JP2000331805A - 積層型セラミックアレイ - Google Patents
積層型セラミックアレイInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 セラミック層の厚みを厚くせずに、静電容量
が小さくかつ安定した積層型セラミックアレイを提供す
ることを目的とする。 【解決手段】 第1の内部電極層3aと第2の内部電極
層3bがセラミック層2を挟んで対向するように交互に
積層して積層体1を形成し、この積層体1を焼成し、積
層体1の第1の内部電極層3a及び第2の内部電極層3
bの露出した両端面に第1の外部電極4aを第1の内部
電極層3aと、第2の外部電極4bを第2の内部電極層
3bと電気的に接続するように、形成し、第1及び第2
の内部電極層3a,3bの形状は非対称型であり、一層
のセラミック層2を挟んで複数の第1の内部電極層3a
と複数の第2の内部電極層3bとがそれぞれ対向する部
分を一ヵ所有する構成である。
が小さくかつ安定した積層型セラミックアレイを提供す
ることを目的とする。 【解決手段】 第1の内部電極層3aと第2の内部電極
層3bがセラミック層2を挟んで対向するように交互に
積層して積層体1を形成し、この積層体1を焼成し、積
層体1の第1の内部電極層3a及び第2の内部電極層3
bの露出した両端面に第1の外部電極4aを第1の内部
電極層3aと、第2の外部電極4bを第2の内部電極層
3bと電気的に接続するように、形成し、第1及び第2
の内部電極層3a,3bの形状は非対称型であり、一層
のセラミック層2を挟んで複数の第1の内部電極層3a
と複数の第2の内部電極層3bとがそれぞれ対向する部
分を一ヵ所有する構成である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば電気回路の過
電圧の保護を目的とする積層型バリスタ等の積層型セラ
ミックアレイに関するものである。
電圧の保護を目的とする積層型バリスタ等の積層型セラ
ミックアレイに関するものである。
【0002】
【従来の技術】積層型セラミックアレイの一例である積
層型バリスタアレイにおいては、最近の電子機器の超小
型化、省電力化の推進により機器の低電圧化が進むに伴
い、サージだけでなく静電気放電の脅威が高まり、電子
機器の静電気対策が重要課題となってきた。回路の駆動
電圧が小さくなるほど異常電圧による電子機器の誤作動
や、最悪の場合回路部品の破壊が起こりやすいからであ
る。携帯電話やノートパソコンあるいは携帯型情報端末
機器といった電子機器は、外部からの信号を受けるため
の様々なIO端子を持つため、インターフェースケーブ
ルの接続時等の静電気放電が直接内部信号回路にダメー
ジを与える可能性が高いという問題点がある。さらに、
携帯電話の場合IO端子だけでなくアンテナ部分からの
静電気放電も問題になってきている。
層型バリスタアレイにおいては、最近の電子機器の超小
型化、省電力化の推進により機器の低電圧化が進むに伴
い、サージだけでなく静電気放電の脅威が高まり、電子
機器の静電気対策が重要課題となってきた。回路の駆動
電圧が小さくなるほど異常電圧による電子機器の誤作動
や、最悪の場合回路部品の破壊が起こりやすいからであ
る。携帯電話やノートパソコンあるいは携帯型情報端末
機器といった電子機器は、外部からの信号を受けるため
の様々なIO端子を持つため、インターフェースケーブ
ルの接続時等の静電気放電が直接内部信号回路にダメー
ジを与える可能性が高いという問題点がある。さらに、
携帯電話の場合IO端子だけでなくアンテナ部分からの
静電気放電も問題になってきている。
【0003】このような信号回路またはアンテナ回路等
の静電気放電対策用部品は、低電圧駆動回路に対応でき
ることと同時に、その信号ラインへの影響をできる限り
小さくするために静電容量が数pFからせいぜい十数p
Fといった小さなものであることが望ましい。
の静電気放電対策用部品は、低電圧駆動回路に対応でき
ることと同時に、その信号ラインへの影響をできる限り
小さくするために静電容量が数pFからせいぜい十数p
Fといった小さなものであることが望ましい。
【0004】図10は一般的な積層型バリスタの斜視
図、図11は図10のA−B断面図、図12は図10の
C−D断面図、図13は図10のE−F断面図、図14
は図10のG−H断面図である。
図、図11は図10のA−B断面図、図12は図10の
C−D断面図、図13は図10のE−F断面図、図14
