JP2000337616A - 可燃性廃棄物の溶融処理方法及び溶融処理炉 - Google Patents
可燃性廃棄物の溶融処理方法及び溶融処理炉Info
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- JP2000337616A JP2000337616A JP11149312A JP14931299A JP2000337616A JP 2000337616 A JP2000337616 A JP 2000337616A JP 11149312 A JP11149312 A JP 11149312A JP 14931299 A JP14931299 A JP 14931299A JP 2000337616 A JP2000337616 A JP 2000337616A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 可燃性廃棄物17を含む廃棄物を被処理物1
5として溶融炉1に供給し、供給された被処理物15を
溶融処理する主室9に導き、被処理物15を主室9にお
ける弱酸化性雰囲気内で加熱して、被処理物15の表面
Fを溶融させて溶融スラグを形成する可燃性廃棄物の溶
融処理方法並びに溶融処理炉において、可燃性廃棄物1
7の燃焼を促進し、溶融炉の小型化を可能とする。 【解決手段】 被処理物15を主室9に供給する被処理
物供給部10に、被処理物15に水分を供給する水供給
機構14を設けて、可燃性廃棄物17に、予め水分を保
有させ、主室9内で可燃性廃棄物17中の炭素と保有さ
せた水分との間の水性ガス化反応を誘発し、水性ガス化
反応に伴い生成した可燃性ガスを被処理物15の表面F
及びその近傍で燃焼させる。
5として溶融炉1に供給し、供給された被処理物15を
溶融処理する主室9に導き、被処理物15を主室9にお
ける弱酸化性雰囲気内で加熱して、被処理物15の表面
Fを溶融させて溶融スラグを形成する可燃性廃棄物の溶
融処理方法並びに溶融処理炉において、可燃性廃棄物1
7の燃焼を促進し、溶融炉の小型化を可能とする。 【解決手段】 被処理物15を主室9に供給する被処理
物供給部10に、被処理物15に水分を供給する水供給
機構14を設けて、可燃性廃棄物17に、予め水分を保
有させ、主室9内で可燃性廃棄物17中の炭素と保有さ
せた水分との間の水性ガス化反応を誘発し、水性ガス化
反応に伴い生成した可燃性ガスを被処理物15の表面F
及びその近傍で燃焼させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可燃性廃棄物の溶
融処理方法及び溶融処理炉に関し、詳しくは、可燃性廃
棄物を含む廃棄物を被処理物として溶融炉に供給する第
一工程と、前記供給された被処理物を溶融処理する主室
に導く第二工程と、前記被処理物を弱酸化性雰囲気内で
加熱して、前記被処理物の表面を溶融させて溶融スラグ
を形成する第三工程とからなる可燃性廃棄物の溶融処理
方法、及び可燃性廃棄物を含む被処理物を蓄積する堆積
部と、前記堆積部から供給される被処理物を弱酸化性雰
囲気下で加熱溶融する主室と、前記主室の底部に、前記
被処理物の表面が溶融して生成した溶融スラグを排出す
るスラグ排出部とを設けてある可燃性廃棄物の溶融処理
炉に関する。
融処理方法及び溶融処理炉に関し、詳しくは、可燃性廃
棄物を含む廃棄物を被処理物として溶融炉に供給する第
一工程と、前記供給された被処理物を溶融処理する主室
に導く第二工程と、前記被処理物を弱酸化性雰囲気内で
加熱して、前記被処理物の表面を溶融させて溶融スラグ
を形成する第三工程とからなる可燃性廃棄物の溶融処理
方法、及び可燃性廃棄物を含む被処理物を蓄積する堆積
部と、前記堆積部から供給される被処理物を弱酸化性雰
囲気下で加熱溶融する主室と、前記主室の底部に、前記
被処理物の表面が溶融して生成した溶融スラグを排出す
るスラグ排出部とを設けてある可燃性廃棄物の溶融処理
炉に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、可燃性廃棄物の溶融処理装置にお
いては、例えば図6に示すように、溶融炉1は、固定さ
れた内筒2と、前記内筒2と同軸心回りに回転駆動自在
で、底部8を備える外筒7とで構成してあり、前記内筒
2に備える炉天井部3と前記底部8との間に、堆積部S
から供給される被処理物15を弱酸化性雰囲気下で加熱
溶融する主室9を形成して、前記主室9の底部8に、前
記被処理物15の擂り鉢型に形成される表面Fが溶融し
て生成した溶融スラグ24を排出するスラグ排出部8a
とを設けてあった。前記炉天井部3には、前記主室9内
に一次空気を供給する空気ノズル5と、前記主室9内に
燃料を供給して、供給した燃料を燃焼させるバーナ4と
が設けられており、燃料供給路18を前記バーナ4に接
続し、空気供給路19を、前記バーナ4と前記空気ノズ
ル5とに夫々接続してあって、供給された燃料の燃焼熱
により前記主室9内の空間が加熱され、その熱により前
記表面Fにおける被処理物15を溶融させるように構成
されている。このために、前記燃料供給路18に備える
燃料調節弁21と、前記バーナ4への空気供給路19に
備えるバーナ空気調節弁22と、前記空気ノズル5への
空気供給路19に備える主室空気調節弁23とが、夫々
炉内温度調節手段20によって調節されるように構成し
てある。尚、前記被処理物15中の可燃性廃棄物17も
炉内の熱と、一次空気とにより燃焼するが、その熱によ
り炉内の温度を維持するには、前記可燃性廃棄物17の
燃焼速度が低く、十分な熱量を発生しない。前記堆積部
Sは、前記内筒2と前記外筒7との間の環状空間を経て
供給される可燃性廃棄物17を含む前記被処理物15を
前記底部8上に蓄積するように構成され、前記環状空間
の上を封じる環状天井部6に前記被処理物15を前記環
状空間内に投入する投入部11を設け、前記主室9に対
する表面Fに前記被処理物15を供給する堆積部Sと、
前記投入部11とで被処理物供給部10を形成してあっ
