JP2000337332A - 耐遅れ破壊性に優れた高強度ボルト - Google Patents

耐遅れ破壊性に優れた高強度ボルト

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JP2000337332A
JP2000337332A JP2000107023A JP2000107023A JP2000337332A JP 2000337332 A JP2000337332 A JP 2000337332A JP 2000107023 A JP2000107023 A JP 2000107023A JP 2000107023 A JP2000107023 A JP 2000107023A JP 2000337332 A JP2000337332 A JP 2000337332A
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wire
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JP2000107023A
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Yuichi Namimura
裕一 並村
Nobuhiko Ibaraki
信彦 茨木
Koichi Makii
浩一 槇井
Hiroshi Kaguchi
浩 家口
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Honda Motor Co Ltd
Saga Tekkohsho Co Ltd
Kobe Steel Ltd
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Honda Motor Co Ltd
Saga Tekkohsho Co Ltd
Kobe Steel Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 引張強度が1200N/mm2以上でありな
がら耐遅れ破壊性に優れた高強度ボルトを提供する。 【解決手段】 C:0.5〜1.0%を含む鋼からな
り、初析フェライト、初析セメンタイト、ベイナイトお
よびマルテンサイトの1種または2種以上の組織生成を
抑制してパーライト組織の面積率を80%以上としたも
のであり、且つ強伸線加工によって1200N/mm2
以上の強度と優れた耐遅れ破壊性を有する様にした高強
度線材を使用し、これを所定の長さに切断した後、
(1)両端部をネジ転造または切削によりねじ加工した
ものであるか、或は(2)温間鍛造によりその一端部に
ボルト頭部を形成し、温間鍛造前または後に他端部をネ
ジ転造または切削によりねじ加工したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用や各種産
業機械用として使用される高強度ボルトに関するもので
あり、特に強度(引張強度)が1200N/mm2以上
でありながら耐遅れ破壊性に優れた高強度ボルトに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般の高強度ボルト用鋼としては、中炭
素合金鋼(SCM435、SCM440、SCr440
等)が使用されており、焼入れ・焼戻しによって必要な
強度を確保する様にしている。しかしながら、自動車用
や各種産業機械用として使用される一般の高強度ボルト
では、引張強度が約1200N/mm2を超える領域に
なると、遅れ破壊が発生する危険があり、使用上の制約
がある。
【0003】遅れ破壊は、非腐食性環境下で起こるもの
と腐食性環境下で起こるものがあるが、その発生原因は
種々の要因が複雑にからみあっていると言われており、
一概に上記原因を特定することは困難である。上記の様
な遅れ破壊性を左右する制御因子としては、焼戻し温
度、組織、材料硬さ、結晶粒度、各種合金元素等の関与
が一応認められているものの、遅れ破壊を防止する為の
有効な手段が確立されている訳ではなく、試行錯誤的に
種々の方法が提案されているに過ぎないのが実状であ
る。
【0004】耐遅れ破壊性を改善する為に、例えば特開
昭60−114551号、特開平2−267243号お
よび特開平3−243745号等の技術が提案されてい
る。これらの技術は、各種の主要な合金元素を調整する
ことによって、引張強さが1400MPa以上でも耐遅
れ破壊性が優れた高強度ボルト用鋼の開発を目指してな
されたものである。しかしながらこれらの技術によっ
て、遅れ破壊発生の危険が完全に解消されたと言う訳で
はなく、それらの適用範囲はごく限られた範囲に止まっ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこの様な事情
に着目してなされたものであって、その目的は、引張強
度が1200N/mm2以上でありながら耐遅れ破壊性
に優れた高強度ボルトを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成し得た高
強度ボルトとは、C:0.5〜1.0%を含む鋼からな
り、初析フェライト、初析セメンタイト、ベイナイトお
よびマルテンサイトの1種または2種以上の組織の生成
を抑制してパーライト組織の面積率を80%以上とした
ものであり、且つ強伸線加工によって1200N/mm
2以上の強度と優れた耐遅れ破壊性を有する様にした高
強度線材を使用し、これを所定の長さに切断した後、両
端部をねじ転造または切削によりねじ加工したものであ
る点に要旨を有するものである。
【0007】本発明の上記目的は、C:0.5〜1.0
%を含む鋼からなり、初析フェライト、初析セメンタイ
ト、ベイナイトおよびマルテンサイトの1種または2種
以上の組織の生成を抑制してパーライト組織の面積率を
80%以上としたものであり、且つ強伸線加工によって
1200N/mm2以上の強度と優れた耐遅れ破壊性を
有する様にした高強度線材を使用し、これを所定の長さ
に切断後、温間鍛造によって一方端部にボルト頭部を形
成し、温間鍛造の前または後に他方端部をねじ転造また
は切削によりねじ加工したものである様な高強度ボルト
の構成を採用することによっても達成される。
【0008】また本発明の高強度ボルトは、必要に応じ
てSi:2.0%以下(0%を含まない)、Cr:0.
