JP2000329500A - スクイブ - Google Patents

スクイブ

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JP2000329500A
JP2000329500A JP11135253A JP13525399A JP2000329500A JP 2000329500 A JP2000329500 A JP 2000329500A JP 11135253 A JP11135253 A JP 11135253A JP 13525399 A JP13525399 A JP 13525399A JP 2000329500 A JP2000329500 A JP 2000329500A
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JP
Japan
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embolus
squib
electrode
electrode pins
resin
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JP11135253A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Hori
浩志 堀
Junya Amano
順也 尼野
Akihiko Tanaka
昭彦 田中
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Nippon Kayaku Co Ltd
Original Assignee
Nippon Kayaku Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、耐環境性能に対する信頼性を高く
し、製造コストの低減を図ることのできるスクイブ、及
びスクイブの製造方法を提供する。 【解決手段】 本発明のスクイブ1は、管体2内に嵌挿
され着火薬3と電橋線7とを封じる塞栓4と、電橋線7
に夫々接続され塞栓4内を貫通する2本の電極ピン5,
6を含んでなる。又、管体2と塞栓4とを、樹脂にて形
成した。そして、各電極ピン5,6は、夫々、単一の導
電材40にて構成すると共に、塞栓4内部で湾曲する形
状45を有する構造とした。これで、各電極ピン5,6
と塞栓4との界面を長くして、シール性を向上したもの
である。又、電極5,6を単一の導電材40で形成する
ことで、製造コストの低減を図ったものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シートベルトプリ
テンショナーやエアバッグ等を作動させるガス発生器に
用いられるスクイブ、及びスクイブの製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】自動車の衝突時に生じる衝撃から乗員を
保護するものとしては、シートベルトプリテンショナー
やエアバッグ等が知られている。これらプリテンショナ
ー等は、ガス発生器から導入される多量のガスによって
作動して乗員を保護する。又ガス発生器は、スクイブ
(点火器)、ガス発生剤等を備え、衝突時にスクイブを
発火させることでガス発生剤を着火燃焼して急速に多量
のガスを発生させる。
【0003】ガス発生器に用いるスクイブの一例として
は、図7に示す如く、着火薬103を収納する管体10
2と、該管体102内に嵌挿され着火薬103を封じる
塞栓104とを、プラスチック樹脂等によって形成した
ものがある。又塞栓104には、該塞栓104を貫通す
る2本の電極ピン105,106を備えている。これら
各電極ピン105,106は、管体102内に突出する
ピン材109と、管体102反対側に突出するピン材1
10とを電気的に接続(溶接)することで構成されてい
る。又管体102内のピン材109には、電橋線107
が夫々接続され、該電橋線107を着火薬103に接す
る点火玉108によって覆っている。このスクイブは、
ガス発生器に装着され、各電極ピン105,106への
通電によって電橋線107を発熱することで、点火玉1
08を点火させ、続いて着火薬103を発火燃焼させ
る。そして、着火薬103の火炎を管体102の導通孔
(図示省略)からガス発生器内に噴出させて、該ガス発
生器内に装填されたガス発生剤を着火燃焼させるもので
ある。又、スクイブにおいて、管体102と塞栓104
