JP2000328546A - 発電方法と装置 - Google Patents

発電方法と装置

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JP2000328546A
JP2000328546A JP11136328A JP13632899A JP2000328546A JP 2000328546 A JP2000328546 A JP 2000328546A JP 11136328 A JP11136328 A JP 11136328A JP 13632899 A JP13632899 A JP 13632899A JP 2000328546 A JP2000328546 A JP 2000328546A
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air
water
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JP11136328A
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Shoichi Sakurai
昭一 桜井
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NIPPON MEINTEKKU KK
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ある程度の水量がある場所であれば、簡単に
発電することができる発電方法と発電装置を提供する。 【解決手段】 水中に設けられたフロートFに、空気を
供給することにより当該フロートFに浮力を生ぜしめ、
当該フロートFの浮力を動力源として直接的にあるいは
間接的に回転体Rを回転し、当該回転体Rにより発電機
Gを駆動し発電するようにしたことを特徴とする発電方
法と装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水の浮力を利用し
て発電する方法と装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電力を得るには、火力、原子力が主とし
て使用されているが、これらはいずれも環境保護の観点
からは種々問題があり、また、太陽光、風力、地熱等を
利用して発電する方法は、地球環境にやさしいことか
ら、近年注目を集めているが、設備費が嵩むのみでな
く、定常的に電力を得ることができないという問題があ
る。
【0003】したがって、最近は、水力発電が見直され
つつある。この水力発電は、水位差を利用して発電する
ものが大部分であり、このような水力発電では、落差の
大きいものほど有利で、落差が10〜12m以下の低落
差のものは経済的に不利とされている。
【0004】ところが、最近では、高落差のものは、ダ
ムを建設する場所の限定が厳しく簡単には構築できず、
むしろ、中小の水力発電の開発が望まれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような中小の水力
発電は、小さなダム等を構築したり導水路を形成するな
ど、基本的には、水位差を付けて水を流し発電するもの
であるために、この中小の水力発電も場所的に限定さ
れ、開発地点としても河川を堰止めることができる場所
となる。特に、従来の水力発電では、一旦発電に使用し
た水は、下流側に流し、再度発電に利用することが難し
く、結果的に多数箇所にダムを建設できないという問題
もある。
【0006】しかも、ダムや導水路等の構築は、費用が
嵩むのみでなく、構築に長期間を要し、撤去することも
難しいという不具合がある。
【0007】また、チューブラ水車のような水に落差を
付けず、流れの中に設置する水中発電装置もあるが、こ
の装置は、水が流れている河川でなければ使用できない
という不具合もある。
【0008】このように従来の水力発電は、河川とは切
っても切れない関係にあり、一方電気の使用は、河川と
は無関係にいたる所で行なわれることから、必然的に発
電場所から電気使用場所まで電気を送る送配電設備が必
要となり、これにより電力コストも高いものとなる。本
来的には、発電設備は、電気を使用する地域と近いこと
が好ましいが、従来の水力発電方法では、本質的に、電
気の使用場所の近傍に発電設備を設置することが難しい
ものとなっている。
【0009】本発明は、上述した従来技術に伴う課題を
解決するためになされたもので、第1の目的は、ある程
度の水量がある場所であれば、簡単に発電することがで
きる発電方法を提供することにあり、特に、地球環境に
悪影響を及ぼすことのない発電方法を提供することにあ
る。
【0010】第2の目的は、当該発電方法を容易に実施
することができる発電装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、下記す
る手段により達成される。
【0012】(1) 水中に設けられたフロートに、空
気を供給することにより当該フロートに浮力を生ぜし
め、当該フロートの浮力を動力源として直接的にあるい
は間接的に発電機を駆動するようにしたことを特徴とす
る発電方法。
【0013】(2) 水中に設けられたフロートに、空
気を供給することにより当該フロートに浮力を生ぜし
め、当該フロートの浮力を動力源として回転体を回転
し、当該回転体の回転力により発電機を駆動するように
したことを特徴とする発電方法。
【0014】(3) 水中に設けられたフロートに、空
気を供給することにより当該フロートに浮力を生ぜし
め、当該フロートの浮力を動力源として前記水中で負圧
領域を形成し、当該負圧領域内に誘引される水により回
転体を回転し、当該回転体の回転力により発電機を駆動
するようにしたことを特徴とする発電方法。
【0015】(4) 水中に設けられたフロートに、空
気を供給することにより当該フロートに浮力を生ぜし
め、当該フロートの浮力を動力源として水をタンク内に
貯溜し、当該タンク内から吐出される水により回転体を
回転し、当該回転体の回転力により発電機を駆動するよ
うにしたことを特徴とする発電方法。
【0016】(5) 高所から低所に水を流し、この水
により発電機を駆動し発電するようにした発電方法にお
いて、前記低所に設けられた貯水部の水中にフロートを
設け、このフロートに空気を供給することにより当該フ
ロートに浮力を生ぜしめ、該フロートの浮力を動力源と
してポンプを駆動し、このポンプにより移動された水を
前記発電機を駆動する水として再利用するようにしたこ
とを特徴とする発電方法。
【0017】(6) 水中に設けられたフロートと、当
該フロートに外部から空気を供給排出する空気給排手段
と、当該フロートに空気を供給することにより生ぜしめ
た浮力を動力源として作動する作動手段と、当該作動手
段により直接的にあるいは間接的に駆動される発電機と
を有することを特徴とする発電装置。
【0018】(7) 前記作動手段は、前記フロートの
浮力により回転される回転体を有し、当該回転体の回転
力により前記発電機を駆動するようにしたことを特徴と
する発電装置。
【0019】(8) 前記回転体は、横置された回転軸
の周囲に膨張収縮自在の前記フロートを環状に複数個配
置することにより構成し、当該フロートの膨張時に生じ
る浮力により前記回転軸を回転するようにしたことを特
徴とする発電装置。
【0020】(9) 前記作動手段は、前記フロートの
浮力により作動される負圧発生手段と、当該負圧発生手
段により形成された負圧領域に誘引される水により回転
される回転体とを有し、当該回転体の回転力により前記
発電機を駆動するようにしたことを特徴とする発電装
置。
【0021】(10) 前記負圧発生手段は、前記回転
体の周囲に複数個配置され、前記フロートが順次昇降す
ることにより順次前記負圧領域が形成されるようにした
ことを特徴とする発電装置。
【0022】(11) 前記負圧発生手段は、水中に埋
設されたシリンダと、このシリンダ内を往復動するピス
トンとからなる負圧発生部を有し、当該ピストンに前記
フロートを連結し、前記空気給排手段により空気供給し
た前記フロートが浮上するときの浮力の作用で外部から
前記シリンダ内に水を誘引するようにしたことを特徴と
する発電装置。
【0023】(12) 前記回転体は、ケース内に羽根
車を有し、前記ケースの周方向複数箇所から前記水が流
入するようにしたことを特徴とする発電装置。
【0024】(13) 前記負圧発生手段は、前記フロ
ートの昇降を補助する昇降補助手段を有することを特徴
