JP2000336636A - 盲排水管 - Google Patents

盲排水管

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JP2000336636A
JP2000336636A JP2000084105A JP2000084105A JP2000336636A JP 2000336636 A JP2000336636 A JP 2000336636A JP 2000084105 A JP2000084105 A JP 2000084105A JP 2000084105 A JP2000084105 A JP 2000084105A JP 2000336636 A JP2000336636 A JP 2000336636A
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water
pipe
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blind drainage
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JP2000084105A
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Tomohito Okuda
知仁 奥田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 地中で土圧等の圧力を受けても潰れないよう
な十分な強度と、優れた生産性とを兼ね備えた盲排水管
を提供する。 【解決手段】 盲排水管60は有孔管61、間隙材6
2、透水性シート63の3重構造を有する。管壁に多数
の通水孔64を形成したフレキシブルな有孔管61の外
周部を、製作容易で所定の強度を有し、通水性、通気
性、弾力性のある間隙材62で覆い、その上を透水性シ
ート63で被覆する。ここで、間隙材62を、従来の繊
維状の線材に比較して断面係数の大きい材料で形成し
た。これにより、十分な強度と製作容易性を実現でき
た。また、通気・通水のための間隙とクッション作用を
保持し、土圧等に対する強度と耐久性を有するととも
に、有孔管の変形に追従できる柔軟性も兼備している。
この盲排水管60をゴルフ場やグランド、あるいは、盛
土工事による造成地などの基礎地盤に、そのまま直接埋
設できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は盲排水管に係り、特に、
グランドもしくはゴルフ場、盛土工事、擁壁背面等の排
水処理、または、埋立工事における圧密沈下の促進やガ
ス抜き等に好適な盲排水管に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ゴルフ場、グランド等の地表面
の雨水排水処理や、大規模な盛土工事の盛土材の含水比
の低下などのために、これらの地中に有孔排水管、すな
わち管に多数の通水孔を形成した排水管を埋設し、地中
に浸透した雨水などをこの有孔排水管に集めて排水し、
水はけのよい地盤を形成している。土木関係の専門用語
として、このような排水管を暗渠排水管または盲排水管
という。
【0003】上記従来の盲排水管では、管の周囲に通常
4号砕石と呼ばれる直径約3〜4cmの、ほぼ大きさの
そろった非常に締め固まりにくい砕石を充填する必要が
あった。しかし、近年、この4号砕石の採取が困難にな
り、工事にコスト高を招くという問題があった。
【0004】そこで、本発明者は、4号砕石あるいは割
栗石等の充填材の小運搬や充填作業を省略し、工期を短
縮してコストを低くするために、管壁に多数の通水孔が
形成された有孔管と、有孔管の外周部に充填される通水
性および弾力性を有する間隙材と、間隙材の外周部を被
覆する透水性を有する被覆材とからなる盲排水管におい
て、間隙材にスパイラル状等の合成繊維を用いた盲排水
管を創案した(特開平9−13358号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した特開平9−1
3358号公報に記載の盲排水管は、土圧の小さい所で
は、その優れた集水性能や可撓性を発揮したが、大きな
土圧や、整地するときの転圧、あるいは盛土の締固めな
どに際し、強度不足になるという問題があった。
