JPH06213561A - 断熱材及びそれを用いた冷蔵庫 - Google Patents
断熱材及びそれを用いた冷蔵庫Info
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- JPH06213561A JPH06213561A JP5005492A JP549293A JPH06213561A JP H06213561 A JPH06213561 A JP H06213561A JP 5005492 A JP5005492 A JP 5005492A JP 549293 A JP549293 A JP 549293A JP H06213561 A JPH06213561 A JP H06213561A
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Abstract
連続気泡発泡体を用い、減圧度0.1〜0.01Tor
rでの熱伝導率を大幅に低減すること。 【構成】気泡の厚さ0.04mm以下の偏平状の気泡を
形成した連続気泡の圧縮硬質ポリウレタンフォーム4a
をコア材とし、これをガスバリヤー性フィルムから成る
容器5で覆い、その内部を減圧して密封し真空断熱材6
を構成する。 【効果】硬質ポリウレタンフォームの気泡を偏平状にす
ることで気泡膜間の空隙距離が短くなり、熱伝導率を大
幅に低減することができ、軽量で高性能の断熱材が実現
できる。
Description
て用いる高性能の断熱材及びそれを用いた冷蔵庫に関す
る。
熱材が知られているが、その一つに真空断熱材がある。
この断熱材は、一般に、ガスバリヤー性の金属−プラス
チックラミネートフィルムから成る容器に、所定の形状
を保持させるために補強材としてコア材を充填し、その
内部を減圧して密封した構造のものが知られている。こ
のような真空断熱材の断熱性能は、上記コア材の種類に
よって大きく左右されるが、無機質微粉末やガラス繊
維、連続気泡発泡体などが優れた断熱性が得られコア材
として用いられる。中でも、連続気泡発泡体をコア材と
したものが軽量で生産性が良く、冷蔵庫等の断熱材とし
て優れており注目されている。この種の真空断熱材とし
て代表的なものに、例えば特公昭63−61589号公
報記載の発明が挙げられるが、コア材に連続気泡を有す
る硬質ポリウレタンフォームを用い、発泡体の気泡を微
細にすることで高性能の真空断熱材を得ることが提案さ
れている。
材においてコア材として使用されている連続気泡硬質ポ
リウレタンフォームの気泡径は、小さくても0.1mm
程度が限界である。基本的に、硬質ポリウレタンフォー
ムをコア材に用いた場合、気泡が微細で膜間の空隙距離
が短い程、減圧度が一定の場合熱伝導率がより小さくな
るが、通常発泡体の気泡形状は球形あるいは卵形の多面
体であるため、気泡径≒膜間の空隙距離となる。したが
って、従来例においては、膜間の空隙距離が最小でも約
0.1mmであり、得られる熱伝導率は、減圧度0.1
〜0.01Torrで0.006〜0.007kcal
/m・h・℃程度である。さらにこれ以上熱伝導率を低
減することは、より低い圧力が必要となり、そのために
は排気時間が長くなる等量産上問題が生じるため極めて
困難なことであった。さらに硬質ポリウレタンフォーム
の発泡剤としてCFC−11(フレオンの一つで塩素を
含む Chloro FluoroCabon)を使用しているため、近年
のフロン規制に対応できないという問題もあった。
ることにあり、コア材に連続気泡発泡体を用いて、量産
可能な減圧度0.1〜0.01Torrで熱伝導率をさ
らに低減させた軽量で高性能、かつノンフロンの断熱材
を、さらにこの断熱材を用いた冷蔵庫を、それぞれ提供
することにある。
泡を形成した連続気泡発泡体の気泡の厚みを0.04m
