JP2000338295A - 原子炉等の廃液固化用セメント材料 - Google Patents
原子炉等の廃液固化用セメント材料Info
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- JP2000338295A JP2000338295A JP11146133A JP14613399A JP2000338295A JP 2000338295 A JP2000338295 A JP 2000338295A JP 11146133 A JP11146133 A JP 11146133A JP 14613399 A JP14613399 A JP 14613399A JP 2000338295 A JP2000338295 A JP 2000338295A
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Abstract
廃液をドラム缶等容器内において固形化する際に、固形
化材の膨脹、収縮によって該容器に亀裂を生じ又は内部
に空隙が生じないように、無収縮、無膨脹の固形化材を
提供する。 【解決手段】普通セメントとバーミキュライト重量比を
0.5〜1.5:7〜9とし、これにCaO(50.0
〜53.6%)、Al2O3(12.0〜15.0)、
SO3(27.0〜31.0)を主成分とするコンクリ
ート用膨張剤膨張剤をそのセメントの3〜5重量%混合
したことにより、膨脹収縮が押さえられ、所定の一軸圧
縮強度を上回る固形化材が得られた。
Description
から排出される放射能汚染の廃液(以下において使用済
樹脂溶離廃液とも称す)を固化するために使用するセメ
ント固化剤に関する。
ム缶の中に投入したセメントに含浸させて固化し、これ
を例えば六か所村に貯蔵することが行われている。
る金属製ドラム缶は、その内面をコンクリートで被覆し
た、いわゆる内張のものである。そのドラム缶内に未硬
化のセメント粉末を充填し、そこに上記使用済樹脂溶離
廃液を注ぎ込み、該セメントに吸液せしめて固化するも
のであるが、このようにして凝固した固化体はドラム缶
内において収縮をなし、缶壁または前記の内張部内面と
の間に間隙を生じることになる。
か所村などにおいて、前記の廃液を固化封入したドラム
缶を受け入れるに際しては、内容物が完全に固化してい
るか、有害な空隙が残存していないかを知る手段とし
て、缶壁より内容物を通して反対側に達するまでの超音
波の伝播速度を測定する方法が採られているが、ドラム
缶と固化物との間に間隙が存在する(図5参照)と超音
波は内容物を通過することなく缶壁を迂回することにな
り、内容物の正確な性状が判定できず、該廃棄物の受け
入れが拒絶されることになる。
したセメント材料を無収縮の状態で固体化させるための
固化材として、バーミキュライト:セメントを0.5〜
1.5:7〜9(重量比)とし、さらに膨張剤をそのセ
メントの3〜5重量%混合したセメント配合材とし、こ
れをドラム缶内に投入して、ここに前記の廃液を注入し
固化体とする手段を採用した。この場合のセメントは普
通セメント、例えばボルトランドセメントでよい。
サイトを主成分とする焼成化合物を粉砕したものを使用
する。これには、JIS A 6202に規定するコン
クリート用膨張剤が含まれる。この膨張剤を前記セメン
トに適量添加することによってコンクリートの乾燥によ
る収縮を抑制し、かつ、コンクリートの長期硬度を増大
せしめると共に水密性の向上が得られる。
を参照して説明する。本発明において使用するセメント
は前記のボルトランドセメントとバーミキュライトの混
合物で、バーミキュライトセメントと称するものであっ
て、その重量比をバーミキュライト0.5〜1.5に対
してボルトランドセメントを7〜9とした。このセメン
ト材料に、表1に示す膨張剤を該セメントの3〜5重量
%を添加混合した。以後、バーミキュライトセメント及
びこれに膨張剤を混合したものを固形化材料と称する。
性能を実施例によって説明する。まず、原子炉廃液とし
ての使用済樹脂溶離廃液に関しては、ぼう硝13.8
g、塩化アンモニュウム0.45gを水1リットル中に
混合攪拌した溶液を模擬廃液Rとして使用した。
い、その固化による膨脹または収縮性とその経時変化、
一軸圧縮強度を検討した。
リート膨張剤)
1に示す容器を用いて行った。すなわち、ドラム缶を模
した直径120mmの円筒状容器Cに前記のNo.1か
らNo.5の固形化材料Mを100mmの高さにまで充
填し、前記の模擬樹脂溶離廃液Rを自然浸透させ、28
日間の養生期間における膨脹収縮状況を測定した。その
結果、No.1およびNo.2は外観上の変形が見られ
なかったが、No.3からNo.5は順次膨脹が大きく
型枠が膨れる(図1参照)と共に固化体表面にひび割れ
を生じ、実用に適しないことがわかった。これらのう
ち、比較的良好なNo.1およびNo.2における膨脹
および収縮の経時変化を図2に示した。
比率になる固形化材料と 供試体No.6としてVC9
7%+CSA3% 配合の固形化材料を加えた3種類を
用いてドラム缶による実証実験を行った(図3)。この
場合、ドラム缶12にはコンクリートによって5cmの
内張13をしたものと内張のないものとを使用し、そこ
に固形化材料M(11)をドラム内容積の90%まで充
填し、ストレーナー14を介して模擬使用済樹脂溶離廃
液Rを浸透させ固形化を図った。
有無をドラム缶の外径の一方から該缶の中心を挟む対向
側表面までの超音波伝播速度を測定することにより、ま
た、圧縮強度は上記の固形化材料により得られた固化体
を直径50mm、高さ100mmにコアボーリングして
一軸圧縮強度を測定することによって求めた。固形化材
料(供試体)とドラム缶の組み合わせにおける測定値を
表2に示した。
は、内張なしのドラム缶単体のそれとほぼ同等の値を示
