JP2000325511A - ゴルフクラブ用シャフト及びそれを用いたゴルフクラブ - Google Patents
ゴルフクラブ用シャフト及びそれを用いたゴルフクラブInfo
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Abstract
クラブ用シャフトを提供する。 【解決手段】 先端Tをクラブヘッドのホーゼルに形成
されたシャフト取付孔に挿入しかつ後端Bにグリップを
装着するインナーホーゼルタイプのゴルフクラブ用シャ
フト1である。シャフト1は、実質的に一定の外径Da
で先端Tから後端B側へのびる等径部2と、この等径部
2に連なりかつ外径が後端側に向けて徐々に小となる第
1のテーパ部3と、この第1のテーパ部2に連なりかつ
外径が後端側に向けて徐々に大となる第2のテーパ部3
とを含む。前記等径部2の外径Daを9.0〜15.0
mmとする。
Description
の自由度を高めうるゴルフクラブ用シャフト及びそれを
用いたゴルフクラブに関する。
へ向けての開発、例えばシャフトの長尺化や、ヘッドの
大型化、軽量化の他、ボールを上げやすくするための低
重心化などが進んでいる。ヘッドを低重心化するために
は、ヘッドの重量をソール側へと配分するなど重量配分
設計が重要となってくる。また、図10(a)に示すよ
うに、ヘッドbには、通常、シャフトcを装着するため
の取付孔eを有するホーゼルdが上に向けて突出形成さ
れている(インナーホーゼルタイプ)。このようなホー
ゼルdの重量を低減することは、ヘッドbの低重心化に
役立つ。
して、いわゆるオーバホーゼルタイプのゴルフクラブが
提案されている。このゴルフクラブは、図10(b)に
示すように、ヘッドbのホーゼルdを段付き状のピンf
とし、これをシャフトcの中空部に挿入して接着一体化
するものである。このため、ホーゼルdを小型化するこ
とが可能とされる。
なオーバホーゼルタイプのゴルフクラブにあっても、ホ
ーゼルとシャフトとの接着強度を増しヘッド抜けを防止
するためには、ピンfの長さを大とする必要があるた
め、十分な低重心化は期待できない。またこのようなオ
ーバーホーゼルタイプのゴルフクラブ用シャフトとし
て、特開平9−173516号公報が提案されている。
しかしながら、このようなシャフトは、小径化された前
記ピンfなどの折損を防止するために十分な強度が必要
とされ、とりわけホーゼルに取り付くシャフト先端部の
曲げ剛性、捻り剛性が過大なものとなる傾向があり、ア
ベレージゴルファなどでは飛距離のロスを招きやすい。
れたもので、先端をクラブヘッドのホーゼルに形成され
たシャフト取付孔に挿入するインナーホーゼルタイプの
ゴルフクラブ用シャフトを前提とし、前記先端から後端
側へ実質的に一定でかつ太い外径でのびる等径部を設け
ることを基本として、ホーゼルを短くしてもその取付孔
と十分な接着面積を確保して接着強度を維持でき、しか
もホーゼル重量の削減分を用いてヘッドの重量配分設計
の自由度を高めうるゴルフクラブ用シャフト及びそれを
用いたゴルフクラブを提供することを目的としている。
載の発明は、先端をクラブヘッドのホーゼルに形成され
たシャフト取付孔に挿入しかつ後端にグリップを装着す
るインナーホーゼルタイプのゴルフクラブ用シャフトで
あって、実質的に一定の外径で前記先端から後端側への
びる等径部と、この等径部に連なりかつ外径が後端側に
向けて徐々に小となる第1のテーパ部と、この第1のテ
ーパ部に連なりかつ外径が後端側に向けて徐々に大とな
る第2のテーパ部とを含むとともに、前記等径部の外径
を9.0〜15.0mmとしたことを特徴としている。
〜100.0mmとするのが好ましく、さらに等径部は、
