JP2000344180A - 摩擦抵抗低減船 - Google Patents
摩擦抵抗低減船Info
- Publication number
- JP2000344180A JP2000344180A JP11161709A JP16170999A JP2000344180A JP 2000344180 A JP2000344180 A JP 2000344180A JP 11161709 A JP11161709 A JP 11161709A JP 16170999 A JP16170999 A JP 16170999A JP 2000344180 A JP2000344180 A JP 2000344180A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gas
- hull
- water
- ship
- frictional resistance
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 27
- 239000000463 material Substances 0.000 claims abstract description 23
- 229910000881 Cu alloy Inorganic materials 0.000 claims description 20
- 239000013535 sea water Substances 0.000 claims description 20
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical group [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 16
- 239000010949 copper Substances 0.000 claims description 16
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 claims description 14
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 7
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 claims description 7
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 abstract description 6
- 238000010828 elution Methods 0.000 description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 241000195493 Cryptophyta Species 0.000 description 2
- 239000000956 alloy Substances 0.000 description 2
- 238000005260 corrosion Methods 0.000 description 2
- 230000007797 corrosion Effects 0.000 description 2
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 2
- 239000011253 protective coating Substances 0.000 description 2
- 235000015170 shellfish Nutrition 0.000 description 2
- 230000003068 static effect Effects 0.000 description 2
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000000994 depressogenic effect Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T70/00—Maritime or waterways transport
- Y02T70/10—Measures concerning design or construction of watercraft hulls
Landscapes
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
- Catching Or Destruction (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 海成生物を取り除くメンテナンス作業に要す
る労力を大幅に軽減できる摩擦抵抗低減船を提供する。 【解決手段】 航行中に船首1a近傍の気体送出部11
