JP2000334856A - 伝動ベルトの製造方法及び伝動ベルト - Google Patents
伝動ベルトの製造方法及び伝動ベルトInfo
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- JP2000334856A JP2000334856A JP11151070A JP15107099A JP2000334856A JP 2000334856 A JP2000334856 A JP 2000334856A JP 11151070 A JP11151070 A JP 11151070A JP 15107099 A JP15107099 A JP 15107099A JP 2000334856 A JP2000334856 A JP 2000334856A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 粘着性が低いゴムを主体とするゴム組成物に
より形成された伝動ベルトの製造方法及び伝動ベルトを
提供する。 【解決手段】 ゴム糊によって接着処理された筒状状の
帆布を円筒金型に被せる帆布セット工程、その上から補
強コードを螺旋状に巻き付ける補強コードセット工程、
さらにその上から未加硫ゴム組成物からなる円筒状ゴム
を被せる円筒状ゴムセット工程の各工程により材料を円
筒金型にセットする。
より形成された伝動ベルトの製造方法及び伝動ベルトを
提供する。 【解決手段】 ゴム糊によって接着処理された筒状状の
帆布を円筒金型に被せる帆布セット工程、その上から補
強コードを螺旋状に巻き付ける補強コードセット工程、
さらにその上から未加硫ゴム組成物からなる円筒状ゴム
を被せる円筒状ゴムセット工程の各工程により材料を円
筒金型にセットする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、伝動ベルトの製造
方法及び伝動ベルトに関する。
方法及び伝動ベルトに関する。
【0002】
【従来の技術】伝動ベルト用ゴム材料としてはクロロプ
レンゴム(以下「CR」という)が最も一般的に用いら
れている。しかしながら、CRは分子中に塩素原子を含
んでいるため、伝動ベルトがその機能を果たし、最終的
に廃棄・焼却処分する際に有害な塩素化合物を発生させ
るという問題がある。ところで、エチレン−プロピレン
−ジエンターポリマーゴム(以下「EPDM」という)
はCRより耐寒性及び耐熱性を向上できる要素があり、
また分子骨格は炭素と水素とからなるのでCRのように
分子中に塩素原子を含まず、さらにCRより価格が安い
等の特徴を有する。そこで、近年、伝動ベルト用ゴム材
料は、CRからEPDMに移行しつつある。
レンゴム(以下「CR」という)が最も一般的に用いら
れている。しかしながら、CRは分子中に塩素原子を含
んでいるため、伝動ベルトがその機能を果たし、最終的
に廃棄・焼却処分する際に有害な塩素化合物を発生させ
るという問題がある。ところで、エチレン−プロピレン
−ジエンターポリマーゴム(以下「EPDM」という)
はCRより耐寒性及び耐熱性を向上できる要素があり、
また分子骨格は炭素と水素とからなるのでCRのように
分子中に塩素原子を含まず、さらにCRより価格が安い
等の特徴を有する。そこで、近年、伝動ベルト用ゴム材
料は、CRからEPDMに移行しつつある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、EPD
Mの練りゴムはCRの練りゴムに比べて粘着性が低いた
め、従来と同じ伝動ベルトの製造方法をとったのではベ
ルト成形加工上多くの問題を生じる。例えば、Vリブド
ベルトの製造工程を例にとると以下のような問題があ
る。
Mの練りゴムはCRの練りゴムに比べて粘着性が低いた
め、従来と同じ伝動ベルトの製造方法をとったのではベ
ルト成形加工上多くの問題を生じる。例えば、Vリブド
ベルトの製造工程を例にとると以下のような問題があ
る。
【0004】まず、図13に示すようにゴム糊で接着処
理された帆布aにバイアスカットを施し、次に図14に
示すようにカット端が両側となるようにしてつなぎ合わ
せる場合、CRのゴム糊で接着処理した帆布ではゴムの
粘着性を利用してラップジョイントをすることができる
が、EPDMは粘着性が低いためEPDMのゴム糊によ
り接着処理した帆布ではかかるラップジョイントをする
ことができない。同様に、円筒金型bにゴム糊で接着処
理した帆布aを巻き付けて円筒金型bを帆布aで被覆し
た場合(図15(a)参照)、CRのゴム糊で接着処理
した帆布は円筒金型への巻き付け及びラップジョイント
をすることができるが、EPDMのゴム糊で接着処理さ
れた帆布ではかかる巻き付け及びラップジョイントをす
ることができない。
理された帆布aにバイアスカットを施し、次に図14に
示すようにカット端が両側となるようにしてつなぎ合わ
せる場合、CRのゴム糊で接着処理した帆布ではゴムの
粘着性を利用してラップジョイントをすることができる
が、EPDMは粘着性が低いためEPDMのゴム糊によ
り接着処理した帆布ではかかるラップジョイントをする
ことができない。同様に、円筒金型bにゴム糊で接着処
理した帆布aを巻き付けて円筒金型bを帆布aで被覆し
た場合(図15(a)参照)、CRのゴム糊で接着処理
した帆布は円筒金型への巻き付け及びラップジョイント
をすることができるが、EPDMのゴム糊で接着処理さ
れた帆布ではかかる巻き付け及びラップジョイントをす
ることができない。
【0005】また、図16に示すようにカレンダーロー
ルcによってシート化された第1接着ゴムシートdはシ
ート同士の密着を防止するように布を挟みながら(合
布)巻き取られる。そして、この第1接着ゴムシートd
を円筒金型bにセットした帆布aの上から巻き付ける場
合(図15(a)参照)、CRの第1接着ゴムシートで
は円筒金型への巻き付け及びラップジョイントをするこ
とができるが、EPDMの第1接着ゴムシートは粘着性
が低いのでかかる巻き付け及びラップジョイントをする
ことができない。
ルcによってシート化された第1接着ゴムシートdはシ
ート同士の密着を防止するように布を挟みながら(合
布)巻き取られる。そして、この第1接着ゴムシートd
を円筒金型bにセットした帆布aの上から巻き付ける場
合(図15(a)参照)、CRの第1接着ゴムシートで
は円筒金型への巻き付け及びラップジョイントをするこ
とができるが、EPDMの第1接着ゴムシートは粘着性
が低いのでかかる巻き付け及びラップジョイントをする
ことができない。
【0006】さらに、第1接着ゴムシートdの上から補
強コードeを螺旋状に巻き付ける場合(図15(b)参
照)、CRの第1接着ゴムシートではゴムの粘着性によ
って補強コードの位置の保持がなされるが、EPDMの
第1接着ゴムシートでは粘着性が低いので補強コードの
位置にずれを生じるおそれがある。
強コードeを螺旋状に巻き付ける場合(図15(b)参
照)、CRの第1接着ゴムシートではゴムの粘着性によ
って補強コードの位置の保持がなされるが、EPDMの
第1接着ゴムシートでは粘着性が低いので補強コードの
位置にずれを生じるおそれがある。
【0007】そして、巻き付けた補強コードeの上から
第2接着ゴムシートfを巻き付ける場合、CRの第2接
着ゴムシートでは円筒金型への巻き付け及びラップジョ
イントをすることができるが、EPDMの第1接着ゴム
シートは粘着性が低いのでかかる巻き付け及びラップジ
ョイントをすることができない。
第2接着ゴムシートfを巻き付ける場合、CRの第2接
着ゴムシートでは円筒金型への巻き付け及びラップジョ
イントをすることができるが、EPDMの第1接着ゴム
シートは粘着性が低いのでかかる巻き付け及びラップジ
ョイントをすることができない。
【0008】最後に、接着ゴムシートの上から短繊維を
混ぜた短繊維入りゴムシートgを数周巻き付ける場合
(図15(c)参照)、CRの短繊維入りゴムシートで
はゴムの粘着性によってゴムシートの巻き重ねができる
が、EPDMの短繊維入りゴムシートでは粘着性が低い
ためかかる巻き重ねをすることができない。
混ぜた短繊維入りゴムシートgを数周巻き付ける場合
(図15(c)参照)、CRの短繊維入りゴムシートで
はゴムの粘着性によってゴムシートの巻き重ねができる
が、EPDMの短繊維入りゴムシートでは粘着性が低い
ためかかる巻き重ねをすることができない。
【0009】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、粘着性に乏しいゴム
