JP2000331606A - 放電ランプの製造方法 - Google Patents

放電ランプの製造方法

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JP2000331606A
JP2000331606A JP11143092A JP14309299A JP2000331606A JP 2000331606 A JP2000331606 A JP 2000331606A JP 11143092 A JP11143092 A JP 11143092A JP 14309299 A JP14309299 A JP 14309299A JP 2000331606 A JP2000331606 A JP 2000331606A
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discharge vessel
discharge
vessel
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welding
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Nobuyuki Yamada
信幸 山田
Shintarou Hatate
伸太郎 幡手
Osamu Kobayashi
修 小林
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Toto Ltd
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Toto Ltd
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  • Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、排気チップを設けないで放電ラン
プの気密溶着を行うことを目的とする。 【解決手段】 溶着工程を、放電容器内部の圧力を放電
容器外部の圧力よりも低下させた状態で行うことによ
り、溶着時に、放電容器内外の差圧によって収縮する力
が生じ、放電容器の外部より機械的に力を加え圧潰する
ような大掛かりな装置を用いることなく、簡単に放電容
器と閉塞体の気密溶着が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は放電ランプの製造方
法に係り、特にアーク長の短い放電ランプに好適な製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特開平10−106498号に見
られるように、放電容器は石英ガラスよりなり、その封
止部は、放電容器の両閉塞管部を圧潰して、各電極の一
端部と各アウターリード線とに接続されている導電体箔
を埋設されている。その導電体箔は、一般的にはモリブ
デン箔が用いられている。
【0003】また、そのバルブは、中空楕円球状の発光
管部に小さな排気チップを突設している。この排気チッ
プは、バルブの発光管部の外面に突設された細径排気管
を通して発光管部内を排気する一方、発光管部内に金属
ハロゲン化物や水銀、希ガス等の放電媒体を導入し、そ
の後、この排気管の根元部をバーナー火炎等により加熱
して溶断すると同時に、その開口を溶着して気密するチ
ッピングの後の痕跡である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の放電ランプの製
造技術では、前述した排気チップが放電部の外面に残る
ため、発光管部の内容積が0.4〜2.3ccの小さな放
電ランプでは、発光管部の肉厚より厚くなるので、熱容
量が増大し、熱衝撃を局部的に受けやすい。
【0005】排気チップの高さ等大きさが発光管部に対
して比較的大きい場合には大きな熱衝撃を受けて排気チ
ップの耐圧が低下し、クラックが発生しやすい。
【0006】この放電ランプを点光源、高輝度、高効率
の諸特性を高めた高負荷での点灯時においては、排気チ
ップの耐圧が点灯内圧に耐えられず、クラック等の破損
が発生し、信頼性が低下する。
【0007】また、排気チップが存在するため、発光管