た。前記堆積部Sからは、前記内筒2の下端部2aに設
けられた切出羽根13によって、前記堆積部S内の被処
理物15が前記主室9に向けて掻き出される。
いては、例えば図6に示すように、溶融炉1は、固定さ
れた内筒2と、前記内筒2と同軸心回りに回転駆動自在
で、底部8を備える外筒7とで構成してあり、前記内筒
2に備える炉天井部3と前記底部8との間に、堆積部S
から供給される被処理物15を弱酸化性雰囲気下で加熱
溶融する主室9を形成して、前記主室9の底部8に、前
記被処理物15の擂り鉢型に形成される表面Fが溶融し
て生成した溶融スラグ24を排出するスラグ排出部8a
とを設けてあった。前記炉天井部3には、前記主室9内
に一次空気を供給する空気ノズル5と、前記主室9内に
燃料を供給して、供給した燃料を燃焼させるバーナ4と
が設けられており、燃料供給路18を前記バーナ4に接
続し、空気供給路19を、前記バーナ4と前記空気ノズ
ル5とに夫々接続してあって、供給された燃料の燃焼熱
により前記主室9内の空間が加熱され、その熱により前
記表面Fにおける被処理物15を溶融させるように構成
されている。このために、前記燃料供給路18に備える
燃料調節弁21と、前記バーナ4への空気供給路19に
備えるバーナ空気調節弁22と、前記空気ノズル5への
空気供給路19に備える主室空気調節弁23とが、夫々
炉内温度調節手段20によって調節されるように構成し
てある。尚、前記被処理物15中の可燃性廃棄物17も
炉内の熱と、一次空気とにより燃焼するが、その熱によ
り炉内の温度を維持するには、前記可燃性廃棄物17の
燃焼速度が低く、十分な熱量を発生しない。前記堆積部
Sは、前記内筒2と前記外筒7との間の環状空間を経て
供給される可燃性廃棄物17を含む前記被処理物15を
前記底部8上に蓄積するように構成され、前記環状空間
の上を封じる環状天井部6に前記被処理物15を前記環
状空間内に投入する投入部11を設け、前記主室9に対
する表面Fに前記被処理物15を供給する堆積部Sと、
前記投入部11とで被処理物供給部10を形成してあっ
た。前記堆積部Sからは、前記内筒2の下端部2aに設
けられた切出羽根13によって、前記堆積部S内の被処
理物15が前記主室9に向けて掻き出される。
【0003】上述のように、前記被処理物供給部10か
らは、可燃性廃棄物17も投入されるのであるが、通常
は、予め熱分解処理が施された前記可燃性廃棄物17の
熱分解残さであるチャーが投入される。
らは、可燃性廃棄物17も投入されるのであるが、通常
は、予め熱分解処理が施された前記可燃性廃棄物17の
熱分解残さであるチャーが投入される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
廃棄物の溶融処理炉においては、前記可燃性廃棄物17
を溶融処理するに際しての事前の熱分解処理によって得
られたチャーを、被処理物15として炉内に投入するも
ので、前記チャーは炉内で固体燃焼するから、燃焼速度
が低く、炉内温度を前記被処理物15中の不燃物を溶融
させるに十分な温度に維持できるものではなく、また、
前記可燃性廃棄物17の炉内滞留時間が足りなければ、
前記チャーが未燃分として前記スラグ排出部8aから排
出されることもあるという問題を有している。さらに、
ダイオキシン排出防止の観点から、未燃分を排出させな
いために前記被処理物15の炉内滞留時間を十分に確保
しようとすれば、溶融処理炉のサイズが大きくなるとい
う問題も有している。この対策として、前記主室9にお
ける前記被処理物15の表面Fで水性ガス化反応を誘発
せしめるべく、前記主室9内に水蒸気を投入することを
先に提案した(特願平8−232166号)。つまり、
図7に示すように、溶融炉1に水蒸気供給機構25を設
けて、その水蒸気ノズル26を、前記炉天井部3に配置
したものである。これによって前記可燃性廃棄物17の
燃焼速度は改善されたが、前記主室9内の高温ガス中に
水蒸気を吹き込むから、前記可燃性廃棄物17中の炭素
分と接触するには、前記水蒸気の炉内雰囲気中での拡散
を必要とし、前記可燃性廃棄物17の燃焼速度が、満足
できる水準にまで高まるには至らなかった。
廃棄物の溶融処理炉においては、前記可燃性廃棄物17
を溶融処理するに際しての事前の熱分解処理によって得
られたチャーを、被処理物15として炉内に投入するも
ので、前記チャーは炉内で固体燃焼するから、燃焼速度
が低く、炉内温度を前記被処理物15中の不燃物を溶融
させるに十分な温度に維持できるものではなく、また、
前記可燃性廃棄物17の炉内滞留時間が足りなければ、
前記チャーが未燃分として前記スラグ排出部8aから排
出されることもあるという問題を有している。さらに、
ダイオキシン排出防止の観点から、未燃分を排出させな
いために前記被処理物15の炉内滞留時間を十分に確保
しようとすれば、溶融処理炉のサイズが大きくなるとい
う問題も有している。この対策として、前記主室9にお
ける前記被処理物15の表面Fで水性ガス化反応を誘発
せしめるべく、前記主室9内に水蒸気を投入することを
先に提案した(特願平8−232166号)。つまり、
図7に示すように、溶融炉1に水蒸気供給機構25を設
けて、その水蒸気ノズル26を、前記炉天井部3に配置
したものである。これによって前記可燃性廃棄物17の
燃焼速度は改善されたが、前記主室9内の高温ガス中に
水蒸気を吹き込むから、前記可燃性廃棄物17中の炭素
分と接触するには、前記水蒸気の炉内雰囲気中での拡散
を必要とし、前記可燃性廃棄物17の燃焼速度が、満足
できる水準にまで高まるには至らなかった。
【0005】そこで、本発明の目的は、上記の問題点を
解決し、可燃性廃棄物の燃焼を促進し、溶融炉の小型化
を可能とする手段を提供することにある。
解決し、可燃性廃棄物の燃焼を促進し、溶融炉の小型化
を可能とする手段を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】〔各特徴手段〕上記の目
的のための本発明の廃棄物の溶融処理方法の第1特徴手
