JP2000337621A - ストーカ式焼却炉の燃焼用空気供給方法及び装置 - Google Patents

ストーカ式焼却炉の燃焼用空気供給方法及び装置

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JP2000337621A
JP2000337621A JP11146213A JP14621399A JP2000337621A JP 2000337621 A JP2000337621 A JP 2000337621A JP 11146213 A JP11146213 A JP 11146213A JP 14621399 A JP14621399 A JP 14621399A JP 2000337621 A JP2000337621 A JP 2000337621A
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combustion
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道則 成澤
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里志 井上
Toshiaki Saito
俊明 斉藤
Hideki Kidori
秀樹 木通
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 汚染物質の発生を抑制する。 【解決手段】 一次燃焼室3内の底部に配した階段スト
ーカ本体6の下方に風箱10を設けて階段ストーカ式焼
却炉1とする。風箱10の長手方向に分割流路14を設
け、該各分割流路14毎に幅方向に複数の分割流路29
を設ける。各分割流路29に流量調整弁30とセンサ3
2を備えた空気供給管31を接続する。センサ32から
の信号を基に流量調整弁30の開度を調節する制御装置
33を設ける。階段ストーカ本体6上の廃棄物8の層厚
さに局所的に薄い部分8bが生じて燃焼用空気11が通
り易くなると、センサ32からの検出信号34を基に制
御装置33にて上記部分8bの層の厚さを推定し、流量
調整弁30を操作して燃焼用空気11の量を減らし、一
次燃焼室3内への余剰空気の発生を抑制させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は都市ごみ等の廃棄物
をストーカ式焼却炉にて燃焼させる際に、燃焼室内の温
度及び酸素濃度を安定に保持して、一酸化炭素(CO)
や窒素酸化物の如き汚染物質の発生を抑制することので
きるストーカ式焼却炉の燃焼用空気供給方法及び装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】廃棄物を焼却処理するための焼却炉の一
つとして、廃棄物を燃焼室内に設けた火格子により支持
した状態で燃焼させるストーカ式焼却炉があり、該スト
ーカ式焼却炉としては、火格子の形式により図3(イ)
(ロ)に示す如き階段ストーカ式焼却炉1と図4(イ)
(ロ)(ハ)に示す如き回転ストーカ式焼却炉2が知ら
れている。
【0003】上記階段ストーカ式焼却炉1は、図3
(イ)(ロ)にその一例の概略を示す如く、一次燃焼室
3内の底部に、多数の空気孔4を設けた火格子5を入口
側よりも出口側の方が低くなるよう階段状に配置して階
段ストーカ本体6を形成し、該階段ストーカ本体6の各
火格子5は図示しない駆動装置により所要の振動を行わ
せるようにしてあって、上側に載置された物を入口側か
ら出口側に順に送ることができるようにしてあり、投入
ホッパ7内の廃棄物8が給じん装置9により階段ストー
カ本体6上に供給されて下流側へ送られる間に、上記階
段ストーカ本体6の下側位置に配置して一次燃焼室3に
連設してある風箱10から空気孔4を通して階段ストー
カ本体6上の廃棄物8に燃焼用空気11を下方より吹き
込むように供給することにより、廃棄物8を燃焼させる
ようにしてあり、この燃焼により発生する未燃ガスは、