部より発生した放電灯の光出力に対して影となりランプ
効率を大きく低下させる要因となっていた。
【0008】さらに、従来技術における放電ランプの封
止部は、各電極の一端部と各アウターリード線とに接続
されているモリブデン箔を放電容器の両閉塞管を圧潰し
て、埋設して製造するため、圧潰時の発光管部の変形に
よる発光管部の内容積のバラツキや、各電極の偏芯や傾
きによるアーク長のバラツキが大きく、これらのことが
起因する放電灯のランプ電圧、始動性、明るさ、色温
度、演色性におけるバラツキもおのずと大きなものにな
る問題があった。
【0009】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、本発明の目的は、排気チップを設けないで
放電ランプの気密溶着を行うことにより、ランプ効率を
低下させることなく、高い管壁負荷の点灯条件に十分耐
え得る信頼性を持った放電ランプであり、かつ、、気密
溶着時の発光管部の変形と各電極の偏芯や傾きによるア
ーク長のバラツキを小さくし、放電ランプのランプ電
圧、始動性、明るさ、色温度、演色性等のランプ性能の
バラツキを小さい放電ランプの製造方法を提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、非導電性の材料からなる放電容器内に一対
の電極が対向配置されるとともに、放電容器の端部に
は、放電容器を気密封止するための閉塞体が挿入される
放電ランプの製造方法において、加熱手段により放電容
器端部を溶融させ、この放電容器端部の溶融した部分と
閉塞体の外周面を溶着させる溶着工程を備えるととも
に、この溶着工程は、放電容器内部の圧力を放電容器外
部の圧力よりも低下させた状態で行われることを特徴と
する。好適には、溶着工程時には、放電容器内部を負圧
または真空にする。
【0011】本発明によれば、溶着時に、放電容器内外
の差圧によって収縮する力が生じ、放電容器の外部より
機械的に力を加え圧潰するような大掛かりな装置を用い
ることなく、簡単に放電容器と閉塞体の気密溶着が可能
となる。
【0012】閉塞体としては、導電性成分及びこの導電
性成分に比べて放電容器の材料に熱膨張係数が近い非導
電性成分を含有し、内端側に電極が固定されるもの、好
ましくは閉塞体の外端側が、電極側に比べて非導電性成
分に対する導電性成分の比率が大きいものを用いること
により、放電容器と閉塞体の溶着がより強固になる。
【0013】また、筒状の閉塞管に合わせ、閉塞体を円
柱状にすることで、気密溶着時の放電容器部の変形をな
くすことも可能となる。
【0014】好適な実施形態としては、溶着工程の前
に、閉塞体を水素雰囲気内で800℃〜1200℃の間
で熱処理をすることにより、ランプを組み立てる前に、
閉塞体およびその閉塞体に具備された例えばタングステ
ンの電極やアウターリード線の酸化部分を還元し、か
つ、不純物として付着している有機物等を除去すること
ができる。
【0015】また溶着工程時には、放電容器内の充填ガ
スを、ヘリウム、ネオン、アルゴン、クリプトン、キセ
ノン、ラドン、ハロゲンガスの一種類か、または、ガス
種を二種類以上組み合わせた混合ガスにしておけば、閉
塞体の導電性物質およびその閉塞体に具備された例えば
タングステンの電極やアウターリード線が、溶着時の熱
によって酸化するのを防止することが可能である。
【0016】加熱手段の実施形態としては、酸水素トー
チまたは、プラズマトーチを用いることで、溶着する
際、局部的に、例えば石英ガラスが軟化する1200℃
以上にすることが可能となる。
【0017】本発明の別の側面では、溶着工程中に、加
熱手段と放電容器の相対位置を変化させること、好まし
くは放電容器の周方向に沿って、放電容器または加熱手
段を移動させることにより、溶着部を均等に加熱するこ
とが可能となり、気密容器の変形による放電容器の内容
積のバラツキや、閉塞体に具備されている電極の偏芯や
傾きを防止することが可能となる。
【0018】本発明のさらに別の側面では、非導電性の
材料からなる放電容器内に一対の電極が対向配置される
とともに、放電容器の両端部には、放電容器を気密封止
するための閉塞体が各々挿入される放電ランプの製造方
法において、加熱手段により放電容器一端部を溶融さ
