JP2000324945A - 育苗用培土 - Google Patents
育苗用培土Info
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- JP2000324945A JP2000324945A JP11137297A JP13729799A JP2000324945A JP 2000324945 A JP2000324945 A JP 2000324945A JP 11137297 A JP11137297 A JP 11137297A JP 13729799 A JP13729799 A JP 13729799A JP 2000324945 A JP2000324945 A JP 2000324945A
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- JP
- Japan
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- soil
- core
- seedling
- sheath
- cultivation
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A01—AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
- A01G—HORTICULTURE; CULTIVATION OF VEGETABLES, FLOWERS, RICE, FRUIT, VINES, HOPS OR SEAWEED; FORESTRY; WATERING
- A01G24/00—Growth substrates; Culture media; Apparatus or methods therefor
- A01G24/20—Growth substrates; Culture media; Apparatus or methods therefor based on or containing natural organic material
- A01G24/22—Growth substrates; Culture media; Apparatus or methods therefor based on or containing natural organic material containing plant material
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A01—AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
- A01G—HORTICULTURE; CULTIVATION OF VEGETABLES, FLOWERS, RICE, FRUIT, VINES, HOPS OR SEAWEED; FORESTRY; WATERING
- A01G9/00—Cultivation in receptacles, forcing-frames or greenhouses; Edging for beds, lawn or the like
- A01G9/02—Receptacles, e.g. flower-pots or boxes; Glasses for cultivating flowers
- A01G9/029—Receptacles for seedlings
- A01G9/0293—Seed or shoot receptacles
Landscapes
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Environmental Sciences (AREA)
- Cultivation Of Plants (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 安価でかつ量産に適し、さらに割れたり崩れ
ることがなく取扱いが容易な育苗用培土を得る。 【解決手段】 籾殻12と、芯部と前記芯部よりも軟化
温度が低い鞘部とから成る芯鞘型繊維14とを攪拌混合
し、加熱成形してなる育苗用培土であって、前記籾殻1
2を、1cm3当り1.7×10-1〜2.0×10-1g
含有し、かつ前記芯鞘型繊維14を1cm3当り2.0
×10-3〜8.2×10-3g含有する育苗用培土であ
る。好ましくは、少なくとも窒素を含む肥料16を含有
し、窒素を1cm3当り2.0×10-4〜4.0×10
-4g含有することを特徴とする育苗用培土である。
ることがなく取扱いが容易な育苗用培土を得る。 【解決手段】 籾殻12と、芯部と前記芯部よりも軟化
温度が低い鞘部とから成る芯鞘型繊維14とを攪拌混合
し、加熱成形してなる育苗用培土であって、前記籾殻1
2を、1cm3当り1.7×10-1〜2.0×10-1g
含有し、かつ前記芯鞘型繊維14を1cm3当り2.0
×10-3〜8.2×10-3g含有する育苗用培土であ
る。好ましくは、少なくとも窒素を含む肥料16を含有
し、窒素を1cm3当り2.0×10-4〜4.0×10
-4g含有することを特徴とする育苗用培土である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水稲等の作物の苗
を育苗するために用いられる育苗用培土に関する。
を育苗するために用いられる育苗用培土に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年、
水稲等の作物の苗を苗床によって育苗することが行われ
ており、さらに、この苗床の床土としては一般的に土壌
培土が用いられていた。ところが、このような土壌培土
は、良質(均質)の床土が比較的高価で入手が困難であ
ったり、重く運搬性等が悪かった。そこで、このような
土壌培土に代わる床土(培土)が提案されている(一例
として、特公昭56−18165号公報)。
