JP2000334741A - 金型交換装置及び金型交換方法 - Google Patents

金型交換装置及び金型交換方法

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    • B29D30/06Pneumatic tyres or parts thereof (e.g. produced by casting, moulding, compression moulding, injection moulding, centrifugal casting)
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    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現行加硫ラインに適合し、安価で耐久性に優
れ、高能率高精度の金型交換装置及び金型交換方法を提
供する。 【解決手段】 移載手段とその支持台車とを備え、移載
手段は、2個の金型を同一移載方向に別個に載せる一対
の搭載部と、搭載部を加硫機下方部に1個宛別個に出入
りさせる移動機構と、一方の搭載部を出入り位置レベル
とその上方レベルとの間で昇降させる昇降手段とを有す
る装置及び使用済金型を載せた搭載部を次使用金型を載
せた搭載部の下方を通過させ、金型を交換する方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、金型交換装置及
び金型交換方法に関し、特に、空気入りタイヤの加硫成
型に用いた使用済金型を加硫機から取出し、新たな次使
用金型を加硫機へ移載する金型交換装置と、この金型交
換装置を用いた加硫機に対する金型交換方法とに関す
る。
【0002】
【従来の技術】空気入りタイヤ(以下タイヤという)生
産の最終段階に近い加硫成型工程では、前段の成型工程
にて、一般化している頻繁なサイズ切替乃至種類切替に
対応しなければならない。これら成型サイズ切替乃至成
型種類切替に合わせ、それまで加硫機に取付けていたタ
イヤ加硫成型用使用済旧金型を新金型と交換する必要が
生じるケースが殆ど全てである。
【0003】タイヤの加硫成型用金型は相当な重量物で
あり、よって、この種の金型を加硫機に取付けるにも、
また、加硫機に取付けている使用済旧金型を次使用の新
金型に交換するにしても、取扱いや作業は容易ではな
い。このことは、金型が二つ割り合わせモールドの場合
にも当てはまるが、合わせモールドに比し、より一層構
造が複雑な割りモールドの場合が深刻である。なぜな
ら、割りモールドは、円周方向に多数個に分割したトレ
ッド部形成用金型エレメントと、各エレメントに連結
し、各エレメントを放射方向内外に移動させるセグメン
トとを有するからである。
【0004】すなわち、新旧金型の搬送にはフォークリ
フトを使用し、加硫機からの旧金型の取出及び加硫機へ
の新金型の装填にはホイストやクレーンを使用するのが
一般である。しかし、これらの作業は、人手と多くの時
間とを要し、加硫生産性を低下させ、さらに、長時間に
及ぶ高温内作業が余儀なくされるなど、多くの問題を含
む。
【0005】そこで、重量物の金型交換における自動化
及び省力化を目指し、特開平5−229643号公報
(その一)では、複数台の低圧鋳造機のごとき成型機に
対する上下金型の交換装置を開示している。この交換装
置は、成形機の前を案内溝などのガイド手段に沿って走
行可能な親台車と、親台車に搭載した子台車とを有す
る。上下金型を載せた子台車は、親台車に回動自在に取
付けた連結部材と、成型機に固定した被連結部材との複
合連結体上を走行して、成型機のベース上に乗り移ると
いうものである。
【0006】また、特開平6−315938号公報(そ
の二)は、多数の加硫機に沿い自走可能な台車と、該台
車上に設けたスライド台車と、該スライド台車上の旋回
台とを有する、タイヤ加硫機における上下金型交換台車
を開示している。スライド台車は加硫機に向かいスライ
ド可能に構成し、旋回台は2セットの金型組立体の搭載
部を有し、金型を搭載したスライド台車が、旋回台上の
レ−ルと加硫機内のレールとの接続レール上を往復スラ
イド移動するというものである。
【0007】また、特開平10−6345号公報(その
三)では、加硫機から取出した使用済金型を金型置場に
戻し、金型置場から選択し取出した次使用金型を加硫機
に装填する金型交換装置を提案している。この金型交換
装置は、上下一対の金型載置台と、これら一対の載置台
の昇降手段と、これら載置台を加硫機に接近離隔させる
