JP2000332347A - レーザ駆動回路とレーザ駆動回路の制御方法 - Google Patents

レーザ駆動回路とレーザ駆動回路の制御方法

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JP2000332347A
JP2000332347A JP11143441A JP14344199A JP2000332347A JP 2000332347 A JP2000332347 A JP 2000332347A JP 11143441 A JP11143441 A JP 11143441A JP 14344199 A JP14344199 A JP 14344199A JP 2000332347 A JP2000332347 A JP 2000332347A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】画像形成装置における最適なレーザ点灯時間を
実現して画像に黒すじが発生することを防ぐ。 【解決手段】レーザオン信号が与えられた際、スイッチ
SW1が開き、同時にスイッチSW2が閉じてレーザ露
光制御回路26に電流発生部27が接続され、電流発生
部27からの電流がコンデンサCに流れ、コンデンサC
に予め設定された速度で電荷が蓄積され、コンデンサの
電圧VCHが閾値電圧Vthを超えた際、レーザダイオ
ード21が発光し、レーザオン信号の立ち下がりによっ
てスイッチSW2が開いて電流発生部27がレーザ露光
制御部26と分離されてレーザダイオード21の発光が
停止し、同時にスイッチSW1が閉じる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、原稿の画像を読
み取って用紙に画像を形成する電子複写機等の画像形成
装置における半導体レーザダイオードを駆動するレーザ
駆動回路とレーザ駆動回路の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタル複写機、レーザプリンタなど、
半導体レーザダイオード(以下レーザダイオードと記
す)から照射される光で画像を形成する機器では、光出
力を一定値に保つためにフィードバック制御を行う。レ
ーザダイオードは、温度が上昇するとともに光出力が減
少する特性を持つため、無効走査領域を走査中に前回走
査終了後のレーザパワーをモニタフォトダイオードによ
り検出して任意の露光レーザ出力レベルにレーザパワー
を設定し、次回走査時のレーザパワーを補正する。
【0003】図6は、一般的なレーザ駆動回路であり、
レーザダイオードLD、フォトダイオードPD、レーザ
制御IC、レーザ電流値を決定する抵抗RLD、レーザ
パワーを決定する基準電圧Vref、フォトダイオード
に流れる電流を電圧に変換する抵抗RPD、レーザ光量
を保持するためのコンデンサCにより構成される。
【0004】以下に前記レーザ駆動回路のレーザパワー
制御メカニズムを説明する。
【0005】初期状態ではスイッチSW1が導通してい
て、コンデンサCに電荷の蓄積がない。この状態で、レ
ーザオン信号を入れると、SW1が遮断され、同時にコ
ンパレータCP1により電流が+Iの方向に流れ、コン
デンサCに電荷の蓄積が始まる。コンパレータとは、+
入力が、−入力に比べて大きいときは「ハイ」レベル、
小さいときは「ロー」レベルを出力する素子である。こ
こでは出力に電流源が接続されているので、+入力が、
−入力に比べて大きいときは+I方向、小さいときは−
I方向に電流が流れる。
【0006】コンデンサCに電荷が蓄積されるというこ
とは、オペアンプOP1の+入力の電位(V)が上昇
するということである。オペアンプの特性上、+入力と
−入力が等しくなるように出力されるので、つまり抵抗
LDにはV/RLDの電流が流れることになる。従
ってレーザダイオードLDにもほぼ同等の電流が流れ、
これによりレーザダイオードLDは発光する。この光は
フォトダイオードPDによって光電変換され、そのため
に流れる電流により抵抗RPDの両端に電圧が発生し、
結果としてコンパレータCP1の−入力が上昇すること
になる。