とする発電装置。
【0025】(14) 前記昇降補助手段は、前記フロ
ートに空気を供給する空気出入パイプの周囲に配置され
た補助シリンダと、前記空気出入パイプと連結された補
助ピストンと、空気供給源からの空気により前記補助ピ
ストンを昇降させるように前記補助シリンダに連結され
た給気パイプと、補助シリンダ内の空気を排出する排気
パイプと、前記空気出入パイプに空気を供給する給気パ
イプと、当該空気出入パイプから空気を排気する排気パ
イプと、前記各給気パイプに取り付けられた給気バルブ
と、前記各排気パイプに取り付けられた排気バルブとを
有することを特徴することを特徴とする発電装置。
【0026】(15) 前記回転体は、前記発電機と継
ぎ足し可能なシャフトにより連結したことを特徴とする
発電装置。
【0027】(16) 前記作動手段は、所定範囲で昇
降自在とされた膨張収縮自在のフロートの昇降により水
を圧送する圧送手段と、当該圧送手段から吐出される水
により回転される回転体とを有し、当該回転体により前
記発電機を駆動するようにしたことを特徴とする発電装
置。
【0028】(17) 前記圧送手段は、昇降するフロ
ートに一端が連結され、他端がシリンダ内のピストンに
連結されたテコ式リンク機構と、前記ピストンから吐出
された水を貯溜するタンク部と、当該タンク部内に設け
られた膨張収縮自在の空気袋とを有し、前記タンク部か
ら吐出される水により前記回転体を回転するようにした
ことを特徴とする発電装置。
【0029】(18) 前記テコ式リンク機構には、駆
動され空気を圧送する空気圧送手段が連結され、当該空
気圧送手段から吐出された空気を前記フロートの昇降用
として利用するようにしたことを特徴とする発電装置。
【0030】(19) 前記空気給排手段は、コンプレ
ッサにより作られた空気をレシーバタンクに蓄え、当該
レシーバタンクと前記フロートとを空気出入パイプによ
り連結し、当該フロート内に空気を導入するようにした
ことを特徴とする発電装置。
【0031】(20) 前記コンプレッサは、エンジン
により駆動される第1コンプレッサと、前記フロートに
よる回転力により駆動される第2コンプレッサとからな
り、これら各コンプレッサにより生産された圧縮空気を
前記レシーバタンクに蓄えるようにしたことを特徴とす
る発電装置。
【0032】(21) 前記空気給排手段は、上昇した
フロート内の空気を、収縮した他のフロート内に導びく
空気再利用回路を有することを特徴とする発電装置。
【0033】(22) 前記空気再利用回路は、上昇し
たフロート内の空気をロータリバルブを介して収縮した
フロート内に導入するようにしたことを特徴とする発電
装置。
【0034】(23) 前記発電機は、前記回転体と連
結するシャフトにフライホイールを設けたことを特徴と
する発電装置。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0036】《第1の実施の形態》図1は本発明の第1
の実施の形態に係る発電装置を示す概略断面図、図2は
図1の2−2線に沿う断面相当図、図3は図1の3−3
線に沿う断面相当図、図4A,Bはシャフトあるいはパ
イプの繋ぎ手段を示す一部断面図と平面図、図5はバル
ブピストンの断面図、図6はバルブピストンの平面図、
図7はバルブピストンのピストン構成体を示す分解斜視
図、図8A,B,Cは同実施の形態の作動状態を示す概
略図である。
【0037】第1の実施形態に係る発電装置は、比較的
深い海の上に浮かべられた浮遊式の洋上発電基地として
使用するものであるが、小型化すれば貯水槽あるいは湖
水等に浮かべて小発電にも使用することができる。
【0038】まず、前記発電装置を概説すれば、図1に
示すように、浮上体Eにより洋上に浮かべられたデッキ
ボードDを有し、デッキボードDの上部には、発電機
G、空気給排手段H等が載置され、下部には、水中に設
けられた膨張収縮自在のフロートFと、当該フロートF
に前記空気給排手段Hからの空気を導入することにより
生ぜしめた浮力を動力源として作動する作動手段Aとを
有し、当該作動手段Aの作動により前記発電機Gを駆動
し発電するようになっている。
【0039】本実施の形態の前記作動手段Aは、フロー
トFの浮力により水中内で負圧領域を作る負圧発生手段
Vと、この負圧領域に誘引される水により回転される回
転体Rとを有し、該回転体Rの回転力により前記発電機
Gが駆動されるようになっている。
【0040】さらに、詳述する。まず、前記発電機G
は、どのようなものであっても良いが、ここでは、永久
磁石を回転することにより当該永久磁石の周囲に配置さ
れたコイルに電流を生ぜしめるようにした通常のものが
使用されている。
【0041】該発電機Gは、ギアボックス10(2か
所)、シャフト11及びフライホイール14を介して回
転体Rと連結されている。当該回転体Rは、深いところ
に設置することが好ましいことから、前記シャフト11
は、継ぎ足し可能なシャフトとされている。つまり、深
い所は水圧も高く、このような所から、後述するケース
12内の負圧領域に水を誘引すれば、強力な水流が得ら
れ、これにより生じる回転力もかなり大きなものを得る
ことができるので、シャフト11は継ぎ足し式としてい
る。また、このシャフト11の周囲は、シャフト保護の
ためにスリーブ12が配置されている。
【0042】前記回転体Rは、図2に示すように、ケー
ス13内に収納された羽根車15を有し、複数の入口管
16から流入する水を受けて羽根車15が回動するよう
になっている。この羽根車15は、ペルトン水車のよう
にノズルから流出する噴射水を受けて回転するように構
成することが好ましいが、本発明は、これに限定される
ものではない。
【0043】各入口管16には、流入してくる水の量を
調節する調節部材17が設けられている。当該調節部材
17は、水量を調節するものであればどのようなもので
あっても良いが、ここでは、デッキボードDから垂下さ
れたロッド(図示せず)により回動されるねじ軸を有
し、このねじ軸により絞り状態が調節できるように構成
されたものであり、いわばカメラの絞り機構の如きもの
である。
【0044】なお、前記調節部材17の近傍にはフィル
タ18を設けることが好ましい。流入してくる水には種
々の異物が含まれているので、このフィルタ18により
異物を除去し、前記羽根車15を保護している。また、
入口管16の外端部には、流入する水流により回転され
るファンfを設けることが好ましい。これにより当該入
口管16に富士壺などの付着を防止できる。
【0045】前記シャフト11の継ぎ手段19として
は、後述する連結ロッド33の場合も同様であるが、図
4A,Bに示すようなものを使用することが好ましい。
つまり、この繋ぎ手段19は、上部シャフト11aの下
端にゴム等の弾性体からなる支持ブロック19aを当該
上部シャフト11aとスプライン嵌合し、この支持ブロ
ック19aにピン19eで半径方向内方に向かうように
弾性支持された3本の爪部材19bを斜め下方に突出
し、この爪部材19bの先端突部19cが下部シャフト
11bの凹所19dに係合するようにしたものである。
【0046】また、上部シャフト11aと下部シャフト
11bは、十字状の凸部と凹部による凹凸嵌合とされ、
これら両シャフトの連結部分がある程度折れ曲り可能と
している。このようにすれば、長尺なシャフトあるいは
ロッドでも、回転伝達あるいは軸力の伝達が確実にかつ
簡単に行なうことができる。ただし、本発明は、これの
みに限定されるものではなく、捩じ込み式のものあるい
はワンタッチカップリング式のもの等を使用してもよい
ことは言うまでもない。
【0047】前記負圧発生手段Vは、図1に示すよう
に、フロート部20と負圧発生部30とから構成されて
いる。
【0048】前記フロート部20は、デッキボードDの
下面より垂下されており、水中に立設された円筒状をし
た6本の多孔性のフロートケース21と、各フロートケ
ース21内で移動可能に設けられた中空で膨張収縮自在
とされたフロートFと、該フロートFに前記空気給排手
段Hからの空気を導入する空気出入パイプ23とを有し
ている。
【0049】前記各フロートケース21は、内部に収容
されたフロートFが水の浮力を受けて所定ストローク自
由に昇降し得るように構成しているものであればどのよ
うなものでも良いが、フロートFの昇降にともなってフ
ロートケース21内の水が外部にスムーズに流出するよ
うに構成することが好ましい。例えば、上下両端板を含
むフロートケース全体がパンチングプレートあるいは網
状体等の筒状体により構成することが好ましい。
