を照射した場合、印刷部に入った光は透過されず、背景
部に入った光のみが全反射により再帰性反射する。この
明度差により、図1(B)に示されるように、全反射に
より明るく浮かび上がったシート表面15の背景部のな
かに暗い印刷部が沈み込んだ形で、印刷された文字パタ
ーン18を明瞭に視認可能である。
【0007】本発明の課題は、したがって、上記したよ
うな従来の光再帰性反射シートの問題点を解決して、所
定の文字やデザイン等が組み込まれているにもかかわら
ず、通常の拡散光条件下にはこれらの文字等を視認でき
ないが、光再帰性反射観察条件下でのみこれらの文字等
を認識可能な光再帰性反射シートを提供することにあ
る。
うな従来の光再帰性反射シートの問題点を解決して、所
定の文字やデザイン等が組み込まれているにもかかわら
ず、通常の拡散光条件下にはこれらの文字等を視認でき
ないが、光再帰性反射観察条件下でのみこれらの文字等
を認識可能な光再帰性反射シートを提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記した課題は、本発明
に従うと、上方に透明な第1着色層を有するかもしくは
有しない光再帰性反射要素を含む光再帰性反射シートに
おいて、前記第1着色層の上方もしくは下方に所定の色
を有する第2着色層が部分的に施されておりかつ、その
際、前記第2着色層の色の色相、明度及び彩度が、それ
ぞれ、前記光再帰性反射要素の色のものもしくは前記第
1着色層の色のものに同じであるかもしくはほぼ同じで
あることを特徴とする光再帰性反射シートによって解決
することができる。
に従うと、上方に透明な第1着色層を有するかもしくは
有しない光再帰性反射要素を含む光再帰性反射シートに
おいて、前記第1着色層の上方もしくは下方に所定の色
を有する第2着色層が部分的に施されておりかつ、その
際、前記第2着色層の色の色相、明度及び彩度が、それ
ぞれ、前記光再帰性反射要素の色のものもしくは前記第
1着色層の色のものに同じであるかもしくはほぼ同じで
あることを特徴とする光再帰性反射シートによって解決
することができる。
【0009】本発明の光再帰性反射シートにおいて、前
記第2着色層の色と前記第1着色層の色との色差ΔE
は、それを明度、色相及び彩度を考慮して総合的に表し
た場合、すなわち、日本工業規格JIS Z8730の
基準に従いCIE色差法により表した場合、3.0以下
であることが好ましく、2.0以下であることがさらに
好ましい。なお、第2着色層の色と第1着色層の色とが
同色である場合、色差がなくなり、色差ΔE=0とな
る。
記第2着色層の色と前記第1着色層の色との色差ΔE
は、それを明度、色相及び彩度を考慮して総合的に表し
た場合、すなわち、日本工業規格JIS Z8730の
基準に従いCIE色差法により表した場合、3.0以下
であることが好ましく、2.0以下であることがさらに
好ましい。なお、第2着色層の色と第1着色層の色とが
同色である場合、色差がなくなり、色差ΔE=0とな
る。
【0010】また、第2着色層は、所定の文字やデザイ
ン等を含む意匠部を構成してもよく、さもなければ、そ
れらの意匠部を取り囲む背景部を構成してもよい。さら
に、第2着色層は、所定の色を有する着色シート片又は
フィルム片を貼付することにより形成してもよく、さも
なければ、所定の色を有するインクを印刷することによ
り形成してもよい。以下に詳述するように、樹脂系イン
クをスクリーン印刷法、グラビア印刷法等の常用の印刷
法を使用して印刷することが好ましい。第2着色層の膜
厚は、所望とする効果やその形成方法によって広く変更
し得るというものの、通常、約2〜20μmの範囲であ
るのが好ましい。
ン等を含む意匠部を構成してもよく、さもなければ、そ
れらの意匠部を取り囲む背景部を構成してもよい。さら
に、第2着色層は、所定の色を有する着色シート片又は
フィルム片を貼付することにより形成してもよく、さも
なければ、所定の色を有するインクを印刷することによ
り形成してもよい。以下に詳述するように、樹脂系イン
クをスクリーン印刷法、グラビア印刷法等の常用の印刷
法を使用して印刷することが好ましい。第2着色層の膜
厚は、所望とする効果やその形成方法によって広く変更
し得るというものの、通常、約2〜20μmの範囲であ
るのが好ましい。
【0011】第1着色層は、特に限定されるものではな
く、上記した第2着色層と同様に、樹脂系透明インクを
スクリーン印刷法、グラビア印刷法等の常用の印刷法を
使用して印刷することが好ましい。特に、スクリーン印
刷により第1着色層を形成するのが好ましい。第1着色
層の膜厚は、所望とする効果やその形成方法によって広
く変更し得るというものの、通常、約2〜20μmの範
囲であるのが好ましい。
く、上記した第2着色層と同様に、樹脂系透明インクを
スクリーン印刷法、グラビア印刷法等の常用の印刷法を
使用して印刷することが好ましい。特に、スクリーン印
刷により第1着色層を形成するのが好ましい。第1着色
