JP2000329505A - 位置検出データ生成方法及び装置 - Google Patents

位置検出データ生成方法及び装置

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    • G01D5/204Mechanical means for transferring the output of a sensing member; Means for converting the output of a sensing member to another variable where the form or nature of the sensing member does not constrain the means for converting; Transducers not specially adapted for a specific variable using electric or magnetic means influencing the magnitude of a current or voltage by varying inductance, e.g. by a movable armature by influencing the mutual induction between two or more coils

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 検出対象位置に応じて進相シフトされた電気
的位相角を持つ第1の交流出力信号と遅相シフトされた
電気的位相角を持つ第2の交流出力信号とを生成する位
置検出系において、動特性の応答性と検出性能を改善す
る。 【解決手段】 第1及び第2の交流出力信号の位相差を
夫々検出して第1及び第2の検出データを生成する。時
間的に相前後する第1の検出データの複数サンプルから
第1の予測値を求め、同様に第2の検出データの複数サ
ンプルから第2の予測値を求める。第1及び第2の予測
値を修正し、ドップラ効果による非線形誤差を改善する
標準予測値を求める。この標準予測値を用いて第1及び
第2の検出データを時間経過に従って夫々予測補間し、
第1及び第2の補間済検出データを得る。第1及び第2
の補間済検出データを演算して温度等による誤差を除去
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、検出対象位置に
応じて進相方向にシフトされた電気的位相角を持つ第1
の交流出力信号と遅相方向にシフトされた電気的位相角
を持つ第2の交流出力信号とを生成する位置検出システ
ムにおいて使用される位置検出データ生成方法及び装置
に関するものであり、特に、動特性(検出対象位置が時
間的に変化するときの検出特性)についての検出性能を
改善することに関し、例えば、レゾルバあるいはシンク
ロのような回転位置検出器、あるいはそれと同様の位置
検出原理に従う直線位置検出器など、電気的位相差に基
づき回転位置又は直線位置のアブソリュート位置検出を
行なう技術に関連するものである。
【0002】
【従来の技術】誘導型の回転位置検出器として、1相励
磁入力で2相出力(サイン相とコサイン相の出力)を生
じるものは「レゾルバ」として知られており、1相励磁
入力で3相出力(120度ずれた3相)を生じるものは
「シンクロ」として知られている。最も古いタイプの在
来型のレゾルバは、ステータ側に90度の機械角で直交
する2極(サイン極とコサイン極)の2次巻線を配し、
ロータ側に1次巻線を配したものである(1次と2次の
関係は逆も可)。このようなタイプのレゾルバはロータ
の1次巻線に電気的にコンタクトするためのブラシを必
要としているので、これが欠点となっている。これに対
して、ブラシを不要としたブラシレス・レゾルバの存在
も知られている。ブラシレス・レゾルバは、ロータ側に
おいてブラシに代わる回転トランスを設けたものであ
る。一方、最近では、本出願人によって、巻線をステー
タ側にのみ(又はロータ側にのみ)設けた可変磁気抵抗
型の検出器を用いて、1相励磁入力で2相出力(サイン
相とコサイン相の出力)を生じるようにした装置も開発
されている。また、1相励磁入力で2相出力(サイン相
とコサイン相の出力)を生じるようにした位置検出装置
は、回転タイプに限らず、直線位置検出タイプにおいて
も提案されている。
【0003】先に、本出願人は、この種の1相励磁入力
で2相出力を生じるいわゆるレゾルバタイプの位置検出
器に対して好適に適用することができる新規な位相差検
出技術を、特願平8−299781号(特開平9−12
6809号)で提案した。そこで提案された位相差検出
技術は、検出器の巻線(コイル)は周辺環境の温度変化
の影響を受けてそのインピーダンスが変化するので、2
次側に誘導される交流信号の電気的位相が該温度変化に
応じて微妙に変動して検出誤差をもたらす、という問題
点を解決したものである。この公知の位相差検出技術
は、大略、次のステップからなっている。
【0004】〔ステップ1〕 1相励磁入力で2相出力
を生じるいわゆるレゾルバタイプの位置検出器からの出
力信号は、検出対象位置に応じた位相角θに対応するサ
イン関数sinθ及びコサイン関数cosθによってそ
れぞれ振幅変調された2つの出力交流信号sinθsi
nωt及びcosθsinωtからなっており、これを
電気的に処理することで、検出対象位置に応じて正方向
にシフトされた電気的位相角(+θ)を持つ第1の交流
出力信号sin(ωt+θ)と負方向にシフトされた電
気的位相角(−θ)を持つ第2の交流出力信号sin
(ωt−θ)とを生成する。ここで、温度による巻線イ
ンピーダンス変化等の影響による位相誤差成分を±dで
示すと、上記交流出力信号はそれぞれsin(ωt±d
+θ)及びsin(ωt±d−θ)と表すことができ
る。
【0005】〔ステップ2〕 ゼロクロスラッチ方式の
ような公知のディジタル位相差測定技術により、所定の
基準位相(例えばsinωtの0位相)に対する上記各
交流出力信号の位相差(±d+θ)及び(±d−θ)を
ディジタル検出し、それぞれの位相検出データを得る。 〔ステップ3〕 上記位相検出データを用いて、
「{(±d+θ)+(±d−θ)}÷2=±d」なる演
算を行い、誤差データ±dを得る。 〔ステップ4〕 上記位相検出データの一方(例えば
「±d+θ」)から上記誤差データ±dを差し引くこと
により、誤差を除去した位置検出データθを得る。
【0006】ところで、検出対象位置が静止状態のとき
は特に問題ないのであるが、検出対象位置が時間的に変
化するときは、それに対応する位相角θも時間的に変動
することになる。その場合、各交流出力信号sin(ω
t±d+θ)及びsin(ωt±d−θ)の位相ずれ量
θが一定値ではなく、移動速度に対応して時間的に変化
する動特性を示すものとなり、これをθ(t)で示すと、
それぞれ、sin{ωt±d+θ(t)}及びsin{ω
t±d−θ(t)}となる。すなわち、ドップラ効果によ
って、基準交流信号sinωtの周波数に対して、進相
の交流出力信号は+θ(t)に応じて周波数が高くなる方
向に周波数遷移し、遅相の交流出力信号は−θ(t)に応
じて周波数が低くなる方向に周波数遷移する。このよう
な動特性の下においては、基準信号sinωtの1周期
毎に各交流出力信号の周期が互いに逆方向に次々に遷移
していくので、上記ステップ3の演算をするだけでは、
正確な位相変動誤差「±d」を得ることが困難となる。
【0007】そこで、上記先願においては、このような
問題を解決するために、上記交流出力信号sin{ωt
±d+θ(t)}及びsin{ωt±d−θ(t)}のゼロク
ロスが一致するときを検出し、このゼロクロス一致検出
時に、所定の基準交流信号sinωtに対する上記交流
出力信号sin{ωt±d+θ(t)}及びsin{ωt
±d−θ(t)}の一方の位相検出データを誤差データ±
dとして保持し、この保持した誤差データを用いて、前
記ステップ4での位置検出データの修正を行うようにし
