JP2000328149A - 排ガス循環方式焼結操業方法 - Google Patents
排ガス循環方式焼結操業方法Info
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Landscapes
- Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 焼結で生じる高水分の排ガスを循環使用する
ことにより、熱源である粉コークスの燃焼性を向上させ
ること。 【解決手段】 焼結機の風箱群を焼結機機長方向に分割
し、焼結で生じる排ガスの一部を循環させて操業を行う
排ガス循環方式焼結操業方法において、前記風箱群を焼
結機前部域と該前部域以外とに2分割し、焼結機の前記
前部域の風箱群からの水分5%以上の排ガスを焼結機後
部域に循環させること。
ことにより、熱源である粉コークスの燃焼性を向上させ
ること。 【解決手段】 焼結機の風箱群を焼結機機長方向に分割
し、焼結で生じる排ガスの一部を循環させて操業を行う
排ガス循環方式焼結操業方法において、前記風箱群を焼
結機前部域と該前部域以外とに2分割し、焼結機の前記
前部域の風箱群からの水分5%以上の排ガスを焼結機後
部域に循環させること。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主要な高炉装入原
料である焼結鉱を焼結機にて製造するに際し、焼結機の
風箱群を焼結機機長方向に分割し、焼結で生じる排ガス
の一部を循環させて操業を行う排ガス循環方式焼結操業
方法に関するものである。
料である焼結鉱を焼結機にて製造するに際し、焼結機の
風箱群を焼結機機長方向に分割し、焼結で生じる排ガス
の一部を循環させて操業を行う排ガス循環方式焼結操業
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術、及び発明が解決しようとする課題】焼結
鉱の原料は、鉄源としての粉鉱石や集塵ダスト,ミルス
ケールなどに、媒溶剤としての石灰石,ドロマイト、燃
料としての粉コークスである。これらを配合したものは
ドラムミキサーで水やバインダとともに転動造粒され、
水分6〜7%で平均粒径3〜4mmの粒子よりなる焼結
原料とされる。この焼結原料が焼結機に供給される。焼
結機としては、連続焼結するドワイド・ロイド式焼結機
(DL式焼結機)が一般的である。DL式焼結機により
焼結鉱を製造する際には、焼結で生じる排ガスの一部を
循環使用するのではなく、下向きに吸引する大気(空
気)のみで焼結原料中の粉コークスを燃焼させる大気吸
引方式による焼結操業方法と、排ガスの一部を循環させ
て操業を行う排ガス循環方式による焼結操業方法とがあ
る。
鉱の原料は、鉄源としての粉鉱石や集塵ダスト,ミルス
ケールなどに、媒溶剤としての石灰石,ドロマイト、燃
料としての粉コークスである。これらを配合したものは
ドラムミキサーで水やバインダとともに転動造粒され、
水分6〜7%で平均粒径3〜4mmの粒子よりなる焼結
原料とされる。この焼結原料が焼結機に供給される。焼
結機としては、連続焼結するドワイド・ロイド式焼結機
(DL式焼結機)が一般的である。DL式焼結機により
焼結鉱を製造する際には、焼結で生じる排ガスの一部を
循環使用するのではなく、下向きに吸引する大気(空
気)のみで焼結原料中の粉コークスを燃焼させる大気吸
引方式による焼結操業方法と、排ガスの一部を循環させ
て操業を行う排ガス循環方式による焼結操業方法とがあ
る。
【0003】DL式焼結機での大気吸引方式による焼結
操業方法は、エンドレスに移動するパレット上に50〜
60cm厚さにて焼結原料を装入し、点火炉にてCOガ
スの燃焼熱によって原料層表面の粉コークスに着火し、
パレットの下方に連設された風箱群により原料層を上部
から下部へ通過する空気によって粉コークスを燃焼さ
せ、その燃焼熱によって焼結原料の焼結を行うものであ
り、パレット上の原料層が排鉱側へ移動する間に該原料
層の粉コークスの燃焼が上層から下層へと進み、焼結機
排鉱端に達した時点で焼結を完了させるようにしたもの
である。
操業方法は、エンドレスに移動するパレット上に50〜
60cm厚さにて焼結原料を装入し、点火炉にてCOガ
