JPH11297508A - 積層型セラミック電子部品 - Google Patents
積層型セラミック電子部品Info
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- JPH11297508A JPH11297508A JP10097262A JP9726298A JPH11297508A JP H11297508 A JPH11297508 A JP H11297508A JP 10097262 A JP10097262 A JP 10097262A JP 9726298 A JP9726298 A JP 9726298A JP H11297508 A JPH11297508 A JP H11297508A
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- electrode layer
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 製造の際の積層ずれによる静電容量変化が小
さい積層型セラミック電子部品を提供することを目的と
するものである。 【解決手段】 第1の内部電極層3aと第2の内部電極
層3bとを交互にかつセラミック層2を介して積層した
積層体1と、この積層体1の両端部に設けた第1の外部
電極4aと第2の外部電極4bとを備え、第1の内部電
極層3aは、第1の外部電極4aに電気的に接続され、
かつ第2の外部電極4bと電気的に非接続の状態とし、
第2の内部電極層3bは、第2の外部電極4bに電気的
に接続され、かつ第1の外部電極4aと電気的に非接続
の状態とし、第1の内部電極層3aと第2の内部電極層
3bとは、非対称型で、前記セラミック層を介して一ヵ
所で対向している。
さい積層型セラミック電子部品を提供することを目的と
するものである。 【解決手段】 第1の内部電極層3aと第2の内部電極
層3bとを交互にかつセラミック層2を介して積層した
積層体1と、この積層体1の両端部に設けた第1の外部
電極4aと第2の外部電極4bとを備え、第1の内部電
極層3aは、第1の外部電極4aに電気的に接続され、
かつ第2の外部電極4bと電気的に非接続の状態とし、
第2の内部電極層3bは、第2の外部電極4bに電気的
に接続され、かつ第1の外部電極4aと電気的に非接続
の状態とし、第1の内部電極層3aと第2の内部電極層
3bとは、非対称型で、前記セラミック層を介して一ヵ
所で対向している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば電気回路の
過電圧の保護を目的とする積層型バリスタ等の積層型セ
ラミック電子部品に関するものである。
過電圧の保護を目的とする積層型バリスタ等の積層型セ
ラミック電子部品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】積層型セラミック電子部品の一例である
積層型バリスタにおいては、最近の電子機器の超小型
化、省電力化の推進により機器の低電圧化が進むに伴
い、サージだけでなく静電気放電の脅威が高まり、機器
の静電気対策が重要課題となってきた。回路の駆動電圧
が小さくなるほど、異常電圧による機器の誤作動や、最
悪の場合、回路部品の破壊が起こりやすいからである。
携帯電話やノートパソコンあるいは携帯型情報端末機器
といった機器は、外部からの信号を受ける為の様々なI
O端子を持つため、インターフェースケーブルの接続時
等の静電気放電が直接内部信号回路にダメージを与える
可能性が高いという問題点がある。さらに、携帯電話の
場合、IO端子だけでなくアンテナ部分からの静電気放
電も問題になってきている。
積層型バリスタにおいては、最近の電子機器の超小型
化、省電力化の推進により機器の低電圧化が進むに伴
い、サージだけでなく静電気放電の脅威が高まり、機器
の静電気対策が重要課題となってきた。回路の駆動電圧
が小さくなるほど、異常電圧による機器の誤作動や、最
悪の場合、回路部品の破壊が起こりやすいからである。
携帯電話やノートパソコンあるいは携帯型情報端末機器
といった機器は、外部からの信号を受ける為の様々なI
O端子を持つため、インターフェースケーブルの接続時
等の静電気放電が直接内部信号回路にダメージを与える
可能性が高いという問題点がある。さらに、携帯電話の
場合、IO端子だけでなくアンテナ部分からの静電気放
電も問題になってきている。
【0003】この様な信号回路、またはアンテナ回路等
の静電気放電対策用部品は、低電圧駆動回路に対応でき
ることと同時に、その信号ラインへの影響をできる限り