引張弾性率が15000kgf/mm 2以下の補強繊維を含
んだ繊維強化樹脂により補強されることが望ましいもの
である。
の前記等径部を前記ホーゼルのシャフト取付孔に挿入し
て接着し、かつ該ゴルフクラブ用シャフトの前記後端に
グリップを取り付けてゴルフクラブを形成しうる。この
とき、前記等径部は、前記シャフト取付孔と接着剤を介
して接着される接着部と、前記シャフト取付孔からはみ
出すはみ出し部とを含み、かつ前記接着部の軸方向長さ
を21.5〜36.0mmとし、しかも前記はみ出し部の
軸方向長さを20〜50mmとすることが望ましい。
前記等径部は、外径が9.0〜13.0mmであり、かつ
前記接着部の軸方向長さを25.0〜36.0mmとし、
しかも前記はみ出し部の軸方向長さを20〜50mmとす
ることが望ましい。他方、アイアン型のゴルフクラブと
する場合、前記等径部は、外径が10.0〜15.0mm
であり、かつ前記接着部の軸方向長さを21.5〜3
2.0mmとし、しかも前記はみ出し部の軸方向長さを2
0〜50mmとすることが望ましい。
に基づき説明する。図1には、本実施形態のゴルフクラ
ブ用シャフト(以下、単に「シャフト」ということがあ
る。)1の全体平面図を示し、図2(a)にはその先端
側の部分拡大図、図2(b)は図2(a)のX−X端面
図、図2(c)には同図(a)のY−Y、Z−Z端面図
を示している。
に示すようにクラブヘッドHのホーゼル9に形成された
シャフト取付孔10に挿入するインナーホーゼルタイプ
のゴルフクラブ用シャフトであって、全長Lが例えば8
38〜1270mm程度に設定される。またシャフト1
は、図1、図2に示す如く、等径部2と第1のテーパ部
3と第2のテーパ部4とを含み、本実施形態ではこれら
等径部2、第1のテーパ部3及び第2のテーパ部4で中
空のシャフト1が構成されたものが例示されている。
で前記先端Tから後端B側へとのびる。また等径部2に
は、9.0〜15.0mmの太い外径Daが採用される。
このような太い外径を有する等径部2は、例えばクラブ
ヘッドHのホーゼル9を短くしても十分な接着面積を確
保することが可能になる。従って、このようなシャフト
1はヘッドの抜けを防止しつつクラブヘッドHのホーゼ
ル9を短くすることを可能としうる。なお削減されたホ
ーゼル9の重量は、クラブヘッドHの他の箇所、例えば
ソール部などに配分して低重心化を図るなどヘッドの重
量配分設計の自由度をより一層高めることができる。
未満であると、ホーゼル9を短くしつつ従来と同程度の
接着面積を確保するのが困難となり、逆に等径部2の外
径Daが15.0mmを超えるとシャフト1の先端T側の
重量が過度に増す傾向があり、クラブバランスが大きく
なって振り難くなる他、構えたときの違和感やシャフト
折損が生じやすいものとなる。このような観点より、等
径部2の外径Daは、10.0〜12.5mmとするのが
望ましい。なお前記等径部2が、「実質的」に一定の外
径であれば良く、例えば製造上の誤差等は許容されう
る。
るとシャフトの折損を招くおそれがあり、逆に長すぎる
とシャフト先端の重量が増しバランスを悪化させるほ
か、構えた際の違和感が生じやすくなる。このような観
点より、例えば等径部2の軸方向長さLaは、好ましく
は50〜100mm、さらに好ましくは65〜85mmとす
るのが望ましい。
連なりかつ外径が後端B側に向けて徐々に小さく形成さ
れるとともに、前記第2のテーパ部4は、この第1のテ
ーパ部3に連なりかつ外径が後端B側に向けて徐々に大
となるように形成されている。このように、等径部2の
後端B側にこれらの第1のテーパ部3、第2のテーパ部
4を設けることにより、くびれ部分が形成されるため、
