JP2000324761A - 同期型回転機のエンコーダ連結構造 - Google Patents

同期型回転機のエンコーダ連結構造

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JP2000324761A
JP2000324761A JP11125662A JP12566299A JP2000324761A JP 2000324761 A JP2000324761 A JP 2000324761A JP 11125662 A JP11125662 A JP 11125662A JP 12566299 A JP12566299 A JP 12566299A JP 2000324761 A JP2000324761 A JP 2000324761A
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encoder
shaft
coupling
motor
adapter
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Misaki Murofushi
岬 室伏
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CKD Nikki Denso Co Ltd
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Nikki Denso Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 同期型回転機の回転軸とエンコーダのエンコ
ーダ軸とを熟練を必要とせず簡単に位相を合わせて連結
することができるようにする。 【解決手段】 同期型回転機1の軸1aとエンコーダ2
の軸2aを回転方向の位相を合わせて連結するために、
回転軸に回転方向の位相を位置決めした状態で取付けら
れた一対の連結ピン19,19を有するエンコーダカッ
プリング11と、エンコーダ軸上に着脱自在に取付けら
れるエンコーダアダプタを備える。エンコーダアダプタ
は、エンコーダ軸の半周を取り囲む半円筒部22とフラ
ンジ部23とを一体に形成した一対のアダプタ片24,
24からなる。一方のアダプタ片24を、エンコーダ軸
に回転方向の位相を位置決めした状態でねじ止め固定す
る。一対のアダプタ片を側方から貫通するねじ26,2
6で相互に連結し、エンコーダ軸を両側から挟み込む。
前記フランジ部の接合部間に設けた係合溝29,29で
連結ピンを挟み込み固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はたとえば同期型AC
サーボモータのような同期型電動機や同期型発電機(以
下、同期型回転機という)において、回転機内の回転子
の回転角度、回転方向の位置、回転量、回転速度等を検
出するために用いるエンコーダの連結構造に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば同期型三相ACサーボモータに
おいて、モータ軸の回転を検出するために回転位置検出
用のロータリ式エンコーダが付設されている。このよう
なエンコーダは、モータ軸に連結することにより、モー
タ軸の正確な回転角度、回転方向の位置、回転量、速度
制御を行うために用いられる。
【0003】エンコーダ付きの同期型モータは、一種の
サーボモータであるから、たとえば工業用ロボット、各
種の工作機械、制御装置において、機械的な位置、角度
などの目標値の変化に操作用機械を追従させることがで
きる。
【0004】一方、エンコーダ付きの同期型モータにお
いては、モータのモータ軸とエンコーダのエンコーダ軸
とは回転方向において位相を合わせて連結することが必
要である。すなわち、同期型モータに使用するエンコー
ダのU,V,W信号は、モータのU,V,W相の磁極に
常に同期している必要がある。したがって、工場でのモ
ータ組立時において、モータの磁極の位置とエンコーダ
のU,V,W相センサの位置とを、モータに通電し回転
子を所定の位置で固定するとともにマーカ信号検出装置
等を用いてエンコーダを位置決めし、その状態で両軸を
連結する必要がある。
【0005】エンコーダはモータの使用状態や使用環境
にもよるが、モータよりは寿命が短く、故障したときに
は交換する必要がある。特に、エンコーダにより回転方