小さくするために静電容量が数pFからせいぜい十数p
Fといった小さなものであることが望ましい。
の静電気放電対策用部品は、低電圧駆動回路に対応でき
ることと同時に、その信号ラインへの影響をできる限り
小さくするために静電容量が数pFからせいぜい十数p
Fといった小さなものであることが望ましい。
【0004】図8に従来の積層型バリスタの縦断面図、
図9、図10に内部電極形状を示す平面図を示す。
図9、図10に内部電極形状を示す平面図を示す。
【0005】従来の積層型バリスタは、セラミック層1
00と長方形状の内部電極層101a,101bとをセ
ラミック層100を介して交互にかつ内部電極層101
a,101bとが相対向する端面に露出するように積層
した積層体の両端面に外部電極102を形成したもので
あった。
00と長方形状の内部電極層101a,101bとをセ
ラミック層100を介して交互にかつ内部電極層101
a,101bとが相対向する端面に露出するように積層
した積層体の両端面に外部電極102を形成したもので
あった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の積層型バリ
スタは、半導体セラミックに比較的静電容量の小さい酸
化亜鉛系セラミックを使ったものでも、その静電容量が
数十〜数百pFになる。この静電容量を小さくしようと
した場合、内部電極層101a,101bの数を減らす
か、内部電極層101a,101bに挟まれたセラミッ
ク層100(以下有効層とする)の厚みを大きくする
か、もしくは内部電極層101a,101bの面積を小
さくするしかない。しかし、内部電極層101a,10
1bの数を減らしても内部電極層101a,101bの
重なり部分の面積が大きい従来の内部電極層101a,
101bの形状では静電容量を数pFにするのは困難で
あるし、有効層の厚みを大きくすれば、その電圧は有効
層厚みに比例して大きくなる為、同時にバリスタ電圧も
高くなり低電圧駆動回路に対応し難い。
スタは、半導体セラミックに比較的静電容量の小さい酸
化亜鉛系セラミックを使ったものでも、その静電容量が
数十〜数百pFになる。この静電容量を小さくしようと
した場合、内部電極層101a,101bの数を減らす
か、内部電極層101a,101bに挟まれたセラミッ
ク層100(以下有効層とする)の厚みを大きくする
か、もしくは内部電極層101a,101bの面積を小
さくするしかない。しかし、内部電極層101a,10
1bの数を減らしても内部電極層101a,101bの
重なり部分の面積が大きい従来の内部電極層101a,
101bの形状では静電容量を数pFにするのは困難で
あるし、有効層の厚みを大きくすれば、その電圧は有効
層厚みに比例して大きくなる為、同時にバリスタ電圧も
高くなり低電圧駆動回路に対応し難い。
【0007】また、従来の形状のまま内部電極層の面積
を単純に小さくすれば、積層ズレによる内部電極層の重
なり部分の面積変化が大きくなり静電容量のバラツキが
大きくなる。このような問題のため、結局、低容量かつ
低バリスタ電圧を有する積層型バリスタを構成すること
は困難であった。
を単純に小さくすれば、積層ズレによる内部電極層の重
なり部分の面積変化が大きくなり静電容量のバラツキが
大きくなる。このような問題のため、結局、低容量かつ
低バリスタ電圧を有する積層型バリスタを構成すること
は困難であった。
【0008】そこで本発明は、製造の際の積層ずれによ
る静電容量変化が小さい積層型セラミック電子部品を提
供することを目的とするものである。
る静電容量変化が小さい積層型セラミック電子部品を提
供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の積層型セラミック電子部品は、第1の内部電
極層と第2の内部電極層とを交互にかつセラミック層を
介して積層した積層体と、この積層体の両端部に設けた
第1の外部電極と第2の外部電極とを備え、前記第1の
内部電極層とは、前記第1の外部電極に電気的に接続さ
れ、かつ前記第2の外部電極と電気的に非接続の状態と
し、前記第2の内部電極層は、前記第2の外部電極に電
気的に接続され、かつ前記第1の外部電極と電気的に非
接続の状態とし、前記第1の内部電極層と前記第2の内
部電極層とは、非対称型で、前記セラミック層を介して
一ヵ所で対向しているものであり、上記目的を達成する
ことができるものである。
に本発明の積層型セラミック電子部品は、第1の内部電
極層と第2の内部電極層とを交互にかつセラミック層を
介して積層した積層体と、この積層体の両端部に設けた
