JP2000330031A - 実体顕微鏡 - Google Patents
実体顕微鏡Info
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Abstract
面積とその表示倍率を変えることができ且つ顕微鏡像の
中心位置を変えることの出来る実体顕微鏡特に手術用顕
微鏡を提供する。 【解決手段】 顕微鏡像Iの結像位置近傍に光路に対し
挿脱可能に設けられた波長制限フィルター7と、画像表
示素子12と、画像表示素子12からの光束を顕微鏡光
路に合成させることの出来る光路合成手段4と、画像素
子12からの光を顕微鏡像Iの位置に結像させる結像レ
ンズ5と、波長制限フィルター7を介して顕微鏡像Iと
画像表示素子12に表示された他画像とを拡大観察し得
る接眼レンズ8とを備えている。画像表示素子12から
の光束を光路合成手段4へ投影する投影光学系はズーム
光学系19を含んでいて、ズーム光学系19は波長制限
フィルター7の挿脱に関連して操作されるようになって
いる。
Description
手術時に併用される内視鏡画像,術前のMRI・CT画
像及び神経モニター波形信号等の他画像を同一視野内に
同時に表示するのに好適な手術用顕微鏡に関する。
耳鼻咽喉科,眼科等の外科手術に用いられ、術部の拡大
観察像を観察者に提供し、手術の効率向上等に重要な役
割を果たしている。近年では、手術をより低侵襲に行う
ため、従来手術用顕微鏡観察下のみで行っていた手術に
内視鏡観察が併用されるようになっており、手術用顕微
鏡観察像と内視鏡観察像を同時に観察できることが望ま
れている。また、術前のMRI・CT画像等の画像も顕
微鏡像と同時に観察したいと云う要望があり、更に神経
モニター信号等も同一視野内で確認できるようにしたい
との要望もある。
えば特開平10−333047号公報に開示されたもの
が知られている。図30はその一例の要部構成を示して
いる。この従来例では、小型LCD等の画像表示手段D
上に表示されて投影光学系PO及び顕微鏡の視野内に挿
入されたプリズムPを介して伝送された内視鏡像と、顕
微鏡の光学像とを顕微鏡の接眼レンズIPを通して同時
に観察することが出来るようになっている。この場合、
顕微鏡像の一部は欠落し、その欠落位置に内視鏡像が表
示される。以下、この表示状態を「ピクチャーイン表
示」と呼ぶことにする。図31はその他の例の要部構成
を示している。この従来例では、内視鏡像RI1 とMR
I等の術前画像RI2 と神経モニター波形RI3 を画像
表示手段D上に並べて表示させて、これらをプリズムP
を含む投影光学系POを介して顕微鏡視野内へ挿入し、
ピクチャーイン表示させるようにしたものである。ま
た、図32はその更に他の例の要部構成を示している。
この従来例では、表示装置Dに表示された内視鏡画像R
I1 と神経モニター波形RI3 等を投影光学系POと顕
微鏡視野内に挿入されたミラーMを介して顕微鏡像と同
時に顕微鏡の接眼レンズIPを通して観察できるピクチ
ャーイン表示と共に、画像表示装置Dに表示された神経
モニター波形RI3 をハーフミラーHMを介して顕微鏡
像に重像した様子が示されている。神経モニター波形R
I3 は、顕微鏡像に重像しても顕微鏡の画像情報が殆ど
失われないようにするため、ハーフミラーHMを用いて
合成されている。以下、この重像表示を「オーバーレイ
表示」と呼ぶことにする。
視鏡とを併用して手術を行うような場合には、手術の進
行に合わせて術者が得たい画像は変化する。即ち、顕微
鏡下での手術に代えて内視鏡による手術が中心となる場
面では、内視鏡の表示領域を大きくすると共に内視鏡像
も拡大して見たくなるが、上記従来の画像表示方法で
は、表示領域を大きくすると顕微鏡視野の中心が見えな
くなってしまうので、顕微鏡の視野中心画像を確保しな
がら内視鏡像を拡大すると云うようなことは出来ない。
また、顕微鏡画像に加えて術前画像のCT・MR画像を
同一視野内で確認しながら手術を進めることが望まし
い。即ち、CT・MR画像は断層画像であるため、複数
の画像を表示して腫瘍の位置を認識したり、一枚の表示
にして顕微鏡の視野を確保したりすることを、実行され
る手術の場面により使い分けることが必要であり、この
ためCT・MR画像等の他画像の表示領域の大きさを変
更できるようにすることが望まれる。しかし、上記従来
の表示方法では、他画像を顕微鏡像の観察視野内に入れ
るか入れないかの選択しかできず、他画像の表示領域の
大きさを変更することは出来ない。
