JP2000334419A - し尿と廃プラスチックの処理方法 - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 廃プラスチックをガス化分解して燃焼する際
に発生する熱を、し尿を堆肥化処理するのに適した水分
にまで乾燥させるための熱源として利用し、廃棄物量を
ゼロにする。 【解決手段】 有機物堆肥化系1で、し尿・浄化槽汚泥
中のし渣を除去した前処理汚泥を乾燥機7と発酵槽10
へ供給し、乾燥機7で乾燥させた乾燥汚泥と前処理汚泥
を混合して所定含水率の発酵原料汚泥に調製し、発酵槽
10で発酵原料汚泥を好気性発酵させ、エネルギー再生
系20で、廃プラスチックとし渣とをガス化分解炉23
でガス化分解し、発生する乾留ガスを燃焼炉24で燃焼
させ、発生する燃焼ガスを廃熱ボイラ25に供給し、廃
熱ボイラ25で発生する蒸気を蒸気タービン26に供給
し、蒸気タービン26から排出する廃蒸気を乾燥機7に
熱源として供給し、ガス化分解炉23で発生する炭化物
を発酵槽10へ供給する。
に発生する熱を、し尿を堆肥化処理するのに適した水分
にまで乾燥させるための熱源として利用し、廃棄物量を
ゼロにする。 【解決手段】 有機物堆肥化系1で、し尿・浄化槽汚泥
中のし渣を除去した前処理汚泥を乾燥機7と発酵槽10
へ供給し、乾燥機7で乾燥させた乾燥汚泥と前処理汚泥
を混合して所定含水率の発酵原料汚泥に調製し、発酵槽
10で発酵原料汚泥を好気性発酵させ、エネルギー再生
系20で、廃プラスチックとし渣とをガス化分解炉23
でガス化分解し、発生する乾留ガスを燃焼炉24で燃焼
させ、発生する燃焼ガスを廃熱ボイラ25に供給し、廃
熱ボイラ25で発生する蒸気を蒸気タービン26に供給
し、蒸気タービン26から排出する廃蒸気を乾燥機7に
熱源として供給し、ガス化分解炉23で発生する炭化物
を発酵槽10へ供給する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、し尿処理、廃プラ
スチックの処理における発生物を相互に利用することに
より、エネルギーの有効利用を図るし尿と廃プラスチッ
クの処理方法に関する。
スチックの処理における発生物を相互に利用することに
より、エネルギーの有効利用を図るし尿と廃プラスチッ
クの処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、し尿処理設備は、主処理(生物学
的処理)、高度処理、汚泥処理、脱臭処理から構成され
ており、排出する残渣を焼却処理し、焼却灰を最終埋立
処分している。一方、一般廃棄物としての廃プラスチッ
クは、燃えるごみとして焼却場で焼却すると、炉内温度
が上昇し過ぎて炉体を損傷すること、排ガス量の増加に
より実質焼却能力が減少すること、排ガス中にダイオキ
シン類等の有害物質が生成することなどのために、多く
の場合に、燃えないごみとして分別して収集し、埋立処
分場において最終処分している。
的処理)、高度処理、汚泥処理、脱臭処理から構成され
ており、排出する残渣を焼却処理し、焼却灰を最終埋立
処分している。一方、一般廃棄物としての廃プラスチッ
クは、燃えるごみとして焼却場で焼却すると、炉内温度
が上昇し過ぎて炉体を損傷すること、排ガス量の増加に
より実質焼却能力が減少すること、排ガス中にダイオキ
シン類等の有害物質が生成することなどのために、多く
の場合に、燃えないごみとして分別して収集し、埋立処
分場において最終処分している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したし尿処理設備
においては、電力および補助熱源としての重油または灯
油を多く消費しており、用役費が高いことが欠点であ
る。また、し尿の前処理から排出するし渣(し渣)は焼
却処理し、焼却灰を最終埋立処分しなければならない。
し尿処理において発生する余剰汚泥は、コンポスト化し
て再利用することが国の施策として揚げられている。
においては、電力および補助熱源としての重油または灯
油を多く消費しており、用役費が高いことが欠点であ
る。また、し尿の前処理から排出するし渣(し渣)は焼
却処理し、焼却灰を最終埋立処分しなければならない。
し尿処理において発生する余剰汚泥は、コンポスト化し
て再利用することが国の施策として揚げられている。
