JP2000331786A - 放電ランプ点灯回路 - Google Patents
放電ランプ点灯回路Info
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- JP2000331786A JP2000331786A JP14102499A JP14102499A JP2000331786A JP 2000331786 A JP2000331786 A JP 2000331786A JP 14102499 A JP14102499 A JP 14102499A JP 14102499 A JP14102499 A JP 14102499A JP 2000331786 A JP2000331786 A JP 2000331786A
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- fluorescent lamp
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Abstract
(57)【要約】
【課題】電極の劣化を抑え、蛍光灯等の放電ランプの長
寿命化を図ることが可能な安価かつ安全な点灯回路を提
供する。 【解決手段】放電ランプ(1)の一対の電極(11,1
2)のそれぞれに加熱電流を供給する熱電子発生回路
(F1 ,F2 )と、上記一対の電極(11,12)間に
高電圧を印加する主放電回路(L2 ,C1 ,C2 ,C
3 ,R)と、上記主放電回路中に、放電ランプ(1)と
並列に接続されるグロースターター(21)と、から構
成されたことを特徴とする。
寿命化を図ることが可能な安価かつ安全な点灯回路を提
供する。 【解決手段】放電ランプ(1)の一対の電極(11,1
2)のそれぞれに加熱電流を供給する熱電子発生回路
(F1 ,F2 )と、上記一対の電極(11,12)間に
高電圧を印加する主放電回路(L2 ,C1 ,C2 ,C
3 ,R)と、上記主放電回路中に、放電ランプ(1)と
並列に接続されるグロースターター(21)と、から構
成されたことを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放電ランプ点灯回
路に関する。
路に関する。
【0002】
【従来の技術】蛍光灯の点灯方式としては、従来、グロ
ー点灯方式(グロースターター内のバイメタルによる偶
然点灯方式)と、ラピッドスタート方式とが知られてい
る。グロー点灯方式においては、蛍光灯の一対のフィラ
メント(電極を兼ねる)と直列にグロースターターを接
続し、グロー放電による加熱後のグロースターター内の
バイメタルの接続期間中に流れる電流によって一対のフ
ィラメントを加熱して電子放出を行わせ、バイメタルが
冷えて電流が遮断されたときのインダクションキックに
よって蛍光灯の主放電を開始させるようになっている。
他方、ラピッドスタート方式においては、瞬時点灯を目
的に、一対のフィラメントに常時電流を通じておくと共
に、電極間に高電圧をかけておき、フィラメントが加熱
され熱電子が放出されて放電可能な最低条件の状態とな
ったときに自発的に主放電が開始されるようになってい
る。
ー点灯方式(グロースターター内のバイメタルによる偶
然点灯方式)と、ラピッドスタート方式とが知られてい
る。グロー点灯方式においては、蛍光灯の一対のフィラ
メント(電極を兼ねる)と直列にグロースターターを接
続し、グロー放電による加熱後のグロースターター内の
バイメタルの接続期間中に流れる電流によって一対のフ
ィラメントを加熱して電子放出を行わせ、バイメタルが
冷えて電流が遮断されたときのインダクションキックに
よって蛍光灯の主放電を開始させるようになっている。
他方、ラピッドスタート方式においては、瞬時点灯を目
的に、一対のフィラメントに常時電流を通じておくと共
に、電極間に高電圧をかけておき、フィラメントが加熱
され熱電子が放出されて放電可能な最低条件の状態とな
ったときに自発的に主放電が開始されるようになってい
る。
【0003】而して、管両端のフィラメント(電極)
は、タングステンの二重コイルフィラメントの表面を、
バリウム、ストロンチウムなどの酸化物で被覆して熱電
子の放射を盛んにするようになっているが、上記の如き
従来の瞬時点灯方式(インバーター式を含む)において
は、電極の劣化が早く、蛍光灯の寿命が短くなるという
問題があった。この点につき、始動時の電極温度と時間
の関係を示す図6を参照しつつ説明する。時間t1 での
