JP2000336134A - 水性塗料用ポリイソシアネート分散液の安定化方法 - Google Patents
水性塗料用ポリイソシアネート分散液の安定化方法Info
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Abstract
ネート基が長時間安定に存在している水性塗料用ポリイ
ソシアネート分散液を提供する。 【解決手段】 特定量の酸性物質の存在下で、水性ポリ
イソシアネートを水に分散させることにより解決する。
Description
や主剤として用いられる水性ポリイソシアネートの水分
散液において、イソシアネート基が長時間安定に存在さ
せることのできる、水性塗料用ポリイソシアネート分散
液の安定化方法に関する。
ング剤等は、人体への悪影響、爆発、火災等の安全衛生
上の問題や、また、大気汚染等の公害問題を有する。そ
こで、これらの問題を改善するため、近年、水性システ
ムの開発が活発に行われている。従来から、水溶性高分
子溶液や水性エマルジョンが使用されているが、水性一
液システムでは、市場の要求性能を発現できないことが
多い。このため、耐久性、密着性の向上等のため、硬化
剤・架橋剤が使用されている。硬化・架橋システムには
種々の方法が提案されており、親水性基含有ポリイソシ
アネートを硬化剤・架橋剤として用いる方法もその一つ
である。
昭62−50373号公報、特開昭61−291613
号公報等に記載されているものがあり、これらは親水性
の界面活性剤的な構造をポリイソシアネートに導入した
ものである。また、特開平8−85716号公報には、
親水性界面活性剤と疎水鎖を導入した水性ポリイソシア
ネートが記載されている。
が高いため、そのまま使用するには困難であるため、水
に分散させてから使用するのが一般的である。しかしな
がら、従来の水性ポリイソシアネートは、水に分散させ
た状態では、イソシアネート基と水との反応により、イ
ソシアネート基が長時間存在することができず、ポット
ライフが短いという欠点を有していた。
散させた状態でのポットライフ改善のため、様々な改良
が試みられている。例えば、特開平9−71720号公
報、特開平9−302309号公報、特開平9−328
654号公報等では、イオン性界面活性剤を混合するこ
とにより、ポットライフの改良が試みられている。
イオン性界面活性剤が遊離の状態で存在するため、硬化
物の外観、強度、耐久性に不安がある。また、水との混
合時に発生する「泡の消え」(消泡性)が悪く、そのま
まで使用することは不都合である。これを解消するため
に消泡剤の添加が行われているが、消泡剤を大量に添加
した水性ポリイソシアネートは、塗膜の密着性や接着強
度の低下が起こりやすくなる。
は、水分散性水酸基含有樹脂にフリーの有機酸を添加し
た後、水分散性(水性)ポリイソシアネートを配合した
水性接着剤が記載されている。しかしながら、特開平9
−194809号公報では、実施例において、水性ポリ
イソシアネートをそのまま水に分散させているため、使
用直前に水性ポリイソシアネートを水に分散させる必要
があった。また、エマルジョンにそのまま水性ポリイソ
シアネートを添加する場合、一般に水性ポリイソシアネ
ートは高粘度であるため、主剤と硬化剤の配合がしにく
い。更に、この技術をアニオン性エマルジョンタイプに
適用とする場合、樹脂の凝集が起こりやすいという問題
がある。
リイソシアネートの水分散液に配慮を施すことにより、
あらゆるタイプの水性樹脂を用いた塗料に適用可能なポ
リイソシアネート水分散液となる。本発明は、消泡剤を
用いることなく作業性が良好であり、イソシアネート基
の寿命が長い、水性塗料用ポリイソシアネート分散液の
安定化方法を提供することを目的とする。
な従来の問題点を解決するため、鋭意検討の結果、水性
ポリイソシアネートの水分散液に、酸性物質を用いるこ
とにより、上記の問題を解決できることを見いだし、本
発明を完成させるに至った。
である。 (1)少なくとも活性水素基含有ノニオン性界面活性剤
と有機ポリイソシアネートとを反応させて得られる水性