【0004】また、廃プラスチックは、減容化しない場
合に嵩密度が小さく、埋立処分においても多くの容量を
必要とするので、最終処分場の寿命が早期に減少し、処
分場の新規確保が難しい自治体にとって廃プラスチック
の安全で効果的な処理は重要な課題となっている。この
ような状況において、廃棄物を酸素が全く無いか、低い
濃度の環境で加熱して有機物をガス化した上で燃焼する
技術がガス化分解炉、炭化炉などとして近年実用化され
ている。
合に嵩密度が小さく、埋立処分においても多くの容量を
必要とするので、最終処分場の寿命が早期に減少し、処
分場の新規確保が難しい自治体にとって廃プラスチック
の安全で効果的な処理は重要な課題となっている。この
ような状況において、廃棄物を酸素が全く無いか、低い
濃度の環境で加熱して有機物をガス化した上で燃焼する
技術がガス化分解炉、炭化炉などとして近年実用化され
ている。
【0005】この技術の一例として内燃式炭化炉の場合
は、加熱媒体としての高温ガスが流通する内燃チューブ
を炉内に配置し、炉内に投入した廃棄物を内燃チューブ
で間接加熱するとともに、炉内に蒸気を供給して炉内の
空気を追い出し、還元雰囲気中で廃棄物を炭化すること
によりダイオキシン類の発生を防止する。この技術を用
いれば従来燃えないごみとして分別収集している廃プラ
スチックを安全に処理することができる。
は、加熱媒体としての高温ガスが流通する内燃チューブ
を炉内に配置し、炉内に投入した廃棄物を内燃チューブ
で間接加熱するとともに、炉内に蒸気を供給して炉内の
空気を追い出し、還元雰囲気中で廃棄物を炭化すること
によりダイオキシン類の発生を防止する。この技術を用
いれば従来燃えないごみとして分別収集している廃プラ
スチックを安全に処理することができる。
【0006】本発明は、廃プラスチックをガス化分解し
て燃焼する際に発生する熱を、し尿を堆肥化処理するの
に適した水分にまで乾燥させるための熱源として利用
し、あわせてし尿の処理・廃プラスチック処理で生じる
最終処分が必要な廃棄物量をゼロにするし尿と廃プラス
チックの処理方法を提供することを目的とする。
て燃焼する際に発生する熱を、し尿を堆肥化処理するの
に適した水分にまで乾燥させるための熱源として利用
し、あわせてし尿の処理・廃プラスチック処理で生じる
最終処分が必要な廃棄物量をゼロにするし尿と廃プラス
チックの処理方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のし尿と廃プラスチックの処理方法は、有機
物堆肥化系において、前処理として夾雑物除去装置によ
りし尿・浄化槽汚泥中のし渣を除去し、し渣を除去した
前処理液を乾燥機と発酵槽へ供給し、乾燥機で乾燥させ
た乾燥汚泥を発酵槽へ供給し、発酵槽で乾燥汚泥と前処
理液を混合して所定含水率の発酵原料汚泥に調製し、発
酵槽において発酵原料汚泥を好気性発酵させ、エネルギ
ー再生系において、廃プラスチックと前記し渣とをガス
化分解炉で乾留してガス化分解し、ガス化分解炉で発生
する乾留ガスを燃焼炉において燃焼させ、燃焼炉で発生
する燃焼ガスを加熱流体として廃熱ボイラに供給し、廃
熱ボイラで発生する蒸気を前記乾燥機に熱源として供給
し、ガス化分解炉で発生する炭化物を前記発酵槽へ供給
するものである。
に、本発明のし尿と廃プラスチックの処理方法は、有機
物堆肥化系において、前処理として夾雑物除去装置によ
りし尿・浄化槽汚泥中のし渣を除去し、し渣を除去した
前処理液を乾燥機と発酵槽へ供給し、乾燥機で乾燥させ
た乾燥汚泥を発酵槽へ供給し、発酵槽で乾燥汚泥と前処
理液を混合して所定含水率の発酵原料汚泥に調製し、発
酵槽において発酵原料汚泥を好気性発酵させ、エネルギ
ー再生系において、廃プラスチックと前記し渣とをガス
化分解炉で乾留してガス化分解し、ガス化分解炉で発生
する乾留ガスを燃焼炉において燃焼させ、燃焼炉で発生
する燃焼ガスを加熱流体として廃熱ボイラに供給し、廃
熱ボイラで発生する蒸気を前記乾燥機に熱源として供給
し、ガス化分解炉で発生する炭化物を前記発酵槽へ供給
するものである。
【0008】また、廃熱ボイラで発生する蒸気を駆動流
体として蒸気タービンに供給し、蒸気タービンから排出
する廃蒸気を前記乾燥機に熱源として供給するものであ