太い外径の等径部2によるシャフトの先端部の剛性アッ
プを効果的に緩和しうる。これにより、シャフト1の先
端部の剛性が過大となるのを防止でき、例えば飛距離を
ロスしたりまたボールが上がりづらくなるのを抑制しう
る。
が小さ過ぎると、シャフト1の先端部の曲げ剛性を適度
に緩和するためにテーパ部の外径変化が急激となった
り、また打球時の衝撃応力の集中による折損を招いた
り、さらには表面研磨加工の作業性を損ねる等の不具合
がある。逆に第1のテーパ部3の軸方向長さLbが大き
すぎると、シャフトの曲げ剛性を大きくする場合があ
り、かつ構えた際の違和感が生じるなどの不具合があ
る。このような観点より、例えば第1のテーパ部3の軸
方向長さLbは、好ましくは20〜150mm、より好ま
しくは30〜100mm、さらに好ましくは40〜100
mmとするのが望ましい。
軸方向長さLbは、前記等径部2の軸方向長さLaより
も小で形成されたものが例示される。また第1のテーパ
部3は、軸方向に一定の割合で外径が小さく変化するも
のを例示している。ただし、「外径が後端側に向けて徐
々に小となる」態様としては、このような一定の割合で
変化するものの他、外径の変化率が非一定のものも含ま
れる。
の勾配を、第1のテーパ部3の軸方向長さLbと、第1
のテーパ部3の最大半径Rmと最小半径Rsとの差(R
m−Rs)との比{(Rm−Rs)/Lb}によって定
めることができる。この第1のテーパ部3の勾配が小さ
過ぎる場合には、シャフト1の先端側の重量が大きくな
りすぎる傾向があって振り難くなり、かつ上述のシャフ
ト1の先端部の剛性緩和作用が不十分となる。逆に前記
勾配が大き過ぎる場合には、外径変化が急激となる傾向
が強く、応力集中や折損を招きかねない。このような観
点より、第1のテーパ部3の勾配は、好ましくは1/1
000〜1/10の範囲、さらに好ましくは5/100
0〜5/100の範囲で設定するのが望ましい。
記第1のテーパ部3に連なりかつシャフト1の後端Bま
でのびるものが示されている。ただし、これに限定され
ることなく、第2のテーパ部4の後端側に他の等径部や
別の勾配を有するテーパ部などを設けることでも差し支
えない。
の勾配(第1のテーパ部3と同様に特定する。)が、1
/1000〜15/1000程度に設定されるのが好ま
しい。この第2のテーパ部4は、本例では軸方向に一定
の割合で外径が大に変化するものを例示している。ただ
し、第1のテーパ部3と同様、この外径の変化率が非一
定のものも本発明に含まれる。またシャフト1の後端B
の外径は、前記等径部2の外径Daよりも大で形成され
たものが例示されているが、この値は適宜定めることが
できる。好ましくは、シャフトの後端Bの外径は10〜
30mmとするのが望ましい。
例えば、平行に引き揃えた補強繊維に熱硬化性樹脂を含
浸させて得られるシート状のプリプレグを積層して製造
しうる。例えば、このようなプリプレグをマンドレルに
巻き付けて筒状の積層物を得た後、一旦この積層物をマ
ンドレルから脱芯し、該積層物の中空部に膨張可能なブ
ラダ等を挿入し、圧力と熱を作用させながら該積層物を
鋳型の内面へと押し当てることにより上述のような形状
を有するシャフト1を成形することが可能である。
て積層物を得た後、テープを巻き付け、硬化させた後マ
ンドレルを引き抜いて成形するいわゆるテープラッピン
グ方式、さらにはこれらのシートワインディング方式以
外でも、例えば補強繊維束を直接マンドレルに巻き付け
て積層物を得る、いわゆる「フィラメントワインディン
グ方式」等を用いても成形しうる。なお成形後、シャフ
ト表面の研磨、塗装などを適宜施しうる。
のものが採用できるが、例えばカーボン繊維やガラス繊