水稲等の作物の苗を苗床によって育苗することが行われ
ており、さらに、この苗床の床土としては一般的に土壌
培土が用いられていた。ところが、このような土壌培土
は、良質(均質)の床土が比較的高価で入手が困難であ
ったり、重く運搬性等が悪かった。そこで、このような
土壌培土に代わる床土(培土)が提案されている(一例
として、特公昭56−18165号公報)。
【0003】前記公報に示される培土は、植物質培土材
(樹皮、パルプチップ、オガクズなどを堆肥化したバー
ク堆肥等)を、親水性ウレタンプレポリマーを結合剤と
して用いて固結させ乾燥した構成となっている。なお、
結合剤としては、ポリビニルアルコールやデンプン類も
用いられる場合がある。この種の培土は、樹皮やパルプ
チップ等の所謂産業廃棄物を培土材として有効利用する
ことができ、またこの植物質培土材も比較的安価であ
る。
(樹皮、パルプチップ、オガクズなどを堆肥化したバー
ク堆肥等)を、親水性ウレタンプレポリマーを結合剤と
して用いて固結させ乾燥した構成となっている。なお、
結合剤としては、ポリビニルアルコールやデンプン類も
用いられる場合がある。この種の培土は、樹皮やパルプ
チップ等の所謂産業廃棄物を培土材として有効利用する
ことができ、またこの植物質培土材も比較的安価であ
る。
【0004】しかしながら、前述の如き従来の培土は、
依然として以下の欠点があった。すなわち、培土材の結
合(結合剤を用いた固結乾燥)に長い時間(例えば、1
〜3時間程度)が掛かり、量産が困難で結果的にコスト
高であった。また、完成した培土(すなわち,結合剤に
より固結され乾燥された培土材)は、硬質であるものの
割れたり欠け易く、このため運搬中に形が崩れたりし、
その取扱いが面倒で煩雑であった。また一方、実際の使
用に際しては、前記従来の培土を育苗のために灌水する
と、灌水前にも増して形が崩れ易くなる。このため、例
えば自動田植機の苗台にセットして田植えを実施しよう
としても、装置のフィンガー部分がうまく苗を掴み取る
ことができず、スムースな作業が困難となる場合もあっ
た。また何より、前述の如き従来の培土では、培土材自
体は比較的安価であるものの、親水性ウレタンプレポリ
マー等の結合剤が高価であり、結果的に全体としては依
然として高価であった。
依然として以下の欠点があった。すなわち、培土材の結
合(結合剤を用いた固結乾燥)に長い時間(例えば、1
〜3時間程度)が掛かり、量産が困難で結果的にコスト
高であった。また、完成した培土(すなわち,結合剤に
より固結され乾燥された培土材)は、硬質であるものの
割れたり欠け易く、このため運搬中に形が崩れたりし、
その取扱いが面倒で煩雑であった。また一方、実際の使
用に際しては、前記従来の培土を育苗のために灌水する
と、灌水前にも増して形が崩れ易くなる。このため、例
えば自動田植機の苗台にセットして田植えを実施しよう
としても、装置のフィンガー部分がうまく苗を掴み取る
ことができず、スムースな作業が困難となる場合もあっ
た。また何より、前述の如き従来の培土では、培土材自
体は比較的安価であるものの、親水性ウレタンプレポリ
マー等の結合剤が高価であり、結果的に全体としては依
然として高価であった。
【0005】本発明は前記諸問題を解消することを目的
とし、安価でかつ量産に適し、さらに割れたり崩れるこ
とがなく取扱いが容易な育苗用培土を提供することを目
的とする。
とし、安価でかつ量産に適し、さらに割れたり崩れるこ
とがなく取扱いが容易な育苗用培土を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の育苗用培土は、
籾殻、および芯部と前記芯部よりも軟化温度が低い鞘部
とからなる芯鞘型繊維を混合し、加熱成形してなる育苗
用培土であって、前記籾殻を、1cm3当り1.7×1
0-1〜2.0×10-1g含有し、かつ前記芯鞘型繊維を
1cm3当り2.0×10-3〜8.2×10-3g含有す
る。
籾殻、および芯部と前記芯部よりも軟化温度が低い鞘部
とからなる芯鞘型繊維を混合し、加熱成形してなる育苗
用培土であって、前記籾殻を、1cm3当り1.7×1
0-1〜2.0×10-1g含有し、かつ前記芯鞘型繊維を
1cm3当り2.0×10-3〜8.2×10-3g含有す
る。
【0007】本発明の育苗用培土では、芯部と鞘部から
成る芯鞘型繊維は、籾殻と共に攪拌混合されることによ
り、複雑で細かい網状になって籾殻と絡み合い、籾殻を
包み込む。この状態で、加熱成形することにより、スポ
ンジのように腰が強くて屈曲性及び保水性のある培土と
して構成される。またさらに、育苗用培土では、培土基
材としての籾殻自体が極めて安価であり(更に言えば、
所謂産業廃棄物を培土基材として有効利用することがで
き)、かつ、結合材としての芯鞘型繊維も安価なものを
適用することができるため、全体としても大幅に安価に
なる。
成る芯鞘型繊維は、籾殻と共に攪拌混合されることによ
り、複雑で細かい網状になって籾殻と絡み合い、籾殻を
包み込む。この状態で、加熱成形することにより、スポ
ンジのように腰が強くて屈曲性及び保水性のある培土と
して構成される。またさらに、育苗用培土では、培土基
材としての籾殻自体が極めて安価であり(更に言えば、
所謂産業廃棄物を培土基材として有効利用することがで
き)、かつ、結合材としての芯鞘型繊維も安価なものを
適用することができるため、全体としても大幅に安価に
なる。
【0008】本発明の育苗用培土は、少なくとも窒素を
含む肥料をさらに含有し、窒素成分を1cm3当り2.
0×10-4〜4.0×10-4g含有するのが好ましい。
また、本発明の育苗用培土の水素イオン濃度は、pHが
3〜5.5であり、クエン酸を1cm3当り1.0×1
0-3〜1.5×10-3g含有するのが好ましい。さら
に、本発明の育苗用培土は、界面活性剤を1cm3当り
8.0×10-5〜1.7×10-4g含有しているのが好
ましい。
含む肥料をさらに含有し、窒素成分を1cm3当り2.