スの燃焼熱によって原料層表面の粉コークスに着火し、
パレットの下方に連設された風箱群により原料層を上部
から下部へ通過する空気によって粉コークスを燃焼さ
せ、その燃焼熱によって焼結原料の焼結を行うものであ
り、パレット上の原料層が排鉱側へ移動する間に該原料
層の粉コークスの燃焼が上層から下層へと進み、焼結機
排鉱端に達した時点で焼結を完了させるようにしたもの
である。
【0004】一方、排ガス循環方式による焼結操業方法
は、前記大気吸引方式による操業での欠点を改善し、環
境保全の点から焼結機の系外に排出する排ガス量の削減
や排ガスの熱回収、また生産性の向上などを図るように
したものであり、DL式焼結機の風箱群を焼結機機長方
向に適宜分割し、焼結で生じる排ガスの一部を焼結機後
部域へ循環させて操業を行うものである。
は、前記大気吸引方式による操業での欠点を改善し、環
境保全の点から焼結機の系外に排出する排ガス量の削減
や排ガスの熱回収、また生産性の向上などを図るように
したものであり、DL式焼結機の風箱群を焼結機機長方
向に適宜分割し、焼結で生じる排ガスの一部を焼結機後
部域へ循環させて操業を行うものである。
【0005】しかしながら、従来の排ガス循環方式焼結
操業方法では、種々の提案がなされているものの、排ガ
スの選択循環によって粉コークスの燃焼性を向上させる
という点において改善の余地があった。
操業方法では、種々の提案がなされているものの、排ガ
スの選択循環によって粉コークスの燃焼性を向上させる
という点において改善の余地があった。
【0006】そこで本発明の目的は、排ガス循環方式に
よる焼結操業方法において、焼結で生じる高水分の排ガ
スを循環使用することにより、熱源である粉コークスの
燃焼性を向上させることができ、これにより粉コークス
量の低減を図ることができる排ガス循環方式焼結操業方
法を提供することにある。
よる焼結操業方法において、焼結で生じる高水分の排ガ
スを循環使用することにより、熱源である粉コークスの
燃焼性を向上させることができ、これにより粉コークス
量の低減を図ることができる排ガス循環方式焼結操業方
法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、焼結
機の風箱群を焼結機機長方向に分割し、焼結で生じる排
ガスの一部を循環させて操業を行う排ガス循環方式焼結
操業方法において、前記風箱群を焼結機前部域と該前部
域以外とに2分割し、焼結機の前記前部域の風箱群から
の水分5%以上の排ガスを焼結機後部域に循環させるこ
とを特徴とする排ガス循環方式焼結操業方法である。
機の風箱群を焼結機機長方向に分割し、焼結で生じる排
ガスの一部を循環させて操業を行う排ガス循環方式焼結
操業方法において、前記風箱群を焼結機前部域と該前部
域以外とに2分割し、焼結機の前記前部域の風箱群から
の水分5%以上の排ガスを焼結機後部域に循環させるこ
とを特徴とする排ガス循環方式焼結操業方法である。
【0008】請求項2の発明は、請求項1記載の排ガス
循環方式焼結操業方法において、前記焼結機前部域の風
箱群からの前記排ガスに酸素含有ガスを混合して前記焼
結機後部域に供給することを特徴とするものである。ま
た、請求項3の発明は、請求項1又は2記載の排ガス循
環式焼結機操業方法において、前記焼結機の点火炉入口
から排鉱端に至る長さを焼結機機長とすると、前記焼結
機前部域は点火炉入口より焼結機機長の略25%長さの
位置までの焼結機部分であり、一方、前記焼結機後部域
は点火炉入口を起点にして焼結機機長の略65%長さの
位置から排鉱端位置に至る焼結機部分であることを特徴
とするものである。
循環方式焼結操業方法において、前記焼結機前部域の風
箱群からの前記排ガスに酸素含有ガスを混合して前記焼
結機後部域に供給することを特徴とするものである。ま
た、請求項3の発明は、請求項1又は2記載の排ガス循
環式焼結機操業方法において、前記焼結機の点火炉入口
から排鉱端に至る長さを焼結機機長とすると、前記焼結
機前部域は点火炉入口より焼結機機長の略25%長さの
位置までの焼結機部分であり、一方、前記焼結機後部域
は点火炉入口を起点にして焼結機機長の略65%長さの
