JP2000323963A - 同調チューニング振動回路の同調チューニング電圧調整のための装置及び方法 - Google Patents

同調チューニング振動回路の同調チューニング電圧調整のための装置及び方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 同調チューニング構成素子の非直線性が補償
されるようにした同調チューニング振動回路の調整のた
めの調整装置及び方法を提供すること。 【解決手段】 同調チューニング振動回路の同調チュー
ニング電圧調整のための装置において、増幅装置を有
し、該増幅装置は、位相制御回路(13)により送出さ
れる発振器同調チューニング電圧(VT)を非直線的
に、それの増幅度がデジタル増幅度制御信号により調整
可能である同調チューニング電圧に増幅し、信号分解能
は、2つの異なって制御されるD/A変換器の使用によ
り制御可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、同調チューニング
振動回路の同調チューニング電圧調整のための装置及び
方法、例えば、放送受信機における当該の調整装置及び
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】放送受信機では、振動回路及び他の周波
数選択性装置の周波数決定素子が、所望の周波数又は周
波数領域に同調チューニングされる。
【0003】集積化IC放送受信機では振動回路の調整
セッティングが容量ダイオードないしバラクタダイオー
ドのバイアス電圧の変化により行われ、前記ダイオード
の容量が、同調チューニング電圧の増大と共に減少す
る。その種の容量ダイオードは、例えば同調チューニン
グコンデンサのような離散的個別構成素子に比して有す
る利点とするところは、作製の際技術的に1つの半導体
チップ上に集積化可能であり、従って、一層より有利な
コストで作製可能であり、ここで、同時に受信機の小型
化が推進されることである。
【0004】放送受信機では、その場合、種々のプログ
ラムの周波数帯域にて種々のプログラムを受信、増幅
し、再生できる。ここで所望の周波数の調整セッティン
グのため同調チューニング振動回路を、使用して、当該
の周波数上にて伝送される所望の受信信号の受信を確保
するものである。このために、発振器回路にて次のよう
な発振器周波数が調整セッティングされ、即ち、所望の
受信周波数に対して固定した所定の周波数だけずれてい
る発振器周波数が調整セッティングされ、この発振器周
波数は、混合器に供給される。発信器周波数及びプレフ
ィルタリングされた受信信号−これは同様に混合器に供
給される−から、中間周波信号が生成される。混合器に
は、前置及び中間振動回路が前置接続されており、この
前置及び中間振動回路は受信周波数に対する周波数フィ
ルタとして用いられる。
【0005】振動回路の同調チューニングは、従来通有
のように手動ではなく、従来技術の最近の受信機では電
子的制御により実施される。
【0006】図1は、従来技術による受信機を示し、こ
の受信機は振動回路は電子的制御により同調チューニン
グされる。
【0007】このために、受信機は、アンテナAを有
し、該アンテナは、放送信号を受信し、線路を介して第
1振動回路、いわゆる前置回路に送出する。受信信号
は、前置回路VKにより受信周波数に相応してフィルタ
リングされ、次いで、アンプVに送出される。アンプV
はフィルタリングされた受信信号を増幅し、この受信信
号は、第2の後置接続の振動回路である所謂中間回路Z
Kにより、再度、受信周波数に相応してフィルタリング
される。前置回路VK及び中間回路ZKにより、フィル
タリングされた受信信号が、混合装置Mへ転送され、こ
の混合装置は、フィルタリングされた信号を所望の周波
数領域へフィルタリングするものであり、ここでこのフ
ィルタリングのため電圧制御される発振器振動回路VC
Oにより、所望の受信機周波数に相応する発振器周波数
が調整セッティングされる。混合器Mの出力側における
所望の中間周波数ZFは、例えば10,7MHzであ
る。中間周波数ZFは、受信周波数fEと発振器周波数
VCOとの差として求められる。
【0008】fZF=fVCO−fE 受信周波数fEは、典型的FM受信機では87,5MH
z〜108MHzである。それに相応して、電圧制御振
動発振器VCOの発振器周波数は、98,2MHz〜1
18,7MHzである、即ち、10,7MHzの中間周
波数だけ高められている。
【0009】発振器周波数fVCOの調整セッティング
は、制御可能な発振器同調チューニング電圧VTを介し
て行われる。電圧制御発振器VCOの出力信号は、帰還
結合線路を介して位相制御回路PLLに供給され、この
位相制御回路は、発振器同調チューニング電圧VTを生
