JP2000330301A - 静電記録フィルム - Google Patents

静電記録フィルム

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JP2000330301A
JP2000330301A JP13627899A JP13627899A JP2000330301A JP 2000330301 A JP2000330301 A JP 2000330301A JP 13627899 A JP13627899 A JP 13627899A JP 13627899 A JP13627899 A JP 13627899A JP 2000330301 A JP2000330301 A JP 2000330301A
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polymer
weight
layer
electrostatic recording
recording film
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JP13627899A
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Tatsuya Nomura
達也 野村
Soichiro Azuma
創一郎 東
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゴースト故障を生じさせることなく、トナー
定着性を向上させ、トナーの電極ヘッドへの再転写を防
止して画像スジの発生を防止できる静電記録フィルムの
提供。 【解決手段】 フィルム等の絶縁性支持体上に、易接着
層、導電層、絶縁性スペーサー粒子を含む絶縁層をこの
順に設けた静電記録フィルムにおいて、易接着層がガラ
ス転移点(Tg)35℃以下のポリマーをバインダーと
して使用し、その膜厚が0.5μm以上である。このポ
リマーとしては、スチレン・ブタジエン系共重合体が好
ましく用いられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気信号を直接静
電潜像に変換した後、トナー現像して可視像化する静電
記録フィルムに関し、さらに詳しくは、カラーグラフィ
ック用或いはCAD用等の静電記録プリンター及びプロ
ッター等に使用される静電記録フィルムに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】静電記録用フィルムは、絶縁性が高くか
つ耐久性や寸法安定性に優れた支持体、例えばポリエチ
レンテレフタレートフィルムの上に導電層を設け、更に
その上に絶縁体層を設けたものが実用化されている。こ
のような静電記録フィルムは、記録用の電圧を付与する
マルチピン電極ヘッド及び対電極の間を、静電記録フィ
ルムの絶縁層が電極ヘッドに対向するように配置されて
通過し、電極ヘッドから絶縁層に記録電圧が印加され
る。このとき電極ヘッドと静電記録フィルムの絶縁層と
の微小空隙(以下ギャップともいう。)に気中放電が発
生し、絶縁層表面に静電潜像が形成される。このように
静電潜像が形成されると、静電潜像の電荷と反対の極性
を有する黒色トナーを用いて黒色トナー画像を絶縁層上
に定着させる。この間に黒色のトナー画像が形成された
長さ部分だけフィルムはローラに巻き戻され、その後同
様に次のシアントナーの画像が形成され、順次同様に他
のカラートナーが現像される。
【0003】上記したトナー画像の定着は、大型画像を
出力する静電プロッター等では、熱、圧力によらず、通
風器による送風乾燥、及び自然乾燥させるものであるた
め、印画後に印画面がローラ等により擦られたりする
と、比較的容易にトナー画像が剥がされるという問題が
ある。また、このようなトナー定着性の問題の他に印画
中における画像メディアから電極ヘッドへのトナーの再
転写が起きていることが明らかとなってきた。しかもこ
の電極ヘッドへのトナーの再転写は、異常放電、放電抜
けを引き起こし、画像スジにつながることも明らかとな
ってきた。
【0004】また、ポリエチレンテレフタレートのよう
な支持体を用いた静電記録フィルムは、高い絶縁性の故
にいわゆるゴースト故障が発生する。ゴースト故障と
は、放電時の放電流が導電層を介し、現像ロールからア
