JP2000335979A - 湿式吹付材及びその施工方法 - Google Patents

湿式吹付材及びその施工方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、常温ないし温間、熱間の被
吹付面に対して、粉塵やリバウンドロスが殆ど発生せ
ず、高接着率・高接着強度の緻密で耐用性の高い施工体
が得られる湿式吹付材及びその施工方法を提供すること
にある。 【解決手段】 本発明の湿式吹付材は、10mmを超え
る粒径のものが10重量%以下及びその他が粒径10m
m〜20μmに粒度調整された耐火性骨材70〜90重
量%、及び粒径20μm未満の耐火性超微粉10〜30
重量%を含有してなる耐火組成物に、珪酸アルカリ金属
塩及びオルト燐酸アルカリ金属塩またはオルト燐酸アル
カリ土類金属塩を配合してなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種窯炉の炉壁等
に用いられる湿式吹付材及びその施工方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】予め水で混練したバインダー成分を含む
耐火材料をポンプ圧送し、ホース先端部に付属している
ノズル部分で凝集剤溶液と混合し、高圧空気で吹付ける
ことからなる湿式吹付材を用いた施工方法は、流し込み
材による施工のような施工用型枠を必要とせず、乾式吹
付材による施工方法に比べ発塵及びリバウンドロスが少
なく、緻密な施工体が得られるという特徴を有する。
【0003】湿式吹付材を用いた施工方法として、例え
ば特開平9−250880号公報には、不定形耐火物粉
体と溶媒との混合物をノズルまでポンプ圧送し、ノズル
内でこの混練物に硬化促進剤を混合したうえ、加圧空気
によって施工面に吹付けることを特徴とする不定形耐火
物の吹付け方法が開示されている。
【0004】また、特開平10−118762号公報に
は、0.5〜7重量%のリン酸塩、3〜20重量%の流
動性助剤と、残部が耐火性の骨材及び微粉とからなる固
形分100重量%を、水とで混練した第1成分であっ
て、前記水が混練された第1成分のポンプ圧送可能なコ
ンシステンシィの達成に足りる量で存在する前記ポンプ
圧送可能第1成分、及び、施工時に第1成分に対して添
加される第2成分の凝集剤とからなる非スランプ性リン
酸塩系ボンドキャスタブル組成物が開示されている。
【0005】しかしながら、上記公報に記載されている
ような従来の施工方法は、常温での施工を前提としてお
り、被吹付面の表面温度が105℃を超え、施工体中の
水分が加熱されることによって発生する水蒸気のガス圧
力による剥離を実用上問題のないレベルまで引き下げる
ことが材質的に困難であった。
【0006】また、特開平10−96591号公報に
は、加熱した被施工体に緻密質不定形耐火物を吹付ける
際に、第一層の吹付け厚みを10〜30mmとし、第二
層以降の各層の吹付け厚みを30〜100mmとするこ
とを特徴とする緻密質不定形耐火物の熱間吹付け施工方
法が開示されている。
【0007】更に、特開平10−118762号公報に
は、流し込み耐火組成物の湿式吹付け施工方法におい
て、前記流し込み耐火組成物として、粒径10mm以下
に粒度調整された耐火性骨材70〜98重量%と、粒径
10μm以下の耐火性超微粉2〜30重量%との合計1
00重量%に対して、分散剤0.01〜1.0重量%を
外掛けで添加したセメントを含まないものを使用し、前
記流し込み耐火物を、水又はその他の混練液で混練して
流しこみ軟度の作業性に調整したものを圧送ポンプで吹
付けノズルに輸送し、前記吹付けノズルで圧搾空気とと
もに、珪酸アルカリ及び/又はアルミン酸アルカリから
なる保形性付与剤0.1〜1重量%(外掛け)を水溶液
