JP2000345013A - 成形用ポリエステル樹脂 - Google Patents
成形用ポリエステル樹脂Info
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Abstract
の厳しい成形加工に対応できるだけでなく、基材へのラ
ミネート性、密着性、さらには耐衝撃性および味特性に
優れた成形用ポリエステル樹脂を提供する。 【解決手段】 結晶性ポリエステルAに非晶性または低
結晶性ポリエステルBを重量比9:1〜1:9の割合で
混合してなるポリエステル樹脂(I)からなり、カルボ
キシル末端基量が25当量/トン以上である成形用ポリ
エステル樹脂。
Description
ル樹脂に関するものである。詳しくは、包装材料として
使用される際の成形性、耐衝撃性、保存性に優れるだけ
でなく、ラミネート成形する用途、特に押し出しラミネ
ートにより金属板にラミネートして使用されるラミネー
ト成形用途、容器に好適な成形用ポリエステル樹脂に関
するものである。
につれ、ポリエステルと内容物が直接接触する用途が増
加し、さらにはシェルフライフの増加に伴いポリエステ
ル樹脂の品質、特に成形性、耐衝撃性などの特性を改良
することが考えられてきている。
ある容器の内面にポリエステル樹脂を使用するケースで
は、金属とポリエステルフィルムを接着剤を用いて、ま
たは接着剤を用いずにラミネートし、成形を行って容器
を得ている。
防止を目的として、エポキシ系、フェノール系などの各
種熱硬化性樹脂を塗剤に溶解または分散させたものを塗
布し、金属表面を被覆することが広く行われてきた。し
かしながら、このような熱硬化性樹脂による被覆方法
は、塗料の乾燥に長時間を要し、生産性が低下したり、
多量の有機溶剤による環境汚染など好ましくない問題を
抱えている。
缶の材料である鋼板、アルミニウム板あるいは該金属板
にめっきなどの各種表面処理を施した金属板に高分子を
押し出しラミネートする方法、ポリマーをシート状に押
し出し、二軸延伸後金属板にラミネートする方法があ
る。そして、これらポリマーをラミネートした金属板を
絞り成形やしごき成形する場合、ポリマーラミネート金
属板には次のような特性が要求される。
り、密着性に優れていること。 (2)成形性に優れ、成形後にピンホールなどの欠陥を
生じないこと。 (3)金属缶に対する衝撃によって、ポリマーが金属板
から剥離したり、クラック、ピンホールなどが発生しな
いこと。 (4)缶の内容物の香り成分がポリマーに吸着したり、
ポリマーからの溶出成分などの臭いによって内容物の風
味が損なわれないこと(以下、味特性と記載)。
なされており、たとえば特許第2852690号公報に
は、スズめっきした鋼板上に押し出しラミネートする樹
脂について開示されており、特開平8−1862号公報
には押し出しラミネートに用いるポリエステルについて
開示されている。さらに、特開平10−138315号
公報および特開平10−138316号公報には押し出
しラミネートによるラミネート材の製造方法が開示され
ている。しかしながら、これらの提案は上述のような多
岐にわたる要求を総合的に満足できるものではなく、特
に金属板へのラミネート性およびラミネート、成形後の
耐衝撃性を両立する点に対しては十分に満足できるレベ
ルにあるとは言えなかった。
した従来技術の問題点を解消することにあり、成形用樹
脂として絞り成形やしごき成形などの厳しい成形加工に
対応できるだけでなく、基材へのラミネート性、密着
性、さらには耐衝撃性および味特性に優れた成形用ポリ
エステル樹脂を提供することにある。
に、本発明に係る成形用ポリエステル樹脂は、結晶性ポ
リエステルAに非晶性または低結晶性ポリエステルBを
重量比9:1〜1:9の割合で混合してなるポリエステ
