JP2000324019A - Cdma伝送方式およびその伝送方式を用いた無線機 - Google Patents
Cdma伝送方式およびその伝送方式を用いた無線機Info
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Abstract
おける拡散符号列波形の激しい変動を排除して、周波数
帯域幅の増大を防止し、通信品質の向上を図る。 【解決手段】 送信側において、拡散符号値が隣接チッ
プ区間で異なる場合に遷移区間で拡散符号値を連続的に
変化させ、遷移区間での拡散符号値の急激な変動を排除
して、周波数帯域幅の増大を防止し、受信側において、
チップ中心付近の歪みの少ない区間を復調区間とし、そ
の復調区間における受信信号値を用いて逆拡散を行い、
復調を行う。
Description
Division Multiple Access)伝送方式およびその伝送
方式を用いた無線機に関する。
信の分野において、CDMA伝送方式を用いたものが実
用化されている。図10に、一般的なCDMA送信機の
概要構成を示す。図中、入力端子100からパイロット
信号に用いる既知なる値、ならびにn個の情報入力端子
101〜10nから情報値が、それぞれ対応する位相変
調回路(MOD)110ならびに111〜11nに入力
される。入力情報の個数nは、同時多元接続する通信数
を意味する。
対応して、キャリア信号を位相変調して、入力端子10
0〜10nからの信号に対応するn+1個の1次変調波
を生成する。拡散回路(SS)120〜12nは、それ
ぞれ、対応する1次変調波と、拡散符号発生回路(C
G)130〜13nから印加される拡散符号列との積
を、拡散符号列の時間期間(チップ期間)において同期
して求め、求めた積を拡散符号として出力する。なお、
拡散符号発生回路(CG)130〜13nが生成する拡
散符号列は、それぞれ直交している。また、拡散符号発
生回路(CG)130〜13nは、符号長Nがn+1以
上のWalsh関数の各行に対応する拡散符号系列を1
シンボル期間内で、それぞれセグメント数だけ繰り返し
発生する。
信号は、次いで総和回路(SUM)140において、総
和される。総和回路(SUM)140の出力は、帯域制
限回路(BPF)141により帯域制限され、送信回路
(TX)142において必要に応じて周波数変換し電力
増幅して送信される。ここで、図10における位相変調
回路(MOD)110〜11nの動作を、以下に詳細に
説明する。位相変調回路(MOD)110〜11nのそ
れぞれは、図11に示す1次変調波とシンボル構造のよ
うに、一定時間Tでキャリア信号を分割し、各期間の位
相を図12に示すQPSKのビット配置あるいは、図1
3に示すオフセットQPSKのビット配置に従い、1期
間で伝送するシンボル値00、01、10、11に1対
1に対応するようにキャリア信号の位相を変調して1次
変調波を生成する。
ットQPSKなどの位相変調した信号の総称とする。さ
らに、1次変調波として、上記のようにQPSKが用い
られる場合、QPSK波の位相は、0、90、180、
270度(あるいは、0、±90、180度)の4種の
値をとり、また、オフセットQPSKが用いられる場
合、QPSK波の位相情報は、45、135、225、
315度(あるいは、±45、±135度)の4種の値
をとるものとする。位相差は、360度の剰余値であ
り、QPSKとオフセットQPSK波の位相は、全位相
空間を最大に分割するように設定されており、例えば基
準位相をQPSKでは0度、オフセットQPSKでは4
5度と考えれば、全ての位相は互いに90度ずつ離れて
いる。1次変調波の4種の位相を状態00、01、1
0、11と対応させれば、送信ビット系列を2ビットず
つ纏めたダイビットに対応させることができ、1シンボ
ルで2ビットずつ送信できる。
の逆数で定義される量であり、シンボルレートが32k
シンボル/秒(以降、シンボル/秒をspsと記述す
る)の場合には、T=31.25μ秒となる。従って、
シンボルレートが32kspsの場合、QPSKの伝送
速度は、64kビット/秒(以降、ビット/秒をbps
と記述する)となる。
120nの動作を説明する。上記のように、QPSKあ
るいはオフセットQPSKの各4種の位相を表現するに
は、シンボル期間T内のキャリアの波形として互いに9
0度ずつ異なる各4種の波形が必要であり、これら各4
種の波形を記述するためには最小でもシンボル期間あた
り4以上のサンプル数が必要となる。ここでは、シンボ