層の膜厚は、所望とする効果やその形成方法によって広
く変更し得るというものの、通常、約2〜20μmの範
囲であるのが好ましい。
【0012】光再帰性反射要素は、どのようなレンズ使
用光再帰性反射構造を有していてもよい。レンズ使用シ
ートの形をした光再帰性反射要素には、封入レンズ型シ
ートとカプセルレンズ型シートの両方がある。例えば、
封入レンズ型シートを例にとると、光再帰性反射性シー
トの所定の部位に反射層を設け、その上に複数個のガラ
スビーズを封入した焦点樹脂層を施すことによって光再
帰性反射要素を形成することができる。
用光再帰性反射構造を有していてもよい。レンズ使用シ
ートの形をした光再帰性反射要素には、封入レンズ型シ
ートとカプセルレンズ型シートの両方がある。例えば、
封入レンズ型シートを例にとると、光再帰性反射性シー
トの所定の部位に反射層を設け、その上に複数個のガラ
スビーズを封入した焦点樹脂層を施すことによって光再
帰性反射要素を形成することができる。
【0013】本発明の光再帰性反射シートは、好ましく
は、上記したシート構成要素に加えて追加の層を有する
ことができる。好ましくは、シートの最上層にクリア層
を設けることができる。また、シート内部の任意の位置
に全体的あるいは部分的に光透過率の高い金属蒸着層を
設けてもよい。さらに、本発明の光再帰性反射シート
は、その光再帰性反射要素を粘着剤層を介して基材で支
承することが好ましい。特に、基材として剥離ライナー
を使用することが好ましい。
は、上記したシート構成要素に加えて追加の層を有する
ことができる。好ましくは、シートの最上層にクリア層
を設けることができる。また、シート内部の任意の位置
に全体的あるいは部分的に光透過率の高い金属蒸着層を
設けてもよい。さらに、本発明の光再帰性反射シート
は、その光再帰性反射要素を粘着剤層を介して基材で支
承することが好ましい。特に、基材として剥離ライナー
を使用することが好ましい。
【0014】本発明の光再帰性反射シートは、特に好ま
しい1形態として、光再帰性反射要素と、第1着色層
と、第2着色層と、クリア層とを組み合わせて有するも
のを包含することができる。本発明によると、周囲光条
件下では、第1着色層と第2着色層との間に色相や明度
に少しの差があるため、文字やデザイン等を認識するこ
とが容易でない。しかし、光再帰性反射観察条件下では
文字等を容易に認識することが可能である。これは、通
常の拡散光条件下では、その光が特定方向の配向下にな
いので文字などを目で見ることができないが、光再帰性
反射観察条件下では、シートのパーツに対して光がより
明確な配向を有しているので、文字などを目で見ること
ができるからである。
しい1形態として、光再帰性反射要素と、第1着色層
と、第2着色層と、クリア層とを組み合わせて有するも
のを包含することができる。本発明によると、周囲光条
件下では、第1着色層と第2着色層との間に色相や明度
に少しの差があるため、文字やデザイン等を認識するこ
とが容易でない。しかし、光再帰性反射観察条件下では
文字等を容易に認識することが可能である。これは、通
常の拡散光条件下では、その光が特定方向の配向下にな
いので文字などを目で見ることができないが、光再帰性
反射観察条件下では、シートのパーツに対して光がより
明確な配向を有しているので、文字などを目で見ること
ができるからである。
【0015】ところで、本件出願人は、特開平8−58
08号公報において、昼光下においてはメタリック調又
はミラー調の外観を持ち、夜間は光再帰性反射性の外観
を持つ装飾シートを提案した。この装飾シートは、光再
帰性反射要素及び金属蒸着層が積層された構成を有する
ものであって、その金属蒸着層の光透過率が5〜99%
であることを特徴としている。光再帰性反射要素の上方
には半透明又は不透明の部分的隠蔽層を有していてもよ
く、これにより、メタリック調又はミラー調の外観にプ
ラスしてシルエット調の外観を与えることができる。こ
こで、「シルエット調」とは、反射表面の一部に非反射
部分を有するため、非反射部分が黒色に浮かび出る外観
をいう。この装飾シートの場合、したがって、非反射部
分の形状等により、一定の文字やデザイン等が、昼間は
鏡面化した金属外観により隠蔽され、夜間のみ視認可能
となる効果がある。しかし、この発明の段階では、装飾
シートにおいて特にメタリック調又はミラー調の外観を
得ることが主たる目的であったために、通常の塗色の装
飾シートにおいて、光再帰性反射観察条件下においての
み文字等を認識可能な光再帰性反射シートを提供するこ
とまで検討するに至らなかった。
08号公報において、昼光下においてはメタリック調又
はミラー調の外観を持ち、夜間は光再帰性反射性の外観
を持つ装飾シートを提案した。この装飾シートは、光再
帰性反射要素及び金属蒸着層が積層された構成を有する
ものであって、その金属蒸着層の光透過率が5〜99%
であることを特徴としている。光再帰性反射要素の上方
には半透明又は不透明の部分的隠蔽層を有していてもよ
