JP2000341092A - クロック信号発生回路及びそのクロック周波数調整方法 - Google Patents

クロック信号発生回路及びそのクロック周波数調整方法

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JP2000341092A
JP2000341092A JP11151301A JP15130199A JP2000341092A JP 2000341092 A JP2000341092 A JP 2000341092A JP 11151301 A JP11151301 A JP 11151301A JP 15130199 A JP15130199 A JP 15130199A JP 2000341092 A JP2000341092 A JP 2000341092A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的周波数精度の低い発振回路を用いてい
ても、所望周波数のクロック信号を発生させることが出
来るクロック信号発生回路及びそのクロック周波数調整
方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 複数の分周データが記憶されているメモ
リから分周データの各々を順次繰り返し読み出し、この
読み出された分周データと、発振回路が発生した定周波
数信号のパルス数とが一致する度に論理レベルの反転す
る信号をクロック信号として出力する。ここで、上記定
周波数信号の周波数が所望の要求周波数よりも低い場合
にはメモリに記憶されている少なくとも1の分周データ
の値を小さくし、高い場合にはメモリに記憶されている
少なくとも1の分周データの値を大きくすべき調整を施
す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クロック信号を発
生するクロック信号発生回路に関する。
【0002】
【従来の技術】通信機器の如き、周波数精度の高いクロ
ック信号を必要とする装置では、そのクロック信号を発
生する為の源となる発振回路(例えば、水晶発振器)とし
て、周波数精度の高いデバイスが用いられる。しかしな
がら、このような周波数精度の高い発振回路は高価であ
る為、製品価格もそれに応じて高くなるという問題があ
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる問題
を解決すべくなされたものであり、比較的周波数精度の
低い発振回路を用いていても、所望周波数のクロック信
号を発生させることが出来るクロック信号発生回路及び
そのクロック周波数調整方法を提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明によるクロック信
号発生回路は、定周波数信号の周波数を分周した周波数
のクロック信号を出力するクロック信号発生回路であっ
て、複数の分周データが記憶されているメモリと、前記
メモリに記憶されている前記分周データの各々を順次繰
り返し読み出すべく制御するメモリ制御回路と、前記定
周波数信号のパルス数を計数して計数値を得てこの計数
値が前記メモリから読み出された前記分周データと一致
した時に前記計数値を初期値にリセットする分周カウン
タと、前記メモリから読み出された前記分周データと前
記計数値とが一致する度に論理レベルが反転する信号を
生成しこれを前記クロック信号として出力する回路と、
からなる。
【0005】又、本発明によるクロック周波数調整方法
は、前記定周波数信号の周波数が所望の要求周波数より
も低い場合には前記メモリに記憶されている少なくとも
1の前記分周データの値を小さくする一方、前記定周波
数信号の周波数が前記要求周波数よりも高い場合には前
記メモリに記憶されている少なくとも1の前記分周デー
タの値を大きくする。
【0006】
【作用】本発明においては、複数の分周データが記憶さ
れているメモリから上記分周データの各々を順次繰り返
し読み出し、この読み出された分周データと、発振回路
が発生した定周波数信号のパルス数とが一致する度に論
理レベルの反転する信号をクロック信号として出力する
ようにしている。よって、上記定周波数信号の周波数が
所望の要求周波数よりも低い場合にはメモリに記憶され
ている少なくとも1の分周データの値を小さくし、高い
場合にはメモリに記憶されている少なくとも1の分周デ
ータの値を大きくすべき調整を行えば、上記発振回路の
周波数精度が低くても、要求精度を満たした所望周波数
のクロック信号を発生させることが出来る。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は、本発明によるクロック信
号発生回路の構成を示す図である。図1において、PL