から水中へ気体を送出することにより、船体外板1上に
微小気泡を介在させて船体と水との摩擦抵抗を低減させ
る摩擦抵抗低減船において、気体送出部11の少なくと
も一部を、海水に溶出しやすい材質で形成する。
る労力を大幅に軽減できる摩擦抵抗低減船を提供する。 【解決手段】 航行中に船首1a近傍の気体送出部11
から水中へ気体を送出することにより、船体外板1上に
微小気泡を介在させて船体と水との摩擦抵抗を低減させ
る摩擦抵抗低減船において、気体送出部11の少なくと
も一部を、海水に溶出しやすい材質で形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、航行中に船首近傍
から水中へ気体を送出することにより、船体外板上に微
小気泡を介在させて船体と水との摩擦抵抗を低減させる
摩擦抵抗低減船に関する。
から水中へ気体を送出することにより、船体外板上に微
小気泡を介在させて船体と水との摩擦抵抗を低減させる
摩擦抵抗低減船に関する。
【0002】
【従来の技術】特開昭50−83992号、特開昭53
−136289号、特開昭60−139586号、特開
昭61−71290号、実開昭61−39691号、及
び実開昭61−128185号等に、摩擦抵抗低減船に
係わる技術が開示されている。この摩擦抵抗低減船は、
航行状態において船体表面(船体外板)から空気等の気
体を水中に送出して船体外板上に多数の微小気泡(マイ
クロバブル)を介在させ、このマイクロバブルの介在に
よって水と船体との間に作用する摩擦抵抗を低減させる
ものである。
−136289号、特開昭60−139586号、特開
昭61−71290号、実開昭61−39691号、及
び実開昭61−128185号等に、摩擦抵抗低減船に
係わる技術が開示されている。この摩擦抵抗低減船は、
航行状態において船体表面(船体外板)から空気等の気
体を水中に送出して船体外板上に多数の微小気泡(マイ
クロバブル)を介在させ、このマイクロバブルの介在に
よって水と船体との間に作用する摩擦抵抗を低減させる
ものである。
【0003】本出願人は、このような摩擦抵抗低減船に
係わる技術として、船首近傍から水中に気体(例えば空
気)を送出して船体外板上にマイクロバブルを介在させ
る技術を提案している。この技術は、船首近傍から気体
を送出することによって発生したマイクロバブルを、船
体外板上の水の流線に沿って拡散させ、船体外板をマイ
クロバブルで覆うことを意図したものである。
係わる技術として、船首近傍から水中に気体(例えば空
気)を送出して船体外板上にマイクロバブルを介在させ
る技術を提案している。この技術は、船首近傍から気体
を送出することによって発生したマイクロバブルを、船
体外板上の水の流線に沿って拡散させ、船体外板をマイ
クロバブルで覆うことを意図したものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、摩擦抵抗低
減船を航行させるにあたって、船体外板には、水中の藻
や水草、あるいは貝類などの海成生物が付着する。船体
外板上の気体の送出箇所にこうした海成生物が付着する
と、十分な量の気体を送出できなかったり、あるいは気
体の送出方向が変化してしまうといったことが起こりう
る。このため、摩擦抵抗低減船の航行にあたっては、気
体の送出箇所に付着した海成生物を取り除くためのメン
テナンス作業を随時行う必要がある。しかしながら、こ
うしたメンテナンス作業は、一般に水中で作業が行わ
れ、しかも、気体の送出箇所が船側あるいは船底の広い
範囲に亘って設けられていて作業範囲が広いため、作業
に多大な労力を要してしまう。
減船を航行させるにあたって、船体外板には、水中の藻
や水草、あるいは貝類などの海成生物が付着する。船体
外板上の気体の送出箇所にこうした海成生物が付着する
と、十分な量の気体を送出できなかったり、あるいは気
体の送出方向が変化してしまうといったことが起こりう
る。このため、摩擦抵抗低減船の航行にあたっては、気
体の送出箇所に付着した海成生物を取り除くためのメン
テナンス作業を随時行う必要がある。しかしながら、こ
うしたメンテナンス作業は、一般に水中で作業が行わ
れ、しかも、気体の送出箇所が船側あるいは船底の広い
範囲に亘って設けられていて作業範囲が広いため、作業
に多大な労力を要してしまう。
【0005】本発明は、上述する問題点に鑑みてなされ
たものであり、海成生物を取り除くメンテナンス作業に
要する労力を大幅に軽減できる摩擦抵抗低減船を提供す
ることを目的とする。
たものであり、海成生物を取り除くメンテナンス作業に
要する労力を大幅に軽減できる摩擦抵抗低減船を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に係る発明は、航行中に船首近傍の気体送
出部から水中へ気体を送出することにより、船体外板上
に微小気泡を介在させて船体と水との摩擦抵抗を低減さ
