JP2000321647A - カメラのファインダ装置 - Google Patents

カメラのファインダ装置

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JP2000321647A
JP2000321647A JP13539299A JP13539299A JP2000321647A JP 2000321647 A JP2000321647 A JP 2000321647A JP 13539299 A JP13539299 A JP 13539299A JP 13539299 A JP13539299 A JP 13539299A JP 2000321647 A JP2000321647 A JP 2000321647A
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Naohito Nakahara
尚人 中原
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 測距エラー状態を確実に認識できるカメラの
ファインダ装置を提供する。 【構成】 撮影光学系とは別に設けたファインダ光学系
と、被写体までの距離を測定する測距手段とを備えたカ
メラに設けるファインダ装置であって、ファインダ光学
系内に、透明状態と、入射光を散乱させてファインダ観
察画像をぼかす光散乱状態とに変化可能な光透過調整媒
体を設け、測距手段による測距結果で合焦が可能なとき
光透過調整媒体を透明状態にし、測距手段による測距結
果で合焦が不可能なとき光透過調整媒体を光散乱状態に
変化させる制御手段を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、カメラのファインダ装置に関
し、特に撮影光学系とは別にファインダ光学系を有する
カメラのファインダ装置に関する。
【0002】
【従来技術及びその問題点】撮影光学系とは別に独立し
たファインダ光学系を有し、かつ自動合焦機能を備える
カメラでは、撮影光学系の合焦状態をファインダで直接
に観察できないため、合焦ができないときには、ファイ
ンダを覗いた状態の撮影者に測距エラー(合焦不可)を
知らせる必要がある。従来は、測距エラー(合焦不可)
情報は、ファインダ近傍に設けたLED等の表示部材を
発光させて表示することが多かった。しかしながら、こ
のような表示は何が警告されているか感覚的に分かりに
くく、表示の意味を認識できない場合がある。特に近年
のカメラはファインダ内外で測距エラー以外にも様々な
情報を表示するようになっており、発光部材の色や表示
態様を異ならせるだけでは、測距エラー状態を分かり易
く表示することが難しくなっている。
【0003】
【発明の目的】本発明は、以上の問題点に鑑みてなされ
たものであり、測距エラー状態を確実に認識できるカメ
ラのファインダ装置を提供することを目的とする。
【0004】
【発明の概要】上記目的を達成するための本発明は、上
記のような撮影光学系とは別に設けたファインダ光学系
と、被写体までの距離を測定する測距手段とを備えたカ
メラにおいて、まずファインダ光学系内に、透明状態
と、入射光を散乱させてファインダ観察画像をぼかす光
散乱状態とに変化可能な光透過調整媒体を設け、さらに
測距手段による測距結果で合焦が可能なときには光透過
調整媒体を透明状態にし、測距手段による測距結果で合
焦が不可能なときには光透過調整媒体を光散乱状態に変
化させる制御手段を備えたことに特徴を有する。この構
成によれば、測距エラー時には、光透過調整媒体が光散
乱状態に変化し観察像がぼけるため、測距エラー状態を
感覚的に理解しやすくなる。光透過調整媒体は、通電制
御により透明状態と濁化した状態に変化する液晶部材を
備えた構成とすることができる。
【0005】また、ファインダ内に光透過調整媒体の状
態変化とは独立して点灯及び消灯が可能な表示体を備
え、制御手段は、測距手段による測距結果で合焦が可能
なときは、光透過調整媒体を透明状態にさせるととも
に、この表示体を点灯させることが好ましい。これによ
り、測距エラーと測距完了の両状態をより的確に識別す
ることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用したカメラの
ファインダ装置を、図面に基づいて詳細に説明する。図
1ないし図3は、本発明のファインダ装置を備えたカメ
ラ10の外観図であり、図1、図2及び図3はそれぞ
れ、カメラ10の正面、上面及び背面を示している。
【0007】図1に示すように、このカメラ10は、カ
メラボディ11のほぼ正面下寄りにズームレンズ12
(撮影光学系)を備え、このズームレンズ12の上方に
はAF窓13、ファインダ窓14及び測光窓15が形成
されている。AF窓13の内方にはAFセンサ52(図
6)が配され、被写体までの距離を測定するためのパッ
シブAFセンサ部が構成されている。このパッシブAF
センサ部は複数の測距エリアから構成され、被写体まで
の距離は、この複数の測距エリアの測距データのうち最
も近い測距データが採用される。また、測光窓15から
入射した被写体光が測光センサ53(図6)に導かれて
被写体の輝度が測定される。
【0008】AF補助光投光部16は、周囲が暗くてA
Fセンサ52によって被写体までの測距がうまくできな
いような場合に、その測距を補助するための補助光を投
光する部分である。ストロボ発光部17は、周囲が暗い
場合に撮影を補助するためのストロボ光を投光する部分
である。
【0009】図2に示すように、カメラ10の上面に
は、レリーズボタン20、ズームレバー21及び外部表
示部22が設けられている。レリーズボタン20は半押
しと全押しが可能な二段押しボタンになっており、半押
しで測光スイッチ23(図6)をオンにして測光や測距
など撮影に必要な準備を行わせ、全押しでレリーズスイ
ッチ24(図6)をオンにしてシャッタを作動させてフ
ィルムの露光を行わせる。この露光後にはフィルムが巻
き上げられる。また、ズームレバー21の操作により、
前記のズームレンズ12が光軸方向に進退駆動され、焦
点距離を変化させることができる。外部表示部22は例
えば液晶パネルで形成され、カメラ10に関する諸情報
を表示する。
【0010】図3に示すように、カメラ10の背面部に
はファインダ観察窓25が設けられている。このファイ
ンダ観察窓25は、撮影の構図などを決めるために覗か
れる開口部である。ファインダ観察窓25の右側に設け
られている赤ランプ26は、内蔵ストロボの充電が完了
したときに点灯される。またカメラ10の背面部には、
カメラ10の電源をオンオフするための電源スイッチ2
7が設けられている。
【0011】図4はカメラ10のファインダ光学系30
を示している。このファインダ光学系30は撮影光学系
(ズームレンズ12)の焦点距離変化に連動するズーム
ファインダであり、対物光学系31の光軸O1と、接眼
光学系32の光軸O2とは、互いに平行をなしている。
対物光学系32の光路に沿って入った光線は、ミラーM
により90度曲げられて光軸O3に沿って進む。さらに
光線は、第1ポロプリズム33に入射し、その3つの反
射面で反射されて、光軸O2に沿って進む。ミラーMと
第1ポロプリズム33内の3つの反射面の4面の反射面
が正立光学系を構成する。
【0012】対物光学系31は、物体側から、固定レン
ズ34、35、可動変倍レンズ36、37からなる。こ
の対物光学系31は、一次結像面38上に観察像の実像
を結ぶもので、光軸O1上に配置されている。前方透明
板39、一次結像面38、ピントレンズ40および後方
透明板41は、光軸O3上に配置され、密封ユニット4
2によって防塵用の密封構造とされている。また、密封
ユニット42内における一次結像面38の近傍には、フ
ァインダ内液晶部材43(光透過調整部材)が設置され
ている。ファインダ内液晶部材43には高分子液晶が封
入されており、常態では透明状態にあり、通電すること
により濁化して入射した光を散乱させる光散乱状態に変
化する。ファインダ内液晶部材43への通電はCPU5
0(図6)によって制御される。図5はこのファインダ
内液晶部材43の状態変化によるファインダの見え方を
概念的に示したもので、同図上側と右下がファインダ内
液晶部材43の透明状態に対応し、左下が光散乱状態に
