JP2000332218A - 半導体装置、記憶装置及び半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置、記憶装置及び半導体装置の製造方法

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JP2000332218A
JP2000332218A JP11139147A JP13914799A JP2000332218A JP 2000332218 A JP2000332218 A JP 2000332218A JP 11139147 A JP11139147 A JP 11139147A JP 13914799 A JP13914799 A JP 13914799A JP 2000332218 A JP2000332218 A JP 2000332218A
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semiconductor layer
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JP11139147A
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Nobuaki Shigematsu
伸明 重松
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Tokyo Electron Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体装置におけるジャンクションリークを
抑える。 【解決手段】 メモリセルのスイッチを構成するトラン
ジスタ13の拡散層領域131と容量15の一方の電極
を構成するストレージノード151を酸素を含有する薄
い酸素含有層151aと酸素を含有していない酸素非含
有層151bとから形成する。ストレージノード151
の形成後の熱処理工程で、ストレージノード151中の
N型不純物の拡散が酸素含有層151a中の酸素により
抑制され、ジャンクションリークが防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置、記憶装
置とその製造方法に関し、特に、ジャンクションリーク
を防止できる半導体装置の製造方法とその製造方法を可
能とする半導体装置及び記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のDRAM(Dynamic Random Acces
s Memory)の1セル分の断面構造の一例を図8に示す。
図示するように、各メモリセルは、スイッチ用のMOS
トランジスタ310と、トランジスタ310に接続され
た容量(コンデンサ;キャパシタ)330とから構成さ
れている。各容量330は、トランジスタ310の拡散
層311に接続されたストレージノード331と、スト
レージノード331に容量絶縁膜333を介して対向し
て配置された上部電極335とより構成されている。
【0003】トランジスタ310のゲート電極313は
ワードラインであり、トランジスタ310の拡散層31
5には、ビットライン317が接続されている。
【0004】各容量330は、1ビット分の情報を、蓄
積電荷の有無により記憶する。図示せぬリード/ライト
制御回路は、ワードライン313を介してトランジスタ
310のゲートにゲートパルスを印加して、トランジス
タ310をオンすることにより、容量330に記憶(蓄
積)されている情報(電荷)を読み出し、又は、容量3
30に情報(電荷)を書き込む。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図8に示す従来のメモ
リセルにおいては、トランジスタ310の拡散層311
はN型で、ストレージノード331も高濃度のN型であ
る。このため、ストレージノード331の形成後の熱処
理の工程で、ストレージノード331内のリンなどのN
型不純物が拡散層311に再拡散してしまい、いわゆる
ジャンクションリークが発生する。このため、トランジ
スタ310が、設計通りの特性を得ることができないと
いう問題がある。
【0006】ストレージノード331から拡散層311
へのN型不純物の再拡散を防止するため、ストレージノ
ード331の濃度を低下させることも可能である。しか
し、この方法では、ストレージノード331の抵抗率が
大きくなり、メモリセルの特性が劣化する。
【0007】また、ストレージノード331と拡散層3
11との間に、不純物を含まない真性シリコン層を形成