第1の外部電極と第2の外部電極とを備え、前記第1の
内部電極層とは、前記第1の外部電極に電気的に接続さ
れ、かつ前記第2の外部電極と電気的に非接続の状態と
し、前記第2の内部電極層は、前記第2の外部電極に電
気的に接続され、かつ前記第1の外部電極と電気的に非
接続の状態とし、前記第1の内部電極層と前記第2の内
部電極層とは、非対称型で、前記セラミック層を介して
一ヵ所で対向しているものであり、上記目的を達成する
ことができるものである。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、第1の内部電極層と第2の内部電極層とを交互にか
つセラミック層を介して積層した積層体と、この積層体
の両端部に設けた第1の外部電極と第2の外部電極とを
備え、前記第1の内部電極層は、前記第1の外部電極に
電気的に接続され、かつ前記第2の外部電極と電気的に
非接続の状態とし、前記第2の内部電極層は、前記第2
の外部電極に電気的に接続され、かつ前記第1の外部電
極と電気的に非接続の状態とし、前記第1の内部電極層
と前記第2の内部電極層とは、非対称型で、前記セラミ
ック層を介して一ヵ所で対向している積層型セラミック
電子部品であり、低容量で静電容量バラツキの少ないも
のである。
は、第1の内部電極層と第2の内部電極層とを交互にか
つセラミック層を介して積層した積層体と、この積層体
の両端部に設けた第1の外部電極と第2の外部電極とを
備え、前記第1の内部電極層は、前記第1の外部電極に
電気的に接続され、かつ前記第2の外部電極と電気的に
非接続の状態とし、前記第2の内部電極層は、前記第2
の外部電極に電気的に接続され、かつ前記第1の外部電
極と電気的に非接続の状態とし、前記第1の内部電極層
と前記第2の内部電極層とは、非対称型で、前記セラミ
ック層を介して一ヵ所で対向している積層型セラミック
電子部品であり、低容量で静電容量バラツキの少ないも
のである。
【0011】請求項2に記載の発明は、第1の内部電極
層と第2の内部電極層とは、その対向している部分の最
大幅より、第1の外部電極及び第2の外部電極と接触し
ている部分の最大幅の方を大きくした請求項1に記載の
積層型セラミック電子部品であり、第1及び第2の内部
電極層と第1及び第2の外部電極との電気的接続を確実
に取ることができる。
層と第2の内部電極層とは、その対向している部分の最
大幅より、第1の外部電極及び第2の外部電極と接触し
ている部分の最大幅の方を大きくした請求項1に記載の
積層型セラミック電子部品であり、第1及び第2の内部
電極層と第1及び第2の外部電極との電気的接続を確実
に取ることができる。
【0012】請求項3に記載の発明は、第1の内部電極
層は、複数でかつその形状が二種類以上ある請求項1あ
るいは請求項2に記載の積層型セラミック電子部品であ
り、静電容量の微調整が可能なものである。
層は、複数でかつその形状が二種類以上ある請求項1あ
るいは請求項2に記載の積層型セラミック電子部品であ
り、静電容量の微調整が可能なものである。
【0013】請求項4に記載の発明は、第2の内部電極
層は、複数でかつその形状が二種類以上ある請求項3に
記載の積層型セラミック電子部品であり、静電容量の微
調整が可能なものである。
層は、複数でかつその形状が二種類以上ある請求項3に
記載の積層型セラミック電子部品であり、静電容量の微
調整が可能なものである。
【0014】請求項5に記載の発明は、第1の内部電極
層及び第2の内部電極層は、その角部分の少なくとも一
部が曲線状である請求項1〜請求項4のいずれか一つに
記載の積層型セラミック電子部品であり、電解集中を防
止することができるものである。
層及び第2の内部電極層は、その角部分の少なくとも一
部が曲線状である請求項1〜請求項4のいずれか一つに
記載の積層型セラミック電子部品であり、電解集中を防
止することができるものである。
【0015】請求項6に記載の発明は、第1の内部電極
層あるいは第2の内部電極層のうちの少なくとも一層
は、前記積層体の表面に露出している請求項1〜請求項
5のいずれか一つに記載の積層型セラミック電子部品で
あり、露出させた部分を除去することにより静電容量の
調整が可能なものである。
層あるいは第2の内部電極層のうちの少なくとも一層
は、前記積層体の表面に露出している請求項1〜請求項
5のいずれか一つに記載の積層型セラミック電子部品で
あり、露出させた部分を除去することにより静電容量の
調整が可能なものである。
【0016】請求項7に記載の発明は、セラミック層
は、電圧非直線抵抗特性を示す半導体セラミック層であ