対応している。ファインダ内液晶部材43を光散乱状態
にさせることで、被写体像がぼけて観察される。詳細な
制御は後述するが、ファインダ内液晶部材43はレリー
ズボタン20を操作する前や被写体への合焦が行われた
ときには、ファインダ内液晶部材43には通電されず透
明状態が維持され、被写体に対し合焦ができない場合に
は通電されて光散乱状態に変化される。これによって、
測距エラーのときは被写体像がぼけて見えるので、ファ
インダを覗いている者は、測距エラーすなわち非合焦の
状態であることを容易かつ確実に知ることができる。別
言すれば、撮影光学系とは独立したファインダであって
も、非合焦時には擬似的にピントずれのような観察画像
にさせるため、一眼レフカメラのように非合焦状態を認
識し易くなる。なお、ファインダ内液晶部材43は、常
態で光散乱状態にあり、通電で透明状態になるタイプの
ものであってもよい。
【0013】また、ファインダ光学系30内にはフォー
カスマーク表示体44(図4及び図6)が設けられてい
る。このフォーカスマーク表示体44は、CPU50に
よって、先のファインダ内液晶部材43とは独立してフ
ォーカスマーク45(図5)を点灯または消灯できるよ
うに制御されており、点灯されるとファインダの観察画
面内にフォーカスマーク45が現れ、消灯されると該フ
ォーカスマーク45が消える(図5参照)。詳細な制御
は後述するが、フォーカスマーク45は、通常は表示さ
れておらず、測距完了(合焦)時に表示される。
【0014】接眼光学系32は、視度調整用レンズ46
と固定レンズ47とから構成されている。視度調整用レ
ンズ46は、視度調整のため、光軸O2に沿って移動可
能に支持されている。なお、対物側の固定レンズ34と
接眼側の固定レンズ47はそれぞれ、カメラボディ11
に形成した前述のファインダ窓14とファインダ観察窓
25にそれぞれ固定されている。
【0015】以上の構成のファインダ光学系では、ズー
ムレンズ12の焦点距離変化に応じて可動変倍レンズ3
6、37が光軸O1に沿って駆動され、撮影光学系の焦
点距離に対応したファインダ視野を得ることができる。
【0016】図6はカメラ10の制御装置の具体的な構
成を示すブロック図である。図中の電源スイッチ27
は、カメラ10を機能させるためのメインスイッチであ
る。前述したように、測光スイッチ23とレリーズスイ
ッチ24は、レリーズボタン20が半押しの状態のと
き、全押しされたときにそれぞれONするスイッチであ
る。
【0017】測距回路54は、AFセンサ52(パッシ
ブAFセンサ部)からの信号に基づいて、複数に分割さ
れている測距エリアそれぞれの被写体までの距離を測距
する回路である。この測距回路は、測距手段として機能
する。測光回路55は、カメラ10の測光窓15(図
1)に入射した光に基づいて、測光センサ53を介して
被写体の輝度を測定する回路である。ストロボ回路56
は、ストロボ発光部17(図1)を発光させる回路であ
る。またAF補助光投光部16(図1)はCPU50か
らの信号によって発光される。
【0018】フォーカスレンズ駆動回路60は、測距回
路54によって測距された被写体までの距離に応じてフ
ォーカスモータ61を回転駆動させ、ズームレンズ12
内に設けた図示しない焦点調節レンズを駆動して被写体
に合焦させる回路である。シャッタ駆動回路62は、レ
リーズスイッチ24がONしたとき(レリーズボタンが
全押しされた状態)にシャッタモータ63を回転駆動さ
せ、シャッタを切る回路である。
【0019】赤ランプ26は、カメラ10のファインダ
観察窓25の右側に設けられているランプであり(図3
参照)、前記したように、ストロボ充電完了を示すイン
ジケータとして機能するランプである。このランプはC
PU50からの信号によって点灯される。
【0020】CPU50は、図6に示すように、これに
接続されている全ての入力機器(各種センサやスイッチ
など)から信号を入力し、記憶されているプログラムに
基づいて、接続されている個々の出力機器(各種回路や
ランプなど)の動作を制御するものであり、特に本実施
形態においては測距手段、制御手段などとして機能す
る。