することも可能である。しかし、リンなどのN型不純物
は拡散しやすく、真性半導体層を介して、拡散層311
に容易に拡散してしまう。このため、真性半導体層の厚
さやストレージノード331の不純物濃度の正確な制御
が必要であり、記憶装置の製造が困難である。
【0008】この発明は、上記実情に鑑みてなされたも
のであり、ジャンクションリークを抑えることができる
半導体装置とその製造方法を提供することを目的とす
る。また、この発明は、より高性能の記憶装置を提供す
ることを他の目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の観点にかかる半導体装置は、半導体
基板と、前記半導体基板の表面領域に形成された不純物
拡散領域と、前記半導体基板に形成され、前記不純物拡
散領域に至るコンタクトホールを備える絶縁層と、前記
コンタクトホール内の前記不純物拡散領域上に形成さ
れ、酸素を含む第1の不純物半導体層と、前記コンタク
トホール内の前記第1の不純物半導体層の上に形成され
た第2の不純物半導体層と、を備えることを特徴とす
る。
【0010】この構成によれば、第1の不純物半導体層
に含まれている酸素が不純物原子の拡散を抑制する。従
って、第1の不純物半導体層や第2の不純物半導体層に
含まれている不純物原子が不純物拡散領域に再拡散した
り、不純物拡散領域中の不純物が第1の不純物半導体層
や第2の不純物半導体層に拡散する事態も防止できる。
従って、いわゆるジャンクションリークによる特性変化
などを防止できる。なお、前記第2の不純物半導体層は
実質的に酸素を含んでいない。すなわち、少なくとも不
純物原子の拡散を妨げるほどの酸素は含んでいない。
【0011】例えば、前記不純物拡散領域と第1の不純
物半導体層と第2の不純物半導体層とは実質的に同一の
半導体型であり、前記第2の不純物半導体層の不純物濃
度は、前記第1の不純物拡散領域の不純物濃度よりも高
く、前記第2の不純物半導体層は実質的に酸素を含んで
いない。
【0012】例えば、前記不純物拡散領域は、ヒ素やリ
ンなどのN型の不純物を拡散した領域から構成され、第
1の不純物半導体層と第2の不純物半導体層とは、リン
を含むN型シリコン層から構成される。
【0013】前記第2の不純物半導体層上に形成された
容量絶縁膜と、該容量絶縁膜を介して前記第2の半導体
層に対向する導電層と、を配置し、前記不純物拡散領域
が、トランジスタの電流路の一端(ソース又はドレイ
ン、 エミッタ又はコレクタ)を形成するように構成し
てもよい。この構成により、容量とトランジスタとが接
続されたメモリセルが構成される。このメモリセルのト
ランジスタの電流路の一端を構成する領域とストレージ
のノードとの間に、酸素を含有する領域が配置されるこ
とになり、不純物の再拡散が抑制され、所望の特性のメ
モリセルが得られる。
【0014】前記第1の不純物半導体層は酸素を含有し
ているため、同一不純物濃度であれば、前記第2の不純
物半導体層よりも、高い抵抗率を有する。従って、全体
の厚さが定まっている場合に、前記第1の不純物半導体
層を第2の不純物半導体層よりも薄く形成することによ
り、不純物の再拡散を抑えつつ、全体的な抵抗率を抑え
ることができる。
【0015】上記目的を達成するため、本発明の第2の
観点にかかる記憶装置は、半導体基板の表面領域に、チ
ャネル領域を挟んで形成された第1導電型の第1の領域
と第2の領域と、前記チャネル領域上に絶縁膜を介して
形成されたゲート電極と、を備えるトランジスタと、前
記半導体基板上に形成され、前記第1の領域に至るコン
タクトホールを備える絶縁層と、前記コンタクトホール
内で、前記第1の領域上に形成され、酸素を含む第1導
電型の第1の半導体層と、前記コンタクトホール内で、
前記第1の半導体層の上に形成され、前記第1の半導体
層よりも酸素濃度の低い、第1導電型の第2の半導体層
と、該第2の半導体層上に形成された容量絶縁膜と、該
容量絶縁膜を介して前記第2の半導体層に対向する導電
層と、を備える容量と、から構成されるメモリセルを備
えることを特徴とする。
【0016】この構成によれば、メモリセルを構成する
トランジスタ(スイッチ)と容量との間の接続部分に、
酸素を含有する領域が形成されている。この酸素によ
り、拡散層とストレージノードとの接合面での不純物の
再拡散が抑えられる。従って、ジャンクションリークを
防止し、所期の特性を得ることができる。
【0017】上記構成は、例えば、前記半導体基板がシ
リコン基板から構成され、前記第1と第2の領域は、ヒ
素やリンなどのN型不純物の拡散領域から形成されてお
り、前記第1と第2の半導体層が、リンを含む多結晶シ
