JP2000330220A - 原稿検知装置 - Google Patents

原稿検知装置

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JP2000330220A
JP2000330220A JP11140309A JP14030999A JP2000330220A JP 2000330220 A JP2000330220 A JP 2000330220A JP 11140309 A JP11140309 A JP 11140309A JP 14030999 A JP14030999 A JP 14030999A JP 2000330220 A JP2000330220 A JP 2000330220A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ビーム走査型の原稿検知センサーを用いた原稿
検知装置において、原稿検知センサーの設置の容易化と
基準板不要によるコストの低減及び誤検知の防止を図
る。 【解決手段】本発明は、画像形成装置の原稿読取部に装
備され、原稿台3の下方から原稿台に向けて集光された
2本のビームを照射し、更にその2本のビームを曲線状
に走査し、照射したビームからの反射光を検出すること
により原稿の位置やサイズを検知する原稿検知装置にお
いて、画像形成装置で予め決められている最小原稿検知
サイズより小さい領域(例えばB6縦領域)内から2本
のビームを発光させ、そして走査させて検知を開始し、
原稿が置かれている場合は、原稿下を2本のビームが走
査し、検知開始から原稿端を抜けて原稿からの反射光が
検出されなくなった時までの各ビームの移動距離または
時間を計測し、各々の計測データより原稿の位置やサイ
ズを判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機やファクシ
ミリ等の画像形成装置の原稿読取部(スキャナ部)に装
備され、原稿台上に置かれた原稿のサイズや位置を検出
し判断する原稿検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機等の画像形成装置において原稿検
知装置を備えたものでは、原稿台のコンタクトガラス
(あるいはプラテンガラス)上に置かれた原稿のサイズ
を原稿検知装置で検知し、その検知された原稿サイズに
応じた用紙を選択して給紙部から画像形成部に給紙し複
写処理等を行っているが、この際の原稿検知装置に関す
る技術として、従来は複写機等の画像形成装置の原稿台
に置かれた原稿サイズを検知する手段として、原稿台面
で原稿サイズ差が得られる位置に発光部と受光部からな
るセンサーを複数配置し、原稿押さえ手段(圧板等)の
開閉信号をもとに、複数のセンサーで得られた検知結果
の組み合わせ状態で原稿サイズを決定していた。しか
し、原稿には、A,B系、インチ系、その他、各国で決
められたサイズが多種存在しているため、仕向地(仕様
別)によりセンサーの配置を設定していた。しかし必ず
しも最適な位置にセンサーを配置できるとは限らず、ま
た多種の原稿サイズに対応するため、複数のセンサーを
各種原稿サイズに対応する位置に配置しなければなら
ず、センサーの数が多くなりコスト高になってしまうと
いう欠点があった。そこで考えだされたのが、原稿台の
下方から原稿台に向けてビームを照射し、更にそのビー
ムを走査することにより原稿サイズや位置を検出する手
段であり、このビーム走査方式の原稿検知装置に関する
技術としては以下のものがある。
【0003】例えば本出願人によるものとして、特開平
2−308236号公報には、載置した原稿をプラテン
ガラス上に固定する原稿押え手段と、前記原稿押え手段
の開閉状態を検知する検知手段と、前記検知手段からの
検知信号に基づき前記原稿の所定領域に対し連続して光
を照射する光走査手段と、前記光走査手段の位置を変え
る変位手段と、前記光走査手段の駆動時間を検出する検
出手段と、前記光走査手段からの第1走査光と、前記変
位手段による変更後の位置における前記光走査手段から
の第2走査光に基づく情報を入力し、前記検出手段によ
り検出された駆動時間と比較することにより、前記プラ
テンガラス上における原稿のサイズ及び原稿の載置状態
を検知する制御手段とを有する原稿サイズ・位置検知装
置が開示されている。この原稿サイズ・位置検知装置で