じさせる。発振器同調チューニング電圧VTの上昇と共
に、発振器振動周波数fVCOは、図2の特性図に示すよ
うに上昇する。発振器振動回路VCOの振動周波数f
VCOと受信周波数fEとの間の周波数間隔△fは、理想的
には、中間周波数fZF、例えば10,7MHzと全く同
じである。理想的な場合には、両特性カーブfVCO、fE
は、周波数領域全体に対して並行に延びている、換言す
れば、振動回路VK及びZKは、理想的には次のように
調整セッティングされるべきである、即ち、周波数特性
カーブfEは、常に中間周波数fZFだけずれを以て発振
器周波数fVCOに並行に延びるように調整セッティング
されるべきである、勿論理論的考察及び構成素子トレラ
ンスに基づき、その種の理想的な並行の特性カーブ経過
−これは、理想的周波数特性経過とも称される−は、実
現不能である。
【0010】公知の受信機の場合、同調チューニング振
動回路の反復調節マッチング操作により、発振器同調チ
ューニング電圧VTの増幅のため直線的係数の計算を介
して理想的な同期、同調動作経過sに接近させることが
試みられる。
【0011】このために、発振器同調チューニング電圧
Tは、前置回路VK及び中間周波回路ZKの同調チュ
ーニングのため、第1の直線的アンプ増幅回路V1及び
第2の直線的アンプ増幅回路V2に供給される。ここで
前置回路の同調チューニング電圧VT VKは、下式に従っ
て形成される。
【0012】VT VK=Y1・VT+X1 中間回路に対する同調チューニング電圧は、下式に従っ
て計算される。
【0013】VT ZK=Y2・VT+X2 乗算係数Yと加算係数Xは、受信機の作製の際及び投入
の際、一度混合器の出力電圧の最大調節により求めら
れ、記憶される。
【0014】図3は、印加される同調チューニング電圧
Tに依存しての同調チューニング振動回路の容量ダイ
オードの容量特性経過を示す。容量ダイオードないし容
量バラクタダイオードは、半導体ダイオードであり、こ
の半導体ダイオードは、超階段型(hyperabrupt)PN
接合部又は金属半導体接合部からなり、これは逆方向に
バイアスされ、ここで、障壁層容量の電圧依存関係性が
利用される。図3から明らかなように、バラクタダイオ
ードの容量は、同調チューニング電圧の増大と共に非直
線的に低下する。容量バラクタダイオードは、低い同調
チューニング電圧VTの場合のほうが、高い同調チュー
ニング電圧の場合におけるより敏感ないし高感度であ
る。電圧変化△Uのもとで、容量の変化△C1が、比較
的に高い同調チューニング電圧の場合における容量変化
△C2より大である。
【0015】従来の調整装置では、例えば、前置回路V
Kに対して同調チューニング電圧は、同調チューニング
電圧VTと直線的関係性がある。
【0016】図4は、発振器同調チューニング電圧VT
に依存してのバラクタダイオードの容量の関係性を示
す。図4の下方の特性図から明らかなように、前置回路
VKに対してアンプ調整回路V1により生ぜしめられる
同調チューニング電圧VT VKは、同調チューニング電圧
Tの増大と共に直線的に低下し、その結果電圧変化△
T1により容量変化△C1が生ぜしめられ、電圧変化
△VT2により容量変化△C2が生ぜしめられる。電圧
変化△VT2が電圧変化△VT1に等しい場合、図4から
明らかなように、高い同調チューニング電圧VTの際の
容量変化△C1が低い同調チューニング電圧VTの際の
容量変化△C2より大である。同調チューニング電圧V
TがマイクロプロセッサMPにより調整セッティングさ
れるので、最小の電圧変化△VTは1ビットに相応す
る。図4から明らかなように、最小の単位、即ち、1ビ
ットだけのマイクロプロセッサの制御信号の変化によ
り、直線的アンプ特性カーブのどの点に位置するかに応
じて制御回路にて種々の容量変化、従って、周波数変化
が生ぜしめられる。バラクタダイオードの非直線性の容
量特性経過により、図4に示す直線的調節マッチングプ
ロセスにて誤りが生ぜしめられる。それというのは、増
幅度領域全体に亘っての制御信号の信号分解能が一定で
あるからである。
【0017】従って、同調チューニング振動回路内での
同調チューニング構成素子の非直線性により、振動回路
の同調チューニングの際誤りが生ぜしめられ、それによ
り、同期、同調動作が劣化する。
【0018】前記の問題は、調整量に関して非直線性特
性経過を有する同調チューニング構成素子により調節さ
れるすべての振動回路において生起する。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の課題
とするところは、同調チューニング構成素子の非直線性
が補償されるようにした同調チューニング振動回路の調
