JP2000345819A - 内燃機関の動弁装置 - Google Patents
内燃機関の動弁装置Info
- Publication number
- JP2000345819A JP2000345819A JP11156216A JP15621699A JP2000345819A JP 2000345819 A JP2000345819 A JP 2000345819A JP 11156216 A JP11156216 A JP 11156216A JP 15621699 A JP15621699 A JP 15621699A JP 2000345819 A JP2000345819 A JP 2000345819A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lift cam
- cam
- camshaft
- internal combustion
- combustion engine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
- Valve Device For Special Equipments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 内燃機関のリフト可変式の動弁装置におい
て、高リフトカム作動状態における動弁の異常運動や異
音発生を防止する。 【解決手段】 一対の低リフトカム40,40の間に、
高リフトカム50をカムシャフト11の径方向へ移動可
能に設け、第2カムシャフト32のシリンダ33にピス
トン70を軸線方向へ移動可能に設ける。高リフトカム
50とピストン70の間に、第2カムシャフト32を貫
通摺動するピン60を配置し、ピストン70の外周面に
浅溝72aと深溝72bを連設し、低リフトカム作動状
態ではピン60を深溝72bに位置せしめ、高リフトカ
ム作動状態ではピン60を浅溝72aに位置せしめる。
ピン60の天板部62と高リフトカム50との間にシム
80を設け、シム80の厚さを調整することによって、
ピン60のロッド61の底部と浅溝72aの底部との間
に生じるクリアランスLの寸法を調整する。
て、高リフトカム作動状態における動弁の異常運動や異
音発生を防止する。 【解決手段】 一対の低リフトカム40,40の間に、
高リフトカム50をカムシャフト11の径方向へ移動可
能に設け、第2カムシャフト32のシリンダ33にピス
トン70を軸線方向へ移動可能に設ける。高リフトカム
50とピストン70の間に、第2カムシャフト32を貫
通摺動するピン60を配置し、ピストン70の外周面に
浅溝72aと深溝72bを連設し、低リフトカム作動状
態ではピン60を深溝72bに位置せしめ、高リフトカ
ム作動状態ではピン60を浅溝72aに位置せしめる。
ピン60の天板部62と高リフトカム50との間にシム
80を設け、シム80の厚さを調整することによって、
ピン60のロッド61の底部と浅溝72aの底部との間
に生じるクリアランスLの寸法を調整する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の吸排気
弁をカムの回転により開閉させる動弁装置に関し、特に
カムを内燃機関の運転状態に応じて切り替える機構を備
えた動弁装置に係るものである。
弁をカムの回転により開閉させる動弁装置に関し、特に
カムを内燃機関の運転状態に応じて切り替える機構を備
えた動弁装置に係るものである。
【0002】
【従来の技術】内燃機関の動弁装置には、機関の全回転
速度域において燃費特性や出力特性(トルク特性)を向
上させるため、カムシャフトに低速回転域用の低リフト
カムと高速回転域用の高リフトカムとを並設し、且つ、
高リフトカムを低リフトカムに対してカムシャフトの径
方向へ移動可能に設け、図10に示すように出力トルク
とエンジン回転速度から低リフトカム作動領域と高リフ
トカム作動領域を予め設定しておき、内燃機関の運転状
態に応じて高リフトカム作動状態と低リフトカム作動状
態とに切り替え得るようにしたリフト可変式の動弁装置
がある。
速度域において燃費特性や出力特性(トルク特性)を向
上させるため、カムシャフトに低速回転域用の低リフト
カムと高速回転域用の高リフトカムとを並設し、且つ、
高リフトカムを低リフトカムに対してカムシャフトの径
方向へ移動可能に設け、図10に示すように出力トルク
とエンジン回転速度から低リフトカム作動領域と高リフ
トカム作動領域を予め設定しておき、内燃機関の運転状
態に応じて高リフトカム作動状態と低リフトカム作動状
態とに切り替え得るようにしたリフト可変式の動弁装置
がある。
【0003】特開平6−307216号公報に該種動弁
装置の一例が開示されている。この動弁装置において
は、高リフトカムを低リフトカムに対してカムシャフト
の径方向へ押動するピンが、カムシャフトに径方向へ移
動可能に設けられ、このピンがカムシャフト内を軸線方
向へ移動可能に収納されたピストンに係合している。こ
のピストンには切替凹部が設けられており、切替凹部
は、高リフトカムのカムノーズ部を低リフトカムのカム
ノーズ部よりも突出させた状態に保持すべく前記ピンを
移動不能な状態に保持する第1凹部と、高リフトカムを
カムシャフトの径方向へ移動可能な状態にして高リフト
カムを非作動状態にすべく前記ピンをカムシャフトの径
方向へ移動可能にする第2凹部とを備えている。前記ピ
ンはスプリングによってカムシャフトの径方向外方に付
勢されており、したがって、高リフトカムは常にそのカ
ムノーズ部を低リフトカムのカムノーズ部よりも突出さ
せる方向へ付勢されている。
装置の一例が開示されている。この動弁装置において
は、高リフトカムを低リフトカムに対してカムシャフト
の径方向へ押動するピンが、カムシャフトに径方向へ移
動可能に設けられ、このピンがカムシャフト内を軸線方
向へ移動可能に収納されたピストンに係合している。こ
のピストンには切替凹部が設けられており、切替凹部
は、高リフトカムのカムノーズ部を低リフトカムのカム
ノーズ部よりも突出させた状態に保持すべく前記ピンを
移動不能な状態に保持する第1凹部と、高リフトカムを
カムシャフトの径方向へ移動可能な状態にして高リフト
カムを非作動状態にすべく前記ピンをカムシャフトの径
方向へ移動可能にする第2凹部とを備えている。前記ピ
ンはスプリングによってカムシャフトの径方向外方に付
勢されており、したがって、高リフトカムは常にそのカ
ムノーズ部を低リフトカムのカムノーズ部よりも突出さ
せる方向へ付勢されている。
【0004】この従来の動弁装置では、低リフトカム作
動状態にするときには、前記ピストンを移動せしめて前
記ピンを第2凹部に位置させることにより、高リフトカ
ムをカムシャフトの径方向へ移動可能にする。この状態
でカムシャフトを回転すると、高リフトカムはタペット
(バルブリフタ)に押動されてカムシャフトの径方向内
方へと押し込まれ、高リフトカムはただ単に空振り運動
(ロストモーション)をするだけで、実際にタペットを
押動するのは低リフトカムとなる。その結果、動弁(吸
気弁、排気弁)は低リフトカムのカムプロフィールに従
って開閉動作することとなる。
動状態にするときには、前記ピストンを移動せしめて前
記ピンを第2凹部に位置させることにより、高リフトカ
ムをカムシャフトの径方向へ移動可能にする。この状態
でカムシャフトを回転すると、高リフトカムはタペット
(バルブリフタ)に押動されてカムシャフトの径方向内
方へと押し込まれ、高リフトカムはただ単に空振り運動
(ロストモーション)をするだけで、実際にタペットを
押動するのは低リフトカムとなる。その結果、動弁(吸
気弁、排気弁)は低リフトカムのカムプロフィールに従
って開閉動作することとなる。
【0005】一方、高リフトカム作動状態にするときに
は、前記ピストンを移動せしめて前記ピンを第1凹部に
係合させ、前記ピンがカムシャフトの径方向内方へ移動
するのを規制することにより、高リフトカムはそのカム
ノーズ部を低リフトカムのカムノーズ部よりも突出させ
た状態に保持される。この状態でカムシャフトを回転す
ると、高リフトカムがタペットを押動するので、動弁は
高リフトカムのカムプロフィールに従って開閉動作する
ことになる。
は、前記ピストンを移動せしめて前記ピンを第1凹部に
係合させ、前記ピンがカムシャフトの径方向内方へ移動
するのを規制することにより、高リフトカムはそのカム
ノーズ部を低リフトカムのカムノーズ部よりも突出させ
た状態に保持される。この状態でカムシャフトを回転す
ると、高リフトカムがタペットを押動するので、動弁は
