JP2000323067A - 偏向ヨークおよびカラー陰極線管受像機 - Google Patents
偏向ヨークおよびカラー陰極線管受像機Info
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- JP2000323067A JP2000323067A JP11129410A JP12941099A JP2000323067A JP 2000323067 A JP2000323067 A JP 2000323067A JP 11129410 A JP11129410 A JP 11129410A JP 12941099 A JP12941099 A JP 12941099A JP 2000323067 A JP2000323067 A JP 2000323067A
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- magnetic field
- cores
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 マグネットによるバイアス磁界が周辺に漏れ
て電子ビームのランディング特性に影響を及ぼす懸念が
あった。 【解決手段】 偏向ヨークの構成として、並列に接続さ
れた2つの水平偏向コイル1,2と、第1のコア5に巻
回されるとともに、一方の水平偏向コイル1に直列に接
続された第1の補正コイル3と、第1のコア5と並列に
配置された第2のコア6に巻回されるとともに、他方の
水平偏向コイル2に直列に接続された第2の補正コイル
4と、並列に配置された第1,第2のコア5,6間に配
置されるとともに、第1,第2のコア5,6の一方端5
a,6aと他方端5b,6bでそれぞれ逆向きのバイア
ス磁界を与えるマグネット7とを備える。
て電子ビームのランディング特性に影響を及ぼす懸念が
あった。 【解決手段】 偏向ヨークの構成として、並列に接続さ
れた2つの水平偏向コイル1,2と、第1のコア5に巻
回されるとともに、一方の水平偏向コイル1に直列に接
続された第1の補正コイル3と、第1のコア5と並列に
配置された第2のコア6に巻回されるとともに、他方の
水平偏向コイル2に直列に接続された第2の補正コイル
4と、並列に配置された第1,第2のコア5,6間に配
置されるとともに、第1,第2のコア5,6の一方端5
a,6aと他方端5b,6bでそれぞれ逆向きのバイア
ス磁界を与えるマグネット7とを備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラーテレビジョ
ン受像機やコンピュータ用ディスプレイ等のカラー陰極
線管受像機に係り、特に、カラー陰極線管に装着される
偏向ヨークで電子ビームを偏向するときのコンバージェ
ンスのずれを補正する技術に関する。
ン受像機やコンピュータ用ディスプレイ等のカラー陰極
線管受像機に係り、特に、カラー陰極線管に装着される
偏向ヨークで電子ビームを偏向するときのコンバージェ
ンスのずれを補正する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】カラー陰極線管受像機においては、電子
銃から出射される3本の電子ビームの進行方向を上下左
右に偏向することにより、画面上にカラー画像を組み立
てている。電子ビームの偏向には、水平偏向コイルと垂
直偏向コイルを有する偏向ヨークが用いられる。この偏
向ヨークは、陰極線管の本体部(ガラス管体)に装着さ
れ、電子銃から出射される3本の電子ビームを、水平偏
向磁界および垂直偏向磁界により上下左右に偏向する。
銃から出射される3本の電子ビームの進行方向を上下左
右に偏向することにより、画面上にカラー画像を組み立
てている。電子ビームの偏向には、水平偏向コイルと垂
直偏向コイルを有する偏向ヨークが用いられる。この偏
向ヨークは、陰極線管の本体部(ガラス管体)に装着さ
れ、電子銃から出射される3本の電子ビームを、水平偏
向磁界および垂直偏向磁界により上下左右に偏向する。
【0003】このようなカラー陰極線管受像機では、R
(赤),G(緑),B(青)の各色に対応する3本の電
子ビームを色選別電極(アパーチャグリル、シャドウマ
スク等)の一点に集中(コンバージェンス)させること
で、画面上に所望のカラー画像を再現している。ただ
