JP2000326537A - プリント装置 - Google Patents

プリント装置

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JP2000326537A
JP2000326537A JP11141500A JP14150099A JP2000326537A JP 2000326537 A JP2000326537 A JP 2000326537A JP 11141500 A JP11141500 A JP 11141500A JP 14150099 A JP14150099 A JP 14150099A JP 2000326537 A JP2000326537 A JP 2000326537A
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JP11141500A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Yamaguchi
義弘 山口
Nobuo Katsuma
伸雄 勝間
Koji Fukuda
浩司 福田
Hiroyuki Matsukawa
浩之 松川
Satoshi Iketani
聡 池谷
Hiroyuki Iwasaki
弘幸 岩崎
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】TA方式のプリント装置において、濃度計等の
特別な測定機器を搭載することなく、通常の画像の印画
処理時に使用する部材を兼用してプリント濃度の自動調
整を行うことができるプリント装置を提供する。 【解決手段】まず、所定の印画階調値(グレー)からな
るテストパターンを通常の画像と同様にプリントペーパ
ー50に印画し、その後、そのプリントペーパーのテス
トパターンをホームポジション(HP)センサ40と定
着用のランプ(Y定着用蛍光ランプ42)の間に給送す
る。そして、ランプ42から光を照射してテストパター
ンで反射された光をHPセンサ40の受光センサにより
受光し、その受光量からテストパターンの濃度を検出す
る。これにより、その濃度が基準の濃度となるように、
サーマルヘッド36でプリントペーパー50に付加する
熱量を調整し、プリントペーパー50の特性のバラツキ
等によるプリント濃度の変動を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプリント装置に係
り、特にプリント濃度を自動で調整する機能を有するプ
リント装置に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタルスチルカメラ等で撮影した画像
を印画紙に印画するプリント装置において、印画方式と
してTA(サーモオートクローム)方式を採用したもの
が現在市販されている。このTA方式は、印画紙自体が
熱で発色し、紫外線の照射で定着するというもので、イ
ンクリボンやトナーが不要であるという特徴を有してい
る。
【0003】従来、このようなTA方式のプリント装置
で同一濃度の色を異なる印画紙に印画しようとした場合
に、これらの印画紙に印画されたその色の濃度(プリン
ト濃度)が各種条件の相違により異なるという問題があ
った。同様の問題は、昇華型熱転写方式等の他の印画方
式のプリント装置においても生じており、例えば、プリ
ント装置に搭載された各種機器の特性の製造バラツキや
経時的変化、印画に使用するインクや印画紙の特性の違
いがその原因となっている。特に、TA方式のプリント
装置で使用される印画紙のように印画紙自体が発色する
場合には、印画紙毎の発色感度特性にバラツキがあるこ
とや、印画紙の特性が経時的に変化することがプリント
濃度の変動に大きな影響を与えている。
【0004】このようなプリント濃度の変動を防止する
ため、従来のプリント装置においてはプリント装置の内
部又は外部に設置した濃度計(キャリブレータ)を使用
してプリント濃度を調整するようにしたものがある。そ
の一般的な方法として、例えば、ある基準となるテスト
パターンを通常の画像と同様の方法により印画紙に印画
すると共に、そのテストパターンのプリント濃度を濃度
計により測定し、その測定したプリント濃度と本来印画
されるべきテストパターンのプリント濃度との差分を補
正量としてプリント濃度を制御する制御量にフィードバ
ックすることでその差分をなくすようにしたものが知ら
れている。
【0005】また、TA方式のプリント装置では、通常
数十枚の印画紙が一つのペーパーカートリッジに収納さ
れて販売されるため、印画紙の製造ロット毎に発色感度
特性を調べ、各ペーパーカートリッジに感度のランク分
けしたバーコードを印刷等しておくことで、プリント装
置がそのペーパーのバーコードを読み取って製造ロット
毎の感度に応じたプリント濃度の自動調整を行えるよう
にしたものもある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、TA方
式のプリント装置でプリント濃度の調整を行う場合にお
いて、上述のような濃度計をプリント装置に搭載するよ
うにしたときには、プリント装置全体のコストが高くな
るという欠点がある。また、上述のようにTAペーパー
の製造ロット毎に製造段階で感度のランク分けをしたバ
ーコードを設けるようにした場合でも、印画紙の特性は
製造後の時間の経過と共に変化すると共に、その置かれ
た環境等によっても大きく異なるため、印画紙の製造時
の感度特性に応じたプリント濃度の調整を行ってもその
調整が印画紙の使用時の感度特性に正しく適応して行わ
れるとは限らない。
【0007】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、濃度計等の特別な測定機器を搭載することな
く、通常の画像を印画する際に使用するセンサ、光源等
を用いて印画紙の感度特性を直接測定することでコスト
アップなく、印画紙や各種搭載機器の経時的な特性の変
化や製造時の特性のバラツキ等によるプリント濃度の変
動を適切に防止することができるプリント装置を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、付加される熱量に応じて
異なる濃度の色を発色し、所定の波長の光が照射される
と発色の状態を定着する印画紙に対して所要の画像を印
画する印画手段と、前記印画紙を検出するための受光手
段と、前記印画紙に定着用の光を照射する光源と、を備
えたプリント装置において、予め決められた印画階調値
の色からなる所定形状のテストパターンを前記印画手段
によって前記印画紙に印画するテストパターン印画手段
と、前記テストパターン印画手段によって前記印画紙に
印画された前記テストパターンに前記光源から光を照射
すると共に、前記テストパターンによって反射された光
を前記受光手段によって受光し、前記印画紙に印画され
たテストパターンの色の濃度を検出する濃度検出手段
と、前記濃度検出手段によって検出された前記テストパ
ターンの色の濃度が、前記テストパターンの色の印画階
調値に対応する目標濃度に一致するように、前記印画手
段によって印画しようとする画像の画像データに基づく
印画階調値に対して前記印画紙に付加すべき熱量を補正
する濃度補正手段と、を備えたことを特徴としている。
【0009】また、請求項2に記載の発明は、付加され
る熱量に応じて異なる濃度の色を発色し、所定の波長の
光が照射されると発色の状態を定着する印画紙に対して
所要の画像を印画する印画手段と、前記印画紙を検出す
るための受光手段及び光源と、を備えたプリント装置に
おいて、予め決められた印画階調値の色からなる所定形
状のテストパターンを前記印画手段によって前記印画紙
に印画するテストパターン印画手段と、前記テストパタ
ーン印画手段によって前記印画紙に印画された前記テス
トパターンに前記光源から光を照射すると共に、前記テ
ストパターンによって反射された光を前記受光手段によ
って受光し、前記印画紙に印画されたテストパターンの
色の濃度を検出する濃度検出手段と、前記濃度検出手段
によって検出された前記テストパターンの色の濃度が、