ースされるために、本来現像されるべき個所よりも静電
記録フィルムの搬送方向の先の部分にトナーが現像(吸
着)されてしまう1種の「かぶり」と考えられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ゴー
スト故障を防止しつつ、トナー定着性を向上させ、かつ
トナーの電極ヘッドへの再転写を防止して画像スジの発
生をなくすことができる静電記録フィルムを提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した目的は、絶縁性
支持体上に、易接着層、導電層、絶縁性スペーサー粒子
を含む絶縁層をこの順に設けた静電記録フィルムにおい
て、該易接着層がガラス転移点(Tg)35℃以下のポ
リマーを含有し、その膜厚が0.5μm以上である静電
記録フィルムによって達成される。また、絶縁層は、ガ
ラス転移点(Tg)35℃以下のポリマーを含有するこ
とが好ましい。さらに、絶縁層におけるポリマーが複数
のポリマーからなり、該ポリマーの合計量100重量部
中、ガラス転移点(Tg)20℃以下のポリマーを60
重量部以上含有することが好ましい。また、本発明の静
電記録フィルムにおける絶縁層に使用されるガラス転移
点(Tg)20℃以下のポリマーがポリエステルである
ことが好ましい。また、本発明の静電記録フィルムにお
ける易接着層に使用されるガラス転移点(Tg)35℃
以下のポリマーがスチレン・ブタジエン系共重合体であ
ることが好ましい。さらに、本発明の静電記録フィルム
における導電層が、少なくともポリマー系バインダーと
金属酸化物から形成され、その金属酸化物がアンチモン
をドープした針状結晶構造を有する酸化スズであること
が好ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を説明する。 <絶縁性支持体>絶縁性支持体として使用できる材料に
はフィルム、紙、布等が挙げられるが、本発明において
は自己支持性、絶縁性があればどのような材料でも使用
することができ、その用途に応じ適宜選択される。透明
または不透明のいずれの絶縁性フィルムを用いることが
できるが、鏡像を形成して絶縁層面(画像形成面)の反
対側から見る場合には透明であることが必要となる。一
般に体積固有抵抗が1×1010Ω・cm以上の材料が使用
される。目的によっては不透明な材料でも使用すること
ができる。このような絶縁性フィルムの材料としては、
ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレー
ト等のポリエステル類;ポリエチレン、ポリプロピレン
等のポリオレフィン;ポリアミド;ポリエステルアミ
ド;ポリエーテル;ポリイミド;ポリアミドイミド;ポ
リスチレン;ポリカーボネート;ポリ−p−フェニレン
スルフィド;ポリエーテルエステル;ポリ塩化ビニル;
及びポリ(メタ)アクリル酸エステル等のアクリル樹脂
等を挙げることができる。これらの中で、ポリエステル
類が好ましく、特にポリエチレンテレフタレートが好ま
しく、二軸延伸ポリエチレンテレフタレートがより好ま
しい。絶縁性フィルムの場合、その厚さは、特に制限は
ないが、10〜250μm(特に20〜200μm)の
ものが取り扱い易く好ましい。
【0008】<易接着層>易接着層は、ガラス転移点
(Tg)が35℃以下のポリマーを含有することが必要
であり、好ましくは30℃以下、より好ましくは25℃
以下である。易接着層におけるポリマーのガラス転移点
(Tg)が35℃を超えると、トナー定着性が低下し画
像スジが発生しやすくなる。一方、易接着層におけるポ
リマーのガラス転移点(Tg)が余り低すぎると、レチ
キューレーションが起こり(透明性が失われ)やすいの
で、好ましくはガラス転移点(Tg)は、10℃以上で
あることが好ましい。
【0009】ここで、ガラス転移点(Tg)が35℃以
下のポリマーの好適な例としてスチレン・ブタジエン系
共重合体を挙げることができる。スチレン・ブタジエン
系共重合体の場合、この共重合体を構成するブタジエン
のモル比率を大きくする等の方法によって所望のガラス
転移点(Tg)を有する共重合体とすることができる。
また、ガラス転移点(Tg)が35℃以下のポリマーと
は、ポリマー単体のTgが35℃以下である場合のみな
らず、複数のポリマーをブレンドした場合は、各ポリマ
