JP2000338002A - 回転変動試験機 - Google Patents
回転変動試験機Info
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- 238000012360 testing method Methods 0.000 claims abstract description 14
- 230000033001 locomotion Effects 0.000 abstract description 6
- 238000000034 method Methods 0.000 abstract description 4
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 abstract description 3
- 238000004088 simulation Methods 0.000 abstract description 3
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 12
- 230000001276 controlling effect Effects 0.000 description 4
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 2
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 1
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 1
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- Testing Of Devices, Machine Parts, Or Other Structures Thereof (AREA)
- Retarders (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 自動車用内燃機関エンジン等、クランク軸に
回転変動成分が重畳されている出力軸を模して、回転変
動周期、回転変動率を自在に設定する回転変動試験機を
提供することによってクランク軸を原動機とする各種伝
動要素の性能試験を行う。 【解決手段】 アーム30の一端に設けられたピストン
ピン(軸受102)を往復運動させることによって、遊
星歯車旋回機構2を任意の角速度ωMで往復旋回運動さ
せる方法であり、この時の角速度変動成分を入力軸10
の角速度ωAに重畳させることよって、任意の回転変動
成分を有する角速度ωA’の出力を出力軸20から取出
すことができる。
回転変動成分が重畳されている出力軸を模して、回転変
動周期、回転変動率を自在に設定する回転変動試験機を
提供することによってクランク軸を原動機とする各種伝
動要素の性能試験を行う。 【解決手段】 アーム30の一端に設けられたピストン
ピン(軸受102)を往復運動させることによって、遊
星歯車旋回機構2を任意の角速度ωMで往復旋回運動さ
せる方法であり、この時の角速度変動成分を入力軸10
の角速度ωAに重畳させることよって、任意の回転変動
成分を有する角速度ωA’の出力を出力軸20から取出
すことができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関エンジン
をその原動機とする動力伝達機構の模擬試験機であり、
特に出力軸角速度が周期的に大きく変動する自動車用エ
ンジンに付随する動力伝達機構の模擬試験機であり、詳
説すれば前記出力軸を駆動部とし、歯付ベルト、Vリブ
ドベルト、チェーン、或いは歯車を介してその動力を従
動軸、すなわち、エンジンカムシャフト、或いはエンジ
ン補機を駆動させる動力伝達機構の模擬試験機に関す
る。
をその原動機とする動力伝達機構の模擬試験機であり、
特に出力軸角速度が周期的に大きく変動する自動車用エ
ンジンに付随する動力伝達機構の模擬試験機であり、詳
説すれば前記出力軸を駆動部とし、歯付ベルト、Vリブ
ドベルト、チェーン、或いは歯車を介してその動力を従
動軸、すなわち、エンジンカムシャフト、或いはエンジ
ン補機を駆動させる動力伝達機構の模擬試験機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】内燃機関エンジン等の往復機関のクラン