前記テストパターンの色の印画階調値に対応する目標濃
度に一致するように、前記印画手段によって印画しよう
とする画像の画像データに基づく印画階調値に対して前
記印画紙に付加すべき熱量を補正する濃度補正手段と、
を備えたことを特徴としている。
【0010】また、請求項3に記載の発明は、前記濃度
補正手段は、前記印画紙に付加すべき熱量の補正を、前
記印画手段において前記印画紙に付加する熱量を発生さ
せる電圧を変更することにより行うことを特徴としてい
る。また、請求項4に記載の発明は、前記濃度補正手段
は、前記印画紙に付加すべき熱量の補正を、前記印画手
段において前記印画紙に付加する熱量を発生させる電圧
の通電時間を変更することにより行うことを特徴として
いる。
【0011】また、請求項5に記載の発明は、前記濃度
補正手段は、前記印画紙に付加すべき熱量の補正を、前
記印画手段によって印画する画像の画像データに基づく
印画階調値を変更することにより行うことを特徴として
いる。また、請求項6に記載の発明は、前記濃度検出手
段は、前記印画紙に印画された前記テストパターンの色
の濃度を、印画紙に印画された前記テストパターンに前
記光源から入射された入射光の光量をLw とし、前記テ
ストパターンで反射されて前記受光手段で検出された反
射光の光量をLp とすると、次式、
【0012】
【数1】Dp =−log10(Lp/Lw) …(1) によって算出することを特徴としている。また、請求項
7に記載の発明は、前記濃度検出手段は、上式(1) にお
ける入射光の光量Lw を固定値とすることを特徴として
いる。
【0013】また、請求項8に記載の発明は、前記濃度
検出手段は、所定の色からなる基準ペーパーに前記光源
から光を照射して該基準ペーパーによって反射された光
を前記受光手段によって受光したときの受光量を、上式
(1) における入射光の光量Lw とすることを特徴として
いる。また、請求項9に記載の発明は、前記濃度検出手
段は、所定の色からなる基準ペーパーに前記光源から光
を照射して該基準ペーパーによって反射された光を前記
受光手段によって受光したときの受光量が一定となるよ
うに前記受光手段の感度を校正することを特徴としてい
る。
【0014】以上の請求項1乃至請求項9に記載の発明
によれば、通常の画像を印画と同様に予め決められた印
画階調値の色からなる所定形状のテストパターンを印画
紙に印画し、そのテストパターンの濃度を通常の画像印
画時に使用する受光手段と光源とを用いて測定し、これ
に基づいてプリント濃度の補正を行うようにしたため、
濃度計等の特別な測定機器が不要でコストアップなく、
プリント濃度の自動調整が可能となり、印画紙やプリン
ト装置の経時的な特性の変化や製造時の特性のバラツキ
等による濃度の変動を適切に防止することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
るプリント装置の好ましい実施の形態について詳説す
る。図1は、本発明に係るプリント装置の一実施の形態
を示したブロック図である。本発明に係るプリント装置
は、TA(サーモオートクローム)方式と呼ばれる印画
方式を採用したもので、このプリント装置では、熱を加
えると発色し、紫外線を照射すると定着するという特性
を有するプリントペーパー(TAペーパー)が使用され
るようになっている。尚、プリントペーパーについては
後述する。
【0016】また、本プリント装置には、カード型IC
メモリであるSSFDC(State Floppy Disk Card(ス
マートメディアとも呼ばれる))12を装填するSSF
DCスロット14が設けられており、デジタルスチルカ
メラ等によってSSFDC12に記録した画像を、パー
ソナルコンピュータ等の他の装置を介さずに直接プリン
ト装置に読み込んで上記プリントペーパーに印画するこ
とができるようになっている。
【0017】更に、本プリント装置にはプリント濃度を
自動調整する機能が搭載されており、この機能により、
プリントペーパー等の特性のバラツキにかかわらずプリ
ント濃度の変動が抑止され、プリントペーパーに印画し
たプリント画像の濃度が、そのプリント画像を印画しよ
うとした際にその画像データに基づいて定められる各色
の階調値(以下、印画階調値という)に適切に対応した
濃度に調整されるようになっている。
【0018】以下、TA方式のプリント装置において一
般的に行われている印画処理に関する構成及び動作につ
いて初めに説明し、その後にプリント濃度の自動調整に
関する構成及び動作について説明する。図1に示すシス
テムコントローラ10は、システム全体を統括的に制御
する処理部であり、このシステムコントローラ10によ
り、画像データの処理や後述する各制御ブロックに対す
る画像データの受渡し、プリントの実行等の各種指示が
与えられるようになっている。尚、システムコントロー
ラ10への各種処理の指示は、ユーザの操作に基づいて
操作部16から与えられ、また、システムコントローラ
10の動作プログラムは、EEPROM18に記録され
ている。
【0019】SSFDC12が装填されるSSFDCス
ロット14は、SSFDC12に記録された画像ファイ
ルの画像データを読み出し、その画像データをシステム
コントローラ10に入力するもので、その画像データの
読み出しは前記システムコントローラ10の指示に従っ
て行われる。SSFDC12には、画像データが所定の
形式で圧縮された状態で記録されており、システムコン
トローラ10は、SSFDCスロット14に画像データ
の読み出しを指示してSSFDC12から所要の画像デ
ータを取得すると、この画像データを伸張して元の画像
データに復元し、更に、所要の画像処理を施してその画
像データをメモリコントローラ20を介してメモリ22
に記憶させる。
【0020】尚、SSFDC12からプリントする画像
(プリント画像)の画像データを取得する手順に関して
一例を示すと、システムコントローラ10は、SSFD
C12がSSFDCスロット14に装填されると、ま
ず、SSFDC12に記録されている縮小サイズのサム
ネイル画像の画像データを全コマ分読み出す。そして、
そのサムネイル画像を一画面中に複数配列したプリント
画像選択画面用の画像データを生成し、その画像データ
をメモリ22に記憶する。これにより、メモリ22に記
憶されたプリント画像選択画面用の画像データは、後述
のLCD26やビデオ出力端子46に接続されたモニタ
にメモリコントローラ20(及びD/Aコンバータ4
7)を介して出力され、そのプリント画像選択画面がL
CD26等に表示される。このように表示されたプリン
ト画像選択画面において、ユーザが操作部16を操作し
てプリントしたい画像を選択すると、システムコントロ
ーラ10は、その選択されたプリント画像の画像データ
を上述のようにSSFDCスロット14を介してSSF
DC12から読み出し、その画像データに所要の処理を
施してメモリ22に記憶させる。以上の手順により所要
のプリント画像の画像データがメモリ22内に取得され
る。
【0021】上述のメモリコントローラ20は、メモリ
22に対するデータの書き込みと読み出しを制御する処
理部であり、このメモリコントローラ20の処理によっ
て、上述のようにSSFDC12から読み出されたプリ
ント画像等の画像データがメモリ22に記憶され、ま
た、システムコントローラ10からの指示に従ってメモ
リ22に記憶されたプリント画像等の画像データがLC
D制御部24やプリントコントローラ28等に出力され
る。
【0022】LCD制御部24は、本プリント装置に装
着されている液晶ディスプレイ(LCD)26の表示に
関する制御を行う処理部であり、システムコントローラ
10からこのLCD制御部24に対して画面表示が指示
されると、メモリコントローラ20から表示する画像の
画像データを取得してその画像をLCD26に表示させ
る。LCD26には、上述のようにプリント画像を選択
するプリント画像選択画面(インデックス画面)や、プ
リント中のプリント画像等が表示される。
【0023】同図に示すプリントコントローラー28、
ヘッド駆動回路30、ペーパー搬送制御部32、及び定