ポリイソシアネートに、酸性物質を該水性ポリイソシア
ネートに対して0.01〜10質量%添加したものを水
に分散させることを特徴とする、水性塗料用ポリイソシ
アネート分散液の安定化方法。
性界面活性剤と有機ポリイソシアネートとを反応させて
得られる水性ポリイソシアネートを、あらかじめ酸性物
質を該水性ポリイソシアネートに対して0.01〜10
質量%溶解させた水に分散させることを特徴とする、水
性塗料用ポリイソシアネート分散液の安定化方法。
性界面活性剤と有機ポリイソシアネートとを反応させて
得られる水性ポリイソシアネートを水に分散させたポリ
イソシアネート分散液に、酸性物質を該水性ポリイソシ
アネートに対して0.01〜10質量%添加することを
特徴とする、水性ポリイソシアネート分散液の安定化方
法。
性界面活性剤と有機ポリイソシアネートとを反応させて
得られる水性ポリイソシアネートに、酸性物質を該水性
ポリイソシアネートに添加したものを、あらかじめ酸性
物質を溶解させた水に分散させ、かつ、酸性物質の総量
が該水性ポリイソシアネートに対して0.01〜10質
量%であることを特徴とする、水性塗料用ポリイソシア
ネート分散液の安定化方法。
る。本発明に用いられる水性ポリイソシアネートは、活
性水素基含有ノニオン性界面活性剤と有機ポリイソシア
ネートとを反応させて得られるものである。
トとしては、例えば、2,4−トリレンジイソシアネー
ト、2,6−トリレンジイソシアネート、4,4′−ジ
フェニルメタンジイソシアネート、2,4′−ジフェニ
ルメタンジイソシアネート、2,2′−ジフェニルメタ
ンジイソシアネート、1,5−ナフタレンジイソシアネ
ート、1,4−ナフタレンジイソシアネート、p−フェ
ニレンジイソシアネート、m−フェニレンジイソシアネ
ート、o−キシリレンジイソシアネート、m−キシリレ
ンジイソシアネート、p−キシリレンジイソシアネー
ト、テトラメチルキシリレンジイソシアネート、4,
4′−ジフェニルエーテルジイソシアネート、2−ニト
ロジフェニル−4,4′−ジイソシアネート、2,2′
−ジフェニルプロパン−4,4′−ジイソシアネート、
3,3′−ジメチルジフェニルメタン−4,4′−ジイ
ソシアネート、4,4′−ジフェニルプロパンジイソシ
アネート、3,3′−ジメトキシジフェニル−4,4′
−ジイソシアネート等の芳香族ジイソシアネート、ま
た、テトラメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレン
ジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、2−
メチル−1,5−ペンタンジイソシアネート、3−メチ
ル−1,5−ペンタンジイソシアネート、リジンジイソ
シアネート等の脂肪族ジイソシアネート、また、イソホ
ロンジイソシアネート、水素添加ジフェニルメタンジイ
ソシアネート、水素添加トリレンジイソシアネート、水
素添加キシリレンジイソシアネート、水素添加テトラメ
チルキシリレンジイソシアネート、シクロヘキシルジイ
ソシアネート等の脂環族ジイソシアネートや、これらの
2種類以上の混合物が挙げられる。また、前記ジイソシ
アネートのウレタン変性体、アロファネート変性体、ビ
ュレット変性体、カルボジイミド変性体、ウレトンイミ
ン変性体、ウレトジオン変性体、イソシアヌレート変性
体等の単品や混合物も使用できる。また、ポリフェニレ
ンポリメチレンポリイソシアネートやクルードトリレン
ジイソシアネート等のポリメリックのイソシアネートも
使用できる。本発明に用いる有機ポリイソシアネート
は、水との反応性や耐候性等を考慮すると、脂肪族及び
/又は脂環族ジイソシアネートのイソシアヌレート変性
体やウレトジオン変性体が好ましい。
ン性界面活性剤は、活性水素基を1個以上含有するノニ
オン性界面活性剤であり、好適には、ポリオキシアルキ
レンエーテル、ポリオキシアルキレンエーテル脂肪酸エ
ステル等が挙げられる。
における開始剤としては、メタノール、エタノール、n
−プロパノール、iso−プロパノール、n−ブタノー
ル、iso−ブタノール、t−ブタノール、シクロヘキ