【0050】該フロートケース21は、図1,3に示す
ように、前記シャフト11を保護するスリーブ12と支
持アーム24を介して連結され、装置全体の剛性を高め
ている。さらに剛性を高めるために、当該フロートケー
ス21相互を図3に破線で示すアーム24aにより連結
しても良い。
【0051】前記フロートFは、例えば、直径1〜3m
程度の軽量な樹脂材料から構成された膨張収縮可能な筒
状体である。この樹脂材料としては、例えば、シリコー
ンゴム、フッソゴム、NBR等のシート、あるいはポリ
プロピレン繊維、ポリアミド繊維、ポリイミド繊維、カ
ーボン繊維、綿、麻等からなるシート若しくはこれらに
前記ゴムをコーティングしたシート等が好ましく使用さ
れる。
【0052】フロートFの上下両端には、強度を保持す
るために支持板22が取り付けられているが、このフロ
ートFの内部には、前記空気出入パイプ23が伸延さ
れ、該空気出入パイプ23のフロートF内に位置する部
分には複数個の通孔25が開設され、この通孔25より
フロートF内に空気を吹出したり、あるいはこれら通孔
25の内下方位置のものからはフロートF内に溜まった
ドレン水を空気排出時に吸引除去するようにしている。
なお、この空気出入パイプ23は、フロートF内下端部
分で閉塞されている。
【0053】一方、前記負圧発生部30は、前記各フロ
ートケース21の下位に位置するシリンダ31と、これ
ら各シリンダ31内を往復動するバルブピストン32と
を有し、各シリンダ31は、前記フロートケース21と
同様に、支持アーム24を介して連結されている。
【0054】該バルブピストン32は、連結ロッド33
を介して前記フロートFと連結されているが、当該連結
ロッド33も前記シャフト11と同様に相当長尺なもの
となるので、前記繋ぎ手段19を用いて継ぎ足すように
している。
【0055】該負圧発生部30は、前記フロートFの昇
降力により負圧を発生するため、内部のバルブピストン
32が往復動し易すいように、各シリンダ31の上端部
に弁部材34が設けられている。該弁部材34は、ピス
トン32の上昇により内部の水が外部に円滑に排出され
るように水流により自動的に開閉するようになってい
る。
【0056】各シリンダ31の下端部は、前記回転体R
のケース13に形成されたサージタンク部13aと連通
路35を介して連通されているが、当該シリンダ31の
下端部には、バルブピストン32の下方移動時に閉鎖す
る逆止弁36が設けられている。なお、サージタンク部
13aは、複数設けられたシリンダ31の内いずれかが
不作動となった場合の負荷変動に対する水量調節と水撃
圧の吸収を行なう。
【0057】前記バルブピストン32について詳述す
る。該バルブピストン32は、図5に示すように、円筒
状のシリンダ31内の中央に前記連結ロッド33の下端
が連結されたカム軸36を有している。このカム軸36
は、軸方向に離間しかつ半径方向に突出する2か所のカ
ム部37を有している。これら各カム部37は、ガイド
プレート38a〜cにより挟持され、これらガイドプレ
ート38a〜c間には前記カム部37よりも肉厚のピス
トン構成体39が設けられている。
【0058】このピストン構成体39は、図6に示すよ
うに、カム軸36の周囲に4つ配置されているが、各ピ
ストン構成体39は、前記カム軸36より突出された連
結部36aと、この連結部36aに嵌合された内側部材
40と、前記シリンダ31の内面と当接する外側の外側
部材43と、内側部材40と外側部材43の間に設けら
れたゴム等の弾性材よりなるクッション材46とから構
成されている。
【0059】前記連結部36aは、先端にU字状に分岐
された部分を有し、この分岐された部分の内方側内面と
外方側内面には、カム面36b,36cが形成されてい
る。
【0060】一方、前記内側部材40は、内端側の脚部
41と、外端側の1/4円弧状の頭部42とを中間体4
0aにより連結したもので、脚部41が前記連結部36
aの分岐された部分内に嵌合されている。特に、脚部4
1の後端面41aは、図7に示すように、連結部36a
のカム面36bに摺接することにより、また前端面41
bは、カム面36cに摺接することにより、カム軸36
の昇降に伴って脚部41が半径方向に進退するようにな
っている。
【0061】外側部材43は、シリンダ31の内面と複
数面で当接するように上下方向中央に凹部44が形成さ
れ、また周方向に伸縮し得るように周方向中央に斜めに
切れ目45が入れられている。
【0062】この結果、カム軸36が上動すると、カム
面36bが内側部材40の後端面41aを半径方向に押
圧し、中間体40a、頭部42及びクッション材46を
介して外側の外側部材43を半径方向外方に押し出し、
外側部材43がシリンダ31の内面を強力に押圧しつつ
上動する。この場合、外側部材43は、切れ目45が形
成されているので周方向に拡がり、水漏れを阻止しつつ
上動することになる。
【0063】また、カム軸36が下動すると、連結部3
6aが脚部41を把持しているので、カム面36cと脚
部41の前端面41bが当接し、内側部材40は、半径
方向内方に引き戻され、これにより前記外側部材43と
シリンダ31の内面との当接状態は解除され、速やかに
下降する。
【0064】バルブピストン32は、複数箇所に通孔O
1 が開設され、この通孔O1 に開閉弁47が設けられて
いる。この開閉弁47は、バルブピストン32が上動す
る場合には水圧により閉鎖され、下方に移動する場合に
は下方から上方に向かう水流により開放される。
【0065】なお、図5中「48」は、開閉弁47の脱
落を防止するストッパである。
【0066】前記空気給排手段Hは、例えば、図1,8
に示すように、デッキボードD上に設けられたディーゼ
ルエンジン51によりクラッチ60を介して駆動される
第1コンプレッサC1 と、前記フロートFからの動力が
シャフト11及びフライホイール14を介して伝達され
る駆動軸50と連結された第2コンプレッサC2 と、こ
れら両コンプレッサC1 ,C2 により作られた圧縮空気
が貯溜されるリザーブタンク52と、このリザーブタン
ク52内の空気を前記空気出入パイプ23に導入する給
気パイプ53と、当該空気出入パイプ23の軸方向移動
を補助する昇降補助手段54とを有している。
【0067】ここで使用される第1及び第2のコンプレ
ッサC1 ,C2 は、小さな動力でも駆動できるロータリ
式のコンプレッサを使用することが好ましく、また、前
記クラッチ60は、ディーゼルエンジン51により第1
コンプレッサC1 を駆動する場合に使用されるが、省エ
ネを図るには、始動時あるいはフロートFからの動力が
不足する場合等にのみ使用することが好ましい。
【0068】前記昇降補助手段54は、空気出入パイプ
23の周囲に配置された補助シリンダ55と、空気出入
パイプ23と連結された補助ピストン56と、前記リザ
ーブタンク52からの空気により補助ピストン56を昇
降させるように補助シリンダ55に連結された給気パイ
プ57と、補助シリンダ55内の空気を排出する排気パ
イプ58と、前記給気パイプ53,57に取り付けられ
た給気バルブ53a,57aと、前記排気パイプ58及
び59に取り付けられた排気バルブ58a,59aとを
有している。
【0069】次に、上記第1の実施の形態の作用を説明
する。
【0070】発電を開始する場合には、まず、フロート
Fを下降し、フロートケース21の下部に位置させる。
図8Aに示すように、給気バルブ53a及び排気バルブ
58aを「閉」、給気バルブ57a及び排気バルブ59
aを「開」とし、フロートF内の空気を抜く。
【0071】これによりフロートFは、外周に加わる水
圧に押されて、内部の空気が、空気出入パイプ23及び
排気パイプ59を通り外部に排出され、フロートケース
21内で下降する。この下降は、補助ピストン56によ
っても補助される。昇降補助手段54の補助シリンダ5
5内にリザーブタンク52からの空気が供給されると、
補助ピストン56は、加圧されて下降するが、この補助
ピストン56は、空気出入パイプ23に取り付けられて
いるので、補助ピストン56の下降は、空気出入パイプ
23の下降を補助し、フロートFは速やかにフロートケ
ース21の下位に到達する。
【0072】一方、このフロートFの下降は、連結ロッ
ド33を介してバルブピストン32に伝達され、バルブ
ピストン32をシリンダ31内で下降させる。この場
合、バルブピストン32の開閉弁47は、水圧により開
放されるので、当該バルブピストン32は、シリンダ3
1内で円滑に下降することができる。