ル期間あたりのサンプル数を4として説明する。
シンボル期間を、互いに等しい時間区間のセグメント0
からセグメント3までの4個のセグメント区間に分割す
る。ここで、セグメントとは、各シンボル期間内におけ
る単一の拡散符号列における最初の符号から最後の符号
までの期間を意味する。さらに、各セグメント区間を、
図15に示すように、拡散符号列の符号数に等しい数の
チップ区間に分割する。また、チップ値は、各チップ区
間における1次変調波と拡散符号値との積で与えられる
ものとする。1次変調波が時間関数であるので、チップ
値の時間分解能は、チップ期間τとなる。しかし、CD
MA伝送においては、拡散操作と、後で説明する受信側
での拡散操作を施すため、伝送する情報の時間分解能
は、セグメント期間τNとなる。ここに、Nは符号長で
ある。
列として、符号長32のWalsh関数の第1の符号列
を用いた場合を示している。拡散符号列としては、必ず
しもWalsh関数を用いる必要はないが、互いに直交
していることが必要である。ここに、符号列の内積がゼ
ロになる場合に、その符号列が直交しているという。以
下、符号長として32のWalsh符号列について説明
する。
にとって、その直交性について説明する。第0〜第2の
Walsh符号列は、それぞれ次のように与えられる。 第0の符号列:(−1、−1、−1、−1、…、−1、
−1、−1、−1) 第1の符号列:(−1、 1、−1、 1、…、−1、
1、−1、 1) 第2の符号列:(−1、−1、 1、 1、…、−1、
−1、 1、 1) 第0と第1のWalsh符号列の内積(0、1)、第1
と第2のWalsh符号列の内積(1、2)、第0と第
2のWalsh符号列の内積(0、2)は、次のように
計算できる。すなわち、 内積(0、1)=1−1+1−1+…+1−1+1−1
=0 内積(1、2)=1−1−1+1+…+1−1−1+1
=0 内積(0、2)=1+1−1−1+…+1+1−1−1
=0 となる。これら内積が全て0となることから、Wals
h関数の符号列が互いに直交していることが明らかにな
る。
のように計算できる。すなわち、 内積(0、0)=1+1+1+1+…+1+1+1+1
=32 内積(1、1)=1+1+1+1+…+1+1+1+1
=32 内積(2、2)=1+1+1+1+…+1+1+1+1
=32 となり、符号長32で正規化した、全ての符号列自身の
内積は、常に単位1となる。これは、符号列としてWa
lsh符号列を用いる場合には、拡散符号列と逆拡散符
号列として、互いに同じWalsh符号列を用いること
ができることを意味している。
示す第0〜第2のWalsh符号列を用いて3個の情報
を多重伝送する場合を想定する。第0のWalsh符号
列を用いて値aを、第1のWalsh符号列を用いて値
bを、第3のWalsh符号列を用いて値cを伝送して
いるものとすれば、総和回路(SUM)140へ入力さ
れる情報(総和信号(0、1、2))を、チップ対応に
記述すれば、次のようになる。 総和信号(0、1、2) =a(−1、−1、−1、−1、…、−1、−1、−1、−1) +b(−1、 1、−1、 1、…、−1、 1、−1、 1) +c(−1、−1、 1、 1、…、−1、−1、 1、 1) 受信側で、総和信号が正しく受信できるものとすれば、
受信した総和信号に拡散符号列を乗じて、対応するセグ
メントの1次変調信号の値が、次に示すように求まる。
する値は、総和信号(0、1、2)と第0のWalsh
符号列の内積で次のように与えられる。 総和信号(0、1、2)・ 第0のWalsh符号列 =−(−a−b−c)−(−a+b−c)−(−a−b+c)…−(−a−b −c)−(−a+b−c)−(−a−b+c)−(−a+b+c) =32a となる。従って、総和信号(0、1、2)・第0のWa
lsh符号列との内積を符号長32で正規化すれば、値
aが正しく受信され、値bと値cは完全に抑圧され混信
することなく正しく受信できることが明らかになる。
る値は、総和信号(0、1、2)と第1のWalsh符
号列の内積で与えられ、その値は32bとなり、第2の
Walsh符号列に対応する値は、総和信号(0、1、
2)と第2のWalsh符号列の内積で与えられ、その
値は32cとなる。従って、総和信号(0、1、2)と
第1のWalsh符号列の内積を符号長32で正規化す
れば、値bが正しく受信され、総和信号(0、1、2)
と第2のWalsh符号列の内積を符号長32で正規化
すれば、値cが正しく受信される。
限り、拡散符号列の数だけ多元接続でき、かつ拡散符号
