JP2000340317A - 放電式ランプ及び放電式ランプ用ソケット - Google Patents

放電式ランプ及び放電式ランプ用ソケット

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JP2000340317A
JP2000340317A JP11149392A JP14939299A JP2000340317A JP 2000340317 A JP2000340317 A JP 2000340317A JP 11149392 A JP11149392 A JP 11149392A JP 14939299 A JP14939299 A JP 14939299A JP 2000340317 A JP2000340317 A JP 2000340317A
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socket
valve
bulb
discharge lamp
terminal
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JP11149392A
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English (en)
Inventor
Hiroki Hirai
宏樹 平井
Tetsuji Tanaka
徹児 田中
Shigeki Sakai
茂樹 境
Yoshito Sakai
義人 酒井
Ryoji Tsuji
良次 辻
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness System Technologies Research Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特別な回路を用いることなく、簡単且つ低コ
ストの構造で、バルブとソケットとが不完全結合のまま
放置されるのを防ぐ。 【解決手段】 放電により発光する発光部12を有する
バルブ10と、このバルブ10に結合された状態で前記
発光部12を電源に接続するソケット30とを備えた放
電式ランプ。シール部材36などの弾性体を設け、この
弾性体の圧縮変形を伴いながらソケット30とバルブ1
0とが結合されるようにし、結合が不完全な段階では前
記弾性体の弾発力でソケット30とバルブ10とが引き
離されるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のへッドラン
プなどに使用される放電式ランプ及び放電式ランプ用ソ
ケットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、車両のへッドランプ等に用いられ
る点灯手段として、HID(High-Intensity Discharg
e)ランプをはじめとする放電式ランプが注目を集めて
いる。この放電式ランプは、低消費電力でありながら、
従前のハロゲンランプよりも輝度が高く、また長寿命で
あるという利点を有している(例えば特開平9−204
801号公報参照)。
【0003】その構造の一例を図1〜図12に示す。図
示の放電式ランプは、バルブ210、及び、これに結合
されるソケット230を備えている。
【0004】バルブ210には、発光部212、灯具2
14、及びシールドカバー216が設けられている。発
光部212は、バルブ210の先端側で前後方向に延
び、放電による発光を行う。灯具214は、バルブ21
2のすぐ後方に位置し、バルブ212から放たれた光を
前方に反射させる。シールドカバー216は、バルブ2
12を側方に露出させた状態で当該バルブ212を前方
から覆う。
【0005】バルブ210の後部はソケット結合部22
0とされ、このソケット結合部220に前記ソケット2
30が着脱可能に嵌合されるようになっている。このソ
ケット結合部220には、前記発光部212の高圧電極
222及び低圧電極224が露出している。具体的に
は、ソケット結合部220の後部に高圧電極222の端
部がリング状に露出し、その外側を同じくリング状に取
り巻くように低圧電極224の端部が露出している。
【0006】ソケット230には、高圧ソケット端子2
32及び低圧ソケット端子234が固定されている。こ
れらソケット端子232,234の前端部(図2では上
端部)には電極接触部232b,234bが、後端部に