ク軸により駆動される歯付ベルト、チェーン、Vベル
ト、歯車、或いはこれに付随する歯付プーリ、チェーン
スプロケット、Vプーリ、更には、カップリング、軸
受、ダンパー等の動力伝動機構の性能試験は、その評価
方法の安定性、或いは安全性の面から実機エンジンを使
用せず、電動機等の制御性に優れた代用原動機が一般に
用いられている。しかし、汎用電動機は、滑らかな回
転、すなわち定角速度運転を行うものであって、エンジ
ン出力のような回転変動成分を重畳した運転を直接、模
擬することには適していなかった。
ク軸により駆動される歯付ベルト、チェーン、Vベル
ト、歯車、或いはこれに付随する歯付プーリ、チェーン
スプロケット、Vプーリ、更には、カップリング、軸
受、ダンパー等の動力伝動機構の性能試験は、その評価
方法の安定性、或いは安全性の面から実機エンジンを使
用せず、電動機等の制御性に優れた代用原動機が一般に
用いられている。しかし、汎用電動機は、滑らかな回
転、すなわち定角速度運転を行うものであって、エンジ
ン出力のような回転変動成分を重畳した運転を直接、模
擬することには適していなかった。
【0003】このため、本出願人は、特開平3−927
43号公報でユニバーサルジョイントのカルダン誤差を
応用した回転変動試験機を開示した。この方法は、ユニ
バーサルジョイントを所定の曲げ角度に配することによ
って出力側に軸一回転当り、二回の角速度変動成分を重
畳させる方法である。
43号公報でユニバーサルジョイントのカルダン誤差を
応用した回転変動試験機を開示した。この方法は、ユニ
バーサルジョイントを所定の曲げ角度に配することによ
って出力側に軸一回転当り、二回の角速度変動成分を重
畳させる方法である。
【0004】しかし、この方法では、変動成分の大きさ
を曲げ角度で調節することは可能であるが、軸一回転当
りの回転変動周期を変えることはできない。従って、こ
の回転変動出力は4サイクル4気筒エンジンのクランク
軸出力を模擬することは可能であるが、4サイクル3気
筒エンジン、或いは4サイクル6気筒エンジン等を模擬
することはできなかった。
を曲げ角度で調節することは可能であるが、軸一回転当
りの回転変動周期を変えることはできない。従って、こ
の回転変動出力は4サイクル4気筒エンジンのクランク
軸出力を模擬することは可能であるが、4サイクル3気
筒エンジン、或いは4サイクル6気筒エンジン等を模擬
することはできなかった。
【0005】そこで、本出願人は特開平8−43256
号公報で前記ユニバーサル出力軸と被測定物入力軸の間
に機械的動力変速機構を設け、この変速比を整数比に変
換することによって、前記の被測定物入力軸1回転当り
の回転変動周期が変更可能となる試験機を提案した。
号公報で前記ユニバーサル出力軸と被測定物入力軸の間
に機械的動力変速機構を設け、この変速比を整数比に変
換することによって、前記の被測定物入力軸1回転当り
の回転変動周期が変更可能となる試験機を提案した。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
試験機にあっては変速比の変更が機械的手段によるもの
であり、その設定変更は決して容易とは云えないもので
あった。また、同上理由により、この変速比を任意の整
数比にすることは決して容易ではなかった。そこで本発
明者は、回転変動試験機の出力軸、すなわち被測定物の
入力軸に発生する入力軸1回転当りの回転変動周期を容
易に変更できる回転変動試験機を発明した。
試験機にあっては変速比の変更が機械的手段によるもの
であり、その設定変更は決して容易とは云えないもので
あった。また、同上理由により、この変速比を任意の整
数比にすることは決して容易ではなかった。そこで本発
明者は、回転変動試験機の出力軸、すなわち被測定物の
入力軸に発生する入力軸1回転当りの回転変動周期を容
易に変更できる回転変動試験機を発明した。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1の発
明は、入力側と出力側に太陽歯車と遊星歯車を噛合い状
態に設け、相対向する遊星歯車を連結一体に回転させる
ように配した入力側歯車列と出力側歯車列と、前記入力
側と出力側の各遊星歯車を同時に太陽歯車に噛合いつつ
その周りを移動可能にするアームと、このアームの一端
に連結したピストンロッドを往復運動させるクランク機