向の位置を精度よく検出するには、頻繁に振動する設置
条件下では所定期間毎の交換が不可欠である。
【0006】このようなエンコーダの交換にあたって最
も簡単なのは、モータを含めた全体を工場に運搬してエ
ンコーダを交換するとともに位相合わせを行うことであ
る。しかし、モータが大型であったりモータの現場での
設置状況によっては取り外し、輸送、据え付けが困難で
ある場合が多く、新たなエンコーダを現場に運び、現場
での交換作業を行う必要がある。
【0007】従来、このようなエンコーダのモータの設
置現場での交換作業は、現場にモータの固定子磁極励磁
電源装置およびマーカー信号検出装置等の測定器類を運
び込み、熟練者が以下のような手順で交換を行ってい
た。すなわち、このようなエンコーダの現場での交換時
においても、工場での組立時と同様にモータの固定子磁
極を励磁し、モータの回転子を所定の位相の位置で固定
した後、モータに固定したエンコーダの回転子を回し、
検出装置を用いてマーカ信号を検出した角度で、エンコ
ーダ軸とモータ軸とを位置決めした状態で連結する必要
があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来のエンコーダの交換時において、大型のモ
ータを現場に設置したままで行うには、上述したように
モータの固定子巻線の励磁電源装置およびマーカ信号検
出装置等の特別な装置を準備することが必要となるばか
りでなく、エンコーダの交換作業が面倒で時間がかか
り、しかも作業に熟練を要するという不具合があった。
【0009】また、上述したような同期型モータに付設
されるエンコーダは、設置場所が振動するなど厳しい使
用環境では故障し易く、寿命が短いことが多いため、上
述した交換作業を頻繁に行う必要がでてきており、この
ようなエンコーダのモータ設置現場での交換作業を簡単
にしかも手軽に行える何らかの対策を講じることが要請
されている。
【0010】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、単純でしかも装着容易なカップリングとア
ダプタを用いることにより、従来のような測定器類を用
いずに交換することができ、熟練も要せず、交換時間の
短縮化も図れる同期型回転機のエンコーダ連結構造を得
ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】このような目的に応える
ために本発明の請求項1に係る同期型回転機のエンコー
ダ連結構造は、同期型回転機の回転軸とエンコーダのエ
ンコーダ軸とを回転方向の位相を合わせて連結するにあ
たって、前記同期型回転機の回転軸に回転方向の位相を
位置決めした状態で取付けられた少なくとも一対の連結
ピンを有するエンコーダカップリングと、前記エンコー
ダのエンコーダ軸上に着脱自在に取付けられるエンコー
ダアダプタとからなり、このエンコーダアダプタは、エ
ンコーダ軸の半周を取り囲む半円筒部とフランジ部とを
一体に形成した一対のアダプタ片を備え、前記一方のア
ダプタ片を、前記エンコーダ軸にねじ止めすることによ
り回転方向の位相を位置決めした状態で固定し、前記一
対のアダプタ片を側方から貫通するねじで相互に連結す
ることにより、前記エンコーダ軸を両側から挟み込むと
ともに、前記フランジ部の接合部間に設けた係合溝で前
記エンコーダカップリングの連結ピンを挟み込み固定す
ることを特徴とする。
【0012】本発明によれば、エンコーダアダプタを構
成する一方のアダプタ片の半円筒部をエンコーダ軸に回
転方向の位相を位置決めした状態でねじ止め固定し、こ
のアダプタ片に設けた係合溝に、回転軸に取り付けたエ
ンコーダカップリングの連結ピンを係合させ、その状態
で他方のアダプタ片を側方からねじを貫通させて締め込
むことにより、エンコーダアダプタとエンコーダカップ
リングとを一体的に連結する。
【0013】また、本発明の請求項2に係る同期型回転
機のエンコーダ連結構造は、請求項1において、前記エ
ンコーダカップリングは、少なくとも二枚の板ばねを所
定間隔をおいて積層するとともに互いに直交する二方向
において交互に連結することにより組み合わせられて形
成されていることを特徴とする。
【0014】本発明によれば、エンコーダカップリング
を構成する二枚の板ばねの作用により、エンコーダアダ
プタ側との連結時における軸線の芯ずれやいずれか一方