L(phase locked loop)回路1は、発振回路としての水
晶発振器2が発生した所定の定周波数を有する定周波数
信号の周波数を逓倍したクロック信号CLKを生成して
これを出力する。
【0008】分周回路3は、かかるクロック信号CLK
の周波数を1/Nに分周したクロック信号を出力クロッ
ク信号として出力する。尚、分周回路3は、出力すべき
上記出力クロック信号の周波数を、後述する各種分周設
定信号に応じて微調整可能な構成となっている。図2
は、かかる分周回路3の内部構成を示す図である。
【0009】図2において、分周カウンタ31は、上記
クロック信号CLKのパルス数を計数して得たカウント
値を比較器21に供給する。尚、分周カウンタ31は、
かかる比較器21から、比較一致を示す例えば論理レベ
ル"1"の比較結果信号CMPが供給されたときには、ク
ロック信号CLKのエッジタイミングでそのカウント値
を"0"にリセットする。アドレスカウンタ33は、かか
る比較器21から、比較一致を示す論理レベル"1"の比
較結果信号CMPが供給される度にそのカウント値を"
1"だけカウントアップする。アドレスカウンタ33
は、そのカウント値が"n−1"に到達したら、次のカウ
ントアップ動作にてカウント値を初期値、例えば"0"に
戻し、そこから再びカウントを続ける。セレクタ34
は、論理レベル"0"の分周設定イネーブル信号が供給さ
れた場合は上記アドレスカウンタ33のカウント値をメ
モリアドレスADとしてメモリ35に供給する一方、論
理レベル"1"の分周設定イネーブル信号が供給された場
合には、外部供給された分周設定アドレスを上記メモリ
アドレスADとしてメモリ35に供給する。メモリ35
は、分周データ書込信号に応じて、上記メモリアドレス
ADにて示される番地に上記分周データを書き込む。更
に、メモリ35は、上記メモリアドレスADにて示され
る番地に記憶されている分周データを読み出してこれを
比較器32に供給する。尚、メモリ35は、電源OFF
時においてもその記憶内容が保持される不揮発性のメモ
リである。比較器32は、上記メモリ35から読み出さ
れた分周データと、上記分周カウンタ31のカウント値
とを比較して、両者が一致した場合には論理レベル"
1"、不一致である場合には論理レベル"0"の比較結果
信号CMPを発生し、これを上記分周カウンタ31、上
記アドレスカウンタ33、及びイネーブルラッチ36の
各々に供給する。イネーブルラッチ36及びインバータ
37は、論理レベル"1"の比較結果信号CMPが供給さ
れる度に、クロック信号CLKのエッジタイミングにて
その論理レベルが反転する信号を生成し、これを出力ク
ロック信号として出力する。
【0010】尚、図1及び図2に示されるクロック信号
発生回路では、所望周波数の出力クロック信号を発生さ
せるべく、予め、分周回路3におけるクロック分周数を
任意の数に初期設定しておく。例えば、上記クロック信
号CLKとして要求される要求周波数fPの1/6の周波
数、すなわち(1/6)・fPなる周波数の出力クロック信号
を発生させたい場合には、図3に示されるが如く、メモ
リ35の番地0〜番地3各々に、クロック分周数"6"を
決定する分周データとして"2"を書き込んでおくのであ
る。
【0011】かかる初期設定が終了したら、次に、クロ
ック信号発生回路に対してクロック周波数の微調整を行
う。尚、かかる微調整は、例えば、工場出荷時における
検査・調整工程において実施する。図4は、かかる微調
整を実施する際のシステム構成の一例を示す図である。
図4に示されるように、図1及び図2に示されるが如き
内部構成を有するクロック信号発生回路100に、本発
明によるクロック周波数調整方法に従ってクロック周波
数の調整を行うクロック周波数調整装置200が接続さ
れる。
【0012】先ず、クロック周波数調整装置200は、
論理レベル"1"の分周設定イネーブル信号をクロック信
号発生回路100に供給する。これにより、クロック信
号発生回路100のセレクタ34は、クロック周波数調
整装置200から供給された分周設定アドレスをメモリ
アドレスADとしてメモリ35に供給することになる。
【0013】次に、クロック周波数調整装置200は、
クロック信号発生回路100のPLL回路1から出力さ
れたクロック信号CLKを取り込んで、その周波数を測
定する。この際、測定されたクロック信号CLKの周波
数が要求周波数fPと略一致した場合には、周波数の調
整をする必要が無いので、クロック周波数調整装置20
0は、その動作を終了する。
【0014】一方、測定されたクロック信号CLKの周
波数が要求周波数fPよりも低い、例えば要求周波数fP
の11/12である場合には、クロック周波数調整装置
200は、図5に示されるが如くメモリ35の番地3に