【0006】すなわち、スパイラル状等の合成繊維で形
成した間隙材が、強度不足のために潰れ、有孔管と被覆
材とが密着し、間隙材としての通気性や通水性の保持と
いう役割が果たせなくなるという問題がある。
【0007】また、間隙材の強度を大きくするために
は、繊維を重ね合わせたり、あるいは組み合わせたり、
または、他の繊維をそれらに編み込むという複雑な作業
を要していた。現時点では、これらの作業のほとんどが
手作業であり、生産性が悪かった。
【0008】本発明の目的は、上記問題点を解消するた
めになされたもので、地中で土圧等の圧力を受けても潰
れないような十分な強度と、優れた生産性とを兼ね備え
た盲排水管を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の盲排水管は、管壁に多数の通水孔が形成さ
れた有孔管と、前記有孔管の外周部に装着される通水性
および弾力性を有する間隙材と、前記間隙材の外周部を
被覆する透水性を有する被覆材とからなり、地中に埋設
されて浸透水を排水する盲排水管において、前記間隙材
は、繊維状間隙材より断面係数が大きい断面形状を有す
る部材から形成されてなることを特徴とするものであ
る。
【0010】本発明によれば、盲排水管を地中に埋設す
る際、管軸に垂直な方向の強度が大きく、周囲に砕石な
どを充填せずに、そのまま地中に埋設することができ
る。また、帯状部材や板体を蛇腹状に形成するので、従
来のような繊維などの線材の組み合わせに比較して、は
るかに製作が容易となる。
【0011】また、上記間隙材を工夫することにより、
透水性シート等の被覆材を省略することが可能となる。
すなわち、上記間隙材の通水孔や通水スリットを構成す
る通水部に、土砂などの進入を防ぐ遮蔽手段を設けるこ
とにより、上記間隙材を最外層の外周材として使用する
ことが可能となる。これにより、部材数を減らすことが
できるので、製作容易性が向上する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して説明する。本発明の盲排水管では、有孔
管、間隙材、透水性被覆シートの3層構造のうち、特に
間隙材について新たに開発・創案されている。すなわ
ち、間隙材が、単に通水性や弾力性を有するだけではな
く、地中に埋設した際に、表土の転圧やその他の土圧に
耐えるだけの十分な強度を有する間隙材を開発して用い
たことである。
【0013】なお、有孔管は、管壁に多数の通水孔が形
成され、地中に透水した雨水などをこの通水孔から管内
に集水して地域外に排水し、土圧に耐える強度を有する
とともに、カーブを描いて施設できるような柔軟性と、
地盤の変形に追従できる可撓性とを有し、地中にあって
半永久的な耐久性を備えるものがよい。そのため、ポリ
エチレン、塩化ビニール等の合成樹脂製で、管外面が凹
凸に、内面が平滑または凹凸に形成された螺旋または蛇
腹状になっている。
【0014】また、透水性シートは、通気・透水性、耐
腐食性を有するとともに、土砂の流入を防ぐフィルター
作用があり、盲排水管の最外周を包むことにより、間隙
材を有孔管の周囲に保持して、盲排水管として一体化さ
せる。材料としては、天然繊維あるいは合成繊維による
不織布、もしくは織布でもよい。
【0015】ところで、有孔管および透水性シートは、
それぞれ単独では公知のものがあるが、本発明における
間隙材に相当するものはなく、本発明による盲排水管
は、有孔管と間隙材と透水性シートとから構成し、従来
の4号砕石を使用せずに、単に地中に埋設するだけで所
期の目的を達成できるようにしたものである。なお、本
発明では、間隙材に十分な工夫をこらしたので、後述す
るように、条件次第では透水性被覆シートを省略するこ
とが可能である。
【0016】本発明における間隙材の実施形態は、繊維
のような線材ではなく、断面をパイプ状、または多角
形、またはH形等にすることにより、断面係数を上げて
強度を高めたものである。断面をこのようにすることに
よって、間隙材の強度向上と生産性向上を実現すること
ができる。
【0017】つまり、繊維のような線材を用いた場合
は、繊維の多種多様な組合せや編み込み作業などは、1
00%の機械化は困難で、かなりの割合で手作業を伴わ
なければならなかいが、以下に述べる実施形態によれ
ば、プレス加工等の機械作業により容易に生産が可能に
なる。なお、本発明における間隙材は、単数でもよい