列が一致する場合だけ通信することができる。なお、図
15におけるシンボル区間1のセグメント0における1
次変調波は、0〜1の正なる値であり、セグメント1に
おける1次変調波は、0〜−1の負なる値であるので、
同図における対応するシンボル区間1のセグメント0の
チップ値の符号は負、正の交番に、セグメント1のチッ
プ値の符号は正、負の交番に変化する。
の場合には、32ksps・4セグメント・32チップ
/セグメント=4.096Mチップ/秒となる(以降、
チップ/秒をcpsと記述する)。全ての拡散信号は、
各チップ区間において同期して変化するので、チップ値
の総和をチップ区間における信号値とする総和信号は、
チップ区間内では一定値を示す波形となる。従って、3
2チャネルを同時通信する2Mbpsの最大情報速度の
場合でも、1チャネルの64kbpsの最小情報速度で
伝送している場合でも、伝送情報速度には関係なく、チ
ップレートは常に一定の4.096Mcpsとなる。
制御信号に対応する複数個の拡散信号を、図10に示す
ように、拡散符号発生回路(CG)130〜130nか
ら出力される互いに直交する拡散符号列を用いて、拡散
回路(SS)120〜12nで生成し、次いで複数個の
拡散符号の総和を総和回路(SUM)140で求め、求
めた総和信号を必要に応じて送信回路(TX)において
周波数変換と電力増幅して、CDMA信号として送信す
る。
するためには、チップレートの数倍の周波数帯が必要に
なるが、図10に示すように、帯域制限回路(BPF)
141の機能としてバンドパスフィルタ操作が実施さ
れ、チップレート程度に周波数帯域幅が制限される。こ
こで、上記のように送信回路(TX)から送信された電
波が、理想的な電波伝播路を経て通信されることは、一
般的に、ほとんどない。自動車電話や携帯電話等の移動
通信では、送信機自体が移動するのでドップラーシフト
が生じ、キャリア周波数が偏移する。あるいは、複数の
電波伝播路を経て受信されることにより、受信波の位相
や振幅が時間とともに変化するフェーディング現象が生
じたりする。
は、受信、同期検波、受信制御、復調、逆拡散、位相補
正、判断等の主要回路で構成される。図16において、
受信制御回路(CNT)204は、受信信号から受信機
の制御に必要な各種制御信号を検出し、ならびに受信に
必要な複数個の逆拡散符号列を出力する。同期検出回路
(SYNC)203は、受信信号から、キャリア再生
波、チップ同期信号、セグメント同期信号、ならびにシ
ンボル同期信号等を出力する。
に示す構成を有している。同図において、受信回路(R
X)200と接続される入力端子2010に印加される
受信波は、乗算器2011、2012に入力される。こ
こで、復調回路(deMOD)201は、同期検波方式
を一般に用いており、キャリア再生波202と受信波と
の積を乗算器2011で求め、続いてキャリア周期毎に
アキュムレータ2014で累積したキャリア周期毎の内
積を求め、求めた内積をラッチレジスタ(REG)20
16で取り込み、キャリア周期期間だけ保持し、ラッチ
レジスタ(REG)2016で保持した値を1次変調波
の復調信号の同相成分i(t)としてキャリア周期毎に
出力する。同時に、復調回路(deMOD)201は、
キャリア再生波202を移相器2013で90度移相し
た直交キャリア信号と受信波との積を乗算器2012で
求め、続いてキャリア周期毎にアキュムレータ2015
で累積してキャリア周期毎の内積を求め、求めた内積を
ラッチレジスタ(REG)2017で取り込み、キャリ
ア周期期間だけ保持し、ラッチレジスタ(REG)20
17で保持した値を1次変調波の復調信号の直交成分q
(t)としてキャリア周期毎に出力する。アキュムレー
タ2014、2015に入力される信号Rは、制御端子
2018からキャリア周期毎に入力される累積リセット
信号であり、この累積リセット信号Rの前縁で、アキュ
ムレータ2016、2017は入力値を保持する。
信号の同相成分i(t)、直交成分q(t)は、図16
に示すように、n+1個の逆拡散回路(deSS)21
0〜21nに入力される。図18に、この拡散回路(d
eSS)210〜21nの1つの構成例を示す。入力端
子2100、2101に復調信号の同相成分i(t)、
復調信号の直交成分q(t)がそれぞれ入力される。乗
算器2102、2103は、チップ同期信号に従い、そ
れぞれ復調信号の同相成分i(t)、復調信号の直交成
分q(t)と、端子22iから入力される第i番の逆拡
散符号列との積を求め、セグメント同期信号に従い積の