整のための調整装置及び方法を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、前記課
題は請求項1に記載された調整装置の構成要件及び請求
項12に記載された調整方法の構成要件により解決され
る。
【0021】本発明の有利な実施形態が引用請求項に記
載されている。
【0022】本発明による調整装置では、増幅装置が設
けられており、該増幅装置は、位相制御回路により送出
される発振器同調チューニング電圧を非直線的につぎの
ような同調チューニング電圧に増幅し、即ち、それの増
幅度がデジタル増幅度制御信号により調整可能である同
調チューニング電圧に増幅し、ここで調整装置の信号分
解能は、信号分解能が増幅度の減少と共に増大する。
【0023】本発明の更なる有利な実施形態によれば、
オフセット装置が設けられており、該オフセット装置
は、基準電圧をオフセット電圧に対して直線的に増幅す
るものであり、他方のD/A変換器を有しているのであ
る。
【0024】本発明の有利な発展形態によれば、同調チ
ューニング電圧は、オフセット電圧によりシフト可能で
あるのである。
【0025】本発明の調整装置の更なる有利な実施形態
では、加算装置が設けられており、該加算装置はオフセ
ット電圧と同調チューニング電圧とを加算して同調チュ
ーニング和電圧を形成し、該同調チューニング和電圧に
より、同調チューニング振動回路が同調チューニングさ
れる。
【0026】本発明の調整装置の更なる有利な発展形態
では、デジタル増幅度制御信号及びデジタルオフセット
制御信号がマイクロプロセッサにより生ぜしめられる。
【0027】なおまた、本発明の調整装置の更なる有利
な発展形態ではマイクロプロセッサは信号測定装置から
測定信号を受け取る。
【0028】更に本発明の調整装置の更なる有利な発展
形態では信号測定装置は、同調チューニング振動回路に
後置接続された混合器の出力信号振幅を検出する。
【0029】本発明の有利な発展形態では、マイクロプ
ロセッサは、デジタル増幅度制御信号及びデジタルオフ
セット制御信号を次のように調整セッティングする、即
ち、混合器の出力信号振幅が最大になるように調整セッ
ティングする。
【0030】本発明の実施形態によれば、発振器同調チ
ューニング電圧が電圧−電流変換器により同調チューニ
ング電流に変換され、前記同調チューニング電流は、電
流増幅装置により増幅されるのである。
【0031】更に本発明の実施形態によれば、基準電圧
は、電圧/電流変換器により一定電流に変換され、この
一定電流は、電流増幅装置により増幅されるものであ
る。
【0032】なおさらに本発明の実施形態によれば、増
幅された同調チューニング電流及び増幅された一定電流
が加算和電流ノードにて和電流に加算されるように構成
されているのである。
【0033】なお亦さらに本発明の実施形態によれば、
和電流が電流/電圧変換器により同調チューニング電圧
に変換されるように構成されているのである。
【0034】また、本発明の更なる有利な発展形態によ
れば同調チューニング電圧により振幅回路における容量
バラクタダイオードの容量が投入されるように構成され
るのである。
【0035】同調チューニング振動回路に対する同調チ
ューニング方法は下記の方法ステップを有する、即ち、
位相制御回路により、オフセット同調チューニング電圧
を生成する、非直線性の増幅度を有するアンプ装置によ
り発振器同調チューニング電圧を増幅する。
【0036】増幅された発振器同調チューニング電圧に
より同調チューニング振動回路を同調チューニングす
る。
【0037】同調チューニング回路の出力信号を発振器
混合周波信号と混合する。
【0038】混合器により生ぜしめられた混合信号の出
力信号振幅を測定する。
【0039】測定された出力信号振幅が最大になるま
で、制御装置により増幅度を変化させるという方法ステ
ップを有するのである。
【0040】
【実施例】図5は、同調チューニング振動回路に対する
同調チューニング電圧の調整のための調整装置を有する
受信機を示してある。
【0041】以降、本発明の調整装置及び調整方法の有
利な実施形態について説明する。
【0042】信号受信機は、アンテナ1を有し、該アン
テナは、高周波入力信号を高周波線路2を介して第1の
振動回路3に供給する。第1の振動回路3は、受信され
た信号を所望の受信周波数に相応してフィルタリングす
る所謂前置回路である。前置回路3は、線路4を介して
アンプ5に接続されており、該アンプ5は、フィルタリ
ングされた信号を増幅し、線路6を介して更なる振動回
路7に送出する。振動回路7は、所謂中間回路であり、
この中間回路は受信された入力信号をさらに所望の受信
周波数に相応してフィルタリングし、線路8を介して混
合器9に送出する。混合器9は、線路8上に現れる信号