組成物により形成された伝動ベルトの製造方法及び伝動
ベルトを提供することにある。
であり、その目的とするところは、粘着性に乏しいゴム
組成物により形成された伝動ベルトの製造方法及び伝動
ベルトを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、伝動ベルトの製造を、ゴム糊によって接着
処理された筒状帆布を円筒金型に被せる工程、その上か
ら補強コードを螺旋状に巻き付ける工程、さらにその上
から未加硫ゴム組成物からなる円筒状ゴムを被せる工程
を備えるものとした。
に本発明は、伝動ベルトの製造を、ゴム糊によって接着
処理された筒状帆布を円筒金型に被せる工程、その上か
ら補強コードを螺旋状に巻き付ける工程、さらにその上
から未加硫ゴム組成物からなる円筒状ゴムを被せる工程
を備えるものとした。
【0011】具体的に請求項1記載の発明は、伝動ベル
トの製造方法において、ゴム糊で接着処理された筒状帆
布を円筒金型に被せる帆布セット工程と、前記筒状帆布
を被せた円筒金型の上から補強コードを螺旋状に巻き付
ける補強コードセット工程と、前記補強コードのセット
された円筒金型に未加硫ゴム組成物により形成された円
筒状ゴムを被せる円筒状ゴムセット工程とを備えたこと
を特徴とする伝動ベルトの製造方法である。
トの製造方法において、ゴム糊で接着処理された筒状帆
布を円筒金型に被せる帆布セット工程と、前記筒状帆布
を被せた円筒金型の上から補強コードを螺旋状に巻き付
ける補強コードセット工程と、前記補強コードのセット
された円筒金型に未加硫ゴム組成物により形成された円
筒状ゴムを被せる円筒状ゴムセット工程とを備えたこと
を特徴とする伝動ベルトの製造方法である。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1に記載さ
れている伝動ベルトの製造方法において、筒状帆布の接
着処理に用いられるゴム糊は、EPDMまたはエチレン
−プロピレンゴム(以後「EPR」という)を主体ゴム
として形成され、円筒状ゴムは、EPDMまたはEPR
を主体ゴムとするゴム組成物で形成されていることを特
徴とする伝動ベルトの製造方法である。
れている伝動ベルトの製造方法において、筒状帆布の接
着処理に用いられるゴム糊は、EPDMまたはエチレン
−プロピレンゴム(以後「EPR」という)を主体ゴム
として形成され、円筒状ゴムは、EPDMまたはEPR
を主体ゴムとするゴム組成物で形成されていることを特
徴とする伝動ベルトの製造方法である。
【0013】上記の製造方法によれば、帆布を筒状にし
ているので円筒金型上で帆布のラップジョイントをする
必要がない。従って、粘着性の低いEPDMやEPR等
のゴム糊により接着処理された帆布であっても円筒金型
上にセットすることが可能となる。
ているので円筒金型上で帆布のラップジョイントをする
必要がない。従って、粘着性の低いEPDMやEPR等
のゴム糊により接着処理された帆布であっても円筒金型
上にセットすることが可能となる。
【0014】また、補強コードを巻き付けた円筒金型の
上に未加硫ゴム組成物により形成された円筒状ゴムを被
せるのでゴムシートの巻き重ねをする必要がない。従っ
て、粘着性の低いEPDMやEPR等の未加硫ゴム組成
物であっても円筒金型上にセットすることが可能とな
る。
上に未加硫ゴム組成物により形成された円筒状ゴムを被
せるのでゴムシートの巻き重ねをする必要がない。従っ
て、粘着性の低いEPDMやEPR等の未加硫ゴム組成
物であっても円筒金型上にセットすることが可能とな
る。
【0015】さらに、上記のように円筒金型上で帆布の
ラップジョイント及びゴムシートの巻き重ねという作業
が不要となることから、円筒金型へ材料をセットする工
程の効率化が図られる。
ラップジョイント及びゴムシートの巻き重ねという作業
が不要となることから、円筒金型へ材料をセットする工
程の効率化が図られる。
【0016】請求項3記載の発明は、請求項1または請
求項2に記載されている伝動ベルトの製造方法におい
て、筒状帆布の外面全体には、未加硫ゴム組成物により
形成され且つ補強コードを帆布から所定間隔あけた位置
に保持するための第1接着ゴム層が設けられ、円筒状ゴ
ムの内面全体には、第1接着ゴム層と同一ゴム組成から
なり且つ第1接着ゴム層との間で補強コードを挟むため
の第2接着ゴム層が設けられ、円筒状ゴムには、繊維軸
が軸方向に配向した短繊維が分散していることを特徴と
する伝動ベルトの製造方法である。
求項2に記載されている伝動ベルトの製造方法におい
て、筒状帆布の外面全体には、未加硫ゴム組成物により
形成され且つ補強コードを帆布から所定間隔あけた位置
に保持するための第1接着ゴム層が設けられ、円筒状ゴ
ムの内面全体には、第1接着ゴム層と同一ゴム組成から
なり且つ第1接着ゴム層との間で補強コードを挟むため
の第2接着ゴム層が設けられ、円筒状ゴムには、繊維軸
が軸方向に配向した短繊維が分散していることを特徴と
する伝動ベルトの製造方法である。
【0017】請求項4記載の発明は、請求項3に記載さ
れている伝動ベルトの製造方法において、筒状帆布の接
着処理に用いられるゴム糊は、EPDMまたはEPRを
主体ゴムとして形成され、円筒状ゴムは、EPDMまた
はEPRを主体ゴムとするゴム組成物で形成され、第1
接着ゴム及び第2接着ゴムは、EPDMまたはEPRを
主体ゴムとするゴム組成物で形成されていることを特徴
とする伝動ベルトの製造方法である。
れている伝動ベルトの製造方法において、筒状帆布の接
着処理に用いられるゴム糊は、EPDMまたはEPRを
主体ゴムとして形成され、円筒状ゴムは、EPDMまた
はEPRを主体ゴムとするゴム組成物で形成され、第1
接着ゴム及び第2接着ゴムは、EPDMまたはEPRを
主体ゴムとするゴム組成物で形成されていることを特徴
とする伝動ベルトの製造方法である。
【0018】上記の製造方法によれば、筒状帆布の表面
全面に未加硫ゴム組成物により形成された第1接着ゴム
層が設けられているので、第1接着ゴムシートの円筒金
型上への巻き付け及びラップジョイントをする必要がな
い。従って、粘着性の低いEPDMやEPR等の第1接
着ゴムであっても予め帆布外面に第1接着ゴム層を設け
るという形で円筒金型上にセットすることが可能とな
る。
全面に未加硫ゴム組成物により形成された第1接着ゴム
層が設けられているので、第1接着ゴムシートの円筒金
型上への巻き付け及びラップジョイントをする必要がな
い。従って、粘着性の低いEPDMやEPR等の第1接
着ゴムであっても予め帆布外面に第1接着ゴム層を設け
るという形で円筒金型上にセットすることが可能とな
る。
【0019】また、円筒状ゴムの内側全面に第1接着ゴ
ム層と同一ゴム組成からなる第2接着ゴム層が設けられ
ているので、第2接着ゴムシートの円筒金型上への巻き
付け及びラップジョイントをする必要がない。従って、
粘着性の低いEPDMやEPR等の第2接着ゴムであっ
ても円筒状ゴムの内面に第2接着ゴム層を設けるという
形で円筒金型上にセットすることが可能となる。
ム層と同一ゴム組成からなる第2接着ゴム層が設けられ
ているので、第2接着ゴムシートの円筒金型上への巻き
付け及びラップジョイントをする必要がない。従って、
粘着性の低いEPDMやEPR等の第2接着ゴムであっ
ても円筒状ゴムの内面に第2接着ゴム層を設けるという
形で円筒金型上にセットすることが可能となる。
【0020】さらに、上記のように接着ゴムシートの円
筒金型上への巻き付け及びラップジョイントという作業
が不要となり、円筒金型へ材料をセットする工程の効率
化が図られる。
筒金型上への巻き付け及びラップジョイントという作業
が不要となり、円筒金型へ材料をセットする工程の効率
化が図られる。
【0021】そして、第1接着ゴム層により補強コード
は帆布から所定間隔あけた位置に保持されるので、伝動
ベルトの補強コードを所定の位置に埋設することができ
る。また、補強コードは第1接着ゴム層と第2接着ゴム
層という同一組成のゴムに挟まれて加硫一体化するので
強固にゴムと接着して埋設されることとなる。
は帆布から所定間隔あけた位置に保持されるので、伝動
ベルトの補強コードを所定の位置に埋設することができ
る。また、補強コードは第1接着ゴム層と第2接着ゴム
層という同一組成のゴムに挟まれて加硫一体化するので
強固にゴムと接着して埋設されることとなる。
【0022】また、円筒状ゴムには、繊維軸が円筒軸方
向に配向した短繊維が分散しているので、この方法によ
って製造された伝動ベルト本体にはベルト幅方向に短繊