着制御部34は、プリントを実行するための制御ブロッ
クであり、これらの制御ブロックは、システムコントロ
ーラ10からのプリント実行の指示により互いに同期し
て各種制御を実行する。ここで、本プリント装置で使用
されるプリントペーパーについて説明すると、図2に示
すようにプリントペーパー50は、支持体52の表面に
シアン(C)発色層54、マゼンタ(M)発色層56、
イエロー(Y)発色層58の3層が順に重ねて形成され
ている。C発色層54、M発色層56、Y発色層58の
各発色層では、それぞれに対応した熱量が与えられる
と、その熱量に応じた濃度(階調)のC色、M色、Y色
が発色する。また、C発色層54を除くM発色層56及
びY発色層58の各発色層に、それぞれに対応した波長
の紫外線(M発色層56は約365nm、Y発色層58
は約425nm程度の紫外線)を照射すると、発色の状
態が定着されるようになっている。
【0024】上記プリントコントローラ28は、システ
ムコントローラ10からプリント実行の指示が与えられ
ると、メモリ22に記録されたプリント画像の画像デー
タをメモリコントローラ20を介して取得し、そのプリ
ント画像の画像データに基づいてプリント画像の各画素
におけるY、M、C各色の階調(印画階調値)を例えば
8ビットの分解能の範囲(0〜255)で設定する。そ
して、そのプリント画像の各画素におけるY、M、C各
色の印画階調値のデータをプリントペーパーの走行と同
期してその走行方向(副走査方向)と垂直な方向(主走
査方向)の1ラインずつヘッド駆動回路30に出力す
る。
【0025】ヘッド駆動回路30は、上述のようにプリ
ントコントローラ28からY、M、C各色の印画階調値
のデータが与えられると、その印画階調値に基づいて主
走査方向に配列されたサーマルヘッド36の各ドットの
発熱素子に印加する電圧及びその通電時間(パルス幅)
をプリントペーパーの走行に同期させて制御する。これ
により、サーマルヘッド36の各ドットの発熱素子から
プリントペーパーの各点に与えられる熱量がY、M、C
各色の印画階調値に応じて制御され、プリントペーパー
の各発色層に対してプリントコントローラ28から指示
された印画階調値に対応する濃度の色が発色される。
【0026】図1に示すペーパー搬送制御部32は、シ
ステムコントローラ10からプリント実行の指示が与え
られると、プリントペーパー収納部からプリントペーパ
ーを印画処理部に給送する。尚、プリントペーパー収納
部には、数十枚(例えば20枚)のプリントペーパーを
収納した市販のペーパーカートリッジがそのまま装填さ
れるようになっている。また、ペーパー搬送制御部32
は、プリントペーパーを印画処理部に給送すると、キャ
プスタンローラ38をモータにより駆動してプリントペ
ーパーを発色、定着の印画処理に同期させて走行させ
る。このとき、システムコントローラ10は、ホームポ
ジション(HP)センサ40を使用してプリントペーパ
ーがホームポジションにあることを検出し、そのホーム
ポジションを基準にしたプリントペーパーの往復走行を
ペーパー搬送制御部32に実行させる。尚、プリントペ
ーパーの具体的な搬送制御の内容については後述する。
【0027】定着制御部34は、サーマルヘッド36に
よるプリントペーパーのY発色層とM発色層の発色の処
理と同期させてY定着用蛍光ランプ42及びM定着用蛍
光ランプ44の点灯・消灯を制御する。Y定着用蛍光ラ
ンプ42は、425nm程度の波長を含む紫外線を出射
するランプであり、このY定着用蛍光ランプ42が点灯
してこのランプからプリントペーパーに紫外線が照射さ
れると、プリントペーパーのY発色層が定着される。一
方、M定着用蛍光ランプ44は、365nm程度の波長
を含む紫外線を出射するランプであり、このM定着用蛍
光ランプ44が点灯してこのランプからプリントペーパ
ーに紫外線が照射されると、プリントペーパーのM発色
層が定着される。
【0028】図3は、上記プリント装置において、プリ
ントペーパーに対する発色と定着の印画処理が実行され
る印画処理部の部材配置の一実施の形態を示した配置図
である。同図に示すように、印画処理部には、プリント
ペーパー50が給送される搬送路60の上流側から上述
のサーマルヘッド36、キャプスタンローラ38、3
8、HPセンサ40、Y定着用蛍光ランプ42、M定着
用蛍光ランプ44が順に配置される。搬送路60の上流
側から給送されたプリントペーパー50は、サーマルヘ
ッド36とプラテンローラ62によって挟持されると共
に、キャプスタンローラ38、38によって挟持され、
印画処理実行時において、キャプスタンローラ38、3
8がモータによって回動されることによりプリントペー
パー50が同図矢印A及びA′に示す副走査方向に往復
走行される。サーマルヘッド36には、プリントペーパ
ー50の搬送方向である副走査方向に対して垂直な主走
査方向に複数の発熱素子がライン状に配設されており、
プリントペーパー50が同図矢印Aに示す印画方向に搬
送されているときに同期させて、主走査方向の1ライン
ずつプリントペーパー50に所定の熱を与えて各発色層
の発色を行う。キャプスタンローラ38の下流側に配置
されているHPセンサ40は、図4に示すように、発光
LED40Aと受光センサ40Bとから構成され、発光
LED40Aからプリントペーパー50の搬送路上に光
を投光することで、その反射光を受光センサ40Bで検
出できるようになっている。尚、受光センサ40Bから
出力された検出信号は図示しないA/Dコンバータを介
して図1に示したシステムコントローラ10に入力され
る。システムコントローラ10は、発光LED40Aか
ら投光した光の反射光が受光センサ40Bによって受光
されるか否かを検出することによって、そのHPセンサ
40の位置にプリントペーパー50が位置するか否かを
判定する。そして、そのHPセンサ40の位置にプリン
トペーパー50が位置しているときとしないときの切り
替わりを検出することによってプリントペーパー50の
先端がHPセンサ40の位置に搬送されたか否かを検出
する。これによって、HPセンサ40の位置にプリント
ペーパー50の先端が搬送されたときをプリントペーパ
ー50のホームポジションとしてプリントペーパーの位
置合わせが行われ、この位置を基準にしてプリントペー
パー50の搬送と発色及び定着の印画処理が同期して行
われる。
【0029】以上の如く構成されたプリント装置におい
て、プリントペーパー50に所要のプリント画像を印画
する際の処理手順の概要を図5のフローチャートを用い
て説明する。まず、図1のシステムコントローラ10
は、操作部16からプリント実行の指示が与えられる
と、印画シーケンスを開始し、ペーパー搬送制御部32
に対してプリントペーパー50をペーパー収納部から図
3の印画処理部に給送させる(ステップS10)。そし
て、所定の時点からプリントペーパー50を一定速度で
図3の矢印Aで示す印画方向へ給送させる(紙送り開
始)(ステップS12)。システムコントローラ10
は、一定速度の紙送りを開始させると、その紙送り動作
に同期した同期信号のパルス数をカウントすると共に、
HPセンサ40によりプリントペーパー50の先端検出
を行い、まず、規定のパルス内でプリントペーパー50
の先端がHPセンサ40によって検出されたか否かを判
定する(ステップS14)。このとき、NOであれば、
プリントペーパー50がペーパー収納部に装填されてい
ないか、紙詰まりが生じた等のエラーと判断し、印画処
理の中止等のエラー処理を行う(ステップS16)。
【0030】一方、YESであれば、次に、システムコ
ントローラ10は、図1の定着制御部34によってY定
着用蛍光ランプ42を点灯させ(ステップS18)、図
3に示したようにサーマルヘッド36を通過してY定着
用蛍光ランプ42の位置に搬送されたプリントペーパー
50の部分に順次、約425nm程度の波長の紫外線を
照射させるようにする。
【0031】また、システムコントローラ10は、プリ
ントコントローラ28に対してY色に関する印画処理の
実行を指示し、サーマルヘッド36の各ドットの発熱素
子でプリントペーパー50に付加する熱量をプリント画
