JP2000330067A - ねじり揺動体 - Google Patents
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Abstract
ルク−ねじり角特性における非線形性が抑制されている
ねじり揺動体を提供する。 【解決手段】光スキャナに用いられるねじり揺動体は、
可動部112と、これを取り囲む固定部114と、両者
を接続する一対のねじりバネ構造116と118を有し
ている。可動部112には、その縁を周回するコイル1
20が設けられ、その内側にミラー130が設けられて
いる。コイル120の両端は、配線127を介して、固
定部114上に位置する電極パッドに接続されている。
ねじりバネ構造116は平行に延びる二枚の板バネ13
2と134で構成され、ねじりバネ構造118は平行に
延びる二枚の板バネ136と138で構成されている。
これら四枚の板バネ132と134と136と138
は、同じ厚さを有している。
Description
速度センサなどに使用されるねじり揺動体に関する。
によって作製され、ねじりバネ構造(弾性体)によって支
持された可動部を有している。特開平10−12344
9は、このようなねじり揺動体を利用した光スキャナを
開示している。この光スキャナの概略的な構成を図32
に示す。
取り囲む固定部14と、両者を接続する一対のねじりバ
ネ構造16と18(弾性体)とを有している。ねじりバネ
構造16と18はそれぞれ一枚の板バネから成り、可動
部12上にはコイル20が設けられている。これらの要
素は、半導体製造プロセスを利用して一体に形成されて
いる。また、固定部14には二個の永久磁石22と24
が可動部12の両側に対称的に接着により固定されてい
る。
て、永久磁石により形成された磁界の中で電流がローレ
ンツ力を発生させ、これにより可動部12は板バネ16
と18を軸とした揺動を行う。可動部12の裏面(コイ
ル20が形成された面の反対側の面)にはミラーが形成
されており、このミラーにより反射される光ビームは、
可動部12の揺動に応じて、走査つまりスキャンされ
る。
キャナにおいて、スキャン速度の向上を図るには、可動
部12を支持する板バネ16と18の剛性を上げる必要
がある。板バネの幅をw、厚さをt、長さをlとする
と、ねじり剛性はwt3/lに比例する。従って、幅を広
げるか、厚さを増やすか、長さを短くすれば、弾性体の
剛性は向上される。
的であるが、半導体プロセスでは厚膜の形成が容易でな
い。また、仮に成膜できても、膜内には大きな残留応力
が発生することが多く、揺動される可動部12に形成さ
れるミラーの平面度に悪影響を与えるおそれがある。
るねじり変形において、板バネ内に発生する応力が大き
くなり、これが一定値を越えると破断につながる。この
ため、板バネはあまり短くすることができない。従っ
て、板バネの剛性は、実際には幅を広げることによっ
て、確保せざるを得ない。
り変形の揺動軸から離れた部分に引張応力が発生するた
め、板バネのトルク−ねじり角特性が非線形になってし
まう。従って、ねじり角が大きくなるにつれて剛性が高
まるため、所望のねじり角が得られないという問題が生
じる。また、非線形な板バネを共振させると、その周波
数成分に共振周波数の整数倍の成分が混在して、これが
不要な高次共振を発生させるおそれもある。
向上されるとともにトルク−ねじり角特性における非線
形性が抑制されているねじり揺動体を提供することであ
る。
体は、固定部と、固定部に対して揺動可能な可動部と、
前記可動部と前記固定部を連結するねじりバネ構造を有
するねじり揺動体において、前記ねじりバネ構造はその
厚さ方向に所定の間隔を有する二枚の板バネで構成され
ており、揺動軸が前記二枚の板バネの間に位置すること
を特徴とする。
と、固定部に対して揺動可能な可動部と、前記可動部と
前記固定部を連結する一対のねじりバネ構造を有するね
じり揺動体において、前記一対のねじりバネ構造の各々
は、それぞれ、その厚さ方向に所定の間隔を有する二枚
の板バネで構成されており、揺動軸が各ねじりバネ構造
の二枚の板バネの間に位置することを特徴とする。
施形態によるねじり揺動体を用いた光スキャナについ
て、図1〜図15を参照して説明する。
スキャナは、図3に示されるように、可動部112と、
これを取り囲む固定部114と、両者を接続する一対の
ねじりバネ構造(弾性体)116と118とを有してい
る。可動部112には、その縁を周回するコイル120
が設けられており、その内側にミラー130が設けられ
ている。コイル120の両端は、配線127を介して、
固定部114上に位置する電極パッド126に接続され
ている。可動部112の両側には、ねじりバネ構造11
6と118の軸に平行に延びる二個の永久磁石122と
124が、接着により固定部114に固定されている。
16は平行に延びる二枚の板バネ132と134で構成
され、ねじりバネ構造118は平行に延びる二枚の板バ
ネ136と138で構成されている。これら四枚の板バ
ネ132と134と136と138は、同じ厚さを有し
ている。
2の上下面にポリイミド膜216と218が成膜された
積層構造体から成り、固定部114は、矩形のシリコン
基板212を囲むシリコン基板214の上下面にポリイ
ミド膜216と218が成膜された積層構造体から成
り、四枚の板バネ132と134と136と138は、
ポリイミド膜216と218のシリコン基板212とシ
リコン基板214の間に延びている部分で構成されてい
る。
6は、第一のポリイミド層216aと第二のポリイミド
層216bから成る二層構造をしている。板バネ132