ている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術において
は、位相検出データは、各交流出力信号sin(ωt+
θ)及びsin(ωt−θ)のゼロクロス毎にしか得る
ことができないため、その時間的検出分解能が交流信号
の1周期に限定されてしまうことになり、動特性(検出
対象位置が時間的に変化するときの検出特性)について
の応答性能が限界づけられていた。また、上記従来技術
においては、動特性を考慮した誤差データ±dの検出に
は、2つの交流出力信号のゼロクロスが一致する時点を
待たなければならないため、応答性が悪くなるおそれが
あった。
【0009】この発明は上述の点に鑑みてなされたもの
で、検出対象位置に応じて進相方向(正方向)にシフト
された電気的位相角を持つ第1の交流出力信号と遅相方
向(負方向)にシフトされた電気的位相角を持つ第2の
交流出力信号とを生成する位置検出システムにおいて、
動特性についての応答性及び検出性能を改善した位置検
出データ生成方法及び装置を提供しようとするものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、検出対象位
置に応じて進相方向にシフトされた電気的位相角を持つ
第1の交流出力信号と遅相方向にシフトされた電気的位
相角を持つ第2の交流出力信号とを生成する位置検出シ
ステムにおいて使用される位置検出データ生成方法であ
って、前記所定の基準位相に対する前記第1の交流出力
信号の位相差を検出することで第1の検出データを生成
し、該基準位相に対する前記第2の交流出力信号の位相
差を検出することで第2の検出データを生成する第1の
ステップと、時間的に相前後する前記第1の検出データ
の少なくとも2つのサンプルから第1の予測値を求め、
時間的に相前後する前記第2の検出データの少なくとも
2つのサンプルから第2の予測値を求める第2のステッ
プと、前記第1及び第2の予測値を修正して少なくとも
一つの標準予測値を求める第3のステップと、前記標準
予測値を用いて前記第1の検出データを時間経過に従っ
て補間することで第1の補間済検出データを得ると共に
前記第2の検出データを時間経過に従って補間すること
で第2の補間済検出データを得る第4のステップと、前
記第1及び第2の補間済検出データに基づき前記検出対
象位置に対応する位置検出データを出力する第5のステ
ップとを具える。例えば、前記第5のステップは、前記
第4のステップで得た第1の補間済検出データと第2の
補間済検出データとを演算して前記第1及び第2の検出
データに含まれる誤差データを求めるステップと、前記
第1及び第2の補間済検出データの一方から前記誤差デ
ータを取り除く演算を行うことにより前記検出対象位置
を示す補間済位置検出データを得るステップとを含む。
【0011】この発明によれば、予測補間によって時間
的に密に第1及び第2の補間済検出データを生成するこ
とで、動特性(検出対象位置が時間的に変化するときの
検出特性)についての応答性能を改善することができ
る。これに伴い、第1及び第2の補間済検出データの時
間的精密さが増すので、前記第5のステップで誤差デー
タを求める場合、この誤差データ演算を随時行うことが
できることとなり、上記従来技術のように2つの交流出
力信号のゼロクロスが一致する時点を待つ必要がなくな
り、応答性がよくなる。また、第3のステップで前記第
1及び第2の予測値を修正して少なくとも一つの標準予
測値を求めるようにしたので、正方向に位相シフトされ
た信号と負方向に位相シフトされた信号との間ではドッ
プラ効果による周波数遷移(周期遷移)のリニアリティ
が異なることによる生じるおそれのある補間演算誤差
を、適切に修正し、精度のよい補間演算を行うことがで
きるようになる。この点について詳しくは後述の実施例
において説明する。
【0012】また、この発明は、検出対象位置に応じて
進相方向にシフトされた電気的位相角を持つ第1の交流
出力信号と遅相方向にシフトされた電気的位相角を持つ
第2の交流出力信号とを生成する位置検出システムにお
いて使用される位置検出データ生成方法であって、前記
所定の基準位相に対する前記第1の交流出力信号の位相
差を検出することで第1の検出データを生成し、該基準
位相に対する前記第2の交流出力信号の位相差を検出す
ることで第2の検出データを生成する第1のステップ
と、時間的に相前後する前記第1の検出データの少なく
とも2つのサンプルを用いて、前記基準位相の交流周期
よりも短い補間ステップ時間間隔で時間経過に従って予
測補間を行うことにより、第1の補間出力データを得る
第2のステップと、時間的に相前後する前記第2の検出
データの少なくとも2つのサンプルを用いて、前記補間
ステップ時間間隔で時間経過に従って予測補間を行うこ
とにより、第2の補間出力データを得る第3のステップ
と、前記第2及び第3のステップで得た第1の補間出力
データと第2の補間出力データとを演算して前記第1及
び第2の検出データに含まれる誤差データを求める第4
のステップと、前記第1及び第2の補間出力データの一
方から前記誤差データを取り除く演算を行うことにより
前記検出対象位置を示す補間済位置検出データを得る第
5のステップとを具える。これによっても、予測補間に
よって時間的に密に第1及び第2の補間出力データを生
成することで、動特性についての応答性能を改善するこ
とができる。これに伴い、第1及び第2の補間出力デー
タの時間的精密さが増すので、第4のステップでの誤差
データ演算を随時行うことができることとなり、上記従
来技術のように2つの交流出力信号のゼロクロスが一致
する時点を待つ必要がなくなり、応答性がよくなる。
【0013】更に、この発明は、検出対象位置に応じて
進相方向にシフトされた電気的位相角を持つ第1の交流
出力信号と遅相方向にシフトされた電気的位相角を持つ
第2の交流出力信号とを生成する位置検出システムにお
いて使用される位置検出データ生成方法であって、前記
所定の基準位相に対する前記第1の交流出力信号の位相
差を検出することで第1の検出データを生成し、該基準
位相に対する前記第2の交流出力信号の位相差を検出す
ることで第2の検出データを生成する第1のステップ
と、時間的に相前後する前記第1の検出データの少なく
とも2つのサンプルを用いて、前記基準位相の交流周期
よりも短い補間ステップ時間間隔で時間経過に従って予
測補間を行うことにより、第1の補間データを得る第2
のステップと、時間的に相前後する前記第2の検出デー
タの少なくとも2つのサンプルを用いて、前記補間ステ
ップ時間間隔で時間経過に従って予測補間を行うことに
より、第2の補間データを得る第3のステップと、前記
第1及び第2の検出データに含まれる誤差データを求め
る第4のステップと、前記第1及び第2の補間データ及
び前記誤差データを使用して演算を行い、前記第1及び
第2の検出データの少なくとも一方について補間済みか
つ誤差除去済みの位置検出データを得る第5のステップ
とを具えるものである。これによっても、予測補間によ
って時間的に密に第1及び第2の補間データを生成する
ことで、動特性についての応答性能を改善することがで
きる。これに伴い、補間済みかつ誤差除去済みの位置検
出データの時間的精密さが増すので、第4のステップで
の誤差データ演算を随時行うことができることとなり、
上記従来技術のように2つの交流出力信号のゼロクロス
が一致する時点を待つ必要がなくなり、応答性がよくな
る。
【0014】本発明は、方法発明として構成し、実施す
ることができるのみならず、システム又は装置発明とし
て構成し、実施することができる。また、本発明は、コ
ンピュータまたはDSP等のプロセッサのプログラムの
形態で実施することができるし、そのようなプログラム
を記憶した記録媒体の形態で実施することもできる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照してこの発
明の実施の形態を詳細に説明しよう。図1は、本発明に
係る位置検出データ生成方法の一実施例を、該実施例を