せる摩擦抵抗低減船において、気体送出部の少なくとも
一部が、海水に溶出しやすい材質で形成される手段が採
用される。この摩擦抵抗低減船では、気体送出部の少な
くとも一部が、海水に溶出しやすい材質で形成されてい
るので、海水に接することでこの部分が徐々に水中に溶
出する。そのため、気体送出部に海成生物が付着しにく
い。
め、請求項1に係る発明は、航行中に船首近傍の気体送
出部から水中へ気体を送出することにより、船体外板上
に微小気泡を介在させて船体と水との摩擦抵抗を低減さ
せる摩擦抵抗低減船において、気体送出部の少なくとも
一部が、海水に溶出しやすい材質で形成される手段が採
用される。この摩擦抵抗低減船では、気体送出部の少な
くとも一部が、海水に溶出しやすい材質で形成されてい
るので、海水に接することでこの部分が徐々に水中に溶
出する。そのため、気体送出部に海成生物が付着しにく
い。
【0007】請求項2に係る発明は、請求項1の摩擦抵
抗低減船において、気体送出部の少なくとも一部に、海
水に溶出しやすい材質で形成されている金属部材が脱着
自在に取り付けられる手段が採用される。この摩擦抵抗
低減船では、気体送出部の少なくとも一部に、海水に溶
出しやすい材質で形成されている金属部材が脱着自在に
取り付けられているので、溶出が進行した金属部材を新
しいものに容易に取り替えることができる。そのため、
海成生物の付着を永続的に抑制することが可能となる。
抗低減船において、気体送出部の少なくとも一部に、海
水に溶出しやすい材質で形成されている金属部材が脱着
自在に取り付けられる手段が採用される。この摩擦抵抗
低減船では、気体送出部の少なくとも一部に、海水に溶
出しやすい材質で形成されている金属部材が脱着自在に
取り付けられているので、溶出が進行した金属部材を新
しいものに容易に取り替えることができる。そのため、
海成生物の付着を永続的に抑制することが可能となる。
【0008】請求項3に係る発明は、請求項1または2
記載の摩擦抵抗低減船において、海水に溶出しやすい材
質として、銅もしくは銅合金を用いる手段が採用され
る。この摩擦抵抗低減船では、海水に溶出しやすい材質
として銅もしくは銅合金が用いられる。銅や銅合金は材
料コストが比較的低く、また加工性に優れるため、海成
生物の付着を抑制するために要するコストを低く抑える
ことが可能となる。
記載の摩擦抵抗低減船において、海水に溶出しやすい材
質として、銅もしくは銅合金を用いる手段が採用され
る。この摩擦抵抗低減船では、海水に溶出しやすい材質
として銅もしくは銅合金が用いられる。銅や銅合金は材
料コストが比較的低く、また加工性に優れるため、海成
生物の付着を抑制するために要するコストを低く抑える
ことが可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係わる摩擦抵抗低
減船の一実施形態について図1〜図3を参照して説明す
る。図2は、この摩擦抵抗低減船の船首近傍を示す概略
構成図であり、符号Sは船体、1は船体外板、Lは喫水
線を示している。
減船の一実施形態について図1〜図3を参照して説明す
る。図2は、この摩擦抵抗低減船の船首近傍を示す概略
構成図であり、符号Sは船体、1は船体外板、Lは喫水
線を示している。
【0010】船体Sは、船首1a近傍が下方および前方
へ略球状に突出して形成されており、下方への突出部1
0の頂部付近には気体送出部11が設けられている。気
体送出部11は、図1および図3に示すように、船体外
板1の貫通孔1aに挿設されたベース部材12と、ベー
ス部材12に船体外側からねじ込まれて取り付けられた
送出口部材13とから構成されている。
へ略球状に突出して形成されており、下方への突出部1
0の頂部付近には気体送出部11が設けられている。気
体送出部11は、図1および図3に示すように、船体外
板1の貫通孔1aに挿設されたベース部材12と、ベー
ス部材12に船体外側からねじ込まれて取り付けられた
送出口部材13とから構成されている。
【0011】ベース部材12は、船体外板1と同様の材
質である鉄鋼材によって略円柱状に形成されている。ま
た、船体外側から凹部12aおよび貫通孔12bが設け
られ、さらに貫通孔12bにはネジ溝が設けられてい
る。
質である鉄鋼材によって略円柱状に形成されている。ま
た、船体外側から凹部12aおよび貫通孔12bが設け
られ、さらに貫通孔12bにはネジ溝が設けられてい
る。
【0012】送出口部材13は、銅もしくは銅合金系の
材料によって段差を有する略円柱状に形成されていて、
外径の小さい側の周面にはベース部材12に対応するネ
ジ溝13aが設けられている。また、外径の大きい側の
端面13bには所定深さの六角穴13cが設けられ、さ
らにその内方に貫通穴13dが設けられている。
材料によって段差を有する略円柱状に形成されていて、
外径の小さい側の周面にはベース部材12に対応するネ
ジ溝13aが設けられている。また、外径の大きい側の