の状態で添加し、吹付け施工することを特徴とする湿式
吹付け施工方法が開示されている。そして、保形性付与
剤として珪酸アルカリやアルミン酸アルカリを使用する
ことも記載されており、更に、酸性分散剤の説明におい
て、熱間施工にも言及しているものの、実施例を含めて
基本的には常温施工を前提としており、保形性付与剤の
添加率は水蒸気圧が大気圧以下の常温で垂れ落ちない程
度の強度が発現する必要最小限に止めている。
【0008】また、特開平10−17374号公報に
は、湿式熱間吹き付け施工に使用する不定形耐火物材料
であって、MgO、CaO、Al23、SiO2等を単
独あるいはこれらの2種以上を組み合わせてなる耐火性
骨材と、バインダーから構成されており、該耐火性骨材
が、45μm以下の粒径を有する耐火物質を10wt%
〜35wt%の量を含み、バインダーが、少なくとも2
種のオルト燐酸塩と、無水ケイ酸アルカリにより構成さ
れている、ことを特徴とする湿式熱間吹き付け施工用不
定形耐火物材料が開示されている。
【0009】更に、特公昭45−12503号公報に
は、主として、約67〜73重量%の100メッシュ篩
を通過せぬ耐火物粒子と、約0.1重量%の可塑剤と、
約1〜5重量%のオルトリン酸二水素ナトリウムと、約
25重量%以下の100メッシュ篩を通過する活性アル
カリ土類金属酸化物含有化合物とから構成し、前記アル
カリ土類金属酸化物含有化合物は前記オルトリン酸二水
素ナトリウムの半量と反応してオルトリン酸一水素アル
カリ土類金属塩を形成するのに充分な量のアルカリ土類
金属酸化物を提供するのに少なくとも充分な量存在せし
め、また残余を100メッシュ篩を通過する不活性耐火
物粒子より構成したことを特徴とするガン吹付用耐火性
組成物が開示されている。
【0010】また、特公昭55−6598号公報には、
ヘキサメタリン酸ソーダを1.5〜5.5重量%、消石
灰をCaOとして0.1〜10重量%とし、可塑剤を含
まず、残りをMgO、MgO−CaO系の塩基性骨材と
して成るガン吹付用耐火物が開示されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、常温ないし温間、熱間の被吹付面に対して、粉塵や
リバウンドロスが殆ど発生せず、高接着率・高接着強度
の緻密で耐用性の高い施工体が得られる湿式吹付材及び
その施工方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、10m
mを超える粒径のものが10重量%以下及びその他が粒
径10mm〜20μmに粒度調整された耐火性骨材70
〜90重量%、及び粒径20μm未満の耐火性超微粉1
0〜30重量%を含有してなる耐火組成物に、珪酸アル
カリ金属塩及びオルト燐酸アルカリ金属塩またはオルト
燐酸アルカリ土類金属塩を配合してなることを特徴とす
る湿式吹付材にある。
【0013】また、本発明は、前記湿式吹付材の施工方
法において、被吹付面の温度が105℃未満の場合には
珪酸アルカリ金属塩/オルト燐酸アルカリ金属塩または
オルト燐酸アルカリ土類金属塩の添加量比は0.5を超
え、2.0未満とすることを特徴とする湿式吹付材の施
工方法にある。
【0014】更に、本発明は、前記湿式吹付材の施工方
法において、被吹付面の温度が105℃以上の場合には
珪酸アルカリ金属塩/オルト燐酸アルカリ金属塩または
オルト燐酸アルカリ土類金属塩の添加量比は0.5以
下、または2.0以上とすることを特徴とする湿式吹付
材の施工方法にある。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を更に詳細に説明す
る。本発明の湿式吹付材に使用される耐火性骨材は、1
0mmを超える粒径のものが10重量%以下、好ましく
