JP2000336026A - 造粒組成物及び錠剤 - Google Patents
造粒組成物及び錠剤Info
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- JP2000336026A JP2000336026A JP14661299A JP14661299A JP2000336026A JP 2000336026 A JP2000336026 A JP 2000336026A JP 14661299 A JP14661299 A JP 14661299A JP 14661299 A JP14661299 A JP 14661299A JP 2000336026 A JP2000336026 A JP 2000336026A
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Abstract
(57)【要約】
【解決手段】 不快な味を有する生理活性成分を架橋型
高分子化合物に担持させた担持体をゼラチンで被覆した
造粒組成物を用いて錠剤を製造する。 【効果】 本発明の造粒組成物は、生理活性成分の不快
な味を有効にマスキングすることができ、、錠剤製造時
の圧縮・成型によってもマスキング効果が低減しないの
で、上記造粒組成物を配合した本発明の錠剤は、生理活
性成分の不快な味が充分にマスキングされている上、小
型化も可能である。
高分子化合物に担持させた担持体をゼラチンで被覆した
造粒組成物を用いて錠剤を製造する。 【効果】 本発明の造粒組成物は、生理活性成分の不快
な味を有効にマスキングすることができ、、錠剤製造時
の圧縮・成型によってもマスキング効果が低減しないの
で、上記造粒組成物を配合した本発明の錠剤は、生理活
性成分の不快な味が充分にマスキングされている上、小
型化も可能である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不快な味が抑制さ
れた造粒組成物及び錠剤に関し、更に詳述すると、特に
医薬品において服用の際の不快な味を解消し、味の矯正
を容易にするためのマスキング効果が高い造粒組成物及
びこの造粒組成物を含有する錠剤に関する。
れた造粒組成物及び錠剤に関し、更に詳述すると、特に
医薬品において服用の際の不快な味を解消し、味の矯正
を容易にするためのマスキング効果が高い造粒組成物及
びこの造粒組成物を含有する錠剤に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】生理活
性成分を固形製剤とする場合、生理活性成分特有の不快
な味が当該製剤の服用性を悪くする場合が少なくない。
特に小児に対しては、苦味、酸味、渋味等の不快な味を
もつ生理活性成分が配合されている場合、投薬を拒否し
たり、大量の水とともに服用しなければならないなどの
問題がある。
性成分を固形製剤とする場合、生理活性成分特有の不快
な味が当該製剤の服用性を悪くする場合が少なくない。
特に小児に対しては、苦味、酸味、渋味等の不快な味を
もつ生理活性成分が配合されている場合、投薬を拒否し
たり、大量の水とともに服用しなければならないなどの
問題がある。
【0003】一般に内服用の固形製剤は、生理活性成分
と賦形剤を予め混合あるいは適当に造粒した後、顆粒剤
として調製したり、更に結合剤、崩壊剤、崩壊助剤、賦
形剤、滑沢剤等を加えて圧縮成形し、錠剤として調製さ
れる。
と賦形剤を予め混合あるいは適当に造粒した後、顆粒剤
として調製したり、更に結合剤、崩壊剤、崩壊助剤、賦
形剤、滑沢剤等を加えて圧縮成形し、錠剤として調製さ
れる。
【0004】これらの汎用製剤は、その携帯性における
小型化、安全性面の配慮から種々の添加剤の添加量の低
減が望まれているところであり、少量の添加剤の配合で
生理活性成分の効果を発揮させることはもとより、使用
性や嗜好性にまで踏み込んだ製剤が望まれている。
小型化、安全性面の配慮から種々の添加剤の添加量の低
減が望まれているところであり、少量の添加剤の配合で
生理活性成分の効果を発揮させることはもとより、使用
性や嗜好性にまで踏み込んだ製剤が望まれている。
【0005】これらの要請に対し、生理活性成分の表面
を被覆し、口中での生理活性成分の溶出を抑制して不快
な味を低減する方法が、特開昭63−301815号公
報、特開昭61−152623号公報、特公昭64−5
004号公報等に提案されている。しかし、特開昭63
−301815号公報に記載のスプレードライ法による
マスキング方法は、咀嚼した場合には不快な味がしてし
まい、他の方法においても、生理活性成分の生体内での
放出が様々に変動することもあり、緻密な溶出性能を必
要とする製剤への応用に問題がある上、これらの調製に
煩雑な工程を必要としたり、有機溶剤を使用しなければ
ならない等の課題があった。
を被覆し、口中での生理活性成分の溶出を抑制して不快
な味を低減する方法が、特開昭63−301815号公
報、特開昭61−152623号公報、特公昭64−5
004号公報等に提案されている。しかし、特開昭63
−301815号公報に記載のスプレードライ法による
マスキング方法は、咀嚼した場合には不快な味がしてし
まい、他の方法においても、生理活性成分の生体内での
放出が様々に変動することもあり、緻密な溶出性能を必
要とする製剤への応用に問題がある上、これらの調製に
煩雑な工程を必要としたり、有機溶剤を使用しなければ
ならない等の課題があった。
【0006】また、硫酸マグネシウムを添加してマスキ
ングする方法が特開平2−25428号公報等に提案さ
れているが、硫酸マグネシウムの添加による効果は少量
では必ずしも充分な矯味効果を期待できるものではな
い。一方、特開昭61−69729号公報には、生理活
性成分を包接する方法が提案されているが、生理活性成
分の配合量が多い場合については生理活性成分に対して
更に大量のホスト成分となるシクロデキストリンが必要
となる。このことは製剤の合計量を増加させ、服用性を
悪化させることにつながる。更に、包接された活性成分
の溶出速度が遅延する等、根本的な問題点も残されてお
り、特に速効性を要求されるような生理活性成分につい
ては重大な問題がある。
ングする方法が特開平2−25428号公報等に提案さ
れているが、硫酸マグネシウムの添加による効果は少量
では必ずしも充分な矯味効果を期待できるものではな
い。一方、特開昭61−69729号公報には、生理活
性成分を包接する方法が提案されているが、生理活性成
分の配合量が多い場合については生理活性成分に対して
更に大量のホスト成分となるシクロデキストリンが必要
となる。このことは製剤の合計量を増加させ、服用性を
悪化させることにつながる。更に、包接された活性成分
の溶出速度が遅延する等、根本的な問題点も残されてお
り、特に速効性を要求されるような生理活性成分につい
ては重大な問題がある。
【0007】近年、解熱薬、鎮痛薬、感冒薬などを錠
剤、顆粒剤に製剤化して使用することは広く知られてい
ることであるが、これら製剤には、望ましい物性を与え
るためにデンプン、乳糖、マンニトール等の賦形剤、カ
ルボキシメチルセルロース、結晶セルロース等の崩壊剤
等が配合添加される。特に咀嚼製剤等の口腔中での崩壊
性が早い製剤については、生理活性成分の味が直接口中
に広がるため、例えば苦味等の不快な味を弱めるために
甘味剤を配合することが少なくない。この場合、甘味剤
としては、白糖が最も汎用されているが、その他にもマ
ンニトール、果糖等の糖類やグリチルリチン酸ジカリウ
ム、合成甘味料としてサッカリン、サッカリンナトリウ
ム、アスパルテーム等が配合されている。しかし、白
糖、マンニトール、果糖、キシリット、ブドウ糖等は、
増量しても効果が不十分であり、また、アスパルテー
ム、グリチルリチン酸ジカリウム、サッカリン、サッカ
リンナトリウム等の合成甘味料は、増量することにより
逆に苦味を増加させてしまうものであり、上記甘味剤の
配合は、満足できる方法とは言い難いものであった。
剤、顆粒剤に製剤化して使用することは広く知られてい
ることであるが、これら製剤には、望ましい物性を与え
るためにデンプン、乳糖、マンニトール等の賦形剤、カ
ルボキシメチルセルロース、結晶セルロース等の崩壊剤
等が配合添加される。特に咀嚼製剤等の口腔中での崩壊
性が早い製剤については、生理活性成分の味が直接口中
に広がるため、例えば苦味等の不快な味を弱めるために
甘味剤を配合することが少なくない。この場合、甘味剤
としては、白糖が最も汎用されているが、その他にもマ