し、3本の電子ビームが色選別電極の一点に集中しな
い、いわゆるコンバージェンスのずれ(以下、「ミスコ
ンバージェンス」という)が発生すると、これが画面上
での色ズレや色ムラとなって現れる。
(赤),G(緑),B(青)の各色に対応する3本の電
子ビームを色選別電極(アパーチャグリル、シャドウマ
スク等)の一点に集中(コンバージェンス)させること
で、画面上に所望のカラー画像を再現している。ただ
し、3本の電子ビームが色選別電極の一点に集中しな
い、いわゆるコンバージェンスのずれ(以下、「ミスコ
ンバージェンス」という)が発生すると、これが画面上
での色ズレや色ムラとなって現れる。
【0004】ここに、ミスコンバージェンスの一つの形
態として、例えば緑の蛍光体を光らせる電子ビームをセ
ンタービームとし、赤,青の蛍光体を光らせる各電子ビ
ームをサイドビームとするインライン配列のカラー陰極
線管受像機において、それら3本の電子ビームを水平方
向に偏向させるときに、図5に示すように赤の蛍光体を
光らせる電子ビーム(以下、「赤ビーム」という)Rと
青の蛍光体を光らせる電子ビーム(以下、「青ビーム」
という)Bが、画面の水平軸上で垂直方向に弓形に湾曲
する状態で対称にずれるミスコンバージェンス(以下、
「弓形ミスコン」という)がある。
態として、例えば緑の蛍光体を光らせる電子ビームをセ
ンタービームとし、赤,青の蛍光体を光らせる各電子ビ
ームをサイドビームとするインライン配列のカラー陰極
線管受像機において、それら3本の電子ビームを水平方
向に偏向させるときに、図5に示すように赤の蛍光体を
光らせる電子ビーム(以下、「赤ビーム」という)Rと
青の蛍光体を光らせる電子ビーム(以下、「青ビーム」
という)Bが、画面の水平軸上で垂直方向に弓形に湾曲
する状態で対称にずれるミスコンバージェンス(以下、
「弓形ミスコン」という)がある。
【0005】そして、この弓形ミスコンを補正する手段
を備えた偏向ヨークの構成として、図6に示すように2
つのコア31,32にそれぞれ補正コイル33,34を
巻回するとともに、各々の補正コイル33,34を、並
列に接続された2つの水平偏向コイル(不図示)にそれ
ぞれ直列に接続し、かつ上記2つのコア31,32間に
マグネット35を配置して、各々のコア31,32にバ
イアス磁界(矢印方向の磁界)を与えたものが知られて
いる。
を備えた偏向ヨークの構成として、図6に示すように2
つのコア31,32にそれぞれ補正コイル33,34を
巻回するとともに、各々の補正コイル33,34を、並
列に接続された2つの水平偏向コイル(不図示)にそれ
ぞれ直列に接続し、かつ上記2つのコア31,32間に
マグネット35を配置して、各々のコア31,32にバ
イアス磁界(矢印方向の磁界)を与えたものが知られて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の偏向ヨークにおいては、2つのコア31,32とマグ
ネット35による磁路がオープン状態で形成され、マグ
ネット35によるバイアス磁界がコア31,32の両端
から常に周辺に漏れる構造になっているため、その漏れ
磁界が電子ビームのランディング特性に影響を及ぼして
ミスランディングや画歪みを招く虞れがあった。
の偏向ヨークにおいては、2つのコア31,32とマグ
ネット35による磁路がオープン状態で形成され、マグ
ネット35によるバイアス磁界がコア31,32の両端
から常に周辺に漏れる構造になっているため、その漏れ
磁界が電子ビームのランディング特性に影響を及ぼして
ミスランディングや画歪みを招く虞れがあった。
【0007】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、その目的とするところは、弓形ミスコンを
補正する手段を備えた偏向ヨークおよびこれを用いたカ
ラー陰極線管受像機において、磁界の漏れによるランデ
ィング特性への影響を低減することにある。
れたもので、その目的とするところは、弓形ミスコンを
補正する手段を備えた偏向ヨークおよびこれを用いたカ
ラー陰極線管受像機において、磁界の漏れによるランデ
ィング特性への影響を低減することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る偏向ヨーク