せ、この放電容器一端部の溶融した部分と第1の閉塞体
の外周面を溶着させる第1の溶着工程と、加熱手段によ
り放電容器他端部を溶融させ、この放電容器他端部の溶
融した部分と第2の閉塞体の外周面を溶着させる第2の
溶着工程と、を備えるとともに、この第1、第2の溶着
工程の間に、大気に触れない状態で、放電容器及び第1
の閉塞体表面の不純物を除去する除去工程と、この除去
工程後、大気に触れることなく、放電容器の雰囲気を不
活性ガスにする準備工程と、を含むことにより、第2の
溶着工程前に、放電容器と閉塞体に付着しているOH基
等の不純物を取り除くことが可能となる。
【0019】なお、除去工程は、10-4torr以上の
真空度で、かつ、900℃〜1200℃の間で、2時間
以上加熱処理をするものであり、準備工程は、不活性ガ
スとしてアルゴンガスを充填した密閉容器内に放電容器
を配置して行うことが好ましい。
【0020】また準備工程では、放電容器他端部の開口
から水銀および金属ハロゲン化物を放電容器内に入れ、
その後、第2の閉塞体を放電容器他端側に挿入し、位置
決めし、さらに、放電容器他端部の開口に開閉可能な開
閉弁を接続し、開閉弁を閉めることにより放電容器を気
密な状態にして、不活性ガスを充填した密閉容器から取
り出すことができる。
【0021】これにより、発光物質である水銀や金属ハ
ロゲン化物を希望する量を放電容器内に入れることや、
第2の閉塞体を入れ希望するアーク長に、第2の閉塞体
を放電容器内に調整、固定することが可能となる。
【0022】また、放電容器の開口部に開閉弁を接続す
ることで、放電容器の内部に入れられた発光物質やアー
ク長を調整し終え固定された第2の閉塞体が、密閉容器
内部より出す場合、大気に再び触れることがなく、大気
中のOH基等の汚染を防げる。
【0023】さらには、準備工程における放電容器の雰
囲気を、酸素濃度10ppm以下、露点−70℃以下の
アルゴンガスを含むようにしたり、密閉容器から取り出
した放電容器内を、約1気圧のアルゴンガスが充填する
ことができる。
【0024】これにより、密閉容器内で、熱処理した後
のランプ部材が、OH等の不純物から汚染されることを
防止できるとともに、密閉容器から大気中にランプ部材
を出しても、放電容器内部および第2の閉塞体は、大気
に触れることがなく、大気中のOH基等からの汚染を防
げる。
【0025】本発明の他の側面では、非導電性の材料か
らなる放電容器内に一対の電極が対向配置されるととも
に、放電容器の両端部には、放電容器を気密封止するた
めの閉塞体が各々挿入される放電ランプの製造方法にお
いて、一端部に第1の閉塞体を溶着した放電容器を準備
し、不活性ガス雰囲気中で発光物質、第2の閉塞体を放
電容器内に挿入した後、放電容器他端部の開口に開閉可
能な開閉弁を接続し、開閉弁を閉めることにより放電容
器を気密な状態にする準備工程と、開閉弁を開いて、開
閉弁に接続した排気装置により放電容器内からの排気を
行い、その後開閉弁を閉じる排気工程と、開閉弁を開い
て、開閉弁に接続した給気装置により放電容器内に放電
用希ガスを充填し、その後開閉弁を閉じる充填工程と、
開閉弁を閉じた状態で、加熱装置により放電容器他端部
を溶融し、放電容器他端部内周面を互いに溶着させて、
放電容器を気密にする気密工程と、を備えることによ
り、放電ランプの始動に必要な希ガスを、放電容器内部
が大気中の不純物に汚染されること無く、希望するガス
圧に設定することが可能となる。
【0026】排気工程としては、開閉弁を閉めた状態
で、10-3torr以上の真空度で少なくとも10秒以
上排気し、その後、開閉弁を開き、放電容器内を10-3
torr以上の真空度で少なくとも10秒以上排気する
ものであり、充填工程としては、放電容器内を10〜5
00torrの値で放電用希ガスを充填するものが好ま
しい。
【0027】放電用の希ガスとしては、ヘリウム、ネオ
ン、アルゴン、クリプトン、キセノン、ラドン、ハロゲ
ンガスの一種類か、または、ガス種を二種類以上組み合
わせた混合ガスであることが好ましい。
【0028】本発明のさらに他の側面では、非導電性の
材料からなる放電容器内に一対の電極が対向配置される
とともに、放電容器の両端部には、放電容器を気密封止