る請求項1〜請求項6のいずれか一つに記載の積層型セ
ラミック電子部品であり、低容量で静電容量バラツキの
少ない積層型バリスタとなる。
は、電圧非直線抵抗特性を示す半導体セラミック層であ
る請求項1〜請求項6のいずれか一つに記載の積層型セ
ラミック電子部品であり、低容量で静電容量バラツキの
少ない積層型バリスタとなる。
【0017】以下、本発明の一実施の形態について積層
型バリスタを例に図面を参照して説明する。
型バリスタを例に図面を参照して説明する。
【0018】(実施の形態1)図1は本実施の形態にお
ける積層型バリスタの縦断面図、図2、図3は本実施の
形態における積層型バリスタの横断面図であり、1は積
層体、2はセラミック層、3aは第1の内部電極層、3
bは第2の内部電極層、4aは第1の外部電極、4bは
第2の外部電極である。
ける積層型バリスタの縦断面図、図2、図3は本実施の
形態における積層型バリスタの横断面図であり、1は積
層体、2はセラミック層、3aは第1の内部電極層、3
bは第2の内部電極層、4aは第1の外部電極、4bは
第2の外部電極である。
【0019】まず、主成分のZnOに副成分としてBi
2O3,Co2O3,Sb2O3,Al2O3等を加えて、酢酸
ブチル、有機バインダ、可塑剤を加えて混合し、スラリ
ーを得た。このスラリーをドクターブレード法にてシー
ト化し、適当な大きさに切断し、セラミック層2となる
セラミックグリーンシートを得た。
2O3,Co2O3,Sb2O3,Al2O3等を加えて、酢酸
ブチル、有機バインダ、可塑剤を加えて混合し、スラリ
ーを得た。このスラリーをドクターブレード法にてシー
ト化し、適当な大きさに切断し、セラミック層2となる
セラミックグリーンシートを得た。
【0020】次に、図2、図3に示すようにこのグリー
ンシート上にAgペーストにより形成した第1及び第2
の内部電極層3a,3bを第1の内部電極層3aと第2
の内部電極層3bとがセラミック層2を挟んで交互に積
層した積層体1を900〜950℃で焼成し、バレル研
磨後、積層体1の両端面に第1の外部電極4aを第1の
内部電極層3aと第2の外部電極4bを第2の内部電極
層3bと電気的に接続されるようにAg/Pdペースト
を塗布し、700〜900℃で焼き付けて積層型バリス
タを得た。
ンシート上にAgペーストにより形成した第1及び第2
の内部電極層3a,3bを第1の内部電極層3aと第2
の内部電極層3bとがセラミック層2を挟んで交互に積
層した積層体1を900〜950℃で焼成し、バレル研
磨後、積層体1の両端面に第1の外部電極4aを第1の
内部電極層3aと第2の外部電極4bを第2の内部電極
層3bと電気的に接続されるようにAg/Pdペースト
を塗布し、700〜900℃で焼き付けて積層型バリス
タを得た。
【0021】この積層型バリスタは、第1及び第2の内
部電極層3a,3bの形状が非対称型であり、一層のセ
ラミック層2を挟んで第1の内部電極層3aと第2の内
部電極層3bとが対向する部分を一ヵ所有している。
部電極層3a,3bの形状が非対称型であり、一層のセ
ラミック層2を挟んで第1の内部電極層3aと第2の内
部電極層3bとが対向する部分を一ヵ所有している。
【0022】(実施の形態2)図4、図5は本実施の形
態における積層型バリスタの横断面図であり、第1及び
第2の内部電極層3a,3bの形状の違いを除けば、実
施の形態1と同様にしての積層型バリスタを得た。
態における積層型バリスタの横断面図であり、第1及び
第2の内部電極層3a,3bの形状の違いを除けば、実
施の形態1と同様にしての積層型バリスタを得た。
【0023】この第1及び第2の内部電極層3a,3b
も非対称型であり、セラミック層2を挟んで第1の内部
電極層3aと第2の内部電極層3bとが対向する部分を
一ヵ所有している。
も非対称型であり、セラミック層2を挟んで第1の内部
電極層3aと第2の内部電極層3bとが対向する部分を
一ヵ所有している。
【0024】(実施の形態3)図6、図7は本実施の形
態における積層型バリスタの横断面図であり、第1及び
第2の内部電極層3a,3bの形状を除けば、実施の形
態1の積層型バリスタと同じ構造である。
態における積層型バリスタの横断面図であり、第1及び
第2の内部電極層3a,3bの形状を除けば、実施の形
態1の積層型バリスタと同じ構造である。
【0025】この第1の内部電極層3aと第2の内部電
極層3bとは非対称型であり、かつ第2の内部電極層3
bは第1及び第2の外部電極4a,4bと非接続部分す
なわち積層型バリスタの側面に表面に露出する部分を持
っており、一層のセラミック層2を挟んで第1の内部電