は端子接触部232a,234aがそれぞれ形成され、
ソケット230とバルブ210のソケット結合部220
とが嵌合された状態で高圧ソケット端子232の電極接
触部232b及び低圧ソケット端子232の電極接触部
234bがそれぞれ前記高圧電極222及び低圧電極2
24に接触するように各ソケット端子232,234が
配置されている。
【0007】一方、このランプに給電を行うための電線
260の端部には電線端子262が装着され、この電線
端子262に形成された突出片262aが前記ソケット
230内でそのソケット端子232,234の端子接触
部232a,234aに各々嵌着されるようになってい
る。また、これら電線260及び電線端子262はソケ
ットカバー240によって背後から覆われるようになっ
ている。
【0008】なお、図1及び図3において290は、ソ
ケット結合部220とソケット230とが完全に結合さ
れたか否かを検知するためにソケット230に設けられ
るスイッチ端子である。
【0009】前記ソケット結合部220とソケット23
0との嵌合構造は次のとおりである。図9に示すよう
に、ソケット結合部220の外周面には、径方向に突出
する2つの突起227が180°間隔で形成されてい
る。これに対し、ソケット230の外周壁には、4つの
係合溝237が90°間隔で形成されている。各係合溝
237は、ソケット230の軸方向端に開放された突起
入口237aから周方向に延び、その終端は突起227
が進入できないほど小幅の小幅部237bとなってい
る。換言すれば、この小幅部237bのすぐ手前側の位
置まで突起227が係合溝237内で周方向に進入可能
となっている。
【0010】なお、係合溝237の個数を突起227の
個数より多くしているのは、ソケット結合部220に対
するソケット230の取付角度を90°間隔で変更でき
るようにするためである。
【0011】このランプにおけるシールド構造は次の通
りである。各電線260は、銅などからなる編組280
で覆われるようになっており、この編組280の端部に
は固定金具282がカシメ等の手段で固定されている。
この固定金具282の両側壁には、当該側壁から両外側
に広がる接触用ばね片283が形成されている。そし
て、この固定金具282がソケット230の電線導入口
に装着されるとともに、ソケット230に対してその全
体を覆う形状のシールドカバー250が装着され、か
つ、このシールドカバー250の内面と前記固定金具2
82のばね片283とが接触することにより、ソケット
230から電線260にかけてこれらを一連に覆うシー
ルド構造が形成されるようになっている。
【0012】次に、このランプの組立要領を説明する。
【0013】 図3に示すように、ソケット230内
に高圧端子232、低圧端子234、シール部材23
6、及びスイッチ端子290を装着する。
【0014】 図4に示す各電線260を図5に示す
ソケット内電線溝238内にセットし、各電線端子26
2をソケット端子232,234に結合する。そして、
その上から図5に示すシール部材270を嵌め込み、こ
れをさらに図6に示すソケットカバー240で覆う。
【0015】 図7に示すようにソケット230の電
線導入部239とソケットカバー240の電線導入部2
49とが合わされた部分に、編組280の端部に固定さ
れた編組固定金具282を外嵌し、固定する(図8の状
態)。編組280は図略の回路を通じてアースに接続し
ておく。
【0016】 図9〜図11に示す要領で、ソケット
230をソケット結合部220に嵌合する。まず、各突
起227が適当な係合溝237内にその突起入口237
aから軸方向に進入するようにしてソケット230とソ
ケット結合部220とを軸方向に嵌め合わせて仮嵌合す
る(図9→図10)。次に、ソケット230をソケット
結合部220に対して相対回転させることにより突起2
27を係合溝237の奥まで(小幅溝237bのすぐ手
前側の位置まで)周方向に進入させて本嵌合する(図1
1)。すなわち、突起227と係合溝237との係合を
完了する。
【0017】 図11に示すシールドカバー250を
図12に示すように当該カバー250がソケット230
を外側から覆う位置に装着する。このとき、ソケット用
シールドカバー250に形成されている接触部258の
切欠258aと、バルブ用シールドカバー216の接触
部218に形成されているばね片218aとが係合する
とともに、前記シールドカバー250と編組固定金具2
82のばね片283とが接触することにより、両シール