ンニトール、果糖等の糖類やグリチルリチン酸ジカリウ
ム、合成甘味料としてサッカリン、サッカリンナトリウ
ム、アスパルテーム等が配合されている。しかし、白
糖、マンニトール、果糖、キシリット、ブドウ糖等は、
増量しても効果が不十分であり、また、アスパルテー
ム、グリチルリチン酸ジカリウム、サッカリン、サッカ
リンナトリウム等の合成甘味料は、増量することにより
逆に苦味を増加させてしまうものであり、上記甘味剤の
配合は、満足できる方法とは言い難いものであった。
【0008】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、複雑な工程を踏まなくても製造することができ、粒
径を大型化しなくても口中で感じる不快な味を充分に抑
制することが可能で、矯味をより容易に行うことができ
る造粒組成物及びこの造粒組成物を含有し、小型化が可
能な錠剤を提供することを目的とする。
で、複雑な工程を踏まなくても製造することができ、粒
径を大型化しなくても口中で感じる不快な味を充分に抑
制することが可能で、矯味をより容易に行うことができ
る造粒組成物及びこの造粒組成物を含有し、小型化が可
能な錠剤を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明者は、上記目的を達成するため鋭意研究を重ねた結
果、不快な味を有する生理活性成分を架橋型高分子化合
物に担持させた後、その担持体の表面をゼラチンで被覆
することにより、上記不快な味(苦味、酸味、渋味等)
を有する生理活性成分の溶出が抑制され、煩雑な工程を
踏むことなく簡単に、しかも大量の添加剤、有機溶媒等
を使用しなくても、口中での不快な味を有する生理活性
成分の溶出性を抑制して矯味をより容易に改善すること
ができ、顆粒剤、錠剤等の固形製剤などとして調製して
も良好な矯味を保持できる造粒組成物が得られることを
知見した。
発明者は、上記目的を達成するため鋭意研究を重ねた結
果、不快な味を有する生理活性成分を架橋型高分子化合
物に担持させた後、その担持体の表面をゼラチンで被覆
することにより、上記不快な味(苦味、酸味、渋味等)
を有する生理活性成分の溶出が抑制され、煩雑な工程を
踏むことなく簡単に、しかも大量の添加剤、有機溶媒等
を使用しなくても、口中での不快な味を有する生理活性
成分の溶出性を抑制して矯味をより容易に改善すること
ができ、顆粒剤、錠剤等の固形製剤などとして調製して
も良好な矯味を保持できる造粒組成物が得られることを
知見した。
【0010】即ち、本発明は、不快な味を有する生理活
性成分を架橋型高分子化合物に担持させた担持体をゼラ
チンで被覆してなることを特徴とする造粒組成物、及び
該造粒組成物を含有してなることを特徴とする錠剤を提
供する。
性成分を架橋型高分子化合物に担持させた担持体をゼラ
チンで被覆してなることを特徴とする造粒組成物、及び
該造粒組成物を含有してなることを特徴とする錠剤を提
供する。
【0011】以下、本発明につき更に詳細に説明する
と、本発明の造粒組成物は、不快な味を有する生理活性
成分と架橋型高分子化合物とゼラチンとを含有するもの
である。ここで、本発明において、上記生理活性成分と
しては、例えばアスピリン、バルプロ酸、ケトプロフェ
ン、イブプロフェン、リン酸ジヒドロコデイン、エフェ
ドリン誘導体、スポコラミン、アセトアミノフェン、カ
フェイン、無水カフェイン、マレイン酸クロルフェニラ
ミン、リボフラビン、テオフィリン、インドメタシン、
サリチル酸、ケトプロフェン、ナプロキセン、塩酸フェ
ニルプロパノールアミン、メキタジン、アンピシリン、
グアイフェネシン、グアヤコールスルホン酸カリウム、
リボフラビン、ファモチジン、塩酸ラニチジン、スクラ
ルファート、アズレン、各種ビタミン類、ミネラル類、
ペプタイド・蛋白質類(例えば、インスリン等)、ジク
ロフェナックなどが挙げられ、これらは1種単独で又は
2種以上を適宜組み合わせて使用することができる。
と、本発明の造粒組成物は、不快な味を有する生理活性
成分と架橋型高分子化合物とゼラチンとを含有するもの
である。ここで、本発明において、上記生理活性成分と
しては、例えばアスピリン、バルプロ酸、ケトプロフェ
ン、イブプロフェン、リン酸ジヒドロコデイン、エフェ
ドリン誘導体、スポコラミン、アセトアミノフェン、カ
フェイン、無水カフェイン、マレイン酸クロルフェニラ
ミン、リボフラビン、テオフィリン、インドメタシン、
サリチル酸、ケトプロフェン、ナプロキセン、塩酸フェ
ニルプロパノールアミン、メキタジン、アンピシリン、
グアイフェネシン、グアヤコールスルホン酸カリウム、
リボフラビン、ファモチジン、塩酸ラニチジン、スクラ
ルファート、アズレン、各種ビタミン類、ミネラル類、
ペプタイド・蛋白質類(例えば、インスリン等)、ジク
ロフェナックなどが挙げられ、これらは1種単独で又は
2種以上を適宜組み合わせて使用することができる。
【0012】本発明において、上記生理活性成分を担持
する架橋型高分子化合物としては、架橋型の高分子化合
物であれば、その種類は特に制限されるものではない
が、本発明の場合、架橋型の高分子化合物の粒子の表面
積が大きいほど好ましく、また、架橋型高分子化合物の
粒子に細孔が多い程有効であると考えられ、このような
架橋型高分子化合物として、例えばカルメロースカルシ
ウム、クロスカルメロースナトリウム、ポリビニルピロ
リドン架橋体などを挙げることができ、これらは1種単
独で又は2種以上を適宜組み合わせて使用することがで
きる。
する架橋型高分子化合物としては、架橋型の高分子化合
物であれば、その種類は特に制限されるものではない
が、本発明の場合、架橋型の高分子化合物の粒子の表面
積が大きいほど好ましく、また、架橋型高分子化合物の
粒子に細孔が多い程有効であると考えられ、このような
架橋型高分子化合物として、例えばカルメロースカルシ
ウム、クロスカルメロースナトリウム、ポリビニルピロ
リドン架橋体などを挙げることができ、これらは1種単
独で又は2種以上を適宜組み合わせて使用することがで
きる。
【0013】上記高分子化合物は、その形状、粒子径等
に特に制限はなく、その平均粒子径は、不快な味を有す
る生理活性成分の粒子の形状や不快な味の強さにより異
なるが、通常1〜100μmが効果的に使用でき、より
好ましくは10〜100μm、特に好ましくは50〜1
00μmである。なお、本発明の場合、平均粒子径は、
日本薬局方に記載された粒度の試験に準じて篩分けを行
なって粒度分布曲線を作成し、その中央値から求めるこ
とができ、また、例えば粒子径1〜50μm程度の細か
い粒子の割合が多い場合は、レーザー光散乱方式の粒度
分布測定の結果から上記同様にして求めると好適であ
る。
に特に制限はなく、その平均粒子径は、不快な味を有す
る生理活性成分の粒子の形状や不快な味の強さにより異
なるが、通常1〜100μmが効果的に使用でき、より
好ましくは10〜100μm、特に好ましくは50〜1
00μmである。なお、本発明の場合、平均粒子径は、
日本薬局方に記載された粒度の試験に準じて篩分けを行
なって粒度分布曲線を作成し、その中央値から求めるこ
とができ、また、例えば粒子径1〜50μm程度の細か
い粒子の割合が多い場合は、レーザー光散乱方式の粒度
分布測定の結果から上記同様にして求めると好適であ
る。
【0014】上記高分子化合物の平均粒子径が1μm未
満では、粒径の調整が高分子化合物どうしの造粒凝集に
よって非効率的となったり、あるいは粒子径が細かすぎ
ることによる飛散性や供給ラインでの選択的吸着によっ
て、製剤そのものの障害(例えば、錠剤ではラミネーシ
ョン、キャッピング等)が生じたり、製剤中の含量が不
均一化するなどの不具合が生ずる場合がある。一方、平
均粒子径が100μmを超えると、製剤系の中での均一
性が保たれないため、顆粒あるいは錠剤とした場合の有
効成分含量にばらつきを生ずる場合がある。
満では、粒径の調整が高分子化合物どうしの造粒凝集に
よって非効率的となったり、あるいは粒子径が細かすぎ
ることによる飛散性や供給ラインでの選択的吸着によっ
て、製剤そのものの障害(例えば、錠剤ではラミネーシ
ョン、キャッピング等)が生じたり、製剤中の含量が不
均一化するなどの不具合が生ずる場合がある。一方、平
均粒子径が100μmを超えると、製剤系の中での均一
性が保たれないため、顆粒あるいは錠剤とした場合の有
効成分含量にばらつきを生ずる場合がある。
【0015】本発明の造粒組成物における上記高分子化
合物の配合量は、該高分子化合物の表面積の大きさなど
により適宜選定することができるが、上記生理活性成