段は、請求項1に記載の如く、可燃性廃棄物を含む廃棄
物を被処理物として溶融炉に供給する第一工程と、前記
供給された被処理物を溶融処理する主室に導く第二工程
と、前記被処理物を弱酸化性雰囲気内で加熱して、前記
被処理物の表面を溶融させて溶融スラグを形成する第三
工程とからなる可燃性廃棄物の溶融処理方法において、
前記第二工程に先立ち、少なくとも前記可燃性廃棄物
に、予め水分を保有させる加湿工程と、前記第三工程に
おいて、前記主室内で前記可燃性廃棄物中の炭素と前記
保有させた水分との間の水性ガス化反応を誘発する水性
ガス化工程とを含み、前記水性ガス化反応に伴い生成し
た可燃性ガスを前記被処理物の表面及びその近傍で燃焼
させる点にある。つまり、前記第一工程に先立ち、或い
は前記第一工程と共に、又は、前記第一工程の後に前記
第二工程に先立ち、前記加湿工程を実施して、前記第三
工程に先だって、水分を、少なくとも前記可燃性廃棄物
に保有させておくのである。上記の目的のための本発明
の廃棄物の溶融処理方法の第2特徴手段は、請求項2に
記載の如く、前記第1特徴手段において、加湿工程を、
第一工程の後に、被処理物の全体に対して水を噴霧供給
し、前記被処理物に水分を保有させるようにしてある点
にある。つまり、前記被処理物に水分を保有させること
で、前記可燃性廃棄物に水分を保持させることを可能に
するのである。
的のための本発明の廃棄物の溶融処理方法の第1特徴手
段は、請求項1に記載の如く、可燃性廃棄物を含む廃棄
物を被処理物として溶融炉に供給する第一工程と、前記
供給された被処理物を溶融処理する主室に導く第二工程
と、前記被処理物を弱酸化性雰囲気内で加熱して、前記
被処理物の表面を溶融させて溶融スラグを形成する第三
工程とからなる可燃性廃棄物の溶融処理方法において、
前記第二工程に先立ち、少なくとも前記可燃性廃棄物
に、予め水分を保有させる加湿工程と、前記第三工程に
おいて、前記主室内で前記可燃性廃棄物中の炭素と前記
保有させた水分との間の水性ガス化反応を誘発する水性
ガス化工程とを含み、前記水性ガス化反応に伴い生成し
た可燃性ガスを前記被処理物の表面及びその近傍で燃焼
させる点にある。つまり、前記第一工程に先立ち、或い
は前記第一工程と共に、又は、前記第一工程の後に前記
第二工程に先立ち、前記加湿工程を実施して、前記第三
工程に先だって、水分を、少なくとも前記可燃性廃棄物
に保有させておくのである。上記の目的のための本発明
の廃棄物の溶融処理方法の第2特徴手段は、請求項2に
記載の如く、前記第1特徴手段において、加湿工程を、
第一工程の後に、被処理物の全体に対して水を噴霧供給
し、前記被処理物に水分を保有させるようにしてある点
にある。つまり、前記被処理物に水分を保有させること
で、前記可燃性廃棄物に水分を保持させることを可能に
するのである。
【0007】〔各特徴手段の作用効果〕上記第1特徴手
段によれば、可燃性廃棄物の燃焼速度を高めることがで
き、溶融炉の小型化が可能となる。つまり、高温度に維
持した弱酸化性雰囲気内で、廃棄物中の炭素分と保有水
分との間で水性ガス化反応を誘起すれば、生成する可燃
性ガスの燃焼速度は速く、その可燃性ガスが直ちに燃焼
を開始するから、その可燃性ガスの燃焼火炎に包囲され
る前記炭素分は急速に燃焼するようになる。従って、可
燃性廃棄物の燃焼速度を高めることができ、前記可燃性
廃棄物の炉内滞留時間を短くできる。その結果、前記可
燃性廃棄物が、燃焼速度が低い、乾留残さであるチャー
のみであっても、急速に燃焼させることが可能であり、
前記被処理物の炉内滞留時間を大きくする必要がなく、
前記堆積部の反応表面積も大きくする必要がないのであ
る。尚、上記第2特徴構成によれば、上記第1特徴構成
の作用効果を奏する中で、加湿工程の作業か簡単にな
る。つまり、可燃性廃棄物を選別して加湿する必要がな
いのである。また、溶融炉内において加湿されるから、
被処理物全体が雰囲気温度により加熱され、不燃性の被
処理物の保有する水分も蒸発し、前記可燃性廃棄物の保
有する水分と共に蒸気として前記可燃性廃棄物を包囲す
るようになる。さらに、炉内の閉鎖された空間内で加湿
されるから、前記被処理物は、加湿された状態を良好に
維持できるのである。その結果、前記水分が前記可燃性
廃棄物中の炭素分と容易に接触して、水性ガス化反応が
誘発されるのである。
段によれば、可燃性廃棄物の燃焼速度を高めることがで
き、溶融炉の小型化が可能となる。つまり、高温度に維
持した弱酸化性雰囲気内で、廃棄物中の炭素分と保有水
分との間で水性ガス化反応を誘起すれば、生成する可燃
性ガスの燃焼速度は速く、その可燃性ガスが直ちに燃焼
を開始するから、その可燃性ガスの燃焼火炎に包囲され
る前記炭素分は急速に燃焼するようになる。従って、可
燃性廃棄物の燃焼速度を高めることができ、前記可燃性
廃棄物の炉内滞留時間を短くできる。その結果、前記可
燃性廃棄物が、燃焼速度が低い、乾留残さであるチャー
のみであっても、急速に燃焼させることが可能であり、
前記被処理物の炉内滞留時間を大きくする必要がなく、
前記堆積部の反応表面積も大きくする必要がないのであ
る。尚、上記第2特徴構成によれば、上記第1特徴構成
の作用効果を奏する中で、加湿工程の作業か簡単にな
る。つまり、可燃性廃棄物を選別して加湿する必要がな
いのである。また、溶融炉内において加湿されるから、
被処理物全体が雰囲気温度により加熱され、不燃性の被
処理物の保有する水分も蒸発し、前記可燃性廃棄物の保
有する水分と共に蒸気として前記可燃性廃棄物を包囲す
るようになる。さらに、炉内の閉鎖された空間内で加湿
されるから、前記被処理物は、加湿された状態を良好に
維持できるのである。その結果、前記水分が前記可燃性
廃棄物中の炭素分と容易に接触して、水性ガス化反応が
誘発されるのである。
【0008】〔各特徴構成〕上記の目的のための本発明
の廃棄物の溶融処理炉の第1特徴構成は、請求項3に記
載の如く、可燃性廃棄物を含む被処理物を蓄積する堆積
部と、前記堆積部から供給される被処理物を弱酸化性雰