し、複数のものを組み合わせてもよいことはもちろんで
ある。複数のものを組み合わせる場合は、断面形状や材
質等は、同じでも異なるものでもよい。
【0018】図1は、断面長方形の板状部材を螺旋状に
形成した間隙材1の斜視図である。このような螺旋状の
間隙材1を、板状の断面2を有孔管(不示図)の外周面
に立てるようにして、さらにスパイラル状に巻回し、最
外周を透水性シート(不示図)で被覆する。これによ
り、図1のA方向の断面係数が、繊維のような線材によ
るものに比較して格段に大きいため、盲排水管の半径方
向の強度が大きく向上する。
【0019】なお、間隙材の用い方は、上記では、有孔
管の外周に巻き付ける方法を説明したが、後述するよう
に、間隙材1の中心部の開孔3に有孔管を通す方法もあ
る。この方法だと、図1のものに限らず、巻き付け作業
や結束作業を省略でき、また、製作された形状のままで
内部に有孔管を通すので、構造的にもしっかりとしたも
のができる。
【0020】図2は、螺旋状部材4の中心部に軸5を設
けた間隙材6である。このような軸5を設けることによ
り、螺旋状部材4の軸方向の伸縮が抑制されるので、間
隙材6による層が不必要にゆるむことがない。また、間
隙材6の取り扱いも容易である。なお、軸5は必ずしも
中心である必要はない。
【0021】図3は、断面長方形の板状の部材を、板平
面を軸方向に平行にして螺旋状に形成した間隙材7の斜
視図である。図2と同様に軸方向の伸縮が抑制され、ま
た、例えば、図1のものと合成することにより、T型、
I型、H型等の種々の断面形状を形成できる。
【0022】図4は、螺旋状ではなく、円板状部材8
を、板面が平行になるようにしてパイプ9で串刺し状態
にした、いわゆる蛇腹状間隙材10である。一つ一つの
蛇腹を以下ではフィンともいう。図ではフィンに円板を
使用しているが、リング状、円環状、多角形状の板材で
もよい。このような間隙材10を有孔管外周に螺旋状に
巻回しても、有孔管外周面に対して垂直方向の断面係数
が大きいので、土圧などに十分に耐える盲排水管とな
る。
【0023】図5〜図7は、図4のものに通水性や通気
性をより考慮したものを示している。すなわち、図5
は、フィン11にスリット12を設けている。図6は、
フィン13に孔14あるいは突起を設けている。図7
は、軸5の半径方向に、フィンの代わりに、多数の棒状
体15を放射状に形成したものである。
【0024】これらによれば、スリットや孔などにより
通水性や通気性が向上する。なお、このようなスリット
や孔は、図4のものに限らず、図1〜図2のものにも適
用でき、同様の作用効果を有している。
【0025】図8〜図10に示すものは、図2や図4に
示したものの強度アップを目的とした間隙材の斜視図で
ある。図8は、いわゆる折り曲げたフィン状体16を軸
5に固定したもの。図9は、いわゆるシャンプーハット
状に波打った形状のフィン状体17を有するもの。図1
0は、隣接同士を一部連結したフィン状体18を有する
ものである。
【0026】さらに、図11〜図14に示すものは、軸
5に垂直に立設したフィン状体の形状に、それぞれ工夫
をこらしたものである。すなわち、図11は、断面四角
形の軸材に角板状のフィン19を立設したもの、図12
は、3本つまり複数の軸材に、円板や角板のフィン状体
20を立設したもの、図13は、断面四角形の軸材に、
種々の形状のフィン状体21を立設したものである。
【0027】また、図14は、フィン状体22をパイプ
9の長手方向に平行させて立設したものである。いずれ
も、有孔管に巻回した場合、従来の線状材に比較して半
径方向の断面係数が大きいため、土圧等に対する強度も
大きい。
【0028】これらは、いずれも間隙材の一例を示すも
ので、他にも、数限りない多種多様な形状のフィン状体
や軸材が考えられる。また、これらの間隙材の母体とな
る有孔管の形状や、埋設する地盤の状態に応じて、図1
〜図14のそれぞれの特徴を組み合わせることにより、
数千、数万種類の間隙材を製作することができる。
【0029】つまり、目的や地盤の条件に応じ、強度の
調整や間隙率の調整、あるいは多種形状の完成品を作れ
るなど、多様なニーズに答えられる間隙材の提供が可能
になる。また、本発明における間隙材は、盲排水管が必
要とする柔軟性や対土圧強度、通水性および通気性など
を十分に兼ね備えている。
【0030】さらに、本発明における間隙材の使い方を
説明する。図1、図2、図4などを例にとると、例え
