JP2000328409A - 複合編成針 - Google Patents

複合編成針

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JP2000328409A JP11139089A JP13908999A JP2000328409A JP 2000328409 A JP2000328409 A JP 2000328409A JP 11139089 A JP11139089 A JP 11139089A JP 13908999 A JP13908999 A JP 13908999A JP 2000328409 A JP2000328409 A JP 2000328409A
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    • D04B35/02Knitting tools or instruments not provided for in group D04B15/00 or D04B27/00
    • D04B35/06Sliding-tongue needles

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 阻止手段によりスライダータングに係止され
ているループの落ち込みを確実に防止すると共に、スラ
イダータングからループを移すときは前記落ち込み阻止
手段の作用を全く受けることなくタングに係止していた
ループをノックオーバーすることが出来る複合編成針を
得る。 【解決手段】 先頭に鉤状フックを有する針本体と該鉤
本体に支持され、同鉤状フックに至る針本体の長手方向
に相対移動するスライダーとを有し、該スライダーを相
対移動して鉤状フックを開閉口させ、編成糸の捕捉、編
成編目の脱出を行うメリヤス針において、編成動作中に
スライダー先端のタングに係止された編目がタングから
脱落する事を防ぐためのループ係止斜面を有する編目脱
落防止段差を前記タングに設けると共に、前記タングで
鉤状フックを閉じた時に、前記ループ係止斜面と重なり
編目脱落防止段差をカバーして、編成編目の脱出(ノッ
クオーバー)を容易にするように、鉤状フックの鉤口先
端から鉤状フックの頂部に至るフックの外縁に、前記ル
ープ係止面より傾斜角度の少ない編目脱出面を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、編地の編成に用い
る、スライダーを有する複合編針に関する。
【0002】
【従来の技術】従来編地の編成に際して1つの編目を構
成するループの本数が多くなる多重タック等の場合、ス
ライダ針を使用すると数次に亘って重複してスライダタ
ングにループが係止されることになり、該ループがスラ
イダータングから外れ編傷の原因となることがあった。
【0003】そのため、スライダータングの先端上位に
小突起を設け、タングに係止したループが小突起に引掛
り脱落し難くした複合針が提案されたが(特公平1−5
4459号)小突起はループを係止することが必要な反
面、編成時に容易にタングから外れない事態が生じた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の点に鑑
みて、スライダータングに係止されているループの外れ
をループ脱落阻止手段により確実に防止すると共に、ス
ライダータングからループを移すときは前記ループ脱落
阻止手段の作用を全く受けることなくタングに係止して
いたループをノックオーバーすることが出来る複合編成
針を得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、先頭
に鉤状フックを有する針本体と、該鉤本体に支持され同
鉤状フックに至る針本体の長手方向に相対移動するスラ
イダーとを有し、該スライダーを相対移動して鉤状フッ
クを開閉口させ、編成糸の捕捉、編成編目の脱出を行う
メリヤス針において、編成動作中にスライダー先端のタ
ングに係止された編目が、タングから脱落する事を防ぐ
ためのループ係止斜面を有する編目脱落防止段差を前記
タングに設けると共に、前記タングで鉤状フックを閉じ
た時に、前記ループ係止斜面と重なり編目脱落防止段差