を発振器混合信号と混合し、この発振器混合信号は、線
路10を介して電圧制御発振器11から送出される。電
圧制御発振器11は、線路12を介して発振器同調チュ
ーニング電圧VTを受け取り、この発振器同調チューニ
ング電圧VTは位相制御回路13により生成される。こ
のために位相制御回路に帰還結合線路14を介して電圧
制御発振器11により生ぜしめられた発振器信号が供給
される。位相制御回路13により生ぜしめられた発振器
同調チューニング電圧VTは、ノード点15にて分岐さ
れ、線路16を介して両同調チューニング振動回路3,
7の同調チューニング電圧の調整セッティングのための
調整装置17に供給される。調整装置17は、第1同調
チューニング線路18を介して、前置回路3に接続さ
れ、第2同調チューニング線路19を介して中間回路7
に接続されている。測定信号受信線路20を介して測定
装置21から測定信号を受け取り、この測定装置21は
例えばデジタルボルトメータである。混合器9は、線路
8及び10上に現れる信号を乗算することにより混合す
る。混合器9の混合信号は、線路22を介して送出され
る。測定点23にて混合信号が取出され、測定線路24
を介して測定装置21に供給される。測定装置21は、
測定混合器9の出力混合信号の信号振幅ないし電界強度
を測定する。検出された振幅は、線路20を介して調整
装置17に供給される。
【0043】図6は、図5に示す、両同調チューニング
振動回路3,7の調整セッティングのための調整装置1
7の構成を示す。調整装置は、線路16を介して発振器
同調チューニング電圧VTを受け取り、該発振器同調チ
ューニング電圧VTは、位相制御回路13により生ぜし
められる。線路16は、調整装置内で、分岐点25に
て、線路26と線路27となって分岐する。調整装置1
7は、線路26に加わる発振器同調チューニング電圧の
増幅のための第1のデジタル増幅装置28及び線路27
に加わる発振器同調チューニング電圧の増幅のための第
2のデジタル制御可能増幅装置29を有する。第1のデ
ジタル増幅装置28は、デジタル制御線路30,31を
介してマイクロプロセッサ32により制御される。マイ
クロプロセッサ32は、さらにデジタル制御線路33,
34を介して第2の制御可能増幅装置29を制御する。
第1の増幅装置28は、同調チューニング制御線路18
を介して同調チューニング制御信号を第1の同調チュー
ニング振動回路3に送出する。第2の増幅装置29は、
同調チューニング制御線路19を介して同調チューニン
グ制御信号を第2の同調チューニング振動回路7に送出
する。線路30,31,32,33,34に現れるデジ
タル制御信号は、マイクロプロセッサ32により、線路
20に加わる測定信号に依存して生ぜしめられる。両増
幅装置28,29の内部構成は、殆ど同じものであり、
以下図7を参照して説明する。
【0044】図7は、図6に示すような増幅装置28の
構成を示す。第1のデジタル制御線路30は、デジタル
可制御電流アンプ35を制御する。デジタル制御線路3
1は、更なるデジタル可制御電流アンプ36を制御す
る。線路26に加わる発振器制御電圧VTは、電圧/電
流変換器37により同調チューニング電流に変換され、
この同調チューニング電流は、線路38を介して電流ア
ンプ35に供給される。電流アンプ35は、線路38を
介して供給される電流をデジタル調整可能増幅率Gだけ
増幅し、増幅電流を線路39を介して送出する。
【0045】基準電圧源40により生ぜしめられた一定
電圧は、電圧/電流変換器41により一定電流IC ONST
変換され、この一定電流は、線路42を介して電流増幅
装置36に供給される。増幅装置36は線路31にて受
信されたデジタル制御信号に依存して線路31にて受信
された一定電流を直線的に増幅し、これを線路43を介
して送出する。線路39,43に現れる増幅された電流
は、加算ノード点44にて加算され、線路45を介して
電流電圧変換器46に供給される。電流電圧変換器46
は、受信された和電流を前置回路に対する同調チューニ
ング制御電圧に変換する。
【0046】電流増幅装置36は、一定のオフセット電
流IOFFSETを生じさせ、このオフセット電流は、加算点
44にて増幅された同調チューニング電流に加算され
る。
【0047】図8は、図7に示す電流アンプの詳細図で
ある。同調チューニング電流Irは、線路38を介して
オペアンプ47の非反転入力側に供給される。ここで、
抵抗R48にて電圧降下が生じる。オペアンプ47は、
線路49を介して電圧/電流変換器50に接続されてい
る。オペアンプ47の出力線路49の分岐点51にて分
岐され、オペアンプの出力側は、帰還結合線路52−こ
の中には抵抗53が設けられている−を介してオペアン
プ47の反転入力側へ帰還結合されている。電圧/電流