構を備えた遊星歯車旋回機構とで構成し、前記一対の太
陽歯車の内、一方の太陽歯車に直結された軸を入力軸と
し、もう一方の太陽歯車に直結された軸を出力軸とし、
この出力軸に任意の回転変動成分を重畳する回転変動試
験機である。
明は、入力側と出力側に太陽歯車と遊星歯車を噛合い状
態に設け、相対向する遊星歯車を連結一体に回転させる
ように配した入力側歯車列と出力側歯車列と、前記入力
側と出力側の各遊星歯車を同時に太陽歯車に噛合いつつ
その周りを移動可能にするアームと、このアームの一端
に連結したピストンロッドを往復運動させるクランク機
構を備えた遊星歯車旋回機構とで構成し、前記一対の太
陽歯車の内、一方の太陽歯車に直結された軸を入力軸と
し、もう一方の太陽歯車に直結された軸を出力軸とし、
この出力軸に任意の回転変動成分を重畳する回転変動試
験機である。
【0008】請求項2の発明は、クランク機構のクラン
クプーリが、どちらか一方の太陽歯車によって駆動され
る請求項1記載の回転変動試験機である。
クプーリが、どちらか一方の太陽歯車によって駆動され
る請求項1記載の回転変動試験機である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施の形態
を、図1、図2を用いて説明する。図1は本発明に係る
回転変動試験機の正面図であり、図2は図1の側面図で
ある。図1において、回転変動試験機1は、太陽歯車A
および遊星歯車Bからなる入力側歯車列1a、及び遊星
歯車列B’および太陽歯車A’からなる出力側歯車列1
bと、相対向する遊星歯車B、B’を一体に連結する遊
星歯車軸40を、太陽歯車A、A’と噛合いつつその回
りに旋回させるアーム30と、アーム30の一端に設け
た軸受101を回転中心としてアーム30を旋回させる
遊星歯車旋回機構2で構成される。
を、図1、図2を用いて説明する。図1は本発明に係る
回転変動試験機の正面図であり、図2は図1の側面図で
ある。図1において、回転変動試験機1は、太陽歯車A
および遊星歯車Bからなる入力側歯車列1a、及び遊星
歯車列B’および太陽歯車A’からなる出力側歯車列1
bと、相対向する遊星歯車B、B’を一体に連結する遊
星歯車軸40を、太陽歯車A、A’と噛合いつつその回
りに旋回させるアーム30と、アーム30の一端に設け
た軸受101を回転中心としてアーム30を旋回させる
遊星歯車旋回機構2で構成される。
【0010】この遊星歯車旋回機構2は、アーム30の
他の一端に連結されたピストンロッド61の往復運動に
よって、軸受101を回転中心として出力軸20の周り
に往復旋回運動する。
他の一端に連結されたピストンロッド61の往復運動に
よって、軸受101を回転中心として出力軸20の周り
に往復旋回運動する。
【0011】図2において、アーム30を往復旋回させ
るクランク機構は、軸受102に連結されたピストンロ
ッド61、ピストンロッド61を連結するクランクピン
62、クランクピン62を偏心回転させるクランクプー
リ60で構成される。クランクプーリ60にはこれと一
体に回転する歯付プーリ53が直結されており、この歯
付プーリ53は、歯付ベルト52を介して出力軸20に
直結された歯付プーリ51によって駆動される。
るクランク機構は、軸受102に連結されたピストンロ
ッド61、ピストンロッド61を連結するクランクピン
62、クランクピン62を偏心回転させるクランクプー
リ60で構成される。クランクプーリ60にはこれと一
体に回転する歯付プーリ53が直結されており、この歯
付プーリ53は、歯付ベルト52を介して出力軸20に
直結された歯付プーリ51によって駆動される。
【0012】次に、回転変動試験機1の動力伝達経路
を、図1を用いて説明する。図1において、入力側歯車
列1a側の軸受100に支持された入力軸10の一端に
ベース回転となる入力ωAが付与される。この入力ωA
が直結状態の太陽歯車Aを回転させる。
を、図1を用いて説明する。図1において、入力側歯車
列1a側の軸受100に支持された入力軸10の一端に
ベース回転となる入力ωAが付与される。この入力ωA
が直結状態の太陽歯車Aを回転させる。
【0013】更に、この太陽歯車Aは噛合い状態にある
遊星歯車Bを回転させ、同時に遊星歯車Bと直結した出
力側歯車列1bの遊星歯車B’を回転させる。続いて遊
星歯車B’は同じく噛合い状態にある太陽歯車A’を回
転させ、最後に太陽歯車A’に直結された出力軸20の
一端に出力ωA’を伝達する。