5%以下(0%を含まない)およびCo:0.5%以下
(0%を含まない)よりなる群から選ばれる1種または
2種以上を含有す高強度線材を使用することも有効であ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明者らは、従来のボルト用高
強度鋼の耐遅れ破壊性が劣る原因について様々な角度か
ら検討した。その結果、従来の改善方法では、組織を焼
戻しマルテンサイトとして、焼戻脆性域の回避、粒界偏
析元素の低減、結晶粒微細化を図ることによって耐遅れ
破壊性を補ってきたが、こうした手段では高強度ボルト
の耐遅れ破壊性を向上させるのには限界があることが判
明した。
【0010】そこで本発明者らは、耐遅れ破壊性を更に
向上させるために鋭意研究を重ねた結果、組織をある制
約をもったパーライト主体の組織とし、強伸線加工によ
り1200N/mm2以上の強度とした高強度線材を素
材として使用してボルトに加工すれば、優れた耐遅れ破
壊性を発揮する高強度ボルトが得られることを見出し、
本発明を完成した。
【0011】本発明で素材として用いる高強度線材は、
上述の如く初析フェライト、初析セメンタイト、ベイナ
イトおよびマルテンサイトの1種または2種以上の組織
の生成を抑制してパーライト組織の面積率を80%以上
とする必要がある。上記組織のうち、初析フェライトと
初析セメンタイトが多く生成すると、伸線時に縦割れを
起こして伸線ができなくなり、強伸線加工によって12
00N/mm2以上の強度を得ることができなくなる。
また初析セメンタイトとマルテンサイトは、伸線時に断
線を引き起こすので少なくする必要がある。更に、ベイ
ナイトはパーライトに比べて加工硬化量が少なくなるの
で、強伸線加工による強度上昇が望めないのでできるだ
け少なくする必要がある。
【0012】一方、残部のパーライト組織は、セメンタ
イトとフェライトの界面で水素をトラップし、粒界に集
積する水素を低減させる効果があり、できるだけ多くす
る必要がある。こうしたことから、初析フェライト、初
析セメンタイト、ベイナイトおよびマルテンサイトの1
種または2種以上の組織生成をできるだけ抑制して(即
ち、20%未満にして)、パーライト組織の面積率を8
0%以上とする必要がある。即ち、初析フェライト、初
析セメンタイト、ベイナイトおよびマルテンサイト等の
組織の少なくとも1種をできるだけ少なくして、その合
計の面積率が20%未満となる様にしてパーライト組織
の面積率を80%以上にした高強度線材を使用すること
により、本発明の目的が達成されるのである。尚素材線
材のパーライト組織の面積率は、好ましくは90%以上
とするのが良く、より好ましくは100%パーライト組
織とするのが良い。
【0013】本発明で素材として用いる線材において
は、圧延のままおよび鍛造ままでは必要な寸法精度が得
られず、また1200N/mm2以上の強度を得ること
が困難になるので、強伸線加工が必要となる。また強伸
線加工によって一部のパーライト中のセメンタイトが微
細に分散され、水素トラップ能力を向上させると共に、
伸線方向に沿って組織が並ぶことによって亀裂の進展の
抵抗になる(亀裂伝播方向は伸線方向に垂直である)。
【0014】本発明の高強度ボルトは、Cを0.5〜
1.0%含む中炭素鋼を想定したものであるが、C含有
量の範囲限定理由は、下記の通りである。
【0015】C:0.5〜1.0% Cは鋼の強度確保の為に必要且つ経済的な元素であり、
C含有量を増加させるにつれて強度が増加する。目標強
度を確保する為には、Cは0.5%以上含有させる必要
がある。しかしながら、C含有量が1.0%を超える
と、初析セメンタイトの析出量が増加し、靭延性の低下
が顕著に現れ、伸線加工性を劣化させる。C含有量の好
ましい下限は、0.65%であり、より好ましくは0.