の軸線の傾斜を吸収することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1ないし図6は本発明に係る同
期型回転機のエンコーダ連結構造の一つの実施の形態を
示す。これらの図において、この実施の形態では、本発
明を同期型回転機の一例である同期型三相ACサーボモ
ータ1に付設するエンコーダ2の連結部に適用した例で
説明する。
【0016】図1、図2において同期型三相ACサーボ
モータ1についての説明および図示は省略しているが、
従来から広く知られている構造を有する。図中1aはこ
のモータ1のモータ軸である。なお、上述したエンコー
ダ1は、モータ軸1aの出力端とは反対側の端部に一体
または一体的に設けた軸部の回転を検出するように付設
されるが、ここではモータ軸1aとして説明する。
【0017】図1、図2中符号2で示すエンコーダにつ
いての詳細な図示などは省略しているが、モータ軸1a
の回転を受けてエンコーダ軸2aが回転することによ
り、モータ軸1aの回転位置、回転量、回転速度等を検
出するために用いる。図中3はエンコーダ2をモータ1
側にねじ止め固定するためのブラケット、4はこのブラ
ケット3をエンコーダ2に固定するための止めねじ、5
はブラケット3をモータ1に固定するための止めねじで
ある。
【0018】本発明によれば、上述したモータ軸1aと
エンコーダ軸2aとを回転方向の位相が合うように位置
決めして連結するための連結部に、以下のような構造を
採用している。
【0019】これを詳述すると、図1〜図5において符
号11はエンコーダカップリングで、このエンコーダカ
ップリング11は、前記モータ軸1aにこのモータ軸1
aの回転方向の位相と一定の関係をもって位置決めした
状態でモータの現場への設置時等に予め取付けられてい
る。
【0020】ここで、このエンコーダカップリング11
は、図5に詳細を示すように、前記モータ軸1aに嵌装
される円筒ボス11aとこの円筒ボス11aの一端側に
配置した軸挿通孔を有する第1の板ばね12と、前記円
筒ボス11aの他端側に配置した軸挿通孔を有する第2
の板ばね13とを備えている。前記ボス11aと第1の
板ばね12とは、図5(I)に示すように軸挿通孔を挟
んだ軸対称位置で二本の止めねじ14a,14bで固定
されている。なお、11b,11cは円筒ボス11aを
モータ軸1a上に位置決め固定するためのねじである。
【0021】前記第2の板ばね13は、図5(II),(II
I) に示すように、第1の板ばね12において前記止め
ねじ14a,14bとはそれぞれ90°ずつずれた直交
する位置で止めねじ15a,15bで連結されている。
図中16a,16bは第1、第2の板ばね12,13間
の間隔を保つカラーで、また止めねじ15a,15bは
ボルト、ナットから構成されている。なお、このような
止めねじ15a,15bの代わりに銅棒等の連結棒を用
い、かしめ、溶接、ろう付けなどの適宜の固着手段で両
板ばね12,13を連結してもよい。
【0022】前記第2の板ばね13には、図5(III),
(IV)に示すように、前記止めねじ15a,15bとそれ
ぞれ90°ずつずれた直交する位置に止めねじ17a,
17bによりカラー18a,18bが固定されている。
そして、これらのカラー18a,18bと止めねじ17
a,17bとによって、エンコーダカップリング11
は、モータ軸1aを中心とする軸対称位置に一対の連結
ピン19,19が軸線方向に延びた状態で設けている。
図5(IV)はこのようなエンコーダカップリング11の
組立て完了状態を示す。
【0023】上述した二枚の板ばね12,13を用いた
エンコーダカップリング11は、連結位置が交互に90
°ずつずれているから、モータ軸1aとエンコーダ軸2
aとの位置ずれや一方の軸線が多少傾斜して連結された
ときのずれに対処できるとともに、振動条件下で使用し
た際の悪影響を防止するうえでも効果が得られる。すな
わち、このようなエンコーダカップリング11によれ
ば、振動環境に弱いエンコーダ2に対してモータ1側か
ら振動が伝達することを緩和する振動緩和機能を備えて
いる。また、モータ軸1aとエンコーダ軸2aとの軸線
に芯ずれが生じたり、一方の軸線が多少傾斜して連結さ
れるときでも、そのずれを吸収して両軸どうしの連結が
簡単に行える。
【0024】図1〜図4において、符号21はエンコー
ダアダプタであり、このエンコーダアダプタ21は前記