ば、図1の中心の開孔部3に有孔管(不示図)を通す方
法がある。また、図2の軸5を、図4のパイプ9のよう
にパイプ構造とし、中に有孔管を通す方法がある。この
場合、有孔管を通す開孔部や軸材は、必ずしも間隙材の
中心である必要はない。
【0031】このように、間隙材の中心内部に有孔管を
通す方法を採用することにより、従来のような巻き付け
作業や、同方向への配列作業、また、それらの接着や結
束作業を省略または省力化することができる。
【0032】このような場合、図15〜図16に示すよ
うに、間隙材23のフィン状体24に孔25やスリット
26を設けたり、または、間隙材自体をメッシュ構造に
することにより、通水性能および通気性能を保持するこ
とができる。なお、当然のことであるが、通気性能の向
上は、管内の水の流れを助長することになる。
【0033】また、図17は図4の横断面図であるが、
図17に示すように、母体となる有孔管30の柔軟性に
追従するように、間隙材10自体が蛇腹構造になってい
る。この場合、蛇腹構造は、図18(a)(b)に示す
ように、断面がV形31やU形32の櫛歯状でもよい。
なお、図5〜図14に示すものも、図1、図2、図4な
どの上記応用例と同様の応用が可能である。
【0034】次に、本発明の別の実施形態を説明する。
上述した盲排水管の実施形態は、有孔管・間隙材・被覆
材の3部材で構成されている。この間隙材を工夫するこ
とによって、最外装の被覆材を省略することができる。
このように最外層の被覆材を兼用する間隙材を、以下で
は仮に外周材と称することにする。
【0035】すなわち、本実施形態の盲排水管は、管壁
に多数の通水孔が形成された有孔管と、前記有孔管の外
周部に装着される通水性および弾力性を有する外周材
(上述の間隙材に相当)とからなり、地中に埋設されて
浸透水を排水する盲排水管であって、前記外周材は、繊
維状部材より断面係数が大きい断面形状を有する部材か
ら形成され、前記通水性を有する通水部に土砂の進入を
防ぐ遮蔽手段を有してなることを特徴とするものであ
る。
【0036】図19〜図21は、最外層の透水性シート
が省略可能な盲排水管の実施形態を示す図である。例え
ば、図17に示したa寸法を可能な限り狭めることによ
り、土質条件、使用方法によっては、3層構造の最外層
を形成する不織布などの透水性シートを省略することが
可能となる。
【0037】図19は、内部に有孔管30を通した蛇腹
状間隙材33の外周溝34に、不織布で蓋35をした例
である。図20および図21は、いわゆるフィン状体3
6の形状を工夫し、隣接するフィン同士をラップするよ
うに形成した例である。外周の溝の開口部37の幅を狭
めることにより、溝内に所定径以上の土砂の進入を防止
でき、透水性シートを省略して有孔管30と間隙材33
との2層構造の盲排水管とすることができる。
【0038】この場合、不織布などの透水性シートを省
略して地中に盲排水管を埋設できる土質は、主に、砂質
土、礫質土、またはそれらを多分に含む透水性の高い土
質の場合が好ましい。粘性土のような透水性の低い土質
には不向きである。
【0039】土質の透水性は、土粒子の大きさ、または
その大きさの粒度分布等により算出され、一概に適して
いるかどうかは線引できない。また、同じ性質の土質で
あっても、盲排水管に設けた孔やスリットの分布数、径
や幅などにより、当然に異なるものである。
【0040】図22は、土質条件によって、最外層の透
水性シートを省略した場合の例である。適正な土質であ
れば、間隙材40の外周溝に、仮に土41が詰まって
も、有孔管30の被覆層42となる間隙材全体が、4号
砕石と同じ通気性や通水性の効果をもたらすことにな
る。
【0041】したがって、土質条件をあらかじめ調べて
おき、間隙材や有孔管などの断面や孔・スリットなどを
土質に合わせて検討し、盲排水管の構造を設定すること
により、きめの細かい対応ができる。透水性の悪い粘性
土になるほど、孔やスリットは細かくなり、結果とし
て、不織布に類似してくる。
【0042】図23は、本発明のさらに別の実施形態を
示す図である。図23(a)に示す例では、母体となる
有孔管30の外周と間隙材45との間に、一定の間隔を
確保するため、また、強度向上のために、間隙材45の
内側に鍔あるいは突起などの突出物46を設けている。
また、図23(b)は、このような間隙材45を螺旋状
に巻回した例である。