端面13bには所定深さの六角穴13cが設けられ、さ
らにその内方に貫通穴13dが設けられている。
【0013】送出口部材13の材質には、海水に接する
ことで適度な速度で徐々にその表面が溶出するものが選
択される。また、海水中では一般に、銅および銅表面に
は保護被膜が形成されて表面の腐食がある程度保護され
るようになるが、送出口部材13の端面13bや貫通孔
13dの表面には、後述するように流水や流動気体が作
用するため、保護被膜が継続的にはく離されて腐食が進
みやすくなることが多い。したがって、材質の選択は、
船体Sの航行時における水の流れや、送出する気体の流
れの影響も考慮に入れて行われている。
ことで適度な速度で徐々にその表面が溶出するものが選
択される。また、海水中では一般に、銅および銅表面に
は保護被膜が形成されて表面の腐食がある程度保護され
るようになるが、送出口部材13の端面13bや貫通孔
13dの表面には、後述するように流水や流動気体が作
用するため、保護被膜が継続的にはく離されて腐食が進
みやすくなることが多い。したがって、材質の選択は、
船体Sの航行時における水の流れや、送出する気体の流
れの影響も考慮に入れて行われている。
【0014】また、ベース部材12の船体内側の一面に
気体供給配管14が溶接されていて、この気体供給配管
14は気体供給装置15に接続されている。気体供給装
置15は、例えば図示しないブロアと制御手段とから構
成され、制御手段がブロアを制御して気体供給配管14
を介して送出口部材13の貫通孔13bから気体を水中
へ送出するようになっている。
気体供給配管14が溶接されていて、この気体供給配管
14は気体供給装置15に接続されている。気体供給装
置15は、例えば図示しないブロアと制御手段とから構
成され、制御手段がブロアを制御して気体供給配管14
を介して送出口部材13の貫通孔13bから気体を水中
へ送出するようになっている。
【0015】上述のように構成された摩擦抵抗低減船が
航行状態になると、気体供給装置15によって気体供給
配管14を通じて気体送出部11へ気体(空気)が供給
され、気体は送出口部材13の貫通孔13bから水中へ
送出される。船体外板1に沿って流れる海水は、気体送
出部11の設けられている突出部10の頂部付近におい
てその流路が狭められて静圧が低くなる。そのため、気
体送出部11から静圧の低い部分に気体が効率的に送出
され、送出された気体によって水中にマイクロバブルが
発生する。このマイクロバブルは、水の流れに乗って船
体外板1の表面を覆うようになり、これにより船体Sと
水との摩擦抵抗が低減される。
航行状態になると、気体供給装置15によって気体供給
配管14を通じて気体送出部11へ気体(空気)が供給
され、気体は送出口部材13の貫通孔13bから水中へ
送出される。船体外板1に沿って流れる海水は、気体送
出部11の設けられている突出部10の頂部付近におい
てその流路が狭められて静圧が低くなる。そのため、気
体送出部11から静圧の低い部分に気体が効率的に送出
され、送出された気体によって水中にマイクロバブルが
発生する。このマイクロバブルは、水の流れに乗って船
体外板1の表面を覆うようになり、これにより船体Sと
水との摩擦抵抗が低減される。
【0016】また停船中および航行時において、船体外
板1には、徐々に藻や貝類などの海成生物が付着するよ
うになる。送出口部材13の外表面は、海水に接するこ
とで適度な速度で徐々に水中へ溶出しており、そのた
め、送出口部材13には、海成生物が付着しにくい。そ
のため、安定して気体送出部11から気体が送出され
る。しかも例えば停船中に一時的に海成生物が送出口部
材13に付着した場合でも、次の航行時において、海水
の流れや気体の送出によって送出口部材13の外表面に
流水や流動気体が作用して表面の溶出が促進されるの
で、表面から海成生物が離脱される。
板1には、徐々に藻や貝類などの海成生物が付着するよ
うになる。送出口部材13の外表面は、海水に接するこ
とで適度な速度で徐々に水中へ溶出しており、そのた
め、送出口部材13には、海成生物が付着しにくい。そ
のため、安定して気体送出部11から気体が送出され
る。しかも例えば停船中に一時的に海成生物が送出口部
材13に付着した場合でも、次の航行時において、海水
の流れや気体の送出によって送出口部材13の外表面に
流水や流動気体が作用して表面の溶出が促進されるの
で、表面から海成生物が離脱される。
【0017】すなわち、本実施形態によれば、銅もしく
は銅合金で形成された送出口部材13の表面が徐々に水
中に溶出するので、送出口部材13を有する気体送出部
11に海成生物が付着しにくく、海成生物を取り除くメ
ンテナンス作業に要する労力を大幅に軽減できる。ま
た、送出口部材13は、ベース部材12にねじ込まれて
取り付けられているので、溶出が進行した場合は、新し
いものに容易に取り替えることができる。したがって、
