JP2000345940A - エンジンの燃料噴射装置 - Google Patents
エンジンの燃料噴射装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【解決手段】燃料噴射ノズル1のノズル先端部7に防熱
キャップ2を装着し、ノズル先端面8と防熱キャップ2
との間に空気室9を形成し、ノズル先端面8の燃料噴射
口10を防熱キャップ2の開口部5から露出させ、ノズ
ル先端面8に防熱キャップ2のシール部6を圧接させ
た、エンジンの燃料噴射装置において、ノズル先端面8
を、その先端方向に突出する球面状に形成した。 【効果】ノズル先端面8のうちのシール部6が圧接する
個所に、局部的な高温部となる角部が形成されないの
で、この個所の熱歪みが起こりにくい。このため、シー
ル部6の接当面積が適正に維持され、シール部6の封止
力を高く維持できる。これにより、燃焼ガスの空気室9
への侵入が抑制され、ノズル先端部7が熱損傷を起こし
にくい。
キャップ2を装着し、ノズル先端面8と防熱キャップ2
との間に空気室9を形成し、ノズル先端面8の燃料噴射
口10を防熱キャップ2の開口部5から露出させ、ノズ
ル先端面8に防熱キャップ2のシール部6を圧接させ
た、エンジンの燃料噴射装置において、ノズル先端面8
を、その先端方向に突出する球面状に形成した。 【効果】ノズル先端面8のうちのシール部6が圧接する
個所に、局部的な高温部となる角部が形成されないの
で、この個所の熱歪みが起こりにくい。このため、シー
ル部6の接当面積が適正に維持され、シール部6の封止
力を高く維持できる。これにより、燃焼ガスの空気室9
への侵入が抑制され、ノズル先端部7が熱損傷を起こし
にくい。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンの燃料噴
射装置に関する。
射装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンの燃料噴射装置の従来技術とし
て、図4に示すものがある。この従来技術の構成は、次
の通りである。燃料噴射ノズル101と防熱キャップ1
02とを備え、防熱キャップ102は、円筒形周壁10
3と、この円筒形周壁103の先端縁から内向きに導出
されたフランジ形先端壁104と、このフランジ形先端
壁104の中央部に位置する開口部105と、この開口
部105の周縁に位置するシール部106とを備え、
て、図4に示すものがある。この従来技術の構成は、次
の通りである。燃料噴射ノズル101と防熱キャップ1
02とを備え、防熱キャップ102は、円筒形周壁10
3と、この円筒形周壁103の先端縁から内向きに導出
されたフランジ形先端壁104と、このフランジ形先端
壁104の中央部に位置する開口部105と、この開口
部105の周縁に位置するシール部106とを備え、
【0003】燃料噴射ノズル101のノズル先端部10
7に防熱キャップ102を装着し、ノズル先端面108
と防熱キャップ102との間に空気室109を形成し、
ノズル先端面108の燃料噴射口110を防熱キャップ
102の開口部105から露出させ、ノズル先端面10
8に防熱キャップ102のシール部106を圧接させ
た、エンジンの燃料噴射装置であって、
7に防熱キャップ102を装着し、ノズル先端面108
と防熱キャップ102との間に空気室109を形成し、
ノズル先端面108の燃料噴射口110を防熱キャップ
102の開口部105から露出させ、ノズル先端面10
8に防熱キャップ102のシール部106を圧接させ
た、エンジンの燃料噴射装置であって、
【0004】ノズル先端面108を、その先端方向に突
出する錐台形に形成し、フランジ形先端壁104を平板
状に形成してある。
出する錐台形に形成し、フランジ形先端壁104を平板
状に形成してある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記各従来技術には、