7%である。またC含有量の好ましい上限は、0.9%
であり、より好ましくは0.85%とするのが良い。
【0016】本発明の高強度ボルトには、通常添加され
る各種元素(Si,Co,Mn,Cu,Ni,Cr,M
o,Ti,Nb,V,W,Al,B等)を含有しても良
いことは勿論であるが、特に所定量のSi、Crおよび
Coの1種以上を含有させることは、初析セメンタイト
の析出を抑制する上で有効である。必要によって添加す
る各元素の限定理由は下記の通りである。
【0017】Si:2.0%以下(0%を含まない) Siは鋼線の焼入れ性を向上させて初析セメンタイトの
析出を抑える効果を発揮する。また脱酸剤としての作用
が期待され、しかもフェライトに固溶して顕著な固溶強
化作用も発揮する。これらの効果は、その含有量が増加
するにつれて増大するが、Si含有量が過剰になると伸
線後の鋼線の延性を低下させるので、2.0%を上限と
する。尚Si含有量の好ましい上限は、1.0%であ
り、より好ましくは0.5%である。
【0018】Cr:0.5%以下(0%を含まない) CrはSiと同様に初析セメンタイトの析出を抑制する
効果があり、初析セメンタイトの低減を図る本発明の高
強度ボルトにおける添加成分としては特に有効である。
こうした効果は、含有量が増加すればするほど増大する
が、0.5%を超えて含有させてもその効果は飽和して
不経済となるので、その上限を0.5%とした。尚Cr
含有量の好ましい範囲は0.05〜0.3%であり、更
に好ましくはその下限を0.1%、その上限を0.2%
とするのが良い。
【0019】Co:0.5%以下(0%を含まない) CoはSiやCrと同様に初析セメンタイトの析出を抑
制する効果があり、初析セメンタイトの低減を図る本発
明の高強度ボルトにおける添加成分としては特に有効で
ある。こうした効果は、含有量が増加すればするほど増
大するが、0.5%を超えて含有させてもその効果は飽
和して不経済となるので、その上限を0.5%とした。
尚Co含有量の好ましい範囲は0.05〜0.3%であ
り、更に好ましくはその下限を0.1%、その上限を
0.2%とするのが良い。
【0020】Mn:0.2〜1.0% Mnは脱酸剤としての効果と、鋼線の焼入性を向上させ
て鋼線の組織の均一性を高める効果を発揮する。これら
の効果を発揮させる為には、0.2%以上含有させる必
要がある。しかしながらMn含有量が過剰になると、M
nの偏析部にマルテンサイトやベイナイトなどの過冷組
織が生成して伸線加工性を劣化させるので、1.0%を
上限とする。尚Mn含有量の好ましい下限は0.40%
であり、より好ましくは0.45%とするのが良い。ま
たMn含有量の好ましい上限は0.70%であり、より
好ましくは0.55%とするのが良い。
【0021】Cu:0.5%以下(0%を含まない) Cuは析出硬化作用によって鋼線の高強度化に寄与する
元素である。しかしながら過剰に添加すると、粒界脆化
を起こして耐遅れ破壊性を劣化させる原因となるので、
0.5%を上限とする。尚Cu含有量の好ましい下限は
0.05%であり、より好ましくは0.1%とするのが
良い。またCu含有量の好ましい上限は0.3%であ
り、より好ましくは0.2%とするのが良い。
【0022】Ni:1.0%以下(0%を含まない) Niは鋼線の強度上昇にはあまり寄与しないが、伸線材
の靭性を高める効果を有する。しかしながら、Ni含有
量が過剰になると、変態終了温度が長くなり過ぎて、設
備の大型過、生産性の劣化を来すため、1.0%を上限
とする。尚Ni含有量の好ましい下限は0.05%であ
り、より好ましくは0.1%とするのが良い。またNi
含有量の好ましい上限は0.5%であり、より好ましく
は0.3%とするのが良い。
【0023】Mo,Ti,Nb,VおよびWよりなる群
から選ばれる1種以上:合計で0.01〜0.5% これらの元素は、微細な炭・窒化物を形成して耐遅れ破
壊性の向上に寄与する。またこれらの炭化物および窒化
物は、結晶粒の微細化にも有効である。こうした効果を
発揮させる為には合計で0.01%以上含有させる必要
があるが、過剰に含有させると耐遅れ破壊性および靭性
を阻害するので、合計で0.5%以下にする必要があ
る。尚これらの元素含有量の好ましい下限は合計で0.