においては、並列に接続された2つの水平偏向コイル
と、第1のコアに巻回されるとともに、2つの水平偏向
コイルのうちの一方に直列に接続された第1の補正コイ
ルと、この第1のコアと並列に配置された第2のコアに
巻回されるとともに、2つの水平偏向コイルのうちの他
方に直列に接続された第2の補正コイルと、並列に配置
された第1,第2のコア間に配置されるとともに、第
1,第2のコアの一方端と他方端でそれぞれ逆向きのバ
イアス磁界を与えるマグネットとを備えた構成を採用し
ている。
においては、並列に接続された2つの水平偏向コイル
と、第1のコアに巻回されるとともに、2つの水平偏向
コイルのうちの一方に直列に接続された第1の補正コイ
ルと、この第1のコアと並列に配置された第2のコアに
巻回されるとともに、2つの水平偏向コイルのうちの他
方に直列に接続された第2の補正コイルと、並列に配置
された第1,第2のコア間に配置されるとともに、第
1,第2のコアの一方端と他方端でそれぞれ逆向きのバ
イアス磁界を与えるマグネットとを備えた構成を採用し
ている。
【0009】上記構成の偏向ヨークにおいては、第1,
第2のコアを並列に配置するとともに、これら第1,第
2のコア間にマグネットを配置し、このマグネットによ
り第1,第2のコアの一方端と他方端にそれぞれ逆向き
のバイアス磁界を与える構成とすることにより、第1,
第2のコアとその間のマグネットによる磁路がクローズ
状態(閉磁路)で形成される。そのため、マグネットに
よるバイアス磁界が周辺に漏れにくくなる。また、マグ
ネットによるバイアス磁界の方向に対し、第1,第2の
補正コイルに水平偏向電流が流れたときに生じる磁界の
方向を、一方の補正コイルでは同一方向、他方の補正コ
イルでは逆方向となるように第1,第2の補正コイルを
巻回することにより、画面の右側を走査するときと左側
を走査するときで、2つの水平偏向コイルによる偏向磁
界の強弱関係を逆にして弓形ミスコンを補正することが
可能となる。
第2のコアを並列に配置するとともに、これら第1,第
2のコア間にマグネットを配置し、このマグネットによ
り第1,第2のコアの一方端と他方端にそれぞれ逆向き
のバイアス磁界を与える構成とすることにより、第1,
第2のコアとその間のマグネットによる磁路がクローズ
状態(閉磁路)で形成される。そのため、マグネットに
よるバイアス磁界が周辺に漏れにくくなる。また、マグ
ネットによるバイアス磁界の方向に対し、第1,第2の
補正コイルに水平偏向電流が流れたときに生じる磁界の
方向を、一方の補正コイルでは同一方向、他方の補正コ
イルでは逆方向となるように第1,第2の補正コイルを
巻回することにより、画面の右側を走査するときと左側
を走査するときで、2つの水平偏向コイルによる偏向磁
界の強弱関係を逆にして弓形ミスコンを補正することが
可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しつつ詳細に説明する。
て図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0011】図1は本発明に係るカラー陰極線管の全体
像を示す概略斜視図である。図1において、カラー陰極
線管10の本体部(ガラス管体)は、パネル部11、フ
ァンネル部12およびネック部13により構成されてい
る。パネル部11の内面には、赤,青,緑の各色蛍光体
をパターン配列した蛍光面(不図示)が形成されてい
る。一方、ネック部13には、電子ビームの出射源とな
る電子銃14が内装されている。また、ネック部13か
らファンネル部12に至る部分(コーン部)には偏向ヨ
ーク15が装着されている。このカラー陰極線管10
は、パネル内面の蛍光面にカラー画像を再現(表示)す
るのに必要な各種の付属部品とともに図示せぬ筐体に組
み込まれ、これによってカラーテレビジョン受像機やコ
ンピュータ用ディスプレイ等のカラー陰極線管受像機が
構成される。
像を示す概略斜視図である。図1において、カラー陰極
線管10の本体部(ガラス管体)は、パネル部11、フ
ァンネル部12およびネック部13により構成されてい
る。パネル部11の内面には、赤,青,緑の各色蛍光体
をパターン配列した蛍光面(不図示)が形成されてい
る。一方、ネック部13には、電子ビームの出射源とな
る電子銃14が内装されている。また、ネック部13か