【0021】本発明に係るカメラの制御装置の概略の構
成は以上の通りであるが、次に、その具体的な動作をフ
ローチャートに基づいて詳細に説明する。図7は、本発
明に係るカメラの制御装置のメインフローチャートであ
り、図8は、図7のメインフローチャートの内の測距処
理のサブルーチンを示すフローチャートである。
【0022】撮影処理に入る前はファインダ内液晶部材
43は透明状態であり、ファインダで観察される被写体
像はぼけていない。またフォーカスマーク45も点灯さ
れておらず、ファインダでは図5の上側に示すように被
写体像のみが観察される。
【0023】図7のメインフローチャートによって示さ
れた撮影処理は、レリーズボタン20の半押し操作(測
光スイッチ23のオン)によってスタートする処理であ
る。撮影処理のフローチャートがスタートすると、カメ
ラ10の測光窓15から入射した被写体光を受光した測
光センサ53からの信号に基づいて測光回路55は被写
体の輝度を演算する(S1)。
【0024】続いて被写体までの距離を測距する測距処
理をする。この測距処理の詳しい処理は図8のフローチ
ャートで説明するが、概略は次のような処理がされる。
すなわち、複数の測距エリアによって測距された被写体
までの測距データのうち、最も近い測距データを選択し
て被写体までの距離とする(S2)。
【0025】次に、S2のステップでの処理において、
被写体の測距がうまくできなかったなどの理由によって
被写体までの距離が確定できずに測距エラーとなってし
まった場合(S3;Y)には、CPU50は、ファイン
ダ光学系30内に設けたファインダ内液晶部材43に通
電して光散乱状態に変化させる(S4)。これにより、
ファインダは被写体像がぼけた状態で観察され、ファイ
ンダを覗いている者は、測距エラー(合焦不可)の状態
であることを感覚的に知ることができる(図5の左下参
照)。
【0026】一方、S2のステップでの処理において、
被写体の測距が行われ測距エラーにならなかったときに
は(S3;N)、CPU50はフォーカスマーク45を
点灯させる(S5)。このとき、ファインダ内液晶部材
43は透明状態が維持されている。これにより、ファイ
ンダは図5の右下に示すように観察され、合焦(可能)
状態であることを知ることができる。
【0027】次に、AE演算処理をして被写体の露光量
を演算し(S6)、測光スイッチ23がONであるとき
には(S7;Y)、レリーズスイッチ24がONされる
のを待つ。
【0028】レリーズスイッチ24がONされる前に測
光スイッチ23がOFFされると(S7;N)、フォー
カスマーク45が点灯されている場合は該フォーカスマ
ーク45を消灯し、ファインダ内液晶部材43が光散乱
状態である場合は該ファインダ内液晶部材43への通電
を解除して透明状態に戻し、さらにストロボ充電完了を
示す赤ランプ26が点灯されている場合にはこれを消灯
した上で(S8、S9)、このメインフローチャートか
ら抜ける。
【0029】レリーズスイッチ24がONされると(S
10;Y)、CPU50は、フォーカスマーク45と赤
ランプ26が点灯されていた場合にはこれを消灯すると
ともに、ファインダ内液晶部材43を光散乱状態にして
いた場合にはこれをOFF(透明状態)にし(S1
1)、露出制御処理をする。すなわち、CPU50は、
測距が可能であった場合には、選択した測距データに基
づいてフォーカスレンズ駆動回路60を動作させフォー
カスモータ61を動かして被写体に合焦させ、シャッタ
駆動回路62を動作させシャッタモータ63を動かして
シャッタを切り、フィルムを1枚巻き上げてリターンす
る(S12、S13)。S13のステップにおいて、フ
ィルムの残量がなかったときはフィルムを全て巻き戻
す。
【0030】以上から明らかなように、本実施形態のフ
ァインダ装置によれば、測距エラーが生じた場合、撮影
を行う者は、ファインダで観察される画像のぼけとして
これを認識することができる。本実施形態のカメラ10
では、前記のS3のステップで測距エラーになったとき
もS13までの露出及びフィルム給送処理を行うことは
可能であり、この場合はS12のステップでは合焦動作