ル樹脂(I)からなり、カルボキシル末端基量が25当
量/トン以上であることを特徴とするものからなる。
脂においては、上記ポリエステル樹脂(I)の少なくと
も片面に結晶性ポリエステルCからなるポリエステル樹
脂(II)を配置してなる形態を採ることもできる。
い実施の形態とともに詳述する。本発明のポリエステル
樹脂を構成するポリエステルとは、主鎖中の主要な結合
をエステル結合とするポリマーの総称であって、通常ジ
カルボン酸成分とグリコール成分を重縮合反応させるこ
とにより得ることができる。ここでジカルボン酸成分と
しては、たとえばテレフタル酸、ナフタレンジカルボン
酸、イソフタル酸、ジフェニルジカルボン酸、ジフェニ
ルスルホンジカルボン酸、ジフェノキシエタンジカルボ
ン酸、5−ナトリウムスルホンジカルボン酸、フタル酸
などの芳香族ジカルボン酸、シュウ酸、コハク酸、アジ
ピン酸、セバシン酸、ダイマー酸、マレイン酸、フマル
酸などの脂肪族ジカルボン酸、シクロヘキサンジカルボ
ン酸などの脂環族ジカルボン酸、パラオキシ安息香酸な
どを挙げることができる。また、グリコール成分として
は、たとえばエチレングリコール、プロパンジオール、
ブタンジオール、ペンタンジオール、ヘキサンジオー
ル、ネオペンチルグリコールなどの脂肪族グリコール、
ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリ
プロピレングリコールなどのポリオキシアルキレングリ
コール、シクロヘキサンジメタノールなどの脂環族グリ
コール、ビスフェノールA、ビスフェノールS、レゾル
シンエチレンオキサイド付加物などの芳香族グリコール
などが挙げられる。
示差走査熱量計において溶融に伴う吸熱ピークが発現す
るポリエステルであって、たとえばポリエチレンテレフ
タレートやポリエチレン2,6−ナフタレンジカルボキ
シレートやこれらの低率共重合体を挙げることができ、
共重合成分としてはたとえば上記ジカルボン酸成分およ
びグリコール成分から任意に選択することができるが、
共重合率としては15モル%以下が好ましい。結晶性ポ
リエステルAとしてはこれらの中でも融点が200〜2
80℃であるものが耐衝撃性、耐熱性、味特性の観点か
ら好ましい。融点が200℃未満であると結晶性が乏し
くなるので好ましくない。また融点が280℃を越える
と生産性の観点から好ましくない。なお、耐熱性、味特
性の観点からは融点が220〜280℃であるとより好
ましく、融点が245〜280℃であると味特性がさら
に向上するのでさらに好ましい。また、結晶性ポリエス
テルCとしては融点が245〜280℃であることが味
特性の観点から好ましい。さらに結晶性ポリエステルA
とCが同一の組成であれば積層界面におけるはく離、ズ
レ、応力集中によるクラックの発生が起こらないため好
ましい。
ルとしては、たとえばポリエチレンテレフタレートやポ
リエチレン2,6−ナフタレンジカルボキシレートの高
率共重合体などの結晶化しないポリエステルもしくは結
晶化速度が極めて遅いポリエステルを挙げることがで
き、示差走査熱量計において溶融に伴う吸熱ピークが発
現しない、もしくは発現したとしても融解熱量が20J
/g未満であるポリエステルを挙げることができる。こ
こで、高率共重合とは25モル%以上共重合成分を含む
ものである。また、単一のジカルボン酸成分とグリコー
ル成分からなるポリエステルであっても、結晶化しない
もしくは結晶化速度が十分遅いものであれば特に限定さ
れるものではなく、たとえばポリエチレンイソフタレー
トを例として挙げることができる。本発明の非晶性また
は低結晶性ポリエステルBにおいてはこれらの中でも、
共重合ポリエステルが好ましく、特にポリエチレンテレ
フタレートもしくはポリエチレン2,6−ナフタレンジ