遊星歯車Bを回転させ、同時に遊星歯車Bと直結した出
力側歯車列1bの遊星歯車B’を回転させる。続いて遊
星歯車B’は同じく噛合い状態にある太陽歯車A’を回
転させ、最後に太陽歯車A’に直結された出力軸20の
一端に出力ωA’を伝達する。
【0014】この出力ωA’を用いて、出力軸20に接
続された各種の伝動要素を試験することができる。以上
が本発明に係る回転変動試験機1の全体構成と動力の伝
達経路である。
続された各種の伝動要素を試験することができる。以上
が本発明に係る回転変動試験機1の全体構成と動力の伝
達経路である。
【0015】次に、上述した入力ωAに回転変動成分を
重畳し、出力ωA’から目的とする回転変動成分を重畳
した出力を取り出す原理を説明する。差動歯車列は、噛
合い状態にある一対の歯車の内、一方の歯車が他方の歯
車に対して公転する歯車列であって、公転する歯車を遊
星歯車、固定する歯車を太陽歯車と称し、歯車の自転と
遊星歯車の公転が独立している遊星歯車列と定義され
る。即ち歯車とアームの回転を独立して制御することに
よって固定歯車列の運動とは異なる差動的な運動を実現
できる。このような使用形態にある遊星歯車列は差動歯
車列と定義される。
重畳し、出力ωA’から目的とする回転変動成分を重畳
した出力を取り出す原理を説明する。差動歯車列は、噛
合い状態にある一対の歯車の内、一方の歯車が他方の歯
車に対して公転する歯車列であって、公転する歯車を遊
星歯車、固定する歯車を太陽歯車と称し、歯車の自転と
遊星歯車の公転が独立している遊星歯車列と定義され
る。即ち歯車とアームの回転を独立して制御することに
よって固定歯車列の運動とは異なる差動的な運動を実現
できる。このような使用形態にある遊星歯車列は差動歯
車列と定義される。
【0016】具体的には一対の歯車を回転可能な噛合い
状態に支持するために、軸同士をアームで接続固定し、
軸間距離を規制することによって差動歯車列を構成す
る。以下、図3、図4を用いて詳細に説明する。図3に
おいて、歯車A、Bで構成される遊星歯車列を入力側遊
星歯車列1aとし、歯車Aの回転軸を入力軸10とす
る。同様に歯車A’、B’で構成される遊星歯車列を出
力側遊星歯車列1bとし、歯車A’の回転軸を出力軸2
0とする。
状態に支持するために、軸同士をアームで接続固定し、
軸間距離を規制することによって差動歯車列を構成す
る。以下、図3、図4を用いて詳細に説明する。図3に
おいて、歯車A、Bで構成される遊星歯車列を入力側遊
星歯車列1aとし、歯車Aの回転軸を入力軸10とす
る。同様に歯車A’、B’で構成される遊星歯車列を出
力側遊星歯車列1bとし、歯車A’の回転軸を出力軸2
0とする。
【0017】尚、前記歯車は、夫々、歯車A(歯数Z
A、ピッチ円半径rA)、歯車B(歯数ZB、ピッチ円
半径rB)、歯車A’(歯数ZA’、ピッチ円半径r
A’)、歯車B’(歯数ZB’、ピッチ円半径rB’)
で定義される。ここで入力側遊星歯車列1a及び出力側
遊星歯車列1bは、夫々、歯車A及び歯車A’を太陽歯
車とし、歯車B及び歯車B’を遊星歯車とするものであ
って、遊星歯車B及び遊星歯車B’同士は、一本の軸4
0に固定されており、軸40はアーム30の一端に設け
た軸受102によって回転可能に支持されている。一
方、太陽歯車A及び太陽歯車A’は、夫々、入力軸1
0、出力軸20に固定されている。
A、ピッチ円半径rA)、歯車B(歯数ZB、ピッチ円
半径rB)、歯車A’(歯数ZA’、ピッチ円半径r
A’)、歯車B’(歯数ZB’、ピッチ円半径rB’)
で定義される。ここで入力側遊星歯車列1a及び出力側
遊星歯車列1bは、夫々、歯車A及び歯車A’を太陽歯
車とし、歯車B及び歯車B’を遊星歯車とするものであ
って、遊星歯車B及び遊星歯車B’同士は、一本の軸4
0に固定されており、軸40はアーム30の一端に設け
た軸受102によって回転可能に支持されている。一
方、太陽歯車A及び太陽歯車A’は、夫々、入力軸1
0、出力軸20に固定されている。
【0018】図3において、アーム30を旋回させる軸
受101の回転軸には出力軸20を用いているが、この
回転軸は出力軸20に限られず、入力軸10或いは別途
中間軸を設けることは任意に成し得る。
受101の回転軸には出力軸20を用いているが、この
回転軸は出力軸20に限られず、入力軸10或いは別途
中間軸を設けることは任意に成し得る。
