JP2000324877A - ブラシレスdcモータの駆動回路 - Google Patents

ブラシレスdcモータの駆動回路

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JP2000324877A
JP2000324877A JP11125444A JP12544499A JP2000324877A JP 2000324877 A JP2000324877 A JP 2000324877A JP 11125444 A JP11125444 A JP 11125444A JP 12544499 A JP12544499 A JP 12544499A JP 2000324877 A JP2000324877 A JP 2000324877A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、ブラシレスDCモータの駆動回路に
係り、特に急激に逆転した時に発生する回生電流により
電源回路の端子電圧の上昇を防止できる回路に関するも
のである。 【解決手段】運転中に回転方向を急激に逆転させた時、
発生する回生電流による電源回路の端子電圧の上昇から
駆動回路の保護が必要なブラシレスDCモータの駆動回
路において、回生電流が発生している期間又は、回生電
流が発生していても駆動回路の電源回路の端子電圧が駆
動回路を保護しなくても良いレベルに低下するまでの期
間、モータの巻線をモータ駆動用のパワー素子を用いて
電気的に短絡しモータ自身で回生電流を消費し電源回路
の端子電圧の上昇を抑えるように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブラシレスDCモ
ータの駆動回路に係り、特に急激に逆転した時に発生す
る回生電流により電源回路の端子電圧の上昇を防止でき
る回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は従来から実施されているブラシレ
スDCモータの駆動回路の一例を示す要部回路図で、直
流電源Eと、該直流電源Eの出力端子に内臓、若しく
は、外部に接続された逆流阻止用ダイオードDsを介し
て平滑用コンデンサC1を並列に設けた電源回路と、2
個のパワー素子Tr1、Tr2を直列に接続した制御アーム
1と,2個のパワー素子Tr3、Tr4を直列に接続した制御
アーム2と2個のパワー素子Tr5、Tr6を直列に接続し
た制御アーム3の夫々の上端と下端を並列に前記電源回
路の出力端子に接続し、各制御アームの中間接続点を夫
々モータ巻線Mに接続した3相フルブリッジ構成のブラ
シレスDCモータの駆動回路で、回転方向指令回路Sの
指令により通電信号発生回路Tより各制御アームのパワ
ー素子に決められたシーケンスに従い通電信号を与えモ
ータの巻線Mに順次通電してモータを所定の方向に回転
駆動するように動作する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図7に示した回路にお
いてモータの回転方向を急激に逆転させようとして、前
記3個の制御アームの通電シーケンスを急激に反転する
ようにすると、モータ巻線に大電流が流れ、この電流を
保護のため制限すると回生電流が発生し、回生電流によ
り電源回路に設けた平滑用コンデンサC1が充電される
と電源回路の端子電圧が上昇する。このため電源回路の
端子電圧がパワー素子の最大耐圧電圧値を超えるとパワ
ー素子が破壊されるという問題が発生する。この課題を
解決するために従来から回生電流により上昇する電源端
子電圧から駆動回路を保護する必要がある場合におい
て、図8に示すように高価で大型のパワー素子を電源端
子に並列に接続して制御回路を保護方法する手段や図9
に示すようにツエナーダイオードを並列に接続し保護す
る手段が実施されていたが、高価で大型のパワー素子や
ツエーナーダイオードを特別に追加する必要があった。
本発明の課題は、高価で大型のパワー素子やツエーナー
ダイオードを特別に追加することなく駆動回路の電源端
子電圧の上昇を抑えることにより、小型で安価なブラシ
レスDCモータの駆動回路を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明においては、課題
を解決するため、直流電源と、該直流電源の出力端子に