らファンネル部12に至る部分(コーン部)には偏向ヨ
ーク15が装着されている。このカラー陰極線管10
は、パネル内面の蛍光面にカラー画像を再現(表示)す
るのに必要な各種の付属部品とともに図示せぬ筐体に組
み込まれ、これによってカラーテレビジョン受像機やコ
ンピュータ用ディスプレイ等のカラー陰極線管受像機が
構成される。
【0012】図2は本発明の実施形態に係る偏向ヨーク
において、特に、弓形ミスコンを補正する機能部分の構
成を説明する図である。
において、特に、弓形ミスコンを補正する機能部分の構
成を説明する図である。
【0013】先ず、図2(a)においては、2つの水平
偏向コイル1,2が並列に接続されている。これら2つ
の水平偏向コイル1,2は、カラー陰極線管の管軸に垂
直な偏向ヨークの上下に、それぞれ鞍型(サドル型)に
巻回されて配置されている。ここでは、一方の水平偏向
コイル1が偏向ヨークの上側、他方の水平偏向コイル2
が偏向ヨークの下側に配置されているものとする。
偏向コイル1,2が並列に接続されている。これら2つ
の水平偏向コイル1,2は、カラー陰極線管の管軸に垂
直な偏向ヨークの上下に、それぞれ鞍型(サドル型)に
巻回されて配置されている。ここでは、一方の水平偏向
コイル1が偏向ヨークの上側、他方の水平偏向コイル2
が偏向ヨークの下側に配置されているものとする。
【0014】上記2つの水平偏向コイル1,2のうち、
一方の水平偏向コイル1には第1の補正コイル3が直列
に接続され、他方の水平偏向コイル2には第2の補正コ
イル4が直列に接続されている。これにより、図示せぬ
水平偏向回路から供給される水平偏向電流(のこぎり波
電流)は、各々の水平偏向コイル1,2とこれに直列接
続された第1,第2の補正コイル3,4に流れることに
なる。
一方の水平偏向コイル1には第1の補正コイル3が直列
に接続され、他方の水平偏向コイル2には第2の補正コ
イル4が直列に接続されている。これにより、図示せぬ
水平偏向回路から供給される水平偏向電流(のこぎり波
電流)は、各々の水平偏向コイル1,2とこれに直列接
続された第1,第2の補正コイル3,4に流れることに
なる。
【0015】一方、図2(b)においては、第1の補正
コイル3が第1のコア5に巻回され、第2の補正コイル
4が第2のコア6に巻回されている。第1のコア5の両
端にはつば部5a,5bが一体に形成され、同様に第2
のコア6の両端にもつば部6a,6bが一体に形成され
ている。そして、これら第1,第2のコア5,6は、そ
れぞれ一方端のつば部5aと6aおよび他方端のつば部
5bと6bを互いに対向させた状態で並列に配置されて
いる。
コイル3が第1のコア5に巻回され、第2の補正コイル
4が第2のコア6に巻回されている。第1のコア5の両
端にはつば部5a,5bが一体に形成され、同様に第2
のコア6の両端にもつば部6a,6bが一体に形成され
ている。そして、これら第1,第2のコア5,6は、そ
れぞれ一方端のつば部5aと6aおよび他方端のつば部
5bと6bを互いに対向させた状態で並列に配置されて
いる。
【0016】また、上記第1,第2のコア5,6間に
は、マグネット7が配置されている。このマグネット7
は、その表と裏が逆方向に着磁された永久磁石であり、
表側を第1のコア5に近接(又は当接)し、裏側を第2
のコア6に近接(又は当接)した状態で配置されてい
る。またマグネット7は、第1,第2のコア5,6の一
方端(5a,6a)では、第1のコア5側をS極、第2
のコア6側をN極とし、同他方端(5b,6b)では、
第1のコア5側をN極、第2のコア6側をS極として配
置されている。これにより、第1,第2のコア5,6間
では、その一方端(5a,6a)と他方端(5b,6
b)でそれぞれ逆向きのバイアス磁界φMがマグネット
7により与えられる構成となっている。
は、マグネット7が配置されている。このマグネット7
は、その表と裏が逆方向に着磁された永久磁石であり、
表側を第1のコア5に近接(又は当接)し、裏側を第2
のコア6に近接(又は当接)した状態で配置されてい
る。またマグネット7は、第1,第2のコア5,6の一
方端(5a,6a)では、第1のコア5側をS極、第2
のコア6側をN極とし、同他方端(5b,6b)では、
第1のコア5側をN極、第2のコア6側をS極として配