一次燃焼室3の上部に連設した二次燃焼室12に導か
れ、該二次燃焼室12に接続した空気ノズル13より供
給される燃焼用空気11により完全燃焼させられるよう
にしてある。
【0004】又、上記階段ストーカ式焼却炉1の風箱1
0は、長手方向(廃棄物の送り方向)に複数分割、たと
えば、3分割した長手方向分割流路14を設けて、階段
ストーカ本体6上にて入口側から出口側に向けて燃焼に
より廃棄物8の層の厚さが減少してゆく傾向に対応し
て、入口側、中間部、出口側の各長手方向分割流路14
毎に燃焼用空気11の供給量をそれぞれ変えるように設
定されている。
【0005】一方、上記回転ストーカ式焼却炉2は、図
4(イ)(ロ)(ハ)にその一例の概略を示す如く、リ
ング状に形成した入口側ヘッダー管15と出口側ヘッダ
ー管16との間に、多数の水管17を周方向に一定間隔
で配置してそれぞれ連通接続すると共に、該各水管17
間の隙間に、長手方向所要間隔位置に多数の空気孔18
を穿設したフィン19を取り付けて内部が一次燃焼室2
0となる円筒状の火格子としての回転ストーカ本体21
を配置し、該回転ストーカ本体21をカバーケーシング
22内に入口側ヘッダー管15よりも出口側ヘッダー管
16の方が低くなるように傾斜させて駆動装置23によ
り回転駆動可能に横置きし、各水管17内に出口側ヘッ
ダー管16に連結したロータリージョイント24を介し
てボイラ水を循環流通させるようにし、上記回転ストー
カ本体21を低速で回転駆動させた状態において、投入
ホッパ7内の廃棄物8を給じん装置9により回転ストー
カ本体21内へ装入し、上記回転ストーカ本体21の下
側位置に配置してカバーケーシング22に連設した風箱
10Aから空気孔18を通して回転ストーカ本体21内
の廃棄物8に燃焼用空気11を下方より吹き込むように
供給することにより、廃棄物8を燃焼させるようにして
あり、この燃焼により発生する未燃ガスは回転ストーカ
本体21の出口側の上部位置に設けたオーバーコンバス
タエアOCA供給器25から供給した燃焼用空気11と
共に二次燃焼室26に送り、該二次燃焼室26に接続し
た空気ノズル13より供給される燃焼用空気11により
完全燃焼させるようにしてある。
【0006】又、上記回転ストーカ式焼却炉2の風箱1
0Aは、図3(イ)(ロ)に示した階段ストーカ式焼却
炉1の風箱10と同様に、長手方向に複数の長手方向分
割流路14を設けて、回転ストーカ本体21内において
入口側から出口側に向けて燃焼により廃棄物8の層の厚
さが減少してゆく傾向に合わせて燃焼用空気11の供給
量を変えるように設定されている。
【0007】なお、図3(イ)(ロ)及び図4(イ)
(ロ)(ハ)において8aは廃棄物8のうちある程度燃
焼の進行した廃棄物を、又、27は炎を示し、又、図4
(イ)(ロ)(ハ)における28は燃焼灰の後燃焼装置
である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記階段ス
トーカ式焼却炉1、及び、回転ストーカ式焼却炉2で
は、装入される廃棄物8の性状の不均一性に起因する、
燃焼の進行速度の違いから、図3(ロ)及び図4(ロ)
に二点鎖線で示す如く、階段ストーカ本体6上、あるい
は、回転ストーカ本体21内にて幅方向に位置する廃棄
物8の層に対して、局所的に薄い部分8bが生じること
があり、この場合、風箱10,10Aの各長手方向分割
流路14から幅方向に一律に供給されている燃焼用空気
11が上記廃棄物8層の薄い部分8bを吹き抜けて、一
次燃焼室3,20内に余剰空気が発生し、この余剰空気
により一次燃焼室3,20内の温度が低下させられて不
完全燃焼にともなう一酸化炭素(CO)が増加する虞が
生じるという問題があり、又、上記余剰空気により一次
燃焼室3,20内に局部的な空気過剰燃焼領域、すなわ
ち、酸素濃度の高い領域が生じて窒素酸化物(NOx)
の発生量が増加する虞が生じるという問題もある。
【0009】そこで、本発明は、装入する廃棄物の性状