維が配向することとなり、これによってベルト幅方向の
ゴムの弾性率が高くなる。
向に配向した短繊維が分散しているので、この方法によ
って製造された伝動ベルト本体にはベルト幅方向に短繊
維が配向することとなり、これによってベルト幅方向の
ゴムの弾性率が高くなる。
【0023】請求項5記載の発明は、請求項2または請
求項4に記載されている伝動ベルトの製造方法におい
て、補強コードセット工程前に第1接着ゴム層の表面に
表面酸化防止手段を施すことを特徴とする伝動ベルトの
製造方法である。
求項4に記載されている伝動ベルトの製造方法におい
て、補強コードセット工程前に第1接着ゴム層の表面に
表面酸化防止手段を施すことを特徴とする伝動ベルトの
製造方法である。
【0024】上記の製造方法によれば、帆布外面に設け
られた第1接着ゴム層表面の酸化が抑制されるので、第
1接着ゴム層表面の粘着性を保持することができる。従
って、粘着性の低いEPDMやEPR等の第1接着ゴム
層であっても、かかる表面酸化防止の手段を講じること
によりある程度の粘着性を保持することができ、その上
から補強コードを巻き付けた場合に補強コードの位置が
固定される。
られた第1接着ゴム層表面の酸化が抑制されるので、第
1接着ゴム層表面の粘着性を保持することができる。従
って、粘着性の低いEPDMやEPR等の第1接着ゴム
層であっても、かかる表面酸化防止の手段を講じること
によりある程度の粘着性を保持することができ、その上
から補強コードを巻き付けた場合に補強コードの位置が
固定される。
【0025】ここで、表面酸化防止手段としては特に限
定されるものではないが、接着ゴムシートを貼り付けた
帆布の接着ゴム側の表面をポリエチレン等のシートで被
覆したり、補強コードを巻き付ける前に第1接着ゴム層
の表面を溶剤で拭く等の手段が挙げられる。
定されるものではないが、接着ゴムシートを貼り付けた
帆布の接着ゴム側の表面をポリエチレン等のシートで被
覆したり、補強コードを巻き付ける前に第1接着ゴム層
の表面を溶剤で拭く等の手段が挙げられる。
【0026】請求項6記載の発明は、請求項5記載の伝
動ベルトの製造方法において、表面酸化防止手段は、第
1接着ゴム層の露出する表面をポリエチレンシートで被
覆することであることを特徴とする伝動ベルトの製造方
法である。
動ベルトの製造方法において、表面酸化防止手段は、第
1接着ゴム層の露出する表面をポリエチレンシートで被
覆することであることを特徴とする伝動ベルトの製造方
法である。
【0027】上記の製造方法によれば、ポリエチレンシ
ートの存在により第1接着ゴム層表面と空気との接触が
遮断され、請求項5記載の発明の奏する作用が具体的に
営まれることとなる。また、ポリエチレンシートにより
第1接着ゴム層表面の平滑性が保たれるため、その上に
巻き付けられる補強コードとの接触面積を広くとること
ができ、補強コードは第1接着ゴム層上に強く支持され
ることとなる。
ートの存在により第1接着ゴム層表面と空気との接触が
遮断され、請求項5記載の発明の奏する作用が具体的に
営まれることとなる。また、ポリエチレンシートにより
第1接着ゴム層表面の平滑性が保たれるため、その上に
巻き付けられる補強コードとの接触面積を広くとること
ができ、補強コードは第1接着ゴム層上に強く支持され
ることとなる。
【0028】請求項7記載の発明は、ベルト表面にゴム
糊で接着処理された帆布を備えた伝動ベルトにおいて、
前記帆布の接着処理に使用されたゴム糊は、EPDMま
たはEPRを主体ゴムとして形成され、前記ベルト本体
は、EPDMまたはEPRを主体ゴムとするゴム組成物
で形成され、前記帆布表面に露出する該帆布同士の連結
部は、該帆布の端部同士を突き合わせて接合したもので
あることを特徴とする伝動ベルトである。
糊で接着処理された帆布を備えた伝動ベルトにおいて、
前記帆布の接着処理に使用されたゴム糊は、EPDMま
たはEPRを主体ゴムとして形成され、前記ベルト本体
は、EPDMまたはEPRを主体ゴムとするゴム組成物
で形成され、前記帆布表面に露出する該帆布同士の連結
部は、該帆布の端部同士を突き合わせて接合したもので
あることを特徴とする伝動ベルトである。
【0029】上記の構成により、ベルト表面に現れる帆
布の接合部は突き合わせて接合されているので、ラップ
ジョイントをした場合のように接合部がベルト表面に段
差となって現れることがない。従って、帆布の接合部に
生じる段差がプーリと接触して異音を発したり、前記段
差の存在によりベルトが滑らかにプーリに巻き掛けられ
ないためにスムーズな動力伝達が阻害されるということ
がない。
布の接合部は突き合わせて接合されているので、ラップ
ジョイントをした場合のように接合部がベルト表面に段
差となって現れることがない。従って、帆布の接合部に
生じる段差がプーリと接触して異音を発したり、前記段
差の存在によりベルトが滑らかにプーリに巻き掛けられ
ないためにスムーズな動力伝達が阻害されるということ
がない。
【0030】また、ベルト本体を形成するゴム組成物が
加硫成形時に帆布の接合部に流入することによって帆布
の接合部に生じる凹部が埋められ且つベルト本体を形成
するゴム組成物は、EPDMまたはEPRを主体ゴムと
するものであることから、ベルトの帆布表面は極めて平
滑なものとなる。従って、この点からも伝動ベルト走行
時に発する異音の防止及びスムーズな動力の伝達が達成
される。
加硫成形時に帆布の接合部に流入することによって帆布
の接合部に生じる凹部が埋められ且つベルト本体を形成
するゴム組成物は、EPDMまたはEPRを主体ゴムと
するものであることから、ベルトの帆布表面は極めて平
滑なものとなる。従って、この点からも伝動ベルト走行
時に発する異音の防止及びスムーズな動力の伝達が達成
される。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1または請
求項2の発明では、帆布を筒状にしているので円筒金型
上で帆布のラップジョイントをする必要がない。従っ
て、粘着性の低いEPDMやEPR等のゴム糊により接
着処理された帆布であっても円筒金型上にセットするこ
とが可能となる。また、補強コードを巻き付けた円筒金
型の上に未加硫ゴム組成物により形成された円筒状ゴム
を被せるのでゴムシートの巻き重ねをする必要がない。
従って、粘着性の低いEPDMやEPR等の未加硫ゴム
組成物であっても円筒金型上にセットすることが可能と
なる。さらに、上記のように円筒金型上で帆布のラップ
ジョイント及びゴムシートの巻き重ねという作業が不要
となることから、円筒金型へ材料をセットする工程の効
率化が図られる。このようにして、粘着性に乏しいゴム
組成物により形成された伝動ベルトの製造が可能とな
る。
求項2の発明では、帆布を筒状にしているので円筒金型
上で帆布のラップジョイントをする必要がない。従っ
て、粘着性の低いEPDMやEPR等のゴム糊により接
着処理された帆布であっても円筒金型上にセットするこ
とが可能となる。また、補強コードを巻き付けた円筒金
型の上に未加硫ゴム組成物により形成された円筒状ゴム
を被せるのでゴムシートの巻き重ねをする必要がない。
従って、粘着性の低いEPDMやEPR等の未加硫ゴム
組成物であっても円筒金型上にセットすることが可能と
なる。さらに、上記のように円筒金型上で帆布のラップ
ジョイント及びゴムシートの巻き重ねという作業が不要
となることから、円筒金型へ材料をセットする工程の効
率化が図られる。このようにして、粘着性に乏しいゴム
組成物により形成された伝動ベルトの製造が可能とな
る。
【0032】請求項3または請求項4の発明では、筒状
帆布の表面全面に未加硫ゴム組成物により形成された第
1接着ゴム層が設けられているので、第1接着ゴムシー
トの円筒金型上への巻き付け及びラップジョイントをす
る必要がない。従って、粘着性の低いEPDMやEPR
等の第1接着ゴムであっても予め帆布外面に第1接着ゴ
ム層を設けるという形で円筒金型上にセットすることが
可能となる。また、円筒状ゴムの内側全面に第1接着ゴ
ム層と同一ゴム組成からなる第2接着ゴム層が設けられ
ているので、第2接着ゴムシートの円筒金型上への巻き
付け及びラップジョイントをする必要がない。従って、
粘着性の低いEPDMやEPR等の第2接着ゴムであっ
ても円筒状ゴムの内面に第2接着ゴム層を設けるという
形で円筒金型上にセットすることが可能となる。さら
に、上記のように接着ゴムシートの円筒金型上への巻き
付け及びラップジョイントという作業が不要となり、円
