JP2000323816A - プリント配線板の製造方法 - Google Patents

プリント配線板の製造方法

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JP2000323816A
JP2000323816A JP13345299A JP13345299A JP2000323816A JP 2000323816 A JP2000323816 A JP 2000323816A JP 13345299 A JP13345299 A JP 13345299A JP 13345299 A JP13345299 A JP 13345299A JP 2000323816 A JP2000323816 A JP 2000323816A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 樹脂絶縁層上に確実に配線層を形成すること
のできるプリント配線板の製造方法を提供する。 【解決手段】 粗化された樹脂絶縁層13,14上に、
30μm間10点平均粗さR30が、配線層のうち最も幅
狭な導体間隙Xに対して、式 R30≦0.061exp
(0.18X)を満たす無電解Cuメッキ層17,18
を形成する工程と、メッキ層上にメッキレジスト層2
3,24を形成する工程と、露出したメッキ層上に、電
解Cuメッキ層27,28を形成した後、メッキレジス
ト層を剥離し、エッチングして配線層3,4を形成する
工程とを備える。このため、メッキレジスト層と無電解
Cuメッキ層との密着強度が高くなるので、メッキレジ
スト層の剥がれや浮きを抑制することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樹脂絶縁層を有す
るプリント配線板の製造方法に関し、特に、配線層を確
実に形成することのできるプリント配線板の製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、樹脂製のプリント配線板を製
造するにあたり、配線層は、例えば次のようにして、樹
脂絶縁層上に形成されている。即ち、図12(a)に部
分拡大図を示すように、表面に樹脂絶縁層102を有す
る被積層基板101を用意し、その全面に無電解メッキ
を施して、無電解メッキ層103を形成する。
【0003】次に、図12(b)に示すように、無電解
メッキ層103上に感光性のドライフィルム104を全
面に貼り付ける。さらに、図12(c)に示すように、
これを露光・現像して、所定パターンのメッキレジスト
層105を形成する。次に、図13(a)に示すよう
に、電解メッキを施し、メッキレジスト層105から露
出した無電解メッキ層103上に、電解メッキを厚付け
して、電解メッキ層106を形成する。その後、メッキ
レジスト層105を剥離して、クイックエッチングを行
い、不要な無電解メッキ層103等をエッチングして除
去すると、図13(b)に示すように、樹脂絶縁層10
2上に配線層107が形成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ドライ
フィルム104から所定パターンのメッキレジスト層1
05を形成する際(図12(b)及び(c)参照)、例
えば、現像で現像液を噴射したときに、メッキレジスト
層105の一部が、無電解メッキ層103から剥がれた
り、浮いたりしてしまうことがある。特に、導体間隙D
A(図13(b)参照)が小さい導体パターンを持つ配
線層107を形成する場合、即ち、メッキレジスト層1
05のパターンの幅RA(図12(c)参照)が狭くな
ると、メッキレジスト層105がその部分で無電解メッ
キ層103から剥がれたり、浮いたりし易くなる。メッ
キレジスト層105に剥がれや浮きが生じると、その剥
がれた部分の無電解メッキ層103上にも電解メッキ層
が形成されるので、ショートを生じることになる。
【0005】本発明者は、検討の結果、メッキレジスト
層105と無電解メッキ層103との密着強度は、無電
解メッキ層103の表面粗さに影響されることを見出し
た。即ち、無電解メッキ層103の表面粗さが大きい
と、メッキレジスト層105が無電解メッキ層103か
ら剥がれたり、浮いたりし易くなることを見出した。
【0006】通常、樹脂絶縁層102上に配線層107
を形成する場合、樹脂絶縁層102と配線層107(無
電解メッキ層103)との密着強度を、アンカー効果に
より高くするために、無電解メッキ層103を形成する
前に、予め樹脂絶縁層102の表面102Aを粗化して
いる(図12(a)参照)。このように粗化された樹脂
絶縁層102上に、無電解メッキ層103を形成する
と、無電解メッキ層103の表面103Aも、樹脂絶縁
層102の表面102Aと同様に粗面となる。このた
め、メッキレジスト層105が無電解メッキ層103か
ら剥がれ易くなると考えられた。
【0007】また、配線層107の導体間隙DAが小さ
くなるほど、無電解メッキ層103の表面粗さを小さく
しないと、メッキレジスト層105の剥がれや浮きが生
じ易いことも見出した。即ち、メッキレジスト層105
の剥がれ易さは、配線層107の導体間隙DAの大き
さ、及び無電解メッキ層103の表面粗さと関係がある
ことも判ってきた。
【0008】本発明はかかる知見に鑑みてなされたもの
であって、メッキレジスト層が無電解メッキ層から剥が
