JP2000337761A - 断熱箱体 - Google Patents

断熱箱体

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JP2000337761A
JP2000337761A JP11149446A JP14944699A JP2000337761A JP 2000337761 A JP2000337761 A JP 2000337761A JP 11149446 A JP11149446 A JP 11149446A JP 14944699 A JP14944699 A JP 14944699A JP 2000337761 A JP2000337761 A JP 2000337761A
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heat insulating
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insulating core
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JP11149446A
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Takayuki Inuzuka
隆之 犬塚
Toshiyuki Sugano
俊行 菅野
Sho Yamada
祥 山田
Yoshio Nishimoto
芳夫 西本
Shuichi Iwata
修一 岩田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L59/00Thermal insulation in general
    • F16L59/04Arrangements using dry fillers, e.g. using slag wool
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2201/00Insulation
    • F25D2201/10Insulation with respect to heat
    • F25D2201/14Insulation with respect to heat using subatmospheric pressure

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
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  • Thermal Insulation (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 廃棄処理の容易さを有し、且つ廃棄後の環境
に対する負荷が小さい断熱箱体を得る。 【解決手段】 内箱2と外箱3および上記内箱2と外箱
3との空間に充填する断熱芯材4を備えた断熱箱体1に
おいて、断熱芯材として生分解性プラスチックを用いて
充填後真空排気する構成とするか、または、上記断熱芯
材4を、袋状にした気密性の被覆材に生分解性プラスチ
ックを封入し、真空排気後に密閉した構成とし、内箱2
と外箱3との空間に配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷蔵庫等に用いる
断熱箱体に係るものであり、特に、廃棄において、環境
に対する負荷が小さい断熱芯材で構成される真空断熱箱
体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】廃棄物処理問題より、家庭から排出され
る家電製品のリサイクルがメーカーに義務付けられるよ
うになり、その製品の一つに冷蔵庫がある。すなわち、
メーカーは冷蔵庫等の廃家電製品を引き取り、部品、材
料に分離し、これを製品の部品・材料として再利用する
か、あるいは、熱回収することが義務付けられる。しか
し、部品・材料の再利用率は必ずしも100%ではな
く、その一部は廃棄処理をしなければならない。
【0003】従来の冷蔵庫等の断熱に用いられる真空断
熱箱体は、粉体や多孔体を、気密性を有する袋状の被覆
材に封入し、真空排気後に密閉した断熱芯材を外箱と内
箱との間に設置する構造のものである。このタイプの断
熱箱体に用いられる断熱芯材として、例えば特開昭57
−52783号公報ではパーライト等の無機微粉末が提