m以下、実用的に好ましくは0.01〜0.03mmと
して成る断熱材により、達成される。そして好ましくは
上記偏平状に成形した断熱材をコア材とし、これをガス
バリヤー性フィルムから成る容器で覆い、その内部を減
圧して密封して成る真空断熱材により、達成される。連
続気泡発泡体は、気泡径0.1〜1.0mm程度のもの
で良く、気泡の厚みが上記したように0.04mm以
下、好ましくは0.01〜0.03mmの偏平状に成形
されていることが重要である。
形しても良いが、例えば、連続気泡発泡体を発泡直後の
反応硬化が完了する以前に、高圧プレス等で圧縮して気
泡が偏平状に押しつぶされた状態で硬化させた後、所定
の寸法にカットして使用するか、もしくは、発泡後発泡
体が完全に硬化してから、所定の寸法にカットし、その
後高圧プレス等で圧縮して気泡を偏平状に押しつぶして
成形しても良い。後者の場合、発泡体がある程度復元し
てしまうが、これをコア材とし、ガスバリヤー性フィル
ムから成る容器で覆い、内部を減圧して密封することに
より再び気泡が押しつぶされて偏平状になる。
続気泡発泡体としてはノンフロンで発泡したものが好ま
しく、特に、発泡剤の全てに水を使用し、水とイソシア
ネートとの反応で生じるCO2ガスにより発泡した水発
泡硬質ポリウレタンフォームを用いることが好ましい。
従来のCFC−11発泡では、発泡体を発泡直後に1/
2以下に圧縮して押しつぶすと気泡が破壊されやすく、
気泡を厚み0.04mm以下の偏平状に成形することは
困難であるが、発泡剤の全てに水を使用した場合、CF
C−11発泡に比べ発泡時の発熱温度が高い(150→
185℃)ため、発泡直後のフォームの気泡骨格がやわ
らかくなり、発泡体を圧縮して押しつぶしても気泡が破
壊されにくく、容易に気泡を厚み0.04mm以下の偏
平状に成形することができる。
しては、連続気泡率が略100%のものが得られればど
のような組成のものでも良い。断熱材としては、偏平状
の気泡を形成した連続気泡発泡体を単体で使用すること
もできるが、上記のようにかかる連続気泡発泡体をコア
材とし、これをガスバリヤー性フィルムから成る容器で
覆い、その内部を減圧して密封して成る真空断熱材とし
た方が、より断熱特性に優れ好ましい。このような断熱
材の代表的な用途は冷蔵庫等の断熱材であるが、その
他、例えば保冷車、プレハブパネル等の建築用断熱材と
して広く適用できる。
成した連続気泡発泡体を断熱材とするか、もしくはこれ
をコア材とする真空断熱材であるため、発泡体の膜間の
空隙距離が気泡径より数倍小さくなり、気泡の厚みを
0.04mm以下、好ましくは0.01〜0.03mm
とすることで、高性能の断熱材が得られる。特にかかる
気泡厚みの断熱材をコア材としとしてガスバリヤー性フ
ィルムから成る容器で被い、その内部を減圧して密封す
ることにより、減圧度0.1〜0.01Torrで熱伝
導率0.005kcal/m・h・℃以下の高性能の真
空断熱材が得られるものである。
説明する。 〈実施例1及び2〉図1は、本実施例のコア材である連
続気泡の硬質ポリウレタンフォームの製造工程を示した
ものである。硬質ポリウレタンフォーム4は、その原料
に、ポリオール成分としてトリレンジアミンにエチレン
オキシドとプロピレンオキシドを付加して得られるOH
価350mgKOH/gのポリオールと、トリエタノー
ルアミンにプロピレンオキシドを付加して得られるOH
価300mgKOH/gのポリオールを6:4に混合し
たものを100重量部、発泡剤として蒸留水を4部、整
泡剤としてシリコーン界面活性剤(日本ユニカー社製の
商品名「SZ−1923」)を3重量部、触媒として活
剤ケミカル社製の商品名「ミニコR−9000」を2重
量部と花王社製の商品名「カオーライザーNo1」を2
重量部、連通化剤としてステアリン酸カルシウムを2重