ーのブレンド比とTgとの関係で定まる平均値のTgが
35℃以下であってもよい。例えば、易接着層における
ポリマー100重量部中において、Tgがa(℃)のポ
リマーを40重量部、Tgがb(℃)のポリマーを60
重量部の場合、上記の平均値のTgは、0.4a(℃)
+0.6b(℃)となり、この値が35℃以下であって
もよい。これらの関係は、3種以上のポリマーを含有す
る場合も同様である。
【0010】易接着層には、上記のポリマーの他に、必
要に応じて下記の成分を含有させることができる。この
ような成分としては、例えば、易接着層上に設ける層と
の接着性向上を目的として硬膜剤等を添加することがで
きる。また、易接着層塗工時の塗布性の向上及び造膜後
の厚みムラ防止を目的として界面活性剤(濡れ性)等を
添加することができる。
【0011】さらに易接着層の厚みは、0.5μm以上
であることが必要であり、好ましくは0.8μm以上、
より好ましくは1.0μm以上である。易接着層の厚み
が0.5μm未満では、易接着層における特定のTgを
有するポリマーの特性が充分に発揮されないため、トナ
ー定着性が不良で、画像スジが発生し易いすい。
【0012】<導電層>導電層に用いる材料は、公知の
ものを使用することができる。表面電気抵抗は1×10
4 〜1×109 Ω/□の範囲にあることが好まし
い。このような導電層の例としては、電子伝導性の金
属酸化物からなる層;イオン伝導性の高分子電解質の
塗布層;導電性粉末と高分子バインダあるいは高分子
電解質を含む塗布層を挙げることができる。この中でも
の導電性粉末とポリマー系バインダーを含むものが、
製造上さらには性能面における温湿度依存性の点からみ
て好ましい。上記導電性粉末の例としては、Fe、C
u、Ni、Ag等の金属、Ni−Cr等の合金、酸化ス
ズなどの金属酸化物などを挙げることができる。高分子
電解質の例としては、四級アンモニウム塩、スルホン酸
塩を有するポリマー等を挙げることができる。
【0013】導電層は、後述の絶縁層において形成され
る静電潜像を安定化するための層である。本発明の導電
層に用いられる導電性粒子としては、特にアンチモンを
ドープした針状結晶構造を有する酸化スズが好ましい。
この酸化スズは針状結晶であるため接点が多く、小量の
添加量でも大きな導電性が得られる。また、アンチモン
をドープした酸化スズは添加するフィルムを黒っぽくし
色味を悪くするが、針状酸化スズの場合はこのような欠
点がない。球状粒子の場合は所定の導電性を得るために
は、針状粒子に比べ添加量が多くなる上、アンチモンが
球状粒子全体に分布しているためフィルムの黒化が著し
いが、針状酸化スズはドープされるアンチモンが針状結
晶の表面にしか存在しないため所定の導電性を得るため
のドープアンチモンの量は、球状粒子に比較して小量で
あるからである。したがって、本発明において導電層に
添加する導電性粒子としてはアンチモンをドープした針
状酸化スズ粒子が特に好ましい。この他、アンチモンド
ープした針状酸化スズ粒子を用いると、他の導電粒子を
用いた場合に生ずる湿度依存性がない、すなわち記録特
性が湿度の影響を受けず低湿度から高湿度まで安定した
記録が可能になり、さらに透明性に優れた静電記録フィ
ルムを得ることができる。針状酸化スズは、長さ方向の
長軸径が0.1〜5μm、好ましくは0.2〜2μm、
幅方向の短軸径が0.01〜1μm、好ましくは0.0
1〜0.02 の範囲のものが透明性及び均一な導電性
を形成可能な点で好ましい。
【0014】また、導電層におけるポリマー系バインダ
ーとしては塩化ビニル、塩化ビニリデン、酢酸ビニル、
スチレン、メチルスチレン、ブタジエン、アクリル酸、
アクリル酸アルキルエステル(炭素原子数2〜4のアル
キル基)、メタクリル酸アルキルエステル(炭素原子数
2〜4のアルキル基)、ヒドロキシエチルアクリレー
ト、無水マレイン酸、あるいはアクリロニトリルの各単
独重合体、及びこれらのモノマーから選ばれる少なくと
も二種からなる共重合体(例.アクリル樹脂、スチレン
−ブタジエン共重合体);ポリエステル、ゼラチン、及
びポリアミド(例.ナイロン)等が用いられ、この中で
もゼラチン、ポリエステル、アクリル樹脂が好ましい。
【0015】本発明における導電層においては、導電性
粒子、特に金属酸化物粒子がポリマー系バインダーに対