エンコーダ2のエンコーダ軸2a上に着脱自在に取付け
られる。このエンコーダアダプタ21は、図1、図3、
図4に示すようにエンコーダ軸2aの半周を取り囲む半
円筒部22とフランジ部23とを一体に形成した一対の
アダプタ片24を備えている。
【0025】前記一方のアダプタ片24は、前記半円筒
部22が前記エンコーダ軸2aの先端筒部2b(以下、
エンコーダ軸2bという)に二本のねじ25a,25b
によりねじ止めされることにより回転方向の位相を位置
決めした状態で固定される。これらのねじ25a,25
bのねじ穴は、前記エンコーダ軸2b上で前記エンコー
ダ2内のロータ(図示せず)の回転方向の位相が一定の
位置になるように予め設定されている。換言すれば、こ
のエンコーダ軸2bのねじ穴はエンコーダ2の検出角度
信号と一定の関係にあるように設定されている。
【0026】したがって、この一方のアダプタ片24
は、図3(I)、図4(I)に示すようにねじ25a,
25bによりエンコーダ軸2aに対して回転方向の位相
を正確にした状態で取付けられる。そして、このような
アダプタ片24に対して図3(III) に示すように前記エ
ンコーダカップリング1の連結ピン19,19を係合さ
せると、モータ軸1aとエンコーダ軸2bとの回転方向
の位相を一致させた状態で連結することができる。
【0027】前記一方のアダプタ片24の反対側には、
図4(II)に示すように他方のアダプタ片24が組付けら
れ、これら両アダプタ片24,24は側方から貫通させ
たねじ26,26により相互に連結されて一体化され、
全体として前記エンコーダ軸2bを両側から挟み込むよ
うに構成されている。
【0028】ここで、この実施の形態では、両アダプタ
片24,24のフランジ部23,23に面方向から平行
に二本の貫通穴を形成し、それぞれの一方にねじ26,
26を差し込むとともに、他方の貫通穴の外方端に保持
させたナット26a,26aで各ねじ26,26を締め
込むことにより、これらのアダプタ片24,24を一体
化し、前記エンコーダアダプタ21を形成している。
【0029】このエンコーダアダプタ21を構成する両
アダプタ片24,24のフランジ部23,23の接合部
間には、前記エンコーダカップリング11の連結ピン1
9,19を挟み込む係合溝29,29が設けられてい
る。ここでは、各アダプタ片23のフランジ部23の接
合面に正面視円弧形状の溝部29aを設け、これらを他
方のアダプタ片24と組合せることにより連結ピン19
の係合溝29を形成している。
【0030】このような構成において、エンコーダカッ
プリング11とエンコーダアダプタ21を用いたモータ
1とエンコーダ2とを連結は、以下のようにして行う。
すなわち、同期型三相ACサーボモータ1に使用するエ
ンコーダ2のU,V,W信号は、図6(a),(b)に
示すようにモータ1のU,V,W相の磁極に常に同期し
ている必要がある。したがって、モータ1の組立時にモ
ータ1の磁極の位置(回転方向の位相)と、エンコーダ
2のU,V,W相センサの位置(回転方向の位相)を合
わせることが必要である。
【0031】このため、従来のエンコーダ2の交換時に
おいては、組立時と同様にモータ1とエンコーダ2の位
置合わせのために、モータ1の固定子磁極を励磁し、モ
ータ回転子を固定した後、モータ1に固定したエンコー
ダ2の回転子を回し、検出装置を用いてマーカー信号を
検出した角度で、エンコーダ軸2aとモータ軸1aを結
合していたが、本発明によれば、エンコーダアダプタ2
1の簡単な取外しで分解できるとともに、このアダプタ
21の組付けにより両部材を位相合わせをした状態で連
結することができる。
【0032】ここで、上述したエンコーダカップリング
11は、工場での組立時において予め定められた回転方
向の位相を保つように位置決めして取付けられている。
これは、図6(a),(b)に示すように、モータ1の
電源をV,W相に+極を、U相に−極を加えることによ
り、モータの回転子を固定する。そして、この状態でね
じ11b,11cにより所定個所で固定されている。
【0033】また、エンコーダ2のエンコーダ軸2aに
一方のアダプタ片22は二本の止めねじ25で固定す
る。このとき、ねじ穴を予め一定の関係をもって形成し
ておくことにより、エンコーダ軸2aのねじ位置はエン
コーダ2内の回転子、すなわち検出角度信号と一定の関
係にある。
【0034】また、一方のアダプタ片24と他方のアダ