位置から排鉱端位置に至る焼結機部分であることを特徴
とするものである。
【0009】本発明者らは、DL式焼結機による焼結鉱
の製造において排ガスの選択循環によって熱源である粉
コークスの燃焼性の向上を図るにあたり、焼結機のパレ
ット上の原料層を上方から下方へ吸引されて通過する吸
引ガス(空気)に含まれる水分の量に着目した。そし
て、いわゆる焼結鍋試験装置を用いて、吸引ガス中の水
分量が粉コークスの燃焼性に及ぼす影響を調査した。そ
の結果を図2,図3に示す。ここで、粉コークスの燃焼
性を示す指標としてηCO=CO2 /(CO+CO 2 )を
採用し、このηCOを粉コークス燃焼性とした。なお、C
O:吸引ガス(排ガス)中のCO%、CO2 :該吸引ガ
ス中のCO2 %から焼結原料の炭酸化物から発生するC
O2 %を減じたもの、である。
の製造において排ガスの選択循環によって熱源である粉
コークスの燃焼性の向上を図るにあたり、焼結機のパレ
ット上の原料層を上方から下方へ吸引されて通過する吸
引ガス(空気)に含まれる水分の量に着目した。そし
て、いわゆる焼結鍋試験装置を用いて、吸引ガス中の水
分量が粉コークスの燃焼性に及ぼす影響を調査した。そ
の結果を図2,図3に示す。ここで、粉コークスの燃焼
性を示す指標としてηCO=CO2 /(CO+CO 2 )を
採用し、このηCOを粉コークス燃焼性とした。なお、C
O:吸引ガス(排ガス)中のCO%、CO2 :該吸引ガ
ス中のCO2 %から焼結原料の炭酸化物から発生するC
O2 %を減じたもの、である。
【0010】図2のグラフは、吸引ガスの酸素濃度を横
軸に、粉コークス燃焼性ηCOを縦軸にとり、水蒸気添加
しない3種類の吸引ガスについて、酸素濃度を変化させ
た場合の燃焼性ηCOをプロットしてある。また、図3の
グラフは、吸引ガスの酸素濃度を横軸に、粉コークス燃
焼性ηCOを縦軸にとり、水蒸気添加にて水分10%を含
有する3種類の吸引ガスについて、酸素濃度を変化させ
た場合の燃焼性ηCOをプロットするとともに、大気湿
度,常温の吸引ガスについてもプロットしてある。
軸に、粉コークス燃焼性ηCOを縦軸にとり、水蒸気添加
しない3種類の吸引ガスについて、酸素濃度を変化させ
た場合の燃焼性ηCOをプロットしてある。また、図3の
グラフは、吸引ガスの酸素濃度を横軸に、粉コークス燃
焼性ηCOを縦軸にとり、水蒸気添加にて水分10%を含
有する3種類の吸引ガスについて、酸素濃度を変化させ
た場合の燃焼性ηCOをプロットするとともに、大気湿
度,常温の吸引ガスについてもプロットしてある。
【0011】図2では吸引ガスの酸素濃度の低下に従っ
て粉コークス燃焼性ηCOも低下することが示されてい
る。ところが、図3に示すように、水蒸気を添加して水
分を高めてこの例では水分10%の吸引ガスでは、吸引
ガス中の酸素濃度が空気(酸素濃度:21%)よりも相
当に低い13〜18%程度の低酸素濃度であっても、高
い燃焼性ηCOが得られることがわかった。
て粉コークス燃焼性ηCOも低下することが示されてい
る。ところが、図3に示すように、水蒸気を添加して水
分を高めてこの例では水分10%の吸引ガスでは、吸引
ガス中の酸素濃度が空気(酸素濃度:21%)よりも相
当に低い13〜18%程度の低酸素濃度であっても、高
い燃焼性ηCOが得られることがわかった。
【0012】ここで、吸引ガス中の水分量が粉コークス
の燃焼性に与える影響については、従来、大気吸引方式
による焼結操業における文献「材料とプロセス(’85
−S810,30頁)の“水蒸気添加による焼結層内伝
熱速度の向上”」には、「吸引ガスに水蒸気を添加する
と、該高水分の吸引ガスが原料層の燃焼部を通過する過
程で以下の2つの反応がおこり、該燃焼部付近でH2 が
生成し、このH2 の熱伝達係数が空気の約3倍と高いこ
とから、これが伝熱促進に寄与し最高到達温度が上昇す
るものと考えられる。」と紹介されている。
の燃焼性に与える影響については、従来、大気吸引方式
による焼結操業における文献「材料とプロセス(’85
−S810,30頁)の“水蒸気添加による焼結層内伝
熱速度の向上”」には、「吸引ガスに水蒸気を添加する
と、該高水分の吸引ガスが原料層の燃焼部を通過する過