に起因して、火格子上で燃焼される廃棄物の層に局所的
に薄い部分が生じても、燃焼用空気の吹き抜けによる余
剰空気の発生を防ぐことができ、燃焼室内の温度及び酸
素濃度を安定した状態で保持することができて、一酸化
炭素や窒素酸化物の如き汚染物質の発生を抑制すること
ができるようにしようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、燃焼室内に設けた火格子にて廃棄物を支
持させ、上記火格子の下方位置に設けた風箱より火格子
を通して燃焼室内へ燃焼用空気を供給して廃棄物を燃焼
させるようにしてあるストーカ式焼却炉の燃焼用空気供
給方法において、上記風箱に、長手方向及び幅方向にそ
れぞれ複数分割した多数の分割流路を設け、各分割流路
を通して供給される燃焼用空気の供給圧力と流量から上
記各分割流路の上方に位置する廃棄物の厚さを推定し、
推定された厚さの廃棄物の燃焼に適切な量となるように
上記各分割流路毎に供給量を調整して燃焼用空気を供給
するストーカ式焼却炉の燃焼用空気供給方法と、燃焼室
内の底部に、多数の空気孔を備えた火格子を配置し、該
火格子上に供給された廃棄物を、下部の風箱から上記空
気孔を通して吹き込んだ燃焼用空気により燃焼させるよ
うにしてあるストーカ式焼却炉における上記風箱に、長
手方向及び幅方向にそれぞれ複数分割した多数の分割流
路を設け、且つ上記各分割流路に燃焼用空気を供給する
ための空気供給管を各々接続して、該各空気供給管に、
流量調整弁と、上記各分割流路に供給する燃焼用空気の
供給圧力と流量を測定するためのセンサとを設け、更
に、該各センサにより検出された供給圧力及び流量の検
出値を入力して、上記各分割流路の上方位置となる廃棄
物層の厚さを推定し且つ推定された厚さの廃棄物の燃焼
に適した量の燃焼用空気が上記各分割流路を通して供給
されるように上記各流量調整弁を調節させるようにする
制御装置を設けた構成を有するストーカ式焼却炉の燃焼
用空気供給装置とし、又、周方向に一定間隔で配列した
水管を多数の空気孔を穿設したフィンで連結して、内部
を燃焼室としてなる円筒状の火格子を、カバーケーシン
グ内に回転駆動可能に横置きし、該円筒状の火格子内に
供給された廃棄物を、下部の風箱から上記空気孔を通し
て吹き込まれる燃焼用空気により燃焼させるようにして
ある回転ストーカ式焼却炉における上記風箱に、長手方
向及び幅方向にそれぞれ複数分割した多数の分割流路を
設け、且つ上記各分割流路に燃焼用空気を供給するため
の空気供給管を各々接続して、該各空気供給管に、流量
調整弁と、上記各分割流路に供給する燃焼用空気の供給
圧力と流量を測定するためのセンサとを設け、更に、該
各センサにより検出された供給圧力及び流量の検出値を
入力して、上記各分割流路の上方位置となる廃棄物層の
厚さを推定し、推定された厚さの廃棄物の燃焼に適した
量の燃焼用空気が上記各分割流路を通して供給されるよ
うに上記各流量調整弁を調節させるようにする制御装置
を設けた構成を有するストーカ式焼却炉の燃焼用空気供
給装置とする。
【0011】供給される廃棄物の性状の不均一性によ
り、火格子上で燃焼される廃棄物の層に、局所的に薄い
部分が生じると、該部分に対応する風箱の分割流路から
供給される燃焼用空気の供給圧力が低下すると共に、流
量が増加する変化が生じる。この供給圧力及び流量の変
化は上記分割流路に対応するセンサで検出され、検出さ
れた値を基に制御装置により上記部分の廃棄物層の厚さ
が推定され、推定された厚さに適した供給量の燃焼用空
気となるように上記空気供給管の流量調整弁が絞り操作
される。
【0012】又、ストーカ式焼却炉においては、幅方向
の各分割流路の分割数を、長手方向の下流側の方を上流
側よりも多くするようにすると、燃焼用空気が廃棄物の
層の薄い部分を吹き抜け易い下流側において、燃焼用空
気の供給量の調節を適切に行うことができる。
【0013】更に、円筒状の火格子を回転駆動可能に横