題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするとこ
ろは、顕微鏡像の観察視野内において他画像の表示面積
を適宜変更することが出来ると共にその表示倍率をも変
更することができ且つ顕微鏡像の中心位置を変えること
の可能な、手術用顕微鏡として好適な実体顕微鏡を提供
しようとするものである。
に、本発明による実体顕微鏡は、顕微鏡の光学像と他画
像を同一の顕微鏡の接眼レンズを通して観察するように
した実体顕微鏡において、顕微鏡画像の一部領域を遮断
して前記他画像を表示すると共に、前記遮断された領域
の面積を変化させるようにしたことを特徴としている。
の光学像と他画像を同一の顕微鏡の接眼レンズを通して
観察するようにした実体顕微鏡において、顕微鏡画像の
一部領域を遮断して前記他画像を表示すると共に、前記
遮断された領域に表示する他画像の大きさを変化させる
ようにしたことを特徴としている。
の光学像と他画像を同一の顕微鏡の接眼レンズを通して
観察するようにした実体顕微鏡において、顕微鏡の光学
系とは別に前記他画像を表示する表示素子と投影光学系
が設けられ、該投影光学系の他画像を前記顕微鏡光学系
の視野内に挿入する他画像挿入部材を備え、該他画像挿
入部材を前記顕微鏡光学系の光路中で移動させる移動機
構を備えたことを特徴としている。
の光学像と他画像を同一の顕微鏡の接眼レンズを通して
観察するようにした実体顕微鏡において、顕微鏡の光学
系とは別に前記他画像を表示する表示素子と投影光学系
が設けられ、該投影光学系の光路を前記顕微鏡光学系の
光路に結合する光路合成部材を備え、前記投影光学系が
変倍光学系を備えていることを特徴としている。
した実施例に基づき説明する。各実施例において、実質
上同一の部材及び部分には同一符号が付され、それらの
重複する説明は省略されている。実施例1 図1は本発明に係る光学式手術用顕微鏡の光学系の基本
構成を示す断面図、図2は図1に示した光学系の変形例
を示す部分断面図、図3は本発明の第1実施例の要部断
面図であって図1の破線で囲まれた部分の左側面図に相
当する図である。図1及び2において、1は対物レン
ズ、2はズームレンズ、3は絞り(配置されなくても良
い)、4は光路合成部材、5は結像レンズ、6は像の向
きを正立化するためのイメージローテータ、7は顕微鏡
像Iと略一致する位置に光路に対し挿脱自在に配置され
た他画像挿入部材としての波長制限フィルター、8は接
眼レンズ、Sは観察物体である。図3において、9は光
源、10は光拡散板、11はコリメータレンズ、12は
画像表示素子としてのDMD(Digital MicromirrorDev
ice−微小なマイクロミラー(大きさ数十ミクロン)を
マトリックス状に配置して各マイクロミラーの傾斜角を
制御することにより明るさを変調することの出来る素
子)、13は投影レンズ、14はミラーである。
域の狹い三種類の透過帯を有する合成ミラーである。波
長制限フィルター7は、光路内に挿入されたとき他画像
(顕微鏡像以外の画像)がピクチャーイン表示されるべ
き部分に対応する部分7a(図5参照)のみが図6
(a)に示された如き透過率特性を有し、それ以外の部
分7bは図6(b)に示されように100%の透過率を
有するように構成されている。光源9は、図7に示され
た如き帯域の狹い波長の三種類の光即ち赤色光,緑色光
及び青色光を夫々発する三つの発光ダイオード等から成
っており、DMD12と共に画像表示手段を構成する。
ら、図示しない公知の照明装置により照明された観察物
体Sからの光は、対物レンズ1,ズームレンズ2,光路
合成部材4,結像レンズ5,イメージローテータ6及び
波長制限フィルター7が光路内に挿入されている場合は
この波長制限フィルター7を透過して、正立化された顕
微鏡像Iが形成され、この顕微鏡像Iは接眼レンズ8を
通して拡大観察される。この場合、観察物体Sからの光
は広い波長帯を有しているので、光路合成部材4を透過
する際狹帯域で減衰しても全体としての透過光量は殆ど
減らない。一方、光源9から発せられた各色光は光拡散
板10により均一に混合され、コリメータレンズ11に
より平行光にされてDMD12へ入射せしめられる。ピ
クチャーイン表示されるべき他画像に対応して制御され
たDMD12の微小ミラーから反射された光源光は、投
影レンズ13を透過し、ミラー14により反射されて光
路合成部材4により顕微鏡光路に合成され、結像レンズ
5及びイメージローテータ6を介して顕微鏡像Iの位置
に他画像として結像し、これは接眼レンズ8を介して顕