リコン層から構成されている場合に、特に有効である。
【0018】前記第1の半導体層は、たとえば、前記第
2の半導体層よりも、高い抵抗率を有し、前記第1の半
導体層は前記第2の半導体層よりも薄く形成される。第
1の半導体層は酸素を含有しているため、同一不純物濃
度であれば、第2の半導体層よりも、高い抵抗率を有す
る。従って、全体の厚さが定まっている場合に、前記第
1の半導体層を前記第2の半導体層よりも薄く形成する
ことにより、不純物の再拡散を抑えつつ、拡散層とスト
レージノードとの間の抵抗を抑制することができる。
【0019】また、本発明の第3の観点にかかる半導体
装置の製造方法は、不純物半導体から構成される半導体
領域を用意する工程と、前記半導体領域上に酸素を含む
不純物半導体からなる第1の半導体層を堆積する工程
と、前記第1の半導体層上に、不純物半導体からなる第
2の半導体層を堆積する工程と、結果物を熱処理する工
程と、を備えることを特徴とする。
【0020】この構成によれば、第1の半導体層が酸素
を含んでいるので、熱処理の際に、第2の半導体層中の
不純物が半導体領域に拡散するいわゆるジャンクション
リークを防止できる。
【0021】上記目的を達成するため、本発明の第4の
観点にかかる半導体装置の製造方法は、第1導電型の半
導体領域を表面領域に備える半導体基板を用意する工程
と、前記半導体基板上に絶縁膜を形成し、前記半導体領
域に至るコンタクトホールを形成する工程と、前記コン
タクトホール内に酸素を含む第1導電型の半導体物質か
らなり、前記半導体領域に接合した第1の半導体層を堆
積する工程と、前記コンタクトホール内の、前記第1の
半導体層上に、第1導電型の半導体物質からなる第2の
半導体層を堆積する工程と、を備えることを特徴とす
る。
【0022】この製造方法によれば、酸素を含む第1の
半導体層により、前記第2の半導体層を形成した後の熱
処理工程での第2の半導体層から半導体領域への不純物
の再拡散(いわゆるジャンクションリーク)が防止さ
れ、所期の特性を有する素子が得られる。
【0023】第3及び第4の観点の製造方法において、
例えば、前記半導体基板はシリコン基板から構成され、
前記半導体領域は、ヒ素やリンなどのN型不純物の拡散
領域から構成され、前記第1と第2の半導体層は、リン
を含むシリコン層から構成される。
【0024】前記第1の半導体層を形成する工程と前記
第2の半導体層を形成する工程とは、例えば、反応ガス
を切り替えて、同一の反応装置で、前記第1の半導体層
と前記第2の半導体層とを順次堆積する工程から構成さ
れる。
【0025】前記第1の半導体層を形成する工程は、S
iH4、Si2などのシラン系ガスとフォスフィン
(PH3)ガスと酸素をN2Oなどの酸素を含むガスとを
反応ガスとするCVD工程から構成され、前記第2の半
導体層を形成する工程は、シラン系ガスとフォスフィン
ガスとを反応ガスとするCVD工程から構成される。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の実施の形態にかかる半導体装置について説明する。
図1は、この発明の実施の形態にかかるDRAMの1ビ
ット分のメモリセル1の断面構造を示す。図示するよう
に、メモリセル1は、半導体基板11と、半導体基板1
1に形成されたトランジスタ13と、容量(コンデン
サ;キャパシタ)15とから構成される。
【0027】半導体基板11は、P型不純物がドープさ
れた単結晶シリコン基板から構成されている。トランジ
スタ13は、電流路の一端及び他端として機能する不純
物拡散層領域131と132と、半導体基板11上に形
成されたゲート絶縁膜133と、ゲート絶縁膜133上
に形成されたゲート電極134とから構成されたMOS
トランジスタからなる。
【0028】拡散層領域131及び拡散層領域132
は、トランジスタ13のドレイン領域又はソース領域と
して機能し、3〜4×1019atm/cm程度のヒ素(A
s)、リン(P)などのN型不純物が拡散されて、構成
されている。
【0029】トランジスタ13の上には、BPSG(Bo
ro-PhosphoSilicate glass film)やSiOなどから構
成される第1の層間絶縁膜21が形成されている。第1
の層間絶縁膜21には、トランジスタ13の拡散層領域
132に至るコンタクトホール21aが形成されてい
る。コンタクトホール21aを介して、ビットライン2
2がトランジスタ13の拡散層領域132に接続されて
いる。
【0030】第1の層間絶縁膜21及びビットライン2
2の上には、BPSGやSiOなどから構成される第
2の層間絶縁膜23が形成されている。