囲気下で加熱溶融する主室と、前記主室の底部に、前記
被処理物の表面が溶融して生成した溶融スラグを排出す
るスラグ排出部とを設けてある可燃性廃棄物の溶融処理
炉において、前記被処理物を前記主室に供給する被処理
物供給部に、前記被処理物に水分を供給する水供給機構
を設けてある点にある。つまり、前記水供給機構から前
記被処理物に水分を供給することで、前記被処理物中の
前記可燃性廃棄物に対して水分を供給可能に構成してあ
る。尚、前記被処理物を区分けして前記可燃性廃棄物の
みに前記水分を供給するように前記水供給機構を構成す
ることもできる。尚、廃棄物の溶融処理炉の第2特徴構
成として、請求項4に記載の如く、前記第1特徴構成に
おける被処理物供給部を、堆積部に被処理物を投入する
投入部と前記堆積部とで構成し、前記投入部に水供給機
構を設けてあることが好ましい。また、溶融処理炉の第
3特徴構成として、請求項5に記載の如く、前記第1特
徴構成における溶融炉を、固定された内筒と、前記内筒
と同軸心回りに回転駆動自在で、底部を備える外筒とで
構成し、前記内筒に備える炉天井部と前記外筒に備える
前記底部との間に主室を形成して、前記内筒と前記外筒
との間の環状空間の天井部に前記投入部を設けると共
に、前記天井部に堆積部に向けて水を噴霧して被処理物
に水分を供給する水噴霧機構を設けて、前記水供給機構
を構成してあればさらによい。
の廃棄物の溶融処理炉の第1特徴構成は、請求項3に記
載の如く、可燃性廃棄物を含む被処理物を蓄積する堆積
部と、前記堆積部から供給される被処理物を弱酸化性雰
囲気下で加熱溶融する主室と、前記主室の底部に、前記
被処理物の表面が溶融して生成した溶融スラグを排出す
るスラグ排出部とを設けてある可燃性廃棄物の溶融処理
炉において、前記被処理物を前記主室に供給する被処理
物供給部に、前記被処理物に水分を供給する水供給機構
を設けてある点にある。つまり、前記水供給機構から前
記被処理物に水分を供給することで、前記被処理物中の
前記可燃性廃棄物に対して水分を供給可能に構成してあ
る。尚、前記被処理物を区分けして前記可燃性廃棄物の
みに前記水分を供給するように前記水供給機構を構成す
ることもできる。尚、廃棄物の溶融処理炉の第2特徴構
成として、請求項4に記載の如く、前記第1特徴構成に
おける被処理物供給部を、堆積部に被処理物を投入する
投入部と前記堆積部とで構成し、前記投入部に水供給機
構を設けてあることが好ましい。また、溶融処理炉の第
3特徴構成として、請求項5に記載の如く、前記第1特
徴構成における溶融炉を、固定された内筒と、前記内筒
と同軸心回りに回転駆動自在で、底部を備える外筒とで
構成し、前記内筒に備える炉天井部と前記外筒に備える
前記底部との間に主室を形成して、前記内筒と前記外筒
との間の環状空間の天井部に前記投入部を設けると共
に、前記天井部に堆積部に向けて水を噴霧して被処理物
に水分を供給する水噴霧機構を設けて、前記水供給機構
を構成してあればさらによい。
【0009】〔各特徴構成の作用効果〕上記第1特徴構
成によれば、上記第1特徴手段のもたらす作用効果を実
現できる。つまり、被処理物供給部に水供給機構を設け
てあるから、主室内で可燃性廃棄物中の炭素と、前記水
供給機構から供給して少なくとも前記可燃性廃棄物に保
有させた水分との間の水性ガス化反応を誘発する水性ガ
ス化工程を前記主室内で実施できるのである。当然、前
記可燃性廃棄物以外の前記被処理物の保有する水分も炉
内で蒸発して水蒸気となり、この水蒸気が前記水性ガス
化反応にあずかり得るのである。従って、前記主室にお
ける高温度に維持した弱酸化性雰囲気内で、廃棄物中の
炭素分と前記被処理物の保有水分との間で水性ガス化反
応を誘起すれば、生成する可燃性ガスの燃焼速度は速
く、その可燃性ガスが直ちに燃焼を開始するから、その
可燃性ガスの燃焼火炎に包囲される前記炭素分は急速に
燃焼するのである。その結果、可燃性廃棄物の燃焼速度
を高めることができ、前記可燃性廃棄物の炉内滞留時間
を短くでき、前記被処理物の堆積部における前記主室に
おける反応表面積を大きくする必要がなく、溶融炉の小
型化が可能となるのである。尚、上記第2特徴構成によ
れば、上記第1特徴手段のもたらす作用効果を奏する中
で、第一工程に先立って加湿工程を実施することが可能
となる。つまり、投入部に水供給機構を設けることで、
堆積部への被処理物の投入に先立って前記被処理物に水
分を供給することができ、加湿した前記被処理物を炉内
に投入して、予め水分を保有させた前記被処理物からな
る前記堆積部を形成できる。従って、投入前の被処理物
の性状に適合した含水量に調整でき、上記第1特徴手段
における水性ガス化工程を円滑に進行させることが可能
になる。さらに、上記第3特徴構成によれば、前記第2
特徴手段の奏する作用効果を実現できる。つまり、堆積
部上方の、前記堆積部に対して相対回転する天井部に水
供給機構としての水噴霧機構を設けてあるから、前記堆
積部に対して満遍なく水分を噴霧供給でき、前記堆積部
の全周にわたって、被処理物が良好に加湿された状態を
維持できる。前記水噴霧機構は、前記天井部の一カ所に
設けられてあってもよいが、複数箇所に設けてあれば、
前記堆積部の全周にわたって、均一な加湿状態とするこ
とができる。従って、上記第2特徴手段における作用効
果を発揮させ得るのである。
成によれば、上記第1特徴手段のもたらす作用効果を実
現できる。つまり、被処理物供給部に水供給機構を設け
てあるから、主室内で可燃性廃棄物中の炭素と、前記水
供給機構から供給して少なくとも前記可燃性廃棄物に保
有させた水分との間の水性ガス化反応を誘発する水性ガ
ス化工程を前記主室内で実施できるのである。当然、前
記可燃性廃棄物以外の前記被処理物の保有する水分も炉
内で蒸発して水蒸気となり、この水蒸気が前記水性ガス
化反応にあずかり得るのである。従って、前記主室にお
ける高温度に維持した弱酸化性雰囲気内で、廃棄物中の
炭素分と前記被処理物の保有水分との間で水性ガス化反
応を誘起すれば、生成する可燃性ガスの燃焼速度は速