微鏡像Iと共に拡大観察される。
透過特性を有するから、DMD12からの反射光を効率
よく反射して顕微鏡光路に合成することが出来る。ま
た、波長制限フィルター7の一部7aにおいてはDMD
12からの光のみを透過し、それ以外の波長域の光を遮
断するから、明るく而も顕微鏡像との境界が鮮明な他画
像のピクチャーイン表示を得ることが出来る(図8参
照)。また、波長制限フィルター7は顕微鏡視野全体を
カバーする大きさに選定されているから、視野内の必要
な一部にだけ挿入した場合に生じる視野内でのピントず
れやエッジ部での視野の見にくさを無くすことが出来
る。更に、波長制限フィルター7は光路に対し挿脱でき
るように構成されているから、DMD12によって表示
される他画像の大きさと波長制限フィルター7の光路内
への挿入量とが連動するようにして置けば、図9に示す
ように、他画像の表示パターンの選択を行うだけで常に
最適な視野内表示を得ることが出来る。このように構成
すれば、CT・MR画像のように複数の画像を並べて表
示したり、その中の一つを拡大表示したりすることが可
能となり、また、内視鏡画像のように表示領域の大きさ
と、表示画像を接眼レンズ8を通して観察した時の倍率
とが比例関係で変換されるようにして置けば、光学式ズ
ームによる如き他画像を観察することが出来るようにな
る。なお、実施例では、画像表示素子は一個であるが、
複数個を並設して波長制限フィルター7の挿入量と夫々
連動せしめるようにしても同様の効果を得ることが出来
る。なお、本実施例では発光ダイオードを三つ使用して
いるが、一つの発光ダイオードで単色照明するようにし
ても良い。この時、光路合成部材4及び波長制限フィル
ターの分光透過率特性は発光ダイオードの波長に合わせ
れば良い。
実施例は、画像表示素子として反射型液晶が用いられ且
つ画像表示素子からの光束がイメージローテータ6を透
過した後の顕微鏡光束に合成されるように構成されてい
る点で、第1実施例とは異なる。図中、15は集光レン
ズ、16は偏光ミラー、17は反射型液晶、18は反射
型液晶17からの反射光束が偏光ミラー16及び光路合
成部材4で反射せしめられて顕微鏡像Iの結像面と略一
致した位置に結像するように焦点距離が調整されている
結像レンズである。
の光は、光拡散板10で均一化された後集光レンズ15
と偏光ミラー16を透過し、反射型液晶17の表面を照
明する。かくして、反射型液晶17上に表示された他画
像からの反射光は、偏光ミラー16で反射され、結像レ
ンズ18を透過した後光路合成部材4により顕微鏡光路
に合成されて、顕微鏡像Iの結像面と略一致した位置に
結像せしめられる。従って、反射型液晶17上に表示さ
れた他画像は、第1実施例で説明したのと同様にしてピ
クチャーイン表示され、接眼レンズ8を介して顕微鏡像
と共に拡大観察される。この場合の作用効果は第1実施
例で述べたのと同様であるので説明を省略する。
実施例で述べた通りであるが、この谷の部分の特性を透
過率0%、反射率100%とすることが出来れば、反射
型液晶17からの反射光を最も効率良く合成することが
出来る。しかし、実際には、顕微鏡の色再現性を崩さず
且つ光量損失もより少なくすると云う観点から、透過率
は20%乃至80%程度に設定するのが良い。また、波
長幅は半値幅で50nm以下、できれば20nm以下が
好ましい。
実施例は、ピクチャーイン表示される他画像の表示サイ
ズの変更に連動して他画像の表示倍率をも変更できるよ
うにした点で既述の実施例とは異なる。即ち、19は画
像表示素子としてのDMD12と光路合成部材4との間
に配置された投影光学系としてのズーム光学系であっ
て、このズーム光学系19の変倍操作と波長制限フィル
ター7の移動とが同期するように構成されている。従っ
て、本実施例によれば、顕微鏡視野内に表示される他画
像は倍率及び表示面積が変化し得る。なお、本実施例の
その他の作用効果は、第1実施例で述べたのと同様であ
るので、説明を省略する。
この実施例は、第3実施例においてズーム光学系19を
その光軸が顕微鏡光軸と角度Δθをもって交差するよう
に配置して、他画像が視野中心から外れた位置に結像す
るように構成され、且つ画像表示素子12(17)もそ
の中心位置がズーム光学系19の光軸から外れた位置に
来るように配置されている。従って、この構成で変倍操
作を行うと、画像表示素子12(17)上に表示された
他画像は図12(a)及び(b)に示されたように顕微
鏡像内へ外から(X印を起点として)くい込むように表