とをプラスチック樹脂等によって形成するのは、従来の
塞栓104等をガラス、セラミックスにて形成するもの
に比して、製造コストの低減を図るためである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のスクイブでは、
図7の如く、各電極ピン105,106を塞栓104に
対して直線的に貫通させる構造であるので、塞栓104
の樹脂変形によって該塞栓104と各電極ピン105,
106との間に隙間が生じ、水や空気等が管体102内
に浸入(リーク)して着火薬103等に接触する恐れが
ある。自動車環境においては、15年という長期にわた
って性能を保証することが必要であるが、従来のスクイ
ブでは水等の浸入によって着火薬103等を劣化させ、
その性能を保証することが難しい。更に、発火時の圧力
によって電極ピン105,106が塞栓104から飛び
出す恐れすらある。
【0005】又、従来のスクイブでは、各電極ピン10
5,106を2つのピン材109,110で構成し、各
ピン材109,110を電気的に接続(溶接)するもの
であるので、部品点数や製造工程が多くなり、管体10
2等をプラスチック樹脂等で形成する以上のコスト低減
を図れない。近年、プリテンショナーやエアバッグ等の
普及によって、ガス発生器の低コスト化が要望されつつ
あり、これに伴ってスクイブのコスト低減を図る必要も
ある。
【0006】本発明は、耐環境性能に対する信頼性を高
くし、製造コストの低減を図ることのできるスクイブ、
及びスクイブの製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のスクイブは、管
体内に嵌挿され着火薬と電橋線とを封じる塞栓と、電橋
線に夫々接続され塞栓内を貫通する2本の電極とを含ん
でなるもので、塞栓を樹脂にて形成し、各電極を、夫々
単一の部材で構成すると供に、塞栓内部で湾曲する形状
を有する構造としたものである。これにより、塞栓(樹
脂)と各電極との界面を長く(接触面積を大きく)で
き、シール性を向上できる。又各電極の湾曲する形状に
よって、塞栓が変形しづらい構造とすることもできる。
更に、湾曲する形状とすることで、発火時の圧力によっ
て電極ピンが塞栓から飛び出すことも防止できる。各電
極を単一の部材で構成することで、部品点数、製造工程
を低減して安価なスクイブを提供することが可能とな
る。
【0008】本発明のスクイブは、各電極と、該電極に
湾曲する形状を形成し、樹脂充填で塞栓を形成して、各
電極の湾曲する形状を該塞栓内部に配するものである。
これにより、塞栓(樹脂)との界面を長く(接触面積を
大きく)でき、シール性を向上できる。又各電極の湾曲
する形状によって、塞栓が変形しづらい構造とすること
もできる。又、1本の導電材から各電極を形成した後、
塞栓から突出する導電材のU字状側を切断することで、
各電極を単一の部材で構成できる。従って、部品点数、
製造工程を低減して安価なスクイブを提供することが可
能となる。そして、U字状形成時、湾曲する形状を同時
に形成することで、更なる製造コストの低減を図れる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態におけるスクイ
ブについて、図面を参照しつつ説明する。
【0010】図1及び図2のスクイブ1は、管体2と塞
栓4とを樹脂にて形成したもので、着火薬3と、2本の
電極ピン5、6と、電橋線7とを含んで構成される。
【0011】スクイブ1の管体2は、着火薬3を収納す
るコップ状に形成されている。この管体2は、その開口
2a側でコップ底2b側に対して拡径する段付き形状と
なしている。又コップ底2b側の内周には、環状の内溝
14が形成され、コップ底2bには薄くされた破裂部1
5を有している。又管体2の開口2a端はその外周から
内周に向かってテーパ状に縮径する形状にされている。
そして、管体2は、例えばPBT(ポリブチレンテレフ
タート)、PET(ポリエチレンテレフタート)、PA
6(ナイロン6)、PA66(ナイロン66)、PPS
(ポリフェニレンスルフィド)、PPO(ポリフェニレ
ンオキシド)等の樹脂にガラス繊維(補強材)等を含有
するもので構成する。
【0012】管体2内の着火薬3としては、ジルコニウ
ム(Zr)、タングステン(W)、過塩素酸カリウム
(KClO4 )を成分に持ち、バインダとしてフッ素ゴ
ムやニトロセルロース等を用いたものを使用することが
好ましい。又着火薬3は、電橋線7との接触を多くする