【0019】また、図3、図4では図示していないが、
アーム30の一端に設けた軸受102には、往復クラン
ク機構のピストンピン61が連結されており、この往復
クランク機構は、出力軸20から図示しない歯付ベルト
伝動機構を介して駆動されている。
アーム30の一端に設けた軸受102には、往復クラン
ク機構のピストンピン61が連結されており、この往復
クランク機構は、出力軸20から図示しない歯付ベルト
伝動機構を介して駆動されている。
【0020】アーム30は、歯付ベルト伝動機構及び往
復クランク機構を介して出力軸20の周りに、角速度ω
Mの加減速旋回運動を行う。図3、図4で示した入力側
遊星歯車列1aにおいて、太陽歯車Aの角速度をωA、
遊星歯車Bの角速度をωB、遊星歯車Bを太陽歯車Aの
周りに旋回させるアーム30の角速度をωMとすると、
角速度の関係は式(1)で表せる。 式(1)ωB=(1+rA/rB)×ωM−(rA/r
B)×ωA 同様に出力側遊星歯車列1bにおいて、太陽歯車A’の
角速度をωA’、遊星歯車B’の角速度をωB’、遊星
歯車B’を太陽歯車A’の周りに旋回させるアーム30
の角速度をωMとすると、角速度の関係は式(2)で表
せる。 式(2)ωB’=(1+rA’/rB’)×ωM−(r
A’/rB’)×ωA’
復クランク機構を介して出力軸20の周りに、角速度ω
Mの加減速旋回運動を行う。図3、図4で示した入力側
遊星歯車列1aにおいて、太陽歯車Aの角速度をωA、
遊星歯車Bの角速度をωB、遊星歯車Bを太陽歯車Aの
周りに旋回させるアーム30の角速度をωMとすると、
角速度の関係は式(1)で表せる。 式(1)ωB=(1+rA/rB)×ωM−(rA/r
B)×ωA 同様に出力側遊星歯車列1bにおいて、太陽歯車A’の
角速度をωA’、遊星歯車B’の角速度をωB’、遊星
歯車B’を太陽歯車A’の周りに旋回させるアーム30
の角速度をωMとすると、角速度の関係は式(2)で表
せる。 式(2)ωB’=(1+rA’/rB’)×ωM−(r
A’/rB’)×ωA’
【0021】ところで遊星歯車Bと遊星歯車B’は共通
の軸40に一体固定されているので式(3)が成立す
る。 式(3)ωB=ωB’ 上記の式(1)、式(2)、式(3)を用いて、出力軸
20の角速度ωA’を入力軸の角速度ωA、およびアー
ム30の角速度ωM、で表すと式(4)が得られる。 式(4)ωA’={1−(rA×rB’)/(rA’×
rB)}×ωM+(rA×rB’)/(rA’×rB)
×ω 式(4)において、rA、rA’、rB、rB’は、夫
々の歯車のピッチ円半径を示し、この歯車諸元が決定さ
れた後には、定数となるものであるから、式(4)は、
式(5)に簡約化される。 式(5)ωA’=C1×ωM+C2×ωA、ここでC
1,C2は定数である。上記の式(5)から判るよう
に、出力軸10の角速度ωA’が、アーム30の旋回角
速度ωMと、入力軸10の角速度ωAの線形結合で表せ
ることから、この旋回角速度ωMを制御することによっ
て、任意の回転変動成分を重畳した回転変動出力を取り
出すことができる。
の軸40に一体固定されているので式(3)が成立す
る。 式(3)ωB=ωB’ 上記の式(1)、式(2)、式(3)を用いて、出力軸
20の角速度ωA’を入力軸の角速度ωA、およびアー
ム30の角速度ωM、で表すと式(4)が得られる。 式(4)ωA’={1−(rA×rB’)/(rA’×
rB)}×ωM+(rA×rB’)/(rA’×rB)
×ω 式(4)において、rA、rA’、rB、rB’は、夫
々の歯車のピッチ円半径を示し、この歯車諸元が決定さ
れた後には、定数となるものであるから、式(4)は、
式(5)に簡約化される。 式(5)ωA’=C1×ωM+C2×ωA、ここでC
1,C2は定数である。上記の式(5)から判るよう
に、出力軸10の角速度ωA’が、アーム30の旋回角
速度ωMと、入力軸10の角速度ωAの線形結合で表せ
ることから、この旋回角速度ωMを制御することによっ
て、任意の回転変動成分を重畳した回転変動出力を取り
出すことができる。
【0022】図5は、遊星歯車B’を太陽歯車A’の回
転中心K2の周りに半径Rの円弧を描いて往復運動する
クランク機構を示している。この遊星歯車B’はクラン
ク機構のピストンに相当し、アーム30の一端にあって
遊星歯車B’を回転可能に軸承する軸受102はピスト
ンピンに相当する。このピストンピンに長さLのピスト
ンロッド61が連結され、反対側のクランクプーリ60