をカバーして、編成編目の脱出(ノックオーバー)を容
易にするように、鉤状フックの鉤口先端から鉤状フック
の頂部に至るフックの外縁に、前記ループ係止面より傾
斜角度の少ない編目脱出面を設けた。請求項2の発明
は、鉤状フックの針本体底辺から高さ方向において、前
記編目脱出面は、スライダータングが前記鉤状フックを
閉じた時に、当該鉤状フックの鉤口先端の高さはスライ
ダータング先端に設けた編目脱落防止段差の上縁より低
くスライダータングに隠される高さであり、鉤状フック
の曲げの頂部は少なくとも前記スライダータング先端に
設けた編目脱落防止段差の上縁より高く位置するよう屈
曲している。請求項3の発明は、鉤状フックとスライダ
ーとを相対移動して、スライダータングに係止したまま
編目を自身の鉤状フックを越えて対向する針に目移しす
るため、タングに係止している編目を編目脱落防止段差
から脱出させる際に、対向する編目受け取り側の複合編
成針の鉤状フックから針本体の上面にかけてのスロート
部斜面に受け取る編目を当接させ、前記受け取り側の針
を上昇させることで、編目をスライダータングの編目脱
落防止の段差から脱出可能とした斜面を針本体上面のス
ロート部に形成した。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の複合編成針1の実施の態
様を図面と共に次に説明する。
【0007】本実施例の複合編成針Nは、針本体1とそ
れに摺動嵌合するスライダー2とよりなる。針本体1は
板状体を打抜きにより成形し、シャンク3の先端に鉤状
フック4を有し、尾部にはニードルジャック(図示せ
ず)係合用の凹部5及びスライダー2のストッパー6を
有し、頭部近傍の板状部分7の上縁及び棒状のシャンク
3の上縁にスライダー2を摺動嵌合する摺動溝8,9を
有している。上記鉤状フック4はプレス成形に限らず曲
げ加工により所定の形状とすることも出来る。
【0008】スライダー2はシャンク11とそれに固定
されている弾性板状体12よりなる。シャンク11は尾
部上縁にスライダバット13を、やや前方の下縁に前記
弾性板状体12を支持する板状体支持腕14を岐出して
それぞれ設け、該板状体支持腕14には下縁部15を除
き薄肉部16を形成し、かつ、下縁部15から下方に前
記針本体2の摺動溝9に嵌合する小突起17を突出す
る。薄肉部16とシャンク11の間に位置して穿孔部1
8を設ける。
【0009】弾性板状体12は、対称形をなす一対を2
枚重ねて用い、重ねた際の厚味は、前記シャンク11の
板状体支持腕14の薄肉部16の深さと同じにしてい
る。弾性板状体12の上縁にはバット状の突出部20を
先端にはスライダータング22をそれぞれ設けている。
スライダータング22の基部には、一部が外側に開かれ
た小片よりなるループストッパ23を設けている。スラ
イダータング22の先端上縁には、上方に屈曲突出して
いる編目脱落防止段差24を設けてある。
【0010】上記弾性板状体12は、2枚重ねの状態で
その尾部をシャンク11の板状体支持腕14の薄肉部1
6に嵌合し、突出部20をシャンク11の穿孔部18に
嵌合し、穿孔部18で突出部20を両面からかしめるこ
とによりシャンク11と2枚の弾性板状体12,12と
を一体化しスライダー2とする。2枚の弾性板状体12
の一方の尾部には外方に緩く屈曲突出する部分を構成
し、針溝壁との圧接により針の妄動を防いでいる。
【0011】スライダー2は、板状体支持腕14の小突
起17を針本体1の摺動溝9に摺動自在に嵌合すると共
にシャンク11を針本体1の板状部分7の摺動溝8に摺
動自在に嵌合して一体化する。スライダー2の摺動によ
りスライダータング22は鉤状フック4に対して進出
し、図2に示す如く、2枚の弾性板12,12のスライ
ダータング22,22間に鉤状フック4を挾持し鉤状フ
ック4の開口部25を閉じ、逆にタング22,22を後
退することにより開口部25を開く。上記スライダータ
ング22の進出により鉤状フック4の開口部25を閉じ
た状態のとき鉤状フック4の尖頭部即ち鉤口先端26の
高さ(針本体底辺27からの)hはスライダータング2
2の上縁22aより下位に位置するようにしている。ま
た、鉤状フック4の曲げ高さ(針本体底辺27からの)