ため、粉状又は顆粒状にすることが好ましい。
【0013】スクイブ1の塞栓4は、管体2の内周形状
(段付き形状)に密接する段付き軸状に形成されてい
る。この塞栓4は、軸体16と、軸体16から拡径する
フランジ軸18とで構成され、該軸体16の外周に管体
2の内溝14に嵌め込まれる突起19を形成してなる。
又フランジ軸18には、軸体16の反対側に向かって縮
径するテーパ形状状21を有してなる。そして、塞栓4
は、例えばPBT、PA6、PA66等の樹脂にガラス
繊維(補強材)等を含有するもので構成する。
【0014】スクイブ1の各電極ピン5,6は、塞栓4
内を貫通して、該塞栓4の軸心に沿って並列に配置され
ている。各電極ピン5,6は、単一の導電材(例えば、
SUSステンレス、鉄・ニッケル合金等)にて形成さ
れ、塞栓4の樹脂によって電気的に絶縁されている。こ
れら各電極ピン5,6は、軸体16先端から塞栓4内で
湾曲する形状45(以下、「湾曲形状45」という。)
を有して延びている。各電極ピン5,6の湾曲形状45
は、塞栓4の周方向に180度の角度を隔てて形成し、
塞栓4のフランジ軸18の部位にて、互いに離れる如く
フランジ軸18の外周側に突出形成されている。又各湾
曲形状45は、フランジ軸18の外周近傍まで突出さ
せ、好ましくは湾曲頂点aを軸体16外周より外側に位
置させる。これで、湾曲形状45によって、各電極ピン
5,6と塞栓4(樹脂)との界面を長く(接触面積を大
きく)する構造としている。
【0015】スクイブ1の電橋線7は、軸体16側の各
電極ピン5,6先端に夫々接続することで、該電極ピン
5,6間に架設されている。この電橋線7は、各電極ピ
ン5,6への通電により発熱して、着火薬3を発火燃焼
させる。
【0016】スクイブ1は、塞栓4を電橋線7側(軸体
16側)から管体2内に嵌挿し、突起19を内溝14内
に嵌め込むことで一体化する。これで、塞栓4と管体2
とは、管体2のコップ底2b側から開口2aまで密接
し、接触面積の増加によるシール性が高められて、電橋
線7と着火薬3とを接圧状態にて封じる構造となる。こ
のスクイブ1は、各電極ピン5,6への通電によって電
橋線7を発熱させることで、着火薬3を発火燃焼させ
る。そして、着火薬3の燃焼による管体2の内圧上昇に
よって、管体2の破裂部15を破裂させることで、着火
薬3の火炎を外部(ガス発生器内)に噴出する。
【0017】この様に、本発明のスクイブ1では、各電
極ピン5,6を塞栓4(フランジ軸体18)内部で湾曲
形状45を有する構造としたので、各電極ピン5,6と
塞栓4(樹脂)との界面を長く(接触面積を大きく)す
ることができる。又、各電極ピン5,6は、フランジ軸
体18の外周側に突出する湾曲形状45によって、該塞
栓4を補強し、樹脂変形等しづらい構造として機能す
る。従って、塞栓4を樹脂にて形成しても、各電極ピン
5,6との間に隙間を生ることがなく、水や空気等が浸
入(リーク)して着火薬3を劣化させることもなくな
る。この結果、耐環境性能に対する信頼性を高めること
ができ、長期の使用年数にわたって性能を保証できる。
又、各電極ピン5,6に湾曲形状45を形成すると、発
火時の内圧によって各電極ピン5,6が塞栓4から飛び
出すことも防止できる。そして、スクイブ1において、
塞栓4と管体2との接触面積を増加させることで、シー
ル性を向上する構造とすれば、塞栓4と各電極ピン5,
6の間のみならず、塞栓4と管体2間からの水や空気等
の浸入(リーク)を確実に防止できる。
【0018】又、各電極ピン5,6を単一の導電材にて
形成することで、部品点数、製造工程(接続工程)を減
少して、安価なスクイブ1を提供できる。尚、電橋線7
と着火薬3とを接圧する構造となし、該電橋線7の発熱
のみで着火薬3を発火燃焼させることで、従来(図7参
照)の如く電橋線を点火玉で覆う必要もなくなる。
【0019】次に、本発明のスクイブの製造方法につい
て、図3及び図4に基づいて説明する。
【0020】1本の導電材40(例えば、SUSステン
レス、鉄・ニッケル合金等)を用意し、プレス成形等に
よって該導電材40をU字状とする。これで、2本並列
して、導電材40のU字状側46で連結された 電極ピ
ン5,6を形成する(第1工程)。そして、導電材40
の各電極ピン5,6に対して、夫々、プレス成形等によ
って湾曲形状45を形成する。各湾曲形状45は、電極
ピン5,6の周方向に180度の角度を隔てて、互いに
離れる如く外側に突出形成する(第2工程)〔図3