く、これにより、メタリック調又はミラー調の外観にプ
ラスしてシルエット調の外観を与えることができる。こ
こで、「シルエット調」とは、反射表面の一部に非反射
部分を有するため、非反射部分が黒色に浮かび出る外観
をいう。この装飾シートの場合、したがって、非反射部
分の形状等により、一定の文字やデザイン等が、昼間は
鏡面化した金属外観により隠蔽され、夜間のみ視認可能
となる効果がある。しかし、この発明の段階では、装飾
シートにおいて特にメタリック調又はミラー調の外観を
得ることが主たる目的であったために、通常の塗色の装
飾シートにおいて、光再帰性反射観察条件下においての
み文字等を認識可能な光再帰性反射シートを提供するこ
とまで検討するに至らなかった。
【0016】
【発明の実施の形態】次いで、本発明をその実施の形態
について説明する。なお、本発明は下記の実施の形態に
限定されるものではないことを理解されたい。図2は、
本発明の光再帰性反射シートの好ましい一実施例を示し
た断面図である。図示の光再帰性反射シート10は、そ
の中央部に、ガラスビーズ1、ビーズ接着剤層2、焦点
樹脂層3及び反射層4からなる光再帰性反射要素5を有
している。ガラスビーズ1のサイズは、通常、約35〜
120mm程度である。また、ビーズ接着剤層2及び焦点
樹脂層3は、それぞれ、ガラスビーズ1を光再帰性反射
要素5の内部に埋め込み得るに十分ないろいろな厚さを
有することができる。図示の光再帰性反射要素5は、封
入レンズ型光再帰性反射要素であり、例えば、「スコッ
チライト(SCOTCHLITETM)580−10」
(商品名)光再帰性反射シリーズなどとして住友スリー
エム社から商業的に入手可能である。
について説明する。なお、本発明は下記の実施の形態に
限定されるものではないことを理解されたい。図2は、
本発明の光再帰性反射シートの好ましい一実施例を示し
た断面図である。図示の光再帰性反射シート10は、そ
の中央部に、ガラスビーズ1、ビーズ接着剤層2、焦点
樹脂層3及び反射層4からなる光再帰性反射要素5を有
している。ガラスビーズ1のサイズは、通常、約35〜
120mm程度である。また、ビーズ接着剤層2及び焦点
樹脂層3は、それぞれ、ガラスビーズ1を光再帰性反射
要素5の内部に埋め込み得るに十分ないろいろな厚さを
有することができる。図示の光再帰性反射要素5は、封
入レンズ型光再帰性反射要素であり、例えば、「スコッ
チライト(SCOTCHLITETM)580−10」
(商品名)光再帰性反射シリーズなどとして住友スリー
エム社から商業的に入手可能である。
【0017】先にも説明したように、光再帰性反射要素
はいろいろなタイプのものを使用することができる。封
入レンズ型光再帰性反射要素は、安価で適当な光再帰性
が得られる上に、要素中に空気を含んでいないために、
その要素上に別の層を成膜するのに都合がよいという効
果がある。また、カプセルレンズ型光再帰性反射要素
は、比較的に高輝度の高再帰性反射が得られるという点
で好適である。さらに、プリズム型光再帰性反射要素
は、最も高い高輝度の高再帰性反射が得られ、表面平滑
性にも優れる。なお、プリズム型光再帰性反射要素は、
「ダイヤモンドグレード(DIAMONDGRAD
ETM)」(商品名)光再帰性反射シートシリーズとして
住友スリーエム社から商業的に入手可能である。
はいろいろなタイプのものを使用することができる。封
入レンズ型光再帰性反射要素は、安価で適当な光再帰性
が得られる上に、要素中に空気を含んでいないために、
その要素上に別の層を成膜するのに都合がよいという効
果がある。また、カプセルレンズ型光再帰性反射要素
は、比較的に高輝度の高再帰性反射が得られるという点
で好適である。さらに、プリズム型光再帰性反射要素
は、最も高い高輝度の高再帰性反射が得られ、表面平滑
性にも優れる。なお、プリズム型光再帰性反射要素は、
「ダイヤモンドグレード(DIAMONDGRAD
ETM)」(商品名)光再帰性反射シートシリーズとして
住友スリーエム社から商業的に入手可能である。
【0018】光再帰性反射要素5の上方には、順次、第
2着色層8、透明な第1着色層9、そしてクリア層11
が積層されている。図示されるように、第2着色層8
は、光再帰性反射要素5の上方に所望の文字パターンで
部分的に施されている。ここで、光再帰性反射観察条件
下、もしも背景部を全反射により明るく輝かせたい場合
には、図示のように第2着色層8を文字パターンに対応
させることができ、反対に、文字パターンのみを明るく
輝かせたい場合には、図示しないけれども、第2着色層
8を背景部に対応させることができる。すなわち、第2
着色層8は、所定の文字やデザイン等を含む意匠部を構
成してもよく、さもなければ、それらの意匠部を取り囲
む背景部を構成してもよい。
2着色層8、透明な第1着色層9、そしてクリア層11
が積層されている。図示されるように、第2着色層8
は、光再帰性反射要素5の上方に所望の文字パターンで
部分的に施されている。ここで、光再帰性反射観察条件