像の画像データによって定められられたY色の印画階調
値に基づいて制御させる。そして、プリントコントロー
ラ28及びヘッド駆動回路30に、プリントペーパー5
0がホームポジションを通過したときを基準にしてプリ
ントペーパー50の紙送り速度と同期した同期信号を与
える。これにより、まず、プリントペーパー50がサー
マルヘッド36を通過したときに、プリントペーパー5
0の最上層(Y発色層)に対して発色させるべき点にサ
ーマルヘッド36で低エネルギーの熱が加えられY色が
発色される。サーマルヘッド36によってプリントペー
パー50の各点に与えられる熱量は、発色させるY色の
濃度に応じて調整され、その発色させるY色の濃度は、
図1のプリントコントローラ28においてプリント画像
の画像データに基づくY色の印画階調値によって設定さ
れる。
【0032】プリントペーパー50が上述のようにサー
マルヘッド36を通過し、そのサーマルヘッド36を通
過してY色に関する発色が行われた部分は、次に、Y定
着用蛍光ランプ42によって紫外線が照射される位置に
搬送され、そのY定着用蛍光ランプ42から紫外線が照
射されて定着が行われる。これにより、プリントペーパ
ー50のY色に関する印画処理が終了する(ステップS
20)。
【0033】Y色に関する印画処理が終了すると、次
に、システムコントローラ10は、ペーパー搬送制御部
32に対してプリントペーパー50を図3の矢印A′で
示す戻し方向に搬送させ(紙戻し開始)(ステップS2
2)、上記ステップS14と同様にHPセンサ40によ
りプリントペーパー50の先端検出を行い、規定のパル
ス内でプリントペーパー50の先端がHPセンサ40に
よって検出されたか否かを判定する(ステップS2
4)。このとき、NOであればプリント処理の中止等の
エラー処理を行う(ステップS26)。
【0034】一方、YESであれば、ホームポジション
の位置でプリントペーパー50の紙戻し動作を停止させ
て、上記ステップS12と同様に、プリントペーパー5
0を図3の矢印Aで示した印画方向に一定速度で紙送り
させる。そして、システムコントローラ10は、図1に
示した定着制御部34によってY定着用蛍光ランプ42
を消灯させると共に(ステップS28)、今度はM定着
用蛍光ランプ44を点灯させ(ステップS30)、サー
マルヘッド36を通過してM定着用蛍光ランプ44の位
置に搬送されたプリントペーパー50の部分に順次、約
365nm程度の波長の紫外線を照射させるようにす
る。
【0035】また、システムコントローラ10は、プリ
ントペーパー50のY発色層の発色のときと同様に、プ
リントコントローラ28に対してM色に関する印画処理
の実行を指示し、サーマルヘッド36の各ドットの発熱
素子でプリントペーパー50に付加する熱量をプリント
画像の画像データによって定められるM色の印画階調値
に基づいて制御させる。そして、プリントコントローラ
28及びヘッド駆動回路30に、プリントペーパー50
がホームポジションから紙送り動作を開始した時点を基
準にしてプリントペーパー50の紙送り速度と同期した
同期信号を与える。これにより、今度は、プリントペー
パー50の中間層(M発色層)に対して発色させるべき
点にサーマルヘッド36で中エネルギーの熱が加えられ
M色が発色される(ステップS32)。尚、プリントペ
ーパー50の各点に与えられる熱量は、Y色のときと同
様に発色させるM色の濃度に応じて調整され、その濃度
は、プリント画像の画像データに基づくM色の印画階調
値によって設定される。
【0036】プリントペーパー50が上述のようにサー
マルヘッド36を通過し、そのサーマルヘッド36を通
過してM色に関する発色が行われた部分は、次に、M定
着用蛍光ランプ44によって紫外線が照射される位置に
搬送され、そのM定着用蛍光ランプ44から紫外線が照
射されて定着が行われる。これにより、プリントペーパ
ー50のM色に関する印画処理が終了する(ステップS
32)。
【0037】M色に関する印画処理が終了すると、次
に、システムコントローラ10は、Y色に関する印画処
理が終了したときと同様に、ペーパー搬送制御部32に
対してプリントペーパー50を図3の矢印A′で示す戻
し方向に搬送させ(紙戻し開始)(ステップS34)、
HPセンサ40によりプリントペーパー50の先端検出
を行い、規定のパルス内でプリントペーパー50の先端
がHPセンサ40によって検出されたか否かを判定する
(ステップS36)。このとき、NOであればプリント
処理の中止等のエラー処理を行う(ステップS38)。
【0038】一方、YESであれば、ホームポジション
の位置でプリントペーパー50の紙戻し動作を停止させ
て、上記ステップS12と同様に、プリントペーパー5
0を図3の矢印Aで示した印画方向に一定速度で紙送り
動作させる。そして、システムコントローラ10は、M
定着用蛍光ランプ44を消灯させる(ステップS4
0)。
【0039】また、システムコントローラ10は、プリ
ントペーパー50のY発色層、M発色層の発色のときと
同様に、プリントコントローラ28に対してC色に関す
る印画処理の実行を指示し、サーマルヘッド36の各ド
ットの発熱素子でプリントペーパー50に付加する熱量
をプリント画像の画像データによって定められるC色の
印画階調値に基づいて制御させる。そして、プリントコ
ントローラ28及びヘッド駆動回路30に、プリントペ
ーパー50がホームポジションから紙送り動作を開始し
た時点を基準にしてプリントペーパー50の紙送り速度
と同期した同期信号を与える。これにより、今度は、プ
リントペーパー50の最下層(C発色層)に対して発色
させるべき点にサーマルヘッド36で高エネルギーの熱
が加えられC色が発色される(ステップS42)。尚、
プリントペーパー50の各点に与えられる熱量は、Y
色、M色のときと同様に発色させるC色の濃度に応じて
調整され、その濃度は、プリント画像の画像データに基
づくM色の印画階調値によって設定される。
【0040】以上により、Y、M、C各色の発色と定着
が行われ、所定のプリント画像が印画されたプリントペ
ーパーがプリント装置から排紙されて印画処理が終了す
る。次に、上記プリンタ装置におけるプリント濃度自動
調整の機能について説明する。プリント濃度自動調整
は、プリント画像の画像データに基づいてある印画階調
値の色をプリントペーパーに印画しようとしたときに、
プリントペーパーに実際に印画されるその色の濃度をそ
の印画階調値に適切に対応させるようにしたもので、こ
のプリント濃度自動調整により、プリントペーパー、サ
ーマルヘッド36の経時的な特性の変化等にかかわら
ず、同一画像データの画像については同一の濃度の画像
がプリントペーパーに印画されるようになっている。
【0041】上述のプリント装置では、所要のプリント
画像を印画しようとする前に、その印画に使用するプリ
ントペーパー或いはこれと同一特性とみなせるプリント
ペーパー(同一のペーパーカートリッジに収納されたプ
リントペーパーは略同一特性とみなせるため、その内の
一枚)の感度特性(実際にはプリントペーパーの特性の
みでなく、サーマルヘッド36等のプリント装置に搭載
された機器の特性も考慮されている)を検出し、これに
基づいてプリント濃度の補正を行うようにしてる。ただ
し、プリント装置には、プリントペーパーの感度特性を
検出するための特別の光源や検出器は搭載されておら
ず、通常の印画処理に使用される光源や検出器(HPセ
ンサ40やY定着用蛍光ランプ42)が兼用されるよう
になっている。従って、プリント濃度自動調整機能を搭
載するためのコストの増加やスペースの確保等の問題は
ない。
【0042】まず、上記プリント装置におけるプリント
ペーパーの感度特性の検出について説明する。図6は、
プリントペーパーの感度特性を検出する検出部の構成を
示した図である。この検出部は、図3に示した印画処理
部がそのまま兼用されたもので図3と同一符号を付した
図6に示す部材は、図3と全く同一の部材である。ま
た、Y定着用蛍光ランプ42から出射された紫外線は、
プリントペーパー50からの反射光以外の迷光に対して