海成生物の付着を永続的に抑制することができる。
は銅合金で形成された送出口部材13の表面が徐々に水
中に溶出するので、送出口部材13を有する気体送出部
11に海成生物が付着しにくく、海成生物を取り除くメ
ンテナンス作業に要する労力を大幅に軽減できる。ま
た、送出口部材13は、ベース部材12にねじ込まれて
取り付けられているので、溶出が進行した場合は、新し
いものに容易に取り替えることができる。したがって、
海成生物の付着を永続的に抑制することができる。
【0018】なお、本実施形態では、送出口部材13だ
けを銅もしくは銅合金で形成しているが、これに限るも
のではなく、ベース部材12や船体外板1の一部を銅合
金で形成してもよい。ただし、溶出された際の交換を考
慮に入れてこの銅合金は脱着自在に構成することが望ま
しい。また、気体を送出するための部材が小さく、さら
に多数設けられる場合には、その部材の周囲の船体外板
1に脱着自在に銅合金製の板材や略ドーム状の金網等を
設置することで、部材への海成生物の付着を抑制し、多
数の部材の交換に要する手間を省くことが可能である。
けを銅もしくは銅合金で形成しているが、これに限るも
のではなく、ベース部材12や船体外板1の一部を銅合
金で形成してもよい。ただし、溶出された際の交換を考
慮に入れてこの銅合金は脱着自在に構成することが望ま
しい。また、気体を送出するための部材が小さく、さら
に多数設けられる場合には、その部材の周囲の船体外板
1に脱着自在に銅合金製の板材や略ドーム状の金網等を
設置することで、部材への海成生物の付着を抑制し、多
数の部材の交換に要する手間を省くことが可能である。
【0019】よって、本発明における気体送出部は、前
述した送出口部材13などの気体を送出するための部材
に加えて、上述したような海成生物の付着を抑制するた
めに船体外板に設けられる銅合金等で形成された板材、
金網等の部材をも含むものとする。
述した送出口部材13などの気体を送出するための部材
に加えて、上述したような海成生物の付着を抑制するた
めに船体外板に設けられる銅合金等で形成された板材、
金網等の部材をも含むものとする。
【0020】また、海水へ溶出させるための材質は銅も
しくは銅合金に限るものではなく、適度に水および海水
へ溶出するものであれば他の材質を用いてもよい。しか
しながら、銅や銅合金は材料コストが比較的低く、また
加工性に優れるため、海成生物の付着を抑制するために
要するコストを低く抑えることが可能である。
しくは銅合金に限るものではなく、適度に水および海水
へ溶出するものであれば他の材質を用いてもよい。しか
しながら、銅や銅合金は材料コストが比較的低く、また
加工性に優れるため、海成生物の付着を抑制するために
要するコストを低く抑えることが可能である。
【0021】続いて、図4および図5には、本発明の他
の実施形態が示されている。図4の断面図には、チャン
バ構造を有する気体送出部30が示されており、この気
体送出部30は、前述した実施形態と同様に、船首近傍
の船底に配設されている。気体送出部30は、船体外板
31から窪んだ凹形状に形成されていて、船体内部側に
向かって湾曲した湾曲板32が船体外板31にボルト3
3によって取り付けられている。湾曲板32の船体内部
側は、チャンバ34を形成するようにチャンバ隔壁35
が設けられていて、このチャンバ隔壁35は、チャンバ
34内に気体を供給するための気体供給装置36に接続
されている。
の実施形態が示されている。図4の断面図には、チャン
バ構造を有する気体送出部30が示されており、この気
体送出部30は、前述した実施形態と同様に、船首近傍
の船底に配設されている。気体送出部30は、船体外板
31から窪んだ凹形状に形成されていて、船体内部側に
向かって湾曲した湾曲板32が船体外板31にボルト3
3によって取り付けられている。湾曲板32の船体内部
側は、チャンバ34を形成するようにチャンバ隔壁35
が設けられていて、このチャンバ隔壁35は、チャンバ
34内に気体を供給するための気体供給装置36に接続
されている。
【0022】また、湾曲板32には多数の貫通孔32a
が設けられ、各貫通孔32aには図5に示すように、貫
通孔37aを有する送出口部材37が取り付けられてい
る。送出口部材37は、銅もしくは銅合金系の材質で形
成され、湾曲板32の貫通孔32aに差し込まれた後、
一端側37bをカシメられることにより湾曲板32に固
定されている。
が設けられ、各貫通孔32aには図5に示すように、貫
通孔37aを有する送出口部材37が取り付けられてい
る。送出口部材37は、銅もしくは銅合金系の材質で形
成され、湾曲板32の貫通孔32aに差し込まれた後、
一端側37bをカシメられることにより湾曲板32に固
定されている。
【0023】本実施形態では、銅もしくは銅合金からな
る送出口部材37が、カシメられることによって取り付
けられている。そのため、気体送出部30が多数の送出