は、原稿台(プラテンガラス)を第1、第2の走査光で
走査して原稿からの受光信号を検知し、第一の走査光の
軌跡と第二の走査光の軌跡の計測データより得られる位
置情報と予め決められた設定情報とを比較して原稿のサ
イズや位置を判断している。
【0004】特開平7−295116号公報には、原稿
台上の原稿を押さえ付ける原稿押さえ板と、該原稿押さ
え板の開閉状態を検知する開閉状態検知手段と、前記原
稿台に置かれた原稿サイズの判別が可能位置を検知する
ように、前記原稿台の下部に配置された前記原稿台と平
行若しくは略平行に回転する駆動手段と、該駆動手段の
回転角を検知する手段の回転部に設けられた発光部と受
光部とからなる原稿を検知する原稿検知手段と、該原稿
検知手段の原稿検知を行うように、該原稿検知手段から
の光を原稿面に導くとともに、原稿からの反射光を該原
稿検知手段へ導く反射手段と、前記原稿台を支える部材
に設けられた濃度基準板と、前記原稿検知手段からの出
力信号を比較判定する制御手段と、該制御手段で処理し
た制御内容を出力表示する表示手段とを有する複写装置
が開示されている。この複写装置では、原稿押さえ板の
開閉状態を開閉状態検知手段で検知し、この開閉状態検
知手段により原稿押さえ板の開閉状態信号を検知するよ
うに構成しているため、原稿検知手段を確実に走査させ
ることができるので、誤動作のない検知情報を得ること
ができ、原稿の誤検知を生じ難くすることができる。し
かも、原稿検知手段からの光を原稿面に導くとともに、
原稿からの反射光を原稿検知手段へ導く角度を有する反
射手段と、発光部及び受光部からなる原稿検知手段によ
り原稿検知を行うように構成するため、原稿台上に置か
れた原稿サイズ及び原稿位置を誤検知を生じることなく
正確に検知することができ、安定した複写操作の自動化
を図ることができる。また、この複写装置では、原稿台
を支える部材に濃度基準板を設けており、この濃度基準
板の反射出力と、原稿検知手段からの出力信号とを制御
手段で比較して、原稿検知手段の感度補正等を行ってお
り、この濃度基準板は露光移動以外の場所に設置されて
いる。
【0005】特開平9−163083号公報には、一走
査毎に出力された走査周期信号を基準として走査周期を
認識し、この一走査期間内の最初又は最後に受光手段に
入力される信号の急激な立ち上がり又は立ち下がりを、
原稿エッジ規定手段により原稿のエッジからの受光信号
として規定するようにした原稿エッジ検出装置が開示さ
れている。また、この原稿エッジ検出装置では、原稿押
えの汚れの影響を無くすために、原稿押えの汚れのピッ
チより大きなビーム径に定めた発光ダイオードのビーム
で原稿面上を走査しており、さらに、原稿のエッジを認
識する受光光量の閾値を原稿の反射率の変化に応じて更
新している。さらに、発光ダイオードと単レンズとの安
価な組合せで原稿上を走査する構成とし、発光ダイオー
ドから拡散する光を集束素子で効率よく取り入れて走査
している。また、受光手段として全走査領域の反射光を
受光する広角系の受光手段を用いており、この受光手段
は、その中心を対称とする位置に配列された少なくとも
4つの受光領域を有し、入射光を一点に集光するレンズ
と円筒レンズあるいはエッジを設けている。
【0006】さらに本出願人は、走査光の走査の開始を
示す基準信号を発生し、走査開始後の走査光の位置を計
測し、原稿からの反射光を最初に受光した時点の計測デ
ータ及び最後に受光した時点の計測データを原稿の両端
データとする原稿検知装置を提案しており、さらにこの
原稿検知装置では、原稿検知動作は原稿押え手段が開い
ているときは繰り返し行われ、結果はその都度更新され
るようにしている。また本出願人は、走査光の走査開始
及び走査光の所定間隔ごとの位置を示す基準信号を発生
させ、走査光の位置を該基準信号のパルスカウント値
と、該パルス間を補間するクロック信号カウント値で計
測する原稿検知装置を提案している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術のよう
に、原稿台の下方から原稿台に向けてビームを照射し更
にそのビームを走査することにより原稿サイズや位置を
検出する方式で、特に原稿検知センサーで2本のビーム
(走査光)を走査して原稿からの反射光を検出し、その
2本のビームの走査軌跡(走査軌跡1、走査軌跡2)の