れたり、浮いたりするのを抑制し、樹脂絶縁層上に確実
に配線層を形成することのできるプリント配線基板の製
造方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】その解決
手段は、樹脂絶縁層上に、最も幅狭な導体間隙がX(μ
m)である導体パターンを有する配線層を備えるプリン
ト配線板の製造方法であって、表面が粗化された上記樹
脂絶縁層上に、表面の30μm間10点平均粗さR
30(μm)が、15≦X≦25の範囲で、式 R30
0.061exp(0.18X)を満たす無電解メッキ
層を形成する無電解メッキ層形成工程と、上記無電解メ
ッキ層上に所定パターンのメッキレジスト層を形成する
レジスト層形成工程と、上記メッキレジスト層から露出
した上記無電解メッキ層上に、電解メッキ層を形成した
後、上記メッキレジスト層を剥離し、剥離後露出した上
記無電解メッキ層をエッチングして、配線層を形成する
配線層形成工程と、を備えることを特徴とするプリント
配線板の製造方法である。
【0010】このプリント配線板は、最も幅狭な導体間
隙X(μm)が15μmから25μmの範囲の導体パタ
ーンを有する配線層を備える。本発明によれば、樹脂絶
縁層は、配線層との密着強度や、さらに樹脂絶縁層を積
層する場合には、樹脂絶縁層同士の密着強度を高くする
ために、その表面が粗化されている。そして、無電解メ
ッキ層形成工程で、この粗化された樹脂絶縁層上に、表
面の30μm間10点平均粗さR30が、R30≦0.06
1exp(0.18X)を満たすように、例えば厚付け
するなどして、無電解メッキ層を形成する。
【0011】このように表面粗さR30の小さい無電解メ
ッキ層を形成すると、レジスト層形成工程で、無電解メ
ッキ層上にメッキレジスト層を形成する際、無電解メッ
キ層とメッキレジスト層とを密着強度を高くすることが
できる。このため、樹脂絶縁層の表面が大きく粗化され
ていても、無電解メッキ層の表面粗さR30を上記式を満
たすように小さくすることで、メッキレジスト層が無電
解メッキ層から剥がれたり、浮いたりするのを抑制し、
歩留まり80%以上を確保することができる。
【0012】従って、その後、配線層形成工程で、電解
メッキを施す際、メッキレジスト層の剥がれや浮きが抑
制されているので、ショートを生じ難く、メッキレジス
ト層から露出した無電解メッキ層上にだけ、電解メッキ
層を形成することができる。さらに、樹脂絶縁層が粗化
されていることにより、樹脂絶縁層と配線層(無電解メ
ッキ層)との密着強度も高い。このため、樹脂絶縁層上
に確実に配線層を形成することができる。
【0013】なお、本明細書中で、30μm間10点平
均粗さR30とは、30μmの間隔において、JIS規定
の表面粗さRzの測定方法に準じて測定された表面粗さ
をいう。各点の測定は、電子顕微鏡または光学顕微鏡下
で無電解メッキ層等の切断面を拡大して行う。また、プ
リント配線板製造後に、無電解メッキ層の表面粗さR 30
を測定する場合において、樹脂絶縁層にビアが形成され
ているときには、このビアの側面に形成された無電解メ
ッキ層の表面粗さR30を便宜的に測定することもでき
る。
【0014】ここで、樹脂絶縁層としては、配線層(無
電解メッキ層)との密着性や熱膨張率等を考慮して適宜
選択すれば良く、例えば、エポキシ樹脂やポリイミド樹
脂、BT樹脂、PPE樹脂等の樹脂や、これらの樹脂と
ガラス繊維(ガラス織布やガラス不織布)やポリアミド
繊維等の有機繊維との複合材料、あるいは、連続多孔質
PTFE等の三次元網目状フッ素系樹脂基材にエポキシ
樹脂などの樹脂を含浸させた樹脂−樹脂複合材料等が挙
げられる。
【0015】また、樹脂絶縁層の表面は、配線層等との
密着強度を考慮して粗化されていれば良く、その表面粗
さは適宜選択することができる。また、樹脂絶縁層の表
面は、例えば、クロム酸や過マンガン酸カリウムなどで
化学的に粗化されたものの他、研磨などで物理的に粗化
されたものでも良い。また、メッキレジスト層の形成方
法としては、例えば、感光性のドライフィルムを貼り付
け、所定のパターンに露光・現像して形成すれば良い。
あるいは、レジスト層を全面に塗布し、所定のパターン
に露光・現像して形成しても良い。
【0016】また、プリント配線板としては、樹脂絶縁
層と配線層とを備えるものであれば良く、例えば、コア
基板の片面あるいは両面に、あるいはコア基板なしで、
絶縁層と配線層とを順に複数層積層したものなどが挙げ
られる。さらに、プリント配線板の主面上に、集積回路
チップ等の電子部品を搭載したり、他の基板に接続した
りするための接続パッドや、入出力端子としてのピンな
どを備えるものでも良い。
【0017】さらに、樹脂絶縁層上に、最も幅狭な導体
間隙がX(μm)である導体パターンを有する配線層を
備えるプリント配線板の製造方法であって、表面が粗化
された上記樹脂絶縁層上に、表面の30μm間10点平
均粗さR30(μm)が、15≦X≦32の範囲で、式
30≦0.15exp(0.12X)を満たす無電解メ
ッキ層を形成する無電解メッキ層形成工程と、上記無電
解メッキ層上に所定パターンのメッキレジスト層を形成
するレジスト層形成工程と、上記メッキレジスト層から
露出した上記無電解メッキ層上に、電解メッキ層を形成
した後、上記メッキレジスト層を剥離し、剥離後露出し
た上記無電解メッキ層をエッチングして、配線層を形成
する配線層形成工程と、を備えることを特徴とするプリ