置きした形式のストーカ式焼却炉においては、幅方向の
各分割流路の分割数を、長手方向の上流側の方を下流側
よりも多くするようにすると、廃棄物の性状の不均一性
がより大きくて、これにより廃棄物の層厚さがより不均
一になり易い上流側において、燃焼用空気の供給量の調
節を適切に行うことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0015】図1(イ)(ロ)(ハ)は本発明のストー
カ式焼却炉の燃焼用空気供給方法及び装置の実施の一形
態を示すもので、図3(イ)(ロ)に示したものと同様
の構成としてある階段ストーカ式焼却炉1において、風
箱10を図3(イ)と同様に長手方向に複数分割するほ
かに、幅方向に複数分割する。この場合、廃棄物8の層
の薄い部分を燃焼用空気11が吹き抜け易い下流側の方
が上流側よりも幅方向の分割数が多くなるように、たと
えば、長手方向に3分割して各分割流路を形成した場合
は、上流側となる入口側及び中間部の各分割流路14で
は幅方向に2分割、下流側となる出口側の分割流路14
では幅方向に3分割した構成として多数の分割流路29
を形成し、該各幅方向の分割流路29に、各々流量調整
弁30を設けた空気供給管31を接続して、図示しない
空気供給装置から供給される燃焼用空気11を各分割流
路29に流量調整弁30を介して供給することができる
ようにし、且つ上記各空気供給管31の流量調整弁30
の下流側位置に、各空気供給管31から各分割流路29
を通して階段ストーカ本体6上の廃棄物8層に吹き込ま
れる燃焼用空気11の供給圧力と流量を測定するための
センサ32を設け、更に、該各センサ32から得られる
供給圧力検出値と流量検出値を基に、各空気供給管31
の各流量調整弁30の開度を調節するための制御装置3
3を設ける。その他、図3(イ)(ロ)に示したものと
同一のものには同一符号が付してある。
【0016】上記制御装置33は、各空気供給管31を
通して廃棄物8に吹き込まれる燃焼用空気11の供給圧
力と供給流量の各検出信号をセンサ32より入力し、該
供給圧力検出信号と流量検出信号を基に、該各センサ3
2を取り付けた空気供給管31が接続してある各分割流
路29に対応する階段ストーカ本体6上面の各分割区画
毎の廃棄物8層の厚さを推定し、推定された廃棄物8層
の厚さに応じて燃焼に適切な量の燃焼用空気11が供給
されるように、対応する流量調整弁30の開度を調節操
作させるようにする。
【0017】すなわち、たとえば、階段ストーカ本体6
上に供給される廃棄物8の性状の不均一性により、廃棄
物8が燃焼される際、図1(ロ)に二点鎖線で示す如
く、階段ストーカ本体6の長手方向出口側において、幅
方向の両側部に比して中央部に、局所的に廃棄物8層の
薄い部分8bが生じると、該部分8bに対応する分割流
路29からの燃焼用空気11が廃棄物8層を通過し易く
なるため、該分割流路29に接続した空気供給管31に
設けたセンサ32により燃焼用空気11の供給圧力の低
下と流量の増加が検出される。この検出信号34が制御
装置33に送られると、該制御装置33では、検出され
た燃焼用空気11の供給圧力の低下量と流量の増加量を
基に上記部分8bの廃棄物8層の厚さがどの程度薄くな
っているかを推定し、推定された厚さの廃棄物8層でも
吹き抜けを生じない適切な量、すなわち、より少ない供
給量の燃焼用空気11が供給されるように、上記空気供
給管31の流量調整弁30に開度を絞るよう操作指令3
5を与え、該流量調整弁30を絞り操作して上記空気供
給管31より対応する分割流路29を通して廃棄物8層
の薄い部分8bに供給される燃焼用空気11の供給量を
減少させるようにする。
【0018】このように、階段ストーカ本体6上に載る
廃棄物8層に局所的に薄い部分8bが生じても、該部分
8bにおける燃焼用空気11の吹き抜けを速やかに防ぐ
ことができることから、一次燃焼室3内に余剰空気が発
生することを防止することができ、したがって、従来の
如き余剰空気の発生による一次燃焼室3内の温度低下や