するための閉塞体が各々挿入される放電ランプの製造方
法において、加熱手段により気密状態の放電容器端部を
溶融させ、この放電容器端部の溶融した部分と閉塞体の
外周面を溶着させる溶着工程を備えるとともに、この溶
着工程は、放電容器を冷却しながら行うことにより、放
電容器内に存在する水銀や金属ハライド化物は、放電容
器端部の溶着の際に、外部より加えられる熱の影響を受
けて蒸発し放電容器内の圧を上げることなく、固体また
は液体の状態を維持し放電容器内に密閉される。また、
同様に放電容器内の希ガスも、外部より加えられる熱に
よって膨張することがない。
【0029】好適な実施形態としては、溶着工程は、一
端部への第1の閉塞体の溶着が完了し、発光物質、発光
用希ガスを含有する放電容器に対して行われるものであ
り、少なくとも放電容器一端部を液体窒素中に浸けた状
態で、加熱手段により放電容器他端部を溶融させ、この
放電容器他端部の溶融した部分と第2の閉塞体の外周面
を溶着させることにより、放電容器内外の差圧を容易に
生じさせることが可能となる。
【0030】別の好適な実施形態としては、気密工程後
に、加熱手段により放電容器他端部を溶融させ、この放
電容器他端部の溶融した部分と閉塞体の外周面を溶着さ
せる溶着工程と、放電容器の、気密工程で溶着した部分
を切断することにより、閉塞体に具備されたアウターリ
ード線を放電容器の外部に出すことによって、外部より
アウターリード線から、閉塞体に具備されている電極に
電力を供給することが可能となる。
【0031】また、放電容器他端部の切断部分が、放電
容器他端部の終端部と同じ、または、放電容器他端部の
終端部より電極側に位置するようにすれば、閉塞体の終
端部が放電容器の内部に存在するため、閉塞体に外部よ
り力や衝撃を直接受けることがなくなる。故に、後工程
である放電ランプとリフレクタの光学軸合わせを行う等
の際に、閉塞体の破損することが防止できる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下に、図面に基づいて本発明の
実施の形態を具体的に説明する。図1は、本発明の一次
側の溶着を行う際の縦断面図である。図1において、石
英ガラス製の放電容器10の発光管11は球状や楕円球
状であり、発光管11の両端に閉塞管12A、12Bが
連接されている。一次溶着側の閉塞管12Aの内部に
は、傾斜機能材料からなる閉塞体20が図のように所定
位置に調整設置されている。
【0033】なお、本実施例では、最大径9mmの発光
管11、外径6.3mm、内径2.2mmの閉塞管12
A、12Bで構成される石英ガラス製の放電容器10を
用いた。
【0034】傾斜機能材料からなる閉塞体20は、放電
容器10と同じ材質の非導電性成分と導電性成分の混合
体である。
【0035】本実施例においては、放電容器10が石英
ガラスであるため、閉塞体20は、非導電性成分をシリ
カ、導電性成分をモリブデンとし焼結したものであり、
その混合比率を長さ方向に連続的に変化させ、一端側を
非導電性とし、他端側を導電性としたものである。
【0036】閉塞体20の非導電性の端面21は、ほぼ
シリカ100%からなり、導電性の端面22はシリカ7
0%+モリブデン30%(体積比)の組成からなり外径
2.1mm長さ25mmの円柱状のものであるが、その
組成比率は必ずしもこれに限られるものではない。ま
た、その混合比率を長さ方向に段階的に変化させてもよ
い。
【0037】傾斜機能材料からなる閉塞体20の両端面
21、22からそれぞれ導電性を有する部分まで孔を開
け、それぞれの孔に電極の芯棒31、アウターリード線
34を挿入固定している。これによって芯棒31とアウ
ターリード線34を電気的に接続することが可能とな
る。
【0038】本実施例においては、陽極30の芯棒31
およびアウターリード線34はタングステンからなり、
閉塞体20の孔の隙間にはタングステンとシリカからな
る伝導性のサーメット(図示無し)が充填されている。
【0039】サーメットを充填することにより芯棒31
とおよびアウターリド線34を閉塞体20に固定すると
ともに、放電ランプ点灯時の線膨張率の違いによる閉塞
体20のクラック防止や電気導電部の信頼性を向上させ