内臓若しくは,外部に接続された逆流阻止用ダイオード
を介して平滑用コンデンサを並列に設けた電源回路と、
2個のパワー素子を直列に接続した制御アーム3個を並
列に前記電源回路に接続し、各制御アームの中点を夫々
モータの巻線に接続した3相フルブリッジ構成のブラシ
レスDCモータの駆動回路で、運転中に回転方向を急激
に逆転させた時、発生する回生電流による駆動回路の電
源回路の端子電圧の上昇から駆動回路の保護が必要なブ
ラシレスDCモータの駆動回路において、回生電流が発
生している期間又は、回生電流が発生していても駆動回
路の電源回路の端子電圧が駆動回路を保護しなくても良
いレベルに低下するまでの期間、モータの巻線をモータ
駆動用のパワー素子を用いて電気的に短絡しモータ自身
で回生電流を消費し駆動回路の電源回路端子電圧の上昇
を抑えるように構成した。
【0005】本発明の構成を導くためにまず、モータを
急激に逆転させた時に回生電流が発生し電源回路端子電
圧を上昇させるメカニズムを解明した。図6によりブラ
シレスDCモータの回転方向を急激に逆転させた時、駆
動回路の電源端子電圧が上昇する原因を説明する。図6
(a)は、正転時のブラシレスDCモータで、パワー素
子Tr1とTr6をONとし、Tr2〜Tr5をOFFするとモ
ータ電流Imfが流れモータが正転する。図6(b)は
図6(a)のモータ及びモータ駆動用DC電源Eを等価
回路にしたもので、図6(b)より正転時のモータ電流
Imfは、モータ駆動用DC電源電圧E、モータの逆起
電力Vr1、Vr2、モータの巻線インピーダンスZa1、Z
a2の関係から Imf=(E―(Va1+Va2))/(Za1+Za2)……・・(1) となることがわかる。図6(c)は、逆転時のブラシレ
スDCモータで、モータを急激に逆転させるため、モー
タに印加している電圧の極性を急激に反転させるように
Tr1、Tr6をOFFしTr2〜Tr5をONとしたところで
ある。このとき流れるモータ電流Imr1は、 Imr1=(E+(Va1+Va2))/(Za1+Za2)…・・(2) となりモータを急激に逆転させるため、印加電圧極性を
急激に反転させた場合、大きな電流が流れることがわか
る。ここでImr1が駆動回路の許容電流を超える場合、
Imr1を制限する必要がある。図6(d)はImr1を制
限するため、Tr2、Tr5をOFFしたものである。この
時回生電流Ims1はモータ駆動用DC電源の逆阻止用ダ
イオードDsがあるため、フライホイルダイオードD1、
D6を介して電源平滑用コンデンサC1に流れ込み駆動
回路の電源端子電圧Vcが上昇する。Vcが上昇しTr1〜
Tr6の耐圧を超える場合、Tr1〜Tr6が破損するため駆
動回路の保護が必要になる。
【0006】従来の技術による上記の問題を解決する手
段の例を図8、図9により説明する。図8は、平滑コン
デンサC1の端子電圧Vcを検知しVcが上昇した場合、
制御回路で検出しある限界値(例えばパワー素子の定格
耐圧値)を超えたらスイッチング素子Tr7をONし回生
電流を抵抗Rrで消費する方法である。図9は、平滑コ
ンデンサC1の端子電圧Vcが保護したい電圧(例えばパ
ワー素子の定格耐圧値)まで上昇するとツエナーダイオ
ードZD1で回生電流を消費する方法である。しかし、
上記の2つの手段は何れも別の部品の追加を必要とし制
御回路が大きくなり高価となるという問題がある。
【0007】本発明においては、上記の課題を解決する
ため運転中に回転方向を急激に逆転させた時、発生する
回生電流による電源回路の端子電圧の上昇から駆動回路
の保護が必要なブラシレスDCモータの駆動回路におい
て、回生電流が発生している期間又は、回生電流が発生
していても駆動回路の電源回路の端子電圧が駆動回路を
保護しなくても良いレベルに低下するまでの期間、モー
タの巻線をモータ駆動用のパワー素子を用いて電気的に
短絡しモータ自身で回生電流を消費し電源回路の端子電
圧の上昇を抑えるように構成した。
【0008】
【実施の形態1】以下図面により、本発明の実施例を説
明する。図1は、本発明の第1実施例の要部構成図で、
直流電源Eと、該直流電源の出力端子に内臓若しくは,
外部に接続された逆流阻止用ダイオードDsを介して平
滑用コンデンサC1を並列に設けた電源回路と、2個の
パワー素子Tr1とTr2、TR3とTr4、Tr5とTr6とを夫