空気過剰燃焼を防いで、一次燃焼室3内の温度を高温に
保持し、且つ酸素濃度を安定に保持することができて、
一酸化炭素や窒素酸化物の如き汚染物質の発生を抑制す
ることができる。又、廃棄物8層の厚さ、すなわち、廃
棄物8の量に応じて適切な供給量の燃焼用空気11を供
給するようにしていることから、廃棄物8の焼却、熱分
解の促進を図ることができ、更に、余剰空気の一次燃焼
室3内への供給を防止することができることから、従来
に比して排ガス量を低減することができる。
【0019】次に、図2(イ)(ロ)(ハ)は本発明の
実施の他の形態を示すもので、図4(イ)(ロ)(ハ)
に示したものと同様の構成としてある回転ストーカ式焼
却炉2における風箱10Aに、図1(イ)(ロ)(ハ)
に示した実施の形態と同様の長手方向に複数の分割流路
14を形成するほかに、幅方向に複数分割して多数の分
割流路29を設ける。この場合、廃棄物8の性状の不均
一性がより大となる上流側の方が下流側よりも幅方向の
分割数が多くなるように、たとえば、上流側となる入口
側及び中間部の各分割流路14では、幅方向に3分割、
下流側となる出口側の分割流路14では幅方向に2分割
した構成として多数の分割流路29を形成する。更に、
各分割流路29に、それぞれ流量調整弁30とセンサ3
2を設けた空気供給管31を介して図示しない空気供給
装置を接続し、且つ上記センサ32により検出される各
分割流路29毎の燃焼用空気11の供給圧力と流量を基
に、制御装置33により上記各流量調整弁30の開度を
調節操作させるようにする。その他、図4(イ)(ロ)
(ハ)に示したものと同一のものには同一符号が付して
ある。
【0020】本実施の形態によれば、図2(ロ)に二点
鎖線で示す如く、廃棄物8層に厚さの薄い部分8bが生
じた場合、上記実施の形態と同様に上記部分8bに対応
する分割流路29からの燃焼用空気11の供給量を減ら
して、一次燃焼室20内に余剰空気が発生することを防
止することができて、一酸化炭素や窒素酸化物の如き汚
染物質の発生を抑制することができる。
【0021】なお、本発明は上記実施の形態のみに限定
されるものではなく、長手方向の分割流路14毎の幅方
向の分割流路29の各分割数は、階段ストーカ式焼却炉
1又は回転ストーカ式焼却炉2のサイズに応じて自在に
決定してよいこと、その他、本発明の要旨を逸脱しない
範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0022】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明のストーカ式焼
却炉の燃焼用空気供給方法及び装置によれば、燃焼室内
に設けた火格子にて廃棄物を支持させ、上記火格子の下
方位置に設けた風箱より火格子を通して燃焼室内へ燃焼
用空気を供給して廃棄物を燃焼させるようにしてあるス
トーカ式焼却炉の燃焼用空気供給方法において、上記風
箱に、長手方向及び幅方向にそれぞれ複数分割した多数
の分割流路を設け、各分割流路を通して供給される燃焼
用空気の供給圧力と流量から上記各分割流路の上方に位
置する廃棄物の厚さを推定し、推定された厚さの廃棄物
の燃焼に適切な量となるように上記各分割流路毎に供給
量を調整して燃焼用空気を供給する方法と、燃焼室内の
底部に、多数の空気孔を備えた火格子を配置し、該火格
子上に供給された廃棄物を、下部の風箱から上記空気孔
を通して吹き込んだ燃焼用空気により燃焼させるように
してあるストーカ式焼却炉における上記風箱に、長手方
向及び幅方向にそれぞれ複数分割した多数の分割流路を
設け、且つ上記各分割流路に燃焼用空気を供給するため
の空気供給管を各々接続して、該各空気供給管に、流量
調整弁と、上記各分割流路に供給する燃焼用空気の供給
圧力と流量を測定するためのセンサとを設け、更に、該
各センサにより検出された供給圧力及び流量の検出値を
入力して、上記各分割流路の上方位置となる廃棄物層の