示され得る。これは、他画像が内視鏡画像である場合の
ように表示サイズの拡大に応じて表示倍率の拡大を必要
とする場面で特に有用である。
この実施例は、ピクチャーイン表示される他画像の表示
サイズの変更に連動して顕微鏡像の中心位置が変えられ
るようにした点で、既述の実施例とは異なる。図中、2
0は接眼レンズ8の光軸に対して顕微鏡光軸を移動させ
るため顕微鏡光路上に移動可能に配置された可動偏角プ
リズム、21は波長制限フィルター7を移動させるため
の駆動手段、22は駆動手段21を介して波長制限フィ
ルター7の移動を制御すると共に可変偏角プリズム20
の移動を制御し得る駆動制御手段である。従って、本実
施例によれば、駆動制御手段22を操作することによ
り、図15(a)及び(b)に示すように、他画像の表
示領域の拡大に連動して顕微鏡像を移動させることが出
来る。この場合、他画像の顕微鏡像内への進入方向に対
して、顕微鏡像がケラレない方向にその中心が移動する
ように構成されている。これにより、顕微鏡の情報量を
なるべく失わずに他画像の表示領域を大きくすることが
できて作業性の向上を実現することができ、特に手術用
顕微鏡に適用したときは、手術に必要な視野を確保しな
がら他画像の情報を得ることができるので便利である。
この実施例は、オーバーレイ表示されるか又は波長制限
フィルター7を用いずにピクチャーイン表示され得る他
画像の表示サイズを変更すると共に顕微鏡像の中心位置
を変えることが出来るようにした点で、既述の実施例と
は異なる。図中、23はプリズム、24はミラーであっ
て、顕微鏡像は、可変偏角プリズム20光路合成部材
4,結像レンズ5,イメージローテータ6,プリズム2
3及びミラー24を介してDMD12上に結像し、一
方、光源9から出射した三色の光は拡散板10で均一に
された後、コリメータレンズ11,ミラー14及び光路
合成部材4を介して顕微鏡光路に合成され、DMD12
に照射されるように構成されている。
ら、光源9を点灯せずにDMD12を全面反射の状態
(オン状態)にして観察すれば、図17(a)に示す如
く通常の顕微鏡像のみが視野内に現れる。この状態で光
源9を点灯すると同時に表示すべき他画像に相当する部
分のDMD12の微小ミラーのみを残して他の総ての部
分を反射しない状態(オフ状態)にすれば、視野内には
図17(b)に示した如き他画像のみが現れる。従っ
て、DMD12のオン・オフ状態の切り替えと光源9の
点滅を同期させて高速でこれを繰り返せば、目の残像効
果により観察者にオーバーレイ表示を提供することが出
来るが、その際、可変偏角プリズム20を矢印方向に移
動させれば、顕微鏡像の中心位置を適宜移動させること
ができ、またこれに関連させてDMD12を適宜制御す
れば、他画像の表示サイズや表示位置を適宜変更するこ
とが出来る。なお、他画像の表示において上記方法とは
逆に、表示すべき他画像に相当する部分のDMD12の
微小ミラーのみを残して他の全ての部分を反射する状態
(オン状態)にするようにしても良い。
によるピクチャーイン表示の一例を説明するための図で
ある。本実施例において、光源9を点灯せずにDMD1
2のピクチャーイン表示すべき部分をオフ状態にしてそ
れ以外の部分をオン状態にすれば、観察視野内には図1
8(a)に示した如き一部が欠けた顕微鏡が現れる。こ
れに対し、光源9を点灯してDMD12のピクチャーイ
ン表示すべき部分をオン状態にしてそれ以外の部分をオ
フ状態にすれば、観察視野内には図18(b)に示した
如き他画像のみがピクチャーイン表示される。従って、
図18(a)に示された状態と図18(b)に示された
状態とを高速で繰り返せば、目の残像効果により図18
(c)に示された如きピクチャーイン表示が提供され得
るが、この際、可変偏角プリズム20を矢印方向に適宜
移動させれば、図19(a)及び(b)に示されたよう
に顕微鏡画像の中心位置を適宜移動させることができ、
またこれに関連させてDMD12を適宜制御すれば他画
像の表示位置や表示サイズを適宜変更することが出来
る。
この実施例は、画像表示素子としてDMDに代えて反射
型液晶17が用いられ且つ光路合成部材4により合成さ
れた光が偏光ビームスプリッタ25を介して反射型液晶
17に照射され、反射型液晶17からの反射光が前記偏
光ビームスプリッタ25を介して接眼レンズ8へ導かれ
るようにした点で、第6実施例とは異なるが、その作用
及び効果は第6実施例と同様であるので説明を省略す
る。
この実施例は、偏心変倍光学系を採用して顕微鏡視野内