サノール、フェノール、エチレングリコール、プロピレ
ングリコール、アニリン、トリメチロールプロパン、グ
リセリン等が挙げられる。これらのうちで、メタノー
ル、エタノール、エチレングリコール、プロピレングリ
コール等の炭素数5以下の化合物が、水性ポリイソシア
ネートの親水性がより大きなものとなり、水分散性がよ
いので好ましい。
酸エステルの製造に用いられる脂肪酸としては、酢酸、
プロピオン酸、n−酪酸、iso−酪酸、n−吉草酸、
iso−吉草酸、カプロン酸、グリコール酸、乳酸、メ
トキシ酢酸等が挙げられる。これらのうちで、酢酸、プ
ロピオン酸、n−酪酸、iso−酪酸、n−吉草酸、i
so−吉草酸等の炭素数5以下の化合物が、水性ポリイ
ソシアネートの親水性がより大きなものとなり、水分散
性がよいので好ましい。
リオキシアルキレンエーテル脂肪酸エステル等に存在す
るポリエーテルユニットは、好ましくはその50モル%
以上、特に好ましくは70モル%以上がエチレンオキサ
イドユニットであり、1分子当たりのポリエーテルユニ
ットの平均(繰り返し)数は、好ましくは3〜90個、
特に好ましくは5〜50個である。
入量は、ポリイソシアネート全体に対して好ましくは
0.1〜40質量%、更に好ましくは0.5〜30質量
%、最も好ましくは1〜30質量%である。
入量が下限未満の場合は、得られる水性ポリイソシアネ
ートの水分散後のポットライフが短すぎるため、作業性
が悪くなる。逆に上限を越える場合は、得られる水性ポ
リイソシアネートのイソシアネート含量が低下するた
め、塗膜の耐候性等の向上が得られない。
トは、必要に応じて、上記活性水素基含有ノニオン性界
面活性剤以外の活性水素基含有化合物を併用して反応さ
せたものであってもよい。この活性水素基含有化合物と
しては、メタノール、エタノール、n−プロパノール、
iso−プロパノール、n−ブタノール、iso−ブタ
ノール、t−ブタノール、ペンタノール、ヘキサノー
ル、ヘプタノール、オクタノール、2−エチルヘキサノ
ール、ベンジルアルコール、シクロヘキサノール、アル
キレングリコールモノアルキルエーテル等の低分子モノ
オール類、エチルアミン、ブチルアミン、アニリン等の
低分子1級モノアミン類、ジエチルアミン、ジブチルア
ミン、メチルアニリン等の低分子2級モノアミン類、活
性水素基含有ポリエステル、エチレンオキサイドユニッ
トが50モル%未満の活性水素基含有ポリエーテル、活
性水素基含有ポリカーボネート、活性水素基含有ポリオ
レフィン、リシノール酸等のような炭素数6以上のヒド
ロキシ高級脂肪酸やそのエステル等が挙げられる。
分子量は1,000以下が好ましく、更には800以下
が好ましい。また、この活性水素基含有化合物の導入量
は、活性水素基含有ノニオン性界面活性剤に対して2倍
モル以下が好ましい。この活性水素基含有化合物の数平
均分子量が大きすぎる場合や導入量が多すぎる場合は、
水に分散しにくくなりやすい。
トのイソシアネート含量は、5〜45質量%が好まし
く、更に好ましくは7〜43質量%である。イソシアネ
ート含量が小さすぎる場合は、この自己乳化型ポリイソ
シアネートを塗料や接着剤に用いた場合、架橋点が少な
すぎることになるため、硬化物は機械的強度・耐久性等
に劣ったものとなりやすい。大きすぎる場合は、硬化物
の架橋密度が不必要に大きくなるため、塗膜の柔軟性が
不十分となりやすい。
トの25℃での粘度は、10,000mPa・s以下が
好ましく、更に好ましくは7,000mPa・s以下で
ある。粘度が高すぎる場合は、作業性が悪くなる。
トの平均官能基数は、2.0〜5.0が好ましく、更に
好ましくは2.0〜4.0である。平均官能基数が小さ
すぎる場合には、架橋密度が小さくなるため、塗膜強度
が不十分となりやすい。また、大きすぎる場合は、硬化
物の架橋密度が不必要に大きくなるため、塗膜の柔軟性
が不十分となりやすい。
性ポリイソシアネートと混和するものや水に溶解するも
のであるのものであれば特に制限はなく、例えば、塩
酸、硫酸、硝酸、リン酸、亜リン酸、次亜リン酸、次亜
塩素酸、亜塩素酸、塩素酸、酸性リン酸エステル、酸性