次の問題点がある。 シール部106の封止力が低下する。 ノズル先端面108を錐台形に形成してあるので、ノズ
ル先端面108のうちのシール部106が圧接する個所
に、角部111が形成される。また、フランジ形先端壁
104を平板状に形成してあるので、フランジ形先端壁
104と円筒形周壁103との境界にも角部112が形
成される。各角部111・112は、燃焼熱を受ける
と、局部的な高温部となり、熱歪みを起こしやすい。シ
ール部106が接当する角部111が熱歪みを起こす
と、シール部106の接当面積が減少する。また、防熱
キャップ102の角部112が熱歪みを起こすと、シー
ル部106の圧接力が低下する。このため、各角部11
1・112の熱歪みにより、シール部106の封止力が
低下する。これにより、燃焼ガスが空気室109に侵入
し、ノズル先端部107が熱損傷を起こす。
次の問題点がある。 シール部106の封止力が低下する。 ノズル先端面108を錐台形に形成してあるので、ノズ
ル先端面108のうちのシール部106が圧接する個所
に、角部111が形成される。また、フランジ形先端壁
104を平板状に形成してあるので、フランジ形先端壁
104と円筒形周壁103との境界にも角部112が形
成される。各角部111・112は、燃焼熱を受ける
と、局部的な高温部となり、熱歪みを起こしやすい。シ
ール部106が接当する角部111が熱歪みを起こす
と、シール部106の接当面積が減少する。また、防熱
キャップ102の角部112が熱歪みを起こすと、シー
ル部106の圧接力が低下する。このため、各角部11
1・112の熱歪みにより、シール部106の封止力が
低下する。これにより、燃焼ガスが空気室109に侵入
し、ノズル先端部107が熱損傷を起こす。
【0006】燃料噴射口110付近にカーボン113
が膠着する。 シール部106が接当する角部111が局部的な高温部
になるので、燃料噴射口110付近にカーボン113が
膠着する。このため、燃料噴射が不具合になる。
が膠着する。 シール部106が接当する角部111が局部的な高温部
になるので、燃料噴射口110付近にカーボン113が
膠着する。このため、燃料噴射が不具合になる。
【0007】空気室109の断熱性が低い。 フランジ形先端壁104を平板状に形成してあるので、
空気室109の容積が小さく、その断熱性が低い。この
ため、ノズル先端部107に燃焼熱が伝わりやすく、ノ
ズル先端部107が熱損傷を起こしやすい。
空気室109の容積が小さく、その断熱性が低い。この
ため、ノズル先端部107に燃焼熱が伝わりやすく、ノ
ズル先端部107が熱損傷を起こしやすい。
【0008】本発明の課題は、上記問題点を解決できる
エンジンの燃料噴射装置を提供することにある。
エンジンの燃料噴射装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】(請求項1の発明)請求
項1の発明の構成は、次の通りである(図1参照)。燃
料噴射ノズル1と防熱キャップ2とを備え、防熱キャッ
プ2は、円筒形周壁3と、この円筒形周壁3の先端縁か
ら内向きに導出されたフランジ形先端壁4と、このフラ
ンジ形先端壁4の中央部に位置する開口部5と、この開
口部5の周縁に位置するシール部6とを備え、燃料噴射
ノズル1のノズル先端部7に防熱キャップ2を装着し、
ノズル先端面8と防熱キャップ2との間に空気室9を形
成し、ノズル先端面8の燃料噴射口10を防熱キャップ
2の開口部5から露出させ、ノズル先端面8に防熱キャ
ップ2のシール部6を圧接させた、エンジンの燃料噴射
装置において、ノズル先端面8を、その先端方向に突出
する球面状に形成したことを特徴とする。
項1の発明の構成は、次の通りである(図1参照)。燃
料噴射ノズル1と防熱キャップ2とを備え、防熱キャッ
プ2は、円筒形周壁3と、この円筒形周壁3の先端縁か
ら内向きに導出されたフランジ形先端壁4と、このフラ
ンジ形先端壁4の中央部に位置する開口部5と、この開
口部5の周縁に位置するシール部6とを備え、燃料噴射
ノズル1のノズル先端部7に防熱キャップ2を装着し、