極層3aと第2の内部電極層3bとが対向する部分を一
ヵ所有している。
極層3bとは非対称型であり、かつ第2の内部電極層3
bは第1及び第2の外部電極4a,4bと非接続部分す
なわち積層型バリスタの側面に表面に露出する部分を持
っており、一層のセラミック層2を挟んで第1の内部電
極層3aと第2の内部電極層3bとが対向する部分を一
ヵ所有している。
【0026】この積層型バリスタは、第1および第2の
外部電極4a,4bの形成後の静電容量検査で静電容量
を調整する必要が生じた場合、積層型バリスタの側面に
露出させた第2の内部電極3bを露出させることによ
り、静電容量を調整することができるものである。
外部電極4a,4bの形成後の静電容量検査で静電容量
を調整する必要が生じた場合、積層型バリスタの側面に
露出させた第2の内部電極3bを露出させることによ
り、静電容量を調整することができるものである。
【0027】この積層型バリスタも実施の形態1に示し
た方法で製造した。以上のような本発明の積層型バリス
タは、静電容量が小さく、さらに積層型バリスタ毎の静
電容量のバラツキが小さく、かつ低バリスタ電圧を有す
るものであり、静電容量が低いにもかかわらず8×20
μsにおけるサージ耐量はすべて5A以上であり、国際
電気標準会議(IEC)の定める静電気放電イミニュテ
ィ試験要求であるIEC−1000−4−2のレベル4
のESD耐量をすべてクリアする実用的な積層型バリス
タである。
た方法で製造した。以上のような本発明の積層型バリス
タは、静電容量が小さく、さらに積層型バリスタ毎の静
電容量のバラツキが小さく、かつ低バリスタ電圧を有す
るものであり、静電容量が低いにもかかわらず8×20
μsにおけるサージ耐量はすべて5A以上であり、国際
電気標準会議(IEC)の定める静電気放電イミニュテ
ィ試験要求であるIEC−1000−4−2のレベル4
のESD耐量をすべてクリアする実用的な積層型バリス
タである。
【0028】なお本発明においてポイントとなることに
ついて以下に記載する。 (1)第1の内部電極層3aと第2の内部電極層3bは
それぞれ一層ずつでも複数層ずつでも構わず、もちろん
第1の内部電極層3aと第2の内部電極層3bの数が同
じでも違っていても構わない。また第1及び第2の内部
電極層3a,3bの形状は特に上記実施の形態で示した
ものに限定されるものではなく、非対称型で、第1の内
部電極層3aと第2の内部電極層3bとが、一層のセラ
ミック層2を介して一ヵ所で対向している形状であれば
どんな形であっても構わない。
ついて以下に記載する。 (1)第1の内部電極層3aと第2の内部電極層3bは
それぞれ一層ずつでも複数層ずつでも構わず、もちろん
第1の内部電極層3aと第2の内部電極層3bの数が同
じでも違っていても構わない。また第1及び第2の内部
電極層3a,3bの形状は特に上記実施の形態で示した
ものに限定されるものではなく、非対称型で、第1の内
部電極層3aと第2の内部電極層3bとが、一層のセラ
ミック層2を介して一ヵ所で対向している形状であれば
どんな形であっても構わない。
【0029】さらに第1の内部電極層3aあるいは第2
の内部電極層3b、あるいはその両方ともその形状を二
種類以上とすることにより、積層型セラミック電子部品
の静電容量の微調整が可能となる。例えばそれぞれ二種
類ずつの形状を有する場合その積層される順番は所望の
静電容量を有するように積層すれば良い。
の内部電極層3b、あるいはその両方ともその形状を二
種類以上とすることにより、積層型セラミック電子部品
の静電容量の微調整が可能となる。例えばそれぞれ二種
類ずつの形状を有する場合その積層される順番は所望の
静電容量を有するように積層すれば良い。
【0030】また第1の内部電極層3aあるいは第2の
内部電極層3bの角部分の少なくとも一部できればでき
るだけ多くを曲線状とすることにより、電界集中を防止
することができ、積層型バリスタであれば、サージ耐量
に優れたものとなる。
内部電極層3bの角部分の少なくとも一部できればでき
るだけ多くを曲線状とすることにより、電界集中を防止
することができ、積層型バリスタであれば、サージ耐量
に優れたものとなる。
【0031】さらにまた、実施の形態3では第2の内部
電極層3bのみを積層体の側面に露出させて、完成後の
静電容量の調整を可能なものとしたが、第1の内部電極
層3aのみを積層体の側面に露出したものでも、また第
1及び第2の内部電極層3a,3bの両方ともを積層体
側面に露出させても静電容量の微調整は可能である。
電極層3bのみを積層体の側面に露出させて、完成後の
静電容量の調整を可能なものとしたが、第1の内部電極