し重量比で10以上、特に30以上含まれることが好ま
しく、さらに導電層中に金属酸化物粒子が300mg/
m2 以上、特に500mg/m2 以上添加すること
が好ましい。
【0016】<絶縁層>本発明の絶縁層は、少なくとも
ポリマー系バインダー及び絶縁性粒子(絶縁性スペーサ
粒子)を含む。絶縁層は、静電潜像を形成しトナーを受
けるための層として機能するが、前記のマルチピン電極
と対向電極の間で放電を起こすためには、電極ヘッドと
絶縁層との間に微小間隙(約7〜10μm)を形成する
必要があり、このために、絶縁層には絶縁性の粒子(絶
縁性スペーサー粒子)を絶縁層のバインダー表面から突
き出るように配置させ、前記の間隙(ギャップ)を形成
する。
【0017】絶縁層には、体積固有抵抗が1×1012
Ω・cm以上(好ましくは1×1012〜1×1017Ω
・cm)のポリマーを使用することが好ましい。そのよう
なポリマーの例としては、酢酸ビニル樹脂、エチレン/
酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル樹脂、塩化ビニル/酢
酸ビニル共重合体、塩化ビニリデン樹脂、塩化ビニル樹
脂/塩化ビニリデン共重合体、アクリル樹脂[例、(メ
タ)アクリル酸エステルの重合体又は共重合体]、ブチ
ラール樹脂、シリコーン樹脂、ポリエステル樹脂、フッ
化ビニリデン樹脂、ニトロセルロース樹脂、スチレン樹
脂、スチレン/アクリル系モノマー共重合体(例、スチ
レン/アクリロニトリル共重合体)、ウレタン樹脂、塩
素化ポリエチレン樹脂、ロジン及びロジン誘導体を挙げ
ることができる。これらは単独で使用しても、二種以上
混合して使用してもよい。
【0018】ただし、絶縁層に含有されるポリマーとし
ては、ガラス転移点(Tg)が35℃以下が好ましく、
より好ましくは30℃以下、さらに好ましくは25℃以
下が好適である。絶縁層におけるポリマーのTgが35
℃を超えると、易接着層のポリマーのTg及び易接着層
の層厚みを所望の値に選定してもトナー定着性の低下に
よる画像スジが発生しやすくなり易い。ただし、絶縁層
におけるポリマーのTgが余り低すぎると、絶縁性微粒
子の脱落や絶縁層の絶縁性低下によるゴースト故障の発
生等の弊害が生じるので、ガラス転移点(Tg)が35
℃以下の範囲で、かつ−10℃以上、好ましくは0℃以
上が望ましい。絶縁層におけるポリマーのTgは、易接
着層の場合と同様、ポリマー単体のTgの場合と、複数
のポリマーをブレンドした場合のTgの平均値の場合を
包含する。
【0019】複数のポリマーをブレンドする場合、前記
ポリマー中にガラス転移点(Tg)が20℃以下のポリ
マーを含有することが好ましく、Tgが20℃以下のポ
リマーとしてはポリエステルが望ましい。また、Tgが
20℃以下のポリマーは,絶縁層におけるポリマーの合
計量100重量部中、60重量部以上含有していること
が望ましい。
【0020】上記絶縁性スペーサー粒子としては、一般
に体積固有抵抗が1×108 Ω・cm以上(好ましくは
1×1012〜1×1017Ω・cm以上)の無機粒子又
は有機ポリマー粒子が使用される。無機粒子の材料とし
ては、酸化ケイ素、酸化チタン、アルミナ、酸化鉛、酸
化ジルコニウム等の金属酸化物、及び炭酸カルシウム、
チタン酸バリウム、硫酸バリウム等の金属塩類等を挙げ
ることができる。有機ポリマー粒子の材料としては、ポ
リエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、でん
ぷん、スチレン/ジビニルベンゼン共重合体、アクリル
樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、
及びフッ素樹脂等を挙げることができる。これらの絶縁
性粒子は、単独でも、2種以上混合して用いてもよい。
上記絶縁性粒子は、安定した放電を得るために絶縁層の
表面から突出していることが、必要であり、その平均粒
径は絶縁層の膜厚より大きい。一般に1〜20μmの範
囲(好ましくは5〜20μm)である。絶縁性粒子と高
分子バインダとの重量比は、0.5/100〜100/
100の範囲にあることが好ましい。絶縁性粒子の量が
この範囲より少ない場合は、放電の安定性が低下し、こ
の範囲より多いと透明性が損なわれる。本発明の静電記
録フィルムにおいては、この絶縁層の体積抵抗率を1.