ドカバー216,250が編組固定金具282及び編組
280とともにアースに接続された状態となる。これに
より、バルブ210、ソケット230、及び電線260
が連続してシールドされた状態となる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】前記放電式ランプにお
いて、例えばバルブ210のソケット結合部220とソ
ケット230との結合が誤って仮嵌合状態のまま(すな
わち突起227が未だ係合溝237内へ周方向に進入し
ていない状態のまま)放置されていると、これらソケッ
ト結合部220とソケット230との位置が車両の振動
などで軸方向にずれて電極222,224とソケット端
子232,234とが離間するおそれがある。ここで、
前記電極及びソケット端子には高電圧が供給されてお
り、その離間の際にはアークが発生するので、ソケット
230とバルブ210とが不完全嵌合状態のまま放置さ
れていると、例えば電極−ソケット端子間が接離を繰り
返すことにより前記アークが度々発生してしまい、前記
電極やソケット端子を傷めてしまうおそれがある。
【0019】そこで従来は、前記のような不完全嵌合状
態が放置されるのを防ぐべく、図1に示したスイッチ端
子290を設けるなどして不完全嵌合を検知する手段が
とられているが、その検知のためには複雑な構造及び回
路を付設する必要であり、コスト削減の大きな妨げとな
る。
【0020】本発明は、このような事情に鑑み、特別な
回路を付加することなく、簡単且つ低コストの構造で、
バルブとソケットとが不完全結合状態のまま放置される
のを防止することができる放電式ランプ及び放電式ラン
プ用ソケットを提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、本発明は、放電により発光する発光部を
有するバルブと、このバルブに結合されることにより前
記発光部を電源に接続するソケットとを備え、これらバ
ルブ及びソケットに、両者が結合された状態で互いに係
合して当該バルブとソケットとが離間するのを阻止する
係合部を設けるとともに、前記バルブまたはソケットに
両者の結合に伴って圧縮変形する弾性体を設け、この弾
性体の弾発力に抗して前記係合部が前記バルブとソケッ
トとの結合状態を維持するようにしたものである。
【0022】この構成によれば、ソケットとバルブに設
けられた係合部同士の係合によって、弾性体の弾発力に
抗してソケットとバルブとの結合状態が維持されるよう
にしているので、前記係合部同士が完全に係合するまで
は、ソケット及びバルブは結合位置にとどまることはで
きない。従って、これらソケットとバルブとが中途半端
に結合された状態(すなわちソケットとバルブとが一応
関わり合っているが両者の係合部同士が完全に係合され
ていない状態)のまま放置されることが防がれる。ま
た、使用中のアクシデントで前記係合部の係合が外れて
しまった場合も、その係合が外れた時点で弾性体の弾発
力によりソケットとバルブとが完全に引き離されるの
で、やはりこれらソケットとバルブとが半結合状態のま
ま放置されることが防がれる。
【0023】例えば、前記ソケットとバルブとを軸方向
に仮嵌合してから両者を相対回転させることにより前記
係合部同士が係合する本嵌合状態となるようにした嵌合
構造の場合、前記仮嵌合の際に前記弾性体が前記軸方向
に圧縮変形するように構成すればよい。
【0024】この場合の係合部としては、その一方を突
出部とし、他方を、前記突出部がソケット及びソケット
用シールド部材の軸方向に進入してから周方向に進入可
能な形状の係合溝としたものが好適である。
【0025】前記弾性体については、半結合防止専用の
ものを設けるようにしてもよいが、前記バルブとソケッ
トとが結合された状態で高圧側端子と低圧側端子との間
に介在するゴム製の絶縁部材を前記弾性体として兼用す
れば、部品点数が削減され、構造がより簡素化される。
【0026】また本発明は、前記絶縁部材をソケット側
に設けたもの、すなわち、放電により発光する発光部を
有するバルブに結合されることにより前記発光部を電源
に接続する放電式ランプ用ソケットにおいて、前記バル
ブに結合された状態で当該バルブに係合してこのバルブ
とソケットとが離間するのを阻止する係合部と、前記バ
ルブの高圧電極及び低圧電極に接続される高圧ソケット
端子及び低圧ソケット端子と、これら高圧ソケットと低
圧ソケットとの間に介在するゴム製の絶縁部材とを備え