層3aのみを積層体の側面に露出したものでも、また第
1及び第2の内部電極層3a,3bの両方ともを積層体
側面に露出させても静電容量の微調整は可能である。
【0032】(2)また第1及び第2の外部電極4a,
4bの形状は特に限定するものではなく、第1及び第2
の内部電極層3a,3bの露出した積層体の端面全体を
覆うものであっても構わないし、端面の一部だけに形成
したものでも構わない。また半田付け性を上げるため第
1及び第2の外部電極4a,4b上にニッケル−スズメ
ッキやニッケル−半田メッキ等のメッキを施してもよ
い。
4bの形状は特に限定するものではなく、第1及び第2
の内部電極層3a,3bの露出した積層体の端面全体を
覆うものであっても構わないし、端面の一部だけに形成
したものでも構わない。また半田付け性を上げるため第
1及び第2の外部電極4a,4b上にニッケル−スズメ
ッキやニッケル−半田メッキ等のメッキを施してもよ
い。
【0033】(3)第1及び第2の内部電極層3a,3
b、第1及び第2の外部電極4a,4bは、導電性を持
つ金属であれば特に限定するものではないが、銀、銅、
金、白金、パラジウム、ニッケルあるいはこれらの合金
などセラミック層2と同時焼成できるものであれば特に
好ましい。さらに、第1及び第2の内部電極層3a,3
bと第1及び第2の外部電極4a,4bとは、同じ金属
でも異なる金属であっても構わない。
b、第1及び第2の外部電極4a,4bは、導電性を持
つ金属であれば特に限定するものではないが、銀、銅、
金、白金、パラジウム、ニッケルあるいはこれらの合金
などセラミック層2と同時焼成できるものであれば特に
好ましい。さらに、第1及び第2の内部電極層3a,3
bと第1及び第2の外部電極4a,4bとは、同じ金属
でも異なる金属であっても構わない。
【0034】(4)セラミック層2は、その組成にはこ
だわらず、例えばZnO系、SrTiO3系などの半導
体セラミック、BaTiO3系などの誘電体セラミック
などが挙げられる。またセラミック層2の組成は一種類
に限定するものでなく、積層型セラミック電子部品の形
状が保たれるのであれば、誘電率やバリスタ電圧等の電
気特性の違う二種以上の異種のセラミック層2を用いて
も構わず、例えば半導体セラミック層と磁性体セラミッ
ク層といった違う特性を有する材料の複合セラミック層
であっても構わない。
だわらず、例えばZnO系、SrTiO3系などの半導
体セラミック、BaTiO3系などの誘電体セラミック
などが挙げられる。またセラミック層2の組成は一種類
に限定するものでなく、積層型セラミック電子部品の形
状が保たれるのであれば、誘電率やバリスタ電圧等の電
気特性の違う二種以上の異種のセラミック層2を用いて
も構わず、例えば半導体セラミック層と磁性体セラミッ
ク層といった違う特性を有する材料の複合セラミック層
であっても構わない。
【0035】(5)積層型セラミック電子部品の表面に
ガラスコーティングなどを施して強度を増したり、耐湿
性、耐メッキ性を上げるなどの処理を行っても構わな
い。特に実施の形態3で示した積層型バリスタのよう
に、その側面に第2の内部電極層3bを露出させたもの
においては、その効果は顕著に見られる。
ガラスコーティングなどを施して強度を増したり、耐湿
性、耐メッキ性を上げるなどの処理を行っても構わな
い。特に実施の形態3で示した積層型バリスタのよう
に、その側面に第2の内部電極層3bを露出させたもの
においては、その効果は顕著に見られる。
【0036】(6)本発明の積層型セラミック電子部品
の大きさは、特に限定するものではなく、数ミリ〜数百
ミクロンオーダーが一般的であるが、工法が許す限りそ
れよりさらに小さくても、また大きくても構わない。ま
た、積層型セラミック電子部品の外部形状は、通常は角
柱、四角柱、もしくはその角がとれた形が多いが、工法
が許す限りそれ以外のどんな形であっても構わない。
の大きさは、特に限定するものではなく、数ミリ〜数百
ミクロンオーダーが一般的であるが、工法が許す限りそ
れよりさらに小さくても、また大きくても構わない。ま
た、積層型セラミック電子部品の外部形状は、通常は角
柱、四角柱、もしくはその角がとれた形が多いが、工法
が許す限りそれ以外のどんな形であっても構わない。
【0037】(7)本発明の積層型セラミック電子部品
は、バリスタに向いたものであるが、特にバリスタだけ
に限定するものではなく、コンデンサ、センサ、サーミ
スタなど多岐にわたるものである。
は、バリスタに向いたものであるが、特にバリスタだけ
に限定するものではなく、コンデンサ、センサ、サーミ