計測データから原稿検知を行う方式では、走査軌跡1,
2の計測データから、2本のビームを横切る原稿に対し
ては位置やサイズを判断できるため、任意の原稿サイズ
を検出することができる。
【0008】ここで図7は2本のビームを走査して原稿
検知を行う方式の原稿検知センサーの一例を示す図であ
り、図7(a)に示すように、発光ダイオード(LE
D)等からなる光源6からの光は集光レンズ7により集
光され、その集光ビームは反射ミラー(部分反射ミラー
あるいはハーフミラー)8により反射されて回転ミラー
10の方向へ進む。この回転ミラー10はモータ9によ
り回転されてビームを走査するが、図7(b)に示すよ
うに、回転ミラー10には角度の違う2枚のミラー10
a,10bが取り付けられているため、回転ミラーが半
回転毎に違った角度でビームが照射されることになり2
本のビームが交互に走査される。図8は2本のビームに
よる走査軌跡の一例を示す図である。回転ミラー10に
より走査され、原稿面や圧板等に反射されて戻ってくる
光は、シリンドリカルレンズ12により非点収差が発生
し、ビームが当たる遠近によって受光素子11上のスポ
ット形状が変化し、この変化を区別することにより原稿
面からの反射光なのか、圧板からの反射光なのかを区別
する。
【0009】原稿面からの反射光のみを検出した信号
(これをRCV信号と言う)は、計測開始のための基準
板15からの反射光と原稿からの反射光が一連の信号と
して現われるので、これらの反射光の相対的な受光タイ
ミング差を計測することにより原稿の位置やサイズを検
出することができる。計測する手段としては、モータ9
により2本のビームを走査するにあたり、エンコーダ1
4により走査開始及び走査開始後の走査ビームの位置を
所定間隔毎に示す信号(これをST信号と言う)を発生
させ、このST信号の所定間隔の間をこれよりも短い一
定周期のクロックでカウントするクロック信号とで計測
を行う。その計測結果は、マイクロコントローラ等に取
り込まれ位置やサイズが判定される。
【0010】以上のように、図7に示すような走査型の
原稿検知センサーを用いた場合、原稿サイズの判定は、
上記2本の走査ビーム(走査軌跡1,2)から得られた
2種類のRCV信号とST信号を基に原稿までの計測デ
ータを生成する手段で信号処理された結果をマイクロコ
ントローラ等で判断して行っている。すなわち、これら
の計測データを予め決められた原稿サイズに対応するデ
ータと比較してサイズの判定を行う。
【0011】ところで原稿検知センサーによる2本のビ
ームの走査位置は図8中の走査軌跡1(ビーム1)と走
査軌跡2(ビーム2)として表わされる。各ビームの走
査基準となる基準板15は、図8に示すように原稿台
(コンタクトガラス)3と原稿フレームの境目に配置し
ている。しかし、この境目に外からの特定な光が入って
くると、受光信号が乱れる可能性があるため、基準板1
5を通過した時点を計測の開始点とすることはできな
い。そこで、絶えず走査されているビームが、或る幅を
持った基準板の境目に到達する前に計測開始(走査開
始)のST信号を発生させ、この時の基準板の受光信号
(RCV信号)を確認し、この時点を計測の開始として
いる。すなわち、各ビームとも基準板15の位置からS
T信号が発生されると同時に、ビームの計測が始まる。
そして各ビームは基準板15から原稿位置に向かって走
査が行われる。受光素子13の受光信号は、ビーム1と
ビーム2が一連の一つの信号として出力される。図9は
その出力タイミングの一例を示す図である。図9に示す
ように、RCV信号は、基準板15の位置から発生され
るST信号の開始と共に出力され、基準板位置と原稿面
の位置で出力される。よって原稿の位置、サイズによっ
て、RCV信号の発生時間が異なり、ビーム1とビーム
2の基準板によるRCV信号と原稿によるRCV信号の
受光タイミング差ΔT1,ΔT2を計測して、その計測
データを制御部のマイクロコントローラ等に取り込んで
判定することにより、原稿の位置やサイズが決定され
る。
【0012】以上のように上記ビーム走査型の原稿検知
装置では、計測開始の基準板が必要であり、原稿台の内
側に設置する必要がある。しかし、原稿台の内側は、原
稿画像を読み取るための走行体(スキャナ)のレール部
材やワイヤー等の障害物があり、ビームを障害物を避け