は図10のG−H断面図である。
【0005】従来の積層型バリスタアレイは、図11か
ら図14に示すように、一層のセラミック層100を介
して、複数の内部電極層101a,101bが対向する
ようにした積層体の内部電極層101a,101bの露
出した両端面に、複数の外部電極102を形成したもの
であった。またこの内部電極層101a,101bは、
長方形状の対称型であった。
ら図14に示すように、一層のセラミック層100を介
して、複数の内部電極層101a,101bが対向する
ようにした積層体の内部電極層101a,101bの露
出した両端面に、複数の外部電極102を形成したもの
であった。またこの内部電極層101a,101bは、
長方形状の対称型であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記構成において、静
電容量の小さい積層型バリスタアレイを製造しようとす
ると、内部電極層101a,101bの数を減らす方法
と、内部電極層101a,101bに挟まれたセラミッ
ク層100(以下、有効層とする)の厚みを大きくする
方法がある。しかし、内部電極層101a,101bの
数を減らしても内部電極層101a,101bの重なり
部分の面積が大きいので静電容量を数pFにするのは困
難であるし、有効層の厚みを大きくすればその電圧は有
効層厚みに比例して大きくなるため、同時にバリスタ電
圧も高くなり低電圧駆動回路に対応し難いという問題点
を有していた。
電容量の小さい積層型バリスタアレイを製造しようとす
ると、内部電極層101a,101bの数を減らす方法
と、内部電極層101a,101bに挟まれたセラミッ
ク層100(以下、有効層とする)の厚みを大きくする
方法がある。しかし、内部電極層101a,101bの
数を減らしても内部電極層101a,101bの重なり
部分の面積が大きいので静電容量を数pFにするのは困
難であるし、有効層の厚みを大きくすればその電圧は有
効層厚みに比例して大きくなるため、同時にバリスタ電
圧も高くなり低電圧駆動回路に対応し難いという問題点
を有していた。
【0007】そこで本発明は、セラミック層の厚みを厚
くせずに、静電容量が小さくかつ安定した積層型セラミ
ックアレイを提供することを目的とするものである。
くせずに、静電容量が小さくかつ安定した積層型セラミ
ックアレイを提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の積層型セラミックアレイは、複数のセラミッ
ク層と複数の内部電極とが積層されたセラミック素体
と、このセラミック素体の表面にこのセラミック素体を
介して対向するように設けると共に前記内部電極と電気
的に接続される複数の外部電極とを備え、前記セラミッ
ク層を介して対向する内部電極は互いに非対称型で異な
る前記外部電極に接続されたものであり、内部電極の重
なり面積を小さくできるので、上記目的を達成すること
ができる。
に本発明の積層型セラミックアレイは、複数のセラミッ
ク層と複数の内部電極とが積層されたセラミック素体
と、このセラミック素体の表面にこのセラミック素体を
介して対向するように設けると共に前記内部電極と電気
的に接続される複数の外部電極とを備え、前記セラミッ
ク層を介して対向する内部電極は互いに非対称型で異な
る前記外部電極に接続されたものであり、内部電極の重
なり面積を小さくできるので、上記目的を達成すること
ができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、複数のセラミック層と複数の内部電極とが積層され
たセラミック素体と、このセラミック素体の表面にこの
セラミック素体を介して対向するように設けると共に前
記内部電極と電気的に接続される複数の外部電極とを備
え、隣接する前記内部電極は異なる前記外部電極に接続
されると共に対向する前記外部電極に接続された内部電
極は、前記セラミック層を介して一ヵ所だけで対向し、
かつ互いに非対称型である積層型セラミックアレイであ
り、低容量で静電容量バラツキの少ないものである。
は、複数のセラミック層と複数の内部電極とが積層され
たセラミック素体と、このセラミック素体の表面にこの
セラミック素体を介して対向するように設けると共に前
記内部電極と電気的に接続される複数の外部電極とを備
え、隣接する前記内部電極は異なる前記外部電極に接続
されると共に対向する前記外部電極に接続された内部電