高リフトカムのカムプロフィールに従って開閉動作する
ことになる。
【0006】このように、高リフトカム作動状態では前
記ピンを第1凹部に係合して高リフトカムがカムシャフ
トの径方向内方へ移動するのを規制しているのである
が、前記ピンを第1凹部に対してスムーズに挿脱するた
めには、前記ピンと第1凹部の間に所定のクリアランス
が必要である。そして、このクリアランスを設けたこと
により、高リフトカム作動状態において高リフトカムは
そのクリアランス分だけカムシャフトの径方向へ移動可
能になる。このクリアランスの寸法管理は製造過程にお
いて行われてはいるものの、カムシャフト、ピン、ピス
トン、高リフトカムの寸法精度に依存し、若干のバラツ
キが生じるのは避けることができない。
記ピンを第1凹部に係合して高リフトカムがカムシャフ
トの径方向内方へ移動するのを規制しているのである
が、前記ピンを第1凹部に対してスムーズに挿脱するた
めには、前記ピンと第1凹部の間に所定のクリアランス
が必要である。そして、このクリアランスを設けたこと
により、高リフトカム作動状態において高リフトカムは
そのクリアランス分だけカムシャフトの径方向へ移動可
能になる。このクリアランスの寸法管理は製造過程にお
いて行われてはいるものの、カムシャフト、ピン、ピス
トン、高リフトカムの寸法精度に依存し、若干のバラツ
キが生じるのは避けることができない。
【0007】ところで、一般に、カムとタペットとの間
には、運転中の各部の熱膨張などによるバルブの突き上
げを防ぐために、所定寸法のバルブクリアランスを設け
ており、カムのベース円部をタペットに接触させないよ
うにしている。そして、バルブクリアランスがなくなっ
たところでタペットがカムによって滑らかに押されるよ
うに、カムには、バルブがリフトし始める直前に、緩い
勾配の緩衝部を設けている。また、バルブがバルブシー
トに衝突するのを防止するために、カムには、バルブが
閉じるところにも同じく緩衝部を設けている。
には、運転中の各部の熱膨張などによるバルブの突き上
げを防ぐために、所定寸法のバルブクリアランスを設け
ており、カムのベース円部をタペットに接触させないよ
うにしている。そして、バルブクリアランスがなくなっ
たところでタペットがカムによって滑らかに押されるよ
うに、カムには、バルブがリフトし始める直前に、緩い
勾配の緩衝部を設けている。また、バルブがバルブシー
トに衝突するのを防止するために、カムには、バルブが
閉じるところにも同じく緩衝部を設けている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前記リフト可変式の動
弁装置の場合も同様であり、低リフトカムと高リフトカ
ムのそれぞれに緩衝部を設けている。リフト可変式の動
弁装置では、高リフトカム作動時には、高リフトカムの
緩衝部において低リフトカムのカムプロフィールから高
リフトカムのカムプロフィールに切り替わらなければ、
高リフトカムに緩衝部を設けた意味がない。
弁装置の場合も同様であり、低リフトカムと高リフトカ
ムのそれぞれに緩衝部を設けている。リフト可変式の動
弁装置では、高リフトカム作動時には、高リフトカムの
緩衝部において低リフトカムのカムプロフィールから高
リフトカムのカムプロフィールに切り替わらなければ、
高リフトカムに緩衝部を設けた意味がない。
【0009】しかしながら、前述したように高リフトカ
ム作動状態においては高リフトカムが第1凹部とピンと
の間のクリアランス分だけカムシャフトの径方向へ移動
可能なため、前記クリアランスが大きい場合には高リフ
トカムのカムシャフト径方向への沈み込みが大きくなっ
て、図11に示すように、開弁時には高リフトカムの緩
衝部を過ぎたところで、低リフトカムのカムプロフィー
ルから高リフトカムのカムプロフィールに切り替わり、
一方、閉弁時には高リフトカムの緩衝部に入る前に高リ
フトカムのカムプロフィールから低リフトカムのカムプ
ロフィールに切り替わることがあった。
ム作動状態においては高リフトカムが第1凹部とピンと
の間のクリアランス分だけカムシャフトの径方向へ移動
可能なため、前記クリアランスが大きい場合には高リフ
トカムのカムシャフト径方向への沈み込みが大きくなっ
て、図11に示すように、開弁時には高リフトカムの緩
衝部を過ぎたところで、低リフトカムのカムプロフィー
ルから高リフトカムのカムプロフィールに切り替わり、
一方、閉弁時には高リフトカムの緩衝部に入る前に高リ
フトカムのカムプロフィールから低リフトカムのカムプ
ロフィールに切り替わることがあった。
【0010】このように、高リフトカムの緩衝部から外
れた位置で高リフトカムのカムプロフィールと低リフト
カムのカムプロフィールの切り替えが行われると、動弁
が異常運動したり異音が発生したりすることがある。
れた位置で高リフトカムのカムプロフィールと低リフト
カムのカムプロフィールの切り替えが行われると、動弁
が異常運動したり異音が発生したりすることがある。
【0011】また、前述従来のリフト可変式の動弁装置
においては、低リフトカム作動時には高リフトカムをロ
ストモーションさせているが、その際に高リフトカムが
カムシャフトに衝突して打音を発したり、前記ピンが前
記ピストンに衝突して打音を発したりすることがある。
においては、低リフトカム作動時には高リフトカムをロ
ストモーションさせているが、その際に高リフトカムが
カムシャフトに衝突して打音を発したり、前記ピンが前
記ピストンに衝突して打音を発したりすることがある。
【0012】本発明はこのような従来の技術の問題点に
鑑みてなされたものであり、本発明が解決しようとする
課題は、高リフトカムのカムシャフト径方向への移動に
起因して生じる打音や異音の発生を防止するとともに動
弁の異常運動を防止することにある。
鑑みてなされたものであり、本発明が解決しようとする
課題は、高リフトカムのカムシャフト径方向への移動に
起因して生じる打音や異音の発生を防止するとともに動
弁の異常運動を防止することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するために、以下の手段を採用した。 (1) 本発明は、内燃機関のカムシャフト上に、低リ
フトカムと高リフトカムをそれらのカムノーズ部の位相
を互いに略同じにして並設するとともに、前記高リフト
カムをカムシャフトの径方向に前記低リフトカムに対し
て移動可能に設け、内燃機関の運転状態に応じて前記高
リフトカムを作動状態あるいは非作動状態に切り替える
カム作動切替手段を設けて高リフトカム作動状態と低リ
フトカム作動状態を切り替え可能にし、カムの回転運動
を、内燃機関の燃焼室に連なるガス流路を開閉する動弁
の開閉運動として伝達する内燃機関の動弁装置におい
て、前記カム作動切替手段は、高リフトカムを作動状態
にしたときにおける高リフトカムのカムシャフト径方向
の遊びを支配するクリアランス寸法を調整する調整機構
を備えることを特徴とする。
するために、以下の手段を採用した。 (1) 本発明は、内燃機関のカムシャフト上に、低リ
フトカムと高リフトカムをそれらのカムノーズ部の位相
を互いに略同じにして並設するとともに、前記高リフト
カムをカムシャフトの径方向に前記低リフトカムに対し
て移動可能に設け、内燃機関の運転状態に応じて前記高
リフトカムを作動状態あるいは非作動状態に切り替える
カム作動切替手段を設けて高リフトカム作動状態と低リ
フトカム作動状態を切り替え可能にし、カムの回転運動
を、内燃機関の燃焼室に連なるガス流路を開閉する動弁
の開閉運動として伝達する内燃機関の動弁装置におい
て、前記カム作動切替手段は、高リフトカムを作動状態
にしたときにおける高リフトカムのカムシャフト径方向
の遊びを支配するクリアランス寸法を調整する調整機構
を備えることを特徴とする。
【0014】この内燃機関の動弁装置においては、調整
機構によって前記クリアランス寸法を調整することによ
り、高リフトカム作動状態のときの低リフトカムと高リ
フトカムのカムプロフィール切替ポイントを、高リフト
カムの緩衝部の範囲内に収めることができる。これによ
り動弁の異常運動や異音発生を防止することができる。
機構によって前記クリアランス寸法を調整することによ
り、高リフトカム作動状態のときの低リフトカムと高リ
フトカムのカムプロフィール切替ポイントを、高リフト
カムの緩衝部の範囲内に収めることができる。これによ
り動弁の異常運動や異音発生を防止することができる。
【0015】尚、本発明において、低リフトカムと高リ
フトカムのカムノーズ部の位相を互いに略同じにすると