0×10-4〜4.0×10-4g含有するのが好ましい。
また、本発明の育苗用培土の水素イオン濃度は、pHが
3〜5.5であり、クエン酸を1cm3当り1.0×1
0-3〜1.5×10-3g含有するのが好ましい。さら
に、本発明の育苗用培土は、界面活性剤を1cm3当り
8.0×10-5〜1.7×10-4g含有しているのが好
ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】図1に、本発明の実施の形態に係
る育苗用培土10の外観斜視図を示す。図1に示す育苗
用培土10は、培土基材としての籾殻12と、結合材と
しての芯鞘型繊維14、及び複数の育苗用肥料16を含
んで構成されており、本実施の形態においては例えば、
育苗箱40に入るように、縦寸法28cm、横寸法58
cm、厚さ寸法1.5cmのマット形状(2436cm
3)に成形されている。籾殻12は、乾燥重量で414
〜487g(育苗用培土10の1cm3当り1.7×1
0-1〜2.0×10-1g)含有され、芯鞘型繊維14
は、乾燥重量で4.9〜20.0g(育苗用培土10の
1cm3当り2.0×10-3〜8.2×10- 3g)含有
される。
る育苗用培土10の外観斜視図を示す。図1に示す育苗
用培土10は、培土基材としての籾殻12と、結合材と
しての芯鞘型繊維14、及び複数の育苗用肥料16を含
んで構成されており、本実施の形態においては例えば、
育苗箱40に入るように、縦寸法28cm、横寸法58
cm、厚さ寸法1.5cmのマット形状(2436cm
3)に成形されている。籾殻12は、乾燥重量で414
〜487g(育苗用培土10の1cm3当り1.7×1
0-1〜2.0×10-1g)含有され、芯鞘型繊維14
は、乾燥重量で4.9〜20.0g(育苗用培土10の
1cm3当り2.0×10-3〜8.2×10- 3g)含有
される。
【0010】育苗用培土10中の籾殻12の量が少なす
ぎると、育苗用培土10に、大きな穴等の欠陥が発生す
る。一方、籾殻12の量が多すぎると、成形後に膨張
し、所定の寸法に成形することが困難になる。また、育
苗用培土10に含有される芯鞘型繊維14の量が少なす
ぎると、籾殻12を結合する結合材としての機能が不充
分となり、育苗用培土10の形状が維持できなくなる。
一方、芯鞘型繊維14の量が多すぎると、育苗用培土1
0が硬くなり過ぎ、培土中に苗の根が入り込み難くな
り、苗の成長を阻害する。育苗用培土10中における籾
殻12と芯鞘型繊維14の含有量が各々前記範囲である
と、成形性に優れ、取り扱いが容易であるとともに、苗
の成長に良好な培土となる。より好ましくは、籾殻12
の含有量は、440〜460g(育苗用培土10の1c
m3当り1.8×10-1〜1.9×10-1g)であり、
芯鞘型繊維14の含有量は、10〜12g(育苗用培土
10の1cm3当り4.1×10-3〜4.9×10
-3g)である。
ぎると、育苗用培土10に、大きな穴等の欠陥が発生す
る。一方、籾殻12の量が多すぎると、成形後に膨張
し、所定の寸法に成形することが困難になる。また、育
苗用培土10に含有される芯鞘型繊維14の量が少なす
ぎると、籾殻12を結合する結合材としての機能が不充
分となり、育苗用培土10の形状が維持できなくなる。
一方、芯鞘型繊維14の量が多すぎると、育苗用培土1
0が硬くなり過ぎ、培土中に苗の根が入り込み難くな
り、苗の成長を阻害する。育苗用培土10中における籾
殻12と芯鞘型繊維14の含有量が各々前記範囲である
と、成形性に優れ、取り扱いが容易であるとともに、苗
の成長に良好な培土となる。より好ましくは、籾殻12
の含有量は、440〜460g(育苗用培土10の1c
m3当り1.8×10-1〜1.9×10-1g)であり、
芯鞘型繊維14の含有量は、10〜12g(育苗用培土
10の1cm3当り4.1×10-3〜4.9×10
-3g)である。
【0011】育苗用培土10は、籾殻12と芯鞘型繊維
14とを混合し単に所定温度で加熱成形することで得ら
れるため、製造時間(培土基材としての籾殻と結合材と
しての芯鞘型繊維との結合)に長い時間を要することが
なく、量産が可能になる。また、育苗用培土10は、芯
鞘型繊維が細かい網状になって籾殻と絡み合って結合さ
れ、所謂スポンジのように構成されるため、屈曲性及び
保水性に富んでいる。このため、割れたり欠け難く、運
搬中に形が崩れることがない。また、育苗のために灌水
しても形が崩れることがなく、その取扱いも容易にな
る。したがって、実際の使用に際して例えば自動田植機
の苗台にセットして田植えを実施する場合にも、装置の
フィンガー部分がうまく苗を掴み取ることができ、スム
ースな作業を行うことができる。またさらに、育苗用培
土では、培土基材としての籾殻自体が極めて安価であり
(更に言えば、所謂産業廃棄物を培土基材として有効利
用することができ)、かつ、結合材としての芯鞘型繊維
も安価なものを適用することができるため、全体として
も大幅に安価になる。
14とを混合し単に所定温度で加熱成形することで得ら
れるため、製造時間(培土基材としての籾殻と結合材と
しての芯鞘型繊維との結合)に長い時間を要することが
なく、量産が可能になる。また、育苗用培土10は、芯
鞘型繊維が細かい網状になって籾殻と絡み合って結合さ
れ、所謂スポンジのように構成されるため、屈曲性及び
保水性に富んでいる。このため、割れたり欠け難く、運
搬中に形が崩れることがない。また、育苗のために灌水
しても形が崩れることがなく、その取扱いも容易にな
る。したがって、実際の使用に際して例えば自動田植機
の苗台にセットして田植えを実施する場合にも、装置の
フィンガー部分がうまく苗を掴み取ることができ、スム
ースな作業を行うことができる。またさらに、育苗用培
土では、培土基材としての籾殻自体が極めて安価であり
(更に言えば、所謂産業廃棄物を培土基材として有効利
用することができ)、かつ、結合材としての芯鞘型繊維
も安価なものを適用することができるため、全体として
も大幅に安価になる。
【0012】一般的に、籾殻は、水分をある程度含んで
いるものが多く、育苗用培土10にも、水分を含んでい