手段としてのリフタとを有する。このリフタにより載置
台を交換位置まで移動させるというものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、タイヤ生産
工場における加硫ラインでは、実状その一として、日
常、比較的高頻度で実施されるサイズ切替又は種類切替
に際し、少なくとも量産タイヤにおいては、全般に、多
数個の金型を一斉に、できる限り速やかに交換すること
が必要である。実状その二として、加硫ラインにおける
横並び加硫機群の各加硫機下方部の金型支持面の床面か
らの高さは一様ではない。実状その三として、加硫機群
の前方に余分なスペースは無い。
【0009】そこで、まず、前記公報その一が開示する
上下金型の交換装置をタイヤの加硫ラインに適用した場
合、交換装置は、待機中の未加硫タイヤとその置台とを
避け、加硫機から遠く離した前方位置を走行させねばな
らない。そのとき、複合連結体における非支持部のスパ
ンは著しく長く、非支持部は、どのように補強したとし
ても、重量物の金型を載せた子台車の多数回に及ぶ走行
に耐えることはできない。また、この交換装置は、ベー
ス上での金型の位置決めが不十分であり、これは、特に
精密な位置決めが高品質の最終決め手となるタイヤ加硫
成型用金型移載の場合に問題となる。
【0010】次に、前記公報その二が開示する上下金型
交換台車は、加硫機との間に未加硫タイヤ受け台スペー
スを含む点で公報その一が提案する交換装置よりタイヤ
加硫ラインに適合する。しかし、金型交換に当り、金型
組立体の搭載部の旋回動作を必要とするため、交換効率
が低い点で改善を要する。さらに、スライド台車を往復
スライド移動させるためのレールを加硫機内に設ける必
要があり、加硫機の大幅改造を必要とする点に難点も有
する。また、位置決め手段は、スライド台車の加硫機に
対する位置決めであり、必ずしも金型の加硫機に対する
位置決めではなく、正確な心出とは言えず、問題が残
る。
【0011】最後に、前記公報その三が開示する金型交
換装置は、狭い通路を移動可能である点、加硫機の改造
を必要とせず現行加硫機をそのまま使用することができ
る点及び円滑な金型交換が可能である点で、優れた金型
交換装置である。この装置を載せる自動搬送車は、無軌
条自走方式で行先設定により、例えば電磁誘導方式にて
床面を自由に走行できる利点も有する。しかし、この種
の金型交換装置は、加硫機に対する金型交換装置の高精
度位置決めが困難である点、装置構成が複雑で高価とな
る点及び加硫機群前方に広いスペースを要する点は改善
したほうが良い。
【0012】さらに、前記公報その一〜その三が提案す
る金型交換装置は、先に述べた加硫ラインにおける実状
その一〜その三の全てに則しているとは言いがたい。す
なわち、提案金型交換装置それぞれは、多数個の金型を
短時間内で迅速に交換する上で難点を有している。
【0013】従って、この発明の請求項1〜10に記載
した発明は、タイヤ加硫ラインの現状及び多数基の加硫
機の実状に則し、現行加硫機に手を加えることなく、し
かも十分な強度を有して耐久性に富み、加硫機の金型支
持面の高さ不揃いに関わりなく、使用済金型を加硫機か
ら円滑迅速に取出すことができ、かつ、正確な位置決め
の下で次使用金型を迅速に加硫機に移載することができ
る、簡単な構造で低コストの、高能率かつ高精度な金型
交換装置の提供を目的その一とする。
【0014】また、この発明の請求項11〜15に記載
した発明は、請求項1〜10に記載した発明の金型交換
装置を用いて、高能率かつ高精度な金型交換方法の提供
を目的その二とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記目的その一を達成す
るため、この発明の請求項1に記載した発明は、金型を
加硫機内外に移載する移載手段と、該移載手段の支持台
車とを備える金型交換装置において、上記移載手段は、
2個の金型を同一移載方向に揃えて別個に載せる一対の
搭載部と、一対の搭載部を加硫機下方部に1個宛別個に
出入りさせる移動機構と、一対の搭載部のうち一方の搭
載部を、上記出入り位置レベルとその上方レベルとの間
で昇降させる昇降手段とを有することを特徴とする金型
交換装置。
【0016】昇降手段は、上昇動作時に上記一方の搭載
部を係止し、かつ、下降動作完了時に上記一方の搭載部
との係止を解除する構成を有する請求項1に記載した金
型交換装置である。
【0017】請求項1に記載した発明との関連で、請求
項2に記載した発明のように、昇降手段は、上昇動作時