への他画像の進入度に従って他画像の倍率が増大し且つ
顕微鏡像に他画像を同心的に重ねることもできるように
した点で既述の何れの実施例とも異なる。図中、数字符
号に付設された符号Lは左眼用の光学部材をまたRは右
眼用の光学部材を夫々指しているが、左右眼用の光学系
は光束の反射方向を除いて構成及び作用は同じであるの
で、以下左眼用の光学系についてのみ構成及び作用を説
明することにし右眼用の光学系については符号のみを表
示することにして説明を省略する。26Lはコリメータ
レンズ、27L,28Lは反射部材、29Lは偏心変倍
光学系、30Lは他画像挿入部材としてのプリズムであ
る。偏心変倍光学系29Lは、倍率を変えると像の大き
さが変わるのと同時に像の中心位置も変わり、画像挿入
プリズム30Lの矢印方向への移動に連動して変倍が行
われるように構成されている。即ち、偏心変倍光学系2
9Lの光軸OLは顕微鏡像面の光軸の移動面内にあっ
て、該光軸OLと最低倍での他画像観察系の光軸との間
の距離をd1、最低倍での他画像投影倍率をβ1、前記
光軸OLと最高倍での他画像観察系の光軸との間の距離
をd2、最高倍での他画像投影倍率をβ2としたとき、
β2/β1=d2/d1なる条件を満たすように構成さ
れている。
ら、DMD12L又は反射型液晶17から成る画像表示
素子から出射した光束は、ミラー14Lで反射され、コ
リメータレンズ26Lでアフォーカル光束にされ、反射
部材27L,28Lにより反射され、偏心変倍光学系2
9Lへ入射せしめられる。偏心変倍光学系29Lは、画
像挿入プリズム30Lの顕微鏡像内への移動に伴って他
画像の投影倍率を変化させ、画像表示素子上に表示され
た他画像を顕微鏡と同一平面に投影する。この場合、破
線で示したように他画像挿入プリズム30Lが顕微鏡視
野に一部しか入っていない時は他画像の投影倍率を小さ
くして顕微鏡観察において他画像全体が見られるように
し、また実線で示したように他画像挿入プリズム30L
が顕微鏡像の光軸と一致するように一杯に挿入された時
には他画像挿入プリズム30L全体に他画像が広がるよ
うに、偏心変倍光学系29Lは変倍する。
像を用いて作業し参考に他画像を見る場合でもまた他画
像を詳しく見たい場合でも、何れも顕微鏡から目を離さ
ずに必要な画像情報が得られるので、作業の効率を上げ
ることが出来る。他画像の最大付近になると顕微鏡像は
殆ど見えなくなるので、この場合には顕微鏡像を撮影し
て顕微鏡像を小さくし、これを他画像内に表示すると良
いが、この表示方法は他画像として内視鏡像を取り込ん
で、その内視鏡像を用いて処理するが内視鏡の位置を確
認するために顕微鏡像を使う場合に有効である。また、
左右別々の他画像を表示することが出来るので、立体撮
影した顕微鏡像を表示すれば立体観察が可能であり、同
様に画像表示素子上に表示される立体のCT画像や内視
鏡像も立体観察することが出来る。
この実施例は、一つの画像表示素子31と一枚の反射部
材32で左右眼用の他画像を左右眼用のコリメータレン
ズ26L,26Rへ夫々導くようにした点で第8実施例
とは異なる。この実施例は装置を小型化することが出来
ると云う利点があるが、その他の作用効果は第8実施例
と実質上同じであるので、これらについての説明は省略
する。この実施例では、画像表示素子31上に表示され
るべき他画像の表示姿勢を反射部材32の反射方向によ
る像の回転を考慮して予め決定して置くことが必要であ
る。
る。この実施例は、画像表示素子31上に表示された一
つの他画像を一枚の反射部材32で左右眼用に分けて反
射させ、これを一つのコリメータレンズ33を介して左
右眼用の反射部材27L,27Rへ夫々導くように構成
した点で第9実施例とは異なる。この実施例によれば左
右同一の他画像を観察するための構造が簡単になると云
う特徴はあるが、その他の作用効果は第8実施例と実質
上同一であるので、これらについての説明は省略する。
図24は本実施例において画像素子31の代りに用いら
れ得る立体視画像表示素子34の一例を示している。こ
の立体視画像表示素子34は、右眼用の他画像を表示す
る部分(斜線部)と左眼用の他画像を表示する部分(白
部分)とを交互に有する他画像表示面34aとその前面
に配置されたレンチキュラーレンズ34bとから成って
いて、レンチキュラーレンズ34bの曲率のない方向を
含む面上の他画像表示面34aに対し垂直な面の左右で
違う他画像が観察出来るようになっている。従って、こ
の立体視画像表示素子34を用いれば、他画像の立体観
察が可能となる。