ント配線板の製造方法とすると良い。
【0018】本発明によれば、無電解メッキ層形成工程
で、粗化された樹脂絶縁層上に、配線層のうち、最も幅
狭な導体間隙X(μm)に対して、表面の30μm間1
0点平均粗さR30(μm)が、R30≦0.15exp
(0.12X)を満たすように、無電解メッキ層を形成
する。つまり、無電解メッキ層の表面粗さR30をさらに
小さい値とする。
【0019】このため、レジスト層形成工程で、無電解
メッキ層上にメッキレジスト層を形成する際、無電解メ
ッキ層とメッキレジスト層とを密着強度を、より高くす
ることができるので、メッキレジスト層の剥がれや浮き
をより抑制し、歩留まり90%以上を確保することがで
きる。従って、その後、配線層形成工程で、よりショー
トを生じ難く、メッキレジスト層から露出した無電解メ
ッキ層上にだけ、電解メッキ層を形成することができる
ので、より確実に配線層を形成することができる。
【0020】さらに、樹脂絶縁層上に、最も幅狭な導体
間隙がX(μm)である導体パターンを有する配線層を
備えるプリント配線板の製造方法であって、表面が粗化
された上記樹脂絶縁層上に、表面の30μm間10点平
均粗さR30(μm)が、15≦X≦32の範囲で、式
30≦2.0exp(0.071X)を満たす無電解メ
ッキ層を形成する無電解メッキ層形成工程と、上記無電
解メッキ層上に所定パターンのメッキレジスト層を形成
するレジスト層形成工程と、上記メッキレジスト層から
露出した上記無電解メッキ層上に、電解メッキ層を形成
した後、上記メッキレジスト層を剥離し、剥離後露出し
た上記無電解メッキ層をエッチングして、配線層を形成
する配線層形成工程と、を備えることを特徴とするプリ
ント配線板の製造方法とすると良い。
【0021】本発明によれば、無電解メッキ層形成工程
で、粗化された樹脂絶縁層上に、配線層のうち、最も幅
狭な導体間隙X(μm)に対して、表面の30μm間1
0点平均粗さR30(μm)が、R30≦2.0exp
(0.071X)を満たすように、無電解メッキ層を形
成する。つまり、無電解メッキ層の表面粗さR30をさら
に小さい値とする。
【0022】このため、レジスト層形成工程で、無電解
メッキ層上にメッキレジスト層を形成する際、無電解メ
ッキ層とメッキレジスト層とを密着強度を、さらに高く
することができるので、メッキレジスト層の剥がれや浮
きをさらに抑制し、歩留まりほぼ100%を確保するこ
とができる。従って、その後、配線層形成工程で、さら
にショートを生じ難く、メッキレジスト層から露出した
無電解メッキ層上にだけ、電解メッキ層を形成すること
ができるので、さらに確実に配線層を形成することがで
きる。
【0023】さらに、上記のプリント配線板の製造方法
であって、前記樹脂絶縁層の表面の30μm間10点平
均粗さR30が、前記式及びR30≧0.5μmを満たすこ
とを特徴とするプリント配線板の製造方法とするのが好
ましい。
【0024】樹脂絶縁層の表面の30μm間10点平均
粗さR30が、上記式R30≦0.061exp(0.18
X)、R30≦0.15exp(0.12X)、または、
30≦2.0exp(0.071X)を満たし、かつ、
30≧0.5μmを満たす場合には、無電解メッキ層を
薄付けしたとき、具体的には1μm以下に薄付けしたと
き、無電解メッキ層の表面粗さも、樹脂絶縁層の表面粗
さとほとんど変わらなくなる。即ち、樹脂絶縁層の表面
粗さがR30≦0.061exp(0.18X)を満たす
とき、無電解メッキ層の表面の30μm間10点平均粗
さR30も、この式を満たす。また、樹脂絶縁層の表面粗
さがR30≦0.15exp(0.12X)を満たすと
き、無電解メッキ層の表面粗さR30も、この式を満た
す。また、樹脂絶縁層の表面粗さがR30≦2.0exp
(0.071X)を満たすとき、無電解メッキ層の表面
粗さR30も、この式を満たす。
【0025】従って、メッキレジスト層と無電解メッキ
層との密着強度が高くされるので、メッキレジスト層が
無電解メッキ層から剥がれたり、浮いたりするのを抑制
することができる上、無電解メッキ層を薄く付ければ足
りるので、その時間とコストを削減することができる。
しかも、樹脂絶縁層の表面粗さR30が0.5μm以上で
は、樹脂絶縁層と配線層(無電解メッキ層)との密着強
度も確保することができる。
【0026】なお、樹脂絶縁層の表面粗さが、式 R30
≦0.061exp(0.18X)よりも、式 R30
0.15exp(0.12X)、さらには、式 R30
2.0exp(0.071X)を満たすようにすれば、
メッキレジスト層が無電解メッキ層から剥がれたり、浮
いたりするのを抑制する効果がより高くなる。このた
め、プリント配線板製造時の歩留まりもより向上させる
ことができる。
【0027】
【発明の実施の形態】(実施形態1)以下、本発明の実
施の形態を、図を参照しつつ説明する。本実施形態で製
造されるプリント配線板1について、図1(a)に主面
1A側から見た平面図を、図1(b)に図1(a)の破
線部における部分拡大図を示す。
【0028】このプリント配線板1は、図1(a)に示
すように、主面1A及び裏面(図示しない)を有し、4
2.5×42.5mmの略正方形板状をなす。この主面
1A側には、集積回路チップを搭載するためのIC搭載
領域2が形成されている。また、主面1A側には、配線
層3が形成されている。図1(b)に示すように、配線