に上記一方の搭載部を係止し、かつ、下降動作完了時に
上記一方の搭載部との係止を解除する構成を有する。
【0018】また、請求項1、2に記載した発明との関
連で、請求項3に記載した発明のように、昇降手段は、
上方レベルに位置する一方の搭載部の下方を、金型を載
せた他方の搭載部が通過可能な昇降ストロークを有す
る。
【0019】請求項1〜3に記載した発明との関連で、
請求項4に記載した発明のように、移載手段は、前記移
動機構に関し、支持台車に関し位置を固定した第一のコ
ンベヤと、該第一のコンベヤとの併置位置と加硫機下方
部との間を出入り自在な第二のコンベヤと、第一のコン
ベヤの後方に位置する第三のコンベヤとを有する。
【0020】請求項4に記載した発明は、実際上、請求
項5に記載した発明のように、第三のコンベヤは、移載
手段の後方上部に回動中心をもち、第一のコンベヤが延
びる方向と同一方向の横位置と、移載手段後方部の縦位
置との間で回動自在な構成を有するのが適合する。
【0021】請求項1〜5に記載した発明との関連で、
請求項6に記載した発明のように、一方の搭載部は、第
一及び第二のコンベヤ上を移載方向に移動する構成を有
し、他方の搭載部は、第一、第二及び第三のコンベヤ上
を移載方向に移動する構成を有する。
【0022】また、請求項1〜6に記載した発明との関
連で、請求項7に記載した発明のように、昇降手段は、
第一のコンベヤに隣り合う両側に少なくとも一対設けて
成る。
【0023】また、請求項1〜7に記載した発明に関
し、実際上、請求項8に記載した発明のように、各搭載
部は、金型の位置決め用レジスタを備えるのが適合す
る。
【0024】また、請求項1〜8に記載した発明との関
連で、請求項9に記載した発明のように、支持台車は、
移載手段の高さを調整する高さ調整手段を備えるものと
する。
【0025】また、請求項1〜9に記載した発明に関
し、実際上、請求項10に記載した発明のように、支持
台車は、その移動軸線方向に隣り合わせの配置になる一
対の移載手段を備えるのが適合する。
【0026】前記目的その二を達成するため、この発明
の請求項11に記載した発明は、請求項1〜10のいず
れか一項に記載した金型交換装置を用いて金型を交換す
るに当り、次使用金型を載せた一方の搭載部を上昇させ
た状態にて、空の他方の搭載部を加硫機下方部に進入さ
せ、進入した他方の搭載部上に、加硫機上方に吊り上げ
ている使用済金型を吊り下ろし、使用済金型を載せた他
方の搭載部は、一方の搭載部下方の通過を経て昇降手段
の後方に移動させ、この移動完了に合わせ、下降させた
一方の搭載部を加硫機下方部に進入させ、進入した一方
の搭載部上の次使用金型を加硫機上方に吊り上げ、空の
一方の搭載部を昇降手段位置まで後退させた後、次使用
金型を加硫機下方部に吊り下ろすことを特徴とする金型
交換方法である。
【0027】請求項11に記載した発明を実施するに当
り、実際上は、請求項12に記載した発明のように、高
さ調整手段を動作させ、加硫機下方部に進入させた第二
のコンベヤを下降させて加硫機下方部に当接させ、この
当接状態の間に、使用済金型と次使用金型とを移動させ
る。
【0028】また、請求項11、12に記載した発明に
関し、実際上、請求項13に記載した発明のように、昇
降手段位置まで後退させた空の一方の搭載部を上昇さ
せ、上昇した一方の搭載部の真下に使用済金型を載せた
他方の搭載部を移動させる。
【0029】また、請求項11〜13に記載した発明に
おいて、請求項14に記載した発明のように、第三のコ
ンベヤは、金型交換前後に縦位置とする。
【0030】また、請求項11〜13に記載した発明に
関し、好適には、請求項15に記載した発明のように、
一対の移載手段を備える金型交換装置を用い、2個の使
用済金型を同時に加硫機から各移載手段上に取出し、2
個の次使用金型を同時に移載手段上から加硫機に移載す
る。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
1〜図8に基づき説明する。図1は、金型交換装置の背
面図であり、図2は、金型交換装置要部と加硫機下方部
との側面図であり、図3は、金型交換装置と加硫機との
要部側面を簡略図解した説明図であり、図4は、図1の
IV−IV線に沿う金型交換装置の平面図であり、図5〜図
8は、金型交換方法の各ステップの説明図である。
【0032】図1〜図3において、金型交換装置1は、
移載手段21 、22 と、これら移載手段21 、22 の支
持台車3とを有する。移載手段2は単一でも良いが、以