プタ片24とをエンコーダ軸2aを挾んで向かい合わせ
て配置させ、これら両者を側方からねじ25,25で相
互に結合する。この状態が図4(I),(II)の状態
である。この状態で、ブラケット3をエンコーダ2に取
付ける。このとき、この実施の形態では、前記アダプタ
21がねじ止め部分と干渉するので、図4(III) に示す
ようにアダプタ21を回動させて行うとよい。
【0035】前記エンコーダカップリング11の連結ピ
ン19,19をエンコーダ2に取付けたエンコーダアダ
プタ21の係合溝29,29に係合させ、この状態でモ
ータ軸1aをカップリング11に組付ける。そして、ブ
ラケット3を止めねじ5によりモータ1に固定すること
により、エンコーダカップリング11とエンコーダアダ
プタ21とは位相合わせを行った状態での連結となる。
すなわち、この状態でエンコーダ2のU,V,W相とモ
ータ1のU,V,W相とが一致することになる。
【0036】上述した連結状態からの分解は、アダプタ
片24とアダプタ片24とを固定しているねじ25を緩
め、さらにブラケット3をモータ1側から外すことによ
り行える。このとき、カップリング11はモータ軸1a
上に設けている状態のままとしておくことが、以後のエ
ンコーダ2の交換作業に必要不可欠である。
【0037】なお、上述したようなエンコーダカップリ
ング11とエンコーダアダプタ21とによる連結構造で
は、軸対称位置にある係合溝29への連結ピン19の係
合で回転方向の位置決めを行っているから、180°連
結位置が変化することがある。しかし、上述した同期型
モータ1とエンコーダ2との間では、モータ1における
磁極数によっては相違するが、4極、6極、8極などの
一般的なモータではこのような位相の180°のずれは
電気的には何らの支障は生じない。仮に、モータ、エン
コーダの種類によって180°の位置ずれが問題となる
ものは、前記カップリング11とアダプタ21とにマー
クを付けて識別できるようにすればよい。
【0038】また、この実施の形態では、エンコーダカ
ップリング11として、モータ軸1a側からエンコーダ
2に伝わる振動を緩和することが可能であり、いわゆる
振動緩和型のエンコーダカップリング11ということが
できる。すなわち、このような二枚の板ばね12,13
からなるカップリング11を用いると、モータ軸1a側
からのエンコーダ2への悪影響を防ぐことが可能であ
る。
【0039】また、この実施の形態のように、エンコー
ダカップリング11を二枚の板ばね12,14をカラー
で挟み込む構造にすることにより、エンコーダ軸2aと
モータ軸1aの芯ずれや一方の軸線が多少傾斜した状態
で連結したときのずれを吸収し、モータ軸1aからエン
コーダ軸2a側に伝達される振動を軽減することができ
る。
【0040】なお、本発明は上述した実施の形態で説明
した構造には限定されず、同期型モータ1やエンコーダ
2等のような各部の形状、構造等を適宜変形、変更し得
ることはいうまでもない。
【0041】また、上述した実施の形態では、同期型回
転機として同期型モータ1を例示したが、同期型発電機
のエンコーダとの連結部に適用してもよい。また、前述
したエンコーダ2として具体的な図示および説明は省略
したが、回転機軸の回転状況、回転位置の検出を行える
ものであればよく、広く知られている構造をもつエンコ
ーダを用いることができる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る同期型
回転機のエンコーダ連結構造によれば、回転軸に回転方
向の位相を位置決めした状態で固定したエンコーダカッ
プリングの連結ピンと、エンコーダ軸に回転方向の位相
を位置決めした状態でねじ止め固定したエンコーダアダ
プタを構成する一方のアダプタ片の係合溝との係合によ
り、両軸の回転方向における位相を一致した状態で連結
することができる。
【0043】したがって、本発明によれば、従来のよう
なモータの固定子磁極励磁電源装置およびマーカー信号
検出装置等の測定器類を用いずに交換することが可能
で、交換時間を短縮できるとともに、エンコーダ交換を
きわめて簡単に行える。
【0044】すなわち、本発明によれば、エンコーダの
故障時にはエンコーダカップリングをエンコーダアダプ
タから簡単に分離し、しかもエンコーダ内の固定子に対
して一定の位相位置関係を保たれているエンコーダ軸に
対して適正な位置関係をもってエンコーダアダプタを取