く、その可燃性ガスが直ちに燃焼を開始するから、その
可燃性ガスの燃焼火炎に包囲される前記炭素分は急速に
燃焼するのである。その結果、可燃性廃棄物の燃焼速度
を高めることができ、前記可燃性廃棄物の炉内滞留時間
を短くでき、前記被処理物の堆積部における前記主室に
おける反応表面積を大きくする必要がなく、溶融炉の小
型化が可能となるのである。尚、上記第2特徴構成によ
れば、上記第1特徴手段のもたらす作用効果を奏する中
で、第一工程に先立って加湿工程を実施することが可能
となる。つまり、投入部に水供給機構を設けることで、
堆積部への被処理物の投入に先立って前記被処理物に水
分を供給することができ、加湿した前記被処理物を炉内
に投入して、予め水分を保有させた前記被処理物からな
る前記堆積部を形成できる。従って、投入前の被処理物
の性状に適合した含水量に調整でき、上記第1特徴手段
における水性ガス化工程を円滑に進行させることが可能
になる。さらに、上記第3特徴構成によれば、前記第2
特徴手段の奏する作用効果を実現できる。つまり、堆積
部上方の、前記堆積部に対して相対回転する天井部に水
供給機構としての水噴霧機構を設けてあるから、前記堆
積部に対して満遍なく水分を噴霧供給でき、前記堆積部
の全周にわたって、被処理物が良好に加湿された状態を
維持できる。前記水噴霧機構は、前記天井部の一カ所に
設けられてあってもよいが、複数箇所に設けてあれば、
前記堆積部の全周にわたって、均一な加湿状態とするこ
とができる。従って、上記第2特徴手段における作用効
果を発揮させ得るのである。
【0010】
【発明の実施の形態】上記本発明の廃棄物の溶融処理方
法及び溶融処理装置の実施の形態の一例について、以下
に、図面を参照しながら説明する。図1は本発明に係る
溶融炉の一例を示す要部の縦断面図であり、図2はその
炉操業の一例を示す工程説明図である。尚、前記従来の
技術において説明した要素と同じ要素並びに同等の機能
を有する要素に関しては、先の図6及び図7に付したと
同一の符号を付し、詳細の説明の一部は省略する。
法及び溶融処理装置の実施の形態の一例について、以下
に、図面を参照しながら説明する。図1は本発明に係る
溶融炉の一例を示す要部の縦断面図であり、図2はその
炉操業の一例を示す工程説明図である。尚、前記従来の
技術において説明した要素と同じ要素並びに同等の機能
を有する要素に関しては、先の図6及び図7に付したと
同一の符号を付し、詳細の説明の一部は省略する。
【0011】廃棄物の溶融処理炉においては、図1に示
すように、溶融炉1を、固定された内筒2と、前記内筒
2と同軸心回りに回転駆動自在で、前記底部8を備える
外筒7とで構成し、前記内筒2に備える炉天井部3と前
記外筒7に備える前記底部8との間に前記主室9を形成
する。前記内筒2と前記外筒7との間の環状空間の、前
記主室9の底部8上に、可燃性廃棄物17を含む被処理
物15を蓄積する堆積部Sと、前記内筒2と前記外筒7
との間の環状空間の環状天井部6に、前記被処理物15
を前記堆積部Sに供給する投入部11を設けて、前記投
入部11と前記堆積部Sとで、前記被処理物15を前記
主室9に供給する被処理物供給部10を形成する。前記
底部8には、前記被処理物15が溶融して生成した溶融
スラグ24を排出するスラグ排出部8aとを設ける。前
記主室9では、前記堆積部Sから供給される被処理物1
5の擂り鉢形に形成される表面Fを、弱酸化性雰囲気下
で加熱溶融する。前記表面Fが溶融して生成した溶融ス
ラグ24は、前記スラグ排出部8aから下方に設けられ
たスラグピット(図示省略)に向けて滴下する。
すように、溶融炉1を、固定された内筒2と、前記内筒
2と同軸心回りに回転駆動自在で、前記底部8を備える
外筒7とで構成し、前記内筒2に備える炉天井部3と前
記外筒7に備える前記底部8との間に前記主室9を形成
する。前記内筒2と前記外筒7との間の環状空間の、前
記主室9の底部8上に、可燃性廃棄物17を含む被処理
物15を蓄積する堆積部Sと、前記内筒2と前記外筒7
との間の環状空間の環状天井部6に、前記被処理物15
を前記堆積部Sに供給する投入部11を設けて、前記投
入部11と前記堆積部Sとで、前記被処理物15を前記
主室9に供給する被処理物供給部10を形成する。前記
底部8には、前記被処理物15が溶融して生成した溶融
スラグ24を排出するスラグ排出部8aとを設ける。前
記主室9では、前記堆積部Sから供給される被処理物1
5の擂り鉢形に形成される表面Fを、弱酸化性雰囲気下
で加熱溶融する。前記表面Fが溶融して生成した溶融ス
ラグ24は、前記スラグ排出部8aから下方に設けられ
たスラグピット(図示省略)に向けて滴下する。
【0012】前記被処理物供給部10には水供給機構1
4を設けるが、これは、前記被処理物15中の前記可燃
性廃棄物17に水分を保有させるためのもので、前記水
供給機構14は、前記堆積部Sに水を噴霧供給する水噴
霧機構14Aを前記環状天井部6に設けて構成してある
ことが好ましい。これは、本発明に係る溶融炉1におい
ては、前記内筒2が固定してあり、前記外筒7が前記内
筒の2の軸心回りに回転駆動されるから、前記環状天井
部6が前記堆積部S上を相対回転するので、前記水噴霧
機構14Aを前記環状天井部6に固定して配置してある
ことで、前記堆積部Sの投入部11側の環状に形成され
る受入側表面16に満遍なく水分が供給されるのであ
る。しかも、前記堆積部Sが閉鎖された空間内に保持さ
れているから、供給された水分による保湿条件を維持で
きるのである。尚、前記水供給機構14からの水供給量
は、前記投入部11に設けた被処理物供給装置12に付
設した計量機構12aによって前記被処理物15の投入
量を検量し、その投入量に適合する水供給量を設定する
水供給量調節手段14aを設けておくことが好ましい。
前記水供給量は、前記可燃性廃棄物17としてチャー即
ち固定炭素を供給する場合には、そのチャーに対して、
5〜10%とすることが望ましい。これより少ない水を
供給した場合には、前記チャーが完全に水性ガス化反応