亜リン酸エステル、酸性次亜リン酸エステル、ギ酸、酢
酸、プロピオン酸、ヒドロキシ酢酸、シュウ酸、乳酸、
クエン酸、リンゴ酸、有機スルホン酸、有機スルホン酸
エステル、有機スルホニルイソシアネート等が挙げられ
る。なお、有機スルホン酸とアミン等のような強酸−弱
塩基の塩も酸性物質ではあるが、塩を用いると消泡性が
低下するので好ましくない。
ル、酸性亜リン酸エステル、酸性次亜リン酸エステル、
ギ酸、酢酸、プロピオン酸、ヒドロキシ酢酸、シュウ
酸、乳酸、クエン酸、リンゴ酸、有機スルホン酸、有機
スルホン酸エステル、有機スルホニルイソシアネート等
の有機酸性物質である。
添加剤及び助剤を使用できる。例えば、顔料、染料、分
散安定剤、粘度調節剤、レベリング剤、ゲル化防止剤、
光安定剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、耐熱性向上剤、
無機及び有機充填剤、可塑剤、滑剤、帯電防止剤、補強
材、触媒、揺変剤、界面活性剤、乳化剤等を添加するこ
とができる。また、特に必要があれば消泡剤も添加でき
るが、本発明における水性ポリイソシアネートは、消泡
性が良好であるので、無添加又は通常より少なめが好ま
しい。
散液の安定化方法は、酸性物質を特定量用いることを特
徴とするが、その水性ポリイソシアネートと酸性物質の
配合時期は特に制限はなく、 (1)水性ポリイソシアネートに酸性物質を混合した
後、水に分散させる方法。 (2)あらかじめ酸性物質を混合した水に、水性ポリイ
ソシアネートを分散させる方法。 (3)水性ポリイソシアネートを水に分散させた後、酸
性物質を添加する方法。 (4)水性ポリイソシアネートに酸性物質を混合した
後、あらかじめ酸性物質を混合した水に分散させる方
法。 が挙げられる。
記水性ポリイソシアネートに対して0.01〜10質量
%であり、好ましくは0.02〜8質量%である。酸性
物質の使用量が下限未満の場合は、水に分散させた水性
ポリイソシアネート分散液において、イソシアネート基
が長時間安定に存在できない。また、上限を越える場合
は、例えば塗料の硬化剤として使用した場合、主剤との
反応が不十分になり、塗膜強度や密着性が不足するおそ
れがある。
た場合の水溶液、又は、更にこれに水性ポリイソシアネ
ートを分散させた後の水分散液のpHは、2〜6が好ま
しく、特に2.2〜5.8が好ましい。pHが6を越え
る場合は、水性ポリイソシアネートの水分散液のポット
ライフが延びにく、pHが2未満の場合は塗膜強度が低
下しやすい。
は、水100質量部に対して、水性ポリイソシアネート
は1〜100質量部が好ましく、更には10〜100質
量部がより好ましい。水性ポリイソシアネートが少なす
ぎる場合は、塗料や接着剤等の硬化剤として使用した場
合に、配合量が多くなりぎ、不経済である。また、多す
ぎる場合は、分散が困難になる。
き、例えば、ホモミキサー、攪拌機、グラインドミル、
ボールミル等が挙げられる。
ネート分散液は、水性塗料の硬化剤に最適である。ま
た、水性塗料の主剤や、水性の接着剤、シール材、イン
キ、繊維・ガラスファイバー処理剤、サイジング剤、目
止め剤、プライマー、固結剤、アンカーコート剤、各種
バインダー等の主剤や硬化剤として使用することができ
る。
詳細に説明するが、本発明はこれらにより何ら限定され
るものではない。なお、実施例、比較例において「部」
は全て「質量部」を意味し、「%」は全て「質量%」を
意味する。
ートの合成) 合成例1 攪拌機、温度計、窒素シール管、及び冷却器を装着した
反応器に、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)
300部と、1,3−ブタンジオール2.8部とを入れ
た後、該反応器内を窒素置換して、攪拌しながら反応温
度80℃に加温し、同温度で2時間反応させた。この反
応液のイソシアネート基含有量を測定したところ、4
8.6%であった。次に触媒としてカプリン酸カリウム
0.06部、助触媒としてフェノ−ル0.3部を加え、
60℃で6時間イソシアヌレート化反応を行った。この
反応液に停止剤としてリン酸を0.042部加え、反応