【0073】図8Bに示すように、フロートFがフロー
トケース21の下位に到達し、バルブピストン32もシ
リンダ31の下位に到達すると、給気バルブ53aを
「開」、給気バルブ57a及び排気バルブ58a,59
aを「閉」とする。
【0074】これによりリザーブタンク52からの空気
が、給気パイプ53及び空気出入パイプ23を通り、空
気吹出し孔25よりフロートF内に吐出されると、比較
的短時間の間にフロートFが膨らむ。
【0075】本実施の形態では、例えば、回転体Rは水
面下50〜100m程度の位置に設置されているが、フ
ロートFは水面下10m程度の深さの位置に設置される
ので、当該フロートF内に給気する場合の圧力は、2気
圧もあればフロートFを十分膨らますことができ、この
フロートFの大きさが直径1m高さ1mの場合には、数
秒でフロートFが膨らみ、ケース21内で上昇を開始す
る。
【0076】膨らんだフロートFは、周囲の水から浮力
を受けることになるが、この浮力は極めて大きな力であ
る。因みに、数万トンのタンカーでも直径3m長さ3m
程度のフロート4つで簡単に浮上させることができる程
の大きな力である。
【0077】フロートFが上昇を開始すると、図8Cに
示すように、給気バルブ53aは「開」状態、給気バル
ブ57a及び排気バルブ59aは「閉」状態を維持しつ
つ、直ちに排気バルブ58aを「開」状態とする。
【0078】フロートFに加わる強力な浮力により、補
助シリンダ55内で補助ピストン56も上昇し、補助シ
リンダ55内の空気は、排気パイプ58及び排気バルブ
58aを通り外部に排出され、フロートFは補助ピスト
ン56により邪魔されることはなく上昇する。
【0079】一方、このフロートFの上昇は、連結ロッ
ド33を介してバルブピストン32に伝達され、バルブ
ピストン32もシリンダ31内で上昇する。この場合、
バルブピストン32の開閉弁47は、水圧により閉鎖さ
れるが、シリンダ31上端部の弁部材34は、水圧によ
り開放されるので、バルブピストン32の上昇は、当該
バルブピストン32より上部にあるシリンダ31内の水
を外部に排出しつつ、バルブピストン32より下部のシ
リンダ31内に負圧領域を形成し、ここに連通路35か
らの水を誘引する。
【0080】この連通路35は、回転体Rのサージタン
ク部13a及びケース13を介して入口管16と連通さ
れているので、水の誘引が開始されると、入口管16か
ら多量の水が急激に流入する。
【0081】この水は、水量が調節部材17により調節
されてケース13内の羽根車15に衝突し、前記連通路
35に至る。
【0082】水が羽根車15に衝突すると、羽根車15
は回転する。この羽根車15の回転は、デッキボードD
から調節部材17を動作し、絞りをひらくと流量が増大
し大きなトルクで羽根車15を回すことができ、絞ると
流速が高まり高速で羽根車15を回転させることができ
る。
【0083】そして、この羽根車15の回転は、シャフ
ト11及びフライホイール14を介して発電機Gに伝達
され、発電機Gが円滑に回転し、発電を開始する。つま
り、この発電は、水の流れを必要とせず、水が存在して
いる場所であれば、どこでも発電を行なうことができ、
水中で昇降するフロートの動力を利用するので、地球環
境に悪影響を及ぼすこともない。
【0084】また、前記シャフト11の回転は、ギアボ
ックス10及び駆動軸50を介して第2コンプレッサC
2 にも伝達され、この第2コンプレッサC2 も駆動され
る。これによりフロートFの動力は、フロートFで使用
する圧縮空気も作り出すことになり、前記第1コンプレ
ッサC1 をエンジンにより常に駆動する必要がなくな
る。
【0085】次に、フロートFがフロートケース21の
上昇端に到達すると、図8Aに示すように、直ちに前記
給気バルブ53a及び排気バルブ58aを「閉」とする
とともに、給気バルブ57a及び排気バルブ59aを
「開」とする。
【0086】これによりフロートF内の空気が排気バル
ブ59aより排出され、昇降補助手段54の補助シリン
ダ55内にリザーブタンク52からの空気を流入される
ことになり、補助ピストン56が下降し、空気出入パイ
プ23は、補助ピストン56の下降力に補助されて下降
する。したがって、フロートFは速やかにフロートケー
ス21内で下降を開始することになる。
【0087】このようなサイクルが各負圧発生手段V毎
に次々と行なわれて、発電機Gが駆動され、発電が行な
われるが、各負圧発生手段Vの作動を、それぞれ所定の
位相差で行なわせるように制御すれば、発電機Gは連続
的に回転し発電を行なうことができる。
【0088】《第2の実施の形態》図9は本発明の第2
の実施の形態に係る発電装置を示す概略断面図、図10
は同実施の形態の空気給排手段の概略説明図、図11は
三方弁の一例を示す断面図であり、前記図1〜8に示す
部材と共通する部材には同一符号を付し説明を省略する
ことがある。
【0089】第2の実施形態に係る発電装置は、前記第
1の実施形態の空気給排手段Hを改良したもので、上昇
したフロートF内の空気の一部を、収縮したフロートF
内に導入し、再利用するようにしている。前記実施の形
態1では、フロートFを上昇させた後のフロートF内の
使用済空気は、すべて外部に排出しているが、この空気
は、コンプレッサC1 などで作られたものであることか
ら、これをすべて排気すれば、再度コンプレッサC1 な
どを作動しなければ作り出すことができず、コスト的に
不利となる。
【0090】このため、第2の実施形態では、浮上した
後のフロートFから排出される空気の一部を、これから
浮上しようとする他のフロートFに空気再利用回路91
により戻すようにしている。
【0091】第2の実施形態の発電装置も、前記第1の
実施形態と同様の、発電機G、空気給排手段H、作動手
段A(負圧発生手段V、回転体R)等を有し、前記空気
給排手段Hも、デッキボードD上に第1コンプレッサC
1 、ディーゼルエンジン51、リザーブタンク52、昇
降補助手段54を備えており、全体的な構成は同じであ
るため、図9では、要部のみを示している。
【0092】図9において、第2の実施形態もフロート
Fは6気筒式であるため、空気給排手段Hは、各フロー
トF及び各補助シリンダ55に空気を順次供給すること
になる。第2の実施形態の空気給排手段Hは、空気の供
給を集中的に管理するためのロータリバルブ80と、1
つのフロートFから排出された空気を他のフロートFに
導くための空気循環回路90とを有している。
【0093】前記ロータリバルブ80は、リザーブタン
ク52からの空気を分配する前記給気バルブ53a,5
7aと同様の機能を有しており、デッキボードD上に設
置された外ケース81と、この外ケース81内に設けら
れ、下方にいくに従って減径された円錐台状の弁体82
とから構成されている。弁体82は、上方に突設された
中心軸83にウォームホイール84を取り付け、これに
ウォーム85(図10参照)を噛合し、モータMにより
回転するようになっている。
【0094】前記外ケース81は、周側面に複数の通孔
O2 を有し、これら各通孔O2 には、多数の各フロート
Fに空気を供給する給気パイプ53と、各補助シリンダ
55に空気を供給する給気パイプ57が連通されてい
る。前記弁体82も、周側面に複数の通孔O3 が開設さ
れている。なお、空気循環回路90には前記給気バルブ
53a,57aはないが、前記排気バルブ58a,59
aは設けられている。
【0095】空気は、リザーブタンク52から導管86
を介して供給され、外ケース81の底面から弁体82内
に入る。弁体82がモータMにより回転し、該弁体82
の通孔O3 のいずれかと外ケース81の通孔O2 のいず
れかが一致すると、空気は、これら通孔O2 ,O3 を通
り、前記給気パイプ53及び57を通ってフロートFや
補助シリンダ55に供給される。
【0096】通孔O3 の開設位置は、当該弁体82の回
転により外ケース81の通孔O2 と順次連通し、次々と
フロートFや補助シリンダ55に空気を供給することが
できるような位置である。
【0097】前記空気循環回路90は、前記補助シリン
ダ55を取り囲むように環状に形成された空気再利用回
路91と、この空気再利用回路91に三方弁Sを介して
連通された枝管92とを有し、浮上したフロートF内の
使用済みとなった空気を対向する他のフロートFの空気
として利用するように構成されている。
【0098】さらに、図10により詳述する。図10
は、理解を容易にするために、極めて簡素化して示すも
のであり、大径のフロートFや小径の補助シリンダ55
に出入りする空気は直接これらから排出するように示し