【0007】これら一連の動作はコンパレータCP1の
−入力がVrefと等しくなるまで続く。今度は逆にコ
ンパレータCP1の−入力が+入力よりも大きくなった
場合は、電流が−I方向に流れ、レーザ光が小さくな
る。結局、コンパレータの+入力と−入力が等しくなる
ところで平衡状態となる。
【0008】図7は、レーザダイオードLDを含むレー
ザユニット200の外観構成を示すものである。レーザ
ダイオードLDから照射されたレーザ光は、反射ミラー
201を経てポリゴンミラー203に照射される。プリ
ント時はこのポリゴンミラー203が高速で回転してお
り、図に示すように反時計回りに回転している場合、ポ
リゴンミラー203によって反射されたレーザ光は図に
示す方向に走査される。ここで、実際の紙の幅の領域に
走査される部分を有効走査領域と呼ばれる。それ以外の
領域は無効走査領域と呼ばれ、この部分でのレーザダイ
オードLDの点灯は画像に反映されない。
【0009】無効走査領域にはミラー202が存在し、
レーザ光はこのミラー202を介して光検出器204に
照射される。レーザ光はこの光検出器204で電気信号
に変換される。この信号は水平方向へ1走査されるごと
に1度、しかも同じタイミングで発生するため、1走査
分の画像データはこの信号に同期して転送される。この
信号はH−SYNC信号(水平同期信号)と呼ばれる。
【0010】従来技術ではレーザダイオードLDを発光
させる際、まず、図6に示すコンデンサCに電荷が充電
されてからレーザダイオードLDは発光する。このこと
は、レーザダイオードLDにオン信号を与えてからレー
ザダイオードLDが点灯するまでに遅れ時間が存在する
ことを意味している。
【0011】既存のレーザ制御アルゴリズムでは、レー
ザオン信号を与えた後、上記H−SYNC信号によって
レーザダイオードLDの点灯を確認し、その後1度レー
ザダイオードLDを消灯した後、画像データに同期して
レーザダイオードLDを点灯する。このとき、上記遅れ
時間のためにレーザ発光が遅れ、レーザダイオードLD
が発光する前にレーザオン信号を切ってしまうことによ
りH−SYNC信号を検知できず、誤動作が発生した。
【0012】この様子を図8の(a)に示す。レーザオ
ン信号が「ハイ」レベルになると同時にコンデンサの電
圧VCHは線形に上昇する。ここで、レーザオン信号を
「ロー」レベルにすると、コンデンサの電圧VCHはレ
ーザ発光に必要な最低レベルである閾値レベルに達する
前に零になる。つまり、レーザダイオードLDは発光し
ない。
【0013】この問題を回避するためには、図8の
(b)に示すように、コンデンサの電圧VCHがしきい
値レベルを超える程度の十分長い時間のレーザオン信号
を与え、レーザLDが点灯している間にH−SYNC信
号を検出すればよいことは容易に想像がつく。しかし、
画像形成装置本体にある制御CPUが内蔵するタイマの
最小単位時間が大きい場合、以下に示すような不具合が
生じる。
【0014】たとえば、従来の画像形成装置におけるタ
イマの最小単位時間は、通常、2ms程度である。この
ため、できる限り短時間だけレーザダイオードを点灯さ
せようとしても、最大で2msもの間レーザダイオード
LDが点灯する可能性がある。もし、2msの間レーザ
ダイオードLDが点灯し続けると、たとえばA4用紙横
向きで35枚/分のプリント速度を有する画像形成装置
ではドラム上に0.3mm程度の幅でトナーが付着して
しまう。実際にこれが原因で画像に黒すじが発生する問
題が生じている。つまり、これではレーザ点灯時間が長
すぎるのである。しかし、従来の方法ではこれ以上短い
レーザ点灯時間を実現できない。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
の画像形成装置におけるタイマの最小単位時間は、通
常、2ms程度であり、できる限り短時間だけレーザダ
イオードを点灯させようとしても最大で2msもの間レ
ーザダイオードLDが点灯する可能性があり、もし、2
msの間レーザダイオードLDが点灯し続けると画像に
黒すじが発生し、これではレーザ点灯時間が長すぎると
いう問題があった。
【0016】そこで、この発明は、画像形成装置におけ