を構成する第一のポリイミド層216aと第二のポリイ
ミド層216bの間には配線127が延びており、ま
た、板バネ132と対称的な位置にある板バネ136を
構成する第一のポリイミド層216aと第二のポリイミ
ド層216bの間にはダミー配線128が延びている。
このダミー配線128は、板バネ132と板バネ136
のバネ特性の均一化を図るためだけに設けられており、
他の要素との電気的な接触は取られていない。
する。図1において、永久磁石122と124(図3参
照)より発生した磁界は、可動部上に形成されたコイル
を横切る。その磁界のうち、矢印B1とB2で示される
向きの成分が、可動部112を揺動させるトルクを発生
させる。例えば、矢印I1で示される向きでコイル12
0に電流を流すと、磁界成分B1とB2に対応して、矢
印F1とF2で示される方向にローレンツ力が発生す
る。
れるように、ねじりバネ構造116を構成する二枚一組
の板バネ132と134およびねじりバネ構造118を
構成する二枚一組の板バネ136と138のほぼ中間を
軸として、矢印Sで示されるように揺動される。従っ
て、固定部112の中央部に設けられたミラー130で
反射される光ビームLは、可動部112の揺動に応じて
走査される。
ついて説明する。ねじりバネ構造を構成する板バネとし
て、幅の異なる二種類の板バネ、幅の広い板バネと幅の
狭い板バネを想定する。幅の広い板バネと幅の狭い板バ
ネは共に長さが2.0mm、厚さが32.9μmであり、
幅の広い板バネは幅が3.2mmであり、幅の狭い板バ
ネは幅が0.4mmである。なお、板バネの長さは可動
部112と固定部114の間隔に対応し、板バネの厚さ
はポリイミド層216と218の厚さであり、板バネの
幅は長さと厚さに直交する方向の寸法である。
の板バネのそれぞれ対向する面同士の間隔は300μ
m、板バネの幅3.2mmと0.4mmであり、板バネの
間隔よりも板バネの幅のほうが大きい。これは、半導体
プロセスを利用した作製方法上、剛性を得るためには、
板バネの間隔を大きくするよりも、板バネの幅を大きく
する方が容易であるからである。このように構成すれ
ば、剛性の向上と非線形性の抑制を同時に実現できるね
じり揺動体を容易に作製することができる。
るねじりバネ構造の外力トルク−ねじり角特性のシミュ
レーション結果を図5に示す。比較のため、図5には、
一枚の幅の広い板バネから成るねじりバネ構造の同特性
も示されている。なお、図5に示される幅の広い板バネ
においては、図面からは両者の比較が感覚的に難しいの
で、特性を3次式でかつ奇関数となるようにフィットし
て得られた3次関数を図5に示してある。
形性/線形性を表わしていると考えられるため、両者の
比を計算することにより非線形性が評価できる。一枚の
板バネから成るねじりバネ構造では、3次係数/1次係
数=9051/45.5=199、二枚の板バネで構成さ
れるねじりバネ構造では、3次係数/1次係数=159
04/536.2=29.7となり、非線形性が抑制され
ていることがわかる。つまり、線形性が向上しているこ
とがわかる。
ねじりバネ構造の外力トルク−ねじり角特性のシミュレ
ーション結果を図6に示す。図5と同様に、図6には、
一枚の幅の狭い板バネから成るねじりバネ構造の同特性
も示されている。
に一枚の板バネから成るねじりバネ構造では、外力トル
ク−ねじり角特性は、幅の狭い板バネ(幅0.4mm)で
は、ほぼ線形になるが、幅の広い板バネ(幅3.2mm)
では、線形性は大きく崩れ、ねじり角が大きくなるほど
バネ剛性が上がる特性になっている。本明細書では、こ
の特性を「下に凸な非線形性」と表現する。すなわち、単
にバネの幅を広げることは、剛性を高める反面、下に凸
な非線形性を引き起こすことになり、これが従来技術に
関して説明した問題点である。
されるねじりバネ構造(板バネの間隔は0.3mm)と従
来のように一枚の板バネから成るねじりバネ構造におけ
る外力トルク−ねじり角特性の比較では、幅の狭い板バ
ネでは、図6に示されるように、ねじり角が大きいほど
バネ剛性が下がるという、逆の非線形性を明らかに示し
ている。本明細書では、この特性を「上に凸な非線形性」
と表現する。
ネ構造では、図5と図6のいずれいにおいても、バネ剛
性はニ倍以上に向上しており、単に板バネを二枚に増や
した以上の効果が示されている。
間隔を置いて配置される二枚の板バネで構成されるねじ
りバネ構造は、一枚の板バネから成るねじりバネ構造に
比べて、「上に凸な非線形性」を示し、特に、板バネの幅
が広い場合には、一枚の板バネから成るねじりバネ構造
が持つ「下に凸な非線形性」が、板バネを二枚に増やすこ
とに起因して生じる「上に凸な非線形性」により相殺され
るため、非線形性が抑制される。また、二枚の板バネで
構成されるねじりバネ構造は、一枚の板バネから成るね
じりバネ構造に比べて、剛性が大幅に向上される。従っ
て、二枚の板バネで構成されるねじりバネ構造は、剛性
の向上と非線形性の抑制を両立させる有効な手段である
ことが分かる。
ネ構造では、前述のように「上に凸な非線形性」が得られ
る理由について図7と図8を用いて説明する。図7(A)
には一枚の板バネから成るねじりバネ構造が模式的に示
されており、図7(B)にはこのねじりバネ構造がねじら
れる際に板バネに加わる力が模式的に示されている。同
様に、図8(A)には二枚の板バネから成るねじりバネ構
造が模式的に示されており、図8(B)にはこのねじりバ
ネ構造がねじられる際に板バネに加わる力が模式的に示
されている。
LSから成るねじりバネ構造では、揺動軸SAは、板バ
ネLSの内部を通っており、ほぼ純粋にねじり荷重WT
がかかる。これに対して、二枚の板バネLSから成るね