ノズル先端面8と防熱キャップ2との間に空気室9を形
成し、ノズル先端面8の燃料噴射口10を防熱キャップ
2の開口部5から露出させ、ノズル先端面8に防熱キャ
ップ2のシール部6を圧接させた、エンジンの燃料噴射
装置において、ノズル先端面8を、その先端方向に突出
する球面状に形成したことを特徴とする。
【0010】(請求項2の発明)請求項2の発明の構成
は、次の通りである(図1参照)。請求項1の発明にお
いて、フランジ形先端壁4の断面形状を、シール部6よ
りも先方に突出する円弧状に形成したことを特徴とす
る。
は、次の通りである(図1参照)。請求項1の発明にお
いて、フランジ形先端壁4の断面形状を、シール部6よ
りも先方に突出する円弧状に形成したことを特徴とす
る。
【0011】(請求項3の発明)請求項3の発明の構成
は、次の通りである(図3参照)。請求項1の発明にお
いて、ノズル先端面8をその先端方向に突出する球面状
に形成したことに代えて、ノズル先端面8を、その先端
方向に突出する錐台形に形成し、フランジ形先端壁4の
断面形状を、シール部6よりも先方に突出する円弧状に
形成したことを特徴とする。
は、次の通りである(図3参照)。請求項1の発明にお
いて、ノズル先端面8をその先端方向に突出する球面状
に形成したことに代えて、ノズル先端面8を、その先端
方向に突出する錐台形に形成し、フランジ形先端壁4の
断面形状を、シール部6よりも先方に突出する円弧状に
形成したことを特徴とする。
【0012】
【発明の作用及び効果】(請求項1の発明)請求項1の
発明は、次の作用効果を奏する(図1参照)。 シール部6の封止力を高く維持できる。 ノズル先端面8を球面状に形成したので、次の利点があ
る。ノズル先端面8のうちのシール部6が圧接する個所
に、局部的な高温部となる角部が形成されないので、こ
の個所の熱歪みが起こりにくい。このため、シール部6
の接当面積が適正に維持され、シール部6の封止力を高
く維持できる。これにより、燃焼ガスの空気室9への侵
入が抑制され、ノズル先端部7が熱損傷を起こしにく
い。
発明は、次の作用効果を奏する(図1参照)。 シール部6の封止力を高く維持できる。 ノズル先端面8を球面状に形成したので、次の利点があ
る。ノズル先端面8のうちのシール部6が圧接する個所
に、局部的な高温部となる角部が形成されないので、こ
の個所の熱歪みが起こりにくい。このため、シール部6
の接当面積が適正に維持され、シール部6の封止力を高
く維持できる。これにより、燃焼ガスの空気室9への侵
入が抑制され、ノズル先端部7が熱損傷を起こしにく
い。
【0013】燃焼噴射口10付近でのカーボンの膠着
が起こりにくい。 ノズル先端面8を球面状に形成したので、次の利点があ
る。ノズル先端面8に、局部的な高温部となる角部が形
成されないので、燃料噴射口10付近でのカーボンの膠
着が起こりにくい。このため、適正な燃料噴射を維持で
きる。
が起こりにくい。 ノズル先端面8を球面状に形成したので、次の利点があ
る。ノズル先端面8に、局部的な高温部となる角部が形
成されないので、燃料噴射口10付近でのカーボンの膠
着が起こりにくい。このため、適正な燃料噴射を維持で
きる。
【0014】(請求項2の発明)請求項2の発明は、請
求項1の発明の作用効果に加え、次の作用効果を奏する
(図1参照)。 空気室9の断熱性が高い。 ノズル先端面8を球面状に形成し、フランジ形先端壁4
の断面形状をシール部6よりも先方に突出する円弧状に
形成したので、次の利点がある。空気室9の容積が大き
く、その断熱性が高い。このため、ノズル先端部7が熱
損傷を起こしにくい。
求項1の発明の作用効果に加え、次の作用効果を奏する
(図1参照)。 空気室9の断熱性が高い。 ノズル先端面8を球面状に形成し、フランジ形先端壁4
の断面形状をシール部6よりも先方に突出する円弧状に
形成したので、次の利点がある。空気室9の容積が大き
く、その断熱性が高い。このため、ノズル先端部7が熱
損傷を起こしにくい。