02%であり、より好ましくは0.03%とするのが良
い。また好ましい上限は合計で0.3%であり、より好
ましくは0.1%とするのが良い。
【0024】Al:0.01〜0.05% Alは鋼中のNを捕捉してAlNを形成し、結晶粒を微
細化することによって耐遅れ破壊性の向上に寄与する。
その為には、0.01%以上含有させる必要があるが、
0.05%を超えると窒化物系介在物や酸化物系介在物
が生成し、伸線性が低下するので、0.05%以下にす
る必要がある。尚Al含有量の好ましい下限は0.02
5%であり、好ましい上限は0.035%である。
【0025】B:0.0005〜0.003% Bは鋼の焼入れ性向上の為に添加されるが、その効果を
発揮するためには、0.0005%以上含有させる必要
がある。しかしながら、0.003%を超えて過剰に含
有すると却って靭性を阻害する。尚B含有量の好ましい
下限は0.0010%であり、好ましい上限は0.00
25%である。
【0026】N:0.015%以下(0%を含まない) NはAlNやTiN等の窒化物を形成することによっ
て、結晶粒の微細化ひいては耐遅れ破壊性の向上に好影
響を与える。しかしながら、過剰に含有すると窒化物が
増加し過ぎて伸線性に悪影響を及ぼすだけでなく、固溶
Nが伸線中の時効を促進することがあるので、0.01
5%以下にする必要がある。尚N含有量の好ましい上限
は0.007%であり、より好ましくは0.005%以
下にするのが良い。
【0027】本発明の高強度ボルトにおいては、上記成
分の他(残部)は基本的に鉄からなるものであるが、こ
れら以外にも微量成分を含み得るものでり、こうした成
分を含むものも本発明の技術的範囲に含まれるものであ
る。またその特性を更に良好にするという観点からし
て、P,SおよびOについては、下記の様に抑制するこ
とが良い。更に、本発明の高強度ボルトには、不可避的
に不純物が含まれることになるが、それらは本発明の効
果を損なわない限度で許容される。
【0028】P:0.03%以下(0%を含む) Pは粒界偏析を起こして、耐遅れ破壊性を劣化させる元
素である。そこでP含有量を0.03%以下とすること
により、耐遅れ破壊性の向上が図れる。尚P含有量は、
0.015%以下に低減するのが好ましく、より好まし
くは0.005%以下にするのが良い。
【0029】S:0.03%以下(0%を含む) Sは鋼中でMnSを形成し、応力が負荷されたときにM
nSが応力集中箇所となる。従って、耐遅れ破壊性の改
善にはS含有量をできるだけ減少させることが必要とな
り、0.03%以下にするのが良い。尚S含有量は、
0.01%以下に低減するのが好ましく、より好ましく
は0.005%以下にするのが良い。
【0030】O:0.005%以下(0%を含む) Oは常温では鋼にほとんど固溶せず、硬質の酸化物系介
在物として存在し、伸線時にカッピー断線を引き起こす
原因となる。従って、O含有量は極力少なくすべきであ
り、少なくとも0.005%以下に抑える必要がある。
尚O含有量は、0.003%以下に低減することが好ま
しく、より好ましくは0.002%以下に低減するのが
良い。
【0031】本発明で素材として用いる高強度線材は、
様々な方法によってその組織を調整することができる
が、その代表的な方法について説明する。その方法の一
つとして、まず上記の様な化学成分組成を有する鋼材を
用い、鋼材の圧延または鍛造終了後温度が800℃以上
となる様に熱間圧延または熱間鍛造を行なった後、平均
冷却速度V(℃/秒)が下記(1)を満足する様にして
400℃まで連続冷却し、引き続き放冷する方法が挙げ
られる。 166×(線径)-1.4≦V≦288×(線径)-1.4 …(1)
【0032】この工程によって、通常の圧延材より均質
なパーライト組織が得られ、伸線前の強度上昇が図れ
る。圧延または鍛造終了後温度が低過ぎると、オーステ