ている。
【0099】空気の流れを説明すれば、リザーブタンク
52内に蓄えられた圧縮空気は、導管86より弁体82
内に供給される。例えば、弁体82が、6気筒の内の第
1のフロートF1 に空気を供給する位置で回転を停止す
ると、当該弁体82、給気パイプ53及び57を介して
第1のフロートF1 に空気が供給される。
【0100】次に、この第1のフロートF1 が水中で浮
力を受け、上昇すると、第1のフロートF1 内の空気
は、使用済みの空気となるが、この空気は、枝管92及
び三方弁S1 を通って空気再利用回路91に流入する。
【0101】この空気循環回路90では、空気再利用回
路91に各フロートF1 〜F6 に対応してそれぞれ枝管
92と三方弁S1 〜S6 が設けられているが、これら三
方弁S1 〜S6 の内、フロートF側と連通する状態にあ
るのは、第1のフロートF1の反対側に位置する第4の
フロートF4 である。
【0102】したがって、前記三方弁S1 を通って空気
再利用回路91に流入した空気は、三方弁S2 ,S3 を
通過し、空気再利用回路91をほぼ半周した後に、第4
のフロートF4 用の三方弁S4 から枝管92へと入るこ
とになる。この場合、第4のフロートF4 は、水中では
第1のフロートF1 よりは下方位置にあり、まだ空気が
十分入れられていない状態である。
【0103】このため、第1のフロートF1 から空気
は、第4のフロートF4 を膨張させる空気の一部として
利用されることになる。他の空気は、排気バルブ58
a,59aから外部に排気されるが、この排気は、フロ
ートF内に溜まるドレン水を排出するためである。
【0104】ここで使用される三方弁Sとしては、例え
ば、図11に示すようなものが好ましい。当該三方弁S
は、3側面にそれぞれ開口93a,93b,93cを有
する矩形状をしたケース94と、当該ケース94内に回
転可能に配置され、前記開口93a,93b,93cと
連通するように形成されたT字状流路95(流路95
a,95b,95c)を備えた回転弁体96とを有し、
前記ケース94の外部に設けられた作動桿97をソレノ
イド98などにより往復動させることにより回転弁体9
6を回転し、T字状通路95の2つを用いて流通させた
り、3つを用いて流通させるようにしたものである。
【0105】ただ、当該第4のフロートF4 は、前記ロ
ータリバルブ80が、第4のフロートF4 に空気を供給
する位置で回転を停止すると、給気パイプ53及び57
を介して第4のフロートF4 に不足している量の空気が
補充される。この補充空気により第4のフロートF4
が、完全に膨らんだ状態となれば、前述した第1のフロ
ートF1 の場合と同様に大きな浮力を生じることにな
る。
【0106】各フロートFに対する空気の充填は、順番
に行なわれるので、前記第1のフロートF1 の次は、第
2のフロートF2 に空気が充填される。この第2のフロ
ートF2 が浮上し、使用済みとなった内部の空気は、ロ
ータリバルブ80により第5のフロートF5 に分配され
る。同様に、第3のフロートF3 で使用済みとなった空
気は、第6のフロートF6 に分配されることになる。
【0107】このように浮上したフロートF内の使用済
みとなった空気を、これから浮上しようとするフロート
Fに分配するように構成すれば、常に第1コンプレッサ
C1を作動してリザーブタンク52内に空気を送り込む
必要はないため、前記第1の実施の形態よりもランニン
グコストが大幅に低減できる。
【0108】《第3の実施の形態》図12は本発明の第
3の実施の形態に係る発電装置を示す概略縦断面図、図
13はフロート部分の断面図、図14は図12の14−
14線に沿う断面図、図15は図12の15−15線に
沿う断面図であり、前記図1〜11に示す部材と共通す
る部材には同一符号を付し説明を省略することがある。
【0109】第3の実施形態に係る発電装置は、浮力を
動力源として作動する前記作動手段Aにより直接発電機
Gを駆動し発電するロータリタイプであり、極めて大き
なトルクで発電機Gを回転させることができる。また、
図1に示すもののように深い海で使用するものではな
く、比較的浅い所での発電が可能となる実用的なもので
ある。
【0110】本実施の形態の発電装置も、前記実施の形
態1,2と同様、浮上体Eにより洋上に浮かべられたデ
ッキボードD上に第1コンプレッサC1 、リザーブタン
ク52、発電機Gなどを有しているが、作動手段Aによ
り直接発電機Gを回転させるものであるため、前述した
負圧発生手段V及び昇降補助手段54に相当するものは
設けられていないが、前記回転体Rとしては、回転軸1
01と、当該回転軸101の周囲に環状に複数個配置さ
れたフロートがこれに相当する。
【0111】図12において、本実施の形態は、デッキ
ボードDから垂下された支柱100に横置された中空の
回転軸101が軸受Jにより回転可能に支持され、この
回転軸101に放射状フレーム102aと環状フレーム
102bとからなる支持フレーム102が取り付けら
れ、この環状フレーム102bに給気パイプ53と排気
パイプ59が支持され、この給気パイプ53と排気パイ
プ59との間にフロートF1 〜F6 が取り付けられてい
る。
【0112】なお、前記支柱100は、二点鎖線で示す
ように、海底より立設し、全体を支持するように構成し
ても良い。
【0113】前記回転軸101の一端部には、リザーブ
タンク52からの圧縮空気が導入されるロータリ式の空
気導入部103が設けられ、他端部には回転軸101の
回転をデッキボードD上の発電機Gあるいは第2コンプ
レッサC2 に伝達するギア等からなる動力取出部104
が設けられている。なお、図中の符号「10」はギアボ
ックス、「14」はフライホイールである。
【0114】前記空気給排手段Hは、各支柱100にそ
れぞれ取付けられたロータリバルブ80R ,80L を有
している。ロータリバルブ80R ,80L は、前述した
ものと相違し、弁体82R ,82L 側が固定で、周囲を
外ケース81R ,81L が回転するように構成され、ま
た回転軸101の中空状態は、弁体82R ,82L 内で
終端し、貫通することはない。
【0115】ロータリバルブ80R の外ケース81R に
は、図14に示すように、各フロートF1 〜F6 に空気
を供給する給気パイプ53の基端側が連通されている。
各給気パイプ53は、当該外ケース81R が所定位置に
回動したとき、弁体82R に形成された空気供給ポート
105と連通するようになっており、これによりリザー
ブタンク52から、導管106、空気導入部103及び
回転軸101を介して流下してきた空気が各フロートF
1 〜F6 に導入されるようになっている。
【0116】一方、ロータリバルブ80L の外ケース8
1L には、図15に示すように、各フロートF1 〜F6
からの使用済み空気が流入する排気パイプ59の基端側
が連通されている。各排気パイプ59は、当該外ケース
81L が所定位置に回動したとき、弁体82L に形成さ
れた空気排出ポート107と連通し、これにより各フロ
ートF1 〜F6 からの空気が排気パイプ59、回転軸1
01及び導管108を介して外部に排出されるようにな
っている。
【0117】ただし、この空気排出ポート107を通っ
て排出される空気は、フロートF内の空気の1/10程
度であり、他の空気の一部は他のフロートFに供給され
る。つまり、他の空気は、ロータリバルブ80L の弁体
82L に形成された空気再利用回路109を通り、対向
する他のフロートFに導びかれる。
【0118】前記フロートFは、図13に示すように、
内部の前記給気パイプ53より突出されたドレンパイプ
110を有しているが、このドレンパイプ110の先端
は、フロートFの周辺部まで伸延され、ここにドレンを
吸い込む通孔O4 が設けられている。このロータリタイ
プの発電装置は、フロートF内にドレン水が溜まり易
く、フロートFの重量が増大し、浮力がドレン水により
減殺される虞れがあるので、ドレン水をフロートFから
除去するようにしている。
【0119】本実施の形態のフロートFは、球体となっ
ているが、これは、より水の抵抗を受けることなく円滑
に回転するような、またドレン水を集め排出しやすくす
るような構成とするためである。このフロートFの外周
も、前述のものと同様に多孔性のフロートケース21に
より覆われている。
【0120】このように構成された第3の実施の形態の
作用を説明する。
【0121】まず、第1コンプレッサC1 からリザーブ
タンク52内に蓄えられた圧縮空気は、導管106によ