(a)参照〕。尚、第1工程と、第2工程とを、プレス
形成等によって同時に実施すことで、導電材40に対し
て各電極ピン5,6と、各電極ピン5,6の湾曲形状4
5とを一体成形しても良い。
【0021】続いて、プレス形成等を施した導電材40
を、2つ割りのモールド41,42内に装着し、該モー
ルド41,42内に樹脂を充填(射出)することで塞栓
4を形成する(第3工程)〔図3(b),(c)参
照〕。これら各モールド41,42には、塞栓4の段付
き形状(外周形状)となるモールド空間43を有し、各
電極ピン5,6をモールド空間43の軸心に沿って並列
に配置する。又、各電極ピン5,6の湾曲形状45を、
塞栓4のフランジ軸体18に対応する空所44内に位置
させることで、導電材40の両端側をモールド空間43
内から突出させる。この状態で、樹脂をモールド空間4
3に射出することで、導電材40の両端側を除く、各電
極ピン5,6のストレート部間、各電極ピン5,6の湾
曲形状45間及びこれら外側に充填する〔図3(b),
(c)参照〕。尚、樹脂としては、例えばPBT、PE
T、PA6、PA66、PPS、PPO等にガラス繊維
(補強材)等を含有するものを使用する。そして、モー
ルド41,42内に充填した樹脂を硬化させた後、各モ
ールド41,42から導電材40、樹脂を剥がすこと
で、各電極ピン5,6を一体化した塞栓4を取り出す。
これで、各電極ピン5,6は、塞栓4内を貫通して、両
端から突出すると共に、フランジ軸体18内部で湾曲形
状45を有して一体化される〔図3(d)参照〕。
【0022】塞栓4を形成した後、塞栓4から突出する
導電材40のU字状側46を切断することで、各電極ピ
ン5,6を夫々分離して独立する。このとき、塞栓4の
軸体16先端にて、導電材40のU字状側を切断するこ
とで、塞栓4の軸体16先端から反対側に貫通するもの
とする(第4工程)〔図4(a)参照〕。
【0023】続いて、軸体16側の各電極ピン5,6先
端に対して、電橋線7を夫々接続(溶接)することで、
該電橋線7を各電極ピン5,6間に架設する(第5工
程)〔図4(b)参照〕。
【0024】塞栓4、各電極ピン5,6及び電橋線7と
を一体化した後、コップ状の管体2を用意し、該管体2
内に着火薬3を収納する。管体2は、塞栓4、各電極ピ
ン5,6等の形成と同時に、又は予めPBT、PET、
PA6、PA66、PPS、PPO等の樹脂にガラス繊
維(補強材)等を含有するもので形成する。そして、塞
栓4を電橋線7側(軸体16側)から管体2内に嵌挿す
ることで、スクイブ1に組立てる(第6工程)〔図4
(c)参照〕。これで、塞栓4と管体2とは、管体2の
コップ底2b側から開口2aまで密接し、接触面積の増
加によるシール性が高められて、電橋線7と着火薬3と
を接圧状態にて封じる構造となる。
【0025】この様に、本発明のスクイブの製造方法で
は、各電極ピン5,6を塞栓4(フランジ軸18)内部
で湾曲形状45を有する構造としたので、各電極ピン
5,6と塞栓4(樹脂)との界面を長く(接触面積を大
きく)することができる。又各電極ピン5,6は、フラ
ンジ軸18の外周側に突出する湾曲形状45によって、
該塞栓4を補強し、樹脂変形等しづらい構造として機能
する。従って、塞栓4を樹脂にて形成しても、各電極ピ
ン5,6との間に隙間を生じることがなく、水や空気等
が浸入(リーク)して着火薬3を劣化させることもなく
なる。この結果、耐環境性能に対する信頼性を高めるこ
とができ、長期の使用年数にわたって性能を保証でき
る。又、各電極24、25に湾曲形状45を形成する
と、発火時の内圧によって各電極ピン5,6が塞栓4か
ら飛び出すことも防止できる。
【0026】又、第1工程、第2工程にて、1本の導電
材40から各電極ピン5,6を形成し、第3工程後の第
4工程にて、塞栓4から突出する導電材40のU字状側
46を切断することで、各電極ピン5,6を単一の部材
で構成できる。従って、部品点数、製造工程(接続工
程)を低減して安価なスクイブを提供することが可能と
なる。更に、第1工程、第2工程を同時にすることもで
き、このことにより各電極ピン5,6と、各電極ピン
5,6の湾曲形状45が一度に形成され、更なる製造コ
ストの低減を図れる。
【0027】本発明のスクイブ、及びスクイブの製造方
法では、管体2を樹脂にて形成したものを示したが、金
属製のコップ状管体や、金属と樹脂からなる二重構造の
コップ状管体に形成したものを用いることができる。各
電極ピン5,6の湾曲形状45は、互いに180度の角