Hは少なくとも前記編目脱落防止段差24の上縁24a
と同一かそれより高い位置にあるようにしている。
【0012】鉤状フック4の開口部25を構成する鉤口
先端26から鉤状フック4の曲げの頂部28に至る鉤状
フック4の外縁を、編目脱出面29とし、編目脱落防止
段差24の頂部からスライダータング22の上縁22a
に至る編目脱落防止段差24の上縁24aをループ係止
斜面30とし、編目脱出面29の傾斜角θ1をループ係
止斜面30の傾斜角θ2よりも少としている。前記ルー
プ係止斜面30はスライダータング22に係止されてい
る編目31がタング22から滑落しないように、タング
22のループ係止縁32に対して傾斜させたもので、傾
斜角θ2があまりに鋭角過ぎると編目滑落の防止効果を
発揮できなくなり、鈍角にすれば編目をタング22から
外すときに支障を生ずるのでその間適宜に選択する。
【0013】今、図2に示すようにスライダータング2
2上に5本の編目31が係止されており、次コースの糸
33が給糸されノックオーバーしようとしたとする。図
2のA,Bに示す如く次コースの糸33は給糸されスラ
イタータング22は編目31をループ係止縁32に係止
し、編目31は編目脱落防止段差24によりその動きを
止められた状態でいる。
【0014】その後、図2のC,Dに示す如く、鉤状フ
ック4はスライダー2の2枚の弾性板状体12,12の
間に割って入り、鉤口先端26は2枚のスライダータン
グ22,22で挾持されている。そして、鉤口先端26
の一層の進入によりループ係止縁32に係止され、編目
脱落防止段差24に止められていた編目31は、鉤状フ
ック4の編目脱出面29により持ち上げられ、編目脱落
防止段差24とは離れ、鉤状フック4のフックの曲げの
頂部28を越えノックオーバーされることになる。
【0015】図3に示す如くスライダータング22に係
止されている編目31を対向する位置に設けられている
針35に移す場合は、針35が2枚のスライダータング
22の間に下方から進出し編目31内に上昇する。この
とき編目31は編目脱落防止段差24によりタング22
からの脱落を防止されている(図3A)。
【0016】針35の一層の上昇により編目脱落防止段
差24により止められている編目31は針35のスロー
ト部斜面36により押し上げられ、編目脱落防止段差2
4を越え針35に移る(図3B,図3C)。
【0017】以上の如く、本発明にあってはスライダー
タング22に係止されている編目は、スライダータング
22から脱出するときには、スライダータング22に割
って入った針が持っている編目脱出面若しくはスロート
部斜面等の編目上昇のための斜面により編目脱落防止段
差24を越えるよう押し上げられて編目脱落防止段差の
抵抗を外している。
【0018】
【発明の効果】請求項1記載の複合編成針は、編目脱落
防止段差の如き編目脱落防止手段を備えることによって
タング上のループの脱落を防止しているが、編目脱落防
止段差にはタングからのループの脱落を防止するための
ループ係止斜面を設けると共に、鉤状フックの鉤口先端
から鉤状フックの頂部に至るフックの外縁に、前記ルー
プ係止斜面より傾斜角度の少ない編目脱出面を設けたた
めに、スライダータングが鉤状フックの開口部を閉じた
とき前記編目脱出面により、タングに係止しているルー
プを、編目脱落防止手段を越えて持ち上げタングから係
止ループを外すことが出来、スライダータング上でのル
ープの確保及びスライダータングからのループの移動が
支障なく行える。請求項2記載の複合編成針は、スライ
ダータングが鉤状フックを閉じたときに、鉤状フックの
鉤口先端はスライダータングの上縁より低く構成してい
るため、鉤口先端はスライダタングに係止しているルー
プ内に支障なく案内され、かつ、編目脱出鉤状フックの
曲げの高さは、編目脱落防止段差の上縁と同一かそれよ
り高く位置するよう屈曲しているため、鉤状フックの曲
げの頂部で編目脱落防止手段を越えてループを持ち上げ
ることになり、スライダータングからのループの移動が
支障なく行なえる。請求項3記載の複合編成針は、鉤状
フックとスライダーとを相対移動して、スライダータン
グに係止したまま編目を自身の鉤状フックを越えて対向
する針に目移しするため、タングに係止している編目を