付けるだけで、故障前と同一の位相関係を保つことがで
きる。
【0045】また、本発明の請求項2に係る同期型回転
機のエンコーダ連結構造によれば、エンコーダカップリ
ングを構成する二枚の板ばねの作用により、エンコーダ
アダプタ側との連結時における軸線の芯ずれやいずれか
一方の軸線の傾斜を吸収することができるため、両軸の
連結を簡単にしかも確実に行える。さらに、本発明によ
れば、板ばねの弾性変形によって回転機からエンコーダ
への振動の伝達を緩和することができる。
【0046】したがって、本発明によれば、振動が激し
い使用環境におけるエンコーダの故障の発生を抑制し、
エンコーダを備えた同期型回転機の稼働率を向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る同期型回転機のエンコーダ連結
構造の一つの実施の形態を示し、回転機とエンコーダと
の連結部(カップリング)の構造を説明するための分解
斜視図である。
【図2】 図1の同期型回転機のエンコーダ連結構造に
おいて、(a)はエンコーダアダプタとエンコーダカッ
プリングとの分離状態を示す側面図、(b)はその結合
状態を示す側面図である。
【図3】 (I)〜(VII)は図1、図2の同期型回転
機のエンコーダ連結構造において、エンコーダアダプタ
およびこのアダプタとエンコーダカップリングとの組立
て工程を説明するための概略斜視図である。
【図4】 図1〜図3の同期型回転機のエンコーダ連結
構造において、(I)〜(V)はエンコーダカップリン
グの組立て工程を説明するための側面図および端面図に
よる説明図である。
【図5】 図1〜図4の同期型回転機のエンコーダ連結
構造の一つの実施の形態を示し、(I)〜(IV)はエン
コーダカップリングの組立て工程を説明するための側面
図および端面図による説明図である。
【図6】 (a)は同期型回転機である同期型モータと
エンコーダとの位相関係を示す特性図、(b)はモータ
の結線図である。
【符号の説明】
1…同期型モータ(同期型回転機)、1a…モータ軸
(回転軸)、2…エンコーダ、2a…エンコーダ軸、2
b…先端筒部、3…取付けブラケット、4…止めねじ、
5…止めねじ、11…エンコーダカップリング、11a
…円筒ボス、12…第1の板ばね、13…第2の板ば
ね、14a,14b…止めねじ、15a,15b…止め
ねじ、16a,16b…カラー、17a,17b…止め
ねじ、18a,18b…カラー、19…連結ピン、21
…エンコーダアダプタ、22…半円筒部、23…フラン
ジ部、24…アダプタ片、25…止めねじ、26…ね
じ、29…係合溝。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同期型回転機の回転軸とエンコーダのエ
    ンコーダ軸とを回転方向の位相を合わせて連結する同期
    型回転機のエンコーダ連結構造において、 前記同期型回転機の回転軸に回転方向の位相を位置決め
    した状態で取付けられた少なくとも一対の連結ピンを有
    するエンコーダカップリングと、 前記エンコーダのエンコーダ軸上に着脱自在に取付けら
    れるエンコーダアダプタとからなり、 このエンコーダアダプタは、エンコーダ軸の半周を取り
    囲む半円筒部とフランジ部とを一体に形成した一対のア
    ダプタ片を備え、 前記一方のアダプタ片を、前記エンコーダ軸にねじ止め
    することにより回転方向の位相を位置決めした状態で固
    定し、 前記一対のアダプタ片を側方から貫通するねじで相互に
    連結することにより、前記エンコーダ軸を両側から挟み
    込むとともに、 前記フランジ部の接合部間に設けた係合溝で前記エンコ
    ーダカップリングの連結ピンを挟み込み固定することを
    特徴とする同期型回転機のエンコーダ連結構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の同期型回転機のエンコ
    ーダ連結構造において、 前記エンコーダカップリングは、少なくとも二枚の板ば
    ねを所定間隔をおいて積層するとともに互いに直交する
    二方向において交互に連結することにより組み合わせら
    れて形成されていることを特徴とする同期型回転機のエ
    ンコーダ連結構造。
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