ナイト化が不十分となり、均質なパーライト組織が得ら
れなくなるので、上記終了温度は800℃以上とする必
要がある。この温度の好ましい範囲は850〜950℃
程度であり、更に好ましくは850〜900℃程度であ
る。
【0033】上記平均冷却速度Vが166×(線径)
-1.4よりも小さくなると、均質なパーライト組織が得ら
れなくなるばかりか、初析フェライトや初析セメンタイ
トが生成し易くなる。また平均冷却速度Vが288×
(線径)-1.4よりも大きくなると、ベイナイトやマルテ
ンサイトが生成し易くなる。
【0034】また本発明で用いる高強度線材は、上記の
様な化学成分組成を有する鋼材を用い、この鋼材を80
0℃以上に加熱後、520〜650℃温度まで急冷し、
その温度で恒温保持(パテンティング処理)する方法に
よっても、通常の圧延材より均質なパーライト組織が得
られ、伸線前の強度上昇が図れる。
【0035】この方法において、鋼材加熱温度の規定範
囲は、上記圧延または鍛造終了温度と同じ理由で800
℃以上とする必要がある。またこの加熱温度の好ましい
範囲は、上記と同様である。パテンティング処理は、ソ
ルトバス、鉛、流動層等を利用し、加熱した線材をでき
るだけ速い冷却速度で急冷することが望ましい。また均
質なパーライト組織を得るには、520〜650℃で恒
温変態させることが必要である。この恒温変態温度の好
ましい温度範囲は、550〜600℃であり、最も好ま
しい恒温保持温度はTTT線図のパーライトノーズ付近
の温度である。
【0036】一方、鋼材の圧延または鍛造終了後温度が
800℃以上となる様に熱間圧延または熱間鍛造した
後、5℃/秒以上の平均冷却速度で520〜750℃の
温度まで冷却し、その温度から1.0℃/秒以下の平均
冷却速度で200秒以上保持し、引き続き放冷すること
によっても、通常の圧延材よりも均質なパーライト組織
が得られ、伸線前の強度上昇が図れる。こうした方法を
採用するときの各工程における作用は下記の通りであ
る。
【0037】まず圧延または鍛造終了後温度の規定範囲
については、上記鋼材加熱温度と同様の理由で800℃
以上とする必要がある。またこの温度の好ましい範囲
は、上記と同様である。熱間圧延後または熱間鍛造後の
冷却速度が遅過ぎると、冷却中にフェライト変態を引き
起こす可能性があり、できるだけ速い冷却速度で冷却す
ることが好ましい。そこでこのときの冷却速度は5℃/
秒以上とするのが良い。この冷却速度の好ましい範囲
は、10℃/秒以上であり、より好ましくは30℃/秒
以上である。この冷却によって520〜750℃まで冷
却する必要があるが、この冷却終了温度が520℃未満
または750℃を超えると、その後の徐冷によってパー
ライト以外の組織が生成し易くなる。
【0038】上記で冷却した後は、均質なパーライト組
織を得るという観点から、その温度(520〜750℃
の温度:徐冷開始温度)から1.0℃/秒以下の平均冷
却速度でで冷却(徐冷)しつつ200秒以上保持する必
要がある。このときの平均冷却速度が1.0℃/秒より
も速くなったり、保持時間が200秒未満になると、パ
ーライト組織に変態する前に放冷されて、ベイナイトや
マルテンサイトが生成し易くなる。尚この冷却速度の好
ましい範囲は、0.5℃/秒以下であり、より好ましく
は0.2℃/秒以下とするのが良い。また上記保持時間
の好ましい範囲は、300秒以上であり、より好ましく
は600秒以上とするのが良い。尚TTT線図のパーラ
イトノーズ付近の温度に長く保持することが最も好まし
い。
【0039】上記の様にして得られた高強度線材を使用
し、所定の長さに切断した後、(1)両端部をネジ転造
または切削によりねじ加工するか(スタッドボルトにす
る)、或は(2)温間鍛造によりその一端部にボルト頭
部を形成し、温間鍛造前または後に他端部をネジ転造ま