りロータリ式の空気導入部103に導かれ、中空の回転
軸101を経てロータリバルブ80R 内に供給される。
【0122】前記ロータリバルブ80R の空気供給ポー
ト105は、浮上すべきフロートFに空気を供給する位
置とされているので、例えば、図14においては、第5
や第6のフロートF5 ,F6 と連通している。したがっ
て、前記中空の回転軸101内の空気は、空気供給ポー
ト105を通り、第5や第6のフロートF5 ,F6 に供
給され、完全にこれらフロートF5 ,F6 を膨らませ
る。
【0123】これにより第5や第6のフロートF5 ,F
6 は速やかに上昇を開始することになり、回転軸101
は回転し、次の第4のフロートF4 の給気パイプ53と
連通することになる。
【0124】この回転軸101の回転は、動力取出部1
04を介して発電機Gに伝達され、発電が行なわれる。
【0125】一方、前記フロートF5 などが上昇する
と、当該フロートF内の空気は、一部がドレン水と共に
排気パイプ59及び空気排出ポート107を通り、外部
に排出され、他の空気は、再利用するために、図15に
示すように、所定位置まで外ケース81L が回動する
と、空気再利用回路109を通り、対向する他のフロー
トFに導びかれる。
【0126】ここにおいて、本実施の形態の発電装置に
おける運転中の空気の使用状態を見ると、第1のコンプ
レッサC1 による空気の生産は、当初は多量の空気の生
産が必要でも、運転が継続されるにしたがい極めて少な
くて良いことが分かる。
【0127】まず、第1コンプレッサC1 によりリザー
ブタンク52内に蓄えられた圧縮空気を導管106、空
気導入部103、ロータリバルブ80R 、空気供給ポー
ト105及び給気パイプ53を経て第5フロートF5 内
に導き、いわゆる満タン状態とする。このとき、他方の
ロータリバルブ80L は、空気が流入しない状態である
ため、リザーブタンク52内の空気は第5フロートF5
内に流入する。
【0128】そして、この第5フロートF5 が、浮力を
受けて上昇し、最上位になったとき、図15に示すよう
に、排気パイプ59が空気排出ポート107と連通し、
第5フロートF5 内の空気は、排気パイプ59、空気排
出ポート107及び中空の回転軸101を通り、ドレン
水と共に排気される。
【0129】このときの排気量は少なく、「1」割程度
であり、第5フロートF5 内の空気は、「9」割程度残
存している。
【0130】次に、第5フロートF5 が、60度程度時
計方向に回転すると、図15の周辺に括弧書きで示すフ
ロート位置の状態となり、前記第5フロートF5 の排気
パイプ59は、空気再利用回路109と連通し、「9」
割程度存在している第5フロートF5 内の空気は、空気
再利用回路109を通り第1フロートF1 内に流入す
る。この流入状態は、次の60度程度時計方向に回転す
るまで継続され、第5フロートF5 内の空気は、当該フ
ロートF5 の下降にともない絞り出され第1フロートF
1 内に大部分移行し、最終的には第1フロートF1 内の
空気は、第5フロートF5 内の空気の略「7〜9」割程
度が再利用されることになる。つまり、実質的に追加し
なければならない空気量は1〜3割程度となる。
【0131】ただし、回転初期の時点では、回転軸10
1は、各フロートFの浮力により十分回転されていない
ので、第2コンプレッサC2 の回転も十分でなく、この
第2コンプレッサC2 によりリザーブタンク52内に供
給する空気量も少なく、リザーブタンク52に対して空
気の供給を行なうのは、主として第1コンプレッサC1
である。
【0132】ところが、フロートFによる回転軸101
の回転が円滑に行なわれると、第2コンプレッサC2 の
回転も早くなり、第2コンプレッサC2 によりリザーブ
タンク52内に供給する空気量も増大する。このような
時点になれば、前記追加すべき空気量は第2コンプレッ
サC2 により賄われることになり、第1コンプレッサC
1 を駆動しなくとも空気が補給され、ディーゼルエンジ
ン51を駆動することは少なくなり、省エネ運転が可能
となる。
【0133】《第4の実施の形態》図16は本発明の第
4の実施の形態に係る発電装置を示す概略断面図、図1
7は逆止弁の断面図、図18は第4の実施の形態の変形
例を示す要部断面図であり、前記図1〜15に示す部材
と共通する部材には同一符号を付し説明を省略すること
がある。
【0134】本実施の形態に係る発電装置は、浮力を動
力源として作動する前記作動手段Aにより間接的に発電
機Gを駆動し発電するもので、比較的浅い所若しくは水
の少ない所での発電に最適なものである。
【0135】本実施の形態の発電装置は、デッキボード
D上に第1コンプレッサC1 、リザーブタンク52、昇
降補助手段54、空気給排手段H、発電機G、回転体R
などを有し、負圧発生手段兼圧送手段(以下単に圧送手
段)は水面下にある。
【0136】図16において、本実施の形態は、水中に
設けられ、所定範囲で昇降自在とされた膨張収縮自在の
複数個のフロートFa ,Fb と、当該フロートFa ,F
b に外部から空気を供給排出する空気給排手段Hと、当
該フロートFa ,Fb の浮力を動力源とする作動手段A
とを有している。
【0137】この作動手段Aは、所定範囲で昇降自在と
された膨張収縮自在のフロートFa,Fb の昇降により
水を圧送する圧送手段110と、当該圧送手段110か
ら吐出される水により回転される回転体Rとを有してい
る。
【0138】前記圧送手段110は、昇降するフロート
Fa ,Fb に一端が連結され、他端がシリンダ118a
,118b 内のピストン119a ,119b に連結さ
れたテコ式リンク機構115a ,115b と、前記ピス
トン119a ,119b から吐出された水を貯溜するタ
ンク部112と、当該タンク部内に設けられた伸縮自在
の空気袋113と、当該空気袋113内の空気の圧力を
調節するばね124a 及び加圧板124b からなる調節
手段124とを有し、前記タンク部113から導管11
4を介して吐出される水により前記回転体Rを回転し、
歯車列からなる増速機構10を介して発電機G及び第2
コンプレッサC2 を駆動するようにしている。
【0139】前記圧送手段110は、昇降する各フロー
トFa ,Fb 毎にテコ式リンク機構115a ,115b
を有し、支柱116a ,116b に揺動可能に支持され
た作動レバー117a ,117b の一端は、フロートF
a 又はFb の昇降にともなって移動する空気出入パイプ
23に連結され、他端はシリンダ118a ,118b内
のピストン119a ,119b にロッド120a ,12
0b を介して連結されている。
【0140】前記シリンダ118a ,118b の下部に
は2つの逆止弁121,122が設けられ、この逆止弁
122から吐出された水は、導管111を介してタンク
部112に導かれる。なお、図17に示すように、逆止
弁121は、比較的重いボール状の弁体を使用し、逆止
弁122は、中空の比較的軽いボール状の弁体を使用す
れば、構成が簡素化されるので好ましいものとなる。
【0141】導管111のタンク部112内の先端には
逆止弁126が設けられており、また導管114には開
閉弁125が設けられ、タンク部112内が所定圧にな
ると開き放水する。
【0142】前記空気給排手段Hは、前記第1の実施の
形態で使用されたものと同様で、デッキボードD上に第
1コンプレッサC1 、ディーゼルエンジン51、リザー
ブタンク52、給気パイプ53、昇降補助手段54など
を有している。
【0143】前記回転体Rは、前記図1に示す実施の形
態のものを横置きしたものであり、タンク部112から
導管114を介して吐出される水により回転されるよう
になっている。
【0144】このように構成された実施の形態の作用を
説明する。
【0145】発電を開始する場合には、フロートFa を
下降し、フロートケース21の下部に位置させ、空気給
排手段Hを操作して、フロートFa 内の空気を抜く。
【0146】これによりフロートFa は、フロートケー
ス21内で下降する。この下降は、昇降補助手段54の
補助ピストン56によっても補助される。
【0147】一方、このフロートFa の下降は、作動レ
バー117a を介してピストン119a に伝達され、ピ
ストン119a をシリンダ118a 内で上昇させる。こ
の場合、逆止弁121,122が作用し、外部の水がシ
リンダ118a 内に入る。
【0148】次に、空気給排手段Hを操作して、リザー
ブタンク52からの空気をフロートFa 内に導入し、短
時間の内にフロートFa を膨張させると、フロートFa