程で以下の2つの反応がおこり、該燃焼部付近でH2 が
生成し、このH2 の熱伝達係数が空気の約3倍と高いこ
とから、これが伝熱促進に寄与し最高到達温度が上昇す
るものと考えられる。」と紹介されている。
【0013】C+H2 O→CO+H2 CO+H2 O→CO2 +H2
【0014】本発明者らは、新たに、高水分の吸引ガス
では18%未満の低酸素濃度であっても高い燃焼性ηCO
が得られることを知見し、これに基づいて、水分5%以
上の高水分の排ガスを循環使用することで粉コークスの
燃焼性を向上できるようにした本発明の排ガス循環方式
焼結操業方法をなしたものである。
では18%未満の低酸素濃度であっても高い燃焼性ηCO
が得られることを知見し、これに基づいて、水分5%以
上の高水分の排ガスを循環使用することで粉コークスの
燃焼性を向上できるようにした本発明の排ガス循環方式
焼結操業方法をなしたものである。
【0015】すなわち、本発明による排ガス循環方式焼
結操業方法においては、焼結機の風箱群を焼結機前部域
と該前部域以外とに2分割し、焼結機の前部域の風箱群
からの水分5%以上の高水分の排ガスを焼結機後部域に
循環させることにより、焼結機の後部域において該排ガ
ス中の酸素濃度が18%を下回るような低酸素濃度であ
っても0.92以上の高い燃焼性ηCOを得ることがで
き、焼結機全体として粉コークスの燃焼性ηCOを高める
ことができる。排ガスの水分量を5%以上に規定する理
由は、5%を下回ると前述した伝熱促進による高い燃焼
性ηCOが得られないためである。一方、水分が高すぎる
と逆に焼結に要する時間が延びて生産性が悪くなるの
で、排ガス中の水分の上限値は11%が適切である。
結操業方法においては、焼結機の風箱群を焼結機前部域
と該前部域以外とに2分割し、焼結機の前部域の風箱群
からの水分5%以上の高水分の排ガスを焼結機後部域に
循環させることにより、焼結機の後部域において該排ガ
ス中の酸素濃度が18%を下回るような低酸素濃度であ
っても0.92以上の高い燃焼性ηCOを得ることがで
き、焼結機全体として粉コークスの燃焼性ηCOを高める
ことができる。排ガスの水分量を5%以上に規定する理
由は、5%を下回ると前述した伝熱促進による高い燃焼
性ηCOが得られないためである。一方、水分が高すぎる
と逆に焼結に要する時間が延びて生産性が悪くなるの
で、排ガス中の水分の上限値は11%が適切である。
【0016】また、本発明による排ガス循環方式焼結操
業方法においては、水分5%以上の高水分の排ガスを得
る焼結機前部域としては、焼結機の点火炉入口から排鉱
端に至る長さを焼結機機長とすると、点火炉入口より焼
結機機長の略25%長さの位置までの焼結機部分がよ
い。つまり、焼結機機長にわたって連なった状態で設け
られた風箱群のうち、前記焼結機部分に設けられている
風箱群からの排ガスを焼結機後部域に循環させるように
することがよい。一方、この水分5%以上の高水分の排
ガスが循環供給される焼結機の後部域としては、点火炉
入口を起点にして焼結機機長の略65%長さの位置から
排鉱端位置に至る焼結機部分がよい。この焼結機後部域
では、焼結が進行して通気抵抗も小さくなっており、燃
焼し難い最下層部に対する前述の伝熱促進作用が効果的
に働くからである。
業方法においては、水分5%以上の高水分の排ガスを得
る焼結機前部域としては、焼結機の点火炉入口から排鉱
端に至る長さを焼結機機長とすると、点火炉入口より焼
結機機長の略25%長さの位置までの焼結機部分がよ
い。つまり、焼結機機長にわたって連なった状態で設け
られた風箱群のうち、前記焼結機部分に設けられている
風箱群からの排ガスを焼結機後部域に循環させるように
することがよい。一方、この水分5%以上の高水分の排
ガスが循環供給される焼結機の後部域としては、点火炉
入口を起点にして焼結機機長の略65%長さの位置から
排鉱端位置に至る焼結機部分がよい。この焼結機後部域
では、焼結が進行して通気抵抗も小さくなっており、燃
焼し難い最下層部に対する前述の伝熱促進作用が効果的
に働くからである。
【0017】また、本発明による排ガス循環方式焼結操
業方法においては、排ガス中の酸素濃度が例えば18%
を相当に下回って低すぎ、焼結機後部域での粉コークス