【0043】図23(a)(b)における、この鍔ある
いは突起は、断面をその必要強度に応じて、多角形、円
形、楕円形、H形、T形、O形、I形など、種々の断面
形状に形成できる。また、図23(b)の例は、図1の
間隙材の長方形断面を、図中Sで示した断面形状にする
ことにより形成されている例の一つである。
【0044】また、図23に示す例では、間隙材45が
蛇腹状もしくは螺旋状になっているので、土質条件によ
っては、間隙材に孔を開けたり、メッシュを使用するこ
とにより、最外装の透水性シートを省略できる。間隙材
と有孔管との間隔が、鍔や突起によって確保されるから
である。
【0045】また、図24は、本発明のさらに別の実施
形態を示す図である。母体となる有孔管50の外周に
は、螺旋状の溝51が形成されており、この溝51に係
合させて間隙材52を巻き付けることができるようにな
っている。本例によれば、盲排水管の製作性が向上しコ
ストが低下する。なお、図示するように、間隙材52の
方も、有孔管外周溝51に係合するような形状にする
と、さらに組立容易となり好都合である。
【0046】図25は、以上詳述した間隙材の任意の例
を用いて製作した盲排水管の斜視図である。本発明にな
る盲排水管60は、内側の有孔管61、間隙材62、外
側の透水性シート63の3重構造を有している。管壁に
多数の通水孔64が形成されたフレキシブルな有孔管6
1の外周部を、所定の強度を有し、通水性、通気性およ
び弾力性のある間隙材62で覆い、その上から透水性シ
ート63で被覆して構成されている。
【0047】ここで、間隙材62を、従来の繊維のよう
な線材に比較して、はるかに断面係数の大きい材料で形
成した。これにより、十分な強度と製作容易性を実現で
きた。また、通気・通水のための間隙とクッション作用
を保持し、土圧等に対する強度と耐久性を有するととも
に、有孔管の変形に追従できるような柔軟性も兼備して
いる。この盲排水管60を、ゴルフ場やグランド、ある
いは、大規模な盛土工事による造成地などの基礎地盤
に、そのまま直接埋設できる。
【0048】以上のように、本発明における間隙材は、
従来の繊維のような線材に比較して、はるかに断面係数
が大きいので、十分な強度を有し、取り扱いが容易で製
作性が優れている。また、強度を向上させることによ
り、土圧や地盤の締め固めなどに対して、つぶれなどの
形状変形を防ぐことができるので、長期にわたって排水
作用を維持できる。また、土質条件によっては、外層の
透水性シートを省略して、有孔管と間隙材との2層構造
の盲排水管とすることもできる。この場合は製造コスト
をさらに低くできる。
【0049】本発明のさらに他の実施形態を説明する。
以上の説明で、例えば、図1や図3では、1本の間隙材
を螺旋状に巻く例を図示しているが、本発明はこれに限
定されない。すなわち、複数の同一または異なる断面形
状の間隙材を、互いにラップさせて巻回してもよい。
【0050】図26は、同形断面の螺旋状間隙材70
を、半径方向(A方向)に複数(図では2本)重ね、内
側と外側とで異なる径でラップさせた例である。本例に
よれば、図23に示すような、鍔、あるいは突起を設け
なくても、最外周の透水シートと有孔管との間に、より
広い間隙スペースを確保することができる。また、間隙
率の調整に役立つ。
【0051】また、図27は、同形断面の螺旋状間隙材
71を、軸方向(図26のB方向)に複数(図では2
本)並べるようにラップさせ、ほぼ同径に巻回した例で
ある。本例によれば、有孔管の接続部などで、間隙材の
接続が容易にでき、特に接続部品などを必要としない。
また、ラップの度合いにより、間隙率と強度を調整する
ことができる。
【0052】さらに、図28、図29は、異なる断面の
部材を組み合わせて巻回した例を示す図である。すなわ
ち、図28のものは、異なる断面の部材72a、72b
を内外に重ねるように径を換えて、螺旋状に巻回した例
である。本例によれば、部材の断面が、H型、U型、逆
U型、などである場合は、千鳥状にラップすることによ
り、螺旋の隣り合うフィンを、内側外側の部材同士で連
結し合うことができる。この効果により、管軸方向の不
要な伸びを抑制することができ、強度アップにつなが
る。また、上記図26のものと同様に、接続も容易であ
る。
【0053】また、図29のものは、異なる断面の部材
73a、73bを管軸方向にラップさせて螺旋状に巻回