は、周囲の水から極めて大きな浮力を受け、フロートケ
ース21内で上昇する。
【0149】フロートFa が上昇を開始すると、空気給
排手段Hを操作して、補助シリンダ55内で補助ピスト
ン56を上昇させる。
【0150】一方、このフロートFa の上昇は、作動レ
バー117a を介してピストン119a に伝達され、ピ
ストン119a をシリンダ118a 内で下降させ、これ
により予め吸い込まれていた水が導管111よりタンク
部112内に導入される。
【0151】タンク部112内では、開閉弁125が閉
鎖されていると、水圧が空気袋113を圧縮するが、こ
のタンク部112内の圧力が所定の圧力となると、開閉
弁125が開き、導管114より吐出され、回転体Rの
羽根車に衝突し、羽根車15を回転させ、発電機Gが駆
動される。
【0152】次に、同様にフロートFb を作動させる
が、このフロートFb は、前記フロートFa が下降して
いるときに上昇するように作動させる。これによりタン
ク部112内に導入される水は、連続的に流入し、羽根
車15の回転も安定する。
【0153】ただし、さらに発電機Gを円滑に回転させ
るには、フロートFの数を増やせば良い。
【0154】上記第4の実施形態は、各フロートFa ,
Fb にテコ式リンク機構115a ,115b を連結し、
圧送手段110を作動させるようにしたもので、フロー
トF用の圧縮空気はすべてコンプレッサC1 ,C2 を利
用して生産しているが、本発明はこれのみに限定される
ものではなく、図18に示すように、作動レバー117
a ,117b のロッド120a ,120b を延長し、こ
れらロッド120a ,120b に圧縮空気をつくる空気
圧送手段130(ピストン130aとシリンダ130b
とからなる)を取り付け、ここで作られた圧縮空気をリ
ザーブタンク52内に貯溜し、フロートFa ,Fb 用と
して使用してもよい。なお、他の構成作用は、前記第4
の実施の形態と同様であるため、ここでは省略する。
【0155】《第5の実施の形態》上述したものは、い
ずれもフロートの浮力を発電機Gの駆動に利用したもの
であるが、本発明、このようなもののみに限定されるも
のではなく、フロートの浮力をポンプの駆動に利用して
も良い。
【0156】従来から使用されている発電方法である、
高所から低所に水を流し、この水により発電機Gを駆動
し発電するようにした発電方法において、前記低所に貯
水部を設け、この貯水部内の水中に前述したフロートF
を設置し、空気を供給することにより当該フロートFに
浮力を生ぜしめ、これによりポンプを駆動して低所の貯
水部内の水を前記高所あるいは流れの途中まで上げ、発
電機Gを駆動する水として再利用するようにしてもよ
い。このようにすれば少量の水も最循環して発電に利用
することができ、また水も常に移動しているので、いわ
ゆる「アオコ」等が発生することもない。
【0157】上述したものは、本発明の好ましい実施の
形態であるが、本発明は、この実施の形態のみに限定さ
れるものではなく、特許請求の範囲内で種々の変更が可
能である。例えば、前記実施の形態のフロートFは、円
筒状あるいは球状をしたものを使用しているが、これら
はどのような形状をしたものであっても良く、また、作
動手段Aも浮力を動力源として回転、上下左右動等する
ものであれば良い。
【0158】
【発明の効果】以上述べたように、本発明は、下記の効
果を奏する。
【0159】(1)本発明方法は、水中のフロートが浮
力を受けて上昇する力を利用して直接的にあるいは間接
的に回転体を回転し発電するので、ある程度の深さの水
さえあれば良く、水流の有無如何やあるいは川や海の近
くという場所の如何に拘らず、発電が可能となり、例え
ば、降水量の少ない砂漠等でも発電可能となる。
【0160】これは、発電場所から電気を使用する場所
までの送電設備も極めて短縮できることにもなり、電気
的ロスを大幅に低減できる。
【0161】火力や原子力等を動力とするではなく、水
力発電のように水の落差をつけることもなく、フロート
の浮力を動力とするために、地球環境を害することがな
く、騒音も少なく、仮に町中であっても発電でき、また
水路抵抗等を考慮する必要もない。
【0162】さらに、海水あるいは湖水等の水が絶えず
攪拌され循環されるので、いわゆる「アオコ」や赤潮等
が発生することもないという副次的効果もある。
【0163】(2)本発明の発電装置は、浮力を動力源
として発電機を駆動し発電するので、大きな水量を流す
必要もなく、構成が簡素で、運転も安全で、保守も容易
となり、現地での組み立ても簡単で、しかも発電効率も
極めてよいものとなる。
【0164】特に、装置全体を遮蔽物で覆うと、上空か
らは発電設備であることを知られることもなく、攻撃目
標となることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態を示す概略断面図
である。
【図2】 図1の2−2線に沿う断面相当図である。
【図3】 図1の3−3線に沿う断面相当図である。
【図4】 シャフトあるいはパイプの繋ぎ手段を示すも
ので、Aは一部断面図、Bは平面図である。
【図5】 バルブピストンの断面図である。
【図6】 バルブピストンの平面図である。
【図7】 バルブピストンのピストン構成体を示す分解
斜視図である。
【図8】 同実施の形態の作動状態を示す概略図であ
る。
【図9】 本発明の第2の実施の形態を示す概略断面図
である。
【図10】 同実施の形態の空気給排手段の概略説明図
である。
【図11】 三方弁の一例を示す断面図である。
【図12】 本発明の第3の実施の形態を示す概略縦断
面図である。
【図13】 フロート部分の断面図である。
【図14】 図12の14−14線に沿う断面図であ
る。
【図15】 図12の15−15線に沿う断面図であ
る。
【図16】 本発明の第4の実施の形態を示す概略断面
図である。
【図17】 逆止弁の断面図である。
【図18】 同第4の実施の形態の変形例を示す要部断
面図である。
【符号の説明】
11…シャフト、 13…ケース、 14…フライホイール、 15…羽根車、 23…空気出入パイプ、 30…負圧発生部、 31,118…シリンダ、 32,119…ピストン、 52…レシーバタンク、 53,57…給気パイプ、 53a,57a…給気バルブ、 54…昇降補助手段、 55…補助シリンダ、 56…補助ピストン、 58,59…排気パイプ、 58a,59a…排気バルブ、 60…ファン回転手段、 71…ファン、 80…ロータリバルブ、 91…空気再利用回路、 101…回転軸、 110…圧送手段、 112…タンク部、 113…空気袋、 115…テコ式リンク機構、 124…調節手段、 130…空気圧送手段、 A…作動手段、 B…バッテリ、 C1 …第1コンプレッサ、 C2 …第2コンプレッサ、 H…空気給排手段、 D…デッキボード、 F…フロート、 G…発電機、 M…モータ、 R…回転体、 V…負圧発生手段。

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水中に設けられたフロート(F) に、空気
    を供給することにより当該フロート(F) に浮力を生ぜし
    め、当該フロート(F) の浮力を動力源として直接的にあ
    るいは間接的に発電機(G) を駆動するようにしたことを
    特徴とする発電方法。
  2. 【請求項2】 水中に設けられたフロート(F) に、空気
    を供給することにより当該フロート(F) に浮力を生ぜし
    め、当該フロート(F) の浮力を動力源として回転体(R)
    を回転し、当該回転体(R)の回転力により発電機(G) を
    駆動するようにしたことを特徴とする発電方法。
  3. 【請求項3】 水中に設けられたフロート(F) に、空気
    を供給することにより当該フロート(F) に浮力を生ぜし
    め、当該フロート(F) の浮力を動力源として前記水中で
    負圧領域を形成し、当該負圧領域内に誘引される水によ
    り回転体(R)を回転し、当該回転体(R)の回転力により
    発電機(G) を駆動するようにしたことを特徴とする発電
    方法。
  4. 【請求項4】 水中に設けられたフロート(F) に、空気
    を供給することにより当該フロート(F) に浮力を生ぜし
    め、当該フロート(F) の浮力を動力源として水をタンク
    (112)内に貯溜し、当該タンク(112)内から吐出される
    水により回転体(R)を回転し、当該回転体(R)の回転力