筒金型へ材料をセットする工程の効率化が図られる。そ
して、第1接着ゴム層により補強コードは帆布から所定
間隔あけた位置に保持されるので、伝動ベルトの補強コ
ードを所定の位置に埋設することができる。また、補強
コードは第1接着ゴム層と第2接着ゴム層という同一組
成のゴムに挟まれて加硫一体化するので強固にゴムと接
着して埋設されることとなる。また、円筒状ゴムには、
繊維軸が円筒軸方向に配向した短繊維が分散しているの
で、この方法によって製造された伝動ベルト本体にはベ
ルト幅方向に短繊維が配向することとなり、これによっ
てベルト幅方向のゴムの弾性率が高くなる。
帆布の表面全面に未加硫ゴム組成物により形成された第
1接着ゴム層が設けられているので、第1接着ゴムシー
トの円筒金型上への巻き付け及びラップジョイントをす
る必要がない。従って、粘着性の低いEPDMやEPR
等の第1接着ゴムであっても予め帆布外面に第1接着ゴ
ム層を設けるという形で円筒金型上にセットすることが
可能となる。また、円筒状ゴムの内側全面に第1接着ゴ
ム層と同一ゴム組成からなる第2接着ゴム層が設けられ
ているので、第2接着ゴムシートの円筒金型上への巻き
付け及びラップジョイントをする必要がない。従って、
粘着性の低いEPDMやEPR等の第2接着ゴムであっ
ても円筒状ゴムの内面に第2接着ゴム層を設けるという
形で円筒金型上にセットすることが可能となる。さら
に、上記のように接着ゴムシートの円筒金型上への巻き
付け及びラップジョイントという作業が不要となり、円
筒金型へ材料をセットする工程の効率化が図られる。そ
して、第1接着ゴム層により補強コードは帆布から所定
間隔あけた位置に保持されるので、伝動ベルトの補強コ
ードを所定の位置に埋設することができる。また、補強
コードは第1接着ゴム層と第2接着ゴム層という同一組
成のゴムに挟まれて加硫一体化するので強固にゴムと接
着して埋設されることとなる。また、円筒状ゴムには、
繊維軸が円筒軸方向に配向した短繊維が分散しているの
で、この方法によって製造された伝動ベルト本体にはベ
ルト幅方向に短繊維が配向することとなり、これによっ
てベルト幅方向のゴムの弾性率が高くなる。
【0033】請求項5記載の発明では、請求項2または
請求項4の発明の効果に加えて、帆布外面に設けられた
第1接着ゴム層表面の酸化が抑制されるので、第1接着
ゴム層表面の粘着性を保持することができる。従って、
粘着性の低いEPDMやEPR等の第1接着ゴム層であ
っても、かかる表面酸化防止の手段を講じることにより
ある程度の粘着性を保持することができ、その上から補
強コードを巻き付けた場合に補強コードの位置が固定さ
れる。
請求項4の発明の効果に加えて、帆布外面に設けられた
第1接着ゴム層表面の酸化が抑制されるので、第1接着
ゴム層表面の粘着性を保持することができる。従って、
粘着性の低いEPDMやEPR等の第1接着ゴム層であ
っても、かかる表面酸化防止の手段を講じることにより
ある程度の粘着性を保持することができ、その上から補
強コードを巻き付けた場合に補強コードの位置が固定さ
れる。
【0034】請求項6記載の発明では、ポリエチレンシ
ートの存在により第1接着ゴム層表面と空気との接触が
遮断され、請求項5記載の発明の奏する作用が具体的に
営まれることとなる。また、ポリエチレンシートにより
第1接着ゴム層表面の平滑性が保たれるため、その上に
巻き付けられる補強コードとの接触面積を広くとること
ができ、補強コードは第1接着ゴム層上に強く支持され
ることとなる。
ートの存在により第1接着ゴム層表面と空気との接触が
遮断され、請求項5記載の発明の奏する作用が具体的に
営まれることとなる。また、ポリエチレンシートにより
第1接着ゴム層表面の平滑性が保たれるため、その上に
巻き付けられる補強コードとの接触面積を広くとること
ができ、補強コードは第1接着ゴム層上に強く支持され
ることとなる。
【0035】請求項7記載の発明では、ベルト表面に現
れる帆布の接合部は突き合わせて接合されているので、
ラップジョイントをした場合のように接合部がベルト表
面に段差となって現れることがない。従って、帆布の接
合部に生じる段差がプーリと接触して異音を発したり、
前記段差の存在によりベルトが滑らかにプーリに巻き掛
けられないためにスムーズな動力伝達が阻害されるとい
うことがない。また、ベルト本体を形成するゴム組成物
が加硫成形時に帆布の接合部に流入することによって帆
布の接合部に生じる凹部が埋められ且つベルト本体を形
成するゴム組成物はEPDMまたはEPRを主体とする
ものであることから、ベルトの帆布表面は極めて平滑な
ものとなる。従って、この点からも伝動ベルト走行時に
発する異音の防止及びスムーズな動力の伝達が達成され
る。
れる帆布の接合部は突き合わせて接合されているので、
ラップジョイントをした場合のように接合部がベルト表
面に段差となって現れることがない。従って、帆布の接
合部に生じる段差がプーリと接触して異音を発したり、
前記段差の存在によりベルトが滑らかにプーリに巻き掛
けられないためにスムーズな動力伝達が阻害されるとい
うことがない。また、ベルト本体を形成するゴム組成物
が加硫成形時に帆布の接合部に流入することによって帆
布の接合部に生じる凹部が埋められ且つベルト本体を形
成するゴム組成物はEPDMまたはEPRを主体とする
ものであることから、ベルトの帆布表面は極めて平滑な
ものとなる。従って、この点からも伝動ベルト走行時に
発する異音の防止及びスムーズな動力の伝達が達成され
る。
【0036】
【発明の実施の形態】(実施形態1)以下、本発明の実
施形態3に係るVリブドベルトの製造方法について図面
に基づいて詳細に説明する。
施形態3に係るVリブドベルトの製造方法について図面
に基づいて詳細に説明する。
【0037】<帆布準備工程>図1に示すようにEPD
Mを含むゴム組成物を溶剤に溶かしたゴム糊に浸漬・加
熱乾燥させた帆布1を第1カレンダーロール2の第1ロ
ール2a及び第2ロール2bによって熱を与えられ且つ
EPDMを主体とする未加硫ゴム組成物からなるシート
状の第1接着ゴムとともに第2ロール2bと第3ロール
2cの間に通し、帆布1表面に第1接着ゴム層3が一体
となって形成されたゴム積層帆布4を得る。そして、こ
のゴム積層帆布4の第1接着ゴム層3の表面をポリエチ
レンシート5で被覆して巻き取る。
Mを含むゴム組成物を溶剤に溶かしたゴム糊に浸漬・加
熱乾燥させた帆布1を第1カレンダーロール2の第1ロ
ール2a及び第2ロール2bによって熱を与えられ且つ
EPDMを主体とする未加硫ゴム組成物からなるシート
状の第1接着ゴムとともに第2ロール2bと第3ロール
2cの間に通し、帆布1表面に第1接着ゴム層3が一体
となって形成されたゴム積層帆布4を得る。そして、こ
のゴム積層帆布4の第1接着ゴム層3の表面をポリエチ
レンシート5で被覆して巻き取る。
【0038】次に、図2に示すようにポリエチレンシー
ト5と共に巻き取ったゴム積層帆布4を所定の角度でバ
イアスカットをし、多数の平行四辺形片4a,4a,…
とする。そして、図3に示すように平行四辺形片4aの
前記カット端が両側となるようにして多数の平行四辺形
片4a,4a,…を接合し、再度ゴム積層帆布4を形成
する。これによって帆布1の経糸と緯糸はゴム積層帆布
4の長さ方向、すなわちベルト長さ方向と所定の角度を
なすこととなり、伝動ベルトの安定な走行が実現され
る。なお、平行四辺形片4aを接合する際には、接合す
る端部同士を突き合わせ、重なりによる段差が生じない
ようにしてミシンで縫合する。
ト5と共に巻き取ったゴム積層帆布4を所定の角度でバ
イアスカットをし、多数の平行四辺形片4a,4a,…
とする。そして、図3に示すように平行四辺形片4aの
前記カット端が両側となるようにして多数の平行四辺形
片4a,4a,…を接合し、再度ゴム積層帆布4を形成
する。これによって帆布1の経糸と緯糸はゴム積層帆布
4の長さ方向、すなわちベルト長さ方向と所定の角度を
なすこととなり、伝動ベルトの安定な走行が実現され
る。なお、平行四辺形片4aを接合する際には、接合す
る端部同士を突き合わせ、重なりによる段差が生じない
ようにしてミシンで縫合する。
【0039】続いて、前記縫合したゴム積層帆布4から
成形に使用する円筒金型の周長にあわせて所要量のゴム
積層帆布4片を切り出す。このとき、縫合した帆布接合
部6と平行にゴム積層帆布4をカットする。そして、ゴ
ム積層帆布4片の第1接着ゴム層3側を外側にして両カ
ット端を突き合わせてミシンで縫合し、図4に示すよう