はHPセンサ40の受光センサ40Bには届かないよう
になっており、例えば、Y定着用蛍光ランプ42とHP
センサ40の間には、Y定着用蛍光ランプ42から出射
された紫外線がHPセンサ40の受光センサ40Bに直
接入射するのを防止する遮光板70が設けられている。
但し、遮光板70を設けなくてもY定着用蛍光ランプ4
2から出射された紫外線がHPセンサ40の受光センサ
40Bに直接入射することがない場合(或いは、そのよ
うに構成されている場合)には、遮光板70を設ける必
要はない。プリントペーパー50の感度特性を検出する
際には、後述するように、プリントペーパー50に所定
のテストパターンを印画し、そのテストパターンにY定
着用蛍光ランプ42から光を照射してその反射光をHP
センサ40の受光センサ40Bで受光して行うようにな
っている。
【0043】一方、図1に示したシステムコントローラ
10では、プリントペーパーの感度特性を検出するため
のプログラムが上記印画処理のプログラムに追加され
る。システムコントローラ10は、そのプログラムを実
行すると、まず、印画に使用するプリントペーパーの感
度特性を検出するために、上述したプリント画像の印画
処理と同様の手順によりプリントペーパーに所定のテス
トパターンを印画させる。この感度特性の検出を行う時
期とこれに使用するプリントペーパーについては、種々
の方法を採用することが可能で、例えば、同一のペーパ
ーカートリッジに収納されているプリントペーパーは製
造日や保存状態等の条件が略同一で、これらの感度特性
は略等しいと考えられるので、同一のペーパーカートリ
ッジのプリントペーパーについてはその一枚についての
みテストパターンを印画して後述する処理によって感度
特性を検出し、その他のものは同一の感度特性を示すも
のとして扱うことができる。
【0044】また、上述のようにテストパターンを印画
したプリントペーパーについては、そのテストパターン
がプリント画像の印画部分に印画されると、プリント画
像の印画に使用できず、ペーパーカートリッジに収納さ
れたプリントペーパーの1枚が無駄になるため、テスト
パターンを印画する部分は、プリント画像の印画に使用
しないプリントペーパーの余白部分とし、そのテストパ
ターンを印画したプリントペーパーをプリント画像の印
画に有効に使用できるようにしてもよい。このようにテ
ストパターンを印画したプリントペーパーをプリント画
像の印画にも使用できるようにした場合には、全てのプ
リントペーパーについてテストパターンを印画し、プリ
ントペーパー毎に感度特性を検出することもできる。
【0045】更に、プリントペーパーの感度特性を検出
するのにはある程度の時間を要するため、ペーパーカー
トリッジ毎又はプリントペーパー毎に感度特性を検出す
るのではなく、ユーザがプリントペーパーの感度特性の
検出を行うか否かの指定を行うようにし、その指定があ
ったときのみプリントペーパーにテストパターンを印画
して感度特性の検出を行い、これに基づいてプリント濃
度の補正を行うようにし、指定がない場合には前回のプ
リント時に使用したプリントペーパーと同一特性である
としてプリント濃度の補正を行うようにしてもよい。ま
た、プリント濃度の自動調整自体を行うか否かもユーザ
が選択できるようにしてもよい。
【0046】プリントペーパーに印画する上記テストパ
ターンは、予め形状と色とが決められており、印画する
画像の各点のY、M、C各色の印画階調値が8ビットの
(0〜255)で処理される場合には、そのテストパタ
ーンは、例えばY、M、Cの全色についての印画階調値
をその中間値である128としたグレーの矩形若しくは
帯状に設定される。このテストパターンのデータは、テ
ストパターンを印画する際にシステムコンローラ10や
プリントコントローラ28等で生成するようにしてもよ
いし、また、予め本体内蔵のEEPROM18等のメモ
リに記憶させておいてもよい。テストパターンを印画す
る処理については上述のプリント画像を印画するのと同
様に行われる。
【0047】以上のようにして、プリントペーパーにテ
ストパターンを印画すると、次に、システムコントロー
ラ10は、そのプリントペーパーの感度特性を検出する
ため、プリントペーパーに印画したテストパターンの濃
度を測定する。このテストパターンの濃度の測定には、
図6に示したY定着用蛍光ランプ42とHPセンサ40
の受光センサ40Bが使用される。ここでY定着用蛍光
ランプ42の発光スペクトルの一例を図7に示し、受光
センサ40Bの分光感度特性の一例を図8に示す。これ
らの図に示すように、Y定着用蛍光ランプ42の発光ス
ペクトルと受光センサ40Bの分光感度とをかけ合わせ
ると400nmから500nmまで、及び約550nm
の波長領域において発光スペクトルと分光感度とで共通
する波長領域があることが分かる。したがって、Y定着
用蛍光ランプ42によってプリントペーパーのテストパ
ターンを照射し、その反射光を受光センサ40Bで検出
することは可能である。尚、精度を上げるために、Y定
着用蛍光ランプ42としてより長波長側の光を出射する
ような蛍光体をもつものを使用したり、受光センサ40
Bとしてより短波長側に感度のある素子を選択すること
もできる。
【0048】そこで、システムコントローラ10は、ま
ず、ペーパー搬送制御部32にプリントペーパーの位置
を制御させ、プリントペーパーに印画されたテストパタ
ーンをHPセンサ40とY定着用蛍光ランプ42の中間
位置に移動させる。そして、定着制御部34のY定着用
蛍光ランプ42を点灯させるように指示し、Y定着用蛍
光ランプ42からの光でテストパターンを照射してその
反射光の光量をHPセンサ40の受光センサ40Bによ
って検出する。
【0049】このようにしてプリントペーパーに印画し
たテストパターンによる反射光の光量を受光センサ40
Bによって検出すると、システムコントローラ10は、
この検出した反射光の光量に基づいてテストパターンの
濃度を算出する。テストパターンの濃度は、Y定着用蛍
光ランプ42からプリントペーパーに入射された入射光
の光量をLw 、プリントペーパーのテストパターンで反
射された光の光量をLp とすると、次式、
【0050】
【数2】Dp =−log10(Lp/Lw) …(1) により定量化される。尚、上式(1) は、一般に印画紙に
印画された画像の濃度を定量化する式として用いられ、
Dp は光学濃度と呼ばれている。この式(1) を使用して
反射光の光量Lp に受光センサ40Bで検出したテスト
パターンによる反射光の光量を代入することで、テスト
パターンの濃度Dp が算出される。尚、入射光の光量L
w の値については後述する。
【0051】システムコントローラ10は、上式(1) を
用いてプリントペーパーに印画されたテストパターンの
濃度Dp を算出すると、続いて、その濃度Dp と、テス
トパターンの各色の印画階調値に対応して印画されるべ
きテストパターンの濃度(目標とされる目標濃度Dt )
との差ΔD=Dp −Dt を算出し、この濃度差ΔDを記
憶する。目標濃度Dt は、予め決められた値であり、テ
ストパターンのY、M、C各色の印画階調値を128と
した場合の目標濃度Dt は例えば0.52(反射率は
0.3)に設定される。この場合、基準の白紙に対して
テストパターンの反射光を検出したときの受光センサ4
0Bの信号強度が3割となることが想定される。
【0052】ここで、上式(1) を用いて濃度Dp の算出
する際における入射光の光量Lw の値について説明する
と、その入射光の光量Lw は、目標濃度Dt を決める際
に想定される入射光の光量Lw の値との関係で決められ
る。即ち、最終的に必要な情報は濃度差ΔDであり、も
し、目標濃度Dt を決めたときとテストパターンの反射
光の光量Lp を検出したときの入射光の光量Lw が一
定、即ち、Y定着用蛍光ランプ42から出射される光の
光量が一定であるならば、ΔDの値は入射光の光量Lw
の値には影響されないため、その入射光の光量Lw の値
は任意の値でよく、又は、ΔDの算出式から入射光の光
量Lw を削除して初めから不要にしておくこともでき
る。また、入射光の光量Lw が一定か否かにかかわら