にあずからず、未燃炭素分を残存させる場合があり、ま
た、前記水分量が多すぎれば、その過剰な水分の蒸発潜
熱を奪われて炉内温度の低下を招き、水性ガス化反応が
安定して起こらなくなる場合がある。因みに、5乃至1
0%の水分を含有するチャーは、団塊化しにくく、且
つ、さらさらとした小さな固まりの集まりとなって取り
扱いやすい状態になる。
4を設けるが、これは、前記被処理物15中の前記可燃
性廃棄物17に水分を保有させるためのもので、前記水
供給機構14は、前記堆積部Sに水を噴霧供給する水噴
霧機構14Aを前記環状天井部6に設けて構成してある
ことが好ましい。これは、本発明に係る溶融炉1におい
ては、前記内筒2が固定してあり、前記外筒7が前記内
筒の2の軸心回りに回転駆動されるから、前記環状天井
部6が前記堆積部S上を相対回転するので、前記水噴霧
機構14Aを前記環状天井部6に固定して配置してある
ことで、前記堆積部Sの投入部11側の環状に形成され
る受入側表面16に満遍なく水分が供給されるのであ
る。しかも、前記堆積部Sが閉鎖された空間内に保持さ
れているから、供給された水分による保湿条件を維持で
きるのである。尚、前記水供給機構14からの水供給量
は、前記投入部11に設けた被処理物供給装置12に付
設した計量機構12aによって前記被処理物15の投入
量を検量し、その投入量に適合する水供給量を設定する
水供給量調節手段14aを設けておくことが好ましい。
前記水供給量は、前記可燃性廃棄物17としてチャー即
ち固定炭素を供給する場合には、そのチャーに対して、
5〜10%とすることが望ましい。これより少ない水を
供給した場合には、前記チャーが完全に水性ガス化反応
にあずからず、未燃炭素分を残存させる場合があり、ま
た、前記水分量が多すぎれば、その過剰な水分の蒸発潜
熱を奪われて炉内温度の低下を招き、水性ガス化反応が
安定して起こらなくなる場合がある。因みに、5乃至1
0%の水分を含有するチャーは、団塊化しにくく、且
つ、さらさらとした小さな固まりの集まりとなって取り
扱いやすい状態になる。
【0013】以上のように構成される廃棄物の溶融処理
炉においては、例えば図2に示すように、被処理物供給
部10の投入部11に設けた被処理物供給装置12によ
って可燃性廃棄物17を含む廃棄物を被処理物15とし
て溶融炉1の堆積部Sに供給する第一工程と、前記供給
された被処理物15を、前記堆積部Sから溶融処理する
主室9に導く第二工程と、前記主室9内において前記被
処理物15を弱酸化性雰囲気内で加熱して、前記被処理
物15の表面Fを溶融させて溶融スラグを形成する第三
工程とが、順次連続的に実施される。
炉においては、例えば図2に示すように、被処理物供給
部10の投入部11に設けた被処理物供給装置12によ
って可燃性廃棄物17を含む廃棄物を被処理物15とし
て溶融炉1の堆積部Sに供給する第一工程と、前記供給
された被処理物15を、前記堆積部Sから溶融処理する
主室9に導く第二工程と、前記主室9内において前記被
処理物15を弱酸化性雰囲気内で加熱して、前記被処理
物15の表面Fを溶融させて溶融スラグを形成する第三
工程とが、順次連続的に実施される。
【0014】ここで、水供給機構14として水噴霧機構
14Aを前記堆積部S上方の環状天井部6に設けてある
から、前記第一工程の後、前記被処理物15の全体に対
して、前記第二工程に先立ち水を噴霧供給し、前記被処
理物15に前記水分を保有させることで、少なくとも可
燃性廃棄物17に、予め水分を保有させる加湿工程が実
施されるようになる。また、前記堆積部Sの前記主室9
内の表面Fに、こうして前記可燃性廃棄物17が水分を
保有した状態で供給されることで、前記第三工程におい
て、前記主室9内で前記可燃性廃棄物17中の炭素と前
記保有させた水分との間の水性ガス化反応を誘発する水
性ガス化工程が実施され、前記水性ガス化反応に伴い生
成した可燃性ガスを前記被処理物15の表面F及びその
近傍で燃焼させることができる。尚、前記可燃性廃棄物
17が揮発成分を含有する場合には、前記加湿工程にお
いて、前記被処理物15に保有させる水分量は、前記可
燃性廃棄物17中の乾留後の炭素分に対して5〜10%
の水分に相当する量であればよい。
14Aを前記堆積部S上方の環状天井部6に設けてある
から、前記第一工程の後、前記被処理物15の全体に対
して、前記第二工程に先立ち水を噴霧供給し、前記被処
理物15に前記水分を保有させることで、少なくとも可
燃性廃棄物17に、予め水分を保有させる加湿工程が実
施されるようになる。また、前記堆積部Sの前記主室9
内の表面Fに、こうして前記可燃性廃棄物17が水分を
保有した状態で供給されることで、前記第三工程におい
て、前記主室9内で前記可燃性廃棄物17中の炭素と前
記保有させた水分との間の水性ガス化反応を誘発する水
性ガス化工程が実施され、前記水性ガス化反応に伴い生
成した可燃性ガスを前記被処理物15の表面F及びその
近傍で燃焼させることができる。尚、前記可燃性廃棄物
17が揮発成分を含有する場合には、前記加湿工程にお
いて、前記被処理物15に保有させる水分量は、前記可
燃性廃棄物17中の乾留後の炭素分に対して5〜10%
の水分に相当する量であればよい。
【0015】以上の構成により、前記可燃性廃棄物17
が熱分解されて生成する固形炭素分を取り巻いて、前記
可燃性ガスが燃焼するから、前記固形炭素分の燃焼が促
進され、溶融処理速度がきわめて高くなる。従って、前
記堆積部Sにおける前記被処理物13の反応表面である
前記表面Fの面積を小さくでき、その結果、前記溶融処
理速度が高いことと相俟って、前記溶融炉1は小型に形
成できるのである。
が熱分解されて生成する固形炭素分を取り巻いて、前記
可燃性ガスが燃焼するから、前記固形炭素分の燃焼が促
進され、溶融処理速度がきわめて高くなる。従って、前
記堆積部Sにおける前記被処理物13の反応表面である
前記表面Fの面積を小さくでき、その結果、前記溶融処
理速度が高いことと相俟って、前記溶融炉1は小型に形
成できるのである。