変換器50は、線路54を介してD/A変換器DAU5
5に接続されている。D/A変換器DAU55は、例え
ば、7ビットDACであり、これはデジタル制御線路3
0を介して供給される7ビット−制御信号をアナログ信
号に変換する。変換された電圧は、線路56を介してオ
ペアンプ47の反転入力側へ印加される。
【0048】図9は、図7に示す第2アンプ36の詳細
を示す。デジタル的に制御可能アンプ36は、図6に示
すマイクロプロセッサ32によりデジタル線路31を介
して制御される。マイクロプロセッサ32のデジタル制
御信号は、D/A変換器56に供給される。D/A変換
器56は、例えば、同様に7ビット制御信号の変換のた
めの7ビットDACである。D/A変換器56は、図7
に示すように入力側が線路42を介して電圧/電流変換
器41に接続されている。D/A変換器56の出力側
は、線路58を介してオペアンプ57の非反転入力側に
供給される。オペアンプ57は出力側が電流線路59を
介して、カレントミラー回路60と接続されている。カ
レントミラー回路60は、線路61及び抵抗62を介し
てアースされている。線路61は、分岐点63にて分岐
され、抵抗62に加わる電圧が帰還結合線路64を介し
てオペアンプ57の反転入力側へ帰還結合される。カレ
ントミラー回路60は、線路43を介してオフセット電
流Ioffsetを加算点44に送出し、この加算点44は、
図7に示されている。オペアンプ57及びカレントミラ
ー60は、抵抗62と共に電圧/電流変換器65を形成
する。
【0049】図10は、図8中DAU55として、そし
て、図9中DAU56として示されている7ビットD/
A変換器を示す。図10中の7ビットD/A変換器は、
オペアンプ70を有する。D/A変換器はアナログ電圧
入力側71とアナログ電圧出力側72を有する。D/A
変換器は内部に、7つの内部のスイッチング回路構成素
子73〜79を有し、該7つのスイッチング回路構成素
子73〜79により電流源80〜87が、図示の抵抗値
Rを有する抵抗ネットワークにスイッチング可能であ
る。図示の内部のスイッチは、例えば、図6における7
ビット制御線路30〜34により制御される。
【0050】出力端子72に現れるアナログ出力電圧
は、入力端子71に加わるアナログ入力電流に対して下
記の関係式に従って増幅される。
【0051】UAUS=UIN(AO+2A1+4A2+8
A3+16A4+32A5+64A6)/128 図7における電流増幅装置35の詳細を図8に示す。電
流増幅装置35は、有利な実施形態ではD/A変換器5
5として、図10に示す7ビット−DACを有する。そ
れに相応して増幅度Gが下記のように得られ、該増幅度
Gを以て、線路38上での同調チューニング電流ITが
線路39上での増幅された電流IGに増幅される。
【0052】G=IG/IT=128/(64+n)、但
しn=0…127 図7に示すオフセット−電流アンプ36の詳細を図9に
示す。有利な実施形態によれば、オフセット電流アンプ
36のD/A変換器56は、図10に示すような7ビッ
トD/A変換器である。それに相応してオフセット電流
アンプ36の電流増幅度が次のように求まる; オフセット−電流増幅度=IOFFSET/IKONSTANT=n/
127 但し、n=0…127 図5に示す同調チューニング振動回路3に対する同調チ
ューニング電圧VT VKは、図7から明らかなように、線
路に加わる発振器同調チューニング電圧VTとオフセッ
ト電圧とに依存する。電圧/電流変換器37,41が1
の増幅度を有し、電圧/電流変換器46が同様に増幅度
1を有するものと仮定すると、同調チューニング振動回
路3ないし前置回路3に対する同調チューニング電圧は
下記のように求められる。
【0053】VT VK=VT・G+VOFFSET, 但し G=128/(64+n), VOFFSET=VREF・n/1
27 図11は、従来技術による従来の直線的増幅度特性経過
に比しての本発明の同調チューニング振動回路3,7の
同調チューニング電圧の調整のための調整装置28,2
9の典型的増幅度特性経過を示す。増幅度はマイクロプ
ロセッサ32の7ビットデジタル制御信号との依存関係
性で示してある。7ビット制御信号は、128のディス
クリート値をとり得る。0のデジタル制御信号の場合、
増幅度は、最大であり、図1の受信機回路にて使用され
るような従来技術による従来の調整装置において直線的
に低下する。このことは、図11中階段状に低下する直
線的カーブK1により示されている。それに対して、本
発明による調整装置の増幅度は、図11中K2で示すよ
うに、デジタル制御値の上昇と共に非直線的に低下す
る。図11から明らかなように、信号分解能は、本発明
の調整装置の増幅度特性経過に相応してカーブK2にて
絶対的増幅度低下の際増大する。増幅度変化は、各デジ