カルボキシレートの共重合体であると好ましい。また、
共重合成分は特に限定されるものではないが、ジカルボ
ン酸成分としては、テレフタル酸、ナフタレンジカルボ
ン酸、イソフタル酸、アジピン酸、セバシン酸などを好
ましく用いることができ、グリコール成分としてはネオ
ペンチルグリコール、シクロヘキサンジメタノール、レ
ゾルシンエチレンオキサイド付加物などを好ましく用い
ることができる。これらの中でも、特にシクロヘキサン
ジメタノール、レゾルシンエチレンオキサイド付加物を
共重合することが好ましい。また、共重合成分は2種以
上を併用してもよい。
び成形後の耐衝撃性の観点から、結晶性ポリエステルA
と非晶性または低結晶性ポリエステルBを重量比9:1
〜1:9の割合で混合してなるポリエステル樹脂(I)
からなることが必要である。混合の方法としては特に限
定されるものではないが、溶融押し出しする際にポリエ
ステルAとポリエステルBのペレットを所定の重量比で
ドライブレンドして押出機に投入する方法や、あらかじ
め溶融押し出し機にてブレンドしペレット化したものを
用いる方法が好ましく用いられる。混合比率が掛かる範
囲外であると混合したことにより発現すると考えられる
成形性の向上、耐衝撃性の向上が認められない。また、
あらかじめポリエステルAとポリエステルBの組成を共
重合した場合にも、耐衝撃性の向上は認められない。こ
れは結晶性ポリエステルAと非晶性または低結晶性ポリ
エステルBを混合することにより、ポリエステル樹脂
(I)に海島構造が形成され、この海島構造が成形性お
よび成形後の耐衝撃性の向上に寄与しているものと考え
られる。
ラミネートした際の密着性、成形性の観点から樹脂中の
カルボキシル末端基量が25当量/トン以上であること
が必要である。カルボキシル末端基量が25当量/トン
未満であると基材、特に金属板との密着性が劣り、成形
時にはく離が発生する場合がある。カルボキシル末端基
量は密着性の点で30当量/トン以上であると好まし
く、35当量/トン以上であると密着性がさらに向上す
るので好ましい。一方、カルボキシル末端基量が45当
量/トンを越えても密着性の向上が認められず、逆に耐
熱性、味特性の劣化を招く場合があるので好ましくな
い。カルボキシル末端基量を25当量/トン以上とする
方法としては特に限定されるものではないが、重合温
度、重合時間を調節する方法が簡便で好ましい。また、
特にポリエステル樹脂(I)を構成するポリエステルA
のカルボキシル末端基量が25当量/トン以上であるこ
とが好ましい。
特性の観点からポリエステル樹脂(I)の少なくとも片
面に結晶性ポリエステルCからなるポリエステル樹脂
(II)を配置してなることが好ましい。ポリエステル
樹脂(I)の少なくとも片面に結晶性ポリエステルCを
配置する方法としては特に限定されるものではないが、
たとえば、ポリエステル樹脂(I)とポリエステル樹脂
(II)を各々別々の溶融押出機に投入し、Tダイの上
部に設置したフィードブロック部にて積層しダイより吐
出する方法が好ましく用いられる。
ポリエステル樹脂(I)中のジエチレングリコール成分
量が3モル%以下であることが好ましい。ジエチレング
リコール成分量が3モル%を越えると成形時に受ける熱
履歴によりポリエステルが劣化することがあるので好ま
しくない。また、ジエチレングリコールは一般にポリエ
ステル製造時に副生する事からその成分量を0.01モ
ル%未満とすることは重合工程が煩雑となり、コストア
ップに繋がるために好ましくない。また、味特性の点か
らはジエチレングリコール成分量が2.5モル%以下で
あるとさらに好ましい。
は、従来公知の反応触媒、着色防止剤を使用することが
でき、反応触媒としてはたとえばアルカリ金属化合物、
アルカリ土類金属化合物、亜鉛化合物、鉛化合物、マン