が実行されずに非合焦状態で露出制御を行うことになる
が、ファインダ観察画像が変化する本ファインダ装置で
はS12のステップより前において測距エラー(合焦不
可)状態が認識しやすくなっているため、非合焦状態で
シャッタを切ってしまうといった誤操作の発生を少なく
抑えることができる。なお、非合焦状態ではシャッタ動
作を受け付けないタイプの自動合焦カメラもあるが、本
ファインダ装置はこのようなカメラに設けても有効であ
る。このタイプのカメラでは、測距エラー時にはレリー
ズボタンを全押ししてもシャッタが動作しないので、撮
影者が測距エラー表示を認識できなかった場合にはカメ
ラの不調を疑うおそれがあるが、本ファインダ装置のよ
うにファインダ観察画像自体が変化すれば、合焦できな
いということを感覚的に認識しやすいためカメラの不調
と取られるおそれが少ない。
【0031】次に、図7のメインフローチャートの内の
測距処理を、図8のフローチャートに基づいて説明す
る。パッシブAFセンサ部を介して測距される領域は例
えば6つの測距エリアに分割され、被写体までの距離は
それぞれのエリアで独自に認識される。また、測光窓1
5を介して検出される被写体の輝度は、上記の6つの測
距エリアに重ねて設定される複数のエリアのそれぞれで
検出される。
【0032】CPU50は、予め設定されている設定デ
ータ(AF補助光投光部16から補助投光をすべきかど
うかの判断基準となる発光データ)を読み込み(S2
1)、この設定データと複数のエリア(例えば2つまた
は3つのエリア)でそれぞれ検出された被写体の輝度の
うち、メインとして選択された測光値(メイン測光値)
と設定データとを比較し(S22)、メイン測光値が設
定データよりも大きければ、被写体の輝度は測距するに
際して十分であるので、AF補助光投光部16から補助
投光を照射せず、メイン測光値が設定データ以下であれ
ば、AF補助光投光部16から補助投光を照射する(S
23、S24)。
【0033】次に、CPU50は、カウンタiの値を0
に設定し(S25)、AFセンサをリセットする(S2
6)。
【0034】CPU50は、前記した6つの測距エリア
の内、第1の測距エリアを設定し(S27)、そのエリ
アのセンサデータを入力してそのエリアにおける被写体
までの距離を演算する(S28、S29)。S27から
S29までの処理を第1の測距エリアから第6の測距エ
リアまでの全ての測距エリアについて行い(S30)、
6つの測距エリアによって測距された被写体までの測距
データのうち、最も近い測距データを選択する(S3
1)。
【0035】次に、CPU50は、カウンタiの値が0
であれば(S32)、カウンタiの値をインクリメント
して1に設定し(S33)、S27からS29までの処
理において、第1の測距エリアから第6の測距エリアま
での全ての測距エリアで測距エラーになったときには、
換言すれば、いずれの測距エリアでも被写体までの距離
が求まらなかったときには(S34;Y)、AF補助光
投光部16から補助投光を照射して(S35)、S26
からS32までの処理をする。つまり、補助投光を照射
して、もう一度被写体までの測距を行う。
【0036】第2回目の測距(i=1のとき)が行われ
た後、全測距エリアで被写体までの距離が求まらなかっ
たとき(S36;Y)には、測距エラーを設定してメイ
ンフローチャートに戻る(S37)。前述したように、
測距エラーが設定されるとCPU50はファインダ内液
晶部材43を濁化させ、合焦不可であることをファイン
ダ観察画像の変化として表し、ファインダを覗いている
撮影者は測距エラーを容易に認識することができる。
【0037】一方、第1回目または第2回目の測距にお
いて、いずれかの測距エリアで被写体までの距離が求め
られたときには、S31のステップで選択された測距デ
ータをレンズ駆動データ(LLデータ)に変換し、CP
U50は、このレンズ駆動データに基づいてフォーカス
レンズ駆動回路60を動作させフォーカスモータ61を
動かして被写体に合焦させる(S38)。前述したよう
に、合焦状態では、ファインダ内にフォーカスマーク4
5が表示されるように、CPU50がフォーカスマーク
表示体44を制御する。このときファインダ内液晶部材