る機能も兼ねている。
【0040】故に、タングステンからなる芯棒31やア
ウターリード線34の外径、および、閉塞体20の孔の
内径との組み合わせによって、サーメット組成を最適条
件にする必要がある。
【0041】閉塞体20を閉塞管12Aに固定するため
に、モリブデンからなる固定ガイド35をあらかじめア
ウターリード線34にスポット溶接で接続している。な
お、固定ガイド35の材質、固定方法は、本実施例に限
られたものではない。
【0042】まず、閉塞管12Aの終端が開口している
状態で、その開口部から閉塞体20を挿入し、その後閉
塞管12Aの終端を閉じたものを図1に示している。
【0043】あらかじめ一次側の溶着を行う閉塞管12
Aの終端をとじた放電容器10を用い開口している閉塞
管12Bから閉塞体20を挿入してもよい。尚、閉塞体
20は、水素フロー中800℃で20分間の熱処理をお
こなっている。
【0044】閉塞体20を一次側の溶着を行う閉塞管1
2Aに固定した後、放電容器10の閉塞管12Bの開口
部をシール用Oリング40やシール冶具41を介して真
空排気装置50に接続する。
【0045】真空排気装置50により、放電容器10内
を10-6torrに達した後、放電容器10内を真空に
引きながら、酸水素トーチ51を用いて閉塞管12Aの
外周より加熱し、閉塞体20のシリカがほぼ100%の
非導電性部分と閉塞管12Aの石英ガラスを溶着する。
【0046】溶着時に、放電容器10内の圧と放電容器
外の大気圧の差圧よって収縮する力が生じ、閉塞管12
Aの外部より機械的に力を加え圧潰するような大掛かり
な装置を用いることなく、簡単に閉塞管12Aと閉塞体
20の気密溶着でき、一次溶着が完了する。
【0047】次に、酸素濃度0.1ppm以下で露点−
95℃のアルゴンガスで充填されているグローブボック
スに連結している真空炉で、一次の溶着を完了した放電
容器10と二次側の溶着に用いる閉塞体を、真空度10
-6torr、処理温度1170℃で12時間の熱処理を
行った。
【0048】図2に示すように、熱処理終了後、一次側
の溶着が完了した放電容器10と二次側の溶着に用いる
閉塞体を大気に触れることなく、グローブボックス内
(図示無し)に移し、放電容器10の閉塞管12Bの開
口部より、水銀13 40mg、臭化水銀14 0.0
3mg、およびアーク長が1.3mmになるように陰極
32の電極を具備した二次側の溶着用の閉塞体23をア
ウターリード線36に溶接された固定ガイド37で閉塞
管12Bの内部に固定した。
【0049】その後、グローブボックス内で、放電容器
10の閉塞管12Bの開口部をシール用Oリング42や
シール冶具43を介して開閉弁44を接続し、開閉弁4
4を閉じた状態で放電容器10をグローブボックスより
出した。
【0050】この状態で放電容器10は大気に触れて
も、大気と遮断されているため、放電容器10の内部は
大気よりの汚染を受けることはない。
【0051】また、放電容器10の内部は、酸素濃度
0.1ppm以下で露点−95℃のアルゴンガスが約1
気圧の状態で充填されている。
【0052】次に、図2の縦断面図に示すように、開閉
弁44を閉じた状態で放電容器10を排気装置50に接
続し、まず、開閉弁44と排気装置50の間にある接続
部(図示無し)を10-6torrの真空度に達するまで
排気装置50で排気し、さらに、開閉弁44を開き放電
容器10内部を10-6torrの真空度に達するまで排
気装置50で排気した。
【0053】放電容器10内部が10-6torrに達し
たから10分間排気を続け、その後、排気装置50の排
気を止め、高真空に保たれている放電容器10内に、別
系統にあるガス充填装置52よりアルゴンガスを100
torr充填し、開閉バルブ44を閉じる。開閉バルブ
44を閉じた状態で、図2の縦断面図に示すように、二
次溶着用の閉塞体23と排気装置50との間の閉塞管1
2Bを部分的に酸水素トーチ51で加熱し、封じ切っ
た。
【0054】封じ切られた放電容器10は、図3の縦断
面図に示すように、容器53に満たされた液体窒素54
に発光管11の一部分または全部が浸かる位置に設置さ
れる。その際の設置するための冶具等は図示していな
い。
【0055】充分に発光管11が冷やされた状態で、酸