案されており、また、特開昭58−136434号公報
では発泡ポリウレタン、発泡ポリ塩化ビニル等のプラス
チック成形体が提案されている。
【0004】それと、製造工程の簡略化が可能な冷蔵庫
等の断熱に用いられる真空断熱箱体は、外箱と、この外
箱に取り付けられた内箱と、上記外箱と内箱との空間部
に充填される断熱芯材とを備え、上記断熱芯材を充填し
た空間部を排気し、真空断熱層を構成するものである。
このタイプの断熱箱体に用いられる断熱芯材として、例
えば 特開平8−152259号公報ではホワイトカー
ボン、パーライト、シリカ等の無機微粉末が提案されて
おり、また、特開平7−148752号公報では水発泡
連続気泡硬質ポリウレタンフォームが提案されている。
しかし、大形軽量化の要求から、冷蔵庫用断熱箱体の断
熱芯材に、無機粉末はあまり用いられなく、ほとんどプ
ラスチック材料が用いられている。
【0005】上記従来例の断熱箱体で、断熱芯材が無機
微粉末である場合、廃棄処理において、微粉末が飛散し
人体に影響を与える。そこで、これを防止すため、十分
な集塵能力を保有した設備での処理が必要であり、処理
コストが高くなるという問題があった。また、上記従来
例の断熱芯材がプラスチック材料の場合、焼却廃棄処理
があるが、焼却時に発生するガスを処理する設備が必要
であり、処理コストが高くなるという問題があった。低
コストの処理として、埋設処理があるが、埋設処理で
は、長年月にわたり地中に残存し、廃棄後の環境に対す
る負荷が大きいという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の断
熱箱体では、断熱芯材の廃棄処理において、集塵装置あ
るいは排ガス処理装置を備えた設備での処理が必要であ
り、処理コストが高くなるという問題があった。特に、
冷蔵庫等の断熱箱体に多く用いられいるプラスチック材
料の断熱芯材の場合、低コストの処理である埋設処理で
は、プラスチック材料が長年月にわたり地中に残存し、
廃棄後の環境に対する負荷が大きいという問題があっ
た。
【0007】本発明は、かかる課題を解決するためにな
されたものであり、その目的は、優れた断熱性能を有
し、廃棄処理コストが低く、廃棄処理後の環境に対する
負荷が小さいプラスチック材料の断熱芯材で構成された
断熱箱体を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる第1の
構成の断熱箱体は、外箱と、この外箱に取り付けられ上
記外箱との間に空間部を形成する内箱と、上記空間部に
充填される生分解性プラスチックを含む断熱芯材とを備
え、上記断熱芯材を充填した空間部を排気し真空断熱層
が形成されたものである。
【0009】この発明に係わる第2の構成の断熱箱体
は、上記第1の構成の断熱箱体において、断熱芯材が、
熱融着した生分解性プラスチックで構成されたものであ
る。
【0010】この発明に係わる第3の構成の断熱箱体
は、上記第1または第2の構成の断熱箱体において、断
熱芯材が、融点が60℃以上の生分解性プラスチックで
構成されたものである。
【0011】この発明に係わる第4の構成の断熱箱体
は、外箱と、この外箱に取り付けられ上記外箱との間に
空間部を形成する内箱と、上記空間部に充填された断熱
芯材とを備えた断熱箱体において、上記断熱芯材が、袋
状にした気密性の被覆材に生分解性プラスチックを封入
し、真空排気後に密閉した構成であるものである。
【0012】この発明に係わる第5の構成の断熱箱体
は、上記第4の構成の断熱箱体において、断熱芯材が、
袋状にした気密性の被覆材に熱成形した生分解性プラス
チックを封入し、真空排気後に密閉した構成であるもの
である。
【0013】この発明に係わる第5の構成の断熱箱体
は、上記第4または5の構成の断熱箱体において、断熱
芯材が、融点が90℃以上の生分解性プラスチックで構
成されたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、図1と図2に示す実施の
形態に基づき、この発明の構成を説明する。
【0015】実施の形態1.図1は、この発明の実施の
形態1である断熱箱体の構成を示す縦断面の模式図であ
る。図において、1は断熱箱体、2は内箱、3は外箱、
4は断熱芯材、5は断熱芯材を充填、あるいは断熱芯材
充填部を真空排気するノズル(以後、充填・排気ノズル
と記す)を示す。
【0016】実施の形態1における外箱3は、塗装ある