る最適なレーザ点灯時間を実現して画像に黒すじが発生
することを防ぐことのできるレーザ駆動回路とレーザ駆
動回路の制御方法を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明のレーザ駆動回
路は、画像を形成する画像形成装置における半導体レー
ザダイオードを駆動するレーザ駆動回路において、レー
ザ出力を制御するコンデンサを用いて上記半導体レーザ
ダイオードの露光制御を行う露光制御手段と、予め定め
られた電流を発生する電流発生手段と、上記半導体レー
ザダイオードの発光を指示する信号が入力された際、上
記電流発生手段で発生される電流を上記コンデンサに流
入する処理を行う処理手段とから構成されている。
【0018】この発明のレーザ駆動回路は、画像を形成
する画像形成装置における半導体レーザダイオードを駆
動するレーザ駆動回路において、レーザ出力を制御する
コンデンサを用いて上記半導体レーザダイオードの露光
制御を行う露光制御手段と、上記半導体レーザダイオー
ドの発光時間を変化させる電流量の増減を設定する設定
手段と、この設定手段で設定された電流を発生する電流
発生手段と、上記半導体レーザダイオードの発光を指示
する信号が入力された際、上記電流発生手段で発生され
る電流を上記コンデンサに流入する処理を行う処理手段
とから構成されている。
【0019】この発明のレーザ駆動回路は、画像を形成
する画像形成装置における半導体レーザダイオードを駆
動するレーザ駆動回路において、レーザ出力を制御する
オペアンプを用いて上記半導体レーザダイオードの露光
制御を行う露光制御手段と、予め定められた電圧を発生
する電圧発生手段と、上記半導体レーザダイオードの発
光を指示する信号が入力された際、所定時間遅延して上
記電圧発生手段で発生された電圧を上記オペアンプに接
続する制御を行う制御手段とから構成されている。
【0020】この発明のレーザ駆動回路は、画像を形成
する画像形成装置における半導体レーザダイオードを駆
動するレーザ駆動回路において、レーザ出力を制御する
オペアンプを用いて上記半導体レーザダイオードの露光
制御を行う露光制御手段と、予め定められた電圧を発生
する電圧発生手段と、上記半導体レーザダイオードの発
光を指示する信号が入力された際、上記半導体レーザダ
イオードの発光タイミングを指定する信号を生成する生
成手段と、この生成手段で生成された信号に応じて上記
電圧発生手段で発生された電圧を上記オペアンプに接続
する接続手段とから構成されている。
【0021】この発明のレーザ駆動回路の制御方法は、
画像を形成する画像形成装置における半導体レーザダイ
オードを駆動するレーザ駆動回路の制御方法であって、
上記半導体レーザダイオードの発光を指示する信号が入
力された際、上記半導体レーザダイオードのレーザ出力
を制御するコンデンサに、レーザ発光時間を設定する電
流量の電流を発生させて流入するようにしたことを特徴
とする。
【0022】この発明のレーザ駆動回路の制御方法は、
画像を形成する画像形成装置における半導体レーザダイ
オードを駆動するレーザ駆動回路の制御方法であって、
上記半導体レーザダイオードの発光時間を変化させる電
流量の増減を設定し、この設定された電流を発生し、上
記半導体レーザダイオードの発光を指示する信号が入力
された際、上記発生された電流を上記半導体レーザダイ
オードのレーザ出力を制御するコンデンサに流入するよ
うにしたことを特徴とする。
【0023】この発明のレーザ駆動回路の制御方法は、
画像を形成する画像形成装置における半導体レーザダイ
オードを駆動するレーザ駆動回路の制御方法であって、
上記半導体レーザダイオードの発光を指示する信号が入
力された際、この信号入力から所定時間遅延して予め定
められた電圧を上記半導体レーザダイオードのレーザ出
力を制御するオペアンプに入力するようにしたことを特
徴とする。
【0024】この発明のレーザ駆動回路の制御方法は、
画像を形成する画像形成装置における半導体レーザダイ
オードを駆動するレーザ駆動回路の制御方法であって、
上記半導体レーザダイオードの発光を指示する信号が入
力された際、上記半導体レーザダイオードの発光タイミ