る籾殻を使用してもよい。その場合は、乾燥重量として
の籾殻の含有量が、前記範囲となるように配合する。例
えば、水分含有率が13%の籾殻を使用する場合は、籾
殻を476〜560g使用する。
いるものが多く、育苗用培土10にも、水分を含んでい
る籾殻を使用してもよい。その場合は、乾燥重量として
の籾殻の含有量が、前記範囲となるように配合する。例
えば、水分含有率が13%の籾殻を使用する場合は、籾
殻を476〜560g使用する。
【0013】芯鞘型繊維14は、芯部と、該芯部の軟化
温度よりも低い軟化温度を有する鞘部とから構成されて
いる。このような芯鞘型繊維14としては、例えば、芯
鞘型ポリエステル(ユニチカ製)を用いることができ
る。この場合には、鞘部は110℃で軟化し、芯部は2
50℃で軟化する。またさらに、芯鞘型繊維14として
は、例えば、ビオノーレ(昭和高分子(株)製)を用い
ることができる。この場合には、鞘部は90℃で軟化
し、芯部は115℃で軟化する。図2に、芯部14A
と、鞘部14Bとから構成される芯鞘型繊維14の加熱
成形後の概略模式図を示す。
温度よりも低い軟化温度を有する鞘部とから構成されて
いる。このような芯鞘型繊維14としては、例えば、芯
鞘型ポリエステル(ユニチカ製)を用いることができ
る。この場合には、鞘部は110℃で軟化し、芯部は2
50℃で軟化する。またさらに、芯鞘型繊維14として
は、例えば、ビオノーレ(昭和高分子(株)製)を用い
ることができる。この場合には、鞘部は90℃で軟化
し、芯部は115℃で軟化する。図2に、芯部14A
と、鞘部14Bとから構成される芯鞘型繊維14の加熱
成形後の概略模式図を示す。
【0014】育苗用培土10を用いて、育苗している際
に、芯鞘型繊維14として芯鞘型ポリエステル(ユニチ
カ製)を用いた場合には、該芯鞘型ポリエステルは加水
分解して長期の間には圃場で分解し、一方、例えば芯鞘
型繊維14としてビオノーレ(昭和高分子(株)製)を
用いた場合には、このビオノーレは生分解して長期の間
には圃場で分解する。このため、他に悪影響を与えるこ
とはない。
に、芯鞘型繊維14として芯鞘型ポリエステル(ユニチ
カ製)を用いた場合には、該芯鞘型ポリエステルは加水
分解して長期の間には圃場で分解し、一方、例えば芯鞘
型繊維14としてビオノーレ(昭和高分子(株)製)を
用いた場合には、このビオノーレは生分解して長期の間
には圃場で分解する。このため、他に悪影響を与えるこ
とはない。
【0015】育苗用肥料16としては、一般的に、複数
種の成分を混合した肥料が使用され、少なくとも窒素、
リン、およびカリウムの3要素を含有する肥料が用いら
れる。育苗用培土10中における育苗用肥料16の好ま
しい含有量は、使用する肥料によっても異なるが、育苗
用肥料16中に含まれる窒素が、0.5〜1.0g(育
苗用培土10の1cm3当り2.0×10-4〜4.0×
10-4g)含有されるように配合するのが好ましく、
0.7〜0.8g含有されるように配合されるのがより
好ましい。培土10における窒素の含有量が0.5g未
満であると、葉の色が薄くなったり(薄黄色)、苗の成
長が悪くなる傾向がある。一方、窒素の含有量が1.0
gを超えると、苗の根の成長が遅くなる傾向がある。従
来、培土においては、乳苗の育苗用には窒素は0.5g
程度、稚苗の育苗用には2g程度、および中苗の育苗に
は2g程度必要とされているのに対して、本発明の培土
10は、いずれの苗においても、窒素の含有量が前記範
囲であるのが好ましい点で、特有の性質を有する。尚、
窒素の含有量を「g」で示したが、これは、肥料の成分
として用いた窒素含有化合物の配合量xgを、該化合物
の分子量中の窒素元素が占める割合aを求め、xg×a
×10-2で算出した値である。肥料中に窒素含有化合物
が2以上含有される場合は、前記式より算出した値の和
を示す。
種の成分を混合した肥料が使用され、少なくとも窒素、
リン、およびカリウムの3要素を含有する肥料が用いら
れる。育苗用培土10中における育苗用肥料16の好ま
しい含有量は、使用する肥料によっても異なるが、育苗
用肥料16中に含まれる窒素が、0.5〜1.0g(育
苗用培土10の1cm3当り2.0×10-4〜4.0×
10-4g)含有されるように配合するのが好ましく、
0.7〜0.8g含有されるように配合されるのがより
好ましい。培土10における窒素の含有量が0.5g未
満であると、葉の色が薄くなったり(薄黄色)、苗の成
長が悪くなる傾向がある。一方、窒素の含有量が1.0
gを超えると、苗の根の成長が遅くなる傾向がある。従
来、培土においては、乳苗の育苗用には窒素は0.5g
程度、稚苗の育苗用には2g程度、および中苗の育苗に
は2g程度必要とされているのに対して、本発明の培土
10は、いずれの苗においても、窒素の含有量が前記範
囲であるのが好ましい点で、特有の性質を有する。尚、
窒素の含有量を「g」で示したが、これは、肥料の成分
として用いた窒素含有化合物の配合量xgを、該化合物
の分子量中の窒素元素が占める割合aを求め、xg×a
×10-2で算出した値である。肥料中に窒素含有化合物
が2以上含有される場合は、前記式より算出した値の和
を示す。
【0016】育苗用肥料16としては、中期育成用肥料
(例えば、商標:ロングM100)、良質土壌菌繁殖用
剤(例えば、ゼオライト)、初期育成用肥料(例えば、
硫化燐安)、健苗育成剤(例えば、商標:FTE)等を
用いることができる。中でも、硫酸アンモニウム、塩化
カリウム、およびリン酸第1アンモニウムを混合した肥
料を用いるのが好ましい。特に、窒素:リン酸:カリウ
ム=14:14:13(重量比)となるように配合した
肥料が好ましい。この割合で窒素を含有する肥料を使用
する場合は、育苗用肥料16は育苗用培土10に、約7
g程度含有されるのが好ましい。肥料16は、どのよう
な状態で培土基材等と混合してもよく、各成分(例え
ば、硫酸アンモニウム等)を水に溶解した溶液を用いる
のが好ましい。その場合、前記溶液の水素イオン濃度p
Hを5程度に調整するのが好ましく、また、前記溶液中
の不純物(非水溶性物質)を除去した後に、肥料として