極は、前記セラミック層を介して一ヵ所だけで対向し、
かつ互いに非対称型である積層型セラミックアレイであ
り、低容量で静電容量バラツキの少ないものである。
【0010】請求項2に記載の発明は、内部電極の幅は
外部電極との接続部分の方をセラミック層を介して対向
している部分の最大幅よりも大きくした請求項1に記載
の積層型セラミックアレイであり、内部電極層と外部電
極との電気的接続を確実に取ることができる。
外部電極との接続部分の方をセラミック層を介して対向
している部分の最大幅よりも大きくした請求項1に記載
の積層型セラミックアレイであり、内部電極層と外部電
極との電気的接続を確実に取ることができる。
【0011】請求項3に記載の発明は、隣接する内部電
極は非相似型である請求項1または請求項2に記載の積
層型セラミックアレイであり、各端子毎に異なった容量
を有することが可能なものである。
極は非相似型である請求項1または請求項2に記載の積
層型セラミックアレイであり、各端子毎に異なった容量
を有することが可能なものである。
【0012】請求項4に記載の発明は、内部電極は曲線
状の角部を有する請求項1から請求項3のいずれか一つ
に記載の積層型セラミックアレイであり、電界の集中を
防止することができるものである。
状の角部を有する請求項1から請求項3のいずれか一つ
に記載の積層型セラミックアレイであり、電界の集中を
防止することができるものである。
【0013】請求項5に記載の発明は、セラミック層は
電圧非直線抵抗特性を示す半導体セラミック層である請
求項1から請求項4のいずれか一つに記載の積層型セラ
ミックアレイとなる。
電圧非直線抵抗特性を示す半導体セラミック層である請
求項1から請求項4のいずれか一つに記載の積層型セラ
ミックアレイとなる。
【0014】以下、本発明の実施の形態について積層型
バリスタアレイを例に図面を参照して説明する。外観は
従来と同じように図9に示す形状をしているので、図9
を用いて説明する。
バリスタアレイを例に図面を参照して説明する。外観は
従来と同じように図9に示す形状をしているので、図9
を用いて説明する。
【0015】(実施の形態1)図1は本発明の積層型バ
リスタアレイの斜視図、図2は図1のA−B断面図、図
3はC−D断面図、図4は図1のE−F断面図、図5は
G−H断面図であり、1は積層体、2はセラミック層、
3aは第1の内部電極層、3bは第2の内部電極層、4
aは第1の外部電極、4bは第2の外部電極である。
リスタアレイの斜視図、図2は図1のA−B断面図、図
3はC−D断面図、図4は図1のE−F断面図、図5は
G−H断面図であり、1は積層体、2はセラミック層、
3aは第1の内部電極層、3bは第2の内部電極層、4
aは第1の外部電極、4bは第2の外部電極である。
【0016】この積層型バリスタアレイの製造方法につ
いて以下に説明する。
いて以下に説明する。
【0017】まず、主成分のZnOに副成分としてBi
2O3,Co2O3,Sb2O3,Al2O3等を添加した原料
に、酢酸ブチル、有機バインダ、可塑剤を加えて混合
し、スラリーを得た。このスラリーをドクターブレード
法にてシート化し、適当な大きさに切断し、セラミック
層2となるセラミックグリーンシートを得た。
2O3,Co2O3,Sb2O3,Al2O3等を添加した原料
に、酢酸ブチル、有機バインダ、可塑剤を加えて混合
し、スラリーを得た。このスラリーをドクターブレード
法にてシート化し、適当な大きさに切断し、セラミック
層2となるセラミックグリーンシートを得た。
【0018】次に、図2,図3に示すように第1及び第
2の内部電極層3a,3bをそれぞれグリーンシート上
にAgペーストを用いて形成した。次いでこれを第1の
内部電極層3aと第2の内部電極層3bが、セラミック
層2を挟んで対向するように交互に積層して積層体1を
形成した。
2の内部電極層3a,3bをそれぞれグリーンシート上
にAgペーストを用いて形成した。次いでこれを第1の
内部電極層3aと第2の内部電極層3bが、セラミック
層2を挟んで対向するように交互に積層して積層体1を
形成した。
【0019】次いでこの積層体1を900〜950℃で
焼成し、バレル研磨後、積層体1の第1の内部電極層3
a及び第2の内部電極層3bの露出した両端面に、第1
の外部電極4aを第1の内部電極層3aと、第2の外部
電極4bを第2の内部電極層3bと電気的に接続するよ
うにAg/Pdペーストを塗布し、700〜900℃で