タルステップごとに、デジタル制御値の増大と共に一層
よりわずかになる。例えば、10から11へのデジタル
制御値の増大の際の増幅度変化は、120から121へ
のデジタル制御値の増大の際よりも高い。換言すれば、
信号分解能は、増幅度Vの低下と共に益々良好になる。
【0054】図4から明らかなように容量ダイオードは
低い同調チューニング電圧T VKののときのほうが高い同
調チューニング電圧T VKのときより感度が高い。負方向
に低下する増幅度に基づき、前置回路3に対する高い振
動回路同調チューニング電圧VT VKは、位相制御回路に
より生成される低い発振器同調チューニング電圧VT
相応し、そして、その逆に、前置回路3に対する低い振
動回路同調チューニング電圧VT VKは、位相制御回路に
より生成される高い発振器同調チューニング電圧VT
相応する。このことは、図4から明らかである。従って
図11における増幅度の分解能は、カーブK2から明ら
かなように容量ダイオードの敏感感度領域にてデジタル
制御値と共に増大する。逆に容量ダイオードの比較的敏
感でない領域にて分解能は、デジタル制御値の低下及び
増幅度上昇と共に低下する。
【0055】従って、同調チューニング電圧の調整のた
めの本発明の調整装置における増幅度特性経過は、デジ
タル制御信号の各ステップごとに比較的大きな増幅度ス
テップにより容量ダイオード(図4△C2)の相対的な
非敏感性を補償する。それとは逆に、本発明の調整装置
は、デジタル制御信号の各変化ステップごとに比較的小
さな増幅度ステップにより容量ダイオード(図4△C
1)の高い感度を補償する。要するに、そこにて容量ダ
イオードが敏感である増幅度領域ではデジタル値変化ご
とのアナログ増幅度変化が低減され、一方、そこにて、
容量ダイオードが非敏感である増幅度領域ではデジタル
制御信号の変化ステップごとの増幅度変化が高められ
る。従って図11に示す本発明の増幅度特性カーブK2
は、同調チューニング振動回路の同調チューニングに使
用される典型的な同調チューニングバラクタダイオード
の非直線性の容量−依存関係性を補償する。同調チュー
ニング振動回路の周波数変化ステップは、全制御信号値
に亘ってほぼ等しく、その結果容量ダイオードの非直線
性特性カーブに基づく誤りが回避される。
【0056】図12は、本発明の装置の使用下では調節
マッチング方法プロセスのフローチャートを示す。この
調節マッチング方法ステップは、スタートステップS1
で始まり、このスタートステップS1につづいて、初期
化ステップS2が行われる。初期化ステップS2ではオ
フセット電圧が“0”にセットされ、増幅度は1にセッ
トされる。ステップS3では、受信機のアンテナの入力
側が所定の高周波、例えば、87.5MHzにセットさ
れる。それと同時に、同調チューニング周波数fVCO
は、中間周波数だけ高められた周波数にセットされる、
例えば、10.7MHzの中間周波数の場合において、
98.2MHzにセットされる。ステップS4では、測
定装置21により測定された振幅が最大であるか否かが
測定される。振幅S1が最大でない場合、ステップS5
にて、オペアンプ電圧は調整装置17にて、測定された
振幅が最大になるまで調整される。ステップS4にて、
混合器9の出力信号の信号振幅が最大であることが検出
された後、S6にて、今や調整セッティングされたオフ
セット値がそれまでのオフセット値と偏差があるか否か
がチェックされる。オフセット値が偏差を呈しない場合
には、ステップS7にて、増幅度が既に調節マッチング
されているか否かがチェックされる。増幅度Gが未だ調
節マッチングされていない場合には、ステップS8にて
高周波入力信号が、更なる周波数ないし支持個所、例え
ば108MHzにセットされる。PLL13はステップ
S8にて、それに相応して、10.7MHzだけ高めら
れて118.7MHzへセットされる。ステップS8は
次のような場合にも実施される、即ち、ステップS6に
て、見出されたオフセット値が先行の実施オフセット値
と一致していることが検出される場合でも実施される。
ステップS8の後、ステップS9にて、混合器9の出力
信号の信号振幅が最大であるか否かが測定される。NO
の場合には、増幅度はステップS10にて、混合器9の
出力信号振幅が最大になるまで調節される。ステップS
9にて、混合器9の出力信号振幅が最大になっているこ
と、ないし最大になったことが検出された後、ステップ
S11にて、見出された、もしくは調整セッティングさ
れた増幅度値Gがそれまでの増幅度値Gから偏差を呈す
るか否かがチェックされる。偏差がある場合には、ステ
ップS3へ分岐して戻る。偏差がない場合には、ステッ
プS12にて、受信機が今や最適に調節マッチングされ
ていることが検出される。S7にて、増幅度が既に最適