厚さを推定し且つ推定された厚さの廃棄物の燃焼に適し
た量の燃焼用空気が上記各分割流路を通して供給される
ように上記各流量調整弁を調節させるようにする制御装
置を設けた構成を有する装置とし、又、周方向に一定間
隔で配列した水管を多数の空気孔を穿設したフィンで連
結して、内部を燃焼室としてなる円筒状の火格子を、カ
バーケーシング内に回転駆動可能に横置きし、該円筒状
の火格子内に供給された廃棄物を、下部の風箱から上記
空気孔を通して吹き込まれる燃焼用空気により燃焼させ
るようにしてある回転ストーカ式焼却炉における上記風
箱に、長手方向及び幅方向にそれぞれ複数分割した多数
の分割流路を設け、且つ上記各分割流路に燃焼用空気を
供給するための空気供給管を各々接続して、該各空気供
給管に、流量調整弁と、上記各分割流路に供給する燃焼
用空気の供給圧力と流量を測定するためのセンサとを設
け、更に、該各センサにより検出された供給圧力及び流
量の検出値を入力して、上記各分割流路の上方位置とな
る廃棄物層の厚さを推定し、推定された厚さの廃棄物の
燃焼に適した量の燃焼用空気が上記各分割流路を通して
供給されるように上記各流量調整弁を調節させるように
する制御装置を設けた構成を有する装置としてあるの
で、火格子上で燃焼される廃棄物の層に局所的に薄い部
分が生じても、該部分に対応する風箱の分割流路からの
燃焼用空気の供給量を速かに適切な量として、燃焼室内
に余剰空気が発生することを防止することができ、した
がって、余剰空気の発生に伴う燃焼室の温度の低下や酸
素濃度の増加を防止することができ、これにより燃焼室
内を高温に保持し、且つ、酸素濃度を安定に保持するこ
とができて、一酸化炭素や窒素酸化物(NOx)の如き
汚染物質の発生を抑制することができ、又、火格子上の
廃棄物の層厚さに応じて適切な空気の供給量とすること
ができることから廃棄物の熱分解の促進を図ることがで
き、更に、余剰空気をなくして、排ガス量を低減させる
ことができるという優れた効果を発揮する。更に又、幅
方向の各分割流路の分割数を、ストーカ式焼却炉におい
ては、長手方向の下流側の方を上流側よりも多くするよ
うにし、円筒状の火格子を回転駆動可能に横置きした形
式のストーカ式焼却炉においては、長手方向の上流側の
方を下流側よりも多くするようにすると、燃焼用空気の
供給量の調節をより適切に行うことができるという効果
を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のストーカ式焼却炉の燃焼用空気供給方
法及び装置の実施の一形態を示すもので、(イ)は切断
概略側面図、(ロ)は(イ)のA−A矢視図、(ハ)は
(イ)のB−B矢視図である。
【図2】本発明の実施の他の形態を示すもので、(イ)
は切断概略側面図、(ロ)は(イ)のC−C矢視図、
(ハ)は(イ)のD−D矢視図である。
【図3】従来の階段ストーカ式焼却炉の一例の概略を示
すもので、(イ)は切断概略側面図、(ロ)は(イ)の
E−E矢視図である。
【図4】従来の回転ストーカ式焼却炉の一例の概略を示
すもので、(イ)は切断概略側面図、(ロ)は(イ)の
F−F矢視図、(ハ)は(イ)のG部の拡大図である。
【符号の説明】
1 階段ストーカ式焼却炉(ストーカ式焼却炉) 2 回転ストーカ式焼却炉(ストーカ式焼却炉) 3 一次燃焼室(燃焼室) 4 空気孔 5 火格子 6 階段ストーカ本体 8,8a 廃棄物 8b 部分 10,10A 風箱 11 燃焼用空気 17 水管 18 空気孔 19 フィン 20 一次燃焼室(燃焼室) 21 回転ストーカ本体(火格子) 22 カバーケーシング 29 分割流路 30 流量調整弁 31 空気供給管 32 センサ 33 制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斉藤 俊明 東京都江東区豊洲二丁目1番1号 石川島 播磨重工業株式会社東京第一工場内 (72)発明者 木通 秀樹 東京都江東区豊洲三丁目1番15号 石川島 播磨重工業株式会社東二テクニカルセンタ ー内 Fターム(参考) 3K061 GA02 GA04 HA17 3K062 AA02 AA08 AB01 AC01 BA01 CB04 DA07 DA11 DB06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃焼室内に設けた火格子にて廃棄物を支