て基準板から走査を開始させるためには、周りの部材か
ら制約を受けてしまう。その結果、基準板の幅が狭くな
ったり、また原稿検知センサーの取り付けに精度を要求
することになってしまう。また、B4サイズ以上のよう
な大きな原稿の場合には、図8に示すように、基準板1
5から原稿までの距離が短いため、計測データが小さな
値を示し、2本のビームからのデータ差も小さくなって
しまい、これによりサイズ判定に誤りを発生させる場合
が生じてしまう。また、図7に示す原稿検知センサーを
用いる原稿検知装置では、計測開始のための基準板15
からの反射光と、原稿からの反射光の相対的な受光タイ
ミング差を2本のビームの各々について計測してデータ
化し、その2本のビームに対する各々のデータを解析す
ることにより原稿の位置やサイズを検知するため、必ず
基準板15と原稿が離れている必要がある。このため、
基準板15は原稿台3の原稿基準(原稿の端部を合わせ
る基準位置)とは反対側に設置されている。しかし、基
準板15の取付け位置は、図8に示すように、原稿台
(コンタクトガラス)3と原稿台フレームの境目に配置
しているため、原稿台の全面に原稿が置かれた場合、基
準板と原稿の境目が無くなり、計測できない場合が発生
する。
【0013】本発明は上記事情に鑑みなされたものであ
って、その目的は、ビーム走査型の原稿検知センサーを
用いた原稿検知装置において、原稿検知センサーの設置
の容易化と基準板不要によるコストの低減を図ることで
ある。また、本発明の他の目的は、原稿無し検知の容易
化や、最大原稿サイズ判定の容易化を図ることであり、
さらには、原稿サイズ判定の誤検出の低減を図ることで
ある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、画像形成装置の原稿読取部
に装備され、原稿台の下方から原稿台に向けて集光され
た2本のビームを照射し、更にその2本のビームを曲線
状に走査し、照射したビームからの反射光を検出するこ
とにより原稿の位置やサイズを検知する原稿検知装置に
おいて、上記画像形成装置で予め決められている最小原
稿検知サイズより小さい領域内から2本のビームを発光
させ、そして走査させて検知を開始し、原稿が置かれて
いる場合は、原稿下を2本のビームが走査し、検知開始
から原稿端を抜けて原稿からの反射光が検出されなくな
った時までの各ビームの移動距離または時間を計測し、
各々の計測データより原稿の位置やサイズを判断する構
成としたものである。
【0015】請求項2に係る発明は、請求項1記載の原
稿検知装置において、上記画像形成装置で予め決められ
ている最小原稿検知サイズより小さい原稿無し判定領域
を設定し、検知開始から上記原稿無し判定領域までに、
原稿からの反射光が検出されなかった場合は、原稿無し
と判断する構成としたものである。
【0016】請求項3に係る発明は、請求項1または2
記載の原稿検知装置において、ビーム走査の有効走査領
域を、走査開始点から、上記画像形成装置で予め決めら
れている最大原稿検知サイズとそれより一つ小さいサイ
ズの中間位置までの範囲に設定し、上記有効走査領域を
過ぎても原稿からの反射光が受光されている場合は、最
大原稿と判定する構成としたものである。
【0017】請求項4に係る発明は、請求項1,2また
は3記載の原稿検知装置において、ビーム走査の有効走
査領域内において反射光が無くなった時点の計測データ
を逐次上書き保存していき、最終的に残った計測データ
を、サイズや位置の判定に使用する構成としたものであ
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図示
の実施例に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係
る原稿検知装置を装備した画像形成装置(例えば複写
機)の原稿検知部及び制御系の一例を示す図である。
尚、図1において原稿検知装置のセンサー部の構成は、
図7に示した原稿検知センサー4と同様である。但し、
本発明では、原稿台3側に基準板を設けずに原稿サイズ
を検知できる構成としている。
【0019】図1において、原稿検知センサー4は画像
形成装置の原稿読取部1の原稿台(コンタクトガラス)
3の下方に配置されている。この原稿検知センサー4
は、走査用のビームを出射する光源(例えば発光ダイオ