累積をセグメント毎に求める。
を示す、また、第i番の逆拡散符号列とは、送信側で用
いた第i番の拡散符号列に対応する逆拡散符号列をい
い、Walsh関数を用いる場合には逆拡散符号列と拡
散符号列は互いに等しくなっている。なお、図16に示
すように、逆拡散回路201〜20nのそれぞれの端子
220〜22nには、対応する逆拡散符号列が入力され
る。
2、2103の出力は、アキュムレータ2014、20
15で累積される。アキュムレータ2104、2105
には、端子2110から累積リセット信号Rがセグメン
ト毎に入力される。アキュムレータ2104、2105
の出力は、それぞれ符号長で正規化され、ラッチレジス
タ(REG)2106、2107でセグメント区間保持
される逆拡散信号の同相成分Ii ' (t)ならびに逆拡
散信号の直交成分Qi ' (t)として出力端子210
8、2109から出力される。
で、逆拡散符号列が送信の拡散符号列に一致する場合に
は、逆拡散回路210〜21nの出力は、有限な値を出
力し、正しく受信できる。逆拡散符号列が送信の拡散符
号列に一致しない場合には、逆拡散回路210〜21n
の出力は、常にゼロとなり、受信信号を結果的に出力し
ない。
る逆拡散信号の同相成分Ii ' (t)と逆拡散信号の直
交成分Qi ' (t)は、逆拡散回路211〜21nから
それぞれ出力される。また、これらnチャネルに共通な
パイロット信号に関する逆拡散信号の同相成分I0 '
(t)ならびに逆拡散信号の直交成分Q0 ' (t)は、
逆拡散回路210から出力される。
に、位相差や振幅ひずみ、遅延などの撹乱を受ける。既
知の値、例えば、”0”の位相情報の1次変調を拡散し
たパイロット拡散信号を送信し、受信側で検知する位相
差と既知の値との誤差を測定することで伝播中に生じた
撹乱の位相誤差を概略知ることができる。従って、図1
6に示すように、nチャネルの情報に対して、既知なる
値を伝送するパイロット信号を1チャネル付加して、伝
播中の撹乱を概略補正するパイロット方式が用いられる
ことが多い。
ロットチャネルを付加する場合について説明するが、1
情報チャネルに1パイロットチャネルを付加する場合
も、あるいは各拡散信号における1次変調波の同相成分
を情報に、直交成分をパイロット信号に割り当てる場合
も同様である。図16において、逆拡散回路(deS
S)211〜21nの各出力ならびに逆拡散回路(de
SS)の出力は、位相補正回路(CMP)231〜23
nに導かれる。図19に、この位相補正回路(CMP)
231〜23nの1つの構成を示す。
路(deSS)21iから情報チャネルiの同相成分I
i ' (t)と逆拡散信号の直交成分Qi ' (t)が、そ
れぞれ入力される。また、入力端子2302と2303
に、逆拡散回路210からパイロットチャネルの同相成
分I0 ' (t)と直交成分Q0 ' (t)が、それぞれ入
力される。続いて、情報チャネルiの同相成分Ii '
(t)は乗算器2310と2311に、情報チャネルi
の直交成分Qi ' (t)は乗算器2312と2313に
入力され、パイロットチャネルの同相成分I0 ' (t)
は乗算器2310と2312に、パイロットチャネルの
直交成分Q0 ' (t)は乗算器2313と2311に入
力される。加算器2320は、乗算器2310と231
3の出力の和を位相補正信号の同相成分Ii (t)とし
て端子2340に出力する。さらに、加算器2321
は、乗算器2312の出力と乗算器2311の出力の差
を位相補正信号の直交成分Qi (t)として端子234
1に出力する。
出力は、図16に示すように、判断回路(DEC)24
1〜24nに導かれる。判断回路(DEC)241〜2
4nは、位相補正信号の同相成分Ii (t)、直交成分
Qi (t)から位相角を求めるマッピングを行い、この
マッピングで得られた位相角により象限判定を行って情
報シンボルとしての受信シンボルSi (t)を端子25
1〜25nに出力する。
式において、1次変調波のPSK波に、Walsh符号
列などの拡散符号列を乗じ、スペクトラムを拡散した拡
散信号を生成する。チップ1〜チップ3における拡散符
号列の時間応答波形を示す図2において、破線は従来の
拡散符号列波形の1例を示している。チップ区間1なら
びにチップ区間2では符号値1を、チップ区間3では符
号値−1を、チップ区間4では符号値1の場合を示して
いるが、他の場合も同様である。チップ区間1とチップ
区間2のように隣接するチップ区間で拡散符号値が互い