じりバネ構造では、図8(B)に示されるように、揺動軸
SAは、板バネLSから外れて位置しているために、ね
じれの初期段階、すなわち、ねじり角が微小な段階で
は、ねじり荷重WTに比べて、板バネLSを面内で変形
させようとする曲げ荷重WBが大きく働く。
t、長さをlとすると、一般にwt 3/l(wの方向が曲
げ方向になる)に比例するため、ねじれの初期段階で
は、剛性が最も高い方向に板バネを変形させようとして
いると言える。その後、ねじり角が大きくなるにつれ
て、相対的にねじり荷重WTが曲げ荷重WBよりも支配
的になるため、板バネの剛性は徐々に低下するものと考
えられる。以上より、二枚の板バネから成るねじりバネ
構造では、「上に凸な非線形性」が現れる理由が説明でき
る。
半導体プロセスを利用して作製される。以下、作製方法
の一例を説明する。まず、図9(a)において、スタート
ウエハとして、SOI(Silicon On Insulator)基板30
0を用意する。このSOI基板300は、例えば厚さ3
00〜500μm程度の支持体基板と呼ばれるシリコン
基板302の片側表面に、絶縁層となる1μm程度の酸
化シリコン膜304を有し、さらにその表面に活性層と
呼ばれる30μm程度の単結晶シリコン層306を有し
ている。SOI基板300には、図示しないがLPCV
D(Low Pressure Chemical Vapor Deposition)と呼ばれ
る方法で両面に窒化シリコン膜を形成する。裏面側の窒
化シリコン膜には支持体基板302を可動部と固定部に
分離するためのマスクをパターニングしておく。
膜を絶縁膜とし、その上にアルミ等の金属で、コイルの
内側終端部から弾性体(ねじりバネ構造すなわち板バネ)
への引き出し線308およびミラー310を形成し、さ
らに第一ポリイミド層312を形成し、図示しないが第
一ポリイミド層312を貫通するコンタクトホールを形
成する。次に、第一ポリイミド層312の上に再びアル
ミ等の金属でコイル314、層間の配線(図示せず)、弾
性体を通過して固定部と可動部を接続する接続配線31
6、外部配線との接続部となる電極パッド318を形成
する。その後、さらに第二ポリイミド層320を形成
し、コイル314や配線316などが大気に触れないよ
うに保護膜を形成する。
側に成膜、パターニングしておいた窒化シリコン膜をマ
スクとして、支持体基板であるシリコン302のウエッ
トエッチングを行ない、可動部322と固定部324を
作る。このエッチングは、シリコンの結晶異方性を利用
しているため、可動部322と固定部324の側面は斜
面となる。また、支持体基板302を貫通すると、絶縁
層である酸化シリコン膜304が現れ、これがエッチス
トップ層となりエッチングの進行がほぼ停止する。この
後、マスクとなった窒化シリコン膜を除去しておく。
0の活性層306と同質のシリコン基板326を、支持
体基板であるシリコン302に接合する。既にSOI基
板にポリイミド層312と320が成膜されていること
を考慮し、低融点ガラス等を用いた低温接合等を利用す
る。従って、シリコン基板接合面上には接合層となる低
融点ガラス層328が成膜されている。
326はラッピングあるいはポリッシング等の機械加工
あるいはCMP(Chemical Mechanical Polishing)など
を用いて活性層306と同じ厚さまで研磨される。ただ
し、加工面はミラー面になることが要求される。
板330の上に、図示していないが研磨面上にプラズマ
CVD等の低温成膜法を用いた酸化シリコン膜を形成
し、その上に裏面ポリイミド層332と334を成膜す
る。裏面ポリイミド層は、図にはふたつの参照符号33
2と334により、二層構造として描かれているが、単
層であってもよく、一回の工程で成膜されてもよい。
を、所定の形状に、具体的には、板バネに対応する部分
と、固定部と可動部への接続周辺部とを除いて、ポリイ
ミド層を除去するようにRIE(Reactive Ion Etching)
によってパターニングする。裏面ポリイミド層332と
334は、表面側のポリイミド層312と320と同じ
厚さに成膜を行うことが望ましいが、必ずしもこれに限
らない。
312と320をそれぞれ所定の形状、具体的には、板
バネに対応する部分と、固定部と可動部への接続周辺部
と、コイル314や配線316等を保護する部分とを除
いて、ポリイミド層を除去するようにRIEによってパ
ターニングする。
の上に図9(a)において成膜した窒化シリコン膜および
図9(f)において表面側の基板330の上に成膜した酸
化シリコン膜を、それぞれ可動部と固定部と板バネに近
い形となるように、等方性のドライ加工によって除去す
る。
側および裏面側板バネ部の表面側にそれぞれ残っている
薄い単結晶シリコン膜(SOI基板300の活性層30
6および研磨後のシリコン基板330)を2フッ化キセ
ノン等を用いた等方性ドライ加工によって除去する。
330が等方的にエッチングされるため、図9(h)にお
いて形成したマスク形状に対してアンダカットが生じ
る。従って図9(h)におけるパターニングは、あらかじ
めアンダカット分を考慮した形状としておくことが望ま
しい。一方、トーションバーにマスクされた部分にもア
ンダカットが生じるため、この部分のシリコン膜を完全
に除去し、ポリイミドのみをトーションバーとすること
が可能である。その後、活性層界面及び接合界面の酸化
膜をウェットエッチングで除去することで、板バネ部に
はポリイミド層のみが残ってねじり揺動体が完成する。
部の厚さ分の間隔を置いた二枚の板バネで構成すること
により、従来の一枚の板バネから成るねじりバネ構造に