下、もしも背景部を全反射により明るく輝かせたい場合
には、図示のように第2着色層8を文字パターンに対応
させることができ、反対に、文字パターンのみを明るく
輝かせたい場合には、図示しないけれども、第2着色層
8を背景部に対応させることができる。すなわち、第2
着色層8は、所定の文字やデザイン等を含む意匠部を構
成してもよく、さもなければ、それらの意匠部を取り囲
む背景部を構成してもよい。
【0019】図示の光再帰性反射シート10において、
第2着色層8の色の色相、明度及び彩度は、それぞれ、
第1着色層9の色のものに同じであるかもしくはほぼ同
じであることが必須であり、これにより本発明の所期の
効果を達成することができる。ここで、第2着色層8の
色と第1着色層9の色との色差ΔEは、それを日本工業
規格JIS Z8730の基準に従いCIE色差法によ
り表した場合、3.0以下であることが好ましく、0.
07〜3.0の範囲であることがさらに好ましい。色差
ΔEが3.0を上回ると、通常の拡散光条件下におい
て、第2着色層8と第1着色層9との間における認め得
る程度の識別を避けることができなくなる。
第2着色層8の色の色相、明度及び彩度は、それぞれ、
第1着色層9の色のものに同じであるかもしくはほぼ同
じであることが必須であり、これにより本発明の所期の
効果を達成することができる。ここで、第2着色層8の
色と第1着色層9の色との色差ΔEは、それを日本工業
規格JIS Z8730の基準に従いCIE色差法によ
り表した場合、3.0以下であることが好ましく、0.
07〜3.0の範囲であることがさらに好ましい。色差
ΔEが3.0を上回ると、通常の拡散光条件下におい
て、第2着色層8と第1着色層9との間における認め得
る程度の識別を避けることができなくなる。
【0020】第2着色層8は、所定の色を有する着色シ
ート片又はフィルム片を貼付することにより形成しても
よく、さもなければ、所定の色を有するインクを印刷す
ることにより形成してもよい。樹脂系インクをスクリー
ン印刷法、グラビア印刷法等の常用の印刷法を使用して
印刷することが好ましい。適当な樹脂系インクとして
は、以下に列挙するものに限定されるわけではないけれ
ども、塩化ビニル系のインクやアクリル系のインクある
いはウレタン系のインク(着色樹脂)を挙げることがで
きる。第2着色層8の膜厚は、所望とする効果やその形
成方法によって広く変更し得るというものの、通常、約
8〜20μmの範囲であるのが好ましい。膜厚が8μm
を下回ると効果が出にくくなり、20μmを上回ると製
品としての外観が低下する。
ート片又はフィルム片を貼付することにより形成しても
よく、さもなければ、所定の色を有するインクを印刷す
ることにより形成してもよい。樹脂系インクをスクリー
ン印刷法、グラビア印刷法等の常用の印刷法を使用して
印刷することが好ましい。適当な樹脂系インクとして
は、以下に列挙するものに限定されるわけではないけれ
ども、塩化ビニル系のインクやアクリル系のインクある
いはウレタン系のインク(着色樹脂)を挙げることがで
きる。第2着色層8の膜厚は、所望とする効果やその形
成方法によって広く変更し得るというものの、通常、約
8〜20μmの範囲であるのが好ましい。膜厚が8μm
を下回ると効果が出にくくなり、20μmを上回ると製
品としての外観が低下する。
【0021】第1着色層9は、特に限定されるものでは
なく、上記した第2着色層8と同様に、樹脂系透明イン
クをスクリーン印刷法、グラビア印刷法等の常用の印刷
法を使用して印刷することが好ましい。第1着色層9
は、いろいろなパターン(例えば、大小の亀甲模様の組
み合わせなど)でスクリーン印刷により形成することが
できる。第1着色層9の膜厚は、所望とする効果やその
形成方法によって広く変更し得るというものの、通常、
約2〜20μmの範囲であるのが好ましい。膜厚が2μ
mを下回ると効果が出にくくなり、20μmを上回ると
製品としての外観が低下する。
なく、上記した第2着色層8と同様に、樹脂系透明イン
クをスクリーン印刷法、グラビア印刷法等の常用の印刷
法を使用して印刷することが好ましい。第1着色層9
は、いろいろなパターン(例えば、大小の亀甲模様の組
み合わせなど)でスクリーン印刷により形成することが
できる。第1着色層9の膜厚は、所望とする効果やその
形成方法によって広く変更し得るというものの、通常、
約2〜20μmの範囲であるのが好ましい。膜厚が2μ
mを下回ると効果が出にくくなり、20μmを上回ると
製品としての外観が低下する。
【0022】クリア層11は、それを保護膜として作用
させる観点から、本来必須の性質である透明性に加え
て、耐候性及び耐熱性を有することが望ましく、好まし
くは、そのような性質を満足させる各種の樹脂のなかか
ら適当な樹脂を選択して形成することができる。また、
クリア層11は、その下地である第1着色層9との良好
な密着性を有することも望ましい。適当なクリア層形成
のための樹脂としては、以下に列挙するものに限定され
ないけれども、ポリエステル樹脂、ポリエチレン樹脂、