いはプラスチックをラミネートした意匠性鋼板を折り曲
げ加工によって外箱の形状にしたものである。外箱3に
は、充填・排気ノズル5が設けられてある。
【0017】実施の形態1における内箱2は、ABS樹
脂(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂)等
の樹脂を所定の形状に真空成形した後アルミ層被覆を施
したもの等が挙げられる。内箱2は、外箱3にはめ込む
ことにより外箱3との間に断熱芯材を充填できる空間を
形成するように構成されている。内箱2と外箱3との接
合部は、内箱2と外箱3との空間を真空に保つのに必要
なシール性を保持している。
【0018】実施の形態1における断熱芯材4に用いら
れる生分解性プラスチックとしては、ポリヒドロキシ酪
酸等の微生物系の生分解性プラスチック、でんぷん、セ
ルロース等の天然物系の生分解性プラスチック、ポリビ
ニルアルコール(PVA)、脂肪族ポリエステル等の化
学合成物系の生分解性プラスチックが挙げられる。
【0019】また、断熱芯材4としての生分解性プラス
チックの形状は、粉体、ビーズ、ペレット、繊維等が挙
げられるが、充填後の断熱芯材内での空隙サイズが小さ
い程断熱性能が優れているので、粒子サイズの小さい粉
体が好ましい。
【0020】また、断熱芯材4としての生分解性プラス
チックの融点は、断熱箱体1の保管環境から、60℃以
上が好ましい。生分解性プラスチックの融点が60℃未
満であると、断熱箱体1の保管時の温度環境において、
生分解性プラスチックが溶融し、断熱芯材4の体積収縮
がおこり、断熱箱体1が変形される。
【0021】実施の形態1における断熱箱体1の形成
は、以下のようにした。まず、内箱2を外箱3と同形の
治具に嵌合し、この治具と内箱2との空間に生分解性プ
ラスチックを充填した。次に、生分解性プラスチックの
融点で加熱し、生分解性プラスチック自身の形状を保
ち、生分解性プラスチック同士を融着させて、多数の隙
間を保有する断熱芯材4を成形した。そして、この成形
された多数の隙間が存在する断熱芯材4を設置した内箱
2を外箱3に挿入した。
【0022】次に、断熱芯材4が充填された外箱3と内
箱2との空間を、外箱3に設置した充填・排気ノズル5
より排気後、このノズルを密閉し、断熱芯材充填部を真
空とし、断熱箱体1を構成した。断熱芯材4の充填部の
真空度は30torr以下にすることが好ましい。特に、長
期に安定した断熱特性を維持するには、上記真空度は1
0torr以下がより好ましい。上記断熱芯材充填部を真空
にすることは、断熱芯材4に用いた生分解性プラスチッ
クの劣化を防止し、断熱箱体1の解体後に、上記生分解
性プラスチックを回収し、再利用することが可能にな
り、断熱芯材4の廃棄による環境負荷を一層小さくする
ことができる。
【0023】実施の形態2.実施の形態2における断熱
箱体1の形成は、以下のようにした。図1において、外
箱3に内箱2をはめ込むことにより形成された空間に、
外箱3に設置された充填・排気ノズル5より生分解性プ
ラスチックを注入した。
【0024】生分解性プラスチックの各粒子が小さくて
軽く、断熱芯材充填部の空間を真空にすべく排気した時
に、生分解性プラスチックが排出空気とともに流失され
る場合、充填した生分解性プラスチックをその融点以上
に加熱して、部分的に溶融し生分解性プラスチック同士
を融着させて断熱芯材4とすることが好ましい。その他
は実施の形態1と同じとした。
【0025】すなわち、次に実施の形態1と同様にし
て、充填・排気ノズル5より排気後、断熱芯材充填部を
真空とし、上記ノズルを密閉し、断熱箱体1を構成し
た。断熱芯材4の充填部の真空度は30torr以下にする
ことが好ましい。特に、長期に安定した断熱特性を維持
するには、上記真空度は10torr以下がより好ましい。
上記断熱芯材充填部を真空にすることは、断熱芯材4に
用いた生分解性プラスチックの劣化を防止し、断熱箱体
1の解体後に、上記生分解性プラスチックを回収し、再
利用することが可能になり、断熱芯材4の廃棄による環
境負荷を一層小さくすることができる。
【0026】実施の形態3.図2は、この発明の実施の
形態3である断熱箱体1の構成を示す縦断面の模式図で
ある。図において、4bは断熱芯材、6は断熱充填材、
7は充填ノズルを示す。
【0027】実施の形態3における断熱芯材4bはパネ
ル形状である。すなわち、生分解性プラスチックを、気
密性を有する袋状の被覆材に封入し、真空排気後に密封