置されている。これにより、第1,第2のコア5,6間
では、その一方端(5a,6a)と他方端(5b,6
b)でそれぞれ逆向きのバイアス磁界φMがマグネット
7により与えられる構成となっている。
【0017】さらに、このようにして第1,第2のコア
5,6に与えられるバイアス磁界φMの方向(図の矢印
方向)に対し、上述の如く第1,第2の補正コイル3,
4に水平偏向電流が流れることで発生する磁界の方向
は、一方の補正コイルでは同一方向、他方の補正コイル
では逆方向となるように、第1,第2の補正コイル3,
4が第1,第2のコア5,6に巻回されている。
5,6に与えられるバイアス磁界φMの方向(図の矢印
方向)に対し、上述の如く第1,第2の補正コイル3,
4に水平偏向電流が流れることで発生する磁界の方向
は、一方の補正コイルでは同一方向、他方の補正コイル
では逆方向となるように、第1,第2の補正コイル3,
4が第1,第2のコア5,6に巻回されている。
【0018】ここで、上記構成の偏向ヨークを用いた弓
形ミスコンの補正原理について説明する。
形ミスコンの補正原理について説明する。
【0019】先ず、電子ビームを水平方向に偏向させる
にあたり、図示せぬ水平偏向回路から供給される水平偏
向電流は、電子ビームの走査位置が画面左右方向の中心
位置に在るときに最小(ほぼゼロ)となり、そこから画
面の左側或いは右側にいくほど(偏向角が大きくなるほ
ど)、より大きな水平偏向電流が水平偏向コイル1,2
に供給される。但し、電子ビームが画面の左側を走査す
るときと右側を走査するときでは、水平偏向コイル1,
2に流れる水平偏向電流の向きが逆になる。
にあたり、図示せぬ水平偏向回路から供給される水平偏
向電流は、電子ビームの走査位置が画面左右方向の中心
位置に在るときに最小(ほぼゼロ)となり、そこから画
面の左側或いは右側にいくほど(偏向角が大きくなるほ
ど)、より大きな水平偏向電流が水平偏向コイル1,2
に供給される。但し、電子ビームが画面の左側を走査す
るときと右側を走査するときでは、水平偏向コイル1,
2に流れる水平偏向電流の向きが逆になる。
【0020】そこで、電子ビームが画面の右側を走査す
るときに、或る方向で水平偏向電流が水平偏向コイル
1,2を介して第1,第2の補正コイル3,4に流れ、
これによって第1の補正コイル3側にバイアス磁界φM
と逆方向の磁界が発生し、第2の補正コイル4側にバイ
アス磁界φMと同一方向の磁界が発生したとする。そう
すると、第1の補正コイル3側では磁界が弱められ、第
2の補正コイル4側では磁界が強められることになる。
るときに、或る方向で水平偏向電流が水平偏向コイル
1,2を介して第1,第2の補正コイル3,4に流れ、
これによって第1の補正コイル3側にバイアス磁界φM
と逆方向の磁界が発生し、第2の補正コイル4側にバイ
アス磁界φMと同一方向の磁界が発生したとする。そう
すると、第1の補正コイル3側では磁界が弱められ、第
2の補正コイル4側では磁界が強められることになる。
【0021】これにより、偏向ヨーク上側の水平偏向コ
イル1には、第1の補正コイル3のインダクタンスの増
加によって電流が流れにくくなり、逆に偏向ヨーク下側
の水平偏向コイル2には、第2の補正コイル4のインダ
クタンスの減少によって電流が流れやすくなる。その結
果、上下の水平偏向コイル1,2による偏向磁界は、下
側の水平偏向コイル2によるものが強くなる。そうする
と、図3(a)に示すように、上下の水平偏向コイル
1,2による偏向磁界φの中心位置が、偏向ヨークの水
平中心軸(x軸)よりも上側に偏位したかたちとなる。
これにより、偏向ヨークの水平中心軸(x軸)上で偏向
磁界φに傾きが生じ、この傾きによってx軸上に互いに
接近する方向の磁界成分H5 ,H6 が生じる。すると、
この磁界成分H5 ,H6 により、赤ビームを下側に、青
ビームBを上側に動かす力が発生する。
イル1には、第1の補正コイル3のインダクタンスの増
加によって電流が流れにくくなり、逆に偏向ヨーク下側
の水平偏向コイル2には、第2の補正コイル4のインダ
クタンスの減少によって電流が流れやすくなる。その結
果、上下の水平偏向コイル1,2による偏向磁界は、下
側の水平偏向コイル2によるものが強くなる。そうする
と、図3(a)に示すように、上下の水平偏向コイル