ガン化合物、コバルト化合物、アルミニウム化合物、ア
ンチモン化合物、チタン化合物など、着色防止剤として
は、たとえばリン化合物などを挙げることができるが、
特にこれらに限定されるものではない。通常ポリエステ
ルの製造が完結する以前の任意の段階において、重合触
媒としてアンチモン化合物またはゲルマニウム化合物、
チタン化合物を添加することが好ましい。このような方
法としてたとえば、ゲルマニウム化合物を例にすると、
ゲルマニウム化合物粉体をそのまま添加する方法や、あ
るいは特公昭54−22234号公報に記載されている
ように、ポリエステルの出発原料であるグリコール成分
中にゲルマニウム化合物を溶解させて添加する方法を挙
げることができる。
ば二酸化ゲルマニウム、水酸化ゲルマニウム水和物、あ
るいはゲルマニウムテトラメトキシド、ゲルマニウムテ
トラエトキシド、ゲルマニウムテトラブトキシド、ゲル
マニウムエチレングリコシキドなどのゲルマニウムアル
コキシド化合物、ゲルマニウムフェノレート、ゲルマニ
ウムβ−ナフタレートなどのゲルマニウムフェノキシド
化合物、リン酸ゲルマニウム、亜リン酸ゲルマニウムな
どのリン酸含有ゲルマニウム化合物、酢酸ゲルマニウム
などを挙げることができる。なかでも二酸化ゲルマニウ
ムが好ましい。アンチモン化合物としては特に限定され
ないが、たとえば三酸化アンチモンなどの酸化物、酢酸
アンチモンなどが挙げられる。チタン化合物としては特
に限定されないが、テトラエチルチタネート、テトラブ
チルチタネートなどのアルキルチタネートが好ましく使
用される。
造する際に、ゲルマニウム化合物として二酸化ゲルマニ
ウムを添加する場合には、テレフタル酸成分とエチレン
グリコール成分をエステル交換またはエステル化反応さ
せ、次に二酸化ゲルマニウム、リン化合物を添加し、引
き続き高温、減圧下で一定のジエチレングリコール含有
量になるまで重縮合反応させ、ゲルマニウム元素含有重
合体を得る方法が好ましく採用される。さらに好ましい
方法としては、得た重合体をその融点以下の温度におい
て減圧下または不活性ガス雰囲気下で固相重合反応し、
アセトアルデヒドの含有量を減少させ、所定の固有粘
度、カルボキシル末端基量を得る方法などが挙げられ
る。
向上させるために、平均粒子径0.1〜5μmの無機粒
子および/または有機粒子を0.01〜10重量%含有
させてもよい。ただし、5μmを越える平均粒子径を有
する粒子を使用すると、ポリマー層に欠陥が生じやすく
なるので好ましくない。特に30μm以上の粒子を含有
させると好ましくないため、押出時のフィルターとして
は30μm以上の異物を激減できるものを使用すること
が好ましい。無機粒子および/または有機粒子として
は、たとえば湿式および乾式シリカ、コロイド状シリ
カ、酸化チタン、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、
硫酸バリウム、アルミナ、マイカ、カオリン、クレー等
の無機粒子およびスチレン、シリコーン、アクリル酸、
ジビニルベンゼン類を構成成分とする有機粒子などを挙
げることができる。これらの無機粒子および/または有
機粒子は2種以上を併用してもよい。
するにあたっては、必要により可塑剤、帯電防止剤、耐
候剤などの添加剤も適宜使用することができる。
ートした後、成形することが好ましいが、ラミネート方
法としては、ポリエステル樹脂を公知の方法に従い二軸
延伸しフィルムに成形した後ラミネートする方法、もし
くは直接基材に溶融押し出しラミネートする方法が好ま
しいが、溶融押し出しラミネートする方法が特に好まし
い。また、ラミネートする基材としては金属板が好まし
い。溶融押し出しラミネートの方法は特に限定されない
が、以下に金属板への溶融押し出しラミネートの製造方
法について一例を述べる。