温度T1 においては、一応放電可能な熱電子が放出さ
れ、時間t 3 での温度T3 においては、放電に充分な熱
電子が放出されることを示している。この場合におい
て、時間0〜t1 の期間中は、電極が次第に加熱される
過程であるが、熱電子の放射が始まる前から電極間には
高電圧がかけられているため、ガスのイオンが電極に当
り、電極表面の前記バリウム、ストロンチウムなどの酸
化物被覆がスパッターされて電極の劣化を招く。そのた
め、放電可能な量の熱電子が放出される温度がT1 では
足りずT2 まで上昇し、更に時間を要するという悪循環
を繰り返し、電極の寿命を短くする結果となる。
は、タングステンの二重コイルフィラメントの表面を、
バリウム、ストロンチウムなどの酸化物で被覆して熱電
子の放射を盛んにするようになっているが、上記の如き
従来の瞬時点灯方式(インバーター式を含む)において
は、電極の劣化が早く、蛍光灯の寿命が短くなるという
問題があった。この点につき、始動時の電極温度と時間
の関係を示す図6を参照しつつ説明する。時間t1 での
温度T1 においては、一応放電可能な熱電子が放出さ
れ、時間t 3 での温度T3 においては、放電に充分な熱
電子が放出されることを示している。この場合におい
て、時間0〜t1 の期間中は、電極が次第に加熱される
過程であるが、熱電子の放射が始まる前から電極間には
高電圧がかけられているため、ガスのイオンが電極に当
り、電極表面の前記バリウム、ストロンチウムなどの酸
化物被覆がスパッターされて電極の劣化を招く。そのた
め、放電可能な量の熱電子が放出される温度がT1 では
足りずT2 まで上昇し、更に時間を要するという悪循環
を繰り返し、電極の寿命を短くする結果となる。
【0004】図7は、電極の到達温度と発生する熱電子
量の関係を、電極が正常な場合(実線)と、劣化した場
合(破線)とで比較して示すグラフである。ここで、電
極が正常な場合とは、電極表面の酸化バリウム等の被覆
が充分な状態を指し、劣化した場合とは、これらの被覆
がスパッターにより失われた状態を指す。このグラフ
中、e1 は、放電に必要な熱電子量、e2 は、電極が正
常なときの熱電子量、e3 は、電極が劣化したときの熱
電子量、T1 は、電極が正常なときの放電開始に必要な
電極到達温度、T2 は、電極が劣化したときの放電開始
に必要な電極到達温度、T3 は、安定放電時の電極到達
温度である。このグラフから、電極が劣化し始めると、
温度T1 〜T2 の範囲で更に劣化が増進すること、そし
て、電極が劣化すると、放射される熱電子量の差(e2
−e3)に相当するだけ電流が少なくなり、充分な出力
が得られないこと、が理解できる。
量の関係を、電極が正常な場合(実線)と、劣化した場
合(破線)とで比較して示すグラフである。ここで、電
極が正常な場合とは、電極表面の酸化バリウム等の被覆
が充分な状態を指し、劣化した場合とは、これらの被覆
がスパッターにより失われた状態を指す。このグラフ
中、e1 は、放電に必要な熱電子量、e2 は、電極が正
常なときの熱電子量、e3 は、電極が劣化したときの熱
電子量、T1 は、電極が正常なときの放電開始に必要な
電極到達温度、T2 は、電極が劣化したときの放電開始
に必要な電極到達温度、T3 は、安定放電時の電極到達
温度である。このグラフから、電極が劣化し始めると、
温度T1 〜T2 の範囲で更に劣化が増進すること、そし
て、電極が劣化すると、放射される熱電子量の差(e2
−e3)に相当するだけ電流が少なくなり、充分な出力
が得られないこと、が理解できる。
【0005】従って、電極の劣化を防止するには、図6
において、充分な熱電子の発生温度T 3 になるまでの期
間(0〜t2 )中、通常0.3〜1秒、望ましくは0.5秒
前後は、電極間に高電圧を加えるのを遅延させるように
するのが有効である。
において、充分な熱電子の発生温度T 3 になるまでの期
間(0〜t2 )中、通常0.3〜1秒、望ましくは0.5秒
前後は、電極間に高電圧を加えるのを遅延させるように
するのが有効である。
【0006】かかる知見に基づいて、本願出願人は先に
特願平11−019313号において、電極の劣化を抑
え、蛍光灯等の放電ランプの長寿命化を図ることが可能
な点灯回路を開示した。当該点灯回路は、放電ランプの
一対の電極のそれぞれに加熱電流を供給する熱電子発生
回路と、一対の電極間に高電圧を印加する主放電回路と
から成る放電ランプの点灯回路において、熱電子発生回
路がオンとなったとき始動して、所定の遅延時間経過後