【0015】シール部6の封止力を高く維持できる。 フランジ形先端壁4の断面形状を円弧状としたので、次
の利点がある。フランジ形先端壁4と円筒形周壁3との
境界に、局部的な高温部となる角部が形成されにくいの
で、この境界部分に熱歪みが起こりにくい。このため、
シール部6の圧接力が高く維持され、シール部6の封止
力を高く維持できる。これにより、燃焼ガスの空気室9
への侵入が抑制され、ノズル先端部7が熱損傷を起こし
にくい。
の利点がある。フランジ形先端壁4と円筒形周壁3との
境界に、局部的な高温部となる角部が形成されにくいの
で、この境界部分に熱歪みが起こりにくい。このため、
シール部6の圧接力が高く維持され、シール部6の封止
力を高く維持できる。これにより、燃焼ガスの空気室9
への侵入が抑制され、ノズル先端部7が熱損傷を起こし
にくい。
【0016】(請求項3の発明)請求項3の発明は、次
の作用効果を奏する(図3参照)。 シール部6の封止力を高く維持できる。 フランジ形先端壁4の断面形状を円弧状としたので、次
の利点がある。フランジ形先端壁4と円筒形周壁3との
境界に、局部的な高温部となる角部が形成されにくいの
で、この境界部分に熱歪みが起こりにくい。このため、
シール部6の圧接力が高く維持され、シール部6の封止
力を高く維持できる。これにより、燃焼ガスの空気室9
への侵入が抑制され、ノズル先端部7が熱損傷を起こし
にくい。
の作用効果を奏する(図3参照)。 シール部6の封止力を高く維持できる。 フランジ形先端壁4の断面形状を円弧状としたので、次
の利点がある。フランジ形先端壁4と円筒形周壁3との
境界に、局部的な高温部となる角部が形成されにくいの
で、この境界部分に熱歪みが起こりにくい。このため、
シール部6の圧接力が高く維持され、シール部6の封止
力を高く維持できる。これにより、燃焼ガスの空気室9
への侵入が抑制され、ノズル先端部7が熱損傷を起こし
にくい。
【0017】空気室9の断熱性が高い。 ノズル先端面8を錐台形に形成するとともに、フランジ
形先端壁4の断面形状をシール部6よりも先方に突出す
る円弧状に形成したので、次の利点がある。空気室9の
容積が大きく、その断熱性が高い。このため、ノズル先
端部7が熱損傷を起こしにくい。
形先端壁4の断面形状をシール部6よりも先方に突出す
る円弧状に形成したので、次の利点がある。空気室9の
容積が大きく、その断熱性が高い。このため、ノズル先
端部7が熱損傷を起こしにくい。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。図1及び図2は、本発明の第1実施形態
を説明する図である。この第1実施形態では、副室式デ
ィーゼルエンジンが用いられている。
いて説明する。図1及び図2は、本発明の第1実施形態
を説明する図である。この第1実施形態では、副室式デ
ィーゼルエンジンが用いられている。
【0019】このエンジンの構成の概要は、次の通りで
ある(図2参照)。このエンジンは、シリンダ14と、
ピストン15と、シリンダヘッド16と、燃焼室17
と、燃料噴射装置とを備えている。燃焼室17は、主燃
焼室18と副燃焼室19とを備えている。主燃焼室18
はシリンダ14内に形成され、副燃焼室19はシリンダ
ヘッド16内に形成されている。副燃焼室19は、うず
室であり、シリンダヘッド16の空洞部20に噴口口金
21を圧入して構成されている。主燃焼室18と副燃焼
室19とは、噴口22で連通されている。
ある(図2参照)。このエンジンは、シリンダ14と、
ピストン15と、シリンダヘッド16と、燃焼室17
と、燃料噴射装置とを備えている。燃焼室17は、主燃
焼室18と副燃焼室19とを備えている。主燃焼室18
はシリンダ14内に形成され、副燃焼室19はシリンダ
ヘッド16内に形成されている。副燃焼室19は、うず
室であり、シリンダヘッド16の空洞部20に噴口口金
21を圧入して構成されている。主燃焼室18と副燃焼
室19とは、噴口22で連通されている。
【0020】燃料噴射装置の構成は、次の通りである