分:上記高分子化合物(重量比)=1:50〜1:3、
好ましくは1:20〜1:5、更に好ましくは1:15
〜1:7程度となる範囲が好ましく、上記高分子化合物
の配合割合が多くなりすぎると、上記生理活性成分の含
量均一性が確保しにくくなる場合があり、少なすぎると
上記生理活性成分の吸蔵が不充分となり、マスキング効
果が不充分となる場合がある。
合物の配合量は、該高分子化合物の表面積の大きさなど
により適宜選定することができるが、上記生理活性成
分:上記高分子化合物(重量比)=1:50〜1:3、
好ましくは1:20〜1:5、更に好ましくは1:15
〜1:7程度となる範囲が好ましく、上記高分子化合物
の配合割合が多くなりすぎると、上記生理活性成分の含
量均一性が確保しにくくなる場合があり、少なすぎると
上記生理活性成分の吸蔵が不充分となり、マスキング効
果が不充分となる場合がある。
【0016】本発明において、上記架橋型高分子化合物
に上記生理活性成分が担持された担持体を被覆するゼラ
チンとしては、その種類が特に制限されるものではな
く、アルカリ処理ゼラチン、酸処理ゼラチンとも使用で
き、製錠時の打錠圧による耐性を考慮すれば、ゼリー強
度としては、好ましくは50〜350ブルーム、より好
ましくは240〜350ブルーム、特に好ましくは29
0〜350ブルームが好適である。また、pHが4〜6
のものが、より好適である。このようなゼラチンとし
て、より具体的には、例えば新田ゼラチン株式会社、ニ
ッピゼラチン株式会社製の各種ゼラチンが好適に使用す
ることができる。なお、本発明におけるゼリー強度は、
JISK6503に準拠して測定したものである。
に上記生理活性成分が担持された担持体を被覆するゼラ
チンとしては、その種類が特に制限されるものではな
く、アルカリ処理ゼラチン、酸処理ゼラチンとも使用で
き、製錠時の打錠圧による耐性を考慮すれば、ゼリー強
度としては、好ましくは50〜350ブルーム、より好
ましくは240〜350ブルーム、特に好ましくは29
0〜350ブルームが好適である。また、pHが4〜6
のものが、より好適である。このようなゼラチンとし
て、より具体的には、例えば新田ゼラチン株式会社、ニ
ッピゼラチン株式会社製の各種ゼラチンが好適に使用す
ることができる。なお、本発明におけるゼリー強度は、
JISK6503に準拠して測定したものである。
【0017】本発明において、上記ゼラチンの配合量
は、特に制限されるものではなく、上記担持体の大きさ
などにより適宜選定されるが、通常組成物全体に対して
5〜20%、好ましくは5〜15%、より好ましくは7
〜12%となる範囲が好適である。ゼラチンの配合割合
が低すぎると充分なマスキング効果が得られない場合が
あり、高すぎると有効量の薬物を服用するために多量の
組成物が必要となり、製剤の大型化が懸念される。ま
た、同様の理由により、上記担持体に対する配合割合
(重量比)は、上記担持体:ゼラチン=100:1〜
3:1、好ましくは40:1〜3:1、更に好ましくは
20:1〜5:1程度となる範囲が好ましい。更に、上
記担持体を被覆した時のゼラチン被膜の平均厚さは、1
〜10μm程度が好適であり、この被膜の平均厚さは、
電子顕微鏡写真を利用して測定することができる。
は、特に制限されるものではなく、上記担持体の大きさ
などにより適宜選定されるが、通常組成物全体に対して
5〜20%、好ましくは5〜15%、より好ましくは7
〜12%となる範囲が好適である。ゼラチンの配合割合
が低すぎると充分なマスキング効果が得られない場合が
あり、高すぎると有効量の薬物を服用するために多量の
組成物が必要となり、製剤の大型化が懸念される。ま
た、同様の理由により、上記担持体に対する配合割合
(重量比)は、上記担持体:ゼラチン=100:1〜
3:1、好ましくは40:1〜3:1、更に好ましくは
20:1〜5:1程度となる範囲が好ましい。更に、上
記担持体を被覆した時のゼラチン被膜の平均厚さは、1
〜10μm程度が好適であり、この被膜の平均厚さは、
電子顕微鏡写真を利用して測定することができる。
【0018】本発明の造粒組成物は、上記ゼラチンと共
に可塑剤等を配合すると好適であり、可塑剤としては、
例えばグリセリン,プロピレングリコール等の多価アル
コールなどを挙げることができ、これらは1種単独で又
は2種以上を適宜組み合わせて使用することができる。
上記可塑剤の配合量は、特に制限されるものではない
が、通常ゼラチンに対して5〜30%、特に10〜15
%が好適である。
に可塑剤等を配合すると好適であり、可塑剤としては、
例えばグリセリン,プロピレングリコール等の多価アル
コールなどを挙げることができ、これらは1種単独で又
は2種以上を適宜組み合わせて使用することができる。
上記可塑剤の配合量は、特に制限されるものではない
が、通常ゼラチンに対して5〜30%、特に10〜15
%が好適である。
【0019】また、本発明の造粒組成物には、更に必要
に応じて、セルロース及びその誘導体,デンプン及びそ
の誘導体等の崩壊剤、ヒドロキシプロピルセルロース
(置換度53.4〜77.5%),ヒドロキシプロピル
メチルセルロース,メチルセルロース,ゼラチン,ビニ
ルピロリドン,部分α化デンプン等の結合剤、色素、香
料などを本発明の効果を妨げない範囲で適宜添加するこ
とができる。
に応じて、セルロース及びその誘導体,デンプン及びそ
の誘導体等の崩壊剤、ヒドロキシプロピルセルロース
(置換度53.4〜77.5%),ヒドロキシプロピル
メチルセルロース,メチルセルロース,ゼラチン,ビニ
ルピロリドン,部分α化デンプン等の結合剤、色素、香
料などを本発明の効果を妨げない範囲で適宜添加するこ
とができる。
【0020】本発明の造粒組成物は、上記架橋型高分子
化合物に上記生理活性成分が担持された担持体をゼラチ
ン被膜で被覆した顆粒、細粒等の造粒物からなるもので
あり、上述したように上記架橋型高分子化合物には生理
活性成分以外の上記任意成分が担持されていてもよく、
また、ゼラチン被膜には、必要に応じて上記可塑剤など
が含まれていてもよい。
化合物に上記生理活性成分が担持された担持体をゼラチ
ン被膜で被覆した顆粒、細粒等の造粒物からなるもので
あり、上述したように上記架橋型高分子化合物には生理
活性成分以外の上記任意成分が担持されていてもよく、
また、ゼラチン被膜には、必要に応じて上記可塑剤など
が含まれていてもよい。
【0021】本発明の造粒組成物は、上記生理活性成分
が上記架橋型高分子化合物に担持された担持体の表面が
ゼラチンを含有する被膜で覆われている限り、その剤
型、製造方法が特に制限されるものではないが、顆粒状
に調製すると、好適であり、この場合、例えば上記生理
活性成分を適宜溶媒に溶解又は分散させた液を調製し、
この液を上記架橋型高分子化合物に含浸させて、該高分
子化合物に上記生理活性成分を担持させた後、これを乾
燥して上記担持体を調製し、次いでこの担持体にゼラチ
ン溶液を噴霧して、上記担持体の表面をゼラチン被膜で
被覆する方法が好適である。
が上記架橋型高分子化合物に担持された担持体の表面が
ゼラチンを含有する被膜で覆われている限り、その剤
型、製造方法が特に制限されるものではないが、顆粒状
に調製すると、好適であり、この場合、例えば上記生理
活性成分を適宜溶媒に溶解又は分散させた液を調製し、
この液を上記架橋型高分子化合物に含浸させて、該高分
子化合物に上記生理活性成分を担持させた後、これを乾
燥して上記担持体を調製し、次いでこの担持体にゼラチ
ン溶液を噴霧して、上記担持体の表面をゼラチン被膜で
被覆する方法が好適である。
【0022】ここで、上記製造方法をより詳細に説明す
ると、上記生理活性成分を上記架橋型高分子化合物に担
持させて担持体とするためには、上記生理活性成分を単
独で、又は必要に応じて上記任意成分又は適当な賦形剤
と共に、水やエタノール等の低級アルコールなどの適宜
溶媒に溶解又は分散させた液を調製し、適宜撹拌装置で
槽内の上記架橋型高分子化合物を撹拌しながら上記液を
滴下していき、上記液を上記架橋型高分子化合物に含浸
させる。なお、上記液中の生理活性成分の濃度は特に制
限されるものではなく、上記架橋型高分子化合物への含
浸性、含浸後の溶媒除去効率などを考慮して適宜選定す
ることができる。
ると、上記生理活性成分を上記架橋型高分子化合物に担
持させて担持体とするためには、上記生理活性成分を単
独で、又は必要に応じて上記任意成分又は適当な賦形剤
と共に、水やエタノール等の低級アルコールなどの適宜
溶媒に溶解又は分散させた液を調製し、適宜撹拌装置で