ず、その入射光の光量Lw の変動を誤差範囲とする場合
も同様である。
【0053】これに対して、入射光の光量Lw の変動、
即ち、Y定着用蛍光ランプ42から出射される光の光量
の変動を考慮する場合には、目標濃度Dt を決めるとき
とテストパターンの反射光の光量Lp を検出するときの
それぞれの時点における入射光の光量Lw を知る必要が
あるが、ΔDを算出する際にはそれらの比が分かればよ
く、入射光の光量Lw の代わりにその入射光が同一色の
ペーパーで反射されたときの反射光の光量を代入するこ
とができる。従って、例えば、テストパターンの反射光
の光量Lp を検出するときの直前又は直後に、ある色の
基準ペーパーをテストパターンの反射光を検出する場合
と同様にY定着用蛍光ランプ42とHPセンサ40の間
に給送させ、Y定着用蛍光ランプ42から照射されてそ
の基準ペーパーで反射された反射光の光量をHPセンサ
40の受光センサ40Bにより検出し、これによって得
られた反射光の光量を上式(1) の入射光の光量Lw とす
ることができる。但し、目標濃度Dt は、テストパター
ンの濃度Dp が上式(1) の入射光の光量Lw の値に、基
準ペーパーで反射された反射光の光量が代入されること
を想定して決める必要がある。
【0054】上記基準ペーパーの色は例えば白色、又
は、Y定着用蛍光ランプ42から出力される光の波長の
うち受光センサ40Bによって検出可能な波長を反射す
る色であればよく、基準ペーパーを白色とする場合に
は、例えば、上記テストパターンを印画したプリントペ
ーパーのそのテストパターンが印画されていない白地部
分を使用することができる。また、目標濃度Dt を決め
るときに想定した基準ペーパーに対して異なる色の基準
ペーパーをテストパターンの濃度Dp を検出する際の測
定に使用すれば、ユーザがプリント濃度を意図的に調整
することができる。
【0055】また、上述のように基準ペーパーで反射さ
れた反射光の光量を上式(1) の入射光の光量Lw に代入
することでY定着用蛍光ランプ42の変動を考慮するの
ではなく、基準ペーパーで反射された反射光の光量が常
に一定となるように受光センサ40Bの感度を校正でき
るようにしてもよい。即ち、Y定着用蛍光ランプ42か
ら光を出射して基準ペーパーで反射された反射光を受光
センサ40Bで検出したときに、その受光センサ40B
から出力される検出信号の値に関して予め所定の基準値
0 を定めておく。受光センサ40Bの感度を校正する
際には、基準ペーパーを反射光のHPセンサ40とY定
着用蛍光ランプ42の間に給送し、基準ペーパーで反射
された反射光に対して受光センサ40Bから出力された
検出信号の値S1 を取得する。そして、このとき得られ
た値S1 と上記基準値S0 との比S1 /S0 を求め、以
後受光センサ40Bから出力される検出信号にこの比S
1/S0 を乗算するようにし、この値を受光センサ40
Bで検出された光量とする。これにより、テストパター
ンの濃度を算出する際には、Y定着用蛍光ランプ42か
ら出射される光量の変動にかかわらず上式(1) の入射光
の光量Lw の値に基準値S0 を代入して行うことができ
る。この受光センサ40Bの感度の校正は、センサ校正
モードとしてプリントペーパーの感度特性の検出時とは
無関係に行えるようにしてもよいし、または、テストパ
ターンの濃度を求める際に必ず行うようにしてもよい。
【0056】また、上述のように基準ペーパーを使用し
て入射光の光量Lw 或いはセンサの感度校正を行う場合
に、基準ペーパーに所定の判別マークを設けておき、そ
の判別マークを判別することにより、システムコントロ
ーラ10が基準ペーパーが給送されたことを自動で認識
できるようにしてもよい。そして、基準ペーパーが給送
されたことを認識した場合には、プリントペーパーの感
度特性の検出モード或いはセンサ校正モードに自動で切
り替わるようにすると、ユーザがモードを設定する必要
がなく便利である。
【0057】尚、入射光の光量Lw の変動を考慮する場
合において、Y定着用蛍光ランプ42から出射される光
量の絶対光量変化をリアルタイムで検出できるように
し、その時々の光量変化に基づいて入射光の光量Lw の
値を補正できるようにしてもよい。以上のようにして得
られたテストパターンの濃度Dp と目標濃度Dt との濃
度差ΔDは、そのテストパターンが印画されたプリント
ペーパーの感度特性(及び、サーマルヘッド36等の特
性)を示すもので、通常のプリント画像を印画する際に
は、この濃度差ΔDが0となるように、プリント濃度の
高低に影響する制御量が後述の方法で補正され、プリン
ト濃度の補正が行われる。
【0058】以上説明したプリントペーパーの感度特性
の検出手順の一例を図9のフローチャートを用いて説明
する。尚、本検出手順では、上述の基準ペーパーを用い
る方法を採用し、その基準ペーパーにはプリントペーパ
ーの白地部分を使用するものとする。図1に示した操作
部16の所定の操作ボタンによって感度補正の開始が指
示されると、システムコントローラ10は、固定階調
値、即ち、Y、M、C各色の印画階調値を128とした
テストパターンを生成し、そのテストパターンを図1の
メモリ22に記憶させる。そして、そのメモリ22に記
憶させたテストパターンを通常の印画シーケンスによっ
てプリントペーパーに印画する(ステップS50)。テ
ストパターンの印画が終了すると、そのプリントペーパ
ーを排紙させずに濃度測定シーケンスに入る。
【0059】濃度測定シーケンスに入ると、システムコ
ントローラ10は、Y定着用蛍光ランプ42を点灯させ
(ステップS52)、ランプ照度が安定すると、まず、
プリントペーパーのテストパターンが印画されていない
白地部分をY定着用蛍光ランプ42とHPセンサ40の
間に搬送する(ステップS54)。そして、Y定着用蛍
光ランプ42から照射されてプリントペーパーの白地部
分で反射された反射光をHPセンサ40の受光センサ4
0Bにより検出し、この時の信号値を上式(1)における
Lw とする(ステップS56)。尚、上述したように入
射光の光量Lwを固定値とする場合にはこのステップS
54、S56の処理は不要である。
【0060】次に、テストパターンの印画部分をY定着
用蛍光ランプ42とHPセンサ40の間に搬送する(ス
テップS58)。そして、Y定着用蛍光ランプ42から
照射されてプリントペーパーのテストパターンで反射さ
れた反射光をHPセンサ40の受光センサ40Bにより
検出し、この時の信号値を上式(1) におけるLp とする
(ステップS60)。
【0061】以上により取得したLw 、Lp を上式(1)
に代入し、濃度Dp を算出する。そして、その濃度Dp
と目標濃度Dt との濃度差ΔD=Dp −Dt を求め、こ
れをシステムコントローラ10内のメモリに記憶する
(ステップS62)。以上により、プリントペーパーの
感度特性の検出が終了し、図1のLCD26等には通常
のプリント動作が可能になったことが表示され、次のプ
リント指示の入力待ちとなる。
【0062】尚、上記濃度Dp の検出においては、プリ
ントペーパーの有無を検出するHPセンサ40の受光セ
ンサ40Bを兼用したが、プリント装置に他の受光手段
(例えばプリントペーパーの種類を判別するためのもの
やバーコードを読み取るためのもの等)が設けられてい
る場合には、その受光手段を上記濃度Dp の検出に兼用
してもよい。
【0063】次に、通常のプリント画像を印画する際に
おいて、上記濃度差ΔDに基づいてプリント濃度を補正
する方法について説明する。先ず、第1の実施の形態と
して、プリント濃度の補正を図1に示したサーマルヘッ
ド36の駆動基準電圧を補正して行う場合について図1
0のシステム図を用いて説明する。上記システムコント
ローラ10は、テストパターンによって濃度差ΔDを検
出すると、その濃度差ΔD(図中ブロック100)を補
正電圧変換部102に与える。補正電圧変換部102
は、濃度差ΔDが与えられると、その濃度差ΔDを0に
するためのサーマルヘッド36の駆動基準電圧の補正値
(補正電圧)を求め、その補正電圧(図中ブロック10
4)を出力する。サーマルヘッド36の駆動基準電圧