【0031】一方、容量15は、ストレージノード15
1と、容量絶縁膜152と、上部電極153とから構成
される。
【0032】ストレージノード151は、第1と第2の
層間絶縁膜21と23に、トランジスタ13の拡散層領
域131に至るように形成されたコンタクトホール23
aと、コンタクトホール23aの底部及び内壁上に形成
され、酸素(O)を含み、リンなどのN型不純物がドー
プされたポリシリコンから構成された酸素含有層151
aと、酸素含有層151a上に形成され、酸素を含んで
いないN型の酸素非含有層151bとから構成される。
【0033】コンタクトホール23aは、例えば、その
内径が0.15〜0.30μm(望ましくは、0.20
〜0.22μm)程度である。酸素含有層151aは、
1〜60nm(望ましくは、2〜30nm)の厚さに薄
く形成されており、3×1020〜6×1021atm/cm
3(望ましくは、7×1020〜2×1021atm/cm3
程度の酸素、6×1018〜1×1021atm/cm3(望
ましくは、8×1019〜2×1021atm/cm3)程度
のリンを含み、1×10−3〜5×10−3ohm・cm
(望ましくは、3×10−3〜4×10 ohm・cm)
程度の抵抗率を有する。
【0034】酸素非含有層151bは、実質的に酸素を
含有しておらず、6×1018〜1×1021atm/cm3
(望ましくは、8×1019〜2×1021atm/cm3
度)程度のリンを含み、1×10−4〜5×10−4oh
m・cm(望ましくは、3×10 −4〜4×10−4ohm・
cm)程度の抵抗率を有する。なお、ここで、「実質的に
酸素を含有していない」とは、酸素原子を全く含有して
いないという意味ではなく、リンの再拡散を抑制できる
程度の濃度の酸素を含有していないという意味である。
【0035】容量絶縁膜152は、ストレージノード1
51の上端部を覆うシリコン酸化膜やシリコン窒化膜か
ら構成され、容量15の誘電体としても機能する。上部
電極153は、不純物がドープされたポリシリコンなど
から構成され、容量絶縁膜152を介してストレージノ
ード151に対向し、その間で、電荷を蓄積する。
【0036】メモリセル1において、ストレージノード
151にドープされているN型不純物が拡散層領域13
1に拡散し、いわゆるジャンクションリークが起こる
と、拡散層領域131の不純物濃度及びその深さが変化
してしまう。このため、トランジスタ13の特性が変化
し、さらには、ストレージノード151と拡散層領域1
31との間の接合特性が変化し、設計値通りの特性が得
られなくなるおそれがある。
【0037】しかし、この実施の形態によれば、ストレ
ージノード151を構成する酸素非含有層151bと拡
散層領域131との間に、酸素を含有する酸素含有層1
51aが配置されている。ポリシリコン層中の酸素は、
N型不純物、特に、リンの拡散を抑制する機能を有す
る。従って、酸素含有層151a及び酸素非含有層15
1b中のN型不純物が、後工程の熱処理で拡散層領域1
31に再拡散し、いわゆるジャンクションリークを引き
起こし、メモリセルの特性を劣化させる事態を防止でき
る。従って、設計値に近い特性のメモリセルを得ること
ができる。
【0038】リンの再拡散を防止するだけならば、スト
レージノード151全体に酸素をドープすればよい。し
かし、リンの濃度が同一ならば、酸素を含むポリシリコ
ンは、酸素を含んでいないポリシリコンよりも抵抗率が
高い。従って、ストレージノード151全体を酸素ドー
プポリシリコンで形成すると、トランジスタ13と容量
15との間に抵抗が介挿され、メモリセル1の特性が低
下してしまう。この構成によれば、薄い酸素含有層15
1aにより、リンの再拡散を抑えつつ、ストレージノー
ド151のほぼ全体を酸素非含有ポリシリコンで形成し
ているので、ストレージノード151の全体としての抵
抗を抑えることができる。
【0039】また、ストレージノード全体を、酸素含有
ポリシリコンで形成し、抵抗を低下させるために、リン
の濃度を高くすることも考えられる。しかし、リンの原
子がポリシリコンの堆積を阻害する要因となり、ポリシ
リコンの堆積時間が長くなってしまう。この実施の形態
の構成によれば、酸素非含有ポリシリコンを使用するの
で、リンの濃度を抑えることができ、ポリシリコンの堆
積速度を向上できる。
【0040】上記構成のメモリセル1の製造方法につい
て図2(a)〜(c)を参照して説明する。まず、N型
の半導体基板(ウエハ)11の全面にゲート絶縁膜13
3を形成し、さらに、この上に、ゲート電極を形成する
ためにN型不純物をドープしたポリシリコン膜を形成す