維の他、ボロン、チタン、タングステン、ステンレス、
銅、アルミナ等からなる金属系繊維、アラミド繊維など
を挙げることができ、これらの1種若しくは2種以上を
用いることが可能である。また、プリプレグを構成する
熱硬化性樹脂としては、エポキシ樹脂、不飽和ポリエス
テル樹脂、フェノール樹脂、ビニルエステル樹脂等を挙
げることができ、これらの1種若しくは2種以上を用い
ることが可能である。
示すようなプリプレグS1〜S11を用いて製造された
ものが例示される。本例のプリプレグは、実質的にシャ
フトの全長さを構成する長尺状の主プリプレグSaと、
シャフトの前記先端部分に積層される小片状の補助プリ
プレグSbとを含んでいる。
1〜S6の6枚を含み、これらは矩形乃至台形状に予め
切断されている。そしてこれらは、図において上側のも
のから順次マンドレルに巻き付けされていく。このよう
な主プリプレグSaは、例えば引張弾性率が24000
kgf/mm 2以上のPAN系のカーボン繊維からなる補強
繊維を含むものが好ましい。これによって、シャフト1
の基本的な曲げ剛性等が得られる。
補強繊維Fの向きが鎖線により示されている。本例の主
プリプレグSaは、補強繊維Fをシャフトの軸方向に対
して30〜60゜で傾けて配列したもの(S1、S
2)、補強繊維Fをシャフトの軸方向に沿わせたもの
(S3、S5、S6)及び補強繊維Fをシャフトの円周
方向に沿わせたもの(S4)を含んでいる。このように
補強繊維の配向方向を違えたものを種々含むことによ
り、シャフトの曲げ剛性や耐久性、耐引き裂き性能など
を向上しうる。
例ではS7〜S11の5枚が含まれる。本例では、補助
プリプレグSbは三角状乃至台形状に予め切断されてい
る。このような補助プリプレグSbは、例えば引張弾性
率が15000kgf/mm 2以下、好ましくは5000〜
10000kgf/mm 2の補強繊維を含むことが望まし
い。このような補強繊維としては、ピッチ系カーボン繊
維又はガラス繊維などが好ましい。
レグSbを用いることにより、シャフト1の少なくとも
等径部2は、引張弾性率が15000kgf/mm 2以下の
補強繊維を含んだ繊維強化樹脂により補強される。図2
(b)にはこの等径部2のX−Xの切断端面を例示して
いる。等径部2は、主プリプレグSaにより構成された
主部P1と、その外側に配されかつ前記弾性率の低い補
強繊維を含んだ補助プリプレグSbにより形成された補
助部P2とから構成される。他方、本例では前記第1、
第2のテーパ部3、4は、実質的に主プリプレグSaに
より構成された主部P1によって形成され、前記等径部
2に比して厚さが小で構成されたものを例示している。
なお本例では補助プリプレグSbの補強繊維Fをいずれ
もシャフト1の軸方向に配向させている。
強繊維は、シャフト1の先端部の剛性を過度に高めるこ
とを防止しつつ、この等径部2の肉厚を他の部分(第1
のテーパ部3、第2のテーパ部4)に比して増すことも
でき、シャフトの耐久性や引き裂き特性などを好適に向
上しうる。なお、等径部2、第1のテーパ部3、第2の
テーパ部4など各部の厚さは、図5(a)に誇張して略
示するように略均一としても良いし、また同図(b)に
誇張して略示するように例えばマンドレルからの引き抜
きを容易とするため、等径部2と第1のテーパ部3とを
実質的に同じ内径か、又は同図(c)に誇張して略示す
るように後端側に向けて内径が除々に大となるように設
定するなど種々の態様にて実施できる。
フクラブGを例示している。ゴルフクラブGは、前記シ
ャフト1と、クラブヘッドHと、グリップ(図示省略)
とを含む。前記ゴルフクラブGは、本例ではウッド型の
ゴルフクラブWGを例示し、クラウン部5、サイド部