に主放電回路をオンとするタイマースイッチを設けたこ
とを特徴とするものであった。そのような構成である
と、熱電子発生回路がオンとなってから所定の遅延時間
が経過し(タイムラグ)、充分な熱電子が放出されてか
ら初めて高電圧の主放電回路がオンとされるため、電極
の劣化を抑えることが可能となるものであった。
特願平11−019313号において、電極の劣化を抑
え、蛍光灯等の放電ランプの長寿命化を図ることが可能
な点灯回路を開示した。当該点灯回路は、放電ランプの
一対の電極のそれぞれに加熱電流を供給する熱電子発生
回路と、一対の電極間に高電圧を印加する主放電回路と
から成る放電ランプの点灯回路において、熱電子発生回
路がオンとなったとき始動して、所定の遅延時間経過後
に主放電回路をオンとするタイマースイッチを設けたこ
とを特徴とするものであった。そのような構成である
と、熱電子発生回路がオンとなってから所定の遅延時間
が経過し(タイムラグ)、充分な熱電子が放出されてか
ら初めて高電圧の主放電回路がオンとされるため、電極
の劣化を抑えることが可能となるものであった。
【0007】しかしながら、その場合、上記タイムラグ
を形成するためのタイマースイッチとして、動作の安定
したものは高価であり、また、これを用いた点灯回路が
電気製品の安全基準の認可を得るまでには、相当の期間
を要することが予想される。
を形成するためのタイマースイッチとして、動作の安定
したものは高価であり、また、これを用いた点灯回路が
電気製品の安全基準の認可を得るまでには、相当の期間
を要することが予想される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の観点
に鑑みてなされたものであり、その目的とするところ
は、上記タイマースイッチを用いる代わりに、従来公知
のグロースターターを用いて、特願平11−01931
3号において開示した点灯回路と同様の作動を確保で
き、これにより電極の劣化を抑え、蛍光灯等の放電ラン
プの長寿命化を図ることが可能な点灯回路を提供するこ
とにある。
に鑑みてなされたものであり、その目的とするところ
は、上記タイマースイッチを用いる代わりに、従来公知
のグロースターターを用いて、特願平11−01931
3号において開示した点灯回路と同様の作動を確保で
き、これにより電極の劣化を抑え、蛍光灯等の放電ラン
プの長寿命化を図ることが可能な点灯回路を提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、放電ラン
プの一対の電極のそれぞれに加熱電流を供給する熱電子
発生回路と、上記一対の電極間に高電圧を印加する主放
電回路と、上記主放電回路中に、放電ランプと並列に接
続されるグロースターターと、から構成されたことを特
徴とする放電ランプ点灯回路によって達成できる。更に
また、上記の目的は、放電ランプの一対の電極のそれぞ
れに加熱電流を供給する熱電子発生回路と、上記一対の
電極間に高電圧を印加する主放電回路と、主放電回路の
一次側に設けられるオルターネイトスイッチと、放電ラ
ンプと並列に接続され、オルターネイトスイッチと連動
するモーメンタリースイッチと、から構成されたことを
特徴とする放電ランプ点灯回路によっても達成できる。
プの一対の電極のそれぞれに加熱電流を供給する熱電子
発生回路と、上記一対の電極間に高電圧を印加する主放
電回路と、上記主放電回路中に、放電ランプと並列に接
続されるグロースターターと、から構成されたことを特
徴とする放電ランプ点灯回路によって達成できる。更に
また、上記の目的は、放電ランプの一対の電極のそれぞ
れに加熱電流を供給する熱電子発生回路と、上記一対の
電極間に高電圧を印加する主放電回路と、主放電回路の
一次側に設けられるオルターネイトスイッチと、放電ラ
ンプと並列に接続され、オルターネイトスイッチと連動
するモーメンタリースイッチと、から構成されたことを
特徴とする放電ランプ点灯回路によっても達成できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつゝ本発明を
具体的に説明する。図1は、本発明に係る放電ランプ点
灯回路を、蛍光灯1灯用の銅鉄型(110W用)安定器
に適用した実施例を示す回路図、図2は、蛍光灯2灯用
の銅鉄型(110W×2)安定器に適用した実施例を示
す回路図、図3は、インバーター式の電子安定器に適用
した実施例を示す回路図、図4は、フィラメント・トラ
ンスのない電子安定器に適用した実施例を示す回路図、