るとともに、この絶縁部材をバルブ側に延長して当該バ
ルブとソケットとの結合に伴って当該絶縁部材が圧縮変
形するように構成し、この弾性体の弾発力に抗して前記
係合部が前記バルブとの結合状態を維持するようにした
ものである。
【0027】この構成によれば、前述のように、絶縁部
材の弾発力によってソケットとバルブとの不完全結合状
態が放置されることが防止されるとともに、絶縁部材が
バルブ側に延長されている分、当該ソケットがバルブに
結合されていない状態で高圧ソケット端子と低圧ソケッ
ト端子との間でアークが発生するのをより確実に防止す
ることが可能となる。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態を図1
3〜図26に基づいて説明する。
【0029】図示の放電式ランプは、バルブ10と、こ
れに結合されるソケット30とを備えている。
【0030】バルブ10には、発光部12、灯具14、
及びシールドカバー16が設けられている。発光部12
は、バルブ10の先端側で前後方向に延び、放電による
発光を行う。灯具14は、バルブ12のすぐ後方に位置
し、バルブ12から放たれた光を前方に反射させる。シ
ールドカバー16は、バルブ12を側方に露出させた状
態で当該バルブ12を前方から覆う。
【0031】このバルブ10の後部はソケット結合部2
0とされており、このソケット結合部20に前記ソケッ
ト30が着脱可能に嵌合されるようになっている。この
ソケット結合部20には、前記発光部12の高圧電極2
2及び低圧電極24が露出している。
【0032】具体的には、ソケット結合部20の後部
(図13では右側部、図17では上側部)中央に凹部が
形成され、この凹部の中央に突出柱23が形成されてお
り、この突出柱23の外周面に高圧電極22の端部がリ
ング状に露出し、その外側を同じくリング状に取り巻く
ように低圧電極24の端部がソケット結合部30の外周
面に露出している。また、ソケット結合部20の後面に
は前記シールドカバー16から延びる一対の接触部18
が露出しており、これら接触部18には後方に突出する
ばね片18aが形成されている。
【0033】ソケット30には、高圧ソケット端子32
及び低圧ソケット端子34が固定されている。これらソ
ケット端子32,34の前端部(図14では上端部)に
は電極接触部32b,34bが、後端部には端子接触部
32a,34aがそれぞれ形成され、ソケット30とバ
ルブ10のソケット結合部20とが結合された状態で高
圧ソケット端子32の電極接触部32b及び低圧ソケッ
ト端子32の電極接触部34bがそれぞれ前記高圧電極
22及び低圧電極24に接触するように各ソケット端子
32,34が配置されている。
【0034】また、高圧ソケット端子32と低圧ソケッ
ト端子34との間には、両者間を電気的にシールするた
めのゴム等からなるシール部材(絶縁部材)36が介在
している。このシール部材36は、ソケット30の中央
に形成された筒部33の外周に嵌着されている。また、
このシール部材36からは後方に突起36aが突設され
ている。
【0035】このソケット30のハウジングの後部(図
15では下側部)には後方及び一側方(図15では下方
及び右方)に開口するモールド室30aが形成されてい
る。そして、このモールド室30a内に、前記端子接触
部32a,34a及び突起36aがソケット軸方向に沿
って突出するようにソケット端子32,34及びシール
部材36が配設されている。
【0036】一方、このランプに給電を行うための電線
60のうち、高圧電線の端部には高圧電線端子62が、
低圧電線の端部には低圧電線端子64が各々装着されて
いる。各電線端子62,64には、前記モールド室30
a内に突出するソケット端子32,34の端子接触部3
2a,34aが各々嵌入可能な嵌入隙間62a,64a
が形成されている。
【0037】前記ソケット結合部20とソケット30と
の嵌合構造は次のとおりである。図17に示すように、
ソケット結合部20の外周面には、径方向に突出する2
つの突起(突出部)27が180°間隔で形成されてい
る。
【0038】これに対し、ソケット30の外周壁後端に
は、4つの係合溝37が90°間隔で形成されている。
各係合溝37は、ソケット30の軸方向端に開放された
突起入口37aから周方向に延び、その終端は、図20
及び図23に示すように突起27が進入できないほど小
幅の小幅部37bとなっている。そして、この小幅部3
7bのすぐ手前側の位置に前記突起27の外形に対応す