々を直列に接続した制御アーム3個を並列に前記電源回
路に接続し、各制御アームの中点を夫々モータの巻線M
に接続した3相フルブリッジ構成のブラシレスDCモー
タの駆動回路で、運転中に回転方向を急激に逆転させた
時、発生する回生電流による電源回路の端子電圧の上昇
から駆動回路の保護が必要なブラシレスDCモータの駆
動回路で、該ブラシレスDCモータの回転子軸に2相エ
ンコーダYを取付け、該2相エンコーダYの出力信号よ
り前記モータの回転方向を検出する回路Dと、前記3相
フルブリッジ駆動回路の制御アームのパワー素子に通電
信号を送る通電信号発生回路Tと、該通電信号発生回路
Tに回転方向を指令する指令回路Sとを有するものにお
いて、該通電信号発生回路Tの出力と前記モータの回転
方向検出回路Dの出力とを比較し前記両信号の回転方向
の一致、不一致を判定する回転方向弁別回路Bを備える
ように構成する。
【0009】上記のような構成において、回転方向指令
回路Sの指令によりある方向に回転中に前記回転方向指
令回路Sの指令を逆方向に変更すると、モータは惰性に
より今までの方向と同じ方向に回転を続けるが、通電信
号発生回路Tの回転方向は直ぐに逆回転となるので前記
回転方向分別回路Bより回転方向不一致の出力信号が通
電信号発生回路Tに送られる。
【0010】通電信号発生回路Tでは、直ぐにパワー素
子Tr1、Tr3、Tr5をOFFとし、Tr2、Tr4、Tr6を
ONとするように制御信号を前記のパワー素子群に送
る。すると、図5に示すようにモータの巻線Mにはモー
タを駆動する電流は流れず、該巻線Mに発生した逆起電
力Vr1、Vr2によりTr2とTr4及びフライホイールダイ
オードD6を介して回生電流が流れ、この回生電流はモ
ータの巻線Mと前記駆動用のパワー素子との間のみに流
れ消費し電源回路の平滑コンデンサC1の端子電圧を上
昇させることはない。やがてモータの回転がゼロになる
と回転方向弁別回路Bの出力はゼロとなり前記の回生電
流を発生させるため通電信号発生回路よパワー素子に送
られた通電信号は全部消去され、新しい回転方向指令信
号Sに従って通電信号発生回路Tからパワー素子に通電
信号が送られモータは新しい回転方向に回転する。図1
に示す第1の実施形態ではこのようにモータを急激に逆
転させても電源回路の平滑コンデンサC1の端子電圧を
上昇させることなく通電制御用のパワー素子を破損させ
る恐れはない。尚、上記の説明では、回生電流の制御の
ために制御アーム上側のパワー素子の通電を遮断し下側
のパワー素子を通電するように動作を説明したが、逆に
下側のパワー素子の通電を遮断し、上側のパワー素子を
通電するようにしても同じ効果が得られる。
【0011】
【実施の形態2】図2は、本発明の第2実施例の要部構
成図で、直流電源Eと、該直流電源の出力端子に内臓若
しくは外部に接続された逆流阻止用ダイオードDsを介
して平滑用コンデンサC1を並列に設けた電源回路と、
2個のパワー素子Tr1とTr2、TR3とTr4、Tr5とTr6
とを夫々を直列に接続した制御アーム3個を並列に前記
電源回路に接続し、各制御アームの中点を夫々モータの
巻線Mに接続した3相フルブリッジ構成のブラシレスD
Cモータの駆動回路で、運転中に回転方向を急激に逆転
させた時、発生する回生電流による電源回路の端子電圧
の上昇から駆動回路の保護が必要なブラシレスDCモー
タの駆動回路で、モータの回転子の磁極位置を検出する
位置検出器Hの出力よりモータの回転方向を検出する回
路Dと、前記3相フルブリッジ駆動回路の制御アームの
パワー素子に通電信号を送る通電信号発生回路Tと、該
通電信号発生回路Tに回転方向を指令する指令回路Sと
を有するものにおいて、該通電信号発生回路Tの出力と
前記モータの回転方向検出回路Dの出力とを比較し前記
両信号の回転方向の一致、不一致を判定する回転方向弁
別回路Bを備えるように構成する。
【0012】上記のような構成において、回転方向指令
回路Sの指令によりある方向に回転中に前記回転方向指
令回路Sの指令を逆方向に変更すると、モータは惰性に
より今までの方向同じ方向に回転を続けるが、通電信号
発生回路Tの回転方向は直ぐに逆回転となるので前記回
転方向分別回路Bの出力が回転方向不一致の出力信号が
通電信号発生回路Tに送られる
【0013】通電信号発生回路Tでは、直ぐにパワー素