比べて剛性が高められており、さらに、板バネを幅の狭
いものとすることにより、非線形性が抑制される。従っ
て、本実施形態の光スキャナは、線形性が高く剛性の高
いねじりバネ構造を有しているため、制御性良く、高速
スキャンを行なうことができる。
説明した作製方法では、可動部322と固定部324の
側面にテーパがついてしまうために、表面側の板バネと
裏面側の板バネの長さが異なってしまう。両者の差は支
持体基板302の厚さに依存するが、例えば300μm
の厚さに対して、0.4mmの長さの差が生じる。この
差を無視できない場合には、図10(a)〜図10(e)を
参照して以下に説明する作製方法を採用するとよい。
00と、第二のSOI基板500を用意する。第一のS
OI基板400は、前述の作製方法における図9(a)〜
図9(c)の工程を経て得られた積層構造体であり、第二
のSOI基板500は、第一のSOI基板400からコ
イルや配線やミラーを省いた積層構造体であり、このよ
うな構造体は、第一のSOI基板400を作製する工程
において、アルミ等の金属でコイルや配線やミラー等を
作製する工程を省くことで得られる。
コン基板をエッチングして得られた可動部402と固定
部404、その両者の上に順に積層されている酸化シリ
コン膜406と単結晶シリコン層408、その上に形成
されたミラー410と引き出し線412、これらを覆う
第一のポリイミド層414、この上に形成されたコイル
416と配線420と電極パッド422、これらを覆う
第二のポリイミド層424を有している。
ン基板をエッチングして得られた可動部502と固定部
504、これらの上に順に積層された酸化シリコン膜5
06と単結晶シリコン層508と第一のポリイミド層5
14と第二のポリイミド層524を有している。
00と第二のSOI基板500を接合する。この場合
も、前述の作製方法と同様に、低温で行なえる接合技術
を用いるのが望ましい。
イミド層414と第二のポリイミド層424を、所定の
形状に、具体的には、板バネに対応する部分と、固定部
402と可動部404への接続周辺部と、コイル418
や配線420を保護する部分とを除いて、除去するよう
に、また、裏面側の第一のポリイミド層514と第二の
ポリイミド層524を、所定の形状に、具体的には、板
バネに対応する部分と、固定部502と可動部504へ
の接続周辺部とを除いて、除去するように、RIEによ
ってパターニングする。
て、活性層408,508とポリイミド層414,514
の界面に形成した図示しない窒化シリコン膜を、それぞ
れ可動部と固定部と板バネの形状に近い形となるよう
に、等方性のドライ加工によって除去する。
の裏面側に残っている薄い単結晶シリコン膜408と裏
面側板バネ部の表面側に残っている薄い単結晶シリコン
膜508を2フッ化キセノンエッチングによって等方的
にドライ加工し、その後、活性層界面のシリコン酸化膜
をウェットエッチングで除去することで、板バネ部には
ポリイミド層のみが残ってねじり揺動体が完成する。
する二枚の板バネを同じ形状に形成できるため、ねじり
バネ構造の揺動軸が正確に決定され、より正確な運動を
させることができるという利点がある。
各種の変形や変更が可能である。例えば、上述したねじ
り揺動体では、ポリイミドが板バネ材料として用いられ
ているが、板バネ材料はこれに限定されるものではな
い。また、基板もシリコンに限定されるものではない。
例えば、バネ材料には、ポリシリコンや酸化シリコンや
窒化シリコン膜などを用いてもよく、また、基板には、
石英基板等を用いてもよい。ただし、両者の組み合わせ
には注意する必要があり、少なくともバネ材料を侵さず
に基板のみを選択的にエッチングできることが必須要件
である。
いることが可能であれば、基板接合の際に溶融接合など
の高温プロセスを用いることも可能である。材料を変更
せずに、プロセス順序を変更することも可能であり、例
えば、ウエハ同士の接合を行ってからポリイミド層やコ
イルパターンの形成を行なうことにより、基板接合の際
に溶融接合などの高温プロセスを用いることも可能であ
る。また、ポリイミド層を基板上に成膜する代わりに、
フィルム状の材料を重ね合わせることにより同様の構造
を作製することも可能である。
機構には、永久磁石とコイルで構成される電磁アクチュ
エータが使用されているが、永久磁石の代わりに電磁石
を使用してもよい。あるいは、他の原理のアクチュエー
タ、例えば、図11に示される静電アクチュエータを使
用してもよい。静電アクチュエータは、一般に、駆動時
に高電圧が必要となるが、外部に電極を設けるのみでよ
く、永久磁石などが不要なため小型化に適している。
ータは、可動部112の裏面(ミラー130が形成され
た面の反対側の面)に一枚の可動電極(図示せず)が設け
られており、これに対向して二枚の固定電極152と1
54を有している。一方の固定電極152(または15
4)と可動電極との間に電圧を印加すると、両電極間に
静電引力が作用し、可動部112はねじりバネ構造11
6と118を軸にして一方向にねじれ、他方の固定電極
154(または152)と可動電極の間に電圧を印加する
と、可動部材112は反対方向にねじれる。従って、こ
のような電圧印加を交互に繰り返し行なうことにより、
可動部112は矢印Sで示されるように交互に反対方向
に繰り返しねじれ、つまり揺動する。その結果、ミラー
130で反射される光ビームは、可動部112の揺動に
応じて走査される。
12は一対のねじりバネ構造116と118により両持
ちで支持されているが、図12に示されるように、ひと
つのねじりバネ構造116により片持ちで支持されても