の燃焼性に大きな悪影響を及ぼすような場合には、焼結
機前部域の風箱群からの排ガスに酸素含有ガス(酸素あ
るいは酸素と空気との混合ガス)を混合して焼結機後部
域に供給するようにしてもよい。この場合、焼結機後部
域に供給される酸素添加の排ガス中の水分は5%以上と
規定する。
業方法においては、排ガス中の酸素濃度が例えば18%
を相当に下回って低すぎ、焼結機後部域での粉コークス
の燃焼性に大きな悪影響を及ぼすような場合には、焼結
機前部域の風箱群からの排ガスに酸素含有ガス(酸素あ
るいは酸素と空気との混合ガス)を混合して焼結機後部
域に供給するようにしてもよい。この場合、焼結機後部
域に供給される酸素添加の排ガス中の水分は5%以上と
規定する。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。図
1は本発明による排ガス循環方式焼結操業方法の実施に
使用されるDL式焼結機の概略説明図である。
1は本発明による排ガス循環方式焼結操業方法の実施に
使用されるDL式焼結機の概略説明図である。
【0019】図1に示すように、DL式焼結機10は、
駆動機によってエンドレスに移動する移動パレット1
1、図示しないシュートを介して移動パレット11上に
装入された焼結原料の原料層表面の粉コークスに着火す
るための点火炉12、移動パレット11の下方に焼結機
機長にわたって連設され、下向きの吸気によってパレッ
ト11上の原料層の粉コークスを燃焼させるための風箱
群13A,13B、及び循環ガスフード14を備えてい
る。
駆動機によってエンドレスに移動する移動パレット1
1、図示しないシュートを介して移動パレット11上に
装入された焼結原料の原料層表面の粉コークスに着火す
るための点火炉12、移動パレット11の下方に焼結機
機長にわたって連設され、下向きの吸気によってパレッ
ト11上の原料層の粉コークスを燃焼させるための風箱
群13A,13B、及び循環ガスフード14を備えてい
る。
【0020】DL式焼結機10の前記風箱群は、焼結機
前部域の風箱群としての第1の風箱群13Aと、第2の
風箱群13Bとの2つに分割されている。高水分の排ガ
スを循環供給するための第1の風箱群13Aは、焼結機
10の点火炉入口12aから排鉱端Eに至る長さを焼結
機機長とすると、点火炉入口12aより焼結機機長の略
25%長さの位置までの焼結機部分に配設されたもので
ある(風箱No1〜No6)。一方、第2の風箱群13
Bは、焼結機10の前記略四半分長さの位置以降から排
鉱端Eに至る焼結機部分に配設されたものである(風箱
No7〜No22)。
前部域の風箱群としての第1の風箱群13Aと、第2の
風箱群13Bとの2つに分割されている。高水分の排ガ
スを循環供給するための第1の風箱群13Aは、焼結機
10の点火炉入口12aから排鉱端Eに至る長さを焼結
機機長とすると、点火炉入口12aより焼結機機長の略
25%長さの位置までの焼結機部分に配設されたもので
ある(風箱No1〜No6)。一方、第2の風箱群13
Bは、焼結機10の前記略四半分長さの位置以降から排
鉱端Eに至る焼結機部分に配設されたものである(風箱
No7〜No22)。
【0021】循環ガスフード14は、排ガスを移動パレ
ット11上の原料層へ導くためものであり、点火炉入口
12aを起点にして焼結機機長の略65%長さの位置か
ら排鉱端位置Eに至る焼結機部分における移動パレット
11の上方に配設されている(風箱では風箱No15〜
22が該当する)。したがって、第2の風箱群13Bに
ついては、空気を吸引する風箱群と循環ガスフード14
からの循環ガスを吸引する風箱群とに分かれており、1
5は第2の風箱群13Bの吸気用の主吸引ブロアーであ
る。
ット11上の原料層へ導くためものであり、点火炉入口
12aを起点にして焼結機機長の略65%長さの位置か
ら排鉱端位置Eに至る焼結機部分における移動パレット
11の上方に配設されている(風箱では風箱No15〜
22が該当する)。したがって、第2の風箱群13Bに
ついては、空気を吸引する風箱群と循環ガスフード14
からの循環ガスを吸引する風箱群とに分かれており、1
5は第2の風箱群13Bの吸気用の主吸引ブロアーであ
る。