る形状の嵌入孔部37cが形成され、この嵌入孔部37
cに嵌入する位置まで突起27が係合溝37内を周方向
に進入できるようになっている。
【0039】なお、係合溝37の個数を突起27の個数
より多くしているのは、ソケット結合部20に対するソ
ケット30の取付角度を90°間隔で変更できるように
するためである。
【0040】また、本発明では、ソケット30側に突出
部を、ソケット結合部20側に前記突出部が進入する係
合溝を、それぞれ設けるようにしてもよい。
【0041】さらに、このランプの特徴として、前記シ
ール部材36は、その軸方向に大きく延長され、図25
に示すような自由状態(すなわち弾性変形していない状
態)で、ソケット30の前側面(同図左側面)よりもバ
ルブ10側に大きく突出する形状とされている。そし
て、このバルブ10のソケット結合部20とソケット3
0との軸方向の仮嵌合に伴って前記シール部材36が同
方向に弾性圧縮変形するように構成されている。
【0042】なお、図14及び図25において36b
は、シール部材36の弾性圧縮変形を容易にするために
当該シール部材36の周壁に設けられた貫通孔である。
【0043】このランプには、前記各電線60さらには
当該電線60を跨って覆う編組80が具備されている。
この編組80は、銅等の導電材料を編み込んでなり、そ
の端部に固定金具50が固定されている。
【0044】この固定金具50は、前記編組80と同様
に導体からなり、図例では周方向一部が欠如した略C字
状の断面形状を有しており、前記編組80の先端部にカ
シメあるいは接着等の手段で固定されている。この固定
金具50の軸方向端部は径方向外側に突出するフランジ
部52とされ、その周方向一部に切欠52aが形成され
ている。また、固定金具50の適所には、編組80を外
側から押さえるための編組押さえ部54が設けられてい
る。
【0045】一方、前記ソケット30の前側端にもフラ
ンジ部39が形成され、このフランジ部39から後方に
離れた位置に、軸方向に延びる複数の凸部35が形成さ
れている。そして、この凸部35と前記フランジ部39
との間に固定金具50が嵌め込まれることにより、ソケ
ット30に対する固定金具50の取付位置が軸方向につ
いて位置決めされるようになっている。また、ソケット
30の周方向一部には、当該ソケット30の外周面とと
もに編組80を挟み込む編組押え片30bが形成され、
図22に示すように編組80がソケット軸方向に対して
直交する方向へ引張られた際に編組80の端部が固定金
具50から外れてしまうのを防止することが図られると
ともに、この編組押え片30bが前記フランジ部52の
切欠52a内に嵌まり込むことにより、ソケット30に
対する固定金具50の取付位置が周方向にも位置決めさ
れるようになっている。
【0046】前記固定金具50のフランジ部52には、
これからさらに径方向に突出する一対の接触部58が形
成されている。この接触部58には、当該接触部58か
ら後方に突出する突出片58aが形成され、この突出片
58aと前記シールドカバー16における接触部18の
ばね片18aとが周方向に接触することにより、固定金
具50とシールドカバー16とが電気的に接続されるよ
うになっている。
【0047】次に、このランプの組立要領を説明する。
【0048】 ソケット30内に高圧端子32、低圧
端子34、及びシール部材36を装着する。
【0049】 図15に示すように、ソケット30の
モールド室30a内に高圧電線端子62を侵入させ、そ
の嵌入隙間62aに高圧ソケット端子32の端子接触部
32aを嵌入する。同様に、モールド室30a内に低圧
電線端子64を侵入させ、その嵌入隙間64aに低圧ソ
ケット端子34の端子接触部34aを嵌入する。これに
より、各ソケット端子32,34と電線60とが接続さ
れた状態となる。
【0050】 前記モールド室30a内に溶融樹脂を
流し込んでソケット30と電線端子62,64とを一体
化する。換言すれば、モールド室30a内にその形状に
対応した形状のモールド体31(図14に破線で図示)
を成形する。このとき、シール部材36の突起36aも
モールドされることにより、当該シール部材36もソケ
ット30に固定される。
【0051】 図17に示すように編組80の端部に
固定された固定金具50を、ソケット30に装着する。
具体的には、断面C字状の固定金具50を強制的に拡径
させて凸部35の周囲を通過させながら、この凸部35
とフランジ部39との間に固定金具50を嵌め込む。こ