視野内における顕微鏡像と他画像との関係を示す図で、
(a)は他画像挿入プリズム30Lを顕微鏡視野内へ少
し挿入した状態を、(b)は該プリズム30Lを顕微鏡
視野の中心部に他画像が表示されるように顕微鏡視野内
へ一杯に挿入した状態を夫々示している。この実施例
は、他画像挿入プリズム30Lの矢印方向への挿脱に応
じて電気的に他画像を拡大縮小して表示するようにした
点で、第8乃至第10実施例の何れとも異なる。即ち、
この実施例は他画像の拡大縮小に電子ズームを用いた点
に特徴を有する。この場合、電子ズームによる他画像の
拡大縮小の中心が移動する線上に顕微鏡視野の中心があ
るように他画像挿入プリズム30Lを配設して置けば、
使用者は顕微鏡像と他画像の選定が容易となる。また、
電子ズームの倍率がβ3からβ4になった場合顕微鏡で
観察できる他画像の面積がS3からS4へ変わったとす
ると、β4/β3=√S4/S3なる関係が成立してい
れば必要な他画像倍率と顕微鏡視野との調整が良好とな
る。
に応じ右眼用も同様に構成することができ、それにより
上述の顕微鏡像と他画像とを立体視することが出来るこ
とは云うまでもない。また、左右共通の光束内で結像す
る他画像を観察することが出来るようにした場合には、
観察者が複数でも総ての観察者が同一の画像を見ること
が出来る。この場合、図24に示した立体視画像表示素
子34を用いれば、左右の他画像を変えて立体観察する
ことも可能となる。しかし、立体他画像を観察できるの
は特定方向となるので、実用的には四方向で違った他画
像を表示することの出来る画像素子を用いると良い。そ
のために、縦2横2の画素を一つの組にしてその四画素
の中心軸上にマイクロレンズを配置して、そのマイクロ
レンズの焦点面に画素を合わせ、各画素の組の位置によ
り違った他画像を表示するようにすれば、四方向で違っ
た他画像が見えるようにすることが出来る。従って、こ
の他画像表示素子を利用すれば、一つの他画像表示素子
で複数の観察者が立体他画像を観察することが出来るよ
うになる。他画像を見易くするためには、接眼レンズ8
の光軸と他画像の中心を一致させると良いが、その状態
では顕微鏡は殆ど見えなくなる。その場合、顕微鏡内で
撮影した顕微鏡像を縮小して観察視野内の周辺部に表示
するようにすれば、他画像確認中でも顕微鏡観察面の情
況が分かり、問題が起きた場合でも迅速に対処すること
が可能となる。
図、図27は図26の左側面図である。この実施例は、
顕微鏡光束と画像表示素子からの光束とが夫々別々の光
学系を介して同一のDMD上に直接入射せしめられて顕
微鏡像と他画像を観察できるようにした点で既述の何れ
の実施例とも異なる。図中、35L,35Rは左右眼用
の反射部材、36L,37L;36R,37Rは左右眼
用のイメージローテータ、38L,38Rは左右眼用の
三回反射プリズム、39L,39Rは左右眼用のDM
D、40L,40Rは左右眼用の結像点、41L,41
R;42L,42Rは左右眼用の反射部材、43L,4
3Rは左右眼用の他画像結像レンズ、44L,44Rは
左右眼用の反射部材である。この実施例においても、左
右眼用の光学系は結像レンズ5L,5Rを透過した物体
からの光束が反射部材35L,35Rにより反対方向へ
反射せしめられる点を除いて構成及び作用は同じである
ので、以下左眼用の光学系についてのみ作用を説明する
ことにし右眼用の光学系についての作用は説明を省略す
る。
た光は反射部材35Lにより直角に反射せしめられ、イ
メージローテータ36L,37Lに入射して像を180
度回転させ、像を正立させる。イメージローテータ37
Lを出射した光は、プリズム38L内で三回反射せしめ
られた後出射してDMD39Lに入射し、ここで反射せ
しめられて、結像点40Lにて物体の像(顕微鏡像)を
結像し、この像は接眼レンズ8Lを介して拡大観察され
る。一方、画像表示素子31Lから出射した光束は、コ
リメータレンズ26Lによりアフォーカル光束にされ、
反射部材41L,42Lで夫々反射せしめられて、他画
像結像レンズ43LによりDMD39Lで反射せしめら
れた後結像点40Lに結像する。かくして得られた他画
像は顕微鏡像と共に接眼レンズ8Lを介して拡大観察さ
れ得る。
することにより、顕微鏡像と他画像は図28に例示する
ようにそれらの表示状態を変えることが出来る。即ち、
図28(a)及び(b)に示すように、他画像反射範囲
45LはDMD39Lの反射制御範囲46L内で変える
ことができ、この範囲の変化に合せて他画像の表示倍率
が変えられる。倍率と表示範囲の関係は前記関係式β4