記憶されている分周データのみを"1"に書き換えるべ
く、分周データ、分周設定アドレス及び分周データ書込
信号各々を分周回路3に供給する。すなわち、メモリ3
5に記憶されている分周データの値を"2"から"1"に減
少させるのである。
【0015】又、測定されたクロック信号CLKの周波
数が要求周波数fPよりも高い、例えば要求周波数fP
13/12である場合には、クロック周波数調整装置2
00は、図6に示されるが如くメモリ35の番地3に記
憶されている分周データのみを"3"に書き換えるべく、
分周データ、分周設定アドレス及び分周データ書込信号
各々を分周回路3に供給する。すなわち、メモリ35に
記憶されている分周データの値を"2"から"3"に増大さ
せるのである。
【0016】上述した如きクロック周波数の微調整が終
了すると、クロック周波数調整装置200がはずされ、
分周回路3のセレクタ34には論理レベル"0"の分周設
定イネーブル信号が固定供給される。つまり、セレクタ
34は、アドレスカウンタ33のカウント値をメモリア
ドレスADとしてメモリ35に供給するようになるので
ある。
【0017】以下に、かかるクロック周波数の微調整が
為されたクロック信号発生回路の動作について説明す
る。尚、アドレスカウンタ33は、"0"〜"3"を循環し
てカウントする4進カウンタであるとする。図7は、水
晶発振器2及びPLL回路1にて生成されたクロック信
号CLKの周波数が要求周波数fPと略一致している場
合での分周回路3の内部動作タイミングを示す図であ
る。
【0018】クロック信号CLKの周波数が要求周波数
Pと略一致している場合には、図3に示される形態に
てメモリ35内に分周データが書き込まれているので、
図7に示されるように、メモリ35から読み出される分
周データは常に"2"である。よって、比較器32は、分
周カウンタ31のカウント値が"2"に到達する度に論理
レベル"0"から"1"へと推移する比較結果信号CMPを
図7に示されるように出力する。従って、イネーブルラ
ッチ36は、図7に示されるように、その2周期分の長
さがクロック信号CLKの12パルス分、つまり1周期
の長さがクロック信号CLKの6パルス分となる出力ク
ロック信号を出力することになる。
【0019】このように、クロック信号CLKの周波数
が要求周波数fPと略一致している場合には、このクロ
ック信号CLKをそのまま6分周すれば、(1/6)・fP
る周波数の出力クロック信号を発生させることが出来
る。一方、図8は、上記クロック信号CLKの周波数が
要求周波数fPの11/12、すなわち、(fP・11/12)である
場合における分周回路3の内部動作タイミングを示す図
である。
【0020】この際、メモリ35内には図5に示される
形態にて分周データが書き込まれているので、このメモ
リ35から読み出される分周データは、図8に示される
ように、アドレスカウンタ33のカウント値(メモリア
ドレスAD)が"0"〜"2"である場合は"2"、そのカウ
ント値が"3"である場合には"1"となる。よって、比較
器32は、メモリ35から読み出される分周データが"
2"である期間中は、分周カウンタ31のカウント値が"
2"に到達する度に論理レベル"0"から"1"へと推移す
る比較結果信号CMPを出力する。ところが、メモリ3
5から読み出された分周データが"1"である期間中は、
比較結果信号CMPは、図8に示されるが如く分周カウ
ンタ31のカウント値が"1"に到達した時点で論理レベ
ル"0"から"1"へと推移する。従って、イネーブルラッ
チ36は、図8に示されるように、その2周期分の長さ
がクロック信号CLKの11パルス分となる出力クロッ
ク信号を生成することになる。この際、クロック信号C
LKの周波数は、その要求周波数fPよりも低い周波数
(fP・11/12)なので、出力クロック信号の1周期の平均
長TAは、 TA={1/(fP・11/12)}・(11/2) = 1/(fP・1/6) となり、その周波数は、(1/6)・fPとなる。
【0021】よって、例え、クロック信号CLKの周波
数が要求周波数fPよりも低い周波数(fP・11/12)であっ
ても、(1/6)・fPなる周波数を有する出力クロック信号
を得ることが出来るのである。又、図9は、上記クロッ
ク信号CLKの周波数が要求周波数fPの13/12、すなわ
ち、(fP・13/12)である場合における分周回路3の内部
動作タイミングを示す図である。
【0022】この際、メモリ35内には図6に示される
形態にて分周データが書き込まれているので、このメモ
リ35から読み出される分周データは、図9に示される
が如くアドレスカウンタ33のカウント値(メモリアド
レスAD)が"0"〜"2"である場合は"2"、そのカウン