に等しい場合には、隣接するチップ区間での拡散信号の
波形に不連続性は生じない。
あるいはチップ区間3とチップ区間4の間などのよう
に、拡散符号値が互いに異なる場合には、チップ区間端
で激しい波形の変化が拡散信号に現れる。全てのチップ
区間でチップ区間端まで符号値を保持した場合には、図
2の破線で示すような激しい波形の変動がチップ区間端
で生じ、拡散信号の周波数帯域幅が極端に増大する。そ
の結果、通信品質が劣化するという問題がある。
拡散符号列波形の激しい変動を排除して、周波数帯域幅
の増大を防止し、通信品質を向上させることを目的とす
る。
め、本発明では、例えば、図2の実線の波形で示すよう
に、拡散符号値が隣接チップ区間で異なる場合に遷移区
間で連続的に変化させ、遷移区間での拡散符号値の急激
な変動を排除するようにしている。ここで、遷移区間と
は、各チップ区間端近傍に隣接チップ区間に跨って設置
した区間をいう。例えば、図2の場合、チップ区間1と
チップ区間2の間が遷移区間2、チップ区間2とチップ
区間3との間が遷移区間3、チップ区間3とチップ区間
4の間が遷移区間4となる。なお、全ての遷移区間は同
じ時間長Rとしている。
で異なる場合に遷移区間での拡散符号値の急激な変動を
排除することにより、チップ区間端における拡散符号列
波形の激しい変動を排除して、周波数帯域幅の増大を防
止することができる。しかしながら、チップ区間端にお
いて拡散符号列波形を変化させ歪ませると、伝播すべき
情報位相が変化してしまい、従来のCDMA方式の受信
機の構成のままでは、通信品質が劣化してしまうという
問題が生じる。
チップ区間でチップ区間端まで受信信号を使用するので
はなく、チップ中心付近の歪みの少ない区間の受信信号
を有効領域とし、復調に使用する復調区間とすることに
より、遷移区間周辺の不安定な値を除去し、安定な復調
動作を行うことができるようにしている。すなわち、本
発明の特徴は、特許請求の範囲に記載した通りのもので
あって、請求項1に記載の発明では、送信側に、情報に
対応してキャリア信号を位相変調して、1次変調波を生
成する手段と、チップ区間の端部領域における拡散符号
の値の急激な変動が排除された拡散符号列を発生する手
段と、この手段によって発生された拡散符号列を前記1
次変調波に乗じてスペクトラム拡散した拡散信号を生成
し、その生成された拡散信号を送信する手段とを備え、
受信側に、受信信号の中から、少なくとも前記拡散符号
の値の急激な変動が排除された遷移区間を除く復調区間
の受信信号を選択する手段と、この手段によって選択さ
れた受信信号に対し逆拡散符号列を用いて逆拡散を行い
情報を復元する手段とを備えたCDMA伝送方式を特徴
としている。
も拡散符号の値の急激な変動が排除された遷移区間を除
いた復調区間の受信信号を選択し、この選択された受信
信号を用いて逆拡散を行っているから、送信側において
チップ区間端における拡散符号列を急激な変動を排除す
るように変化させても、安定した復調動作を行うことが
できる。
1に記載のCDMA伝送方式を用いた無線機を特徴とし
ている。なお、受信信号を選択する手段としては、請求
項3に記載の発明のように、受信信号を復調する復調手
段と、逆拡散を行う手段との間にあって、復調手段によ
って復調された受信信号の中から復調区間の受信信号を
選択するようにすることができる。
4に記載の発明のように、各チップ区間毎に、受信信号
の中から復調区間の受信信号を選択するもの、あるいは
請求項5に記載の発明のように、逆拡散符号の値が隣接
するチップ区間で異なる場合にのみ、受信信号の中から
復調区間の受信信号を選択するものとすることができ
る。
について説明する。この実施形態における送信機は、図
1に示すように、拡散符号発生回路(CG)130〜1
3nと拡散回路(SS)120〜12nの間に拡散符号
列波形連続化回路(CODE−CS)150〜15nが
挿入された構成となっている。なお、この送信機におい
て、拡散符号列波形連続化回路(CODE−CS)15
0〜15n以外の構成は、図10に示すものと同様であ
る。この拡散符号列波形連続化回路(CODE−CS)
150〜15nを設けることにより、図2に示すよう
に、拡散符号値が隣接チップ区間で異なる場合にのみ、
遷移区間で拡散符号値を緩やかに変化させることができ
る。
DE−CS)150〜15nの1つの構成を示す。図に
おいて、入力端子300には、対応する拡散符号発生回
路(CG)13iからの拡散符号列が入力され、そのま
ま加算器301に入力される。出力端子306の出力