している。これは固化体とドラム缶との間に間隙が存在
するために超音波が固化体内を伝播することができず、
ドラム缶の周壁を伝播したものと考えられる。また、
(4)における超音波伝播速度は内張ドラム缶単体の超
音波伝播速度より小さい値を示しているがCSA5%添
加の(5)の伝播速度よりも遅く、したがってこの
(4)においては内張との間に僅かながら隙間を生じて
缶壁または内張に回避し伝播しているものである。
6)における超音波の伝播は、ドラム缶に内張を施した
もの、施さないもの共に供試体No.1のそれより小さ
く(速く)、供試体No.2より大きな(遅い)値が得
られた。したがって、膨張剤の添加量は5%前後が望ま
しく、3ないし6%添加も実用に耐えるものと考えられ
る。
する科学技術庁告示第2号に規定された「固形化された
放射性廃棄物の一軸圧縮強度」(15kg/cm2)を
十分に上回る値が得られた。
を含浸して1ヶ月後および13ヶ月後にドラム缶を軸方
向に切断してドラム缶と固化体との間に間隙が存すか否
かを目視によって観察したが、明確な判定ができなかっ
た。したがって、膨張剤の添加量の最適値の決定は前記
の超音波伝播速度による判定によって行った。
98%+CSA2%ないしVC94%+CSA6%(い
ずれも重量%)が超音波の伝播速度計測および圧縮強度
において良好であり、最も望ましくはVC96%+CS
A4%(重量%)の配合比率であることがわかった。
膏、ボーキサイトを主成分とする焼成化合物を粉砕した
膨張剤を3〜6%混入した固形化材料をドラム缶に充填
し、これに放射能汚染の廃液を含浸させ固化すると、収
縮が押さえられて当該廃棄物の処分条件、すなわち、缶
内において有害な空隙を生じない結果が得られた。
置と、膨脹収縮を戯画的に示した断面表示の正面図であ
る。
外径変化を表すグラフである。
表示の正面図である。
フである。
一般的な方法を示した中央断面の正面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】バーミキュライト:セメントの重量比を
0.5〜1.5:7〜9とし、これに膨張剤をそのセメ
ントの3〜5重量%混合したことを特徴とする原子炉等
から排出される放射能汚染廃液の固化用セメント材料。 - 【請求項2】膨張剤はCaO(50.0〜53.6
%)、Al2O3(12.0〜15.0)、SO3(2
7.0〜31.0)を主成分とするコンクリート用膨張
剤であることを特徴とする請求項1記載の放射能汚染廃
液の固化用セメント材料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11146133A JP2000338295A (ja) | 1999-05-26 | 1999-05-26 | 原子炉等の廃液固化用セメント材料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11146133A JP2000338295A (ja) | 1999-05-26 | 1999-05-26 | 原子炉等の廃液固化用セメント材料 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000338295A true JP2000338295A (ja) | 2000-12-08 |
Family
ID=15400899
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11146133A Pending JP2000338295A (ja) | 1999-05-26 | 1999-05-26 | 原子炉等の廃液固化用セメント材料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000338295A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110491537A (zh) * | 2019-06-20 | 2019-11-22 | 中国辐射防护研究院 | 一种放射性废物的水泥固化处理方法 |
| CN112321239A (zh) * | 2020-11-20 | 2021-02-05 | 佛山市睿德建筑节能材料有限公司 | 一种瓷砖胶及其制备方法 |
| CN114694874A (zh) * | 2020-12-29 | 2022-07-01 | 中广核研究院有限公司 | 核电站中低放废液水泥固化方法 |
-
1999
- 1999-05-26 JP JP11146133A patent/JP2000338295A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110491537A (zh) * | 2019-06-20 | 2019-11-22 | 中国辐射防护研究院 | 一种放射性废物的水泥固化处理方法 |
| CN110491537B (zh) * | 2019-06-20 | 2023-06-23 | 中国辐射防护研究院 | 一种放射性废物的水泥固化处理方法 |
| CN112321239A (zh) * | 2020-11-20 | 2021-02-05 | 佛山市睿德建筑节能材料有限公司 | 一种瓷砖胶及其制备方法 |
| CN112321239B (zh) * | 2020-11-20 | 2022-03-08 | 佛山市睿德建筑节能材料有限公司 | 一种瓷砖胶及其制备方法 |
| CN114694874A (zh) * | 2020-12-29 | 2022-07-01 | 中广核研究院有限公司 | 核电站中低放废液水泥固化方法 |
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