(図1参照)。燃料噴射装置は、燃料噴射ノズル1と防
熱キャップ2とを備えている。燃料噴射ノズル1は、ホ
ルダ23とノズル先端部7とを備えている。ホルダ23
は、円柱形で、その外周面にオネジ24を備えている。
ノズル先端部7は、ホルダ23よりも小径の円柱状で、
ノズル先端部7とホルダ23の段差部分には、ホルダ2
3の肩部25が形成されている。ノズル先端部7は、燃
料溜め26と燃料噴射口10とニードルバルブ27とを
備えている。燃料溜め26は、ノズル先端部7内の先端
中央部に配置されている。燃料噴射口10は、ノズル先
端面8の中央部に設けられている。ノズル先端面8は、
その先端方向に突出する球面状に形成されている。ニー
ドルバルブ27は、燃料溜め26と燃料噴射口10を貫
通し、燃料噴射口10を開閉する。
(図1参照)。燃料噴射装置は、燃料噴射ノズル1と防
熱キャップ2とを備えている。燃料噴射ノズル1は、ホ
ルダ23とノズル先端部7とを備えている。ホルダ23
は、円柱形で、その外周面にオネジ24を備えている。
ノズル先端部7は、ホルダ23よりも小径の円柱状で、
ノズル先端部7とホルダ23の段差部分には、ホルダ2
3の肩部25が形成されている。ノズル先端部7は、燃
料溜め26と燃料噴射口10とニードルバルブ27とを
備えている。燃料溜め26は、ノズル先端部7内の先端
中央部に配置されている。燃料噴射口10は、ノズル先
端面8の中央部に設けられている。ノズル先端面8は、
その先端方向に突出する球面状に形成されている。ニー
ドルバルブ27は、燃料溜め26と燃料噴射口10を貫
通し、燃料噴射口10を開閉する。
【0021】防熱キャップ2の構成は、次の通りであ
る。防熱キャップ2は、円筒形周壁3とフランジ形先端
壁4と開口部5とシール部6と抜け止めフランジ28と
を備えている。フランジ形先端壁4は、円筒形周壁3の
先端縁から内向きに導出され、その断面形状がシール部
6よりも先方に突出する円弧状に形成されている。開口
部5は、フランジ形先端壁4の中央部に配置されてい
る。シール部6は、開口部5の周縁に配置されている。
抜け止めフランジ28は、内筒形周壁3の基端縁から外
向きに導出されている。
る。防熱キャップ2は、円筒形周壁3とフランジ形先端
壁4と開口部5とシール部6と抜け止めフランジ28と
を備えている。フランジ形先端壁4は、円筒形周壁3の
先端縁から内向きに導出され、その断面形状がシール部
6よりも先方に突出する円弧状に形成されている。開口
部5は、フランジ形先端壁4の中央部に配置されてい
る。シール部6は、開口部5の周縁に配置されている。
抜け止めフランジ28は、内筒形周壁3の基端縁から外
向きに導出されている。
【0022】防熱キャップ2の装着構造は、次の通りで
ある。防熱キャップ2は、ノズル先端部7に装着されて
いる。防熱キャップ2の円筒形周壁3は、ノズル先端部
7の外周面に密着状に外嵌されている。ノズル先端面8
と防熱キャップ2との間には、空気室9が形成されてい
る。ノズル先端面8の燃料噴射口10は防熱キャップ2
の開口部5から露出している。ノズル先端面8には防熱
キャップ2のシール部6が圧接されている。
ある。防熱キャップ2は、ノズル先端部7に装着されて
いる。防熱キャップ2の円筒形周壁3は、ノズル先端部
7の外周面に密着状に外嵌されている。ノズル先端面8
と防熱キャップ2との間には、空気室9が形成されてい
る。ノズル先端面8の燃料噴射口10は防熱キャップ2
の開口部5から露出している。ノズル先端面8には防熱
キャップ2のシール部6が圧接されている。
【0023】ノズル組付孔29の構成は、次の通りであ
る。ノズル組付孔29は、シリンダヘッド16に形成さ
れている。ノズル組付孔29は、シリンダヘッド16の
外面から副燃焼室19の内面にわたり、シリンダヘッド
16を貫通している。ノズル組付孔29は、ホルダ挿通
孔30と先端挿通孔31とフランジ嵌入溝32とを備え
ている。ホルダ挿通孔30は、シリンダヘッド16の外
面から副燃焼室19の近傍にかけて形成され、その内周