1,2による偏向磁界φの中心位置が、偏向ヨークの水
平中心軸(x軸)よりも上側に偏位したかたちとなる。
これにより、偏向ヨークの水平中心軸(x軸)上で偏向
磁界φに傾きが生じ、この傾きによってx軸上に互いに
接近する方向の磁界成分H5 ,H6 が生じる。すると、
この磁界成分H5 ,H6 により、赤ビームを下側に、青
ビームBを上側に動かす力が発生する。
【0022】一方、電子ビームが画面の左側を走査する
ときは、前述のように水平偏向電流の向きが逆向きとな
り、これによって第1,第2の補正コイル3,4に流れ
る電流の向きも逆向きとなるため、第1の補正コイル3
側にはバイアス磁界φMと同一方向の磁界が発生し、第
2の補正コイル4側にはバイアス磁界φMと逆方向の磁
界が発生することになる。そして、第1の補正コイル3
側では磁界が強められ、第2の補正コイル4側では磁界
が弱められることになる。
ときは、前述のように水平偏向電流の向きが逆向きとな
り、これによって第1,第2の補正コイル3,4に流れ
る電流の向きも逆向きとなるため、第1の補正コイル3
側にはバイアス磁界φMと同一方向の磁界が発生し、第
2の補正コイル4側にはバイアス磁界φMと逆方向の磁
界が発生することになる。そして、第1の補正コイル3
側では磁界が強められ、第2の補正コイル4側では磁界
が弱められることになる。
【0023】これにより、先程と同様の原理で、偏向ヨ
ーク上側の水平偏向コイル1には電流が流れやすくな
り、偏向ヨーク下側の水平偏向コイル2には電流が流れ
にくくなる。その結果、上下の水平偏向コイル1,2に
よる偏向磁界は、上側の水平偏向コイル1によるものが
強くなる。そうすると、図3(b)に示すように、上下
の水平偏向コイル1,2による偏向磁界φの中心位置
が、偏向ヨークの水平中心軸(x軸)よりも下側に偏位
したかたちとなる。これにより、偏向ヨークの水平中心
軸(x軸)上で偏向磁界φに傾きが生じ、この傾きによ
ってx軸上に互いに接近する方向の磁界成分H7 ,H8
が生じる。すると、この磁界成分H7 ,H8により、赤
ビームを下側に、青ビームBを上側に動かす力が発生す
る。
ーク上側の水平偏向コイル1には電流が流れやすくな
り、偏向ヨーク下側の水平偏向コイル2には電流が流れ
にくくなる。その結果、上下の水平偏向コイル1,2に
よる偏向磁界は、上側の水平偏向コイル1によるものが
強くなる。そうすると、図3(b)に示すように、上下
の水平偏向コイル1,2による偏向磁界φの中心位置
が、偏向ヨークの水平中心軸(x軸)よりも下側に偏位
したかたちとなる。これにより、偏向ヨークの水平中心
軸(x軸)上で偏向磁界φに傾きが生じ、この傾きによ
ってx軸上に互いに接近する方向の磁界成分H7 ,H8
が生じる。すると、この磁界成分H7 ,H8により、赤
ビームを下側に、青ビームBを上側に動かす力が発生す
る。
【0024】このように画面の左側と右側のいずれを走
査するときも、赤ビームRを下側、青ビームBを上側に
動かす力が発生し、かつその力の大きさが水平偏向電流
(偏向角)の大きさに応じて変化することにより、先の
図5に示した弓形ミスコンを補正することが可能とな
る。ちなみに、弓形ミスコンの発生形態としては、図5
における赤ビームRと青ビームBの上下関係が逆になる
こともあるが、その場合はマグネット7によるバイアス
磁界の印加方向(磁極)を逆向きに設定することによ
り、上記同様の原理で弓形ミスコンを補正することがで
きる。
査するときも、赤ビームRを下側、青ビームBを上側に
動かす力が発生し、かつその力の大きさが水平偏向電流
(偏向角)の大きさに応じて変化することにより、先の
図5に示した弓形ミスコンを補正することが可能とな
る。ちなみに、弓形ミスコンの発生形態としては、図5
における赤ビームRと青ビームBの上下関係が逆になる
こともあるが、その場合はマグネット7によるバイアス
磁界の印加方向(磁極)を逆向きに設定することによ
り、上記同様の原理で弓形ミスコンを補正することがで
きる。
【0025】このように弓形ミスコンを補正する手段を
備えた偏向ヨークの構成として、本実施形態では、並列
に配置された第1,第2のコア5,6間にマグネット7
を配置し、このマグネット7により第1,第2のコア
5,6の一方端(5a,6a)と他方端(5b,6b)
にそれぞれ逆向きのバイアス磁界を与えた構成を採用し