は、クロック端子(CLK)307に印加されるクロッ
ク信号の前縁で、ラッチレジスタ(REG)305に取
り込まれ保持される。加算器301は、入力端子300
に入力される拡散符号値とラッチレジスタ(REG)3
05に保持されている値との差を出力する。この加算器
301の出力値は、スムーサ(SMO)303から出力
される値と乗算器302において掛け算される。この乗
算器302の出力は、加算器304において、ラッチレ
ジスタ305の出力値と加算され、その加算値が出力端
子306から出力される。
4に示すように、出力(t)が各遷移区間において0か
ら1まで連続的に変化する値、例えば数式1で表わされ
る値を出力する。スムーサ出力(t)は、チップ区間τ
に関して周期的に値を出力するので、ROMに1チップ
区間分の出力値を格納しておき、その出力値を順次読み
出すことにより、図4に示す値を周期的に出力すること
ができる。
(CODE−CS)の動作を説明する。その動作は、チ
ップ区間に対して周期的であるので、時刻t=R/2か
ら時刻t=2τ+R/2までについて説明するが、他の
チップ区間も同様である。遷移区間の後縁t=R/2
で、クロック端子(CLK)307にクロックが印加さ
れ、かつ次のチップ区間の拡散符号値が確定するものと
する。図2に示すように、時刻t=R/2において、出
力端子306の出力が1になっているので、ラッチレジ
スタ(REG)305には1が取り込まれ保持される。
かつ、入力端子300にはチップ区間2の拡散符号値1
が印加される。ラッチレジスタ(REG)305の出力
と入力端子300の入力が等しいので、加算器301の
出力は0となる。従って、スムーサ(SMO)303の
出力値に係わりなく乗算器302の出力は、遷移区間2
の全域において0となり、加算器304の出力は1のま
ま変化せず、出力端子305には値1が継続して出力さ
れる。さらに、遷移区間2の後縁t=τ+R/2におい
て、ラッチレジスタ(REG)305は、出力値1を取
り込んで保持し、入力端子300には次のチップ区間3
の拡散符号値−1が印加される。
るが、スムーサ(SMO)303は遷移区間3の前縁ま
で出力は0であるので、乗算器302は値0を継続して
出力する。しかし、出力端子306には、乗算器304
とラッチレジスタ(REG)305の和が出力されるの
で、ラッチレジスタ305に保持されている値1が、遷
移区間3の前縁まで継続して出力される。遷移区間3に
おいて、スムーサ303の出力は前縁で値0から立ち上
がり、終縁で値1まで連続して増大する。従って、乗算
器302の出力は0〜−2に変化する。これにより、乗
算器304の出力とラッチレジスタ305の保持値との
和は、1〜−1に変化しながら出力端子306に現れ
る。このため、遷移区間3の拡散符号値は、図2に示す
ように滑らかに変化する波形に整形される。さらに、遷
移区間3の終縁で、出力端子の値−1がラッチレジスタ
305に取り込まれ、次の動作に移行し、上記と同様な
動作が行われる。
ODE−CS)150〜15nを設けることにより、拡
散符号値が隣接チップ区間で異なる場合に遷移区間で拡
散符号値を緩やかに変化させ、チップ区間端における拡
散符号列波形の激しい変動を排除して、周波数帯域幅の
増大を防止することができる。しかしながら、チップ区
間端における拡散符号列波形を歪ませると、伝播すべき
情報位相が変化してしまい、従来のCDMA方式の受信
機の構成のままでは、通信品質が劣化してしまう。
送信波の周波数帯域を帯域制限回路(BPF)141に
より帯域制限しているが、その場合、上記のように位相
を連続化させると、遷移区間における歪んだ波形が、前
後の区間に干渉として影響を与え、通信品質を劣化させ
てしまう。すなわち、帯域制限回路(BPF)141と
して、図6に示すように、k個の遅延器1401〜14
0kと、これらの遅延器1401〜140kによって遅
延された信号にタップ係数W1 〜Wk を乗じる乗算器1
411〜141kと、乗算器1411〜141kからの
信号を総和する総和回路(SUM)1420からなるト
ランスバーサルフィルタを用いた場合、遷移区間におい
て歪んだ波形に対応する信号がこのフィルタに入力され
ると、フィルタの出力は、遷移区間の前後の区間におい
てその影響を受けることになり、出力される所望の周波
数帯域に対して異なる周波数成分が混入してしまい、こ
のことが通信品質を劣化させる。
いては、図6に示すように、各チップ区間における遷移
区間を除いた区間内で復調区間を設定し、この復調区間