ード(LED))6と、該光源6からの出射光を集光す
る集光レンズ7と、その集光されたビームを回転ミラー
10に向けて反射するミラー(部分反射ミラーあるいは
ハーフミラー)8と、ビームの走査手段である回転ミラ
ー10と該回転ミラーを回転する回転ミラー駆動用モー
タ7と、回転ミラー10の回転速度及び回転位置(角
度)を検出しビームの走査位置を検出するためのエンコ
ーダ14(エンコーダディスク14aとエンコーダ検出
センサー14b)と、原稿2からの反射光を集光するシ
リンドリカルレンズ12と、その集光された反射光を受
光する受光素子13とを備えており、これらの構成部材
はケース5内に収納されている。尚、ケース5には保護
ガラス11で覆われたビーム出射窓が設けられている。
また、図7(b)と同様に、上記回転ミラー10には回
転軸に対する角度が異なる2枚のミラー10a,10b
が取り付けられており、回転ミラー10が半回転毎に違
った角度でビームが照射されることになり、これにより
2本のビーム(ビーム1、ビーム2)が交互に原稿台に
向けて照射され、それぞれ曲線状に走査される。図2は
その2本のビームによる原稿台(コンタクトガラス)3
上の走査軌跡の一例を示したものであり、この2本の走
査軌跡1,2は、原稿台3の一端側の計測開始位置から
走査が開始される。
【0020】図1に示すように、制御部22は、駆動回
路20,21を介して原稿検知センサー4の光源6の発
光や走査手段のモータ9の駆動を制御し、原稿検知セン
サー4の受光素子13の出力信号と、エンコーダ14の
エンコーダ検出センサー14bの出力信号は、信号処理
部16の検出回路17,18で検出され、その検出信号
は信号処理回路19に送られて計測データが生成され、
その計測データが制御部22に入力される。また、図示
していないが、原稿台3の上部には、原稿台上に原稿を
押さえつける原稿押さえ手段、例えば圧板が開閉自在に
設けられており、この圧板の開閉支点部には、その圧板
の開閉状態や開閉角度を検知する開閉検知センサー32
が設けられており、この開閉検知センサー32の出力信
号は制御部22に入力され、開閉検知センサー32の出
力信号により圧板の開放が検知されると、画像形成装置
の制御部22は原稿検知センサー4を作動し、原稿サイ
ズの検知及び判定処理を実行するようになっている。
【0021】制御部22は、演算処理装置(CPU)や
クロック、カウンター、制御回路等からなるマイクロコ
ントローラ23と、制御用プログラムや制御用データテ
ーブルを記憶した読み出し専用メモリのROM24と、
上記計測データやその他の各種入力データを記憶する書
換え型メモリのRAM25と、入力インターフェース2
6、出力インターフェース27等から構成され、上記原
稿検知センサー4から入力された計測データを基にマイ
クロコントローラ23で原稿サイズや位置の判定を行
う。また、図1の例では、制御部22は画像形成装置の
各部(原稿読取部1、画像形成部29、給紙部30、操
作・表示部31等)を制御して一連の画像形成動作(原
稿サイズ検知、用紙選択、原稿画像の読み取り、画像形
成(帯電、光書き込み、現像)、給紙、転写、定着、排
紙等)を制御する。また、制御部22には、上記原稿検
知センサー4からの計測データや、開閉検知センサー3
2からの圧板開閉情報の他、画像形成装置の各部に設け
られた各種センサーからの信号や、操作部からの入力情
報が入力される。尚、図1の例では、制御部22は原稿
検知装置を含む画像形成装置全体の制御部となっている
が、これに限るものではなく、原稿検知装置の制御部と
画像形成装置の制御部とを別々に設けて、原稿サイズ等
の計測データを原稿検知装置の制御部から画像形成装置
の制御部にシリアル送信するような構成としてもよい。
【0022】さて、図1に示す構成例では、制御部22
は原稿検知センサー4を作動し、原稿台(コンタクトガ
ラス)3の下方から原稿台に向けて集光された2本のビ
ームを照射し、更にそのビームを曲線状に走査し、原稿
2からの反射光を受光素子13で受光して原稿2のサイ
ズを検出する方式であるため、2本のビームを横切る原
稿に対しては位置や任意のサイズを検出することができ
る。
【0023】より具体的に説明すると、原稿検知センサ
ー4のLED光源6からの光は集光レンズ7で集光さ
れ、反射ミラー8を介して回転ミラー10の方向へ進
み、回転ミラー10で偏向走査されるが、回転ミラー1