は、各発熱素子に印加する基準の電圧であり、この駆動
基準電圧が変更されることにより、プリントペーパーに
付加される熱量が増加又は減少する。駆動基準電圧の補
正値は、図11に示すように入力された濃度差ΔDに対
して予め対応付けられており、例えば、濃度差ΔDが
0.1の場合、テストパターンの濃度Dp が目標濃度D
tに対して大きいため、サーマルヘッド36の駆動基準
電圧を0.5V下降させる。尚、補正電圧変換部102
での処理は、システムコントローラ10、プリントコン
トローラ28、ヘッド駆動回路30等のいずれにおいて
行ってもよいし、これらとは別の演算回路で行ってもよ
い。また、上記補正値は演算で求めてもよいし、ルック
アップテーブルによって求めてもよい。
【0064】補正電圧変換部102から出力された補正
電圧(図中ブロック104)は、図1のヘッド駆動回路
30においてサーマルヘッド36の駆動基準電圧(図中
ブロック106)に加算され、この加算後の修正したサ
ーマルヘッド36の駆動基準電圧(図中ブロック10
8)によりサーマルヘッド36が制御される。これによ
り、サーマルヘッド36の各発熱素子からプリントペー
パーに与えられる熱量がプリントペーパーの感度特性に
応じて補正され、画像データに基づくY、M、C各色の
印画階調値に適切に対応した濃度の画像がプリントペー
パーに印画される。
【0065】次に、上記濃度差ΔDに基づいてプリント
濃度を補正する方法の第2の実施の形態として、プリン
ト濃度の補正をサーマルヘッド36の通電時間を補正し
て行う場合について図12のシステム図を用いて説明す
る。上記システムコントローラ10は、テストパターン
によって濃度差ΔDを検出すると、その濃度差ΔD(図
中ブロック120)を補正通電時間変換部122に与え
る。補正通電時間変換部122は、濃度差ΔDが与えら
れると、その濃度差ΔDを0にするためのサーマルヘッ
ド36の各発熱素子に印加する電圧の通電時間(パルス
幅)の補正量(補正通電時間)を求め、その補正通電時
間(図中ブロック124)を出力する。サーマルヘッド
36の通電時間は、印画階調値に応じてサーマルヘッド
36の各発熱素子でプリントペーパーに付加する熱量を
制御する際の制御量であり、その補正量は、図13に示
すように入力された濃度差ΔDに対して予め対応付けら
れている。尚、この補正通電時間変換部122での処理
は、システムコントローラ10、プリントコントローラ
28、ヘッド駆動回路30等のいずれにおいて行っても
よいし、これらとは別の演算回路で行ってもよい。ま
た、上記補正値は演算で求めてもよいし、ルックアップ
テーブルによって求めてもよい。
【0066】補正通電時間変換部122から出力された
補正通電時間(図中ブロック124)は、図1のヘッド
駆動回路30において、印画階調値に対応して決められ
たサーマルヘッド36の各発熱素子の通電時間に加算さ
れ、この加算後の修正した通電時間(図中ブロック12
8)によりサーマルヘッド36の各発熱素子が制御され
る。これにより、サーマルヘッド36の各発熱素子から
プリントペーパーに与えられる熱量がプリントペーパー
の感度特性に応じて補正され、画像データに基づくY、
M、C各色の印画階調値に適切に対応した濃度の画像が
プリントペーパーに印画される。
【0067】次に、上記濃度差ΔDに基づいてプリント
濃度を補正する方法の第3の実施の形態として、プリン
ト濃度の補正を印画する画像の画像データに基づく階調
値を補正して行う場合について図14のシステム図を用
いて説明する。上記システムコントローラ10は、テス
トパターンによって濃度差ΔDを検出すると、その濃度
差ΔD(図中ブロック140)を補正階調値変換部14
2に与える。補正階調値変換部142は、濃度差ΔDが
与えられると、その濃度差ΔDを0にするための印画階
調値の補正値(補正階調値)を求め、その補正階調値
(図中ブロック144)を出力する。印画階調値は、プ
リントペーパーに付加する熱量を制御する制御量であ
り、印画する画像の画像データに基づいてY、M、C各
色について図1のプリントコントローラ28によって生
成される。その印画階調値の補正値は、図15に示すよ
うに入力された濃度差ΔDに対して予め対応付けられて
いる。尚、この補正階調変換部142での処理は、シス
テムコントローラ10、プリントコントローラ28等の
いずれにおいて行ってもよいし、これらとは別の演算回
路で行ってもよい。また、上記補正値は演算で求めても
よいし、ルックアップテーブルによって求めてもよい。
【0068】補正階調値変換部142から出力された補
正階調値(図中ブロック144)は、プリントコントロ
ーラ28において生成された印画階調値(図中ブロック
146)に加算され、この加算後の修正された印画階調
値(図中ブロック148)に基づいてサーマルヘッド3
6の各発熱素子が制御される(但し、修正された印画階
調値が0〜255の範囲を越える場合には、負の値は0
に、256以上は255にそれぞれクリップされるもの
とする)。これにより、サーマルヘッド36の各発熱素
子からプリントペーパーに与えられる熱量がプリントペ
ーパーの感度特性に応じて補正され、画像データに基づ
くY、M、C各色の印画階調値に適切に対応した濃度の
画像がプリントペーパーに印画される。
【0069】以上、上記実施の形態では、プリントペー
パーに印画したテストパターンの濃度検出において、Y
定着用蛍光ランプ42を光源とし、HPセンサ40の受
光センサ40Bによりテストパターンの反射光を検出す
るようにしたが、Y定着用蛍光ランプ42を光源とする
代わりに、M定着用蛍光ランプ44を光源としてもよい
し、また、HPセンサ40の発光LED40Aを光源と
してもよい。HPセンサ40の発光LED40Aを光源
とする場合には、その発光LED40Aから出射される
光の波長範囲と、受光センサ40Bで受光可能な光の波
長範囲とが、上記プリントペーパーのテストパターンの
濃度の検出に好適なものとなるような特性を有する発光
LED及び受光センサを用いるようにすればよく、この
場合の構成は図3に示した通りで、特別な構成上の変更
は不要である。
【0070】また、上記実施の形態では、テストパター
ンとしてY、M、C各色の印画階調値を128としたグ
レーを使用するようにしたが、これに限らずY定着用蛍
光ランプ42から照射された光がテストパターンによっ
て反射される反射光の割合(反射率)がテストパターン
の濃度によって変化するような色であればよい。例え
ば、Y定着用蛍光ランプ42から出射される光の波長に
対しては、その波長の主成分が青色であるから所定階調
値のY色のテストパターンを印画するようにしてもよ
い。
【0071】また、上記実施の形態では、印画に使用す
るプリントペーパーの感度等のバラツキに対してプリン
ト濃度を補正するものとして説明したが、本発明は、プ
リント装置の製造時の機械調整工程にも適用できる。特
に、一旦プリント濃度を補正したのち、再度、同じ工程
を繰り返すようなシーケンスにしておけば、自動収束さ
せることが可能であり、人為的な工数が削減できる。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るプリン
ト装置によれば、通常の画像を印画と同様に予め決めら
れた印画階調値の色からなる所定形状のテストパターン
を印画紙に印画し、そのテストパターンの濃度を通常の
画像印画時に使用する受光手段と光源とを用いて測定
し、これに基づいてプリント濃度の補正を行うようにし
たため、濃度計等の特別な測定機器が不要でコストアッ
プなく、プリント濃度の自動調整が可能となり、印画紙
やプリント装置の経時的な特性の変化や製造時の特性の
バラツキ等による濃度の変動を適切に防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係るプリント装置の一実施の
形態を示した構成図である。
【図2】図2は、本発明に係るプリント装置において使
用されるプリントペーパーの構成を示した断面図であ
る。
【図3】図3は、本発明に係るプリント装置において、
プリントペーパーに対する発色と定着の処理が実行され