テレフタレート、非晶性または低結晶性ポリエステルB
としてシクロヘキサンジメタノール30モル%共重合ポ
リエチレンテレフタレートを使用する場合について述べ
ると、ポリエステルAとポリエステルBの原料ペレット
を重量比で1:1に均一に混合した後、二軸ベント式の
押出機に供給し溶融する。この際、押出機の温度設定は
275〜285℃が好ましい。このようにして溶融混合
したポリエステルAおよびポリエステルBを混合してな
るポリエステル樹脂(I)を口金から金属板上に直接押
出し、ラミネートする。その後水浴にて急冷し、冷却固
化する。また、ラミネート工程においては防塵処理を施
すとポリマーの欠陥が生じ難くなるので好ましい。
成形性、耐衝撃性の観点から、7〜30μmであること
が好ましく、成形性の観点からは12〜30μmである
とさらに好ましい。また、ポリエステル樹脂(I)の片
面にポリエステルCを配置する場合には、積層比として
1:10〜1:1であることが耐衝撃性の観点から好ま
しい。
伸後、基材にラミネートする場合、二軸延伸ポリエステ
ルのフィルム厚みとしては被覆性、成形性、耐衝撃性の
観点から、5〜30μmが好ましく、生産性の観点から
は10〜30μmであるとより好ましい。
されるものではないが、金属板が好ましい。金属板とし
ては、成形性の点で鋼板やアルミニウム板が好ましい。
さらに、鋼板の場合その表面に接着性や耐食性を改良す
る無機酸化物被膜層、たとえばクロム酸処理、リン酸処
理、クロム酸/リン酸処理、電解クロム酸処理、クロメ
ート処理、クロムクロメート処理などで代表される化成
処理被膜層を設けてよい。特に金属クロム換算値でクロ
ムとしては6.5〜150mg/m2のクロム水和酸化
物が好ましく、さらに展延性金属めっき層、たとえばニ
ッケル、スズ、亜鉛、アルミニウム、砲金、真鍮などを
設けてもよい。スズめっきの場合、0.5〜15g/m
2、ニッケルまたはアルミニウムの場合1.8〜20g
/m2のめっき量を有するものが好ましい。
形やしごき成形によって製造されるツーピース金属缶の
内面および外面被覆用に好適に使用することができる。
また、ツーピース缶のフタ部分あるいはスリーピース缶
の胴、フタ、底の被覆用としても良好な成形性、耐衝撃
性を有するために好ましく使用することができる。
する。なお特性は、以下の方法により測定評価した。
キン・エルマー社製DSC2型)により、20℃/分の
昇温速度で測定し、融解のピーク温度を融点(Tm)と
した。
ホルム(重量比7/3)に90〜100℃20分の条件
で溶解し、アルカリで電位差滴定を行い求めた(単位:
当量/トン)。なお、ポリエステル樹脂(I)の片面に
ポリエステル樹脂(II)が配置されている場合は、ポ
リエステル樹脂(I)のみを削り取り測定に供した。
定した。
しごき成形機(成形比(最大厚み/最小厚み)=3.
0)で成形し金属缶を得た。該金属缶に200℃15分
間の空焼きを行い、その後125℃30分間のレトルト
処理を行った。レトルト処理後の缶内面の様子を次のよ
うに評価した。 A級:全く錆の発生が見られない B級:錆の発生はなかったが、被覆樹脂にクラックが見
られた C級:錆が発生していた
mから塩化ビニル製タイル床面に落下させた。その後、
水中の電極と金属缶に6Vの電圧をかけ3秒後の電流値
を読み取り、10缶測定しその平均を求めた。 A級:0.001mA未満 B級:0.001〜0.01mA C級:0.01mA以上
ン25ppm水溶液)を入れ、密封後4週間室温で放置
し、その後開封して官能検査によって臭気の変化を以下
の基準で評価した。 A級:臭気に変化が見られない B級:臭気にほとんど変化が見られない C級:臭気に変化が見られる
テレフタレート(融点255℃)、非晶性または低結晶
性ポリエステルBとしてシクロヘキサンジメタノール3