における受信信号値を用いて逆拡散を行うようにしてい
る。このため、受信機においては、図7に示すように、
復調回路(deMOD)201と逆拡散回路(deS
S)210〜21nの間に、選択回路(スイッチ回路)
251、252を設け、タイミング制御回路253から
タイミング信号が出力されているときにのみ、復調回路
201からの復調信号の同相成分i(t)、復調信号の
直交成分q(t)を、逆拡散回路(deSS)210〜
21nに出力するようにしている。なお、この受信機に
おいて、選択回路251、252、タイミング制御回路
253を設けた点以外は、図16に示すものと同様であ
る。
ップ毎に出力される信号、例えばチップ同期信号に基づ
き、各チップ区間内の復調区間において上記したタイミ
ング信号を出力する。この復調区間は、チップ中心付近
の歪みの少ない区間に設定され、その開始タイミングは
R/2以後、終了タイミングはτ−R/2以前となって
いる。この場合、例えば、この受信機のシステムクロッ
クによるサンプリングにて復調期間を設定するときに
は、図8に示すように、チップ区間のサンプル数がnで
復調区間のサンプル数がmのとき、サンプル数がm/2
になるとタイミング信号を出力し、n−m/2−1にな
るとタイミング信号の出力を停止するようにすれば、上
記した復調区間においてのみタイミング信号を出力させ
ることができる。なお、サンプル数がm/2になるま
で、およびサンプル数がn−m/2−1を超えてn−1
になるまでは、受信信号値を用いない破棄区間となって
いる。
器にてA/D変換し、その変換値に基づいて逆拡散を行
うように構成されている場合には、A/D変換のタイミ
ングで上記したサンプリングを行うようにしてもよい。
さらに、逆拡散符号値が隣接チップ区間と同じ場合は、
不連続点が存在しないため、チップ区間の全てにおいて
上記したタイミング信号を出力させるようにしてもよ
い。この場合、図9に示すように、上記した選択回路2
51、252、タイミング制御回路253と同構成の選
択回路2112、2113、タイミング制御回路211
1を逆拡散回路(deSS)210〜21nのそれぞれ
に設け、その逆拡散回路(deSS)における逆拡散符
号列を基に、タイミング制御回路2111が、逆拡散符
号値が隣接チップ区間と同じあるか否かを判定して、逆
拡散符号値が隣接チップ区間と異なる場合のみ上記した
タイミング信号を出力するようにすればよい。このよう
にすることにより、逆拡散符号値が隣接チップ区間と同
じ場合に、遷移区間における復調信号の同相成分i
(t)、直交成分q(t)も逆拡散処理に用いることが
できるので、復調の精度を向上させることができる。
にて、拡散符号値が隣接チップ区間で異なる場合に遷移
区間で拡散符号値を緩やかに変化させ、チップ区間端に
おける拡散符号列波形の激しい変動を排除して、周波数
帯域幅の増大を防止するとともに、受信機側にて、各チ
ップ区間内の復調期間における受信信号値を用いて逆拡
散を行うようにしているから、遷移区間での波形の歪み
に影響されずに、精度よく復調を行うことができ、通信
品質を向上させることができる。
は、それぞれの機能を実現する手段として把握されるも
のである。なお、上記した通信は、移動局と基地局との
間で行われるものであるため、移動局、基地局とも、上
記した送信機および受信機を備えている。従って、移動
局を携帯電話のような無線機とした場合には、その無線
機に上記した送信機および受信機が備えられる。
成を示す図である。
す図である。
の構成を示す図である。
る。
る。
明するための図である。
いて、復調回路(deMOD)と逆拡散回路の間に、選
択回路とタイミング制御回路を設けた構成を示す図であ
る。
の説明図である。
ング制御回路を設けた構成を示す図である。
る。
の、シンボル0ならびにシンボル1区間における波形を
示す図である。
ション)例を示す図である。
ンステレーション)例を示す図である。
ト構成例を示す図である。
図である。
る。
(deMOD)の構成例を示す図である。
(deSS)の構成例を示す図である。
路(CMP)の構成例を示す図である。
−CS)、 201…復調回路(deMOD)、 202…キャリア再生波、 203…同期検出回路(SYNC)、 204…受信制御回路(CNT)、 210〜21n…逆拡散回路(deSS)、 231〜23n…位相補正回路(CMP)、 241〜24n…判断回路(DEC)、 251〜25n…出力端子、 253、2111…タイミング制御回路、 251、252、2112、2113…選択回路。