【0016】次に、本発明の他の実施の形態について説
明する。 〈1〉上記実施の形態に於いては、溶融炉1を、固定さ
れた内筒2と、前記内筒2と同軸心回りに回転駆動自在
で、前記底部8を備える外筒7とで構成し、前記内筒2
に備える炉天井部3と前記外筒7に備える前記底部8と
の間に前記主室9を形成する例について説明したが、前
記外筒7も前記内筒2に対して固定されたものであって
もよい。但しこの場合には、水供給機構14は、堆積部
Sに満遍なく水を供給できるように構成するか、被処理
物供給部10の投入部11の前に設けることが好まし
い。 〈2〉上記実施の形態に於いては、投入部11に被処理
物供給装置12を設ける例について図示説明したが、前
記被処理物供給装置12に代えて、単にシールダンパの
みを備える受入ホッパを設けてあるだけでもよい。 〈3〉上記実施の形態に於いては、堆積部Sに水を噴霧
供給する水噴霧機構14Aを環状天井部6に設けて、水
供給機構14を構成する例について説明したが、前記水
供給機構14は、堆積部Sに水を滴下供給するように構
成してあってもよい。また、例えば図3に示すように、
前記水供給機構14を被処理物供給部10の投入部11
に備える被処理物供給装置12に設けて、投入される被
処理物15の全体に水分を供給して、可燃性廃棄物17
のみならず不燃性の被処理物にも水分を保有させるよう
にしてもよい。さらに、前記被処理物供給装置12に至
るまでに前記被処理物15に水分を添加しておいてもよ
い。このようにすれば、前記不燃性の被処理物15の保
有する水分が炉内の熱により蒸発し、水蒸気となって前
記可燃性廃棄物17を包囲することになり、水性ガス化
反応を促進できる場合がある。さらに、前記可燃性廃棄
物17をバッチ投入する場合には、上記第一工程に先立
ち、前記被処理物供給部10の前段に前記水供給機構1
4を配置して、前記可燃性廃棄物17を湿潤させておい
て、前記投入部11に供給することも可能である。この
ように構成すれば、前記可燃性廃棄物17を区分して、
前記可燃性廃棄物17のみに水分を添加することも可能
であり、前記可燃性廃棄物17に保有させる水分の調整
が容易になる。 〈4〉つまり、上記実施の形態に於いては、第一工程と
第二工程との間に加湿工程を実施する例について説明し
たが、前記加湿工程は、前記第二工程の前であればよい
のであって、例えば図3に示した溶融炉を用いて、図4
に示すように、前記第一工程の中で前記加湿工程を実施
してもよく、また、例えば図5に示すように、前記第一
工程に先立って前記加湿工程を実施してもよいのであ
る。
明する。 〈1〉上記実施の形態に於いては、溶融炉1を、固定さ
れた内筒2と、前記内筒2と同軸心回りに回転駆動自在
で、前記底部8を備える外筒7とで構成し、前記内筒2
に備える炉天井部3と前記外筒7に備える前記底部8と
の間に前記主室9を形成する例について説明したが、前
記外筒7も前記内筒2に対して固定されたものであって
もよい。但しこの場合には、水供給機構14は、堆積部
Sに満遍なく水を供給できるように構成するか、被処理
物供給部10の投入部11の前に設けることが好まし
い。 〈2〉上記実施の形態に於いては、投入部11に被処理
物供給装置12を設ける例について図示説明したが、前
記被処理物供給装置12に代えて、単にシールダンパの
みを備える受入ホッパを設けてあるだけでもよい。 〈3〉上記実施の形態に於いては、堆積部Sに水を噴霧
供給する水噴霧機構14Aを環状天井部6に設けて、水
供給機構14を構成する例について説明したが、前記水
供給機構14は、堆積部Sに水を滴下供給するように構
成してあってもよい。また、例えば図3に示すように、
前記水供給機構14を被処理物供給部10の投入部11
に備える被処理物供給装置12に設けて、投入される被
処理物15の全体に水分を供給して、可燃性廃棄物17
のみならず不燃性の被処理物にも水分を保有させるよう
にしてもよい。さらに、前記被処理物供給装置12に至
るまでに前記被処理物15に水分を添加しておいてもよ
い。このようにすれば、前記不燃性の被処理物15の保
有する水分が炉内の熱により蒸発し、水蒸気となって前
記可燃性廃棄物17を包囲することになり、水性ガス化
反応を促進できる場合がある。さらに、前記可燃性廃棄
物17をバッチ投入する場合には、上記第一工程に先立
ち、前記被処理物供給部10の前段に前記水供給機構1
4を配置して、前記可燃性廃棄物17を湿潤させておい
て、前記投入部11に供給することも可能である。この
ように構成すれば、前記可燃性廃棄物17を区分して、
前記可燃性廃棄物17のみに水分を添加することも可能
であり、前記可燃性廃棄物17に保有させる水分の調整
が容易になる。 〈4〉つまり、上記実施の形態に於いては、第一工程と
第二工程との間に加湿工程を実施する例について説明し
たが、前記加湿工程は、前記第二工程の前であればよい
のであって、例えば図3に示した溶融炉を用いて、図4
に示すように、前記第一工程の中で前記加湿工程を実施
してもよく、また、例えば図5に示すように、前記第一
工程に先立って前記加湿工程を実施してもよいのであ
る。
【0017】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】本発明に係る溶融処理炉の一例を示す要部縦断
面図
面図
【図2】本発明に係る廃棄物の溶融処理方法の一例を説
明する流れ図
明する流れ図
【図3】本発明に係る溶融処理炉の他の例を示す要部縦
断面図
断面図
【図4】本発明に係る廃棄物の溶融処理方法の他の例を
説明する流れ図
説明する流れ図
【図5】本発明に係る廃棄物の溶融処理方法の他の例を
説明する流れ図
説明する流れ図
【図6】従来の溶融処理炉の一例を示す要部の一部切り
欠き斜視図
欠き斜視図
【図7】従来の溶融処理炉の他の例を示す要部の一部切
り欠き斜視図
り欠き斜視図
1 溶融炉 2 内筒 3 炉天井部 4 環状天井部 5 外筒 6 底部 6a スラグ排出部 7 主室 8 被処理物供給部 9 投入部 12 水供給機構 13 被処理物 15 可燃性廃棄物 F 被処理物の表面 S 堆積部