ングを指定する信号を生成し、この生成された信号に応
じて予め定められた電圧を上記半導体レーザダイオード
のレーザ出力を制御するオペアンプに入力するようにし
たことを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態に
ついて図面を参照して説明する。
【0026】図1は、この発明に係る画像形成装置とし
ての電子複写機の概略構成を示すものである。この電子
複写機は、スキャナ部1とプリンタ部2とから構成され
ている。
【0027】スキャナ部1は、露光ランプ3、第1キャ
リッジ4、第2キャリッジ5、集光レンズ6、CCD駆
動回路7、及び画像処理回路8とから構成されている。
スキャナ1は、原稿Pを読み取る周知のものである。露
光ランプ3は、原稿の表面に光を照射露光するものであ
る。第1キャリッジ4は、露光ランプ3、リフレクタ1
0、第1ミラー11などにより構成され、原稿面を副走
査方向に走査するものである。第2キャリッジ5は、第
2ミラー12、第3ミラー13により構成されており、
原稿面からの反射光を集光レンズ6へ送るものである。
集光レンズ6は、原稿面の反射光をCCD駆動回路7へ
送るものである。CCD駆動回路7は、原稿面の反射光
を電気信号に変えるものである。画像処理回路8は、C
CD駆動回路7によって電気信号に変換された画像信号
をシェーディング補正、ガンマ補正など一連の画像処理
を行なうものである。
【0028】プリンタ部2のレーザ駆動回路20は、内
蔵するレーザダイオード21の温度補正を行ないながら
画像処理回路8から送られてくるデータ信号により光パ
ルス変調を行なうものである。ポリゴンミラー22は、
図示しないポリゴンモータによって回転され、レーザ光
を反射して感光体ドラム23上を主走査方向に走査する
ものである。感光体ドラム23は、外側が有機光導電体
を用いた光導電層、内側が導体であるアルミニウムの基
板で構成されており、外部からの光によってその物質の
抵抗値が変化するものであり、帯電、露光、現像、転
写、剥離、定着、クリーニング、除電などの各プロセス
(図示しない)によりスキャナ1の上部に配置された原
稿台の定位置に載置された原稿を、複写用紙に複写する
ことを目的とする周知のものである。
【0029】図2は、図1における電子複写機の電気的
な接続を概略的に示すものである。図2によれば、電子
複写機において、主制御部30内のメインCPU31と
スキャナ部1のスキャナCPU100とプリンタ部2の
プリンタCPU110の3つのCPUで構成される。メ
インCPU31は、プリンタCPU110と共有RAM
35を介して双方向通信を行うものであり、メインCP
U31は動作指示をだし、プリンタCPU110は状態
ステータスを返すようになっている。プリンタCPU1
10とスキャナCPU100はシリアル通信を行い、プ
リンタCPU110は動作指示をだし、スキャナCPU
100は状態ステータスを返すようになっている。
【0030】操作パネル40はメインCPU31に接続
され、全体を制御するパネルCPU41、液晶表示器4
2、及びプリントキー43とから構成されている。
【0031】主制御部30は、メインCPU31、RO
M32、RAM33、NVM34、共有RAM35、画
像処理装置36、ページメモリ制御部37、ページメモ
リ38、プリンタコントローラ39、およびプリンタフ
ォントROM121によって構成されている。
【0032】メインCPU31は、主制御部30の全体
を制御するものである。ROM32は、制御プログラム
が記憶されている。RAM33は、一時的にデータを記
憶するものである。
【0033】NVM(持久ランダムアクセスメモリ:no
nvolatile RAM)34は、バッテリ(図示しない)に
バックアップされた不揮発性のメモリであり、電源を切
った時NVM34上のデータを保持するようになってい
る。
【0034】共有RAM35は、メインCPU31とプ
リンタCPU110との間で、双方向通信を行うために
用いるものである。
【0035】ページメモリ制御部37は、ページメモリ
38に画像データを記憶したり、読出したりするもので