適用した位置検出システムの全体構成例と共に、示すブ
ロック図である。この位置検出システムは、位置センサ
10と検出処理部11とによって構成され、検出処理部
11はアナログ処理部12とディジタル処理部13とを
含む。本発明に係る位置検出データ生成方法を特徴づけ
る構成は、ディジタル処理部13に含まれている。ディ
ジタル処理部13の内部構成例は、図示の都合上、図1
では一部のみ示し、詳しくは図2に示す。
【0016】位置センサ10とアナログ処理部12の部
分は、検出対象位置(これを「x」で示す)に応じて正
方向にシフトされた電気的位相角(これを「+θ」で示
す)を持つ第1の交流出力信号(便宜上これを「sin
(ωt+θ)」で示す)と負方向にシフトされた電気的
位相角(これを「−θ」で示す)を持つ第2の交流出力
信号(便宜上これを「sin(ωt−θ)」で示す)と
を生成するものであり、このような2種類の交流出力信
号を生成するものであれば、図示したものに限らず、ど
のような構成であってよい。まず、本発明の前提であ
る、これらの2種類の交流出力信号を生成する構成例に
ついて簡単に説明する。
【0017】位置センサ10は、1相励磁入力/2相出
力型の位置センサであり、どのようなタイプの位置セン
サであってもよい。例えば公知のレゾルバであってもよ
く、その場合、ブラシレス・レゾルバであってもよい
し、ブラシのあるタイプてあってもよい。また、1次巻
線と2次巻線をステータ側に具備し、ロータ又は可動部
側には巻線を持たない、可変磁気抵抗タイプの位置セン
サであってもよい。また、位置センサ10は、回転位置
検出センサであってもよいし、直線位置検出センサであ
ってもよい。位置センサ10には、検出処理部11から
発生された1相の励磁用交流信号EACが印加され、こ
れによって1次巻線W1を励磁する。位置センサ10で
は、この1次巻線W1の励磁に応じて2相の2次巻線W
2s,W2cの夫々に出力交流信号が誘導されるように
なっており、夫々の誘導電圧レベルは検出対象位置xに
対応して2相の関数特性sinθ,cosθを示す。すなわ
ち、各2次巻線W2s,W2cの誘導出力信号は、検出
対象位置xに対応して2相の関数特性sinθ,cosθで振
幅変調された状態で夫々出力される。ここで、x=θま
たはθはxに比例しているとする。説明の便宜上、巻線
の巻数等、その他の条件に従う係数は省略し、2次巻線
W2sをサイン相として、その出力信号を「sinθ・sin
ωt」で示し、2次巻線W2cをコサイン相として、そ
の出力信号を「cosθ・sinωt」で示す。すなわち、検
出対象位置xに対応する第1の関数値sinθを振幅値と
して持つ第1の出力交流信号A=sinθ・sinωtが2次
巻線W2sから出力され、同じ検出対象位置xに対応す
る第2の関数値cosθを振幅値として持つ第2の出力交
流信号B=cosθ・sinωtが2次巻線W2cから出力さ
れる。
【0018】検出処理部11では、カウンタ19で所定
の高速クロックパルスCKをカウントし、そのカウント
値に基づき励磁信号発生回路20から励磁用の交流信号
を発生し、位置センサ10の1次巻線W1に与える。カ
ウンタ19のモジュロ数は、励磁用の交流信号EACの
1周期に対応しており、説明の便宜上、そのカウント値
の0は、基準交流信号sinωtの0位相に対応してい
るものとする。例えば、カウンタ19のカウント値が0
から最大値まで1巡する間で、基準交流信号sinωtの
0位相から最大位相までの1周期が発生されると想定す
ると、その基準交流信号sinωtに対応して励磁用の交
流信号EACが、励磁信号発生回路20から発生され
る。
【0019】位置センサ10から出力された第1及び第
2の出力交流信号A,Bは、検出処理部11のアナログ
処理部12に入力される。アナログ処理部12におい
て、第1の出力交流信号A=sinθ・sinωtが位相シフ
ト回路14に入力され、その電気的位相が所定量位相シ
フトされ、例えば90度進められて、位相シフトされた
交流信号A’=sinθ・cosωtが得られる。また、アナ
ログ処理部12においては加算回路15と減算回路16
とが設けられており、加算回路15では、位相シフト回
路14から出力される上記位相シフトされた交流信号
A’=sinθ・cosωtと位置センサ10から出力される
上記第2の出力交流信号B=cosθ・sinωtとが加算さ
れ、その加算出力として、B+A’=cosθ・sinωt+
sinθ・cosωt=sin(ωt+θ)なる略式で表わせる
第1の電気的交流信号Y1が得られる。減算回路16で
は、上記位相シフトされた交流信号A’=sinθ・cosω
tと上記第2の出力交流信号B=cosθ・sinωtとが減
算され、その減算出力として、B−A’=cosθ・sinω
t−sinθ・cosωt=sin(ωt−θ)なる略式で表わ
せる第2の電気的交流信号Y2が得られる。このように
して、検出対象位置(x)に対応して正方向にシフトさ
れた電気的位相角(+θ)を持つ第1の電気的交流出力
信号Y1=sin(ωt+θ)と、同じ前記検出対象位置
(x)に対応して負方向にシフトされた電気的位相角
(−θ)を持つ第2の電気的交流出力信号Y2=sin
(ωt−θ)とが、電気的処理によって夫々得られる。
【0020】加算回路15及び減算回路16の出力信号
Y1,Y2は、夫々ゼロクロス検出回路17,18に入
力され、それぞれのゼロクロスが検出される。ゼロクロ
スの検出の仕方としては、例えば、各信号Y1,Y2の
振幅値が負極性から正極性に変化するゼロクロスつまり
0位相を検出する。各回路17,18で検出したゼロク
ロス検出パルスつまり0位相検出パルスは、ラッチパル
スLP1,LP2として、ディジタル処理部13に供給
される。
【0021】ディジタル処理部13の詳細例は図2に示
されている。図2に示されたディジタル処理部13にお
いて、検出対象位置(x)に対応して正方向にシフトさ
れた電気的位相角(つまり進相の位相ずれ+θ)に対応
するラッチパルスLP1はラッチ(つまりレジスタ)2
1のラッチ制御信号として使用され、検出対象位置
(x)に対応して負方向にシフトされた電気的位相角
(つまり遅相の位相ずれ−θ)に対応するラッチパルス
LP2はラッチ(つまりレジスタ)31のラッチ制御信
号として使用される。各ラッチ21及び31では、カウ
ンタ19のカウント値を夫々のラッチパルスLP1,L
P2の発生タイミングでラッチする。前述のように、カ
ウンタ19のモジュロ数は励磁用の交流信号の1周期に
対応しており、そのカウント値の0は基準交流信号sin
ωtの0位相に対応しているものとしたので、各ラッチ
21及び31にラッチしたデータP1,M1は、それぞ
れ、基準交流信号sinωtに対する各出力信号Y1,Y
2の位相ずれ(+θ及び−θ)に対応している。このよ
うに、各ラッチパルスLP1,LP2に応じて各ラッチ
21及び31に位相差検出データP1及びM1をそれぞれ
ラッチする処理が、検出対象位置(x)に応じて正方向
にシフトされた電気的位相角(+θ)を持つ第1の交流
出力信号「sin(ωt+θ)」の位相差を検出すること
で第1の検出データ(P1)を生成し、検出対象位置
(x)に応じて負方向にシフトされた電気的位相角(−
θ)を持つ第2の交流出力信号「sin(ωt−θ)」の
位相差を検出することで第2の検出データ(M1)を生
成する処理に相当する。
【0022】ここで、位置センサ10と検出処理路部1
1間の配線ケーブル長の長短による影響や、位置センサ
10の巻線W1,W2s,W2cにおいて温度変化等に
よるインピーダンス変化が生じていることを考慮して、
その出力信号の位相変動誤差を「±d」で示すと、アナ
ログ処理部12における上記各検出交流信号Y1,Y2
は次のように表わされる。 Y1=sin(ωt±d+θ) Y2=sin(ωt±d−θ) したがって、上記各検出データP1及びM1は、検出対象
位置xに対応する真の位相角θを示すものではなく、上
記誤差±dを含むものである。この誤差±dは、進相の
検出データP1に対しても、遅相の検出データM1に対し
ても、同一方向(同相方向)の誤差として含まれる。こ