ウレタン樹脂、塩化ビニル樹脂、アクリル樹脂、弗化ビ
ニリデン樹脂などを挙げることができる。また、このク
リア層11の膜厚は、所望とする効果などによって広く
変更し得るというものの、通常、約5〜100μmの範
囲であるのが好ましく、さらに好ましくは、約20〜7
5μmの範囲である。すなわち、クリア層11の膜厚
は、シート全体のフレキシビリティを損なわない程度で
あるならば、特に限定されるものではない。さらに、こ
のクリア層11の追加の作用効果として、シート表面に
対する光沢の付与なども期待できる。
させる観点から、本来必須の性質である透明性に加え
て、耐候性及び耐熱性を有することが望ましく、好まし
くは、そのような性質を満足させる各種の樹脂のなかか
ら適当な樹脂を選択して形成することができる。また、
クリア層11は、その下地である第1着色層9との良好
な密着性を有することも望ましい。適当なクリア層形成
のための樹脂としては、以下に列挙するものに限定され
ないけれども、ポリエステル樹脂、ポリエチレン樹脂、
ウレタン樹脂、塩化ビニル樹脂、アクリル樹脂、弗化ビ
ニリデン樹脂などを挙げることができる。また、このク
リア層11の膜厚は、所望とする効果などによって広く
変更し得るというものの、通常、約5〜100μmの範
囲であるのが好ましく、さらに好ましくは、約20〜7
5μmの範囲である。すなわち、クリア層11の膜厚
は、シート全体のフレキシビリティを損なわない程度で
あるならば、特に限定されるものではない。さらに、こ
のクリア層11の追加の作用効果として、シート表面に
対する光沢の付与なども期待できる。
【0023】光再帰性反射要素5の下側には、光再帰性
反射シート10を支承し、かつその取扱や貼付を容易に
するため、粘着剤層6を介して基材7が施されている。
基材7としては、剥離ライナーを有利に使用することが
できる。剥離ライナー付きの粘着剤層は、商業的に入手
可能である。このような剥離ライナー付きの粘着剤層を
本発明の光再帰性反射シートに併用することを通じて、
自動車やオートバイなどの車両本体にユーザー一般が装
飾シートを貼付することが容易に可能になる。
反射シート10を支承し、かつその取扱や貼付を容易に
するため、粘着剤層6を介して基材7が施されている。
基材7としては、剥離ライナーを有利に使用することが
できる。剥離ライナー付きの粘着剤層は、商業的に入手
可能である。このような剥離ライナー付きの粘着剤層を
本発明の光再帰性反射シートに併用することを通じて、
自動車やオートバイなどの車両本体にユーザー一般が装
飾シートを貼付することが容易に可能になる。
【0024】図2に示した光再帰性反射シート10で
は、昼夜における文字等の視認性の変化を説明すると、
図4に示すようになる。図4の例では、光再帰性反射要
素の表面5(図中、×印が付与されている)に、その表
面の色と同一なインク、すなわち、色相と明度が同一の
インクで、「3M」なる文字パターン8(図中、○印が
付与されている)がシルクスクリーン印刷されている。
印刷された文字パターン(印刷部)8は、それを昼光下
において観察した場合(すなわち、通常の拡散光条件
下)、図4(A)に示されるように、背景部の光再帰性
反射要素の表面5との間には色相と明度に差がないた
め、背景部と渾然一体となり、不可視の状態となる。次
いで、夜間になって同じ光再帰性反射シート10に光を
照射した場合(すなわち、光再帰性反射観察条件下)、
隠蔽性の高いインクで印刷した印刷部に入った光は透過
されず、背景部に入った光のみが全反射により再帰性反
射する。この明度差により、図4(B)に示されるよう
に、全反射により明るく浮かび上がった光再帰性反射要
素の表面5の背景部のなかに暗い印刷部が沈み込んだ形
で、印刷された文字パターン8を明瞭に視認可能であ
る。すなわち、昼間において不可視の状態にあった文字
パターン8が、可視の状態へと変化する。
は、昼夜における文字等の視認性の変化を説明すると、
図4に示すようになる。図4の例では、光再帰性反射要
素の表面5(図中、×印が付与されている)に、その表
面の色と同一なインク、すなわち、色相と明度が同一の
インクで、「3M」なる文字パターン8(図中、○印が
付与されている)がシルクスクリーン印刷されている。
印刷された文字パターン(印刷部)8は、それを昼光下
において観察した場合(すなわち、通常の拡散光条件
下)、図4(A)に示されるように、背景部の光再帰性
反射要素の表面5との間には色相と明度に差がないた
め、背景部と渾然一体となり、不可視の状態となる。次
いで、夜間になって同じ光再帰性反射シート10に光を
照射した場合(すなわち、光再帰性反射観察条件下)、
隠蔽性の高いインクで印刷した印刷部に入った光は透過
されず、背景部に入った光のみが全反射により再帰性反
射する。この明度差により、図4(B)に示されるよう
に、全反射により明るく浮かび上がった光再帰性反射要
素の表面5の背景部のなかに暗い印刷部が沈み込んだ形
で、印刷された文字パターン8を明瞭に視認可能であ