下、交換能率に優れる一対の移載手段21 、22 を備え
る金型交換装置1について説明する。
【0033】支持台車3は、4個の車輪4を備え、所定
位置に敷設した軌道上を自走可能とする。そのため、少
なくとも2個の車輪4は、図示省略のモータにより回転
駆動する。一対の移載手段21 、22 は、金型交換装置
1の移動方向を示す両端矢印X方向に揃えて台5上に取
付ける。台5は、高さ調整手段6(詳細後述)を介して
支持台車3に連結する。
【0034】図2、3に加硫機の下方部8を示す。加硫
機下方部8の上面8u は、後述の搭載部の位置決めに供
する一対のピン8p1、8p2を備える。また、ここでは、
金型に割りモールドを適用するものとし、加硫機下方部
8の上面8u に割りモールドの下部ホルダ9を取付け
る。
【0035】移載手段21 は、二点鎖線で示す2個の金
型A1 、B1 を同一移載方向に揃えて別個に載せる一対
の搭載部101 、111 を備える。同様に、移載手段2
2 も、二点鎖線で示す2個の金型A2 、B2 を同一移載
方向に揃えて別個に載せる一対の搭載部102 、112
を備える。
【0036】ここに移載方向とは、図2に示す両端矢印
Y方向である。矢印Yは、平面で見て、移載手段21
2 上の金型A1 、B1 、A2 、B2 の中心軸線と、加
硫機下方部8乃至下部ホルダ9の金型据え付け中心とを
結ぶ直線上に存在する。なお、図1、2において、金型
A1 、A2 は次使用金型であり、金型B1 、B2 は使用
済金型である。
【0037】搭載部101 、111 、102 、112
プレートである。便宜上、図3に示す搭載部111 、1
2 のみ二点鎖線であらわす。これら各プレートは、金
型A1 、B1 、A2 、B2 の内周面に嵌まり合う心出用
レジスタを中央部に備えるか、又はレジスタに相当する
穴を備える。また、搭載部101 、102 、111 、1
2 は、その先端縁に加硫機下方部8に設けた位置決め
用ピン8p1、8p2に係止する凹部を有する。
【0038】移載手段21 、22 は、一方の搭載部10
1 、102 を昇降させる昇降手段121 、122 を有す
る。昇降手段121 、122 は、各移載手段21 、22
に矢印X方向でみて各手段毎に一対設ける。昇降手段1
1 、122 は、上昇動作時に一方の搭載部101 、1
2 を係止し、かつ、下降動作完了時に一方の搭載部1
1 、102 との係止を解除する構成を有する。
【0039】図1、2に示すように、昇降手段121
122 は、上方レベルに位置する一方の搭載部101
102 の下方を、金型B1 、B2 のを載せた他方の搭載
部111 、112 が通過可能な昇降ストロークを有する
ものでなければならない。
【0040】上記条件を満たすものであれば昇降手段の
形式は問わないが、図示の昇降手段121 、122 には
複動シリンダ形式のアクチュエータ131 、132 を用
いている。アクチュエータ131 、132 は一方の搭載
部101 、102 の矢印X方向両側にそれぞれ一対設
け、各アクチュエータ131 、132 の下端は台5に固
着する。
【0041】アクチュエータ131 、132 の各昇降ロ
ッド141 、142 上端部は、上昇時に一方の搭載部1
1 、102 の両側端部を下方から係止する支持部材1
1、152 を有する。支持部材151 、152 を介
し、矢印Y方向で対をなす各昇降ロッド141 、142
それぞれは互いに連結する。
【0042】図1を参照し、二点鎖線で示す各昇降ロッ
ド141 、142 の最下方位置にて、支持部材151
152 は、一方の搭載部101 、102 と離れて係止を
解除する。この係止解除状態で、一方の搭載部101
102 は、他方の搭載部11 1 、112 と同じ位置を占
める。この状態での他方の搭載部111 、112 は、図
2を参照し、前方(加硫機下方部8寄り)乃至後方(加
硫機下方部8と反対側寄り)に位置する(詳細は下
記)。
【0043】また、移載手段21 、22 は、一対の搭載
部101 、111 及び一対の搭載部102 、112 を矢
印Y方向に沿い加硫機下方部8に1個宛別個に出入りさ
せる移動機構を有する。すなわち、一方の搭載部10
1 、102 は同時に出入りさせ、これとは別の時期に、
他方の搭載部111 、112 を同時に出入りさせるとい
うことである。移動機構につき、以下説明する。
【0044】上記移動機構は、移載手段21 、22 上方
部に、第一のコンベヤ211 、21 2 と、第二のコンベ