よい。この片持ち構造は、両持ち構造に比べて、可動部
112が重力の影響を受け易いが、例えば、揺動軸が重
力方向に平行に配置される状況下では、この影響はほと
んど無視できる。また、片持ち構造は、両持ち構造に比
べて、ねじり剛性が半減するが、揺動軸方向に自由度が
あるために、ねじり角が大きい場合に、板バネに作用す
る引張応力を低減でき、非線形性を抑制できるという利
点がある。
34は、図2に示されるように、ポリイミド層だけで構
成されているが、そのバネ特性を他方の板バネ132の
バネ特性に近づけるために、図13に示されるように、
第一のポリイミド層218aと、第二のポリイミド層2
18bと、両者の間を延びるダミー配線156とで構成
されてもよい。第一のポリイミド層218aと第二のポ
リイミド層218bはそれぞれ第一のポリイミド層21
6aと第二のポリイミド層216bと同じ厚さを有し、
ダミー配線156は配線127と同等物で構成される。
図9(f)の工程において、ポリイミド層332と334
を成膜する工程間に、アルミなどでダミー配線を形成す
る工程を追加することで得られる。あるいは、図10
(a)の工程で第二のSOI基板500を準備する際に、
ポリイミド層514と524を成膜する工程間に、アル
ミなどでダミー配線を形成する工程を追加することで得
られる。
じり揺動体を光スキャナに適用した例を示したが、ねじ
り揺動体の適用先はこれに限らない。例えば、本発明の
ねじり揺動体は、角加速度センサに適用してもよい。本
発明のねじり揺動体を用いた角加速度センサを図14に
示す。図中、既述の部材と同じ参照符号で示された部材
は、同等の部材を示している。
に、可動部112と固定部114と一対のねじりバネ構
造116と118を有している。ねじりバネ構造116
は二枚の板バネ132と134で構成され、ねじりバネ
構造118は二枚の板バネ136と138で構成されて
いる。板バネ132にはふたつのひずみ検出素子158
が設けられており、これは固定部114に位置する電極
パッド126に電気的に接続されている。また、板バネ
136には、板バネ132とのバネ特性を揃えるための
ダミー配線128が設けられている。
測定対象物の揺動軸あるいは回転軸に一致させて、測定
対象物に取り付けられる。可動部112は、測定物が受
ける角加速度に応じて、慣性力の影響により、固定部1
14に対してねじり変位を生じる。ねじり変位は、電極
パッドを介して検出される、ひずみ検出素子からの信号
に基づいて測定される。また、慣性力は角加速度に比例
するため、ねじりバネ構造のバネ特性に従って、ねじり
変位に基づいて角加速度が求められる。
は、角加速度の算出を容易にするので、本発明のねじり
揺動体は、このようなセンサへの応用に適している。
よるねじり揺動体を用いた光スキャナについて、図15
〜図20を参照して説明する。本実施形態は、第一実施
形態と比較して、ねじりバネ構造だけが異なっており、
その他の部分の構成は同じである。従って、その作用も
また、改めて説明するまでもなく、基本的に同じであ
る。従って、以下では、ねじりバネ構造に限定して説明
する。
形態の光スキャナでは、ねじりバネ構造116は板厚方
向に所定の間隔を置いて配置された二枚の板バネ162
と164で構成され、ねじりバネ構造118は板厚方向
に所定の間隔を置いて配置された二枚の板バネ166と
168で構成されている。板バネ162と164と16
6と168は共に平行四辺形形状をしており、板バネ1
62と164と166と168の各々は、光スキャナを
上から見た図16において、その幾何学的中心が長方形
の可動部112の幾何学的中心を通り、ねじりバネ構造
に接続されていない辺に平行な軸(対称軸)上に位置して
おり、それぞれのねじりバネ構造116および118を
構成する二枚の板バネ162と164および166と1
68は対称軸に対して対称に配置されている。
のバネ特性について説明する。平行四辺形形状の板バネ
の二種類の寸法例を図17に示す。また、その寸法の二
枚の板バネで構成されるねじりバネ構造の外力トルク−
ねじり特性を図18に示す。さらに比較のため、長方形
形状の板バネの寸法例を図19に、その寸法の二枚の板
バネで構成されるねじりバネ構造の外力トルク−ねじり
特性を図20に示す。なお、図17と図19において、
tは板バネの厚さ、lは板バネの長さを意味している。
束されている辺のうち揺動軸SAの付近の幅0.4mm
においては、揺動軸上で各バネの両側が完全に拘束され
ている(図中にaと表記)。それ以外の部分(図中にb3
と表記)においては、揺動軸に平行な軸SA1上でみる
と、バネの一方が拘束され、他方はバネ形状が平行四辺
形のため開放状態となっている。二種類の形状において
は、この部分の拘束幅が異なっている。一方、図19に
おいては、バネ形状は長方形で、拘束されている辺の幅
はそれぞれ図17と同じであり、すべての部分において
揺動軸SAに平行な軸SA1上でバネの両側が完全に拘
束されている。
が同じもの同士でも、平行四辺形バネの方が若干剛性が
向上しており、さらにねじり角が大きい領域で下に凸な
非線形性が抑制されている。ねじり角が小さい領域で、
上に凸な非線形性が残っているが、これも平行四辺形バ
ネにおいては若干軽減されている。長方形バネにおける
ねじり変形時の非線形性は、揺動軸から離れた部分に作
用する引張応力が原因と考えられるが、本実施形態にお
いては、各板バネの揺動軸から離れた領域は、バネ形状
が平行四辺形であるために揺動軸に平行な軸上で見る
と、バネの片側のみ完全に拘束され、もう片側は開放さ
れており、この部分に作用する引張応力が軽減されてい
るために、非線形性が抑制されるものと考えられる。