度を隔てたものを示したが、任意の角度を以て形成して
も良く、各電ピン5,6に対して複数の湾曲形状45を
形成することもできる。又、各電極ピン5,6に代え
て、リード線からなる電極線を用いても良く、各電極線
を塞栓4内で湾曲形状45を有する構造とする。更に、
管体2と塞栓4とのシール性を向上するため、管体2内
周と塞栓4外周との間に接着剤を塗布し、又管体2内周
と塞栓4外周との間にOリング、環状パッキン等のシー
ル材を介装する構造としても良い。
【0028】又、スクイブの変形例を図5に示す。図5
のスクイブ31は、図1及び図2のスクイブ1に対し
て、管体2と塞栓4とをストレート形状(段付きを有し
ない形状)となしたもので、図1及び図2と同一の符号
は同一部材を示す。このスクイブ31においても、図1
及び図2のスクイブ1と同様な効果を得ることが可能で
ある。
【0029】次に、本発明のスクイブ1が用いられるガ
ス発生器Gについて説明する。図6のガス発生器Gは、
スクイブ1と、スクイブ1を装着するホルダ52と、ガ
ス発生剤61と、金属製のカップ体62とで構成され
る。
【0030】ガス発生器Gのホルダ52は、ホルダ本体
53と、ホルダ本体53から突出するカシメ突起54と
でなる。又ホルダ52には、カシメ突起54端に開口し
てホルダ本体53に向かって2段階で縮径する段付きの
装着穴55が形成されている。この装着穴55はホルダ
本体53端(カシメ突起54と反対側)に開口する収納
穴56に連通している。又カップ体62内には、燃焼に
よりガスを発生させるガス発生剤61が装填されてい
る。カップ体62の底62bには、ガス発生剤61の燃
焼により発生するガスを外部(シートベルトプリテンシ
ョナー)に放出するガス放出孔62aが形成されてい
る。ガス放出孔62aはアルミ等の薄膜状のバーストプ
レート63により閉鎖されている。
【0031】そして、スクイブ1は、管体2の開口側2
a側から装着穴55内に装入して、装着穴55開口側の
第1段部59上に管体2の開口2a端を部分的に当接さ
せることで、ホルダ52内に装着する。この状態で、ス
クイブ1は、管体2の開口2a側が装着穴55に位置さ
れ、又管体2の開口2a端(テーパ形状)と塞栓4のテ
ーパ形状21とが第2段部58上にあるシールリング5
7に弾接される。又各電極ピン5,6は収納穴56内に
突出される。
【0032】続いて、カシメ突起54の先端を、径内方
(スクイブ1側)に折り曲げることで、管体2の段付き
部12をカシメる。このとき、カシメ突起54の長さを
調整することで、管体2の段付き部12であって、塞栓
4のフランジ軸18外側の部位にてカシメることが好ま
しい。この様な構造にすると、カシメ力を管体2の開口
2a側に向けて作用させることができ、塞栓4を撓める
ように作用することを低減できる。又各電極ピン5,6
の湾曲形状45によって、カシメによる塞栓4の撓みが
低減される。従って、各電極ピン5,6から塞栓4の樹
脂が剥離して隙間を生じさせることがなく、水や空気等
の浸入(リーク)をなくすことが可能となる。又塞栓4
をカシメることにより、電橋線7と着火薬3との接圧状
態を充分に確保することができる。
【0033】そして、ホルダ52をスクイブ1側からカ
ップ体62内に装入することで、ガス発生器Gに組み立
てられる。カップ体62の開口側はホルダ52のカシメ
突起54外に嵌め込まれて、ホルダ本体53にカシメら
れる。
【0034】このガス発生器Gは、スクイブ1の各電極
ピン5,6への通電によって、電橋線7の発熱により着
火薬3を発火燃焼し、スクイブ1からの火炎によりガス
発生剤61を着火燃焼して多量のガスを発生させる。続
いて、カップ体62内で発生した多量のガスは、該カッ
プ体62の内圧上昇にて破られたバーストプレート6
3、ガス放出孔62aを通して上記シートベルトプリテ
ンショナーに導かれる。これで、シートベルトプリテン
ショナーが高圧のガスによって作動され、シートベルト
を締め付けるものである。
【0035】この様に、耐環境性能に優れ、低コストの
スクイブ1をガス発生器Gに用いると、ガス発生器G自
体の性能が保証でき、又製造コストも低減できる。又、
各電極ピン5,6の湾曲形状45は、カシメ突起54に
よるカシメ力と交差するように突出しているので、スク
イブ1をホルダ52にカシメる構造を採用しても、塞栓
4の撓みを抑えることができ、各電極ピン5,6と塞栓
4との間に隙間を生じ難いものにできる。
【0036】尚、本発明のスクイブは、自動車の衝突に