たは切削によりねじ加工すること、等によって優れた耐
遅れ破壊特性および強度を発揮するボルトが得られる。
尚上記(2)の方法においてボルト頭部を形成する際に
温間鍛造法を採用するのは、線材の強度が高いため、通
常の冷間鍛造では所定のボルト形状に成形しにくいとい
う理由からである。
【0040】以下本発明を実施例によって更に詳細に説
明するが、下記実施例は本発明を限定する性質のもので
はなく、前・後記の趣旨に徴して設計変更することはい
ずれも本発明の技術的範囲に含まれる。
【0041】
【実施例】実施例1 下記表1に示す化学成分組成を有する供試鋼を用い、線
径:8〜14mmφまで圧延終了温度が約930℃にな
る様に熱間圧延した後、平均冷却速度を4.2〜12.
4℃/秒(下記表2)の範囲として衝風冷却した。その
後、線径:7.06mmまで伸線した(伸線率:22〜
75%)。
【0042】
【表1】
【0043】得られた各種線材を用い、図1に示すM8
×P1.25のスタッドボルトを作製し、遅れ破壊試験
を行なった。遅れ破壊試験は、ボルトを酸中に浸漬後
(15%HCl×30分)、水洗・乾燥して大気中で応
力負荷(負荷応力は引張り強さの90%)し、100時
間後の破断の有無で評価した。また初析フェライト、初
析セメンタイト、ベイナイト、マルテンサイトまたはパ
ーライト組織の分類を下記の方法で行ない、各組織の面
積率を求めた。このとき比較の為に、一部のものについ
ては、焼入れ・焼戻しを行って100%焼き戻しマルテ
ンサイト組織にしたものについても遅れ破壊試験を行な
った(後記表2のNo.13)。
【0044】(各組織の分類方法)線材の横断面を埋め
込み、研磨後、5%のピクリン酸アルコール液に15〜
30秒間浸漬して腐食させた後、走査型電子物顕微鏡
(SEM)によってD/4(Dは直径)部を組織観察し
た。1000〜3000倍で5〜10視野撮影し、パー
ライト組織部分を確定した後、画像解析装置によって各
組織の面積率を求めた。尚パーライト組織と区別がつき
にくい、ベイナイト組織や初析フェライト組織について
は、図2(図面代用顕微鏡写真)に示す様な組織をベイ
ナイト組織とし、図3(図面代用顕微鏡写真)に示す様
な組織を初析フェライト組織と判断した。これらの組織
の傾向として、初析フェライトと初析セメンタイトは、
旧オーステナイト結晶粒界に沿って針状に析出し、マル
テンサイトは塊状に析出していた。
【0045】各線材の組織を平均冷却速度と共に下記表
2に、遅れ破壊試験結果を伸線条件および機械的特性と
共に下記表3に夫々示す。尚平均冷却速度の適正な範囲
[前記(1)式を満足する範囲]は、線径が14mmの
ときに4.12≦V≦7.16(℃/秒)、線径が11
mmのときに5.78≦V≦10.03(℃/秒)、線
径が8mmのときに9.03≦V≦15.67(℃/
秒)である。
【0046】
【表2】
【0047】
【表3】
【0048】実施例2 前記表1に示した供試鋼Cを用い、線径:11mmφま
で圧延終了温度が約930℃になる様に熱間圧延した後
急冷し、下記表4に示す条件にてパテンティング処理
(加熱温度:750〜935℃、恒温変態:495〜6
65℃×4分)した。その後、線径:7.06mmまで
伸線した(伸線率:59%)。
【0049】
【表4】
【0050】得られた各種線材を用い、前記図1に示し
たM8×P1.25のスタッドボルトを作製し、遅れ破
壊試験を実施例1と同様にして行なった。各線材の組織
を前記表4に併記すると共に、遅れ破壊試験結果を伸線
条件および機械的特性と共に下記表5に夫々示す。
【0051】
【表5】
【0052】実施例3 前記表1に示した供試鋼Cを用い、下記表6に示す圧延
条件にて線径:11mmφまで熱間圧延した。その後、
線径:7.06mmまで伸線した(伸線率:59%)。
【0053】