ある。ページメモリ38は、複数ページ分の画像データ
を記憶できる領域を有し、スキャナ部1からの画像デー
タを圧縮したデータを1ページ分ごとに記憶可能に形成
されている。
【0036】プリンタフォントROM121には、プリ
ントデータに対応するフォントデータが記憶されてい
る。
【0037】プリンタコントローラ39は、パーソナル
コンピュータ等の外部機器122からのプリントデータ
をそのプリントデータに付与されている解像度を示すデ
ータに応じた解像度でプリンタフォントROM121に
記憶されているフォントデータを用いて画像データに展
開するものである。
【0038】スキャナ部1は、スキャナ部1の全体を制
御するスキャナCPU100、制御プログラム等が記憶
されているROM101、データ記憶用のRAM10
2、CCD駆動回路7、露光ランプ3およびミラー1
1、12、13等を移動するモータの回転を制御するス
キャンモータドライバ104、及び画像処理回路8によ
って構成されている。
【0039】プリンタ部2は、プリンタ部2の全体を制
御するプリンタCPU110、制御プログラム等が記憶
されているROM111、データ記憶用のRAM11
2、レーザ駆動回路20、ポリゴンミラー22を回転す
る図示しないポリゴンモータの回転を制御するポリゴン
モータドライバ114、用紙Pの搬送を制御する紙搬送
部115、帯電、現像、転写を行う現像プロセス部11
6、定着制御部117、及びオプション部118によっ
て構成されている。
【0040】また、画像処理装置36、ページメモリ3
8、プリンタコントローラ39、画像補正部105、レ
ーザドライバ113は、画像データバス120によって
接続されている。
【0041】図3は、この発明の第1実施例に係るレー
ザ駆動回路20の詳細な構成を示すものである。すなわ
ち、第1実施例のレーザ駆動回路20は、レーザ露光制
御部26と電流発生部27とから構成されている。
【0042】レーザ露光制御部26は、レーザダイオー
ド21、モニタ用のフォトダイオード24、レーザ制御
IC25、コンデンサC、抵抗RPD,RLD、基準電
圧V refから構成されている。レーザ制御IC25
は、コンパレータCP1、スイッチSW1、オペアンプ
OP1、及びトランジスタTr1とから構成されてい
る。
【0043】電流発生部27は、オペアンプOP2、ト
ランジスタTr2,Tr3,Tr4、可変抵抗VR1、
及びスイッチSW2とから構成されている。
【0044】オペアンプOP2は、+入力と−入力が一
致するように出力を出し、その出力に応じてトランジス
タTr4のコレクタ−エミッタ間に電流を流す。可変抵
抗VR1は前記コレクタ電流を電圧に変換し、これをオ
ペアンプOP2の−入力にフィードバックすることで、
常に可変抵抗VR1の両端には基準電圧と等しい電圧が
印加されていることになる。つまり、可変抵抗VR1を
流れる電流も常に一定となる。このとき、可変抵抗VR
1の抵抗値を変えることで電流の値を変えることができ
る。トランジスタTr2,Tr3によって構成される回
路はカレントミラーと呼ばれ、トランジスタTr2のエ
ミッタ−コレクタ間を流れる電流と同じ電流をトランジ
スタTr3のエミッタ−コレクタ間に流すものである。
このように電流を移し替えることで、トランジスタTr
3につながる負荷が変動しても一定の電流を流し続ける
ことができる。
【0045】スイッチSW2は、電流発生部27とレー
ザ露光制御部26とを分離、接続するために設けられて
いる。従来の問題点で述べた不具合は、コンデンサCに
全く電荷が蓄積されていない状態、つまりプリント開始
時のみに起こるので、メインCPU31からのレーザオ
ン信号出力により、プリントを開始して最初にH−SY
NC信号検出するまでの間のみ、電流発生部27とレー
ザ露光制御回路26を接続することになる。
【0046】図4の(a)は、第1実施例におけるレー
ザダイオード21のタイミングチャートを示すものであ
る。図に示すようにメインCPU31よりレーザオン信
号が入力された際、スイッチSW1が遮断され、同時に
スイッチSW2が閉じてレーザ露光制御回路26と電流
発生部27とが接続され、電流発生部27からの電流が