して、パネル状の構造とした。被覆材としては、アルミ
箔にポリエチレン等の熱融着可能な樹脂をラミネートし
たアルミラミネートフィルムが用いらる。まず、このフ
ィルムを、生分解性プラスチックを充填する部分を残し
て熱融着することにより、袋状にした。次に、アルミラ
ミネートフィルムに生分解性プラスチックを充填後、排
気し、未融着部を融着し、内部を真空に保持したパネル
状の断熱芯材4bとした。生分解性プラスチックを封入
した上記パネル状断熱芯材4b内部の真空度は30torr
以下にすることが好ましい。特に、長期に安定した断熱
特性を維持するには、上記真空度は10torr以下がより
好ましい。
【0028】生分解性プラスチックが粉体、ビーズ、ペ
レット、繊維など、飛散しやすい形状であるので、予め
治具を用いて、生分解性プラスチック同士を融着させ、
多数の隙間を保有した板状等に成形して、被覆材に封入
することが、真空排気時や解体時に生分解性プラスチッ
クを飛散させずにすむので好ましい。
【0029】実施の形態3に用いられる生分解性プラス
チックとしては、ポリヒドロキシ酪酸等の微生物系の生
分解性プラスチック、でんぷん、セルロース等の天然物
系の生分解性プラスチック、ポリビニルアルコール(P
VA)、脂肪族ポリエステル等の化学合成物系の生分解
性プラスチックが挙げられる。
【0030】そして、生分解性プラスチックの融点は、
実施の形態3における断熱箱体製造時の温度環境から、
90℃以上が好ましい。生分解性プラスチックの融点が
90℃未満であると、断熱箱体1の製造時の温度環境に
おいて、生分解性プラスチックが溶融し、断熱芯材4b
の体積収縮がおこり、断熱箱体1が変形される。
【0031】実施の形態3における断熱芯材4bを、実
施の形態2と同じ構成の外箱3に設置し、上記外箱3
に、実施の形態2と同じ構成の内箱2をはめ込み、断熱
充填材6として従来の冷蔵庫等に用いられている硬質の
独立気泡ポリウレタンフォームの原料液を充填ノズル7
より注入し、発泡成形させた後、充填ノズル7を密閉す
ることにより断熱箱体1を構成した。上記パネル状の断
熱芯材4bの内部を真空にすることは、断熱芯材4bに
用いた生分解性プラスチックの劣化を防止し、断熱箱体
1の解体後に、上記生分解性プラスチックを回収し、再
利用することが可能になり、断熱芯材4bの廃棄による
環境負荷を一層小さくすることができる。
【0032】以下、本発明の断熱箱体およびこの断熱箱
体を用いた冷蔵庫の運転性能、ならびに本発明の断熱箱
体に用いた生分解性プラスチックの断熱芯材を土壌に埋
設した時の分解性を、実施例に基づきさらに詳しく説明
するが、本発明はかかる実施例のみに限定されるもので
はない。
【0033】
【実施例】実施例1.〜2.表1の実施例番号1または
2に記載の生分解性プラスチックを、ABS樹脂を真空
成形しアルミ被覆を施した内箱2および外箱3と同形の
治具とを用いて成形し、上記内箱2上に断熱芯材4を形
成した。上記断熱芯材4が設置された内箱2を、薄板鋼
板の折り曲げ加工によって得られた外箱3に挿入嵌合し
た。次に、断熱芯材4が充填された内箱2と外箱3との
空間(箱間距離約3cm)を10-2torrになるまで排気
し、充填・排気ノズル5を密閉して実施の形態1の断熱
箱体1を作製し、400Lクラスの冷蔵庫に適用した。
【0034】実施例3.薄板鋼板の折り曲げ加工によっ
て得られた外箱3とABS樹脂を真空成形しアルミ被覆
を施した内箱2との空間に、表1の実施例番号3に記載
の生分解性プラスチックを、充填・排気ノズル5から注
入した。生分解性プラスチックを充填した断熱箱体1
を、使用した生分解性プラスチックの融点である95℃
まで加熱し、生分解性プラスチック同士を融着させ断熱
芯材4とした。次に、断熱芯材4が充填された内箱2と
外箱3との空間(箱間距離約3cm)を10-2torrにな
るまで排気後、充填・排気ノズル5を密閉して実施の形
態2の断熱箱体1を作製し、400Lクラスの冷蔵庫に
適用した。
【0035】実施例4.〜6.表1の実施例番号4ない
し6のいずれかに記載の生分解性プラスチックを治具中
で厚さ2cmのボード状に熱成形加工した。これを、封
止面が熱融着可能なポリエチレン樹脂、中間層が外気の
遮蔽効果の高いアルミ箔、外層が傷付きなどに耐性のあ
るナイロンからなる多層シートの被覆材で作製した袋に
挿入し、10-2torrの真空雰囲気下で未融着部を封止し
てパネル状の断熱芯材4bを作製した。薄板鋼板の折り