図5は、メカニカルスイッチを利用した実施例を示す回
路図である。
具体的に説明する。図1は、本発明に係る放電ランプ点
灯回路を、蛍光灯1灯用の銅鉄型(110W用)安定器
に適用した実施例を示す回路図、図2は、蛍光灯2灯用
の銅鉄型(110W×2)安定器に適用した実施例を示
す回路図、図3は、インバーター式の電子安定器に適用
した実施例を示す回路図、図4は、フィラメント・トラ
ンスのない電子安定器に適用した実施例を示す回路図、
図5は、メカニカルスイッチを利用した実施例を示す回
路図である。
【0011】先ず、図1の実施例から説明すれば、図
中、1は蛍光灯、11,12は蛍光灯の両端のフィラメ
ントを兼ねる電極、2は安定器である。安定器2中、T
rはリーケイジトランス、F1 ,F2 はそのフィラメン
ト巻線、L11は100V用の1次巻線、L12は200V
用の1次巻線、L2 は2次巻線、C1 は共振用コンデン
サー、C2 は進相用コンデンサー、C3 は雑音防止用コ
ンデンサー、Rは放電抵抗であり、20は電源スイッ
チ、21はグロースターターである。なお、グロースタ
ーター21自体が、雑音防止用のコンデンサーを内蔵す
る場合には、上記コンデンサーC3 は設けなくてもよい
(その点は、図2に示す実施例においても同様であ
る)。この回路においては、リーケイジトランスTrの
フィラメント巻線F1 ,F2 が熱電子発生回路を構成
し、リーケイジトランスTrの2次巻線L2 と前記コン
デンサーC1 ,C2 ,C3 及び放電抵抗R等々が主放電
回路を構成する。
中、1は蛍光灯、11,12は蛍光灯の両端のフィラメ
ントを兼ねる電極、2は安定器である。安定器2中、T
rはリーケイジトランス、F1 ,F2 はそのフィラメン
ト巻線、L11は100V用の1次巻線、L12は200V
用の1次巻線、L2 は2次巻線、C1 は共振用コンデン
サー、C2 は進相用コンデンサー、C3 は雑音防止用コ
ンデンサー、Rは放電抵抗であり、20は電源スイッ
チ、21はグロースターターである。なお、グロースタ
ーター21自体が、雑音防止用のコンデンサーを内蔵す
る場合には、上記コンデンサーC3 は設けなくてもよい
(その点は、図2に示す実施例においても同様であ
る)。この回路においては、リーケイジトランスTrの
フィラメント巻線F1 ,F2 が熱電子発生回路を構成
し、リーケイジトランスTrの2次巻線L2 と前記コン
デンサーC1 ,C2 ,C3 及び放電抵抗R等々が主放電
回路を構成する。
【0012】使用者が蛍光灯の電源スイッチ20を入れ
ると、リーケイジトランスTrの1次巻線L11若しくは
L12に電流が流れ、フィラメント巻線F1 ,F2 の出力
電流によって蛍光灯の電極11,12が熱せられ、熱電
子が放射される。このとき同時に、リーケイジトランス
Trの2次巻線L2 と前記コンデンサーC 1 ,C2 ,C
3 及び放電抵抗R等々によって構成される主放電回路に
も出力電圧が生じ、蛍光灯の電極11及び12間に高電
圧が印加されるが、グロースターター21にも同時にこ
の高電圧が印加されるため、グロー管はグロー放電を生
じ、その熱によって、内蔵されたバイメタルが伸びて接
触し、上記主放電回路の電流はグロースターター21の
みを通じて流れ、また、蛍光灯の管内の熱電子量はまだ
不充分であることと、初期のグロー放電領域では放電に
より管電圧は低下し、バイメタル接触時はほぼ0Vとな
り、蛍光灯の電極11及び12間では放電を生じること
がない。しかしながら、1秒程度が経過し、グロースタ
ーター21内のバイメタルが冷却されて接触が解除され
ると、グロースターターを流れていた電流は遮断され、
その時点では蛍光灯の管内の熱電子量は充分となってい
るため、電源の高圧がかかり放電を開始し、管電圧が下
がり、再びグロースターターが働くことはない。なお、
ランプが新しい時には、グロー放電中に蛍光灯が点灯す
ることもあるが、電圧が低い状態で放電するため、電極
の劣化は減じられる。電極の劣化が進みバイメタルが一
度OFFになるまで点灯しない状態はいずれおとずれ
る。
ると、リーケイジトランスTrの1次巻線L11若しくは
L12に電流が流れ、フィラメント巻線F1 ,F2 の出力
電流によって蛍光灯の電極11,12が熱せられ、熱電
子が放射される。このとき同時に、リーケイジトランス
Trの2次巻線L2 と前記コンデンサーC 1 ,C2 ,C
3 及び放電抵抗R等々によって構成される主放電回路に
も出力電圧が生じ、蛍光灯の電極11及び12間に高電