スタなど多岐にわたるものである。
【0038】(8)実施の形態1〜3に示したように、
第1の内部電極層3aと第2の内部電極層3bとが一層
のセラミック層2を介して対向している部分の最大幅よ
り、第1の外部電極4a及び第2の外部電極4bと接続
される部分の幅の方を大きくした方が低容量でかつ第1
及び第2の内部電極層3a,3bと第1及び第2の外部
電極4a,4bとの電気的接続が確実なものとなる。さ
らに第1の内部電極層3aと第2の内部電極層3bが第
1の外部電極4a及び第2の外部電極4bと接続される
部分の幅を同じにすることにより一つの内部電極層パタ
ーンで第1の内部電極層3aと第2の内部電極層3bを
同時に形成することができる。
第1の内部電極層3aと第2の内部電極層3bとが一層
のセラミック層2を介して対向している部分の最大幅よ
り、第1の外部電極4a及び第2の外部電極4bと接続
される部分の幅の方を大きくした方が低容量でかつ第1
及び第2の内部電極層3a,3bと第1及び第2の外部
電極4a,4bとの電気的接続が確実なものとなる。さ
らに第1の内部電極層3aと第2の内部電極層3bが第
1の外部電極4a及び第2の外部電極4bと接続される
部分の幅を同じにすることにより一つの内部電極層パタ
ーンで第1の内部電極層3aと第2の内部電極層3bを
同時に形成することができる。
【0039】
【発明の効果】以上本発明によると、製造の際の積層ず
れによる静電容量のバラツキが小さい積層型セラミック
電子部品を得ることができる。
れによる静電容量のバラツキが小さい積層型セラミック
電子部品を得ることができる。
【図1】本発明の実施の形態1における積層型バリスタ
の縦断面図
の縦断面図
【図2】本発明の実施の形態1における積層型バリスタ
の横断面図
の横断面図
【図3】本発明の実施の形態1における積層型バリスタ
の横断面図
の横断面図
【図4】本発明の実施の形態2における積層型バリスタ
の横断面図
の横断面図
【図5】本発明の実施の形態2における積層型バリスタ
の横断面図
の横断面図
【図6】本発明の実施の形態3における積層型バリスタ
の横断面図
の横断面図
【図7】本発明の実施の形態3における積層型バリスタ
の横断面図
の横断面図
【図8】従来の積層型バリスタの縦断面図
【図9】図8に示す積層型バリスタの横断面図
【図10】図8に示す積層型バリスタの横断面図
1 積層体 2 セラミック層 3a 第1の内部電極層 3b 第2の内部電極層 4a 第1の外部電極 4b 第2の外部電極
フロントページの続き (72)発明者 佐々木 理穂 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (7)
- 【請求項1】 第1の内部電極層と第2の内部電極層と
を交互にかつセラミック層を介して積層した積層体と、
この積層体の両端部に設けた第1の外部電極と第2の外
部電極とを備え、前記第1の内部電極層は、前記第1の
外部電極に電気的に接続され、かつ前記第2の外部電極
と電気的に非接続の状態とし、前記第2の内部電極層
は、前記第2の外部電極に電気的に接続され、かつ前記
第1の外部電極と電気的に非接続の状態とし、前記第1
の内部電極層と前記第2の内部電極層とは、非対称型
で、前記セラミック層を介して一ヵ所で対向している積
層型セラミック電子部品。 - 【請求項2】 第1の内部電極層と第2の内部電極層
は、その対向している部分の最大幅より、第1の外部電
極及び第2の外部電極と接触している部分の最大幅の方
を大きくした請求項1に記載の積層型セラミック電子部
品。 - 【請求項3】 第1の内部電極層は、複数でかつその形
状が二種類以上ある請求項1あるいは請求項2に記載の
積層型セラミック電子部品。 - 【請求項4】 第2の内部電極層は、複数でかつその形
状が二種類以上ある請求項3に記載の積層型セラミック
電子部品。 - 【請求項5】 第1の内部電極層及び第2の内部電極層
は、その角部分の少なくとも一部が曲線状である請求項
1〜請求項4のいずれか一つに記載の積層型セラミック
電子部品。 - 【請求項6】 第1の内部電極層あるいは第2の内部電
極層のうちの少なくとも一層は、前記積層体の表面に露
出している請求項1〜請求項5のいずれか一つに記載の
積層型セラミック電子部品。 - 【請求項7】 セラミック層は、電圧非直線抵抗特性を
示す半導体セラミック層である請求項1〜請求項6のい