0×1014Ω・cm以上にすることが好ましい。絶縁
層の体積抵抗率がこれよりも小さいと、導電層を通り、
現像ロールに流れる放電電流を阻止することができず、
ゴーストの発生を防ぐことはできない。本発明におい
て、絶縁層の体積抵抗率は、より好ましくは、1.0×
1015Ω・cm以上である。絶縁層の体積抵抗率を
1.0×1014以上とするためには、例えば高分子バ
インダーや絶縁性フィラー等を適宜選択することにより
行われる。さらに本発明の静電記録フィルムの絶縁層の
膜厚は2μm以上であることが好ましい。これよりも膜
厚が薄いと、絶縁層の体積抵抗が低下するため、上記と
同様の理由によりゴーストが発生しやすくなる。
【0021】
【実施例】実施例1 厚さ75μの二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィ
ルム上に以下の処方液からなる易接着層用塗工液を塗布
し、160℃、1分乾燥した。乾燥後の塗工重量は1g
/m2であった。 <易接着層用塗工液組成> スチレン/ブタジエン共重合体ラテックス (スチレン:ブタンジエン=63:33、Tg:27℃、固形分43重量%) 265 重量部 2、4−ジクロロ−6−ヒドロキシ−s−トリアジンナトリウム塩 (固形分4重量%) 37 重量部 フッ素系アニオン界面活性剤(三協化学社製:W1115) 3 重量部 蒸留水 695 重量部 上記易接着層上に以下の処方液からなる導電層液を塗布
し、160℃、1分乾燥した。乾燥後の塗工重量は1g
/m2であった。
【0022】 <導電層液組成> 761ゼラチン(新田社製) 2 重量部 FS−10D(石原産業社製:針状酸化スズ)(20重量%)350 重量部 EMALEX W160 (日本エマルジョン社製:界面活性剤)1 重量部 水 647 重量部 上記導電層上に、下記組成の絶縁層塗布液を120℃2
分間乾燥し、乾燥後の塗工重量を4g/m2としたもの
を実施例1とした。
【0023】 <絶縁層塗布液組成> トルエン 711 重量部 MEK 65 重量部 シクロヘキサノン 66 重量部 ロジンエステルガム(AA−L:荒川化学工業社製) 7 重量部 ポリエステル樹脂(バイロン200:東洋紡社製、Tg:67℃) 52 重量部 ポリエステル樹脂(バイロン630:東洋紡社製、Tg: 7℃) 78 重量部 塩素化ポリエチレン(HE−905:日本製紙社製) 14 重量部 スペーサー粒子(ユニストールR100K:三井化学社製) 7 重量部
【0024】比較例1 厚さ75μの二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィ
ルム上に以下の処方液からなる易接着層用塗工液を塗布
し、160℃、1分乾燥した。乾燥後の塗工重量は0.