子Tr1、Tr3、Tr5をOFFとし、Tr2、Tr4、Tr6を
ONとするように制御信号をパワー素子群に送る。する
と モータの巻線Mにはモータを駆動する電流は流れ
ず、該巻線Mに発生した逆起電力Vr1、Vr2によりTr2
とTr4及びフライホイールダイオードD6を介して回生
電流が流れ、この回生電流はモータの巻線Mと前記駆動
用のパワー素子との間のみに流れ消費し電源回路の平滑
コンデンサC1の端子電圧を上昇させることはない。や
がてモータの回転がゼロになると回転方向弁別回路Bの
出力はゼロとなり前記の回生電流を発生させるため通電
信号発生回路よパワー素子に送られた通電信号は全部消
去され、新しい回転方向指令信号に従って通電信号発生
回路Tより通電信号がパワー素子に送られモータは新し
い回転方向に回転する。このように急激に逆転させても
電源の平滑コンデンサの端子電圧を上昇させることなく
通電制御用のパワー素子を破損させる恐れはない。尚、
上記の説明では、回生電流の制御のために制御アーム上
側のパワー素子の通電を遮断し下側のパワー素子を通電
するように動作を説明したが、逆に下側のパワー素子の
通電を遮断し、上側のパワー素子を通電するようにして
も同じ効果が得られる。
【0014】
【実施の形態3】図3は、本発明の第3の実施形態の要
部構成図で、直流電源Eと、該直流電源の出力端子に内
臓若しくは外部に接続された逆流阻止用ダイオードDs
を介して平滑用コンデンサC1を並列に設けた電源回路
と、2個のパワー素子Tr1とTr2、TR3とTr4、Tr5と
Tr6とを夫々を直列に接続した制御アーム3個を並列に
前記電源回路に接続し、各制御アームの中点を夫々モー
タの巻線に接続した3相フルブリッジ構成のブラシレス
DCモータの駆動回路で、運転中に回転方向を急激に逆
転させた時、発生する回生電流による電源回路の端子電
圧の上昇から駆動回路の保護が必要なブラシレスDCモ
ータの駆動回路で、該ブラシレスDCモータの回転子軸
に2相エンコーダYを取付け、該2相エンコーダYの出
力信号より前記モータの回転方向を検出する回路Dと、
モータの回転速度を検出する回路Vと、前記3相フルブ
リッジ駆動回路の制御アームのパワー素子に通電信号を
送る通電信号発生回路Tと、該通電信号発生回路Tに回
転方向を指令する指令回路Sとを有するものにおいて、
該通電信号発生回路Sの出力と前記モータの回転方向検
出回路Dの出力とを比較し前記両信号の回転方向の一
致、不一致を判定する回転方向弁別回路Bと、前記速度
検出回路の出力Vとある設定値VE即ち、電源回路の端
子電圧がパワー素子の耐電圧に達する時の回転速度に対
応する電圧と比較する比較回路BVと、を備えるように
構成する。
【0015】上記のような構成において、回転方向指令
回路Sの指令によりある方向に回転中に前記回転方向指
令回路Sの指令を逆方向に変更すると、モータは惰性に
より今までの方向と同じ方向に回転を続けるが、通電信
号発生回路Tの回転方向は直ぐに逆回転となるので前記
回転方向分別回路Bから回転方向不一致の出力信号と、
速度弁別回路BVの出力とが通電信号発生回路Tに送ら
れる。
【0016】通電信号発生回路Tでは、直ぐにパワー素
子Tr1、Tr3、Tr5をOFFとし、Tr2、Tr4、Tr6を
ONとするように制御信号をパワー素子群に送る。する
と モータの巻線Mにはモータを駆動する電流は流れ
ず、該巻線に発生した逆起電力Vr1、Vr2によりTr2と
Tr4及びフライホイールダイオードD6を介して回生電
流が流れ、この回生電流はモータの巻線Mと前記駆動用
のパワー素子との間のみに流れ消費し電源回路の平滑コ
ンデンサの端子電圧を上昇させることはない。やがてモ
ータの回転が低下して前記回転速度検出回路Vの出力が
速度弁別回路BVの設定値VE即ち、電源回路の端子電圧
がパワー素子の耐電圧に達する時の回転速度に対応する
電圧より低下すると回転方向弁別回路Bの出力がゼロと
ならなくても前記の回生電流を発生させるため通電信号
発生回路よパワー素子に送られた通電信号は全部消去さ
れ、新しい回転方向指令信号に従って通電信号発生回路
Tより通電信号がパワー素子に送られモータは新しい回
転方向に回転する。このように急激に逆転させても電源
の平滑コンデンサの端子電圧を上昇させることなく通電
制御用のパワー素子を破損させる恐れはない。尚、上記
の説明では、回生電流の制御のために制御アーム上側の