圧が印加されるが、グロースターター21にも同時にこ
の高電圧が印加されるため、グロー管はグロー放電を生
じ、その熱によって、内蔵されたバイメタルが伸びて接
触し、上記主放電回路の電流はグロースターター21の
みを通じて流れ、また、蛍光灯の管内の熱電子量はまだ
不充分であることと、初期のグロー放電領域では放電に
より管電圧は低下し、バイメタル接触時はほぼ0Vとな
り、蛍光灯の電極11及び12間では放電を生じること
がない。しかしながら、1秒程度が経過し、グロースタ
ーター21内のバイメタルが冷却されて接触が解除され
ると、グロースターターを流れていた電流は遮断され、
その時点では蛍光灯の管内の熱電子量は充分となってい
るため、電源の高圧がかかり放電を開始し、管電圧が下
がり、再びグロースターターが働くことはない。なお、
ランプが新しい時には、グロー放電中に蛍光灯が点灯す
ることもあるが、電圧が低い状態で放電するため、電極
の劣化は減じられる。電極の劣化が進みバイメタルが一
度OFFになるまで点灯しない状態はいずれおとずれ
る。
【0013】このように、本発明においては、熱電子量
が不充分な段階では、主放電回路の電流はグロースター
ター21内を流れ、蛍光灯の電極11及び12間に高電
圧電流が流れることがないから、スパッターによって電
極表面が劣化することがなく、蛍光灯の長寿命化が達成
される。また、グロースターター自体は従来より広く利
用されているものであるから、安価であると共に、安全
基準上も何ら問題がない。
が不充分な段階では、主放電回路の電流はグロースター
ター21内を流れ、蛍光灯の電極11及び12間に高電
圧電流が流れることがないから、スパッターによって電
極表面が劣化することがなく、蛍光灯の長寿命化が達成
される。また、グロースターター自体は従来より広く利
用されているものであるから、安価であると共に、安全
基準上も何ら問題がない。
【0014】なお、上記の如き本発明の点灯回路が、従
来のグロー点灯方式と異なっている主要な点は、従来の
グロー点灯方式では、スイッチオフによるキック電圧を
利用して放電開始電圧を得ており、それなしでは点灯し
ないのに対して、本発明では、それなしでも点灯可能な
瞬時点灯回路に、蛍光灯にかかる電圧を低下又は0Vに
する箇所にグロースターターを設けたことである。
来のグロー点灯方式と異なっている主要な点は、従来の
グロー点灯方式では、スイッチオフによるキック電圧を
利用して放電開始電圧を得ており、それなしでは点灯し
ないのに対して、本発明では、それなしでも点灯可能な
瞬時点灯回路に、蛍光灯にかかる電圧を低下又は0Vに
する箇所にグロースターターを設けたことである。
【0015】図2は、本発明を蛍光灯2灯用の銅鉄型
(110W×2)安定器に適用した実施例を示してお
り、図中、1A及び1Bは蛍光灯、11〜14は蛍光灯
の両端のフィラメントを兼ねる電極、2は安定器であ
る。安定器2中、Trはリーケイジトランス、F1 ,F
2 ,F3 はそのフィラメント巻線、L11は1次巻線、L
2 は2次巻線、C1 は起動用コンデンサー、C2 は進相
用コンデンサー、C3 は雑音防止用コンデンサー、R
1 ,R2 は放電抵抗であり、20は電源スイッチ、21
A及び21Bはグロースターターである。この回路にお
いては、リーケイジトランスTrのフィラメント巻線F
1 ,F2 ,F3 が熱電子発生回路を構成し、リーケイジ
トランスTrの2次巻線L2 と前記コンデンサーC1 ,
C2 ,C3 及び放電抵抗R1 ,R2 等々が主放電回路を
構成する。
(110W×2)安定器に適用した実施例を示してお
り、図中、1A及び1Bは蛍光灯、11〜14は蛍光灯
の両端のフィラメントを兼ねる電極、2は安定器であ
る。安定器2中、Trはリーケイジトランス、F1 ,F
2 ,F3 はそのフィラメント巻線、L11は1次巻線、L
2 は2次巻線、C1 は起動用コンデンサー、C2 は進相
用コンデンサー、C3 は雑音防止用コンデンサー、R
1 ,R2 は放電抵抗であり、20は電源スイッチ、21
A及び21Bはグロースターターである。この回路にお
いては、リーケイジトランスTrのフィラメント巻線F
1 ,F2 ,F3 が熱電子発生回路を構成し、リーケイジ
トランスTrの2次巻線L2 と前記コンデンサーC1 ,
C2 ,C3 及び放電抵抗R1 ,R2 等々が主放電回路を
構成する。
【0016】この回路の作動も、図1に示したものと同
様であり、主放電回路中で蛍光灯1A及び1Bの両端間