層3の一部は、図中上下方向に、一定の導体間隙Xで櫛
状に並んで形成されている。この部分の配線層3の導体
幅DHは20μmであり、導体間隙Xは20μmであ
る。
【0029】なお、このプリント配線板1において、配
線層3のうち、図1(b)に示す部分の導体間隙Xが、
最も幅狭(20μm)にされている。このため、プリン
ト配線板1を製造するにあたり、後述するように、樹脂
絶縁層上に無電解Cuメッキ層を形成する際、この部分
に対応するメッキレジスト層が、無電解Cuメッキ層か
ら最も剥がれたり、浮いたりし易い。
【0030】次に、上記プリント配線板1の製造方法に
ついて、図2〜図4を参照しつつ説明する。まず、被積
層基板11を用意する。図2(a)は、被積層基板11
のうち図1(b)のA−A断面に対応した部分の部分拡
大断面図を示す(図2〜図4の各図についても同
じ。)。この被積層基板11は、公知の手法により、B
Tレジンからなるコア基板12の両面に、エポキシ系樹
脂からなる樹脂絶縁層13,14が積層されたものであ
る。これら樹脂絶縁層13,14の表面13A,13B
(被積層基板11の主面11A及び裏面11B)は、過
マンガン酸カリウムによって予め粗化されており、その
30μm間10点平均粗さR30は、約1.3μmとされ
ている。
【0031】次に、無電解メッキ層形成工程において、
図2(b)に示すように、被積層基板11の全面に無電
解Cuメッキ(奥野製薬社製メッキ液ビルドカッパー)
を施し、厚さ0.7μmの無電解Cuメッキ層17,1
8を形成する。このとき、無電解Cuメッキ層17,1
8の厚さが、1μm以下と比較的薄いため、その下の樹
脂絶縁層13,14の表面粗さR30の影響を強く受け
る。このため、無電解Cuメッキ層17,18の表面1
7A,18Aの30μm間10点平均粗さR30は、樹脂
絶縁層13,14の表面粗さR30とほぼ同等の約1.3
μmとなる。
【0032】このように樹脂絶縁層13,14の表面粗
さR30を、無電解Cuメッキ層17,18の所望の表面
粗さR30と同等にしておくと、無電解Cuメッキ層1
7,18を薄く付けても、無電解Cuメッキ層17,1
8の表面17A,18Aで所望の粗さR30が得られるの
で、その時間やコストを削減することができる。しか
も、樹脂絶縁層13,14が予め粗化されていることに
より、樹脂絶縁層13,14と無電解Cuメッキ層1
7,18との密着強度は、十分に高くなっている。
【0033】次に、レジスト層形成工程において、図3
(a)に示すように、これら無電解Cuメッキ層17,
18上に、アクリル系樹脂(水溶性アクリル)からなる
感光性のドライフィルム(ニチゴーモートン社製NIT
225)21,22をそれぞれ全面に貼り付ける。
【0034】次に、図3(b)に示すように、貼り付け
たドライフィルム21,22を、所定パターンのマスク
(図示しない)を用いて露光し、その後現像して、配線
層3等に対応した所定パターンのメッキレジスト層2
3,24を形成する。その際、特に現像液(Na2CO3
1.1wt%)を噴射するときに、その圧力でメッキレ
ジスト層23,24、中でもパターンの幅RBが最も狭
くなっている部分(図3(b)で示す部分)が剥がれ易
い。特に、本実施形態にように、配線層の最も幅狭な導
体間隙X(20μm)が狭くなっている場合には、メッ
キレジスト層23,24の剥がれや浮きが発生しやす
い。
【0035】しかし、本実施形態では、無電解Cuメッ
キ層17,18の表面粗さR30は、約1.3μmと小さ
くされているので、無電解Cuメッキ層17,18とメ
ッキレジスト層23,24との密着強度が、十分に高
い。このため、この工程で、メッキレジスト層23,2
4が無電解Cuメッキ層17,18から剥がれたり、浮
いたりし難い。
【0036】次に、配線層形成工程において、図4
(a)に示すように、電解Cuメッキを施し、メッキレ
ジスト層23,24から露出した無電解Cuメッキ層1
7,18上に、厚さ15μmの電解Cuメッキ層27,
28を形成する。その際、メッキレジスト層23,24
には剥がれや浮きがなく、無電解Cuメッキ層17,1
8に密着しているので、ショートを生じることなく、露
出した無電解Cuメッキ層17,18上にだけ、電解C
uメッキ層27,28を形成することができる。
【0037】その後、メッキレジスト層23,24を剥
離し、クイックエッチングにより、露出した無電解Cu
メッキ層17,18を除去して、図4(b)に示すよう
に、配線層3,4を形成する。このとき、エッチング液
は全面に噴射されるので、露出した無電解Cuメッキ層
17,18が除去されるとともに、電解Cuメッキ層2
7,28の表面も一部除去される。しかし、電解Cuメ
ッキ層27,28(厚さ15μm)は、無電解Cuメッ
キ層17,18(厚さ0.7μm)よりも十分に厚く形
成されているので、配線層3,4がエッチングにより除
去されてしまうことはない。このようにして、被積層基
板11の樹脂絶縁層13,14上に配線層3,4が形成
され、プリント配線板1が完成する。
【0038】なお、本実施形態では、被積層基板11の
樹脂絶縁層13,14の表面13A,14Aを過マンガ
ン酸カリウムにより粗化しているが、樹脂絶縁層の材質
に応じて、例えばクロム酸などにより粗化しても良い。
また、その表面13A,14Aを研磨して粗化しても良
い。また、樹脂絶縁層13,14の表面粗さR30は、約