に外面に第1接着ゴム層3が設けられた筒状帆布7を作
成する。
成形に使用する円筒金型の周長にあわせて所要量のゴム
積層帆布4片を切り出す。このとき、縫合した帆布接合
部6と平行にゴム積層帆布4をカットする。そして、ゴ
ム積層帆布4片の第1接着ゴム層3側を外側にして両カ
ット端を突き合わせてミシンで縫合し、図4に示すよう
に外面に第1接着ゴム層3が設けられた筒状帆布7を作
成する。
【0040】なお、バイアスカット及びミシンによる縫
合を行う際には、縫合する部分を除いて第1接着ゴム層
3表面に貼付られたポリエチレンシート5は剥がさな
い。
合を行う際には、縫合する部分を除いて第1接着ゴム層
3表面に貼付られたポリエチレンシート5は剥がさな
い。
【0041】<円筒状ゴム準備工程>図5に示すよう
に、短繊維が混合されたEPDMを主体とする未加硫ゴ
ム組成物8をペレット状にして押し出し成形機9に投入
し、円筒拡張ダイ10から所要の厚みのゴム状円筒体1
1を押し出し、このゴム状円筒体11を押し出し方向に
カッター12で切り開いてゴム状平板13とする。この
とき、未加硫ゴム組成物8に含まれた短繊維は、押し出
されたゴム状円筒体11の円筒周方向、すなわちゴム状
平板13の幅方向に配向する。
に、短繊維が混合されたEPDMを主体とする未加硫ゴ
ム組成物8をペレット状にして押し出し成形機9に投入
し、円筒拡張ダイ10から所要の厚みのゴム状円筒体1
1を押し出し、このゴム状円筒体11を押し出し方向に
カッター12で切り開いてゴム状平板13とする。この
とき、未加硫ゴム組成物8に含まれた短繊維は、押し出
されたゴム状円筒体11の円筒周方向、すなわちゴム状
平板13の幅方向に配向する。
【0042】次に、押し出しされたゴム状平板13を、
図6に示すように第2カレンダーロール14の第1ロー
ル14a及び第2ロール14bで熱を与えられた第2接
着ゴムとともに第2ロール14bと第3ロール14cの
間に通し、ゴム状平板13表面に第2接着ゴム層15が
一体となって形成されたゴム状積層平板16を得る。な
お、第2接着ゴムは第1接着ゴムと同一組成の未加硫ゴ
ム組成物からなる。
図6に示すように第2カレンダーロール14の第1ロー
ル14a及び第2ロール14bで熱を与えられた第2接
着ゴムとともに第2ロール14bと第3ロール14cの
間に通し、ゴム状平板13表面に第2接着ゴム層15が
一体となって形成されたゴム状積層平板16を得る。な
お、第2接着ゴムは第1接着ゴムと同一組成の未加硫ゴ
ム組成物からなる。
【0043】そして、図7(a)に示すように上記ゴム
状積層平板16から成形に必要な長さを切り出す。この
とき、図7(b)に示すように両カット面が平行となり
且つゴム状積層平板16の厚み方向に対して所定の角度
をなすようにカットする。
状積層平板16から成形に必要な長さを切り出す。この
とき、図7(b)に示すように両カット面が平行となり
且つゴム状積層平板16の厚み方向に対して所定の角度
をなすようにカットする。
【0044】最後に、切り出したゴム状積層平板16片
の第2接着ゴム層15側を内側とするようにして前記両
カット面を突き合わせ、さらに図8に示すように突き合
わせた部分を加熱プレス機17で挟み、加熱及び加圧し
て内側に第2接着ゴム層15が設けられた円筒状ゴム1
8を作成する。
の第2接着ゴム層15側を内側とするようにして前記両
カット面を突き合わせ、さらに図8に示すように突き合
わせた部分を加熱プレス機17で挟み、加熱及び加圧し
て内側に第2接着ゴム層15が設けられた円筒状ゴム1
8を作成する。
【0045】<帆布セット工程>図9に示すように上記
筒状帆布7を円筒金型19に被せる。
筒状帆布7を円筒金型19に被せる。
【0046】<補強コードセット工程>筒状帆布7上に
設けられた第1接着ゴム層3表面のポリエチレンシート
5を剥がし、第1接着ゴム層3が露出した状態にする。
そして、図10に示すように補強コード20を円筒金型
19の周方向に螺旋状に巻き付ける。
設けられた第1接着ゴム層3表面のポリエチレンシート
5を剥がし、第1接着ゴム層3が露出した状態にする。
そして、図10に示すように補強コード20を円筒金型
19の周方向に螺旋状に巻き付ける。
【0047】<円筒状ゴムセット工程>図11に示すよ
うに上記円筒状ゴム18を補強コード20が巻かれた円
筒金型19に被せる。
うに上記円筒状ゴム18を補強コード20が巻かれた円
筒金型19に被せる。
【0048】<加硫工程>円筒状ゴム18をセットした
円筒金型19を加硫缶に入れ、所定の温度及び圧力を所
定時間かけてEPDMを加硫反応させる。
円筒金型19を加硫缶に入れ、所定の温度及び圧力を所
定時間かけてEPDMを加硫反応させる。
【0049】<研削工程>加硫缶から円筒金型19を取
り出し、円筒金型19周面上に形成された筒状の加硫成
形体を脱型する。そして、脱型された加硫成形体の外周
面を砥石で研削し、円筒体の周方向に延び且つ全周にわ
たる多数のリブを形成する。
り出し、円筒金型19周面上に形成された筒状の加硫成
形体を脱型する。そして、脱型された加硫成形体の外周
面を砥石で研削し、円筒体の周方向に延び且つ全周にわ
たる多数のリブを形成する。
【0050】<幅カット工程>研削された円筒体を軸に
垂直な方向で所要の幅に輪切りにし、VリブドベルトA
が製造される。
垂直な方向で所要の幅に輪切りにし、VリブドベルトA
が製造される。
【0051】次に作用・効果について説明する。
【0052】上記のVリブドベルトの製造方法によれ
ば、筒状帆布7を使用しているので円筒金型19上で帆
布のラップジョイントをする必要がない。従って、粘着
性の低いEPDMのゴム糊により接着処理された帆布で
あっても円筒金型19上にセットすることが可能とな
る。
ば、筒状帆布7を使用しているので円筒金型19上で帆
布のラップジョイントをする必要がない。従って、粘着
性の低いEPDMのゴム糊により接着処理された帆布で
あっても円筒金型19上にセットすることが可能とな
る。
【0053】また、筒状帆布7の表面全面にEPDMを
主体とする未加硫ゴム組成物により形成された第1接着
ゴム層3が設けられているので、第1接着ゴムシートの
円筒金型19上への巻き付け及びラップジョイントをす
る必要がない。従って、粘着性の低いEPDMの第1接
着ゴムであっても予め帆布外面に第1接着ゴム層3を設
けるという形で円筒金型19上にセットすることが可能
となる。
主体とする未加硫ゴム組成物により形成された第1接着
ゴム層3が設けられているので、第1接着ゴムシートの
円筒金型19上への巻き付け及びラップジョイントをす
る必要がない。従って、粘着性の低いEPDMの第1接
着ゴムであっても予め帆布外面に第1接着ゴム層3を設
けるという形で円筒金型19上にセットすることが可能
となる。
【0054】そして、ゴム状積層平板16から切り出し
たゴム状積層平板16片の両カット面は平行であり且つ
ゴム状積層平板16の厚み方向に対して所定の角度をな
している。従って、加熱プレス17により円筒状ゴム1
8を形成するに際し、突き合わされる両カット面の接触
面積は、ゴム状積層平板16片の厚み方向にカットした
場合に比べて広くなるので、形成される円筒状ゴム18
の接合部分は強固に密着したものとなる。
たゴム状積層平板16片の両カット面は平行であり且つ
ゴム状積層平板16の厚み方向に対して所定の角度をな
している。従って、加熱プレス17により円筒状ゴム1
8を形成するに際し、突き合わされる両カット面の接触
面積は、ゴム状積層平板16片の厚み方向にカットした
場合に比べて広くなるので、形成される円筒状ゴム18
の接合部分は強固に密着したものとなる。
【0055】さらに、補強コード20を巻き付けた円筒
金型19上にEPDMを主体とするゴム組成物により形
成された円筒状ゴム18を被せるのでゴムシートの巻き
重ねをする必要がない。従って、粘着性の低いEPDM
の未加硫ゴム組成物であっても円筒金型19上にセット
することが可能となる。
金型19上にEPDMを主体とするゴム組成物により形
成された円筒状ゴム18を被せるのでゴムシートの巻き
重ねをする必要がない。従って、粘着性の低いEPDM
の未加硫ゴム組成物であっても円筒金型19上にセット
することが可能となる。
【0056】また、円筒状ゴム18の内側全面に第1接
着ゴム層3と同一ゴム組成からなる第2接着ゴム層15
が設けられているので、第2接着ゴムシートの円筒金型
19上への巻き付け及びラップジョイントをする必要が
ない。従って、粘着性の低いEPDMの第2接着ゴムで
あっても円筒状ゴム18の内面に第2接着ゴム層19を