る。すなわち、昼間において不可視の状態にあった文字
パターン8が、可視の状態へと変化する。
【0025】図3は、本発明の光再帰性反射シートのも
う1つの好ましい実施例を示した断面図であり、第2着
色層8の位置が光再帰性反射要素5の上方から第1着色
層9の上方に移動した違いを除いて図2の光再帰性反射
シートに同じであり、また、同様な技法に従って製造す
ることができるので、ここでの詳細な説明を省略する。
う1つの好ましい実施例を示した断面図であり、第2着
色層8の位置が光再帰性反射要素5の上方から第1着色
層9の上方に移動した違いを除いて図2の光再帰性反射
シートに同じであり、また、同様な技法に従って製造す
ることができるので、ここでの詳細な説明を省略する。
【0026】
【実施例】以下、添付の図面を参照して本発明の実施例
を詳細に説明する。例1 本例では、本発明の光再帰性反射シートを図5に順を追
って示す製造方法に従って製造した。
を詳細に説明する。例1 本例では、本発明の光再帰性反射シートを図5に順を追
って示す製造方法に従って製造した。
【0027】図5(A)に示すように、光再帰性反射要
素5として使用するため、住友スリーエム社製の「スコ
ッチライト580−10」(商品名、色:シルバー)を
用意した。次いで、第2着色層8の形成に使用するた
め、光再帰性反射要素5とほぼ同色、同明度のシルバー
メタリックインクを調製した。得られたシルバーメタリ
ックインクを、図5(B)に示すように、STOPなる
文字パターン8でシルクスクリーン印刷した。印刷文字
パターン8と下地の光再帰性反射要素5とが同色であ
り、しかもメタリック色には印刷文字パターン8を隠蔽
する作用もあるため、通常の拡散光条件下、得られた印
刷文字パターン8をその背景部5と肉眼で識別すること
ができなかった。
素5として使用するため、住友スリーエム社製の「スコ
ッチライト580−10」(商品名、色:シルバー)を
用意した。次いで、第2着色層8の形成に使用するた
め、光再帰性反射要素5とほぼ同色、同明度のシルバー
メタリックインクを調製した。得られたシルバーメタリ
ックインクを、図5(B)に示すように、STOPなる
文字パターン8でシルクスクリーン印刷した。印刷文字
パターン8と下地の光再帰性反射要素5とが同色であ
り、しかもメタリック色には印刷文字パターン8を隠蔽
する作用もあるため、通常の拡散光条件下、得られた印
刷文字パターン8をその背景部5と肉眼で識別すること
ができなかった。
【0028】引き続いて、図5(C)に示すように、第
1着色層9の形成のため、印刷文字パターン8を有する
光再帰性反射要素5の全面に半透明のハーフトーンイン
クを印刷した。なお、図では、層構成の理解を容易にす
るため、第1着色層9が光再帰性反射要素5から離れた
状態が示されている。印刷文字パターン8を半透明な第
1着色層9が覆ったため、印刷文字パターン8を背景部
5と識別することがさらに困難となった。
1着色層9の形成のため、印刷文字パターン8を有する
光再帰性反射要素5の全面に半透明のハーフトーンイン
クを印刷した。なお、図では、層構成の理解を容易にす
るため、第1着色層9が光再帰性反射要素5から離れた
状態が示されている。印刷文字パターン8を半透明な第
1着色層9が覆ったため、印刷文字パターン8を背景部
5と識別することがさらに困難となった。
【0029】最後に、美観を向上させるため、印刷文字
パターン8の周囲を黒枠で覆い、所定の枠幅を残して矩
形にカットした。STOPなる文字パターン8を有する
装飾シートが得られた。得られた装飾シートを通常の拡
散光条件下で観察したところ、印刷文字パターン8とそ
の背景部5との間に色の違いがなく、両者を肉眼で識別
できなかった。引き続いて、装飾シートを暗室にいれ、
模擬夜間照光試験を行った。使用した光源は、タングス
テンランプ(100W)であった。装飾シートの背景部
5が明るく輝き、そのなかに暗黒色の印刷文字パターン
8が浮かび上がることが確認された。例2 本例では、本発明の光再帰性反射シートを図6に順を追
って示す製造方法に従って製造した。
パターン8の周囲を黒枠で覆い、所定の枠幅を残して矩
形にカットした。STOPなる文字パターン8を有する
装飾シートが得られた。得られた装飾シートを通常の拡
散光条件下で観察したところ、印刷文字パターン8とそ
の背景部5との間に色の違いがなく、両者を肉眼で識別
できなかった。引き続いて、装飾シートを暗室にいれ、
模擬夜間照光試験を行った。使用した光源は、タングス
テンランプ(100W)であった。装飾シートの背景部
5が明るく輝き、そのなかに暗黒色の印刷文字パターン
8が浮かび上がることが確認された。例2 本例では、本発明の光再帰性反射シートを図6に順を追
って示す製造方法に従って製造した。
【0030】図6(A)に示すように、光再帰性反射要
素5として使用するため、住友スリーエム社製の「スコ
ッチライト580−10」(商品名、色:赤)を用意し
た。次いで、第2着色層8の形成に使用するため、光再