ずれか一つに記載の積層型セラミック電子部品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10097262A JPH11297508A (ja) | 1998-04-09 | 1998-04-09 | 積層型セラミック電子部品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10097262A JPH11297508A (ja) | 1998-04-09 | 1998-04-09 | 積層型セラミック電子部品 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11297508A true JPH11297508A (ja) | 1999-10-29 |
Family
ID=14187639
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10097262A Pending JPH11297508A (ja) | 1998-04-09 | 1998-04-09 | 積層型セラミック電子部品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11297508A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6984543B2 (en) | 2002-08-13 | 2006-01-10 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Method of producing laminated PTC thermistor |
| US7986213B2 (en) | 2004-12-03 | 2011-07-26 | Epcos Ag | Multi-layered component with several varistors having different capacities as an ESD protection element |
| JP2012064694A (ja) * | 2010-09-15 | 2012-03-29 | Tdk Corp | 積層型サーミスタ素子 |
| CN103210456A (zh) * | 2010-09-03 | 2013-07-17 | 埃普科斯股份有限公司 | 陶瓷器件和用于制造陶瓷器件的方法 |
| JP2013235976A (ja) * | 2012-05-09 | 2013-11-21 | Tdk Corp | 積層コンデンサ |
| JP2018206911A (ja) * | 2017-06-02 | 2018-12-27 | Tdk株式会社 | Ntcサーミスタ |
-
1998
- 1998-04-09 JP JP10097262A patent/JPH11297508A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6984543B2 (en) | 2002-08-13 | 2006-01-10 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Method of producing laminated PTC thermistor |
| US7986213B2 (en) | 2004-12-03 | 2011-07-26 | Epcos Ag | Multi-layered component with several varistors having different capacities as an ESD protection element |
| DE102004058410B4 (de) * | 2004-12-03 | 2021-02-18 | Tdk Electronics Ag | Vielschichtbauelement mit ESD-Schutzelementen |
| CN103210456A (zh) * | 2010-09-03 | 2013-07-17 | 埃普科斯股份有限公司 | 陶瓷器件和用于制造陶瓷器件的方法 |
| JP2012064694A (ja) * | 2010-09-15 | 2012-03-29 | Tdk Corp | 積層型サーミスタ素子 |
| JP2013235976A (ja) * | 2012-05-09 | 2013-11-21 | Tdk Corp | 積層コンデンサ |
| JP2018206911A (ja) * | 2017-06-02 | 2018-12-27 | Tdk株式会社 | Ntcサーミスタ |
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