焼き付けて第1及び第2の外部電極4a,4bを形成し
て図1に示すような積層型バリスタアレイを得た。
焼成し、バレル研磨後、積層体1の第1の内部電極層3
a及び第2の内部電極層3bの露出した両端面に、第1
の外部電極4aを第1の内部電極層3aと、第2の外部
電極4bを第2の内部電極層3bと電気的に接続するよ
うにAg/Pdペーストを塗布し、700〜900℃で
焼き付けて第1及び第2の外部電極4a,4bを形成し
て図1に示すような積層型バリスタアレイを得た。
【0020】この積層型バリスタアレイは、図2,図3
に示すように第1及び第2の内部電極層3a,3bの形
状が非対称型であり、図4,図5に示すように一層のセ
ラミック層2を挟んで複数の第1の内部電極層3aと複
数の第2の内部電極層3bとがそれぞれ対向する部分を
一ヵ所有している。
に示すように第1及び第2の内部電極層3a,3bの形
状が非対称型であり、図4,図5に示すように一層のセ
ラミック層2を挟んで複数の第1の内部電極層3aと複
数の第2の内部電極層3bとがそれぞれ対向する部分を
一ヵ所有している。
【0021】(実施の形態2)図6は図1のA−B断面
図、図7は図1のC−D断面図である。
図、図7は図1のC−D断面図である。
【0022】実施の形態1と異なる点は、同一面上に存
在する第1の内部電極層3aを積層体の相対向する端面
に交互に露出するように形成した点である。また第2の
内部電極層3bも同様にして形成した。従って、同一平
面上において第1及び第2の内部電極層3a,3bは、
隣接する第1及び第2の内部電極層3a,3bと異なる
端面で第1及び第2の外部電極4a,4bと接続される
こととなる。
在する第1の内部電極層3aを積層体の相対向する端面
に交互に露出するように形成した点である。また第2の
内部電極層3bも同様にして形成した。従って、同一平
面上において第1及び第2の内部電極層3a,3bは、
隣接する第1及び第2の内部電極層3a,3bと異なる
端面で第1及び第2の外部電極4a,4bと接続される
こととなる。
【0023】この第1及び第2の内部電極層3a,3b
も非対称型であり、セラミック層2を介して第1の内部
電極層3aと第2の内部電極層3bとが対向する部分を
一ヵ所有している。
も非対称型であり、セラミック層2を介して第1の内部
電極層3aと第2の内部電極層3bとが対向する部分を
一ヵ所有している。
【0024】第1及び第2の内部電極層3a,3bの形
状が異なるだけで、この積層型バリスタアレイも実施の
形態1に示した方法で製造した。
状が異なるだけで、この積層型バリスタアレイも実施の
形態1に示した方法で製造した。
【0025】このように同一面上において隣接する第1
及び第2の内部電極層3a,3bは、異なる端面で第1
及び第2の外部電極4a,4bと接続されるので、浮遊
容量を小さくすることができる。
及び第2の内部電極層3a,3bは、異なる端面で第1
及び第2の外部電極4a,4bと接続されるので、浮遊
容量を小さくすることができる。
【0026】(実施の形態3)図8は図1のA−B断面
図、図9は図1のC−D断面図である。
図、図9は図1のC−D断面図である。
【0027】実施の形態1と異なる点は、同一平面に存
在する第1及び第2の内部電極層3a,3bの形状が全
て異なる形状をしていることである。
在する第1及び第2の内部電極層3a,3bの形状が全
て異なる形状をしていることである。
【0028】つまり、セラミック層2を介して対向する
第1の内部電極層3aと第2の内部電極層3bは非対称
型であり、かつ第1の内部電極層3a及び第2の内部電
極層3b共に同一平面上で隣接するものとは互いに非対
称型であり、セラミック層2を挟んで第1の内部電極層
3aと第2の内部電極層3bとが対向する部分を一ヵ所
有している。
第1の内部電極層3aと第2の内部電極層3bは非対称
型であり、かつ第1の内部電極層3a及び第2の内部電
極層3b共に同一平面上で隣接するものとは互いに非対
称型であり、セラミック層2を挟んで第1の内部電極層
3aと第2の内部電極層3bとが対向する部分を一ヵ所
有している。
【0029】この積層型バリスタアレイは、同一平面上
で隣接する第1及び第2の内部電極層3a,3bどうし
を非対称型にすることにより、積層体1を介して対向す
る一対の第1及び第2の外部電極4a,4b毎に異なる
静電容量を持たせることができるものである。
で隣接する第1及び第2の内部電極層3a,3bどうし