ている。この構成により、第1,第2のコア5,6とそ
の間のマグネット7による磁路はクローズ状態(閉磁
路)で形成されるため、マグネット7によるバイアス磁
界が周辺に漏れにくい構造となる。その結果、第1,第
2のコア5,6からのバイアス磁界の漏れが少なくなる
ため、漏れ磁界によるランディング特性への影響を低減
することができる。
備えた偏向ヨークの構成として、本実施形態では、並列
に配置された第1,第2のコア5,6間にマグネット7
を配置し、このマグネット7により第1,第2のコア
5,6の一方端(5a,6a)と他方端(5b,6b)
にそれぞれ逆向きのバイアス磁界を与えた構成を採用し
ている。この構成により、第1,第2のコア5,6とそ
の間のマグネット7による磁路はクローズ状態(閉磁
路)で形成されるため、マグネット7によるバイアス磁
界が周辺に漏れにくい構造となる。その結果、第1,第
2のコア5,6からのバイアス磁界の漏れが少なくなる
ため、漏れ磁界によるランディング特性への影響を低減
することができる。
【0026】また、マグネット7による磁界が第1,第
2のコア5,6に無駄なく作用するため、従来のように
オープン磁路を形成するものに比べて磁力の弱いマグネ
ットを使用したとしても、従来と同等レベルのバイアス
磁界を第1,第2のコア5,6に与えることができる。
2のコア5,6に無駄なく作用するため、従来のように
オープン磁路を形成するものに比べて磁力の弱いマグネ
ットを使用したとしても、従来と同等レベルのバイアス
磁界を第1,第2のコア5,6に与えることができる。
【0027】なお、上記実施形態においては、第1,第
2のコア5,6の両端に、それぞれつば部5a,5b,
6a,6bを設け、これらのつば部5a,5b,6a,
6bでマグネット7を挟むような構造としたが、本発明
に係る偏向ヨークはこれに限定されることなく、種々の
変形が可能である。
2のコア5,6の両端に、それぞれつば部5a,5b,
6a,6bを設け、これらのつば部5a,5b,6a,
6bでマグネット7を挟むような構造としたが、本発明
に係る偏向ヨークはこれに限定されることなく、種々の
変形が可能である。
【0028】具体的には、例えば、図4(a)に示すよ
うに第1,第2のコア5,6にC型コアを採用すること
が可能である。また、図4(b)に示すように分割型の
マグネット7a,7bを採用することも可能である。さ
らに、図4(c)に示すように第1,第2のコア5,6
にC型コアを採用したうえで、分割型のマグネット7
a,7bを採用することも可能である。加えて、図4
(d)に示すように分割型のマグネット7a,7bを採
用したうえで、第1,第2のコア5,6にI型コア(つ
ば無し構造)を採用することも可能である。
うに第1,第2のコア5,6にC型コアを採用すること
が可能である。また、図4(b)に示すように分割型の
マグネット7a,7bを採用することも可能である。さ
らに、図4(c)に示すように第1,第2のコア5,6
にC型コアを採用したうえで、分割型のマグネット7
a,7bを採用することも可能である。加えて、図4
(d)に示すように分割型のマグネット7a,7bを採
用したうえで、第1,第2のコア5,6にI型コア(つ
ば無し構造)を採用することも可能である。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、弓
形ミスコンを補正する手段を備えた偏向ヨークおよびこ
れを用いたカラー陰極線管受像機において、第1,第2
のコアとその間のマグネットによる磁路がクローズ状態
(閉磁路)で形成され、これによってマグネットによる
バイアス磁界の漏れが少なくなるため、漏れ磁界による
ランディング特性への影響を低減してミスランディング
や画歪みの発生を防止することができる。また、マグネ
ットによる磁界がコアに無駄なく作用するため、従来に
比べて磁力の弱いマグネットを使用したとしても、従来
と同等レベルのバイアス磁界をコアに与えることができ
る。
形ミスコンを補正する手段を備えた偏向ヨークおよびこ
れを用いたカラー陰極線管受像機において、第1,第2
のコアとその間のマグネットによる磁路がクローズ状態
(閉磁路)で形成され、これによってマグネットによる
バイアス磁界の漏れが少なくなるため、漏れ磁界による
ランディング特性への影響を低減してミスランディング