0には角度の違う2枚のミラー10a,10bが取り付
けられているため、回転ミラー10が半回転毎に違った
角度でビームが原稿台3に向けて照射されることにな
り、2本のビームが交互に走査される。原稿面や圧板等
に反射されて戻ってくる光は回転ミラー10により反射
され、反射ミラー8を透過してシリンドリカルレンズ1
2に入射する。そしてシリンドリカルレンズ12により
非点収差が発生し、ビームが当たる遠近によって受光素
子13上のスポット形状が変化し、受光素子13の出力
が変化する。従って、この受光素子13の出力の変化を
信号処理部16の検出回路17で検出して信号処理回路
19で区別することにより原稿面からの反射光なのか、
圧板からの反射光なのかが区別される(通常は、圧板の
開放時に原稿検知が行われるため、原稿面からの反射光
による信号を容易に検出できる)。そして、原稿面から
の反射光のみを検出した信号(RCV信号)を計測する
ことにより原稿の位置やサイズを検出することができ
る。また、計測する手段としては、モータ9により回転
ミラー10を回転してビームを走査するにあたり、エン
コーダディスク14aとエンコーダ検出センサー14b
からなるエンコーダ14により回転ミラー10の走査角
度を検出し、走査開始及び走査開始後の走査ビームの位
置を示す信号(ST信号)を発生させ、このST信号を
一定周期のクロック信号を用いてカウントすることによ
りビームの移動距離や時間等の計測を行うことができ
る。
【0024】ここで、図2に原稿検知装置の原稿検知セ
ンサー4によるビーム走査位置の一例を示す。原稿検知
センサー4からの2本のビームは、図2中の走査軌跡1
(ビーム1)と走査軌跡2(ビーム2)として表してい
る。図2の例では、最小の原稿検知サイズがA5縦の場
合、原稿無し判定領域をB6縦にしているが、この領域
は任意に設定して構わない。本実施例では、原稿台(コ
ンタクトガラス)3の原稿基準側で、最小原稿サイズよ
り小さいB6縦の領域内から各ビームを発光させ計測を
開始させる。ビームの有効走査領域としては、最大の検
知サイズがA3の場合、これより一つ小さいサイズと判
定をするB4の中間位置までとする。計測タイミング
は、図3に示すように、計測開始と共にビームが発光
し、原稿からの反射光を受光してRCV信号を発生す
る。各ビームは原稿の下を走査するため、原稿が有る場
合はRCV信号は連続して出力し、原稿端を抜けて原稿
からの反射光が検出されなくなった時点でRCV信号が
止まる。従って、上記の計測開始からRCV信号停止ま
での各ビームの移動距離または時間(RCV信号の発生
時間:T1,T2)を計測することで、原稿の位置やサ
イズを判断することができる。
【0025】以上のように本実施例の原稿検知装置で
は、原稿台3の原稿基準側で、画像形成装置で予め決め
られている最小原稿検知サイズ(例えばA5縦)より小
さい領域(例えばB6縦の領域)内から2本のビームを
発光させ、そして走査させて検知を開始し、原稿が置か
れている場合は、原稿下を2本のビームが走査し、検知
開始から原稿端を抜けて原稿からの反射光が検出されな
くなった時までの各ビームの移動距離または時間を計測
し、各々の計測データより原稿の位置やサイズを判断す
ることにより、従来の検知方式で必要であった基準板
(図8)を設ける必要がなくなる。更に計測開始位置
が、必ず原稿台(コンタクトガラス)3上の原稿のある
位置から始まるため、原稿台内の部材に制約を受けるこ
とがなくなる。
【0026】次に本実施例の原稿検知装置においては、
画像形成装置で予め決められている最小原稿検知サイズ
より小さい原稿無し判定領域を設定し、検知開始から上
記原稿無し判定領域までに、原稿からの反射光が検出さ
れなかった場合は、原稿無しと判断する。すなわち上記
に示した原稿無し判定領域をB6縦とした場合には、計
測開始からB6縦の領域内で、図4に示すようにRCV
信号が発生しない場合(T1=0,T2=0の場合)に
は、原稿無しと判断する。これにより、通常の原稿検知
の延長線上で原稿無しの判断を行うことができる。
【0027】次に本実施例の原稿検知装置においては、
ビーム走査の有効走査領域を、走査開始点から、画像形
成装置で予め決められている最大原稿検知サイズとそれ
より一つ小さいサイズの中間位置までの範囲に設定し、