は5重量%以下及びその他が粒径10mm〜20μmに
粒度調整されたものである。耐火性骨材は、特に限定さ
れるものではないが、例えばシャモット、ロー石、電融
アルミナ、焼結アルミナ、ボーキサイト、カイヤナイ
ト、アンダリュサイト、ムライト、珪石、スピネル、マ
グネシア、ジルコン、ジルコニア、炭化珪素及び黒鉛か
らなる群から選択された1種または2種以上を使用する
ことができる。なお、前記のような粒度構成を有する耐
火性骨材の配合割合は、70〜90重量%、好ましくは
77〜83重量%の範囲内である。
【0016】また、本発明の湿式吹付材に使用される粒
径20μm未満の耐火性超微粉もまた特に限定されるも
のではないが、例えばアルミナ、シリカ、ムライト、チ
タニア、クロミア、マグネシア、ジルコニア、炭化珪素
及びカーボン等からなる1種または2種以上を使用でき
る。なお、前記耐火性超微粉の配合割合は、10〜30
重量%、好ましくは17〜23重量%の範囲内である。
ここで、耐火性超微粉の配合割合が10重量%未満の場
合には、材料を混練後の混練物の粘着性が低下するため
に好ましくない。また、該配合割合が30重量%を超え
ると、混練物の流動抵抗が増加し、この流動抵抗を抑制
するために多量の水分を添加することが必要となり、緻
密で耐用性の高い施工体を形成することができなくなる
ために好ましくない。
【0017】更に、本発明の湿式吹付材には、珪酸アル
カリ金属塩、及びオルト燐酸アルカリ金属塩またはオル
ト燐酸アルカリ土類金属塩を配合する。珪酸アルカリ金
属塩やオルト燐酸アルカリ金属塩またはオルト燐酸アル
カリ土類金属塩は既存の乾式吹付材や湿式吹付材にそれ
ぞれ単独で使用されているが、これらを併用することに
本発明の湿式吹付材の特徴がある。なお、珪酸アルカリ
金属塩、オルト燐酸アルカリ金属塩、オルト燐酸アルカ
リ土類金属塩を単独で使用しても本発明の効果は発現し
ない。
【0018】ここで、本発明に使用される珪酸アルカリ
金属塩は、具体的には1号珪酸ソーダや珪酸カリウム等
を例示することができる。なお、珪酸アルカリ金属塩の
添加配合量は、上記耐火性骨材及び耐火性超微粉の合計
100重量%に対して外掛で0.3〜4.0重量%の範
囲内である。ここで、珪酸アルカリ金属塩の添加配合量
が0.3重量%未満の場合には、接着強度が低下するた
め好ましくなく、また、該添加配合量が4.0重量%を
超える場合には、耐食性が低下するために好ましくな
い。
【0019】なお、珪酸アルカリ金属塩を上記耐火性骨
材及び耐火性超微粉よりなる耐火組成物に予め添加して
混練する場合には、珪酸アルカリ金属塩の粉末を添加
し、更に、水を用いて混練するか、または珪酸アルカリ
金属塩水溶液並び水を用いて添加、混練することもでき
る。また、珪酸アルカリ金属塩を吹付ノズル部で添加す
る場合は、珪酸アルカリ金属塩水溶液を使用する。
【0020】オルト燐酸アルカリ金属塩またはオルト燐
酸アルカリ土類金属塩(以下、「オルト燐酸アルカリ金
属塩等」という)は、珪酸アルカリ金属塩と反応性の良
好なものが望ましいが、特に限定されるものではない。
オルト燐酸アルカリ金属塩としては、具体的には、第一
燐酸ソーダや第一燐酸カリウムが例示でき、また、オル
ト燐酸アルカリ土類金属塩としては、具体的には第一燐
酸カルシウム等が例示できる。オルト燐酸アルカリ金属
塩等を上記耐火性骨材及び耐火性超微粉よりなる耐火組
成物に予め添加して混練する場合には、オルト燐酸アル
カリ金属塩等を粉末として使用することが好ましく、ま
た、オルト燐酸アルカリ金属塩等を吹付ノズルで加える
場合には、濃度40〜60重量%、より好ましくは45
〜55重量%の水溶液にして使用する。
【0021】なお、水溶液中での珪酸アルカリ/オルト