のとき、固定金具50のフランジ部52の切欠52aに
ソケット30の編組押え部30bを入り込ませる。これ
により、ソケット30に対する固定金具50の軸方向及
び周方向の位置決めが完了する。
【0052】 図18〜図21に示すように、ソケッ
ト結合部20にソケット30を仮嵌合する。すなわち、
ソケット結合部20の突起27が適当な係合溝37内に
その突起入口37aから軸方向に進入するようにしてソ
ケット30とソケット結合部20とを軸方向に嵌め合わ
せる。この仮嵌合は、ソケット30から前方に大きく突
出するシール部材36を圧縮方向に弾性変形させながら
行われるので、その操作時にシール部材36の弾発力を
受けることになる。
【0053】 仮嵌合の後、ソケット30をソケット
結合部20に対して相対回転させることにより突起27
を係合溝37の奥まで(図23に示すように嵌合孔部3
7cに嵌まり込む位置まで)周方向に進入させる。これ
により、ソケット30とソケット結合部20とは軸方向
に離れられなくなる。すなわち、突起27と係合溝37
との係合によって、前記シール部材36の弾発力に抗し
ながらソケット30とソケット結合部20との結合状態
が維持されることになる(図22〜図24に示す本嵌
合)。
【0054】この本嵌合時、前記ソケット30に装着さ
れている固定金具50の突出片58aがバルブ10側の
シールドカバー接触部18のばね片18aに周方向から
接触するため(図22)、ソケット30とバルブ10と
の結合と同時に、固定金具50とシールドカバー18と
が電気的に接続された状態になる。従って、この状態で
シールドカバー16、固定金具50、及び編組80をま
とめてアースに接続でき、これにより、ソケット30及
び電線60を連続して覆うシールド装置を構築すること
ができる。
【0055】ここで、もし前記ソケット30とソケット
結合部20との嵌合が不完全な段階、例えば仮嵌合の段
階で手を放した場合には、シール部材36のもつ弾発力
によって図25及び図26に示すようにソケット30と
ソケット結合部20とが軸方向に引き離されるため、従
来のように中途半端な嵌合状態でソケット30とバルブ
10とが放置されるおそれがない。従って、このような
半嵌合状態でソケット30とバルブ10とが軸方向に接
離することによる端子間アークの発生を防ぐことができ
る。
【0056】また、本嵌合を行った後にアクシデントに
よって突起27が係合溝37内を逆行して突起入口37
aに至ってしまった場合も、その時点でシール部材36
の弾発力により前記図25及び図26に示すようにソケ
ット30とバルブ10とが引き離された状態になるた
め、やはり半嵌合状態のまま放置される心配がない。
【0057】なお、本発明はバルブ10側のシールドカ
バー16や編組80がないランプについても適用が可能
である。これは次の第2の実施の形態についても同様で
ある。
【0058】第2の実施の形態を図27〜図30に示
す。この実施の形態では、ソケット30に、バルブ10
側に開口する有底円形状の溝30cが形成され、この溝
30c内に板状の弾性体40が丸められた状態で嵌入さ
れている。そして、この弾性体40の圧縮弾性変形を伴
いながら、前記第1の実施の形態と同様にソケット30
とソケット結合部20との仮嵌合が行われるようになっ
ている。
【0059】なお、図において40aは、弾性体40の
弾性圧縮変形を容易にするために当該弾性体40に設け
られた貫通孔である。
【0060】この実施の形態に示すように、本発明で
は、半嵌合放置防止専用の弾性体40を具備するように
してもよい。この場合、弾性体40の具体的な形状は自
由に設定可能である。
【0061】ただし、前記第1の実施の形態で示すよう
に、高圧端子と低圧端子との間の絶縁状態を確保するた
めのシール部材(絶縁部材)36を半嵌合放置防止用弾
性体として兼用すれば、部品点数をさらに削減でき、構
造をより簡素化できる利点がある。しかも、シール部材
36をバルブ10側に大きく延長させている分、バルブ
10と未結合の状態で高圧ソケット端子32と低圧ソケ
ット端子34との間でアークが発生するのをより確実に
防止できる利点も得られる。
【0062】その他、本発明は次のような実施の形態を
とることも可能である。
【0063】(1)前記実施形態では、ソケット30側
に弾性体(シール部材36や弾性体40)を設けたもの
を示したが、本発明ではバルブ側に当該弾性体を設ける
ようにしてもよい。
【0064】(2)前記実施形態では、ソケット30と