の点を図に示すと、図3(a)及び(b)のようであ
る。(a)は誤差位相±dがプラスつまり進相(+d)
の場合を図説し、(b)は遅相(−d)の場合を図説す
るものである。すなわち、進相の検出データP1は基準
位相R0(例えば基準交流信号sinωtの0位相)に
対して「±d+θ」なる位相ずれを示すものであり、遅
相の検出データM1は基準位相R0に対して「±d−
θ」なる位相ずれを示すものである。この誤差±dは、
未知の値であるが、本出願人の出願に係る前記従来技術
においては、進相及び遅相の両検出データP1及びM1
足して2で割ることにより、 {(±d+θ)+(±d−θ)}÷2=±d なる関係に基づき、誤差±dを検出することができ、こ
れにより温度特性誤差の補償を行うことができることを
教示した。本実施例においても、同様の原理に従う温度
特性誤差補償を行うが、その点については後述する。な
お、以下の説明では、説明に特段の差しつかえがないか
ぎり、検出交流信号位相成分に上記誤差±dを含んでい
る場合であっても、便宜上、あえてこの±dの存在を示
さず、単に、「+θ」や「−θ」、あるいは「ωt+
θ」や「ωt−θ」のように記載する。
【0023】なお、各ラッチ21及び31では、同じカ
ウンタ19のカウント出力をラッチするため、遅相の位
相ずれ−θについて該カウンタ19のカウント値をその
まま当該位相ずれの絶対値「θ」を示す値とみなした場
合、進相の位相ずれ+θについては該カウンタ19のカ
ウント値は360度の補数(つまり「360°−θ」)
に相当する位相データをラッチすることとなる。これに
より、正負符号付きの各位相差「+θ」及び「−θ」に
対応するデータをそのまま位相差検出データP 1及びM1
としてそれぞれ各ラッチ21及び31にラッチしたこと
と等価となる。このように、位相差検出データP1及び
1が正負符号付きのままの位相ずれ「+θ」及び「−
θ」に対応しているものとしているので、上記のよう
に、進相及び遅相の両検出データP1及びM1を足して2
で割ることが、誤差±dを検出することに相当する。一
方、このような事項は設計上任意に変更可能であり、例
えば、進相の位相ずれ「+θ」についても当該位相ずれ
の絶対値「θ」がラッチ21にされるようにしてもよ
い。例えば、そのためには、ラッチ31にはカウンタ1
9のカウント値をそのままラッチする一方で、ラッチ2
1にはカウンタ19のカウント値の負の値若しくはモジ
ュロ数に対するカウント値の補数(最大カウント値と現
カウント値との差)をラッチするものとするとよい。そ
の場合は、ラッチ21にラッチされる進相方向の位相ず
れ「+θ」についての位相差検出データP1はそのθの
絶対値を示し、また、ラッチ31にラッチされる遅相方
向の位相ずれ−θについての位相差検出データM1もそ
のθの絶対値を示しているものとなる。その場合は、誤
差±dを含む進相方向の位相ずれ「±d+θ」の絶対値
「θ±d」を示す検出データP1と遅相方向の位相ずれ
「±d−θ」の絶対値「θ−(±d)」を示す検出デー
タM1との差を2で割ることで、誤差±dを検出するこ
とができる。その他、データ形式や演算形態の細部は適
宜に設計変更可能である。
【0024】図2の説明に戻ると、各ラッチ21及び3
1に対応して2次ラッチ(すなわちレジスタ)22及び
32が設けられており、前記ラッチパルスLP1に応じ
て1次ラッチ21の出力を2次ラッチ22にラッチし
(つまりシフトし)、前記ラッチパルスLP2に応じて
1次ラッチ31の出力を2次ラッチ32にラッチする。
これにより、前回のラッチパルスLP1(又はLP2)
の発生時にラッチ21(又は31)にラッチされたデー
タ(つまり1サンプル前の位相差検出データ)が2次ラ
ッチ22(又は32)に転送される。こうして、今回発
生したラッチパルスLP1(又はLP2)に応じて1次
ラッチ21(又は31)にラッチされて該ラッチ21
(又は31)から出力されるデータを今回サンプルの位
相差検出データP1(又はM1)とすると、そのとき同時
に2次ラッチ22(又は32)に転送されて該ラッチ2
2(又は32)から出力されるデータは前回サンプルの
位相差検出データP0(又はM0)である。こうして、正
方向に位相遷移する傾向の、つまり進相の第1の検出デ
ータP1についての、時間的に相前後する2つのサンプ
ルのデータ、つまりP1とP0、が各ラッチ21及び22
から得られる。同様に負方向に位相遷移する傾向の、つ
まり遅相の第2の検出データM1についての、時間的に
相前後する2つのサンプルのデータ、つまりM1とM0
が各ラッチ31及び32から得られる。
【0025】引算器23では、ラッチ21の出力値P1
からラッチ22の出力値P0を減算して、1サンプル周
期当りの変化量ΔPを求める。すなわち、 ΔP=P1−P0 なる減算を行う。なお、ここでいう1サンプル周期と
は、第1の交流出力信号sin(ωt+θ)の交流サイク
ルの1周期であり、検出対象の静止時は基準交流sin
ωtの1周期に相当するが、検出対象の移動時はドップ
ラ効果によって正方向つまり進相方向に(交流サイクル
周期を縮める方向に)遷移する。すなわち、1サンプル
周期毎にラッチタイミングが早まるからである。
【0026】同様に、引算器33では、ラッチ31の出
力値M1からラッチ32の出力値M0を減算して、1サン
プル周期当りの変化量ΔMを求める。すなわち、 ΔM=M1−M0 なる減算を行う。この1サンプル周期は、第2の交流出
力信号sin(ωt−θ)の交流サイクルの1周期であ
り、検出対象の静止時は基準交流信号sinωtの1周
期に相当するが、検出対象の移動時はドップラ効果によ
って負方向につまり遅相方向に(交流サイクル周期を伸
ばす方向に)遷移する。すなわち、1サンプル周期毎に
ラッチタイミングが遅れるからである。図3(c)は、
各サンプル毎の位相差検出データP0,P1,M0,M
1の、基準位相R0に対する位相ずれ量をそれぞれ例示
し、これによって、1サンプル周期当たりの進相及び遅
相の変化量ΔP及びΔMをビジュアルに図示したもので
ある。
【0027】それぞれの方向についての変化量ΔP、Δ
Mは、それぞれ次のラッチタイミングまでの変化量の予
測値として、補間演算に際して、使用される。例えば、
加算器24において、ラッチ21から出力される今回サ
ンプルの検出データP1と、引算器23から出力される
次回サンプルまでの予測変化量ΔPとを加算し、補間演
算に際しての、目標値TPを得る。すなわち、 TP=P1+ΔP なる演算を行う。同様に、例えば、加算器34におい
て、ラッチ31から出力される今回サンプルの検出デー
タM1と、引算器33から出力される次回サンプルまで
の予測変化量ΔMとを加算し、補間演算に際しての、目
標値TMを得る。すなわち、 TM=M1+ΔM なる演算を行う。なお、この実施例においては、この目
標値TP,TMは、補間演算の際の絶対的な到達目標で
はなく、補間の方向性を示す目安として使用されるだけ
である。具体的な補間値を決定するのに関与するのは、
次に述べる標準予測値である。
【0028】前述のように、進相つまり正方向(時間圧
縮方向)へ位相遷移するときの変化量ΔPと、遅相つま
り負方向(時間伸張方向)へ位相遷移するときの変化量
ΔMは、ドップラ効果によって生じるものであり、移動
速度(回転体の場合は回転数)に依存するものである。
しかし、これらの進相方向の変化量ΔPと遅相方向の変
化量ΔMは、移動速度に対してリニアティを示さず、図
4に示すような非線形性を示す。図4の第1象限に実線
で描かれたカーブΔMが遅相遷移方向の変化量ΔMの非
線形特性例であり、第4象限に実線で描かれたカーブΔ
Pが進相遷移方向の変化量ΔPの非線形特性例である。
このように2つの変化量ΔP,ΔMの非線形特性は互い
に逆向きの非線形特性、つまり一方が指数的で、他方が
対数的、となる。このような逆向きの非線形特性は、変
化量ΔP,ΔMを求めるためのサンプル周期(交流周
期)が、進相の場合は速度が増すにつれて圧縮され、遅
相の場合は速度が増すにつれて引き延ばされるために生
じる。よって、横軸に示す移動速度が増してくるにつれ