燐酸アルカリ金属塩等の濃度比とゲル化特性の関係を1
号珪酸ソーダと第一燐酸ソーダを例にとって図1に説明
する。図1は、1号珪酸ソーダと第一燐酸ソーダを混合
した水溶液において、1号珪酸ソーダ濃度、第一燐酸ソ
ーダ濃度とゲル化指数との関係を示すものである。ここ
で、ゲル化指数とは、常温でゲル化する場合、ゲル化す
るまでの時間を指数化しており、ゲル化時間が長い程、
ゲル化指数は大きな値を取る。常温でゲル化しない場
合、ゲル化指数はゲル化するまでの加熱温度とゲル化す
るまでの時間とを加味して導き出しており、常温でゲル
化する場合より大きな値となる。ゲル化温度が高く、ゲ
ル化時間が長い程、ゲル化指数は大きな値を取る。1号
珪酸ソーダと第一燐酸ソーダの濃度比はゲル化指数に強
く影響を与えており、濃度比が1に近い領域、即ち、両
者がほぼ等しい添加量の時、常温で即時ゲル化し、ゲル
化指数は最小値1を示す。濃度比が1から離れた領域、
即ち、両者のどちらかが多くて、他の一方が少ない場
合、0.5以下または2.0以上の場合、常温ではゲル
化せず、80℃以上の加熱でゲルが生成する。この時、
ゲル化指数は大きな値を取る。
【0022】上述のように、珪酸アルカリ/オルト燐酸
アルカリ金属塩等の添加量比は、これらの濃度比がほぼ
1の時、常温で即時ゲル化が始まり、濃度比が1から離
れるに従って常温でのゲル化時間が遅くなる。更に、水
溶液からゲルに変化する速度は温度に依存し、温度がよ
り高くなる程ゲル化速度は増加する。これらのことか
ら、被吹付面の温度と添加量比との関係として、被吹付
面の温度が105℃未満の場合には、珪酸アルカリ/オ
ルト燐酸アルカリ金属塩等の添加量比は0.5を超え、
2.0未満であることが望ましく、被吹付面の温度が1
05℃以上の場合には、珪酸アルカリ/オルト燐酸アル
カリ金属塩等の添加量比は2.0以上、または0.5以
下が望ましい。
【0023】即ち、本発明の湿式吹付材の施工方法は、
被吹付面の温度が105℃未満の場合には、珪酸アルカ
リ金属塩/オルト燐酸アルカリ金属塩またはオルト燐酸
アルカリ土類金属塩の添加量比は0.5を超え、2.0
未満とすることを特徴し、また被吹付面の温度が105
℃以上の場合には、珪酸アルカリ金属塩/オルト燐酸ア
ルカリ金属塩またはオルト燐酸アルカリ土類金属塩の添
加量比は0.5以下、または2.0以上とすることを特
徴とするものである。
【0024】なお、珪酸アルカリとオルト燐酸アルカリ
金属塩等は、前記耐火組成物に配合するか、若しくは水
溶液として吹付ノズルで添加することができる。
【0025】以下、本発明の湿式吹付材の施工方法を具
体的に説明する。第一の方法として、前記耐火組成物1
00重量%に対して珪酸アルカリを0.3〜4.0重量
%添加し、水またはその他の混練液でポンプ圧送できる
程度の軟度に調整して混練し、吹付ノズルに輸送する。
吹付ノズルでは圧搾空気と混合したオルト燐酸アルカリ
金属塩等の水溶液がオルト燐酸アルカリ金属塩等として
0.3〜4.0重量%添加され、前記混練物と共に吹付
ける。
【0026】第二の方法として、前記耐火組成物100
重量%に対してオルト燐酸アルカリ金属塩等を0.3〜
4.0重量%添加し、水またはその他の混練液でポンプ
圧送できる程度の軟度に調整して混練し、吹付ノズルに
輸送する。該吹付ノズルでは圧搾空気と混合した珪酸ア
ルカリ水溶液が珪酸アルカリとして0.3〜4.0重量
%添加され、前記混練物と共に吹付ける。
【0027】第一及び第二の方法において、珪酸アルカ
リとオルト燐酸アルカリ金属塩等のうち、添加量の多い
方を前記耐火組成物に予め添加し、少ない方を水溶液と
して吹付ノズルで添加することが好ましい。
【0028】第三の方法として、前記耐火組成物100
重量%に対して珪酸アルカリを0.3〜4.0重量%、