に挿入されたグロースターター21、又は2次コイルの
両端間に挿入されたグロースターターによって、前記タ
イムラグが形成され、蛍光灯1A及び1Bの管内に充分
な熱電子が放出されるまでは高電圧電流が電極11及び
12間並びに13及び14間を流れることはないから、
電極表面の劣化が防止でき、蛍光灯の長寿命化を図るこ
とができる。
様であり、主放電回路中で蛍光灯1A及び1Bの両端間
に挿入されたグロースターター21、又は2次コイルの
両端間に挿入されたグロースターターによって、前記タ
イムラグが形成され、蛍光灯1A及び1Bの管内に充分
な熱電子が放出されるまでは高電圧電流が電極11及び
12間並びに13及び14間を流れることはないから、
電極表面の劣化が防止でき、蛍光灯の長寿命化を図るこ
とができる。
【0017】図3は、本発明をインバーター式の電子安
定器に適用した実施例を示す回路図である。図中、31
はインバーター回路、32は点灯回路であり、1は蛍光
灯、11,12はその電極、15は初期微放電発生用の
接地導体、Trはトランス、F 1 ,F2 はそのフィラメ
ント巻線、21はグロースターターである。グロースタ
ーター21は、使用者が蛍光灯のスイッチを入れ、フィ
ラメント巻線F1 ,F2に出力電流が生じてから1秒程
度は導通状態にあり、そのため蛍光灯の電極11及び1
2間では放電は生じず、その期間中に充分な熱電子が放
出される。然るのち、グロースターター21が遮断され
ると、電極11及び12間に放電が発生し点灯する。
定器に適用した実施例を示す回路図である。図中、31
はインバーター回路、32は点灯回路であり、1は蛍光
灯、11,12はその電極、15は初期微放電発生用の
接地導体、Trはトランス、F 1 ,F2 はそのフィラメ
ント巻線、21はグロースターターである。グロースタ
ーター21は、使用者が蛍光灯のスイッチを入れ、フィ
ラメント巻線F1 ,F2に出力電流が生じてから1秒程
度は導通状態にあり、そのため蛍光灯の電極11及び1
2間では放電は生じず、その期間中に充分な熱電子が放
出される。然るのち、グロースターター21が遮断され
ると、電極11及び12間に放電が発生し点灯する。
【0018】図4は、本発明をフィラメント・トランス
のない電子安定器に適用した実施例を示しており、図
中、22は高電圧電源である。この回路において、コン
デンサーC4 はフィラメント11,12に常時電流を流
しても高電圧(管電圧)を保ち得るインピーダンスを有
しているが(ない場合もある)、C5 のインピーダンス
はそれより小さく(短絡状態もある)、初期においてグ
ロースターター21が導通状態にあるときは、フィラメ
ント11,12に過電流が流れることにより管電圧を低
くし(熱電子発生回路がオンの状態)、所定のタイムラ
グが経過してフィラメントが充分加熱された時点でグロ
ースターター21が遮断されると、フィラメント11及
び12間に高電圧がかかり(即ち、主放電回路がオンと
なる)、フィラメント電流が最低電流にまで落ちるよう
に構成する。
のない電子安定器に適用した実施例を示しており、図
中、22は高電圧電源である。この回路において、コン
デンサーC4 はフィラメント11,12に常時電流を流
しても高電圧(管電圧)を保ち得るインピーダンスを有
しているが(ない場合もある)、C5 のインピーダンス
はそれより小さく(短絡状態もある)、初期においてグ
ロースターター21が導通状態にあるときは、フィラメ
ント11,12に過電流が流れることにより管電圧を低
くし(熱電子発生回路がオンの状態)、所定のタイムラ
グが経過してフィラメントが充分加熱された時点でグロ
ースターター21が遮断されると、フィラメント11及
び12間に高電圧がかかり(即ち、主放電回路がオンと
なる)、フィラメント電流が最低電流にまで落ちるよう
に構成する。
【0019】図5は、メカニカルスイッチを用いた実施
例を示しており、図4におけるグロースターター21の
代わりに、オルターネイトスイッチ(メインスイッチ
用)23と連動するモーメンタリースイッチ24を用い
た例を示している。オルターネイトスイッチ23は、使
用者がスイッチの紐を1回引っ張る(もしくはスイッチ
のボタンを1回押す)たびに、ONとOFFが切り換わ
るスイッチであり、モーメンタリースイッチ24は、使
用者がスイッチの紐を引っ張っている期間中(もしくは
ボタンを押している期間中)のみON状態となるスイッ
チである。点灯のため、使用者がオルターネイトスイッ
チ23の紐を引っ張ると、オルターネイトスイッチ23