水素トーチ51で図3に示す二次側の溶着部を閉塞管1
2Bの外周より加熱し、閉塞体23のシリカがほぼ10
0%の非導電性部分と閉塞管12Bの石英ガラスを溶着
する。
【0056】加熱溶着時に、液体窒素54で放電容器1
0を充分に冷やしているため、放電容器10内に封入さ
れている水銀13と臭化水銀14は蒸気化することな
く、放電容器10内の圧と放電容器外の大気圧の差圧よ
って収縮する力が生じ、閉塞管12Bの外部より機械的
に力を加え圧潰するような大掛かりな装置を用いること
なく、簡単に閉塞管12Bと閉塞体23の気密溶着で
き、二次側の溶着が完了する。
【0057】最後に、図4の縦断面図に示すように、閉
塞体20、23の終端部が閉塞管12A、12Bの内部
に存在する位置で、二次側の溶着が完了した放電容器1
0の閉塞管12A、12Bを切断し、アウターリード線
34、36を放電容器10より外部に出すことにより、
排気チップを突設しない放電ランプが完成する。
【0058】この放電ランプは、直流点灯させるアーク
長の短い水銀放電ランプであるが、本発明の放電ランプ
の製造方法は、これに限られるものではなく、メタルハ
ライドランプやキセノンランプの放電ランプであっても
よい。また、アーク長の長いタイプの放電ランプや交流
点灯させる放電ランプであってもよい。
【0059】以上、記述した製造方法、製造条件で製作
した放電ランプの性能は、ランプ電力DC180W、ラ
ンプ電圧DC85V、アーク長1.3mm、全光束値1
1340lm、色温度10400K、演色性評価数7
0Raであり、超高圧状態の水銀ランプ性能が得られ
た。図5にその放電ランプの分光分布を示す。
【0060】
【図面の簡単な説明】
【図1】一次側溶着方法の縦断面図
【図2】二次側溶着用閉塞管を封じ切る方法の縦断面図
【図3】二次側溶着方法の縦断面図
【図4】本発明による放電ランプの完成図
【図5】本発明の製造方法で製作した放電ランプの分光
分布特性図
【符号の説明】
10 放電容器 11 発光管 12A 一次側溶着用閉塞管 12B 二次側溶着用閉塞管 13 水銀 14 臭化水銀 20 一次側溶着用閉塞体 21 閉塞体端面 22 閉塞体端面 30 陽極 31 芯棒 32 陰極 34 アウターリード線 35 固定用ガイド 36 アウターリド線 37 固定用ガイド 40 Oリング 41 シール冶具 42 Oリング 43 シール冶具 44 開閉弁 50 排気装置 51 酸水素トーチ 52 ガス充填装置 53 容器 54 液体窒素

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非導電性の材料からなる放電容器内に一
    対の電極が対向配置されるとともに、前記放電容器の端
    部には、前記放電容器を気密封止するための閉塞体が挿
    入される放電ランプの製造方法において、 加熱手段により前記放電容器端部を溶融させ、この前記
    放電容器端部の溶融した部分と前記閉塞体の外周面を溶
    着させる溶着工程を備えるとともに、 この溶着工程は、前記放電容器内部の圧力を前記放電容
    器外部の圧力よりも低下させた状態で行われる放電ラン
    プの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記溶着工程時には、前記放電容器内部
    を負圧または真空にしてなる請求項1記載の放電ランプ
    の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記閉塞体は、導電性成分及びこの導電
    性成分に比べて前記放電容器の材料に熱膨張係数が近い
    非導電性成分を含有し、内端側に前記電極が固定される
    ものである請求項1または2記載の放電ランプの製造方
    法。
  4. 【請求項4】 前記閉塞体の外端側は、前記電極側に比
    べて非導電性成分に対する導電性成分の比率が大きいこ
    とを特徴とする請求項3記載の放電ランプの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記溶着工程の前に、前記閉塞体を水素
    雰囲気内で800℃〜1200℃の間で熱処理をするこ