オルト燐酸アルカリ金属塩等を0.3〜4.0重量%添
加し、水またはその他の混合液でポンプ輸送できる程度
の軟度に調整して混練し、吹付ノズルに輸送し、圧搾空
気によって吹付ける。この方法は、熱間吹付に適用する
ことが好ましい。この方法では、水溶液を送るためのポ
ンプを必要としない利点がある。
【0029】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明の湿式吹付材を
更に説明するが、本発明はこれらの実施例により限定さ
れるものではないことを理解されたい。 実施例 表1及び表2に示す本発明品1〜12では、予め粒度調
整されたシャモット及び電融アルミナ原料を主体とする
耐火組成物100重量%に、所定量の無水珪酸ソーダ1
号を添加し、14〜15重量%の水分にてミキサーで混
練する。吹付ノズルまでポンプ圧送された混練物には、
圧搾空気と共に第一燐酸ソーダ水溶液(濃度:50重量
%)を1〜8重量%添加して無水珪酸ソーダ/第一燐酸
ソーダの添加量比(以下、S/P比と記載する)を0.
13〜8に設定した。放射温度計による測定で吹付直前
のパネル表面温度を常温(約20℃)、200℃、40
0℃、600℃とし、圧搾空気でノズルから約1m離れ
たパネルに混練物を吹付けた。
【0030】吹付試験での観察、測定項目は以下の通り
である。発塵の程度は、ほとんど水蒸気のみの場合を
「微」、パネルが吹付材の発塵により白濁して見え難い
場合を「顕著」、中間を「少」、「中」、「多」とし
た。剥離は被吹付面から離れている状態を表わし、全く
認められない状態を「無」、ほとんど確認できない程度
を「微」、合計で吹付面積の約1/2以上の場合を「顕
著」、中間を「少」、「中」、「多」とした。接着強度
は、施工体を試験後剥がし落とす時の力加減で「低」、
「中」、「高」とした。なお、吹付中に大半が脱落し、
接着強度の判定ができない場合は「脱落」とした。接着
率(α%)は、試験後接着せずに下に落ちた材料の重量
をW1、剥がし落とした接着材料をW2とし、計算式:
α=W2/(W1+W2)×100によって算出した。
【0031】次に、各実施例について説明する。表1の
本発明品1〜4は、S/P比を8〜3に変化させた時の
吹付状況である。発塵は各温度ともほとんど水蒸気のみ
の「微」である。剥離は20℃の時「無」、200℃の
時「顕著〜多」、400℃、600℃の時に「中」であ
る。接着強度は200℃以下で低いが、400℃、60
0℃では各本発明品共高い。接着率はS/P比=8〜6
の本発明品1及び2において、200℃以下では直ぐに
硬化しないことから43〜44%と低く、400℃、6
00℃になると84〜88%となる。S/P比=4の本
発明品3では、20℃で低いが、200℃以上で85〜
87%となる。S/P比=3の実施例4では20℃から
400℃で45%から78%と増加するが、600℃で
は67%と低下する。表1の本発明品5及び6、表2の
本発明品7及び8は、S/P比を0.13〜0.33に
変化させた時の吹付状況である。発塵は各温度共ほとん
ど水蒸気のみの「微」である。剥離は20℃の時
「無」、200℃の時「多」、400℃、600℃の時
「中」である。接着強度は200℃以下で低いが、40
0℃、600℃では各本発明品共高い。接着率はS/P
比=0.13〜0.25の本発明品5〜7において、常
温では硬化しないために43〜48%と低く、200℃
で79〜81%となり、高温になるにつれて低下する。
S/P比=0.33の本発明品8では、200℃の時6
9%となるが、その他の温度では50%以下である。
【0032】表2の本発明品9〜12は、S/P比を2
〜4.6に変化させた時の吹付状況である。発塵は各温
度共ほとんど水蒸気のみの「微」である。S/P比4.