設けるという形で円筒金型19上にセットすることが可
能となる。
着ゴム層3と同一ゴム組成からなる第2接着ゴム層15
が設けられているので、第2接着ゴムシートの円筒金型
19上への巻き付け及びラップジョイントをする必要が
ない。従って、粘着性の低いEPDMの第2接着ゴムで
あっても円筒状ゴム18の内面に第2接着ゴム層19を
設けるという形で円筒金型19上にセットすることが可
能となる。
【0057】そして、円筒金型19上での帆布のラップ
ジョイント、接着ゴムシート等の巻き重ねという作業が
不要となることから、円筒金型へ材料をセットする工程
の効率化が図られる。
ジョイント、接着ゴムシート等の巻き重ねという作業が
不要となることから、円筒金型へ材料をセットする工程
の効率化が図られる。
【0058】また、補強コード20は、第1接着ゴム層
3により帆布から所定間隔あけた位置に保持されるの
で、補強コード20をベルトの所定位置に埋設すること
ができる。さらに、補強コード20は第1接着ゴム層3
と第2接着ゴム層15という同一組成のゴムに挟まれて
加硫一体化するので強固にゴムと接着して埋設されるこ
ととなる。
3により帆布から所定間隔あけた位置に保持されるの
で、補強コード20をベルトの所定位置に埋設すること
ができる。さらに、補強コード20は第1接着ゴム層3
と第2接着ゴム層15という同一組成のゴムに挟まれて
加硫一体化するので強固にゴムと接着して埋設されるこ
ととなる。
【0059】そして、円筒状ゴム18には、繊維軸が円
筒軸方向に配向した短繊維が分散しているので、製造さ
れたVリブドベルトAの各リブ部にはベルト幅方向に短
繊維が配向することとなり、これによってリブ部のベル
ト幅方向の弾性率が高くなる。
筒軸方向に配向した短繊維が分散しているので、製造さ
れたVリブドベルトAの各リブ部にはベルト幅方向に短
繊維が配向することとなり、これによってリブ部のベル
ト幅方向の弾性率が高くなる。
【0060】また、第1接着ゴム層3表面を被覆するポ
リエチレンシート5の存在により第1接着ゴム層3表面
は空気との接触が遮断され、第1接着ゴム層3表面の酸
化が抑制される。これによって粘着性の低いEPDMの
第1接着ゴム層3であってもある程度の粘着性を保持す
ることができ、その上から補強コード20を巻き付けた
場合に補強コード20の位置が固定される。
リエチレンシート5の存在により第1接着ゴム層3表面
は空気との接触が遮断され、第1接着ゴム層3表面の酸
化が抑制される。これによって粘着性の低いEPDMの
第1接着ゴム層3であってもある程度の粘着性を保持す
ることができ、その上から補強コード20を巻き付けた
場合に補強コード20の位置が固定される。
【0061】(実施形態2)図12は、本発明の実施形
態2に係るVリブドベルトAを示す。VリブドベルトA
は、ベルト背面にベルトと一体となって被着された背面
帆布21を有し、背面帆布21の下部には複数本の補強
コード22がベルト長さ方向に埋設された接着ゴム層2
3が設けられ、さらに接着ゴム層23の下部にはベルト
長さ方向に延びる3つのリブゴム層24,24,24が
設けられている。また、背面帆布21はEPDMを含む
ゴム糊により接着処理が施されたものであり、接着ゴム
層23及びリブゴム層24はEPDMを主体とするゴム
組成物によって形成されている。さらにリブゴム層24
には短繊維がベルト幅方向に配向している。そして、背
面帆布21表面に露出する帆布同士の連結部は、背面帆
布21の端部同士を突き合わせて連結している。
態2に係るVリブドベルトAを示す。VリブドベルトA
は、ベルト背面にベルトと一体となって被着された背面
帆布21を有し、背面帆布21の下部には複数本の補強
コード22がベルト長さ方向に埋設された接着ゴム層2
3が設けられ、さらに接着ゴム層23の下部にはベルト
長さ方向に延びる3つのリブゴム層24,24,24が
設けられている。また、背面帆布21はEPDMを含む
ゴム糊により接着処理が施されたものであり、接着ゴム
層23及びリブゴム層24はEPDMを主体とするゴム
組成物によって形成されている。さらにリブゴム層24
には短繊維がベルト幅方向に配向している。そして、背
面帆布21表面に露出する帆布同士の連結部は、背面帆
布21の端部同士を突き合わせて連結している。
【0062】次に作用・効果について説明する。
【0063】上記のVリブドベルトAでは、ベルト背面
の背面帆布21の接合部は突き合わせて接合されている
ので、ラップジョイントをした場合のように接合部がベ
ルト表面に段差となって現れることがない。従って、背
面帆布21の接合部に生じる段差がプーリと接触して異
音を発したり、前記段差の存在によりベルトがプーリに
滑らかに巻き掛けられないためにスムーズな動力伝達が
阻害されるということがない。
の背面帆布21の接合部は突き合わせて接合されている
ので、ラップジョイントをした場合のように接合部がベ
ルト表面に段差となって現れることがない。従って、背
面帆布21の接合部に生じる段差がプーリと接触して異
音を発したり、前記段差の存在によりベルトがプーリに
滑らかに巻き掛けられないためにスムーズな動力伝達が
阻害されるということがない。
【0064】また、ベルト本体を形成するゴム組成物が
加硫成形時に背面帆布21の接合部に流入することによ
って帆布の接合部に生じる凹部が埋められ且つベルト本
体を形成するゴム組成物はEPDMを主体とするもので
あることから、ベルトの帆布表面は極めて平滑なものと
なる。従って、この点からも伝動ベルト走行時に発生す
る異音の防止及びスムーズな動力の伝達が達成される。
加硫成形時に背面帆布21の接合部に流入することによ
って帆布の接合部に生じる凹部が埋められ且つベルト本
体を形成するゴム組成物はEPDMを主体とするもので
あることから、ベルトの帆布表面は極めて平滑なものと
なる。従って、この点からも伝動ベルト走行時に発生す
る異音の防止及びスムーズな動力の伝達が達成される。
【0065】(実施形態3)以下、本発明の実施形態3
に係る歯付ベルトの製造方法について説明する。
に係る歯付ベルトの製造方法について説明する。
【0066】<帆布準備工程>ウーリー加工されたナイ
ロン糸を緯糸に使用したナイロン帆布をEPDMを含む
ゴム組成物を溶剤に溶かしたゴム糊に浸漬・加熱乾燥さ
せる。この接着処理された帆布を円筒金型の周長にあわ
せて所要量を切り出す。そして、端部を突き合わせてミ
シンで縫合することにより筒状の帆布を作成する。この
とき、ウーリー加工したナイロン糸が筒状帆布の周方向
に延びるようにする。
ロン糸を緯糸に使用したナイロン帆布をEPDMを含む
ゴム組成物を溶剤に溶かしたゴム糊に浸漬・加熱乾燥さ
せる。この接着処理された帆布を円筒金型の周長にあわ
せて所要量を切り出す。そして、端部を突き合わせてミ
シンで縫合することにより筒状の帆布を作成する。この
とき、ウーリー加工したナイロン糸が筒状帆布の周方向
に延びるようにする。
【0067】<円筒状ゴム準備工程>EPDMを主体と
する未加硫ゴム組成物をペレット状にして押し出し成形
機に投入し、円筒拡張ダイから所要の厚みのゴム状円筒
体を押し出す。そして、このゴム状円筒体を押し出し方
向にカッターで切り開いてゴム状平板にする。
する未加硫ゴム組成物をペレット状にして押し出し成形
機に投入し、円筒拡張ダイから所要の厚みのゴム状円筒
体を押し出す。そして、このゴム状円筒体を押し出し方
向にカッターで切り開いてゴム状平板にする。
【0068】次に、上記ゴム状平板から成形に必要な長
さの平板を切り出す。このとき、切り出した平板片の両
カット面が平行となり且つゴム状平板の厚み方向に対し
て所定の角度をなすようにカットする。
さの平板を切り出す。このとき、切り出した平板片の両
カット面が平行となり且つゴム状平板の厚み方向に対し
て所定の角度をなすようにカットする。
【0069】最後に、切り出したゴム状平板の前記両カ
ット面を突き合わせ、その部分を加熱プレス機で挟み、
加熱及び加圧して円筒状ゴムを作成する。
ット面を突き合わせ、その部分を加熱プレス機で挟み、
加熱及び加圧して円筒状ゴムを作成する。
【0070】<帆布セット工程>上記筒状帆布を円筒金
型に被せる。
型に被せる。
【0071】<補強コードセット工程>筒状帆布を被せ
た円筒金型の上からの金型の周方向に補強コードを螺旋
状に巻き付ける。
た円筒金型の上からの金型の周方向に補強コードを螺旋
状に巻き付ける。
【0072】<円筒状ゴムセット工程>上記円筒状ゴム
を補強コードが巻かれた円筒金型に被せる。