ト値が"3"である場合には"3"となる。よって、比較器
32は、メモリ35から読み出される分周データが"2"
である期間中は、図9に示されるように、分周カウンタ
31のカウント値が"2"に到達する度に論理レベル"0"
から"1"へと推移する比較結果信号CMPを出力する。
ところが、メモリ35から読み出された分周データが"
3"である期間中は、図9に示されるように、分周カウ
ンタ31のカウント値が"3"に到達するまで論理レベ
ル"0"から"1"へと推移しない。従って、イネーブルラ
ッチ36は、図9に示されるように、その2周期分の長
さがクロック信号CLKの13パルス分となる出力クロ
ック信号を生成することになる。この際、クロック信号
CLKの周波数は、その要求周波数fPよりも高い周波
数(fP・13/12)なので、出力クロック信号の1周期の平
均長TAは、 TA={1/(fP・13/12)}・(13/2) =1/(fP・1/6) となり、その周波数は、(1/6)・fPとなる。
【0023】よって、例え、クロック信号CLKの周波
数が要求周波数fPよりも高い周波数(fP・13/12)であっ
ても、(1/6)・fPなる周波数を有する出力クロック信号
を得ることが出来るのである。以上の如く、本発明によ
れば、発振回路の精度が低い為に、この発振回路が発生
する定周波数信号の周波数が要求周波数に対してズレて
いても、かかる定周波数信号に基づいて所望周波数のク
ロック信号を発生させることが可能となる。
【0024】尚、上記実施例においては、アドレスカウ
ンタ33を4進カウンタとして、メモリ35の番地0〜
3に分周データを記憶させるようにしているが、かかる
構成に限定されるものではない。要するに、アドレスカ
ウンタを用いて、メモリ35の番地0〜番地(n−1)の
各々に分周データを記憶するようにすれば良いのであ
る。この際、分周データを記憶すべく用意されるメモリ
35の番地の数、並びに、その番地各々に記憶する分周
データを適切に設定すれば、発振回路の周波数精度に拘
わらず、この発振回路が発生した定周波数信号に基づい
て様々な周波数のクロック信号を生成することが可能に
なる。
【0025】又、上記実施例においては、メモリ35の
番地3に記憶されている分周データのみを増大又は減少
させるようにしているが、クロック信号CLKの精度に
応じて複数の分周データの値を増大又は減少させるよう
にしても良い。要するに、クロック信号CLKの周波数
が所望の要求周波数fPよりも低い場合にはメモリ35
に記憶されている少なくとも1の分周データの値を小さ
くし、クロック信号CLKの周波数が要求周波数fP
りも高い場合には、メモリ35に記憶されている少なく
とも1の分周データの値を大きくすれば良いのである。
【0026】又、上記実施例においては、クロック周波
数の微調整を、工場出荷時での検査・調整行程において
のみで実施するようにしているが、通常の動作時におい
て定期的に実施するようにしても構わない。図10は、
かかる点に鑑みて為されたネットワークシステムの構成
を示す図である。
【0027】図10において、インターネット又はLA
N(local area network)等からなるネットワーク200
上には、標準時刻を提供する時計サーバ300、並び
に、上記図1及び図2に示される内部構成を有するクロ
ック信号発生回路100を搭載した端末装置400が接
続されている。端末装置400には、上記クロック信号
発生回路100で発生した出力クロック信号に基づいて
時刻の計時を行う時計回路101、各種端末機能を実施
させる為の入出力装置102、及び上記ネットワーク2
00との双方向通信を確立するインターフェース回路1
03が設けられている。更に、かかる端末装置400に
は、ROM104に記憶されているソフトウェアに従っ
て上記クロック信号発生回路100、時計回路101、
入出力装置102及び接続インターフェース回路103
各々を制御するCPU105が設けられている。
【0028】端末装置400は、上記時計回路101に
て計時された時刻を絶対時間として用いることにより、
各種の情報管理を行うようにしている。この際、端末装
置400では、上記時計回路101自体の計時の"遅れ"
又は"進み"具合を定期的に微調整する。図11は、かか
る微調整を行うべく、ROM104に記憶されているソ
フトウェアに従ってCPU105が実行する時計調整サ
ブルーチンを示す図である。
【0029】図11において、先ず、CPU105は、
ネットワーク200にアクセスを行うことにより時計サ
ーバ300から標準時刻の提供を受け、これを内蔵レジ
スタX(図示せぬ)に記憶させる(ステップS1)。次に、
CPU105は、時計回路101が計時した時刻を取り
込み、これを内蔵レジスタY(図示せぬ)に記憶させる