口部材37を備える場合にも、送出口部材37の取り付
けに要する労力を軽減して作業時間を低減することがで
きる。
る送出口部材37が、カシメられることによって取り付
けられている。そのため、気体送出部30が多数の送出
口部材37を備える場合にも、送出口部材37の取り付
けに要する労力を軽減して作業時間を低減することがで
きる。
【0024】また本実施形態においては、湾曲板32自
体を銅もしくは銅合金で形成することで送出口部材37
を省き、気体送出部30をよりシンプルに構成すること
も可能である。
体を銅もしくは銅合金で形成することで送出口部材37
を省き、気体送出部30をよりシンプルに構成すること
も可能である。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
以下の効果を得ることができる。請求項1に係る摩擦抵
抗低減船では、気体の送出箇所である気体送出部の少な
くとも一部が、海水に溶出しやすい材質で形成されてい
るので、海水に接することでこの部分が徐々に水中に溶
出する。したがって、気体送出部に海成生物が付着しに
くく、海成生物を取り除くメンテナンス作業に要する労
力を大幅に軽減できる。
以下の効果を得ることができる。請求項1に係る摩擦抵
抗低減船では、気体の送出箇所である気体送出部の少な
くとも一部が、海水に溶出しやすい材質で形成されてい
るので、海水に接することでこの部分が徐々に水中に溶
出する。したがって、気体送出部に海成生物が付着しに
くく、海成生物を取り除くメンテナンス作業に要する労
力を大幅に軽減できる。
【0026】請求項2に係る摩擦抵抗低減船では、気体
送出部の少なくとも一部に、海水に溶出しやすい材質で
形成されている金属部材が脱着自在に取り付けられてい
るので、溶出が進行した金属部材を新しいものに容易に
取り替えることができる。したがって、海成生物の付着
を永続的に抑制することができる。
送出部の少なくとも一部に、海水に溶出しやすい材質で
形成されている金属部材が脱着自在に取り付けられてい
るので、溶出が進行した金属部材を新しいものに容易に
取り替えることができる。したがって、海成生物の付着
を永続的に抑制することができる。
【0027】請求項3に係る摩擦抵抗低減船では、海水
に溶出しやすい材質として銅もしくは銅合金が用いられ
る。銅や銅合金は材料コストが比較的低く、また加工性
に優れるため、海成生物の付着を抑制するために要する
コストを低く抑えることができる。
に溶出しやすい材質として銅もしくは銅合金が用いられ
る。銅や銅合金は材料コストが比較的低く、また加工性
に優れるため、海成生物の付着を抑制するために要する
コストを低く抑えることができる。
【図1】 本発明に係る摩擦抵抗低減船の一実施形態に
おける気体送出部を示す縦断面図である。
おける気体送出部を示す縦断面図である。
【図2】 図1の摩擦抵抗低減船の概略構成を示す側面
図である。
図である。
【図3】 図1に示すA矢視図である。
【図4】 本発明の他の実施形態における気体送出部を
示す縦断面図である。
示す縦断面図である。
【図5】 図4に示すB部拡大断面図である。
L 喫水線 1 船体外板 1a 船首 1b 船底 10 突出部 11 気体送出部 12 ベース部材 13 送出口部材(金属部材) 14 気体供給配管 15 気体供給装置
Claims (3)
- 【請求項1】 航行中に船首(1a)近傍の気体送出部
(11)から水中へ気体を送出することにより、船体外
板(1)上に微小気泡を介在させて船体と水との摩擦抵
抗を低減させる摩擦抵抗低減船において、 前記気体送出部(11)の少なくとも一部は、海水に溶
出しやすい材質で形成されていることを特徴とする摩擦
抵抗低減船。 - 【請求項2】 前記気体送出部(11)の少なくとも一
部には、水および海水に溶出しやすい前記材質で形成さ
れた金属部材(13)が脱着自在に取り付けられている
ことを特徴とする請求項1記載の摩擦抵抗低減船。 - 【請求項3】 海水に溶出しやすい前記材質は、銅もし
くは銅合金であることを特徴とする請求項1または2記
載の摩擦抵抗低減船。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11161709A JP2000344180A (ja) | 1999-06-08 | 1999-06-08 | 摩擦抵抗低減船 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11161709A JP2000344180A (ja) | 1999-06-08 | 1999-06-08 | 摩擦抵抗低減船 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000344180A true JP2000344180A (ja) | 2000-12-12 |
Family