6、ソール部7及び前記クラウン部5のヒール側に該ク
ラウン部5から突出形成されたホーゼル9を有する。
が形成されている。このシャフト取付孔10は、ホーゼ
ル9と、このホーゼルに連なりかつヘッド内部へとのび
る支持部11とを貫通してのびることにより、ホーゼル
9の外端9aからヘッドHの内部に至って延設される。
またシャフト取付孔10の内径は、例えば前記シャフト
1の等径部2の外径Daよりも僅かに大きく形成され
る。そして、前記シャフト1の等径部2は、このシャフ
ト取付孔10に挿入して接着剤により一体化される。
径部2が、前記シャフト取付孔10と接着剤を介して接
着される接着部2aと、このシャフト取付孔10からヘ
ッドHの外方にはみ出すはみ出し部2bとを含んだ好ま
しい態様が例示されている。
太い等径部2を具えるため、接着面積を従来と同程度に
確保しながらも接着部2aの軸方向長さLa1を小、換
言すればホーゼル9の長さを小にすることを可能とし、
クラブヘッドHの重量を軽量化しうる。またホーゼル9
の削減された重量は、ソール部7などに配分することが
可能となり、クラブヘッドHの低重心化をより一層図り
うる。本例では、ウッド型のクラブヘッドHのヘッド体
積を300cc以上とした場合でも、図9に示す如く、ヘ
ッドの重心点GPからフェース面に立てた垂線の足をス
イートスポットSSとし、このスイートスッポット高さ
hを32mmよりも小さな値に設計することが可能となっ
ている。
一般に飛距離性能が重要視される傾向があるため、シャ
フト1の先端部の適度な柔らかさ(しなり感)が必要と
なる。またボールをティーアップして打つ機会が多くス
イングも払い打ち傾向が強いため、いわゆるダウンブロ
ーで芝面に打ち込んでいくアイアン型のゴルフクラブに
比べると、シャフト1とヘッドHとの接着部に作用する
衝撃は少ないものとなる。このような観点より、ウッド
型のゴルフクラブWGの場合には、前記等径部2の外径
Daは、例えば9.0〜13.0mm、より好ましくは
9.5〜12.0mmとして前記範囲内で小径側に設定す
る特に好ましいものとなる。
小さ過ぎると、シャフト1の先端Tに偏荷重などが作用
し該先端部の折損のみならず、ヘッド抜け等が生じるお
それがあり、逆に接着部2aの軸方向長さLa1が大き
過ぎると、必然的にクラブヘッドHのホーゼル9も長く
ならざるを得ず、ヘッドの設計自由度を阻害する傾向が
ある。このような観点より、例えば接着部2aの軸方向
長さLa1は、好ましくは21.5〜36.0mm、より
好ましくは25.0〜36.0mm、さらに好ましくは2
7.0〜34.0mmとするのが望ましい。
a2が小さ過ぎると、シャフト1の先端部の剛性が低下
し折損などが生じるおそれがあり、逆にはみ出し部2b
の軸方向長さLb2が大き過ぎると、クラブGを構えた
際に違和感を受けやすい。このような観点より、はみ出
し部2bの軸方向長さLa2は、例えば20〜50mm、
さらに好ましくは20〜30mmとすることが望ましい。
なおシャフトの全長Lは、1016〜1270mmが好適
である。
たアイアン型のゴルフクラブIGを例示している。該ア
イアン型のゴルフクラブIGも、前記シャフト1と、ク
ラブヘッドHと、グリップ(図示省略)とを含み、該ヘ
ッドHのヒール側に突出形成されたホーゼル9を具え
る。アイアン型のゴルフクラブIGの場合には、ウッド
型のゴルフクラブに比し、飛距離性能よりも方向性及び
飛距離の安定性がより重要視される傾向があるため、シ
ャフト1の先端部に適度な硬さ(しっかり感)が必要と
なる。このような観点より、アイアン型のゴルフクラブ
IGの場合には、前記等径部2の外径Daは、例えば1
0.0〜15.0mm、より好ましくは11.0〜13.