コンデンサCに流し込むことにより、従来の場合(点線
部)に比べてコンデンサCに電荷が蓄積される速度が上
昇することになる(実線部)。電流発生部27は、可変
抵抗VR1を変えることで連続的に電流を変化させるこ
とができるので、コンデンサCに電荷が蓄積される速度
の連続的な変化が可能である。つまり、レーザダイオー
ド21の発光時間を連続的に変化することが可能とな
る。
【0047】このような構成において、図4の(a)に
示すように、レーザオン信号を与えた際(時間t)、
スイッチSW1が開き、同時にスイッチSW2が閉じて
レーザ露光制御回路26に電流発生部27が接続され、
電流発生部27からの電流がコンデンサCに流れ、コン
デンサCに実線部で示す速度で電荷が蓄積されてコンデ
ンサの電圧VCHが閾値電圧Vthを超えた際(時間t
)、レーザダイオード21が発光する(時間t)。
そして、レーザオン信号の立ち下がりによってスイッチ
SW2が開いて電流発生部27がレーザ露光制御部26
と分離し、レーザダイオード21の発光が停止し(時間
)、同時にスイッチSW1が閉じる。
【0048】以上説明したように上記第1実施例によれ
ば、回路定数、具体的には可変抵抗の値を変化させるこ
とで、レーザダイオードの発光時間を連続的に変化させ
ることができる。
【0049】また、第1実施例のレーザ駆動回路を電子
複写装置に搭載し、H−SYNCの光検出器に反応し、
かつ画像に黒すじがつかないように抵抗値を設定するこ
とで、簡単に最適流入電流量を得ることができる。
【0050】また、本第1実施例ではレーザ制御ICの
外部に電流発生部を接続するので、新たにICを開発し
直す必要がない。
【0051】次に、第2実施例について説明する。
【0052】図4の(b)は、第2実施例におけるレー
ザダイオード21のタイミングチャートを示すものであ
る。
【0053】図5は、この発明の第2実施例に係るレー
ザ駆動回路20の詳細な構成を示すものである。すなわ
ち、第2実施例のレーザ駆動回路20は、レーザ露光制
御部50、電圧発生部51、スイッチ制御部52、カウ
ンタ部53、及びスイッチSW4とから構成されてい
る。
【0054】レーザ露光制御部50は、レーザダイオー
ド21、モニタ用のフォトダイオード24、レーザ制御
IC25、スイッチSW3、コンデンサC、抵抗
PD,R LD、基準電圧Vrefから構成されてい
る。レーザ制御IC25は、コンパレータCP1、スイ
ッチSW1、オペアンプOP1、及びトランジスタTr
1とから構成されている。なお、第1実施例と同一個所
には同一符号を付して説明を省略する。
【0055】電圧発生部51は、分割抵抗VR2を有し
ている。分割抵抗VR2は、両端がグランドと電源に接
続されており、分割部分には分割抵抗値に応じて、零か
ら電源電圧までの範囲内の任意の電圧を発生することが
できる。
【0056】スイッチ制御部52は、フリップフロップ
FF2、オアゲートOR2、インバータNOTとから構
成されている。
【0057】カウンタ部53は、発振器54、10進ま
たは16進カウンタCNT、フリップフロップFF1、
オアゲートOR1とから構成されている。
【0058】カウンタ部53は、発振器54がカウンタ
の単位時間を決定する周波数のパルス列を発生し、この
周波数が主制御部30のメインCPU31が有するタイ
マの周波数よりも大きいことで、細かい時間設定が可能
となる。
【0059】カウンタCNTは、発振器54が発生する
パルス列をカウントアップし、図示しないディップスイ
ッチなどにより、予め設定された数に到達するごとにア
ウトプットを出力する。
【0060】フリップフロップFF1は、カウンタCN
Tの動作を制御するもので、オアゲートOR1がレーザ
オン信号とカウンタCNTのアウトプットの論理和をと
り、フリップフロップFF1のCLK端子へ入力するこ
とで、レーザオン信号の立ち上がりをきっかけにカウン
トを開始させ、カウンタCNTのアウトプットをきっか
けにカウント動作をストップさせている。
【0061】カウンタCNTのアウトプットとレーザオ
ン信号をインバータNOTにて反転したものをオアゲー
トOR2にて論理和をとり、これをフリップフロップF