のクランクピン62に連結されている。このクランクピ
ン62は、回転中心K1から半径rの位置を回転する。
転中心K2の周りに半径Rの円弧を描いて往復運動する
クランク機構を示している。この遊星歯車B’はクラン
ク機構のピストンに相当し、アーム30の一端にあって
遊星歯車B’を回転可能に軸承する軸受102はピスト
ンピンに相当する。このピストンピンに長さLのピスト
ンロッド61が連結され、反対側のクランクプーリ60
のクランクピン62に連結されている。このクランクピ
ン62は、回転中心K1から半径rの位置を回転する。
【0023】従って、クランクピン62の位置とピスト
ンピン(軸受102)の位置関係は、クランクピン62
の位置がP1の時、ピストンピン(軸受102)の位置
はP1’となり、以下、反時計周りにP2の時、P
2’、P3の時、P3’、P4の時、P4’となる。
ンピン(軸受102)の位置関係は、クランクピン62
の位置がP1の時、ピストンピン(軸受102)の位置
はP1’となり、以下、反時計周りにP2の時、P
2’、P3の時、P3’、P4の時、P4’となる。
【0024】いま、ピストンピン(軸受102)の位置
P1’、P2’、P3’、P4を規制する半径Rの円弧
を直線で近似すると、クランクピン62とピストンピン
(軸受102)の位置関係は、ピストンピン(軸受10
2)の位置をXPとすると、式(6)で与えられる。 式(6)XP=r×{COSθ+L/r×{1−(r/
L)2×SIN2θ}1/ 2} ここで、r/Lを1/3〜1/4とすると、近似的に式
(7)が得られる。 式(7) XP=L×{1−1/4×(r/L)2}+
r×COSθ+1/4×(r/L)×r×COS2θ 式(7)を時間軸tで微分すると、ピストンピン(軸受
102)の速度、即ちアーム30の旋回速度は、式
(8)となる。 式(8)dXP/dt=−rω×{SINωt+1/2
×(r/L)SIN2ωt}、ここで、ω=2πN/6
0、N(rpm)である。上記の通り、アーム30の旋
回速度dXP/dt、旋回角速度ωMは式(8)で表せ
る。また、旋回角速度ωMは、式(8)の基本波である
正弦波SINωtに注目すると、クランク軸一回転当
り、一回の回転変動成分を含むことになる。
P1’、P2’、P3’、P4を規制する半径Rの円弧
を直線で近似すると、クランクピン62とピストンピン
(軸受102)の位置関係は、ピストンピン(軸受10
2)の位置をXPとすると、式(6)で与えられる。 式(6)XP=r×{COSθ+L/r×{1−(r/
L)2×SIN2θ}1/ 2} ここで、r/Lを1/3〜1/4とすると、近似的に式
(7)が得られる。 式(7) XP=L×{1−1/4×(r/L)2}+
r×COSθ+1/4×(r/L)×r×COS2θ 式(7)を時間軸tで微分すると、ピストンピン(軸受
102)の速度、即ちアーム30の旋回速度は、式
(8)となる。 式(8)dXP/dt=−rω×{SINωt+1/2
×(r/L)SIN2ωt}、ここで、ω=2πN/6
0、N(rpm)である。上記の通り、アーム30の旋
回速度dXP/dt、旋回角速度ωMは式(8)で表せ
る。また、旋回角速度ωMは、式(8)の基本波である
正弦波SINωtに注目すると、クランク軸一回転当
り、一回の回転変動成分を含むことになる。
【0025】尚、上記クランクプーリ60を、太陽歯車
A’または太陽歯車Aに直結された入力軸10または出
力軸20から歯付ベルト伝動等を介して駆動することに
よって、出力回転ωA’と回転変動成分ωMの同期を取
ることが可能になる。この回転変動成分の周期は、歯付
ベルト伝動等の変速比を変えることによって、また、こ
の回転変動成分の大きさは、クランクピン62の偏心量
を変えることによって任意に変更できる。
A’または太陽歯車Aに直結された入力軸10または出
力軸20から歯付ベルト伝動等を介して駆動することに
よって、出力回転ωA’と回転変動成分ωMの同期を取
ることが可能になる。この回転変動成分の周期は、歯付
ベルト伝動等の変速比を変えることによって、また、こ
の回転変動成分の大きさは、クランクピン62の偏心量
を変えることによって任意に変更できる。
【0026】
【実施例】以下、表1、表2および図6,図7を用いて
実施例を説明する。
実施例を説明する。
【0027】
【表1】
【0028】上記の表1で示した実施例NO.1〜N
O.5は、本発明の構成要件である差動歯車列の最終変