【0022】また、16は循環ガス吸引ブロアーであ
り、第1の風箱群13Aからの高水分の排ガスは、吸引
ブロアー16によって循環ガスダクト17を介して循環
ガスフード14に導かれる。そして、本実施例では第1
の風箱群13Aからの排ガスに酸素タンク18から調整
バルブ19を介して酸素を添加し、水分5.1%で酸素
濃度17.2%の酸素添加排ガスを循環ガス(吸引ガ
ス)として循環ガスフード14から供給して、移動パレ
ット11上の原料層の粉コークスを燃焼させるよう1し
た。一方、この循環ガスフード14が設けられていない
部分では、空気を吸引しながら原料層の粉コークスを燃
焼させるようにしている。
り、第1の風箱群13Aからの高水分の排ガスは、吸引
ブロアー16によって循環ガスダクト17を介して循環
ガスフード14に導かれる。そして、本実施例では第1
の風箱群13Aからの排ガスに酸素タンク18から調整
バルブ19を介して酸素を添加し、水分5.1%で酸素
濃度17.2%の酸素添加排ガスを循環ガス(吸引ガ
ス)として循環ガスフード14から供給して、移動パレ
ット11上の原料層の粉コークスを燃焼させるよう1し
た。一方、この循環ガスフード14が設けられていない
部分では、空気を吸引しながら原料層の粉コークスを燃
焼させるようにしている。
【0023】このようにして焼結を行い、焼結機の10
〜64%域及び65〜100%域の両域での粉コークス
燃焼性ηCOをガス分析から求めるとともに、循環ガスフ
ード14内の酸素添加排ガスの水分量及び酸素濃度を測
定した。また、比較のため、排ガス循環を行わない大気
吸引方式による焼結操業を実施した。
〜64%域及び65〜100%域の両域での粉コークス
燃焼性ηCOをガス分析から求めるとともに、循環ガスフ
ード14内の酸素添加排ガスの水分量及び酸素濃度を測
定した。また、比較のため、排ガス循環を行わない大気
吸引方式による焼結操業を実施した。
【0024】
【表1】
【0025】結果を表1に示す。本発明例によると、高
水分の排ガスを循環させることにより、従来の大気吸引
方式による操業に比べて粉コークス燃焼性ηCOを0.9
1から0.93に高めることができ、これによって粉コ
ークスが節約でき、焼結鉱製造コストを下げることが可
能となった。
水分の排ガスを循環させることにより、従来の大気吸引
方式による操業に比べて粉コークス燃焼性ηCOを0.9
1から0.93に高めることができ、これによって粉コ
ークスが節約でき、焼結鉱製造コストを下げることが可
能となった。
【0026】
【発明の効果】以上述べたように、本発明による排ガス
循環式焼結機操業方法によると、焼結で生じる高水分の
排ガスを循環使用して原料層燃焼部での伝熱促進を図る
ようにしたものであるから、熱源である粉コークスの燃
焼性を向上させることができ、これにより粉コークス量
の低減を図ることができる。
循環式焼結機操業方法によると、焼結で生じる高水分の
排ガスを循環使用して原料層燃焼部での伝熱促進を図る
ようにしたものであるから、熱源である粉コークスの燃
焼性を向上させることができ、これにより粉コークス量
の低減を図ることができる。
【図1】本発明による排ガス循環方式焼結操業方法の実
施に使用されるDL式焼結機の概略説明図である。
施に使用されるDL式焼結機の概略説明図である。
【図2】吸引ガス中の水分量が粉コークス燃焼性に及ぼ
す影響を調査した結果を示すグラフである。
す影響を調査した結果を示すグラフである。
【図3】吸引ガス中の水分量が粉コークス燃焼性に及ぼ
す影響を調査した結果を示すグラフである。
す影響を調査した結果を示すグラフである。
10…DL式焼結機 11…移動パレット 12…点火
炉 13A…第1の風箱群 13B…第2の風箱群 1
4…循環ガスフード 15…主吸引ブロアー 16…循環ガス吸引ブロアー 17…循環ガスダクト
18…酸素タンク 19…調整バルブ
炉 13A…第1の風箱群 13B…第2の風箱群 1
4…循環ガスフード 15…主吸引ブロアー 16…循環ガス吸引ブロアー 17…循環ガスダクト