て、2つの変化量ΔP,ΔMの値の重みが異なってくる
ので、これを適正に修正せずに補間演算に使用すると、
後述の温度特性誤差補償演算等で、両者の補間演算結果
同士を用いて演算を行った場合、誤差を招くことにな
る。この実施例において、これらの変化量ΔP,ΔM
(すなちわち1次予測値)の非線形特性を修正すること
で、そのような誤差を招くことがないようにしている。
そのようにこれらの変化量ΔP,ΔM(すなちわち1次
予測値)の非線形特性を修正した値を、この実施例で
は、標準予測値(ノーマライズした予測値)と呼ぶこと
にする。
【0029】図2の例においては、引算器23,33か
ら出力される各変化量ΔP,ΔMの絶対値を演算器30
で下記のように平均化する演算を行うことにより、修正
した予測値つまり標準予測値VTを求めるようにしてい
る。 VT=(|ΔP|+|ΔM|)÷2 その結果得られる標準予測値VTの移動速度に対する特
性は、図4で破線VTで示すように、ほぼ直線性を示す
ものとなる。この標準予測値VTは、所定の標準サンプ
ル周期(基準交流信号sinωtの1周期)で、進相及
び遅相の位相検出データP1,M1をそれぞれサンプリン
グ(ラッチ)したと仮定した場合のサンプル間の変化量
つまり予測値に相当するもの、つまりバーチャルサンプ
リング(ラッチ)周期毎の変化量の予測値である。換言
すれば、この実施例に従って、図4に示すような各変化
量ΔP,ΔMの非線形特性を直線特性に変換して標準予
測値VTを得ることで、動特性時におけるドップラ効果
の影響を排除した、所定の標準サンプル周期(基準交流
信号sinωtの1周期)つまりバーチャルサンプリン
グ(ラッチ)周期に従う、ノーマライズされた仮想的な
位相差検出が可能となる。これは、本発明で初めて提案
する新規なアイデアである。なお、この標準予測値VT
を次のステップで演算器25及び35で使用する場合、
それぞれの予測値ΔP,ΔMの傾き方向(正負)に合わ
せた正負符号をつけるものとする。例えば、図4に示し
たように、進相の予測値ΔPの傾きは負であるから、進
相用の演算器25で使用する標準予測値VTには負の符
号を付与する(負の値とする)。これを図4で示せば、
破線VT’で示す特性となる。
【0030】標準予測値の求め方としては、これに限ら
ず、例えば進相及び遅相毎にそれぞれ逆特性の非線形変
換テーブルを使用して各予測値ΔP,ΔMを個別にデー
タ変換することで、それぞれ所定の直線性を示す値とな
るように変換する手法などが考えられる。その場合、標
準予測値は進相及び遅相毎に別々に生成することとな
る。しかし、上記のように平均値演算により標準予測値
を求める手法はかなり簡単な構成で済むため、変換テー
ブルを用いる手法に比べてかなり有利である。また、予
測値ΔP,ΔMは、上記例のように、隣接する2サンプ
ルの位相差検出データの差(1サンプル周期の変化量)
に限らず、2サンプル以上離れた2サンプルの位相差検
出データの差(2サンプル周期以上の変化量)に基づい
て求めるようにしてもよいし、また、2サンプルの位相
差検出データに限らず、3サンプル以上の位相差検出デ
ータに基づいて求めるようにしてもよい。
【0031】この実施例において、補間演算は、上述の
バーチャルサンプリング(ラッチ)周期つまり所定の標
準サンプル周期(基準交流信号sinωtの1周期)を
基準にして行われる。すなわち、図5(a)に示すよう
に、励磁側の基準交流信号sinωtの1周期(例えば
その周波数が10kHzとすると、100μs)を所定
の数nで分割し、その分割された1タイムスロットを1
補間ステップとして、バーチャルサンプリング周期(基
準交流信号sinωtの1周期)の1周期の間でn個の
補間ステップからなる補間演算を、予測補間によって、
時間経過に従って順次行う。各補間ステップ毎のタイム
スロットを形成する補間クロックTnは、基準交流信号
sinωtの1周期の1/nの周期からなる。例えばn
=4096とした場合、補間クロックTnは40.96
MHzとなる。ここで、例えば、nをカウンタ19のモ
ジュロ数と同数とすると、カウンタのクロックパルスC
Kと補間クロックTnは、同一のクロックパルスを使用
することができる。
【0032】図2において、演算器25では、演算器3
0で求めた標準予測値VTを少なくとも用いて、1補間
ステップ当りの補間値(つまり増分値)Apを演算す
る。基本的には、バーチャルサンプリング周期当りの変
化量である標準予測値VTを補間ステップ分割数nで割
ることで、1補間ステップ当りの増分値Apを求めるこ
とができる。しかし、ラッチパルスLP1が発生したタ
イミングで新たな検出データP1がラッチ21にラッチ
されたとき、その直前に得られた補間値(補間結果すな
わち補間済検出データ)が該今回サンプルの新たな検出
データP1に対して誤差を有するときは、この誤差をこ
の補間増分値Apに反映させることで、予測補間による
誤差修正を常に行ってやることが望ましい。そこで、演
算器25では、ラッチパルスLP1が発生したタイミン
グで、ラッチ21から出力される今回サンプルの新たな
検出データP1と、補間処理部26で得られた最新の補
間値(補間結果すなわち補間済検出データ)つまり補間
最終値PAとを更に用いて、下記の演算を行い、新たな
補間増分値Apを求める。 Ap={(P1−PA)+VT}÷n ここで、(P1−PA)が、現在の補間済検出データつ
まり補間最終値PAと今回サンプリングした新たな検出
データP1との誤差であり、この誤差を標準予測値VT
に加算することで、向こう1周期にわたるバーチャルサ
ンプリング周期当りの標準予測値を修正し、これをnで
割ることにより、補間増分値Apを求める。なお、設計
上の細部の話ではあるが、ここで、対応する変化量ΔP
が負の傾きを持つ場合は、前述の通り、演算器25で使
用する標準予測値VTは、演算器30で求めた値の負の
値(つまり図4のVT’)とする。よって、補間増分値
Apは負の値となり、事実上、減分値となる。
【0033】遅相方向についても同様に、演算器35で
は、ラッチパルスLP2が発生したタイミングで、演算
器30で求めた標準予測値VTと、前記分割数nと、ラ
ッチ31から出力される今回サンプルの新たな検出デー
タM1と、補間処理部36で得られた最新の補間値(補
間結果すなわち補間済検出データ)つまり補間最終値M
Aとを用いて、下記の演算を行い、新たな補間増分値A
mを求める。 Am={(M1−MA)+VT}÷n ここで、(M1−MA)が、現在の補間済検出データつ
まり補間最終値MAと今回サンプリングした新たな検出
データM1との誤差であり、この誤差を標準予測値VT
に加算することで、向こう1周期にわたるバーチャルサ
ンプリング周期当りの標準予測値を修正し、これをnで
割ることにより、補間増分値Amを求める。この場合、
演算器33で求めた変化量ΔMが正の傾きを示すもので
あれば、演算器35では演算器30で求めた標準予測値
VTをそのまま(正の符号のまま)上記演算で使用す
る。
【0034】進相用の補間演算を行う補間処理部26に
おいては、補間クロックTnに従う補間ステップ毎に、
補間最終値PAに対して、前記演算器25で得た補間増
分値Apを順次累算していくことで、時間経過に従う予
測補間演算を行う。詳しくは、補間クロックTnに従う
補間ステップ毎に、ステップ26aで、現在の補間済検
出データすなわち補間最終値PAの値に増分値Apを加
算し、該補間済検出データすなわち補間最終値PAの値
を更新する。ステップ26bで、該補間済検出データP
Aの値が目標値TPに到達又は越えたかをチェックし、
NOであれば、ステップ26aに戻り、次の補間クロッ
クTnの発生タイミングで、PAに対するApの加算を
行う。こうして、各補間ステップ毎に補間最終値PAに
対して増分値Apを順次累算していく。補間済検出デー
タPAの値が目標値TPに到達又は越えると、ステップ
26bでYESと判定され、ステップ26aでの加算を
一時停止する。一時停止されたステップ26aでの加算
は、次にラッチパルスLP1が発生されたとき再開され
る。ステップ26aでの演算で求められた補間済検出デ