いう意味は、両カムノーズ部の位相を完全一致させる場
合は勿論のこと、両カムノーズ部の位相を若干ずらして
並設する場合を含むことを意味する。
フトカムのカムノーズ部の位相を互いに略同じにすると
いう意味は、両カムノーズ部の位相を完全一致させる場
合は勿論のこと、両カムノーズ部の位相を若干ずらして
並設する場合を含むことを意味する。
【0016】前記(1)に記載の内燃機関の動弁装置に
おいて、前記カム作動切替手段は、前記カムシャフト内
を軸線方向へ移動可能なスライダと、前記カムシャフト
を挿通して前記スライダと高リフトカムの間に設けたピ
ンとを備え、前記調整機構は、前記ピンと前記高リフト
カムとの間に配置したシムから構成することができる。
おいて、前記カム作動切替手段は、前記カムシャフト内
を軸線方向へ移動可能なスライダと、前記カムシャフト
を挿通して前記スライダと高リフトカムの間に設けたピ
ンとを備え、前記調整機構は、前記ピンと前記高リフト
カムとの間に配置したシムから構成することができる。
【0017】前記(1)に記載の内燃機関の動弁装置に
おいて、前記カム作動切替手段は、高リフトカムを非作
動状態にしたときにおける高リフトカムのカムシャフト
径方向へのロストモーションを規制するロストモーショ
ン規制機構を備えることができる。このようにすると、
低リフトカム作動状態のときに高リフトカムのロストモ
ーションが規制されるので、高リフトカムのロストモー
ションに起因して生じる打音の発生を防止することがで
きる。
おいて、前記カム作動切替手段は、高リフトカムを非作
動状態にしたときにおける高リフトカムのカムシャフト
径方向へのロストモーションを規制するロストモーショ
ン規制機構を備えることができる。このようにすると、
低リフトカム作動状態のときに高リフトカムのロストモ
ーションが規制されるので、高リフトカムのロストモー
ションに起因して生じる打音の発生を防止することがで
きる。
【0018】(2) また、本発明は、内燃機関のカム
シャフト上に、低リフトカムと高リフトカムをそれらの
カムノーズ部の位相を互いに略同じにして並設するとと
もに、前記高リフトカムをカムシャフトの径方向に前記
低リフトカムに対して移動可能に設け、内燃機関の運転
状態に応じて前記高リフトカムを作動状態あるいは非作
動状態に切り替えるカム作動切替手段を設けて高リフト
カム作動状態と低リフトカム作動状態を切り替え可能に
し、カムの回転運動を、内燃機関の燃焼室に連なるガス
流路を開閉する動弁の開閉運動として伝達する内燃機関
の動弁装置において、前記カム作動切替手段は、高リフ
トカムを非作動状態にしたときにおける高リフトカムの
カムシャフト径方向へのロストモーションを規制するロ
ストモーション規制機構を備えることを特徴とする。
シャフト上に、低リフトカムと高リフトカムをそれらの
カムノーズ部の位相を互いに略同じにして並設するとと
もに、前記高リフトカムをカムシャフトの径方向に前記
低リフトカムに対して移動可能に設け、内燃機関の運転
状態に応じて前記高リフトカムを作動状態あるいは非作
動状態に切り替えるカム作動切替手段を設けて高リフト
カム作動状態と低リフトカム作動状態を切り替え可能に
し、カムの回転運動を、内燃機関の燃焼室に連なるガス
流路を開閉する動弁の開閉運動として伝達する内燃機関
の動弁装置において、前記カム作動切替手段は、高リフ
トカムを非作動状態にしたときにおける高リフトカムの
カムシャフト径方向へのロストモーションを規制するロ
ストモーション規制機構を備えることを特徴とする。
【0019】この内燃機関の動弁装置においては、低リ
フトカム作動状態のときに高リフトカムのロストモーシ
ョンを規制することができるので、高リフトカムのロス
トモーションに起因して生じる打音の発生を防止するこ
とができる。
フトカム作動状態のときに高リフトカムのロストモーシ
ョンを規制することができるので、高リフトカムのロス
トモーションに起因して生じる打音の発生を防止するこ
とができる。
【0020】前記(2)に記載の内燃機関の動弁装置に
おいて、前記カム作動切替手段は、前記カムシャフト内
を軸線方向へ移動可能なスライダと、前記カムシャフト
を挿通して前記スライダと高リフトカムの間に設けたピ
ンとを備え、前記ロストモーション規制機構は、前記高
リフトカムが非作動状態にあるときに前記スライダと前
記ピンとを互いに移動不能に係止する係合手段から構成
することができる。さらに具体的には、例えば、スライ
ダとピンのいずれか一方に設けた係止凸部と、残る他方
に設けた係止凹部によって係合手段を構成することがで
きる。
おいて、前記カム作動切替手段は、前記カムシャフト内
を軸線方向へ移動可能なスライダと、前記カムシャフト
を挿通して前記スライダと高リフトカムの間に設けたピ
ンとを備え、前記ロストモーション規制機構は、前記高
リフトカムが非作動状態にあるときに前記スライダと前
記ピンとを互いに移動不能に係止する係合手段から構成
することができる。さらに具体的には、例えば、スライ
ダとピンのいずれか一方に設けた係止凸部と、残る他方
に設けた係止凹部によって係合手段を構成することがで
きる。
【0021】本発明において、内燃機関としては、ガソ
リンエンジンやディーゼルエンジン等を例示することが
できる。また、本発明の動弁装置は、4サイクルエンジ
ンにも2サイクルエンジンにも適用可能である。
リンエンジンやディーゼルエンジン等を例示することが
できる。また、本発明の動弁装置は、4サイクルエンジ
ンにも2サイクルエンジンにも適用可能である。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る内燃機関の動
弁装置の実施の形態を図1から図9の図面に基いて説明
する。
弁装置の実施の形態を図1から図9の図面に基いて説明
する。
【0023】この実施の形態は、動弁装置を内燃機関と
しての4サイクルガソリンエンジンに適用した態様であ
る。図1はこのガソリンエンジンの概略構成図であり、
このエンジンでは、各気筒のシリンダ1にピストン2が
摺動可能に設けられ、シリンダ1とピストン2との間に
燃焼室3が形成され、燃焼室3に臨んで点火プラグ4が
設けられ、シリンダ1に設けられた吸気ポート5及び排
気ポート6がそれぞれ燃焼室3に開口し、吸気ポート5
を開閉する一対の吸気弁7と排気ポート6を開閉する一
対の排気弁8が設けられ、燃料噴射ノズル9が吸気ポー
ト5に燃料を噴射可能に設置されている。
しての4サイクルガソリンエンジンに適用した態様であ
る。図1はこのガソリンエンジンの概略構成図であり、
このエンジンでは、各気筒のシリンダ1にピストン2が
摺動可能に設けられ、シリンダ1とピストン2との間に
燃焼室3が形成され、燃焼室3に臨んで点火プラグ4が
設けられ、シリンダ1に設けられた吸気ポート5及び排
気ポート6がそれぞれ燃焼室3に開口し、吸気ポート5
を開閉する一対の吸気弁7と排気ポート6を開閉する一
対の排気弁8が設けられ、燃料噴射ノズル9が吸気ポー
ト5に燃料を噴射可能に設置されている。
【0024】この実施の形態における動弁装置10に
は、直接駆動式DOHCが採用されており、吸気カムシ
ャフト11には各気筒用の吸気側高低速切替カム機構1
2が設けられ、各気筒の一対の吸気弁7,7は当該気筒
用の吸気側高低速切替カム機構12によって開閉駆動さ
れる。また、排気カムシャフト13には各気筒用の排気
側高低速切替カム機構14が設けられ、各気筒の一対の
排気弁8,8は当該気筒用の排気側高低速切替カム機構
14によって開閉駆動される。
は、直接駆動式DOHCが採用されており、吸気カムシ
ャフト11には各気筒用の吸気側高低速切替カム機構1
2が設けられ、各気筒の一対の吸気弁7,7は当該気筒
用の吸気側高低速切替カム機構12によって開閉駆動さ
れる。また、排気カムシャフト13には各気筒用の排気
側高低速切替カム機構14が設けられ、各気筒の一対の
排気弁8,8は当該気筒用の排気側高低速切替カム機構
14によって開閉駆動される。
【0025】各気筒における一対の吸気弁7,7は一つ
のバルブリフタ20を介して当該気筒の吸気側高低速切
替カム機構12によってリフトされるようになってい
る。即ち、一対の吸気弁7,7のバルブステム7a,7
aの上端に連結された一つのバルブリフタ20と図示し
ないシリンダブロックのバネ受部との間に設けられたバ
ルブスプリング22によって、バルブリフタ20は吸気
側高低速切替カム機構12のカムに接近する方向に付勢
されており、これにより、吸気弁7,7は閉弁方向に付
勢されている。尚、各気筒における一対の排気弁8,8