の幅0.4mmにおいては、揺動軸に平行な軸上で各バ
ネの両側が完全に拘束されているが、この幅を変化させ
ると非線形性が変化することが別の検討でわかってい
る。具体的には、この幅aを0にすると、「上に凸な非
線形性」が現れ、大きくすると、「下に凸な非線形性」が
現れる。一方、aの値が、ねじりバネ構造を構成する二
枚の板バネの間隔の1/4〜1倍程度であるときには、
ほぼ線形な特性が得られる。
揺動体においては、ねじりバネ構造を構成する二枚の板
バネを平行四辺形形状とし、さらに、これらを上面図に
おいて対称軸(揺動軸)に対して対称に配置することによ
り、板バネが長方形である場合に比べて、剛性が向上さ
れるとともに非線形性が抑制される。
一実施形態において述べた各種の変形や変更が可能であ
る。
よるねじり揺動体を用いた光スキャナについて、図21
〜図24を参照して説明する。本実施形態は、第一実施
形態と比較して、ねじりバネ構造だけが異なっており、
その他の部分の構成は同じである。従って、その作用も
基本的に同じであり、以下では、ねじりバネ構造に限定
して説明する。
スキャナでは、ねじりバネ構造116は板厚方向に所定
の間隔を置いて配置された二枚の板バネ172と174
で構成され、ねじりバネ構造118は板厚方向に所定の
間隔を置いて配置された二枚の板バネ176と178で
構成されている。板バネ172と174と176と17
8は共に同じ形状をしており、略長方形であるが、各板
バネと可動部112及び固定部114との接続部分の片
側端部から、その幾何学的中心に対して対称的に切り欠
きを有している。
78の各々は、光スキャナを上から見た図22におい
て、その幾何学的中心が長方形の可動部112の幾何学
的中心を通り、ねじりバネ構造に接続されていない辺に
平行な軸(対称軸)上に位置しており、それぞれのねじり
バネ構造116および118を構成する二枚の板バネ1
72と174および176と178は対称軸に対して対
称に配置されている。
178において、可動部112と固定部114に接続さ
れている部分すなわち拘束されている部分は、中心対称
の位置関係にある略長方形の対辺の一部であり、拘束部
に関しては第二実施形態と同様な関係にある。
て説明する。略長方形の板バネの二種類の寸法例を図2
3に、また、その寸法の二枚の板バネで構成されるねじ
りバネ構造の外力トルク−ねじり特性を図24示す。図
23において、tは板バネの厚さ、lは板バネの長さを
意味している。また、二種類の形状の板バネにおける拘
束位置は、それぞれ、図17に示した平行四辺形形状の
板バネと同様である。すなわち、拘束されている辺のう
ち揺動軸付近の幅0.4mmにおいては、揺動軸SAに
平行な軸上で各バネの両側が完全に拘束されており(図
中にaと表記)、それ以外の部分(図中にb4と表記)に
おいては、揺動軸に平行な軸SA1上で見ると、一方が
拘束され、他方はバネ形状が略長方形であるが開放状態
となっている。二種類の形状においては、この部分の拘
束幅が異なっている。図18の特性と図24の特性を比
較して分かるように、拘束位置と長さが同じであって
も、面積が大きい略長方形の板バネで構成されたねじり
バネ構造の方が、剛性が2倍程度になると同時に、すべ
てのねじり角において非線形性が抑制されている。
揺動体においては、ねじりバネ構造を構成する二枚の板
バネを略長方形形状とし、さらに、その可動部112と
固定部114への拘束位置を、各板バネの両端で上面図
において対称軸(揺動軸)に対して対称とすることによ
り、各板バネが平行四辺形である場合に比べて、さらに
剛性が向上されるとともに非線形性が抑制される。
一実施形態において述べた各種の変形や変更が可能であ
る。
よるねじり揺動体を用いた光スキャナについて、図25
〜図28を参照して説明する。本実施形態は、第一実施
形態と比較して、ねじりバネ構造だけが異なっており、
その他の部分の構成は同じである。従って、その作用も
基本的に同じであり、以下では、ねじりバネ構造に限定
して説明する。
スキャナでは、ねじりバネ構造116は板厚方向に所定
の間隔を置いて配置された二枚の板バネ182と184
で構成され、ねじりバネ構造118は板厚方向に所定の
間隔を置いて配置された二枚の板バネ186と188で
構成されている。板バネ182と184と186と18
8は共に同じ形状をしており、略長方形であるが、各板
バネと可動部112及び固定部114との接続部分の両
側端部から、その幾何学的中心に対して対称的に切り欠
きを有している。
88の各々は、光スキャナを上から見た図26におい
て、その幾何学的中心が長方形の可動部112の幾何学
的中心を通り、ねじりバネ構造に接続されていない辺に
平行な軸(対称軸)上に位置しており、それぞれのねじり
バネ構造116および118を構成する二枚の板バネ1
82と184および186と188は対称軸に対して対
称に配置されている。
て説明する。略長方形の板バネの二種類の寸法例を図2
7に、また、その寸法の二枚の板バネで構成されるねじ
りバネ構造の外力トルク−ねじり特性を図28示す。図
27において、tは板バネの厚さ、lは板バネの長さを
意味している。また、二種類の形状の板バネにおける拘
束位置は、それぞれ、図23に示した略長方形形状の板
バネと同様である。すなわち、拘束されている辺のうち
揺動軸付近の幅0.4mmにおいては、揺動軸SAに平
行な軸上で各バネの両側が完全に拘束されており(図中
にaと表記)、それ以外の部分(図中にb5と表記)にお
いては、揺動軸に平行な軸SA1上で見ると、一方が拘
束され、他方はバネ形状が略長方形であるが開放状態と
なっている。二種類の形状においては、この部分の拘束