1.3μmとされているが、樹脂絶縁層13,14と配
線層3とのアンカー効果をより高くしたい場合には、表
面粗さR30をより大きくすることもできる。この場合、
無電解メッキ層形成工程で、無電解メッキを厚く付ける
ことにより、無電解メッキ層17,18の表面17A,
18Aを所望の表面粗さ、例えばR30=1.3μmとす
る。
【0039】また、本実施形態では、配線層形成工程
で、メッキレジスト層23,24を剥離した後、そのま
まの状態で、エッチング液を噴射して、配線層3,4を
形成している。しかし、メッキレジスト層23,24を
剥離した後、電解Cuメッキ層27,28の表面に、N
iメッキやSnメッキなどの保護膜を形成してから、エ
ッチングを行ってもよい。この場合は、電解Cuメッキ
層27,28の表面が、保護膜によってエッチング液か
ら保護されるので、配線層3,4の表面はエッチングさ
れなくなる。
【0040】上記プリント配線板1の配線層3につい
て、最も幅狭な導体間隙Xを様々に変更して、無電解C
uメッキ層17,18の表面17A,18Aの30μm
間10点平均粗さR30と、レジスト層形成工程後の歩留
まりとの関係について、以下に述べるように調査し、そ
の結果を図5〜図8の各グラフに示した。
【0041】まず、配線層3が、最も幅狭な導体間隙X
が20μmである導体パターンを有する上記プリント配
線板1について、以下の調査を行った。即ち、樹脂絶縁
層13,14の表面13A,14Aの30μm間10点
平均粗さR30を適宜変更することにより、無電解Cuメ
ッキ層17,18の表面17A,18Aの30μm間1
0点平均粗さR30を様々に変化させた多数の試料つい
て、レジスト層形成工程後の歩留まりを調査した。そし
て、これらの調査をもとに、無電解Cuメッキ層17,
18の表面粗さR30とメッキレジスト層23,24形成
後の歩留まりとの関係について、図5のグラフにまとめ
た。図5に示すグラフの横軸は、無電解Cuメッキ層1
7,18の表面17A,18Aの30μm間10点平均
粗さR30(μm)を示し、縦軸は、メッキレジスト層2
3,24形成後の歩留まり(%)を示す(図6〜図8に
ついても同じ。)。
【0042】なお、レジスト層形成工程で、メッキレジ
スト層23,24が、無電解メッキ層17,18から剥
がれたり、浮いたりすることなく形成された試料につい
ては、配線層形成工程において、ショートを生じること
なく、確実に配線層3,4を形成することができた。こ
れに対し、メッキレジスト層23,24が無電解メッキ
層17,18から剥がれたり浮いたりした試料は、いず
れもショートを生じた。
【0043】このグラフから判るように、配線層3のう
ち最も幅狭な導体間隙がX=20μmでは、無電解Cu
メッキ17,18の表面粗さR30が、図中にB100で示
すように、0.97μm以下で、歩留まりがほぼ100
%になる。一方、無電解Cuメッキ17,18の表面粗
さR30が0.97μm以上になると、歩留まりが徐々に
低下し始める。特に、無電解Cuメッキ17,18の表
面粗さR30が約2μmを越えると、急激に歩留まりが低
下する。なお、このグラフより、レジスト層形成工程後
の歩留まりを80%以上にするには、無電解Cuメッキ
層17,18の表面粗さR30を、図中にB80で示すよう
に、R30=1.96μm以下にすれば良いことが判る。
また、歩留まりを90%以上にするには、図中にB90
示すように、R30=1.67μm以下にすれば良く、ま
た、歩留まりをほぼ100%にするには、図中にB100
で示すように、R3 0=0.97μm以下にすれば良いこ
とが判る。
【0044】次に、上記プリント配線板1の配線層3に
ついて、最も幅狭な導体間隙Xを20μmから15μm
に変更したプリント配線板についても、上記調査と同様
にして調査を行った。即ち、樹脂絶縁層13,14の表
面粗さR30を適宜変更することにより、無電解Cuメッ
キ層17,18の表面粗さR30を様々に変化させた多数
の試料ついて、レジスト層形成工程後の歩留まりを調査
した。そして、これらの調査をもとに、無電解Cuメッ
キ層17,18の表面粗さR30とメッキレジスト層形成
後の歩留まりとの関係について、図6のグラフにまとめ
た。
【0045】このグラフから判るように、配線層のうち
最も幅狭な導体間隙がX=15μmでは、無電解Cuメ
ッキ層17,18の表面粗さR30が約0.9μm以下
で、レジスト層形成工程後の歩留まりが高くなる。一
方、無電解Cuメッキ層17,18の表面粗さR30が約
1.5μm以上では、メッキレジスト層形成後の歩留ま
りは、ほとんどない。
【0046】最も幅狭な導体間隙がX=20μmである
上記調査と比べると、無電解Cuメッキ層17,18の
表面粗さR30を小さい値にしないと、歩留まりが高くな
らない。また、無電解Cuメッキ層17,18の表面粗
さR30が約0.9μmを越えると、大きな割合で歩留ま
りが低下していく。なお、このグラフより、レジスト層
形成工程後の歩留まりを80%以上にするには、無電解
Cuメッキ層17,18の表面粗さR30を、図中にA80
で示すように、R30=0.90μm以下にすれば良いこ
とが判る。また、歩留まりを90%以上にするには、図
中にA90で示すように、R30=0.76μm以下にすれ
ば良く、また、歩留まりをほぼ100%にするには、図
中にA100で示すように、R3 0=0.50μm以下にす
れば良いことが判る。