バルブ10とを軸方向に仮嵌合し、その後に両者を相対
回転して本嵌合するものを示したが、本発明では、ソケ
ットとバルブとが軸方向にのみ嵌合操作されるものにも
適用が可能である。この場合、当該軸方向への嵌合操作
が浅い段階(すなわち嵌合が不完全な段階)ではソケッ
ト及びバルブに設けられた係合部(例えば撓み可能な爪
とこの爪が嵌まる孔)同士が届かず、深く嵌合された状
態ではじめて前記係合部同士が係合して弾性体の弾発力
に対抗できるように構成すればよい。
【0065】
【発明の効果】以上のように本発明は、放電により発光
する発光部を有するバルブと、その発光部を電源に接続
するためのソケットとの結合が弾性体の圧縮変形を伴い
ながら行われるようにし、バルブ及びソケットに設けら
れた係合部同士が係合する完全結合状態でのみ、前記弾
性体の弾発力に抗してバルブ−ソケットの結合状態が維
持されるようにしたものであるので、弾性体を設けるだ
けの簡単且つ低コストの構造で、バルブとソケットとが
不完全結合状態で放置されるのを確実に防ぐことができ
る効果がある。
【0066】特に、高圧端子と低圧端子との間に介在す
るゴム製のシール部材を前記弾性体として兼用したもの
では、特別な部材を追加することなく、より簡素な構造
で、不完全結合状態が放置されるのを防止できる効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の放電式ランプの一例を示す断面図であ
る。
【図2】前記放電式ランプの分解斜視図である。
【図3】前記放電式ランプにおけるソケットの分解斜視
図である。
【図4】前記放電式ランプのソケットに電線端子をセッ
トする前の段階を示す断面正面図である。
【図5】前記放電式ランプのソケット本体に電線端子を
セットした後であってシール部材をセットする前の段階
を示す斜視図である。
【図6】前記放電式ランプのソケット本体にシール部材
をセットした後であってソケットカバーを装着する前の
段階を示す斜視図である。
【図7】前記ソケットに電線シールド用の編組を結合す
る前の段階を示す斜視図である。
【図8】前記ソケットに電線シールド用の編組を結合し
た状態を示す斜視図である。
【図9】前記ソケットをバルブに結合する前の段階を示
す斜視図である。
【図10】前記ソケットをバルブに仮嵌合した段階を示
す斜視図である。
【図11】前記ソケットをバルブに本嵌合した後であっ
てソケット用シールドカバーを装着する前の段階を示す
斜視図である。
【図12】前記ソケット用シールドカバーを装着した状
態を示す斜視図である。
【図13】本発明の第1の実施の形態にかかる放電式ラ
ンプの断面正面図である。
【図14】図13にかかる放電式ランプの分解斜視図で
ある。
【図15】図13にかかる放電式ランプのモールド室内
に電線端子をセットした段階を示す断面図である。
【図16】図13にかかる放電式ランプにおけるソケッ
トの断面正面図である。
【図17】図13にかかる放電式ランプのソケットに編
組固定金具を取付ける前の段階を示す斜視図である。
【図18】前記編組固定金具を取付けたソケットをバル
ブのソケット結合部に結合する前の状態を示す斜視図で
ある。
【図19】図18にかかるソケットとソケット結合部と
を仮嵌合した段階を示す正面図である。
【図20】図19に示す仮嵌合状態での突起と係合溝と
の位置関係を示す正面図である。
【図21】図19の状態を示す断面側面図である。
【図22】図18にかかるソケットとソケット結合部と
を本嵌合した状態を示す正面図である。
【図23】図22に示す仮嵌合状態での突起と係合溝と
の位置関係を示す正面図である。
【図24】図22の状態を示す断面側面図である。
【図25】図18にかかるソケットとソケット結合部と
がシール部材の弾発力で引き離された状態を示す断面正
面図である。
【図26】図25の状態を示す断面側面図である。
【図27】本発明の第2の実施の形態にかかる放電式ラ
ンプの分解斜視図である。
【図28】図27にかかるソケットとバルブとを仮嵌合
する直前の段階を示す断面正面図である。
【図29】図27にかかるソケットとバルブとを仮嵌合
した段階を示す断面正面図である。
【図30】図27にかかるソケットとバルブとを本嵌合
した状態を示す断面正面図である。
【符号の説明】