/β3=√S4/S3が成立するようにされると良い。
このように、本実施例によれば、顕微鏡像と他画像の表
示状態の変更をレンズやプリズムを移動させることなし
に行うことが出来るから、構造が簡単になると云う利点
がある。なお、DMD39Lにおける光学系の光軸の関
係は図29に示すようになる。即ち、顕微鏡像の光軸4
7は、DMD39Lに印加される電圧が正の場合反射の
対称線は線48となり、接眼レンズ8Lの光軸49と一
致する。また、DMD39Lに印加する電圧を負にする
と反射の対称線は線50となり、他画像の光軸51は接
眼レンズ8Lの光軸49と一致する。この電圧の切り替
えにより表示する部分が変更される。
要があるが、その場合には眼幅調整が必要である。この
場合、眼幅調整は、DMD39L,接眼レンズ8L,反
射部材42L及び44L,他画像結像レンズ43Lを一
体(図26において破線で囲まれた部分)にしてこれを
反射部材38Lの射出光軸の方向へ動かすことにより行
われ得る。この場合、顕微鏡の結像点40Lが移動する
ので、これを補正するため反射部材38Lをその射出光
軸の方向へ上記一体部分の移動量の半分だけ移動させる
ことが必要である。コリメータレンズ26Lと他画像結
像レンズ43Lの間はアフォーカル光束となっているた
め、眼幅調整で焦点位置が移動することはない。更に、
本実施例によれば観察者が楽な姿勢をとることを可能に
するため傾斜角を可変にすることも出来るが、そのため
には、イメージローテータ36L,37Lを一体にして
これをイメージローテータ36Lへの入射光軸を回転軸
として回転できるように構成すると共に、プリズム38
Lから8Lまでと他画像光学系とを一体にしてこれをプ
リズム38Lへの入射光軸を回転軸として回転できるよ
うに構成して、前者の回転部分と後者の回転部分とを1
対2の割合で回転できるように構成すれば良い。
等の反射型画像表示素子を一枚用いることを前提に説明
したがこれは複数枚並列的に並べて用いても同様の効果
を得ることが出来ることは云うまでもなく、また、これ
らの反射型画像表示素子を制御することにより顕微鏡全
体の明るさや視野内の明るさ分布の変更などの制御を同
時且つ簡単に行うことが出来る。なお、以上の説明で
は、実体顕微鏡特に手術用顕微鏡を前提としたが、これ
は単なる例示に過ぎず、従って本発明は双眼鏡やその他
の顕微鏡や単眼の眼視観察光学系にも適用可能であるこ
とは云うまでもない。
は、特許請求の範囲に記載した特徴のほかに下記の特徴
を有している。 (1)顕微鏡と他画像を同一の顕微鏡の接眼レンズを通
して観察する実体顕微鏡において、顕微鏡像の一部領域
を遮断して前記他画像を表示すると共に、前記遮断され
た領域の面積を変化させ、更に前記遮断された領域に表
示する他画像の大きさを変化させるようにしたことを特
徴とする実体顕微鏡。
眼レンズを通して観察する実体顕微鏡において、顕微鏡
像の一部領域を遮断して前記他画像を表示すると共に、
前記遮断された領域に表示される他画像の中心と前記顕
微鏡像の中心との距離が変化せしめられ得るようにした
ことを特徴とする実体顕微鏡。
るようにしたことを特徴とする上記(2)に記載の実体
顕微鏡。
接眼レンズを通して観察する実体顕微鏡において、顕微
鏡光学系とは別に前記他画像を表示する表示素子と投影
光学系が設けられ、該投影光学系の他画像を前記顕微鏡
光学系の視野内に挿入する他画像挿入部材と、該他画像
挿入部材を前記顕微鏡光学系の光路中で移動させる移動
手段と、前記投影光学系内に設けられた変倍光学系とを
備えたことを特徴とする実体顕微鏡。
学系の光軸を移動させる光学部材を配置したことを特徴
とする上記(4)に記載の実体顕微鏡。
た前記投影光学系の光軸は、前記顕微鏡光学系の光軸と
平行であって、該顕微鏡光学系の光軸と距離を隔て前記
接眼レンズに入射するようにしたことを特徴とする上記
(4)に記載の実体顕微鏡。
子と交わる位置が、前記表示素子の中心と異なる位置に
あるようにしたことを特徴とする上記(4)に記載の実
体顕微鏡。
有することを特徴とする上記(4)に記載の実体顕微
鏡。
微鏡の接眼レンズを通して観察するようにした実体顕微
鏡において、顕微鏡の光学系とは別に設けられた照明光
学系と該照明光学系の照明光を前記顕微鏡光学系の光路
に導く光路合成部材と、前記顕微鏡光学系の光路中に配
置された前記光学像と他画像を表示する表示素子を備え
たことを特徴とする実体顕微鏡。
微鏡の接眼レンズを通して観察するようにした実体顕微
鏡において、顕微鏡の光学系とは別に前記他画像を表示