温度で1時間攪拌して、その後、流下式薄膜蒸留装置を
用いて、130℃、26.7Paで薄膜蒸留し、遊離の
イソシアネートモノマーを除去して、イソシアヌレート
変性ポリイソシアネートP−1を得た。P−1は、淡黄
色透明液体、イソシアネート基含有量20.8%、25
℃における粘度は2,000mPa・s、遊離HDI含
有量0.3%、平均官能基数3.8であり、FT−IR
(パーキンエルマー社製、商品名:FT−IR1600
シリーズ)及び13C−NMR(バリアン社製、商品名:
FT−NMR ユニティ500)からイソシアネート
基、イソシアヌレート基及びウレタン基の存在が確認さ
れた。
有機ポリイソシアネートとの反応による水性ポリイソシ
アネートの合成) 合成例2 プラネタリーミキサーに、P−1を100部、数平均分
子量400のメトキシポリエチレングリコールを16部
仕込んで、70℃にて3時間反応させて、水性ポリイソ
シアネートAを得た。水性ポリイソシアネートAのイソ
シアネート基含有量は16.6%、25℃における粘度
は2,500mPa・sであった。
子量400のメトキシポリエチレングリコールを20
部、リシノール酸メチルを18部仕込んで、70℃にて
3時間反応させて、水性ポリイソシアネートBを得た。
水性ポリイソシアネートBのイソシアネート基含有量は
11.9%、25℃における粘度は3,000mPa・
sであった。
ルホニルイソシアネート:0.8部、イオン交換水:6
00部を容器に仕込み、ホモミキサーにて2000rp
m・30秒間高速攪拌して泡立たせ、この状態で静置し
て泡がなくなるまでの時間を測定した。結果を表1に示
す。
果を表1に示す。
ポットライフ測定) 実施例3 水性ポリイソシアネートA:100部と、PTSI:
0.2部を混合した。この混合物:100部とイオン交
換水:400部を、ホモミキサーにて2,000rpm
・30秒間で分散して、水性塗料用ポリイソシアネート
分散液を調製した。この分散液の分散直後のpH及び1
時間毎に分散液のイソシアネート含量を測定し、イソシ
アネート含量が0%となった時点をポットライフ時間と
した。結果を表2に示す。
料用ポリイソシアネート分散液の調製及びこの分散液の
ポットライフを測定した。結果を表2に示す。
せた。このクエン酸水溶液のpHは3.0であった。こ
のクエン酸水溶液:400部と、水性ポリイソシアネー
トA:100部をホモミキサーにて2,000rpm・
30秒間で分散して、水性塗料用ポリイソシアネート分
散液を調製した。その後、1時間毎に分散液のイソシア
ネート含量を測定し、イソシアネート含量が0%となっ
た時点をポットライフ時間とした。結果を表3に示す。
料用ポリイソシアネート分散液の調製及びこの分散液の
ポットライフを測定した。結果を表3に示す。
400部をホモミキサーにて2,000rpm・30秒
間で分散した後、クエン酸:0.4部を添加して、水性
塗料用ポリイソシアネート分散液を調製した。その後、
1時間毎に分散液のイソシアネート含量を測定し、イソ
シアネート含量が0%となった時点をポットライフ時間
とした。結果を表4に示す。
料用ポリイソシアネート分散液の調製及びこの分散液の
ポットライフを測定した。結果を表4に示す。
1部を混合した。イオン交換水:100部にEHAP:
0.1部溶解させた。このクエン酸水溶液400部と、
クエン酸を混合した水性ポリイソシアネートA100部
をホモミキサーにて2,000rpm・30秒間で分散
して、水性塗料用ポリイソシアネート分散液を調製し
た。その後、1時間毎に分散液のイソシアネート含量を
測定し、イソシアネート含量が0%となった時点をポッ
トライフ時間とした。結果を表5に示す。
ポリイソシアネート分散液の調製及びポットライフを測
定した。結果を表5に示す。
(酸性リン酸エステル) モノエステル/ジエステル=4/6(質量比) SLS :ラウリル硫酸ナトリウム
分散させて水性塗料を調製した。この水性塗料に含有さ
れる水酸基に対して当量になるように、実施例3で調製
した水性塗料用ポリイソシアネート分散液を配合して、
塗料評価用サンプルAP−1を調製した。各塗料成分の