量部、及びイソシアネート成分として住友バイエルウレ
タン社製の商品名「C−MDI44V20」を147重
量部を使用して高圧発泡機で混合し、図1(1)及び図
1(2)に示すように型温60℃に調整したアルミ製の
上型2及び下型3で形成された空間内に注入して発泡充
填させたものである。
うに高圧プレス1で上型2を徐々に押し込み、硬質ポリ
ウレタンフォーム4を約1/3及び約1/4の厚さに、
それぞれ圧縮して約10分間放置し硬化させ、偏平状に
成形した連続気泡発泡体4aを得た。さらに、脱型後常
温でエージングし、所定の寸法にカットして図2に示す
コア材である圧縮硬質ポリウレタンフォーム4aを得
た。このようにして得られた圧縮硬質ポリウレタンフォ
ーム4aは、図3に示すように気泡径Aに対し気泡の厚
みBが数倍小さい偏平状の気泡が形成され、かつ圧縮し
て気泡を押しつぶすことで容易に完全な連続気泡フォー
ムが得られるものである。得られた圧縮硬質ポリウレタ
ンフォーム4aの密度、連続気泡率、気泡径及び気泡の
厚みを表1に示す。
ォーム4aを110℃で約2時間加熱乾燥させて、ポリ
エチレンテレフタレートフィルムとアルミ箔とハイアク
リロニトリルフィルムでラミネート構成されたガスバリ
ヤー性フィルムから成る容器5で覆い、その内部を0.
1Torrまで減圧して密封し、図4に示す真空断熱材
6を得た。容器5の構成は、この例のように必ずしもア
ルミ箔の両面を樹脂フィルムでサンドイッチ状にラミネ
ートする必要はなく、一方の面をラミネートしても良
い。また、アルミ箔に限らずその他の金属箔、もしくは
金属箔の代わりに樹脂フィルム上に金属を蒸着したもの
でも良い。なお、上記容器5で覆うことなく、この圧縮
硬質ポリウレタンフォーム4aを、断熱特性を要する機
器の壁内、例えば冷蔵庫の外箱、内箱で形成された壁内
に直接収納して使用しても良い。
の原料として、実施例1と同じものを使用し、図1
(1)および(2)の工程にしたがい同様の方法で上型
2及び下型3で形成された空間内に注入して発泡充填さ
せ、そのまま約10分間放置し硬化させた。あるいは所
定のボックス内にフリー発泡し硬化させても良い。その
後、図1(3)を経ずに、図1(4)に示すように脱型
し、この硬質ポリウレタンフォーム4を常温でエージン
グし、そして、所定の寸法にカットした後、図1(5)
に示すように高圧プレス1で圧縮して約1/3の厚さに
押しつぶし、実施例1と同様に図2に示すコア材である
圧縮硬質ポリウレタンフォーム4aを得た。
タンフォーム4aは、実施例1と同様の偏平状気泡が形
成され、かつ完全な連続気泡フォームが得られた。得ら
れた圧縮硬質ポリウレタンフォーム4aの密度、連続気
泡率、気泡径及び気泡の厚みを表1に示す。なお、この
場合、押しつぶした硬質ポリウレタンフォームはある程
度復元してしまうが、表1に示した物質値は復元する前
のものである。
ポリウレタンフォーム4aを実施例1と同様の方法でガ
スバリヤー性フィルムから成る容器5で覆い、その内部
を0.1Torrまで減圧して密封し、図4に示す真空
断熱材6を得た。この時、コア材である圧縮硬質ポリウ
レタンフォーム4aは、再び押しつぶされて偏平状気泡
が形成された。
熱伝導率を、英弘精器(株)製の熱伝導率測定装置(商
品名「HC−071形」)を用いて、平均温度24℃で
測定した結果を表1に示した。なお、比較例1及び2と
して、実施例2の高圧プレス1で押しつぶす前及び約1
/2押しつぶした後の硬質ポリウレタンフォーム4を、
比較例3として、発泡剤にフロン(CFC−11)を用
いた従来の硬質ポリウレタンフォームをそれぞれコア材
に使用した真空断熱材についても同時に測定し、表1に
示した。
より得られた圧縮硬質ポリウレタンフォーム4aは、い
ずれも平均気泡径が0.2mmに対し気泡の厚みが0.