槽内の上記架橋型高分子化合物を撹拌しながら上記液を
滴下していき、上記液を上記架橋型高分子化合物に含浸
させる。なお、上記液中の生理活性成分の濃度は特に制
限されるものではなく、上記架橋型高分子化合物への含
浸性、含浸後の溶媒除去効率などを考慮して適宜選定す
ることができる。
【0023】この場合、使用する装置としては、撹拌型
造粒機、リボン型混合機、ニーダー等を使用することが
できるが、これらの中でも特に撹拌型造粒機が好適に使
用できる。そして、上記液を上記架橋型高分子化合物に
含浸させた後、上記溶媒を除去することによって上記担
持体が得られる。ここで、溶媒除去は、乾燥によって行
うことができる。乾燥方法については特に制約はなく、
棚式乾燥機、流動層乾燥機等の設備を用いて通常の方法
で処理することができる。また、乾燥温度は、配合する
不快な味を有する生理活性成分の熱安定性に応じて調整
することが好ましいが、通常50〜90℃、好ましくは
60〜80℃、より好ましくは70〜80℃とすると好
適である。乾燥時間は、乾燥温度に応じて多少調整する
必要があるが、通常1〜5時間程度が好適である。ま
た、上記方法以外であっても、例えば上記生理活性成分
を含有する液を気流中で上記架橋型高分子化合物を生理
活性成分と共にスラリー状とした後に噴霧乾燥すること
によって担持体を調製することもできる。
造粒機、リボン型混合機、ニーダー等を使用することが
できるが、これらの中でも特に撹拌型造粒機が好適に使
用できる。そして、上記液を上記架橋型高分子化合物に
含浸させた後、上記溶媒を除去することによって上記担
持体が得られる。ここで、溶媒除去は、乾燥によって行
うことができる。乾燥方法については特に制約はなく、
棚式乾燥機、流動層乾燥機等の設備を用いて通常の方法
で処理することができる。また、乾燥温度は、配合する
不快な味を有する生理活性成分の熱安定性に応じて調整
することが好ましいが、通常50〜90℃、好ましくは
60〜80℃、より好ましくは70〜80℃とすると好
適である。乾燥時間は、乾燥温度に応じて多少調整する
必要があるが、通常1〜5時間程度が好適である。ま
た、上記方法以外であっても、例えば上記生理活性成分
を含有する液を気流中で上記架橋型高分子化合物を生理
活性成分と共にスラリー状とした後に噴霧乾燥すること
によって担持体を調製することもできる。
【0024】更に、上記担持体は、篩通・整粒して適当
な粒子径としておくと、後述するようにゼラチン溶液を
噴霧する際に、全体に均一に噴霧することができるので
好適である。ここで、上記担持体の粒子径は、特に制限
されるものではないが、後述するようにゼラチン被膜を
施した本発明の造粒組成物が日本薬局方に記載された顆
粒剤や細粒剤に適合するように調整しておくと、別途錠
剤等に製剤化する場合、より好適である。
な粒子径としておくと、後述するようにゼラチン溶液を
噴霧する際に、全体に均一に噴霧することができるので
好適である。ここで、上記担持体の粒子径は、特に制限
されるものではないが、後述するようにゼラチン被膜を
施した本発明の造粒組成物が日本薬局方に記載された顆
粒剤や細粒剤に適合するように調整しておくと、別途錠
剤等に製剤化する場合、より好適である。
【0025】次にゼラチンを必要に応じて上記可塑剤及
び上記任意成分と共に水に添加し、適宜温度に加温し
て、適宜濃度のゼラチン溶液に調製し、このゼラチン溶
液を例えば流動層造粒装置などを使用して、適宜温度に
設定した流動層内で上記担持体表面に噴霧、乾燥して、
上記担持体の表面を被覆する。ここで、流動層内の温度
は、上記生理活性成分、ゼラチン等の熱安定性に応じて
調整することが好ましいが、通常50〜90℃、好まし
くは60〜80℃、より好ましくは70〜80℃とする
と好適である。なお、上記ゼラチン溶液のゼラチン濃度
は特に制限されるものではなく、使用するゼラチンの粘
稠性、目的とするゼラチン被膜の厚さなどを考慮して適
宜選定することができる。また、上記造粒組成物は、必
要に応じて、更に整粒してもよい。
び上記任意成分と共に水に添加し、適宜温度に加温し
て、適宜濃度のゼラチン溶液に調製し、このゼラチン溶
液を例えば流動層造粒装置などを使用して、適宜温度に
設定した流動層内で上記担持体表面に噴霧、乾燥して、
上記担持体の表面を被覆する。ここで、流動層内の温度
は、上記生理活性成分、ゼラチン等の熱安定性に応じて
調整することが好ましいが、通常50〜90℃、好まし
くは60〜80℃、より好ましくは70〜80℃とする
と好適である。なお、上記ゼラチン溶液のゼラチン濃度
は特に制限されるものではなく、使用するゼラチンの粘
稠性、目的とするゼラチン被膜の厚さなどを考慮して適
宜選定することができる。また、上記造粒組成物は、必
要に応じて、更に整粒してもよい。
【0026】本発明の造粒組成物は、例えば顆粒剤とし
て調製したり、この顆粒剤を更に錠剤などの固形製剤と
して調製することができ、特に上述したように顆粒状に
調製した後、更に常法によって圧縮・成型して、錠剤と
して調製すると、より効果的である。
て調製したり、この顆粒剤を更に錠剤などの固形製剤と
して調製することができ、特に上述したように顆粒状に
調製した後、更に常法によって圧縮・成型して、錠剤と
して調製すると、より効果的である。
【0027】本発明の錠剤における上記造粒組成物の配
合量は、特に制限されるものではなく、上記組成物中の
生理活性成分等の種類、配合割合、生理活性成分の有効
量等によって適宜選定することができる。
合量は、特に制限されるものではなく、上記組成物中の
生理活性成分等の種類、配合割合、生理活性成分の有効
量等によって適宜選定することができる。
【0028】本発明の場合、上記造粒組成物を製錠する
際、添加剤については、特に制約はなく、通常、錠剤に
おいて使用されている添加剤、例えば崩壊剤、結合剤、
滑沢剤、矯味剤などを単独あるいは複数の種類を自由に
配合することが可能である。なお、これら添加剤は、本
発明の効果を妨げない範囲で適宜添加することができ
る。
際、添加剤については、特に制約はなく、通常、錠剤に
おいて使用されている添加剤、例えば崩壊剤、結合剤、
滑沢剤、矯味剤などを単独あるいは複数の種類を自由に
配合することが可能である。なお、これら添加剤は、本
発明の効果を妨げない範囲で適宜添加することができ
る。
【0029】本発明の造粒組成物を配合して製錠する場
合、その調製方法は特に制限されるものではないが、例
えば上記組成物に必要に応じて上記添加剤などを均一に
混合した後、この混合物を公知の方法で例えば打錠圧5
00〜5,000kg/cm 2、特に500〜3,50
0kg/cm2で打錠すると好適である。
合、その調製方法は特に制限されるものではないが、例
えば上記組成物に必要に応じて上記添加剤などを均一に
混合した後、この混合物を公知の方法で例えば打錠圧5
00〜5,000kg/cm 2、特に500〜3,50
0kg/cm2で打錠すると好適である。
【0030】本発明の錠剤は、更に、必要に応じて糖
衣、フィルム等による被覆を行って、糖衣錠やフィルム
コーティング剤とすることも可能である。
衣、フィルム等による被覆を行って、糖衣錠やフィルム
コーティング剤とすることも可能である。
【0031】
【発明の効果】本発明の造粒組成物は、粒径を小型化し
ても生理活性成分の不快な味を有効にマスキングするこ
とができ、例えば顆粒状に調製した後、適切な矯味剤を
添加すれば、快適な味に矯正することができる上、特別
な設備を用いることなく、簡単な工程で製造することが
できる。また、上記造粒組成物を用いて、カプセル剤、
分包剤、錠剤等への加工をすることもでき、これらの製
剤においても味の改善を達成することが可能であり、特
に、上記組成物は、錠剤製造時の圧縮・成型によっても
マスキング効果が低減しない。従って、上記造粒組成物
を配合した本発明の錠剤は、生理活性成分の不快な味が
充分にマスキングされているので、不快な味を有する生
理活性成分を含有していてもその服用性が損なわれるこ
とがない上、小型化も可能である。
ても生理活性成分の不快な味を有効にマスキングするこ
とができ、例えば顆粒状に調製した後、適切な矯味剤を
添加すれば、快適な味に矯正することができる上、特別
な設備を用いることなく、簡単な工程で製造することが
できる。また、上記造粒組成物を用いて、カプセル剤、
分包剤、錠剤等への加工をすることもでき、これらの製
剤においても味の改善を達成することが可能であり、特
に、上記組成物は、錠剤製造時の圧縮・成型によっても