5mmとして、前記範囲内で大径側に設定するのが特に好
ましい。
ついては、好ましくは21.5〜36.0mm、より好ま
しくは21.5〜32.0mm、さらに好ましくは23.
5〜29.5mmとするのが望ましく、また、はみ出し部
2bの軸方向長さLa2は、例えばウッド型のゴルフク
ラブと同様20〜50mm、さらに好ましくは20〜30
mmとすることが望ましい。なおこの場合、シャフトの全
長Lは、838〜1016mmが好適である。
く仕様にて複数本のシャフトを試作するとともに、これ
にウッド型のクラブヘッドを接着剤を用いて固着し、接
着部のトルク破壊強度、耐久性、構え易さ、振り易さな
どについてテストを行った。シャフトに用いたプリプレ
グは、概ね図4に示すものを基調とし(数値はmm寸法で
あり、補助プリプレグS8〜S11は同形状であ
る。)、主プリプレグは、補強繊維としてPAN系カー
ボン繊維、補助プリプレグはピッチ系カーボン繊維のも
のを用いた。また各シャフトとも、等径部の厚さは1.
5〜5.0mm、第1のテーパ部の厚さは0.7〜5.0
mm、第2のテーパ部の厚さは0.7〜1.0mmとした。
付孔の長さ(ホーゼルの長さ)を違えていることによ
り、スイートスポット高さが変化しており、その仕様を
表2に示している。また、ヘッドの形状や厚さなどを変
化させることにより、各クラブヘッドのシャフト取付孔
の長さの違いに基づくヘッド重量、ヘッド体積の変化を
なくしている。なおスイートスポット高さは、図9に示
したように、ヘッドの重心点GPからフェース面立てた
垂線の足であるスイートスポットSSの垂直高さhとし
て測定した。テスト方法は次の通りである。
に、供試クラブGのクラブヘッドHを第1の治具M1で
移動不能に固定するとともに、グリップを除去したシャ
フト1の後端から50mmの長さ部分を第2の治具M2で
把持し、この第2の治具M2をシャフト1の中心線回り
に20(N・m)のトルクで捻り、シャフト1とヘッド
の接着部の外れ等を調べた。外れ(破壊を含む)たもの
を×、外れなかったものを○として評価した。
製)に供試クラブを取り付けてヘッドスピード50m/
sで3000回ボールを打撃し、その間に「ヘッド抜
け」又は「シャフト折れ」の損傷が発生しなければ
「○」、損傷が生じた場合には、その時点までの打球回
数を3000で除しかつ100を乗じた指数にて表示し
た。なお、実際のゴルファによる実使用において必要と
される強度を確保するためには、本試験において200
0回以上(指数にて67以上)、さらに好ましくは25
00回以上(指数にて83以上)の打撃に耐えうるのが
望ましい。
じについてゴルファのフィーリングによって調べた。テ
ストの結果を表1に、クラブヘッドの仕様を表2に示
す。
十分耐えうるトルク破壊強度や耐久性を有し、かつ構え
た際のフィーリングなどを従来と同程度に維持しながら
も、接着部の軸方向長さを減じること(ホーゼルを短く
すること)ができ、ひいてはヘッドのスイートスポット
高さを低減していることが確認された。なお、実施例
1、実施例5では、耐久性テストにおいてはみ出し部周
辺においてシャフトの折れが発生したが、これははみ出
し部の長さLa2が小さいためと考えられる。また、実
施例4、比較例2では、接着面積の減少によりヘッドの
抜けが生じたと考えられる。さらに、比較例2では、ト
ルク破壊試験でもはみ出し部周辺においてシャフトの折
れが発生した。
フトを試作するとともに、これにアイアン型のクラブヘ
ッドを接着剤を用いて固着し、接着部のトルク破壊強
度、耐久性、構え易さ、振り易さなどについて上記同様
のテストを行った。シャフトに用いたプリプレグは、主
プリプレグの補強繊維としてPAN系カーボン繊維、補
助プリプレグはピッチ系カーボン繊維のものを用いた。
また各シャフトとも、等径部の厚さは2.5〜4.2m
m、第1のテーパ部の厚さは1.0〜2.5mm、第2の