はONに切り換わり、これと連動するモーメンタリース
イッチ24も紐を引っ張っている期間中のみONとな
る。そのため、図4の場合と同様に、モーメンタリース
イッチ24がON状態にあるときは、フィラメント1
1,12に過電流が流れることにより管電圧を低くし
(熱電子発生回路がオンの状態)、僅かな時間が経過し
た後(タイムラグ)、使用者が紐を放すと、モーメンタ
リースイッチ24はOFF(オルターネイトスイッチ2
3はON状態に保たれる)となり、フィラメント11及
び12間に高電圧がかかり(即ち、主放電回路がオンと
なる)、蛍光灯は点灯し、フィラメント電流は最低電流
にまで低下する。なお、グロースターターと他の部品の
複合体を用いることも可能であり、また、一つのオルタ
ーネイトスイッチに対してモーメンタリースイッチを複
数設け、多灯を同時に点灯するように構成することも可
能である。
例を示しており、図4におけるグロースターター21の
代わりに、オルターネイトスイッチ(メインスイッチ
用)23と連動するモーメンタリースイッチ24を用い
た例を示している。オルターネイトスイッチ23は、使
用者がスイッチの紐を1回引っ張る(もしくはスイッチ
のボタンを1回押す)たびに、ONとOFFが切り換わ
るスイッチであり、モーメンタリースイッチ24は、使
用者がスイッチの紐を引っ張っている期間中(もしくは
ボタンを押している期間中)のみON状態となるスイッ
チである。点灯のため、使用者がオルターネイトスイッ
チ23の紐を引っ張ると、オルターネイトスイッチ23
はONに切り換わり、これと連動するモーメンタリース
イッチ24も紐を引っ張っている期間中のみONとな
る。そのため、図4の場合と同様に、モーメンタリース
イッチ24がON状態にあるときは、フィラメント1
1,12に過電流が流れることにより管電圧を低くし
(熱電子発生回路がオンの状態)、僅かな時間が経過し
た後(タイムラグ)、使用者が紐を放すと、モーメンタ
リースイッチ24はOFF(オルターネイトスイッチ2
3はON状態に保たれる)となり、フィラメント11及
び12間に高電圧がかかり(即ち、主放電回路がオンと
なる)、蛍光灯は点灯し、フィラメント電流は最低電流
にまで低下する。なお、グロースターターと他の部品の
複合体を用いることも可能であり、また、一つのオルタ
ーネイトスイッチに対してモーメンタリースイッチを複
数設け、多灯を同時に点灯するように構成することも可
能である。
【0020】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のでなく、蛍光灯以外の放電ランプの点灯にも同様に適
用し得るものであり、また、インバーター式の電子安定
器で2灯用のものも、銅鉄型のものと同様に可能であ
り、従って、本発明はその目的の範囲内において上記の
説明から当業者が容易に想到し得るすべての変更実施例
を包摂するものである。
のでなく、蛍光灯以外の放電ランプの点灯にも同様に適
用し得るものであり、また、インバーター式の電子安定
器で2灯用のものも、銅鉄型のものと同様に可能であ
り、従って、本発明はその目的の範囲内において上記の
説明から当業者が容易に想到し得るすべての変更実施例
を包摂するものである。
【0021】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成されるから、本
発明によるときは、電極の劣化が少なく、長寿命の放電
ランプの点灯方法及び回路を提供し得るものであり、特
に、紫外線を照射させる石英管や、放電回路内蔵のコン
パクト灯では本発明による効果が大きい。また、メカニ
カルスイッチは、インバーター式の電気スタンドに手軽
に効果的に使用できる。そしてまた、本発明は、従来よ
り広く利用されているグロースターターやメカニカルス
イッチを用いるものであるから、安価に生産可能である
と共に、安全基準上も何ら問題がない。
発明によるときは、電極の劣化が少なく、長寿命の放電
ランプの点灯方法及び回路を提供し得るものであり、特
に、紫外線を照射させる石英管や、放電回路内蔵のコン
パクト灯では本発明による効果が大きい。また、メカニ
カルスイッチは、インバーター式の電気スタンドに手軽
に効果的に使用できる。そしてまた、本発明は、従来よ
り広く利用されているグロースターターやメカニカルス
イッチを用いるものであるから、安価に生産可能である
と共に、安全基準上も何ら問題がない。
【図1】本発明に係る放電ランプ点灯回路を、蛍光灯1
灯用の銅鉄型(110W用)安定器に適用した実施例を