上記有効走査領域を過ぎても原稿からの反射光が受光さ
れている場合は、最大原稿と判定する。すなわち、ビー
ム走査の有効走査領域を、最大の原稿検知サイズ(A
3)とそれより一つ小さいサイズ(B4)の中間位置に
設定した場合、図5に示すように、ビーム走査の有効走
査領域を過ぎた時点でもRCV信号が発生している場合
(T1=MAX値,T2=MAX値の場合)には、最大原稿
サイズと判断することができる。このビーム走査の有効
走査領域は、従来方式(図8)の基準板を貼り付けるフ
レーム板金の手前に設定しているため、コンタクトガラ
スとフレーム板金の境界で発生する外乱光の影響を受け
ることがなくなるため、誤検知の防止につながる。従っ
て、本方式によれば、誤検知の防止と最大原稿サイズ判
定とが可能になる。
【0028】次に本実施例の原稿検知装置においては、
ビーム走査の有効走査領域内において反射光が無くなっ
た時点の計測データを逐次上書き保存していき、最終的
に残った計測データを、サイズや位置の判定に使用す
る。すなわち図6に示すように、有効走査領域内のビー
ム走査時において、RCV信号が止まった時点の計測デ
ータを制御部22のRAM25に記憶させ、これをビー
ム有効走査領域内において繰り返し行い逐次上書き保存
していき、有効走査領域を過ぎた時点で最終的にRAM
25に記憶されている計測データを元にして、位置やサ
イズの判定に使用する。
【0029】一般的に、発光素子と受光素子で構成され
た原稿検知センサーには、感度(原稿濃度検知能力)が
ある。このため本実施例の原稿検知センサー4にも同様
に感度が存在するため、例えば、原稿内に真っ黒な画像
(黒ベタ画像)が有る場合には、ビームがその所を走査
すれば反射光が殆ど無くなるためRCV信号は止まって
しまうので、この時点の計測データを使用して位置やサ
イズ検知を行うと誤検知につながってしまう。これに対
して本実施例では、ビーム走査の有効走査領域内におい
てRCV信号が止まった時点の計測データを逐次上書き
保存していき、最終的に残った計測データをサイズや位
置の判定に使用するので、上記のような誤検知を回避す
ることができる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る原
稿検知装置においては、画像形成装置で予め決められて
いる最小原稿検知サイズより小さい領域内から2本のビ
ームを発光させ、そして走査させて検知を開始し、原稿
が置かれている場合は、原稿下を2本のビームが走査
し、検知開始から原稿端を抜けて原稿からの反射光が検
出されなくなった時までの各ビームの移動距離または時
間を計測し、各々の計測データより原稿の位置やサイズ
を判断することにより、従来方式の基準板が不要とな
り、原稿台内のレイアウトにも影響を受けずに、原稿サ
イズや位置の計測データを正確に得ることができるの
で、他機種への展開も容易に実現でき、またコストダウ
ンを図ることができる。
【0031】請求項2に係る原稿検知装置においては、
画像形成装置で予め決められている最小原稿検知サイズ
より小さい原稿無し判定領域を設定し、検知開始から上
記原稿無し判定領域までに、原稿からの反射光が検出さ
れなかった場合は、原稿無しと判断することにより、通
常の原稿検知の延長線上で原稿無しの判断を行うことが
でき、原稿無し検出の容易化を図ることができる。
【0032】請求項3に係る原稿検知装置においては、
ビーム走査の有効走査領域を、走査開始点から、画像形
成装置で予め決められている最大原稿検知サイズとそれ
より一つ小さいサイズの中間位置までの範囲に設定し、
上記有効走査領域を過ぎても原稿からの反射光が受光さ
れている場合は、最大原稿と判定することにより、従来
の基準板を用いる方式で問題となっていた、原稿台(コ
ンタクトガラス)とフレーム板金の境界で発生する外乱
光の影響による誤検知を回避することができる。従って
最大原稿サイズの判定を確実に行うことができ、誤検知
の防止も図ることができる。
【0033】請求項4に係る原稿検知装置においては、
ビーム走査の有効走査領域内において反射光が無くなっ
た時点の計測データを逐次上書き保存していき、最終的
に残った計測データを、サイズや位置の判定に使用する
ことにより、原稿サイズ判定の誤検出を防止でき、画像
形成装置の誤動作(例えばミスコピー等)を防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る原稿検知装置を装備した画像形成