【0047】次に、上記プリント配線板1の配線層3に
ついて、最も幅狭な導体間隙Xを20μmから25μm
に変更したプリント配線板についても、上記各調査と同
様にして以下の調査を行った。即ち、樹脂絶縁層13,
14の表面粗さR30を適宜変更することにより、無電解
Cuメッキ層17,18の表面粗さR30を様々に変化さ
せた多数の試料ついて、レジスト層形成工程後の歩留ま
りを調査した。そして、これらの調査をもとに、無電解
Cuメッキ層17,18の表面粗さR30とメッキレジス
ト層形成後の歩留まりとの関係について、図7のグラフ
にまとめた。
【0048】このグラフから判るように、配線層のうち
最も幅狭な導体間隙がX=25μmでは、無電解Cuメ
ッキ17,18の表面粗さR30が、図中にC100で示す
ように、1.35μm以下で、歩留まりがほぼ100%
になる。一方、無電解Cuメッキ17,18の表面粗さ
30が1.35μm以上になると、歩留まりが徐々に低
下し始める。しかし、配線層のうち最も幅狭な導体間隙
がX=20μmの場合と比べると、無電解Cuメッキ1
7,18の表面粗さR30が大きくなっても、歩留まりの
低下の割合が小さい。なお、このグラフより、レジスト
層形成工程後の歩留まりを80%以上にするには、無電
解Cuメッキ層17,18の表面粗さR30を、図中にC
80で示すように、R30=5.32μm以下にすれば良い
ことが判る。また、歩留まりを90%以上にするには、
図中にC90で示すように、R30=3.91μm以下にす
れば良く、また、歩留まりをほぼ100%にするには、
図中にC100で示すように、R3 0=1.35μm以下に
すれば良いことが判る。
【0049】次に、上記プリント配線板1の配線層3に
ついて、最も幅狭な導体間隙Xを20μmから32μm
に変更したプリント配線板についても、上記各調査と同
様にして以下の調査を行った。即ち、樹脂絶縁層13,
14の表面粗さR30を適宜変更することにより、無電解
Cuメッキ層17,18の表面粗さR30を様々に変化さ
せた多数の試料ついて、レジスト層形成工程後の歩留ま
りを調査した。そして、これらの調査をもとに、無電解
Cuメッキ層17,18の表面粗さR30とメッキレジス
ト層形成後の歩留まりとの関係について、図8のグラフ
にまとめた。
【0050】このグラフから判るように、配線層のうち
最も幅狭な導体間隙がX=32μmでは、無電解Cuメ
ッキ17,18の表面粗さR30が、図中にD100で示す
ように、1.74μm以下で、歩留まりがほぼ100%
になる。一方、無電解Cuメッキ17,18の表面粗さ
30が1.74μm以上になると、歩留まりが徐々に低
下し始める。しかし、導体間隙がそれぞれX=15,2
0,25μmである上記各調査と比べると、無電解Cu
メッキ17,18の表面粗さR30が大きくなったとき、
歩留まりの低下の割合がさらに小さくなっている。な
お、このグラフより、レジスト層形成工程後の歩留まり
を90%以上にするには、無電解Cuメッキ層17,1
8の表面粗さR30を、図中にD90で示すように、R30
5.59μm以下にすれば良いことが判る。また、歩留
まりをほぼ100%にするには、図中にD100で示すよ
うに、R30=1.74μm以下にすれば良いことが判
る。
【0051】以上の各調査から、配線層のうち、最も幅
狭な導体間隙Xが大きくなるにつれて、無電解Cuメッ
キ層17,18の表面粗さR30が大きくても良いことが
判る(図5〜図8参照)。つまり、所望の歩留まりを得
るには、最も幅狭な導体間隙Xが小さいほど、無電解C
uメッキ層17,18の表面粗さR30を小さくする必要
があり、逆に、最も幅狭な導体間隙Xが大きくなると、
無電解Cuメッキ層17,18の表面粗さR30が大きく
ても良いという相関関係を有する。また、より高い歩留
まりを得るためには、無電解Cuメッキ層17,18の
表面粗さR30をより小さくしなけらばならない。
【0052】そこで、レジスト層形成工程後に、80
%、90%及びほぼ100%の歩留まりをそれぞれ得る
ために必要な無電解Cuメッキ層17,18の表面粗さ
30を求めるために、配線層のうち最も幅狭な導体間隙
Xと無電解Cuメッキ層17,18の表面粗さR30との
関係について調べた。図9〜図11のグラフを参照しつ
つ、以下に説明する。
【0053】まず、メッキレジスト層形成後の歩留まり
を80%以上とする場合の最も幅狭な導体間隙Xと無電
解Cuメッキ層17,18の表面粗さR30との関係につ
いて、図9に示す。このグラフの横軸は、配線層のうち
最も幅狭な導体間隙X(μm)を示し、縦軸は、無電解
Cuメッキ層17,18の表面17A,18Aの30μ
m間10点平均粗さR30(μm)を示す(図10及び図
11についても同じ。)。なお、図中のA80,B80,C
80の各点は、図5〜図7に示すA80,B80,C 80にそれ
ぞれ対応している。
【0054】このグラフは、上記調査より求めた各グラ
フ(図5〜図7参照)より、最も幅狭な導体間隙が、X
=15,20,25μmのそれぞれについて、歩留まり
が80%となるときの表面粗さR30を求め、これらの点
(A80,B80,C80)をもとに近似したグラフである。
このグラフは、式 R30=0.061exp(0.18
X)で表される。このグラフより、配線層のうち最も幅
狭な導体間隙Xに対して、無電解Cuメッキ17,18
の表面粗さR30を、式 R30≦0.061exp(0.