についても同様であり、各気筒毎に一つのバルブリフタ
20を介して当該気筒の排気側高低速切替カム機構14
によってリフトされるようになっている。
のバルブリフタ20を介して当該気筒の吸気側高低速切
替カム機構12によってリフトされるようになってい
る。即ち、一対の吸気弁7,7のバルブステム7a,7
aの上端に連結された一つのバルブリフタ20と図示し
ないシリンダブロックのバネ受部との間に設けられたバ
ルブスプリング22によって、バルブリフタ20は吸気
側高低速切替カム機構12のカムに接近する方向に付勢
されており、これにより、吸気弁7,7は閉弁方向に付
勢されている。尚、各気筒における一対の排気弁8,8
についても同様であり、各気筒毎に一つのバルブリフタ
20を介して当該気筒の排気側高低速切替カム機構14
によってリフトされるようになっている。
【0026】以下、動弁装置10の吸気弁7の動弁系に
ついて説明し、排気弁8の動弁系については同様の構成
であるのでその説明を省略する。尚、以下の説明では、
単に高低速切替カム機構という場合は吸気側高低速カム
機構12のことをいう。
ついて説明し、排気弁8の動弁系については同様の構成
であるのでその説明を省略する。尚、以下の説明では、
単に高低速切替カム機構という場合は吸気側高低速カム
機構12のことをいう。
【0027】図2はある気筒用の高低速切替カム機構1
2の高リフトカム作動状態におけるの要部断面を示して
いる。吸気カムシャフト11は、高低速切替カム機構1
2が設けられて部分において、第1カムシャフト31と
第2カムシャフト32を備えている。第1カムシャフト
31は中空筒状をなし、その端部内側に第2カムシャフ
ト32の端部が相対回転不能且つ相対軸線方向移動不能
に嵌合している。この吸気カムシャフト11は図示しな
いクランクシャフトの1/2回転速度で調時駆動され
る。
2の高リフトカム作動状態におけるの要部断面を示して
いる。吸気カムシャフト11は、高低速切替カム機構1
2が設けられて部分において、第1カムシャフト31と
第2カムシャフト32を備えている。第1カムシャフト
31は中空筒状をなし、その端部内側に第2カムシャフ
ト32の端部が相対回転不能且つ相対軸線方向移動不能
に嵌合している。この吸気カムシャフト11は図示しな
いクランクシャフトの1/2回転速度で調時駆動され
る。
【0028】図2において、第1カムシャフト31の左
端部と第2カムシャフト32の途中部にはそれぞれ、吸
気弁7をリフトせしめるための低速回転用の低リフトカ
ム40,40が互いに対向して形成されており、これら
低リフトカム40,40の間に、第2カムシャフト32
を挿通する高速回転用の高リフトカム50が両低リフト
カム40,40に接触するように挟装されている。
端部と第2カムシャフト32の途中部にはそれぞれ、吸
気弁7をリフトせしめるための低速回転用の低リフトカ
ム40,40が互いに対向して形成されており、これら
低リフトカム40,40の間に、第2カムシャフト32
を挿通する高速回転用の高リフトカム50が両低リフト
カム40,40に接触するように挟装されている。
【0029】第2カムシャフト32の内部にはその回転
中心に沿ってシリンダ33が形成されており、シリンダ
33にはスライダとしてのピストン70が軸線方向へ摺
動可能に挿入されている。ピストン70は、シリンダ3
3の端部に固定した押さえ板34との間に挿入されたリ
ターンスプリング35によって、押さえ板34から離間
する方向(図2において右方向)へ付勢されている。
中心に沿ってシリンダ33が形成されており、シリンダ
33にはスライダとしてのピストン70が軸線方向へ摺
動可能に挿入されている。ピストン70は、シリンダ3
3の端部に固定した押さえ板34との間に挿入されたリ
ターンスプリング35によって、押さえ板34から離間
する方向(図2において右方向)へ付勢されている。
【0030】一方、図2において、ピストン70よりも
右側に位置するシリンダ33内は油圧室36になってい
て、図示しない油圧供給手段に接続されている。そし
て、油圧室36内の油圧が所定圧力より低いときにはピ
ストン70はリターンスプリング35の弾性によって油
圧室36に接近する方向へ移動せしめられ、前記油圧供
給手段によって油圧室36内の油圧を所定圧力以上にす
ると、ピストン70はリターンスプリング35の弾性に
抗して押さえ板34に接近する方向へ移動せしめられ
る。
右側に位置するシリンダ33内は油圧室36になってい
て、図示しない油圧供給手段に接続されている。そし
て、油圧室36内の油圧が所定圧力より低いときにはピ
ストン70はリターンスプリング35の弾性によって油
圧室36に接近する方向へ移動せしめられ、前記油圧供
給手段によって油圧室36内の油圧を所定圧力以上にす
ると、ピストン70はリターンスプリング35の弾性に
抗して押さえ板34に接近する方向へ移動せしめられ
る。
【0031】ピストン70には油圧室36側の外周面に
環状に溝が形成されており、この溝にシールリング71
が装着されている。また、ピストン70の外周面には、
シールリング71よりも押さえ板34に近い側に、軸線
方向に沿って細長い溝72が設けられている。溝72
は、シールリング71に近い側に形成された深さの浅い
浅溝72aと、シールリング71から遠い側に形成され
た深さの深い深溝72bと、深溝72bの底部からさら
に押さえ板34に接近する方向へ延びる係止凹部72c
とから構成されている。
環状に溝が形成されており、この溝にシールリング71
が装着されている。また、ピストン70の外周面には、
シールリング71よりも押さえ板34に近い側に、軸線
方向に沿って細長い溝72が設けられている。溝72
は、シールリング71に近い側に形成された深さの浅い
浅溝72aと、シールリング71から遠い側に形成され
た深さの深い深溝72bと、深溝72bの底部からさら
に押さえ板34に接近する方向へ延びる係止凹部72c
とから構成されている。
【0032】第1カムシャフト31の低リフトカム40
と第2カムシャフト32の低リフトカム40は同一形状
をなしている。図3に示すように、低リフトカム40の
外周面にはベース円部41とカムノーズ部42とが一連
に形成されており、カムノーズ部42におけるベース円
部41への接続部分は緩衝部43になっている。また、
高リフトカム50の外周面にもベース円部51とカムノ
ーズ部52が一連に形成されており、カムノーズ部52
におけるベース円部51への接続部分は緩衝部53にな
っている。ここで、低リフトカム40のベース円部41
の曲率半径と高リフトカム50のベース円部51の曲率
半径は同寸法に設定されている。
と第2カムシャフト32の低リフトカム40は同一形状
をなしている。図3に示すように、低リフトカム40の
外周面にはベース円部41とカムノーズ部42とが一連
に形成されており、カムノーズ部42におけるベース円
部41への接続部分は緩衝部43になっている。また、
高リフトカム50の外周面にもベース円部51とカムノ
ーズ部52が一連に形成されており、カムノーズ部52
におけるベース円部51への接続部分は緩衝部53にな
っている。ここで、低リフトカム40のベース円部41
の曲率半径と高リフトカム50のベース円部51の曲率
半径は同寸法に設定されている。
【0033】高リフトカム50のカムノーズ部52の頂
点と吸気カムシャフト11の回転中心とを結ぶ仮想中心
線C1と、低リフトカム40のカムノーズ部42の頂点
と吸気カムシャフト11の回転中心とを結ぶ仮想中心線
C2は同一平面上に配置されており、前記両仮想中心線
C1,C2は吸気カムシャフト11の回転中心回りの位相
を一致させている。
点と吸気カムシャフト11の回転中心とを結ぶ仮想中心
線C1と、低リフトカム40のカムノーズ部42の頂点
と吸気カムシャフト11の回転中心とを結ぶ仮想中心線
C2は同一平面上に配置されており、前記両仮想中心線
C1,C2は吸気カムシャフト11の回転中心回りの位相
を一致させている。
【0034】吸気カムシャフト11を挿通させる高リフ
トカム50の内周部形状は、前記仮想中心線C1に対し
線対称の略長円形をなし、前記仮想中心線C1を挟んだ
高リフトカム50の両内側面には仮想中心線C1に対し
平行をなす平面に形成されたガイド面54が形成されて
いる。また、高リフトカム50の内周部には、ガイド面
54,54間よりも幅の狭い平行部55がカムノーズ部
52側に延びており、さらに、平行部55のカムノーズ
部52側に平行部55よりも幅の広い溝56が形成され
ている。
トカム50の内周部形状は、前記仮想中心線C1に対し