面にメネジ33を備えている。先端挿通孔31は、ホル
ダ挿通孔30の先端から副燃焼室19の内面にかけて形
成されている。先端挿通孔31は、ホルダ挿通孔30よ
りも小径に形成され、ホルダ挿通孔30と先端挿通孔3
1の段差部分には、円環状の受け止め座34が形成され
ている。フランジ嵌入溝32は、受け止め座34の内周
縁に沿って形成されている。
る。ノズル組付孔29は、シリンダヘッド16に形成さ
れている。ノズル組付孔29は、シリンダヘッド16の
外面から副燃焼室19の内面にわたり、シリンダヘッド
16を貫通している。ノズル組付孔29は、ホルダ挿通
孔30と先端挿通孔31とフランジ嵌入溝32とを備え
ている。ホルダ挿通孔30は、シリンダヘッド16の外
面から副燃焼室19の近傍にかけて形成され、その内周
面にメネジ33を備えている。先端挿通孔31は、ホル
ダ挿通孔30の先端から副燃焼室19の内面にかけて形
成されている。先端挿通孔31は、ホルダ挿通孔30よ
りも小径に形成され、ホルダ挿通孔30と先端挿通孔3
1の段差部分には、円環状の受け止め座34が形成され
ている。フランジ嵌入溝32は、受け止め座34の内周
縁に沿って形成されている。
【0024】燃料噴射ノズル1の組付構造は、次の通り
である。ホルダ23は、ホルダ挿通孔30に嵌入され、
オネジ24とメネジ33とのネジ嵌合による締結力でシ
リンダヘッド16に固定されている。防熱キャップ2の
円筒形周壁3は、先端挿通孔31の周面に密着状に内嵌
されている。防熱キャップ2の抜け止めフランジ28
は、ノズル組付孔29内のフランジ嵌入溝32に内嵌さ
れている。抜け止めフランジ28と受け止め座34の双
方にわたり、円環状のガスケット35が載置され、この
ガスケット35にホルダ23の肩部25が接当してい
る。これにより、防熱キャップ2が先端挿通孔31内に
固定されるとともに、燃料噴射ノズル1が位置決めされ
る。
である。ホルダ23は、ホルダ挿通孔30に嵌入され、
オネジ24とメネジ33とのネジ嵌合による締結力でシ
リンダヘッド16に固定されている。防熱キャップ2の
円筒形周壁3は、先端挿通孔31の周面に密着状に内嵌
されている。防熱キャップ2の抜け止めフランジ28
は、ノズル組付孔29内のフランジ嵌入溝32に内嵌さ
れている。抜け止めフランジ28と受け止め座34の双
方にわたり、円環状のガスケット35が載置され、この
ガスケット35にホルダ23の肩部25が接当してい
る。これにより、防熱キャップ2が先端挿通孔31内に
固定されるとともに、燃料噴射ノズル1が位置決めされ
る。
【0025】燃料噴射装置の機能は、次の通りである。
燃料噴射ノズル1のニードルバルブ27を開閉すると、
燃料噴射口10から副燃焼室19内に燃料が断続的に噴
射される。副燃焼室19で発生した燃焼熱は、防熱キャ
ップ2と空気室9で遮られるため、ノズル先端部7には
伝わりにくい。このため、ノズル先端部7が熱損傷を起
こしにくい。また、ノズル先端面8が球面状に形成され
ているので、ノズル先端面8のうちのシール部6が圧接
する個所に、局部的な高温部となる角部が形成されず、
この個所の熱歪みが起こりにくい。このため、シール部
6の接当面積が適性に維持され、シール部6の封止力を
高く維持できる。また、ノズル先端面8に局部的な高温
部となる角部が形成されないので、燃料噴射口10付
近、特に燃料溜め26の内部にカーボンの膠着が起こり
にくい。
燃料噴射ノズル1のニードルバルブ27を開閉すると、
燃料噴射口10から副燃焼室19内に燃料が断続的に噴
射される。副燃焼室19で発生した燃焼熱は、防熱キャ
ップ2と空気室9で遮られるため、ノズル先端部7には
伝わりにくい。このため、ノズル先端部7が熱損傷を起
こしにくい。また、ノズル先端面8が球面状に形成され
ているので、ノズル先端面8のうちのシール部6が圧接
する個所に、局部的な高温部となる角部が形成されず、
この個所の熱歪みが起こりにくい。このため、シール部
6の接当面積が適性に維持され、シール部6の封止力を