10 バルブ 12 発光部 20 ソケット結合部 27 突起(突出部) 30 ソケット 32 高圧ソケット端子 34 低圧ソケット端子 36 シール部材(絶縁部材) 37 係合溝 40 弾性体 60 電線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平井 宏樹 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 田中 徹児 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 境 茂樹 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 酒井 義人 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 辻 良次 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 Fターム(参考) 3K013 AA01 AA05 AA06 BA01 CA02 CA12 DA06 EA01 EA05 3K042 AA08 AC05 BA07 CA01 5E024 BD20 BE06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放電により発光する発光部を有するバル
    ブと、このバルブに結合されることにより前記発光部を
    電源に接続するソケットとを備え、これらバルブ及びソ
    ケットに、両者が結合された状態で互いに係合して当該
    バルブとソケットとが離間するのを阻止する係合部を設
    けるとともに、前記バルブまたはソケットに両者の結合
    に伴って圧縮変形する弾性体を設け、この弾性体の弾発
    力に抗して前記係合部が前記バルブとソケットとの結合
    状態を維持するようにしたことを特徴とする放電式ラン
    プ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の放電式ランプにおいて、
    前記ソケットとバルブとを軸方向に仮嵌合してから両者
    を相対回転させることにより前記係合部同士が係合する
    本嵌合状態となるように構成するとともに、前記仮嵌合
    の際に前記弾性体が前記軸方向に圧縮変形するように構
    成したことを特徴とする放電式ランプ。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の放電式ランプにおいて、
    前記係合部の一方を突出部とし、他方を、前記突出部が
    前記ソケット及びバルブの軸方向に進入してから周方向
    に進入可能な形状の係合溝としたことを特徴とする放電
    式ランプ。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の放電式
    ランプにおいて、前記バルブとソケットとが結合された
    状態で高圧側端子と低圧側端子との間に介在するゴム製
    の絶縁部材を備えるとともに、この絶縁部材を前記弾性
    体として兼用したことを特徴とする放電式ランプ。
  5. 【請求項5】 放電により発光する発光部を有するバル
    ブに結合されることにより前記発光部を電源に接続する
    放電式ランプ用ソケットにおいて、前記バルブに結合さ
    れた状態で当該バルブに係合してこのバルブとソケット
    とが離間するのを阻止する係合部と、前記バルブの高圧
    電極及び低圧電極に接続される高圧ソケット端子及び低
    圧ソケット端子と、これら高圧ソケットと低圧ソケット
    との間に介在するゴム製の絶縁部材とを備えるととも
    に、この絶縁部材をバルブ側に延長して当該バルブとソ
    ケットとの結合に伴って当該絶縁部材が圧縮変形するよ
    うに構成し、この弾性体の弾発力に抗して前記係合部が
    前記バルブとの結合状態を維持するようにしたことを特
    徴とする放電式ランプ用ソケット。
JP11149392A 1999-05-28 1999-05-28 放電式ランプ及び放電式ランプ用ソケット Withdrawn JP2000340317A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016082299A1 (zh) * 2014-11-28 2016-06-02 欧普照明股份有限公司 一种灯具固定装置

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