線対称の略長円形をなし、前記仮想中心線C1を挟んだ
高リフトカム50の両内側面には仮想中心線C1に対し
平行をなす平面に形成されたガイド面54が形成されて
いる。また、高リフトカム50の内周部には、ガイド面
54,54間よりも幅の狭い平行部55がカムノーズ部
52側に延びており、さらに、平行部55のカムノーズ
部52側に平行部55よりも幅の広い溝56が形成され
ている。
【0035】第2カムシャフト32において高リフトカ
ム50を挿通する部分には、互いに平行をなす平面状の
ガイド面37が形成されており、この両ガイド面37を
高リフトカム50の両ガイド面54に摺接させて、第2
カムシャフト32は高リフトカム50を支持している。
そして、高リフトカム50は、低リフトカム40に対し
その仮想中心線C1に沿って吸気カムシャフト11の回
転中心と直交する径方向へ移動可能になっている。
ム50を挿通する部分には、互いに平行をなす平面状の
ガイド面37が形成されており、この両ガイド面37を
高リフトカム50の両ガイド面54に摺接させて、第2
カムシャフト32は高リフトカム50を支持している。
そして、高リフトカム50は、低リフトカム40に対し
その仮想中心線C1に沿って吸気カムシャフト11の回
転中心と直交する径方向へ移動可能になっている。
【0036】この高リフトカム50と前記ピストン70
との間には、第1カムシャフト31に設けられた貫通孔
38を貫通するピン60が収容されている。ピン60
は、ロッド部61と、ロッド部61の先端に形成された
ロッド部61よりも大径の天板部62を有し、ロッド部
61の基部をピストン70の溝72に挿入し、天板部6
2を高リフトカム50のカムノーズ部52側に延ばして
高リフトカム50の溝56に係合させている。そして、
ピン60は、天板部62と第2カムシャフト32との間
に設けたスプリング69によってピストン70から離間
する方向(カムシャフト11の径方向外方)へ付勢され
ている。また、ピン60のロッド部61の基部側外周面
には円弧状の溝63が形成されており、溝63よりも基
部側は係止凸部64になっている。このピン60は、ピ
ストン70の深溝72bに位置しているときに深溝72
b内においてカムシャフト11の径方向に移動可能にな
っている。また、ピン60の係止凸部64はピストン7
0の係止凹部72c内に侵入可能になっている。
との間には、第1カムシャフト31に設けられた貫通孔
38を貫通するピン60が収容されている。ピン60
は、ロッド部61と、ロッド部61の先端に形成された
ロッド部61よりも大径の天板部62を有し、ロッド部
61の基部をピストン70の溝72に挿入し、天板部6
2を高リフトカム50のカムノーズ部52側に延ばして
高リフトカム50の溝56に係合させている。そして、
ピン60は、天板部62と第2カムシャフト32との間
に設けたスプリング69によってピストン70から離間
する方向(カムシャフト11の径方向外方)へ付勢され
ている。また、ピン60のロッド部61の基部側外周面
には円弧状の溝63が形成されており、溝63よりも基
部側は係止凸部64になっている。このピン60は、ピ
ストン70の深溝72bに位置しているときに深溝72
b内においてカムシャフト11の径方向に移動可能にな
っている。また、ピン60の係止凸部64はピストン7
0の係止凹部72c内に侵入可能になっている。
【0037】高リフトカム50の溝56内において、ピ
ン60の天板部62と高リフトカム50のカムノーズ部
52先端側内面との間にはシム80が挟装されている。
このシム80は、ピン60のロッド部61の基端面とピ
ストン70の浅溝72aの底面との間に生じるクリアラ
ンスLを所定の許容範囲に収まるように調整するための
ものである。
ン60の天板部62と高リフトカム50のカムノーズ部
52先端側内面との間にはシム80が挟装されている。
このシム80は、ピン60のロッド部61の基端面とピ
ストン70の浅溝72aの底面との間に生じるクリアラ
ンスLを所定の許容範囲に収まるように調整するための
ものである。
【0038】前記クリアランスLの許容範囲は次のよう
に決定される。まず、最小クリアランスLminについて
は、ピン60がピストン70の深溝72bから浅溝72
aにスムーズに移動可能な範囲での最小寸法によって決
定する。最大クリアランスLmaxについては、バルブリ
フタ20に対する低リフトカム40から高リフトカム5
0へのカムプロフィール切替ポイントから決定する。以
下、これについて詳述する。
に決定される。まず、最小クリアランスLminについて
は、ピン60がピストン70の深溝72bから浅溝72
aにスムーズに移動可能な範囲での最小寸法によって決
定する。最大クリアランスLmaxについては、バルブリ
フタ20に対する低リフトカム40から高リフトカム5
0へのカムプロフィール切替ポイントから決定する。以
下、これについて詳述する。
【0039】図3(A)は高リフトカム作動状態におけ
る非リフト時を示し、図3(B)は高リフトカム作動状
態における最大リフト時を示している。高リフトカム作
動状態においては、ピン60のロッド部61の基部はピ
ストン70の浅溝72aに位置しており、ロッド部61
の基部が浅溝72aに突き当たることによりピン60の
カムシャフト11の径方向への移動が規制される。した
がって、高リフトカム50は前記クリアランスLの分だ
け径方向の遊びがあるだけで、高リフトカム50のカム
ノーズ部52を低リフトカム40のカムノーズ部42よ
りも突出させた状態を保持しながら高リフトカム50は
カムシャフト11によって回転駆動せしめられることに
なる。
る非リフト時を示し、図3(B)は高リフトカム作動状
態における最大リフト時を示している。高リフトカム作
動状態においては、ピン60のロッド部61の基部はピ
ストン70の浅溝72aに位置しており、ロッド部61
の基部が浅溝72aに突き当たることによりピン60の
カムシャフト11の径方向への移動が規制される。した
がって、高リフトカム50は前記クリアランスLの分だ
け径方向の遊びがあるだけで、高リフトカム50のカム
ノーズ部52を低リフトカム40のカムノーズ部42よ
りも突出させた状態を保持しながら高リフトカム50は
カムシャフト11によって回転駆動せしめられることに
なる。
【0040】ところで、図3(A)に示す非リフト時に
おいては、バルブリフタ20と低リフトカム40のベー
ス円部41との間にはバルブクリアランスがあり、両者
は非接触状態にある。この状態からカムシャフト11が
図3において右回転すると、初めに低リフトカム40の
緩衝部43がバルブリフタ20に接触し摺動する。さら
にカムシャフト11を右回転していくと、高リフトカム
50の緩衝部53がバルブリフタ20に接触し摺動する
が、クリアランスLがなくなるまでは高リフトカム50
はカムシャフト11の径方向内方へ引っ込んでいく。し
たがって、クリアランスLが零になるまではバルブリフ
タ20は低リフトカム40の緩衝部43によって実質的
に押動されることになり、高リフトカム50はただ単に
バルブリフタ20に接触しているだけであって何ら仕事
をしない。そして、クリアランスLが零になった時点か
ら高リフトカム50がバルブリフタ20を押動するよう
になる。
おいては、バルブリフタ20と低リフトカム40のベー
ス円部41との間にはバルブクリアランスがあり、両者
は非接触状態にある。この状態からカムシャフト11が
図3において右回転すると、初めに低リフトカム40の
緩衝部43がバルブリフタ20に接触し摺動する。さら
にカムシャフト11を右回転していくと、高リフトカム
50の緩衝部53がバルブリフタ20に接触し摺動する
が、クリアランスLがなくなるまでは高リフトカム50
はカムシャフト11の径方向内方へ引っ込んでいく。し
たがって、クリアランスLが零になるまではバルブリフ
タ20は低リフトカム40の緩衝部43によって実質的
に押動されることになり、高リフトカム50はただ単に
バルブリフタ20に接触しているだけであって何ら仕事
をしない。そして、クリアランスLが零になった時点か
ら高リフトカム50がバルブリフタ20を押動するよう
になる。
【0041】このようにクリアランスLが零になり高リ
フトカム50がバルブリフタ20を押動し始めるポイン
トが、低リフトカム40から高リフトカム50へのカム
プロフィール切替ポイントとなる。このカムプロフィー
ル切替ポイントが高リフトカム50の緩衝部53を通り
過ぎてしまっては高リフトカム50に緩衝部53を設け
た意味がなくなり、その結果、吸気弁7が異常運動を起