した例である。本例についても、上記図26のものと同
様の効果がある。さらに、図26〜図29で説明したラ
ップ方法は、螺旋状間隙材ばかりではなく、蛇腹状間隙
材にも応用可能である。
【0054】なお、図26〜図29では、2本の部材を
巻くようにしているが、3本以上でもよい。また、複数
本の部材は同一の材質のものでもよいし、異なる材質の
ものでもよい。材質を変えることにより、強度や、柔軟
性、透水性などを必要に応じて変えることができる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、従
来の繊維のような線材に比較して、本発明における間隙
材は断面係数がはるかに大きいので、十分な強度を有
し、取り扱いが容易で製作性が優れている。そのため、
製作期間が短縮され、製造コストもはるかに低い。
【0056】また、盲排水管を地中に埋設する際、間隙
材の十分な強度と、通気性や通水性により、周囲に砕石
などを充填せずにそのまま地中に埋設することができ
る。そのため、従来のように、埋設する管の周囲に砕石
などの養生材が不要となる。
【0057】また、間隙材の優れた通水性および通気性
によって、雨水等は有孔管内に集められ、速やかに排水
される。そのため、工期が短縮され、コストの低い容易
な作業で、水はけがよく、メンテナンスに優れた地盤を
造成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における半径方向の断面係
数の大きい螺旋状間隙材の一例を示す斜視図である。
【図2】本発明における軸を有する螺旋状間隙材の一例
を示す斜視図である。
【図3】本発明における軸方向の断面係数が大きい間隙
材の一例を示す斜視図である。
【図4】本発明における軸を有するフィン状間隙材の一
例を示す斜視図である。
【図5】本発明におけるフィン状間隙材にスリットを形
成した例を示す斜視図である。
【図6】本発明におけるフィン状間隙材に孔を形成した
例を示す斜視図である。
【図7】本発明における放射状棒状体を形成した間隙材
の一例を示す斜視図である。
【図8】本発明におけるフィン状体を折り曲げた間隙材
の一例を示す斜視図である。
【図9】本発明におけるフィン状体に波を付けた間隙材
の一例を示す斜視図である。
【図10】本発明における隣接フィン状体を連結した間
隙材の一例を示す斜視図である。
【図11】本発明における角軸に角形フィン状体を取り
付けた間隙材の一例を示す斜視図である。
【図12】本発明における複数の軸に複数形状のフィン
状体を取り付けた間隙材の一例を示す斜視図である。
【図13】本発明における角軸に種々のフィン状体を取
り付けた間隙材の一例を示す斜視図である。
【図14】本発明におけるフィン状体を軸の長手方向に
平行させて立設した間隙材の一例を示す斜視図である。
【図15】本発明におけるフィン状体に多数の孔を形成
した間隙材の一例を示す斜視図である。
【図16】本発明におけるフィン状体にスリットを形成
した間隙材の一例を示す斜視図である。
【図17】本発明における蛇腹構造の間隙材の一例を示
す断面図である。
【図18】本発明における間隙材の別の例で、(a)が
蛇腹構造、(b)が螺旋構造の断面形状を例示する模式
図である。
【図19】本発明における外周溝に蓋をした間隙材の一
例を示す断面模式図である。
【図20】本発明における外周溝の開口を狭めた間隙材
の一例を示す断面模式図である。
【図21】本発明における外周溝の開口を狭めた間隙材
の他の例を示す断面模式図である。
【図22】本発明における土質条件に合わせた外周溝を
有する間隙材の一例を示す断面図である。
【図23】本発明における有孔管との間に突出部を有す
る間隙材で、図(a)は蛇腹状、図(b)は螺旋状の例
を示す断面模式図である。
【図24】本発明における有孔管外周溝に係合する間隙
材の一例を示す断面図である。
【図25】本発明における間隙材を適用した盲排水管の
一例を示す斜視図である。
【図26】本発明の他の実施形態を示し、同一断面の複
数本を半径方向に組み合わせた螺旋状間隙材の一例を示
す斜視図である。
【図27】本発明の他の実施形態を示し、同一断面の複
数本を軸方向に組み合わせた螺旋状間隙材の一例を示す
斜視図である。
【図28】本発明の他の実施形態を示し、異なる断面の
複数本を半径方向に組み合わせた螺旋状間隙材の一例を
示す斜視図である。