ータPAは、補間クロックTnによって1補間ステップ
毎に補間出力ラッチ27にラッチされる。ここで、前述
のように増分値Apが負の値(つまり減分値)であれ
ば、ステップ26bでの加算によって、得られる補間済
検出データPAの値は順次減少していき、予測補間演算
によって進相方向に細かく遷移してゆく補間済検出デー
タPAが得られることとなる。その場合、目標値TPの
値は前回の補間最終値PAよりは小さいので、ステップ
26bでは、「PA≦TP」が成立したか否かの判定を
行うものとする。
【0035】遅相用の補間演算を行う補間処理部36に
おいても、同様に、ステップ36aで、補間クロックT
nに従う補間ステップ毎に、補間最終値MAに対して、
前記演算器35で得た補間増分値Amを順次累算してい
くことで、時間経過に従う予測補間演算を行う。補間済
検出データMAの値が目標値TMに到達又は越えると、
ステップ36bでYESと判定され、ステップ36aで
の加算を一時停止する。一時停止されたステップ36a
での加算は、次にラッチパルスLP2が発生されたとき
再開される。ステップ36aでの演算で求められた補間
済検出データMAは、補間クロックTnによって1補間
ステップ毎に補間出力ラッチ37にラッチされる。ここ
で、前述のように増分値Amが正の値であれば、ステッ
プ36bでの加算によって、得られる補間済検出データ
MAの値は順次増加していき、予測補間演算によって遅
相方向に細かく遷移してゆく補間済検出データMAが得
られることとなる。その場合、目標値TMの値は前回の
補間最終値MAよりは大きいので、ステップ36bで
は、「MA≧TM」が成立したか否かの判定を行うもの
とする。
【0036】図5(b)は、進相方向の補間演算例を示
す図である。ラッチパルスLP1によってラッチ21に
今回サンプルの検出データP1がラッチされると、前回
サンプルの検出データP0との差が変化量ΔPとして検
出され、P1+ΔP=TPが目標値として設定される。
また、ラッチパルスLP1の発生時点での補間最終値P
A’とP1との差が標準予測値VTに加算されて、該標
準予測値がVT1で示すように修正される。これに基づ
き、補間増分値(減分値)Apが計算され、補間ステッ
プ毎に、補間最終値PA’に対して増分値(減分値)A
pが累算されていくことで、補間済検出データPAが得
られる。同様に、図5(c)は、遅相方向の補間演算例
を示す図である。ラッチパルスLP2によってラッチ3
1に今回サンプルの検出データM1がラッチされると、
前回サンプルの検出データM0との差が変化量ΔMとし
て検出され、M1+ΔM=TMが目標値として設定され
る。また、ラッチパルスLP2の発生時点での補間最終
値MA’とM1との差が標準予測値VTに加算されて、
該標準予測値がVT2で示すように修正される。これに
基づき、補間増分値Amが計算され、補間ステップ毎
に、補間最終値MA’に対して増分値Amが累算されて
いくことで、補間済検出データMAが得られる。
【0037】補間出力ラッチ27及び37から出力され
る進相方向及び遅相方向の補間済検出データPA及びM
Aは、演算器28に入力され、前述した温度特性等の誤
差±dを除去するための補償演算がなされる。すなわ
ち、図3(a),(b)によって前述した通り、進相及
び遅相の位相差検出データP1及びM1を足して2で割る
ことにより誤差±dを検出することができるのと同様
に、演算器28では下記のように、進相及び遅相の補間
済検出データPA及びMAを足して2で割ることにより
誤差±dを抽出する ±d=(PA+MA)÷2 ここで、補間済検出データPA及びMAは、前述した精
度の高い予測補間によって検出対象位置xの時間的変化
に追従して密に発生するものであるため、検出対象位置
xの時間的変化に伴う位相差成分θの細密な時間的変化
を、基準交流信号sinωtの1周期未満の細かなタイ
ムスロット(補間ステップ)毎に示しているものであ
る、従って、等価的に、 PA=±d+θ(t) MA=±d−θ(t) で示すことができる。よって、演算器28の演算は、等
価的に、 〔{±d+θ(t)}+{±d−θ(t)}〕÷2=±
d であり、温度特性等のインピーダンス変化による誤差±
dを、動特性時(+θおよび−θが+θ(t)及び−θ
(t)として時間的に変化するとき)においても正確に
検出するものである。
【0038】演算器29では、下記のように、進相又は
遅相の一方の補間済検出データPA又はMA(図の例で
はPAとする)から、演算器28で求めた誤差±dを引
き算し、誤差±dを除去した、動特性補間済みの正確な
位置検出データPを得る。 P=PA−(±d) これは、等価的には、 P={±d+θ(t)}−(±d)=θ(t) に相当する。
【0039】なお、補間演算のアルゴリズムは、上記実
施例に示したものに限らず、その他任意のものを用いて
よい。上記実施例とは異なる補間演算アルゴリズムを用
いた実施例を示すと一例として図6のようなものがあり
得る。図6において、ラッチ群(又はレジスタ群)40
は、図2のラッチ21,22,31,33と同様のもの
であり、ラッチパルスLP1,LP2に応じてカウンタ
19のカウント出力をラッチし、これを順送りシフトし
て保持することにより、進相及び遅相方向についての複
数サンプルの位相差検出データ(P0,P1,M 0,M1
を生成する。演算器41では、進相及び遅相方向につい
ての今回サンプルの検出データP1,M1を用いて下記の
ように演算を行い、温度特性等の誤差±dを算出する。 ±d=(P1+M1)÷2
【0040】演算器42では、下記のように、進相及び
遅相方向の一方についての今回サンプルの検出データ
(例えばP1)から、演算器41で求めた誤差±dを引
き算し、誤差±dを除去した検出データP’を得る。 P’=P1−(±d) この検出データP’はまた補間がなされていない。演算
器44では、図2の演算器23と同様に、進相方向の複
数サンプルの検出データから変化量ΔP(例えばΔP=
1−P0)を得る。演算器45では、図2の演算器33
と同様に、遅相方向の複数サンプルの検出データから変
化量ΔM(例えばΔM=M1−M0)を得る。演算器46
では、図2の演算器30と同様に、進相及び遅相方向の
変化量ΔP,ΔMを修正して、標準予測値VT(例えば
VT=(|ΔP|+|ΔM|)÷2)を得る。
【0041】補間演算器47では、ラッチパルスLP1
の発生タイミングに応答して、標準予測値VTを補間ス
テップ数nで割ることにより補間増分値(または減分
値)Apを生成する演算(Ap=VT÷n)を行い、補
間クロックTnに従って、補間ステップ毎に該増分値
(または減分値)Apを順次累算し、補間値qApを求
める。qは0,1,2,…というように補間ステップ毎
に順次増加する変数を示する。つまり、qApは、A
p,2Ap,3Ap,…と順次増加し、nステップ目に
はnAp=VTとなる。このqApは次にラッチパルス
LP1が発生したときリセットされる。
【0042】演算器43では、演算器42で求めた検出
データP’に対して補間演算器47から発生された補間
値qApを加算し、補間済みの位置検出データPを得る
(P=P’+qAp)。上記では、進相方向の検出デー
タについて補間済みの位置検出データPを求めるように
したが、遅相方向の検出データについて補間済みの位置
検出データMを求めるようにすることができるのは勿論
である。その場合は、補間演算器47では、ラッチパル
スLP2に応じて動作し、補間増分値Amを累算した補
間値qAmを生成するものとする。
【0043】なお、上記各実施例に示した各回路は、デ
ィスクリート回路に限らず、ゲートアレイ等を用いた集
積回路によって構成することができるし、あるいはディ
ジタルシグナルプロセッサを使用した回路によっても構
成できるし、その他の高密度集積回路によっても構成す
ることができるし、また、CPU等を使用したソウトウ
ェアプログラムによって実現することができ、それらの
すべての実施の形態が本発明の範囲に含まれる。特に、
図2に示したディジタル処理部13は、CPU等を使用