を補強コードが巻かれた円筒金型に被せる。
【0073】<加硫工程>円筒状ゴムがセットされた円
筒金型を加硫缶に入れ、所定の温度及び圧力を所定時間
かけてEPDMを加硫反応させる。
筒金型を加硫缶に入れ、所定の温度及び圧力を所定時間
かけてEPDMを加硫反応させる。
【0074】<幅カット工程>加硫缶から円筒金型を取
り出し、円筒金型周上に形成された円筒状の加硫成形体
を脱型する。そして、円筒状の加硫成形体を軸に垂直な
方向に所要の幅で輪切りにし、歯付ベルトBが製造され
る。
り出し、円筒金型周上に形成された円筒状の加硫成形体
を脱型する。そして、円筒状の加硫成形体を軸に垂直な
方向に所要の幅で輪切りにし、歯付ベルトBが製造され
る。
【0075】次に作用・効果について説明する。
【0076】上記の歯付ベルトの製造方法によれば、帆
布を筒状にしているので円筒金型上で帆布のラップジョ
イントをする必要がない。従って、粘着性の低いEPD
Mのゴム糊により接着処理された帆布であっても円筒金
型上にセットすることが可能となる。
布を筒状にしているので円筒金型上で帆布のラップジョ
イントをする必要がない。従って、粘着性の低いEPD
Mのゴム糊により接着処理された帆布であっても円筒金
型上にセットすることが可能となる。
【0077】また、ゴム状平板から切り出したゴム状平
板片の両カット面は平行であり且つゴム状平板の厚み方
向に対して所定の角度をなしている。従って、加熱プレ
スにより円筒状ゴムを形成するに際し、突き合わされる
両カット面の接触面積がゴム状積層平板の厚み方向にカ
ットした場合に比べて広くなり、形成される円筒状ゴム
の接合部分は強固に密着したものとなる。
板片の両カット面は平行であり且つゴム状平板の厚み方
向に対して所定の角度をなしている。従って、加熱プレ
スにより円筒状ゴムを形成するに際し、突き合わされる
両カット面の接触面積がゴム状積層平板の厚み方向にカ
ットした場合に比べて広くなり、形成される円筒状ゴム
の接合部分は強固に密着したものとなる。
【0078】そして、補強コードを巻き付けた円筒金型
の上にEPDMを主体とする未加硫ゴム組成物により形
成された円筒状ゴムを被せるのでゴムシートの巻き重ね
をする必要がない。従って、粘着性の低いEPDMの未
加硫ゴム組成物であっても円筒金型上にセットすること
が可能となる。
の上にEPDMを主体とする未加硫ゴム組成物により形
成された円筒状ゴムを被せるのでゴムシートの巻き重ね
をする必要がない。従って、粘着性の低いEPDMの未
加硫ゴム組成物であっても円筒金型上にセットすること
が可能となる。
【0079】さらに、上記のように円筒金型上で帆布の
ラップジョイント及びゴムシートの巻き重ねをするとい
う作業が不要となることから、円筒金型へ材料をセット
する工程の効率化が図られる。
ラップジョイント及びゴムシートの巻き重ねをするとい
う作業が不要となることから、円筒金型へ材料をセット
する工程の効率化が図られる。
【0080】(その他の実施形態)実施形態1におい
て、バイアスカットをされた帆布を接合端を突き合わし
て接合したが、特にこれに限定されるものではなく、前
記端部の一部を重ね合わせて接合したものであってもよ
い。また、バイアスカットをされた帆布はミシンによる
縫合により接合したが、特にこれに限定するものではな
く、接合端を突き合わせ又は重ね合わせてゴム糊を接合
部に塗布して接合する場合等も含まれる。
て、バイアスカットをされた帆布を接合端を突き合わし
て接合したが、特にこれに限定されるものではなく、前
記端部の一部を重ね合わせて接合したものであってもよ
い。また、バイアスカットをされた帆布はミシンによる
縫合により接合したが、特にこれに限定するものではな
く、接合端を突き合わせ又は重ね合わせてゴム糊を接合
部に塗布して接合する場合等も含まれる。
【0081】実施形態1及び実施形態3において、帆布
の端部を突き合わせて接合することにより筒状とした
が、上記同様突き合わせによる接合に限定されるもので
はない。また、接合手段もミシンによる縫合に限られな
いのも上記と同様である。
の端部を突き合わせて接合することにより筒状とした
が、上記同様突き合わせによる接合に限定されるもので
はない。また、接合手段もミシンによる縫合に限られな
いのも上記と同様である。
【0082】実施形態1において、カレンダーロールを
利用して帆布と接着ゴムとを一体化したが、特にこれに
限定されるものではなく、帆布又は第1接着ゴムシート
のいずれかに溶剤を塗布し、両者を貼り合わせて一体化
する場合等も含まれる。また、ゴム状平板と第2接着ゴ
ムとを一体化する手段もカレンダーロールを利用するも
のに限られないのは上記と同様である。
利用して帆布と接着ゴムとを一体化したが、特にこれに
限定されるものではなく、帆布又は第1接着ゴムシート
のいずれかに溶剤を塗布し、両者を貼り合わせて一体化
する場合等も含まれる。また、ゴム状平板と第2接着ゴ
ムとを一体化する手段もカレンダーロールを利用するも
のに限られないのは上記と同様である。
【0083】実施形態1及び実施形態3において、ゴム
状平板片のカット端を突き合わせて加熱プレスにより接
合して円筒状ゴムを形成したが、特にこの方法に限定さ
れるものではなく、カット端にゴム糊を塗布して接合す
る場合等も含まれる。
状平板片のカット端を突き合わせて加熱プレスにより接
合して円筒状ゴムを形成したが、特にこの方法に限定さ
れるものではなく、カット端にゴム糊を塗布して接合す
る場合等も含まれる。
【0084】実施形態1及び実施形態3において、帆布
の接着処理に用いられたゴム糊等のゴム材料としてEP
DMを用いたが、特にこれに限定されるものではなく、
粘着性に乏しいEPR等であってもよい。また、CR、
水素化ニトリルゴム(H−NBR)等にも適用すること
ができるものであり、この場合、円筒金型へ材料をセッ
トする工程の効率化が図られるという効果が得られる。
さらに、帆布の接着処理に用いられたゴム糊、ベルト本
体を形成するゴム組成物等の各部材を構成する主体ゴム
は同一ゴム種である場合に限らず、異なる種類のゴムを
主体ゴムとしたものであってもよい。
の接着処理に用いられたゴム糊等のゴム材料としてEP
DMを用いたが、特にこれに限定されるものではなく、
粘着性に乏しいEPR等であってもよい。また、CR、
水素化ニトリルゴム(H−NBR)等にも適用すること
ができるものであり、この場合、円筒金型へ材料をセッ
トする工程の効率化が図られるという効果が得られる。
さらに、帆布の接着処理に用いられたゴム糊、ベルト本
体を形成するゴム組成物等の各部材を構成する主体ゴム
は同一ゴム種である場合に限らず、異なる種類のゴムを
主体ゴムとしたものであってもよい。
【図1】第1カレンダーロールの側面図である。
【図2】バイアスカットをされる前の帆布の正面図であ
る。
る。
【図3】バイアスカットをされた帆布の接合端を突き合
わせてミシンで縫合して接合した帆布の正面図である。
わせてミシンで縫合して接合した帆布の正面図である。
【図4】円筒帆布の斜視図である。
【図5】押し出し成型機の側面の断面図である。
【図6】第2カレンダーロールの側面図である。
【図7】図7(a)はゴム状積層平板の上面図であり、
図7(b)は側面図である。
図7(b)は側面図である。
【図8】加熱ジョイントプレスにカット端が突き合わさ
れたゴム状積層平板をセットしたところを示す斜視図で
ある。
れたゴム状積層平板をセットしたところを示す斜視図で
ある。
【図9】外側に第1接着ゴム層が設けられた筒状帆布を
被せた円筒金型の斜視図である。
被せた円筒金型の斜視図である。
【図10】補強コードセット工程を示す斜視図である。
【図11】円筒金型に円筒状ゴムをセットする工程を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図12】VリブドベルトAの斜視図である。
【図13】バイアスカットをされる前の帆布の正面図で
ある。
ある。
【図14】バイアスカットをされた帆布の接合端を重ね
合わせてゴムの粘着性により接合した帆布の正面図であ
る。
合わせてゴムの粘着性により接合した帆布の正面図であ
る。
【図15】図15(a)は円筒金型に帆布及び第1接着
ゴムを巻き付ける工程を示す斜視図であり、図15
(b)は円筒金型に補強コードを巻き付ける工程を示す
斜視図であり、図15(c)は円筒金型に繊維入りゴム
シートを巻き付ける工程を示す斜視図である。
ゴムを巻き付ける工程を示す斜視図であり、図15