する表示素子と投影光学系が設けられ、該投影光学系の
光路を前記顕微鏡光学系の光路に結合する光路合成部材
を備え、該光路合成部材が光偏向機能を有することを特
徴とする実体顕微鏡。
に合わせて変化する顕微鏡像や他画像の表示ニーズを満
たし、而も手術に必要な顕微鏡像を失わずに他画像情報
を術者に提供し得る手術用顕微鏡を提供することが出来
る。また、本発明によれば、他画像の特性に合った表示
方法で見易い他画像を提供することの出来る視野内表示
装置を提供することが出来る。
本構成を示す断面図である。
である。
性を示す線図である。
正面図である。
で、(a)は他画像表示部分の透過率特性、(b)は顕
微鏡像部分の透過率特性である。
線図である。
例を示す説明図である。
画像の互いに異なる表示例を示す説明図である。
作による他画像の変化の様子を示す説明図である。
像と他画像の移動の様子を示す説明図である。
と他画像の表示状態の変化の一例を示す説明図である。
顕微鏡像と他画像の表示状態の変化の他の例を示す説明
図である。
移動に伴う顕微鏡像の中心位置の移動の様子を示す説明
図である。
る。
り表示された顕微鏡像と他画像の移動の様子を示す説明
図である。
の様子を示す説明図である。
と他画像の各光軸の反射角の関係を示す説明図である。
部を示す図で、(a)は外観斜視図、(b)は断面図で
ある。
と各種他画像の表示の一例を示す説明図である。
と各種他画像の表示の他の例を示す説明図である。
ーテータ 7 波長制限フィルター 8 接眼レンズ 9 光源 10 光拡散板 11,26L,26R,33 コリメータレンズ 12,39L,39R DMD(画像表示素
子) 13 投影レンズ 14,24 ミラー 15 集光レンズ 16 偏光ミラー 17 反射型液晶(画像表示素子) 19 ズーム光学系 20 可変偏角プリズム 21 駆動手段 22 駆動制御手段 23,38L,38R プリズム 25 偏光ビームスプリッタ 27L,27R,28L,28R,32,35L,35
R,41L,41R,42L,42R,44L,44R
反射部材 29L,29R 偏心変倍光学系 30L,30R 他画像挿入プリズム 31 画像表示素子 34 立体視画像表示素子 40L,40R 結像点 43L,43R 他画像結像レンズ 45L,45R 他画像反射範囲 46L,46R 反射制御範囲 47,49,51,OL,OR 光軸 48,50 ミラーの法線に相当する線 S 観察物体 I 顕微鏡像
Claims (4)
- 【請求項1】 顕微鏡の光学像と他画像を同一の顕微鏡
の接眼レンズを通して観察するようにした実体顕微鏡に
おいて、顕微鏡画像の一部領域を遮断して前記他画像を
表示すると共に、前記遮断された領域の面積を変化させ
るようにしたことを特徴とする実体顕微鏡。 - 【請求項2】 顕微鏡の光学像と他画像を同一の顕微鏡
の接眼レンズを通して観察するようにした実体顕微鏡に
おいて、顕微鏡画像の一部領域を遮断して前記他画像を
表示すると共に、前記遮断された領域に表示する他画像
の大きさを変化させるようにしたことを特徴とする実体
顕微鏡。 - 【請求項3】 顕微鏡の光学像と他画像を同一の顕微鏡
の接眼レンズを通して観察するようにした実体顕微鏡に
おいて、顕微鏡の光学系とは別に前記他画像を表示する
表示素子と投影光学系が設けられ、該投影光学系の他画
像を前記顕微鏡光学系の視野内に挿入する他画像挿入部
材を備え、該他画像挿入部材を前記顕微鏡光学系の光路
中で移動させる移動機構を備えたことを特徴とする実体
顕微鏡。 - 【請求項4】 顕微鏡の光学像と他画像を同一の顕微鏡
の接眼レンズを通して観察するようにした実体顕微鏡に
おいて、顕微鏡の光学系とは別に前記他画像を表示する
表示素子と投影光学系が設けられ、該投影光学系の光路
を前記顕微鏡光学系の光路に結合する光路合成部材を備
え、前記投影光学系が変倍光学系を備えていることを特
徴とする実体顕微鏡。
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|---|---|---|---|
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- 1999-05-21 JP JP14235399A patent/JP4510952B2/ja not_active Expired - Fee Related
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