る。また、蒸気タービンで発電機を駆動して発生する電
力を、有機物堆肥化系、エネルギー再生系における消費
電力用に供給するものである。
体として蒸気タービンに供給し、蒸気タービンから排出
する廃蒸気を前記乾燥機に熱源として供給するものであ
る。また、蒸気タービンで発電機を駆動して発生する電
力を、有機物堆肥化系、エネルギー再生系における消費
電力用に供給するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1において、有機物堆肥化系1
は、し尿・浄化槽汚泥2を受け入れる受入槽3と、受入
槽3から破砕ポンプ4で供給するし尿・浄化槽汚泥から
前処理としてし渣を除去するスクリーン等の夾雑物除去
装置5と、し渣を除去した前処理液を貯留する貯留槽6
と、貯留槽6から前処理液を移送するポンプ6aと、ポ
ンプ6aで移送する前処理液を乾燥させる乾燥機7と、
熱交換器8を通して加熱流体を乾燥機7に供給する乾燥
ブロワ9を有しており、乾燥機7は平面形状において円
形もしくは長方形をなし、底部に温風を噴き出す温風供
給装置を有しており、この温風供給装置に熱交換器8で
加熱した加熱流体を供給する。
に基づいて説明する。図1において、有機物堆肥化系1
は、し尿・浄化槽汚泥2を受け入れる受入槽3と、受入
槽3から破砕ポンプ4で供給するし尿・浄化槽汚泥から
前処理としてし渣を除去するスクリーン等の夾雑物除去
装置5と、し渣を除去した前処理液を貯留する貯留槽6
と、貯留槽6から前処理液を移送するポンプ6aと、ポ
ンプ6aで移送する前処理液を乾燥させる乾燥機7と、
熱交換器8を通して加熱流体を乾燥機7に供給する乾燥
ブロワ9を有しており、乾燥機7は平面形状において円
形もしくは長方形をなし、底部に温風を噴き出す温風供
給装置を有しており、この温風供給装置に熱交換器8で
加熱した加熱流体を供給する。
【0010】また、有機物堆肥化系1は、乾燥機7から
排出する乾燥汚泥とポンプ6aで移送する前処理液とを
混合してなる発酵原料汚泥を好気性発酵させる発酵槽1
0と、発酵槽10へ空気を供給する発酵ブロワ11と、
発酵槽10から取り出した堆肥を定量ずつ袋詰する自動
袋詰機12と、乾燥機7および発酵槽10から排出する
乾燥排ガスおよび発酵排ガスを脱臭する生物脱臭装置1
3とを有している。
排出する乾燥汚泥とポンプ6aで移送する前処理液とを
混合してなる発酵原料汚泥を好気性発酵させる発酵槽1
0と、発酵槽10へ空気を供給する発酵ブロワ11と、
発酵槽10から取り出した堆肥を定量ずつ袋詰する自動
袋詰機12と、乾燥機7および発酵槽10から排出する
乾燥排ガスおよび発酵排ガスを脱臭する生物脱臭装置1
3とを有している。
【0011】発酵槽10は平面形状において円形もしく
は長方形をなし、底部に空気を噴き出す空気供給装置を
有しており、この空気供給装置に発酵ブロワ11から空
気を供給する。エネルギー再生系20は、夾雑物除去装
置5で除去したし渣21と廃プラスチック22を乾留し
てガス化分解するガス化分解炉23と、ガス化分解炉2
3で発生する乾留ガスを燃焼させる燃焼炉24と、燃焼
炉24で発生する燃焼ガスを加熱流体として蒸気を発生
させる廃熱ボイラ25と、廃熱ボイラ25で発生する高
温蒸気を駆動流体として回転駆動する蒸気タービン26
と、蒸気タービン26で駆動する発電機27とを有して
いる。
は長方形をなし、底部に空気を噴き出す空気供給装置を
有しており、この空気供給装置に発酵ブロワ11から空
気を供給する。エネルギー再生系20は、夾雑物除去装
置5で除去したし渣21と廃プラスチック22を乾留し
てガス化分解するガス化分解炉23と、ガス化分解炉2
3で発生する乾留ガスを燃焼させる燃焼炉24と、燃焼
炉24で発生する燃焼ガスを加熱流体として蒸気を発生
させる廃熱ボイラ25と、廃熱ボイラ25で発生する高
温蒸気を駆動流体として回転駆動する蒸気タービン26
と、蒸気タービン26で駆動する発電機27とを有して
いる。
【0012】以下、上記した構成における作用を説明す
る。有機物堆肥化系1では、受入槽3に受け入れたし尿
・浄化槽汚泥2を破砕ポンプ4で夾雑物除去装置5へ搬
送し、夾雑物除去装置5において前処理としてし尿・浄
化槽汚泥2のし渣を除去する。し渣21を除去した前処
理液は、貯留槽6に一旦貯留する。前処理液は含水率9