る。このポリシリコン膜をパターニングし、ゲート電極
及びワードライン(ゲートライン)134を形成する。
【0041】次に、フォトレジスト膜を形成し、これを
パターニングしてソース形成領域とドレイン形成領域を
露出した状態のイオン注入マスクを形成する。このイオ
ン注入マスクを使用して、イオン注入を行って、ゲート
電極134に対してセルフアライメントされた不純物拡
散層領域131と132とを形成する。
【0042】半導体基板11の全面に、CVD(Chemic
al Vapor Deposition)などにより、第1の層間絶縁膜
21を堆積する。第1の層間絶縁膜21の所定領域にコ
ンタクトホール21aを開口する。次に、CVDまたは
真空蒸着により、全面にN型不純物をドープしたポリシ
リコン膜を堆積し、このポリシリコン膜をパターニング
してビットライン22を形成する。続いて、CVDなど
により、第2の層間絶縁膜23を形成する。
【0043】その後、図2(a)に示すように、第1と
第2の層間絶縁膜21、23及びゲート絶縁膜133
に、拡散層領域131に至るコンタクトホール23aを
形成する。
【0044】以上の処理が施された半導体基板(ウエ
ハ)11上に、酸素含有層151aと酸素非含有層15
1bとを順次形成するため、半導体基板11を図3に示
す熱処理装置のウエハボート301に搭載し、反応管3
03内に配置すると共にヒータ305で半導体基板11
が約500〜700℃(望ましくは、550〜650
℃)となるように、雰囲気を加熱する。
【0045】続いて、排気管307から排気することに
より、反応管303内を、たとえば、1mmTorr程
度まで真空引きする。成膜用ガス導入管311、ドープ
用ガス導入管313、酸素ガス導入管315より、それ
ぞれ、モノシラン(SiH)ガス、フォスフィン(P
)ガス、亜酸化窒素(NO)ガスを、おのおの、
800〜1500SCCM、120〜180SCCM、
1〜50(望ましくは10〜50)SCCMの流量で反
応管303に導入し、反応管303内がたとえば1To
rrの圧力となるように排気を行いながら、30分程度
成膜を行う。
【0046】このような成膜処理により、反応管303
内で、リンと酸素がドープされたアモルファスポリシリ
コンがコンタクトホール23a内を含む半導体基板11
の全面に堆積する。
【0047】アモルファスシリコンが、例えば、2〜3
0nm堆積すると、NOガスの供給を停止し、成膜用
のモノシランガスとフォスフィンガスとの供給を続行し
て、成膜処理を続行する。このとき、反応管303内で
は、リンがドープされたアモルファスシリコンが半導体
基板11の全面に堆積する。
【0048】このようにして、図2(b)に示すよう
に、コンタクトホール23b内を含む、半導体基板11
の全面に、リンと酸素とがドープされたアモルファスシ
リコン層211と、リンがドープされ、酸素を含有しな
いアモルファスシリコン層213とが順次堆積される。
アモルファスシリコン層211と213とを、一括して
パターニングし、ストレージノード151を形成する。
【0049】次に、ストレージノード151を構成する
アモルファスシリコンを多結晶化すると共にドープされ
ているリンを活性するための熱処理を800℃で約20
分間行う。この熱処理の間、ストレージノード151中
のリンが再拡散しようとするが、酸素含有層151a中
の酸素原子により、その拡散が妨げられ、拡散層領域1
31へのリンの拡散が抑えられる。従って、ジャンクシ
ョンリークは起こらない。
【0050】続いて、半導体基板11の全面にCVDな
どにより、シリコン酸化膜などの絶縁膜213を堆積
し、図2(c)に示すように、これをパターニングし
て、容量絶縁膜152を形成する。
【0051】次に、容量絶縁膜152を700℃で約1
5分間アニールする。このアニールの際も、ストレージ
ノード151中のリンが再拡散するが、酸素含有層15
1a中の酸素原子により、拡散層領域131への拡散が
抑えられる。
【0052】続いて、半導体基板11の全面に高濃度の
不純物を含んで抵抗率の小さいポリシリコン層を堆積
し、これをパターニングして、上部電極153を形成す
る。続いて、この上部電極153をアニールする。この
際も、酸素含有層151aにより、拡散層領域131へ
のリンの拡散が抑えられる。
【0053】以上の工程により、図1に示すメモリセル
が完成する。
【0054】上述した酸素含有層を成膜する際のN
ガスの流量と成膜されたシリコン層中の酸素の濃度との
関係の一例を図4に示す。また、NOの流量とその後
のアニール温度と酸素含有層の抵抗率の関係を図5に示
す。さらに、フォスフィン(PH)ガスの流量と、成