ID=15740399
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11161709A Pending JP2000344180A (ja) | 1999-06-08 | 1999-06-08 | 摩擦抵抗低減船 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000344180A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013010394A (ja) * | 2011-06-28 | 2013-01-17 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 船舶の空気潤滑システム、摩擦抵抗低減型船舶及びその製造方法 |
| JP2025507353A (ja) * | 2022-02-09 | 2025-03-18 | アルファ・ラヴァル・ロッテルダム・ベーフェー | 気泡発生器を船舶の船体に設けるための方法 |
-
1999
- 1999-06-08 JP JP11161709A patent/JP2000344180A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013010394A (ja) * | 2011-06-28 | 2013-01-17 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 船舶の空気潤滑システム、摩擦抵抗低減型船舶及びその製造方法 |
| JP2025507353A (ja) * | 2022-02-09 | 2025-03-18 | アルファ・ラヴァル・ロッテルダム・ベーフェー | 気泡発生器を船舶の船体に設けるための方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| WO1997020728A1 (en) | Method of reducing friction resistance of hull, ship whose friction resistance is reduced by the method, and method of analyzing jetted bubbles on ship | |
| JP2000344180A (ja) | 摩擦抵抗低減船 | |
| US4604068A (en) | Marine propulsion device lower unit including propeller bearing member anode | |
| WO2007073071A1 (en) | The spade rudder | |
| JP5030080B2 (ja) | 船体摩擦抵抗低減装置 | |
| JPS6288697A (ja) | 船舶用推進・操舵組合せ装置 | |
| EP2259963A1 (en) | A method of providing a ship with a large diameter screw propeller and a ship having a large diameter screw propeller | |
| JP3643703B2 (ja) | 摩擦抵抗低減型船舶 | |
| JP2000296795A (ja) | 摩擦抵抗低減船 | |
| CN100395159C (zh) | 喷水式推力器 | |
| JP3556812B2 (ja) | 二酸化炭素の海洋への放流装置 | |
| JP2002284082A (ja) | 船舶用海水吸込装置 | |
| JP2001206276A (ja) | 磁場を利用した摩擦抵抗低減船 | |
| JPH1095389A (ja) | 船舶の摩擦抵抗低減装置 | |
| JP2000296796A (ja) | 摩擦抵抗低減船および気体噴出装置 | |
| JPH0571095U (ja) | 舶用プロペラのキャップ | |
| JPH09328095A (ja) | 船舶の微小気泡発生用空気吹き出し口の清掃装置 | |
| JPH07277267A (ja) | 摩擦抵抗低減装置付き船舶 | |
| EP1918393B1 (en) | Alloy for use in galvanic protection | |
| US9227713B2 (en) | Outboard motor | |
| JP4842904B2 (ja) | 船舶の推進機構 | |
| JPH0995790A (ja) | 陽極金属の取付け構造 | |
| JP2006027449A (ja) | 摩擦抵抗低減型船艇 | |
| JPH06219391A (ja) | 船舶等の舵装置 | |
| JPH0911972A (ja) | 船舶推力増加方法及びこれに用いる装置 |