8%程度の有機性液状廃棄物であり、このままでは水分
量が多すぎて堆肥化処理できない。このため、ポンプ6
aによって貯留槽6の前処理液を、その90〜96%量
を乾燥機7に供給し、残余を発酵槽10へ供給する。
る。有機物堆肥化系1では、受入槽3に受け入れたし尿
・浄化槽汚泥2を破砕ポンプ4で夾雑物除去装置5へ搬
送し、夾雑物除去装置5において前処理としてし尿・浄
化槽汚泥2のし渣を除去する。し渣21を除去した前処
理液は、貯留槽6に一旦貯留する。前処理液は含水率9
8%程度の有機性液状廃棄物であり、このままでは水分
量が多すぎて堆肥化処理できない。このため、ポンプ6
aによって貯留槽6の前処理液を、その90〜96%量
を乾燥機7に供給し、残余を発酵槽10へ供給する。
【0013】乾燥機7では、前処理液を高さ1.5〜3
mに堆積した乾燥汚泥の上に散布し、スクープ式または
パドル式の攪拌機が1日に数回、回転または往復して槽
内の前処理液と乾燥ブロワ9により熱交換器8を通して
供給する加熱流体(温風)との接触を良好に保ち、その
熱によって前処理液を含水率30〜40%程度にまで乾
燥させる。熱交換器8には後述する蒸気タービン26の
廃蒸気を熱源として供給する。
mに堆積した乾燥汚泥の上に散布し、スクープ式または
パドル式の攪拌機が1日に数回、回転または往復して槽
内の前処理液と乾燥ブロワ9により熱交換器8を通して
供給する加熱流体(温風)との接触を良好に保ち、その
熱によって前処理液を含水率30〜40%程度にまで乾
燥させる。熱交換器8には後述する蒸気タービン26の
廃蒸気を熱源として供給する。
【0014】乾燥排ガスは温度が30〜70℃であり、
生物脱臭装置13において微生物の作用により臭気を除
去する。発酵槽10では、乾燥機7で乾燥させた乾燥汚
泥と前処理液とを混合することにより、所定含水率55
〜75%の発酵原料汚泥に調製して高さ1.5〜3mに
堆積させる。また、スクープ式またはパドル式の攪拌機
が1日に数回、回転または往復して槽内の発酵原料汚泥
と発酵ブロワ11から供給する空気との接触を良好に保
ち、発酵原料汚泥を好気性発酵させる。
生物脱臭装置13において微生物の作用により臭気を除
去する。発酵槽10では、乾燥機7で乾燥させた乾燥汚
泥と前処理液とを混合することにより、所定含水率55
〜75%の発酵原料汚泥に調製して高さ1.5〜3mに
堆積させる。また、スクープ式またはパドル式の攪拌機
が1日に数回、回転または往復して槽内の発酵原料汚泥
と発酵ブロワ11から供給する空気との接触を良好に保
ち、発酵原料汚泥を好気性発酵させる。
【0015】発酵排ガスは温度が30〜60℃であり、
生物脱臭装置13において土壌脱臭等の微生物の作用に
より臭気を除去する。発酵槽10から取り出した堆肥
は、自動袋詰機12で定量に袋詰めし、高品質堆肥の製
品として出荷する。エネルギー再生系20においては、
廃プラスチック22とし渣21とをガス化分解炉23に
投入し、300〜500℃でかつ酸素が無いか酸素濃度
が低い環境で乾留してガス化分解し、炭化物を生成する
とともに乾留ガスを発生させる。乾留ガスは燃焼炉24
に供給し、燃焼空気を吹き込んで800〜1200℃で
燃焼させ、発生する燃焼ガスを加熱流体として廃熱ボイ
ラ25に供給する。廃熱ボイラ25で発生する高温蒸気
は駆動流体として蒸気タービン26に供給し、蒸気ター
ビン26で発電機27を駆動して電力を発生させる。
生物脱臭装置13において土壌脱臭等の微生物の作用に
より臭気を除去する。発酵槽10から取り出した堆肥
は、自動袋詰機12で定量に袋詰めし、高品質堆肥の製
品として出荷する。エネルギー再生系20においては、
廃プラスチック22とし渣21とをガス化分解炉23に
投入し、300〜500℃でかつ酸素が無いか酸素濃度
が低い環境で乾留してガス化分解し、炭化物を生成する
とともに乾留ガスを発生させる。乾留ガスは燃焼炉24
に供給し、燃焼空気を吹き込んで800〜1200℃で
燃焼させ、発生する燃焼ガスを加熱流体として廃熱ボイ
ラ25に供給する。廃熱ボイラ25で発生する高温蒸気
は駆動流体として蒸気タービン26に供給し、蒸気ター
ビン26で発電機27を駆動して電力を発生させる。
【0016】蒸気タービン26から排出する廃蒸気は乾
燥機7に加熱流体として供給し、ガス化分解炉23で生