膜された酸素含有層中のリンの濃度及びアニール後の抵
抗率の一例を図6(a)、(b)に示す。
【0055】これらの図に示すように、成膜時に、N
Oの流量が増加するに従って、酸素の濃度が上昇し、抵
抗率が上昇する。すなわち、酸素含有量が増加するに従
って抵抗率が上昇する。また、PHの流量が上昇する
に従って、ドープされたリンの濃度が上昇し、抵抗率が
低下する。ただし、リンの濃度はNOの流量にあまり
影響を受けない。また、一般的には、成膜後のアニール
温度が上昇するに従って、抵抗率は低下する。従って、
図1に示すメモリセルを製造する場合にも、後工程での
アニール温度を考慮し、最終的に所期の抵抗率が得られ
るように、NOガス及びフォスフィン(PH)ガス
の流量を制御して、成膜処理を行う。
【0056】以上説明したように、この実施の形態のメ
モリセルの製造方法によれば、ストレージノード151
を形成した後の、熱工程で、拡散層領域131へのリン
の拡散を酸素含有層151aにより抑えることができ
る。従って、スイッチングトランジスタ13の所期の特
性を得ることができる。また、拡散層領域131とスト
レージノード151との間の接合特性も所期の特性を得
ることができる。さらに、ジャンクションリークのおそ
れが緩和されるため、酸素非含有層151bのリンの濃
度を比較的高くとることができ、その抵抗率を低く抑え
ることができる。また、トランジスタ13の拡散層領域
131へのリンの再拡散を防止するために、微妙な濃度
制御や温度制御を行う必要がなく、製造工程を簡略化す
ることができる。
【0057】また、ストレージノード形成後の熱処理工
程を高温、長時間にすることができ、熱履歴の面で有利
である。
【0058】上記実施の形態で示した各材質、厚さ、濃
度、流量、温度、時間、などはすべて例示であり、これ
らに限定されるものではない。
【0059】たとえば、成膜用ガスとして、モノシラン
ガスSiH4を使用する例を示したが、これに限定され
ず、ジシラン(SiH6)ガスなどのシラン系ガスを使用
することができる。また、リンをドープするためのドー
プ用ガスもフォスフィンに限定されない。さらに、酸素
を添加するためのドープガスも、NOガスに限定され
ず、NOガス、Oガス、COガスなどを使用するこ
とができる。この発明は、ウエハに限らず、液晶パネル
のガラス基板などの任意の基板上のジャンクションリー
クの防止にも適用可能である。
【0060】また、トランジスタ13や容量15の構成
も上述の例に限定されない。例えば、トランジスタはバ
イポーラトランジスタでもよく、容量15は、トレンチ
構造であってもよい。また、半導体基板はボール形であ
ってもよい。
【0061】なお、酸素をドープしたポリシリコン層と
ドープしていないポリシリコン層との積層構造自体は、
例えば、特開平1−191446号公報に開示されてい
る。しかし、この公報に開示された技術は、酸素添加量
を制御することにより、抵抗率を調整する技術であり、
ジャンクションリークを防止するための本願発明の技術
とは全く異なる。ただし、酸素をドープしたポリシリコ
ン層とドープしていないポリシリコン層を積層するため
の手法は、この公報に開示されたものを応用することが
できる。
【0062】
【実施例】この実施の形態のメモリセルの特性を評価す
るため、この発明に基づく第1〜第3の実施例と、比較
例とを製造し以下の実験を行った。まず、第1の実施例
では、シリコン基板上に、2×1020atm/cm3の酸素
がドープされた(NOの流量が約1SCCM)第1の
N型層を形成した。第2の実施例では、8×1020at
m/cm3の酸素がドープされた(NOの流量が約10S
CCM)第2のN型層を形成した。第3の実施例では、
2.5×1021atm/cm3の酸素がドープされた(N
Oの流量が約50SCCM)第3のN型層を形成した。
また、比較例では、酸素がドープされていない第4のN
型層を形成した。第1〜第4のN型層の厚さは、ほぼ、
300nm、リンの濃度は5×1020atm/cm3であっ
た。
【0063】第1〜第3実施例と比較例とのN型層と基
板との深さ方向へのリンの濃度プロファイルを図7
(a)に示す。図7(a)に示すように、各実施例の濃
度、厚さなどは実質的に同一である。
【0064】次に、第1〜第3の実施例と比較例に、8
00℃で30分間の熱処理を施した。熱処理後の、リン
の濃度プロファイルを図7(b)に示す。図示するよう
に、酸素がドープされていないN型層が形成された比較
例では、リンが基板の表面から700nm(N型層の表
面から1000nm)程度まで深くかつ高濃度で拡散し
ている。これに対して、高濃度の酸素がドープされてい