に調節マッチングされている場合には、直接ステップS
12へ移る、換言すれば、受信機ないしシステムが最適
に調節マッチングされていることを直接的に検出でき
る。ステップS12の後、調節マッチングはストップS
13にて終了される。
【0057】本発明の調整装置を、同調チューニングす
べき振動回路と共にIC回路へ集積化できる。本発明の
調整装置は、放送受信機にて同調チューニング振動回路
の同調チューニングに適するのみならず、その調整セッ
ティング素子が非直線性特性を有する任意の振動回路に
も適する。本発明の調整装置の非直線性の増幅度直線性
経過により、同調チューニング振動回路の操作素子の非
直線性特性が補償され、ここで、信号分解能は、非直線
性特性の操作素子の敏感な、もしくは高い感受性の領域
にて増大する。
【0058】本発明の調整装置は、1つ又は複数の同調
チューニング振動回路の調整セッティングのため使用し
得る。
【0059】
【発明の効果】本発明によれば、同調チューニング構成
素子の非直線性が補償されるようにした同調チューニン
グ振動回路の調整のための調整装置及び方法を実現する
ことができるという効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術の従来受信機のブロック接続図。
【図2】発振器混合周波数と振動回路周波数との理想的
な周波数同調同期の特性図。
【図3】同調チューニング電圧に依存した容量ダイオー
ドの容量特性経過の特性図。
【図4】本発明の課題の説明のための、同調チューニン
グ増幅度の直線的経過を有する振動回路の同調チューニ
ング容量の変化の特性図。
【図5】本発明の調整装置を有する受信機のブロック接
続図。
【図6】本発明による2つの同調チューニング振動回路
に対する同調チューニング電圧の調整のための調整装置
の概略図。
【図7】本発明による同調チューニング振動回路の同調
チューニング電圧の調整のための調整装置の概略図。
【図8】本発明の増幅蔵置の概略図。
【図9】本発明のオフセット装置の概略図。
【図10】本発明の増幅装置及びオフセット装置にて設
けられているような7ビットD/A変換器の実施例の概
略図。
【図11】従来技術による従来の直線的増幅度特性経過
に比しての本発明の同調チューニング振動回路の同調チ
ューニング電圧の調整のための調整装置の典型的増幅度
特性経過を示す特性図。
【図12】本発明の調節マッチング装置のシーケンスの
フローチャートの図。
【符号の説明】
1 アンテナ 2 高周波線路 3 振動回路 4 線路 5 アンプ 6 線路 7 振動回路 8 線路 9 混合器 10 線路 11 電圧制御発振器 12 線路 13 位相制御回路 14 帰還結合線路 15 ノード点 16 線路 17 調整装置 18 同調チューニング線路 19 同調チューニング線路 20 測定信号受信線路 21 測定装置 22 線路 23 測定点 24 測定線路 25 分岐点 26 分岐点 27 分岐点 28 増幅装置 29 増幅装置 30 制御線路 31 制御線路 32 マイクロプロセッサ 33 デジタル制御線路 34 デジタル制御線路 35 電流増幅装置 36 電流増幅装置 37 電圧/電流変換器 38 線路 39 線路 40 基準電圧源 41 電圧/電流変換器 42 線路 43 線路 44 和ノード 45 線路 46 電流/電圧変換器 47 オペアンプ 48 抵抗 49 線路 50 電圧/電流変換器 51 電圧/電流変換器 52 線路 53 線路 54 線路 55 D/A変換器 56 D/A変換器 57 オペアンプ 58 線路 59 線路 60 カレントミラー回路 61 線路 62 抵抗 63 ノード点 64 増幅線路 65 電圧/電流変換器 70 オペアンプ 71 電圧入力側 72 電圧入力側 73 スイッチ 74 スイッチ 75 スイッチ 76 スイッチ 77 スイッチ 78 スイッチ 79 スイッチ 80 電流源 81 電流源 82 電流源 83 電流源 84 電流源 85 電流源 86 電流源 87 電流源

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同調チューニング振動回路の同調チュー
    ニング電圧調整のための装置であって、増幅装置(2
    8;29)を有し、該増幅装置(28;29)は、位相
    制御回路(13)から送出される発振器同調チューニン
    グ電圧(VT)を非直線的につぎのような同調チューニ
    ング電圧(VT VK;VT ZK)に増幅し、即ち、それの増幅
    度がデジタル増幅度制御信号により調整可能である同調
    チューニング電圧に増幅し、ここで調整装置の信号分解
    能は、増幅度に依存して異なったものとなる当該の調整