(ステップS2)。次に、CPU105は、これら内蔵レ
ジスタX及びY各々に記憶されている時刻が互いに同一
であるか否かの判定を行う(ステップS3)。ステップS
3において、両者が同一時刻ではないと判定されると、
CPU105は、メモリ35の例えば番地3に記憶され
ている分周データを読み出し、これを内蔵レジスタZ
(図示せぬ)に記憶させる(ステップS4)。次に、CPU
105は、内蔵レジスタXに記憶されている時刻が、内
蔵レジスタYに記憶されている時刻よりも大であるか否
かの判定を行う(ステップS5)。すなわち、ステップS
5では、時計サーバ300から提供された標準時刻に対
して時計回路101の計時時刻が遅れているか否かの判
定が為されるのである。
【0030】かかるステップS5において、内蔵レジス
タXに記憶されている時刻の方が大である、すなわち、
時計サーバ300から提供された標準時刻に対して時計
回路101の計時時刻が遅れていると判定された場合、
CPU105は、内蔵レジスタZに記憶されている分周
データの値から1を減算した値を、この内蔵レジスタZ
に上書きする(ステップS6)。
【0031】一方、上記ステップS5において、内蔵レ
ジスタXに記憶されている時刻の方が小である、すなわ
ち、時計サーバ300から提供された標準時刻に対して
時計回路101の計時時刻が進んでいると判定された場
合、CPU105は、上記内蔵レジスタZに記憶されて
いる分周データの値に1を加算した値を、この内蔵レジ
スタZに上書きする(ステップS7)。
【0032】上記ステップS6又はS7の実行後、CP
U105は、上記内蔵レジスタZに記憶されている内容
を新たな分周データとして、上記ステップS4にて読み
出しを行ったメモリ35の番地(例えば、メモリ35の
番地3)に上書きする(ステップS8)。このように、時
計回路101の計時時刻が標準時刻に対して進んでいる
場合には、上記ステップS7及びS8の実行により、メ
モリ35に記憶されている分周データの値を増加させて
いる。これにより、クロック信号発生回路100が発生
する出力クロック信号の周波数は低くなり、結果とし
て、時計回路101での"計時進み"が補正されるのであ
る。
【0033】一方、時計回路101の計時時刻が標準時
刻に対して遅れている場合には、上記ステップS6及び
S8の実行により、メモリ35に記憶されている分周デ
ータの値を減少させている。これにより、クロック信号
発生回路100が発生する出力クロック信号の周波数が
高くなり、結果として時計回路101の"計時遅れ"が補
正されるのである。
【0034】上記ステップS8の実行後、又は、上記ス
テップS3において内蔵レジスタX及びY各々に記憶さ
れている時刻が互いに同一であると判定された場合、C
PU105は、この時計調整サブルーチンを抜けて、端
末装置の主動作を制御するメインフローの実行に戻る。
図11に示される時計調整サブルーチンは、上記メイン
フローの実行中において所定時間経過毎に定期的に実施
される。
【0035】よって、例え、クロック信号発生回路10
0に搭載されている発振回路(水晶発振器2)の周波数精
度が低いものであっても、このクロック信号発生回路1
00から出力される出力クロック信号の周波数精度は高
くなり、それ故に、時計回路101からは正確な時刻計
時が為されるようになる。尚、上記実施例においては、
分周回路3のメモリ35として不揮発性メモリを用いる
ようにしているが、本発明によるクロック信号発生回路
を搭載する装置によっては、必ずしも不揮発性メモリを
使用する必要はない。要するに、電源がON状態になる
度に、図3に示されるが如き初期設定、並びに図5又は
図6に示されるが如き微調整を実施するような装置に搭
載するならば、メモリ35をレジスタ等で代用しても構
わないのである。
【0036】
【発明の効果】以上、詳述したように本発明によるクロ
ック信号発生回路は、定周波数信号の周波数を分周した
周波数のクロック信号を出力するクロック信号発生回路
であって、複数の分周データが記憶されているメモリ
と、かかるメモリに記憶されている分周データの各々を
順次繰り返し読み出すべく制御するメモリ制御回路と、
上記定周波数信号のパルス数を計数して計数値を得てこ
の計数値が上記メモリから読み出された分周データと一
致したらその計数値を初期値にリセットする分周カウン
タと、上記メモリから読み出された分周データと上記計
数値とが一致する度に論理レベルが反転する信号をクロ
ック信号として出力する回路と、からなる構成となって
いる。
【0037】従って、上記定周波数信号が所望の要求周
波数よりも低い場合には上記メモリに記憶されている少
なくとも1の分周データの値を小さくし、かかる要求周
波数よりも高い場合にはメモリに記憶されている少なく