    とを特徴とした請求項1〜4の何れか記載の放電ランプ
    の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記溶着工程時には、前記放電容器内の
    充填ガスが、ヘリウム、ネオン、アルゴン、クリプト
    ン、キセノン、ラドンの一種類か、または、前記ガス種
    を二種類以上組み合わせた混合ガスであることを特徴と
    する請求項1〜5の何れか記載の放電ランプの製造方
    法。
  7. 【請求項7】 前記加熱手段として酸水素トーチまた
    は、プラズマトーチを用いたことを特徴とする請求項1
    〜6の何れか記載のランプの製造方法。
  8. 【請求項8】 前記溶着工程中に、前記加熱手段と前記
    放電容器の相対位置を変化させてなる請求項1〜7の何
    れか記載の放電ランプの製造方法。
  9. 【請求項9】 前記溶着工程中に、前記放電容器の周方
    向に沿って、前記放電容器または前記加熱手段を移動さ
    せる請求項8記載の放電ランプの製造方法。
  10. 【請求項10】 非導電性の材料からなる放電容器内に
    一対の電極が対向配置されるとともに、前記放電容器の
    端部には、前記放電容器を気密封止するための閉塞体が
    挿入される放電ランプの製造方法において、 前記放電容器端部を溶融させる加熱手段を用いて、この
    前記放電容器端部の溶融した部分と前記閉塞体の外周面
    を溶着させる溶着工程を備えるとともに、 前記溶着工程中に、前記加熱手段と前記放電容器の相対
    位置を変化させてなる放電ランプの製造方法。
  11. 【請求項11】 非導電性の材料からなる放電容器内に
    一対の電極が対向配置されるとともに、前記放電容器の
    両端部には、前記放電容器を気密封止するための閉塞体
    が各々挿入される放電ランプの製造方法において、 加熱手段により前記放電容器一端部を溶融させ、この前
    記放電容器一端部の溶融した部分と第1の閉塞体の外周
    面を溶着させる第1の溶着工程と、 加熱手段により前記放電容器他端部を溶融させ、この前
    記放電容器他端部の溶融した部分と第2の閉塞体の外周
    面を溶着させる第2の溶着工程と、を備えるとともに、 この第1、第2の溶着工程の間に、 大気に触れない状態で、前記放電容器及び前記第1の閉
    塞体表面の不純物を除去する除去工程と、 この除去工程後、大気に触れることなく、前記放電容器
    の雰囲気を不活性ガスにする準備工程と、を含む放電ラ
    ンプの製造方法。
  12. 【請求項12】 前記除去工程は、10-4torr以上
    の真空度で、かつ、900℃〜1200℃の間で、2時
    間以上加熱処理をするものであり、 前記準備工程は、前記不活性ガスとしてアルゴンガスを
    充填した密閉容器内に前記放電容器を配置して行われる
    請求項11記載の放電ランプの製造方法。
  13. 【請求項13】 前記準備工程では、前記放電容器他端
    部の開口から水銀および金属ハロゲン化物を前記放電容
    器内に入れ、その後、前記第2の閉塞体を前記放電容器
    他端側に挿入し、位置決めし、さらに、前記放電容器他
    端部の開口に開閉可能な開閉弁を接続し、前記開閉弁を
    閉めることにより前記放電容器を気密な状態にして、前
    記不活性ガスを充填した密閉容器から取り出すことを特
    徴とする請求項11または12記載の放電ランプの製造
    方法。
  14. 【請求項14】 前記準備工程における前記放電容器の
    雰囲気は、酸素濃度10ppm以下であり、露点−70
    ℃以下のアルゴンガスを含むことを特徴とする請求項1
    1〜13の何れか記載の放電ランプの製造方法。
  15. 【請求項15】 前記密閉容器から取り出した前記放電
    容器内は、約1気圧のアルゴンガスが充填されているこ
    とを特徴とする請求項14記載の放電ランプ製造方法。
  16. 【請求項16】 非導電性の材料からなる放電容器内に
    一対の電極が対向配置されるとともに、前記放電容器の