曲げ加工によって得られた外箱3の天井面、左右側面、
背面に上記断熱芯材4bを設置後、ABS樹脂を真空成
形しアルミ被覆を施した内箱2を嵌合した。次に、内箱
2と外箱3との間に形成された空隙に独立気泡ポリウレ
タンフォームを注入・発泡して充填させることで完全に
固定して、実施の形態3の断熱箱体1を作製し、400
Lクラスの冷蔵庫に適用した。
【0036】
【表1】
【0037】比較例1.内箱2と外箱3との空間のすべ
てに独立気泡ポリウレタンフォームを注入・発泡して充
填させた断熱箱体1を作製し、400Lクラスの冷蔵庫
に適用した。
【0038】比較例2.実施例4における生分解性プラ
スチックの代わりに特開昭58−136434号公報で
代表される連続気泡の独立気泡ポリウレタンフォームを
用いた以外は実施例4と同様にして断熱箱体1を作製
し、400Lクラスの冷蔵庫に適用した。
【0039】(消費電力の測定)実施例1〜6、比較例
1〜2の断熱箱体を適用した各冷蔵庫をJIS C 9
607における消費電力B法に準拠して消費電力を測定
し、その結果を表2に示した。
【0040】
【表2】
【0041】以上の結果から、断熱芯材に生分解性プラ
スチックを用い、断熱芯材充填部を真空にした断熱箱体
を適用した冷蔵庫の消費電力量は、独立気泡ポリウレタ
ンのみを断熱芯材として用いた比較例1の従来の冷蔵庫
に比較して少なく、断熱箱体の断熱性能が有為に優れて
いることがわかった。また、生分解性プラスチックをパ
ネル状の断熱芯材に用いた冷蔵庫(実施例4〜6)にお
いても従来の連続気泡ポリウレタンフォームを使用した
冷蔵庫より少ない消費電力量を示すことも確認できた。
すなわち、生分解性プラスチックが冷蔵庫等の断熱箱体
の断熱芯材として好ましいことがわかった。
【0042】(生分解性試験)次に消費電力量を測定し
た冷蔵庫を解体し、その断熱芯材を土壌に埋設し、重量
変化を測定することにより生分解性を評価し、その結果
を表3に示した。なお、ポリウレタンフォームの断熱芯
材については適当な大きさに切り出し、生分解性プラス
チックの断熱芯材については比較を容易にするため融点
以上で押し固めた。
【0043】
【表3】
【0044】以上の結果から、生分解性プラスチックの
断熱芯材は重量減少率が従来の断熱芯材であるポリウレ
タンフォームに比べ著しく大きく、環境負荷が小さいこ
とがわかった。また、飛散しにくい形状に加工した断熱
芯材を用いていたため、解体自体も容易なものであっ
た。
【0045】以上、本発明の実施の形態である冷蔵庫に
ついて説明したが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、例えば車載用小型冷蔵庫、プレハブ式簡易冷蔵
庫、保冷車等保温および保冷用製品の断熱用部品として
の応用も可能であり、その仕様を脱し得ない範囲で種々
変形して実施することが可能である。
【0046】
【発明の効果】この発明に係わる第1の構成の断熱箱体
は、外箱と、この外箱に取り付けられ上記外箱との間に
空間部を形成する内箱と、上記空間部に充填される生分
解性プラスチックを含む断熱芯材とを備え、上記断熱芯
材を充填した空間部を排気し真空断熱層が形成されたも
のであり、冷蔵庫の断熱箱体として優れた断熱性能を保
持し、断熱箱体使用後の断熱芯材の廃棄処理として土壌
埋設を行った場合の環境負荷を低減することができる。
【0047】この発明に係わる第2の構成の断熱箱体
は、上記第1の構成の断熱箱体において、断熱芯材が、
熱融着した生分解性プラスチックで構成されたものであ
り、断熱箱体作製および解体時に断熱芯材の飛散を防止
することができるとともに、冷蔵庫の断熱箱体として優
れた断熱性能を保持し、断熱箱体使用後の断熱芯材の廃
棄処理として土壌埋設を行った場合の環境負荷を低減す
ることができる。
【0048】この発明に係わる第3の構成の断熱箱体
は、上記第1または第2の構成の断熱箱体において、断
熱芯材が、融点が60℃以上の生分解性プラスチックで
構成されたものであり、断熱箱体保管時の温度環境にお
ける断熱箱体の変形を防止するとともに、冷蔵庫の断熱
箱体として優れた断熱性能を保持し、断熱箱体使用後の
断熱芯材の廃棄処理として土壌埋設を行った場合の環境
負荷を低減することができる。
【0049】この発明に係わる第4の構成の断熱箱体
は、外箱と、この外箱に取り付けられ上記外箱との間に
空間部を形成する内箱と、上記空間部に充填された断熱