るN型層が形成された第2及び第3の実施例では、リン
が基板内に拡散してはいるが、比較例よりも拡散の度合
いははるかに低い。また、低濃度の酸素がドープされた
第1の実施例でも、拡散の度合いは比較例よりも低い。
【0065】この実験からも、酸素含有層を設けること
により、ストレージノードから基板への不純物の拡散を
抑制し、設計仕様に近いメモリセルが形成できることが
確認された。また、酸素含有層の酸素含有量は、特に限
定されないが、5×1020〜8×1021atm/cm
度が特に有効である。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ジャンクションリークを防止することができ、所期の特
性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかる半導体装置
(メモリセル)の断面構造を示す図である。
【図2】(a)〜(c)は、図1に示す半導体装置(メ
モリセル)の製造工程を、工程順に示す断面図である。
【図3】CVD成膜装置の概略構成を示す図である。
【図4】CVD成膜時の、NOの流量と膜中の酸素濃
度との関係を示す図である。
【図5】酸素含有層の成膜時のNOの流量とその後の
アニール温度と酸素含有層の抵抗率との関係を示す図で
ある。
【図6】(a)と(b)は、酸素含有層の成膜時のPH
ガスの流量とドープされたリンの濃度及び抵抗率を示
す図であり、(a)はNOの流量が10SCCM、
(b)はNOの流量が50SCCMの場合の図であ
る。
【図7】この発明の実施例及び比較例のリンのノードプ
ロファイルを示す図であり、(a)は熱処理前の濃度プ
ロファイル、(b)は熱処理後の濃度プロファイルであ
る。
【図8】従来のメモリセルの構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1 メモリセル 11 半導体基板 13 MOSトランジスタ 15 容量 21 第1の層間絶縁膜 23 第2の層間絶縁膜 21a コンタクトホール 23a コンタクトホール 131 拡散層領域 132 拡散層領域 133 ゲート絶縁膜 134 ゲート電極 151 ストレージノード 151a 酸素含有層 151b 酸素非含有層 152 容量絶縁膜 153 上部電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4M104 AA01 BB01 BB39 BB40 CC01 CC05 DD16 DD19 DD45 DD79 EE12 EE15 FF13 FF16 FF22 GG16 HH10 5F045 AA06 AB04 AC01 AC11 AC19 AD09 AD10 AE21 AF03 BB16 DA52 DA66 DP19 5F083 AD42 AD48 AD49 GA02 GA25 JA19 JA32 JA56 MA05 MA17 PR21 PR33

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板と、 前記半導体基板の表面領域に形成された不純物拡散領域
    と、 前記半導体基板に形成され、前記不純物拡散領域に至る
    コンタクトホールを備える絶縁層と、 前記コンタクトホール内の前記不純物拡散領域上に形成
    され、酸素を含む第1の不純物半導体層と、 前記コンタクトホール内の前記第1の不純物半導体層の
    上に形成された第2の不純物半導体層と、 を備えることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】前記不純物拡散領域と第1の不純物半導体
    層と第2の不純物半導体層とは実質的に同一の半導体型
    であり、 前記第2の不純物半導体層の不純物濃度は、前記第1の
    不純物拡散領域の不純物濃度よりも高く、 前記第2の不純物半導体層は実質的に酸素を含んでいな
    い、ことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】前記不純物拡散領域は、N型の不純物拡散
    領域から構成され、 第1の不純物半導体層と第2の不純物半導体層とは、リ
    ンを含むN型シリコン層から構成されている、 ことを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装
    置。
  4. 【請求項4】前記第2の不純物半導体層上に形成された
    容量絶縁膜と、該容量絶縁膜を介して前記第2の不純物
    半導体層に対向する導電層と、をさらに備え、 前記不純物拡散領域は、トランジスタの電流路の一端を