Claims (5)
- 【請求項1】 送信側に、情報に対応してキャリア信号
を位相変調して、1次変調波を生成する手段と、チップ
区間の端部領域における拡散符号の値の急激な変動が排
除された拡散符号列を発生する手段と、この手段によっ
て発生された拡散符号列を前記1次変調波に乗じてスペ
クトラム拡散した拡散信号を生成し、その生成された拡
散信号を送信する手段とを備え、 受信側に、受信信号の中から、少なくとも前記拡散符号
の値の急激な変動が排除された遷移区間を除いた復調区
間の受信信号を選択する手段と、この手段によって選択
された受信信号に対し逆拡散符号列を用いて逆拡散を行
い情報を復元する手段とを備えたことを特徴とするCD
MA伝送方式。 - 【請求項2】 情報に対応してキャリア信号を位相変調
して、1次変調波を生成する手段と、 チップ区間の端部領域における拡散符号の値の急激な変
動が排除された拡散符号列を発生する手段と、 この手段によって発生された拡散符号列を前記1次変調
波に乗じてスペクトラム拡散した拡散信号を生成し、そ
の生成された拡散信号を送信する手段と、 受信信号の中から、少なくとも前記拡散符号の値の急激
な変動が排除された遷移区間を除いた復調区間の受信信
号を選択する手段と、 この手段によって選択された受信信号に対し逆拡散符号
列を用いて逆拡散を行い情報を復元する手段とを備えた
ことを特徴とするCDMA伝送方式を用いた無線機。 - 【請求項3】 前記送信された拡散信号を受信して復調
する手段を備え、前記受信信号を選択する手段は、前記
復調された受信信号の中から前記復調区間の受信信号を
選択するものであることを特徴とする請求項2に記載の
CDMA伝送方式を用いた無線機。 - 【請求項4】 前記受信信号を選択する手段は、各チッ
プ区間毎に、前記受信信号の中から前記復調区間の受信
信号を選択するものであることを特徴とする請求項2又
は3に記載のCDMA伝送方式を用いた無線機。 - 【請求項5】 前記受信信号を選択する手段は、前記逆
拡散符号列に基づき逆拡散符号の値が隣接するチップ区
間で異なる場合にのみ、前記受信信号の中から前記復調
区間の受信信号を選択するものであることを特徴とする
請求項2又は3に記載のCDMA伝送方式を用いた無線
機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13189699A JP4051818B2 (ja) | 1999-05-12 | 1999-05-12 | Cdma伝送方式を用いた無線機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13189699A JP4051818B2 (ja) | 1999-05-12 | 1999-05-12 | Cdma伝送方式を用いた無線機 |
Publications (2)
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|---|---|
| JP2000324019A true JP2000324019A (ja) | 2000-11-24 |
| JP4051818B2 JP4051818B2 (ja) | 2008-02-27 |
Family
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Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13189699A Expired - Fee Related JP4051818B2 (ja) | 1999-05-12 | 1999-05-12 | Cdma伝送方式を用いた無線機 |
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| Country | Link |
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| JP (1) | JP4051818B2 (ja) |
-
1999
- 1999-05-12 JP JP13189699A patent/JP4051818B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JP4051818B2 (ja) | 2008-02-27 |
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