こしたり、異音が発生する。したがって、吸気弁7の異
常運動や異音発生を防止するためには、低リフトカム4
0から高リフトカム50へのカムプロフィール切替ポイ
ントを、図5に示すように、高リフトカム50の緩衝部
53の範囲に収める必要がある。吸気弁7を閉弁する場
合も同様な考えから、高リフトカム50から低リフトカ
ム40へのカムプロフィール切替ポイントを高リフトカ
ム50の緩衝部53の範囲に納める必要がある。尚、図
5において右半分は開弁側を示し、左半分は閉弁側を示
している。このことから、最大クリアランスLmaxは、
高リフトカム50の緩衝部53の終点が前記カムプロフ
ィール切替ポイントになるときのクリアランスLの大き
さとする。このように、クリアランスLが最小クリアラ
ンスLminから最大クリアランスLmaxの範囲に収まるよ
うに、シム80の厚さを調整する。
フトカム50がバルブリフタ20を押動し始めるポイン
トが、低リフトカム40から高リフトカム50へのカム
プロフィール切替ポイントとなる。このカムプロフィー
ル切替ポイントが高リフトカム50の緩衝部53を通り
過ぎてしまっては高リフトカム50に緩衝部53を設け
た意味がなくなり、その結果、吸気弁7が異常運動を起
こしたり、異音が発生する。したがって、吸気弁7の異
常運動や異音発生を防止するためには、低リフトカム4
0から高リフトカム50へのカムプロフィール切替ポイ
ントを、図5に示すように、高リフトカム50の緩衝部
53の範囲に収める必要がある。吸気弁7を閉弁する場
合も同様な考えから、高リフトカム50から低リフトカ
ム40へのカムプロフィール切替ポイントを高リフトカ
ム50の緩衝部53の範囲に納める必要がある。尚、図
5において右半分は開弁側を示し、左半分は閉弁側を示
している。このことから、最大クリアランスLmaxは、
高リフトカム50の緩衝部53の終点が前記カムプロフ
ィール切替ポイントになるときのクリアランスLの大き
さとする。このように、クリアランスLが最小クリアラ
ンスLminから最大クリアランスLmaxの範囲に収まるよ
うに、シム80の厚さを調整する。
【0042】次に、低リフトカム作動状態について図6
及び図7を参照して説明する。低リフトカム作動状態で
は、油圧室36内の油圧が所定圧力以下にされるため、
ピストン70がリターンスプリング35の弾性により押
さえ板34から離間する方向に押動されており、ピン6
0はスプリング69の弾性に抗して押し下げられ、さら
にピン60の係止凸部64が溝72の係止凹部72c内
に侵入した状態になっている。
及び図7を参照して説明する。低リフトカム作動状態で
は、油圧室36内の油圧が所定圧力以下にされるため、
ピストン70がリターンスプリング35の弾性により押
さえ板34から離間する方向に押動されており、ピン6
0はスプリング69の弾性に抗して押し下げられ、さら
にピン60の係止凸部64が溝72の係止凹部72c内
に侵入した状態になっている。
【0043】この係止凸部64と係止凹部72cの係合
により、ピン60はカムシャフト11の径方向への移動
が不可能であり、しかも、ピン60の天板部62とシム
80が高リフトカム50の溝56に係合していてピン6
0と高リフトカム50が一体となっているので、低リフ
トカム作動状態における高リフトカム50のロストモー
ションを阻止することができる。つまり、図7に示すよ
うに、低リフトカム作動状態においては、リフト時、非
リフト時にかかわらず、高リフトカム50のカムノーズ
部52の先端と低リフトカム40のカムノーズ部42の
先端とをほぼ一致させた状態に保持しながら、低リフト
カム40と高リフトカム50はカムシャフト11に回転
駆動せしめられることになり、バルブリフタ20は低リ
フトカム40によって押動されることになる。
により、ピン60はカムシャフト11の径方向への移動
が不可能であり、しかも、ピン60の天板部62とシム
80が高リフトカム50の溝56に係合していてピン6
0と高リフトカム50が一体となっているので、低リフ
トカム作動状態における高リフトカム50のロストモー
ションを阻止することができる。つまり、図7に示すよ
うに、低リフトカム作動状態においては、リフト時、非
リフト時にかかわらず、高リフトカム50のカムノーズ
部52の先端と低リフトカム40のカムノーズ部42の
先端とをほぼ一致させた状態に保持しながら、低リフト
カム40と高リフトカム50はカムシャフト11に回転
駆動せしめられることになり、バルブリフタ20は低リ
フトカム40によって押動されることになる。
【0044】その結果、低リフトカム作動状態において
高リフトカム50がカムシャフト11に衝突したり、ピ
ン60がピストン70に衝突したりすることがなくな
り、これらの際に生じる虞れのある打音の発生を防止す
ることができる。
高リフトカム50がカムシャフト11に衝突したり、ピ
ン60がピストン70に衝突したりすることがなくな
り、これらの際に生じる虞れのある打音の発生を防止す
ることができる。
【0045】図8は、高リフトカム作動状態から低リフ
トカム作動状態への切り替え途中を示している。これに
ついて説明すると、図3に示す高リフトカム作動状態か
ら低リフトカム作動状態に切り替えるために油圧室36
内の油圧を所定圧力以下に下げると、ピストン70がリ
ターンスプリング35の弾性によって押さえ板34から
離間する方向へ押し出され、ピン60の係止凸部64が
ピストン70の深溝72bの壁面に突き当たったところ
でピストン70の軸線方向移動が一旦停止する。図8は
この状態を示している。そして、この状態でカムシャフ
ト11が回転すると、高リフトカム50の外周面がバル
ブリフタ20を摺動し、その際に高リフトカム50はカ
ムシャフト11の径方向内方へと押し込まれる。そし
て、係止凸部64がピストン70の係止凹部72cに侵
入可能な位置までピン60が押し込まれると、再びピス
トン70はリターンスプリング35の弾性によって押さ
え板34から離間する方向へ押し出され、その結果、ピ
ン60の係止凸部64がピストン70の係止凹部72c
に侵入して、図6に示すように低リフトカム作動状態に
なる。
トカム作動状態への切り替え途中を示している。これに
ついて説明すると、図3に示す高リフトカム作動状態か
ら低リフトカム作動状態に切り替えるために油圧室36
内の油圧を所定圧力以下に下げると、ピストン70がリ
ターンスプリング35の弾性によって押さえ板34から
離間する方向へ押し出され、ピン60の係止凸部64が
ピストン70の深溝72bの壁面に突き当たったところ
でピストン70の軸線方向移動が一旦停止する。図8は
この状態を示している。そして、この状態でカムシャフ
ト11が回転すると、高リフトカム50の外周面がバル
ブリフタ20を摺動し、その際に高リフトカム50はカ
ムシャフト11の径方向内方へと押し込まれる。そし
て、係止凸部64がピストン70の係止凹部72cに侵
入可能な位置までピン60が押し込まれると、再びピス
トン70はリターンスプリング35の弾性によって押さ
え板34から離間する方向へ押し出され、その結果、ピ
ン60の係止凸部64がピストン70の係止凹部72c
に侵入して、図6に示すように低リフトカム作動状態に
なる。
【0046】また、低リフトカム作動状態から高リフト
カム作動状態に切り替える場合にはこれと逆の動きにな
る。すなわち、図6に示す低リフトカム作動状態におい
て油圧室36の油圧を所定圧力以上に上げると、ピスト
ン70が油圧によって押さえ板34に接近する方向へ押
し出され、ピン60のロッド部61の基部がピストン7
0の深溝72bの壁面に突き当たったところでピストン
70の軸線方向移動が一旦停止し、スプリング69の弾
性によってピン60はカムシャフト11の径方向外方へ
と押し出される。そして、図8に示すように、高リフト
カム50の最大リフト状態でピン60の径方向移動は停
止する。その後、油圧室36の油圧によりピストン70
は再び押さえ板34に接近する方向へ押し出され、ピン
60のロッド部61の基部がピストン70の浅溝72a
に侵入して、図2に示すように高リフトカム作動状態に
なる。
カム作動状態に切り替える場合にはこれと逆の動きにな
る。すなわち、図6に示す低リフトカム作動状態におい
て油圧室36の油圧を所定圧力以上に上げると、ピスト
ン70が油圧によって押さえ板34に接近する方向へ押
し出され、ピン60のロッド部61の基部がピストン7
0の深溝72bの壁面に突き当たったところでピストン
70の軸線方向移動が一旦停止し、スプリング69の弾
性によってピン60はカムシャフト11の径方向外方へ