F2のCLK端子に入力する。このときフリップフロッ
プFF2の出力Qからは、カウンタCNTのアウトプッ
トの立ち上がりからレーザオン信号の立ち下がりまでハ
イレベルを発生し、Q’からはQを反転した出力が発生
する。
【0062】スイッチSW3,SW4は、入力信号が
「ハイ」レベルの時は開き、「ロー」レベルの時は閉じ
るスイッチである。ここでは、フリップフロップFF2
のQがスイッチSW3、Q’はスイッチSW4に接続さ
れている。
【0063】このような構成において、図4の(b)に
示すように、レーザオン信号を与えた際(時間t)、
これをきっかけにカウンタ部53でカウントが開始され
て設定された時間遅れ(時間t→時間t)てスイッ
チSW3が開き、同時にスイッチSW4が閉じてレーザ
露光制御部50に電圧発生部51が接続され、電圧発生
部51で発生した電圧がオペアンプOP1に印加され
(時間t)、即座にレーザダイオード21が発光する
(時間t)。そして、レーザオン信号の立ち下がりに
よってスイッチSW4が開いて電圧発生部51がレーザ
露光制御部50と分離し、レーザダイオード21の発光
が停止し(時間t)、同時にスイッチSW3が閉じ
る。
【0064】以上説明したように上記第2実施例によれ
ば、電子複写機本体の制御装置が有するタイマでは設定
できない細かい時間でレーザダイオードの発光タイミン
グを設定することができる。これにより、排紙画像に黒
すじがつかない程度に短時間レーザダイオードを点灯さ
せ、レーザ光をH−SYNC信号として捕らえることが
可能となる。
【0065】また、本第2実施例ではレーザ制御ICの
外部に電圧発生部を接続するので、新たにICを開発し
直す必要がない。
【0066】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
画像形成装置における最適なレーザ点灯時間を実現して
画像に黒すじが発生することを防ぐことのできるレーザ
駆動回路とレーザ駆動回路の制御方法を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る画像形成装置としての電子複写
機の概略構成を示す図。
【図2】電子複写機の電気的な接続を概略的に示すブロ
ック図。
【図3】この発明の第1実施例に係るレーザ駆動回路の
詳細な構成を示す図。
【図4】レーザダイオード発光のタイミングチャート。
【図5】この発明の第2実施例に係るレーザ駆動回路の
詳細な構成を示す図。
【図6】一般的なレーザ駆動回路の構成を示す図。
【図7】レーザダイオードを含むレーザユニットの外観
構成を示す図。
【図8】レーザダイオード発光のタイミングチャート。
【符号の説明】
1…スキャナ部 2…プリンタ部 20…レーザ駆動回路 21…レーザダイオード 24…フォトダイオード 25…レーザ制御IC 26、50…レーザ露光制御部(露光制御手段) 27…電流発生部(電流発生手段、処理手段) 31…メインCPU 51…電圧発生部(電圧発生手段) 52…スイッチ制御部(制御手段、生成手段) 53…カウンタ部(制御手段、生成手段) 54…発振器 SW1、SW2、SW3、SW4…スイッチ(接続手
段) VR1…可変抵抗(設定手段)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を形成する画像形成装置における半
    導体レーザダイオードを駆動するレーザ駆動回路におい
    て、 レーザ出力を制御するコンデンサを用いて上記半導体レ
    ーザダイオードの露光制御を行う露光制御手段と、 予め定められた電流を発生する電流発生手段と、 上記半導体レーザダイオードの発光を指示する信号が入
    力された際、上記電流発生手段で発生される電流を上記
    コンデンサに流入する処理を行う処理手段と、を具備し
    たことを特徴とするレーザ駆動回路。
  2. 【請求項2】 画像を形成する画像形成装置における半
    導体レーザダイオードを駆動するレーザ駆動回路におい
    て、 レーザ出力を制御するコンデンサを用いて上記半導体レ
    ーザダイオードの露光制御を行う露光制御手段と、 上記半導体レーザダイオードの発光時間を変化させる電