6の本発明品12、S/P比3.3の本発明品11は、
硬化時間が遅く、20℃での吹付では流れ落ち、200
℃の時、接着強度は低く、剥離も多い。400℃では、
界面での接着は認められるが、ある程度の厚み以上では
流れ落ちる。600℃になると剥離も少なく、接着強度
は高く、接着率も88〜92%である。S/P比2.6
の本発明品10、S/P比2.0の本発明品9は硬化時
間が比較的短く、中程度の接着強度だが、20℃の時で
も接着している。200℃では中程度の剥離、接着強度
で、接着率は77〜88%である。400℃の時、各要
因が最もバランスのとれた状態となり、剥離が少なく、
接着強度が高く、接着率も94〜96%となる。600
℃になると、剥離は少なく、接着強度も高いが、接着率
は76〜82%とやや低下する。
【0033】
【表1】
【0034】
【表2】
【0035】次に、表3の比較品について説明する。比
較品1及び2は、珪酸ソーダ、第一燐酸ソーダをそれぞ
れ単独で使用した時の湿式吹付材である。発塵はいずれ
の場合もほとんど認められないが、接着強度は低く、剥
離は比較品1で400℃以上、比較品2で200℃以上
の時に著しく増加する。接着率は剥離が「無〜少」の
時、92〜95%、剥離が「顕著」の時、試験中に過半
から大半が脱落し、55〜10%以下となる。比較品3
は、珪酸ボンド乾式吹付材、比較品4は燐酸ボンド乾式
吹付材である。発塵や剥離は温度が高くなる程増加す
る。比較品3では、温度が高くなると接着強度は徐々に
高くなるが、接着率は76%から65%に穏やかではあ
るが低下する。比較品4では、温度が高くなると接着強
度は徐々に高くなり、接着率は200℃の時最大値82
%をとり、常温や400℃以上ではやや低くなる。
【0036】
【表3】
【0037】次に、被吹付面の表面温度が20℃から4
00℃まで、剥離が少なく、接着率が高い本発明品9、
10及び600℃の時剥離が少なく接着率の高い本発明
品11、12、並びに比較として、比較品1、4におけ
る各温度の吹付試験後試料について、105℃乾燥後の
見掛気孔率を測定した。得られた結果を表4に記載す
る。4種の本発明品の間で統計的に有意の差はなく、各
本発明品共温度が高くなると同様に見掛気孔率ば暫増し
ている。一方、比較品1の見掛気孔率は最も小さいが、
本発明品との差は小さく、400℃以上では測定に供す
ることのできる試料を採ることができなかった。比較品
4の場合、いずれの温度でも見掛気孔率が非常に大き
く、緻密な組織ができていないことが分かる。
【0038】
【表4】
【0039】
【発明の効果】本発明によって、従来の流し込み施工の
ように施工枠や養生時間を必要とせず、乾式吹付材より
も緻密で耐用性の高い材料を提供することが可能とな
り、更に、これまでの湿式吹付材の長所、即ち、粉塵や
リバウンドロスのほとんど発生しない高接着率の緻密で
均一な施工体を維持したまま、本発明の最大の特徴であ
る同一のバインダーにて添加量比を調整するだけで、常
温から温間、熱間までの広い温度範囲に対し施工するこ
とができるようになった。これによって、湿式吹付材の
施工方法は、常温用、温間、熱間用と区別する必要がな
く、また、施工枠や養生時間が不要なことから、省人、
短時間、低コストで高い耐用性を有する耐火物を提供す
ることが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】1号珪酸ソーダと第一燐酸ソーダを混合した水
溶液において、1号珪酸ソーダ濃度、第一燐酸ソーダ濃
度とゲル化指数との関係を示す図である。