と押し出される。そして、図8に示すように、高リフト
カム50の最大リフト状態でピン60の径方向移動は停
止する。その後、油圧室36の油圧によりピストン70
は再び押さえ板34に接近する方向へ押し出され、ピン
60のロッド部61の基部がピストン70の浅溝72a
に侵入して、図2に示すように高リフトカム作動状態に
なる。
【0047】このように、この実施の形態の動弁装置に
おいては、シム80の厚さ調整によって、高リフトカム
作動状態におけるピン60とピストン70との間に生じ
るクリアランスLの寸法を所定の許容範囲内に収めるこ
とができるので、最小クリアランスLminを確実に確保
することができることにより、低リフトカム作動状態か
ら高リフトカム作動状態への切り替え不良を防止するこ
とができ、また、最大クリアランスLmax以下に抑える
られることにより動弁(吸気弁7及び排気弁8)の異常
運動や異音発生を防止することができる。また、低リフ
トカム作動状態における高リフトカム50のロストモー
ションを阻止していることにより、このロストモーショ
ンに起因する打音の発生を防止することができる。
おいては、シム80の厚さ調整によって、高リフトカム
作動状態におけるピン60とピストン70との間に生じ
るクリアランスLの寸法を所定の許容範囲内に収めるこ
とができるので、最小クリアランスLminを確実に確保
することができることにより、低リフトカム作動状態か
ら高リフトカム作動状態への切り替え不良を防止するこ
とができ、また、最大クリアランスLmax以下に抑える
られることにより動弁(吸気弁7及び排気弁8)の異常
運動や異音発生を防止することができる。また、低リフ
トカム作動状態における高リフトカム50のロストモー
ションを阻止していることにより、このロストモーショ
ンに起因する打音の発生を防止することができる。
【0048】尚、この実施の形態においては、ピン60
とピストン70はカム作動切替手段を構成し、ピン60
の係止凸部64とピストン70の係止凹部72cはロス
トモーション規制機構を構成する。また、シム80は、
高リフトカム50を作動状態にしたときにおける高リフ
トカム50のカムシャフト11の径方向の遊びを支配す
るクリアランスLの寸法を調整する調整機構を構成す
る。
とピストン70はカム作動切替手段を構成し、ピン60
の係止凸部64とピストン70の係止凹部72cはロス
トモーション規制機構を構成する。また、シム80は、
高リフトカム50を作動状態にしたときにおける高リフ
トカム50のカムシャフト11の径方向の遊びを支配す
るクリアランスLの寸法を調整する調整機構を構成す
る。
【0049】〔他の実施の形態〕図9は、本発明に係る
内燃機関の動弁装置のロストモーション規制機構の他の
実施の形態を示すものであり、ピストン60の外周面に
ノックピン65を嵌着し、このノックピン65を前述の
実施の形態における係止凸部64の代わりとし、一方、
ピストン70の深溝72bの壁面に、低リフトカム作動
状態においてノックピン65が侵入可能な係合孔72d
を設ける。この実施の形態ではノックピン65と係合孔
72dが高リフトカム50のロストモーション規制機構
を構成する。尚、この場合には、ノックピン65が係合
孔72d内に侵入していない状態において、深溝72b
内でピン60がノックピン65とともにカムシャフト1
1の径方向へ移動可能なように、深溝72bの大きさを
設定する。
内燃機関の動弁装置のロストモーション規制機構の他の
実施の形態を示すものであり、ピストン60の外周面に
ノックピン65を嵌着し、このノックピン65を前述の
実施の形態における係止凸部64の代わりとし、一方、
ピストン70の深溝72bの壁面に、低リフトカム作動
状態においてノックピン65が侵入可能な係合孔72d
を設ける。この実施の形態ではノックピン65と係合孔
72dが高リフトカム50のロストモーション規制機構
を構成する。尚、この場合には、ノックピン65が係合
孔72d内に侵入していない状態において、深溝72b
内でピン60がノックピン65とともにカムシャフト1
1の径方向へ移動可能なように、深溝72bの大きさを
設定する。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
低リフトカム作動状態と高リフトカム作動状態とを切り
替え可能な動弁装置において、高リフトカムを作動状態
にしたときにおける高リフトカムのカムシャフト径方向
の遊びを支配するクリアランス寸法を調整する調整機構
を備えることにより、高リフトカム作動状態における動
弁の異常運動や異音発生を防止することができるという
優れた効果が奏される。
低リフトカム作動状態と高リフトカム作動状態とを切り
替え可能な動弁装置において、高リフトカムを作動状態
にしたときにおける高リフトカムのカムシャフト径方向
の遊びを支配するクリアランス寸法を調整する調整機構
を備えることにより、高リフトカム作動状態における動
弁の異常運動や異音発生を防止することができるという
優れた効果が奏される。
【0051】また、本発明によれば、低リフトカム作動
状態と高リフトカム作動状態とを切り替え可能な動弁装
置において、高リフトカムを非作動状態にしたときにお
ける高リフトカムのカムシャフト径方向へのロストモー
ションを規制するロストモーション規制機構を備えるこ
とにより、低リフトカム作動状態において高リフトカム
のロストモーションが規制されるので、ロストモーショ
ンに起因する打音の発生を防止することができるという
優れた効果が奏される。
状態と高リフトカム作動状態とを切り替え可能な動弁装
置において、高リフトカムを非作動状態にしたときにお
ける高リフトカムのカムシャフト径方向へのロストモー
ションを規制するロストモーション規制機構を備えるこ
とにより、低リフトカム作動状態において高リフトカム
のロストモーションが規制されるので、ロストモーショ
ンに起因する打音の発生を防止することができるという
優れた効果が奏される。
【図1】 本発明に係る動弁装置を装備したガソリンエ
ンジンの概略構成図である。
ンジンの概略構成図である。
【図2】 本発明に係る動弁装置の第1の実施の形態に
おけるカム機構の要部の縦断面図であり、高リフトカム
作動状態を示す図である。
おけるカム機構の要部の縦断面図であり、高リフトカム
作動状態を示す図である。
【図3】 前記第1の実施の形態における高リフトカム
作動状態のカムの縦断面図であり、(A)は非リフト時
を示す図、(B)は最大リフト時を示す図である。
作動状態のカムの縦断面図であり、(A)は非リフト時
を示す図、(B)は最大リフト時を示す図である。
【図4】 前記第1の実施の形態におけるピストンの平
面図である。
面図である。
【図5】 前記第1の実施の形態において高リフトカム
作動状態のカムプロフィール切替ポイントを説明する図
である。
作動状態のカムプロフィール切替ポイントを説明する図
である。
【図6】 前記第1の実施の形態におけるカム機構の要
部の縦断面図であり、低リフトカム作動状態を示す図で
ある。
部の縦断面図であり、低リフトカム作動状態を示す図で
ある。
【図7】 前記第1の実施の形態における低リフトカム
作動状態のカムの縦断面図であり、(A)は非リフト時
を示す図、(B)は最大リフト時を示す図である。
作動状態のカムの縦断面図であり、(A)は非リフト時
を示す図、(B)は最大リフト時を示す図である。
【図8】 前記第1の実施の形態におけるカム機構の要
部の縦断面図であり、高リフトカム作動状態から低リフ
トカム作動状態への切替途中を示す図である。
部の縦断面図であり、高リフトカム作動状態から低リフ
トカム作動状態への切替途中を示す図である。
【図9】 本発明に係る内燃機関の動弁装置において、
ロストモーション規制機構の他の実施の形態の断面図で
ある。
ロストモーション規制機構の他の実施の形態の断面図で
ある。
【図10】 リフト可変式の動弁装置を備えたエンジン
のトルク特性とカム作動領域の関係を示す図の一例であ
る。
のトルク特性とカム作動領域の関係を示す図の一例であ
る。
【図11】 従来のリフト可変式の動弁装置における高
リフトカム作動状態でのカムプロフィール切替ポイント
を説明する図である。
リフトカム作動状態でのカムプロフィール切替ポイント
を説明する図である。