装置の原稿検知部及び制御系の一例を示す図である。
【図2】本発明に係る原稿検知装置による原稿台上のビ
ーム走査位置の説明図である。
【図3】本発明に係る原稿検知装置による計測タイミン
グの一例を示す図であって、原稿台上に原稿がある場合
のRCV信号とST信号の出力例を示す図である。
【図4】本発明に係る原稿検知装置による計測タイミン
グの別の例を示す図であって、原稿台上に原稿が無い場
合のRCV信号とST信号の出力例を示す図である。
【図5】本発明に係る原稿検知装置による計測タイミン
グの別の例を示す図であって、原稿台上に最大サイズの
原稿が置かれた場合のRCV信号とST信号の出力例を
示す図である。
【図6】本発明に係る原稿検知装置による計測タイミン
グの別の例を示す図であって、RCV信号の出力が原稿
の画像濃度により変化する場合に、計測データを逐次上
書き保存していき、最終的に残った計測データから原稿
サイズや位置の判定を行う場合のRCV信号とST信号
の出力例を示す図である。
【図7】ビーム走査型原稿検知センサーの一例を示す図
である。
【図8】図7に示すビーム走査型原稿検知センサーによ
る原稿台上のビーム走査位置の従来例を示す図である。
【図9】従来の基準板を走査開始点として走査を行う原
稿検知センサーによる計測タイミングの一例を示す図で
ある。
【符号の説明】
1:原稿読取部 2:原稿 3:原稿台(コンタクトガラス) 4:原稿検知センサー 5:ケース 6:光源 7:集光レンズ 8:反射ミラー 9:回転ミラー駆動用モータ 10:回転ミラー 11:保護ガラス(出射窓) 12:シリンドリカルレンズ 13:受光素子 14:エンコーダ 14a:エンコーダディスク 14b:エンコーダ検出センサー 16:信号処理部 17:受光素子出力検出回路 18:エンコーダ出力検出回路 19:信号処理回路 20:光源駆動回路 21:モータ駆動回路 22:制御部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像形成装置の原稿読取部に装備され、原
    稿台の下方から原稿台に向けて集光された2本のビーム
    を照射し、更にその2本のビームを曲線状に走査し、照
    射したビームからの反射光を検出することにより原稿の
    位置やサイズを検知する原稿検知装置において、 上記画像形成装置で予め決められている最小原稿検知サ
    イズより小さい領域内から2本のビームを発光させ、そ
    して走査させて検知を開始し、原稿が置かれている場合
    は、原稿下を2本のビームが走査し、検知開始から原稿
    端を抜けて原稿からの反射光が検出されなくなった時ま
    での各ビームの移動距離または時間を計測し、各々の計
    測データより原稿の位置やサイズを判断することを特徴
    とする原稿検知装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の原稿検知装置において、上
    記画像形成装置で予め決められている最小原稿検知サイ
    ズより小さい原稿無し判定領域を設定し、検知開始から
    上記原稿無し判定領域までに、原稿からの反射光が検出
    されなかった場合は、原稿無しと判断することを特徴と
    する原稿検知装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の原稿検知装置にお
    いて、ビーム走査の有効走査領域を、走査開始点から、
    上記画像形成装置で予め決められている最大原稿検知サ
    イズとそれより一つ小さいサイズの中間位置までの範囲
    に設定し、上記有効走査領域を過ぎても原稿からの反射
    光が受光されている場合は、最大原稿と判定することを
    特徴とする原稿検知装置。
  4. 【請求項4】請求項1,2または3記載の原稿検知装置
    において、ビーム走査の有効走査領域内において反射光
    が無くなった時点の計測データを逐次上書き保存してい
    き、最終的に残った計測データを、サイズや位置の判定
    に使用することを特徴とする原稿検知装置。
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