ヤ221 、222 と、第三のコンベヤ231 、232
を有する。第一のコンベヤ211 、212 は台5に関し
位置を固定する。第二のコンベヤ221 、222 は、第
一のコンベヤ211 、212 との併置位置と加硫機下方
部8との間を出入り自在な構成を有する。第三のコンベ
ヤ231 、232 は、第一のコンベヤ211 、212
後方に位置させる。
【0045】図1、3に示す第一〜第三のコンベヤそれ
ぞれは、矢印X方向に幅狭のフリーローラコンベヤの対
とする。各フリーローラコンベヤの対は所定の間隔で配
置する。第一のコンベヤ211 、212 の間隔内に、第
二のコンベヤ221 、222と、第三のコンベヤ23
1 、232 とを位置させる。この位置関係は逆としても
良い。
【0046】図1に示すように、第一のコンベヤ21
1 、212 は、台5に固着した支持部材241 、242
に取付ける。第二のコンベヤ221 、222 は、図3に
示すモータ251 、252 の回転駆動により移載方向に
前進後退させる。この前進後退は、第二のコンベヤ22
1 、222 を取付けたフレームと、モータ251 、25
2 の回転軸との間に設けたスプロケット・チェーンシス
テムを介して行う。
【0047】第三のコンベヤ231 、232 は、図2に
示すように、移載手段21 、22 の後方上部に回動中心
をもち、第一のコンベヤ211 、212 が延びる方向と
同一方向の横位置(実線で示す)と、移載手段21 、2
2 後方部の縦位置(二点鎖線で示す)との間で回動自在
な構成とする。回動運動は、台5と第三のコンベヤ23
1 、232 との間に取付けたアクチュエータ(図示省
略)による。
【0048】一方の搭載部101 、102 は、第一のコ
ンベヤ211 、212 と、加硫機下方部8に前進させた
第二のコンベヤ221 、222 との間を、移載方向に往
復移動する構成とする。他方の搭載部111 、112
は、加硫機下方部8に前進させた第二のコンベヤ22
1 、222 から、第一のコンベヤ211 、212 を経
て、横位置の第三のコンベヤ231 、232 までの間に
わたり、移載方向に往復移動する構成とする。
【0049】図2、3に示すように、移載手段21 、2
2 は、一方の搭載部101 、102と、他方の搭載部1
1 、112 とを係止する移動部材261 、262 を有
する。移動部材261 、262 は、金型交換装置1の移
載方向幅に合わせた長さの幅狭平面形状を有し、第二の
コンベヤ221 、222 の各対と第三のコンベヤ23
1 、232 の各対との間に配置する。
【0050】移動部材261 、262 は、長手方向2か
所に、一方の搭載部101 、102を係止する突起271
、272 と、他方の搭載部111 、112 を係止する
突起突起281 、282 とを備える。また、突起27
1 、272 及び突起281 、282 は、一方の搭載部1
1 、102 及び他方の搭載部111 、112 のレジス
タの内周面に嵌まり合うか、又はレジスタ相当の穴に嵌
まり合う。図1、3では、穴に嵌まり合う例を示す。よ
って、各突起は、搭載部係止の役の他、金型A1、B1
、A2 、B2 の正確な位置決め乃至心出の役も果た
す。
【0051】また、移載手段21 、22 は、図3に示す
モータ291 、292 を備える。モータ291 、292
の回転駆動により移動部材261 、262 を移載方向に
往復移動させる。この往復移動は、移動部材261 、2
2 とモータ291 、292の回転軸との間に設けたス
プロケット・チェーンシステムを介して行う。
【0052】次に、移載手段21 、22 の高さ調整手段
6を説明する。高さ調整手段6は、金型移載高さが異な
る加硫機群の実情に則するものであれば形式を問わな
い。ここでは、図4を合わせ参照し、高さ調整手段6
に、1台のモータ30と、モータ30の回転駆動により
昇降動作する二対の高さ調整ジャッキ31とを適用す
る。モータ30は支持台車3に固着する。各高さ調整ジ
ャッキ31は、下端部を支持台車3の4隅部に固着し、
かつ、昇降部の上方端は台5に連結する。
【0053】ジャッキ31は、精密で確実な昇降動作を
実現するものであれば、ねじジャッキ、油圧ジャッキ、
ラックジャッキのいずれでも良い。図示例はねじジャッ
キ31である。そこで、高さ調整手段6は、モータ30
の回転駆動力を矢印X方向に二分するための第一のギヤ
ボックス32と、第一のギヤボックス32からの回転駆
動力を矢印Y方向に二分するための第二のギヤボックス
33とを有する。