テーパ部の厚さは0.7〜1.0mmとした。
付孔の長さ(ホーゼルの長さ)を違えていることによ
り、スイートスポット高さが変化しており、その仕様を
表4に示している。また、ヘッドの形状や厚さなどを変
化させることにより、各クラブヘッドのシャフト取付孔
の長さの違いに基づくヘッド重量、ヘッド体積の変化を
なくしている。テストの結果を表3に、クラブヘッドの
仕様を表4に示す。
十分耐えうるトルク破壊強度や耐久性を有しているこ
と、また構えた際のフィーリングなどを従来とほぼ同程
度に維持しながらも、接着部の軸方向長さを減じること
を可能としている。これにより、ヘッドのスイートスポ
ット高さを低減するこも可能となっている。
ド型のゴルフクラブ、アイアン型のゴルフクラブそれぞ
れについて等径部の外径のみを変化させ、ウッド型につ
いては飛距離性能と耐久性(既述)を、アイアン型につ
いては方向性能を調べた。テスト内容は次の通りであ
る。
エ社製)に供試クラブ(ウッド型)を取り付けてヘッド
スピード45m/sでそれぞれ5球づつボールを打撃
し、その飛距離(キャリー+ラン)の平均値を測定し
た。そして、実施例2の飛距離をXとするとき、飛距離
が、 として評価した。
社製)に供試クラブ(アイアン型)を取り付けてヘッド
スピード37m/sでそれぞれ5球づつボールを打撃
し、目標に対する左右のばらつき距離が ±3ヤード以内のものを「○」 ±3〜6ヤード以内のものを「△」 それ以外のものを「×」 として評価した。テストの結果を表5、表6に示す。
外径Daが9.0〜13.0mmの範囲で飛距離性能と耐
久性とがバランス良く向上されていることが確認でき
る。またアイアン型の場合、等径部の外径Daが10.
0〜15.0mm、より好ましくは11〜13.5mmの範
囲で方向性能が向上していることが確認できる。
ラブ用シャフト、さらにはこれを用いたゴルフクラブに
あっては、クラブヘッドのホーゼルに形成されたシャフ
ト取付孔に挿入されるシャフトの先端が、実質的に一定
の外径で該先端から後端側へのびる等径部を具え、しか
もその外径を9.0〜15.0mmの太い径としたことに
より、ホーゼルを短くしても十分な接着面積を確保する
ことが可能になる。従って、このようなシャフトないし
ゴルフクラブはヘッドの抜けを防止しつつクラブヘッド
のホーゼルを短くすることを可能とするため、削減され
たホーゼルの重量をクラブヘッドの他の箇所に配分しう
るなど、ヘッドの重量配分設計の自由度をより一層高め
うる。
径が後端側に向けて徐々に小となる第1のテーパ部と、
この第1のテーパ部に連なりかつ外径が後端側に向けて
徐々に大となる第2のテーパ部とを含むことにより、太
い径の等径部によるシャフトの剛性アップを第1、第2
のテーパ部により緩和し、シャフト先端部の剛性が過大
となるのを効果的に防止し、例えば飛距離のロスなどが
抑制される。
100.0mmの範囲に規制したときには、より確実かつ
最適にシャフトの重量増加を抑制しつつシャフトの強度
ないしバランスを向上しうる。さらに、シャフトの等径
部を、引張弾性率が15000kgf/mm 2以下の補強繊
維を含んだ繊維強化樹脂シート体により補強することに
よって、シャフトの先端部の剛性を過度に高めることな
く例えば厚さを増すことが可能となり、シャフトの耐久
性などを向上するのに役立つ。
と接着剤を介して接着される接着部と、このシャフト取
付孔からはみ出すはみ出し部との各軸方向長さを規制す
ることにより、ヘッドとの接着性を向上しつつホーゼル
を短くできしかもシャフトの折損を確実に防止しうる。
ブに応じて等径部の外径Daを適宜設定することによ
り、ウッド型のゴルフクラブにあっては、シャフトの先
端部のしなり感を確保して飛距離を向上させるのに役立
ち、他方アイアン型のゴルフクラブにあっては、シャフ
トの先端部のしっかり感を担保して打球の方向性を安定