マスキング効果が低減しない。従って、上記造粒組成物
を配合した本発明の錠剤は、生理活性成分の不快な味が
充分にマスキングされているので、不快な味を有する生
理活性成分を含有していてもその服用性が損なわれるこ
とがない上、小型化も可能である。
【0032】
【実施例】以下、実施例及び比較例を示し、本発明を具
体的に説明するが、本発明は下記の実施例に限定される
ものではない。
体的に説明するが、本発明は下記の実施例に限定される
ものではない。
【0033】〔実施例1及び比較例1〕架橋型高分子化
合物としてクロスカルメロースナトリウム3000gを
撹拌型造粒機FS−10J型(深江工業社製)にとり、
撹拌を続けながら上部より、下記組成からなる生理活性
成分の液を滴下して、該液を上記架橋型高分子化合物に
含浸させた後、流動層で70℃で1時間乾燥して担持体
を得、この担持体を多段式整粒装置GRN−T−54−
S型(日本グラニュレーター社製)で整粒した。この3
000gを流動層造粒装置SPIR−A−FLOW5型
(フロイント産業社製)にとり、下記組成からなる噴霧
液をスプレー圧2kg/cm2で72℃に設定した流動
層内に噴霧して上記担持体の表面を被覆し、乾燥した
後、整粒して顆粒状の組成物(造粒組成物)を得た。得
られた顆粒状組成物は、下記組成からなり、日本薬局方
に記載された顆粒剤に適合した。そして、この顆粒状組
成物のゼラチン被膜の厚さを電子顕微鏡写真を利用して
測定したところ、ゼラチン被膜の平均厚さは、4μm程
度であることが確認された。
合物としてクロスカルメロースナトリウム3000gを
撹拌型造粒機FS−10J型(深江工業社製)にとり、
撹拌を続けながら上部より、下記組成からなる生理活性
成分の液を滴下して、該液を上記架橋型高分子化合物に
含浸させた後、流動層で70℃で1時間乾燥して担持体
を得、この担持体を多段式整粒装置GRN−T−54−
S型(日本グラニュレーター社製)で整粒した。この3
000gを流動層造粒装置SPIR−A−FLOW5型
(フロイント産業社製)にとり、下記組成からなる噴霧
液をスプレー圧2kg/cm2で72℃に設定した流動
層内に噴霧して上記担持体の表面を被覆し、乾燥した
後、整粒して顆粒状の組成物(造粒組成物)を得た。得
られた顆粒状組成物は、下記組成からなり、日本薬局方
に記載された顆粒剤に適合した。そして、この顆粒状組
成物のゼラチン被膜の厚さを電子顕微鏡写真を利用して
測定したところ、ゼラチン被膜の平均厚さは、4μm程
度であることが確認された。
【0034】 [生理活性成分の液の組成] 成 分 配合量 グアイフェネシン 40g 水 600g エタノール 100g 合 計 740g
【0035】 [噴霧液の組成] 成 分 配合量 ゼラチン 300g グリセリン 50g ヒドロキシプロピルセルロース 10g 水 600g 合 計 960g
【0036】 [顆粒状組成物の組成] 成 分 配合量 クロスカルメロースナトリウム 2960g グアイフェネシン 40g ゼラチン 300g グリセリン 50g ヒドロキシプロピルセルロース 10g 合 計 3360g
【0037】次に、上記顆粒状組成物336gに結晶セ
ルロース100g及びコーンスターチ100gを加えて
V型混合機V−5型(特寿製作所社製)で10分間混合
した後、更にステアリン酸マグネシウム2gを加えて3
分間混合し、ロータリー式の打錠機L41型(畑鐵工所
社製)を用いて打錠圧1050kg/cm2で打錠し、
下記組成から得られる平均重量538mg、直径8mm
の実施例1の錠剤を得た。
ルロース100g及びコーンスターチ100gを加えて
V型混合機V−5型(特寿製作所社製)で10分間混合
した後、更にステアリン酸マグネシウム2gを加えて3
分間混合し、ロータリー式の打錠機L41型(畑鐵工所
社製)を用いて打錠圧1050kg/cm2で打錠し、
下記組成から得られる平均重量538mg、直径8mm
の実施例1の錠剤を得た。
【0038】 [錠剤の組成] 成 分 配合量 クロスカルメロースナトリウム 296g グアイフェネシン 4g ゼラチン 30g グリセリン 5g ヒドロキシプロピルセルロース 1g 結晶セルロース 100g コーンスターチ 100g ステアリン酸マグネシウム 2g 合 計 538g
【0039】一方、上記実施例1において、上記生理活
性成分、クロスカルメロースナトリウム、ゼラチン等を
顆粒状組成物に調製しないで、そのまま配合した以外
は、上記実施例1と同様にして製錠して、上記実施例1
と同一組成の比較例1の錠剤を調製した。
性成分、クロスカルメロースナトリウム、ゼラチン等を
顆粒状組成物に調製しないで、そのまま配合した以外
は、上記実施例1と同様にして製錠して、上記実施例1
と同一組成の比較例1の錠剤を調製した。
【0040】上記実施例1及び比較例1の錠剤について
配合量に対する生理活性成分(グアイフェネシン)の溶
出率(%)を下記試験方法によって経時的に測定した。
結果を表1に示す。
配合量に対する生理活性成分(グアイフェネシン)の溶
出率(%)を下記試験方法によって経時的に測定した。
結果を表1に示す。
【0041】試験方法:溶出試験器は日本薬局方の一般
試験法に記載された装置を使用した。上記実施例の錠剤
又は上記比較例の錠剤を試験器内で予め37℃に設定し
ておいた水500mlに投入した後、パドルを毎分50
回転で回転させながら、経時的に試験液を採取した。各
試験液中の試料の定量は、高速液体クロマトグラフ法に
より行なった。
試験法に記載された装置を使用した。上記実施例の錠剤
又は上記比較例の錠剤を試験器内で予め37℃に設定し
ておいた水500mlに投入した後、パドルを毎分50
回転で回転させながら、経時的に試験液を採取した。各
試験液中の試料の定量は、高速液体クロマトグラフ法に
より行なった。
【0042】
【表1】 表1の結果によれば、本発明の錠剤は、生理活性成分を
そのまま製錠した比較例1の錠剤に比べて生理活性成分
の初期の溶出が抑制されていることが認められ、従っ
て、本発明の造粒組成物は、打錠されてもマスキング効
果を有することが確認できた。
そのまま製錠した比較例1の錠剤に比べて生理活性成分
の初期の溶出が抑制されていることが認められ、従っ
て、本発明の造粒組成物は、打錠されてもマスキング効
果を有することが確認できた。
【0043】〔実施例2及び比較例2〕架橋型高分子化
合物としてクロスカルメロースナトリウム3000gを
撹拌型造粒機FS−10J型(深江工業社製)にとり、
撹拌を続けながら上部より、下記組成からなる生理活性
成分の液を滴下して、該液を上記架橋型高分子化合物に
含浸させた後、流動層で70℃で1時間乾燥して担持体
を得、この担持体を多段式整粒装置GRN−T−54−
S型(日本グラニュレーター社製)で整粒した。この3
000gを流動層造粒装置SPIR−A−FLOW5型
(フロイント産業社製)にとり、下記組成からなる噴霧
液をスプレー圧2kg/cm2で72℃に設定した流動
層内に噴霧して上記担持体の表面を被覆し、乾燥した
後、整粒して顆粒状の組成物(造粒組成物)を得た。得
られた顆粒状組成物は、下記組成からなり、日本薬局方
に記載された顆粒剤に適合した。そして、この顆粒状組
成物のゼラチン被膜の厚さを電子顕微鏡写真を利用して
測定したところ、ゼラチン被膜の平均厚さは、6μm程
度であることが確認された。
合物としてクロスカルメロースナトリウム3000gを
撹拌型造粒機FS−10J型(深江工業社製)にとり、
撹拌を続けながら上部より、下記組成からなる生理活性
成分の液を滴下して、該液を上記架橋型高分子化合物に
含浸させた後、流動層で70℃で1時間乾燥して担持体
を得、この担持体を多段式整粒装置GRN−T−54−
S型(日本グラニュレーター社製)で整粒した。この3
000gを流動層造粒装置SPIR−A−FLOW5型
(フロイント産業社製)にとり、下記組成からなる噴霧
液をスプレー圧2kg/cm2で72℃に設定した流動
層内に噴霧して上記担持体の表面を被覆し、乾燥した
後、整粒して顆粒状の組成物(造粒組成物)を得た。得
られた顆粒状組成物は、下記組成からなり、日本薬局方
に記載された顆粒剤に適合した。そして、この顆粒状組
成物のゼラチン被膜の厚さを電子顕微鏡写真を利用して
測定したところ、ゼラチン被膜の平均厚さは、6μm程
度であることが確認された。
【0044】 [生理活性成分の液の組成] 成 分 配合量 マレイン酸クロルフェニラミン 12g 無水カフェイン 120g 水 600g エタノール 100g 合 計 832g