【0054】第一のギヤボックス32と第二のギヤボッ
クス33とは一対のドライブシャフト34により連結す
る。ねじジャッキ31と第二のギヤボックス33とは一
対のドライブシャフト35により連結する。これによ
り、各ねじジャッキ31のおねじを回転駆動し、支持台
車3に対し移載手段21 、22 の床面FLからの高さを
調整する。なお、高さ調整手段6にアクチュエータ機構
を適用しても良い。
【0055】また、高さ調整手段6の付帯部材として、
支持台車3は4隅部の二対の垂直案内部材36を有し、
台5は、各案内部材36と摺動係合する二対の摺動部材
37を有する。これら両部材36、37により、移載手
段21 、22 は、上下に円滑で正確な高さ調整が可能と
なる。
【0056】以上述べたように、金型交換装置1は、多
数基の加硫機群に対し、改造を要求せず、十分な強度を
もち、自由自在に適応させることができる。それも垂直
及び水平の金型A、B直状移動のみで金型交換を行うの
で、交換能率が高く、構造も簡単であり、低コストであ
る。各加硫機の金型支持面の不揃いに対しても、僅かな
高さ調整で短時間内に対応できる。また、一対の移載手
段21 、22 を備えることで金型交換能率は倍増する。
第三のコンベヤ231 、232 を縦位置にすることで、
移載方向に金型交換装置1の省スペース化を実現する。
【0057】また、金型交換装置1は、一連の金型交換
動作を自動化するための制御装置(図示省略)を備え
る。制御装置は、横並びに配置した加硫機群の各加硫機
の識別情報及び固有情報など、金型自動交換に必要な各
種情報を記憶し、交換指令を受けて、金型交換装置1の
一連の金型移載動作を制御する。
【0058】以下、図1〜図4に基づき説明した金型交
換装置1を用い、図5〜図8に基づき、使用済金型B
1 、B2 を加硫機下方部8から取出して金型交換装置1
上に移載し、金型交換装置1上の次使用金型A1 、A2
を加硫機下方部8に移載する方法を説明する。図5〜図
8には、金型交換ステップ順に、ステップ1〜ステップ
15を記載している。
【0059】図5のステップ1において、次使用金型A
1 、A2 を搭載した金型交換装置1を、金型交換対象加
硫機の直前で停止させ、相互に位置決めを行う。このと
き、金型交換装置1は次使用金型A1 、A2 を上昇さ
せ、第三のコンベヤ231 、232 は縦位置としてお
く。この縦位置により移動する金型交換装置1の幅を狭
くすることができる。その一方、加硫機上方部48は、
クランプ手段(図示省略)により、使用済金型B1 、B
2 を吊り上げる。
【0060】ステップ2において、第二のコンベヤ22
1 、222 を、下部ホルダ9の上方に僅かなクリアラン
スをもたせて前進させる。その後、移載手段21 、22
を下降させ、第二のコンベヤ221 、222 の下面を下
部ホルダ9の上面に当てる。一方、第三のコンベヤ23
1 、232 を回動させ、横位置をとらせる。
【0061】ステップ3において、搭載部111 、11
2 は、第一のコンベヤ211 、21 2 上から第二のコン
ベヤ221 、222 上を移動させ、加硫機下方部8上に
位置させる。このとき搭載部111 、112 は、各一対
の位置決めピン8p1、8p2に係止させる。これで搭載部
111 、112 と使用済金型B1 、B2 との相互位置決
めが達成される。
【0062】ステップ4において、加硫機上方部48に
吊り上げていた使用済金型B1 、B 2 を搭載部111
112 上に吊り下ろす。このとき、使用済金型B1 、B
2 の内周面は、搭載部111 、112 のレジスタと係合
するか、又は移動部材261、262 の突起271 、2
2 と係合する。
【0063】図6のステップ5において、加硫機上方部
48から使用済金型B1 、B2 を、クランプ解除により
切り離し、加硫機上方部48を上昇させる。ステップ6
において、使用済金型B1 、B2 を載せた搭載部11
1 、112 を後退移動させる。そのとき、次使用金型A
1 、A2 を載せ、上昇状態を保持する搭載部101 、1
2 の真下を通過させる。
【0064】ステップ7において、使用済金型B1 、B
2 を載せた搭載部111 、112 を第三のコンベヤ23
1 、232 の最後方で後退移動を停止させる。
【0065】ステップ8において、初めて次使用金型A
1 、A2 を載せた搭載部101 、102 を完全に下降さ
せる。このとき、搭載部101 、102 のレジスタ乃至
穴は、移動部材261 、262 の突起271 、272