43は透明状態に維持される。
【0038】以上、図面を参照して本発明のファインダ
装置を説明したが、本発明はこの実施形態に限定される
ものではない。例えば、実施形態ではズームファインダ
として説明したが、変倍しないファインダであってもよ
い。また、実施形態では複数の測距エリアで測距を行う
ものとしたが、測距手段は単一の測距エリアを有するも
のであってもよい。
【発明の効果】以上のように本発明によれば、測距エラ
ーで合焦不可なときにはファインダ観察領域がぼけて見
えるようにしたので、従来の表示部材による警告に比し
て、測距エラー状態を的確に知らせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態であるファインダ装置を備
えたカメラの外観正面図である。
【図2】同カメラの上面を示す図である。
【図3】同カメラの背面を示す図である。
【図4】同カメラのファインダ光学系の構成例を示す平
面図である。
【図5】図4のファインダにおける観察状態の変化を説
明するための図である。
【図6】カメラの制御装置の具体的な構成を示すブロッ
ク図である。
【図7】同カメラのメイン制御に係るフローチャートを
示す図である。
【図8】図7のメインフローチャート内の測距処理のサ
ブルーチンをフローチャートで示す図である。
【符号の説明】
10 カメラ 12 ズームレンズ(撮影光学系) 13 AF窓 14 ファインダ窓 15 測光窓 16 AF補助光投光部 20 レリーズボタン 23 測光スイッチ 24 レリーズスイッチ 25 ファインダ観察窓 30 ファインダ光学系 38 一次結像面 43 ファインダ内液晶部材(光透過調整部材) 44 フォーカスマーク表示体 45 フォーカスマーク 50 CPU 52 AFセンサ 53 測光センサ 54 測距回路 55 測光回路 60 フォーカスレンズ駆動回路 62 シャッタ駆動回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影光学系とは別に設けたファインダ光
    学系と、被写体までの距離を測定する測距手段とを備え
    たカメラにおいて、 上記ファインダ光学系内に、透明状態と、入射光を散乱
    させてファインダ観察画像をぼかす光散乱状態とに変化
    可能な光透過調整媒体を設け、 上記測距手段による測距結果で合焦が可能なとき光透過
    調整媒体を透明状態にし、上記測距手段による測距結果
    で合焦が不可能なとき光透過調整媒体を光散乱状態に変
    化させる制御手段を備えたことを特徴とするカメラのフ
    ァインダ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のファインダ装置におい
    て、上記光透過調整媒体は、通電制御により透明状態と
    濁化した状態に変化する液晶部材を備えているカメラの
    ファインダ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のファインダ装置
    において、さらに、ファインダ内に上記光透過調整媒体
    の状態変化とは独立して点灯及び消灯が可能な表示体を
    備え、 上記制御手段は、測距手段による測距結果で合焦が可能
    なときは、光透過調整媒体を透明状態にさせるととも
    に、該表示体を点灯させるカメラのファインダ装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010509615A (ja) * 2006-11-07 2010-03-25 ソニー エリクソン モバイル コミュニケーションズ, エービー 補助光源照度制御

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010509615A (ja) * 2006-11-07 2010-03-25 ソニー エリクソン モバイル コミュニケーションズ, エービー 補助光源照度制御

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