高く維持できる。また、ノズル先端面8に局部的な高温
部となる角部が形成されないので、燃料噴射口10付
近、特に燃料溜め26の内部にカーボンの膠着が起こり
にくい。
【0026】また、ノズル先端面8を球面状とし、フラ
ンジ形先端壁4の断面形状を、シール部6よりも先方に
突出した円弧状としたので、空気室9の容積が大きくな
り、その断熱性が高い。また、フランジ形先端壁4と円
筒形周壁3との境界に、局部的な高温部となる角部が形
成されないので、この境界部分に熱歪みが起こりにく
い。このため、シール部6の圧接力が高く維持され、シ
ール部6の封止力を高く維持できる。
ンジ形先端壁4の断面形状を、シール部6よりも先方に
突出した円弧状としたので、空気室9の容積が大きくな
り、その断熱性が高い。また、フランジ形先端壁4と円
筒形周壁3との境界に、局部的な高温部となる角部が形
成されないので、この境界部分に熱歪みが起こりにく
い。このため、シール部6の圧接力が高く維持され、シ
ール部6の封止力を高く維持できる。
【0027】第2実施形態の構成は、次の通りである
(図3参照)。第2実施形態では、第1実施形態におい
て、ノズル先端面8が、その先端方向に突出する球面状
に形成されているのに対し、ノズル先端面8が、その先
端方向に突出する錐台形に形成されている点が異なり、
他の構成及び機能は、第1実施形態と同一である。ノズ
ル先端面3の形状は、局部的な高温部となる角部を周面
から無くすため、円錐台形状とするのが望ましい。図3
中、第1実施形態と同一の要素には、同一の符号を付し
ておく。
(図3参照)。第2実施形態では、第1実施形態におい
て、ノズル先端面8が、その先端方向に突出する球面状
に形成されているのに対し、ノズル先端面8が、その先
端方向に突出する錐台形に形成されている点が異なり、
他の構成及び機能は、第1実施形態と同一である。ノズ
ル先端面3の形状は、局部的な高温部となる角部を周面
から無くすため、円錐台形状とするのが望ましい。図3
中、第1実施形態と同一の要素には、同一の符号を付し
ておく。
【図1】本発明の第1実施形態で用いられる燃料噴射装
置とその組付構造を説明する図である。
置とその組付構造を説明する図である。
【図2】本発明の第1実施形態で用いられる燃料噴射装
置とその周辺構造を説明する図である。
置とその周辺構造を説明する図である。
【図3】本発明の第2実施形態で用いられる燃料噴射装
置とその組付構造を説明する図である。
置とその組付構造を説明する図である。
【図4】従来技術で用いられる燃料噴射装置とその組付
構造を説明する図である。
構造を説明する図である。
1…燃料噴射ノズル、2…防熱キャップ、3…筒状周
壁、4フランジ形先端壁、5…開口部、6…シール部、
7…ノズル先端部、8…ノズル先端面、9…空気室、1
0…燃料噴射口。
壁、4フランジ形先端壁、5…開口部、6…シール部、
7…ノズル先端部、8…ノズル先端面、9…空気室、1
0…燃料噴射口。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 節男 大阪府堺市築港新町3丁8番 株式会社ク ボタ堺臨海工場内 (72)発明者 萬羽 俊一 大阪府堺市築港新町3丁8番 株式会社ク ボタ堺臨海工場内 (72)発明者 内藤 慶太 大阪府堺市築港新町3丁8番 株式会社ク ボタ堺臨海工場内 (72)発明者 藤原 祐彦 大阪府堺市築港新町3丁8番 株式会社ク ボタ堺臨海工場内 Fターム(参考) 3G066 AA07 AB02 AD14 BA31 BA32 BA41 CC03 CC37 CD10 CD24
Claims (3)
- 【請求項1】 燃料噴射ノズル(1)と防熱キャップ(2)
とを備え、 防熱キャップ(2)は、円筒形周壁(3)と、この円筒形周
壁(3)の先端縁から内向きに導出されたフランジ形先端
壁(4)と、このフランジ形先端壁(4)の中央部に位置す
る開口部(5)と、この開口部(5)の周縁に位置するシー
ル部(6)とを備え、 燃料噴射ノズル(1)のノズル先端部(7)に防熱キャップ