帰性反射要素5とほぼ同色、同明度の赤色メタリックイ
ンクを調製した。得られた赤色メタリックインクを、図
6(B)に示すように、ABCなる文字パターン8でシ
ルクスクリーン印刷した。印刷文字パターン8と下地の
光再帰性反射要素5とが同色であり、しかもメタリック
色には印刷文字パターン8を隠蔽する作用もあるため、
通常の拡散光条件下、得られた印刷文字パターン8をそ
の背景部5と識別することは非常に困難であった。
素5として使用するため、住友スリーエム社製の「スコ
ッチライト580−10」(商品名、色:赤)を用意し
た。次いで、第2着色層8の形成に使用するため、光再
帰性反射要素5とほぼ同色、同明度の赤色メタリックイ
ンクを調製した。得られた赤色メタリックインクを、図
6(B)に示すように、ABCなる文字パターン8でシ
ルクスクリーン印刷した。印刷文字パターン8と下地の
光再帰性反射要素5とが同色であり、しかもメタリック
色には印刷文字パターン8を隠蔽する作用もあるため、
通常の拡散光条件下、得られた印刷文字パターン8をそ
の背景部5と識別することは非常に困難であった。
【0031】引き続いて、図6(C)に示すように、第
1着色層9の形成のため、印刷文字パターン8を有する
光再帰性反射要素5のほぼ全面に大小の亀甲模様の組み
合わせを下地の光再帰性反射要素5よりも濃い色の半透
明インクでグラデーション印刷した。ここで、第1着色
層9の形成のための亀甲模様の組み合わせはデザイン上
のものであり、他のパターンに変更することももちろん
可能である。また、このような人目をひくパターンを第
1着色層9として利用することにより、隠しパターンで
ある印刷文字パターン8(ABC)から人の注意をそら
すことができるという効果もある。印刷文字パターン8
を半透明でパターン状の第1着色層9が覆ったため、印
刷文字パターン8を背景部5と識別することがさらに困
難となった。
1着色層9の形成のため、印刷文字パターン8を有する
光再帰性反射要素5のほぼ全面に大小の亀甲模様の組み
合わせを下地の光再帰性反射要素5よりも濃い色の半透
明インクでグラデーション印刷した。ここで、第1着色
層9の形成のための亀甲模様の組み合わせはデザイン上
のものであり、他のパターンに変更することももちろん
可能である。また、このような人目をひくパターンを第
1着色層9として利用することにより、隠しパターンで
ある印刷文字パターン8(ABC)から人の注意をそら
すことができるという効果もある。印刷文字パターン8
を半透明でパターン状の第1着色層9が覆ったため、印
刷文字パターン8を背景部5と識別することがさらに困
難となった。
【0032】最後に、美観を向上させるため、印刷文字
パターン8の周囲を黒枠で覆い、所定の枠幅を残して矩
形にカットした。ABCなる文字パターン8を有する装
飾シートが得られた。得られた装飾シートを通常の拡散
光条件下で観察したところ、印刷文字パターン8とその
背景部5との間に色の違いがなく、両者を肉眼で識別す
ることができなかった。引き続いて、装飾シートを暗室
にいれ、模擬夜間照光試験を行った。使用した光源は、
タングステンランプ(100W)であった。装飾シート
の背景部5が明るく輝き、そのなかに暗黒色の印刷文字
パターン8が浮かび上がることが確認された。
パターン8の周囲を黒枠で覆い、所定の枠幅を残して矩
形にカットした。ABCなる文字パターン8を有する装
飾シートが得られた。得られた装飾シートを通常の拡散
光条件下で観察したところ、印刷文字パターン8とその
背景部5との間に色の違いがなく、両者を肉眼で識別す
ることができなかった。引き続いて、装飾シートを暗室
にいれ、模擬夜間照光試験を行った。使用した光源は、
タングステンランプ(100W)であった。装飾シート
の背景部5が明るく輝き、そのなかに暗黒色の印刷文字
パターン8が浮かび上がることが確認された。
【0033】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、光再帰性反射シートの内部に所定の文字やデザイン
等が組み込まれているにもかかわらず、通常の拡散光条
件下では、透明な第1着色層と第2着色層との間に色相
や明度の差がないため、それらの文字等を認識すること
が容易でなく、光再帰性反射観察条件下では、光再帰性
反射する外観に、それとは同色であるが光再帰性反射し
ない文字等が含まれるため、反射光量の差によってそれ
らの文字等を容易に認識することが可能である。この注
目すべき視認特性を利用して、本発明の光再帰性反射シ
ートは、車両等のラベル、ステッカー、エンブレム等に
使用される装飾シートにおいて有利に使用することがで
きる。
ば、光再帰性反射シートの内部に所定の文字やデザイン
等が組み込まれているにもかかわらず、通常の拡散光条
件下では、透明な第1着色層と第2着色層との間に色相
や明度の差がないため、それらの文字等を認識すること
が容易でなく、光再帰性反射観察条件下では、光再帰性