よりエアバッグを展開膨張させるガス発生器にも適用す
ることができる。このガス発生器は、運転席用のもの、
助手席又は側面衝突用のものがあり、ガス発生剤を燃焼
させることで発生するガスによってエアバッグを膨張展
開させる。スクイブ1は、ガス発生器のハウジング(円
筒体)内に装着される。ハウジング内には、ガス発生剤
やフィルタ等が配置され、スクイブ1による火炎にて伝
火剤を介し又は直接ガス発生剤を燃焼させて、エアバッ
グを膨張展開する多量のガスを発生させる。
【0037】
【発明の効果】本発明のスクイブでは、各電極を、夫
々、単一の部材で構成すると供に、塞栓内部で湾曲する
形状を有する構造としたので、各電極と塞栓との界面を
長く(接触面積を大きく)することができる。又各電極
は、湾曲する形状によって塞栓4を補強し、樹脂変形等
しづらい構造として機能する。従って、塞栓を樹脂にて
形成しても、各電極との間に隙間を生じることがなく、
水や空気等が浸入(リーク)して着火薬を劣化させるこ
ともなくなる。この結果、耐環境性能に対する信頼性を
高めることができ、長期の使用年数にわたって性能を保
証できる。又、各電極に湾曲する形状を形成すると、発
火時の内圧によって各電極ピンが塞栓から飛び出すこと
も防止でき、安全性の高いスクイブを提供できる。更
に、各電極を単一の導電材にて形成することで、部品点
数、製造工程(接続工程)が減少し、安価なスクイブを
提供できる。
【0038】本発明のスクイブでは、各電極と、該電極
に湾曲する形状を形成し、樹脂充填で塞栓を形成して、
各電極の湾曲する形状を該塞栓内部に配するので、塞栓
(樹脂)と各電極との界面を長く(接触面積を大きく)
でき、シール性を向上できる。又各電極の湾曲する形状
によって、塞栓が変形しづらい構造とすることもでき
る。従って、塞栓を樹脂にて形成しても、各電極との間
に隙間を生じることがなく、水や空気等が浸入(リー
ク)して着火薬を劣化させることもなくなる。この結
果、耐環境性能に対する信頼性を高めることができ、長
期の使用年数にわたって性能を保証できる。又、1本の
導電材から各電極を形成した後、塞栓から突出する導電
材のU字状側を切断することで、各電極を単一の部材で
構成できる。従って、部品点数、製造工程を低減して安
価なスクイブを提供することが可能となる。そして、U
字状形成時に、湾曲する形状を同時に形成することで、
更なる製造コストの低減を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スクイブを示す組立図である。
【図2】スクイブを示す分解図である。
【図3】スクイブの製造方法を示す図である。
【図4】スクイブの製造方法を示す図である。
【図5】スクイブの変形例を示す組立図である。
【図6】スクイブを、ガス発生器に適用した具体例を示
す図である。
【図7】従来のスクイブを示す図である。
【符号の説明】
1 スクイブ 2 管体 3 着火薬 4 塞栓 5 電極ピン 6 電極ピン 7 電橋線 31 スクイブ 40 導電材 45 湾曲形状 46 U字状側

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管体(2)内に嵌挿され、着火薬(3)
    及び電橋線(7)を封じる塞栓(4)と、 前記電橋線(7)に夫々接続され、前記塞栓(4)内を
    貫通する2本の電極(5、6)と、を含んでなり、 前記塞栓(4)を樹脂にて形成し、 前記各電極(5、6)は、夫々、単一の部材で構成する
    と共に、前記塞栓(4)内部で湾曲する形状(45)を
    有してなるスクイブ。
  2. 【請求項2】 1本の導電材(40)をU字状成形とし
    て、2本並列する電極(5、6)を形成し、 U字状の導電材(40)の両端側を除く、前記各電極
    (5、6)間、該各電極(5、6)の湾曲する形状(4
    5)間及びこれら外周に対して、樹脂を充填して塞栓
    (4)を形成した後、 前記塞栓(4)から突出する前記導電材(40)のU字
    状側(46)を切断して、前記各電極(5、6)を夫々
    独立させてなることを特徴とする請求項1に記載のスク
    イブ。
  3. 【請求項3】 前記U字状形成時に、前記湾曲する形状
    (45)を同時に形成してなることを特徴とする請求項
    2に記載のスクイブ。
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