【図29】本発明の他の実施形態を示し、異なる断面の
複数本を軸方向に組み合わせた螺旋状間隙材の一例を示
す斜視図である。
【符号の説明】
1 螺旋状間隙材 2 板状断面 3 間隙材中心部開孔 5 軸 6 間隙材 8 円板状部材 9 パイプ 10 フィン状間隙材 11 フィン 13 フィン 14 孔 18、19、20 フィン状体 23 間隙材 24 フィン状体 25 孔 26 スリット 30 有孔管 33 間隙材 40 間隙材 41 土砂 45 間隙材 46 突出物 50 有孔管 51 溝 52 間隙材 60 盲排水管 61 有孔管 62 間隙材 63 透水性シート 64 通水孔

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管壁に多数の通水孔が形成された有孔管
    と、前記有孔管の外周部に装着される通水性および弾力
    性を有する間隙材と、前記間隙材の外周部を被覆する透
    水性を有する被覆材とからなり、地中に埋設されて浸透
    水を排水する盲排水管において、前記間隙材は、繊維状
    間隙材より断面係数が大きい断面形状を有する単数また
    は複数の部材から形成されてなることを特徴とする盲排
    水管。
  2. 【請求項2】 管壁に多数の通水孔が形成された有孔管
    と、前記有孔管の外周部に装着される通水性および弾力
    性を有する間隙材とからなり、地中に埋設されて浸透水
    を排水する盲排水管において、前記間隙材は、繊維状間
    隙材より断面係数が大きい断面形状を有する単数または
    複数の部材から形成され、かつ、前記通水性を有する通
    水部に、土砂の進入を防ぐ遮蔽手段を有してなることを
    特徴とする盲排水管。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の盲排水管にお
    いて、前記間隙材は、前記繊維状間隙材より断面係数が
    大きい断面形状を有する部材が、螺旋状に形成されてな
    ることを特徴とする盲排水管。
  4. 【請求項4】 請求項1または2に記載の盲排水管にお
    いて、前記間隙材は、前記繊維状間隙材より断面係数が
    大きい断面形状を有する部材が、蛇腹状に形成されてな
    ることを特徴とする盲排水管。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のうちいずれかに記載
    の盲排水管において、前記間隙材は、軸部が空洞に形成
    されてなることを特徴とする盲排水管。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし4のうちいずれかに記載
    の盲排水管において、前記間隙材は、軸部が芯材で形成
    されてなることを特徴とする盲排水管。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし4のうちいずれかに記載
    の盲排水管において、前記間隙材は、軸部が中空管で形
    成されてなることを特徴とする盲排水管。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし4のうちいずれかに記載
    の盲排水管において、前記間隙材は複数の部材からな
    り、繊維状間隙材より断面係数が大きい同一または異な
    る断面形状を有する部材を組み合わせて形成されてなる
    ことを特徴とする盲排水管。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし8のうちいずれかに記載
    の盲排水管において、前記間隙材が、前記有孔管の外周
    に巻回されてなることを特徴とする盲排水管。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし8のうちいずれかに記
    載の盲排水管において、前記間隙材が、前記有孔管と同
    方向に配列されてなることを特徴とする盲排水管。
  11. 【請求項11】 請求項1ないし8のうちいずれかに記
    載の盲排水管において、前記間隙材の軸部に、前記有孔
    管が貫通されてなることを特徴とする盲排水管。
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