0モル%共重合ポリエチレンテレフタレートを用い、重
量比で7:3にペレットの状態でドライブレンドし、二
軸ベント式押出機(温度280℃)に供給した。混合ポ
リエステル樹脂を口金からいったん冷却ロール上にキャ
ストした後、厚さ0.25mmの鋼板(ティンフリース
チール:TFS)上に厚さ30μmとなるように押し出
しラミネート(ラミネート速度80m/分)を行い、直
ちに水浴にて急冷した。このポリエステル樹脂(I)の
カルボキシル末端基量は35当量/トン、ジエチレング
リコール含有量は2.6モル%であった。このようにし
て得られた、ポリエステル樹脂ラミネート鋼板を評価に
使用した。
(I)の混合比率をポリエステルA:ポリエステルB=
5:5とし、別に結晶性ポリエステルCとして実施例1
のポリエステルAと同じポリエチレンテレフタレート
(融点255℃)を使用し、180℃で真空乾燥後、ポ
リエステルCについては実施例1の押出機とは別の押出
機(温度282℃)に供給し、口金の上部に設置したフ
ィードブロックにてポリエステル樹脂(I)と積層した
後、口金から吐出し、ポリエステル樹脂(I)が鋼板側
に接触するように実施例1と同様に押し出しラミネート
を行った。この際、ポリエステル樹脂(I)とポリエス
テル樹脂(II)の積層比は1:3、樹脂層厚みは30
μmとなるようにした。ポリエステル樹脂(I)中のカ
ルボキシル末端基量は37当量/トン、ジエチレングリ
コール含有量は2.7モル%であった。
イソフタル酸6モル%共重合ポリエチレンテレフタレー
ト(融点241℃)、非晶性または低結晶性ポリエステ
ルBとしてネオペンチルグリコール28モル%共重合ポ
リエチレンテレフタレートを使用し、重量比3:7とな
るようにドライブレンドした後、二軸ベント式押出機
(温度275℃)に供給した。口金から吐出した後は実
施例1と同様に押し出しラミネートを行った(樹脂厚み
25μm)。該ポリエステル樹脂のカルボキシル末端基
量は28当量/トン、ジエチレングリコール成分量は
3.4モル%であった。
ルAと非晶性または低結晶性ポリエステルBとしてBレ
ジン(三井化学(株)製)を5:5にブレンドしたポリ
エステル樹脂(I)に、ポリエステルCとしてナフタレ
ンジカルボン酸10モル%共重合ポリエチレンテレフタ
レート(融点234℃)を実施例2と同様に積層(積層
比1:4)し、その後厚さ25μmで押し出しラミネー
トを行った。ポリエステル樹脂(I)中のカルボキシル
末端基量は42当量/トン、ジエチレングリコール成分
量は3.3モル%であった。
チレンテレフタレート(融点256℃)、ポリエステル
Bとしてシクロヘキサンジメタノール30モル%共重合
ポリエチレンテレフタレートを用い、これらを重量比
4:6でドライブレンドした後、二軸ベント式押出機に
供給し、水中に吐出しガットを得た後、カットしてポリ
エステル樹脂(I)のブレンドチップを得た。該チップ
とポリエステルCとして用いたポリエチレンテレフタレ
ート(融点255℃)をそれぞれ真空乾燥機で乾燥した
後、別々の押出機に供給し、口金上部に設置したフィー
ドブロックで積層し、口金から冷却ドラム上に押し出し
し、キャストフィルムを得た。その後キャストフィルム
を逐次二軸延伸し、二軸延伸フィルム(フィルム厚み2
0μm)を得た。その際延伸条件としては、縦延伸温度
105℃、倍率3.0倍、横延伸温度120℃、倍率
2.9倍とし、熱処理を弛緩率5%、190℃で行っ
た。このようにして得られた二軸延伸フィルムを240
〜245℃に加熱しておいたTFS鋼板(板厚0.22
mm)にポリエステル樹脂(I)層側を密着させるよう
にラミネートした後、水浴で急冷した。二軸延伸フィル
ムのポリエステル樹脂(I)層のカルボキシル末端基量
は40当量/トン、ジエチレングリコール成分量は1.