使用するのが好ましい。
(例えば、商標:ロングM100)、良質土壌菌繁殖用
剤(例えば、ゼオライト)、初期育成用肥料(例えば、
硫化燐安)、健苗育成剤(例えば、商標:FTE)等を
用いることができる。中でも、硫酸アンモニウム、塩化
カリウム、およびリン酸第1アンモニウムを混合した肥
料を用いるのが好ましい。特に、窒素:リン酸:カリウ
ム=14:14:13(重量比)となるように配合した
肥料が好ましい。この割合で窒素を含有する肥料を使用
する場合は、育苗用肥料16は育苗用培土10に、約7
g程度含有されるのが好ましい。肥料16は、どのよう
な状態で培土基材等と混合してもよく、各成分(例え
ば、硫酸アンモニウム等)を水に溶解した溶液を用いる
のが好ましい。その場合、前記溶液の水素イオン濃度p
Hを5程度に調整するのが好ましく、また、前記溶液中
の不純物(非水溶性物質)を除去した後に、肥料として
使用するのが好ましい。
【0017】本実施の形態では、育苗用培土10は、育
苗用肥料16を含んで構成されているため、育苗に際し
て別の新たな肥料を加える必要がない。また、育苗する
作物の種類や天候(気候)等に応じて前述した各育苗用
肥料16の種類や混合割合を適宜変更して、複数種類の
異なる育苗用培土10を準備しておけば、大幅に適用の
範囲が拡大する。
苗用肥料16を含んで構成されているため、育苗に際し
て別の新たな肥料を加える必要がない。また、育苗する
作物の種類や天候(気候)等に応じて前述した各育苗用
肥料16の種類や混合割合を適宜変更して、複数種類の
異なる育苗用培土10を準備しておけば、大幅に適用の
範囲が拡大する。
【0018】育苗用培土10は、そのpHが3〜5.5
に調整されているのが好ましい。従来、培土のpHは5
が最適であるとされていたが、培土10はpHが3〜
5.5であると、苗の成長がより良好となる特質を有す
る。クエン酸を育苗用培土10に含有させると、培土1
0のpHを前記範囲に容易に調整できるとともに、培土
10の種籾中に存在する発芽抑制物質を除去することが
でき、発芽をより促進できるので好ましい。クエン酸
は、培土のpH調整剤として機能するとともに、発芽抑
制物質除去剤としても機能する。培土10のpHを前記
範囲に調整するには、培土10にクエン酸を2.4〜
3.7g(培土10の1cm3当り1.0×10-3〜
1.5×10-3g)含有させるのが好ましい。クエン酸
の含有量が2.4g未満であると、種籾中に存在する発
芽抑制物質により、発芽が抑制される傾向がある。一
方、クエン酸の含有量が3.7gを超えると、培土のp
Hが3未満になり、苗の成長を阻害する場合がある。
尚、培土のpHは、土壌用pH計測器で測定することが
できる。
に調整されているのが好ましい。従来、培土のpHは5
が最適であるとされていたが、培土10はpHが3〜
5.5であると、苗の成長がより良好となる特質を有す
る。クエン酸を育苗用培土10に含有させると、培土1
0のpHを前記範囲に容易に調整できるとともに、培土
10の種籾中に存在する発芽抑制物質を除去することが
でき、発芽をより促進できるので好ましい。クエン酸
は、培土のpH調整剤として機能するとともに、発芽抑
制物質除去剤としても機能する。培土10のpHを前記
範囲に調整するには、培土10にクエン酸を2.4〜
3.7g(培土10の1cm3当り1.0×10-3〜
1.5×10-3g)含有させるのが好ましい。クエン酸
の含有量が2.4g未満であると、種籾中に存在する発
芽抑制物質により、発芽が抑制される傾向がある。一
方、クエン酸の含有量が3.7gを超えると、培土のp
Hが3未満になり、苗の成長を阻害する場合がある。
尚、培土のpHは、土壌用pH計測器で測定することが
できる。
【0019】育苗用培土10中に、界面活性剤が含まれ
ると、培土10における水の浸透性が向上するので好ま
しい。特に、培土10中における界面活性剤の含有量
が、0.2〜0.4g(育苗用培土10の1cm3当り
8.0×10-5〜1.7×10- 4g)であると、苗の成
長を抑制することなく、水の浸透性を向上させることが
できるので好ましい。使用する界面活性剤としては、ア
ニオン性界面活性剤が好ましく、例えば、ドデシルベン
ゼンスルホン酸ナトリウム等が使用できる。特に、「ネ
オペレックス」(花王(株)製)が好ましい。
ると、培土10における水の浸透性が向上するので好ま
しい。特に、培土10中における界面活性剤の含有量
が、0.2〜0.4g(育苗用培土10の1cm3当り
8.0×10-5〜1.7×10- 4g)であると、苗の成
長を抑制することなく、水の浸透性を向上させることが
できるので好ましい。使用する界面活性剤としては、ア
ニオン性界面活性剤が好ましく、例えば、ドデシルベン
ゼンスルホン酸ナトリウム等が使用できる。特に、「ネ
オペレックス」(花王(株)製)が好ましい。
【0020】以下に、育苗用培土10の製造手順を説明
する。先ず、籾殻12と芯鞘型繊維14、及び前記各育
苗用肥料16を攪拌混合する。芯鞘型繊維14は、籾殻
12及び各育苗用肥料16と共に攪拌混合されることに
より、複雑で細かい網状になって籾殻12及び各育苗用
肥料16と絡み合い、籾殻12及び各育苗用肥料16を
包み込む。尚、育苗用培土10が、クエン酸および/ま
たは界面活性剤を含有する場合、クエン酸および/また
は界面活性剤も、この工程で、籾殻12等と混合するの
が好ましい。例えば、クエン酸を肥料とともに水に溶解
した溶液を、噴霧しながら、籾殻12と芯鞘型繊維14
と界面活性剤とを攪拌混合してもよい。
する。先ず、籾殻12と芯鞘型繊維14、及び前記各育
苗用肥料16を攪拌混合する。芯鞘型繊維14は、籾殻
12及び各育苗用肥料16と共に攪拌混合されることに
より、複雑で細かい網状になって籾殻12及び各育苗用
肥料16と絡み合い、籾殻12及び各育苗用肥料16を
包み込む。尚、育苗用培土10が、クエン酸および/ま
たは界面活性剤を含有する場合、クエン酸および/また
は界面活性剤も、この工程で、籾殻12等と混合するの
が好ましい。例えば、クエン酸を肥料とともに水に溶解