【0045】 [噴霧液の組成] 成 分 配合量 ゼラチン 300g グリセリン 50g ポリビニルピロリドン 10g 水 600g 合 計 960g
【0046】 [顆粒状組成物の組成] 成 分 配合量 クロスカルメロースナトリウム 2873.6g マレイン酸クロルフェニラミン 11.5g 無水カフェイン 114.9g ゼラチン 300g グリセリン 50g ポリビニルピロリドン 10g 合 計 3360g
【0047】次に、上記顆粒状組成物336gに結晶セ
ルロース200gを加えてV型混合機V−5型(特寿製
作所社製)で10分間混合した後、更にステアリン酸マ
グネシウム2gを加えて3分間混合し、これをロータリ
ー式の打錠機L41型(畑鐵工所社製)を用いて打錠圧
850kg/cm2で打錠し、下記組成から得られる平
均重量538mg、直径8mmの実施例2の錠剤を得
た。
ルロース200gを加えてV型混合機V−5型(特寿製
作所社製)で10分間混合した後、更にステアリン酸マ
グネシウム2gを加えて3分間混合し、これをロータリ
ー式の打錠機L41型(畑鐵工所社製)を用いて打錠圧
850kg/cm2で打錠し、下記組成から得られる平
均重量538mg、直径8mmの実施例2の錠剤を得
た。
【0048】 [錠剤の組成] 成 分 配合量 クロスカルメロースナトリウム 287.36g マレイン酸クロルフェラミン 1.15g 無水カフェイン 11.49g ゼラチン 30g グリセリン 5g ポリビニルピロリドン 1g 結晶セルロース 200g ステアリン酸マグネシウム 2g 合 計 538g
【0049】一方、上記実施例2において、上記生理活
性成分、クロスカルメロースナトリウム、ゼラチン等を
顆粒状にしないで、そのまま配合した以外は、上記実施
例2と同様にして製錠して、上記実施例2と同一組成の
比較例2の錠剤を調製した。
性成分、クロスカルメロースナトリウム、ゼラチン等を
顆粒状にしないで、そのまま配合した以外は、上記実施
例2と同様にして製錠して、上記実施例2と同一組成の
比較例2の錠剤を調製した。
【0050】上記実施例2及び比較例2の錠剤について
配合量に対する生理活性成分(マレイン酸クロルフェニ
ラミン及び無水カフェイン)の溶出率(%)を下記試験
方法によって経時的に測定した。結果を表2に示す。
配合量に対する生理活性成分(マレイン酸クロルフェニ
ラミン及び無水カフェイン)の溶出率(%)を下記試験
方法によって経時的に測定した。結果を表2に示す。
【0051】試験方法:溶出試験器は日本薬局方の一般
試験法に記載された装置を使用した。上記実施例の錠剤
又は比較例の錠剤を試験器内の予め37℃に設定してお
いた水500mlに投入した後、パドルを毎分50回転
で回転させながら、経時的に試験液を採取した。各試験
液中のマレイン酸クロルフェニラミン及び無水カフェイ
ンの定量は、高速液体クロマトグラフ法により行なっ
た。
試験法に記載された装置を使用した。上記実施例の錠剤
又は比較例の錠剤を試験器内の予め37℃に設定してお
いた水500mlに投入した後、パドルを毎分50回転
で回転させながら、経時的に試験液を採取した。各試験
液中のマレイン酸クロルフェニラミン及び無水カフェイ
ンの定量は、高速液体クロマトグラフ法により行なっ
た。
【0052】
【表2】
【0053】表2の結果によれば、本発明の錠剤は、生
理活性成分をそのまま製錠した比較例2の錠剤に比べて
どちらの生理活性成分も初期の溶出が抑制されているこ
とが認められ、従って、本発明の造粒組成物は、打錠さ
れてもマスキング効果を有することが確認できた。
理活性成分をそのまま製錠した比較例2の錠剤に比べて
どちらの生理活性成分も初期の溶出が抑制されているこ
とが認められ、従って、本発明の造粒組成物は、打錠さ
れてもマスキング効果を有することが確認できた。
【0054】〔実施例3及び比較例3〕架橋型高分子化
合物としてポリビニルピロリドン架橋体3000gを撹
拌型造粒機FS−10J型(深江工業社製)にとり、撹
拌を続けながら上部より、下記組成からなる生理活性成
分の液を滴下して、該液を上記架橋型高分子化合物に含
浸させた後、流動層で70℃で1時間乾燥して担持体を
得、この担持体を多段式整粒装置GRN−T−54−S
型(日本グラニュレーター社製)で整粒した。この30
00gを流動層造粒装置SPIR−A−FLOW5型
(フロイント産業社製)にとり、下記組成からなる噴霧
液をスプレー圧2kg/cm2で72℃に設定した流動
層内に噴霧して上記担持体の表面を被覆し、乾燥した
後、整粒して顆粒状の組成物(造粒組成物)を得た。得
られた顆粒状組成物は、下記組成からなり、日本薬局方
に記載された顆粒剤に適合した。そして、この顆粒状組
成物のゼラチン被膜の厚さを電子顕微鏡写真を利用して
測定したところ、ゼラチン被膜の平均厚さは、5μm程
度であることが確認された。
合物としてポリビニルピロリドン架橋体3000gを撹
拌型造粒機FS−10J型(深江工業社製)にとり、撹
拌を続けながら上部より、下記組成からなる生理活性成
分の液を滴下して、該液を上記架橋型高分子化合物に含
浸させた後、流動層で70℃で1時間乾燥して担持体を
得、この担持体を多段式整粒装置GRN−T−54−S
型(日本グラニュレーター社製)で整粒した。この30
00gを流動層造粒装置SPIR−A−FLOW5型
(フロイント産業社製)にとり、下記組成からなる噴霧
液をスプレー圧2kg/cm2で72℃に設定した流動
層内に噴霧して上記担持体の表面を被覆し、乾燥した
後、整粒して顆粒状の組成物(造粒組成物)を得た。得
られた顆粒状組成物は、下記組成からなり、日本薬局方
に記載された顆粒剤に適合した。そして、この顆粒状組
成物のゼラチン被膜の厚さを電子顕微鏡写真を利用して
測定したところ、ゼラチン被膜の平均厚さは、5μm程
度であることが確認された。
【0055】 [生理活性成分の液の組成] 成 分 配合量 メキタジン 30g エタノール 200g 合 計 230g
【0056】 [噴霧液の組成] 成 分 配合量 ゼラチン 300g プロピレングリコール 50g ヒドロキシプロピルセルロース 20g 水 600g 合 計 970g
【0057】 [顆粒状組成物の組成] 成 分 配合量 ポリビニルピロリドン架橋体 2970.3g メキタジン 29.7g ゼラチン 300g プロピレングリコール 50g ヒドロキシプロピルセルロース 20g 合 計 3370g
【0058】次に、上記顆粒状組成物337gに乳糖1
00g及び部分α化デンプン100gを加えてV型混合
機V−5型(特寿製作所社製)で10分間混合した後、
更にステアリン酸マグネシウム2gを加えて3分間混合
し、これをロータリー式の打錠機12UHK型(菊水製
作所製)を用いて打錠圧800kg/cm2で打錠し、
下記組成から得られる平均重量539mg、直径11m
mの実施例3の錠剤を得た。
00g及び部分α化デンプン100gを加えてV型混合
機V−5型(特寿製作所社製)で10分間混合した後、
更にステアリン酸マグネシウム2gを加えて3分間混合
し、これをロータリー式の打錠機12UHK型(菊水製
作所製)を用いて打錠圧800kg/cm2で打錠し、
下記組成から得られる平均重量539mg、直径11m
mの実施例3の錠剤を得た。
【0059】 [錠剤の組成] 成 分 配合量 ポリビニルピロリドン架橋体 297g メキタジン 3g ゼラチン 30g プロピレングリコール 5g ヒドロキシプロピルセルロース 2g 乳糖 100g 部分α化デンプン 100g ステアリン酸マグネシウム 2g 合 計 539g
【0060】一方、上記実施例3において、上記生理活
性成分、ポリビニルピロリドン架橋体、ゼラチン等を顆
粒状組成物に調製しないで、そのまま配合した以外は、
上記実施例3と同様にして製錠して、上記実施例3と同
一組成の比較例3の錠剤を調製した。
性成分、ポリビニルピロリドン架橋体、ゼラチン等を顆
粒状組成物に調製しないで、そのまま配合した以外は、
上記実施例3と同様にして製錠して、上記実施例3と同
一組成の比較例3の錠剤を調製した。
【0061】上記実施例3及び比較例3の錠剤について
配合量に対する生理活性成分(メタキジン)の溶出率
(%)を下記試験方法によって経時的に測定した。結果
を表3に示す。
配合量に対する生理活性成分(メタキジン)の溶出率
(%)を下記試験方法によって経時的に測定した。結果
を表3に示す。
【0062】試験方法:溶出試験器は日本薬局方の一般
試験法に記載された装置を使用した。pH2.0の塩酸
水溶液に活性剤TO−10(商品名、ニッコーケミカル