    形成する、ことを特徴とする請求項1、2または3に記
    載の半導体装置。
  5. 【請求項5】前記第1の不純物半導体層は、前記第2の
    不純物半導体層よりも、高い抵抗率を有し、 前記第1の不純物半導体層は前記第2の不純物半導体層
    よりも薄く形成されている、 ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載
    の半導体装置。
  6. 【請求項6】半導体基板の表面領域に、チャネル領域を
    挟んで形成された第1導電型の第1の領域と第2の領域
    と、前記チャネル領域上に絶縁膜を介して形成されたゲ
    ート電極と、を備えるトランジスタと、 前記半導体基板上に形成され、前記第1の領域に至るコ
    ンタクトホールを備える絶縁層と、前記コンタクトホー
    ル内で、前記第1の領域上に形成され、酸素を含む第1
    導電型の第1の半導体層と、前記コンタクトホール内
    で、前記第1の半導体層の上に形成され、前記第1の半
    導体層よりも酸素濃度の低い、第1導電型の第2の半導
    体層と、該第2の半導体層上に形成された容量絶縁膜
    と、該容量絶縁膜を介して前記第2の半導体層に対向す
    る導電層と、を備える容量と、 から構成されるメモリセルを備えることを特徴とする記
    憶装置。
  7. 【請求項7】前記半導体基板は、シリコン基板から構成
    され、 前記第1と第2の領域は、N型不純物の拡散領域から形
    成されており、 前記第1と第2の半導体層は、リンを含むシリコン層か
    ら構成されている、 ことを特徴とする請求項6に記載の記憶装置。
  8. 【請求項8】前記第1の半導体層は、前記第2の半導体
    層よりも、高い抵抗率を有し、 前記第1の半導体層は、前記第2の半導体層よりも薄く
    形成されている、 ことを特徴とする請求項6又は7に記載の記憶装置。
  9. 【請求項9】不純物半導体から構成される半導体領域を
    用意する工程と、 前記半導体領域上に酸素を含む不純物半導体からなる第
    1の半導体層を堆積する工程と、 前記第1の半導体層上に、不純物半導体からなる第2の
    半導体層を堆積する工程と、 結果物を熱処理する工程と、を備えることを特徴とする
    半導体装置の製造方法。
  10. 【請求項10】第1導電型の半導体領域を表面領域に備
    える半導体基板を用意する工程と、 前記半導体基板上に絶縁膜を形成し、前記半導体領域に
    至るコンタクトホールを形成する工程と、 前記コンタクトホール内に酸素を含む第1導電型の半導
    体物質からなり、前記半導体領域に接合した第1の半導
    体層を堆積する工程と、 前記コンタクトホール内の、前記第1の半導体層上に、
    第1導電型の半導体物質からなる第2の半導体層を堆積
    する工程と、を備えることを特徴とする半導体装置の製
    造方法。
  11. 【請求項11】前記第2の半導体層を形成した後に、前
    記第1の半導体層により、前記第2の半導体層から前記
    半導体領域への不純物の拡散を抑えつつ、製造過程の半
    導体装置を熱処理する工程をさらに備える、ことを特徴
    とする請求項9または10に記載の半導体装置の製造方
    法。
  12. 【請求項12】前記半導体基板は、シリコン基板から構
    成され、 前記半導体領域は、N型不純物拡散領域から構成され、 前記第1と第2の半導体層とは、リンを含むシリコン層
    から構成されている、 ことを特徴とする請求項9、10又は11に記載の半導
    体装置の製造方法。
  13. 【請求項13】前記第1の半導体層を形成する工程と前
    記第2の半導体層を形成する工程とは、反応ガスを切り
    替えて、同一の反応装置で、前記第1の半導体層と前記
    第2の半導体層とを順次堆積する工程から構成される、 ことを特徴とする請求項9,10、11または12に記
    載の半導体装置の製造方法。
  14. 【請求項14】前記第1の半導体層を形成する工程は、
    シラン系ガスとフォスフィンガスと酸素を含むガスとを
    反応ガスとするCVD工程から構成され、 前記第2の半導体層を形成する工程は、シラン系ガスと
    フォスフィンガスとを反応ガスとするCVD工程から構
    成される、 ことを特徴とする請求項9乃至13のいずれか1項に記
    載の半導体装置の製造方法。
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