01〜0.04mmと、非常に薄い偏平状気泡が形成さ
れており、気泡膜間の空隙距離が極めて短いことが判
る。そして、この偏平状気泡を形成した連続気泡発泡
体、すなわち圧縮硬質ポリウレタンフォーム4aを真空
断熱材6のコア材として用いることにより、真空断熱材
6の熱伝導率は、量産が容易な減圧度0.1Torrで
0.004kcal/m・h・℃以下と、気泡の厚みが
大きく気泡膜間の空隙距離が長い比較例1〜3に比べ大
幅に低減され、極めて優れた断熱性能を得ることができ
た。また、圧縮硬質ポリウレタンフォーム4aは、発泡
剤の全てに水を使用したノンフロンの水発泡硬質ポリウ
レタンフォームであるため、フロン規制上全く問題ない
ものである。
の目的を達成することができた。すなわち、気泡の厚み
が0.04mm以下、好ましくは0.01〜0.03m
mの偏平状の気泡を有する連続気泡発泡体で断熱材を構
成することにより、軽量で高性能、かつノンフロンの優
れた断熱材が実現でき、さらにこれをコア材として真空
断熱材を構成すれば、量産可能な減圧度0.1〜0.0
1Torrで熱伝導率を大幅に低減し得る優れた真空断
熱材が実現できる。
ォームの製造工程説明図。
図。
明図。
3…下型、 4…硬質ポ
リウレタンフォーム、4a…圧縮硬質ポリウレタンフォ
ーム、 5…容器、6…真空断熱材。
Claims (7)
- 【請求項1】気泡径0.1〜1.0mmで、気泡の厚み
を0.04mm以下とした偏平状の気泡を有する連続気
泡発泡体から成る断熱材。 - 【請求項2】気泡径0.1〜1.0mmで、気泡の厚み
を0.04mm以下とした偏平状の気泡を有する連続気
泡発泡体を、ガスバリヤー性フィルムから成る容器で覆
い、その内部を減圧、密封して成る真空断熱材。 - 【請求項3】上記連続気泡発泡体が発泡後に圧縮して気
泡を偏平状に押しつぶして成形された成形体で構成され
て成る請求項1記載の断熱材。 - 【請求項4】上記連続気泡発泡体が発泡後に圧縮して気
泡を偏平状に押しつぶして成形された成形体で構成され
て成る請求項2記載の真空断熱材。 - 【請求項5】上記連続気泡発泡体が発泡剤の全てに水を
使用して発泡した水発泡硬質ポリウレタンフォームで構
成されて成る請求項1もしくは3記載の断熱材。 - 【請求項6】上記連続気泡発泡体が発泡剤の全てに水を
使用して発泡した水発泡硬質ポリウレタンフォームで構
成されて成る請求項2もしくは4記載の真空断熱材。 - 【請求項7】上記請求項1乃至6何れか記載の断熱材も
しくは真空断熱材を断熱材として具備して成る冷蔵庫。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5005492A JPH06213561A (ja) | 1993-01-18 | 1993-01-18 | 断熱材及びそれを用いた冷蔵庫 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5005492A JPH06213561A (ja) | 1993-01-18 | 1993-01-18 | 断熱材及びそれを用いた冷蔵庫 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06213561A true JPH06213561A (ja) | 1994-08-02 |
Family
ID=11612742
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5005492A Pending JPH06213561A (ja) | 1993-01-18 | 1993-01-18 | 断熱材及びそれを用いた冷蔵庫 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06213561A (ja) |
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-
1993
- 1993-01-18 JP JP5005492A patent/JPH06213561A/ja active Pending
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