したソウトウェアプログラムによって実現するのに適し
ている。
【0044】なお、位置センサ10を回転型センサとし
て構成する場合、位相角θが1回転につき1周期の変化
を示すものに限らず、1回転につき多周期の変化を示す
ような高分解能タイプの回転センサが各種公知であり、
そのような高分解能タイプの回転センサについても本発
明を適用できるのは勿論である。また、検出対象回転軸
の回転が異なる変速比で伝達される複数の回転位置セン
サを設けることにより、複数回転にわたる絶対的回転位
置を検出可能にする技術が公知であり、そのような場合
においても、各回転位置センサの位置検出データを位相
差検出方式によって求める場合に、本発明が適用でき
る。勿論、回転型の検出装置に限らず、直線位置検出装
置においても、その直線位置検出データを位相差検出方
式によって求める全ての場面において本発明が適用可能
である。勿論、複数の位置センサ10からの位置検出信
号の処理を、共通のディジタル処理部13を用いて、時
分割処理することもできる。さらに、本発明の装置若し
くはシステムに付属して付加的機能を付加してもよい。
例えば、演算器28又は41の出力データ±dを周辺環
境の温度検出データとして取り出す機能を付加してもよ
い。
【0045】
【発明の効果】以上の通り、この発明によれば、予測補
間によって時間的に密に第1及び第2の(進相及び遅相
の)補間済検出データを生成することで、動特性(検出
対象位置が時間的に変化するときの検出特性)について
の応答性能を改善することができるという優れた効果を
奏する。。これに伴い、第1及び第2の補間済検出デー
タの時間的精密さが増すので、誤差データ演算を随時行
うことができることとなり、従来技術のように2つの交
流出力信号のゼロクロスが一致する時点を待つ必要がな
くなり、応答性がよくなる。また、第1及び第2の(進
相及び遅相の)予測値を修正して少なくとも一つの標準
予測値を求めるようにしたので、正方向に位相シフトさ
れた信号(進相信号)と負方向に位相シフトされた信号
(遅相信号)との間ではドップラ効果による周波数遷移
(周期遷移)のリニアリティが異なることによる生じる
可能性のある補間演算誤差を、適切に修正し、精度のよ
い補間演算を行うことができるようになるという優れた
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る位置検出データ生成方法の一実
施例を説明するために、該実施例を適用した位置検出シ
ステムの全体構成例を示すブロック図。
【図2】 図1におけるディジタル処理部の詳細例を示
すブロック図。
【図3】 図1の動作説明図。
【図4】 ドップラ効果に基づく進相信号と遅相信号に
おける変化量の対速度特性が非線形特性を示すことを示
すとともに、本実施例による当該非線形特性の改善を説
明する図。
【図5】 本発明の実施例による補間演算動作例を説明
する図。
【図6】 補間演算アルゴリズムの別の例を示すもので
あって、図1におけるディジタル処理部の他の実施例を
示すブロック図。
【符号の説明】
10 位置センサ 11 検出処理部 12 アナログ処理部 13 ディジタル処理部 12 カウンタ 13 励磁信号発生回路 14 位相シフト回路 15 加算回路 16 減算回路 17,18 ゼロクロス検出回路 19 カウンタ 20 励磁信号発生回路 21,22,27,31,32,37 ラッチ 26,36 補間処理部
フロントページの続き Fターム(参考) 2F063 AA35 CA12 CB01 CB05 DB07 DD03 GA21 GA22 GA34 GA38 LA01 LA03 LA15 LA22 LA23 LA29 LA30 2F077 AA12 AA13 FF03 FF33 FF34 TT04 TT06 TT38 TT42 TT71 TT83

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検出対象位置に応じて進相方向にシフト
    された電気的位相角を持つ第1の交流出力信号と遅相方
    向にシフトされた電気的位相角を持つ第2の交流出力信
    号とを生成する位置検出システムにおいて使用される位
    置検出データ生成方法であって、 前記所定の基準位相に対する前記第1の交流出力信号の
    位相差を検出することで第1の検出データを生成し、該
    基準位相に対する前記第2の交流出力信号の位相差を検
    出することで第2の検出データを生成する第1のステッ
    プと、 時間的に相前後する前記第1の検出データの少なくとも
    2つのサンプルから第1の予測値を求め、時間的に相前
    後する前記第2の検出データの少なくとも2つのサンプ
    ルから第2の予測値を求める第2のステップと、 前記第1及び第2の予測値を修正して少なくとも一つの
    標準予測値を求める第3のステップと、 前記標準予測値を用いて前記第1の検出データを時間経
    過に従って補間することで第1の補間済検出データを得
    ると共に前記第2の検出データを時間経過に従って補間
    することで第2の補間済検出データを得る第4のステッ
    プと、 前記第1及び第2の補間済検出データに基づき前記検出
    対象位置に対応する位置検出データを出力する第5のス
    テップとを具える位置検出データ生成方法。
  2. 【請求項2】 前記第5のステップは、前記第4のステ
    ップで得た第1の補間済検出データと第2の補間済検出
    データとを演算して前記第1及び第2の検出データに含
    まれる誤差データを求めるステップと、前記第1及び第
    2の補間済検出データの一方から前記誤差データを取り
    除く演算を行うことにより前記検出対象位置を示す補間
    済位置検出データを得るステップとを含む請求項1に記
    載の位置検出データ生成方法。
  3. 【請求項3】 前記第3のステップは、前記第1及び第
    2の予測値の平均を求めることで前記標準予測値を求め
    る請求項1又は2に記載の位置検出データ生成方法。
  4. 【請求項4】 前記第3のステップは、前記第1及び第
    2の予測値をそれぞれ所定のテーブルを用いて変換する
    ことでそれぞれに対応する前記標準予測値を求める請求
    項1又は2に記載の位置検出データ生成方法。
  5. 【請求項5】 前記第4のステップは、前記第1のステ
    ップで前記第1の検出データの新たなサンプルが得られ
    たとき前記第1の補間済検出データの最終値を該新たな
    第1の検出データとの差に応じて前記標準予測値を変更
    し、変更した第1の標準予測値を用いて該第1の検出デ
    ータについての補間を行い、同様に、前記第1のステッ
    プで前記第2の検出データの新たなサンプルが得られた
    とき前記第2の補間済検出データの最終値を該新たな第
    2の検出データとの差に応じて前記標準予測値を変更
    し、変更した第2の標準予測値を用いて該第2の検出デ
    ータについての補間を行う請求項1乃至4のいずれかに
    記載の位置検出データ生成方法。
  6. 【請求項6】 前記第4のステップは、前記新たな第1
    の検出データと前記第1の予測値とに基づき第1の目標
    値を求め、この第1の目標値を目標値として前記第1の
    補間済検出データの補間演算を行い、同様に、前記新た
    な第2の検出データと前記第2の予測値とに基づき第2
    の目標値を求め、この第2の目標値を目標値として前記
    第2の補間済検出データの補間演算を行う請求項1乃至
    5のいずれかに記載の位置検出データ生成方法。
  7. 【請求項7】 検出対象位置に応じて進相方向にシフト
    された電気的位相角を持つ第1の交流出力信号と遅相方
    向にシフトされた電気的位相角を持つ第2の交流出力信
    号とを生成する位置検出システムにおける位置検出デー
    タ生成装置であって、 前記所定の基準位相に対する前記第1の交流出力信号の