18…酸素タンク 19…調整バルブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 溝上 信夫 兵庫県加古川市金沢町1番地 株式会社神 戸製鋼所加古川製鉄所内 (72)発明者 沢山 宗義 兵庫県加古川市金沢町1番地 株式会社神 戸製鋼所加古川製鉄所内 (72)発明者 伊藤 良二 兵庫県加古川市金沢町1番地 株式会社神 戸製鋼所加古川製鉄所内 Fターム(参考) 4K001 AA10 BA04 CA44 GA10 GB09
Claims (3)
- 【請求項1】 焼結機の風箱群を焼結機機長方向に分割
し、焼結で生じる排ガスの一部を循環させて操業を行う
排ガス循環方式焼結操業方法において、 前記風箱群を焼結機前部域と該前部域以外とに2分割
し、焼結機の前記前部域の風箱群からの水分5%以上の
排ガスを焼結機後部域に循環させることを特徴とする排
ガス循環方式焼結操業方法。 - 【請求項2】 前記焼結機前部域の風箱群からの前記排
ガスに酸素含有ガスを混合して前記焼結機後部域に供給
する請求項1記載の排ガス循環式焼結機操業方法。 - 【請求項3】 前記焼結機の点火炉入口から排鉱端に至
る長さを焼結機機長とすると、前記焼結機前部域は点火
炉入口より焼結機機長の略25%長さの位置までの焼結
機部分であり、一方、前記焼結機後部域は点火炉入口を
起点にして焼結機機長の略65%長さの位置から排鉱端
位置に至る焼結機部分である請求項1又は2記載の排ガ
ス循環式焼結機操業方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11144765A JP2000328149A (ja) | 1999-05-25 | 1999-05-25 | 排ガス循環方式焼結操業方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11144765A JP2000328149A (ja) | 1999-05-25 | 1999-05-25 | 排ガス循環方式焼結操業方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000328149A true JP2000328149A (ja) | 2000-11-28 |
Family
ID=15369897
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11144765A Pending JP2000328149A (ja) | 1999-05-25 | 1999-05-25 | 排ガス循環方式焼結操業方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000328149A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20020042893A (ko) * | 2000-12-01 | 2002-06-08 | 이구택 | 소결온도의 조절이 용이한 소결장치 |
| KR100920624B1 (ko) * | 2002-09-03 | 2009-10-08 | 주식회사 포스코 | 배기풍량의 점화로 재순환이 가능한 소결장치 |
| CN109668444A (zh) * | 2018-12-26 | 2019-04-23 | 中天钢铁集团有限公司 | 一种烧结烟气循环方法和装置 |
-
1999
- 1999-05-25 JP JP11144765A patent/JP2000328149A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20020042893A (ko) * | 2000-12-01 | 2002-06-08 | 이구택 | 소결온도의 조절이 용이한 소결장치 |
| KR100920624B1 (ko) * | 2002-09-03 | 2009-10-08 | 주식회사 포스코 | 배기풍량의 점화로 재순환이 가능한 소결장치 |
| CN109668444A (zh) * | 2018-12-26 | 2019-04-23 | 中天钢铁集团有限公司 | 一种烧结烟气循环方法和装置 |
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