や画歪みの発生を防止することができる。また、マグネ
ットによる磁界がコアに無駄なく作用するため、従来に
比べて磁力の弱いマグネットを使用したとしても、従来
と同等レベルのバイアス磁界をコアに与えることができ
る。
【図1】本発明に係るカラー陰極線管の全体像を示す概
略斜視図である。
略斜視図である。
【図2】本発明の実施形態に係る偏向ヨークの構成を説
明する図である。
明する図である。
【図3】弓形ミスコンの補正原理を説明するための図で
ある。
ある。
【図4】本発明の変形例を説明する図である。
【図5】弓形ミスコンを説明するための図である。
【図6】従来の偏向ヨークの構成を説明する図である。
【符号の説明】 1,2…水平偏向コイル、3…第1の補正コイル、4…
第2の補正コイル、5…第1のコア、6…第2のコア、
7…マグネット
第2の補正コイル、5…第1のコア、6…第2のコア、
7…マグネット
Claims (2)
- 【請求項1】 並列に接続された2つの水平偏向コイル
と、 第1のコアに巻回されるとともに、前記2つの水平偏向
コイルのうちの一方に直列に接続された第1の補正コイ
ルと、 前記第1のコアと並列に配置された第2のコアに巻回さ
れるとともに、前記2つの水平偏向コイルのうちの他方
に直列に接続された第2の補正コイルと、 前記並列に配置された前記第1,第2のコア間に配置さ
れるとともに、前記第1,第2のコアの一方端と他方端
でそれぞれ逆向きのバイアス磁界を与えるマグネットと
を備えることを特徴とする偏向ヨーク。 - 【請求項2】 並列に接続された2つの水平偏向コイル
と、 第1のコアに巻回されるとともに、前記2つの水平偏向
コイルのうちの一方に直接に接続された第1の補正コイ
ルと、 前記第1のコアと並列に配置された第2のコアに巻回さ
れるとともに、前記2つの水平偏向コイルのうちの他方
に直接に接続された第2の補正コイルと、 前記並列に配置された前記第1,第2のコア間に配置さ
れるとともに、前記第1,第2のコアの一方端と他方端
でそれぞれ逆向きのバイアス磁界を与えるマグネットと
を備える偏向ヨークを用いたことを特徴とするカラー陰
極線管受像機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11129410A JP2000323067A (ja) | 1999-05-11 | 1999-05-11 | 偏向ヨークおよびカラー陰極線管受像機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11129410A JP2000323067A (ja) | 1999-05-11 | 1999-05-11 | 偏向ヨークおよびカラー陰極線管受像機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000323067A true JP2000323067A (ja) | 2000-11-24 |
Family
ID=15008862
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11129410A Pending JP2000323067A (ja) | 1999-05-11 | 1999-05-11 | 偏向ヨークおよびカラー陰極線管受像機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000323067A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103903840A (zh) * | 2014-04-16 | 2014-07-02 | 沈阳工业大学 | 一种具有补偿偏磁功能的电力变压器 |
-
1999
- 1999-05-11 JP JP11129410A patent/JP2000323067A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103903840A (zh) * | 2014-04-16 | 2014-07-02 | 沈阳工业大学 | 一种具有补偿偏磁功能的电力变压器 |
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