速比を、1/4、0.64、1、1.56、4.0とし
たもので、この条件で入力軸の回転速度を1000rp
m(角速度:ωA=2×π×N/60=2×π×100
0/60)とし、アームの回転速度を±100rpm
(角速度:ωM)で設定した時の出力軸の回転速度(角
速度:ωA’)を表2に示している。
O.5は、本発明の構成要件である差動歯車列の最終変
速比を、1/4、0.64、1、1.56、4.0とし
たもので、この条件で入力軸の回転速度を1000rp
m(角速度:ωA=2×π×N/60=2×π×100
0/60)とし、アームの回転速度を±100rpm
(角速度:ωM)で設定した時の出力軸の回転速度(角
速度:ωA’)を表2に示している。
【0029】
【表2】
【0030】表2に示された実施例NO.1から判る通
り、一定速度の回転入力ωA=1000rpmに対し、
アームの旋回速度を±100rpmに制御することによ
って、最終的に回転出力ωA’=250±75rpmが
得られることが判る。
り、一定速度の回転入力ωA=1000rpmに対し、
アームの旋回速度を±100rpmに制御することによ
って、最終的に回転出力ωA’=250±75rpmが
得られることが判る。
【0031】すなわち、従来技術のユニバーサルジョイ
ントを用いた回転変動試験機では、図6で示す通り、軸
一回転当り二回の回転変動成分しか重畳することができ
なかった。しかしながら、本発明に係る回転変動試験機
1ではアーム30を周期的に加減速旋回させることによ
って任意の回転変動成分を重畳した回転変動出力を取り
出すことができる。
ントを用いた回転変動試験機では、図6で示す通り、軸
一回転当り二回の回転変動成分しか重畳することができ
なかった。しかしながら、本発明に係る回転変動試験機
1ではアーム30を周期的に加減速旋回させることによ
って任意の回転変動成分を重畳した回転変動出力を取り
出すことができる。
【0032】すなわち、図7に示した通り、アーム30
の加減速周期を所定の周期に設定すれば、出力軸20に
は、回転変動成分がそのまま出力回転に重畳される。本
発明実施例では、往復クランク機構のクランクプーリ6
0の回転数を任意に設定し、クランクピン62の偏心量
を任意に設定することができるから、任意の回転変動成
分を重畳した回転出力ωA’が得られる。
の加減速周期を所定の周期に設定すれば、出力軸20に
は、回転変動成分がそのまま出力回転に重畳される。本
発明実施例では、往復クランク機構のクランクプーリ6
0の回転数を任意に設定し、クランクピン62の偏心量
を任意に設定することができるから、任意の回転変動成
分を重畳した回転出力ωA’が得られる。
【0033】尚、クランク軸を別途設けたモーターで制
御し、前記アームの回転速度を自在に変えることは可能
であるが、出力軸の回転周期と変動周期の同期を機械的
に取ることはできない。
御し、前記アームの回転速度を自在に変えることは可能
であるが、出力軸の回転周期と変動周期の同期を機械的
に取ることはできない。
【0034】
【発明の効果】請求項1の発明は、遊星歯車旋回機構に
往復クランク機構を用いることによって、出力軸に任意
の回転変動成分を重畳した回転出力が容易に得られるこ
とから、内燃機関エンジンのクランク軸に発生するの実
際の回転出力を模擬することが可能になる優れた効果が
ある。
往復クランク機構を用いることによって、出力軸に任意
の回転変動成分を重畳した回転出力が容易に得られるこ
とから、内燃機関エンジンのクランク軸に発生するの実
際の回転出力を模擬することが可能になる優れた効果が
ある。
【0035】請求項2の発明は、これによって出力軸の
回転周期と回転変動成分の周期を機械的に同期させるこ
とが可能となることから、より正確にクランク軸の回転
出力を模擬することができる。
回転周期と回転変動成分の周期を機械的に同期させるこ
とが可能となることから、より正確にクランク軸の回転
出力を模擬することができる。
【図1】本発明に係る回転変動試験機機を示す正面図で
ある。
ある。
【図2】図1の側面図である。
【図3】本発明に係る歯車列を示す正面図である。
【図4】図3の側面図である。
【図5】本発明に係る往復クランク機構を示す概略図で
ある。
ある。
【図6】従来例に係る入出力軸角速度を示すグラフ図で
ある。
ある。
【図7】本発明に係る入出力軸角速度を示すグラフ図で
ある。
ある。