幅が異なっている。
方向に片側0.2mm(図中にcと表記)ずつ広げられた
形状となっていて、この広げられた部分は両側とも開放
状態となっている。図24の特性と図28の特性を比較
して分かるように、拘束位置と長さが同じあっても、板
バネ周辺部(揺動軸から遠い部分)に両側とも開放されて
いる部分が設けられているものの方が、剛性が若干向上
すると同時に、すべてのねじり角においてさらに非線形
性が抑制されている。なお、本実施形態では板バネ周辺
部に幅0.2mmの両端開放部を設けたが、これをさら
に広げてもあまり効果がなく、0.2〜0.4mm程度が
最適値であることが別の検討でわかっている。
一実施形態において述べた各種の変形や変更が可能であ
る。
よるねじり揺動体を用いた光スキャナについて、図29
〜図31を参照して説明する。図中、上述した実施形態
の部材と同等の部材は同一の参照符号で示されている。
なお、電磁アクチュエータを構成するための永久磁石は
図には示されていない。
可動部の動きを検出するための素子や回路が設けられて
いる点だけが異なっており、その以外の構成は同じであ
る。以下では、相違部分に重点を置いて説明する。
スキャナでは、可動部112は、表面側に設けられたコ
イル120に加えて、これと同様のコイル602が裏面
側にも設けられている。コイル602の両端は、それぞ
れ、板バネ134の内部を延びる一対の配線606を介
して、一対の電極パッド604に電気的に接続されてい
る。
例えば、図29において、可動部112の表面側に設け
られたコイル120を駆動コイル、裏面側に設けられた
コイル602を検出コイルとして使用する。可動部11
2は、第一〜第四実施形態と同様に、駆動コイル120
に電流を流すことにより、外部磁界との相互作用により
発生するローレンツ力を受けて、図示しない対称軸回り
に揺動する。
られた検出コイル602は磁界内で運動するため、速度
に比例した誘導起電力が発生する。従って、電極パッド
604を介して検出される誘導起電力に基づいて、可動
部112の振幅制御などを行うことができる。
施形態と同様に、二枚の板バネで構成される一対のねじ
りバネ構造を備えているため、剛性が高められるととも
に非線形性が抑制される。これに加えて、可動部の動き
を検出するコイルを有しているため、可動部の振幅制御
が行なえるという利点を有している。
動コイルと違う面に設けることにより、それぞれのコイ
ルを最適に配置することが可能であり、この際に従来は
困難であったそれぞれのコイルから固定部への配線接続
が二枚の板バネで構成される一対のねじりバネ構造を利
用することで容易に行なえるという利点を有している。
が可能である。例えば、図29において側面のみ示され
ている板バネ132,134,136,138に対して
は、第一〜第四実施形態で述べた形状や拘束関係が適用
可能であり、それぞれに特有な効果を本実施形態の変形
例においても同様に得ることができる。
602に代えて、別の電気要素が設けられてもよい。例
えば、図30に示されるように、一体化されたフォトダ
イオード(PD)608が設けられてもよく、あるいは、
図31に示されるように、配線606に導通された電極
612と、これに電気的に接続された発光ダイオード
(LED)や半導体レーザ(LD)などの光源610が設け
られてもよい。結局、可動部112と固定部114の間
に電気的な接続が必要な場合には本実施形態の利点を得
ることができる。
図面を参照しながら具体的に説明したが、本発明は、上
述した実施の形態に限定されるものではなく、その要旨
を逸脱しない範囲で行なわれるすべての実施を含む。
下のことが言える。
定部と、前記可動部と前記固定部の間を連結する弾性体
を有するねじり揺動体において、前記弾性体がその板厚
方向に所定の間隔を有する2枚1組の薄板ねじりバネに
より構成されており、揺動軸が前記1組の薄板ねじりバ
ネの間に位置することを特徴とするねじり揺動体。
第一〜第五実施形態が対応する。
間隔を有する2枚1組の薄板ねじりバネにより構成され
ており、揺動軸が前記1組の薄板ねじりバネの間に位置
するため、剛性の向上と非線形性の抑制を同時に実現す
る効果が得られる。
バネを可動部の両側に配置し、両持ち構造で支持、揺動
させることを特徴とするねじり揺動体。
第一〜第五実施形態が対応する。
ことにより、姿勢による揺動状態の差が少ないねじり揺
動体を実現する効果が得られる。
ねじりバネのそれぞれ対向する面同士の間隔が、揺動軸
方向およびバネ板厚方向にそれぞれ垂直な方向のバネの
幅以下であることを特徴とするねじり揺動体。
第一〜第五実施形態が対応する。
れぞれ対向する面同士の間隔が、揺動軸方向およびバネ
板厚方向にそれぞれ垂直な方向のバネの幅以下である形
状は、薄板上のものを積層することにより容易に作製す
ることが可能となる効果が得られる。
の薄板ねじりバネが、それぞれ同一形状のバネで構成さ
れていることを特徴とするねじり揺動体。
第一〜第四実施形態が対応する。
それぞれ同一形状のバネで構成されているため、安定し
た揺動が実現できる効果が得られる。
形状は平行四辺形であり、2枚1組の薄板ねじりバネは
それぞれが揺動軸に対して鏡像対称となるように設けら
れていることを特徴とするねじり揺動体。
第二実施形態が対応する。
辺形であり、2枚1組の薄板ねじりバネはそれぞれが揺
動軸に対して鏡像対称となるように設けられているた
め、さらに剛性の向上と非線形性の抑制が実現できる効
果が得られる。
定部に面した前記薄板ねじりバネの対辺は、その対辺全
体が前記可動部及び前記固定部に拘束され、前記可動部
の揺動軸は各バネの前記鏡像対称軸に略平行であること