    位相差を検出することで第1の検出データを生成し、該
    基準位相に対する前記第2の交流出力信号の位相差を検
    出することで第2の検出データを生成する第1の手段
    と、 時間的に相前後する前記第1の検出データの少なくとも
    2つのサンプルから第1の予測値を求め、時間的に相前
    後する前記第2の検出データの少なくとも2つのサンプ
    ルから第2の予測値を求める第2の手段と、 前記第1及び第2の予測値を修正して少なくとも一つの
    標準予測値を求める第3の手段と、 前記標準予測値を用いて前記第1の検出データを時間経
    過に従って補間することで第1の補間済検出データを得
    ると共に前記第2の検出データを時間経過に従って補間
    することで第2の補間済検出データを得る第4の手段と
    前記第1及び第2の補間済検出データに基づき前記検出
    対象位置に対応する位置検出データを出力する第5の手
    段とを具える位置検出データ生成装置。
  8. 【請求項8】 前記第5の手段は、前記第4の手段で得
    た第1の補間済検出データと第2の補間済検出データと
    を演算して前記第1及び第2の検出データに含まれる誤
    差データを求める手段と、前記第1及び第2の補間済検
    出データの一方から前記誤差データを取り除く演算を行
    うことにより前記検出対象位置を示す補間済位置検出デ
    ータを得る手段とを含む請求項7に記載の位置検出デー
    タ生成装置。
  9. 【請求項9】 前記第3の手段は、前記第1及び第2の
    予測値の平均を求めることで前記標準予測値を求める請
    求項7又は8に記載の位置検出データ生成装置。
  10. 【請求項10】 検出対象位置に応じて進相方向にシフ
    トされた電気的位相角を持つ第1の交流出力信号と遅相
    方向にシフトされた電気的位相角を持つ第2の交流出力
    信号とを生成する位置検出システムにおいて使用される
    位置検出データ生成方法であって、 前記所定の基準位相に対する前記第1の交流出力信号の
    位相差を検出することで第1の検出データを生成し、該
    基準位相に対する前記第2の交流出力信号の位相差を検
    出することで第2の検出データを生成する第1のステッ
    プと、 時間的に相前後する前記第1の検出データの少なくとも
    2つのサンプルを用いて、前記基準位相の交流周期より
    も短い補間ステップ時間間隔で時間経過に従って予測補
    間を行うことにより、第1の補間出力データを得る第2
    のステップと、 時間的に相前後する前記第2の検出データの少なくとも
    2つのサンプルを用いて、前記補間ステップ時間間隔で
    時間経過に従って予測補間を行うことにより、第2の補
    間出力データを得る第3のステップと、 前記第2及び第3のステップで得た第1の補間出力デー
    タと第2の補間出力データとを演算して前記第1及び第
    2の検出データに含まれる誤差データを求める第4のス
    テップと、 前記第1及び第2の補間出力データの一方から前記誤差
    データを取り除く演算を行うことにより前記検出対象位
    置を示す補間済位置検出データを得る第5のステップと
    を具える位置検出データ生成方法。
  11. 【請求項11】 検出対象位置に応じて進相方向にシフ
    トされた電気的位相角を持つ第1の交流出力信号と遅相
    方向にシフトされた電気的位相角を持つ第2の交流出力
    信号とを生成する位置検出システムにおいて使用される
    位置検出データ生成方装置であって、 前記所定の基準位相に対する前記第1の交流出力信号の
    位相差を検出することで第1の検出データを生成し、該
    基準位相に対する前記第2の交流出力信号の位相差を検
    出することで第2の検出データを生成する第1の手段
    と、 時間的に相前後する前記第1の検出データの少なくとも
    2つのサンプルを用いて、前記基準位相の交流周期より
    も短い補間ステップ時間間隔で時間経過に従って予測補
    間を行うことにより、第1の補間出力データを得る第2
    の手段と、 時間的に相前後する前記第2の検出データの少なくとも
    2つのサンプルを用いて、前記補間ステップ時間間隔で
    時間経過に従って予測補間を行うことにより、第2の補
    間出力データを得る第3の手段と、 前記第2及び第3の手段で得た第1の補間出力データと
    第2の補間出力データとを演算して前記第1及び第2の
    検出データに含まれる誤差データを求める第4の手段
    と、 前記第1及び第2の補間出力データの一方から前記誤差
    データを取り除く演算を行うことにより前記検出対象位
    置を示す補間済位置検出データを得る第5の手段とを具
    える位置検出データ生成装置。
  12. 【請求項12】 検出対象位置に応じて進相方向にシフ
    トされた電気的位相角を持つ第1の交流出力信号と遅相
    方向にシフトされた電気的位相角を持つ第2の交流出力
    信号とを生成する位置検出システムにおいて使用される
    位置検出データ生成方法であって、 前記所定の基準位相に対する前記第1の交流出力信号の
    位相差を検出することで第1の検出データを生成し、該
    基準位相に対する前記第2の交流出力信号の位相差を検
    出することで第2の検出データを生成する第1のステッ
    プと、 時間的に相前後する前記第1の検出データの少なくとも
    2つのサンプルを用いて、前記基準位相の交流周期より
    も短い補間ステップ時間間隔で時間経過に従って予測補
    間を行うことにより、第1の補間データを得る第2のス
    テップと、 時間的に相前後する前記第2の検出データの少なくとも
    2つのサンプルを用いて、前記補間ステップ時間間隔で
    時間経過に従って予測補間を行うことにより、第2の補
    間データを得る第3のステップと、 前記第1及び第2の検出データに含まれる誤差データを
    求める第4のステップと、 前記第1及び第2の補間データ及び前記誤差データを使
    用して演算を行い、前記第1及び第2の検出データの少
    なくとも一方について補間済みかつ誤差除去済みの位置
    検出データを得る第5のステップとを具える位置検出デ
    ータ生成方法。
  13. 【請求項13】 検出対象位置に応じて進相方向にシフ
    トされた電気的位相角を持つ第1の交流出力信号と遅相
    方向にシフトされた電気的位相角を持つ第2の交流出力
    信号とを生成する位置検出システムにおいて使用される
    位置検出データ生成装置であって、 前記所定の基準位相に対する前記第1の交流出力信号の
    位相差を検出することで第1の検出データを生成し、該
    基準位相に対する前記第2の交流出力信号の位相差を検
    出することで第2の検出データを生成する第1の手段
    と、 時間的に相前後する前記第1の検出データの少なくとも
    2つのサンプルを用いて、前記基準位相の交流周期より
    も短い補間ステップ時間間隔で時間経過に従って予測補
    間を行うことにより、第1の補間データを得る第2の手
    段と、 時間的に相前後する前記第2の検出データの少なくとも
    2つのサンプルを用いて、前記補間ステップ時間間隔で
    時間経過に従って予測補間を行うことにより、第2の補
    間データを得る第3の手段と、 前記第1及び第2の検出データに含まれる誤差データを
    求める第4の手段と、 前記第1及び第2の補間データ及び前記誤差データを使
    用して演算を行い、前記第1及び第2の検出データの少
    なくとも一方について補間済みかつ誤差除去済みの位置
    検出データを得る第5の手段とを具える位置検出データ
    生成装置。
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