1 回転変動試験機 1a 入力側歯車列 1b 出力側歯車列 10 入力軸 20 出力軸 30 アーム 40 遊星歯車軸 100 軸受 101 アーム回転軸受 102 遊星歯車軸受 A、A’太陽歯車 B、B’遊星歯車 ωA、ωA’角速度 ωB、ωB’角速度 ωM 角速度
Claims (2)
- 【請求項1】 出力軸の角速度に任意の回転変動成分を
重畳する回転変動試験機において、 入力側と出力側に太陽歯車と遊星歯車を噛合い状態に設
け、相対向する遊星歯車を連結して一体に回転させるよ
うに配した入力側歯車列と出力側歯車列と、 前記入力側と出力側の各遊星歯車を同時に太陽歯車に噛
合いつつその周りを移動可能にするアームと、このアー
ムの一端に連結したピストンロッドを往復運動させるク
ランク機構を備えた遊星歯車旋回機構からなり、 前記一対の太陽歯車の内、一方の太陽歯車に直結された
軸を入力軸とし、もう一方の太陽歯車に直結された軸を
出力軸とすることを特徴とする回転変動試験機。 - 【請求項2】 クランク機構のクランクプーリが、どち
らか一方の太陽歯車によって駆動される請求項1記載の
回転変動試験機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11152650A JP2000338002A (ja) | 1999-05-31 | 1999-05-31 | 回転変動試験機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11152650A JP2000338002A (ja) | 1999-05-31 | 1999-05-31 | 回転変動試験機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000338002A true JP2000338002A (ja) | 2000-12-08 |
Family
ID=15545069
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11152650A Pending JP2000338002A (ja) | 1999-05-31 | 1999-05-31 | 回転変動試験機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000338002A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008082911A (ja) * | 2006-09-28 | 2008-04-10 | Mitsuboshi Belting Ltd | クランク軸の回転変動評価装置・回転変動評価方法・回転変動評価プログラム |
| CN102996720A (zh) * | 2012-12-27 | 2013-03-27 | 北京林业大学 | 一种多功能齿轮故障诊断齿轮箱 |
| CN105716856A (zh) * | 2014-12-01 | 2016-06-29 | 株洲高精齿轮有限公司 | 一种齿轮跑合装置 |
| CN108520126A (zh) * | 2018-03-29 | 2018-09-11 | 华南理工大学 | 乘用车加速工况变速器齿轮敲击控制的建模方法 |
-
1999
- 1999-05-31 JP JP11152650A patent/JP2000338002A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008082911A (ja) * | 2006-09-28 | 2008-04-10 | Mitsuboshi Belting Ltd | クランク軸の回転変動評価装置・回転変動評価方法・回転変動評価プログラム |
| CN102996720A (zh) * | 2012-12-27 | 2013-03-27 | 北京林业大学 | 一种多功能齿轮故障诊断齿轮箱 |
| CN105716856A (zh) * | 2014-12-01 | 2016-06-29 | 株洲高精齿轮有限公司 | 一种齿轮跑合装置 |
| CN108520126A (zh) * | 2018-03-29 | 2018-09-11 | 华南理工大学 | 乘用车加速工况变速器齿轮敲击控制的建模方法 |
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