配合比は以下の通りである。 <ポリイソシアネート配合前の水性塗料配合比> マクリナールVSM2521 640部 酸化チタンペースト※ 335部 キョーワノールM(協和発酵製) 25部 マクリナールVSM2521:ヘキスト合成製のアクリルエマルジョン 固形分=42% 水酸基価=140mgKOH/g 酸価=40mgKOH/g ※酸化チタンペースト配合比 酸化チタン(石原産業製、タイペークR−630) 709部 水 179部 界面活性剤(日本乳化剤製、25%Newcol723aq) 85部 分散剤(アーコケミカル製、SMA−1440H) 20部 アンモニア水 6部 防腐剤(ゼネカ製、ブロキセルBDN) 1部
〜40μmになるように塗装し、25℃で2週間の条件
で硬化させた。この塗装サンプルの各塗膜物性を測定し
た。測定項目は以下の通りである。結果を表6に示す。 ・光沢 :JIS K5660−1995に準じて60
°鏡面光沢度を測定。 ・耐水性:JIS K5400−1995に準じて測
定。 ・密着性:JIS K5400−1995(碁盤目剥離
試験法)に準じて測定。 ・耐溶剤性:キシレンをしみ込ませた脱脂綿にて塗装面
をこすり、塗膜外観が破壊されるを回数を測定(キシレ
ンラビング試験)。
施例4〜12で調製した水性塗料用ポリイソシアネート
分散液に変える以外は実施例13と同様にして試験し
た。結果を表6、7に示す。
ど良好。 耐溶剤性の評価 キシレンラビング試験において、その値が大きいほど良
好。
シアネート分散液はポットライフが長く、また、水性ポ
リイソシアネートを水に分散した後の、分散液の消泡性
も良好であるので、消泡剤を用いなくても作業性は良好
となる。また、本発明による塗料用水性ポリイソシアネ
ート分散液は、あらゆるタイプのエマルジョンを主剤と
した塗料の硬化剤として好適である。
Claims (4)
- 【請求項1】 少なくとも活性水素基含有ノニオン性界
面活性剤と有機ポリイソシアネートとを反応させて得ら
れる水性ポリイソシアネートに、酸性物質を該水性ポリ
イソシアネートに対して0.01〜10質量%添加した
ものを水に分散させることを特徴とする、水性塗料用ポ
リイソシアネート分散液の安定化方法。 - 【請求項2】 少なくとも活性水素基含有ノニオン性界
面活性剤と有機ポリイソシアネートとを反応させて得ら
れる水性ポリイソシアネートを、あらかじめ酸性物質を
該水性ポリイソシアネートに対して0.01〜10質量
%溶解させた水に分散させることを特徴とする、水性塗
料用ポリイソシアネート分散液の安定化方法。 - 【請求項3】 少なくとも活性水素基含有ノニオン性界
面活性剤と有機ポリイソシアネートとを反応させて得ら
れる水性ポリイソシアネートを水に分散させたポリイソ
シアネート分散液に、酸性物質を該水性ポリイソシアネ
ートに対して0.01〜10質量%添加することを特徴
とする、水性塗料用ポリイソシアネート分散液の安定化
方法。 - 【請求項4】 少なくとも活性水素基含有ノニオン性界
面活性剤と有機ポリイソシアネートとを反応させて得ら
れる水性ポリイソシアネートに、酸性物質を該水性ポリ
イソシアネートに添加したものを、あらかじめ酸性物質
を溶解させた水に分散させ、かつ、酸性物質の総量が該
水性ポリイソシアネートに対して0.01〜10質量%
であることを特徴とする、水性塗料用ポリイソシアネー
ト分散液の安定化方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14784999A JP3924990B2 (ja) | 1999-05-27 | 1999-05-27 | 水性塗料用ポリイソシアネート分散液の安定化方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP14784999A JP3924990B2 (ja) | 1999-05-27 | 1999-05-27 | 水性塗料用ポリイソシアネート分散液の安定化方法 |
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