    装置において、 増幅装置(28;29)は、第1,第2D/A変換器
    (55,56)を有し、前記第1、第2D/A変換器
    (55,56)は、それぞれアナログ電圧(UIN)に対
    する1つの入力側(71)を有し、一方のD/A変換器
    (55)の入力側に供給可能なアナログ電圧が発振器同
    調チューニング電圧(VT)に依存して生成され、他方
    のD/A変換器(56)の入力側に供給可能なアナログ
    電圧が一定信号(Vref)により生成され、D/A変
    換器(55,56)はそれぞれ、デジタル制御信号に依
    存して制御可能であることを特徴とする同調チューニン
    グ振動回路の同調チューニング電圧調整のための装置。
  2. 【請求項2】 調整装置の信号分解能が、増幅度の減少
    すると共に増幅度制御信号に依存して増大するように構
    成されていることを特徴とする請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】 オフセット装置(41,36)が設けら
    れており、該オフセット装置(41,36)は、基準電
    圧(VREF)をオフセット電圧に対して直線的に増幅す
    るものであり、他方のD/A変換器(56)を有してい
    ることを特徴とする請求項2記載の装置。
  4. 【請求項4】 同調チューニング電圧は、オフセット電
    圧によりシフト可能であることを特徴とする請求項1か
    ら3までのうちいずれか1項記載の装置。
  5. 【請求項5】 オフセット装置(36,41)は、デジ
    タルオフセット信号(31)により制御可能であること
    を特徴とする請求項1から3までのうちいずれか1項記
    載の装置。
  6. 【請求項6】 発振器同調チューニング電圧(VT)が
    電圧−電流変換器(37)により同調チューニング電流
    (IT)に変換され、前記同調チューニング電流(IT)
    は、電流増幅装置(35)により増幅され、該電流増幅
    装置(35)は、第1の変換器(55)を有しているこ
    とを特徴とする請求項1から5までのうちいずれか1項
    記載の装置。
  7. 【請求項7】 基準電圧(VREF)は、電圧/電流変換
    器(41)により一定電流(ICONST)に変換され、こ
    の一定電流(ICONST)は、電流増幅装置(36)によ
    り増幅されるものであることを特徴とする請求項1から
    6までのうちいずれか1項記載の装置。
  8. 【請求項8】 増幅された同調チューニング電流
    (IG)及び増幅された一定電流が加算−和電流ノード
    (44)にて和電流に加算されるように構成されている
    ことを特徴とする請求項1から7までのうちいずれか1
    項記載の装置。
  9. 【請求項9】 和電流が電流/電圧変換器(46)によ
    り同調チューニング和電圧(VT VK)に変換されるよう
    に構成されていることを特徴とする請求項1から8まで
    のうちいずれか1項記載の装置。
  10. 【請求項10】 前記同調チューニング電圧により、同
    調チューニング振動回路の操作素子が調整セッティング
    され、該操作素子は非直線性特性を有することを特徴と
    する請求項1から9までのうちいずれか1項記載の装
    置。
  11. 【請求項11】 前記操作素子は、容量バラクダイオー
    ドであることを特徴とする請求項10記載の装置。
  12. 【請求項12】 同調チューニング振動回路に対する同
    調チューニング方法プロセスを以て同調チューニング振
    動回路の同調チューニング電圧調整を行うための方法に
    おいて、当該の同調チューニング振動回路に対する同調
    チューニング方法プロセスは、下記の方法ステップを有
    する、即ち、 位相制御回路により、オフセット同調チューニング電圧
    を生成するステップ、 非直線性の増幅度を有するアンプ装置により発振器同調
    チューニング電圧を増幅するステップ、 増幅された発振器同調チューニング電圧により同調チュ
    ーニング振動回路を同調チューニングするステップ、 同調チューニング回路の出力信号を発振器混合周波信号
    と混合するステップ、 混合器により生ぜしめられた混合信号の出力信号振幅を
    測定するステップ、 測定された出力信号振幅が最大になるまで、制御装置に
    より増幅度を変化させるという方法ステップを有するこ
    とを特徴とする同調チューニング振動回路の同調チュー
    ニング電圧調整のための方法。
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