(2)を装着し、ノズル先端面(8)と防熱キャップ(2)と
の間に空気室(9)を形成し、ノズル先端面(8)の燃料噴
射口(10)を防熱キャップ(2)の開口部(5)から露出さ
せ、ノズル先端面(8)に防熱キャップ(2)のシール部
(6)を圧接させた、エンジンの燃料噴射装置において、 ノズル先端面(8)を、その先端方向に突出する球面状に
形成した、ことを特徴とするエンジンの燃料噴射装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載したエンジンの燃料噴射
装置において、 フランジ形先端壁(4)の断面形状を、シール部(6)より
も先方に突出する円弧状に形成した、ことを特徴とする
エンジンの燃料噴射装置。 - 【請求項3】 請求項1に記載したエンジンの燃料噴射
装置において、 ノズル先端面(8)を、その先端方向に突出する球面状に
形成した、ことに代えて、 ノズル先端面(8)を、その先端方向に突出する錐台形に
形成し、 フランジ形先端壁(4)の断面形状を、シール部(6)より
も先方に突出する円弧状に形成した、ことを特徴とする
エンジンの燃料噴射装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11153198A JP2000345940A (ja) | 1999-06-01 | 1999-06-01 | エンジンの燃料噴射装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11153198A JP2000345940A (ja) | 1999-06-01 | 1999-06-01 | エンジンの燃料噴射装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000345940A true JP2000345940A (ja) | 2000-12-12 |
Family
ID=15557197
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11153198A Pending JP2000345940A (ja) | 1999-06-01 | 1999-06-01 | エンジンの燃料噴射装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000345940A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007205295A (ja) * | 2006-02-03 | 2007-08-16 | Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd | ガスエンジン用パイロット燃料噴射弁の冷却装置 |
| JP2022104099A (ja) * | 2020-12-28 | 2022-07-08 | 株式会社クボタ | ディーゼルエンジンとその製造方法 |
-
1999
- 1999-06-01 JP JP11153198A patent/JP2000345940A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007205295A (ja) * | 2006-02-03 | 2007-08-16 | Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd | ガスエンジン用パイロット燃料噴射弁の冷却装置 |
| JP2022104099A (ja) * | 2020-12-28 | 2022-07-08 | 株式会社クボタ | ディーゼルエンジンとその製造方法 |
| JP7397787B2 (ja) | 2020-12-28 | 2023-12-13 | 株式会社クボタ | ディーゼルエンジンとその製造方法 |
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