    により発電機(G) を駆動するようにしたことを特徴とす
    る発電方法。
  5. 【請求項5】 高所から低所に水を流し、この水により
    発電機(G) を駆動し発電するようにした発電方法におい
    て、前記低所に設けられた貯水部の水中にフロート(F)
    を設け、このフロート(F) に空気を供給することにより
    当該フロート(F) に浮力を生ぜしめ、該フロート(F) の
    浮力を動力源としてポンプを駆動し、このポンプにより
    移動された水を前記発電機(G) を駆動する水として再利
    用するようにしたことを特徴とする発電方法。
  6. 【請求項6】 水中に設けられたフロート(F) と、当該
    フロート(F) に外部から空気を供給排出する空気給排手
    段(H)と、当該フロート(F) に空気を供給することによ
    り生ぜしめた浮力を動力源として作動する作動手段(A)
    と、当該作動手段(A)により直接的にあるいは間接的に
    駆動される発電機(G) とを有することを特徴とする発電
    装置。
  7. 【請求項7】 前記作動手段(A)は、前記フロート(F)
    の浮力により回転される回転体(R)を有し、当該回転体
    (R)の回転力により前記発電機(G) を駆動するようにし
    たことを特徴とする請求項6に記載の発電装置。
  8. 【請求項8】 前記回転体(R)は、横置された回転軸(1
    01)の周囲に膨張収縮自在の前記フロート(F) を環状に
    複数個配置することにより構成し、当該フロート(F) の
    膨張時に生じる浮力により前記回転軸(101)を回転する
    ようにしたことを特徴とする請求項7に記載の発電装
    置。
  9. 【請求項9】 前記作動手段(A)は、前記フロート(F)
    の浮力により作動される負圧発生手段(V)と、当該負圧
    発生手段(V)により形成された負圧領域に誘引される水
    により回転される回転体(R)とを有し、当該回転体(R)
    の回転力により前記発電機(G) を駆動するようにしたこ
    とを特徴とする請求項6に記載の発電装置。
  10. 【請求項10】 前記負圧発生手段(V)は、前記回転体
    (R) の周囲に複数個配置され、前記フロート(F) が順次
    昇降することにより順次前記負圧領域が形成されるよう
    にしたことを特徴とする請求項9に記載の発電装置。
  11. 【請求項11】 前記負圧発生手段(V)は、水中に埋設
    されたシリンダ(31)と、このシリンダ(31)内を往復動す
    るピストン(32)とからなる負圧発生部(30)を有し、当該
    ピストン(32)に前記フロート(F) を連結し、前記空気給
    排手段(H)により空気供給した前記フロート(F) が浮上
    するときの浮力の作用で外部から前記シリンダ(31)内に
    水を誘引するようにしたことを特徴とする請求項9に記
    載の発電装置。
  12. 【請求項12】 前記回転体(R)は、ケース(13)内に羽
    根車(15)を有し、前記ケース(13)の周方向複数箇所から
    前記水が流入するようにしたことを特徴とする請求項9
    〜11のいずれかに記載の発電装置。
  13. 【請求項13】 前記負圧発生手段(V)は、前記フロー
    ト(F) の昇降を補助する昇降補助手段(54)を有すること
    を特徴とする請求項9〜12のいずれかに記載の発電装
    置。
  14. 【請求項14】 前記昇降補助手段(54)は、前記フロー
    ト(F) に空気を供給する空気出入パイプ(23)の周囲に配
    置された補助シリンダ(55)と、前記空気出入パイプ(23)
    と連結された補助ピストン(56)と、空気供給源からの空
    気により前記補助ピストン(56)を昇降させるように前記
    補助シリンダ(55)に連結された給気パイプ(57)と、補助
    シリンダ(55)内の空気を排出する排気パイプ(58)と、前
    記空気出入パイプ(23)に空気を供給する給気パイプ(53)
    と、当該空気出入パイプ(23)から空気を排気する排気パ
    イプ(59)と、前記各給気パイプ(53,57)に取り付けられ
    た給気バルブ(53a,57a)と、前記各排気パイプ(58,59)
    に取り付けられた排気バルブ(58a,59a)とを有すること
    を特徴とする請求項9〜13のいずれかに記載の発電装
    置。
  15. 【請求項15】 前記回転体(R) は、前記発電機(G) と
    継ぎ足し可能なシャフト(11)により連結したことを特徴
    とする請求項9〜14のいずれかに記載の発電装置。
  16. 【請求項16】 前記作動手段(A)は、所定範囲で昇降
    自在とされた膨張収縮自在のフロート(F) の昇降により
    水を圧送する圧送手段(110)と、当該圧送手段(110)か
    ら吐出される水により回転される回転体(R) とを有し、
    当該回転体(R) により前記発電機(G) を駆動するように
    したことを特徴とする請求項6に記載の発電装置。
  17. 【請求項17】 前記圧送手段(110)は、昇降するフロ
    ート(F) に一端が連結され、他端がシリンダ(118)内の
    ピストン(119)に連結されたテコ式リンク機構(115)
    と、前記ピストン(119)から吐出された水を貯溜するタ
    ンク部(112)と、当該タンク部内に設けられた膨張収縮
    自在の空気袋(113)とを有し、前記タンク部(113)から
    吐出される水により前記回転体(R) を回転するようにし
    たことを特徴とする請求項6に記載の発電装置。
  18. 【請求項18】 前記テコ式リンク機構(115)には、空
    気を圧送する空気圧送手段(130)が連結され、当該空気
    圧送手段(130)から吐出された空気を前記フロート(F)
    の昇降用として利用するようにしたことを特徴とする請
    求項17に記載の発電装置。
  19. 【請求項19】 前記空気給排手段(H)は、コンプレッ
    サ(C)により作られた空気をレシーバタンク(52)に蓄
    え、当該レシーバタンク(52)と前記フロート(F) とを空
    気出入パイプ(23)により連結し、当該フロート(F) 内に
    空気を導入するようにしたことを特徴とする請求項6に
    記載の発電装置。
  20. 【請求項20】 前記コンプレッサ(C)は、エンジンに
    より駆動される第1コンプレッサ(C1)と、前記フロート
    (F) による回転力により駆動される第2コンプレッサ(C
    2)とからなり、これら各コンプレッサ(C1,C2)により生
    産された圧縮空気を前記レシーバタンク(52)に蓄えるよ
    うにしたことを特徴とする請求項19に記載の発電装
    置。
  21. 【請求項21】 前記空気給排手段(H)は、上昇したフ
    ロート(F) 内の空気を、収縮した他のフロート(F) 内に
    導びく空気再利用回路(91)を有することを特徴とする請
    求項6,19又は20に記載の発電装置。
  22. 【請求項22】 前記空気再利用回路(91)は、上昇した
    フロート(F) 内の空気をロータリバルブ(80)を介して収
    縮したフロート(F) 内に導入するようにしたことを特徴
    とする請求項21に記載の発電装置。
  23. 【請求項23】 前記発電機(G) は、前記回転体(R) と
    連結するシャフト(11)にフライホイール(14)を設けたこ
    とを特徴とする請求項6,9,16のいずれかに記載の
    発電装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101358413B1 (ko) 2011-03-29 2014-02-05 임기승 부유식 방파제
CN120135386A (zh) * 2025-04-07 2025-06-13 华北电力大学 一种海上半潜式风电基础平台

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KR101358413B1 (ko) 2011-03-29 2014-02-05 임기승 부유식 방파제
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