18X)を満たす値とすれば、メッキレジスト層形成後
の歩留まりを80%以上にすることができることにな
る。
【0055】次に、メッキレジスト層形成後の歩留まり
を90%以上とする場合の最も幅狭な導体間隙Xと無電
解Cuメッキ層17,18の表面粗さR30との関係につ
いて、図10に示す。なお、図中のA90,B90,C90
90の各点は、図5〜図8に示すA90,B90,C90,D
90にそれぞれ対応している。このグラフも、上記調査よ
り求めた各グラフ(図5〜図8参照)より、最も幅狭な
導体間隙が、X=15,20,25,32μmのそれぞ
れについて、歩留まりが90%となるときの表面粗さR
30を求め、これらの点(A90,B90,C90,D90)をも
とに近似したグラフである。このグラフは、式 R30
0.15exp(0.12X)で表される。このグラフ
より、配線層のうち最も幅狭な導体間隙Xに対して、無
電解Cuメッキ17,18の表面粗さR30を、式 R30
≦0.15exp(0.12X)を満たす値とすれば、
メッキレジスト層形成後の歩留まりを90%以上にする
ことができることになる。
【0056】次に、メッキレジスト層形成後の歩留まり
をほぼ100%とする場合の最も幅狭な導体間隙Xと無
電解Cuメッキ層17,18の表面粗さR30との関係に
ついて、図11に示す。なお、図中のA100,B100,C
100,D100の各点は、図5〜図8に示すA100,B100
100,D100にそれぞれ対応している。このグラフも、
上記調査より求めた各グラフ(図5〜図8参照)より、
最も幅狭な導体間隙が、X=15,20,25,32μ
mのそれぞれについて、歩留まりがほぼ100%となる
値のうち、最も大きい表面粗さR30をそれぞれ求め、こ
れらの点(A100,B100,C100,D100)をもとに近似
したグラフである。このグラフは、式 R30=2.0e
xp(0.071X)で表される。このグラフより、配
線層のうち最も幅狭な導体間隙Xに対して、無電解Cu
メッキ17,18の表面粗さR30を、式 R30≦2.0
exp(0.071X)を満たす値とすれば、メッキレ
ジスト層形成後の歩留まりをほぼ100%にすることが
できることになる。
【0057】このように、図9〜図11のグラフより、
配線層のうち最も幅狭な導体間隙が15≦X≦25の範
囲において、R30≦0.061exp(0.18X)を
満たすように、無電解Cuメッキ17,18の表面粗さ
30を設定すれば、メッキレジスト層形成後の歩留まり
80%以上を得ることができる。また、配線層のうち最
も幅狭な導体間隙が15≦X≦32の範囲において、R
30≦0.15exp(0.12X)を満たすように、無
電解Cuメッキ17,18の表面粗さR30を設定すれ
ば、メッキレジスト層形成後の歩留まり90%以上を得
ることができる。また、配線層のうち最も幅狭な導体間
隙が15≦X≦32の範囲において、R 30≦2.0ex
p(0.071X)を満たすように、無電解Cuメッキ
17,18の表面粗さR30を設定すれば、メッキレジス
ト層形成後の歩留まりほぼ100%を得ることができ
る。
【0058】以上で説明したように、本実施形態のプリ
ント配線板の製造方法でよれば、無電解メッキ層形成工
程において、配線層のうち最も幅狭な導体間隙Xに対し
て、表面の30μm間10点平均粗さR30が、R30
0.061exp(0.18X)、R30≦0.15ex
p(0.12X)、及び、R30≦2.0exp(0.0
71X)を満たすように、無電解Cuメッキ層17,1
8が形成される。
【0059】このため、レジスト層形成工程において、
所定パターンのメッキレジスト層を形成する際、メッキ
レジスト層と無電解Cuメッキ層17,18との密着強
度を十分に高くすることができる。よって、この工程
で、メッキレジスト層の一部が、無電解Cuメッキ層1
7,18から剥がれたり、浮いたりするのを抑制するこ
とができる。従って、その後配線層形成工程で、電解C
uメッキ層27,28を形成する際、所定の位置にだ
け、確実に電解Cuメッキ層27,28を形成すること
ができるので、確実に配線層を形成することができ、プ
リント配線板の製造時の歩留まりを向上させることがで
きる。
【0060】以上において、本発明を各実施形態に即し
て説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるもの
ではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して
適用できることはいうまでもない。例えば、上記実施形
態では、配線層は、一定の導体間隙Xで導体が櫛上に並
んだ導体パターンを有しているが(図1(b)参照)、
導体同士が平行に並んでいない導体パターンをなす配線
層においても、本発明を適用することができる。このよ
うな場合でも、導体間隙が最も幅狭な部分で、メッキレ
ジスト層が無電解Cuメッキ層から最も剥がれ易くなる
ので、本発明の適用により、この部分のメッキレジスト
層の剥がれや浮きを抑制することができ、この部分での
ショートの発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1に係るプリント配線板を示す図であ
り、(a)は主面側から見た平面図を示し、(b)は