した溶液を、噴霧しながら、籾殻12と芯鞘型繊維14
と界面活性剤とを攪拌混合してもよい。
【0021】次に、この攪拌混合した籾殻12と芯鞘型
繊維14及び育苗用肥料16を、加熱成形する。成形
は、芯鞘型繊維14の鞘部14Bが軟化するが、芯部1
4Aは軟化しない温度にて行うのが好ましい。例えば、
芯鞘型繊維14として芯鞘型ポリエステル(ユニチカ
製)を用いた場合には、鞘部14Bは110℃で軟化し
芯部14Aは250℃で軟化するため、籾殻12と前記
芯鞘型ポリエステルを攪拌混合した後に130℃〜20
0℃(好ましくは、140℃前後)で加熱成形するのが
好ましい。一方、例えば、芯鞘型繊維14としてビオノ
ーレ(昭和高分子(株)製)を用いた場合には、鞘部1
4Bは90℃で軟化し芯部14Aは115℃で軟化する
ため、籾殻12と前記ビオノーレを攪拌混合した後に1
00℃で加熱成形するのが好ましい。
繊維14及び育苗用肥料16を、加熱成形する。成形
は、芯鞘型繊維14の鞘部14Bが軟化するが、芯部1
4Aは軟化しない温度にて行うのが好ましい。例えば、
芯鞘型繊維14として芯鞘型ポリエステル(ユニチカ
製)を用いた場合には、鞘部14Bは110℃で軟化し
芯部14Aは250℃で軟化するため、籾殻12と前記
芯鞘型ポリエステルを攪拌混合した後に130℃〜20
0℃(好ましくは、140℃前後)で加熱成形するのが
好ましい。一方、例えば、芯鞘型繊維14としてビオノ
ーレ(昭和高分子(株)製)を用いた場合には、鞘部1
4Bは90℃で軟化し芯部14Aは115℃で軟化する
ため、籾殻12と前記ビオノーレを攪拌混合した後に1
00℃で加熱成形するのが好ましい。
【0022】鞘部14Bが軟化するが、芯部14Aは軟
化しない温度で加熱成形すると、芯鞘型繊維の鞘部14
B同士が軟化溶着し合い、網状になって籾殻12と絡み
合い結合された状態に成形される。前記温度範囲で加熱
成形すると、芯部14Aは軟化していないので、より腰
が強く、屈曲性及び保水性のある培土が形成される。
化しない温度で加熱成形すると、芯鞘型繊維の鞘部14
B同士が軟化溶着し合い、網状になって籾殻12と絡み
合い結合された状態に成形される。前記温度範囲で加熱
成形すると、芯部14Aは軟化していないので、より腰
が強く、屈曲性及び保水性のある培土が形成される。
【0023】また、攪拌混合した籾殻12と芯鞘型繊維
14及び育苗用肥料16を加熱成形するに当たっては、
図3に示す如く、発熱体によって一対の雌成形型20及
び雄成形型22を構成し、この雌成形型20及び雄成形
型22によって、縦寸法28cm、横寸法58cm、厚
さ寸法1.5cmのマット形状にプレス成形することが
できる。この場合、加圧の程度としては、図4(A)に
示す如く攪拌混合した原料G(籾殻12と芯鞘型繊維1
4及び育苗用肥料16)の厚さを3cmとした場合に、
図4(B)に示す如く加圧後の厚さが1.5cmになる
程度が好ましい。
14及び育苗用肥料16を加熱成形するに当たっては、
図3に示す如く、発熱体によって一対の雌成形型20及
び雄成形型22を構成し、この雌成形型20及び雄成形
型22によって、縦寸法28cm、横寸法58cm、厚
さ寸法1.5cmのマット形状にプレス成形することが
できる。この場合、加圧の程度としては、図4(A)に
示す如く攪拌混合した原料G(籾殻12と芯鞘型繊維1
4及び育苗用肥料16)の厚さを3cmとした場合に、
図4(B)に示す如く加圧後の厚さが1.5cmになる
程度が好ましい。
【0024】また、図5に示す様に、加熱成形時に、大
型の雌成形型24及び雄成形型26を用い、前記攪拌混
合した原料Gを予め大きなマット形状にプレス成形した
後、所定形状(寸法)に切断してもよい。また、図6に
示す様に、プレスローラ28、30、32を用い、攪拌
混合した原料Gを連続的に供給しながら、プレスローラ
28、30、32によって加熱・加圧して連続的に成形
し、その後、カッター34によって所定寸法に切断して
完成させてもよい。またこの場合、加熱の仕方として
は、プレスローラ28、30、32自体を熱ローラとし
て加熱と加圧を同時に行ってもよく、あるいは、送風口
36から熱風を送給することで加熱してもよい。
型の雌成形型24及び雄成形型26を用い、前記攪拌混
合した原料Gを予め大きなマット形状にプレス成形した
後、所定形状(寸法)に切断してもよい。また、図6に
示す様に、プレスローラ28、30、32を用い、攪拌
混合した原料Gを連続的に供給しながら、プレスローラ
28、30、32によって加熱・加圧して連続的に成形
し、その後、カッター34によって所定寸法に切断して
完成させてもよい。またこの場合、加熱の仕方として
は、プレスローラ28、30、32自体を熱ローラとし
て加熱と加圧を同時に行ってもよく、あるいは、送風口
36から熱風を送給することで加熱してもよい。
【0025】育苗用培土10を使用する際には、図7に
示す如く、この育苗用培土10を育苗箱40に敷き、水
稲等の作物の苗42を播種し、さらに覆土44を施した
上で、日々灌水及び温度管理をして育苗する。
示す如く、この育苗用培土10を育苗箱40に敷き、水
稲等の作物の苗42を播種し、さらに覆土44を施した
上で、日々灌水及び温度管理をして育苗する。
【0026】
【実施例】以下に、実施例を挙げて本発明をより詳細に
説明するが、本発明は、以下の実施例になんら限定され
るものではない。 ・実施例1 <育苗用培土の製造> 籾殻(水分率13%) 518g 芯鞘型ポリエステル(ユニチカ製) 9.8g 肥料 7g (硫酸アンモニウムと塩化カリウムとリン酸第1アンモニウムを窒素:リン酸 :カリウム=14:14:13に配合した肥料) クエン酸 3.1g 界面活性剤(「ネオペレックス」、花王(株)製) 0.3g 前記成分を攪拌混合し、培土の原料を得た。尚、肥料
は、水に溶解し(7.7重量%)、不溶物質を除去した
後使用した。また、クエン酸も水に溶解(6.4重量
%)した。この溶液のpHは2.1であった。
説明するが、本発明は、以下の実施例になんら限定され