9モル%であった。
リエチレンテレフタレート(融点254℃)を単独で用
いて、実施例1と同様にTFS鋼板上に押し出しラミネ
ートを行った。カルボキシル末端基量、ジエチレングリ
コール成分量はそれぞれ31当量/トン、2.8モル%
であった。
リエチレンテレフタレートとシクロヘキサンジメタノー
ル33モル%共重合ポリエチレンテレフタレートを重量
比0.5:9.5でブレンドしたものを使用した以外は
実施例1と同様に押し出しラミネートを実施した。カル
ボキシル末端基量は37当量/トン、ジエチレングリコ
ール成分量は4.1モル%であった。
チレンテレフタレート(融点255℃、カルボキシル末
端基量19当量/トン)を、ポリエステルBとしてポリ
エチレンイソフタレート(カルボキシル末端基量21当
量/トン)を用い、重量比5:5でブレンドしたものを
ポリエステル樹脂(I)として使用した以外は実施例1
と同様にTFS鋼板上に押し出しラミネートを実施し
た。
クロヘキサンジメタノール30モル%共重合ポリエチレ
ンテレフタレートを単独で使用し、ポリエステル樹脂
(II)にポリエチレンテレフタレート(融点255
℃)を使用し、実施例2と同様に押し出しラミネートを
実施した。
〜3に示す。以上のようにして得られたポリエステルラ
ミネート金属板を評価したところ、表に示すように本発
明に係る実施例では優れた特性を示すのに対して、比較
例では特性に劣るものであった。
合ポリエチレンテレフタレート(*は共重合率(モル
%)) PET/NPG*:ネオペンチルグリコール共重合ポリ
エチレンテレフタレート(*は共重合率(モル%)) Bレジン:三井化学(株)製共重合非晶質ポリエステル PET/I*:イソフタル酸共重合ポリエチレンテレフ
タレート(*は共重合率(モル%)) PEI:ポリエチレンイソフタレート DEG:ジエチレングリコール
リエステル樹脂によれば、成形用樹脂として絞り成形や
しごき成形などの厳しい成形加工に対応できるだけでな
く、基材へのラミネート性、密着性、さらには耐衝撃性
および味特性に優れており、成形加工によって製造され
る金属缶などに好適に使用することができる。
Claims (8)
- 【請求項1】 結晶性ポリエステルAに非晶性または低
結晶性ポリエステルBを重量比9:1〜1:9の割合で
混合してなるポリエステル樹脂(I)からなり、カルボ
キシル末端基量が25当量/トン以上であることを特徴
とする成形用ポリエステル樹脂。 - 【請求項2】 ポリエステル樹脂(I)中のジエチレン
グリコール成分量が3モル%以下である請求項1に記載
の成形用ポリエステル樹脂。 - 【請求項3】 結晶性ポリエステルAの融点が200〜
280℃である請求項1または2に記載の成形用ポリエ
ステル樹脂。 - 【請求項4】 非晶性または低結晶性ポリエステルBが
共重合ポリエステルである請求項1〜3のいずれかに記
載の成形用ポリエステル樹脂。 - 【請求項5】 ポリエステル樹脂(I)の少なくとも片
面に結晶性ポリエステルCからなるポリエステル樹脂
(II)を配置してなる請求項1〜4のいずれかに記載
の成形用ポリエステル樹脂。 - 【請求項6】 結晶性ポリエステルCの融点が246〜
280℃である請求項5に記載の成形用ポリエステル樹
脂。 - 【請求項7】 押し出しラミネートにより、基材にラミ
ネートされて使用される請求項1〜6のいずれかに記載
の成形用ポリエステル樹脂。 - 【請求項8】 金属板にラミネートして使用される請求
項1〜7のいずれかに記載の成形用ポリエステル樹脂。
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|---|---|---|---|
| JP11157708A JP2000345013A (ja) | 1999-06-04 | 1999-06-04 | 成形用ポリエステル樹脂 |
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- 1999-06-04 JP JP11157708A patent/JP2000345013A/ja active Pending
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