【表6】
【0054】得られた各種線材を用い、前記図1に示し
たM8×P1.25のスタッドボルトを作製し、遅れ破
壊試験を実施例1と同様にして行なった。各線材の組織
を下記表7に、遅れ破壊試験結果を伸線条件および機械
的特性と共に下記表8に夫々示す。
【0055】
【表7】
【0056】
【表8】
【0057】これらの結果から明らかな様に、本発明で
規定する要件を満足するボルトは、引張り強度が120
0N/mm2以上であっても、優れた耐遅れ破壊性を有
していることがわかる。
【0058】
【発明の効果】本発明は以上の様に構成されており、引
張強度が1200N/mm2以上でありながら耐遅れ破
壊性に優れた高強度ボルトが実現できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例において遅れ破壊試験に供したボルトの
形状を示す概略説明図である。
【図2】ベイナイト組織を示す図面代用顕微鏡写真であ
る。
【図3】初析フェライト組織を示す図面代用顕微鏡写真
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 並村 裕一 神戸市灘区灘浜東町2番地 株式会社神戸 製鋼所神戸製鉄所内 (72)発明者 茨木 信彦 神戸市灘区灘浜東町2番地 株式会社神戸 製鋼所神戸製鉄所内 (72)発明者 槇井 浩一 神戸市西区高塚台1丁目5番5号 株式会 社神戸製鋼所神戸総合技術研究所内 (72)発明者 家口 浩 神戸市西区高塚台1丁目5番5号 株式会 社神戸製鋼所神戸総合技術研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 C:0.5〜1.0%(質量%の意味、
    以下同じ)を含む鋼からなり、初析フェライト、初析セ
    メンタイト、ベイナイトおよびマルテンサイトの1種ま
    たは2種以上の組織の生成を抑制してパーライト組織の
    面積率を80%以上としたものであり、且つ強伸線加工
    によって1200N/mm2以上の強度と優れた耐遅れ
    破壊性を有する様にした高強度線材を使用し、これを所
    定の長さに切断した後、両端部をねじ転造または切削に
    よりねじ加工したものであることを特徴とする耐遅れ破
    壊性に優れた高強度ボルト。
  2. 【請求項2】 Si:2.0%以下(0%を含まな
    い)、Cr:0.5%以下(0%を含まない)およびC
    o:0.5%以下(0%を含まない)よりなる群から選
    ばれる1種または2種以上を含有する高強度線材を使用
    したものである請求項1に記載の高強度ボルト。
  3. 【請求項3】 C:0.5〜1.0%を含む鋼からな
    り、初析フェライト、初析セメンタイト、ベイナイトお
    よびマルテンサイトの1種または2種以上の組織の生成
    を抑制してパーライト組織の面積率を80%以上とした
    ものであり、且つ強伸線加工によって1200N/mm
    2以上の強度と優れた耐遅れ破壊性を有する様にした高
    強度線材を使用し、これを所定の長さに切断後、温間鍛
    造によって一方端部にボルト頭部を形成し、温間鍛造の
    前または後に他方端部をねじ転造または切削によりねじ
    加工したものであることを特徴とする耐遅れ破壊性に優
    れた高強度ボルト。
  4. 【請求項4】 Si:2.0%以下(0%を含まな
    い)、Cr:0.5%以下(0%を含まない)およびC
    o:0.5%以下(0%を含まない)よりなる群から選
    ばれる1種または2種以上を含有する高強度線材を使用
    したものである請求項3に記載の高強度ボルト。
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