1 シリンダ 5 吸気ポート(ガス流路) 6 排気ポート(ガス流路) 7 吸気弁(動弁) 8 排気弁(動弁) 10 動弁装置 11 吸気カムシャフト(カムシャフト) 35 リターンスプリング 36 油圧室 40 低リフトカム 41 低リフトカムのベース円部 42 低リフトカムのカムノーズ部 43 低リフトカムの緩衝部 50 高リフトカム 51 高リフトカムのベース円部 52 高リフトカムのカムノーズ部 53 高リフトカムの緩衝部 56 溝 60 ピン(カム作動切替手段) 61 ロッド部 62 天板部 63 溝 64 係止凸部(ロストモーション規制機構) 65 ノックピン(ロストモーション規制機構) 69 スプリング 70 ピストン(スライダ、カム作動切替手段) 72 溝 72a 浅溝 72b 深溝 72c 係止凹部(ロストモーション規制機構) 72d 係合孔(ロストモーション規制機構) 80 シム(調整機構)
Claims (5)
- 【請求項1】 内燃機関のカムシャフト上に、低リフト
カムと高リフトカムをそれらのカムノーズ部の位相を互
いに略同じにして並設するとともに、前記高リフトカム
をカムシャフトの径方向に前記低リフトカムに対して移
動可能に設け、内燃機関の運転状態に応じて前記高リフ
トカムを作動状態あるいは非作動状態に切り替えるカム
作動切替手段を設けて高リフトカム作動状態と低リフト
カム作動状態を切り替え可能にし、カムの回転運動を、
内燃機関の燃焼室に連なるガス流路を開閉する動弁の開
閉運動として伝達する内燃機関の動弁装置において、前
記カム作動切替手段は、高リフトカムを作動状態にした
ときにおける高リフトカムのカムシャフト径方向の遊び
を支配するクリアランス寸法を調整する調整機構を備え
ることを特徴とする内燃機関の動弁装置。 - 【請求項2】 前記カム作動切替手段は、前記カムシャ
フト内を軸線方向へ移動可能なスライダと、前記カムシ
ャフトを挿通して前記スライダと高リフトカムの間に設
けたピンとを備え、前記調整機構は、前記ピンと前記高
リフトカムとの間に配置したシムからなることを特徴と
する請求項1に記載の内燃機関の動弁装置。 - 【請求項3】前記カム作動切替手段は、高リフトカムを
非作動状態にしたときにおける高リフトカムのカムシャ
フト径方向へのロストモーションを規制するロストモー
ション規制機構を備えることを特徴とする請求項1また
は2に記載の内燃機関の動弁装置。 - 【請求項4】 内燃機関のカムシャフト上に、低リフト
カムと高リフトカムをそれらのカムノーズ部の位相を互
いに略同じにして並設するとともに、前記高リフトカム
をカムシャフトの径方向に前記低リフトカムに対して移
動可能に設け、内燃機関の運転状態に応じて前記高リフ
トカムを作動状態あるいは非作動状態に切り替えるカム
作動切替手段を設けて高リフトカム作動状態と低リフト
カム作動状態を切り替え可能にし、カムの回転運動を、
内燃機関の燃焼室に連なるガス流路を開閉する動弁の開
閉運動として伝達する内燃機関の動弁装置において、 前記カム作動切替手段は、高リフトカムを非作動状態に
したときにおける高リフトカムのカムシャフト径方向へ
のロストモーションを規制するロストモーション規制機
構を備えることを特徴とする内燃機関の動弁装置。 - 【請求項5】 前記カム作動切替手段は、前記カムシャ
フト内を軸線方向へ移動可能なスライダと、前記カムシ
ャフトを挿通して前記スライダと高リフトカムの間に設
けたピンとを備え、前記ロストモーション規制機構は、
前記高リフトカムが非作動状態にあるときに前記スライ
ダと前記ピンとを互いに移動不能に係止する係合手段か
らなることを特徴とする請求項4に記載の内燃機関の動
弁装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11156216A JP2000345819A (ja) | 1999-06-03 | 1999-06-03 | 内燃機関の動弁装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11156216A JP2000345819A (ja) | 1999-06-03 | 1999-06-03 | 内燃機関の動弁装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000345819A true JP2000345819A (ja) | 2000-12-12 |
Family
ID=15622906
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11156216A Pending JP2000345819A (ja) | 1999-06-03 | 1999-06-03 | 内燃機関の動弁装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000345819A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011069376A (ja) * | 2011-01-14 | 2011-04-07 | Mitsubishi Motors Corp | 内燃機関の可変動弁装置 |
| JP2011069377A (ja) * | 2011-01-14 | 2011-04-07 | Mitsubishi Motors Corp | 内燃機関の可変動弁装置 |
| KR101305829B1 (ko) * | 2007-11-20 | 2013-09-06 | 현대자동차주식회사 | 가변 캠 장치 |
-
1999
- 1999-06-03 JP JP11156216A patent/JP2000345819A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101305829B1 (ko) * | 2007-11-20 | 2013-09-06 | 현대자동차주식회사 | 가변 캠 장치 |
| JP2011069376A (ja) * | 2011-01-14 | 2011-04-07 | Mitsubishi Motors Corp | 内燃機関の可変動弁装置 |
| JP2011069377A (ja) * | 2011-01-14 | 2011-04-07 | Mitsubishi Motors Corp | 内燃機関の可変動弁装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US7434556B2 (en) | Engine valve actuation system | |
| EP0420159B1 (en) | Variable valve timing rocker arm arrangement for internal combustion engine | |
| US11542841B2 (en) | Castellation mechanism with reverse reset | |
| JPH03258904A (ja) | エンジンの弁作動装置 | |
| JPH0258445B2 (ja) | ||
| US6520135B2 (en) | Apparatus for adjusting valve lift | |
| JP2000345819A (ja) | 内燃機関の動弁装置 | |
| JPH0629525B2 (ja) | 内燃機関の動弁機構 | |
| JP3287610B2 (ja) | 可変バルブタイミング・リフト機構 | |
| JP4201617B2 (ja) | 内燃機関 | |
| KR20000071212A (ko) | 밸브 작동기구 | |
| JPS62131907A (ja) | エンジンのバルブ駆動装置 | |
| JP4678164B2 (ja) | 4サイクルエンジン | |
| JP3700485B2 (ja) | 内燃機関のバルブ特性制御装置 | |
| JPS63117109A (ja) | 内燃機関の動弁機構 | |
| JP6314931B2 (ja) | エンジンの動弁装置 | |
| JPH0625609Y2 (ja) | 内燃機関の弁強制開閉装置 | |
| JPH0250284B2 (ja) | ||
| KR20010002311U (ko) | 엔진의 연속 가변 밸브 리프트 장치 | |
| JPH09228808A (ja) | 内燃エンジンの動弁装置 | |
| JPH0996206A (ja) | 内燃機関の動弁機構 | |
| JPH08158828A (ja) | エンジンの動弁装置 | |
| JPH0478807B2 (ja) | ||
| JP2517119Y2 (ja) | 内燃機関の動弁装置 | |
| JPH0242108A (ja) | 内燃機関用動弁装置 |