るものではない。 ・実施例1 <育苗用培土の製造> 籾殻(水分率13%) 518g 芯鞘型ポリエステル(ユニチカ製) 9.8g 肥料 7g (硫酸アンモニウムと塩化カリウムとリン酸第1アンモニウムを窒素:リン酸 :カリウム=14:14:13に配合した肥料) クエン酸 3.1g 界面活性剤(「ネオペレックス」、花王(株)製) 0.3g 前記成分を攪拌混合し、培土の原料を得た。尚、肥料
は、水に溶解し(7.7重量%)、不溶物質を除去した
後使用した。また、クエン酸も水に溶解(6.4重量
%)した。この溶液のpHは2.1であった。
【0027】次に、図3に示す様に、発熱体からなる一
対の雌成形型20及び雄成形型22を使用し、成形温度
165℃で、縦寸法28cm、横寸法58cm、厚さ寸
法1.5cmのマット形状(2436cm3)にプレス
成形し、育苗用培土10を得た。加圧は、加圧前の前記
培土の原料の厚さを3cmとし、加圧後の厚さが1.5
cmになるよう条件で行った。育苗用培土10のpHを
土壌用pH計測器を用いて測定したところ、5.0であ
った。
対の雌成形型20及び雄成形型22を使用し、成形温度
165℃で、縦寸法28cm、横寸法58cm、厚さ寸
法1.5cmのマット形状(2436cm3)にプレス
成形し、育苗用培土10を得た。加圧は、加圧前の前記
培土の原料の厚さを3cmとし、加圧後の厚さが1.5
cmになるよう条件で行った。育苗用培土10のpHを
土壌用pH計測器を用いて測定したところ、5.0であ
った。
【0028】・比較例1 <育苗用培土の製造>籾殻の配合量を470gにした以
外は、実施例1と同様に成形された育苗用培土を製造し
た。 ・比較例2 <育苗用培土の製造>籾殻の配合量を570gにした以
外は、実施例1と同様に成形された育苗用培土を製造し
た。
外は、実施例1と同様に成形された育苗用培土を製造し
た。 ・比較例2 <育苗用培土の製造>籾殻の配合量を570gにした以
外は、実施例1と同様に成形された育苗用培土を製造し
た。
【0029】・比較例3 芯鞘型ポリエステルの配合量を4.0gにした以外は、
実施例1と同様に成形された育苗用培土を製造した。 ・比較例4 芯鞘型ポリエステルの配合量を21.0gにした以外
は、実施例1と同様に成形された育苗用培土を製造し
た。
実施例1と同様に成形された育苗用培土を製造した。 ・比較例4 芯鞘型ポリエステルの配合量を21.0gにした以外
は、実施例1と同様に成形された育苗用培土を製造し
た。
【0030】実施例1と比較例1の育苗用培土を比較し
たところ、比較例1では、50cm 2に1つの割合で、
2〜4cm2程度の大きさの穴が発生していたのに対し
て、実施例1では穴は全く発生せず、生産性に優れてい
た。また、比較例2の育苗用培土は、成形後、離型する
と、膨張したのに対し、実施例1の育苗用培土では、膨
張は観察されず、寸法安定性に優れていることが実証さ
れた。比較例3の育苗用培土は、離型後、持ち上げた
り、水等を供与すると、マット形状が一部崩れたのに対
し、実施例1では、形状の乱れは観察されず、形状安定
性に優れていることが実証された。また、比較例4の育
苗用培土を用いて、苗(ササニシキ)を育成したとこ
ろ、健全な成長がみられなかったのに対し、実施例1の
育苗用培土では、苗の健全な成長が観察できた。比較例
4の育苗用培土は、硬すぎて、苗の根が、入り込むこと
ができず(根立ち現象)、苗の成長の障害になったもの
と考えられる。
たところ、比較例1では、50cm 2に1つの割合で、
2〜4cm2程度の大きさの穴が発生していたのに対し
て、実施例1では穴は全く発生せず、生産性に優れてい
た。また、比較例2の育苗用培土は、成形後、離型する
と、膨張したのに対し、実施例1の育苗用培土では、膨
張は観察されず、寸法安定性に優れていることが実証さ
れた。比較例3の育苗用培土は、離型後、持ち上げた
り、水等を供与すると、マット形状が一部崩れたのに対
し、実施例1では、形状の乱れは観察されず、形状安定
性に優れていることが実証された。また、比較例4の育
苗用培土を用いて、苗(ササニシキ)を育成したとこ
ろ、健全な成長がみられなかったのに対し、実施例1の
育苗用培土では、苗の健全な成長が観察できた。比較例
4の育苗用培土は、硬すぎて、苗の根が、入り込むこと
ができず(根立ち現象)、苗の成長の障害になったもの
と考えられる。
【0031】また、実施例1において、クエン酸を含有
させなかった以外は、同様に育苗用培土を作製した。こ
の育苗用培土を用いて苗(種類ササニシキ)を育成した
ところ、約50%の種子に発芽障害が認められ、発芽し
た種子も、培土(pH7)において、健苗には育たなか
った。
させなかった以外は、同様に育苗用培土を作製した。こ
の育苗用培土を用いて苗(種類ササニシキ)を育成した
ところ、約50%の種子に発芽障害が認められ、発芽し
た種子も、培土(pH7)において、健苗には育たなか
った。
【0032】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る育苗用培
土は、安価でかつ量産に適し、さらに、割れたり崩れる
ことがなく取扱いが容易になるという優れた効果を有し
ている。
土は、安価でかつ量産に適し、さらに、割れたり崩れる
ことがなく取扱いが容易になるという優れた効果を有し
ている。
【図1】本発明の実施の形態に係る育苗用培土の外観斜
視図である。
視図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る育苗用培土における
加熱成形された後の芯鞘型繊維の状態を示す一部簡略化
した模式図である。
加熱成形された後の芯鞘型繊維の状態を示す一部簡略化
した模式図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る育苗用培土の加熱成
形工程を示す斜視図である。
形工程を示す斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る育苗用培土の加熱成
形工程を示す断面図である。
形工程を示す断面図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る育苗用培土の加熱成