    流量の増減を設定する設定手段と、 この設定手段で設定された電流を発生する電流発生手段
    と、 上記半導体レーザダイオードの発光を指示する信号が入
    力された際、上記電流発生手段で発生される電流を上記
    コンデンサに流入する処理を行う処理手段と、を具備し
    たことを特徴とするレーザ駆動回路。
  3. 【請求項3】 画像を形成する画像形成装置における半
    導体レーザダイオードを駆動するレーザ駆動回路におい
    て、 レーザ出力を制御するオペアンプを用いて上記半導体レ
    ーザダイオードの露光制御を行う露光制御手段と、 予め定められた電圧を発生する電圧発生手段と、 上記半導体レーザダイオードの発光を指示する信号が入
    力された際、所定時間遅延して上記電圧発生手段で発生
    された電圧を上記オペアンプに接続する制御を行う制御
    手段と、 を具備したことを特徴とするレーザ駆動回路。
  4. 【請求項4】 画像を形成する画像形成装置における半
    導体レーザダイオードを駆動するレーザ駆動回路におい
    て、 レーザ出力を制御するオペアンプを用いて上記半導体レ
    ーザダイオードの露光制御を行う露光制御手段と、 予め定められた電圧を発生する電圧発生手段と、 上記半導体レーザダイオードの発光を指示する信号が入
    力された際、上記半導体レーザダイオードの発光タイミ
    ングを指定する信号を生成する生成手段と、この生成手
    段で生成された信号に応じて上記電圧発生手段で発生さ
    れた電圧を上記オペアンプに接続する接続手段と、 を具備したことを特徴とするレーザ駆動回路。
  5. 【請求項5】 画像を形成する画像形成装置における半
    導体レーザダイオードを駆動するレーザ駆動回路の制御
    方法であって、 上記半導体レーザダイオードの発光を指示する信号が入
    力された際、上記半導体レーザダイオードのレーザ出力
    を制御するコンデンサに、レーザ発光時間を設定する電
    流量の電流を発生させて流入するようにしたことを特徴
    とするレーザ駆動回路の制御方法。
  6. 【請求項6】 画像を形成する画像形成装置における半
    導体レーザダイオードを駆動するレーザ駆動回路の制御
    方法であって、 上記半導体レーザダイオードの発光時間を変化させる電
    流量の増減を設定し、この設定された電流を発生し、上
    記半導体レーザダイオードの発光を指示する信号が入力
    された際、上記発生された電流を上記半導体レーザダイ
    オードのレーザ出力を制御するコンデンサに流入するよ
    うにしたことを特徴とするレーザ駆動回路の制御方法。
  7. 【請求項7】 画像を形成する画像形成装置における半
    導体レーザダイオードを駆動するレーザ駆動回路の制御
    方法であって、 上記半導体レーザダイオードの発光を指示する信号が入
    力された際、この信号入力から所定時間遅延して予め定
    められた電圧を上記半導体レーザダイオードのレーザ出
    力を制御するオペアンプに入力するようにしたことを特
    徴とするレーザ駆動回路の制御方法。
  8. 【請求項8】 画像を形成する画像形成装置における半
    導体レーザダイオードを駆動するレーザ駆動回路の制御
    方法であって、 上記半導体レーザダイオードの発光を指示する信号が入
    力された際、上記半導体レーザダイオードの発光タイミ
    ングを指定する信号を生成し、この生成された信号に応
    じて予め定められた電圧を上記半導体レーザダイオード
    のレーザ出力を制御するオペアンプに入力するようにし
    たことを特徴とするレーザ駆動回路の制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013105791A (ja) * 2011-11-10 2013-05-30 Canon Inc 発光素子駆動回路

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