    両端部には、前記放電容器を気密封止するための閉塞体
    が各々挿入される放電ランプの製造方法において、 一端部に第1の閉塞体を溶着した放電容器を準備し、不
    活性ガス雰囲気中で発光物質、第2の閉塞体を前記放電
    容器内に挿入した後、前記放電容器他端部の開口に開閉
    可能な開閉弁を接続し、前記開閉弁を閉めることにより
    前記放電容器を気密な状態にする準備工程と、 前記開閉弁を開いて、前記開閉弁に接続した排気装置に
    より前記放電容器内からの排気を行い、その後前記開閉
    弁を閉じる排気工程と、 前記開閉弁を開いて、前記開閉弁に接続した給気装置に
    より前記放電容器内に放電用希ガスを充填し、その後前
    記開閉弁を閉じる充填工程と、 前記開閉弁を閉じた状態で、加熱装置により前記放電容
    器他端部を溶融し、前記放電容器他端部内周面を互いに
    溶着させて、前記放電容器を気密にする気密工程と、を
    備えてなる放電ランプの製造方法。
  17. 【請求項17】 前記排気工程は、前記開閉弁を閉めた
    状態で、10-3torr以上の真空度で少なくとも10
    秒以上排気し、その後、前記開閉弁を開き、前記放電容
    器内を10-3torr以上の真空度で少なくとも10秒
    以上排気するものであり、 前記充填工程は、前記放電容器内を10〜500tor
    rの値で放電用希ガスを充填するものである請求項16
    記載の放電ランプの製造方法。
  18. 【請求項18】 放電用の希ガスが、ヘリウム、ネオ
    ン、アルゴン、クリプトン、キセノン、ラドン、ハロゲ
    ンガスの一種類か、または、前記ガス種を二種類以上組
    み合わせた混合ガスであることを特徴とする請求項16
    または17記載の放電ランプの製造方法。
  19. 【請求項19】 非導電性の材料からなる放電容器内に
    一対の電極が対向配置されるとともに、前記放電容器の
    両端部には、前記放電容器を気密封止するための閉塞体
    が各々挿入される放電ランプの製造方法において、 加熱手段により気密状態の前記放電容器端部を溶融さ
    せ、この前記放電容器端部の溶融した部分と前記閉塞体
    の外周面を溶着させる溶着工程を備えるとともに、 この溶着工程は、前記放電容器を冷却しながら行われる
    放電ランプの製造方法。
  20. 【請求項20】 前記溶着工程は、一端部への第1の閉
    塞体の溶着が完了し、発光物質、発光用希ガスを含有す
    る前記放電容器に対して行われるものであり、 少なくとも前記放電容器一端部を液体窒素中に浸けた状
    態で、加熱手段により前記放電容器他端部を溶融させ、
    この前記放電容器他端部の溶融した部分と第2の閉塞体
    の外周面を溶着させることを特徴とする請求項19記載
    の放電ランプの製造方法。
  21. 【請求項21】 前記気密工程後に、加熱手段により前
    記放電容器他端部を溶融させ、この前記放電容器他端部
    の溶融した部分と前記閉塞体の外周面を溶着させる溶着
    工程と、 前記放電容器の、前記気密工程で溶着した部分を切断す
    ることを特徴とする請求項16記載のランプ製造方法。
  22. 【請求項22】 前記放電容器他端部の切断部分が、前
    記放電容器他端部の終端部と同じ、または、前記放電容
    器他端部の終端部より前記電極側に位置することを特徴
    とする請求項21記載の放電ランプの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004221069A (ja) * 2002-12-27 2004-08-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd 高圧放電ランプの製造方法、高圧放電ランプおよびランプユニット
KR100896147B1 (ko) * 2007-08-31 2009-05-11 주식회사 에이디피엔지니어링 형광램프의 실링기 겸용 실커팅장치 및 실커팅방법

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