を特徴とするねじり揺動体。
第二実施形態が対応する。
束されていることにより、さらに剛性の向上と非線形性
の抑制が実現できる効果が得られる。
形状は略長方形状であって、前記可動部及び前記固定部
に面した前記薄板バネの対辺のうち一部が前記可動部及
び前記固定部に拘束され、拘束部分は各薄板バネにおい
てその幾何学的中心に対して点対称に配置されていると
ともに、前記2枚1組の薄板ねじりバネそれぞれの揺動
軸に対して鏡像対象となるように配置されていることを
特徴とするねじり揺動体。
第三実施形態が対応する。
されていることにより、さらに剛性の向上と非線形性の
抑制が実現できる効果が得られる。
束を含む辺が、揺動軸に対して遠い側の拘束終端部に連
続して、拘束を含まない部分を有することを特徴とする
ねじり揺動体。
第四実施形態が対応する。
されていることにより、さらに剛性の向上と非線形性の
抑制が実現できる効果が得られる。
りバネの拘束部分が、前記バネの中心を通り前記揺動軸
に平行な軸線の少なくとも両側に設けられていることを
特徴とするねじり揺動体。
第一〜第四実施形態が対応する。
が、バネの中心を通り揺動軸に平行な軸線の少なくとも
両側に設けられていることより、非線形性を最適に抑制
できる効果が得られる。
側の拘束部分の終端部と、拘束部分とバネの中心を通り
揺動軸に平行な軸線との交点の距離が、2枚1組のバネ
間隔の1/4〜1倍程度であることを特徴とするねじり
揺動体。
第二〜第四実施形態が対応する。
動軸に対して近い側の拘束部分の終端部と、拘束部分と
バネの中心を通り揺動軸に平行な軸線との交点の距離
が、2枚1組のバネ間隔の1/4〜1倍程度であること
より、ほぼ線形なバネ特性が実現できる効果が得られ
る。
側表面にそれぞれ電気要素を有し、同一平面上にない薄
板バネの少なくとも各1枚が電気要素への配線板を兼ね
ていることを特徴とするねじり揺動体。
第五実施形態が対応する。
気要素を有し、同一平面上にない薄板バネの少なくとも
各1枚が電気要素への配線板を兼ねているため、配線接
続が容易にできる効果が得られる。
定部が板状の同一部材から形成され、薄板バネは前記可
動部、固定部に積層されていることを特徴とするねじり
揺動体。
第一〜第五実施形態が対応する。
果が得られる。
半導体または絶縁基板であり、薄板バネは前記基板上に
成膜して形成することを特徴とするねじり揺動体。
第一〜第五実施形態が対応する。
ことにより、高精度化、低価格化が容易になる効果が得
られる。
学素子が設けられていることを特徴とするねじり揺動
体。
第一〜第五実施形態が対応する。
き、かつ、電気光学素子を設ける場合には配線が容易に
なる効果が得られる。
れるとともにトルク−ねじり角特性における非線形性が
抑制されているねじり揺動体が提供される。従って、例
えば、このねじり揺動体を用いた光スキャナにおいて
は、制御性良く、高速スキャンを行なうことができる。
いた光スキャナの部分斜視図である。
図である。
キャナの平面図である。
スキャンされる様子を示す図である。
構造の外力トルク−ねじり角特性のシミュレーション結
果のグラフである。
構造の外力トルク−ねじり角特性のシミュレーション結
果のグラフである。
模式的に示しており、(B)はこのねじりバネ構造がねじ
られる際に板バネが受ける力を模式的に示している。
模式的に示しており、(B)はこのねじりバネ構造がねじ
られる際に板バネが受ける力を模式的に示している。
である。
工程図である。
静電アクチュエータを用いた光スキャナの部分斜視図で
ある。
が片持ちで支持されている光スキャナの部分斜視図であ
る。
部分断面拡大図である。
加速度センサの斜視図である。
用いた光スキャナの部分斜視図である。
スキャナの平面図である。
いる平行四辺形形状の板バネの二種類の寸法例を示して
いる。
ねじりバネ構造の外力トルク−ねじり特性を示してい
る。
形状の板バネの二種類の寸法例を示している。
ねじりバネ構造の外力トルク−ねじり特性を示してい
る。
用いた光スキャナの部分斜視図である。
スキャナの平面図である。
いる略長方形形状の板バネの二種類の寸法例を示してい
る。
ねじりバネ構造の外力トルク−ねじり特性を示してい
る。
用いた光スキャナの部分斜視図である。
スキャナの平面図である。
いる略長方形形状の板バネの二種類の寸法例を示してい
る。
ねじりバネ構造の外力トルク−ねじり特性を示してい
る。
用いた光スキャナの断面である。
えてフォトダイオードが設けられた光スキャナの断面で
ある。
に代えて電極と光源が設けられた光スキャナの断面であ
る。
ねじり揺動体を利用した光スキャナを斜視図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 固定部と、固定部に対して揺動可能な可
動部と、前記可動部と前記固定部を連結するねじりバネ
構造を有するねじり揺動体において、前記ねじりバネ構
造はその厚さ方向に所定の間隔を有する二枚の板バネで
構成されており、揺動軸が前記二枚の板バネの間に位置
することを特徴とするねじり揺動体。 - 【請求項2】 固定部と、固定部に対して揺動可能な可
動部と、前記可動部と前記固定部を連結する一対のねじ
りバネ構造を有するねじり揺動体において、前記一対の
ねじりバネ構造の各々は、それぞれ、その厚さ方向に所
定の間隔を有する二枚の板バネで構成されており、揺動
軸が各ねじりバネ構造の二枚の板バネの間に位置するこ
とを特徴とするねじり揺動体。
Priority Applications (4)
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