させることができる。
である。
のX−X端面図、(c)はそのY−Y、Z−Z端面図で
ある。
図である。
る。
る。
線図である。
(a)はインナーホーゼルタイプ、(b)はオーバホー
ゼルタイプをそれぞれ示す。
Claims (7)
- 【請求項1】先端をクラブヘッドのホーゼルに形成され
たシャフト取付孔に挿入しかつ後端にグリップを装着す
るインナーホーゼルタイプのゴルフクラブ用シャフトで
あって、 実質的に一定の外径で前記先端から後端側へのびる等径
部と、 この等径部に連なりかつ外径が後端側に向けて徐々に小
となる第1のテーパ部と、 この第1のテーパ部に連なりかつ外径が後端側に向けて
徐々に大となる第2のテーパ部とを含むとともに、 前記等径部の外径を9.0〜15.0mmとしたことを特
徴とするゴルフクラブ用シャフト。 - 【請求項2】前記等径部は、軸方向長さが50.0〜1
00.0mmである請求項1記載のゴルフクラブ用シャフ
ト。 - 【請求項3】前記等径部は、引張弾性率が15000kg
f/mm 2以下の補強繊維を含んだ繊維強化樹脂により補
強されてなる請求項1又は2記載のゴルフクラブ用シャ
フト。 - 【請求項4】請求項1乃至3のいずれか1記載のゴルフ
クラブ用シャフトの前記等径部を前記ホーゼルのシャフ
ト取付孔に挿入して接着し、かつ該ゴルフクラブ用シャ
フトの前記後端にグリップを取り付けたことを特徴とす
るゴルフクラブ。 - 【請求項5】前記等径部は、前記シャフト取付孔と接着
剤を介して接着される接着部と、前記シャフト取付孔か
らはみ出すはみ出し部とを含み、 かつ前記接着部の軸方向長さを21.5〜36.0mmと
し、しかも前記はみ出し部の軸方向長さを20〜50mm
としてなる請求項4記載のゴルフクラブ。 - 【請求項6】前記等径部は、外径が9.0〜13.0mm
であり、かつ前記接着部の軸方向長さを25.0〜3
6.0mmとし、しかも前記はみ出し部の軸方向長さを2
0〜50mmとしてなる請求項5記載のウッド型のゴルフ
クラブ。 - 【請求項7】前記等径部は、外径が10.0〜15.0
mmであり、かつ前記接着部の軸方向長さを21.5〜3
2.0mmとし、しかも前記はみ出し部の軸方向長さを2
0〜50mmとしてなる請求項5記載のアイアン型のゴル
フクラブ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11289928A JP2000325511A (ja) | 1999-03-16 | 1999-10-12 | ゴルフクラブ用シャフト及びそれを用いたゴルフクラブ |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11-69439 | 1999-03-16 | ||
| JP6943999 | 1999-03-16 | ||
| JP11289928A JP2000325511A (ja) | 1999-03-16 | 1999-10-12 | ゴルフクラブ用シャフト及びそれを用いたゴルフクラブ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000325511A true JP2000325511A (ja) | 2000-11-28 |
Family
ID=26410642
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11289928A Pending JP2000325511A (ja) | 1999-03-16 | 1999-10-12 | ゴルフクラブ用シャフト及びそれを用いたゴルフクラブ |
Country Status (1)
| Country | Link |
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