ズ株式会社製)を1%溶解して試験器内で予め37℃に
設定しておいた溶液500mlに上記実施例の錠剤又は
比較例の錠剤を投入した後、パドルを毎分100回転で
回転させながら、経時的に試験液を採取した。各試験液
中の生理活性成分の定量は、高速液体クロマトグラフ法
により行なった。
試験法に記載された装置を使用した。pH2.0の塩酸
水溶液に活性剤TO−10(商品名、ニッコーケミカル
ズ株式会社製)を1%溶解して試験器内で予め37℃に
設定しておいた溶液500mlに上記実施例の錠剤又は
比較例の錠剤を投入した後、パドルを毎分100回転で
回転させながら、経時的に試験液を採取した。各試験液
中の生理活性成分の定量は、高速液体クロマトグラフ法
により行なった。
【0063】
【表3】
【0064】表3の結果によれば、本発明の錠剤は、生
理活性成分をそのまま製錠した比較例3の錠剤に比べて
生理活性成分の初期の溶出が抑制されていることが認め
られ、従って、本発明の造粒組成物は、打錠されてもマ
スキング効果を有することが確認できた。
理活性成分をそのまま製錠した比較例3の錠剤に比べて
生理活性成分の初期の溶出が抑制されていることが認め
られ、従って、本発明の造粒組成物は、打錠されてもマ
スキング効果を有することが確認できた。
【0065】〔実施例4及び比較例4〕架橋型高分子化
合物としてカルメロースカルシウム3000gを撹拌型
造粒機FS−10J型(深江工業社製)にとり、撹拌を
続けながら上部より、下記組成からなる生理活性成分の
液を滴下して、該液を上記架橋型高分子化合物に含浸さ
せた後、流動層で70℃で1時間乾燥して担持体を得、
この担持体を多段式整粒装置GRN−T−54−S型
(日本グラニュレーター社製)で整粒した。この300
0gを流動層造粒装置SPIR−A−FLOW5型(フ
ロイント産業社製)にとり、下記組成からなる噴霧液を
スプレー圧2kg/cm2で72℃に設定した流動層内
に噴霧して上記担持体の表面を被覆し、乾燥した後、整
粒して顆粒状の組成物(造粒組成物)を得た。得られた
顆粒状組成物は、下記組成からなり、日本薬局方に記載
された顆粒剤に適合した。そして、この顆粒状組成物の
ゼラチン被膜の厚さを電子顕微鏡写真を利用して測定し
たところ、ゼラチン被膜の平均厚さは、5μm程度であ
ることが確認された。
合物としてカルメロースカルシウム3000gを撹拌型
造粒機FS−10J型(深江工業社製)にとり、撹拌を
続けながら上部より、下記組成からなる生理活性成分の
液を滴下して、該液を上記架橋型高分子化合物に含浸さ
せた後、流動層で70℃で1時間乾燥して担持体を得、
この担持体を多段式整粒装置GRN−T−54−S型
(日本グラニュレーター社製)で整粒した。この300
0gを流動層造粒装置SPIR−A−FLOW5型(フ
ロイント産業社製)にとり、下記組成からなる噴霧液を
スプレー圧2kg/cm2で72℃に設定した流動層内
に噴霧して上記担持体の表面を被覆し、乾燥した後、整
粒して顆粒状の組成物(造粒組成物)を得た。得られた
顆粒状組成物は、下記組成からなり、日本薬局方に記載
された顆粒剤に適合した。そして、この顆粒状組成物の
ゼラチン被膜の厚さを電子顕微鏡写真を利用して測定し
たところ、ゼラチン被膜の平均厚さは、5μm程度であ
ることが確認された。
【0066】 [生理活性成分の液の組成] 成 分 配合量 dl−塩酸メチルエフェドリン 100g 水 600g 合 計 700g
【0067】 [噴霧液の組成] 成 分 配合量 ゼラチン 300g プロピレングリコール 50g ヒドロキシプロピルセルロース 20g 水 600g 合 計 970g
【0068】 [顆粒状組成物の組成] 成 分 配合量 カルメロースカルシウム 2970.3g dl−塩酸メチルエフェドリン 29.7g ゼラチン 300g プロピレングリコール 50g ヒドロキシプロピルセルロース 20g 合 計 3370g
【0069】次に、上記顆粒状組成物336gにヒドロ
キシプロピルセルロース2g、結晶セルロース100g
及びヒドロキシプロピルスターチ100gを加えてV型
混合機V−5型(特寿製作所社製)で10分間混合した
後、更にステアリン酸マグネシウム2gを加えて3分間
混合し、これをロータリー式の打錠機12UHK型(菊
水製作所製)を用いて打錠圧1020kg/cm2で打
錠し、下記組成から得られる平均重量539mg、直径
11mmの実施例4の錠剤を得た。
キシプロピルセルロース2g、結晶セルロース100g
及びヒドロキシプロピルスターチ100gを加えてV型
混合機V−5型(特寿製作所社製)で10分間混合した
後、更にステアリン酸マグネシウム2gを加えて3分間
混合し、これをロータリー式の打錠機12UHK型(菊
水製作所製)を用いて打錠圧1020kg/cm2で打
錠し、下記組成から得られる平均重量539mg、直径
11mmの実施例4の錠剤を得た。
【0070】 [錠剤の組成] 成 分 配合量 カルメロースカルシウム 297g dl−塩酸メチルエフェドリン 3g ゼラチン 30g プロピレングリコール 5g ヒドロキシプロピルセルロース 2g 結晶セルロース 100g ヒドロキシプロピルスターチ 100g ステアリン酸マグネシウム 2g 合 計 539g
【0071】一方、上記実施例4において、上記生理活
性成分、カルメロースカルシウム、ゼラチン等を顆粒状
組成物に調製しないで、そのまま配合した以外は、上記
実施例4と同様にして製錠して、上記実施例4と同一組
成の比較例4の錠剤を調製した。
性成分、カルメロースカルシウム、ゼラチン等を顆粒状
組成物に調製しないで、そのまま配合した以外は、上記
実施例4と同様にして製錠して、上記実施例4と同一組
成の比較例4の錠剤を調製した。
【0072】上記実施例4及び比較例4の錠剤について
配合量に対する生理活性成分(dl−塩酸メチルエフェ
ドリン)の溶出率(%)を下記試験方法によって経時的
に測定した。結果を表4に示す。
配合量に対する生理活性成分(dl−塩酸メチルエフェ
ドリン)の溶出率(%)を下記試験方法によって経時的
に測定した。結果を表4に示す。
【0073】試験方法:溶出試験器は日本薬局方の一般
試験法に記載された装置を使用した。上記実施例の錠剤
又は比較例の錠剤を試験器内で予め37℃に設定してお
いたpH2.0の塩酸水溶液500mlに投入した後、
パドルを毎分100回転で回転させながら、経時的に試
験液を採取した。各試験液中の生理活性成分の定量は、
高速液体クロマトグラフ法により行なった。
試験法に記載された装置を使用した。上記実施例の錠剤
又は比較例の錠剤を試験器内で予め37℃に設定してお
いたpH2.0の塩酸水溶液500mlに投入した後、
パドルを毎分100回転で回転させながら、経時的に試
験液を採取した。各試験液中の生理活性成分の定量は、
高速液体クロマトグラフ法により行なった。
【0074】
【表4】
【0075】表4の結果によれば、本発明の錠剤は、生
理活性成分をそのまま製錠した比較例4の錠剤に比べて
生理活性成分の初期の溶出が抑制されていることが認め
られ、従って、本発明の造粒組成物は、打錠されてもマ
スキング効果を有することが確認できた。
理活性成分をそのまま製錠した比較例4の錠剤に比べて
生理活性成分の初期の溶出が抑制されていることが認め
られ、従って、本発明の造粒組成物は、打錠されてもマ
スキング効果を有することが確認できた。
【0076】〔実施例5及び比較例5〕架橋型高分子化
合物としてカルメロースカルシウム3000gを撹拌型
造粒機FS−10J型(深江工業社製)にとり、撹拌を
続けながら上部より、下記組成からなる生理活性成分の
液を滴下して、該液を上記架橋型高分子化合物に含浸さ
せた後、流動層で70℃で1時間乾燥して担持体を得、
この担持体を多段式整粒装置GRN−T−54−S型
(日本グラニュレーター社製)で整粒した。この300
0gを流動層造粒装置SPIR−A−FLOW5型(フ
ロイント産業社製)にとり、下記組成からなる噴霧液を
スプレー圧2kg/cm2で72℃に設定した流動層内
に噴霧して上記担持体の表面を被覆し、乾燥した後、整
粒して顆粒状の組成物(造粒組成物)を得た。得られた
顆粒状組成物は、下記組成からなり、日本薬局方に記載
された顆粒剤に適合した。そして、この顆粒状組成物の
ゼラチン被膜の厚さを電子顕微鏡写真を利用して測定し
たところ、ゼラチン被膜の平均厚さは、7μm程度であ
ることが確認された。
合物としてカルメロースカルシウム3000gを撹拌型
造粒機FS−10J型(深江工業社製)にとり、撹拌を
続けながら上部より、下記組成からなる生理活性成分の