4g/m2であった。 <易接着層用塗工液組成> スチレン/ブタジエン共重合体ラテックス (スチレン:ブタジエン=67:30、Tg:37℃、固形分40重量%) 158 重量部 2、4−ジクロロ−6−ヒドロキシ−s−トリアジンナトリウム塩 (固形分4重量%) 41 重量部 水 801 重量部 上記易接着層上に実施例1と同様な導電層を設けた。上
記導電層上に、下記組成の絶縁層塗布液を120℃2分
乾燥し、乾燥後の塗工重量を4g/m2としたものを比
較例1とした。
【0025】 <絶縁層塗布液組成> トルエン 711 重量部 MEK 65 重量部 シクロヘキサノン 66 重量部 ロジンエステルガム(AA−L:荒川化学工業社製) 7 重量部 ポリエステル樹脂(バイロン200:東洋紡社製、Tg:67℃) 130 重量部 塩素化ポリエチレン(HE−905:日本製紙社製) 14 重量部 スペーサー粒子(ユニストールR100K:三井化学社製) 7 重量部
【0026】比較例2 厚さ75μの二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィ
ルム上に以下の処方液からなる易接着層用塗工液を塗布
し、160℃、1分乾燥した。乾燥後の塗工重量は0.
4g/m2であった。 <易接着層用塗工液組成> スチレン/ブタジエン共重合体ラテックス (スチレン:ブタジエン=63:33、Tg:27℃、固形分43重量%) 265 重量部 2、4−ジクロロ−6−ヒドロキシ−s−トリアジンナトリウム塩 (固形分4重量%) 37 重量部 フッ素系アニオン界面活性剤(三協化学社製:W1115) 3 重量部 蒸留水 695 重量部 上記易接着層上に実施例1と同様な導電層を設けた。上
記導電層上に、実施例1と同様な絶縁層を設けたものを
比較例2とした。
【0027】実施例2 比較例2において、易接着層の乾燥後の塗工重量を1g
/m2としたものを実施例2とした。
【0028】比較例3 比較例1と同様な易接着層、導電層上に実施例1と同様
な絶縁層を設けたものを比較例3とした。
【0029】比較例4 比較例1と同様な易接着層、導電層上に下記組成の絶縁
層塗布液を120℃2分乾燥し、乾燥後の塗工重量を4
g/m2としたものを比較例4とした。 <絶縁層塗布液組成> トルエン 711 重量部 MEK 65 重量部 シクロヘキサノン 66 重量部 ロジンエステルガム(AA−L:荒川化学工業) 7 重量部 ポリエステル樹脂(バイロン200:東洋紡、Tg:67℃) 26 重量部 ポリエステル樹脂(バイロン630:東洋紡、Tg: 7℃)104 重量部 塩素化ポリエチレン(HE−905:日本製紙) 14 重量部 スペーサー粒子(ユニストールR100K:三井化学) 7 重量部
【0030】比較例5 比較例1と同様な易接着層、導電層上に下記組成の絶縁
層塗布液を120℃2分乾燥し、乾燥後の塗工重量を4
g/m2としたものを比較例5とした。 <絶縁層塗布液組成> トルエン 711 重量部 MEK 65 重量部 シクロヘキサノン 66 重量部 ロジンエステルガム(AA−L:荒川化学工業) 7 重量部 ポリエステル樹脂(バイロン630:東洋紡、Tg: 7℃)130 重量部 塩素化ポリエチレン(HE−905:日本製紙) 14 重量部 スペーサー粒子(ユニストールR100K:三井化学) 7 重量部
【0031】実施例3 実施例1における同様な易接着層上に比較例4と同様な
絶縁層を形成したものを実施例3とした。
【0032】各々の静電記録フィルムについて下記のよ
うな評価を行った。
【評価法】静電カラープロッター(8944serie
sII、ゼロックスC.G.S.(株)製)を用いて得
られた静電記録フィルムの絶縁層上に、カラー画像を形
成した。 [易接着層膜厚]サンプル片の断面をミクロトームによ
り精錬し、その断面をSEM写真に撮影する。SEM写
真より、易接着の厚みを測定する。
【0033】[トナー定着性]ブラックのベタ画像を出