じる炭化物は発酵槽10へ供給して発酵を促進する。つ
まり炭化物は水分が無いので、発酵槽10における汚泥
の通気性の改善に寄与する副資材として利用でき、堆肥
物性が改良されて高品質堆肥となる。また、炭化物は若
干の臭気吸着能を有するので、発酵槽10における臭気
の低減に効果を発揮する。
燥機7に加熱流体として供給し、ガス化分解炉23で生
じる炭化物は発酵槽10へ供給して発酵を促進する。つ
まり炭化物は水分が無いので、発酵槽10における汚泥
の通気性の改善に寄与する副資材として利用でき、堆肥
物性が改良されて高品質堆肥となる。また、炭化物は若
干の臭気吸着能を有するので、発酵槽10における臭気
の低減に効果を発揮する。
【0017】発電機27で発生する電力は、有機物堆肥
化系1における破砕ポンプ4、ポンプ6a、攪拌機(図
示省略)、あるいはエネルギー再生系20におけるガス
化分解炉23、燃焼炉24で使用するブロア(図示省
略)等の操作機器の消費電力用に供給する。20t/日
程度の廃プラスチックを処理すると、100kL/日程
度の処理能力を有する有機物堆肥化系1で消費する電力
と、ガス化分解炉23、燃焼炉24で消費する電力のほ
ぼ全量を発電することができる。さらに、乾燥機7で前
処理液を発酵に適する含水率まで乾燥するのに必要な熱
量の全量を供給することができる。
化系1における破砕ポンプ4、ポンプ6a、攪拌機(図
示省略)、あるいはエネルギー再生系20におけるガス
化分解炉23、燃焼炉24で使用するブロア(図示省
略)等の操作機器の消費電力用に供給する。20t/日
程度の廃プラスチックを処理すると、100kL/日程
度の処理能力を有する有機物堆肥化系1で消費する電力
と、ガス化分解炉23、燃焼炉24で消費する電力のほ
ぼ全量を発電することができる。さらに、乾燥機7で前
処理液を発酵に適する含水率まで乾燥するのに必要な熱
量の全量を供給することができる。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、し尿・浄
化槽汚泥を乾燥して堆肥化するので、し尿を浄化する水
処理施設が不要であり、公共水域に放流する処理水も生
じない。当然に、水処理で行なっていた薬品処理および
その中和操作が不要となり、薬品が不要となる。
化槽汚泥を乾燥して堆肥化するので、し尿を浄化する水
処理施設が不要であり、公共水域に放流する処理水も生
じない。当然に、水処理で行なっていた薬品処理および
その中和操作が不要となり、薬品が不要となる。
【0019】しかも、し尿・浄化槽汚泥のし渣をエネル
ギー再生系においてガス化分解して燃料化し、エネルギ
ー再生系で発生する炭化物を有機物堆肥化系における発
酵槽へ投入して発酵処理の副資材とすることにより、最
終処分が必要な廃棄物をゼロとすることができる。ま
た、エネルギー再生系で発生する電力を各設備の操作機
器の電力として利用することにより、必要電力を自給し
てエネルギー利用効率の向上を図ることができる。さら
に、蒸気タービンの廃蒸気を有機物堆肥化系の乾燥機の
熱源として利用することにより、乾燥用の補助燃料が不
要となる。
ギー再生系においてガス化分解して燃料化し、エネルギ
ー再生系で発生する炭化物を有機物堆肥化系における発
酵槽へ投入して発酵処理の副資材とすることにより、最
終処分が必要な廃棄物をゼロとすることができる。ま
た、エネルギー再生系で発生する電力を各設備の操作機
器の電力として利用することにより、必要電力を自給し
てエネルギー利用効率の向上を図ることができる。さら
に、蒸気タービンの廃蒸気を有機物堆肥化系の乾燥機の
熱源として利用することにより、乾燥用の補助燃料が不
要となる。
【図1】本発明の実施の形態におけるし尿と廃プラスチ
ックの処理方法を示すフローシートである。
ックの処理方法を示すフローシートである。