液を滴下して、該液を上記架橋型高分子化合物に含浸さ
せた後、流動層で70℃で1時間乾燥して担持体を得、
この担持体を多段式整粒装置GRN−T−54−S型
(日本グラニュレーター社製)で整粒した。この300
0gを流動層造粒装置SPIR−A−FLOW5型(フ
ロイント産業社製)にとり、下記組成からなる噴霧液を
スプレー圧2kg/cm2で72℃に設定した流動層内
に噴霧して上記担持体の表面を被覆し、乾燥した後、整
粒して顆粒状の組成物(造粒組成物)を得た。得られた
顆粒状組成物は、下記組成からなり、日本薬局方に記載
された顆粒剤に適合した。そして、この顆粒状組成物の
ゼラチン被膜の厚さを電子顕微鏡写真を利用して測定し
たところ、ゼラチン被膜の平均厚さは、7μm程度であ
ることが確認された。
【0077】 [生理活性成分の液の組成] 成 分 配合量 塩酸チアミン 100g 水 600g 合 計 700g
【0078】 [噴霧液の組成] 成 分 配合量 ゼラチン 300g プロピレングリコール 50g ヒドロキシプロピルメチルセルロース 30g 水 600g 合 計 980g
【0079】 [顆粒状組成物の組成] 成 分 配合量 カルメロースカルシウム 2970.3g 塩酸チアミン 29.7g ゼラチン 300g プロピレングリコール 50g ヒドロキシプロピルメチルセルロース 30g 合 計 3380g
【0080】次に、上記顆粒状組成物338gに結晶セ
ルロース120g及びヒドロキシプロピルスターチ80
gを加えてV型混合機V−5型(特寿製作所社製)で1
0分間混合した後、更にステアリン酸マグネシウム2g
を加えて3分間混合し、これをロータリー式の打錠機1
2UHK型(菊水製作所製)を用いて打錠圧1020k
g/cm2で打錠し、下記組成から得られる平均重量5
40mg、直径11mmの実施例5の錠剤を得た。
ルロース120g及びヒドロキシプロピルスターチ80
gを加えてV型混合機V−5型(特寿製作所社製)で1
0分間混合した後、更にステアリン酸マグネシウム2g
を加えて3分間混合し、これをロータリー式の打錠機1
2UHK型(菊水製作所製)を用いて打錠圧1020k
g/cm2で打錠し、下記組成から得られる平均重量5
40mg、直径11mmの実施例5の錠剤を得た。
【0081】 [錠剤の組成] 成 分 配合量 カルメロースカルシウム 297g 塩酸チアミン 3g ゼラチン 30g プロピレングリコール 5g ヒドロキシプロピルメチルセルロース 3g 結晶セルロース 120g ヒドロキシプロピルスターチ 80g ステアリン酸マグネシウム 2g 合 計 540g
【0082】一方、上記実施例5において、上記生理活
性成分、カルメロースカルシウム、ゼラチン等を顆粒状
組成物に調製しないで、そのまま配合した以外は、上記
実施例5と同様にして製錠して、上記実施例5と同一組
成の比較例5の錠剤を調製した。
性成分、カルメロースカルシウム、ゼラチン等を顆粒状
組成物に調製しないで、そのまま配合した以外は、上記
実施例5と同様にして製錠して、上記実施例5と同一組
成の比較例5の錠剤を調製した。
【0083】上記実施例5及び比較例5の錠剤について
配合量に対する生理活性成分(塩酸チアミン)の溶出率
(%)を下記試験方法によって経時的に測定した。結果
を表5に示す。
配合量に対する生理活性成分(塩酸チアミン)の溶出率
(%)を下記試験方法によって経時的に測定した。結果
を表5に示す。
【0084】試験方法:溶出試験器は日本薬局方の一般
試験法に記載された装置を使用した。上記実施例の錠剤
又は比較例の錠剤を試験器内で予め37℃に設定してお
いたpH2.0の塩酸水溶液500mlに投入した後、
パドルを毎分100回転で回転させながら、経時的に試
験液を採取した。各試験液中の生理活性成分の定量は、
高速液体クロマトグラフ法により行なった。
試験法に記載された装置を使用した。上記実施例の錠剤
又は比較例の錠剤を試験器内で予め37℃に設定してお
いたpH2.0の塩酸水溶液500mlに投入した後、
パドルを毎分100回転で回転させながら、経時的に試
験液を採取した。各試験液中の生理活性成分の定量は、
高速液体クロマトグラフ法により行なった。
【0085】
【表5】
【0086】表5の結果によれば、本発明の錠剤は、生
理活性成分をそのまま製錠した比較例5の錠剤に比べて
生理活性成分の初期の溶出が抑制されていることが認め
られ、従って、本発明の造粒組成物は、打錠されてもマ
スキング効果を有することが確認できた。
理活性成分をそのまま製錠した比較例5の錠剤に比べて
生理活性成分の初期の溶出が抑制されていることが認め
られ、従って、本発明の造粒組成物は、打錠されてもマ
スキング効果を有することが確認できた。
Claims (2)
- 【請求項1】 不快な味を有する生理活性成分を架橋型
高分子化合物に担持させた担持体をゼラチンで被覆して
なることを特徴とする造粒組成物。 - 【請求項2】 請求項1記載の造粒組成物を含有してな
ることを特徴とする錠剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14661299A JP2000336026A (ja) | 1999-05-26 | 1999-05-26 | 造粒組成物及び錠剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14661299A JP2000336026A (ja) | 1999-05-26 | 1999-05-26 | 造粒組成物及び錠剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000336026A true JP2000336026A (ja) | 2000-12-05 |
Family
ID=15411683
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14661299A Pending JP2000336026A (ja) | 1999-05-26 | 1999-05-26 | 造粒組成物及び錠剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000336026A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008066102A1 (en) * | 2006-11-30 | 2008-06-05 | Takeda Pharmaceutical Company Limited | Sustained release preparation |
| JP2011162458A (ja) * | 2010-02-05 | 2011-08-25 | Sawai Pharmaceutical Co Ltd | 薬物の不快な味をマスキングした経口医薬組成物 |
| CN105982860A (zh) * | 2015-02-11 | 2016-10-05 | 北京科信必成医药科技发展有限公司 | 愈创甘油醚无水吞服掩味颗粒 |
| CN116440137A (zh) * | 2021-11-08 | 2023-07-18 | 苏中药业集团股份有限公司 | 一种药物组合物及其制备方法 |
-
1999
- 1999-05-26 JP JP14661299A patent/JP2000336026A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008066102A1 (en) * | 2006-11-30 | 2008-06-05 | Takeda Pharmaceutical Company Limited | Sustained release preparation |
| JP2011162458A (ja) * | 2010-02-05 | 2011-08-25 | Sawai Pharmaceutical Co Ltd | 薬物の不快な味をマスキングした経口医薬組成物 |
| CN105982860A (zh) * | 2015-02-11 | 2016-10-05 | 北京科信必成医药科技发展有限公司 | 愈创甘油醚无水吞服掩味颗粒 |
| CN116440137A (zh) * | 2021-11-08 | 2023-07-18 | 苏中药业集团股份有限公司 | 一种药物组合物及其制备方法 |
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