嵌め合い係合する。その一方、搭載部101 、102
と、昇降ロッド141 、142 上端部の支持部材1
1、152 との係止関係は解除される。
【0066】図7のステップ9において、移動部材26
1 、262 を前進移動させ、前方に位置する一方の搭載
部101 、102 と、後方に位置する搭載部111 、1
2とを同時に前進移動させ、次使用金型A1 、A2
下部ホルダ9上に保持する。
【0067】ステップ10において、下降させた加硫機
上方部48に次使用金型A1 、A2をクランプさせる。
ステップ11において、次使用金型A1 、A2 をクラン
プ保持する加硫機上方部48を上昇させ、同時に、使用
済金型B1 、B2 を載せた搭載部111 、112 を後退
させる。
【0068】ステップ12において、搭載部111 、1
2 を第三のコンベヤ231 、23 2 の最後方に位置さ
せる。なお、ステップ9からステップ12に至るまで、
搭載部101 、102 と、搭載部111 、112 とは、
一緒に移動する。
【0069】図8のステップ13において、搭載部10
1 、102 を当初の高さレベルまで上昇させる。ステッ
プ14において、上昇させた搭載部101 、102 の真
下まで搭載部111 、112 を移動させる。これで使用
済金型B1 、B2 は、金型交換装置1上への移載完了で
ある。
【0070】最後のステップ15において、第三のコン
ベヤ231 、232 を縦位置に収納する。これ以降の金
型交換装置1は、所定場所、例えば金型保管場所へ移動
する。その一方、加硫機上方部48は下降し、下部ホル
ダ9に次使用金型A1 、A2を据え、クランプを解除
し、これで全ての金型交換が完了する。
【0071】以上述べたように、この金型交換装置1を
用いた金型交換方法は、垂直水平の金型直状移動のみの
移載である。従って、短時間内で、しかも精密な位置決
めの下で金型交換が可能である。さらに、一対の移載手
段21 、22 を同時平行で動作させることで、ツインモ
ールドタイプの加硫機に対し、一時に2個の金型A、B
の交換が可能であり、高い交換能率をさらに倍増させる
ことができる。また、高さ調整手段6の活用により、金
型取付け高さが異なる加硫機に即時対応が可能である。
【0072】
【発明の効果】この発明の請求項1〜10に記載した発
明によれば、現行加硫ラインに対して対応自在であり、
高能率かつ高精度な金型交換が可能であり、高耐久性
で、小型簡素、省スペースな低コストの金型交換装置を
提供することができる。また、この発明の請求項11〜
15に記載した発明によれば、請求項1〜10に記載し
た発明の金型交換装置を用いて、高能率かつ高精度な金
型交換を実現することが可能な金型交換方法を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の金型交換装置の背面図である。
【図2】 この発明の金型交換装置要部と加硫機下方部
との側面図である。
【図3】 この発明の金型交換装置と加硫機との要部側
面を簡略図解した説明図である。
【図4】 図1のIV−IV線に沿う金型交換装置の平面図
である。
【図5】 この発明による金型交換方法のステップ1〜
4の説明図である。
【図6】 この発明による金型交換方法のステップ5〜
8の説明図である。
【図7】 この発明による金型交換方法のステップ9〜
12の説明図である。
【図8】 この発明による金型交換方法のステップ13
〜15の説明図である。
【符号の説明】
1 金型交換装置 2 移載手段 3 支持台車 4 車輪 5 台 6 高さ調整手段 8 加硫機下方部 8u 加硫機下方部上面 8p 位置決め用ピン 9 下部ホルダ 10、11 搭載部 12 昇降手段 13 アクチュエータ 14 昇降ロッド 15 支持部材 21 第一のコンベヤ 22 第二のコンベヤ 23 第三のコンベヤ 24 支持部材 25、29、30 モータ 26 移動部材 27、28 突起 31 高さ調整ジャッキ 32、33 ギヤボックス 34、35 ドライブシャフト 36 案内部材 37 摺動部材 48 加硫機上方部 A 次使用金型 B 使用済金型 X 金型交換装置の移動方向 Y 移載方向 FL 床面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29L 30:00

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金型を加硫機内外に移載する移載手段
    と、該移載手段の支持台車とを備える金型交換装置にお