1 有機物堆肥化系 2 し尿・浄化槽汚泥 3 受入槽 4 破砕ポンプ 5 夾雑物除去装置 6 貯留槽 6a ポンプ 7 乾燥機 8 熱交換器 9 乾燥ブロワ 10 発酵槽 11 発酵ブロワ 12 自動袋詰機 13 生物脱臭装置 20 エネルギー再生系 21 し渣 22 廃プラスチック 23 ガス化分解炉 24 燃焼炉 25 廃熱ボイラ 26 蒸気タービン 27 発電機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C05F 7/00 C10B 53/00 A 4H061 C10B 53/00 B C10J 3/00 A C10J 3/00 F23G 5/02 ZABE F23G 5/02 ZAB 5/027 ZABA 5/027 ZAB 5/46 ZABA 5/46 ZAB 7/00 ZAB 7/00 ZAB 102Z 102 104B 104 7/12 ZABZ 7/12 ZAB B09B 3/00 ZAB 302Z Fターム(参考) 3K061 AA24 AB02 AC11 AC13 AC19 BA05 DA01 DA05 DA19 FA10 FA21 3K065 AA24 AB02 AC11 AC13 AC19 BA05 CA13 JA05 JA18 JA20 4D004 AA02 AA07 AB01 BA03 CA12 CA19 CA22 CA27 CA42 CA46 CB02 CB34 CB36 CB44 4D059 AA01 AA02 BA03 BB03 BD01 BF15 BJ01 BK17 CA06 CA14 CA16 CB27 CC01 DB11 4H012 HA01 HB01 4H061 AA02 CC39 CC51 DD20 EE42 GG19 GG49
Claims (3)
- 【請求項1】 有機物堆肥化系において、前処理として
夾雑物除去装置によりし尿・浄化槽汚泥中のし渣を除去
し、し渣を除去した前処理液を乾燥機と発酵槽へ供給
し、乾燥機で乾燥させた乾燥汚泥を発酵槽へ供給し、発
酵槽で乾燥汚泥と前処理液を混合して所定含水率の発酵
原料汚泥に調製し、発酵槽において発酵原料汚泥を好気
性発酵させ、エネルギー再生系において、廃プラスチッ
クと前記し渣とをガス化分解炉で乾留してガス化分解
し、ガス化分解炉で発生する乾留ガスを燃焼炉において
燃焼させ、燃焼炉で発生する燃焼ガスを加熱流体として
廃熱ボイラに供給し、廃熱ボイラで発生する蒸気を前記
乾燥機に熱源として供給し、ガス化分解炉で発生する炭
化物を前記発酵槽へ供給することを特徴とするし尿と廃
プラスチックの処理方法。 - 【請求項2】 廃熱ボイラで発生する蒸気を駆動流体と
して蒸気タービンに供給し、蒸気タービンから排出する
廃蒸気を前記乾燥機に熱源として供給することを特徴と
する請求項1に記載のし尿と廃プラスチックの処理方
法。 - 【請求項3】 蒸気タービンで発電機を駆動して発生す
る電力を、有機物堆肥化系、エネルギー再生系における
消費電力用に供給することを特徴とする請求項2に記載
のし尿と廃プラスチックの処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15441699A JP2000334419A (ja) | 1999-06-02 | 1999-06-02 | し尿と廃プラスチックの処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15441699A JP2000334419A (ja) | 1999-06-02 | 1999-06-02 | し尿と廃プラスチックの処理方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000334419A true JP2000334419A (ja) | 2000-12-05 |
Family
ID=15583692
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15441699A Pending JP2000334419A (ja) | 1999-06-02 | 1999-06-02 | し尿と廃プラスチックの処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000334419A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1999
- 1999-06-02 JP JP15441699A patent/JP2000334419A/ja active Pending
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