パワー素子の通電を遮断し下側のパワー素子を通電する
ように動作を説明したが、逆に下側のパワー素子の通電
を遮断し、上側のパワー素子を通電するようにしても同
じ効果が得られる。
【0017】
【実施の形態4】図4は、本発明の第4実施形態の要部
構成図で、直流電源Eと、該直流電源の出力端子に内臓
若しくは外部に接続された逆流阻止用ダイオードDsを
介して平滑用コンデンサC1を並列に設けた電源回路
と、2個のパワー素子Tr1とTr2、TR3とTr4、Tr5と
Tr6とを夫々直列に接続した制御アーム3個を並列に前
記電源回路に接続し、各制御アームの中点を夫々モータ
の巻線Mに接続した3相フルブリッジ構成のブラシレス
DCモータの駆動回路で、運転中に回転方向を急激に逆
転させた時、発生する回生電流による電源回路の端子電
圧の上昇から駆動回路の保護が必要なブラシレスDCモ
ータの駆動回路において、電源回路の端子電圧VEとあ
る設定電圧Vs即ちパワー素子の定格耐圧値とを比較す
る比較回路BEを設け、電源回路の端子電圧VEがある設
定値Vsと同じになると通電信号発生回路Tに回生電流
制御信号を送るように構成する。
【0018】通電信号発生回路Tでは、前記回生制御信
号を受けると直ぐにパワー素子Tr1、Tr3、Tr5をOF
Fとし、Tr2、Tr4、Tr6をONとするように制御信号
をパワー素子群に送る。すると モータの巻線Mにはモ
ータを駆動する電流は流れず、該巻線Mに発生した逆起
電力Vr1、Vr2によりTr2とTr4及びフライホイールダ
イオードD6を介して回生電流が流れ、この回生電流は
モータの巻線Mと前記駆動用のパワー素子との間のみに
流れ消費し電源回路の平滑コンデンサC1の端子電圧を
上昇させることはない。このように急激に逆転させても
電源の平滑コンデンサの端子電圧を上昇させることなく
通電制御用のパワー素子を破損させる恐れはない。尚、
上記の説明では、回生電流の制御のために制御アーム上
側のパワー素子の通電を遮断し下側のパワー素子を通電
するように動作を説明したが、逆に下側のパワー素子の
通電を遮断し、上側のパワー素子を通電するようにして
も同じ効果が得られる
【0019】
【発明の効果】本発明に成るブラシレスDCモータの駆
動回路は、上記のような構成であるから、モータを急激
に逆回転させても電源回路の端子電圧の上昇を抑えて駆
動制御回路を保護することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に成るブラシレスDCモータ駆動回路の
第1実施形態の要部回路図である。
【図2】本発明に成るブラシレスDCモータ駆動回路の
第2実施形態の要部回路図である。
【図3】本発明に成るブラシレスDCモータ駆動回路の
第3実施形態の要部回路図である。
【図4】本発明に成るブラシレスDCモータ駆動回路の
第4実施形態の要部回路図である。
【図5】本発明に成るブラシレスDCモータ駆動回路の
動作を説明する説明図である。
【図6】逆転制御時の回生電流発生のメカニズムを説明
する説明図である。
【図7】従来技術に成るブラシレスDCモータ駆動回路
の例の要部回路図である。
【図8】従来技術に成るブラシレスDCモータ駆動回路
における保護回路の第1の例である。
【図9】従来技術に成るブラシレスDCモータ駆動回路
における保護回路の第2の例である。
【符号の説明】
B 回転方向弁別回路 BE 電圧比較回路 C1 平滑コンデンサ D 回転方向検出回路 D1〜D6 フライホイールダイオード Ds 逆素子ダイオード E 直流電源 H 回転子の磁極位置検出装置 S 回転方向指令回路 T 通電信号発生回路 Tr1〜Tr6 パワー素子 Tr7 制御用トランジスタ V 速度検出回路 VE 速度設定回路 BV 速度比較回路 Y 2相エンコーダ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電源と、該直流電源の出力端子に内
    臓若しくは,外部に接続された逆流阻止用ダイオードを
    介して平滑用コンデンサを並列に設けた電源回路と、2
    個のパワー素子を直列に接続した制御アーム3個を並列
    に前記電源回路に接続し、各制御アームの中点を夫々モ
    ータの巻線に接続した3相フルブリッジ構成のブラシレ
    スDCモータの駆動回路で、運転中に回転方向を急激に