示す回路図である。
灯用の銅鉄型(110W用)安定器に適用した実施例を
示す回路図である。
【図2】蛍光灯2灯用の銅鉄型安定器に適用した実施例
を示す回路図である。
を示す回路図である。
【図3】インバーター式の電子安定器に適用した実施例
を示す回路図である。
を示す回路図である。
【図4】フィラメント・トランスのない電子安定器に適
用した実施例を示す回路図である。
用した実施例を示す回路図である。
【図5】メカニカルスイッチを利用した実施例を示す回
路図である。
路図である。
【図6】始動時の電極温度と時間の関係を示すグラフで
ある。
ある。
【図7】電極の到達温度と発生する熱電子量の関係を、
電極が正常な場合と、劣化した場合とで比較して示すグ
ラフである。
電極が正常な場合と、劣化した場合とで比較して示すグ
ラフである。
1 蛍光灯 11〜14 電極(フィラメント) 2 安定器 20 電源スイッチ 21 グロースターター 22 高電圧電源 23 オルターネイトスイッチ 24 モーメンタリースイッチ Tr トランス F1 〜F3 フィラメント巻線 L11,L12 1次巻線 L2 2次巻線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3K083 AA45 BA05 BA13 BA25 BB02 BB05 BB14 BB16 BC03 BC20 CA38
Claims (2)
- 【請求項1】放電ランプ(1)の一対の電極(11,1
2)のそれぞれに加熱電流を供給する熱電子発生回路
(F1 ,F2 )と、上記一対の電極(11,12)間に
高電圧を印加する主放電回路(L2 ,C1 ,C2 ,C
3 ,R)と、放電ランプ(1)と並列に接続されるグロ
ースターター(21)と、から構成されたことを特徴と
する放電ランプ点灯回路(2)。 - 【請求項2】放電ランプ(1)の一対の電極(11,1
2)のそれぞれに加熱電流を供給する熱電子発生回路
(F1 ,F2 )と、上記一対の電極(11,12)間に
高電圧を印加する主放電回路(L2 ,C1 ,C2 ,C
3 ,R)と、主放電回路の一次側に設けられるオルター
ネイトスイッチ(23)と、放電ランプ(1)と並列に
接続され、オルターネイトスイッチ(23)と連動する
モーメンタリースイッチ(24)と、から構成されたこ
とを特徴とする放電ランプ点灯回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14102499A JP2000331786A (ja) | 1999-05-21 | 1999-05-21 | 放電ランプ点灯回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14102499A JP2000331786A (ja) | 1999-05-21 | 1999-05-21 | 放電ランプ点灯回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000331786A true JP2000331786A (ja) | 2000-11-30 |
Family
ID=15282447
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14102499A Pending JP2000331786A (ja) | 1999-05-21 | 1999-05-21 | 放電ランプ点灯回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000331786A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011210406A (ja) * | 2010-03-29 | 2011-10-20 | Nec Lighting Ltd | 放電ランプ用のインバータ、および照明装置 |
-
1999
- 1999-05-21 JP JP14102499A patent/JP2000331786A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011210406A (ja) * | 2010-03-29 | 2011-10-20 | Nec Lighting Ltd | 放電ランプ用のインバータ、および照明装置 |
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