る印画処理部の部材配置の一実施の形態を示した配置図
である。
【図4】図4は、ホームポジションセンサの構成を示し
た図である。
【図5】図5は、プリントペーパーに所要のプリント画
像をプリントする際の処理手順の概要を示したフローチ
ャートである。
【図6】図6は、プリントペーパーの感度特性を検出す
る検出部の構成を示した配置図である。
【図7】図7は、Y定着用蛍光ランプの発光スペクトル
の一例を示した図である。
【図8】図8は、受光センサの分光感度特性の一例を示
した図である。
【図9】図9は、プリントペーパーの感度特性の検出手
順に一例を示したフローチャートである。
【図10】図10は、プリント濃度の補正をサーマルヘ
ッドの駆動基準電圧を補正して行う場合のシステムを示
したシステム図である。
【図11】図11は、濃度差ΔDに対するサーマルヘッ
ド駆動基準電圧の補正量を示した図である。
【図12】図12は、プリント濃度の補正をサーマルヘ
ッドの通電時間を補正して行う場合のシステムを示した
システム図である。
【図13】図13は、濃度差ΔDに対するサーマルヘッ
ド通電時間の補正量を示した図である。
【図14】図14は、プリント濃度の補正を印画する画
像の画像データに基づく印画階調値を補正して行う場合
のシステムを示したシステム図である。
【図15】図15は、濃度差ΔDに対する印画階調値の
補正値を示した図である。
【符号の説明】
10…システムコントローラ、20…メモリコントロー
ラ、22…メモリ、28…プリントコントローラ、30
…ヘッド駆動回路、32…ペーパー搬送制御部、34…
定着制御部、36…サーマルヘッド、38…キャプスタ
ンローラ、40…ホームポジション(HP)センサ、4
2…Y定着用蛍光ランプ、44…M定着用蛍光ランプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福田 浩司 埼玉県朝霞市泉水3丁目11番46号 富士写 真フイルム株式会社内 (72)発明者 松川 浩之 埼玉県朝霞市泉水3丁目11番46号 富士写 真フイルム株式会社内 (72)発明者 池谷 聡 埼玉県朝霞市泉水3丁目11番46号 富士写 真フイルム株式会社内 (72)発明者 岩崎 弘幸 埼玉県朝霞市泉水3丁目11番46号 富士写 真フイルム株式会社内 Fターム(参考) 2C061 AQ04 AS14 HK11 KK03 KK25 KK32 2C066 AA03 AD03 CD03 CD06 CD14 CD16 CZ06

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 付加される熱量に応じて異なる濃度の色
    を発色し、所定の波長の光が照射されると発色の状態を
    定着する印画紙に対して所要の画像を印画する印画手段
    と、前記印画紙を検出するための受光手段と、前記印画
    紙に定着用の光を照射する光源と、を備えたプリント装
    置において、 予め決められた印画階調値の色からなる所定形状のテス
    トパターンを前記印画手段によって前記印画紙に印画す
    るテストパターン印画手段と、 前記テストパターン印画手段によって前記印画紙に印画
    された前記テストパターンに前記光源から光を照射する
    と共に、前記テストパターンによって反射された光を前
    記受光手段によって受光し、前記印画紙に印画されたテ
    ストパターンの色の濃度を検出する濃度検出手段と、 前記濃度検出手段によって検出された前記テストパター
    ンの色の濃度が、前記テストパターンの色の印画階調値
    に対応する目標濃度に一致するように、前記印画手段に
    よって印画しようとする画像の画像データに基づく印画
    階調値に対して前記印画紙に付加すべき熱量を補正する
    濃度補正手段と、 を備えたことを特徴とするプリント装置。
  2. 【請求項2】 付加される熱量に応じて異なる濃度の色
    を発色し、所定の波長の光が照射されると発色の状態を
    定着する印画紙に対して所要の画像を印画する印画手段
    と、前記印画紙を検出するための受光手段及び光源と、
    を備えたプリント装置において、 予め決められた印画階調値の色からなる所定形状のテス
    トパターンを前記印画手段によって前記印画紙に印画す
    るテストパターン印画手段と、 前記テストパターン印画手段によって前記印画紙に印画
    された前記テストパターンに前記光源から光を照射する
    と共に、前記テストパターンによって反射された光を前
    記受光手段によって受光し、前記印画紙に印画されたテ
    ストパターンの色の濃度を検出する濃度検出手段と、 前記濃度検出手段によって検出された前記テストパター
    ンの色の濃度が、前記テストパターンの色の印画階調値
    に対応する目標濃度に一致するように、前記印画手段に
    よって印画しようとする画像の画像データに基づく印画
    階調値に対して前記印画紙に付加すべき熱量を補正する
    濃度補正手段と、 を備えたことを特徴とするプリント装置。
  3. 【請求項3】 前記濃度補正手段は、前記印画紙に付加
    すべき熱量の補正を、前記印画手段において前記印画紙
    に付加する熱量を発生させる電圧を変更することにより
    行うことを特徴とする請求項1又は2のプリント装置。
  4. 【請求項4】 前記濃度補正手段は、前記印画紙に付加
    すべき熱量の補正を、前記印画手段において前記印画紙
    に付加する熱量を発生させる電圧の通電時間を変更する
    ことにより行うことを特徴とする請求項1又は2のプリ
    ント装置。
  5. 【請求項5】 前記濃度補正手段は、前記印画紙に付加
    すべき熱量の補正を、前記印画手段によって印画する画
    像の画像データに基づく印画階調値を変更することによ
    り行うことを特徴とする請求項1又は2のプリント装
    置。
  6. 【請求項6】 前記濃度検出手段は、前記印画紙に印画
    された前記テストパターンの色の濃度を、印画紙に印画
    された前記テストパターンに前記光源から入射された入
    射光の光量をLw とし、前記テストパターンで反射され
    て前記受光手段で検出された反射光の光量をLp とする
    と、次式、 Dp =−log10(Lp/Lw) によって算出することを特徴とする請求項1又は2のプ
    リント装置。
  7. 【請求項7】 前記濃度検出手段は、前記入射光の光量
    Lw を固定値とすることを特徴とする請求項6のプリン
    ト装置。
  8. 【請求項8】 前記濃度検出手段は、所定の色からなる
    基準ペーパーに前記光源から光を照射して該基準ペーパ
    ーによって反射された光を前記受光手段によって受光し
    たときの受光量を、前記入射光の光量Lw とすることを
    特徴とする請求項6のプリント装置。
  9. 【請求項9】 前記濃度検出手段は、所定の色からなる
    基準ペーパーに前記光源から光を照射して該基準ペーパ
    ーによって反射された光を前記受光手段によって受光し
    たときの受光量が一定となるように前記受光手段の感度
    を校正することを特徴とする請求項1又は2のプリント
    装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100349747C (zh) * 2004-06-02 2007-11-21 三星电子株式会社 区分热敏纸类型的方法
CN102658728A (zh) * 2012-05-11 2012-09-12 山东华菱电子有限公司 搭载热敏打印头的印刷控制方法及装置
US8705138B2 (en) 2010-04-23 2014-04-22 Sony Corporation Image forming apparatus including an image calibration system

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