    逆転させた時、発生する回生電流による駆動回路の電源
    端子電圧の上昇から駆動回路の保護が必要なブラシレス
    DCモータの駆動回路において、回生電流が発生してい
    る期間又は、回生電流が発生していても駆動回路の電源
    回路の端子電圧が駆動回路を保護しなくても良いレベル
    に低下するまでの期間、電源回路より通電を遮断し、か
    つモータの巻線をモータ駆動用のパワー素子を用いて電
    気的に短絡しモータの巻線自身で回生電流を消費し駆動
    回路の電源端子電圧の上昇を抑えるように構成したこと
    を特徴とするブラシレスDCモータの駆動回路。
  2. 【請求項2】 直流電源と、該直流電源の出力端子に内
    臓若しくは外部に接続された逆流阻止用ダイオードを介
    して平滑用コンデンサを並列に設けた電源回路と、2個
    のパワー素子を直列に接続した制御アーム3個を並列に
    前記電源回路に接続し、各制御アームの中点を夫々モー
    タの巻線に接続した3相フルブリッジ構成のブラシレス
    DCモータの駆動回路で、運転中に回転方向を急激に逆
    転させた時、発生する回生電流による駆動回路の電源回
    路の端子電圧の上昇から駆動回路の保護が必要なブラシ
    レスDCモータの駆動回路で、 該ブラシレスDCモー
    タの回転子軸に2相エンコーダを取付け、該2相エンコ
    ーダの出力信号より前記モータの回転方向を検出する回
    路と、前記3相フルブリッジ駆動回路の制御アームのパ
    ワー素子に通電信号を送る通電信号発生回路と、該通電
    信号発生回路に回転方向を指令する指令回路とを有する
    ものにおいて、該通電信号発生回路の出力と前記モータ
    の回転方向検出回路の出力とを比較し前記両信号の回転
    方向の一致、不一致を判定する回転方向弁別回路を備え
    るように構成し、該回転方向弁別回路の出力が回転方向
    不一致の出力を出している期間、前記通電信号発生回路
    の出力で駆動回路の制御アームのパワー素子を制御して
    電源回路よりの通電を遮断し、かつモータの巻線をモー
    タ駆動用のパワー素子を用いて電気的に短絡しモータの
    巻線自身で回生電流を消費し駆動回路の電源端子電圧の
    上昇を抑えるように構成したことを特徴とする請求項1
    に記載のブラシレスDCモータの駆動回路。
  3. 【請求項3】 直流電源と、該直流電源の出力端子に内
    臓若しくは外部に接続された逆流阻止用ダイオードを介
    して平滑用コンデンサを並列に設けた電源回路と、2個
    のパワー素子を直列に接続した制御アーム3個を並列に
    前記電源回路に接続し、各制御アームの中点を夫々モー
    タの巻線に接続した3相フルブリッジ構成のブラシレス
    DCモータの駆動回路で、運転中に回転方向を急激に逆
    転させた時、発生する回生電流による駆動回路の電源回
    路の端子電圧の上昇から駆動回路の保護が必要なブラシ
    レスDCモータの駆動回路で、モータの回転子の磁極位
    置を検出する位置検出器の出力よりモータの回転方向を
    検出する回路と、前記3相フルブリッジ駆動回路の制御
    アームのパワー素子に通電信号を送る通電信号発生回路
    と、該通電信号発生回路に回転方向を指令する指令回路
    とを有するものにおいて、該通電信号発生回路の出力と
    前記モータの回転方向検出回路の出力とを比較し前記両
    信号の回転方向の一致、不一致を判定する回転方向弁別
    回路を備えるように構成し、該回転方向弁別回路の出力
    が回転方向不一致の出力を出している期間、前記通電信
    号発生回路の出力で駆動回路の制御アームのパワー素子
    を制御して電源回路よりの通電を遮断し、かつモータの
    巻線をモータ駆動用のパワー素子を用いて電気的に短絡
    しモータの巻線自身で回生電流を消費し駆動回路の電源
    端子電圧の上昇を抑えるように構成したことを特徴とす
    る請求項1に記載のブラシレスDCモータの駆動回路。
  4. 【請求項4】 直流電源と、該直流電源の出力端子に内
    臓若しくは外部に接続された逆流阻止用ダイオードを介