フロントページの続き (72)発明者 服部 一郎 東京都千代田区大手町二丁目2番1号 品 川白煉瓦株式会社内 Fターム(参考) 4G033 AA02 AA03 AA06 AA07 AA09 AA10 AA12 AA15 AA17 AA24 AB03 AB04 BA02 4K051 AB03 BE03 LA01 LA12

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 10mmを超える粒径のものが10重量
    %以下及びその他が粒径10mm〜20μmに粒度調整
    された耐火性骨材70〜90重量%、及び粒径20μm
    未満の耐火性超微粉10〜30重量%を含有してなる耐
    火組成物に、珪酸アルカリ金属塩及びオルト燐酸アルカ
    リ金属塩またはオルト燐酸アルカリ土類金属塩を配合し
    てなることを特徴とする湿式吹付材。
  2. 【請求項2】 耐火組成物100重量%に対して珪酸ア
    ルカリ及びオルト燐酸アルカリ金属塩またはオルト燐酸
    アルカリ土類金属塩の添加量がそれぞれ0.3〜4.0
    重量%の範囲内である、請求項1記載の湿式吹付材。
  3. 【請求項3】 耐火性骨材が、シャモット、ロー石、電
    融アルミナ、焼結アルミナ、ボーキサイト、カイヤナイ
    ト、アンダリュサイト、ムライト、珪石、スピネル、マ
    グネシア、ジルコン、炭化珪素及び黒鉛からなる群から
    選択された1種または2種以上であり、耐火性超微粉
    が、アルミナ、シリカ、ムライト、チタニア、クロミ
    ア、ジルコニア、炭化珪素及びカーボンからなる群から
    選択された1種または2種以上である、請求項1または
    2記載の湿式吹付材。
  4. 【請求項4】 硬化調整剤、分散剤、繊維及び/または
    金属を含有してなる、請求項1ないし3のいずれか1項
    記載の湿式吹付材。
  5. 【請求項5】 珪酸アルカリ金属塩が、1号珪酸ソーダ
    または珪酸カリウムである、請求項1記載の湿式吹付
    材。
  6. 【請求項6】 オルト燐酸アルカリ金属塩が、第一燐酸
    ソーダまたは第一燐酸カリウムであり、オルト燐酸アル
    カリ土類金属塩が第一燐酸カルシウムである、請求項1
    記載の湿式吹付材。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれか1項記載の
    湿式吹付材の施工方法において、被吹付面の温度が10
    5℃未満の場合には珪酸アルカリ金属塩/オルト燐酸ア
    ルカリ金属塩またはオルト燐酸アルカリ土類金属塩の添
    加量比は0.5を超え、2.0未満とすることを特徴と
    する湿式吹付材の施工方法。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし6のいずれか1項記載の
    湿式吹付材の施工方法において、被吹付面の温度が10
    5℃以上の場合には珪酸アルカリ金属塩/オルト燐酸ア
    ルカリ金属塩またはオルト燐酸アルカリ土類金属塩の添
    加量比は0.5以下、または2.0以上とすることを特
    徴とする湿式吹付材の施工方法。
  9. 【請求項9】 珪酸アルカリ金属塩と、オルト燐酸アル
    カリ金属塩またはオルト燐酸アルカリ土類金属塩のう
    ち、添加量の多い方を湿式吹付材に添加し、少ない方を
    水溶液としてノズルで添加する、請求項7または8記載
    の湿式吹付材の施工方法。
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