を非対称型にすることにより、積層体1を介して対向す
る一対の第1及び第2の外部電極4a,4b毎に異なる
静電容量を持たせることができるものである。
【0030】第1及び第2の内部電極層3a,3bの形
状が異なるだけで、この積層型バリスタアレイも実施の
形態1に示した方法で製造した。
状が異なるだけで、この積層型バリスタアレイも実施の
形態1に示した方法で製造した。
【0031】なお、実施の形態1〜実施の形態3に示し
た積層型バリスタアレイは、静電容量が小さく、さらに
積層型バリスタアレイ毎及び積層体1を介して対向する
一対の外部電極4a,4b間毎の静電容量のバラツキが
小さく、かつ低バリスタ電圧を有するものである。ま
た、これらの積層型バリスタアレイは、静電容量が小さ
いにもかかわらず、8×20μsにおけるサージ耐量が
すべて5A以上であり、国際電気標準会議(IEC)の
定める静電気放電イミニュティ試験要求であるIEC−
1000−4−2のレベル4のESD耐量をすべてクリ
アする実用的な積層型バリスタアレイである。
た積層型バリスタアレイは、静電容量が小さく、さらに
積層型バリスタアレイ毎及び積層体1を介して対向する
一対の外部電極4a,4b間毎の静電容量のバラツキが
小さく、かつ低バリスタ電圧を有するものである。ま
た、これらの積層型バリスタアレイは、静電容量が小さ
いにもかかわらず、8×20μsにおけるサージ耐量が
すべて5A以上であり、国際電気標準会議(IEC)の
定める静電気放電イミニュティ試験要求であるIEC−
1000−4−2のレベル4のESD耐量をすべてクリ
アする実用的な積層型バリスタアレイである。
【0032】本発明においてポイントとなることについ
て以下に記載する。
て以下に記載する。
【0033】(1)第1の内部電極層3aと第2の内部
電極層3bは、それぞれ一層ずつでも複数層ずつでも構
わず、もちろん第1の内部電極層3aと第2の内部電極
層3bの層数が同じでも違っていても構わない。また、
各層毎に第1及び第2の内部電極層3a,3bの数を変
えても構わない。数を変えることにより、各第1及び第
2の外部電極4a,4b間の静電容量の調整ができる。
電極層3bは、それぞれ一層ずつでも複数層ずつでも構
わず、もちろん第1の内部電極層3aと第2の内部電極
層3bの層数が同じでも違っていても構わない。また、
各層毎に第1及び第2の内部電極層3a,3bの数を変
えても構わない。数を変えることにより、各第1及び第
2の外部電極4a,4b間の静電容量の調整ができる。
【0034】(2)第1及び第2の内部電極層3a,3
bの形状は、上記実施の形態で示した形状のように積層
体1を形成する際の積層ズレにより、セラミック層2を
介して対向する第1及び第2の内部電極層3a,3bの
重なり面積が変化しにくいような形状にしておくことが
望ましい。また、一層のセラミック層2を介して第1及
び第2の内部電極層3a,3bの重なる部分は、一ヵ所
以上であれば構わない。
bの形状は、上記実施の形態で示した形状のように積層
体1を形成する際の積層ズレにより、セラミック層2を
介して対向する第1及び第2の内部電極層3a,3bの
重なり面積が変化しにくいような形状にしておくことが
望ましい。また、一層のセラミック層2を介して第1及
び第2の内部電極層3a,3bの重なる部分は、一ヵ所
以上であれば構わない。
【0035】(3)第1の内部電極層3aまたは第2の
内部電極層3bあるいはその両方との形状を二種類以上
とすることにより、積層型セラミックアレイの静電容量
を積層体1を介して対向する一対の第1及び第2の外部
電極4a,4b間毎に変えることが可能となる。
内部電極層3bあるいはその両方との形状を二種類以上
とすることにより、積層型セラミックアレイの静電容量
を積層体1を介して対向する一対の第1及び第2の外部
電極4a,4b間毎に変えることが可能となる。
【0036】(4)第1の内部電極層3aあるいは第2
の内部電極層3bの角部分の少なくとも一部を、できれ
ばできるだけ多く角部分を曲線状とすることにより電界
集中を防止することができ、積層型バリスタアレイであ
ればサージ耐量に優れたものとなる。
の内部電極層3bの角部分の少なくとも一部を、できれ
ばできるだけ多く角部分を曲線状とすることにより電界
集中を防止することができ、積層型バリスタアレイであ
ればサージ耐量に優れたものとなる。
【0037】(5)上記実施の形態では、第1及び第2
の外部電極4a,4bは合計8個であり、全て四回路用