Claims (5)
- 【請求項1】 可燃性廃棄物(17)を含む廃棄物を被
処理物(15)として溶融炉(1)に供給する第一工程
と、前記供給された被処理物(15)を溶融処理する主
室(9)に導く第二工程と、前記被処理物(15)を弱
酸化性雰囲気内で加熱して、前記被処理物(15)の表
面(F)を溶融させて溶融スラグを形成する第三工程と
からなる可燃性廃棄物の溶融処理方法であって、 前記第二工程に先立ち、少なくとも前記可燃性廃棄物
(17)に、予め水分を保有させる加湿工程と、前記第
三工程において、前記主室(9)内で前記可燃性廃棄物
(17)中の炭素と前記保有させた水分との間の水性ガ
ス化反応を誘発する水性ガス化工程とを含み、前記水性
ガス化反応に伴い生成した可燃性ガスを前記被処理物
(15)の表面(F)及びその近傍で燃焼させる可燃性
廃棄物の溶融処理方法。 - 【請求項2】 前記第一工程の後、前記加湿工程とし
て、前記被処理物(15)の全体に対して水を噴霧供給
し、前記被処理物(15)に前記水分を保有させる請求
項1記載の可燃性廃棄物の溶融処理方法。 - 【請求項3】 可燃性廃棄物(17)を含む被処理物
(15)を蓄積する堆積部(S)と、前記堆積部(S)
から供給される被処理物(15)を弱酸化性雰囲気下で
加熱溶融する主室(9)と、前記主室(9)の底部
(8)に、前記被処理物(15)の表面(F)が溶融し
て生成した溶融スラグを排出するスラグ排出部(8a)
とを設けてある可燃性廃棄物の溶融処理炉であって、 前記被処理物(15)を前記主室(9)に供給する被処
理物供給部(10)に、前記被処理物(15)に水分を
供給する水供給機構(14)を設けてある可燃性廃棄物
の溶融処理炉。 - 【請求項4】 前記被処理物供給部(10)を、前記堆
積部(S)に前記被処理物(15)を投入する投入部
(11)と前記堆積部(S)とで構成し、前記投入部
(11)に前記水供給機構(14)を設けてある請求項
3記載の可燃性廃棄物の溶融処理炉。 - 【請求項5】 前記溶融炉(1)を、固定された内筒
(2)と、前記内筒(2)と同軸心回りに回転駆動自在
で、前記底部(8)を備える外筒(7)とで構成し、前
記内筒(2)に備える炉天井部(3)と前記外筒(7)
に備える前記底部(8)との間に前記主室(9)を形成
して、前記内筒(2)と前記外筒(7)との間の環状空
間の環状天井部(6)に前記投入部(11)を設け、前
記堆積部(S)に水を噴霧供給する水噴霧機構(14
A)を前記環状天井部(6)に設けて、前記水供給機構
(14)を構成してある請求項3記載の可燃性廃棄物の
溶融処理炉。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11149312A JP2000337616A (ja) | 1999-05-28 | 1999-05-28 | 可燃性廃棄物の溶融処理方法及び溶融処理炉 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11149312A JP2000337616A (ja) | 1999-05-28 | 1999-05-28 | 可燃性廃棄物の溶融処理方法及び溶融処理炉 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000337616A true JP2000337616A (ja) | 2000-12-08 |
Family
ID=15472380
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11149312A Pending JP2000337616A (ja) | 1999-05-28 | 1999-05-28 | 可燃性廃棄物の溶融処理方法及び溶融処理炉 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000337616A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7465018B2 (en) | 2003-01-13 | 2008-12-16 | Only The First Limited Technium Digital | Printing system |
| JP2010216733A (ja) * | 2009-03-17 | 2010-09-30 | Kubota Corp | 廃棄物処理設備及び廃棄物処理方法 |
| JP2012232864A (ja) * | 2011-04-28 | 2012-11-29 | Kubota Corp | 肥料の製造方法、及び肥料の製造方法に用いられる回転式表面溶融炉 |
| EP3124864A4 (en) * | 2014-03-28 | 2017-11-15 | Kubota Corporation | Surface melting furnace and method for operating surface melting furnace |
| EP4411222A4 (en) * | 2021-09-30 | 2025-10-22 | Kubota Kk | METHOD OF OPERATING A MELTING FURNACE AND MELTING FURNACE |
| EP4411221A4 (en) * | 2021-09-30 | 2025-10-22 | Kubota Kk | MELTING FURNACE AND METHOD OF OPERATING MELTING FURNACE |
-
1999
- 1999-05-28 JP JP11149312A patent/JP2000337616A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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