芯材とを備えた断熱箱体において、上記断熱芯材が、袋
状にした気密性の被覆材に生分解性プラスチックを封入
し、真空排気後に密閉した構成であるものであり、冷蔵
庫の断熱箱体として優れた断熱性能を保持し、断熱箱体
使用後の断熱芯材の廃棄処理として土壌埋設を行った場
合の環境負荷を低減することができる。
【0050】この発明に係わる第5の構成の断熱箱体
は、上記第4の構成の断熱箱体において、断熱芯材が、
袋状にした気密性の被覆材に熱成形した生分解性プラス
チックを封入し、真空排気後に密閉した構成であるもの
であり、断熱箱体作製および解体時に断熱芯材の飛散を
防止することができるとともに、冷蔵庫の断熱箱体とし
て優れた断熱性能を保持し、断熱箱体使用後の断熱芯材
の廃棄処理として土壌埋設を行った場合の環境負荷を低
減することができる。
【0051】この発明に係わる第6の構成の断熱箱体
は、上記第4または5の構成の断熱箱体において、断熱
芯材が、融点が90℃以上の生分解性プラスチックで構
成されたものであり、断熱箱体製造時の温度環境におけ
る断熱箱体の変形を防止するとともに、冷蔵庫の断熱箱
体として優れた断熱性能を保持し、断熱箱体使用後の断
熱芯材の廃棄処理として土壌埋設を行った場合の環境負
荷を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1または2における断熱
箱体の構成を示す縦断面模式図である。
【図2】 本発明の実施の形態3における断熱箱体の構
成を示す縦断面模式図である。
【符号の説明】
1 断熱箱体、2 内箱、3 外箱、4、4b 断熱芯
材、5 充填・排気ノズル、6 断熱充填材、7 充填
ノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 祥 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 西本 芳夫 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 岩田 修一 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 3E067 AB01 BA05A BA05C BA12B BB11A BB11C BB17A BB17B GA13 GA14 3H036 AA08 AA09 AB18 AB23 AB28 AC01 AE13 3L102 JA01 LB01 MA01 MB17 MB23 MB27

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外箱と、この外箱に取り付けられ上記外
    箱との間に空間部を形成する内箱と、上記空間部に充填
    される生分解性プラスチックを含む断熱芯材とを備え、
    上記断熱芯材を充填した空間部を排気し真空断熱層が形
    成されたことを特徴とする断熱箱体。
  2. 【請求項2】 断熱芯材が、熱融着した生分解性プラス
    チックで構成されたことを特徴とする請求項1に記載の
    断熱箱体。
  3. 【請求項3】 断熱芯材が、融点が60℃以上の生分解
    性プラスチックで構成されたことを特徴とする請求項1
    または2に記載の断熱箱体。
  4. 【請求項4】 外箱と、この外箱に取り付けられ上記外
    箱との間に空間部を形成する内箱と、上記空間部に充填
    された断熱芯材とを備えた断熱箱体において、上記断熱
    芯材が、袋状にした気密性の被覆材に生分解性プラスチ
    ックを封入し、真空排気後に密閉した構成であることを
    特徴とする断熱箱体。
  5. 【請求項5】 断熱芯材が、袋状にした気密性の被覆材
    に熱成形した生分解性プラスチックを封入し、真空排気
    後に密閉した構成であることを特徴とする請求項4に記
    載の断熱箱体。
  6. 【請求項6】 断熱芯材が、融点が90℃以上の生分解
    性プラスチックで構成されたことを特徴とする請求項4
    または5に記載の断熱箱体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005163981A (ja) * 2003-12-05 2005-06-23 Kurabo Ind Ltd 真空断熱材用芯材および該芯材を用いた真空断熱材

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