力し、日東電工社製のポリエステルテープを画像部に貼
り合わせた後、テープを剥がし、トナーの残存濃度をマ
クベス反射濃度により測定し、テープを貼る前の濃度に
対する残存率を算出した。 ・残存率90%以上 :○ ・残存率90%未満〜70%以上 :○△ ・残存率70%未満〜50%以上 :△ ・残存率50%未満〜30%以上 :△× ・残存率30%未満 :×
【0034】[画像スジ]ハーフトーン画像を出力し、
画像より2m離れた場所から目視にて観察する。 ・印画方向にスジがほとんど観察できないレベル:○ ・スジが認識できるレベル :○△ ・スジが明確に判断できるレベル :△ ・スジのため画像に影響が出るレベル :△× ・全面スジ発生のレベル :×
【0035】[ゴースト]目視で全く観察されないレベ
ル(マクベス反射濃度計による測定値において、 ・未印画部の濃度との濃度差が0.01以下) :○ ・濃度差が0.01以上〜0.1未満 :○△ ・濃度差が0.1以上 〜0.3未満 :△ ・濃度差が0.3以上 〜0.5未満 :△× ・濃度差が0.5以上 :×
【0036】得られた結果を表1に示す。
【表1】
【0037】表1の結果から、実施例1、実施例2及び
実施例3は、いずれも、易接着層のポリマーのTgが3
5℃以下、膜厚が0.5μm以上であり、比較例と比べ
てトナー定着性がよく、画像スジの発生がほとんどな
い。また、実施例1及び実施例3は、易接着層のポリマ
ーのTgが35℃以下、膜厚が0.5μm以上であり、
かつ絶縁層のポリマーのTgが35℃以下であるため、
実施例中、トナー定着性がよく、画像スジの発生がなく
ゴーストもなく、実施例中、良好な性能を示している。
【0038】
【発明の効果】以上の通り本発明によれば、1)縁性
支持体上に設ける易接着層を柔軟化を図ることによっ
て、ゴースト故障がほとんど生じさせることなく、トナ
ー定着性の向上による画像スジの発生を抑制でき、さら
に2)絶縁性支持体上に設ける易接着層と絶縁層との柔
軟性を図ることによってさらなるトナー定着性の向上に
よる画像スジの発生を防止することができる。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁性支持体上に、易接着層、導電層、
    絶縁性スペーサー粒子を含む絶縁層をこの順に設けた静
    電記録フィルムにおいて、該易接着層がガラス転移点
    (Tg)35℃以下のポリマーを含有し、その膜厚が
    0.5μm以上であることを特徴とする静電記録フィル
    ム。
  2. 【請求項2】 絶縁層が、ガラス転移点(Tg)35℃
    以下のポリマーを含有することを特徴とする請求項1に
    記載の静電記録フィルム。
  3. 【請求項3】 絶縁層におけるポリマーが複数のポリマ
    ーからなり、該ポリマーの合計量100重量部中、ガラ
    ス転移点(Tg)20℃以下のポリマーを60重量部以
    上含有することを特徴とする請求項2に記載の静電記録
    フィルム。
  4. 【請求項4】ガラス転移点(Tg)20℃以下のポリマ
    ーがポリエステルであることを特徴とする請求項3に記
    載の静電記録フィルム。
  5. 【請求項5】 易接着層に使用されるガラス転移点(T
    g)35℃以下のポリマーがスチレン・ブタジエン系共
    重合体であることを特徴とする請求項1ないし請求項4
    のいずれかに記載の静電記録フィルム。
  6. 【請求項6】 導電層が、少なくともポリマー系バイン
    ダーと金属酸化物から形成され、その金属酸化物がアン
    チモンをドープした針状結晶構造を有する酸化スズであ
    ることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか
    に記載の静電記録フィルム。
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