であるが第1及び第2の外部電極4a,4bは4個以上
の偶数個であれば、必要とされる回路数分可能な限り増
やしても構わない。
の外部電極4a,4bは合計8個であり、全て四回路用
であるが第1及び第2の外部電極4a,4bは4個以上
の偶数個であれば、必要とされる回路数分可能な限り増
やしても構わない。
【0038】(6)第1及び第2の外部電極4a,4b
の形状は、特に限定するものではなく、隣接する外部電
極4a,4bが電気的に接続されていないようにするこ
とが大切である。従って、第1及び第2の内部電極層3
a,3bの露出した部分全体を覆うものであっても構わ
ないし、第1及び第2の内部電極層3a,3bの露出し
た端面の一部だけに形成したものでも構わないが、耐湿
性などの信頼性を考慮すると、露出している第1及び第
2の内部電極層3a,3bを全て被覆するような形状と
することが望ましい。
の形状は、特に限定するものではなく、隣接する外部電
極4a,4bが電気的に接続されていないようにするこ
とが大切である。従って、第1及び第2の内部電極層3
a,3bの露出した部分全体を覆うものであっても構わ
ないし、第1及び第2の内部電極層3a,3bの露出し
た端面の一部だけに形成したものでも構わないが、耐湿
性などの信頼性を考慮すると、露出している第1及び第
2の内部電極層3a,3bを全て被覆するような形状と
することが望ましい。
【0039】(7)積層型バリスタアレイを基板に実装
する際の半田付け性を上げるために、第1及び第2の外
部電極4a,4b上にニッケル−スズメッキやニッケル
−半田メッキ等のメッキを施してもよい。
する際の半田付け性を上げるために、第1及び第2の外
部電極4a,4b上にニッケル−スズメッキやニッケル
−半田メッキ等のメッキを施してもよい。
【0040】(8)第1及び第2の内部電極層3a,3
b、第1及び第2の外部電極4a,4bは、導電性を持
つ金属であれば特に限定するものではないが、銀、銅、
金、白金、パラジウム、ニッケルあるいはこれらの合金
などセラミック層2と同時焼成できるものであれば特に
好ましい。さらに、第1及び第2の内部電極層3a,3
bと第1及び第2の外部電極4a,4bとは、同じ金属
でも異なる金属であっても構わないが、同じ金属を用い
て形成した方が電気的接続を確実にとることができる。
b、第1及び第2の外部電極4a,4bは、導電性を持
つ金属であれば特に限定するものではないが、銀、銅、
金、白金、パラジウム、ニッケルあるいはこれらの合金
などセラミック層2と同時焼成できるものであれば特に
好ましい。さらに、第1及び第2の内部電極層3a,3
bと第1及び第2の外部電極4a,4bとは、同じ金属
でも異なる金属であっても構わないが、同じ金属を用い
て形成した方が電気的接続を確実にとることができる。
【0041】(9)セラミック層2はその組成にはこだ
わらず、例えばZnO系、SrTiO3系などの半導体
セラミック、BaTiO3系などの誘電体セラミックな
どが挙げられる。また、セラミック層2の組成は一種類
に限定されるものではなく、誘電率やバリスタ電圧等の
電気特性の違う二種以上の異種のセラミック層2を用い
ても構わず、例えば半導体セラミック層と磁性体セラミ
ック層といった違う特性を有する材料の複合セラミック
層であっても構わない。
わらず、例えばZnO系、SrTiO3系などの半導体
セラミック、BaTiO3系などの誘電体セラミックな
どが挙げられる。また、セラミック層2の組成は一種類
に限定されるものではなく、誘電率やバリスタ電圧等の
電気特性の違う二種以上の異種のセラミック層2を用い
ても構わず、例えば半導体セラミック層と磁性体セラミ
ック層といった違う特性を有する材料の複合セラミック
層であっても構わない。
【0042】(10)積層型セラミックアレイの表面の
少なくとも第1及び第2の外部電極表面4a,4bの非
形成部品にガラスコーティングなどを施すことにより、
強度を向上させたり、耐湿性、耐メッキ性を向上させる
ことができる。
少なくとも第1及び第2の外部電極表面4a,4bの非
形成部品にガラスコーティングなどを施すことにより、
強度を向上させたり、耐湿性、耐メッキ性を向上させる
ことができる。
【0043】(11)実施の形態1〜3に示したよう
に、第1の内部電極層3aと第2の内部電極層3bとが
一層のセラミック層2を介して対向している部分の最大
幅より、第1の外部電極4a及び第の外部電極4bと接
続される部分の幅の方を大きくした方が低容量でかつ第