    いて、 上記移載手段は、 2個の金型を同一移載方向に揃えて別個に載せる一対の
    搭載部と、 一対の搭載部を加硫機下方部に1個宛別個に出入りさせ
    る移動機構と、 一対の搭載部のうち一方の搭載部を、上記出入り位置レ
    ベルとその上方レベルとの間で昇降させる昇降手段とを
    有することを特徴とする金型交換装置。
  2. 【請求項2】 昇降手段は、上昇動作時に上記一方の搭
    載部を係止し、かつ、下降動作完了時に上記一方の搭載
    部との係止を解除する構成を有する請求項1に記載した
    金型交換装置。
  3. 【請求項3】 昇降手段は、上方レベルに位置する一方
    の搭載部の下方を、金型を載せた他方の搭載部が通過可
    能な昇降ストロークを有する請求項1又は2に記載した
    金型交換装置。
  4. 【請求項4】 移載手段は、前記移動機構に関し、支持
    台車に関し位置を固定した第一のコンベヤと、該第一の
    コンベヤとの併置位置と加硫機下方部との間を出入り自
    在な第二のコンベヤと、第一のコンベヤの後方に位置す
    る第三のコンベヤとを有する請求項1〜3に記載した金
    型交換装置。
  5. 【請求項5】 第三のコンベヤは、移載手段の後方上部
    に回動中心をもち、第一のコンベヤが延びる方向と同一
    方向の横位置と、移載手段後方部の縦位置との間で回動
    自在な構成を有する請求項4に記載した金型交換装置。
  6. 【請求項6】 一方の搭載部は、第一及び第二のコンベ
    ヤ上を移載方向に移動する構成を有し、他方の搭載部
    は、第一、第二及び第三のコンベヤ上を移載方向に移動
    する構成を有する請求項1〜5のいずれか一項に記載し
    た金型交換装置。
  7. 【請求項7】 昇降手段は、第一のコンベヤに隣り合う
    両側に少なくとも一対設けて成る請求項1〜6のいずれ
    か一項に記載した金型交換装置。
  8. 【請求項8】 各搭載部は、金型の位置決め用レジスタ
    を備える請求項1〜7のいずれか一項に記載した金型交
    換装置。
  9. 【請求項9】 支持台車は、移載手段の高さを調整する
    高さ調整手段を備える請求項1〜8のいずれか一項に記
    載した金型交換装置。
  10. 【請求項10】 支持台車は、その移動軸線方向に隣り
    合わせの配置になる一対の移載手段を備える請求項1〜
    9に記載した金型交換装置。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10のいずれか一項に記載
    した金型交換装置を用いて金型を交換するに当り、 次使用金型を載せた一方の搭載部を上昇させた状態に
    て、空の他方の搭載部を加硫機下方部に進入させ、 進入した他方の搭載部上に、加硫機上方に吊り上げてい
    る使用済金型を吊り下ろし、 使用済金型を載せた他方の搭載部は、一方の搭載部下方
    の通過を経て昇降手段の後方に移動させ、 この移動完了に合わせ、下降させた一方の搭載部を加硫
    機下方部に進入させ、 進入した一方の搭載部上の次使用金型を加硫機上方に吊
    り上げ、 空の一方の搭載部を昇降手段位置まで後退させた後、次
    使用金型を加硫機下方部に吊り下ろすことを特徴とする
    金型交換方法。
  12. 【請求項12】 高さ調整手段を動作させ、加硫機下方
    部に進入させた第二のコンベヤを下降させて加硫機下方
    部に当接させ、この当接状態の間に、使用済金型と次使
    用金型とを移動させる請求項11に記載した金型交換方
    法。
  13. 【請求項13】 昇降手段位置まで後退させた空の一方
    の搭載部を上昇させ、上昇した一方の搭載部の真下に使
    用済金型を載せた他方の搭載部を移動させる請求項11
    又は12に記載した金型交換方法。
  14. 【請求項14】 第三のコンベヤは、金型交換前後に縦
    位置とする請求項11〜13のいずれか一項に記載した
    金型交換方法。
  15. 【請求項15】 一対の移載手段を備える金型交換装置
    を用い、2個の使用済金型を同時に加硫機から各移載手
    段上に取出し、2個の次使用金型を同時に移載手段上か
    ら加硫機に移載する請求項11〜14のいずれか一項に
    記載した金型交換方法。
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