    して平滑用コンデンサを並列に設けた電源回路と、2個
    のパワー素子を直列に接続した制御アーム3個を並列に
    前記電源回路に接続し、各制御アームの中点を夫々モー
    タの巻線に接続した3相フルブリッジ構成のブラシレス
    DCモータの駆動回路で、運転中に回転方向を急激に逆
    転させた時、発生する回生電流による駆動回路の電源端
    子電圧の上昇から駆動回路の保護が必要なブラシレスD
    Cモータの駆動回路で、該ブラシレスDCモータの回転
    子軸に2相エンコーダを取付け、該2相エンコーダの出
    力信号より前記モータの回転方向を検出する回路と、モ
    ータの回転速度を検出する回路と、前記3相フルブリッ
    ジ駆動回路の制御アームのパワー素子に通電信号を送る
    通電信号発生回路と、該通電信号発生回路に回転方向を
    指令する指令回路とを有するものにおいて、該通電信号
    発生回路の出力と前記モータの回転方向検出回路の出力
    とを比較し前記両信号の回転方向の一致、不一致を判定
    する回転方向弁別回路と、前記速度検出回路の出力とあ
    る設定値とを比較する比較回路と、を備えるように構成
    し、該回転方向弁別回路の出力が回転方向不一致の出力
    を出し、かつ前記比較回路の出力がある設定値以上であ
    る期間、前記通電信号発生回路の出力で駆動回路の制御
    アームのパワー素子を制御して電源回路よりの通電を遮
    断し、かつモータの巻線をモータ駆動用のパワー素子を
    用いて電気的に短絡しモータの巻線自身で回生電流を消
    費し駆動回路の電源端子電圧の上昇を抑えるように構成
    したことを特徴とする請求項1に記載のブラシレスDC
    モータの駆動回路。
  5. 【請求項5】 直流電源と、該直流電源の出力端子に内
    臓若しくは外部に接続された逆流阻止用ダイオードを介
    して平滑用コンデンサを並列に設けた電源回路と、2個
    のパワー素子を直列に接続した制御アーム3個を並列に
    前記電源回路に接続し、各制御アームの中点を夫々モー
    タの巻線に接続した3相フルブリッジ構成のブラシレス
    DCモータの駆動回路で、運転中に回転方向を急激に逆
    転させた時、発生する回生電流による駆動回路の電源回
    路の端子電圧の上昇から駆動回路の保護が必要なブラシ
    レスDCモータの駆動回路において、電源回路の端子電
    圧とある設定電圧とを比較する比較回路を設け、電源回
    路の端子電圧がある設定値を超えようとする瞬間、前記
    通電信号発生回路の出力で駆動回路の制御アームのパワ
    ー素子を制御して電源回路よりの通電を遮断し、かつモ
    ータの巻線をモータ駆動用のパワー素子を用いて電気的
    に短絡しモータの巻線自身で回生電流を消費し駆動回路
    の電源端子電圧の上昇を抑えるように構成したことを特
    徴とする請求項1に記載のブラシレスDCモータの駆動
    回路。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003047255A (ja) * 2001-07-26 2003-02-14 Sankyo Seiki Mfg Co Ltd ブラシレスモータの駆動回路
JP2006115558A (ja) * 2004-10-12 2006-04-27 Kayaba Ind Co Ltd 緩衝器
US7414425B2 (en) 2004-05-10 2008-08-19 Temic Automotive Of North America, Inc. Damping control in a three-phase motor with a single current sensor
JP2011205848A (ja) * 2010-03-26 2011-10-13 Oriental Motor Co Ltd 制動力制御機能を有するブラシレスdcモータ駆動装置
JP2013081311A (ja) * 2011-10-04 2013-05-02 Nsk Ltd 電動機、電動機制御装置及び電動パワーステアリング装置

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