形工程の他の例を示す斜視図である。
形工程の他の例を示す斜視図である。
【図6】本発明の実施の形態に係る育苗用培土の加熱成
形工程の他の例を示す側面図である。
形工程の他の例を示す側面図である。
【図7】本発明の実施の形態に係る育苗用培土の使用状
態を示す断面図である。
態を示す断面図である。
10 育苗用培土 12 籾殻 14 芯鞘型繊維 14A 芯部 14B 鞘部 16 育苗用肥料
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金田 武夫 神奈川県平塚市東八幡5丁目5番1号 全 国農業協同組合連合会 営農・技術センタ ー内 (72)発明者 吉岡 政利 山形県天童市大字老野森404番地 株式会 社山本製作所内 (72)発明者 鈴木 政広 山形県天童市大字老野森404番地 株式会 社山本製作所内 Fターム(参考) 2B022 AA05 BA01 BA14 BA21 BA23 BB01 DA19
Claims (4)
- 【請求項1】 籾殻、および芯部と前記芯部よりも軟化
温度が低い鞘部とからなる芯鞘型繊維を混合し、加熱成
形してなる育苗用培土であって、前記籾殻を、1cm3
当り1.7×10-1〜2.0×10-1g含有し、かつ前
記芯鞘型繊維を1cm3当り2.0×10-3〜8.2×
10-3g含有する育苗用培土。 - 【請求項2】 少なくとも窒素を含む肥料を含有し、窒
素を1cm3当り2.0×10-4〜4.0×10-4g含
有することを特徴とする請求項1に記載の育苗用培土。 - 【請求項3】 水素イオン濃度pHが3〜5.5であ
り、クエン酸を1cm 3当り1.0×10-3〜1.5×
10-3g含有することを特徴とする請求項1または請求
項2に記載の育苗用培土。 - 【請求項4】 界面活性剤を1cm3当り8.0×10
-5〜1.7×10-4g含有することを特徴とする請求項
1から請求項3までのいずれか1項に記載の育苗用培
土。
Priority Applications (4)
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|---|---|---|---|
| JP11137297A JP2000324945A (ja) | 1999-05-18 | 1999-05-18 | 育苗用培土 |
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
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Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
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ID=15195401
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| JP11137297A Pending JP2000324945A (ja) | 1999-05-18 | 1999-05-18 | 育苗用培土 |
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| CN (1) | CN1127286C (ja) |
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Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007528697A (ja) * | 2003-02-14 | 2007-10-18 | ファン デア スライス シガー マシナリ ベーフェー | 生育基体の製造方法 |
| JP7301496B2 (ja) | 2017-10-26 | 2023-07-03 | 茂 増田 | 育苗培土、その育苗培土の製造方法、及び育苗方法 |
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|---|---|---|---|---|
| CN1312982C (zh) * | 2003-12-29 | 2007-05-02 | 江胜德 | 利用山核桃壳生产的无土栽培基质 |
| CN103141355B (zh) * | 2011-12-07 | 2014-08-13 | 北京金稻育康米业有限公司 | 种植生态水稻生产生态大米的方法 |
| CN105884454A (zh) * | 2016-04-14 | 2016-08-24 | 韦珊珊 | 一种水稻培养基质 |
| CN107306713A (zh) * | 2017-06-19 | 2017-11-03 | 枞阳县横埠庆平家庭农场 | 一种水稻育苗方法 |
-
1999
- 1999-05-18 JP JP11137297A patent/JP2000324945A/ja active Pending
-
2000
- 2000-05-15 KR KR1020000025745A patent/KR100356978B1/ko not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP7301496B2 (ja) | 2017-10-26 | 2023-07-03 | 茂 増田 | 育苗培土、その育苗培土の製造方法、及び育苗方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| CN1275313A (zh) | 2000-12-06 |
| KR100356978B1 (ko) | 2002-10-18 |
| KR20010039604A (ko) | 2001-05-15 |
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| CN1127286C (zh) | 2003-11-12 |
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