1及び第2の内部電極層3a,3bと第1及び第の外部
電極4a,4bとの電気的接続が確実なものとなる。
に、第1の内部電極層3aと第2の内部電極層3bとが
一層のセラミック層2を介して対向している部分の最大
幅より、第1の外部電極4a及び第の外部電極4bと接
続される部分の幅の方を大きくした方が低容量でかつ第
1及び第2の内部電極層3a,3bと第1及び第の外部
電極4a,4bとの電気的接続が確実なものとなる。
【0044】(12)本発明の積層型セラミックアレイ
の大きさは特に限定するものではなく、数ミリ〜数百ミ
クロンオーダーが一般的であるが、工法が許す限りそれ
よりさらに小さくてもまた大きくても構わない。また、
積層型セラミック電子部品の外部形状は、通常は角柱、
四角柱もしくはその角がとれた形が多いが、工法が許す
限りそれ以外のどんな形であっても構わない。
の大きさは特に限定するものではなく、数ミリ〜数百ミ
クロンオーダーが一般的であるが、工法が許す限りそれ
よりさらに小さくてもまた大きくても構わない。また、
積層型セラミック電子部品の外部形状は、通常は角柱、
四角柱もしくはその角がとれた形が多いが、工法が許す
限りそれ以外のどんな形であっても構わない。
【0045】(13)本発明の積層型セラミックアレイ
は、バリスタに向いたものであるが特にバリスタだけに
限定するものではなく、コンデンサ、センサ、サーミス
タなど多岐にわたるものである。
は、バリスタに向いたものであるが特にバリスタだけに
限定するものではなく、コンデンサ、センサ、サーミス
タなど多岐にわたるものである。
【0046】
【発明の効果】以上本発明によると、静電容量が小さく
かつ安定した積層型セラミックアレイを提供することが
できる。
かつ安定した積層型セラミックアレイを提供することが
できる。
【図1】本発明の積層型セラミックアレイを示す斜視図
【図2】本発明の実施の形態1における積層型バリスタ
アレイの図1のA−B断面図
アレイの図1のA−B断面図
【図3】本発明の実施の形態1における積層型バリスタ
アレイの図1のC−D断面図
アレイの図1のC−D断面図
【図4】本発明の実施の形態1における積層型バリスタ
アレイの図1のE−F断面図
アレイの図1のE−F断面図
【図5】本発明の実施の形態1における積層型バリスタ
アレイの図1のG−H断面図
アレイの図1のG−H断面図
【図6】本発明の実施の形態2における積層型バリスタ
アレイの図1のA−B断面図
アレイの図1のA−B断面図
【図7】本発明の実施の形態2における積層型バリスタ
アレイの図1のC−D断面図
アレイの図1のC−D断面図
【図8】本発明の実施の形態3における積層型バリスタ
アレイの図1のA−B断面図
アレイの図1のA−B断面図
【図9】本発明の実施の形態3における積層型バリスタ
アレイの図1のC−D断面図
アレイの図1のC−D断面図
【図10】一般的な従来の積層型バリスタアレイの斜視
図
図
【図11】従来の積層型バリスタアレイの図10のA−
B断面図
B断面図
【図12】従来の積層型バリスタアレイの図10のC−
D断面図
D断面図
【図13】従来の積層型バリスタアレイの図10のE−
F断面図
F断面図
【図14】従来の積層型バリスタアレイの図10のG−
H断面図
H断面図
1 積層体 2 セラミック層 3a 第1の内部電極層 3b 第2の内部電極層 4a 第1の外部電極 4b 第2の外部電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野井 慶一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5E034 CA07 CB01 CC03 DA02 DA07 DC01 DC06 DC10 DE07
Claims (5)
- 【請求項1】 複数のセラミック層と複数の内部電極と
が積層されたセラミック素体と、このセラミック素体の
表面にこのセラミック素体を介して対向するように設け
ると共に前記内部電極と電気的に接続される複数の外部
電極とを備え、前記セラミック層を介して対向する内部
電極は互いに非対称型で異なる前記外部電極に接続され
た積層型セラミックアレイ。 - 【請求項2】 内部電極の幅は外部電極との接続部分の
方をセラミック層を介して対向している部分の最大幅よ
りも大きくした請求項1に記載の積層型セラミックアレ
イ。 - 【請求項3】 隣接する内部電極は非相似型である請求