とも1の分周データの値を大きくすべき調整を行えば、
例え、上記定周波数信号を発生する発振回路として周波
数精度の低いものが用いられていても、要求精度を満た
した所望周波数のクロック信号を発生させることが出来
る。
【0038】よって、本発明によれば、クロック発生源
である発振回路として比較的精度の低い安価なものを用
いることが可能となるので、製品の低価格化が図れるよ
うになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるクロック信号発生回路の構成を示
す図である。
【図2】本発明によるクロック信号発生回路における分
周回路3の内部構成を示す図である。
【図3】初期設定によって分周回路3のメモリ35に書
き込まれた分周データの一例を示す図である。
【図4】本発明によるクロック信号発生回路100に対
して微調整を実施する際のシステム構成の一例を示す図
である。
【図5】クロック信号CLKの周波数が要求周波数fP
よりも低い場合に、クロック周波数の微調整によって書
き換えられたメモリ35の記憶内容の一例を示す図であ
る。
【図6】クロック信号CLKの周波数が要求周波数fP
よりも高い場合に、クロック周波数の微調整によって書
き換えられたメモリ35の記憶内容の一例を示す図であ
る。
【図7】クロック信号CLKの周波数が要求周波数fP
と一致している場合における、分周回路3の内部動作を
示すタイムチャートである。
【図8】クロック信号CLKの周波数が要求周波数fP
よりも低い場合における、分周回路3の内部動作を示す
タイムチャートである。
【図9】クロック信号CLKの周波数が要求周波数fP
よりも高い場合における、分周回路3の内部動作を示す
タイムチャートである。
【図10】本発明によるクロック信号発生回路100を
搭載した端末装置400を含むネットワークシステムの
構成を示す図である。
【図11】図10に示される端末装置400のCPU1
05によって実行される時計調整サブルーチンを示す図
である。
【主要部分の符号の説明】
1 PLL回路 2 水晶発振器 3 分周回路 31 分周カウンタ 32 比較器 33 アドレスカウンタ 34 セレクタ 35 メモリ 36 イネーブルラッチ 100 クロック信号発生回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定周波数信号の周波数を分周した周波数
    のクロック信号を出力するクロック信号発生回路であっ
    て、 複数の分周データが記憶されているメモリと、 前記メモリに記憶されている前記分周データの各々を順
    次繰り返し読み出すべく制御するメモリ制御回路と、 前記定周波数信号のパルス数を計数して計数値を得てこ
    の計数値が前記メモリから読み出された前記分周データ
    と一致した時に前記計数値を初期値にリセットする分周
    カウンタと、 前記メモリから読み出された前記分周データと前記計数
    値とが一致する度に論理レベルが反転する信号を生成し
    これを前記クロック信号として出力する回路と、からな
    ることを特徴とするクロック信号発生回路。
  2. 【請求項2】 前記メモリ制御回路は、前記メモリから
    読み出された前記分周データと前記計数値とが一致した
    時に前記メモリから読み出すべき前記分周データを変更
    することを特徴とする請求項1記載のクロック信号発生
    回路。
  3. 【請求項3】 定周波数にて発振する定周波数信号を発
    生する発振回路と、複数の分周データが記憶されている
    メモリと、前記メモリに記憶されている前記分周データ
    の各々を順次繰り返し読み出すべく制御するメモリ制御
    回路と、前記定周波数信号のパルス数を計数して計数値
    を得てこの計数値が前記メモリから読み出された前記分
    周データと一致した時に前記計数値を初期値にリセット
    する分周カウンタと、前記メモリから読み出された前記
    分周データと前記計数値とが一致する度に論理レベルの
    反転する信号をクロック信号として出力する回路と、か
    らなるクロック信号発生回路のクロック周波数を調整す
    る方法であって、 前記定周波数信号の周波数が所望の要求周波数よりも低
    い場合には前記メモリに記憶されている少なくとも1の
    前記分周データの値を小さくする一方、前記定周波数信
    号の周波数が前記要求周波数よりも高い場合には前記メ
    モリに記憶されている少なくとも1の前記分周データの
    値を大きくすることを特徴とするクロック周波数調整方
    法。
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