(a)の破線部における部分拡大図を示す。
【図2】実施形態1に係るプリント配線板の製造方法を
示す部分拡大断面図であり、(a)は被積層基板を示
し、(b)は無電解Cuメッキ層を形成した状態を示
す。
【図3】実施形態1に係るプリント配線板をの製造方法
を示す部分拡大断面図であり、(a)はドライフィルム
を貼り付けた状態を示し、(b)はメッキレジスト層を
形成した状態を示す。
【図4】実施形態1に係るプリント配線板をの製造方法
を示す部分拡大断面図であり、(a)は電解Cuメッキ
層を形成した状態を示し、(b)は配線層を形成した状
態を示す。
【図5】実施形態1に係り、導体間隙20μmにおける
無電解Cuメッキの表面粗さと歩留まりとの関係を示す
グラフである。
【図6】実施形態1に係り、導体間隙15μmにおける
無電解Cuメッキの表面粗さと歩留まりとの関係を示す
グラフである。
【図7】実施形態1に係り、導体間隙25μmにおける
無電解Cuメッキの表面粗さと歩留まりとの関係を示す
グラフである。
【図8】実施形態1に係り、導体間隙32μmにおける
無電解Cuメッキの表面粗さと歩留まりとの関係を示す
グラフである。
【図9】実施形態1に係り、歩留まり80%における導
体間隙と無電解Cuメッキの表面粗さとの関係を示すグ
ラフである。
【図10】実施形態1に係り、歩留まり90%における
導体間隙と無電解Cuメッキの表面粗さとの関係を示す
グラフである。
【図11】実施形態1に係り、歩留まり100%におけ
る導体間隙と無電解Cuメッキの表面粗さとの関係を示
すグラフである。
【図12】従来技術に係るプリント配線板の製造方法を
示す部分拡大断面図であり、(a)は樹脂絶縁層上に無
電解メッキ層を形成した状態を示し、(b)は無電解メ
ッキ層上にドライフィルムを貼付した状態を示し、
(c)はメッキレジスト層を形成した状態を示す。
【図13】従来技術に係るプリント配線板の製造方法を
示す部分拡大断面図であり、(a)は電解メッキ層を形
成した状態を示し、(b)は配線層を形成した状態を示
す。
【符号の説明】
1 プリント配線板 3,4 配線層 11 被積層基板 13,14 樹脂絶縁層 13A,14A (樹脂絶縁層の)表面 17,18 無電解Cuメッキ層 17A,18A (無電解Cuメッキ層の)表面 23,24 メッキレジスト層 27,28 電解Cuメッキ層 X 導体間隙

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】樹脂絶縁層上に、最も幅狭な導体間隙がX
    (μm)である導体パターンを有する配線層を備えるプ
    リント配線板の製造方法であって、 表面が粗化された上記樹脂絶縁層上に、表面の30μm
    間10点平均粗さR30(μm)が、15≦X≦25の範
    囲で、 式 R30≦0.061exp(0.18X) を満たす無電解メッキ層を形成する無電解メッキ層形成
    工程と、 上記無電解メッキ層上に所定パターンのメッキレジスト
    層を形成するレジスト層形成工程と、 上記メッキレジスト層から露出した上記無電解メッキ層
    上に、電解メッキ層を形成した後、上記メッキレジスト
    層を剥離し、剥離後露出した上記無電解メッキ層をエッ
    チングして、配線層を形成する配線層形成工程と、を備
    えることを特徴とするプリント配線板の製造方法。
  2. 【請求項2】樹脂絶縁層上に、最も幅狭な導体間隙がX
    (μm)である導体パターンを有する配線層を備えるプ
    リント配線板の製造方法であって、 表面が粗化された上記樹脂絶縁層上に、表面の30μm
    間10点平均粗さR30(μm)が、15≦X≦32の範
    囲で、 式 R30≦0.15exp(0.12X) を満たす無電解メッキ層を形成する無電解メッキ層形成
    工程と、 上記無電解メッキ層上に所定パターンのメッキレジスト
    層を形成するレジスト層形成工程と、 上記メッキレジスト層から露出した上記無電解メッキ層
    上に、電解メッキ層を形成した後、上記メッキレジスト
    層を剥離し、剥離後露出した上記無電解メッキ層をエッ
    チングして、配線層を形成する配線層形成工程と、を備
    えることを特徴とするプリント配線板の製造方法。
  3. 【請求項3】樹脂絶縁層上に、最も幅狭な導体間隙がX
    (μm)である導体パターンを有する配線層を備えるプ
    リント配線板の製造方法であって、 表面が粗化された上記樹脂絶縁層上に、表面の30μm
    間10点平均粗さR30(μm)が、15≦X≦32の範
    囲で、 式 R30≦2.0exp(0.071X) を満たす無電解メッキ層を形成する無電解メッキ層形成
    工程と、 上記無電解メッキ層上に所定パターンのメッキレジスト
    層を形成するレジスト層形成工程と、 上記メッキレジスト層から露出した上記無電解メッキ層
    上に、電解メッキ層を形成した後、上記メッキレジスト
    層を剥離し、剥離後露出した上記無電解メッキ層をエッ
    チングして、配線層を形成する配線層形成工程と、を備
    えることを特徴とするプリント配線板の製造方法。
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