項1または請求項2に記載の積層型セラミックアレイ。 - 【請求項4】 内部電極は曲線状の角部を有する請求項
1から請求項3のいずれか一つに記載の積層型セラミッ
クアレイ。 - 【請求項5】 セラミック層は電圧非直線抵抗特性を示
す半導体セラミック層である請求項1から請求項4のい
ずれか一つに記載の積層型セラミックアレイ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11138195A JP2000331805A (ja) | 1999-05-19 | 1999-05-19 | 積層型セラミックアレイ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11138195A JP2000331805A (ja) | 1999-05-19 | 1999-05-19 | 積層型セラミックアレイ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000331805A true JP2000331805A (ja) | 2000-11-30 |
Family
ID=15216315
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11138195A Pending JP2000331805A (ja) | 1999-05-19 | 1999-05-19 | 積層型セラミックアレイ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000331805A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE10235011A1 (de) * | 2002-07-31 | 2004-02-26 | Epcos Ag | Elektrisches Vielschichtbauelement |
| JP2006041058A (ja) * | 2004-07-23 | 2006-02-09 | Tdk Corp | 積層型チップバリスタ |
| JP2017514300A (ja) * | 2014-03-28 | 2017-06-01 | インテル コーポレイション | Tsv接続された背部側分離 |
| JP2023542738A (ja) * | 2021-03-11 | 2023-10-11 | キョーセラ・エイブイエックス・コンポーネンツ・コーポレーション | 整合したバリスタを含むバリスタ・アレイ |
-
1999
- 1999-05-19 JP JP11138195A patent/JP2000331805A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE10235011A1 (de) * | 2002-07-31 | 2004-02-26 | Epcos Ag | Elektrisches Vielschichtbauelement |
| JP2006041058A (ja) * | 2004-07-23 | 2006-02-09 | Tdk Corp | 積層型チップバリスタ |
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| JP2023542738A (ja) * | 2021-03-11 | 2023-10-11 | キョーセラ・エイブイエックス・コンポーネンツ・コーポレーション | 整合したバリスタを含むバリスタ・アレイ |
| US12033775B2 (en) | 2021-03-11 | 2024-07-09 | KYOCERA AVX Components Corporation | Varistor array including matched varistors |
| JP2025029070A (ja) * | 2021-03-11 | 2025-03-05 | キョーセラ・エイブイエックス・コンポーネンツ・コーポレーション | 整合したバリスタを含むバリスタ・アレイ |
| JP7846684B2 (ja) | 2021-03-11 | 2026-04-15 | キョーセラ・エイブイエックス・コンポーネンツ・コーポレーション | 整合したバリスタを含むバリスタ・アレイ |
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