編目脱落防止段差から脱出させる際に、対向する編目受
け取り側の複合編成針の鉤状フックから針本体の上面に
かけてのスロート部斜面に受け取る編目を係止させて、
前記受け取り側の針が上昇したとき、前記スロート部斜
面により、スライダータングの編目脱落防止段差に係止
した編目を同段差から脱落させるため、針本体のスロー
ト部の傾斜面により編目脱落防止段差から同段差に係止
しているループが脱出可能なように編目脱落防止段部の
ループ係止斜面を形成したことにより、対向するニード
ルベッドの針との関係が発生する目移し針においても編
目脱落防止段部からのループの移動が支障なく行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明複合編成針を示し、Aは全体側面図、B
はスライダージャックの、Cは弾性板状体の、Dは針本
体の側面図、Eはスライダータング部分の拡大平面図。
【図2】本発明複合編成針の頭部を示し、Aは鉤状フッ
ク4の開口部を開いた状態の平面図、Bは同側面図、C
は鉤状フック4の開口部を閉じた状態の平面図、Dは同
側面図。
【図3】A,B,Cはタングに係止している複数のルー
プを該タングに対向して設けられた針に受け渡す過程を
示す側面図。
【符号の説明】
N 複合編成針 1 針本体 2 スライダー 4 鉤状フック 22 スライダータング 24 編目脱落防止段差 24a編目脱落防止段差の上縁 25 開口部 26 鉤口先端 27 針本体底辺 28 フックの曲げの頂部 29 編目脱出面 31 編目 35 編目受取り側の複合編成針 36 スロート部斜面 h 鉤口先端の高さ H 鉤状フックの曲げの高さ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先頭に鉤状フックを有する針本体と、該
    鉤本体に支持され同鉤状フックに至る針本体の長手方向
    に相対移動するスライダーとを有し、該スライダーを相
    対移動して鉤状フックを開閉口させ、編成糸の捕捉、編
    成編目の脱出を行うメリヤス針において、編成動作中に
    スライダー先端のタングに係止された編目が、タングか
    ら脱落する事を防ぐためのループ係止斜面を有する編目
    脱落防止段差を前記タングに設けると共に、前記タング
    で鉤状フックを閉じた時に、前記ループ係止斜面と重な
    り編目脱落防止段差をカバーして、編成編目の脱出(ノ
    ックオーバー)を容易にするように、鉤状フックの鉤口
    先端から鉤状フックの頂部に至るフックの外縁に、前記
    ループ係止斜面より傾斜角度の少ない編目脱出面を設け
    たことを特徴とする複合編成針。
  2. 【請求項2】 鉤状フックの針本体底辺から高さ方向に
    おいて、前記編目脱出面は、スライダータングが前記鉤
    状フックを閉じた時に、当該鉤状フックの鉤口先端の高
    さはスライダータングの上縁より低くスライダータング
    に隠される高さであり、鉤状フックの曲げの高さは前記
    スライダータング先端に設けた編目脱落防止段差の上縁
    と同一かそれより高く位置するよう屈曲していることを
    特徴とする請求項1の複合編成針。
  3. 【請求項3】 鉤状フックとスライダーとを相対移動し
    て、スライダータングに係止したまま編目を自身の鉤状
    フックを越えて対向する針に目移しするため、タングに
    係止している編目を編目脱落防止段差から脱出させる際
    に、対向する編目受け取り側の複合編成針の鉤状フック
    から針本体の上面にかけてのスロート部斜面に受け取る
    編目を係止させて、前記受け取り側の針が上昇したと
    き、前記スロート部斜面により、スライダータングの編
    目脱落防止段差に係止した編目を同段差から脱落させる
    ため、針本体のスロート部の傾斜面により編目脱落防止
    段差から同段差に係止しているループが脱出可能なよう
    に編目脱落防止段部のループ係止斜面を形成したことを
    特徴とする請求項1の複合編成針。
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