(b)は円筒金型に補強コードを巻き付ける工程を示す
斜視図であり、図15(c)は円筒金型に繊維入りゴム
シートを巻き付ける工程を示す斜視図である。
【図16】接着ゴムをシート状に加工するカレンダーロ
ールの斜視図である。
ールの斜視図である。
1 帆布 2 第1カレンダー 2a 第1ロール 2b 第2ロール 2c 第3ロール 3 第1接着ゴム層 4 ゴム積層帆布 4a 平行四辺形片 5 ポリエチレンゴムシート 6 帆布接合部 7 筒状帆布 8 短繊維入りゴム組成物 9 押し出し成形機 10 円筒拡張ダイ 11 ゴム状円筒体 12 カッター 13 ゴム状平板 14 第2カレンダー 14a 第1ロール 14b 第2ロール 14c 第3ロール 15 第2接着ゴム層 16 ゴム状積層平板 17 加熱プレス機 18 円筒状ゴム 19 円筒金型 20 補強コード 21 背面帆布 22 補強コード 23 接着ゴム層 24 リブゴム層 a 帆布 b 円筒金型 c カレンダーロール d 第1接着ゴムシート e 補強コード f 第2接着ゴムシート g 短繊維入りゴムシート
Claims (7)
- 【請求項1】 伝動ベルトの製造方法において、 ゴム糊で接着処理された筒状帆布を円筒金型に被せる帆
布セット工程と、 前記筒状帆布を被せた円筒金型の上から補強コードを螺
旋状に巻き付ける補強コードセット工程と、 前記補強コードのセットされた円筒金型に未加硫ゴム組
成物により形成された円筒状ゴムを被せる円筒状ゴムセ
ット工程とを備えたことを特徴とする伝動ベルトの製造
方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載されている伝動ベルトの
製造方法において、 筒状帆布の接着処理に用いられるゴム糊は、エチレン−
プロピレン−ジエンターポリマーゴムまたはエチレン−
プロピレンゴムを主体ゴムとして形成され、 円筒状ゴムは、エチレン−プロピレン−ジエンターポリ
マーゴムまたはエチレン−プロピレンゴムを主体ゴムと
するゴム組成物で形成されていることを特徴とする伝動
ベルトの製造方法。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載されてい
る伝動ベルトの製造方法において、 筒状帆布の外面全体には、未加硫ゴム組成物により形成
され且つ補強コードを帆布から所定間隔あけた位置に保
持するための第1接着ゴム層が設けられ、 円筒状ゴムの内面全体には、第1接着ゴム層と同一ゴム
組成からなり且つ第1接着ゴム層との間で補強コードを
挟むための第2接着ゴム層が設けられ、 円筒状ゴムには、繊維軸が軸方向に配向した短繊維が分
散していることを特徴とする伝動ベルトの製造方法。 - 【請求項4】 請求項3に記載されている伝動ベルトの
製造方法において、 筒状帆布の接着処理に用いられるゴム糊は、エチレン−
プロピレン−ジエンターポリマーゴムまたはエチレン−
プロピレンゴムを主体ゴムとして形成され、 円筒状ゴムは、エチレン−プロピレン−ジエンターポリ
マーゴムまたはエチレン−プロピレンゴムを主体ゴムと
するゴム組成物で形成され、 第1接着ゴム及び第2接着ゴムは、エチレン−プロピレ
ン−ジエンターポリマーゴムまたはエチレン−プロピレ
ンゴムを主体ゴムとするゴム組成物で形成されているこ
とを特徴とする伝動ベルトの製造方法。 - 【請求項5】 請求項2または請求項4に記載されてい
る伝動ベルトの製造方法において、 補強コードセット工程前に第1接着ゴム層の表面に表面
酸化防止手段を施すことを特徴とする伝動ベルトの製造
方法。 - 【請求項6】 請求項5記載の伝動ベルトの製造方法に
おいて、 表面酸化防止手段は、第1接着ゴム層の露出する表面を
ポリエチレンシートで被覆することであることを特徴と
する伝動ベルトの製造方法。 - 【請求項7】 ベルト表面にゴム糊で接着処理された帆
布を備えた伝動ベルトにおいて、 前記帆布の接着処理に使用されたゴム糊は、エチレン−
プロピレン−ジエンターポリマーゴムまたはエチレン−
プロピレンゴムを主体ゴムとして形成され、 前記ベルト本体は、エチレン−プロピレン−ジエンター
ポリマーゴムまたはエチレン−プロピレンゴムを主体ゴ
ムとするゴム組成物で形成され、 前記帆布表面に露出する該帆布同士の連結部は、該帆布
の端部同士を突き合わせて接合したものであることを特
徴とする伝動ベルト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11151070A JP2000334856A (ja) | 1999-05-31 | 1999-05-31 | 伝動ベルトの製造方法及び伝動ベルト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11151070A JP2000334856A (ja) | 1999-05-31 | 1999-05-31 | 伝動ベルトの製造方法及び伝動ベルト |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000334856A true JP2000334856A (ja) | 2000-12-05 |
Family
ID=15510661
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11151070A Pending JP2000334856A (ja) | 1999-05-31 | 1999-05-31 | 伝動ベルトの製造方法及び伝動ベルト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000334856A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005116482A1 (ja) * | 2004-05-25 | 2005-12-08 | Bando Chemical Industries, Ltd. | 伝動ベルトとその製造方法 |
| DE112007000627T5 (de) | 2006-12-05 | 2009-09-10 | Bando Chemical Industries, Ltd., Kobe | Verfahren zum Herstellen eines Antriebsriemens |
-
1999
- 1999-05-31 JP JP11151070A patent/JP2000334856A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005116482A1 (ja) * | 2004-05-25 | 2005-12-08 | Bando Chemical Industries, Ltd. | 伝動ベルトとその製造方法 |
| CN100473864C (zh) * | 2004-05-25 | 2009-04-01 | 坂东化学株式会社 | 传动皮带及其制造方法 |
| US7901313B2 (en) | 2004-05-25 | 2011-03-08 | Bando Chemical Industries, Ltd. | Power transmission belt and process for production of the same |
| DE112007000627T5 (de) | 2006-12-05 | 2009-09-10 | Bando Chemical Industries, Ltd., Kobe | Verfahren zum Herstellen eines Antriebsriemens |
| US8012282B2 (en) | 2006-12-05 | 2011-09-06 | Bando Chemical Industries, Ltd. | Method for fabricating drive belt |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060525 |
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| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080725 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080729 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20081125 |