反射する外観に、それとは同色であるが光再帰性反射し
ない文字等が含まれるため、反射光量の差によってそれ
らの文字等を容易に認識することが可能である。この注
目すべき視認特性を利用して、本発明の光再帰性反射シ
ートは、車両等のラベル、ステッカー、エンブレム等に
使用される装飾シートにおいて有利に使用することがで
きる。
【図1】従来の光再帰性反射シートの昼夜における文字
等の視認性の変化を説明した平面図である。
等の視認性の変化を説明した平面図である。
【図2】本発明の光再帰性反射シートの好ましい一実施
例を示した断面図である。
例を示した断面図である。
【図3】本発明の光再帰性反射シートのもう1つの好ま
しい実施例を示した断面図である。
しい実施例を示した断面図である。
【図4】本発明の光再帰性反射シートの昼夜における文
字等の視認性の変化を説明した平面図である。
字等の視認性の変化を説明した平面図である。
【図5】本発明の光再帰性反射シートの好ましい一製造
例を順を追って説明した斜視図である。
例を順を追って説明した斜視図である。
【図6】本発明の光再帰性反射シートのもう1つの好ま
しい製造例を順を追って説明した斜視図である。
しい製造例を順を追って説明した斜視図である。
1…ガラスビーズ 2…ビーズ接着剤層 3…焦点樹脂層 4…反射層 5…光再帰性反射要素 6…粘着剤層 7…基材 8…第2着色層 9…透明な第1着色層 10…光再帰性反射シート 11…クリア層
Claims (2)
- 【請求項1】 上方に透明な第1着色層を有するかもし
くは有しない光再帰性反射要素を含む光再帰性反射シー
トにおいて、前記第1着色層の上方もしくは下方に所定
の色を有する第2着色層が部分的に施されておりかつ、
その際、前記第2着色層の色の色相、明度及び彩度が、
それぞれ、前記光再帰性反射要素の色のものもしくは前
記第1着色層の色のものに同じであるかもしくはほぼ同
じであることを特徴とする光再帰性反射シート。 - 【請求項2】 前記第2着色層の色と前記第1着色層の
色との色差ΔEが、日本工業規格JIS Z8730の
基準に従いCIE色差法により表した場合、3.0以下
であることを特徴とする請求項1に記載の光再帰性反射
シート。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11122318A JP2000321414A (ja) | 1999-04-28 | 1999-04-28 | 光再帰性反射シート |
| AU48056/00A AU4805600A (en) | 1999-04-28 | 2000-04-27 | Retroreflective sheet having indicia viewable only under retroreflective viewingconditions |
| PCT/US2000/011408 WO2000065381A1 (en) | 1999-04-28 | 2000-04-27 | Retroreflective sheet having indicia viewable only under retroreflective viewing conditions |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11122318A JP2000321414A (ja) | 1999-04-28 | 1999-04-28 | 光再帰性反射シート |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000321414A true JP2000321414A (ja) | 2000-11-24 |
Family
ID=14833001
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11122318A Pending JP2000321414A (ja) | 1999-04-28 | 1999-04-28 | 光再帰性反射シート |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000321414A (ja) |
| AU (1) | AU4805600A (ja) |
| WO (1) | WO2000065381A1 (ja) |
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| US6978896B2 (en) | 2002-04-11 | 2005-12-27 | 3M Innovative Properties Company | Method of making retrochromic beads and kit thereof |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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