    持させ、上記火格子の下方位置に設けた風箱より火格子
    を通して燃焼室内へ燃焼用空気を供給して廃棄物を燃焼
    させるようにしてあるストーカ式焼却炉の燃焼用空気供
    給方法において、上記風箱に、長手方向及び幅方向にそ
    れぞれ複数分割した多数の分割流路を設け、各分割流路
    を通して供給される燃焼用空気の供給圧力と流量から上
    記各分割流路の上方に位置する廃棄物の厚さを推定し、
    推定された厚さの廃棄物の燃焼に適切な量となるように
    上記各分割流路毎に供給量を調整して燃焼用空気を供給
    することを特徴とするストーカ式焼却炉の燃焼用空気供
    給方法。
  2. 【請求項2】 燃焼室内の底部に、多数の空気孔を備え
    た火格子を配置し、該火格子上に供給された廃棄物を、
    下部の風箱から上記空気孔を通して吹き込んだ燃焼用空
    気により燃焼させるようにしてあるストーカ式焼却炉に
    おける上記風箱に、長手方向及び幅方向にそれぞれ複数
    分割した多数の分割流路を設け、且つ上記各分割流路に
    燃焼用空気を供給するための空気供給管を各々接続し
    て、該各空気供給管に、流量調整弁と、上記各分割流路
    に供給する燃焼用空気の供給圧力と流量を測定するため
    のセンサとを設け、更に、該各センサにより検出された
    供給圧力及び流量の検出値を入力して、上記各分割流路
    の上方位置となる廃棄物層の厚さを推定し且つ推定され
    た厚さの廃棄物の燃焼に適した量の燃焼用空気が上記各
    分割流路を通して供給されるように上記各流量調整弁を
    調節させるようにする制御装置を設けた構成を有するこ
    とを特徴とするストーカ式焼却炉の燃焼用空気供給装
    置。
  3. 【請求項3】 周方向に一定間隔で配列した水管を多数
    の空気孔を穿設したフィンで連結して、内部を燃焼室と
    してなる円筒状の火格子を、カバーケーシング内に回転
    駆動可能に横置きし、該円筒状の火格子内に供給された
    廃棄物を、下部の風箱から上記空気孔を通して吹き込ま
    れる燃焼用空気により燃焼させるようにしてある回転ス
    トーカ式焼却炉における上記風箱に、長手方向及び幅方
    向にそれぞれ複数分割した多数の分割流路を設け、且つ
    上記各分割流路に燃焼用空気を供給するための空気供給
    管を各々接続して、該各空気供給管に、流量調整弁と、
    上記各分割流路に供給する燃焼用空気の供給圧力と流量
    を測定するためのセンサとを設け、更に、該各センサに
    より検出された供給圧力及び流量の検出値を入力して、
    上記各分割流路の上方位置となる廃棄物層の厚さを推定
    し、推定された厚さの廃棄物の燃焼に適した量の燃焼用
    空気が上記各分割流路を通して供給されるように上記各
    流量調整弁を調節させるようにする制御装置を設けた構
    成を有することを特徴とするストーカ式焼却炉の燃焼用
    空気供給装置。
  4. 【請求項4】 幅方向の各分割流路の分割数を、長手方
    向の下流側の方を上流側よりも多くするようにした請求
    項2記載のストーカ式焼却炉の燃焼用空気供給装置。
  5. 【請求項5】 幅方向の各分割流路の分割数を、長手方
    向の上流側の方を下流側よりも多くするようにした請求
    項3記載のストーカ式焼却炉の燃焼用空気供給装置。
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